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信じること、本当の事~野ブタ第8話

「野ブタ。をプロデュース」第8話 いじめの正体

終盤になって、この展開とは。。。いろんな意味で何とも記事が書きにくい。。。

私は、このブログや他のブログで次のように主張してきた。正体不明の悪意

なんて、物語の内部では枝葉の問題だし、ドラマ作りの観点から見ても不要。

ただ、もし犯人を考えるのなら、カスミでは不自然すぎるから、残った一人の

候補しかない。たとえ予想がはずれても、こうすべきだったと言いたい・・・

             

見事に予想がハズれただけでなく、想定外の異常な展開になったけど、考え

は全く変わらない。好きなドラマだから言いたくないけど、今回の彰みたいに、

信じたくないものを見てしまったって感じ。脚本家さん、プロデューサーさん、

今更これですか? これまでの物語や映像がホントにこんな展開につながる

と思いますか? ただ、所詮この異常な悪意は、ドラマの本筋とは関係ない。

信じたくないものは、彰と共にヌカミソに数十年漬けとくことにして、ここでは

話の本質に目を向けることにしよう。

            

                  

あらすじは次の通り。思いがけない抱擁事件以来、修二(亀梨和也)を避け

続ける野ブタ。=信子(堀北真希)に対して、修二はプロデュース再開を通知。

3人は再び結束し、お祝いに彰(山下智久)が作ったくす玉を割ろうとするが、

上手く割れなかったくす玉は屋上から地上に転落。3人の今後を暗示する。

実際、修二は偶然ケンカ騒ぎに巻き込まれて犯人扱いに。自分を信じてもら

えない辛さを味わった後でようやく疑いが晴れる。一方、信子は修二の発案

によるランチタイム生放送企画が成功して、さらに人気者に。

      

そんなある日、修二は集団暴行の現場を見かけるが、悲惨な経験の後だけに

シカト。やられてるのがクラスメートのタニ=谷口健太(大東俊介)だって事にも

気付かず。タニは誤解して激怒し、修二はクラスメートを見殺しにした最低男と

して、人気者から仲間はずれへと転落。迷惑をかけたくない修二は、信子と彰

に、もう自分には近づくなと忠告。一人淋しく昼飯を食べる修二の後ろには、そっ

と弁当を置く「諦めない」まり子(戸田恵梨香)の姿。修二がハトに石を投げて八つ

当たりしてると、カスミ(柊 瑠美)がその感心しない姿を撮影。追いかけて捕まえ

ると、カスミは信子への一連の嫌がらせを認める。

        

理由は、プロデュースと同じ。陰に隠れて、自分の力で人を変えていくのが面白

いから。修二はカスミを屋上へ呼び出して信子から離れろと言うが、カスミは、信

子には自殺したくなるくらい絶望してもらうつもりだといい、みんなの前で、修二

に犯人扱いされたと泣きながらウソをつく。修二は、信子に初めてできた友達だ

から、カスミの言い分を認めてじっと耐える。さらにカスミは、彰の下駄箱に、信子

が修二を抱きしめてる写真を入れ、彰は衝撃を受ける。それでも結局、信子と彰

は修二を信じることにして、3人の絆はより一層強く結ばれる・・・

                                 

           

今回は、「信じること」と「本当の事」をめぐるお話。世の中に厳密な意味で

本当の事とか真実なんてものがあるのかどうか分からない。たとえあると

しても、それが何なのか人間には分からない。したがって、人間にとって

重要なのは、それぞれの人が本当と信じる事柄とか信じる行為自体、つまり

本当だと「信じること」である。

             

それは言い過ぎだとか、本当の事は当然あるに決まってると思う人も多い

だろう。それでは、あなたにとって本当の事とは何なのか。教科書に書いてある

事だと言うのなら、なぜその教科書が正しいと言えるのか。エライ人が書いてる

からと言うのなら、なぜそのエライ人が正しいと言えるのか。教科書は止めて

自分が見たものを信じると言うのなら、なぜあなたが見たものが錯覚や幻想

じゃないと言えるのか・・・キリがないので止めておこう。いくらもっともらしい根拠

を探って行っても、結局のところ、本当の事にとって最も重要なのは、それぞれ

の人が何かを信じること。つまり、キャサリンの言葉を使うなら、

 本当だから信じるんじゃなくて、信じるから本当になる」

                

