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リハビリ5日目、アクセス解析を楽しんだ後♪

RUN14.4km,1時間10分32秒,心拍156

ウチの場合、本格的レビューの対象にしてる連続ドラマが終了すると、急激に

アクセスは減っていく。今までなら、また次のクールには「拡大再生産」みたいな

感じで増えるし、連続ドラマ以外にもドラマとか芸能関連の記事を書くことでアク

セス数をなるべくキープしてたんだけど、今はそうゆう事をやる気分じゃないので、

亀梨和也&田辺誠一『神の雫』のオンエア中の半分くらいまでアクセスは減って

しまった。

           

これが不愉快かと言うと、意外にそうでもない♪ この半月でレベルの高い記事

を何本も書いてるから充実感はズッシリあるし、検索サイトも相変わらず高く評

価してくれてるから、悠々自適のブログ運営なのだ。実は、アクセスが減ること

自体にもメリットがある。アクセス解析をじっくり味わう余裕が生まれるのだ。あん

まり多いとザッと流し見するのが精一杯だけど、今くらいならそこそこ楽しめる♪

      

たとえば、昨日の記事には世界フィギュアの話を書いてるけど、これに対して

ちらの国から幾つも検索が入ってるのだ。ま、記事の内容はまったく穏当だから

何ともないけど、やっぱり刺激的な事は書かない方がいいよなぁと改めて思った。

あと、ウチには何の情報も無いのに、なぜか山P=山下智久の彼女に関する検

が増えてる ^^; 何じゃ、こりゃ!と思って調べてみると、先月から新たな噂が

広がってるんだね。信頼できる情報源は見当たらなかったけど、熱烈なファンの

方々にとっては気になって仕方ないわけか。そのエネルギーを他の事に回せば

いいのに・・・とか書いてもムダだから止めとこ♪ 書いとるわ!

                        

もう一つ、芸能ネタを書いとくと、ウチにはもともと藤木直人ファンの読者がやたら

多いんだけど、去年の夏以降は記事を書いてないから、ファンの皆さんはほとん

ど消えてしまってた。ところが、今月に入ってからかな、藤木関連のアクセスが地

味に増えて来てるから、調べてみると、春から主演ドラマが2つも始まるんだね。

            

日テレの深夜ドラマ『イケ麺そば屋探偵~いいんだぜ!~』と、テレ朝の木曜ドラ

『夜光の階段』。とりあえず、頑張ってるネ、とだけ書いとこ♪ いや、うっかり口

が滑って、中居正広主演の『婚カツ!』初回をレビューすると書いちゃったから、

余裕がないわけよ。ま、イケ麺の初回くらいサラッと見てみようかな。もう今週末

からスタートなのか。キムタク=木村拓哉の『全力坂SP』と重なってるんだなぁ。。

             

           ☆          ☆          ☆

って感じで、アクセス解析をじっくり見て、そこから色んなことを調べると、あっと

言う間に時間が経っちゃうのだ♪ そのうち眠くなって来たから、走るの止めよう

かとも思ったけど、月末くらいケジメをつけとこう。まだ2週間の風邪から回復し

きってないもんね。8km、10km、12.2kmと3日連続走って、今夜は14.4

kmまで距離を伸ばしてみた。僅かな距離とはいえ、病み上がりの4連発だ。

           

今度こそのんびり走ろうと思ったのに、どうも上手く調整できなくて、自然にスピー

が上がってしまう。おまけに、珍しくおまわりさんが2人パトカーで来て、公園の

見回りをしてたから、何となくスタスタ急ぎ足になってしまった。何の後ろめたさも

ないんだけど、前に1回止められて、丁重に職務質問されたことがあったから、

そんなスキを与えたくなかったわけ♪

         

結局、トータルでは1km4分54秒ペース。ちょっと苦しかったけど、まあ着実に

回復してるのは間違いない。これで明日15kmちょっと走れば、リハビリも今月

のノルマもキレイに終了って感じなんだけど、イマイチ自信ないな。ちょっと用事

が溜まってるから、ビミョーな感じ。ま、なるべく走ることにしよう。ではまた。。☆彡

                     

 往路(1.15km)  6分30秒   平均心拍127

  1周(1.1km)   5分43秒         143

  2周         5分35秒         148

  3周         5分31秒         152

  4周         5分27秒         155

  5周         5分21秒         157

  6周         5分20秒         160

  7周         5分17秒         160

  8周         5分13秒         162

  9周         5分12秒         164

 10周         5分07秒         166

 11周         4分55秒         170

 復路          5分22秒         166

 計14.4km  1時間10分32秒     156(84%)  最大171(ゴール時)

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リハビリ4日目、世界フィギュアを軽く見た後で

RUN 12.2km,1時間00分08秒,心拍155

久々にフィギュアスケートを見た。もともと好きなんだけど(もちろん女子シングル

とペアのみ♪)、最近は色々と余裕もないし、あんましインパクトも感じなくて、年末

以来ご無沙汰になってしまった。

                        

今回の世界フィギュアも、SP(ショートプログラム)終了時点で優勝が難しくなって

たし、浅田真央も安藤美姫もさんざん見て来たから、ちょっと新鮮味に欠ける

もある。それ以前に、イナバウアー・荒川静香の金メダルで、フィギュアはもう頂

点を極めた感もある。それでも見たのは、雑用の合間にたまたま放送してたし、

ネットの応援合戦がヒートアップしてるのを目にしてたからだ。

                                    

そう言えば、野球のWBCで日韓対決が盛り上がった直後だし、韓国のキム・ヨナ

については先日ちょっとした話題になったんだよな。会場が太平洋を越えたロサ

ンゼルスだったのは幸運と言うべきか。私も日本人だから、基本的には日本の

応援をするんだけど、でもまあ今回は素直に認めるべきでしょ。キム・ヨナ、すっ

かり女王の貫禄が出てるもんな。顔も身体も女性らしくなってる。女子初の200

点台、しかも207.71点ってことで、見事な優勝だろう。でも、来年のバンクー

バー五輪は日本が金銀独占ってことで♪ 安藤の銅メダルは嬉しそうだった☆ 

                                                   

ちなみに、日韓対決以外にもヒートアップしてる部分があるようだけど、もうちょっ

と優しい気持ちとか、トップ選手への敬意とか、そうゆうものを持ちたいもんだね。

ごく一部の富裕層&エリート向けスポーツではあっても、あそこまで行こうと思っ

たら、痛かったり怖かったり冷たかったり、フィギュア独特の困難に打ち勝つ必要

があるわけだ。才能、努力、実績、すべて世界トップクラスの人間だってことがホ

ントに分かってれば、多少の不満くらいは取るに足りないこと。そろそろネット社

会も成熟していかなきゃね。。

                          

          ☆          ☆          ☆

さて、雲の上のアスリートの競演を見た後は、地上の平凡な市民ランナーの出

番になる。本格的な風邪を引いて、昨日が13日目。ようやく日常生活はラクに

なったけど、まだ鼻とノドが完治してないし、足腰は弱ったまま。8km,10kmと

走ったのに続いて、昨夜は12.2kmまで延ばしてみた。その前の10kmがか

なりキツく感じたから、ジョギング程度でいいと思ってたのに、勝手に足がスタス

タ動くし、ストライド(歩幅)も意外に伸びてくれる。鼻やノドも、走ってる時の方が

調子がいいんだよな。こないだ朝日新聞で読んだ医学情報は本当だった。

    

結局トータルでは1km4分56秒ペース。最後の周回は1km4分20秒ペースだ

し、全体的に余裕もあって、足腰のガクガク感もかなり消えてきた。この調子であ

と2日慎重にリハビリを続けよう。僅か2週間前には荒川で42.195km走り抜

いてるんだから、風邪さえ完治すれば体力の回復は早いはずだ。ではまた。。☆彡

                        

 往路(1.15km)    6分33秒   心拍124    

  1周(1.1km)     5分48秒      142            

  2周            5分36秒      145               

  3周            5分32秒       148       

  4周            5分26秒      155             

  5周            5分24秒      158             

  6周            5分20秒      161             

  7周            5分12秒      164            

  8周           5分10秒      166

  9周           4分47秒      171

  復路            5分20秒      167             

 計 12.2km 1時間00分08秒    心拍147 (最大心拍171,周回ラスト)

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リハビリ3日目、牛の歩みで回復中・・

RUN 10km,50分00秒,心拍154

サッカーW杯アジア最終予選、日本代表がバーレーンを1-0で撃破! まるで

野球のWBC優勝の勢いを受け継ぐかのように、ワールドカップ出場に向けて大

きく前進した。何だかんだ言いつつ、日本も出世したもんだね。W杯初出場を決

めた「ジョホールバルの歓喜」から僅か11年半なのに、それ以降は4大会連続

出場なんだから。いや、まだ決定じゃないけどさ♪

          

ちなみに日本の得点は、玉田が反則をもらった後の、中村俊輔の「FKもどき」♪

チョコンと蹴り出したボールを遠藤が1回止めて、俊輔があらためてフリーキックっ

ぽくシュートしたら、相手DFに当たってコースが変わったため、ゴールキーパー

が反応できなかったもの。メディアでは「FKからのシュート」とか書いてた。まあ、

入れば何でもいいわけで、本人はちょっと不満そうだったけど、十分立派なゴー

ルだ。ホント、シュンスケ様様だね。次は6月6日、アウェーでのウズベキスタン

戦。これで勝てばW杯出場決定だし、負けてもまだ余裕がある。

                  

97年のフランスW杯予選だと、ウズベキスタン戦なんて、加茂監督更迭で岡田

なった直後だから、まったく余裕なくて大騒ぎだったのに、ほんと隔世の感が

あるよなぁ。。と言いつつ、また岡ちゃんが監督やってる辺りが面白いんだけど♪

岡田が最後の最後に代表メンバーから外したカズ=三浦和良が、まだJ2の現

役って所も感慨深いね。。

                      

         ☆          ☆          ☆

な~んて郷愁や感慨にひたってる場合じゃないのだ。私は荒川のレース直後の

風邪が予想通り長引いて、まだ全然立ち直れない状態。3月15日に42.195

km走った後は、24日に8kmジョグ、27日に8km軽く走っただけで、当然体力

ガタ落ちだし、体重も増えた感じがしてる。熱はあんまし無かったせいで、風邪の

わりには食欲が落ちなかったのだ。

        

昨日の夕方から、ようやく風邪薬パブロンを飲まなくなったんだけど、まだノドも

鼻も治ってなくて、日常生活も不快なまま。でも、そろそろ月末だから、夜中になっ

てトボトボと近所の公園に走り出した。1時から女性ファッション誌『CanCam』の

テレビ版、『テレキャン』が始まるから、その前には帰宅してる必要がある。11月

の初回をたまたま見て、記事を書いたら意外なヒットになったから、12月の第2

回も記事をアップ。ところが1月の第3回、2月の第4回と見逃しちゃったから、今

夜はちゃんと頭に入れてたのだ。ま、ブロガーはネタに敏感なわけよ。って言うか、

私が可愛いモデルに敏感なだけかも♪

                      

という訳で、体調は悪いけど時間がないから、心拍計をにらみつつハーハーゼー

ゼー。前日の僅か8kmの疲れが残ってて、太腿がガクガクするのが何とも情け

ない。それでも、最終周は1km4分30秒ペースだし、トータルでも1km5分ペー

ス。最後は心拍179まで追い込んでる(遅いのに・・)。少しずつだけど、確実に

回復してるようだ。明日はのんびり12kmくらい走りたいかな。ではまた。。☆彡     

             

往路(1.15km)   6分53秒  平均心拍119

 1周(1.1km)    5分46秒        141

 2周          5分43秒        146

 3周          5分26秒        156

 4周          5分19秒        161

 5周          5分15秒        165

 6周          5分19秒        166

 7周          5分01秒        170

復路           5分17秒         168

 計          50分00秒        154 (最大179,ゴール時)

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映画『おくりびと』と青木新門『納棺夫日記』の違い

先日、花園大学の仏教学者・佐々木閑のコラム「日々是修行」(朝日新聞・夕刊)

に関する3本目の記事を書いたら、熱心な読者の方から興味深いコメントを頂い

た。アカデミー賞・外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の原作とか制作のキッカ

ケと言われる著作の『納棺夫日記』後半は、仏教・思想関連の話になっていて、

それが深くて面白かったとのこと。私は単純に、お仕事日記の葬式ヴァージョンか

と思ってたので、早速ネットであちこちチェック。なかなか面白い作業になったの

で、記事にまとめておこう♪ ちなみに受賞直後にも、簡単にコメントしておいた。

          

           ☆          ☆          ☆

映画化のアイデアを早くから思いついた主演のモックン=本木雅弘は、『納棺夫』

を参考にしたんだけど、その後色々あって、映画では「原作」扱いにならなかった

・・・・・・ここまでは新聞やテレビのニュースで度々伝えられて来たことだ。でも、そ

の細かい経緯や内容については知らなかったから、森進一の『おふくろさん』歌詞

変更問題みたいな感情のこじれかな、とか勝手に想像していた。でも、どうやらこ

れは、思想・宗教に関わる根本的なズレの問題のようだ。

            

「原作者」とも言われる青木新門氏(以下、敬称略)のHP『shinmonの窓』にアク

セスすると、まずトップの美しさに魅せられた。最上部が、ヒマラヤの雪山写真な

のだ。ウチのブログトップにもその種の写真をよく飾ってるけど、それはあくまで美

しい自然の風景としてのもの。ところが青木のHPでは、仏教・ヒンズー教・ラマ教・

ジャイナ教、四つの宗教の聖地として、ヒマラヤ最西端の未踏峰の霊山「カイラス

山」(標高6656m)を掲げている(なぜかカライスと誤記されてた)。ここから既に、

宗教や思想へのこだわりを持った人だということがよく分かるのだ。

                

続いてすぐ目に付いたのは、「他は見ても見なくてもいいですが、この写真だけは

クリックしてぜひ見てください」という文章。奇妙なほど存在感のある子供の白黒

写真がサムネイルになってて、素直な私はまずここからクリック。すると、「一枚の

写真」というページが開いて、拡大写真と共に説明文が出た。

      

何と、直立不動で唇を噛み締めた少年が背負ってるのは弟の遺体で、健気にも

火葬場へ1人で運んできた所らしい。太平洋戦争の悲惨さを無言で語る様子を、

元・米国大統領専属カメラマン、ジョー・オダネル氏が写して、青木は14年前に

写真展で見て涙したとのこと。この米国のカメラマンの話は、去年夏にNHKスペ

シャル『解かれた封印』でも紹介されたそうだ。

       

これ以上は、あえてここには書かないので、興味のある方はご自分で読んで頂き

たい。ともかく、不気味なほど暗いページを恐る恐る読み始めた私の目に、いつし

か涙が浮かんでた。また、「この写真だけはクリックして」と強調する青木の強烈

なこだわりにも納得できたのだ。

          

           ☆          ☆          ☆

その後、トップページに戻ると、まず目に付くのが「News」として強調されてる項目、

映画「おくりびと」。クリックすると、前半はわりと普通の賛辞やコメントが書かれて

る。ただ、その中で目立ってるのは、『納棺夫』の中の一文、「蛆も命なのだ。そう

思うと蛆たちが光って見えた」。1ヶ月放置された遺体を納棺した際のこの文章に

目を留めた本木が青木に電話したのが、2人の交流のきっかけとのこと。まだ20

代だった本木の鋭い感受性に、青木は驚いたらしい。

            

一方、このページの後半には、映画「おくりびと」と「納棺夫日記」に<かはりめ>

あり、と大きな赤い活字で強調されている。<かはりめ>(つまり変わり目)とは、

山田孝之&綾瀬はるかのドラマ『白夜行』でも話題になった、親鸞『歎異抄』で使

われてる言葉で、簡単に言えば根本的違いとか、本質的差異いうことだ。彼岸

の世界まで考慮してるかどうか、という問題。

                 

『おくりびと』と『納棺夫』の違いは、死生観とか宗教的思想なのだ。『おくりびと』は、

あくまで「この世」の話として、あるいはその最後として、死を描いてる。人と人の

つながりや家族の絆を、風景と共に美しく描いてはいるものの、「ヨーロッパ近代

思想の人間愛で終わっていた」。それに対して、『納棺夫』が語ったのは、「浄土」

「後の世」「後生」「浄土」という仏教的な概念。あるいは、そうした後世と現世とを

一体として考えた場合の、<永遠>。その中で、生と死が一体となる瞬間の「光」。

        

だからこそ、映画化にあたって宗教色が消されてしまうのは我慢できなかったわ

けだ。「私の生き方に関わる問題」なのだから。 「私は著作権を放棄してでも『納

棺夫日記』と『おくりびと』の間に一線を画すべきと思った。妥協することの出来な

い一線であった」。

             

にも関わらず、アカデミー賞受賞後に押し寄せたマスコミの記者たちに、「いくら説

明してもカットされ、私の意に反する記事や映像が流れる結果となった。あきれる

とともにへきへきして3月1日を期して取材を断ることにした」。なるほど。。まあ、

記者たちの側にももちろん言い分はあるはずだけど、青木の考えはかなり分かっ

たような気がするし、納得できるものでもある。

         

           ☆          ☆          ☆   

ちなみに、青木の宗教思想の具体的中身に関しては、別のページに簡単な「つぶ

やき」が一応あるんだけど、それについては今回は流しておくことにしたい。内容

が分からないからではなく、逆に分かりやすいからだ。また、特殊な体験とか過去

の著名人らの言葉を持ち出す身振りにも、ややコメントしづらい側面はあった。

ひょっとすると、後で『納棺夫』を読んでまた何か書く可能性はあるけど、しばらく

はノーコメントに近い軽い扱いに留めておこう。

        

「いのちのバトンタッチ」という「POEM」や、「宮沢賢治様」という「ESSAY」につい

ても、名前を挙げるだけにしておく。とにかく、全体的に見て、この青木という人の

存在は強烈に心に訴えかけるものがあった。それは確かなことだ。

            

ネットで、青木が関わってきた葬儀業者「オークス(OARKS)」のHPを見ると、

章よりも遥かに親しみやすい、微笑んだ写真も見ることができた。あえて俗っぽい

表現をするなら、「ちょっと頑固で宗教好きな優しいおじいちゃん」って感じで、貴

重な存在なのは間違いないと思う。

         

映画に関しては、いずれ何らかの形で、本木や滝田洋二郎監督はもちろん、才

能ある脚本家・小山薫堂まで含めた「和解」が成立するかも知れない。ただ、映画

自体に対して何か本質的な修正とか補足が行われない限り、このまま微妙な距

離は残り続けるだろう。もちろん、青木らしい筋の通し方であって、それはそれで

いいわけだ。あるいは、青木の意にかなう新たな映画化が行われるなら、それも

また素敵な生産的進展だろう。

            

それでは、この辺で。。☆彡

          

        

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.青木が取材を断る直前のものらしきインタビューが、毎日新聞2009年3月

    2日(東京朝刊)に掲載されたようで、ネットでも簡単に読むことができる。

    アカデミー賞:外国語映画賞受賞「おくりびと」  宗教色薄めて家族を描く

    と題されたこの記事には、映画と「原作」の違いも具体的に書かれてるので、

    おそらく青木もそれなりに納得しただろう。ちなみに著名な評論家・佐藤忠男

    と川本三郎のコメントも含まれている。

          

P.S.2 「納棺夫」というのは青木の造語、「おくりびと」は小山の造語。ついでに

      「納棺師」というのも、一業者の造語っていうお話。まあ確かに、普通の

      人にとっては「葬儀屋さん」として一まとめになってる存在だろうね。。

              

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

cf.『おくりびと』、柔らかい救いでアカデミー賞☆

  植木等『スーダラ節』と親鸞『歎異抄』

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ようやくリハビリ2日目、また僅かな距離・・

RUN 8km,42分40秒,心拍145

注目の女子高生・プロ野球選手、ナックルボールの吉田えり。見事なデビュー

ね。9回裏、リードしての当番で、三振を1つ、四球を一つ。僅か9球だし、盗塁も

決められちゃったけど、何といってもいきなり三振を取ってるのが凄い! 観客も

11592人で独立リーグとしては大入りだろう。試合も勝ったし、お見事、お見事☆

それにしても、ユニフォームが様になってるし、可愛いね♪   

                   

っていうニヤケた話はともかく、私は超~眠いのだ! こりゃ、キツイわ。。ブログ

の毎日更新さえ無ければ、すぐに寝てた所だけど、ここがガマンのしどころなのよ。

睡眠不足が溜まってるし、まだ風邪も治ってないのに、小雨が止んだばかりの近

所の公園にヨタヨタと走り出した。

               

荒川のレース直後の風邪で8日間も休んだ後、火曜の夜にようやく8kmのジョ

グ。そこから少しずつ戻して行くはずだったのに、水・木・金と仕事に追われて

ランニングどころか寝るヒマがない状況。そんな中、手抜き記事でサラッと仕上

げるつもりだった昨日の宗教・思想関連記事に予想外の時間を取られて、ます

ます生活全体が追い込まれたわけ。

       

で、疲れのピークの金曜夜、腫れたノドを気遣いながら、23時にスタート。ブログ

の締切が24時だから、8km走るのが精一杯。時々咳こみつつも、予想よりは少

しマシな走りで、1km5分20秒ペースまで戻すことができた。って言っても、僅か

8kmだから、高校陸上部時代なら28分くらいで走ってたんだよなぁ。いやいや、

よくもまあここまで落ちぶれたもんだわ。思えば遠くへ来たもんだ。。

                         

ま、ともかく一応走ったし、ブログの更新も強引に間に合わせたから、良しとしとこ

う。10日ぶりにパブロンを飲むのを止めたのも進歩だ♪ 明日から月末までは、

毎日少しずつ走って体力を回復させていく予定。あぁ、自転車も乗らなきゃなんな

いし、バイクを動かさなきゃバッテリーがマズイ! ってことで、また明日。。☆彡

                  

  往路(1.15km)    7分11秒    心拍112    

  1周(1.1km)      6分19秒        135            

  2周            6分11秒       140               

  3周            5分50秒        153       

  4周            5分33秒       156             

  5周            5分20秒       160                 

  6周(0.2km)     1分06秒        164             

  復路            5分16秒        160             

  計  8km      42分40秒        145 (最大心拍171,ゴール時)

