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『ホタルノヒカリ』脚本をチェックすると・・

秋ドラマ・レビューは、3本の候補作から1本に絞るのに時間がかかったせい

で、いまだに放送日からの遅れを取り戻せない。『医龍2』第1話が2日遅れ、

『ハタチの恋人』第1話が4日遅れ、『ガリレオ』第1話が6日遅れ、『医龍2』

第2話が6日と22時間半遅れ。ここでようやく『医龍』と『ハタチ』に別れを告

げて、『ガリレオ』第2話が6日遅れ。。

   

で、今週は『ガリレオ』第3話を3日か4日遅れでアップして、来週からは2日遅

れの平常パターンに戻す予定だったのに、どうも4日遅れの金曜アップさえ出

来そうにない。現在まだ2割程度の出来だ。まあ、秋は既に本格的レビューを

4本、軽いレビュー2本(『キューティーハニー THE LIVE』1と『医龍2』2)、

『ガリレオ』の物理解説記事3本をアップしてるわけだから、実はもの凄いハイ

ペースなんだけど、世間的にはそう見えないだろうね。この辺で1本、軽いドラ

マ記事をアップして、常連さんの不満をちょっとでも和らげとこう。単なるつぶや

き程度だけど、あれこれ頑張ってますよってアピールね♪

      

       ☆            ☆            ☆

さて、今回つぶやきの対象にする月刊『ドラマ』(映人社)って雑誌を初めて知っ

たのは、ちょうど1年前くらいだ。『たったひとつの恋』のレビューのネタをあれ

これ物色してる時、たまたま12月号を本屋で見つけて即購入。脚本(シナリオ)

関連の専門誌で、人気・実力共にトップクラスの北川悦吏子が書いた脚本とド

ラマを比較する作業は面白かったし、脚本とノベライズ本がかなり違うってこと

もよく分かった。本体800円、税込840円の価値は十分あったと思う。

   

ただ、その後は気になる記事が載ってなかったし、『華麗なる一族』や『ホタル

ノヒカリ』では興味が原作(山崎豊子,ひうらさとる)に向かったこともあって、

いつの間にかこの雑誌を見なくなってた。ところがつい先日、たまたま11月

の見出しが目に飛び込んで来たのだ。特集 水橋文美江『ホタルノヒカリ』

最終回こそ卓袱台を投げたくなったものの、かなり優秀な脚本家だなって感

覚はあったし、いまでも『ホタル』へのアクセスは続いてる。気分転換にもなる

し、久々に買って記事を書こうかなとか思って、パラパラと立ち読み開始。

    

『ホタル』の脚本が、第1・8・9・10話と4本も載ってるし、水橋のロング・イン

タビュー(写真付き)もあるし、水橋批評なんてものまで付いてる。これはラッ

キー♪と思って、本気で読み始めた。一番インパクトがあったのは、ドラマと

ほとんど同じだってこと。もともと、アホ宮=干物女=雨宮蛍(綾瀬はるか)

ぶちょお=高野部長(藤木直人)を光らせるために書いたってこともあるのか、

細かい台詞までほとんど同じで、俳優2人によるアドリブとか、演出家など現

場の判断による手直しってものが、ほとんど見当たらないのだ。もちろん、本

屋で立ち読みしただけだから、ドラマとじっくり見比べれば違いはあるだろう。

でも、水橋文美江自身がインタビューの中で認めてたし、ドラマがかなり脚本

のまま作られてることは間違いないと思う。

          

これは、『ひと恋』と比べても目立ってる特徴だ。『ひと恋』の脚本の場合、そ

もそもスタートからドラマと違ってたし、亀梨和也や綾瀬の台詞も「ト書き」(台

詞周辺の説明)もあちこちドラマと違ってて、凄く興味深かった。だから1000

円近い超地味な専門誌にも関わらず、すぐ買ったのだ。

    

ところが、『ホタル』の脚本には、なかなかドラマとの違いが発見できない。間

違い探しパズルか『ウォーリーをさがせ』かよ!と、内心つぶやいたほど♪

最終回のあの幼児語2つも、蛍のやたら長~い告白も、ドラマのまんま。結局、

その場で気付いたのは、一番最後の僅かな違いだけだった。ドラマだと、「山

口百恵、引退だって」「いつの新聞だよ!」とかいうやり取りは、縁側で行われ

て、ラストカットは家の外景。脚本だと、このやり取りは、縁側じゃなくて家の外

景に重ねられてる。これはドラマの方が上手かったと思う。

    

