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何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

 オレ 何でボクシングやってんだ?

 食いたいもんもガマンした 毎日朝早く起きて走った

 何のためだ?

 あっ シスター 何か カッコ悪いなぁ オレ

 倒れてるとこ見られてる 立て!

 何かオレ 負けたくないです シスター

 シスターにもトオル君にも喜んでもらいたかったけど

 何か 負けたくないです 負けたくないです!

 私は 私は何も分かっていませんでした

    ・・・(中略)・・・

 会長 オレ 全力で闘ったの 初めてかも知んないです

 すっげぇー 気持ちいいです オレ やっぱりボクシング大好きです

 やっと分かったか このバカ! (背中バシッ!)

 頑張って! 2人とも頑張って!♡

    

        ☆          ☆          ☆

美味しそうだったなぁ・・・あのカツ玉牛♪ たこ焼きだの、ホカホカおでんだの

より全然上だったな。もちろん、「お供え」のご飯よりもネ。三品食堂に行って

730円払えば、紀子ちゃん(南沢奈央)が出してくれるわけか。基本的に、牛

めし(460円)とトンカツとカレーの三品の組合せだけでやってる店。経営効率

良さそうだし、大好物が売り物だし、いいんじゃないの。畑中耕作(亀梨和也)

引退して紀子ちゃんと一緒に店を継ぐってのもアリでしょ。

    

シスターアンジェラ(黒木メイサ)なんて、ルックスが美形なだけ。確かに修道女

コスプレは似合ってたし、光と音楽に包まれたキレイな登場だったけど、言うこ

とコロコロ変わるし、世間知らずだし、ウソついて修道院抜け出して男のもとに

向かうし、歩道を自転車で暴走するしネ♪ 演技もビミョーだし。そりゃ、別の話

か♪ ま、リカコちゃん達が作った肉団子とかの味も忘れられないってことかね。

案外シスターミリー(江口のりこ)の冷たい視線の味が忘れられなかったりして。。

       

注目の第1話(Round1)を見終わって一番心に残ったのは、ドラマとしては

まずまずの出来だったボクシングシーンでもないし、1年ぶりに見た神崎弘人

(in『たったひとつの恋』)の懐かしさでもない。リカコちゃんや幼かった会長の

可愛さだ☆ そりゃ、ロリコンか♪ 危ないわ! そうじゃなくて、「食べ物」だ。

大人向けのケンタッキー粗挽き黒胡椒チキンCM(by亀梨)も良かったけど、

それより「カロリー高そう」なカツ玉牛♪ 

検索したけど、Yahoo!もGoogleもちょっとしかヒットしない。ってことは、し

ばらくして検索し直すと、『1ポンド』の記事がズラッと並ぶわけね。「1ポンドの

福音 カツ玉牛」で検索して、ウチが何位にランクされるか、ちょっとだけ楽し

みかも。「ガリレオ 円端具流」の時は自信あったけど、これは平凡すぎてダメ

か♪ ま、「そんなの関係ねぇ!」

1/20 追記:現在、Yahoo!で約61件中の3位。淋しい・・)

       

さて、ウチの熱心でマジメな読者の方々は、何ふざけてるんだ!とご不満か

も知れない。2日もかけて、いきなりコネタだらけのスタートかよって感じでね♪

でも、私は大マジメだ。今回の話の中心、実は「食べ物」なのだ。より正確

に言うと、食欲。もっと一般的に言うと、人間の基本的欲望の話だ。だから、

食べ物の話は決して小ネタじゃなくて、大ネタなのだ。

     

人間の3大欲求は、食欲・性欲・睡眠欲だとよく言われる。これらが本当にベ

スト3かどうかはともかく、基本的で重要な欲望だってことは確かなはず。この

うち、食欲と性欲が今回の話の大きな部分を占めてたのは明らかだろう。

          

ボクシングは食欲や体重と限界まで闘う特殊なスポーツで、だからこそタイトル

「1ポンド」(1pound = 453g)なんて重さが使われてる。試合前日の計量で、

フライ級(3番目に軽い日本人向けクラス)の体重制限50.8kgをたった1ポン

ド上回ってしまったために、耕作の試合は中止。みんなに迷惑をかけて、引退

を決意するハメにまでなっていた。折角、60kgの標準的体重から9.2kgも減

量したのに、修道院で食欲に負けたせいで全ては水の泡だ。

    

また、若くてキレイな女性に優しくされたら、どんなヘロヘロ状態でも燃え上がっ

てしまうのは、20歳前後の男が持つ強烈な性欲のなせる技だ♪ 苦しい減量

中のロードワーク(屋外でのランニング)でフラフラ倒れこんでる時でさえ、一気

に飛び起きて「元気モーリモリ!」でパワーが溢れ出す。その辺りを考えると、

性欲は食欲よりも強いと言っても過言ではなかろう。 

    

相手のアンジェラの方を見ても、禁欲的なはずの修道女が、ウソをついてまで

COLOSSEUM JAPAN(=日本闘技場;有名な後楽園ホールとは違うか?)