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宗教学者という困難、あるいは至福~佐々木閑「日々是修行」(朝日夕刊)

やはり今週が最終回だったか。。おそらくそうだろうと思って、2月末の1本目の

記事「信仰、信頼、愛」に続き、先週2本目の記事「仏教の語り方と目的」をアップ

しといたわけだが、折角だから最後も軽く触れとこう。本来なら、これまでより本格

的に論じるべきだけど、私は今、仕事に追われてそれどころじゃないのだ。走ると

いう修行に回す時間もないから、せめてブログの毎日更新という修行の形だけは

死守するとしよう♪

 

意味など考えず、ただ全身で丁寧に形を守ること。これこそ、道元禅師や曹洞宗

による「威儀即仏法」という教えの根本だろう。ま、私は別に仏教徒じゃないし、特

定の宗教に肩入れするつもりもないけど、禅宗というのは昔からわりと好みなの

だ。花園大学の仏教学者・佐々木閑(しずか)の2年間にわたるコラム連載も、そ

の毎週執筆という形だけで既に、「日々是修行」と呼びうるものになってるだろう。   

 

         ☆          ☆          ☆

さて、2009年3月26日・朝日新聞夕刊に掲載された、最後のコラムの内容は、

ある意味でタイトル通りだったと言えなくもない。「釈迦の教えに魅せられて」。人間

の苦悩を消すお釈迦様の「教えに触れて、魅了された。だから、その釈迦の仏教

を伝えたくて、このコラムを書き続けてきた」。また、「釈迦の教えが、時代の塵に

まみれていく歴史・・・・・・の流れを遡って、なんとかもとの姿を復元したい。それが

私の望みである」とのこと。。

 

これは佐々木自身による自己像だが、愛読者の私という他者からは、かなり違っ

た姿に見えている。私が読んだのは、あくまで佐々木自身の文章であって、釈迦

の教えというわけではない。そもそも私は、「釈迦の教え」に興味があると言えな

くもないけど、そのようなものは知らないのだ。そして、知らないものに興味をもつ

ことなど論理的に不可能だろう。。とか書くと、懐かしさと共に苦笑する方もいらっ

しゃるだろう♪ そう。この論法は、釈迦とほぼ同時期の古代ギリシャ哲学で問題

となった、「イデア」に関する問い、あるいはアポリア(=難問)の中で登場するもの

と同じ形なのだ。

 

ソクラテスの考えを受け継ぎつつ、独自の発展をもたらしたプラトン。彼は、この

現実世界を遥かに超越した、理性だけが認識できる真の実在(=イデア)だけ

を真剣に追い求めるべきだと主張する。ところが、こうしたプラトン哲学に対して

は直ちに反論や疑問が生じるわけだ。知らないものをどうして追求できるのか。

あるいは、いま獲得してる知識がそのものの知識だと、どうして言えるのか。そ

れは結局、そこで追求してるものが、実は既に我々の知ってるものだからだろう。

という事は、それはあくまで現実世界のものにすぎず、特別な存在ではないのだ。。

 

こうした反論や疑問に対して、プラトンは弁明する。いや、我々は昔、その真なる

存在を知ってたのに、忘れてしまったのだ。だから、それを思い出せばいいだけ

なのだ。。「想起説」と呼ばれるこうした考えをもってしても、さほど難点が解消す

るわけではないことくらい、プラトン自身が一番よく理解してただろう。そう言いた

くなる気持ちは分かるものの、結局また新たな「神話」が一つ創られただけなの

だ。プラトン哲学の崇高な真実性を守ろうとする学者の微笑ましい姿ほど、それ

が神話にすぎないことを雄弁に語るものは、他にないだろう♪ もちろん、神話と

しての価値を否定してるわけではないので、念のため。

 

特別な真なる存在を追求するという困難さは、プラトンだけでなく、信仰厚き仏教

学者の佐々木に対しても付きまとうことになる。彼は、今の仏教は偽物だから、

本物の釈迦の教えを復元したいというわけだ。でも、本物を知らない状況で、どう

やって本物を復元するというのか。

 

答は簡単なのだ。本物の復元というのは、既に存在するものの中で、自分が

「本物」だと思うものを創って行く作業なのだ。つまり、この現実の中での個人

創造、あるいは周囲の共鳴との共同制作であって、遥か彼方に既に存在する

(or 存在した)本物の復元などではないのだ。もちろん、それがいけないと言っ

てるのではなく、それでいいのだ。

 

私がこの連載コラムに見たものは、釈迦の教えと言うより、佐々木の思索だ。仏

教学者という困難なポジションにおける、心の揺れと言ってもいい。一方で、今現

在の仏教の中でも、「信仰」の気持ちは抱いてる。ところが他方、「学問」としては、

ただ単に信じるだけではなく、自らを現実の仏教から少しだけ離して、冷静かつ

客観的に論じる必要がある。承認だけでなく、変革する必要がある。だからこそ、

釈迦への思いは「信仰」ではなく「信頼」にすぎないという刺激的な話が出てたわ

けだし、今の仏教は塵にまみれているとも語ることになる。

 

にも関わらず、最後はやはり、非常に素朴で純粋な信仰心が現れてるわけで、

この辺りの佐々木の揺れが、非常に人間らしくて好ましいのだ。本当は彼は、

「釈迦の教え」に魅せられてるわけではない。それは言葉の彩に過ぎず、遠くの

方向に漠然とした憧れを抱きながら、今目の前にある仏教の中で、一歩一歩進

んでるだけのこと。自分の手で、今ある材料を使って創作活動を行ってるわけだ。

 

その活動の中で、どこか遠くにある本物の存在を夢見る思いは、プラトンが抱い

たのと同様の「憧憬」と言ってもいいし、と呼んでもいい。いずれにせよ、それ

日常的な人間の営みであり、なおかつ自らを磨いてより輝かせることでもある。

日々是修行」とは、そうゆう意味だろう。

 

宗教学者という困難の中で模索する人間の姿。あるいは、その揺れ動きその

のの中に感じ取れる繊細で不安定な至福。俗世間の一般人としては、それらが

放つ温かい光へと、今後も視線を注ぎ続けるとしよう。それもまた、「日々是修行」

であるし、至福の一形態でもあるのだ。

ではまた。。☆彡 

 

 

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.もちろん、上で私が取ってる立場は「非実在論」と呼ばれるもので、「実在

    論」とは宿敵のライバル、あるいは犬猿の仲だ。何かが本当に存在する

    のか、あるいは存在しないのか。それは第三者的に見ると、論理的な対立

    というよりむしろ、好みの違いだろう。別のチームを応援するスポーツファン

    同士が罵り合うような、可愛らしい光景に過ぎないから、雲の上でお釈迦

    様が微笑んでるのは間違いない。。♪

 

 

P.S.2 7年後の16年6月26日、急に少しこの記事

      のアクセスが増えたなと思って調べてみると、

      NHK・Eテレに佐々木が登場したようだ。

   「こころの時代~宗教・人生~『わたしの“出家”生活』」。

 

      本当の生きがいを求めて人生をリセットする

      という出家は、僧侶でなくてもできる。

      そう説明したらしい。

 

 

cf.信仰、信頼、愛~佐々木閑「日々是修行」(朝日夕刊)

  仏教の語り方と目的~佐々木閑「日々是修行」(朝日夕刊)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  NHK『永平寺』~身体の行動形式

  続『永平寺』~禅問答

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風邪で8日間走れず、やっとリハビリ開始・・

RUN 8km,48分42秒,心拍141

日本チーム、WBC連覇おめでとう! パチパチパチ☆ パフパフ♪ 宿敵・韓国

との決勝戦、歴史に残る名勝負だったね。リアルタイムだと、テレビのLIVEを昼

休みにちょっとだけ、後はネットで少し見た程度だけど、ニュースや新聞で十分

楽しめる試合だった。

      

北京五輪の星野監督の辞退から原監督就任までの混乱、イチロー絶不調、2次

ラウンドで韓国に敗退、決勝戦は9回裏2死から同点に追いつかれる。色んなピ

ンチを乗り越えて、最後はイチローが見事なセンター前ヒット! あの場面でこれ

が出来る辺り、「神が降りて来ました♪」ってことか。さすが、孤高の天才バッター。

MVPは前回に続いて松坂が獲得したし、岩隈もMVP並みの活躍。最後はダル

ビッシュが三振を取ったし、もうこれ以上の展開はないだろう。

     

冷静に振り返ると、ちょっと気になるのが大会運営の問題メジャーリーグ主体

だから、2次ラウンドは日本・韓国・キューバの3強が同じ組に。そのせいで日本

は韓国と計5回も戦うハメになったわけで、決勝戦のカードに新鮮味が無くなって

しまった。日本と韓国のどちらかが米国と同じ組になるようにしてれば、そんな事

にはならなかったのだ。アメリカが決勝に出やすい組合せとか、キューバに非難

されても仕方ない部分はある。収入的にも、圧倒的にメジャーが儲ける形で、お

まけにその金の多くは日本企業が出してるとのこと。それでいて、米国でのWBC

扱いはオープン戦並みの非常に冷めたものってお話だった。

                  

次回はもうちょっとスマートに盛り上げて欲しいもんだね。あと、「ワールド」ベース

ボール・クラシックなんだから、もっと世界的な大会に成長して欲しいもの。欧州、

西アジア、アフリカが冷めてる状況で「世界一」とか言っても、イマイチ説得力は

ない。目指せ、サッカーW杯! ま、ともあれ、めでたし、めでたし♪  

         

           ☆          ☆          ☆

な~んて感じで、雲の上のスポーツを見物して楽しんでる場合じゃないわけよ。

三流市民アスリートもそれなりに自分で頑張らなきゃなんないのに、荒川のレー

ス終了直後から始まったひどい風邪で、何と丸8日間のお休み! おかげで足腰

の痛みはすっかり無くなってるけど、当然体力はガタ落ちだ。歩くだけでダルイ。。

           

という訳で、昨夜は9日ぶりにちょっとだけ走ってみた。今回、熱はあんまし出な

かったから、お休み中はハイレベルな数学や物理の勉強で楽しめたんだけど、

ノドと鼻はパブロンを飲んでてもダメ。だから、ティッシュ持参の超低速走行で様

子見しただけだ。足腰の衰えは、思ったほどでもなかったかな。でも、ちょっとス

ピードを出したら咳がゴホゴホでるし、鼻も論外の状態。ついでだから10km走

ろうかなと思いつつ、大事を取って8kmで止めといた。

      

これで、今夜また10kmジョギングする予定だけど、ノドと鼻の状態がどう変化

するのかは読めない。久々に冷たい空気を吸いながら運動したから、治りかけ

てた風邪がまたぶり返す恐れもある。ま、ダメなら1日休むってことで、気楽に

リハビリして行こう。ではまた。。☆彡

      

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.そうそう。WBCの優勝騒ぎの陰で、女子のベテラン・弘山が引退会見

    たんだね。髪を下ろすと意外に女っぽくて、ちょっと見直したかも・・・とか

    言うと失礼だよな♪ ま、顔と名前は十分売れてるし、実績も十分。今後

    も講演や招待選手で気楽に活躍できるでしょ。長い間、お疲れさま! 

    あと、短距離の末続慎吾は今季休養を発表。まだ28歳の若さなんだから、

    じっくり充電した後は、もう一花咲かせて欲しいもんだ。。☆

                      

  往路(1.15km)    8分00秒    心拍110    

  1周(1.1km)      7分36秒        121            

  2周            7分06秒       132               

  3周            6分41秒        143       

  4周            6分06秒       155             

  5周            5分43秒       163                 

  6周(0.2km)     1分04秒        170             

  復路            6分37秒        161             

  計  8km      48分42秒        141 (最大心拍171,周回ラスト)

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『神の雫』関連記事のアクセスランキングなど

2009年冬ドラマレビューの対象に選んだ、亀梨和也&田辺誠一『神の雫』が

終了してちょうど2週間が経過。視聴率とか世間の評判においては極端に低い

ドラマだったけど、何度も言うように、私は十分楽しめたし、この選択は大正解

だった。自分の手ごたえもズッシリあったし、読者の反応も良かった。3年半の

ドラマレビュー歴の中で、去年の春ドラマ『ラスト・フレンズ』に次ぐヒットなのだ。

(福山雅治『ガリレオ』と同じくらいかな・・・)

        

ちなみに『ラスフレ』は、上野樹里&長澤まさみ&錦戸亮の三角関係に瑛太が

絡み、おまけに性同一性障害(or 性別違和症候群or 女性同性愛)とDVも関心

を呼び込んで、平均視聴率17.7%を記録した人気ドラマだ。精神医学関連だ

から、私の得意分野の一つでもある。一方、『雫』の平均視聴率は6.1%で、僅

か3分の1。おまけに私にはワインの趣味も知識もない。こうした比較から考え

ても、『ラスフレ』に次ぐヒットになった『雫』の記事の健闘は、逆に光ってると思う。

検索サイト、特にGoogleの検索ランクの高さにも支えられた♪

                 

そこで今日は、『神の雫』関連記事のアクセスランキング(リンク付き)を発表しよ

う。この種の記事でいつも書いてることだけど、ウチの場合はトップページで1週

間分の記事が読めるので、本当の1位は断トツでトップページだ。でも、それは一

応別扱いにして、まとめてみよう。アクセス数(ページビュー)と訪問者数から、総

合的に判断して導いたランク付けだ。記事の内容や評価は考慮してないので念

のため。当然ながら、基本的には早くアップした記事の方が有利だ。

       

分かりやすさのため、普通のドラマレビューは青色ワイン記事はピンク色それ

以外はパステルグリーンにしてある・・・つもりだったのに、リンクを付けると消え

ちゃうのか! ほんじゃ、順位に色を付けとこ。。

            

     1位  『神の雫』打ち切り情報について

     2位  『神の雫』第1話、軽~い感想

     3位  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

     4位  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ルピュイ(神の雫)

     5位  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

     6位  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

     7位  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回

     8位  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

     9位  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

    10位  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

    11位  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

    12位  『ヴォイス』『神の雫』第1話を軽~く見終わった所♪

    13位  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の雫』第2話について

    14位  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

    15位  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

    16位  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

    17位  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

    18位  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

    19位  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

    20位  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

    21位  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

    22位  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

     

         ☆          ☆          ☆

こうしてまとめると、打ち切り記事は別格として、やっぱり全体的には、ドラマレ

ビューが人気なんだね。普段アクセス解析を見てると、やたらワイン記事へのア

クセスが目立ってたんだけど、それは検索が多いからかも知れない。特に、最

後の「ルピュイ」の検索は多くて、時期的に不利な最終回レビューがわりと上位

にあるのは、ルピュイのおかげでもあるのだ。

                     

ドラマレビューの中では、第8話の初恋記事がずいぶん下位になってしまってる。

これは、終盤だから不利だってこと以外に、志賀スキー&スノボツアーの影響で

アップが丸3日遅れになったことも関係してるだろう。あと、おそらく第7話以降は、

あちこちで紹介される機会に恵まれなかったこともあると思う。それは、終盤だか

ら今さらって部分が大きいんだろうと想像するけど、第7話以降のレビューはやや

辛口になった影響もあると思う。

        

やっぱり、HPや掲示板、あるいはメールで紹介してくれる人のほとんどはタレント

のファン(特に亀梨)だろうから、甘口の好意的な記事の方が有利になるわけだ。

もちろんウチは、そんなことに配慮して甘口の記事を書くようなサイトではない。

是々非々、いいものはいい、ダメなものはダメ。きっちり筋を通してるのだ。。とか

言いつつ、ちょっとは気を使ってるけどね♪

      

ついでに、『雫』の記事につけておいた亀梨関連ドラマレビューへのリンクの中で

のランキングも発表しとこう。もちろん、雫よりはかなり少ないアクセスだけど、そ

こそこ健闘してた。

     

     1位  生きる場所を求めて~野ブタ再考

     2位  何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

     3位  悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

     4位  現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

      

こうしてみると、3年も前の野ブタの健闘が輝いてるね。当時はまだブログにも

ドラマレビューにも慣れてない時期だから、書き方は下手だけど、記事の内容

と気合はかなりのものだと自負してる。終了してしばらく経ってから、わざわざ

全体を振り返って「再考」したのは、これまで野ブタだけなのだ。原作小説もドラ

マと違う魅力に溢れてたし、山P=山下智久、堀北真希、戸田恵梨香ら、若手

人気タレントも揃ってたし、あれはいいドラマだったと思う。野ブタの続編SPが

あれば、喜んでレビューするんだけどなぁ。。

    

            ☆          ☆          ☆

ちなみに、春ドラマのレビューは休もうかとも思ってたけど、先日のコメント欄で

うっかり口が滑っちゃったから、月9の第1話だけはレビューすることになってる。

SMAP・中居正広&上戸彩&佐藤隆太の『婚カツ!』だ。まあ、『華麗なる一族』

『CHANGE』をレビューしてることもあって、キムタク=木村拓哉ファンとのつな

がりも多少はあるから、一応ご挨拶ってことで。それ以外はまったくの未定で、ブ

ログの閉鎖や中止はしばらく延期するけど、毎日更新の継続はビミョーな所だ。

        

関係ないけど、今日はWBC・ワールドベースボールクラシックの決勝戦。おまけ

に、日本 vs 韓国の宿命のライバル対決ってことで、かなり盛り上がってるようだ。

ネットでBIGLOBEのLIVE中継を見ると、今現在(12時45分)、6回裏の韓国の

攻撃で、1対1の同点。いい試合だね♪

それでは、また。。☆彡

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「閉じた宇宙」と閉多様体~ポアンカレ予想の理解3

少しずつ確実に分かって来た♪ 友人の唐突な質問をキッカケに探求し始めた

世紀の難問「ポアンカレ予想」の意味。その証明は、超天才ペレルマンやごく一

部の専門家に(差し当たり)お任せするとして、予想の意味くらいは理解したいも

んだと思って、ここ1週間は地道に勉強を続けてる。基本的には、大学や研究機

関の研究者が書いてるサイトと、ウィキペディア(日・英・仏)と、『現代数学小事典』

(講談社)を使って、自分の手と頭を動かしながら少しずつ考えてるわけだ。

    

まだまだ、精密な議論は理解できてないけど、昨日の時点でほぼ予想の全体像

のイメージはつかめた気がする。オーッて感じだね♪ もう後は時間の問題だろ

う。たとえ直接的なアクセスは少なくても、これで磨いた思考力や調査力はドラマ

記事とかにも使えるし、半ば理系のこだわり人間として満足感がかなりあるな。

ま、とりあえず、第三弾の記事にとりかかるとしよう。

   

         ☆          ☆          ☆

ここまで、まず第一弾の記事では「ポアンカレ予想」の表現を厳密に調べた。「ポ

アンカレ自身がフランス語で述べた言葉」と、「ポアンカレ予想と呼ばれる数学的

内容」とは、表面的に少し違ってたわけだ。

        

前者を直訳すると、

    「3次元の(閉じた)多様体を考えよう。Vの基本群が恒等置換へと縮小し、

     それにも関わらず、Vが単連結でないということがあり得るだろうか?」。

後者のよくあるタイプは、

    「単連結な3次元閉多様体は、3次元球面Sに同相である」。

この両者がどうして言い換え可能なのかは、それぞれの意味が分かるまで保留

にしてある。

      

続いて第二弾の記事では、この種の話によく出てくる球面とドーナツ(正確には

トーラス=円環の表面)を、数式に着目してn次元まで確認しておいた。そして今

回、第三弾では、ポアンカレ予想の文章の主語になってる「3次元の閉じた多様

体」とは何かを扱う。

           

これは本来、純粋な数学的用語だ。けれども、もし物理学的に考えるなら、我々

が実際に住んでる、縦・横・高さのある3次元宇宙のあり方を語る言葉だ。一つ

(有力な)可能性として、数学の3次元閉多様体みたいに「閉じた」宇宙だとい

うことが考えられるから、その「閉じた宇宙」(3次元閉多様体)にはどんな種類

があるかと考えてるわけだ。

                     

ポアンカレ予想について、ネット上を広く見渡した時、ありがちな誤解が2つある。

まず、わりと簡単な誤解は、「球面」「球体」の違いに関するものだ。英語なら、

「Sphere」「ball」。数学でよく使われる略号だと、「」と「」。このDというのは、

おそらくDisk(円板=「2次元球体」)の頭文字だろう。

              

我々がイメージする普通の球面は、(3次元空間における)「2次元球面」であって、

ポアンカレ予想の文章の述語になってる「3次元球面」とは次元が違ってる。また、

この3次元球面とは、3次元球体(中身も含む、いわゆる球)とも別物なのだ。そ

の点までは、前回の第二弾記事でもハッキリさせてある。ただし、3次元球面と3

次元球体に本質的関係があることは、昨日ようやく理解できた。

                

一方、もう一つの誤解は簡単ではなくて、「閉じた」とか、「閉」多様体という言葉

の意味に関するものだ。英語だと「closed」、フランス語だと「ferme」(アクセント記

号省略)。球面は閉じてるという話は何となく分かった気がしてしまうけど、では球

体は閉じてるのか、あるいは球体に「境界」はあるのかと聞かれるとどう答えるだ

ろうか。数学的な正解は、球体は閉じてない、球体に境界はある、となる。

           

その数学的証明はかなり面倒だから、とりあえずここでは、イメージによる理解

を目指すとしよう。学問の鉄則の一つは、簡単なものから考えること。そこでまず、

一次元空間、つまり「線」の世界から考えていこう。

       

          ☆          ☆          ☆

一次元の世界では、2つの「空間」(ひろがり)を分けられる。一つは円周。もう

090323a  一つは「両側に伸びた線」だ。

 円周が「境界のない空間」な

 のは何となく納得できるだろ

 う。円周、つまり1次元球面は

 1次元の「閉じた」空間、「1次

 元閉多様体」なのだ。

 一方、両側に伸びた線(真直

 ぐでも曲がっててもいい)の場

 合は、両端が「境界」となる。これ

 を「閉じてない」というのは、図から

イメージできるはずだ。ちなみに、「1次元球体」というのは左右に真直ぐ伸びた

線であって、1次元球体は閉じてない(=境界がある)ということになる。

       

