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みんながいるからエンゼルハート♪~『ギャルサー』第6話

絶賛!爆笑♪感動☆ 初回と同じくらい素晴らしい話だ。とりわけ、斬新で

緻密な脚本&演出にスタンディング・オベーション!

      

まず、あらすじを簡単に。ジェロニモ(古田新太)がテレビ電話で一ノ瀬(佐藤

隆太)モモ(山内菜々)に「八つ星テントウムシの呪い」の話をする。

昔、娘ばかりの平和な村に八つ星テントウムシが現れて嫌われた。八つ星テ

ントウはいつも願った。邪魔な星、消えろ。八つ星テントウが娘の脚にとまった

時、邪魔に思った娘は踏み潰す。その夜、その娘の脚は腫れ上がり、八つの

黒い斑点が浮かび上がった。呪われた娘は、邪魔なものを消す力をもつ。そ

のため、村から次々に娘たちが消えていった。8人だけ残った所で、魔女狩り

開始。呪われた一人を探し出す、愚かで醜い争い。そこに一人の旅人が現れ、

娘たちを憐れに思い、・・・・・・。

その頃、エンゼルハートで似たような事件が起こってた。ギャルサー合同イベ

ントで、パラパラのラストにサキ(戸田恵梨香)がコケて将棋倒し。シオリ(松

山まみ)が率いる白組がみんなコケてしまい、大恥をかく。この失敗をキッカ

ケに、エンゼルハート内で、いらない奴、邪魔な奴の話が始まる。そのうち、

メンバーが次々に「気持ち悪い」と行って部屋の外に出て、そのまま帰って来

ない。そこへシンノスケ(藤木直人)が登場し、靴とバッグだけ落ちてたと報告、

さらに八つ星テントウの話もする。

その後、残った8人の中で呪われた娘探しが開始。レミ(鈴木えみ)、ナギサ

(新垣結衣)、サキ、シズカ(佐津川愛美)、スミレ(奈津子)、リカ(岩佐真悠

子)、ユリカ(矢口真里)、シオリ。8人の愚かで醜い争いを外から目にしたシ

ンノスケは部屋を封鎖、空間を浄化する煙をたく(スマッジング:smudging)。

みんな混乱するが、最後はレミとナギサを中心に力を合わせ、部屋の中で

見かけたテントウムシを探し始める。見つからないまま夜が明け、疲れきっ

て寝転んだまま、みんな和解。その瞬間、八つ星のテントウムシはひそかに

部屋から外へ飛んで行った。八つ目の星、単なる(マスカラの?)黒い汚

シンノスケの腕に残し、フツーと同じ七つ星の姿で。

やがて、消えたメンバーたちも無事帰還。実はシオリがイベント打ち上げ用

に作った大量のゆで卵が腐ってたために気分が悪くなり、外へ出た所で公園

にあったシンノスケの害虫駆除用の罠に引っかかってただけだった。。。

                     

今回、とにかく久々に最初から最後まで笑えた♪

☆家型ゴキブリホイホイを見たシンノスケが「引越しするのか?」と言うと、一ノ

 瀬がノリ・ツッコミで「そうそう、この小ちゃなおウチにお引越しって、違うわ!」。

☆昔アリゾナの食事中、シンノスケのカウボーイハットがジェロニモの顔に何度

 も当たって「邪魔だ!」と怒鳴ったシーンのバカバカしさ。

☆イモコ探しのポスターなのに、イモコの顔が黒塗りではてなマーク。

☆ジェロニモが電波障害のフリをしてテレビ電話を切る口調。

☆シンノスケが公園に仕掛けた大型の屋外ゴキブリホイホイ。

☆それに引っかかった一ノ瀬の、『ターミネーター2』のパロディっぽい身振り。。

      

なかでも、エンゼルハートの内輪もめはやたら面白かった。特にシオリ。

☆ナギサにすぐ言い負かされて悲しそうにゆで卵を食べるシオリに、周りが

 「小ちぇえ~! そこで食うかぁ?!」

☆シオリ「卵でも食うか?」 ナギサ「その卵とか、誰も喜んでないから」 シオ

  リ「何?・・・」

☆シズカ「シオリさんにもいい所ありますよ」 みんな「どこ?」 シオリ「一斉か

  よ!」 シズカ「エーッと・・・」 シオリ「ねぇのかよ・・・」

☆スミレ「ねぇ、誰かあたしが邪魔な奴はいねぇのかよ?」 ユリカ「あ~、お前

 そんな存在感ないから」 スミレ「ヒド~~~イ!!」

           

一方、マジメな話については、ジェロニモの最後の言葉から始めよう。

 「いなくていいものは、最初から生まれてこない。自分はいていい。隣りの誰

  かもまた、いていい。そんな簡単なことを、人間はちょっとしたキッカケで

  忘れてしまう。愚かなことだ」

     