へと試合(BOXER’S PRIDE)観戦に向かったのも、罪の意識やフツーの気

がかりだけじゃないはずだ。

なるほど、高山ボクシングジム所属の日本ランク6位・ドラゴン神崎との試合前

に耕作が失格になったのは、アンジェラが食べ物を勧めたのが一因だった。お

まけに、「人は苦しみから解き放たれた時、新しい光を見ることができるのです」

なんて怪しげな言葉で、耕作を引退の方向へとかどわかしたし、さくらスポーツ

ジムの元・東日本新人王、鬼丸勝兵(田中要次)の試合前には、わざと負ける

ようにそそのかしてた。いくら若い修道女だからって、世間知らずにもほどがあ

る。アンジェラの罪は、お祈りやザンゲじゃ消えないし、ミリーのお仕置きでも足

りないだろうから、申し訳なくて試合を見に行くくらいはフツーかも知れない。

      

でも、シスターグレイス(中村果生莉)に見つかった窓辺の祈り程度ならともかく、

届けも出さずにウソをついてまで歩道を暴走したのは、もはやフツーじゃない。

自転車好きなら知ってる通り、いまや歩道の暴走は犯罪とみなされる。規律正

しいはずの修道女がウソ&犯罪にまみれてしまったのは、彼女が修道院って

いう無菌室で抑圧してきた性欲が、イケメンと触れ合うことで急に表面化して来

たってことだ。もちろん、性欲なんて言葉が引っかかるんなら、愛と言い直せば

いい。ちょっと不正確でミスリーディング(=誤解を招きやすい)だけど、女性向

けの翻訳サービスってことでOKとしよう♪

         

        ☆          ☆          ☆

ところで、この記事のタイトルは、今回のドラマで何度も口にされてた「何でボク

シングやってんだ?」。これを食欲と性欲で説明すると、例えば次のようになる。

──ボクシングで世界チャンピオンになって、何度も防衛すれば、大金を手に

入れて美味しいものをたくさん食べることもできるし、素敵な女性も手に入る。そ

こまで行かなくても、減量に耐えて「試合が終わった後って何か、飯が上手い」

わけだし、強い男はモテるはず。だから、ボクシングやってんだ──。

    

でも、この説明はすぐにグラつく不十分なものにすぎない。向田ジム(正確には

向田拳闘クラブ)の会長・向田聖子(小林聡美)のひとり息子・勝己(山田涼介

Hey!Say!JUMP)でさえ、サラリーマンになった方がいいとか冷たく言い放っ

てたくらいで、トータルの生涯収入で考えると、超一流の世界的ボクサーでもな

い限りサラリーマンに負けるし、事故死のリスクや後遺症もある。ボクサーだと

保険加入も制限される。また、飯が上手いのは試合の後じゃなくてもいいわけ

で、私自身が普段から体験してるように、思い切りスポーツした後の飲み食い

は何だって上手いのだ。物足りなければ、ダイエットで味付けすれば更に美味

しくなる。ともかく、食欲は重要だけど、食欲のためにボクシングするってわけじゃ

ないはずだ。

     

また、大好きなアンジェラから試合に負けるように頼まれて、笑顔で承諾。その

彼女が見に来てたんだから、鬼丸にダウンを奪われた際には立ち上がらない

方が、性欲 or 愛にとっては有利だろう。「僕が負けたら喜んでくれますか?」

ていう質問を繰り返した時、アンジェラは無言だったものの、否定はしなかった。

好きな女性が喜ぶ姿を見れること自体を考えても、その後のハッピーな展開を

予想しても、やっぱりダウンしたまま負けた方が性欲 or 愛には有利だ。

ところが、耕作は鬼丸とのボクシングを止めないどころか、シスターとトオル君

の目の前で逆転勝ちしてしまった。だから、性欲も重要だけど、性欲のために

ボクシングするってわけでもない。

    