「閉じた」とは、「真直ぐ進むといつの間にか元に戻ってしまう」という意味だと考え

てもいいだろう。一方「閉じてない」とは、真直ぐ進んでも元に戻らないということだ。

少なくとも3次元までは、この大まかな理解で問題は生じない。ところで、下の2本

の線の両端を重ねると、上の円周ができることに注目しとこう。つまり2つの1次

球体(真直ぐな線)を曲げて境界同士を重ねれば、境界が無くなって、閉じた1次

元球面ができるのだ。

           

            ☆          ☆          ☆ 

続いて2次元、つまり面の世界について。ここでは、色んな空間が考えられるけ

090323b  ど、代表的なものとしてよく

 登場するのが、2次元球面

 (いわゆる球面)と「四方に

 伸びた面」だ(トーラスは差

 し当たり関係ない)。

 2次元球面が「境界のない

 空間」なのは、何となくイメー

 ジできるだろう。つまり、2次

 元閉多様体ということだ。  

 一方、四方に伸びた面(曲

 がっててもいい)の場合は、

端っこ(周囲)が境界となって、これは「閉じてない」と言うわけだ。よって、2次元

球体(円の中身まで含めた円盤形)は閉じてない

                    

ところで、今回も1次元の時と似たような話に注目しとこう。2枚の2次元球体を

お椀型(半球の形)に曲げ伸ばしして、境界同士を重ねると、境界が無くなって、

閉じた2次元球面になるのだ。

       

         ☆          ☆          ☆

最後に、一番大切な3次元について。人間が実際に住んでるし、ポアンカレ予想

090323c

 の文章にも出てる次元だ。

 ここでも色んな形が「頭で考

 えられる」けど、イメージでき

 るのは普通の厚みのある物

 体しかないだろう。人間の身

 体でもいい。この3次元の物

 体は、曲げたり延ばしたりす

 れば3次元球体(いわゆる球)

 へと変形できる。これが、閉じ

 てない3次元多様体の一番わ

 かりやすい具体例で、境界は

球体の表面(つまり球面)となる。

                       

さて、いよいよ大詰めだ。ここで、1次元と2次元の時の注目点を思い出そう。

2つの球体の境界を重ねると、境界が無くなって閉じた球面になってたはずだ。

そこで3次元でも似た操作を行う。2つの3次元球体の境界(球面)を頭で強引

に重ね合わせて、境界を無くして、閉じた3次元球面を作るわけだ。それが物理

的には、「閉じた宇宙」という話になる。

          

2つの球面を同じものと考える、すなわち、同一視する。もちろん、そう言われて

もなかなかピンと来ないけど、ただ単に数式上で3次元球面を考えるよりは一歩

前進だろう。2つの3次元球体の境界(球面)はイメージできるし、簡単に数式で

表すこともできる。その数式において、それぞれ別々にある点(x,y,z)を同じも

のとして強引に考えればいい。

                     

この時、片方の3次元球体からもう片方の3次元球体へと自然に進んでいける

ことになる。大雑把なイメージとしては、自分の家の内側から玄関のドアを開けて

外に出たら、いきなりそこは他人の家の玄関だったという感じだ。もちろん、超能

力で瞬間移動したのではなく、2つの場所(玄関)が「同じ」だからそうなるわけだ。

玄関だけじゃなく、窓や屋根や床でも似たようなことが起きる。急に、周りの風景

に別世界が混入するわけだ。そして、他人の家の玄関からさらに進んでいくと、

いつの間にか自分の家に戻って来る。これが、閉じた3次元世界だ。

           

もちろん、今の所そんな事は、現実に経験していない。けれどもそれは、単に我々

境界のような場所に到達してないからなのかも知れない。一つの3次元球体の

広大な内部にいる限り、もう一つの3次元球体との接点はないし、宇宙が閉じて

るという意味も実感できないのだから。。

                                        

           ☆          ☆          ☆

以上、閉じた宇宙と3次元多様体について、1次元から3次元までイメージ的に

考えた。ポアンカレ予想の理解に必要なことは、残り2つだ。一つは、いわゆる

「単連結」ということ。もう一つは、「同相」ということだ。n次元に拡張した形の予

想を理解するには、さらに「ホモトピー球面」を把握する必要もあるけど、それは

後回しでいいだろう。

     

第四弾の記事がいつになるかは全く分からない。私自身はもうイメージ的には把

握してるけど、あらためて記事で数学的に説明するのはかなり大変なことだ。特に

「単連結」、ポアンカレ自身の表現だと、「基本群」が恒等置換へと縮小するという

のが厄介。もちろん、空間の中でロープとかループを作って手元の一点に回収可

能か(「可縮」か)というような話は、第一弾でもう書いてしまってることで、もっと理

論的な話を狙ってるわけだ。

                          

とりあえず、今日の所はこの辺で。それでは、またいずれ。。☆彡

    

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.ポアンカレ予想の正確な数学的理解を目指して

  ドーナツ型とボール型の区別~ポアンカレ予想2

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東京マラソン2009の結果と感想

追記: 東京マラソン2010の完走レポートをアップ。)

       東京マラソン2010、冷たい雨との死闘に判定勝ち♪ ) 

         

雨まじりの強風、かなり大変だったみたいだね・・と言っても、実は全くテレビを見

れなかったんだけど、もちろん気にはなってた。私は先週の荒川市民マラソン直

後から風邪が長引いて、まだ全く走れない状況だから、今晩は東京のレースの感

想記事でお茶を濁しとこう。ま、あんまし毎日難しい記事ばっか書いてると、常連

読者さんも消えちゃいそうだし♪

        

まず、ランナーとして気になるのは気象条件だ。スタート時(午前9時)の新宿では、

16.5度、湿度73%、風速1.6m。フルマラソンとしてはちょっと蒸し暑い状況で、

個人的には苦手だけど、一般的にはそんなに悪くもない条件だろう。ところが、ゴー

ル地点の東京ビッグサイト辺り(江東区)のピンポイント予報を見ると、午前から午

後にかけて風速7m前後、瞬間なら18mにも到達。気温は上がらなかったようだ

けど、雨交じりの強い南風が吹き付ける走りにくい状況だったようだ。抽選で落と

されたのはラッキーだったかな。

    

先週の荒川マラソンなんて、最高だったね。快晴&無風で、個人的には暑過ぎ

たけど。ちなみに今回の東京の完走率は97%とのこと。7時間っていう制限の

緩さを考えても、みんな頑張ってるよなぁ。さすが抽選倍率7.5倍をくぐりぬけた

幸運な勇者たち♪ 全員に拍手、拍手☆

        

        ☆          ☆          ☆

で、そんな悪条件の中、男子の結果はどうだったか。 

   1位 キプサング(ケニア)  2時間10分27秒

   2位 前田和浩(九電工)   2時間11分01秒

   3位 高橋謙介(トヨタ)    2時間11分25秒

       

う~ん、流石にタイムはイマイチだね。それでもケニアは実力発揮。1位賞金800

万円プラス副賞300万円で、計1100万円か。おめでとう☆ まあ、ホントは「出

場料」とか「顔見せ代」も別にもらってるんだろうけどね。

     

一応、今回の東京が国内初の賞金レースってことになってるけど、実は昔からか

なりの謝礼が払われてるって話は噂されてた。政治や経済の社会での裏金とは

違って、別に違法行為ってことにもならなそうだろうから、文句つけるつもりはな

い(税金の申告その他が正しければ)。そもそもフルマラソンは、努力のわりに儲

からないスポーツの代表。高橋尚子とか、ごく一部の人気選手しか金銭的には

報われないわけだから、日本でももっと賞金レースが盛んになってもいいと思う。

もちろん、ドーピングとかの不正対策も強化した上で。

         

それはともかく、男子2位、日本人トップのダークホース・前田の活躍はお見事☆

失礼ながら、レース前の紹介ニュースでは話題になってなかったはずだ。初マラ

ソンだから、駅伝で実力を蓄えたってことか。世界選手権も内定ってことで、2位

賞金400万円を使って、夏までにしっかり強化して欲しい・・とか、他人事のよう

に言ってみる♪ 3位の高橋も話題になってなかった選手で、終盤の追い上げ

が見事だったようだ。3位賞金200万円は立派なものだろう。

          

ちなみに男子の有力選手、高岡寿成と尾方は共にレース後半で棄権。どちらも

本調子じゃないベテランだから、仕方ないか。日本記録保持者の高岡は、結局

これで引退とのこと。五輪も出れなかったし、ちょっと淋しいね。

         

           ☆          ☆          ☆

一方の女子の結果

     1位 那須川瑞穂(アルゼ)     2時間25分38秒

     2位 佐伯由香里(アルゼ)     2時間28分55秒

     3位 土佐礼子 (三井住友海上) 2時間29分19秒

        

1位の那須川は、この条件だとなかなかのタイム♪ 男子を風よけ&ペースメー

カーにしたのが良かったか。2位の佐伯も含めて、最近アルゼの選手の活躍が

目立つね。会社はパチンコ・パチスロが売れなくて苦しいはずなのに、スポーツ

には力を入れてるわけか。

        

2位の土佐はコケてケガしたのに、目標の2時間30分切りを果たして立派なもの。

どうも「引退」ってわけでもなさそうだから、ママさんランナーとして数年後に復活

するかも知れない。もう1人の注目選手、弘山晴美は2時間35分39秒で10位

こちらは引退ってことで、長い間お疲れさま♪ ちなみに、女子も男子と同額の賞

金だから、那須川は1100万円獲得ってこと。羨ましいかぎり。。

         

      ☆          ☆          ☆  

最後に、芸能人はどうだったか。注目の一番手は安田美沙子だろう。初マラソン

のホノルルの見事な完走で脚光を浴びた今回、4時間切りの目標を掲げてたけ

ど、結果は4時間28分51秒。中盤までなかなかのペースだったのに、終盤何度

も足がつったようで、一気に減速。それでも、現役の女性人気タレントがこのタイ

ムで完走なら凄いと思う。涙のゴールに拍手、拍手☆ 

        

他に有名人だと、男子のトップが猫ひろし、3時間18分52秒。東国原知事は3

時間42分51秒。やっぱり実力があるな。あとK1の魔裟斗が3時間51分14秒。

現役バリバリの選手としては素晴らしいタイム! 女子野球選手の片岡安祐美

の4時間11分37秒も大健闘♪ 注目のフジ・平井理央アナは5時間01分35秒

で完走。十分なタイムだろう。野球の古田やスキーの荻原兄弟も、さすがの結果

(4時間台前半)を残してた。 

         

ちょっと気になるのは、デブを売り物にしてる松村邦洋。10km過ぎで倒れて、

識不明どころか、心肺停止でAED(自動体外式除細動器)まで使ったらしい。164

cmで128kgの体重だと、心臓が悲鳴をあげるのも当然だよな。それでも去年夏

にはオーストラリアで完走してるって話だから、よっぽど好きなのか、あるいはタレ

ント活動として無理して頑張ってるのか。いずれにせよ危ないから、痩せるかマラ

ソン止めるか、どっちかにすべきだと思うけどね。とりあえずは、無事で良かったっ

てことで。。

          

という訳で、今日はこの辺にしとこう。あぁ、いつになったら走れることやら。。

ではまた。。☆彡

      

P.S.52日連続フルマラソンのギネス記録を達成した楠田明徳さん、おめでとう!

    タイムは3時間55分で、何と65歳・・・絶句。。♪

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ドーナツ型とボール型の区別~ポアンカレ予想の理解2

先日アップした記事、「ポアンカレ予想」の正確な数学的理解を目指して、に続い

て、第二弾の記事をアップしよう。ポアンカレ予想に関する話には、ボール型とドー

ナツ型、2つの簡単な形がよく出て来るけど、これらを数式でハッキリ区別しようと

いう記事だ。ポアンカレ予想と関係なしに考えても、意味のある内容だと思う。

          

ネット上の説明を色々見ると、球面とドーナツ型の曲面(円環面=トーラス)は違

うという話がよく持ち出されてる。でもほとんどは、曲面上にロープやループを張って

手元とか一点に引き締められるかどうかを語る大まかなイメージ的説明だ。「トポ

ロジー」の世界だからそれで済むと言えなくもないけど、話が一気に飛びすぎてる

感がある。数学なのに、どうして数式による説明が見当たらないのか。球面は数

式でさんざん扱ってるはずだし、教科書に載ってる話にすぎない。

                                   

多くの人が理解できる高校レベルの数式で、球とドーナツがどう違うのかを説明

したサイトがあればいいのに、なかなか見当たらない。ポアンカレ予想の説明で

は皆無だ。ポアンカレと無関係でも、円環面の方程式を書いてるサイトというの

が少なくて、しかも大部分は方程式を説明抜きで出している。少なくとも2009年

3月21日の時点において、Yahoo!とGoogleで「円環面の方程式」、「トーラス

の方程式」などを検索した結果はそうだった(実際に見たりフレーズ検索したりし

て、無関係なものは除いた結果)。

                                                     

この式は、高校数学で実際に登場することはないけど、理系の高校生が導ける

レベルなのは間違いない。実際、私は昔、自力で解いた覚えがあるし、ハイレベ

ルな高校参考書で見かけたことがあるような気もする。今日、久し振りに計算して

みたけど、簡単な計算にすぎないし、出てきた結果は確かに国内のサイトや英語

版ウィキの数式と一致した。

            

そこで以下、円環面の方程式(普通の2次元曲面の式)をまず簡単に導き、その

後で球面の方程式と比較しながら、n次元へと拡張してみよう。なお、「円環面」と

か「トーラス面」という呼び方は珍しいので、今後は単に円環とかトーラスと呼ぶ

ことにする(たまに面という言葉も付ける)。一方、「球面」は球(中身を含む「球体」)

と分ける方が普通だと思うので、今後も基本的には球面と呼ぶ。「球の方程式」と

呼ぶ人も少なくないので、念のため。

                 

あと、「2次」とか「3次」という次数の呼び名は、空間全体と、曲面と、方程式とで、

それぞれ別扱いとなる。誤解や混同の多い点なのでご注意あれ。たとえば普通

のドーナツとかトーラスの式は、3次元空間における2次元曲面で、4次方程式を

用いて表すことが多い。

                

         ☆          ☆          ☆                   

090321    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

     

上の円環の図は「ウィキディア」で公開されてるものを少しだけ処理したものだ。

余分なものを消去し、重要なものを強調して、ほぼ2分の1に縮小してある。やや

真ん中の穴が小さいけど、何とか分かるだろう。円環の中心軸(垂直の線)を z軸

とし、図のように x 軸、y 軸を設定する。円環の太さを r 、円環の空洞の中心

一周する円の直径を Rとすると、R > r > 0

                                            

いま、z 軸を含む平面による、円環の切り口を考える。例えば、本物のドーナツ

をナイフで真上から4等分とか切り分けた時のことをイメージすればいい。ただし、

090321b 円環は本物のドー

 ナツと違って中身

 が空洞だから、切

 り口は円(丸い線)

 になる。円上の点

 P(x,y.z)がみ

 たすべき方程式は、

 図の直角三角形で

                                   三平方の定理を考えて、

       {(√x²+y²)-R }²+z² = r²  (丸カッコ内の全体がルートの中)

                

これが直感的に一番分かりやすい円環(トーラス)の方程式だろう。z の絶対値

記号(縦線2本)が消えるのは、2乗したからだ。ルートの記号(√)を消したい場

合は変形して(末尾のP.S.参照)次の4次方程式になる(ちなみに球面は2次)。

       (x²+y²+z²+R²ーr²)² = 4R² (x²+y²)

         

英語版ウィキの「Torus」の項目には、この順で両方載せてあるけど、普通この種

の話でルートは使わないので、この下側の式を基本にしよう。実際、国内の2つ

のサイト(東大と愛知教育大)もルート無しの4次式を基本にしている。

                     

ちなみに、この式を求めるには、z 軸に垂直な水平面による切り口(二重の円)

を考えてもいいが、似たような話だから省略する。また、まったく別な形の式と

して、三角関数を使ったパラメーター(媒介変数)表示もあるけど、一般的ではな

いし必要でもないのでここでは扱わない。興味のある方は英語版ウィキその他を

ご参照あれ♪ (水平回転の角と垂直回転の角を、2つのパラメーターにする)

             

             

          ☆          ☆          ☆

090321c 

 もう一方の、球面の方程式(原

 点中心、半径r )は、高校の教

 科書の通り、

       x²+y²+z² = r²

        

 より正確な表現は、この式を

 みたす点の集合と考えて

    {(x,y,z)|x²+y²+z²=r² }

だけど、この記事では全て省略する。ちなみに図は、英語版ウィキメディアから

頂いたものに少しだけ手を加えたものだ。また、中身も含む「球体」の場合は、

式の等号「=」を不等号「≦」に変えればよい。

                  

上の式は、我々が実際に住んでる3次元空間における2次元球面だ。3次元空

間とは、x,y,zの3文字(日常的表現なら縦、横、高さ)あるという意味。2次元と

は、方程式が1本あるから1文字消して2文字に出来ると考えてもしいし、面だか

らと考えてもいい。あるいは、地球の表面のように、経度と緯度の2つで場所が

決定するから2次元とも言える。同様に、最初に求めた円環は、正確には3次元

空間における2次元円環だ(省略して3次元の円環と言うこともある)。

            

この自然な拡張として、2次元空間における1次元球面(つまり)の方程式は、

        x²+y² = r²   

     

すると、4次元空間における3次元球面の方程式ならこうなるはずだ。

        x²+y²+z²+w² = r²

           

n+1次元空間におけるn次元球面なら、変数(アルファベット)をn個にすればよい。

            

         ☆          ☆          ☆

3次元球面を2次元と4次元に拡張した上で、元に戻って円環を考えてみる。3次

元でさえ少ないから、2次元の円環の式や4次元の円環の式は、ネット上でまだ

発見できてない。でも、もし球面と同様の自然な拡張を行うなら次のようになる。

                                        

2次元空間における1次元円環の方程式は、

     (x²+y²+R²ーr²)² = 4R² x²

        

これは (x±R)²+y² = r² に変形できるから、半径 r の円2つ(中心間の距離

2R)を表す。一方、ネットであちこち調べると、1次元トーラスは円とだけ書いて

ある。2つの円を区別せずに1つとみるのか、片方だけみるのか、あるいは数式

からの拡張に小さな問題があるのか、今のところ不明だ。まあ、球面のことを考

えても、基本的な考え方は正しいだろう。

            

続いて、4次元空間における3次元円環の方程式

     (x²+y²+z²+w²+R²ーr²)² = 4R² (x²+y²+z²)

    

n+1次元空間におけるn次元円環なら、変数をn個に増やせばいいだけだろう。

            

        

             ☆          ☆          ☆

こうして、2次元の円環や球面の式を形式的に拡張することで、3次元円環とか、

3次元球面の意味も数学的に明確になるし、ドーナツ型とボール型の区別も明

確になる。また、イメージしにくいn次元への一般化も、理論的に可能となるわけ

だ。この後は、トポロジー(位相幾何)特有の議論を理解していく必要がある。

                                         

とりあえず、第二弾はこの辺で。第三弾はかなり後にずれ込みそうだ。

ではまた。。☆彡  

        

        

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.円環の方程式の変形は次の通り。右辺を√の項だけにして両辺2乗する。

    {(√x²+y²)-R }²+z² = r² ⇔ x²+y²-2R (√x²+y²)+R²+z²-r² = 0

                      ⇔ x²+y²+z²+R²-r² = 2R (√x²+y²)

                      ⇔ (x²+y²+z²+R²ーr²)² = 4R² (x²+y²) 

         

P.S.2 以上では「ドーナツ型トーラス」だけを考えていて、「平坦トーラス」と呼

      ばれる奇妙な図形については考慮してない。普通はドーナツ型を考え

      るし、ポアンカレ予想の話でもそうだから、差し当たり問題ないだろう、

          

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

cf.「ポアンカレ予想」の正確な数学的理解を目指して  

  「閉じた宇宙」と閉多様体~ポアンカレ予想の理解3 

  ドーナツ(3次元円環=トーラス)の体積

  ドーナツ(円環=トーラス)の表面積とパラメーター表示

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仏教の語り方と目的~佐々木閑「日々是修行」(朝日夕刊)

先月の末(09年2月28日)に、朝日新聞・夕刊連載コラム「日々是修行」に関す

る記事「信仰、信頼、愛」を書いた所、地味ながらもアクセスが続いてる。Google

の検索順位が高いという分かりやすい理由はあるものの、やはりこのコラムは結

構読まれてるようだ。花園大学教授・佐々木閑(しずか)が2007年から連載中で、

最近は毎週木曜が掲載日となってる。

    

前回も書いたように、コラムとしては上手いと思う。まとまりはいいし、気楽に読め

て、分かりやすい。それでいて、独自の刺激も与えてくれる。元・理系の仏教学者

という点も、理系・文系を問わず支持される一つの要因になってるだろう。例えば

先週ならニュートン、今週は科学法則の話を交えてる辺りが特徴的だ。

     

宗教の指導的立場にいる人間が科学を語るのを聞く際には、色んな意味で注意

する必要があるけど、私が読んだ限り、少なくとも無意味な権威付けとかトンデモ

科学の部類の話にはなってない。同じく理系の理屈屋の私から見て、色々と引っ

掛かりはするものの、まあ概ね穏当で普通の話が書かれてる。天下の朝日新聞

が長期連載してるコラムだから、当然のことだろう。

            

            ☆          ☆          ☆

さて、今回また記事を書くことにしたのは、意外にアクセスが続いてるからだけじゃ

なくて、どうも3月で終了する気配があるからだ。しばらく前から、コラムの下に、

「この連載に補筆した『日々是修行』(ちくま新書)が5月10日、発売される予定

です」という宣伝文が書き添えられている。そう言えば確かに、過去の文章をま

とめればちょうど新書一冊くらいになるだろう。コラムが終わる前に、もう1回くら

いコメントしてもいいかと思って書き始めたのが、この記事だ。

        

先週(2009年3月12日)のコラムの見出しは、「仏教を語るということ」。もちろ

んこれは、佐々木自身がこのコラムを書くこと自体をも意識したものだ。主要な

部分を引用してみよう。

     

   「釈迦の教えを人に伝えるための言葉は、必ず穏やかで理を尽くしたもの

    でなければならない。仏教を伝える場合には、『正しいこと』を、『正しい

    かたち』で語ってはじめて正当性が認められるのである

       