いなくていいものは、人が作り出してしまうものにすぎない。人が何かを排除

しようとする時、二つのポイントがある。一つ目は、ある集団においてフツー

でないこと。ドラマで言うなら、テントウムシの八つ星、今時のガングロ、背の

低さ、等々。別にそれ自体は良くも悪くもないし、運が良ければ特別な存在と

して高く評価される。ところが運が悪いと、変なものとして排除の対象とされ

てしまう。

二つ目のポイントは、自分が気に入らないこと。例えば、臭い、性格、ファッ

ション、行動パターン。気に入らないものなんて、人それぞれ。自分の気に入

らないものが他人のお気に入りだったり、自分のお気に入りが他人の気に

入らないものだったり。だから、お互い様で認め合うべきなんだけど、ちょっ

としたことで排除に向かってしまう。

    

結局、全体と異なるもの、自分と違うものを認め合う姿勢こそ重要であって、

本当にいらないものは、いらないものを作り出して排除しようとする心や行動。

これがある限り、いくら排除してもまた別のものの排除が始まるし、排除を巡

る争いも永遠に続いてしまう。

     

もちろん、現実は簡単じゃない。何かを排除することで自分を守ろう、自分

達だけ楽しく生きようとする動きは、絶えず人の心の中に生じてくる。それに

打ち勝つためには、相当なパワーが必要だ。また、人間がゴキブリを駆除

するのはダメなのか、犯罪者を隔離するのはダメなのか、つまり、みんなが

邪魔と思うものの排除はいいんじゃないかって考えがある一方で、みんなっ

て誰?何人?向こうから見たらどうなの?って反論もある。さらに、ヒネった

話だと「邪魔だと思う気持ちを邪魔もの扱いするのはいいのか?」って問題

もある。

ただ、エンゼルハートっていう一つの小さな集団の中で、とりあえずみんなが

まとまって行く姿、認め合う心が映し出される。それを見るだけで、人は共感

できるし、感動できるんだろう。そこから、「あぁ、エンゼルハートって、あの8

人とラン(西田奈津美)だけじゃなく、他のメンバー、他の女優がいて初めて

成り立ってるんだな」って思いを持つこともできるんだろう。

       

まさに、サキがレミの口癖を少しだけ変えて言ったように、

 「みんながいるからパラパラ、みんながいるからエンゼルハート。

  いなくていい奴なんか、一人もいないってことですよね」

微笑んだレミがサキと手を合わせ、七つ星になったテントウムシが羽ばたく。

何てキレイな物語。。♪

    

今回、笑ったり感動したりだけじゃなく、全体の構成の斬新に感心した。

話と現在、虚構と現実の組合せが絶妙! ゴキブリ駆除の方法を人間に使

うバカバカしさ、ホラー話で魔女狩りを始める醜さ、テントウムシの単なる汚

れを怖がる愚かさで、人間がやってる排除のバカバカしさをシニカルにパロっ

てる筋立ても、実に上手い。またレミ&ナギサのニュー・ヴァージョンにも感

心した。ナギサが寒いギャグを口にしてレミが突っ込むとは。。♪

あと、イモコの正体はアキコ(三浦理恵子)かも、と思わせる部分もあった。

本命サキ、大穴アキコだと前から思ってたから、この展開はうなづける。要

するに、集団内で一人だけ目立ってる女性であれば自然。他にも、骨折した

シオリに代わって白組リーダーになったサキの今後も気になる所。

今クールの大穴ドラマ『ギャルサー』、後半もますます期待できそうだ。

キャスト&スタッフの皆さん、頑張って! みんながいるからギャルサー♪☆

       

P.S.今回、「呪われた女」をナギサと特定したがる人が結構いるんだろう

    けど、ここではしない。映像はギリギリでボカしてたし、性格がキツく

    て厳しいってだけで特に悪かったわけじゃないし、一番可愛いから♪

    ちなみに、二番目はラン☆

    

P.S.2 ゆで卵による腹痛は、異物の生理的な排除。人間の意図的な排

      除を変形して茶化したもの。『野ブタ』と同様の巧みな演出!

   

P.S.3 数十人のギャルがいた落とし穴、第3話と違って単なるCGかな。。

            

P.S.4 個人的な話で恐縮だけど、この『ギャルサー』、第3話からマジメな

      記事を書き始めてアクセス急増。ウチとしては『野ブタ』以来のヒッ

      トになってる。反応がほとんどない所までそっくり (^^ゞ ドラマの作り

      が似てるし、客層が重なってるのかな。いずれにせよ、この斬新な

      教訓コメディをマジメに楽しんでる人が大勢いらっしゃるのは嬉しい

      かぎり!♪

    

cf.破天荒な痛快青春コメディー~『ギャルサー』第1話

   走り続けろ、進之助!~『ギャルサー』第2話

   命のつながりへの感謝~『ギャルサー』第3話

   ウソが導いた本当の自分~『ギャルサー』第4話

   他人と気持ちよく生きること~『ギャルサー』第5話

   自分の場所、他人とのつながり~『ギャルサー』第7話

   限るある命、選びとる生き方~『ギャルサー』第8話

   表面と中身、どちらも私~『ギャルサー』第9話

   Open the door!~『ギャルサー』第10話

   感謝すべき遭遇、時空を超えた銀河~『ギャルサー』最終回

    ・・・・・・・・・・・・

   シンノスケ&エンゼルハート in 『ウタワラ』

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コメント

こんにちは!