では、ボクシングをやる理由として欠けてる決定的なものは何なのか。それは、

闘争本能だ。3大欲求にはフツー入らないけど、余りにも明らかで基本的、おま

けに男に際立ってる欲望。もちろん、闘争の仕方には色々ある。戦争、TVゲー

ム、出世争い、論争、女の取り合い、レース、etc。でも人間が、特に男が一番

最初にやる激しい闘争は、ケンカという名の格闘技だ。つまり、生身の肉体を

使って興奮状態で行う、原始的で身体的な闘争。だからこそ、私も含めて、格

闘技好きな男は多いわけだ。紅白歌合戦の裏番組として格闘番組が健闘して

る事実は、趣味の多様化や視聴スタイルの変化だけでは説明できないだろう。

       

ちなみに私は、ケンカもかなり強かったけど、身体で勝てない時には口ゲンカ

で相手を泣かしてた。ケンカの強い奴ってのは勉強がイマイチのことが多いか

ら、その弱点をビシビシ攻撃するとあっけなくダウンする。この戦術には、逃げ

足の速さが必要条件だから、足腰も鍛えられるのだ♪ 最低のガキかよ!

      

昔話はともかく、闘争っていうのは、「負けたくない」からやるんじゃない。微妙

な点だけど、それは逆であって、むしろ、闘うから負けたくないのだ。そもそも、

単に負けたくないだけなら、最初から闘わないのが最高の戦術or戦略だろう。

闘う限り、負ける可能性は必ず存在する。それでも闘ってしまうところが、本能

の本能たる所以だけど、あえて更にそこを説明するなら、勝ちたいから、相手

より上に立ちたいから(ピラミッド型の階段が象徴)ってことだけじゃなくて、「全

力で闘った」「すっげぇー、気持ちいい」からだ。その素晴らしさは見てる者に

も通じるからこそ、「2人とも頑張って!♡」ってことになる。

     

この点は、今回のドラマも含めて、これまでドラマや漫画でさんざん描かれて

たことだ。闘ってる最中も気持ちいいし、闘い終えて興奮・痛み・疲れ・緊張か

ら解き放たれた瞬間はもっと気持ちいい。それは、一仕事終えた後の居酒屋

のビールの10倍以上、帰宅後に家族の視線を気にしながら飲む酒の100倍

以上の心地良さだ♪

ボクシング漫画の不朽の名作、『あしたのジョー』の有名なラストで、燃え尽き

た矢吹丈がリングで白い灰のようになった時に見せてる表情は、まさにその

気持ちよさ、究極の快楽を表すものだろう。。。

             

       ☆          ☆          ☆

もちろん、闘争本能だけでボクシングの理由になるわけではない。結局、食欲、

性欲、闘争本能を中心として、様々な要因が複雑に絡み合うことで、耕作はボ

クシングに向かうわけだ。その辺りは、今後のドラマの中で具体的に細かく描

かれるだろう。人間が社会的動物である以上、耕作がボクシングをやる理由

にも、自分だけじゃなくて周囲の他人が大勢関わってくる。毎回の試合相手や

アンジェラは当然として、意外に大きなポイントなのは会長だと思う。

      

かつての世界チャンピオン・大城竜二郎と会長とのつながりは何なのか、高山

ボクシングジムの会長ともめたのは何なのか(ドッグフードが関係するのか・・)、

そもそも「根性なし」の耕作がボクシングを始めたのはどうしてなのか、今後の

展開が気になるところだ。キャストはもちろん、スタッフの活躍にも期待しよう。

脚本・福田雄一、演出・佐藤東弥、プロデューサー・河野英裕・小泉守・下山潤、

音楽・井筒昭雄・川嶋可能、その他大勢の皆さん、頑張ってね☆

     

で、終わりにしようと思ったけど、そうそう、大事なことを忘れてたわ。ボクシング

の解説。女性はあんまし知らないでしょ。多分、ドラマの中の言動もピンと来な

かったものが結構あるだろうから、ここで簡単に説明しとこう。ホラ、そこで早速

スクロールしようとしてるあなた! ドラマは先が長いんだから、今のうちに勉強

しといた方がいいかもよ♪

      