だから、「正しいこと」を語るだけで十分な科学とは違うし、「乱暴で傲慢な言葉」

で語られた仏教に真実はない、というわけだ。自らを律する仏教者として当然の

話には聞こえるものの、よく考えると素直に頷くだけでは済まない部分もある。

                 

まず実例として、私はインドで仏教の布教に努める日本人僧侶・佐々井秀嶺

ドキュメンタリー(フジ・NONFIX)を数年前に見たことがあるが、穏やかというよ

りは迫力があった。「インド仏教の頂点に立つ男」という番組サブタイトルの通り、

相当な支持を受けてる方みたいだったし、テレビの前の私にさえ独特の魅力が

十分伝わって来た。その後この番組は、実に4回も再放送されてるから、よほど

視聴者の心を強くとらえたんだろう。

                              

また、視野を広げて教育の場に目を向けても、穏やかな語り方だけがいいとされ

てる訳ではない。特に今の時代、穏やかさの方が一般ウケしやすいものの、基

本的には臨機応変の緩急こそが重要なはず。そもそも佐々木の語り方も、知識

人としては普通かやや強い口調であって、特に穏やかなものにはなってない。

                                    

私は、それがいけないと言ってるのではなくて、それはそれで悪くない、必ずしも

穏やかでなくていいと言ってるのだ。「穏やかに実直に生きることが釈迦の教え

の第一歩」かどうかも微妙だけど、仮にそうであるとしても、その釈迦の教えが正

しいとは限らない。この点は佐々木自身が先月強調してた事で、釈迦といえども

1人の人間。絶対に正しい存在ではないのだから、その教えをすべて「信仰」す

る必要はない。正しい部分だけを「信頼」すればいいわけだ。

          

という訳で、語り口の穏やかさを強調することにはあまり賛成できない。そうでな

くても、今の世の中、ニコニコと穏やかに語って衝突を避ける人間が多いのだ。

逆に「穏やかである必要はない」と激しく語るくらいで、ようやくバランスが取れる

と思う。まあ、佐々木が遠回しに主張したいのは、一部の仏教系宗教には注意

するようにという事なのかも知れない。ただ、世の中で有害なものは、しばしば

優しい顔で近づいて来るものだし、逆に「良薬、口に苦し」、つまり有益なものは

厳しい顔で近づいて来るということわざもある。その意味でも、穏やかな語り方

の重要性を強調するのは逆効果であって、決して得策ではないだろう。

             

          ☆          ☆          ☆

続いて、今週(2009年3月19日)のコラムの題名は「仏教が語る心の法則性」。

再び、主要な部分を引用してみよう。

    

   「宇宙法則を解明して、それを社会の向上に役立てるのが科学の目的。

   人の心の法則を解明して、それを『苦しみからの脱出』に役立てるのが

   仏教の目的である。・・・・・・煩悩を刺激する外的な原因は、世の中に無

   限にあって、それを消すことなどできないから、『心の中の仕組み』の方

   を消すのである。それが『修行による心の改良』である

        

「宇宙法則」なんて言葉は科学の世界でもあまり使わないもので、普通は自然

法則か物理法則だ。だから、「宇宙法則」なんて大袈裟な言葉を、科学と結びつ

けて宗教者が語ると、怪しいニュアンスを醸し出してしまうわけだけど、その辺

りは自覚してないのかも知れない。まあ、枝葉の問題だから良しとしよう。

                     

ここで彼が語っているのは、仏教としては全くの正論、あるいは普通の話だから、

その意味では別に、問題ある文章を書いてるわけではない。ただ、その正論と

か普通の話が本当に妥当なものかというと、単なる選択肢の一つだと思う。趣味

の問題と言ってもいいだろう。

                                

仏教がしばしば語る目的は、煩悩からの脱却だ。あるいは宗教全体に視野を広

げるなら、苦しみからの解放を目指す傾向が強い。それに対して、私も含めて

多くの人間が(無意識の内に)思ってるのは、煩悩があってこその人間だという

ことだろう。「かなうはずのない願望」を抱いたり、「失望」したり「もだえ」たり。仏

教が消し去ろうとするものは、まさに人間性そのものだ。「仏陀」になりたいのな

ら、それもいいだろう。でも、そんな人はごく一部のはずだ。

            

あえて大胆に断言してみよう。宗教を信仰(あるいは信頼)してない人はもちろん、

信仰してる(と思ってる)人の大部分も、本当は煩悩を消し去ろうとはしてないし、

苦しみ全体を消滅させたいわけでもない。過去から現在に至る現実をよく見れ

ば、明らかなことだろう。実際は、どうしようもない苦しみを消したいだけ。あるい

は、特別な「安らぎ」が欲しいわけだ。

      

どうしようもない苦しみを消したいのは当たり前であって、時間が解決してくれる

のを待てない人は、宗教に限らず様々なものを頼るしかないだろう。カウンセリ

ング、ペット、酒、恋愛、(合法的な)向精神薬など、色々あるわけで、仏教が好

みならそれもまた一つの選択だ。でも、普通の苦しみなら、それを乗り越えれば

逆に喜びや楽しさなどに変わるのが世の常というもの。だから、苦しみは苦しみ

としてそのまま受け止めればいいわけだ。

                                

一方、安らぎを求める姿勢は、佐々木「閑(しずか)」という名前にも表れてるけ

ど、客観的(or 第三者的)に見るなら一つの煩悩(欲望)に過ぎないし、不思議

なほど現代社会に広がってる流行とも言える。しばしば「癒し」という言葉で語ら

れてるのは、安らぎの現代ヴァージョンだ。ストレス、疲れ、不況、理由はともか

くとして、たとえば恋と比べた時、安らぎを求めることの方が正しいと言えるだろ

うか。好ましいと言えるだろうか。

                

恋をすると、安らぐどころか心はときめくし、不安や嫉妬にも苛まれる。失恋の苦

しみや悲しみの可能性も強い。別の例なら、仕事や趣味で成功を目指して必死

に頑張ることでも同様で、当然いい事ばかりではなく、辛いことが多いわけだ。で

も、それはそれとして受け止めればいい。また、安らぎの重要性を語るよりも、む

しろなぜ安らぎがこれほど求められてるのかを考えることの方が大切だろう。

景とか原因が変われば、選択も当然変わってくるわけだ。。

                        

             ☆          ☆          ☆

さて、この記事の「語り方」は彼に気に入ってもらえるだろうか。「穏やかで理を尽

くし」てるつもりだけどね。私は基本的に佐々木のコラムは評価してるし、仏教に

もわりと好意的なので念のため。ただ、面白い、素晴らしいという感想だけを書く

よりも、あえて疑問点を追求する方が生産的作業だと思ってるだけのことだ。も

ちろん来週のコラムも熟読するつもりで、本当に最終回なら、ひょっとすると3本

目の記事を書くかも知れない。

                      

今日の所はこの辺で。それでは、また。。☆彡

    

      

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.仏教の語り方よりも、むしろ科学の語り方の方が遥かに重要だと思う。

    また、科学者も「正しいこと」を語ればいいとは言えないはずだ。

           

cf.信仰、信頼、愛~佐々木閑「日々是修行」(朝日夕刊)

  宗教学者という困難、あるいは至福~佐々木閑「日々是修行」(朝日夕刊)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  NHK『永平寺』~身体の行動形式

  続『永平寺』~禅問答

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「ポアンカレ予想」の正確な数学的理解を目指して

先日ある友人が、「ポアンカレ予想って何?」と素朴に聞いて来たのには苦笑し

た。唐突だし、あまりに難しい質問だけど、尋ねたくなる気持ちは分かるからだ。

          

2009年3月9日夜に放送された、NHKスペシャル『100年の謎はなぜ解けた

のか~天才数学者 失踪の謎~』は、2007年10月22日の番組の再放送。

前も見逃してたから、数学好きの私としては気になったけど、荒川のレースに向

けた最後の走り込みの方を優先させたから見れなかった。録画もしてないし今

日はもう19日。とはいえ数学の歴史に残る大きな出来事でもあるし、遅まきなが

ら記事を書いとこう。今回はあくまで予備作業で、次の本格的考察がいつになる

かは見当がつかない。ただしこれだけでも、今現在ネット上にほとんど見当たら

ない記事にはなってると思う。

                                                   

ちなみに私の今の実力は、理系的には大学レベルの数学や物理の基本問題を

何とか自力で解けるレベル。例えば福山雅治『ガリレオ』第3話の共振の微分方

程式、第5話の波動方程式、第10話(最終回)の熱伝導方程式を解いて、かな

りのアクセスを頂いている。専門の人から見ればお遊び程度だけど、数式も論理

もそれなりに真正面から扱えるわけだ。

         

文系的には、英語、フランス語ならまずまずだし、ラテン語も最低限なら付いてい

ける程度。先日の円周率の記事でも、ラテン語でアルキメデスの論文をチェック

している。解釈力その他については、数々のドラマレビューで示してきた通りだ。

では、本題に移るとしよう。なお、いつものように、フランス語のアクセント記号は

省略するので念のため。

         

           ☆          ☆          ☆

Nスペでは、サブタイトルからも分かるように、ポアンカレ予想を解いた(とされる)

ロシアの数学者グリゴリ・ペレルマン(英語表記では Grigory Perelman,1966~)

の風変わりな人間ドラマを軸にして、CGを駆使しながら数学と物理のハイレベル

な内容を簡単に説明したようだ。

             

Nスペに限らず、テレビのドキュメンタリーで学問の話(特に理数系)をする場合に

は、どうしてもイメージ的で直感的な話がほとんどになってしまう。演出的には正し

い戦略だろう。でもマニアックな私の場合、テレビを見る時間の何倍もネットや本

で調べまくることになることが珍しくない。もうちょっと、テレビ局側のHPで正確な

話を補足してくれればいいのに、なかなかそこまで手が回らないようだ。

               

今回まず、「ポアンカレ予想」とはそもそも何を指す言葉なのか、色々調べて感じ

たことは、実質的にはともかく、表面的にはかなりバラつきが目立つということだ。

最低限、「ポアンカレ自身による予想」と、「ポアンカレ予想と呼ばれるもの」とは

区別すべきだろう。

                    

まず、手元にあった『現代数学小事典』(講談社,p.355)を見ると、こうなってる。

     

   「3次元閉多様体が、単連結のとき、3次元球面と同相になるであろう

           

ただこれは、フランスの学者アンリ・ポアンカレ(Henri Poincare,1854-1912)の伝

記を2ページにまとめた中の一節にすぎず、数学的な解説にはなってない。小事

典の少し後の箇所にもポアンカレ予想という言葉はあるけど、やはり解説というよ

り数学史のエピソード的な扱いに近い。あと、初版が1977年の本だから、当然

ペレルマンの話は書かれてない。

                           

そこで日本のウィキペディアをネットで見ると、冒頭に枠付きで、

   「単連結な3次元閉多様体は3次元球面Sに同相である

と掲げられている(一般化した話は別)。これは先にみた事典とほぼ同じ文章だ。

        

普通の球面は2次元球面、{(x,y,z)|x²+y²+z²=r² } で、それを数式的に拡張

したのが3次元球面、{(x,y,z,w)|x²+y²+z²+w²=r² } だという事については、

先日の『Q.E.D』の記事に書いたばかりだから一応分からなくもない。でも、「単

連結」「閉多様体」「同相」という言葉は理解できない。それらの言葉の説明は別

項目になってる(小事典にもある)ものの、これまた非常に分かりにくい内容だ。

                                           

ウィキの直感的に分かりやすい説明はこうなっている。「数学的に厳密ではない

が、たとえて言えば、宇宙の中の任意の一点から長いロープを結んだロケットが

宇宙を一周して戻ってきて、ロープの両端を引っ張ってロープを全て回収できた

場合、宇宙の形は概ね球体(=ドーナツのような穴のある形、ではない)と言える

のか、という問題である」。

           

これに似た説明はネット上のあちこちにあるから、有名なたとえ話なんだろう。確

かに、何となくイメージがつかめる気はする。ドーナツの表面で穴の周囲に添って

ロープ(または糸)を張り、それを引っ張ると、内側の穴の部分、つまりドーナツの

表面から離れた場所を通らない限り、ロープ(or 糸)は回収できない。あるいは、

ドーナツの穴にロープを通して縛り付けても、そのロープを回収するためにはドー

ナツを切断しなければ無理だ。それに対して、球面にそってロープを一周させると、

必ず回収できるわけだ。表面でスルッと滑らせればいい。

               

ということは、ドーナツの表面なら回収できず、球面なら回収できるのだから、少

なくとも2つの曲面が区別できる。そして、球面ならもちろん回収できるけど、逆

に、回収できるなら球面に似た形と言えるのかというのがポアンカレ予想だと

いうわけだ。でも、これでは「予想」じゃなくて「疑問」になってしまう。「予想」だか

ら、むしろ「球面に似た形だろう」という形の方が適切だ。

                             

数学と言うより物理学的に考えると、表面のロープを回収する操作というのは、

我々がこの宇宙の中にいるままで、非常に大まかな宇宙の形を調べることに対

応する。ドーナツや2次元球面の形なら、我々は3次元の世界に生きてるので、

少し離れた位置から目で観察できるわけだ。別にロープは必要ない。ところが、

3次元球面やドーナツ(数学的にはトーラス=円環、正確には円環面)だと、そこ

から離れて観察するには4次元の世界へ飛び出すことになるから、非現実的な

SFやアニメの世界になってしまう。だからこそ、この3次元の世界の中でロープ

を張って調べる作業が重要となる。

                   

ちなみにドーナツの表面でも、小さな箇所で小さい輪を作るだけなら、球面と同

じくスルッと回収できるから、先のウィキの説明は正確にはこう修正すべきだ。

「宇宙の中の任意の一点から長いロープを結んだロケットが宇宙を一周して戻っ

てきたとする。ロケットがいかなる飛び方をしても、ロープの両端を引っ張って全

て回収できた場合、宇宙の形は球体に似た形だろう」。

       

いかなる飛び方をしても、というのは実行不可能だから、現実の世界だと「色ん

な飛び方」で妥協して調べることになる。あと、繰返しになるけど、球面にせよドー

ナツの表面にせよ、所詮は2次元、つまり薄い紙のような世界だ。それに対して

ポアンカレ予想が本来扱ってるのは、3次元の球面だから、数学的に別の話だ

し、イメージすることもほとんど不可能。基本的には、数式上の話だ。

             

他に、日本のウィキで気になったのは、ポアンカレ予想の難しさに対して説明が

奇妙なほど簡単なこと。数学的解説というより、メディアのニュースをまとめた記

事のように見える。ペレルマンが数学のノーベル賞とも言われる「フィールズ賞」

を辞退したとか、米クレイ数学研究所の「ミレニアム懸賞問題」の一つだから、証

明が正式に認められれば賞金100万ドルをもらえるとか。参考文献は邦訳の解

説本3冊のみだし、脚注も外部リンクも僅かで物足りない。ポアンカレ自身の論

文にも全く触れてないのだ。

              

一応、ペレルマンの3つの論文にはアクセスできるものの、ごく一部の専門家し

か理解できない超ハイレベルな内容で全く意味不明。また、彼はその論文でポア

ンカレ予想を証明したと主張した、とか言われてるけど、実はペレルマンの論文

の中で「ポアンカレ予想」(Poincare conjecture)という言葉は一度も使われてな

。そして彼もまた、ポアンカレ自身の論文に全く触れてないのだ(理由は記事

末尾のP.S.2参照)。      

                          

ポアンカレがほとんど無名で、たまたま思いつきで予想を口にしただけの人間な

ら分かるものの、そうではない。数々の業績や受賞歴を持つ有名人だし、『科学

と方法』(岩波書店)という科学哲学的な著作なら、私も訳書で読んで感心した。

『トポロジー』という邦訳の数学論文集(斉藤利弥,朝倉書店)もちゃんと出版され

てるにも関わらず、余りにもポアンカレ予想の元祖とか原型が無視されてる。

       

そこで今度は、多くの場合に日本版より優れてる英語版ウィキを見ると、さすが

に説明も参考文献その他も詳しくなってる。まず冒頭には、日本版ウィキと少し

似たわかりやすい話が、ロケットとかロープの回収を使わず、より数学的に書か

れてる。「空間内のあらゆるループが一点へと縮小できるなら・・」。

           

その後、歴史の説明の箇所に、ポアンカレが1904年の論文で語った言葉が英

語で引用されて(後述)、その先に現在の標準的な形であるあの「単連結の3次

元閉多様体は・・」という文章が英語で書かれてる。でも、ポアンカレはフランス語

で書いたはずだし、その1904年の論文が何というタイトルなのかさえ触れてない。

という事は、論文そのものをチェックしてないのだから、あまり信用はできない。

         

そこで更に、フランス版のウィキを見てみると、さすがに1904年の言葉が一応

フランス語で書かれてたけど、これまた元の論文を挙げてないし、説明も英語版

より簡素。これだと、英語版その他から仏訳しただけの恐れもある。ウィキは匿

名の一般人がほぼ自由に編集できるのだから、信頼性に関しては十分すぎるほ

どの注意が必要だ。実際あとで、フランス版ウィキの言葉も元の文章とは違うこと

が判明した。

         

            ☆          ☆          ☆

結局、ウィキの各種リンクや検索サイトを頼りにしてネット上を飛び回り、ようやく

ポアンカレ予想の原型がハッキリと確認できた。ポアンカレの1904年の論文名は

Cinqieme compelement a l'analysis situs」。全集第6巻(Oeuvres,Tome6,Paris,

1953)に収録されていて、邦訳もある。前述の『トポロジー』第四章に収録された、

位置解析への第五の補足」だ。

           

この「analysis situs」(位置の解析)というのはラテン語で、ポアンカレ独自の表現。

今現在の数学では、トポロジー(topology)とか位相幾何と呼ばれるものへと発展

している。大雑把に言うと、伸ばしたり曲げたりしても変わらない図形の性質を調

べるわけだ(ドーナツをつぶして穴の無いアンパンにしたり、粉々に変形したりす

るのは禁止)。

                            

論文における本人の表現、つまりポアンカレ予想のフランス語原文は次の通りだ。

   「Considerons maintenant une variete [fermee] V a trois dimensions・・・

    Est-il possible que le groupe fondamental de V se reduise a la substitution

    identique, et que pourtant V ne soit pas simplement connexe?

                                (全集第6巻,pp.486, 498)。

                 

これは、ジョン・ミルナーという研究者が東大の公開講座向けに書いたpdfファイル

からの孫引き(2次的引用)で、出典もページ数まで明記されてるし、このページ数

は他のサイトにもあちこち書かれてある。内容的にも、英語版ウィキが引用した英

語表現とほぼ一致してるから、信用していいだろう。

             

ただし、ミルナー氏もまた、この文章を現在の数学用語に直して訳している。

   「境界のないコンパクト3次元多様体Vを考えよう。Vが3次元球面でない

    にもかかわらず、Vの基本群が自明となることがありえるか?」。

この問いはもちろん、強調のための「反語」であって、「あり得ない」というのがポ

アンカレの予想だ。

          

文法的な細かい話を補足すると、実はミルナー氏の訳は、フランス語の接続詞

「pourtant」(にもかかわらず)の訳し方が逆になってる。でも、論理的・数学的に

は「にもかかわらず」というのは単なる「かつ(英語の and、仏語の et )」だから、

前から訳しても後ろから訳しても結局は同じことなのだ。つまり、「・・・,pourtant

~は普通「・・・、にも関わらず~」と前から訳すけど、ミルナー氏のように「~に

も関わらず・・・」と後ろから訳したとしても、数学の論理としては同じこと。要する

に「・・・ かつ ~」と前後を両立してるわけだ。

                           

けれども、ポアンカレのフランス語を直訳するなら、次のようになる。

   「3次元の(閉じた)多様体を考えよう。Vの基本群が恒等置換へと縮小し、

    それにも関わらず、Vが単連結でないということがあり得るだろうか?」。

               

いずれにせよ、「境界」「コンパクト」「基本群」「自明」という言葉の理解が必要に

なるわけだ。恒等置換だけは、何も変わらず元通りにするだけの変換(ある数

に1をかけるような操作)だとイメージできるけど、ポアンカレが使った「substitution

identique」という表現は今現在ほとんど使われないようだ。直訳的な英語「identity

substitution」もほとんど使われてない。。

            

      

          ☆          ☆          ☆
   
という訳で、大変な探求作業の末に、「ポアンカレ予想」の原型にはたどりついた

しかし、その原型の意味も、現在の形に直せる理由も、現在の形の意味も、まだ

触れてない。また、予想をn次元に一般化した形とされてる

    「n次元ホモトピー球面はn次元球面に同相である

という命題も後回しにしてある。もちろん、既にそこそこ調べてはいるんだけど、正

確な理解まではまだ相当な距離があるようだから、とりあえずこの辺で第一弾とし

てアップしとこう。

                      

興味深いことに、ポアンカレは例の文章の後で、次の詩的表現を書き添えている。

   「Mais cette question nous entrainerait trop loin」。

直訳すると、「しかし、この問いは我々をあまりにも遠くへ連れて行くだろう」。

         

素人の私もこの記事の読者も、既にあまりにも遠くへ連れて行かれた気がする♪

でも、まだやっとスタート地点に辿り着いただけなのだ。ここから地道に、数学的

理解を進めるとしよう。数年かかるかも知れないけど、感触としては、「予想」の数

学的理解だけなら何とかなりそうだ。ペレルマンの証明の理解は、世界の優秀な

専門家にお任せするとしよう・・・とか言いつつ、密かに狙ってはいる。

ではまた。。☆彡

           

            

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.ミルナー氏はポアンカレの論文名を書いてないが、他の複数の専門的サ

    イトを通して確認した。

    

P.S.2 ペレルマンの証明になぜ「ポアンカレ予想」という言葉がないかと言う

      と、代わりに 「幾何化予想」(geometrization conjecture)というものを

      証明してるからだ。「コンパクト3次元多様体は、幾何構造を持つ8つ

      の部分多様体に分解される」という予想で、サーストン(W.P.Thurston)

      という数学者によるもの。これを示せば、結果的にポアンカレ予想も証

      明されたことになるらしい。

            

      ちなみに、ペレルマンの証明論文とされる3本のうち2本目(おそらく中

      心的論文)の冒頭は下の通りだ。「アーカイヴ」(arXiv)と呼ばれるネッ

      ト上の保管場所に置かれて、物理を中心とする英語論文のプレプリント

      (学術雑誌への投稿前の論文)が、世界中で自由に読めるようになって

      いる。著作権は放棄されてないみたいだけど、この程度のコピーでクレー

      ムを付けられるとは思えない。

                          

      投稿は2003年3月10日なのに、なぜか2008年2月1日と書かれてる。

      跡は見当たらないけど、修正したという意味か。「Grisha」(グリーシャ?)

