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表面と中身、どちらも私~『ギャルサー』第9話

面白い! 超ウケた♪ これだけ笑い転げたのは第1話以来かな。

まず、ジェロニモは今までで一番笑えた。特に「の」の有無の辺り、例えば

「関係ございま千二百円」とか。アキコ=小町が集会所で長々と話す所も爆

笑! 三浦理恵子はホント、おバカなセクシー女の役にピッタシだし、サキ

達の冷たい反応も最高だった。      

あと、お気に入りのナギサ(新垣結衣)「お前らバカじゃねぇの? 1000

年前はまだ地球とか無くて、人類はみんな北京に住んでたんだよ」って台詞

も、余りにバカバカしすぎて何度も聞き直したほどだし、イモコのヴァリエー

ションの、こいもこいもこいも(小芋)、あいまいもこ(曖昧模糊)、ハーイもっこ

りもこみち、なんてのもいい。新登場スナオカケンタロウの下らなさにも全く

意表を突かれた。いやいや、笑った、笑った!☆

   

それでいて、泣ける部分もあるし、緻密な構成や台詞に感心もする。笑って

泣けて感心できる、最高のコメディだ。本来なら、前回と違って今回は、気合

十分でじっくり書く所なんだけど、実は残念ながら今週は時間的に余裕がな

い。って言うか、寝不足で死にそうだから、いつもの3分の2程度の時間で書

くことになる。常連さんの目には手抜きに見えるかも。ま、『医龍』なんて2週

連続休んだくらいだから、それに比べりゃ遙かにマシ♪(開き直りかよ!)

と言う訳で、悪しからずご了承を。。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あらすじを超簡単に。シンノスケ(藤木直人)たちの部屋に、アキコ(三浦理恵

子)が登場。自分がイモコだから、もう探すのはおしまいにしろと言う。年齢的

におかしいにも関わらず、ジェロニモ(古田新太)には気に入られたが、脅迫

電話の声と同じだとシンノスケに気づかれて逃げ去る。

一方、「イモコ」という言葉に神経をとがらせてるレミ(鈴木えみ)は、商店街で

その発音を偶然聞いただけで激怒。みんなにパンチを浴びせたため、結局

交番で一ノ瀬(佐藤隆太)が事情聴取。ここで一ノ瀬は、レミの本名がイモコ

だと知るが、既にレミに一目惚れした後なので問題なし。

その後、集会所でもレミは仲間を殴って逃走。追いかけた一ノ瀬と共に、公

園の落とし穴に落ちる。もはやレミの暴走を止められなくなった上に、レミが

イモコだとバラす怪文書もバラ撒かれ始めたので、アキコはエンゼルハート

の集会所で事情を説明。自分は小野小町(オノコマチ)、妹は小野妹子(オ

ノイモコ)。変な名前のせいで再び辛い思いをしている妹のために、別の街

に引っ越すと告げる。ドラッグストアも既に辞めてしまった。

ところが、話を聞いたシンノスケは、アキコ=小町を公園の木に縛り付けた

まま、レミ=妹子に対してイモコ、イモコと言い続ける。そのうち一ノ瀬まで

一緒にイモコと言い続け、2人は朝までレミ=妹子に殴られっぱなし。結局、

殴り疲れたレミは、身体をはって必死に自分を受け止め続けてくれた2人の

いる街で暮らして行くことを決意。集会所でも、エンゼルハートのみんなが

温かく迎えてくれた。

そしてラスト、テレビ電話を通じてレミがジェロニモと対面。ところが、ジェロ

ニモが探してたイモコは、「妹子」じゃなくて「芋子」だと判明。イモコ探しがま

た始まることになった。。。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まず、イモコについて。これは『野ブタ』のかすみ(=正体不明の悪意)よりは

重要な存在だ。と言うのも、かすみは原作との複雑な関係を考慮しない限り

は不要な視聴率稼ぎにすぎなかったけど、『ギャルサー』の場合、そもそもシ

ンノスケがやってきた理由がイモコ探しだから、全然重要性が違う。

ドラマでは、第6話でアキコ説をほのめかした後は、2話続けてレミ説をかな

り強くほのめかした。これに対してウチでは、本命サキ(戸田恵梨香)、大穴

アキコ、集団内で一人だけ目立ってる女性であれば自然だからレミ説も自然

と書いた。ただし、前回の記事でも「正体はレミだったのか?」とはてなマーク

を付けたまま無視したし、某有名ブログにも、レミと見せかけてサキの方が面

白いし自然だと書き込んでおいた。

   