まず、会長が初めて耕作に注目したリングのシーン。あれはヘッドギア(頭の防

具)を付けてたから、おそらくプロテストだ。あの時、耕作は右ストレート(右手を

真直ぐ前に力強く伸ばすパンチ)で相手をダウンさせた。それを見た会長が、か

つての世界チャンピオン・大城竜二郎の右ストレートと重ね合わせたわけ。ちな

みにあれは試合じゃなくてライセンス用の実技試験だから、相手をダウンさせる

んじゃなくて、自分の色んなテクニックを審査員に見せるためのもの。だから逆

に、そんな場で相手を倒してしまうっていうのは、その選手が型破りのボクサー

だってことを示してる。ボクシング漫画でありがちなエピソードだ。

    

次に、理論派の先輩ボクサー・上田(岡田義徳)の台詞を説明しよう。「相手、

ファイター・タイプでガンガン来ると思うんで、オレ、アウトからジャブ突いて、距

離取って、頭動かして、相手が空振りした所を、コンビ組んでったら完封です」。

つまり、相手は接近して打ち合うタイプだから、上田は離れた位置から軽いパ

ンチ(ジャブ)を出して、相手を接近させないようにする。この時、相手は無理し

て大振りのパンチを出して来るから、頭を動かして空振りさせて、ストレート、フッ

(横振りのパンチ)、アッパー(下から上へと縦に突き上げるパンチ)とかを組

み合わせて打って、またすぐ離れる。すると、相手を完全に封じることができる

・・・っていう意味だ。

    

もちろん、「言うは易し、行うは難し」であって、そんなに上手くいかないのはドラ

マでも一緒。上田は試合だと頭が真っ白になって、全く作戦を実行できないま

ま惨敗。会長に叱られてた。ちなみに、格闘技に限らずスポーツ系のフィクショ

ンでは、ほとんどの場合、理論派は脇役 or 引き立て役だ。主役は耕作みたい

に、才能とハートがメインで、そこに努力をトッピングしたキャラが普通。これは

現実にもかなり合ってる設定だと思う。そもそも理屈屋は、ボクシング以外の闘

争を選びがちなもんだ。

             

さらに、タイトルが「1ポンド」ってことで、やたら繰り返されてた計量シーン。日

本では95年から試合前日になったようで、原則として16時から20時の間と

定められてるらしい。だから、16時くらいに早めに済ませて、その後は適度に

食事を取って試合に備えるのがベストだ。ドラマではなぜか13時35分に1回

目の計量が失敗して、タイムリミットの2時間後の再計量でも失敗。たった1ポ

ンドのオーバーで、結局失格になってた。

     

最後に、耕作と鬼丸の試合前のレフェリーの注意。「バッティング、ローブロー

に注意して。ブレイクしたらすぐに離れる。正々堂々と闘うように。グローブ合

わせて」。つまり、頭突きや腰から下へのパンチは禁止。接近して身体を手で

抱き寄せるクリンチは一瞬しか許されないから、レフェリーが「ブレーク!」(=

break)と言ったらすぐ離れなきゃいけない。クリンチを何度も繰り返して逃げ

るのも、ブレイクで離れる間際にパンチを打つのも、「正々堂々」としてないと

みなされる。対戦する2人は、軽くグローブを合わせた後で試合開始。ただし、

グローブを合わせるフリだけとか、わざと合わせないとかいう事もある。プロの

試合は、インターバル(休憩)1分を挟んで、1ラウンド3分を4回以上継続。だ

から、ジムの練習の際も「Boxing timer」で3分ごとに区切ったりしてた。

            

さぁ、これで可愛い亀ちゃんが何をやってるのか、よく分かるでしょ。エッ、聞き

流した? あっ、そう♪ ま、想定内だから驚かないけどネ。あと、忘れてたけど、

このドラマって『ひと恋』とは違って、最初からコメディと宣言してるんだよな。そ

の点にも触れて、ホントの終わりにしよう。

    

亀梨ファンは、子供の抱っこ妄想シーンとか、あちこちでニコニコできただろう

けど、それ以外の方は笑えたかな? 失格になった計量の時、亀梨が思い切

りお腹を突き出して横からのカメラを意識した演技はわざとらしくて面白かった

ものの、むしろ私にとってお笑いの主役はアンジェラだった。試合会場(後楽園

ホール?)には覗き見に来るし、相手のボクサーの家まで上がりこんで鍋囲ん

でるし、自転車で歩道を暴走しながら「主よ。ウソをついてしまいました。お許し

を」なんてトボけた懺悔してるし♪ 「いいからつべこべ言わずに闘いなさい! 