      という名前は時々使われるペンネームとのこと。タイトルを訳すと、

        「3次元多様体の上での手術つきリッチ・フロー」。

      「リッチフロー」とは、ハミルトンという学者による「発展方程式」のことで、

      「手術」とは「空間の変更」を指す独特の表現。分からないことばかりで

      本当に大変だ。。

                           

090319b

  

   

   

      

    

    

P.S.3 ついでにペレルマンの残り2つの論文名も挙げとこう。タイトルの邦訳 

      が見当たらないので、個人的な試訳を添えておいた。

       

      「The entropy formula for the Ricci flow and its geometric applications」

       ( リッチ・フローに対するエントロピー公式とその幾何的応用 02.11.11 )

      「Finite extinction time for the solutions to the Rich flow on certain

       three manifolds」

       ( ある3次元多様体上のリッチ・フローの解に関する有限消滅時間

        03.07.17 )

         

P.S.4 2009年11月半ばから、この記事がツイッター(twitter)を通じて

      地味に流通してるようだ♪(今は24日)。

      皆さん、ようこそ、こんにちは☆彡

           

P.S.5 2010年3月24日の朝日新聞・夕刊によると、米国・クレイ数学

      研究所(CMI)が、ペレルマンに賞金100万ドルを贈ることを決

      定したそうだ。「ミレニアム懸賞問題」の1つである、ポアンカレ

      予想を解決した功績に対するものだけど、変わり者のペレルマ

      ンが受け取るかどうかは疑問視されている。実際、国際数学者

      会議によるフィールズ賞は辞退した。

            

cf.ドーナツ型とボール型の区別~ポアンカレ予想の理解2

  「閉じた宇宙」と閉多様体~ポアンカレ予想の理解3

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荒川のレース直後からひどい風邪・・

いやぁ~、参った、参った・・・こんなひどい風邪は1年ぶりくらいかなぁ。。15日の

荒川のレースまで、風邪気味になってもその度に何とか持ちこたえてたのに、レー

スが終わった翌日の16日夜にノドが急激に腫れてしまった。これはダメだなと思っ

たら、やっぱり次の日はノド全体が腫れ上がって、おまけに変なクシャミまで。これ

がありがちなパターンで、ノドから鼻と頭へ数日かけて移行するのだ。そして今日は

もう、パプロンを飲んでも鼻水が止まらない状況で、頭も文字通り締め付けられる

ように痛む。当然、食欲も気力も落ちて、走るどころか歩くのもダルくて仕方ない。

そろそろ春だから自転車を再開する時期なのに、次は咳に苦しむ番だと思う。

             

1年で一番大変なフルのレースを終えて、気の緩みと疲れが重なっちゃったかな。

レースの2日前には、亀梨和也&田辺誠一『神の雫』の本格的レビューも完結して、

ホッとした所だったもんな。って言うか、2万人以上が集まる大会だから、風邪の

ウィルスをもらう可能性も高いよな。まあ、レース前の風邪じゃなくて良かったと、

ポジティヴシンキングすることにしよう。いや、ホントは元気なままの方がベターだ

けどね。ちなみに、レース後の全身の痛みはかなり治ったから、風邪じゃなけれ

ば今晩は走ってた。「たら」とか「れば」とか、仮定で何言ってもダメなんだけどね。。

       

          ☆          ☆          ☆

心身ともに弱った状態で、今夜は何をしてたかというと、数学の勉強をしてたの

だ。余計、頭が痛くなっちゃうけど、凝り性だし元々数学好きだから仕方ない。先

日の円周率記事で扱った古代ギリシャの天才アルキメデスは、円だけじゃなくて

放物線の研究も細かく行ってる。ニュートンやライプニッツの積分計算が登場す

る2000年前に、放物線と直線が囲む面積なんてものを求めてるから、そのやり

方を自分でチェックしてたわけ。よくある素人向けの紹介本じゃなくて、本人の論

を読んでたのだ。ま、例の権威あるラテン語訳じゃなくて、日本語訳だけど。

                

古代だと座標とか図形の式も無いから、中学校の図形のような話を延々続ける

ことになる。AB : BC って感じの「比」の計算がやたら多いので、そこは自分で

分数の計算に直して理解。とりあえず、4割くらいは分かったね☆ ポイントは円

の時と同様、曲がった放物線が囲む領域を、多数の真直ぐな形の積み重ねで処

していく作業。「取り付くし法」と呼ばれてるものの一種かな。お得意の「てこの

原理」なんていう物理の話も使ってるんだけど、それは表面的な工夫にすぎない。

                   

で、一通り納得できる所まで理解した後は、遥かにレベルが高い数学の理論

ついて調べまくって、さすがに頭が痛くてガマンできなくなったからブログに移っ

たわけ。単なるつぶやき記事なら、ひどい風邪でも手が勝手に動いてくれるから

問題ない。難病患者の方でさえ必死にPCを使う時代なんだから、この程度で毎

日更新を途絶えさせるわけにはいかないもんなぁ。

    

という訳で、病人がこの程度書けば十分でしょ。私の風邪は2週間続くのがフツー

だけど、キツイのはあと1週間ほど。何とか頑張って切り抜けよう。ちなみにハイ

レベルな数学理論については、また後で記事にする予定。ホントは、同じ理屈で

も数学より物理の方がアクセスが多いんだけど、たまたま友人から質問された

から調べたわけよ。先日テレビで話題になった、「あの話」だ♪

それでは、また。。☆彡

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恋は若さを保つひけつか♪

昨日(2009年3月16日)の朝日新聞・生活面に、「恋は若さを保つひけつ?」

題する記事が掲載されてた。コネタ的な話を扱う「疑問解決モンジロー」という名

の連載記事(月曜)で、それほど深くもないし厳密でもないけど、結構面白がって

読んでる。

                      

最近のネタを遡ると、豆腐の数え方はなぜ「丁」か、時代で変わる美人像、ニセ

科学横行、マイナスイオンの効果、赤いのになぜ「金魚」か、手品のBGMはなぜ

チャラララなのか・・・etc。お堅い大新聞のコネタ記事としては、なかなか気が利

いてる選択だろう。

   

さて、今週のお題。恋と若さについて。冒頭のツカミがなかなか良かった。

        

   「モンジローのお母さんは男性アイドルが大好きで、テレビ番組に出て

    くるとキャッキャッと喜んでいる。『恋していると、若さを保てるからいい

    でしょ』だって。そんな言い方をよく耳にするけど、恋と若さは本当に

    関係あるのかな」。

     

ほら、今これを読んでる常連さん、ニヤッとした人が多いでしょ♪ 実質的なドラ

マブログと化してるウチには、男性タレントのファンがかなりいらっしゃるはずだ。

最近だと『神の雫』の影響で、亀梨和也と田辺誠一。昔からの常連さんには山P

=山下智久、藤木直人、木村拓哉のファンが多いだろう。私自身はここ最近、

特に好きな女性タレントはいないけど、昔から女好き、恋愛好きなのは確かだ。

                

さて、モンジロー(=担当記者)は疑問解決のために、科学的説明を求めて医者

と生物学者を訪ねる。まず埼玉医大の松下祥教授(免疫学)に聞くと、「ステキな

愛をしている人は免疫力の低下が抑えられるので、若々しく見えると思います

」とのこと。

                       

よく読むと、恋愛をそれほど積極的に評価してるわけでもない。30代以降は免疫

力の低下が老化につながりやすいけど、そのマイナスをある程度カバーできるっ

て程度のお話だ。恋愛の一喜一憂で交感神経が、優しさや安心感で副交感神経

が働き、その切り替わりで自律神経(交感+副交感)が活性化され、免疫細胞を

活動的にするというメカニズム。

                             

これを読んで、なるほど!と納得するような人間ではない私は、早速ネットであれ

これ調べてみた。思った通り、少なくとも一般的に認められた医学理論ではない

ようだ。ちなみに、監修者として名前を出してる『免疫力がアップする50の法則』

という本の中でも、恋愛のメリットが語られてるらしい。それでこの人が記事に登

場したってことなのかも。まあ、免疫学者としての実績はなかなかのものみたいだ。

         

         ☆          ☆          ☆    

続いて登場するのが、東北大の山元大輔教授(行動遺伝学)。「恋をすると、喜び

や感動で脳が刺激され、脳細胞が活発に働きます。脳は自律神経に働きかける。

すると、皮脂の分泌が盛んになって肌がツヤツヤして見え、瞳孔が少し開いて、

黒目が潤むので目が輝いて見える。だから若いと感じるのでしょう」とのこと。

『男と女はなぜ惹きあうのか』、『恋愛遺伝子』なんて著作を出してる人で、かなり

一般ウケしてる方のようだ。

       

まあでも、この種の生物学的お話っていうのは、かなりアバウトなもので、一歩

間違うとトンデモ話に近づいてしまう。都合のいい部分だけを適当につなげて、

面白話や極端な結論を出したがるからだ。この場合でも、恋のメリットだけ考慮

してるけど、デメリットは考慮されてない

                         

片思い等の辛さ悲しさはもちろんのこと、のめり込めばストレスも増すし、時間

もかかるし、周囲の冷たい反応もあるだろう。自分でも後ろめたさとか罪悪

みたいなものを感じる可能性は十分ある。恋愛妄想とかになると心の病の領

域だし、ストーカー的行為は犯罪の領域。恋が終わった後の落ち込みとかうつ

というのも見落とすことはできない。

                         

そういったマイナスの話は全く抜きで、好都合な事にしか目を向けないのだ。そ

の点では、最初の免疫の話も同じこと。トータルで考えれば免疫力はむしろ低下

するかも知れないのに、低下を抑制するプラスの作用にしか目を向けない。

                                    

とはいえ、科学的な話ではないけど、個人の実感としては、恋が若さを保つよう

な気はするね。男でも心身共にハリが出そうだけど、特に女性の場合には、美容

やファッションも含めてライフスタイル全体がポジティヴ&アクティヴになるだろう

から、多少のマイナスを吹き飛ばすくらいの勢いはありそうだ。

                

まあ、結論としては、ほどほどの恋は若さを保つひけつのような気がするし、科学

的な裏づけらしきものも一応ありますよって程度の話だろう。そもそも、「恋」とは

何なのか、ビミョーな問題だしね。英語だと、「愛」と同じく「love」になってしまって、

話がズレてしまうだろう。恋とは、相手が異性であれ同性であれ、性的な愛だ。一

方的であっても構わないけど、ときめきとかキラメキは欠かせないし、あまり重く

ないものを言うのがフツーのはずだ。ネットとかニュースで時々見かける、極端に

バランスを欠いた人達は、もはや恋の名に値しないだろう。何事も節度とか常識

が基本なのだ。

                

という訳で、今日はこれにて終了。ではまた。。☆彡

       

          

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.ちなみに新聞記事の後半には、科学的ではなく文系的な話が載ってた。

    まず社会的なのは、中高年の「婚活」(=結婚への活動)が増えてるとい

    う話で、恋をして見違えるようになる人もいるとのこと。まあ、データはちょっ

    と興味をそそられるけど、若返る人がいるってだけなら別に驚くような事

    でもない。

            

    続いて、文学者の高樹のぶ子が登場。私も何度か文章を読んでる人で、

    恋愛小説の名手とされる人だ。62歳とは思えないほど若く見えるという

    この方、流石に文学的で深みのある表現を見せてくれてる。

    「年を重ねるごとに新しい経験は少なくなります。でも、恋愛すると自分を

    見失い、不安になり、初期化された姿になる。そんな状態のとき初々しい

    ものを発散するのでしょうね

    

    う~ん、科学に対してはわりと厳しい姿勢の私も、この種の人文的表現に

    対しては表情が和らぐかも。まあ、別に「正しい事を説明してる」わけじゃな

    くて、「心地良くさせてくれる文体を見せてる」のだから、素直になるほどね

    と微笑んでおこう♪

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ホワイトデー3・14は数学の日~円周率をめぐって

今さらホワイト・デーかよ!、と思ったそこのあなた。なかなかいい突っ込みだ♪ 

ホントなら当日の夜か翌日にアップしたかったんだけど、荒川のレースで余裕が

無かったのだ。2日も過ぎたとはいえ、実質的内容にはあんまし関係ないので、

気にせず今からアップしよう。

     

2009年3月14日の朝日新聞・夕刊1面には、「3・14は『数学の日』 円周率は

楽しい」という見出しの記事が掲載された。日本記念日協会によるとホワイト・デー

は「数学の日」にも認定されてるとのこと。漢検(漢字検定)、英検(英語検定)と

並ぶ3大検定を自称する数検(実用数学技能検定)というものがあって、その実

施財団が97年に提案、認可されたらしい。もちろん、円周が円の何倍かを表す

円周率π(パイ)の、最初の3ケタである3.14を意識したものだ。

         

ちなみにこの日本記念日協会というのは、公の機関ではなく任意団体にすぎない。

でも、多くの記念日が申請され、審査に合格したものは登録料を払って認定され

てるようだ。1件52500円で登録証は31500円。毎月の記念日だと105000

円とのこと(税込)。長野県の一個人のビジネスとしては大成功かも知れない。

            

さて記事には、数学や円周率に関する4つの内容がある。お笑いネタ、音楽、数

検、歴史。まず、お笑いネタは、大輪(おおわ)教授という名で活躍中の、「数学

ピン芸人」。円周率100ケタ暗唱が特技だそうで、芸名も円を意識したものだろ

う。ちなみに私は「3.1415926535」まで覚えてる。つまり、小数点以下・第10

ケタまでってことだ。実際に数学で役立ったのは、おそらく「3.1415」までか、そ

の次の9までだったと思う。ハッキリ言って学校とか入試での数値計算はほとんど

3.14で十分だ。

              

話を戻すと、その大輪教授は専門学校卒で、大学受験経験もないとのこと。つま

り、高校レベルか、その少し上かな。福山雅治『ガリレオ』の最終回でも話題に

なった「素因数分解」を使うネタだと、「国会議員=バッジ×スーツ×恥×ヘンタイ」

とかホワイトボードに書いてるから、本物の数学とは程遠い内容だ。でも、「円周

率はおよそ3と言うより、3.14から永遠に続いて終わりがないと言ったほうが、

がぜん興味がわく」という持論には、数学者の飯高茂が感動して、去年コンビで

『ウケる数学』という本を出版したらしい。1万2千部だから、まあボチボチかな。

             

続いて、音楽ネタ。息の長いフュージョンバンド『カシオペア』のキーボード奏者・

向谷実(名古屋芸術大)は、円周率音楽に取り組んでる。1から7までの数字を

ドレミの順に当てはめ、8は再びド、9はレ、0はシと当てはめる。円周率・小数

点以下95ケタまでつないで、テンポや音色をかえるなどして、それなりの曲に仕

上げつつあるらしい。あとで自分で演奏してみよう。

               

3番目、数検の話。8級(小学4年生程度)から1級(大学卒業程度)まであって、

有級者を入試で優遇する大学も増えてるそうだ。受験者も近年は30万人を超え

てるとのこと。それはなかなか盛況だね。ただ、HPを見ると、漢検と比べて過去

の問題を出し惜しみしてるのが残念だった。もうちょっと公開してくれてもいいん

じゃないかな。まあ、1級なら受けてみたい気もするな。

        

            ☆          ☆          ☆

そして最後の内容が、歴史の話。これは、記事の頭の図に書いてあるだけだ。

大昔の話としては、紀元前の古代ギリシャの数学者・アルキメデスが証明した

不等式、「3と10/71<(円周率π)<3と1/7」。少数で書くと「3.1408・・・

<π<3.1428・・・」。約2300年前としては驚異の近似値だろう。最近の話

では、2002年に日本の金田康正・東大教授らがスーパーコンピュータで1兆

2411億ケタまで計算して世界記録を打ち立てたこと。ウィキペディアでチェック

すると、コンピューターはHITACHI SR8000で、高野喜久雄の公式と呼ばれ

るπの計算式を用いたようだ。

                  

記事中で一番気になったのは、アルキメデスの不等式。先日、この新聞記事を

読んだ友人と話した時、分数の部分を「10/71」、「10/70」と話したのを聞

いてハッとした。実は私自身は、記事のこの分数部分はサラッと流し見しただけ

だったのだ。細かい数だなって程度の感じでしかなかった。ところが、新聞記事

の「1/7」を「10/70」と考え直すと、分子10に対する分母が71と70の間と

いう話で、非常に頭にしっくり入って来た。そこで、早速アルキメデスについて調

べてみたわけだ。

           

手元にあったのは、『世界の名著9 ギリシアの科学』(中央公論社)。この中に、

アルキメデスの科学」という翻訳が入ってる(訳者・三田博雄)。これは幾つか

の論文を選んでまとめたもので、その中に「円の計測」と題する論文が見つかっ

た。内容は3つの命題の証明で、最初の2つが円の面積について。そして3つ目

が、朝日の記事の図にあった不等式の証明だ。

         

題して、「任意の円の周はその直径の3倍よりも大きく、その超過分は直径の

1/7よりは小さく、10/71よりは大きい」。古代の数学特有の書き方で、今な

ら簡単な不等式1本で済ませる所。翻訳は親切に、不等式を書き添えてるけど、

原文には無い。そもそも当時は、円周率とかπという言い方も無いのだ。

           

翻訳で4ページにわたるこの証明は、基本的には高校レベルの話であって、中

学生でも優秀で熱心なら一応理解できるだろう。けれども相当ややこしい話だし、

ここで丁寧に解説を加えると字数も時間も相当取られてしまうので、とりあえず

止めておく。ただ私は、『ガリレオ』の数式関連記事で見せてきたように、数学も

論理も大好きな人間だから、いずれ解説記事を書くかも知れない。

    

090316c 基本的な発想としては、「円に接する正多

 角形の周」と円周とを比べるわけで、この

 方法はアルキメデス以前から存在した。

 例えば左図を見ると、「円に内接する正六

 角形の周」が半径の6倍だと分かる。つま

 り直径の3倍。それより円周の方が長い 

 から、円周率は3より大きいことになる。数式にすると、

     円周 > 内接正六角形の周 = 半径の6倍 =直径の3倍

     ∴ 円周 ÷ 直径 > 3    ∴ 円周率 > 3

           

アルキメデスは内接する正96角形を作って、円周率が3と10/71より大きい事

を証明。また外接する正96角形を作って、3と1/7より小さい事を証明したのだ。

つまり円周率に関するアルキメデスの賢さは、話の精密さにあったと言えるだろう。

                   

一応、翻訳の元になったアルキメデスの証明の最初と最後だけ、図で示しとこう。

090316a 古代の著作は現存し

 ておらず、その写本

 (=書き写した本)

                                     でさえ今現在は1つ

                 

090316b しか無くて、しかも

 保存状態が極めて悪

 いから、解読作業中

 とのこと。その代わ

 りに権威を持ってる

 のが、デンマークの

 研究者ハイベア

 (Heiberg,ハイ

 ベルクとも読まれて

 る)によるラテン語

 訳で、これがpdf

ファイルでネット公開されてたから、苦労の末に該当箇所を見つけて、コピー&

ペーストしたのだ。マニアックな方は、自分でチェックすることをお勧めしとこう。

               

ネット上で公開された100年ほど前の著作だし、出典を挙げた部分的引用だか

ら、著作権の問題は無いと思ってる。これを見るだけでも、かなり細かい計算

のは分かるだろうし、何となく崇高な感じもするだろう。印刷して、毎日礼拝する

のも悪くない♪ 神社の御札よりはご利益(りやく)がありそうだ。

                   

最後に、円周率をなぜπ(パイ)と呼ぶのか。それは、円周などを表すギリシア

語「ペリフェレイア」(ローマ字だとperiphereia)の頭文字πを取ったとか言わ

れてるけど、そこまで限定できるかどうかは怪しいようだ。むしろ、円周に関わ

る幾つかのギリシア語の頭文字とだけ想像するのが無難だろう。1706年に

数学者ジョーンズが使ったのが最初とされてるらしい。。

       

という訳で、今日はもう時間だ。まあ、来年からは、3月14日は数学の日って

ことで、円周率とか数学の崇高な歴史に思いをはせるのもいいだろう。

それでは、また。。☆彡

    

      

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.以前、「小学校で円周率が3と教えられるようになった」とか騒がれたこと

    があったけど、今では教育方針が修正されてそんな事もないし、騒ぎも収

    まってるようだ。笑えるのが、騒動が起きた翌年の2003年、東大入試

    理系の数学で、「円周率πは、3.05より大きいことを証明せよ」という

    問題が出されてること♪ シニカルな笑いをこめた出題だね。

                 

    この問題、やや難しいと評価されてるようだけど、要するにアルキメデス

    の発想をどこかでかじってたかどうかが大きいだろう。円に内接する正

    12角形を書いて、その周よりも円周は長いと考えて証明することになる。

    分数で言うと、「3と1/20 < π」という話で、ルキメデスが行った計

    算よりは遥かに簡単だ。腕に覚えのある方は、お試しあれ☆

            

P.S.2 アルキメデスの著作の写本については、次の書を参照。

      『解読!アルキメデス写本』(ノエル&ネッツ著,吉田晋治訳,光文社)

    