もちろん、信頼性の差というものはある。Aさんは朝日新聞より読売新聞を信じ

るけどBさんは逆だとか、あの医者はこの医者よりも多くの患者に信頼されて

いるとか。そして、その差が何から生じてるのかを深く考えたり、その考えを

活用したりすることは重要だろう。でも、信じることに関して色々理屈をこねても、

また「なぜその理屈を信じるのか」という話が生じる。だから、キャサリンは言う。

 「本当の事なんて、誰も分かんないの。

  だったら、信じたい方を選ぶしかないでしょ」

       

これは、いつも正しいとは言えない。信じたくない方を、本当の事だと信じる

べき時も多いだろう。たとえば、医者にガンだからすぐ手術するようにと突然

言われた時など。したがって、キャサリンの言葉はむしろ次のように言う方が

正確だ。「何を本当と信じればいいのか分からない時もあるよね。そんな時は、

自分が信じたい方を選ぶっていう方法もあるのよ。迷うよりも、あなた自身の

気持ちにしたがって何かを信じることの方がずっと大切な場合が確かにあるの。

ひょっとすると、今あなたは、そんな場面に直面してるんじゃないかな」

                

このキャサリンのメッセージを真正面から受け止めた信子は、すぐに気付いた。

自分は修二を信じたいし、今こそ無条件に信じるべき時なんだってことに。それ

こそ友情なんだってことに。だから、信子は修二と彰を前にして言う。

 「信じれば、どんな事も解決できる。一緒に、信じてください。

  野ブタ。パワー、注入!」

           

この時、3人が手にした輪がつながったのが手品かどうかはどうでもいい。重要

なのは、心が再びつながったってこと。孤独の闇から救い出された修二の言葉は、

誰もが素直に共感できるものだろう。

 「誰にも信じてもらえなくていい。ただ、こいつらにだけは、信じてもらいたい。

  今も、この先も、ずっと・・・」

必要ならば、信子が手にした野ブタ。キーホルダーや、修二が母からもらった

子ブタのお守りのような、信じることの手助けとなるものを上手く利用すれば、

当面3人はお互いを信じ続けられることだろう。。

                         

来週以降、もはや誰が犯人かなんて些細なことに気を取られることなく、3人の

関係、それぞれの生き方に目を向けやすくなったのは、むしろ幸運かも知れない。

不自然で異常な悪意の介入なんてものに目を曇らされることなく、深く信じ合う

ことができた3人の友情と恋がどうなるのか、最後までじっと見守りたい♪

                               

オマケ:最後につながった3本の輪。信子の青色を中心にして、修二の黄色と

     彰の赤色がつながっており、画面で見る限り普通のつながり方だった。

     これは物語に即した適切な演出だけど、3人の友情を考えるなら、むしろ

     「ボロメアンの結び目」と呼ばれる特殊なつながり方の方がベターだろう。

     どの2つもつながってないのに、3つ一緒だとなぜかはずれない特殊な

     幾何学的結び目だ。マニアックすぎた?(^^ゞ

             

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     生きる場所を求めて~野ブタ再考

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

     リアルな人間との向き合い方~野ブタ原作

     野ブタ最終回(突っ込みヴァージョン)

     水田芙美子さん(野ブタ・バンドー役)の疑問への応答

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コメント

あなた考えすぎだと思う。

投稿: | 2005年12月 4日 (日) 14時47分

>名無しさん

最低限、名前くらい書いてください。

投稿: テンメイ | 2005年12月 4日 (日) 19時28分

TB&コメントありがとうございました。

犯人はわかったけど、まだ、何かやりそうですね。

でも、今回のことでさらに三人は結束を強めたと思います。どんなことも三人なら、乗り越えていくでしょう。

P.S.
こちらからTBが打てません。(泣
ココログはダメみたいです。もー嫌になってきました。

投稿: 直美 | 2005年12月 4日 (日) 21時30分

>直美さん

コメントどうもありがとうございます。
TB、残念でした。ココログはダメですか。。(^_^;)
コンピューターの世界は色々と面倒な事がありますよね。
異常な悪意の乱入で、ドラマの残り時間が心配になって来ました。
最後はキレイなエンディングにして欲しいと思います♪

投稿: テンメイ | 2005年12月 4日 (日) 21時55分

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