この根性なし!」っていうのも悪くないし、夜中にスタスタと修道院を抜け出そう

とする時の手足の使い方もコミカルだった。

    

ただ、『未来講師めぐる』の深キョン&クドカン=宮藤官九郎ワールドを見た直

後だったせいもあったのか、イマイチ突き抜けてないんだよな。19歳でモデル

出身って言うと、つい『喜多善男』の吉高由里子の意外に上手い演技と比べちゃ

うけど、まあ黒木は『JJ』の人気モデルだし、個性的な美形だから良しとしよう。

でも、コメディを前面に押し出してるんなら、鍋のシーンで一瞬あぐらを組むくら

いのサービスはあっていいし、リングサイドの萌えシーンも『ガリレオ』の内海薫

(柴咲コウ)みたいな演技&演出が欲しかった。八百屋のお買い物シーンなら、

「アジ3匹ください」とかネ♪ 実際、一見シリアスを装ってた『ひと恋』でさえ、ヒ

ロイン・菜緒(綾瀬はるか)はそうした軽いボケをかましてたはずだ♪

     

院長役で、もたいまさこが出てたこともあって、『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』

思い出したんだけど、演出家の佐藤東弥が一致してるわけね。『マイボス』は人

気コメディだけど、私は笑えなかったし、深みも感じなかった。フジ月9と違って、

日テレ土9は子供向け・家族向けの要素が強い時間帯。でも、『野ブタ。をプロ

デュース』や『ギャルサー』みたいに深みのあるドラマ、大人が真剣に見るに値

する高度な技巧を織り込んだ作品もちゃんとある。その辺りが、『1ポンド』には

欠けてるのだ。百歩譲って言うなら、私と演出家の相性が悪いだけなのかも知

れないけど、たとえ『1ポンド』が『マイボス』みたいに一般ウケしても、この演出

家、いや、このドラマの演出に対する私の評価は、ほとんど変わらないだろう。

     

という訳で、結局冬ドラマのレビュー対象に選ぶのかって? 『喜多善男』や『ガ

リレオ』の記事とこの記事を比べれば、一目瞭然でしょ。『未来講師めぐる』は

見て楽しむだけのドラマだったから、今期は残念ながら(?)『喜多善男』でほぼ

決定。正式決定は、第2話を見た後。ただし、今まで亀梨のドラマは3本連続で

扱ってたし、今期は前期ほど忙しくもないから、時間があれば何回かレビューし

たいとは思ってる。今後の出来にもよるけどね。。

     

あぁ、これでまた読者が大幅に入れ替わっちゃうな。ま、週1本のマニアック・

レビューだから、仕方ないか。私は「根性あり」だから、ガマンするとしよう♪

それでは。。☆彡

       

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.耕作が鬼丸を倒した時、コンビネーション(動きの組合せ)の掛け声が

    「チン・トン・シャン」から「カツ・玉・牛」に変わってた。あれは今後も使い

    そうな感じだな。あと、耕作がリカコちゃんを抱きかかえて、空気入れを

    交わした時、映画『マトリックス』みたいに上体を大きく後ろへそらしてた。

    あれはやや高度な防御技術のスウェイ(orスウェイバック)と似た動き。

    わりと長めの映像で強調してたから、ひょっとすると後の話への伏線か

    も知れない。強敵相手に、あの防御を使うとかね。

    

P.S.2 アンジェラ(angela)って名前は、もちろんエンジェル(angel)の変形。

      「天使」って意味だ。シスターミリーは、多分「military=軍人」と語源が

      同じ。シスターグレイスはもちろん「優雅」。 聖エリシオ修道院のエリ

      シオは、よく分からないけど「楽園」って意味じゃないかな。語源を遡

      ると、おそらく太陽だと思うけどね。。

     

P.S.3 『ひと恋』と同じで、また主題歌『LIPS』はKAT-TUNなわけね。第

      一印象としては、小田和正の『僕らの街で』の方が良かったかな。売

      り上げのバトルにも注目。ファンは1人2枚以上がノルマでしょ♪

    

P.S.4 カツ玉牛はホメたけど、全般的にこのドラマの食べ物の映し方は、グ

      ルメ番組ほど美味しそうには見えない。例えば冒頭のタコ焼き。どう

      せお遊びシーンなんだから、湯気の強調はもちろん、もっと思い切っ

      た映像の方が良かった。「食べ物」はこのドラマの主役なんだしね。

     

P.S.5 鬼丸のエピソードは、原作のままなんだろうか。善戦むなしく負けて、

      爽やかに言葉を交わして引退、でも息子は満足してくれる・・・一瞬で

      全て予想できちゃったんだけど、これも土9的な配慮ってことかね。

      ま、実際、『水戸黄門』も『医龍』も、型通りのストーリーで人気取って

      るから、いいって言えばいいんだろうけどさ。。

    