P.S.3 円周率を求めるやり方は、もっと大まかに言うなら、曲線に近い直線

      を求めてるわけだ。曲がってると分かりにくいから、真直ぐにするという

      こと。円に次ぐ代表的な曲線である放物線に対しても、アルキメデスは

      直線で表す方法で巧みに扱ってる。

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2年ぶりの荒川マラソン、快晴&無風で暑かった・・

RUN 42.195km,平均心拍167

090315a 暑かった~~! 12

 回目を迎えた荒川市

 民マラソン。去年は

 エントリーを忘れて

 るのに直前まで気付

 かなかったんだけど、

 今年は東京マラソン

 の追加抽選が絶望と

 なった時点で、ちゃ

090315b んと申し込んだ。東

 京には負けるものの、

 非常に大規模なレー

 ス。私にとってはフ

 ルのデビュー場所だ

 し、自宅からもそこ

 そこ行きやすいのだ。

 去年のかすみがうら

 はやっぱり遠かった

090315c もんな。。会場の最

 寄り駅・浮間舟渡(う

 きまふなど)駅到着

 は8時過ぎ。会場ま

 で歩いて15分で、ス

 タートは9時だから、

 丁度いい時間だ♪

 今年は補助金が出な

 くなったせいなのか、

駅からのシャトルバスが無くなって、わざわざそのアナウンスを駅前でやってた。

料金1000円値上げくらいじゃダメなわけね。

        

ちなみに写真3枚は順に、ゴール地点、駅前の浮間公園、駅から会場に向かう

朝の長い行列だ。向こうに見えてる橋を越えた辺りがメイン会場になる。それに

しても、荒川はやたら快晴が多いんだけど、ほぼ無風って所が今年のミソだった。

当日のコースの気温は、予報だと10度弱って感じだったけど、直射日光が強く

て実感としては15度くらいには感じたな。ま、私が普段、深夜か早朝しか走って

ないのも大きかったかも。。

                                  

さて、受付、ゼッケン&計測センサー取付は素早く済ませ、荷物預けの大行列

に並ぶ。2年前までこんな行列は見なかったけどね。やっぱランニングブームっ

てことか。預け終わったらもう8時57分だったから、あわててスタート地点にダッ

シュして、まもなくスタート。まあ、過去には遅刻もあったから、マシな方でしょ♪

     

090315d さて、私は寒がりだ

 し、復路の強風にい

 つも悩まされて来た

 から、上下アップ

 服装で参加。ファス

 ナーの開閉や腕まく

 りで、温度調節は可

 能だと見てた。左写

 真の中央が、やたら

090315e ロンゲ(長髪)になっ

 てるテンメイ♪ こ

 のアップに加えて、

 今回は新兵器として

 膝上まである下着

 履いてたのだ。結果

 的には大失敗・・・雲

 一つ無い晴天で太陽

 がジリジリ照り付け

る中、風もほとんど吹かなかったから、灼熱地獄になってしまった。私は普通、前

半は給水しないんだけど、この日は17kmくらいから給水を始めて、終盤は給水

所がある度にゴクゴク飲む状況。ゴール後は、身体から噴き出した塩でアップ全体

が白くなってたほど。死ぬほど水分を取りまくったのに、朝8時から夕方4時まで

一度もトイレに行かなかった。それほどの汗が流れたわけだ。。

     

元々、体調がずっと悪かった上にこの状況だから、後半はずっと地獄で、もう二

度とフルなんてやらないぞとか思いながら、それでも必死に走り続けた。あと、ど

うも年々少しずつ花粉症が進行してるようで、終盤は鼻が詰まってたのも息苦し

かったな。屋内だと何ともないし、風邪の症状とも違うから、やっぱ花粉だろう。

         

コネタとしては、荒川名物の35km過ぎのシャーベット(オレンジ)が今年はやた

ら堅くて、スプーンが刺さらないほど♪ 1分半ほどかけて半分食べた後は、申し

訳ないけど捨ててしまった。美味しいしのに、仕方ない。いつもはサクサクッとす

ぐ食べれるのにね。座り込んで食べてる人も目立ってた。

              

090315f 最後はキツ過ぎて、

 私の得意なラストス

 パートもほとんど出

 来ず。何しろ、普通

 に走ってる状態で

 拍が170台後半

 達してたのだ。普段

 なら140台のスピー

 ドだから、いかに身

体が衰弱してたかよく分かる。それでも流れに乗って最後はスピードが上がった

から、走りながら吐き気がしてしまったほど。ゴール時の心拍は180で、実測最

大心拍の98%にも達してた。ゴール後はずっと頭が痛かったし、しばらくは何も

食べれなくて、ドリンクだけ飲む状態。ちなみに上は女子の表彰式。

    

090315g いつも応援に来てく

 れてる友人Hとしば

 らく会場でまったり

 した後、近くのファ

 ミレスへ行って、ま

 た食事をご馳走して

 もらった。ご馳走さ

 ん☆ ま、ちょっと

 しか食べれなかった

090315h けど♪ ちなみに今

 現在も両脚がしびれ

 た状態で、おそらく

 過去最高にキツかっ

 たレースだ。タイム

 的には、去年と一昨

 年よりも良かったか

 ら、まあ合格最低点

 て感じかな。ベスト

にはほど遠いけど、限界まで頑張ったのは評価できるだろう。平均心拍167は、

快走した川口ハーフの174と比べると遥かに低いけど、2倍の長さだし、10倍く

らいキツかった。それにしても、やっぱり空前のランニングブーム。特に、ファッショ

ナブルな女性ランナーがますます増えてきたのは嬉しいことだね♪ ともあれ、

大会のスタッフ&ボランティアの皆さん、どうもお疲れさま☆ 大勢の応援の方々、

どうもありがとう!

            

今後は例によって、夏の自転車ヒルクライムレース・乗鞍を目指して自転車シーズ

ンへと徐々に移行していく予定。ま、とりあえず3日ほど休みたいと思ってる。

それでは、また。。☆彡

    

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

090315i P.S. 今年のTシャツは、珍しく自

 転車用ジャージみたいなデザイン。

 黄色は好きな色の一つだから、記念

 品シャツとしてはそこそこお気に入り

 かも♪ 早速ランニングで見せびら

 かして、周囲のヒンシュクを買おうか

 な♪ ま、出場者にしか気付いても

090315j らえないけどね。左胸のロゴは、

 「12TISM」と書いてある。第12回

 東京板橋市民って意味だろう。って

 言うか、いつからこんな言い方が登

 場したのかね。。

 あと、今年の写真入り記録証は、

 4月下旬に郵送の予定。最近はすぐ

 くれる所が多いし、荒川も以前はすぐ

だったような気がするけどな。人数増えたからかね。。

                        

cf.強風の荒川マラソン、保守的に完走♪ (07年)

  絶不調&強風、荒川まさかの大敗(06年)

  荒川の強風の影響は何分か~統計的分析(06年)

  荒川市民マラソン(05年)

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電子図書館の今後に注目☆

グーグルの書籍デジタル化については、著作権や図書館が絡むこともあって、こ

こ数年話題になってる。先月下旬には、アメリカでの訴訟和解の動きが日本にま

で自動的に及ぶという話がかなりの話題になった。私もすぐ、Googleブック検索

を実際に使用。確かに便利だけど、今現在はまだまだ開発途上のサービスだな

と思ってる。

         

それよりむしろ、既存の無料の電子図書館をまず使いこなすべきだろう。こちら

もまだまだ発展途上とはいえ、全文を無料ですぐ読めるのは非常にありがたい。

最初に使ったのが何だったかは覚えてないけど、記憶にある中では、去年の春

ドラマ・レビューの時だ。首都圏で先日まで再放送してた、天海祐希&藤木直人

『Around40』のタイトルバックが、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を

題材にしてたから、調べるのに使ったわけ。訳本は自宅のどこかにあるけど、

探すのが面倒だからラクしたのだ♪

            

まず、一般向けの翻訳テキスト用には、「プロジェクト杉田玄白」がある。妙な名

前は、江戸時代にオランダの医学書を和訳して『解体新書』として刊行した医者

の名前を借りてるわけだ。つまり、著作権が問題にならない外国の文献を、手

作業で翻訳して公開するサイト。

             

ただ、その翻訳だけじゃマニアック・レビューには物足りないから、元の英語の

テキストもチェックした。その時に使ったのが、「Gutenberg(グーテンベルグ)

で、ここは各国の著作が原文で手に入る。その数は数万テキストだから、なかな

かのものだろう。もちろん、著作権が問題にならない古典がほとんどだけど、『ア

リス』はちゃんとあって、レビューを書くのに役立った。ちなみにグーテンベルグ

とは、世界史で出てきた活版印刷の「発明者」。色んな説があるものの、普通に

分かりやすく言い替えるなら、「本の父」だ。

             

          ☆          ☆          ☆

以上の二つの電子図書館は外国の作品用だけど、国内ものなら青空文庫」か

国立国会図書館・近代デジタルライブラリー」が基本だろう。どちらも、つい先

日のドラマ・レビューの時に使ったばかりだ。亀梨和也&田辺誠一『神の雫』

第8話で、島崎藤村の「初恋」が使われてたから、早速元のテキストをチェック。

               

普通に読むだけなら、「青空文庫」で十分ありがたい。ただ、「近代デジタルライ

ブラリー」だと、元の書籍をそのまま画像として見ることが可能。まあ、良し悪し

はビミョーだけど、特にこだわり派の方は画像閲覧を知ってていいと思う。国立

のプロジェクトだから、今後ますます充実していくはずだしね。

            

ちなみに一番手軽な青空文庫なら何が読めるかと言うと、たとえば芥川龍之介、

夏目漱石、宮沢賢治など。日本文学の古典に関してはかなり充実してると思う。

登録不要、非常に軽いサイトで使いやすい。翻訳ものもほんの少し混ざってる。

         

           ☆          ☆          ☆

という訳で、以上の3つはこれからもっと積極的に使おうと思ってる。ただ、やっ

ぱり図書館に並んだ本の背表紙を見て探す方が遥かに楽しいね。目で見て

かりやすいし、偶然の出会いも沢山ある。それに対して電子図書館は、何とも無

機質な感じだし、基本的には自分が探してるものしか出てこない。まあ、今後さ

らに進歩するのを期待しよう。もちろん、Google の今後にも要注目だ。著作権

に配慮しつつ、電子図書館と競い合って、より便利なシステムを作って欲しい。

     

って言うか、その前にそもそも読んだり探したりする時間を作るのが一番大切

だけどね♪ ではまた。。☆彡

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荒川市民マラソン、長めのジョギングで最終調整

RUN18km,1時間40分42秒,心拍140

終わった~♪ 予定通りには行かなかったけど、まあこんなもんでしょ。亀梨和也

&田辺誠一『神の雫』最終回のマニアックな記事を連発するのに時間を取られ過

ぎてしまった。おかげで連日の大量アクセスだし、良しとしとこう・・・とか書いてちゃ

ダメだよな (^^ゞ 反省、反省。。

         

     (☆追記: 2009年のレース記事をアップ。

              2年ぶりの荒川、快晴&無風で暑かった・・ )

        

月曜の夜、今シーズン最長の32.2kmを走って、負荷の高いトレーニングは既

に終了。ホントは水曜夜に16km、木曜朝に10km、それぞれゆっくりジョギン

グする予定だった。荒川市民マラソンまで、丸3日の休養を取りたかったわけ。と

ころが水曜の晩から木曜の未明までずっとドラマ記事を書いてたから、ちょっと

前にようやくジョギングを開始。14km以上、18km以下で、調子を見ながら距

離を決めることにした。

       

すぐ気付いたのは、3日経っても32.2km走のダメージがかなり残ってるなって

こと。脚の筋肉はかなり回復してるけど、両脚の付け根がジーンとしびれたまま

で、着地の度にガクガクする印象。まあ、痛くはないから、走れないことはない。

わりとランナーも多くて刺激があったから、気楽に鼻呼吸で18km走り切れた。

    

って言うか、ホントは14kmか16kmにしといた方が良かったのかも知れない。

その辺りは、日曜の朝になってみないと分からないのだ。12月の川口ハーフの

時なんて水曜夜にかなり本気で18km走ってたのに、本番も快走だったもんね。

ま、ハーフとフルとじゃ大違いだし、今この記事を書いてる間、かなり脚の疲れ

を感じちゃってるのは確かだ。

         

トータルでは1km5分35秒ペース。ほぉ、5分半ペースだと、5分ペースより遥

かにラクなわけね。タイム的に1割しか違わないんなら、ゆっくり長く走った方が

得のような気はするな。性格的に合わないけど♪ とにかくこれで、後はのんび

り超回復を待つだけ。運動しない間の食べすぎに気をつけよう。一番心配だっ

風邪は、ノドの軽い腫れと微熱だけで何とか切り抜けたような感じだ。気力で

治したって所かな。

     

         ☆          ☆          ☆

ところで、荒川の服装を調べる検索が最近増えてる。過去のウチのレース記事

に書いてることだけど、荒川は風が強めで、特に復路の疲れた身体に向かい風

が当たることになる。かなりハイペースで飛ばす人とか、寒さに強い人以外は、

少し温かめの方がいいと思う。Tシャツと短パンで5時間以上だと、男性なら身体

が冷え切って、名物のシャーベットも食べる気しないんじゃないかな♪ 女性なら

皮下脂肪で何とかなりそうだけどね。

                     

ちなみに天気予報は晴れで、最高気温13度私は寒がりだから、上下アップで、

上は中にTシャツと長袖シャツを着る予定。上はアップのファスナーの開閉と手袋

の着脱で、温度調整する。下も、場合によっては膝下のファスナーの開閉を使う

かも。とにかく、初めての方は強風にご注意あれ♪ ではまた。。☆彡

             

  往路(2.45km)    14分27秒  平均心拍123          

  1周(2.14km)    12分38秒        132        

  2周             12分37秒        137        

  3周            12分05秒        140

  4周             12分06秒        143 

  5周             11分45秒        146

  6周            11分24秒        149

  7周(0.26km)       1分35秒        151

  復路              12分06秒        145

  計 18km    1時間40分42秒      140(最大心拍159,ゴール時)

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神、自然、そして人間~『神の雫』最終回

           神の雫

      それは永遠なるもの。

      地上で何が起きても、揺らぐことは

      ない。そこは、果てしなく遠い扉の

      向こうにある。あらゆる使徒を

      従わせ、私は今、その扉を開く。

      神に続くその道は、様々な時を

      超えて、ただひたすらに遠く、そして

      深く大地へと続く。私は、その道を

      歩むことへ興奮を押えきれないでいる。

      人間も自然も、ただそこに永遠を紡ぐ。

      このワインはまさに、神が作り出した

      一滴である。

 

                     (テレビ画面の遺言状の完全な引用)

 

         ☆          ☆          ☆

上手い! お疲れさま♪ 最終章の放映終了後、とりあえずスタッフに贈る言葉

はそんな感じかな。正直、素晴らしいって印象はないし、第7話以降の終盤になっ

てからは問題点も色々と目についてる。でも、滅多にないような逆風の中で、上

手くまとめられた最終回なのは確かだし、ネタも深みも十分に含まれてた。その

努力には素直に敬意を表して、微笑みながら拍手を送っとこう。最後の視聴率

も僅か5.4%に低迷したとはいえ、私は面白かったし、ドラマとブログ全体で考

えると大満足だった☆ 脚本・渡辺雄介、演出・中島悟、その他スタッフ&キャス

トの皆さん、どうもありがとう☆

 

今回、書くべきことは非常に多いんだけど、限られた時間の中では妥協するしか

ない。ネット、辞書、新聞その他で、色々と調べるだけでも大変な時間を使ってし

まった。ま、面白かったし、勉強になったからいいけどネ。

 

最初は軽い突っ込みから入るとしよう。誰でも思うのは、神咲豊多香(古谷一行)

が遺した20億の遺産の争奪戦はどうなったのかっていう疑問。もちろん、そんな

事がこの人間ドラマにとって重要でないのは、最初から分かってる。放送後のブ

ログ検索の結果を見ても、意外なほど問題視されてないようだ。でも、遺産の話

はここまでかなり強調されてた分かりやすいポイントなんだから、最後に最低限

のけじめは付けるべき。

 

対決はトータルで引き分けだから、神咲雫(亀梨和也)遠峰一青(田辺誠一)

半々にするとか、しばらく保留にするとか。あるいはエコ系の団体や活動に寄付

してもいい。放送時間で1分もかからないし、制作費もかからない簡単な事なのだ。

 

あと、一青の失明&意識不明からの回復がワザとらし過ぎて、取ってつけたよう

な形になってる。似たような話が、前クールでさんざん叩かれた堀北真希『イノセ

ントラヴ』でもあったのは記憶に新しい所。ドラマ終盤、聖花(内田有紀)のダイビ

ング・アタックを受けた殉也(北川悠仁)が意識不明になるものの、奇跡的に回復。

最期は佳音(堀北)のもとへと猛ダッシュしたわけだ。

 

私はあの時、あまりにもネット界の攻撃が極端だし、別に全くあり得ない話でもな

いから、サラッと受け流しておいた。ただ、『イノセント』や『神の雫』に限らず、無

理やり話を「ドラマ」チックにする姿勢は、逆にドラマの価値を下げるものだろう。

 

異母兄弟とか異父姉妹という設定もちょっと多すぎるけど、現在の家族関係の多

様化を考えると、ギリギリ許容範囲かも知れない。でも、最後に遠峰ほのかと神

咲めぐみの特殊な関係を少し補足するくらいの事はあって良かったはずだ。手紙

1枚(下のP.S.2参照)で一青があっさり納得してしまう流れも違和感がある。

 

そして、型にハマり過ぎたハッピーエンド。一青&マキ(内田有紀)&ナオ(?)は

ともかく、雫&みやび(仲里依紗)の方。「好きだよ!」「私も好き♪」、「BYE-BYE

 孤独な日々よ♬」(KAT-TUN『ONE DROP』)がスタートして抱き合う2人。

この唐突さはどうよって感じだ。亀梨の過去のドラマ、『野ブタ。をプロデュース』

(相手は堀北)、『サプリ』(伊東美咲)、『たったひとつの恋』(綾瀬はるか)の描き

方と比べると「天」と「地」の差だし、あの『1ポンドの福音』(黒木メイサ)にさえ及

ばないだろう。ほとんど恋愛の描写になってない。

 

・・・というようなネガティヴな事を、好きなドラマに対してもちゃんと書くのが、ウチ

の特徴なのだ♪ 昔からの常連さんは聞き飽きただろうけど、ウチは過去の経

緯もあって、亀梨和也と山P=山下智久と藤木直人に関しては、かなり好意的に

接し続けてる。ただ、私は男だし、ここはファンサイトではない。単にドラマ自体を

レビューしてるだけだから、あくまで是々非々。いいものはいい、悪いものは悪い

という姿勢なのだ。ただし、ホメる時は強めに、けなす時は控えめに。これがネット

とか社会のマナー(やり方)というものだろう。。    

 

          ☆          ☆          ☆

さて、以上の控え目なネガティヴ描写はほんの前置きにすぎない。今度はポジ

ティヴな内容を書いてみよう。まず、原作マンガがまだ半分ほどの段階なのに、

ドラマがきちんと結末まで描いたのは評価できる。究極のワイン「神の雫」はボ

カすのかと思ってたけど、原作者の考えを尊重しながら、それなりの銘柄をハッ

キリと示して来た。こうゆう独自性は見ていて気持ちいいもんだ。

 

また、物語に全くブレがない。終始一貫して、兄弟の対決を通じた父と子の和解、

古典的な男の世界を軸に描き続けてた。女性ウケしない話を貫いたという意味で

は、『あしたの、喜多善男』と同様の潔さ。最後の対決で「受け継ぐ」ことを強調し

たのも筋が通ってるわけだ。父から子へ、あるいは、旧世代から新世代へ。「決

着!父から子へ」というサブタイトルの通りになってた。

 

より具体的に言うと、創業1610年、実に400年の歴史を誇る「シャトー・ル・ピュ

イ(chateau le puy)」を最後のワインに持って来たのは上手いし、雫ではなく一青

に子供を持たせたのも巧みだ。年齢的にもカップルの関係的にも納得できるし、

できちゃった結婚だらけの現代日本の反映にもなってる。豊多香から一青へ、一

青からナオへ。遺伝子DNAの継承。

 

ま、本当はみやびにも子供がいたんだけど、ジャニーズ事務所からクレームがつ

いて編集でカットされたんだろう・・・とか書くだけでファンの表情が曇りそうだから

止めとこ♪ 書いとるわ! 太陽ビールの美人社員・さおり(萩美香)の相手が、

年配の部長(升毅)から新人イケメン社員・木戸竜介(平方元基)へと代わったの

も、「受け継ぐ」という流れのコミカルな表現だ。

 

少し視点をズラして、一青&マキの丁寧な描写について、細かく分析してみよう。

事の発端は、第7話の最後だ。遺言状の2枚目を隠してたことを明かした霧生

(戸田菜穂)に対して、マキが当然のクレームを付けると、雫だけじゃなく一青ま

でがマキ1人を攻撃して排除。奇妙なほどの悪者扱い、除け者扱いで、ウチでは

おかしいとハッキリ批判しておいた。ただ、最終回までの流れのスタート地点を

作ったという意味では、ドラマの文法の上で、それなりの筋は通ったことになる。

 

つまり、最初から悪役だったマキを、終盤に来て更にハッキリ悪者にする。続い

て第8話で、可哀相な女へと少し移行させると共に、悪女との微妙な境界線上

置く。あの階段の転落シーン、マキの手の離し方(あるいは離れ方)は、わざ

と微妙な映し方になってたわけだ。マキが転落させたわけじゃないし、ハッキリ

した悪意を持って手を離したわけでもないけど、結果的には過失傷害のような

形になってた。

 

おまけに、その微妙さを前回ラストの予告でも利用。まるで悪女マキが、今度は

一青をナイフで刺すかのような映し方だった。ま、ウチでは、卓袱台放り投げレ

ベルで論外の展開だと書いといたけどネ♪ 階段シーンが悪女のピークなのだ。

 

そして今回冒頭、マキがナイフを手にするものの、それは一青じゃなく自分の左

手首へ。これが悪女終了宣言で、そのナイフをハッと止めたマキが洗面台へと急

ぎ、驚きの表情を一瞬見せる。妊娠の最初の表現として、繊細かつ巧みだった。

その後、一青の夢の中では、何か分からないけど温かい光が見える。マキは、

階段シーンを回想しながら「ゴメンね」と謝り、一青の手を取って言う。「今ね、あ

なたの代わりに、雫さんが闘ってるのよ。私達も、頑張るから」。

 

この「私達」という言葉は、直前の文から考えると「雫さんと私」とも受け取れる仕

掛けになってるものの、マキはすぐさま一青と手をつないで、自分のお腹に当て

る。この一瞬の微妙な仕草が、妊娠の第二の表現だ。この時、一青を測定する

医療機器のモニターが、まるで妊婦の検査に見えるように映されてた。

 