本人が認めてたけど、水橋はかなり頑固な所があるらしくて、プロットライター

(筋書きのプロ)の提案もほとんど無視したらしい。まあ、そうゆう事が認めら

れるほど、プロデューサー(櫨山裕子・三上絵里子・内山雅博)や演出家(吉

野洋・南雲聖一・茂山佳則)との信頼関係が築かれてたってことなのかね。

結局、あまりにドラマのままだから、買うのは止めてしまった。ま、いずれ脚本

全体が1冊の本として出版されるかも知れないしね。

   

ただ、一つだけオヤッ?!と思ったことがある。脚本の一番最後が、「to be

 continued」って感じで、話の継続をハッキリ示してたのだ。続編は、私とし

ても望むところ♪ そもそも、記事でハッキリ主張したように、私はあのドラマ

がいわゆる「ハッピーエンド」になったとは思ってないし、原作も継続中。2人の

やり取りも面白かったし、干物女の綾瀬も可愛かった。スペシャル版でもいい

けど、できれば『医龍2』みたいにオリジナル脚本で続編を作ってもらいたいも

のだ。上司と部下の恋愛を描くんじゃなくて、恋愛1歩手前の奇妙な同居の復

活をじっくり楽しませて欲しい。。

   

という訳で、『ホタル』の脚本をめぐって軽くつぶやいてみた。この記事は、水

曜夜の立ち読みの時点で金曜あたりに書こうと思ってたものだけど、たまたま

今日、読者からのコメントにも触れられてたので、急いでアップしたってわけ。

ま、雑誌の最新号の特集記事だから、「シンクロニシティ」(synchronicity=共

時性)とか言うのも大げさだろうけど、ちょっと面白い偶然だった♪

ではまた。。☆彡

    

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.蛍の心情については結構説明が書き込まれてるのに、高野の心情に

    ついてはあんまし無かった。これは、高野については水橋の好きなよ

    うに書いたって話と関係あるのかな。つまり、脚本も撮影現場もお互い

    自由にやったとか。。

   

P.S.2 水橋は俳優と会うのもなるべく避けてたそうだ。俳優に合わせて書

      いてしまうのを防ぐためらしい。

    

cf. 脚本とドラマの関係~『たったひとつの恋』第7話

   『たったひとつの恋』脚本・ドラマ・ノベライズの比較

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   女というものは存在しない~『ホタルノヒカリ』第1話

   ネガティブからポジティブへの反転~『ホタルノヒカリ』第2話

   愛の道化の温かさ~『ホタルノヒカリ』第3話

   安らぎへと回帰する緊張~『ホタルノヒカリ』第4話

   本を読むこと、本を書くこと~『ホタルノヒカリ』第5話

   閉じられた空間での静寂なる接近~『ホタルノヒカリ』第6話

   乗り越えられないものは存在する~『ホタルノヒカリ』第7話

   『ホタルノヒカリ』第7話の『猿蟹合戦』をめぐる解釈

   終わった夏、終わらない夏~『ホタルノヒカリ』第8話

   ありのままという縁側の難しさ~『ホタルノヒカリ』第9話

   縁側と結ばれた少女~『ホタルノヒカリ』最終回

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較1

   『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較2

   『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較3

   『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較4

   『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較5

   『ホタルノヒカリ』最終回予告から予想される結末☆

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   『ガリレオ』第1話の脚本チェック☆

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コメント

テンメイさん こんにちは
今日もお天気よくて自転車に乗るには最高の季節でしょうか。
久しぶりに、秋クール、テンメイさんは何をウオッチするのかな~っておじゃましました。
そうしたら、月間『ドラマ』に関してのおもしろい記事を発見!
私は購入しましたよ~、はい、出版社の思うツボです。
ホタルではテンメイさんならではの洞察力のある記事堪能させていただきました。
ありがとうございます。
私、秋クールは結局NHKばっかりになりそう(SPが今日からですね)かも
東野圭吾で福山さん主演と聞いてガリレオ楽しみにしてたのにちょっと・・・でした。
このテイストでの容疑者Xの映画化はやめて欲しいなぁ
また、遊びに来させて下さいネ

投稿: ru- | 2007年11月 3日 (土) 14時56分

> ru- さん
  
こんばんは♪ 久しぶりですネ! 
春以来のコメントでしょ。どうもどうも☆
自転車には最高の季節なのに、仕事やブログでさっぱり乗れず。
もともと一番忙しい時期なんですよ。いい季節なのに。。
   