P.S.6 『医龍』といえば、石坂役の高橋一生。相変わらず嫌味な役だけど、

      薄味だからピンボケ気味になってた。「実はいい奴」って感じの流れ

      にするんなら、先に「一見イヤな奴」ってイメージを強調してくべきだ。

        

P.S.7 第1話の視聴率はどうだったのかね? まだ見当たらないけど、15

      %は超えたかな。。

   

P.S.8 「1ポンドの福音」って言葉。要するに、ささやかだけど素晴らしい天

      (or 神)のメッセージor 贈り物ってことだろう。とりあえず、ギリギリの

      減量に耐えるボクシングの価値とか、アンジェラとの出会いとかを指

      すのは想像できるけど、今後丁寧に描き出して行って欲しいもんだ。

       

P.S.9 かなり目立ってた、水辺の大きな木。亀梨ファンでなくても、『野ブタ』

      第1話を思い出す所だろう。不気味な野ブタ=信子(堀北真希)はい

      なかったけどネ♪ いずれ、切り倒されて船で運ばれたりするのかな。

      今後の使い方に注目しよう。。☆彡

   

cf.『1ポンドの福音』第2話、軽~いつぶやき♪

  『1ポンドの福音』第4話、時計の針の重なりと小さな幸せ

  『1ポンドの福音』第6話、生きる強さと笑い

  『1ポンドの福音』第8話、軽~いつぶやき♪

  『1ポンドの福音』最終回、軽~いつぶやき♪

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

  現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

  悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

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コメント

そっか、結局これはチョイスしなかったのね。
なんかこの先の展開も二人の過去もあまり興味がわかないんですよね・・・。
喜多善男かー。それでは3ヶ月のお別れです・・・なんてね。

投稿: お気楽 | 2008年1月14日 (月) 20時56分

テンメイさん こんばんは

人間の3大欲求とボクシングを絡めて考えるのは
面白いですね
切り口が さすがだと思いました

全力で闘う気持ちよさ
耕作は 自分でもそれを感じたし
鬼丸や その息子 アンジェラにも
そのことを伝えたのでしょうね
周りに大きな影響を与えながら
本人が意識していないところが耕作らしいですね

亀梨君のファンは 当然(?)女性ばかり(?)なので
男性から見た 亀梨君主演のボクシングの物語の受け取り方
興味深かったです
ありがとうございました

喜多善男 面白そうな話だと思い
見たいと思いながら 1話 見逃してしまいました
2話 チャンスがあれば 見たいです
また 来させていただきます

投稿: anan | 2008年1月14日 (月) 22時43分

やあ、今日はSMAP dayだったのでコメント遅れた(笑)で。。。レビューはあしたの喜多善男にほぼ決定なのね。1ポンドは時間があれば?今期はそんなに忙しくないんだ~じゃあ、楽しみにしてるよ。
1ポンドは期待していなかったけど、土曜9時らしく普通に楽しめたよ。亀ちゃん、あんな細いのにボクサーの役大丈夫か?って思ったけど、ボクサーは細いんだった(笑)闘争心より食欲。。あのかつ丼美味しそうだったなぁ。。。ごっくん。
黒木メイサがちょっとタイプではない(笑)
ドラマレビューだけをやっているわけじゃないので
3~4本に絞りたいのですが、まだ絞れない状態なのですぅ。。。ヤバイですぅ。

投稿: アンナ | 2008年1月15日 (火) 00時07分

>お気楽さん
   
いやぁ、チョイスしたかったのは山々なんだけど、
残念!1ポンド斬り!(死語か・・) 譲りますよ♪
と言っても、そちらも興味なさそうですよね。
喜多善男よりはマシって程度なのかな。
3ヶ月のお別れは多分ないですよ。
1ポンドもまた書きそうだし、薔薇を書くかも。。☆彡
  
P.S.そちらのレス。しのぶちゃんって分からなかった
    から、調べちゃいましたよ。
    古典的な女子高生ですね。あだち充っぽい感じ♪
   
  
> anan さん
   
こんばんは☆ 3大欲求の話を思いついたのは、
食べ物へのこだわりからです。
土9って、食べ物の話が多いと思うんですよね。
それはやっぱり、視聴者層を広く見てるからって
いうのが大きいんでしょう。
子供からお年寄りまで、誰でも関心を持ちやすいもの。。
  
