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裁判員の候補者から外される仕組み~朝日新聞『人を裁く』

いよいよ裁判員制度の導入が秒読みになってきた。我々みんなが、人を裁く側と

して、裁判に参加する可能性を持つことになる。来年2009年5月21日以降に起

訴された、重大事件に関する地方裁判所での裁判が対象。まず有権者の約350

人に1人がくじ引きで候補者に選ばれ、そこから更に約14分の1まで絞り込まれ

る。その結果、有権者の約5000人に1人が裁判員に選ばれる(他に補充裁判

員も選ばれる)。そして、基本的には、裁判官3人、裁判員6人で審理・裁判を進

めていくわけだ。

                  

今日08年11月28日から、候補者通知(=裁判員候補者名簿記載通知書)が発

送されるから、約0.3%の確率で、明日には自分のもとに届くかも知れない。ちな

みに、もし私に届いたとしても、守秘義務があるのでブログには書けないようだ。で

も、ブロガーって数百万人もいるんだから、絶対に誰か書くと思うな。ま、小市民ブ

ロガーとしては、この程度の文章で留めとくのが賢明でしょ♪

     

29日追記: 今朝の朝日新聞によると、匿名性が保たれてるサイトなら書いても

         いいし、匿名性が保たれてないサイトが書いても罰則はないそうだ。

         ウチとしては、やっぱり書くつもりはない)

                 

この裁判員制度には、既にメディアで報道されて来た通り、色んな問題点があっ

て、反対運動も根強いんだけど、11月26日の朝日新聞・朝刊の記事にはちょっ

と驚いた。「人を裁く」シリーズの第3部「選ばれる日」(中)、「外す側の論理」と見

出しが付いた記事だ。

                  

候補者の中から最終的に裁判員6人が選ばれるのは、またクジ引きだ。ところが

その直前の過程で、弁護側と検察側がそれぞれ4人までを候補者から外すこと

ができるらしい。しかも、候補者にとっては、クジで外れたのか、弁護側や検察側

によって意図的に外されたのかは分からないのだ。

      

外れればラッキーと思う人も多いだろうけど、よく考えるとかなり引っ掛かる話で

もある。外す仕組みを導入した理由や意味について、記事から引用してみよう。

            

   「外された側」には不合理としか思えないこの仕組みは何のために

   あるのか。「突拍子もない考えをしそうな人」を除いて裁判の公正さ

   を保つとともに、弁護人や検察官にとっても納得できそうな市民を

   選ぶためにつくられた。

     

つまり、外された人というのは、裁判に参加する資格のない例外的な人だと判断

されたってことだ。代表的な基準は、死刑賛成か反対か。死刑反対論者は検察

側から外され、死刑賛成論者は弁護側から外される可能性が十分ある。また、

ありそうな話として記事が遠回しにほのめかしてるのは、若い女性は被告に厳し

いから弁護側が外す、高齢の男性は刑がやや軽いから検察側が外すというパ

ターンだ。どうだろうか。なるほどと思う人もいるだろうけど、恣意的(=勝手&適

当)だとか失礼だと思う人も少なくないだろう。

        

ちなみに諸外国ではどうか。今年から「国民参与裁判」が始まった韓国でも、似た

ような仕組みがあるらしい。デンマークは原則としてないけど、アメリカでは質問攻

めで候補者を厳しく選別するとのこと。う~ん、何ともアメリカらしい話だね。。

             

個人的には、外されること自体は結構ラッキーだと思うけど、外されたという個人

情報が外に漏洩するのは不愉快だし、実害が及ぶ恐れもある。俗っぽい言葉を

使うなら、あいつは変なヤツだってことだし、警察に情報が漏れた場合、未解決

事件の捜査で容疑者の候補にされてしまうことだってあるかも知れないもんね。

          

もちろん、何事にもマイナスとかネガティブな面は必ずあるわけで、外す仕組み

がおかしいから裁判員制度や陪審制はダメだなんて話には直結しない。ただ、

抽選を用いた建前上の公平さに反して、実際には思想、性別、年齢、服装とか

による人間の人為的選別が、裁判員制度には組み込まれてるという具体的事実

は知っとくべきだろう。

            

極端な話、これを逆手に取って自分の応答や服装を意図的に操作すれば、裁

判員を逃れる確率をアップさせることだって可能なのだ。反対に、選ばれる確率

をアップさせることも可能だろう。ちなみに、日当は1万円以内。日数は、約7割

が3日以内、約2割が4~5日、約1割が5日超とのこと。フリーターにとっては、

短期にちょっとした収入を得られるバイトかも知れない。

                                                        

とにかく、制度のスタートまで残り半年。候補者に選ばれる可能性は低いけど、

事態の進展は注視しときたい。ではまた。。☆彡

    

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.全国の約29万5000人に通知が発送された28日の朝日・朝刊のデータ

    を見ると、各裁判所ごとの当選確率は、大まかに言って、都会が高くて地

    方が低くなってる。最高は大阪本庁の1/211(約0.5%)、最低が秋田

    の1/786(約0.1%)。ちなみに東京本庁は1/257(約0.4%)だ。

     

P.S.2 この記事は、先日のテレビ版『CanCam』の記事に続いて日刊ココログ

      ガイドとニフティ・トップで紹介して頂いた。スタッフさん、度々どうも♪

081129

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