秋はかなり迷った末に、放送前から第一候補に挙げてた
『ガリレオ』に決定。一番人気で月9ですしネ。
この記事は、月刊『ドラマ』の立ち読みに関するつぶやき
程度のものですけど、書いて良かったな。
Yahoo!のブログ検索がすぐ拾ってくれたせいで、多くの
『ホタル』ファン(特に藤木ファン)が読んでくれたようです♪
買っちゃいましたか! いや、僕も迷ったんですけどね。
あまりにドラマ通りだし、完全版が出版されるかも知れないし。
『ホタル』のレビュー、読んで頂けましたか♪
最初から最後まで、独自路線を突っ走っちゃいました(^^)
続編で2人が再スタートしてくれたら読み通りなんだけどな。。
   
NHKのドラマにハマってるんですか。
僕は去年の冬の『氷壁』以降、ほとんど見てないな。
NHKは、ドキュメンタリーかニュースかスポーツか。
あれ、『ガリレオ』はダメでしたか。それは僕も残念。。
原作とイメージが違い過ぎるって理由でしょうか。
映画化もやめて欲しいくらい、お気に召さないわけね。
『ガリレオ』以外もたまに書くし、毎日更新ですから、
またいつでも遊びに来て下さいネ♪☆彡  

投稿: テンメイ | 2007年11月 4日 (日) 04時17分

テンメイさんこんにちは
捻挫大丈夫ですか?
『ガリレオ』の物理解説記事すごいですね~
ダメじゃないですよ、福山さん好きだしドラマとしてはおもしろく仕上がってます。
ただ悪いクセで、原作を知ってるとドラマが始まる前に自分が演出家まがいに頭の中でシチュエーションしてしまうんですよ。
『氷壁』も(これも楽しみにしてたから)そういう意味でNHKにクレームつけようかと思ったドラマでしたよ。
あれは、穂高を舞台にしてるからいい話だったのに海外に舞台を移してしまって、受信料返せ~て愚痴ってた記憶があります。
『SP』は『ハゲタカ』の1話見た時みたいにちょっと興奮してしまいました。
どちらも3話あたりでまあまあになったところが似てるかな。
あまり期待をしないで見るってことが大切かもですね。
あー生意気だー。。。すいません。。。

投稿: ru- | 2007年11月18日 (日) 13時39分

> ru- さん
  
こんにちは☆
捻挫は全くの想定外でしたけど、順調にリハビリ進行中。
ご心配ありがとうございます♪
  
『ガリレオ』、僕自身は自信を持って書いてるし、
自分で面白がってるんですけど、以前からの
読者の方にはかなりウケが悪いみたいでね。。(^^ゞ
ま、半年間大勢来てたはずの藤木ファンが一斉に来なく
なったってことかも知れないし、僕の記事アップが
やたら遅くなったってこともダメな要因かも。
ドラマの内容も、『ひと恋』『華麗』『プロポ』『ホタル』
とは全く違う、1回完結型・科学ミステリーですしね。
まあ、物理系の検索がチョコチョコ入ってるから、
無意味ってこともないんだけど、ちょっと残念です。。
  
ru- さんって、勝手なイメージとして、ホンワカした女性だと
思ってたんですけど、かなりマニアックですよね(^^)
ま、ウチに書き込むような人はほとんどそうですけど♪
自分で演出ね。月刊『ドラマ』まで買っちゃうし・・^^
『氷壁』は原作知らずに見ましたけど、途中から
のけぞってました。最後は、何じゃ、こりゃ!って感じ。
あれ以来、NHKのドラマは見る気がしなくて。
穂高って、そんな大きなポイントだったんですか。
個人的な思い入れもあるんでしょうかね。。

『SP』は時間帯的に僕がドラマ見る時じゃないし、
初回の手抜きチラ見でも、ピンと来なかったんですよ。
あれはもっと真面目に見るドラマなのかな。
まあまあになったって表現が笑えますね♪
期待しすぎないってのは、人生全般に言えることかも。
特に、大人になってからはね。。
    
ともかく、ru- さんがかなりのマニアだと分かっちゃったから、
これからもマニアックな書き込みを期待してますよ!
僕自身があれこれ好き勝手書きまくってるから、少々過激な事を
書いても、みんな温かく読んでくれるでしょう。。☆彡

投稿: テンメイ | 2007年11月18日 (日) 18時26分

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