耕作が周囲に与える影響は確かにあるんですが、
耕作が受ける影響の方が大きく扱われると予想してます。
「福音」って、素晴らしいものを受け取ることだから。
ただし、アンジェラがボクサー耕作から受け取る福音
とか考えると、耕作が大きな影響を与えるのも確かです。
  
亀梨の男性ファンって、いるんですかね?
「寡聞にして知らない」ってやつかも。
多分、山Pの方がある種の男性にウケそうな感じ♪
そんな所で負けても、別に悔しくないでしょ?(^^)
女性はどうしても亀梨の可愛さって点に目が行くでしょう
から、僕は逆にボクシングとか闘争にこだわってみました。
フツーに見た時の、ストーリーの中心テーマ☆
   
『喜多善男』も面白かったけど、『薔薇』の方が
遥かに一般ウケしそうな感じがしましたね。
今さら変えるのも難しいけど・・ (^^ゞ
『1ポンド』は、毎週見るかどうか怪しいですけど、
今週は試しにもう一度見るつもりです。
記事はしばらく期待しないでくださいね♪
そちらも応援してますよ。ではまた。。☆彡
  
  
>アンナちゃん
   
やあ、今日は月曜だし薔薇初回だから、遅れると思ったわ(笑)
で。。。レビューは喜多善男で文句ないでしょ♪
そっちの評価もわりと高かったしネ。
今期は「前期より」忙しくないだけだから、
そんなにドラマ記事を書ける状況でもないのよ。
1ポンドより薔薇を書きたい気分かな。。
  
「ある意味で土9」らしかったのはその通り。
ただ「オレの評価する土9」はちょっと違うんだよな。
ボクサーは細いのよ。特に、日本人に多い軽量級は。
男は食欲より闘争心! でも、あれは美味しそうだったな。
かつ丼じゃなくてカツ玉牛ね。牛とのミックスが売り♪
黒木メイサって、雑誌モデルが一番向いてると思うけどネ。
  
今期はTAKUYAで時間取られてるんでしょ。
早く絞らないと、ダイエットするパワーも無くなるよ♪☆彡

投稿: テンメイ | 2008年1月15日 (火) 03時44分

テンメイ様、こんばんは。
ふふふ・・・薔薇の誘惑を
やはり・・・感じたようですな。
ま・・・今回は大傑作になるかどうかは
別にしても
そこそこ問題作がそろっているようでございます。

その中から「あしたの・・・」選択は
結構・・・乙だと思いますよ。

さて・・・1ポンドでした。

キッドは作品というものは
世界に対するリスペクトが大切だと思っています。

1ポンドの場合はまず
高橋留美子が
少年誌の女流コミック作家という立場である。
ということにポイントがあります。

彼女は男の子の漫画が大好きだったんですね。

当然・・・そこに「あしたのジョー」が
あるわけです。

特に力石徹の減量と死のロマンへの
リスペクトがある。

もちろん、「あしたのジョー」は
ボクサーやボクシングへのリスペクトがあります。

そこで「1ポンドの福音」は
ボクシングへのリスペクト
「あしたのジョー」などのボクシング漫画への
リスペクトがあるのです。

これをドラマ化するスタッフは
ボクシングへのリスペクト
「あしたのジョー」などのボクシング漫画への
リスペクト
そして「1ポンドの福音」へのリスペクトを
しなければならない・・・。

これが欠けると・・・
こうなってしまうという・・・
いい教材だと思いました。

ふふふ・・・まあ・・・もう少し
視聴は続けますけれども。

投稿: キッド | 2008年1月16日 (水) 02時09分

>キッドさん
   
こんばんは☆
ふふふ♪ やっぱ『薔薇』は魅力的でしょ☆
『薔薇のない花屋』が、薔薇みたいな魅力を放つって
いうのも、なかなかヒネリが効いててイイですね。
そうなんですよ。今期は気になる作品が多くて困ります。
視聴率的には、『薔薇』の独走になりそうですけどね。
   
その中からあえて『喜多善男』を選ぶってところが、
マニアックサイトとしての攻撃的姿勢を表してるわけです♪
ま、適度に一般ウケも狙いますけどね。攻撃と防御。
   
さて、これは『1ポンド』の記事でした。
世界に対するリスペクトね。なるほど。
『1ポンド』は、世界と言うより、亀梨ファンと
一般視聴者をリスペクトしてるんでしょう。
格闘技ファンやマニアックな視聴者でもなくてね。
記事に続いてコメントでも力石を強調するっていうのは、
体重変化の大きさからの発想ですかね。
それとも、原作をよくご存知なのかな。
高橋留美子はよくご存知のようですけど。
僕は何にも知らないもんで、原作が問題なのか
ドラマが問題なのかもよく分からないんですよ。
両方のような気がするなぁ。。

