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リアリティの欠如~輪舞曲第7話

『輪舞曲~ロンド~』第7話、「新章突入」

前回、謎のシェンクー美女がPC操作してたのは、ユナの正体をほのめかし

てたのか。顔は似てないけど、長い髪の後姿がちょっと似てたもんネ。ユナ

が宋の娘ってのはいいとしても、宋が船に行ったとは思えないのに、何で宋

のネックレスが船に落ちてるの? 母親が絡んでるのかな? 関係ないけど、

ヨンジェって何者なの?・・・

それにしても、これでユナとユニの堅い絆も壊れるし、ヒデもグラついてるか

ら、残る絆は恵子・あきら・琢己だけ。ホントに寒いドラマ。。これなら『白夜行』

の方が、まだ人間味を感じるなぁ。。。

             

超簡単なあらすじは次の通り。伊崎(石橋凌)の思いを受け継ぐため、また

ユナ(チェ・ジウ)の父を探すため、琢己=ショウ(竹野内豊)は再び神狗に

もぐる。龍一郎(杉浦直樹)が逮捕された後、龍吾(速水もこみち)は全ての

犯罪を龍一郎だけにおしつけるために、警察にハッキングさせてデータを

書き換えさせた。龍吾と宋(橋爪功)を中心とする新体制にヨンジェ(シン・ヒョ

ンジュン)は反発、神狗を抜ける。

龍吾はヒデ(佐藤隆太)に、ショウはモグラだから殺せと命じるが、ヒデはショウ

を撃つ代わりに龍吾を狙い、銃撃戦の中を2人で逃走。あきら(木村佳乃)は、

ユナと宋が一緒の所を目撃して琢己に報告。またユニ(イ・ジョンヒョン)も、ユ

ナが実は優秀なプログラマーだということ、ユナの語ってた母親の名前が違う

ことを琢己に話す。疑惑を深めた琢己のもとに、ユナが電話。2人はいつもの

場所で会い、ユナは宋の娘だと告白、あなたを愛したことなど一度もないと言う。

ユナは立ち去り、琢己はユナが連れて来た神狗に取り囲まれたまま、呆然と立

ちつくした。。。

                    

前回の、いきなり最終回って感じの急展開に続いて、今回は「新章突入」。2週

続けての強引な展開には、「新ドラマ開始」のような気がしてしまう。これで視聴

者が全体的にどう反応するのかは分からない。案外、面白いと感じる人の方が

多いのかも知れない。ただ、個人的にはあまりの粗雑さに失望した。ここでは、

リアリティの無さについて考えてみよう。それほど深いレベルの話じゃない。普

通の意味で、現実味が欠けてるって話だ。

前回、いきなり偽札工場摘発から龍一郎が逮捕された。上司の命令に背き続

けたモグラ一人が情報をもらしたくらいで、警察がその日のうちに大掛かりな摘

発に乗り出せるはずはないし、現場にいなかった龍一郎がいきなり逮捕される

というのも苦しい。混乱に陥った神狗内部で、宋がモグラ候補の2人を共に逃が

したのも全く不自然で、逆に2人ともすぐ撃ち殺して終わりにする方が自然。

そして今週、今さら琢己が混乱してる神狗に戻るなんていうのは、単なる自殺

行為にすぎない。恵子やあきらが強く引き止めないのも変だけど、それ以上に

監理官が認めるなんてあり得ない。既に恵子とあきらは潜入捜査を知ってるの

だから、琢己が殺されたら監理責任で訴訟問題になる恐れが十分ある。そも

そも、警察という組織は無駄なリスクは取らないもの。この辺り、警察の描写と

しては、『けものみち』や『白夜行』の方が遥かにリアルだ。

神狗の動きも全く現実離れしている。浮きまくってたボンボンの龍吾が、父を蹴

落としていきなりトップで強権発動なんて、ヨンジェじゃなくてもあきれ果てる所。

龍一郎は逮捕されただけで、殺された訳でも刑務所に入った訳でもない。釈放

あるいは保釈ですぐ帰ってくる可能性が十分あるし、龍一郎の命令に従って龍

吾の会社を叩き潰してた連中がコロッと態度を変えて龍吾に従うはずもない。

そもそも幹部連中にとって、龍一郎を切り捨てるんなら、人望も能力も経験もな

い龍吾なんて、ほとんど価値がないはずだ。この辺り、まるで麻原が逮捕された

後に子供がいきなりオウムのトップになるような、現実離れした話になってる。

警察のコンピューターへのハッキングなんて話も、子供だましに過ぎない。ハッ

キングそのものは可能だろう。でも、PCデータなんてものは、裏づけがない限

り立証能力は少ないってことは、今回の疑惑メール事件を見なくても分かりきっ

た事だ。そんな事で龍一郎に責任を押し付けて幹部全員を助けるなんてのは、

子供(息子)の浅知恵にすぎないし、そんなものに大組織が従ってたら、日本を

代表する企業に成長できるはずもない。それどころか逆に、データの改ざんが

バレて、幹部連中が窮地に陥る可能性さえ生じてしまう。

キリがないので、このくらいにしておこう。とにかく、リアリティが無い。。。

        

リアリティなんてものは、別に必要なものじゃない。ただ、このドラマは、ちゃん

と取材してリアルなものを踏まえたラブストーリーって建前のはず。公式HPの

aP日誌には、「うけるためには、なんでもする。滑ったら、反省・・自己嫌悪」な

んて本音が書いてある。うけなかったら反省して欲しいし、仮にうけたとしても、

目先の表面的人気にとらわれてていいんですか、と言いたい。もっと高い理想

をもった実験的ドラマだったんじゃありませんか?・・・

          

cf.映像美と俳優の存在感~輪舞曲第1話

  ドラマに見出す価値~輪舞曲第2話

   シンプルな心の言葉~輪舞曲第3話

   不信感による孤立の増幅~輪舞曲第4話

   リアルタイムの感想~輪舞曲第5話

   神狗は悪か?~輪舞曲第6話

   ロンドの形式~輪舞曲第8話

   自然さについて~輪舞曲第9話

   適度な政治性~輪舞曲第10話

   美しく自然なエンディング~輪舞曲最終回

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コメント

 こんばんは☆
なんだかすごい展開になってきましたね♪
ヨンジェが琢己の仲間になってくれたら
とっても嬉しいんですけど☆
PCについて詳しいんですね!
その辺よく分からないんでスルーしてました(汗)
私はこのドラマにはまってます♪
これからまだまだびっくりする
展開が待っていそうなので☆

投稿: 私の趣味日記 | 2006年2月28日 (火) 20時55分

>私の趣味日記さん

「すごい展開」を楽しんでる方が少なからず
いらっしゃるようですネ。
ドラマに求めるものが違うってことでしょうか。。
ヨンジェが韓国の警察のモグラで、琢己の仲間に
なるって可能性はあるかも。。
ユナは2人で交替ってことで・・(大ヒンシュク?♪)

投稿: テンメイ | 2006年2月28日 (火) 22時32分

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 第7話{/star/}{/star/}{/star/}{/star/}  あらっ、琢己さっそくユナを疑ってるね{/ase/}でもあのネックレスは死んだお母さんの物で、お父さんが落としたんだね{/kaeru_cry/}私もユナを疑っちゃってミアネ〜{/hiyo_cry1/}  龍吾、ヨンジェを撃つなんてひどい{/ee_1/}{/hiyo_ang1/}龍吾偉そうにしてるけど、ヨンジェの方が迫力あるし、力も強いんだぞ{/face_ang/}・・・・・... [続きを読む]

受信: 2006年2月28日 (火) 20時56分

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