さて、どうやらレミ説はカモフラージュに終わったようだし、代わりに土谷(高

田純次)が何か絡んでそうな感じ。怪文書なんて見ると、まさかと思ってた、

かすみ的な下らない筋書きが心配になって来た。17歳って話をそのまま受

け止めるなら、リカ(岩佐真悠子)ラン(西田奈津美)しか候補者は残ってな

い。でも、時間の経過とか考えれば、データ的に16歳となってるサキもOKの

はず。同い年の仲間のシズカ(佐津川愛美)スミレ(奈津子)はさすがにない

とは思うけど。。いずれにせよ、視聴率稼ぎだけ狙っといて不自然なオチを強

引に付けるのは絶対止めてほしいもんだ。。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

続いて本題。今回のドラマ、イモコという変な名前をめぐるお話が中心になっ

てたけど、単にそう見るだけなら、2つの点で疑問が残る。まず、そんな変な名

前の話なんて一般性がなさすぎて実感がわかないし、アキコやドラッグストア

店長・相川(温水洋一)の話がつながらない。

したがって、むしろこれは、人間の表面と中身をめぐるお話と見るべきだ。こ

れなら、非常に一般性があって実感もわいてくる。実際、名前っていうのは

もちろん、人間の表面的な一部分。また、前回イモコは可愛いコだとされて

たし、レミの外見は、好き嫌いはともかく圧倒的に華やかだ。さらに、アキコ

は一貫して奇妙なくらい「ブス!」と言われ続けてたのに、今回変装を止めた

途端に美人扱いされている。

一方、エンゼルハートでレミが評価されてたのは、外見以上に中身なのは

明らかだ。以前の話でも、繰り返しレミの器の大きさが表現されてた。

   

もちろん、人間にとって重要なのは中身であって表面じゃない、なんて小学校

の先生が言いそうな説教をする話ではない。レミは名前という表面では大損

したけど、外見という表面では圧倒的に恵まれてる。実際、一ノ瀬はレミに一

目惚れしてた(暴行シーン、ハートマークの背景による表現)。損得に関わら

ず、いい悪いに関わらず、表面的な部分は人間にとってかなり重要だ。もちろ

ん中身も重要。表面と中身、密接にリンクし影響し合うこの2つは、どちらも私、

どちらも大切だ。

ただ、表面の中には、持って生まれた条件のために、自分ではどうしようも

ないものがある。例えば、親が勝手につけた名前、あるいはDNA(+α)が

勝手にもたらしたスタイルなど。イモコなんて名前はレミって名前と比べると

見劣りするし、大抵の女の子はレミのスタイルには勝てない。こうゆう現実

は、認めるべきもの、受容すべき事実であって、「みんな、それなりの良さを

持ってる」なんてフォローをすべき所じゃないだろう。最近、整形手術への抵

抗が急速に薄れてるのも、女の子がファッションやお化粧やダイエットに努

力するのも、みんな現実を肌で感じ取ってるからだ。

    

でも、表面の受け取り方に個人差があるのは確かだし、表面より中身を重

視する人間も確実にいる。だから、表面的な欠点に悩んでる人にとって重要

な事の一つは、そんなものを気にしない人、あるいは長所だと思ってくれる人、

中身を見てくれる人を見出すことだ。変な名前を気にしない人、世間的にイ

マイチっぽいスタイルを可愛いと思ってくれる人。。

そして、レミがこの街で出会ったのが、まさにそうゆう人達だったのだ。名前

なんて全く気にせず、これまで通り、あるいはこれまで以上に、中身も含めて

丸ごと自分を受け止めてくれる、温かくて素敵な人達。

    