絶賛してますね。さすがです。

私は今回は笑えなくて、意味もわからなくて二度見したわ。
昨夜は眠かったのかしら?(苦笑)
まあ、頭も弱いので仕方ないのですけど。
正直言うと今回はつまらないと思っていました。
二回目に見たら、どうにか面白みが見えてきた。
こんな難しいことを織り込められても・・というところです。

>結局、全体と異なるもの、自分と違うものを認め合う姿勢こそ重要であって、本当にいらないものは、いらないものを作り出して排除しようとする心や行動。

これは私もすごく感じました。これを言いたいのだから当然でしょうが、認めるということは言うは簡単だけど行うは意外と難しい。自分を変えていくことって本当に大変。
でも、とてもいいことを言ってもらったと思っています。

テンメイさん、お願いなんですが、文字の色がバックと重なるので薄グリーンの色をもっと濃くして欲しいのですが。
実は以前から反転させてやっと読ませていただいてます。
私も、視力がかなり落ちているせいかしら・・。
わがままですみません。

投稿: かりん | 2006年5月21日 (日) 17時10分

>かりんさん

こんにちは♪
是々非々。いいものはいい、悪いものは悪い。
ただし、ホメる時は強めに、けなす時は弱めに。
これが僕の基本的姿勢です。
今回は個人的に文句なく素晴らしかったし、
おそらく他に絶賛する人が少なそうだから、
なおさら気合を入れてホメました(*^^)v
僕なんて2回どころか、記事をじっくり書きながら
3回、4回と楽しんでますよ♪

ところで、文字の色。
どこまでご要望に応えれるかはビミョーですが、
とりあえずご指摘ありがとうございます♪
僕のモニターでは問題ないんですけどね。。
それでは、これからテスト用の記事をアップします
ので、おヒマな時にでもまたコメントください<(_ _)>
ちなみに、画面上部のビーチの色は大丈夫でしょうか?

投稿: テンメイ | 2006年5月21日 (日) 17時53分

テンメイさん こんばんは!
 
面白いもので、テンメイさんの記事を読んでいると
面白かったかも!?と思ってしまう自分がいます(笑)
すごいですよね。面白くない!って言っている人を
納得させてしまうのだから(笑)

でもね、テンメイさんの記事読まないと理解出来ない。
今回の面白さ(苦笑)
そういう意味では、ありがとう♪

かりんさんへのコメント返信の

>ホメる時は強めに、けなす時は弱めに

うん、そうだよね~
私はどうしても、けなす時の方が力が入ってしまって
一部の人に何度か不快な思いをさせて、凹んだことあります。
ホメる時は、こっぱずかしくてどこか躊躇しちゃうし。

そっか~ではでは。。。

投稿: アンナ | 2006年5月21日 (日) 19時30分

>アンナさん

こんばんは♪ 度々どうも。
面白くないって言うアンナさんや
かりんさんの前で、「素晴らしい!」とか
ホメるのはパワーがいります(^^ゞ
この記事を読んで「面白かったかも」と思った
なんて、最高のホメ言葉ですね。どうも。<(_ _)>
「ホメる時は強めに」もっとホメてください(^^♪
恥ずかしがらずにネ☆

僕も、1回見ただけで、ここに書いた事を
全部分かる訳じゃないんですよ。
何度も見て、繰り返し考えて書いてます。
ただ、1回目で直感的に、「あっ、これは
よく出来たドラマだな」とか、「ここは何か
意味があるんだな」とか感じます。
すると、イメージが良くなるから、色々と
笑いやすくなるし、目線が優しくなるんですよ。

人間、第一印象が大事ってよく言いますけど、
ドラマも面白くないって思った時点で、色んな
面白さや良さが消えてしまうんじゃないですかね。
って事は、実社会ならともかく、芸術作品を鑑賞する
時は、甘めの第一印象の方がいいのかも知れませんネ。
ウンチクが長過ぎた?(^o^)

投稿: テンメイ | 2006年5月22日 (月) 03時42分

深読みしないと本質を突くことはできませんね。甘かった・・・。次回も楽しみにしています。

投稿: 笹岡 | 2006年5月24日 (水) 01時16分

>笹岡さん

こんにちは。コメントどうもです♪
以下、ジェロニモ風に。。
「本質とは、どこかに予めあるものではない。
 誰かが物事を深く読み、そこから一番重要な性質と
 思うものを取り出した時、その人にとってそれは本質だ。
 周りの人もそう思った時、周りにとってもそれは本質だ。
 しかし、周りの人がそう思わなかった時、それは深読み
 し過ぎと呼ばれることになる。
 ただし、同じ一人の人間の見方でも、時と場合に応じて
 変化することを忘れてはならない。
 本質と思われるもの、思われないものも、変化するのだ。
 ところでシンノスケ、イモコは見つかったか?」♪

投稿: テンメイ | 2006年5月24日 (水) 12時17分

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