そこへセーラ(佐々木希)がタイミング良く登場、「マキさん、もしかして・・・」、「彼

には、この事言わないで」。これが第三の表現だ。その後、快復した一青が一人

でつぶやく。「あの温かなる光は、間違いない、生命の光」。これが妊娠の第四

の表現。そしておそらく対決の日。マキをどこかへ強引に連れて行こうとする一青。

これが第五の表現。もちろん、連れて行く場所として、病院と対決を重ねてある。

 

どうだろう。一青&マキに関しては、対決の場でのプロポーズに至るまで、非常

に丁寧に描かれてることが分かる。それに対して、主役であるはずの雫とみやび

に関しては、最後の告白に至る流れがほとんど無いのだ。この辺りを見ても、やっ

ぱりこのドラマの主役は実質的に一青のような気がしてしまう。一番最後に雫の

アップを映されても、まったく表面的な帳尻合わせに見えてしまうわけだ。

 

一青&マキに続いて、雫&一青の描写も見てみよう。まず、フランス食品工業会

のレセプションの件で、雫が一青を助ける。「一青さんの気持ちを引き継ぎます」。

得意のデキャンタージュも久々に披露。ところが、アモロ会長も只者じゃなくて、

雫がピンチに陥る。仕事をサボって覗き見に来たイタリア長介(田口浩正)ら4人

じゃ役に立たないし、雫のサポート役のソムリエ(ワイン監修の斉藤研一か)に助

けを求めるんじゃドラマにならない。そこで雫を助けるのが、復活した一青。横に

付き添うセーラの赤紫色のドレスも華やかでいい。木箱に入ったワインも、重み

があって、視聴者の興味を呼び込む。
     
          

箱から出てきたのは、日本を代表する酒造メーカー、サントリーの逸品「登美

(’97)」。スポンサーにキリンやアサヒや宝酒造が入ってないから大丈夫ってこと

か。山梨という場所も、『サプリ』のワイン・エピソードを思い出させて懐かしい。気

難しそうに見えた会長が一転して、「super!」(シュペール=すばらしい!)と驚

きの笑顔を見せるのもお約束のドラマ的展開だ。結局、今度は一青が雫の仕事

を「受け継ぐ」形になってる。

 

その後、お墓のある大きな木の丘で、雫がほのかの手紙を一青に見せて、一青

の頑なな心を和らげる。すると今度は一青が、「神の雫」の銘柄で困ってる雫に

かすかなヒントを与える。「素晴らしきテロワール。受け継いでいるんじゃないかな、

我々も」。

 

こうして、交互に助け合った末に、勝負は両者正解で引き分け。対決はトータル

で、雫から見ると「勝ち、負け、引き分け、負け、引き分け、勝ち、引き分け」の

2勝2敗3分。まったくの互角だけど、雫は単なる素人だったんだから、主役の大

健闘とも言える形。一応、終盤に盛り返す流れにもなってる。そして最後はキレ

イに、「兄さん」、「」と呼び合って、兄弟の絆も堅く結ばれる。一青はロベール

(竹中直人)に促され、豊多香を許す言葉も口にした。これで、天国の豊多香も

含めて、みんな笑顔、めでたし、めでたし♪こうして、雫&一青もそれなりにきっ

ちり描かれてると言っていいだろう。

 

以上、4つのポジティヴな部分を明らかにした。ドラマ独自の結末。ストーリーの

一貫性。一青&マキの描写の繊細な流れ。そして、一青&雫、闘う男の絆のしっ

かりした形式

 

という訳で、良かったね、最終回・・・と終わりにするようじゃ、マニアック・サイト

とは言えないわけよ♪ ここまでは、普通のレベルの話を長めにしただけのこと。

ここからいよいよ、マニアックな水準に突入しよう。読む方も大変だろうけど、書

く方はその50倍は大変。もう疲れて眠いし、レース前だから走らなきゃなんない

んだけどなぁ。何やってんだか。ブツブツ。。

 

        ☆          ☆          ☆

『神の雫』レビューの最後はやっぱり、「神の雫」と呼ばれたワインについての深

い考察にすべきだろう。シャトー・ル・ピュイについては、先行するワイン記事で

既に色々と書いておいたけど、ここでは一歩踏み込んだ考察を行う。それでは

皆さん。スクロールの準備・・・じゃなくて、精読&熟考の準備をよろしくネ♪

 

今回、ル・ピュイが選ばれた理由は、基本的には味とか香りの問題ではない。

伝統の長さとエコロジカルな性格だ。伝統の長さ、あるいは古さというのは、一

般的には必ずしも長所ではない。「古い」という言葉は、ウチの『神の雫』レビュー

でもネガティヴな意味合いで使ってきたし、実際の世の中でもしばしば「新しい」

物の方が喜ばれるわけだ。女房とか畳とか・・・って、古いわ! 

 

ホラ、これこそ「古い」って言葉のネガティヴな用法の一つなわけよ♪ 他にも、

例えば日本の政治家の年齢の高さや世襲が批判されたりしている。それに対し

て、キムタク=木村拓哉主演で人気だった政治ドラマのタイトルは『CHANGE』

つまり「変化」だった。

 

それなのに、どうして伝統の長さ、あるいは古さが重視されるのか。それはまず、

ワイン醸造の特性が関係してるだろう。ブドウの樹にせよ、テロワール(terroir:

大地を始めとする自然環境)にせよ、育むためには数十年、数百年レベルの時

間が必要ということなのだ。本当にそうなのか、個人的には疑問も残るけど、そ

う考えられがちなのは確かだろうし、少なくとも「団欒」的な安心感はある。

 

また、「神の雫」という名前(あるいは概念)も、伝統の長さに関係してくる。古来、

神の本質とされて来たものを3つに単純化するなら、「無限」と「創造」と「超越性」

だ。この内、創造の方はキリスト教や聖書などを通じてよく知られてるだろうけど、

無限や超越性の方はまだまだ理解されてないと思う。

 

「無限」とは「限」界が「無」いこと、あるいはそうゆう存在のことだ。神の能力に

は本来、限界など無いし、空間的な存在場所も限定されてないし、時間的な存

在範囲も限定されてない。ただし、それは理想的な神であって、神話などに登

場する「人間のような神」の場合には、多少の限定があるわけだ。もちろん、両

手を広げて宙に浮かぶ姿なんてのは、擬人法の最たるもの。つまり、半ば人間

のイメージにすぎない。

 

さて、神に時間的な限定がないということは、いつでも存在するということ。すな

わち、永遠だ。それゆえ伝統が長いものの方が、イメージ的に神の無限性や永

遠性に近いと言えるのだ。そして、個々は有限の存在にすぎない人間が、永遠

のイメージに近づくための技が、「受け継ぐ」という営みになる。たとえば、数十年

単位で行われる世代間の継承。あるいはDNAの保存とも言われる、生殖という

名の自己複製。

 

一方、神の無限性を空間的にとらえるなら、世界全体、あるいは自然と人間の

一体化というイメージに近づくことになる。それを言い換える言葉が、「天地人

という単語だ。ここから、「神の雫」と呼ばれるワインの持つべき特徴の2つ目で

あるエコ的性格も出て来る。人間による自然の支配ではなく、(神の下での)自然

と人間の共生。あるいは、天地人をもじって、「神-自然-人間」。

 

こうした言葉は、環境重視の流れにも乗って非常に耳ざわりが良くなってるもの

の、よく考えると非常に難しい問題を含んでいる。例えば、「自然とは何か」とい

う問題だ。我々は普通、自然という言葉で大地、海、川、植物などを想像するけ

ど、広い意味では人間も自然の一部のはず。そもそも、人間の本性を表す英語

も「nature」=自然だ。それなら、人間の欲望や能力を活かすことだって自然

ということになる。

 

すると、人間が作った化学肥料を自己責任で使うのがどうしていけないのか。

実際、ル・ピュイのように徹底的な有機農法を取る生産者は、フランスでさえ稀

だし、ル・ピュイの味や香りに対する一般的評価も特に高いわけじゃないのだ。

他のワインの有害性が大騒ぎになってるわけでもない。

 

ここで、視野を広げるために、最終回放送日の2009年3月10日の朝日新聞・

朝刊を見てみよう。3面の下側に、「ES細胞研究 再建へ米転換 オバマ大統

領、支出解禁」という見出しがある。解禁ということは、これまでブッシュ政権で

は、この万能細胞の研究への支出は禁じられてたということだ。

 

その理由を一言でまとめると、「超越的存在である神が創造した自然への冒涜

という考えが根強くあるからだろう。遥か上の次元に人間が手を加えてはいけな

いという思想。宗教と無関係でも、この思想は世界で広く見られるものだ。にも関

わらず、新大統領オバマが解禁したのは、要するに人間にとって実利があるか

らだ(政治力学は別)。例えば、新型で倫理的問題の少ない万能細胞として話題

の「iPS細胞」の研究に役立つという話だ。

 

こうしてみると、天地人とかエコを重視する原作者・亜樹直(特に姉)の態度は、

一つの選択にすぎないような気もする(ウチのワイン記事や、原作者の「ノムリエ

日記」も参照)。ル・ピュイを神の雫として選ぶのは、有機栽培の野菜を食事に選

ぶのと大差ない話にも見える。実際の世の中では、そうゆう人間はまだまだ少数

だし、特に男には少ない。近所のオーガニック系の店は、客の大半が女性だ。

 

また、この原作者、特に姉の側に、生殖医療の是非の質問を投げかけたらどう

答えるのか、興味深いとも思う。顕微授精を始めとする不妊治療は、自然のイ

メージとはかけ離れたものだけど、自然な行為こそ「神の雫」ならぬ「神の行為」

だとは、社会的にも性別的にも言いにくいだろう。しかし、顕微授精や代理母の

ような重大な人為的営みを認めるのなら、化学肥料や農薬の使用くらい些細

ことではないだろうか。「神の」基準としてすぐ採用するのは、やや安直であって、

少なくともそれなりの考察を踏まえた上で採用すべきではないだろうか。

 

以上を簡単にまとめるなら、こうなる。・・・・・・「神の雫」選別の決め手は、伝統

の長さとエコ。伝統の長さは、ワインの特性と神の時間的無限性から来たもの

で、人間がそれを家系として実現するための技が親子の受け継ぎ。エコは神の

空間的無限性と超越性から来たものと一応言えるけど、それよりむしろ、人間

の一つの思想、あるいは原作者の個人的自然観の影響が強いと思われる。「神

の」レベルへの持ち上げ方が、やや性急で安直だろう・・・・・・。

 

ちなみに私は、現在の生殖医療とか生物学に対してはあまり好意的ではない

けど、エコ的発想に対しては単純に批判してるわけじゃないので念のため。どち

らかと言えば、やっぱり好意的だろう。ただ、慎重なだけだ。そもそもウチのサ

イト名は「RUN&BIKE」。私はランニング&自転車好きの人間だし、ウチのサ

イトのトップには自然の写真がよく使われてる。おまけに、ページの背景色も、

自転車の色も、パステルグリーンなんだから。。♪

 

        ☆          ☆          ☆

という訳で、そろそろ時間だ。繰返しになるけど、このドラマ、世間的評価は奇妙

なほど低かったけど、私は全体的には満足してるし、特にブログのレビュー対象

に選んだのは大正解だった。フランス語、英語はもちろん、イタリア語、中国語、

韓国語の勉強のキッカケにもなったし、ワインの知識も増えた。読者の反応(アク

セス、コメントなど)も、上野樹里&長澤まさみ&錦戸亮『ラスト・フレンズ』以来

の多さで、3年半のブログ歴の中でも2位の水準だ。昨夜遅くにアップしたワイン

記事へも大量のアクセスを頂いてる。Googleのロボット君、いつもありがとう♪

 

残念ながら、ウチは1クールに1本か2本しかドラマを扱わないので、読者の多

くはすぐに消えるのが常だ。しかも私は、春以降のブログ運営についてはまだ

悩んでる途中で、しばらくドラマレビューを中止する可能性もある。まあでも、1月

以降の常連さんには、『神の雫』で妙にマニアックなサイトがあったなぁって程度

には覚えておいてほしいもの♪ 人々の記憶の中で、あるいはネットのデータの

中で受け継がれることで、サイトの存在は永遠に近づけることになる。

 

このドラマでは、普段からお付き合いのあるブロガーさんや常連さんだけでなく、

多くのブロガーさんやファンの方々にもサポートして頂いた。リンク、掲示板、メー

ル。把握してるだけでも、ラスフレバブルの時を上回ってて、当分これを越えるこ

とはできそうにない。あらためて感謝しておこう。皆さん、どうもありがとう♪

 

それではまた、いつの日か。。☆彡       

 

 

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.『シャトー・ル・ピュイ』というワインは、98年のフジのドラマ『ソムリエ』で

    主演した稲垣吾郎へのプレゼントとして、SMAPのキムタク、中居正広、

    草彅剛、香取慎吾の4人がパリから買って来たらしい。2004年6月28日

    の『SMAP×SMAP』での企画で、誕生年のヴィンテージが贈られたとの

    こと。当然、放映後には人気が出たとかいう話だけど、ネットで見る限り、

    その人気の形跡はなかなか見当たらない。SMAPファンの皆さん、当時

    の事を覚えてたら教えてね♪

 

P.S.2 遠峰ほのかの手紙の全文は、画面で以下のように映ってた。

 

            神咲豊多香様

       突然の奥様の訃報、心よりお悔み

       申し上げます。

       豊多香さんが、奥様の最期に立ち会え

       なかった事、すべて私のせいです。

       ただ、これだけは言わせて下さい。

       一青の16才の誕生日であるあの日、

       私と豊多香さんが会う事を奥様が

       許してくれて、申し訳ないという気持ち

       以上に、感謝の気持ちで溢れました。

       直接お伝え出来なかった想いを

       ここに記します。

       めぐみさん、ありがとう。

 

P.S.3 一青が持参した国産ワイン「登美」は、1909年開設の「登美の丘ワ

      イナリー」(サントリー)の高級銘柄で、直営オンラインショップだと1本

      12600円(税込)。2003年の赤ワインならすぐ買えるようだ。ファン

      の方、お試しあれ♪ ドラマ(と原作)に登場した97年ものは、ネットに

      は見当たらない。

 

      公式サイトはキレイで分かりやすく、ワインの勉強になる。数々の国際

      コンクールの受賞歴が誇らしげだった。登美(赤)は「最高峰」だという

      表現もあるけど、本当はもっと上があるからややミスリーディング(誤解

      を招く)。ただし、ブドウの品質が悪くて発売されない年も多いようだか

      ら、そのこだわり具合はかなりのものだろう。

 

P.S.4 レセプションでのフランス語の会話。画面のテロップと実際の発音は、

      少し違ってた。まあ、映画にせよ、字幕ってものはそうゆうものかも。

      実際の発音の方がより自然な言葉に聞こえたから、ひょっとするとキャ

      ストのフランス人がアドリブでマイナーチェンジしたのかも知れない。

 

P.S.5 平均視聴率は6.1%。DVDや再放送で盛り返して欲しいもんだ。

 

P.S.6 ヨン様が一青役で主演するとか噂されてる韓国版『神の雫』には、ちょっ

      と興味がある。そのためにも韓国語を勉強すべきかも。ま、韓国の漢字

      ブームがもっと広がってくれたらラクなんだけどね。ハングル文字を読む

      のは大変なことだ。音も意味も表す漢字こそ「神の文字」だろう・・・とか

      書くと怒られそうだから止めとこ♪

 

P.S.7 ワイン名の「ピュイ」(puy)というフランス語は、ロワイヤル仏和中辞典

      だと、「1 〔オーヴェルニュ地方で〕 山 (*主に山名・地名に残ってい

      る) 2 《文史》 ピュイ 〔中世,主に北フランス諸都市で教会を中心に

      開催された文芸の祭典〕」 と説明されている。

 

      ただ、ル・ピュイの位置はボルドー地方で、オーヴェルニュでも北フラ

      ンスでもない。一方、「ピュイ」という発音から想像される普通の単語は

      「puis」で、「それから」という意味だ。先行する話を受け継いで次の話

      につなげる接続詞だから、継承を表すにはピッタシの発音ではある。

      ま、普通に考えれば、地名か何かだろうけど、それでも語源を探ると

      継承とか永遠という意味に辿り着くかも知れない。。☆彡

 

 

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

   僅かな腹ごなしラン&『ヤマトナデシコ七変化』第1話

  亀梨&深キョンの夜エロ~『セカンド・ラブ』第1話

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『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

『神の雫』最終回(第9話)が終了。本格的レビューは丸1日ほど後にアップする

けど、その前に、最後のワイン「神の雫」に関する先行記事をアップしとこう。使徒

対決の頂点に位置する究極のワインは予想通り、神咲雫(亀梨和也)遠峰一青

(田辺誠一)の二人とも見事に的中だった。ちなみに、連載中の原作マンガには、

正解のワイン銘柄はまだどこにも登場してないようだ。

          

     (☆11日深夜追記: 本格的レビューをアップ。ワインの話もかなりある。

                    神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 )

                    

まず、画面のテロップをそのまま書くと、

    「ボルドー地方 コート・ド・フラン 400年間 昔ながらの手法で

     受けつがれてきたワイン シャトー・ル・ピュイ(’03) フランス」。

         

続いて、ロベール(竹中直人)に促されて一青が語った説明のデータ的部分だけ

をそのまま引用すると、

   「400年もの長きの間、一滴の農薬も使わずに、自然なままの製法で

    作られて来たもの。ゆえに、大地の上で何が起きようとも、たとえ、

    猛暑で、各地のブドウの樹が枯れた、2003年でさえも、このワインの

    ブドウの樹は、地中深く、70mにまで根を張り、見事な、エレガントな

    ワインを生み出した」。

    

なるほど。だから03年なわけね。さて、ここまでは誰でも書きそうな事だから、ウ

チ独特の内容に移ろう。恒例の、ワインラベル・チェックだ。今回は長くて文字も

小さいし、ネット上でもなかなか大きな画像が見当たらなくて、ちょっと判読に苦

労した。まずラベルの表記そのまま。続いて、その日本語訳or意味。フランス語

の発音記号は省略してある。

                          

          BORDEAUX COTES DE FRANCS

    APPELLATION BORDEAUX COTES DE FRANCS CONTROLEE

              Chateau le Puy

          Expression Originale du Terroir

              JP&P AMOREAU

        VIGNERON A SAINT-CIBARD-GIROND-FRANCE

                  Depuis 1610

           de pere en fils,ce vin est issu de cultures

             et de vinification naturelles

             Certifie Ecocert sas F32600

              Produit de France

              BORDEAUX     ECOCERT

            MIS EN BOUTEILLE AU CHATEAU

         

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           ボルドー コート・ド・フラン地区

        原産地統制名称 ボルドー コート・ド・フラン

              シャトー・ル・ピュイ

        テロワール(ブドウ産地)そのままの表現

          ジャン・ピエール&パスカル アモロー

      フランス・ジロンド県・サン=シバールのブドウ栽培者

                創業1610年

         父から息子へ、このワインは自然のままの

        農法とワイン製法によって作られ続けている

           エコセール認証 sas F32600

                フランス製

            ボルドー      エコセール

             シャトーにてボトル詰め

       

           ☆          ☆          ☆

まるでブルゴーニュ・ワインのように優雅で繊細と言われる、このボルドー・赤ワ

イン。物語的には、味や香りよりも、伝統の長さとエコの2点が特徴と言うべきだ

ろう。ずっとアモロー家が受け継いでるシャトー(ワイン醸造所)で、現在は父ジャ

ン・ピエールと息子パスカルが中心になっている。

         

エコセールとは、有機農法に関するフランスの認定団体、あるいはその認証のこ

とで、文字通り「エコのセール(認証)」という意味だ。特にシャトー・ル・ピュイの場

合は、有機栽培の特殊な形、「ビオディナミ(bio-dynamie;英語ならバイオダイナ

ミクス)」を使ってるらしい。哲学者&数学者として有名なルドルフ・シュタイナーが

1920年代に提唱したもので、動植物由来の肥料を月の周期(太陰暦)に合わ

せて少量使用、かき混ぜのタイミングも合わせる。フランスでも、ごく一部の農園

でしか使われてないそうだ。ちょっと趣味が分かれる部分かも知れないね。シュ

タイナーとは、やや神秘的な思想家でもあるのだ。

                               

もちろんル・ピュイには、普通の有機農法の部分もあって、酸化防止剤のSO2

(亜硫酸塩)、化学肥料や殺虫剤をほとんど使わず、温度や湿度など気象計測を

こまめに行いながら手入れしている。まあ、素人が聞いても大変そうな話だけど、

ワインの値段はお手頃で、ネットなら5000円程度のようだ(なかなか売ってない)。

ちなみに公式サイトのURLは、http://www.chateau-le-puy.com/ 。いかにも伝

統とエコを感じさせるHPだった。

                                               

という訳で、ワイン単独の記事はこの辺で終了。

それではまた、約1日後の本格的レビューにて。。☆彡

        

               

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   

P.S.記事アップの直後、朝日新聞のサイトに連載されてる「ノムリエ日記」(20

    08年12月16日)で絶賛されてるのを発見。要するに、原作の亜樹直・姉

    弟(の姉)が、エコとか有機とか自然系に興味を持ってて、たまたま生産者

    夫妻と姉弟で会食する機会があったって事情じゃないかな

             

    と言うのも、日本語とフランス語と英語でサラッと検索した範囲では、この

    ワインはエコ系としてだけ有名なもののようなのだ。そもそも、酸化防止剤

    が入ってないから一般の酒屋にはほとんど卸してなくて、なかなかネットで

    も売ってない。原作者も苦労して手に入れたようだ。姉の表現では、「甘く

    も濃くもなく、エレガントで、凪いだ海のように優しく、飲んでいて本当に気

    持ちよかった」。。

        

P.S.2 途中で話題になった、サントリーの国産ワイン「登美 (’97)」につい

      ては、本格的レビューの方で触れる予定。山梨だから、亀梨主演の

      2006年夏のフジ月9、『サプリ』第7話を思い出すね

                    

