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『演歌の女王』第1話、軽~い感想♪

個人的に悲惨なスタートとなった冬ドラマ。別に関係ないやと割り切るほど人間が

できてないので、超速で今日2本目を書いとこう。さっきの『きらきら研修医』から

時間が僅かしか経ってないから、検索サイトに無視されそうだな。ま、いいか。ど

うせ、取って付けたような間に合わせの記事だしね。。

          ☆          ☆          ☆    

日テレ・土曜21時『演歌の女王』第1話「オーマイガッ!!こんな不幸な女がいた

の!?大河内ひまわり登場」。サブタイトル長過ぎ!っていうツッコミはさておき、

そもそもこのドラマは見る予定に入ってなかった。メインテーマじゃないにせよ、演

歌なんて紅白歌合戦で見る程度のもんだし、ヒロインの天海祐希は元宝塚トップ

スターとはいえ萌えない女優の代表格。酒井若菜もちょっと違うし、深みのある内

容のドラマとも思えない。久々に土曜夜はゆっくりできるな、と思ってた。

    

ところが、のんびりし過ぎてたのとノロウイルス来襲とで、ほとんど何も書かないま

ま冬ドラマ第1週が過ぎようとしてるので、マズイなと思い始めた。遅まきながら買っ

『週刊ザテレビジョン』(2007No.3)に、脚本家の遊川和彦の対談が載ってて

わりと興味深かったし、なかなか凄腕の持ち主のようでもある。病み上がりにコメ

ディで笑いたいなって感じもあって、まだフラフラした状態で試しにボーッと見てみ

た。でも『東京タワー』ほど手抜きじゃなく、『きらきら研修医』と同程度のチェックだ。

     

完全なコメディーだから、最初で笑えるかどうか、つかみの部分は決定的に重要

だ。ところが、この大切なつかみがイマイチだった。冒頭、スナックで健気に営業

中の大河内ひまわり(天海祐希)の姿、つまらないと言うほどでもないけど、ほん

の少しニヤッとした程度。しかも、その後わりと早めに『演歌の女王』って大げさ

なアナクロ的タイトルがドーンと出た。と言うことは、ここまでで既に一発笑いを取っ

たって意味のはず。この辺りで、既に制作サイドとのズレの大きさを感じた。

     

その後登場した元恋人・ヒトシ(原田泰造)は、昔の「ネプ投げ」以来わりと好感を

持ってて、演技も問題ないし、如何にもっていうハマリ役とも言えるだろう。キャラ

設定もまずまず。ダメ男といい奴との曖昧な境界線上をビミョーに揺れ動いてた

わけで、少しヒネリ過ぎの感はあるものの、ベタ過ぎるよりはいいだろう。ヒトシと

デキちゃった婚する真佐美(酒井若菜)も、見た目は単なるお水っぽくても、実は

芯の部分はしっかりしてそうでもあって、適度なヒネリが効いていた。

   

ところが、「13歳の幸子=ひまわり」(福田麻由子)が大スベリだった。この設定

自体を知らずに見てたんだけど、最初からひまわりの分身なのは見え見えで、登

場の仕方も台詞も全く面白みがない空想だ。この種の虚構を持ち出すのなら、そ

れなりの技を使ったり、ある程度以上の意味や面白さを持たせたりして欲しいと

ころだけど、そういったものが全く見当たらない。それどころか、第1話の後半に

は「あんたはもう一人の私なんだから」とかいうひまわりの余計な解説まで出て、

ドン引きだった。

        

少なくとも、この解説は要らないって言うより消すべきだし、13歳なんていう公式

サイトの設定も限定し過ぎでかえって不自然だ。実際、幸子の台詞や考え方は、

13歳にしてはやたら大人びてる。解説も年齢もなしで使うか、あるいはこんなもの

無しで単にひまわり自身につぶやかせるか、どちらかにすべきだった。おまけに、

福田麻由子自身も『白夜行』の幼い雪穂役の方が可愛かった。とにかく大減点だ。

     