したがって、今回のシンノスケの説教の役割もビミョーなものになる。

 「呼ばなかったら、名前変わるのか。ここから逃げても、また新しい街で

  同じ事繰り返す。一生逃げ続けるのか。逃げることは、心が休まらない

  ことだ。何やっても楽しくない。永遠に、イモコ幸せになれない」

この説教を聞いたレミが、なるほど逃げてもダメだよな、なんて納得したわ

けじゃない。むしろ、イモコと呼び続けて殴られながら、必死でレミをこの場

所に引きとめようとしてくれたシンノスケと一ノ瀬の行動が、レミの心を動か

したのだ。

だから、もし言葉を一つ挙げるのなら、今回はむしろ一ノ瀬のストレートな台

に注目すべきだろう。

 「この街にいればいい。どこへ逃げるよりも、この街は安全だ。名前のこと

  でキミを笑う奴がいたら、本官が逮捕する」

眠りかけたレミの心に、一ノ瀬のストレートな告白が染み込んで行く。もはや

一ノ瀬が調べてた名前の変更手続きは不要だし、ジェロニモのたとえ話など

出る幕はないだろう。。。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ああ、結局また徹夜かよ! もっと手抜きして早く寝ようと思ってたのにな。

唐突だけど、もう寝る! アッ、そうそう、以前コメント欄に書いたけど、ひょっ

とすると次回が最後の記事になるかも。最終回は外出中で、しかも最近、D

VDレコーダーもビデオテープレコーダーも誤作動が増えてるもんで。。見たい

のも書きたいのも山々だけどネ。ま、とりあえず、また来週ってことで・・☆彡

   

P.S.眠いけど追加。相川にとってのアキコも、ブスだろうが美人だろうが

    関係なしに、かけがえのない大切な店員。だからこそ、新しい店員

    候補として美人が来てもブスが来ても不採用だった。

     

P.S.2 そうそう、もう一つ。最後にエンゼルハートのみんなが、レミ同様

      の変な名前を付けて無理やり流行らせてたのは、『野ブタ』で修

      二と彰がラクガキされた制服を流行らせたのと同じ。懐かしさに

      目がウルんでしまった。ロバコ、オシリ、etc・・・

   

cf.破天荒な痛快青春コメディー~『ギャルサー』第1話

   走り続けろ、進之助!~『ギャルサー』第2話

   命のつながりへの感謝~『ギャルサー』第3話

   ウソが導いた本当の自分~『ギャルサー』第4話

   他人と気持ちよく生きること~『ギャルサー』第5話

   みんながいるからエンゼルハート♪~『ギャルサー』第6話

   自分の場所、他人とのつながり~『ギャルサー』第7話

   限るある命、選びとる生き方~『ギャルサー』第8話

   Open the door!~『ギャルサー』第10話

   感謝すべき遭遇、時空を超えた銀河~『ギャルサー』最終回

    ・・・・・・・・・・・・

   シンノスケ&エンゼルハート in 『ウタワラ』

   『ギャルサー ビジュアルブック』購入☆

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コメント

テンメイさん、こんにちは!

とうとうリタイアしました。ごめんね。
でもテンメイさんの記事は読み応えあるから楽しみにしています。
今週もいいお話でしたよね。
私も一之瀬とシンノスケが交代でレミに殴られ役を張ってるシーンにうるっときちゃった。

>必死でレミをこの場所に引きとめようとしてくれたシンノスケと一ノ瀬の行動が、レミの心を動かしたのだ。
現状から逃げてはいけないって教えてくれた二人にレミは強くなってお返しするしかないわね。
レミはここでトラウマとの闘いを克服できたようだし内面と外面、両方バランスが取れた人間になれたように思う。
ただでさえ、美しいのに全くウラヤマ・・(って違った・・笑)

投稿: かりん | 2006年6月12日 (月) 18時19分

>かりんさん

こんばんは。コメントどうも♪
何と、ホントにリタイアするとは。。
まあ、僕も『医龍』2回連続休んだし、
『クロサギ』も最初の頃は何度もリタイア
しそうになったもんなぁ。
アンナちゃんも大変そうだしネ。
ホント、ドラマ記事を続けるのは大変。。
でも、いいお話でしょ。
一ノ瀬とシンノスケがタッチして殴られ役の
交代をする所なんて、好きだなぁ。
すごく気持ちがよく分かる。。
ま、かりんさんの分まで来週も頑張るとするか♪
ギャルサー応援団長として!(^^)

投稿: テンメイ | 2006年6月12日 (月) 22時35分

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