もう少し視聴ってことは、止めるかも知れないのかな。
キッドさんにしては珍しい気がしますね。
僕も「根性あり」だから、もう少し視聴してみます。
それにしても、そちらのレスには笑いました♪
このレビュー、究極の婉曲表現のつもりで頑張ったのに、
僕の繊細な心配りがあっさり見透かされてるわけか (^^ゞ

男は優しくなければ生きる資格がない。
今後は更に男を磨かないと、生きて行けないかも。。♪☆彡

投稿: テンメイ | 2008年1月16日 (水) 22時42分

テンメイさん、こんばんは!
すっかり遅くなってしまいましたが、もう次のレビューにかかってるんでしょうね。
お疲れ様です~☆

ボクシングはやっぱり苦手かな~とは思うのですが
やはりここは使命感もありまして見るでしょうね。
レビューはともかくとしてもかなりの贔屓目は必要と思ってます。
でも1話目は全く期待しないで見て、十分楽しめたのでまあまあではないかと思ってました。
次の記事に数字が載ってましたね(笑
見てしまったけどそんなものだと思います。
このドラマは食べ物が重要ポイントなんですね。
確かにカツ玉牛もたこ焼きもおいしそうに見えませんでした^^;

なぜ闘うのって??
殿方の持つ闘争本能が獲物を求めて闘った原始以来、DNAに組み込まれてるからですよねぇ~。
つくづく本能なんだということがよ~くわかりました。
「勝ち」に行くという気持ちがなかったらこの先、つまんないですよね。
今、勝ちたいと思うものが何もない場合、どうやって自分を鼓舞しましょう??
んん~でも何とかガンバル。
意味不明なコメントになってごめんなさい。

喜多さんの方をレビューしつつ、時々亀ちんも
夜霧死苦!!^^

投稿: エリ | 2008年1月17日 (木) 20時47分

>エリさん
  
こんばんは! お忙しそうですネ♪
僕もかなり追い詰められてましたが、昨日『喜多善男』の
第2話レビューを終えて、峠を通過したって感じです。
ま、今月一杯はひたすら「根性」かな。。
  
ボクシングはダメですか。ま、女性はそんなもんでしょ。
K1ならイイとかいう意味不明な女性も中にはいますけど♪
使命感ね。ファンなら、そりゃ当然でしょう。
ひいきって言うのは、必ずしも悪い事じゃありません。
レビューのひいきも、考え方次第ですよね。
公平なレビューだけじゃなく、偏ったレビューもアリでしょう。

あれ、数字知らなかったんですか?
あっ、ひょっとして見ないようにしてたとか。
もしそうなら、悪い事しちゃったかな。結果的には。。
ま、第2話の視聴率の方が見ものでしょうけど。
喜多善男は見事にボンビーメンに撃沈されちゃいましたよ ^^;

食べ物の映し方、上手くなかったでしょ。
カツ玉牛は、テレビ画面じゃなくて中身を頭で
考えた方が、むしろ美味しそうだなと思えます。
原始時代のことは想像するしかないわけですが、
ともかく殿方は闘争好き♪
女性が上手くなだめないと、世の中大変ですよ ^^
  
「意味不明なコメント」、面白いですネ! 意味は明確です。
勝ちたいと思うものが何もないんですか?
僕なんて、あり過ぎて困ってますけどね (^^ゞ
勝ちに行くっていう気持ちがない状況は、枯れた状態とか
悟りの境地だから、まだまだ先で十分でしょう。

自分に勝つっていうのもちょっと抽象的だから、
恋愛ゲームに勝つとか、美の競演に勝つなんてのは如何?
僕とキッドさんの予想バトルに参加ってのも歓迎しますよ♪
喜多善男のラストはどうなるかっていう予想の戦いです。
   
亀ちんも頭には入れときますけど、それより「夜露死苦」!
『ガリレオ』じゃ、フルフェイスなんて言葉も出してたし、
ひょっとしてエリさん、実は・・・
ま、想像して楽しむだけにしとこうかな(^^♪☆彡

投稿: テンメイ | 2008年1月18日 (金) 02時53分

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