ストーリーについては、今のところ何とも言えない。話に区切りがついてないし、先

も読めないからだ。CD、借金、誘拐、家族関係、ヒトシの結婚、ヒトシの子供、す

べてそう。ただ、とにかく完全なコメディのはずなのにほとんど笑えないってのは致

命的だ。これなら『きらきら研修医』のどたばたの方がまだマシだし、前クールの

『たったひとつの恋』の方が笑えた。デイトレードをマーマレードなんて言うギャグと

か、今どき犬のウンコを連発するとか、こんな脚本じゃ笑いようがない。まあまあ

評価できるのは、弁当屋のエアギターくらいかな。ドラマの内容よりもむしろ、あち

こちのメディアで見かけた、ビールケース上のひまわりの姿の方が、一発ギャグと

してインパクトがあるだろう。。

          ☆          ☆          ☆

と言うわけで、ここまで辛口のコメントをしてきたが、にも関わらず、この脚本家・

遊川和彦への関心は失ってない。私にとって、少なくともこの第1話は大スベリだ

けど、逆に言うとそれは型破りな証拠とも見れる。記事の冒頭に挙げた対談(相

手は『ちゅらさん4』岡田惠和)を読んだだけでも、発想の豊かさ・大胆さや戦略

的思考は見て取れるし、私が評価するものだけでも『さとうきび畑の唄』、『魔女の

条件』、『GTO』と手がけている。もちろん、『女王の教室』で大きな反響を呼んだ

のは記憶に新しい。

   

だから、多分あと何回かはこのドラマを見るだろう。やっぱり笑えない可能性が高

いけど、あくまでドラマに関する総合的研究の一環として。ただし、記事はこれが

最初で最後かな。。

ま、求める方向性はかなり違うのかも知れないけど、意欲的な部分は買うから、

スタッフ&キャストの皆さん、頑張ってネ!☆彡

    

           ☆          ☆          ☆

P.S.第1話のスタッフをエンドロールで確認するのを忘れてしまった。一応公式

    サイトの表示を書いとくと、プロデューサー・大平 太・太田雅晴、音楽・池頼

    広、演出・大塚恭司・岩本仁志・木内健人。『女王』のスタッフって触れ込み

    だけど、音楽と演出で『ひと恋』ともかぶってるわけね。。

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コメント

テンメイさん、こんばんは!
お邪魔します~。
最近の記事を一通り、読ませていただきました。
(すっかり長居しました(^^ゞ)
ノロの後に、インフルエンザとは、、、(>_<)
大変でしたね。。
悪玉に徹底的に狙われたみたいで、気の毒(ホントに、、)今度はしっかり退治して、冬を乗り切ってください。
で、「演歌の女王」ですが
いや~、テンメイさんがこれを観たとは意外でした^^;
しかも、辛口と書いてありますが
全くそんな事ないですよ~。
ワタシが書いた感想なんて
ムカ、だの、ピシっ!だのでレビューになっとりません^^;

今後、面白くなりますかね?
脚本が遊川さんて事もあるのですが
彼は、「白夜行」の森下さんの師匠らしいですねー。
それもあって注目していますが
今後、期待出来ますかね?

投稿: ルル | 2007年1月23日 (火) 19時59分

>ルルさん

すっかり長居って、さんざん世間話して帰ろうとする
おばあちゃんみたいな台詞ですネ(^^)
お気使いどうも♪ 今年はここまで信じられない
くらい不運だから、今後はいい事が続いてくれないと。。

それにしても、いきなり『演歌』に来ましたか。
ムカ、ピシッ、なるほど。。
そりゃ、僕よりかなり辛口かも♪
第2話もチョコッと見ましたけど、
何か、出来の悪い『役者魂!』って感じですネ。
擬似家族といい、妄想シーンといい。
ただ、役者と違って泣けないし、劇中劇の構造もなし。
分身・福田麻由子は勘弁して欲しい。。

ルルさんって、『白夜行』ファンでしたっけ。
マニアックな所を突いて来ますね☆
遊川氏が相当な力の持ち主なのは間違いなさそうですが、
ここから面白くするのは大変でしょう。
第2話の視聴率が1ケタまで落ち込んじゃったから、
さすがに色々と努力はするんでしょうけどネ。。。

投稿: テンメイ | 2007年1月24日 (水) 10時33分

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