P.S.3 注目の、『神の雫』最終回視聴率。ここまでの流れだと、6%に到達す

      れば十分だと思うけど、果たしてどうなるか。ネットでは再び「打ち切り」

      が話題になってるようだから、5%は行くと思うけど、7%は無理かね。。

      (追記: 5.4%か。最後まで淋しい数字だなぁ。。)

           

P.S.4 「最後の使徒」とか「最終回 使」(笑)とか検索が入ってるけど、「神

      の雫」は「使徒」ではないので念のため。もっと神に近い存在だろう。

                 

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回

  

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

今期のレビューに選んだドラマ、亀梨和也&田辺誠一『神の雫』もいよいよ今夜

が最終回。そこで、原作コミック(亜樹直・作、オキモトシュウ・画)の「立ち読み」

記事をアップしとこう。Yahoo!コミックの無料立ち読みだから、誰でも今すぐ手

軽に実行可能。ネタバレの恐れはもうほとんどないと思うけど、あくまで自己責任っ

てことで♪

        

実はこの記事は、2月半ばにアップしようと思ってたものだ。その時はとりあえず、

19巻の内の6巻までを立ち読みして記事にしかけたんだけど、思ったよりもドラ

マと原作の内容が近いと感じたから、ネタバレを恐れて最終回当日まで延期した

わけ。とは言っても、両者にはもちろん相当な違いがある。

           

それを書く前に、立ち読みの方法をまとめとこう。一番簡単なのは、Yahoo!で

「神の雫 立ち読み」を検索して、Yahoo!コミックの1巻のページにアクセスす

る方法。専用のビューア(ちょっと重くてエラーもある閲覧ソフト)を自動的にイン

ストールするだけで見れるし、そこから他の巻にも飛べる。面倒な登録も不要だ。

              

ただし、立ち読み可能なのは14巻まで。また、1巻だけは51ページも読めちゃ

うけど、他は僅か15ページ(全体は200ページ以上)だから、ストーリーは断片

的にしか分からない。しかも、ドラマからの推測を交える必要がある。それでも、

登場人物の絵やキャラクターは多少つかめた気がする。ちなみに、ネットの立ち

読み以外には全く読んでないので念のため。

                  

     ☆          ☆          ☆

さて、1巻から立ち読みを開始してすぐ思ったのが、本格的ワイン漫画なんだな

ということ。私にはワインの趣味はないので、ドラマのウンチクくらいで十分なん

だけど、原作は遥かに細かいのだ。そもそも、一番最初の2ページがあのリシュ

ブールのウンチク。ドラマは雫と豊多香(古谷一行)が母の墓の前で衝突するシー

ンだったから、これだけでも大違いだろう。ドラマに対するワイン通の不満に目立っ

てたグラスの話も、最初から「リーデルグラス」なんてブランド名が登場している。

                 

リシュブールに続いて登場するのが、ひじ掛け椅子にドッカリと座って、ワイン片

手に不敵な笑みを浮かべるの姿。もうこれだけで、ドラマとかなり違うのは明白

だ。その後、例のデキャンタージュ(亀梨と大差ない)に驚いたみやびが自己紹

介すると、雫は「おう じゃ合コンでもする?」といやらしい笑顔になる。軽いノリの

やんちゃ坊主なのだ。一青に対する態度もかなりガキっぽくて、「偉ぶったこいつ

の鼻をあかす」とか、「ギャフンと言わしてやりたい」とか。良し悪しや好き嫌いは

ともかく、優しくてお坊ちゃま風の亀梨=雫とは全く違ってる

         

一方、ドラマの最初から原作ファンの不満が爆発してたみやび。どんなに違うの

かなと思ってたんだけど、キャラ的にはむしろ結構似てるなって印象だった。すご

く上品なソムリエ見習いなのかと思ったら、一番最初の台詞が「はあ~~ッ♡」。

その後もわりとフツーの、明るく元気でマジメな女の子。程度の差こそあるものの、

大まかな路線的には、仲里依紗とそんなに大差ないと感じた。

          

ただ、程度の差がガマンの限度を越えちゃった人が多いのかな。確かに、例の

「こんなの初めて~♪」と腰を抜かすシーン(ドラマ第1話冒頭)はないし、比較

すれば原作の方が上品だ。でも、やっぱり一番大きいのは容姿の違いじゃない

かね。原作の女性は、みやびに限らず全体的に、キレイで品のある絵で描かれ

てるのだ。それに対して仲=みやびは可愛いタイプだし、ちょっとウザく感じられ

るかも知れない部分もある。自慢の迫力ボディも、原作のスレンダーな姿を見慣

れてたファンには逆効果だったかも知れない。ドラマがタレント人気に左右される

ほどではないだろうけど、やっぱり漫画とは「画」、つまり絵なのだ。

         

続いて、一青。すぐ思ったのは、田辺やヨン様に似てるなってこと。キャラは立ち

読みだとほとんど分からないけど、少なくとも雫よりは、ドラマに近い気がする。例

の「オォ~~~ッ」は立ち読み部分には無かったけど、個人的には雫より一青の

方が趣味だな。大人の洗練と知性を感じられて、顔も一青の方がカッコイイ。メガ

ネも似合ってるしね♪

    

          ☆          ☆          ☆
     
おっと、早くも時間が来た。他には、豊多香はドラマの古谷一行とあんまし違わ

ないような気がするけど、立ち読み部分にはちょっとしか出てないから自信はな

い。霧生とマキは、ドラマの戸田菜穂と内田有紀の方がいいね。漫画はどっちも

かなり年配に見えて、特にマキは水商売のちーママって感じだ。そもそも、ドラマ

ほど一青に寄り添ってるわけでもなさそう。あと、ロベールは原作だとヨボヨボの

おじいちゃで、ワイルドな竹中直人とはルックス的にかけ離れてる。中身はほ

とんど分からないけど、ちょっと違う気がするな。

            

こう書いてくると、結局マンガとドラマはかなり違うのかと思われそうだけど、そう

じゃない。上ではわざと違う部分を強調して来ただけのことで、ストーリーとか設

定、要素(ワインその他)、あるいは台詞に関して言うなら、やっぱりドラマは原作

に十分似てる。つまり、原作の影響が強いのだ。もうちょっと独自路線を歩んで

も良かった気がするけどね。

                  

ちょっと細かい話も追加しとこう。第4話レビューで、週刊新潮や和田秀樹のドラ

マ批判に「応答」した際、ワイン監修の斉藤研一が語ったとされる「100万円」と

いうワイン価格は確かにおかしいと書いておいた。でも原作を見ると、言葉を交

わす中での単なる誤解だったんじゃないかという気もする。と言うのも、原作の一

番最初から、ロマネ・コンティの100万円という値段が強調されてたのだ。レビュー

で明らかにしたように、例のドラマ批判はよく読むと粗雑なものだから、両者のや

り取りの際もその短所が現れてしまった可能性はある。ま、正確には録音とか速

記でも無ければ分からないけど、専門家がそんな些細なミスをするとも思えない。

                       

ということで、最後にまとめると、やっぱり原作とドラマは似て非なるビミョーな関

だなということだ。レビューでも書いたけど、ハッキリしてるのは、テレビの方が

マンガより遥かに大勢の人間を相手にしてるということ。原作のまま、ワイン中心

にマニアックな番組を制作するのは無理がある。その意味で、人間ドラマを中心

に据えたのは商業的に正解だ。ただし、人間ドラマの中身がどうなのかについて

は別問題で、レビューやコメント&レスで既に色々と語っておいたから、そちらに

譲っておくとしよう。

ではまた。。☆彡

         

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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荒川の5日半前、走りこみ最後は32.2km

RUN 32.2km,2時間41分20秒,心拍154

名古屋国際女子、面白かったね☆ 何と言っても、小出監督の門下生、21歳の

新谷(にいや)仁美の活躍が見事だった。最後はスタミナ切れでガクッと来ちゃっ

たけど、若さを考えるとあれでいい。そもそも、別に無茶なスパートでも何でもなく

て、周りが遅かっただけなのだ。あのまま快調に突っ走ってゴールしたとしても、

タイム的にはせいぜい2時間26分台だから、普通の優勝タイムにすぎない。レー

ス終盤、脚が動かなくなってからの泣きそうな顔が魅力的だった♪ ま、次は笑っ

てゴールして欲しい。

      

逆転優勝で再起を飾った藤永佳子。ドラマチックだったし、笑顔も爽やか。身長

170cmというのも潜在能力の高さにつながるけど、恵まれた気象条件で2時間

28分13秒というのは冴えないタイムだ。レースの組み立てとしても、世界選手

権で上位を狙えるパターンとは言えないから、毎度おなじみ沢木・陸連専務理事

も、「物足りない」と渋い顔。先に代表内定を決めた、東京国際女子の尾崎好美

や、大阪国際女子の渋井陽子に対する笑顔とは大違いだ。まあ、弘山コーチの

話だと20分台前半は狙える力を持ってるらしいし、世界選手権は夏だから、遅

いレース展開も期待できる。5ヶ月後のベルリンまで頑張って欲しいもんだ☆

     

ちなみに、一般参加の高橋尚子は、事前にあれほど報道されてたわりに、あん

ましテレビに映らなかったね。やっぱ、フジテレビも招待選手らに気を使ったわけ

か。ずっと笑顔で、ホントに楽しそうな走りだった。あれで2時間52分23秒(23

位)とは、恐るべき底力! 案外、引退撤回とか言い出すかも♪ 最近のスポー

ツ選手にはありがちだもんな。。

       

      ☆          ☆          ☆

さて、天上界から地上界に話を移して、今夜の私は荒川前の最後の難関にチャ

レンジ。フルより10kmだけ短い距離の32.2km走だ。金曜にハーフ、土曜に

25km走ってるから、4日間で78.3km走ることになる。これはなかなかハード

だなと思ったら、2年前にはもっと走ってた ^^; 知らず知らずの内に、目線が低

くなっちゃってるんだな。マズイね。

    

12月の川口ハーフは2年ぶりくらいの快走だったんだけど、その後あんまし走り

こめてないし、風邪気味だから、早くも諦めモードが漂ってる。まあでも、それなり

のタイムの完走くらいは目指そうってことで、レース直前になって急に気合を入れ

てる訳。今晩はまだ脚に疲れが残ってたけど、遅くていいからとにかく32km完走

しとこうと思って、少し早めにスタート。夜中は雨が降る予報だから、その前に走り

終えたかったのだ。(結果的には大正解で、今は雨)

          

実際に走ってみると、重い脚でもそこそこは動いてくれる。ハーフ、25kmとこなし

た後だからか、心拍も低めだし、気温も適度、風も無し。前半で早くも、完走はで

きそうだなと安心した。でも、流石に終盤は脚がガクッと動かなくなって、顔がひき

つる。いつも思うけど、30km以上は心肺能力より脚の問題なんだよな。実際、

心拍は低いし呼吸もそれほど荒くはなかった。ひたすら脚の痛みや重さとの闘い。

      

結局、トータルではピッタシ1km5分ペース。ま、こんなもんか。レースの5日半

前だから、もうちょっとゆっくり走っても良かったな。かなり余裕を持ってたつもり

なのに、ゴール後はヘロヘロ状態で、ドリンクがぶ飲み。周回ラストに給水もして

たけど、やっぱ30km越えると、冬でもノドが渇いて仕方ないね。

   

とにかく、これで荒川前の追い込みは実質的に終了。後は水曜と木曜に軽く走っ

て調整するだけだ。それより大切なのは、風邪気味の体調の管理。相変わらず

ノドは少し腫れたままで、たまに咳も出るようになった。何とか日曜まで粘るとしよ

う。ではまた。。☆彡

                        

  往路(2.45km)    12分56秒  平均心拍137          

  1周(2.14km)    10分57秒         146        

  2周             10分44秒         150        

  3周            10分41秒          153

  4周             10分36秒          155 

  5周             10分37秒         156

  6周             10分26秒         157 

  7周             10分22秒         158 

  8周             10分23秒         158 

     9周            10分26秒         158

 10周             10分35秒         158

 11周             10分40秒         158

 12周             11分01秒         156

 13周(1.62km)      9分04秒(給水込み)  155

 復路              11分52秒         153

 計 32.2km     2時間41分20秒      154(最大心拍163,ゴール時)

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荒川1週間前、風邪気味でも休めず・・

RUN 25km,2時間02分55秒,心拍156

う~ん、依然として苦しいなぁ。。荒川市民マラソン1週間前でこの体調か。これ

は全く想定外だった。予定だと、この時期には最後の走りこみでガンガン飛ばし

てるはずだったのになぁ。ホント、フルのレースに向けた体調管理は難しい

                 

さて、この日は朝から風邪モード全開で、ノドの腫れは何とか収まってるものの、

熱のせいか、頭がボーッとして何もする気がしない。実はこの週末は、家で一仕

事やらなきゃいけないのに、頭が働かないし気力も湧かない。こうゆう時はボーッ

と音楽を聴いたりテレビを見たりするしかなくて、超久し振りに野球中継なんても

のを見てしまった。サッカーはたまに見るけど、野球は半年ぶりか1年ぶりかな。

             

まあ、たまたまWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)東京ラウンドの韓国戦

なんていう面白そうな試合だったこともあるんだけど、実際は一方的すぎる内容

であんまし面白くなかったな。14対2の7回コールド勝ちとはね。とはいえ、エー

ス松坂がそこそこのピッチングを見せて、リーダー格のイチローもようやく本領

発揮したんだから、内容的に十分満足すべき試合なのかも知れない。イチロー

はやっぱ、俊足だね☆ 意表を突くバントの内野安打はお見事!

                

で、野球をボーッと見た後で、渋々と夜の公園へスタートしたわけ。心身ともにダ

メな状況で、おまけに昨夜ハーフを流したばっか。ホントに25km走れるのかど

うか自信はなかったけど、ラッキーだったのは気象条件。ちょうどいい寒さで、昨

夜と違って湿度も低いから、すごく走りやすかった。できればもうちょっとランナー

がいてくれれば、もっと走りやすかったのにな。荒川と東京の2大レース直前なの

に、何でこんなに少ないのか。レースに合わせて、朝走ってるのかね。

              

ともかく、気象条件にも助けられたし、足腰もそこそこ動いてくれたから、意外な

ほどマトモに25km完走できた。トータルでは1km4分55秒ペース。ま、遅いけ

ど、ハーフの翌日、心身の体調がかなり悪い中で走ったにしてはボチボチか。ど

んだけポジティヴ・シンキングなんや♪ ダメージは少ないと思うんだけどな。

    

これで、日曜は休んで、いよいよ月曜日が最後の難関、32.2km走。つまり、

本番から10kmだけ差し引いた距離で、完走できれば今シーズンの最長距離

になる。問題は、風邪との戦いだ。って言うか、その前に仕事を済ませなきゃマ

ズイよな。頑張ろっと! ではまた。。☆彡

                     

  往路(2.45km)      12分47秒   平均心拍136

  1周(2.14km)    11分01秒        148

  2周             10分44秒        153

  3周            10分55秒        152

  4周             10分39秒        154              

  5周             10分27秒        158

  6周             10分23秒        159         

  7周            10分22秒        160          

  8周            10分17秒        161        

  9周            10分17秒        164        

 10周(840m)         4分06秒         165      

  復路              11分00秒        167          

  計 25km     2時間02分55秒        156(最大心拍176,ゴール時)

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風邪の初期症状かも・・軽いハーフで様子見

RUN 21.1km,1時間44分32秒,心拍156

こりゃ、マジでヤバイ。。あと1週間だよ、どうしよう。。この秋冬は、珍しく風邪を

引かずに過ごして来たのに、とうとうノドがちょっと腫れて来た。丸3日間のスキー

&スノボ旅行の余波で、色々あおられて生活が乱れたもんなぁ。心身共に急降

下。熱があるのか、食欲が落ちてノドばっか渇くし、頭がボーッとして気力も出ず

       

よく「体力」っていう曖昧な言葉が使われるけど、身体能力と病気に対する抵抗

力は全く別物だ。私は幼い頃から、身体能力はまずまずだったけど、すぐ風邪

を引く体質で、おまけになかなか治らない。最初はノドが腫れて、鼻、熱と進行

して、1週間くらいで最悪の状態に到達。そこから完治まで1週間かかるのが毎

度お馴染みのパターンだ。今日が風邪の引き始めだったら、まさに荒川のレー

スが最悪の時期に重なる。とても42.195kmなんて走る自信はない。。

       

かと言って、すぐに寝て体力温存するほどの余裕もなし。志賀旅行に続いてドラ

マ記事連発だから、この1週間で僅か13.3kmしか走れてないのだ。という訳

で、仕方なくヨロヨロと雨上がりの公園へスタート。一応ハーフが目標だったけど、

スキー&スノボの筋肉痛と疲労がどの程度治ってるのか、全く自信なかった。2

日前には、僅か13.3kmゆっくり走っただけでもキツかったもんね。

             

湿度の高い苦手な気象条件も重なったんだけど、慎重に走った往路のタイムが

意外に早くて気を良くする。思ったより脚は動くようだ。運良く、ほぼ同じスピード

のランナーが入れ替わり私の前後に現れて、いい刺激を与えてくれたのも助かっ

たし、周回最後に学生らしきグループがふざけて後ろから追いかけてくれたのも、

スピードアップに貢献。もちろん軽く振り切ったから、向こうは爆笑してた。

      

結局、何とかハーフを完走。トータルでは1km4分57秒ペース。この状況にして

はよく頑張った方だけど、まだまだ論外なのも事実。明日もゆっくりハーフ以上を

こなしときたいな。旅行の筋肉痛もほぼ消えたし、足腰は大丈夫だと思うけど、

題はノドの腫れ。一晩寝て起きると、腫れがひどくなってるのが過去のパターンだ。

今シーズンはちょっと抵抗力が増してるから、何とか持ちこたえてくれないかな。

ま、運を天に任せて、そろそろ寝るとしよう。。☆彡

                 

  往路(2.45km)    12分53秒  平均心拍133

  1周(2.14km)  11分06秒        148

  2周           11分00秒        152

  3周          10分54秒        156 

  4周           10分47秒        158       

  5周          10分36秒        161 

  6周           10分16秒        164 

  7周          10分10秒        167  

  8周(1.22km)    5分48秒        170

  復路           11分04秒         167

  計 21.1km 1時間44分32秒       156(最大177 ゴール時)

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初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

          初恋

      まだあげ初めし前髪の

      林檎のもとに見えしとき

      前にさしたる花櫛の

      花ある君と思ひけり

     

      やさしく白き手をのべて

      林檎をわれにあたへしは

      薄紅の秋の実に

      人こひ初めしはじめなり

     

      わがこゝろなきためいきの

      その髪の毛にかゝるとき

      たのしき恋の盃を

      君が情に酌みしかな

    

      林檎畑の樹の下に

      おのづからなる細道は

      誰が踏みそめしかたみぞと

      問ひたまふこそこひしけれ

    

        (注.「第六の使徒」に関する遺言状ではなく、島崎藤村『若菜集』の

            表記にしたがって引用した。著作権は既に消滅している)

         

          ☆          ☆          ☆

惜しかったなぁ。。もうちょっとで、私のつぶらな瞳に星屑のような涙が再び浮か

ぶ所だったのに、残念だった。まあ、狙いは良かったと思う。フランスとイタリア

だらけの物語の終盤に、誰でも知ってそうな国文学の古典の登場。さすが早稲

田大学・第一文学部出身の渡辺雄介の脚本だね。

     

・・・と書いた所で、念のために検索してみたら、これまた原作マンガ(作・亜樹直、

画・オキモトシュウ)に出てたのか! 結局、最後まで原作の枠をはみ出せなかっ

たわけね。ま、使い方はかなり違うんだろうから、いいけどさ。ともかく、今週は丸

3日間の雪山ツアーの影響で色々とあおられまくってるから、核心部分だけ簡単

に扱って終わりにしよう。当然、「初恋」について語ることになる。

               

島崎藤村の詩の『初恋』は、中学か高校の国語の授業で暗記させられたから、

今でもスッと耳に入って来た。これと般若心経と平家物語は全文暗記の対象で、

授業中に1人ずつチェックされた気がする。そのおかげで2年前には、キムタク

=木村拓哉の『華麗なる一族』最終回レビューを、平家物語の冒頭部分、「祇園

精舎の鐘の声・・」から始めることもできたわけだ♪ どこで何が役立つか、わか

んないもんだね。。

          

『初恋』は40年後に第三連がカットされて、第四連の「こひしけれ」が「うれしけれ」

と変更されたらしいけど、ここではドラマに即して元の形で扱おう。現代語訳は、

ネットでも色々とヒットするけど、私なら差し当たり次のように「超訳」する。

          

   まだ茶髪にしたばっかの幼い彼女が、リンゴの樹の下に見えた。

   花のヘアアクセサリーが輝いてる。彼女自身も花みたいにキレイ。

   白い手でそっとリンゴをくれた時が、初恋の始まりだった。

   リンゴも恋もまだ薄紅色。これから深まりそうな予感。

   何気に息が彼女の髪の毛にかかるほど接近した距離で、

   興奮してヤバイかも♪ 

   いつもこの樹の下で待ち合わせだから、リンゴ畑に細い道ができちゃってる。

   誰が踏み固めた道だろうね、とかイタズラっぽく聞く彼女。

   マジ可愛くて、萌えまくり ♡

       

こうして、萌えまくった彼は、彼女を別の場所に連れて行って、ファースト・ラヴに

なるわけよ・・・とか余計なこと書くと、お堅い女性読者が嫌がるから止めとこ♪ 

書いとるわ! ま、古今東西、男女の真実はただ一つなのだ。

   

さて、今サラッと検索すると、『初恋』は三省堂の中学三年用の教科書・『現代の

国語』3に採用されてるようで、そのHPで信頼できる簡単な紹介がすぐ手に入っ

た。初出は1896年の『文学界』で、翌年の第一詩集『若菜集』に収録。ほぼ100

年前の詩だ。「教師になるが、教え子であった佐藤輔子への恋情に苦しんで退職」

なんて話も書いてくれてる。初恋にしちゃ遅いけど、100年前だとそんなもんか。

輔子はその後、病死してしまったとの事。う~ん、女性週刊誌とか有閑マダム向

けワイドショーのノリだな。授業用のツカミってことか。ま、嫌いじゃないけど。

               

もちろん、いかにも国語の授業っぽい解説もある。「藤村の詩は典雅な文語と流

麗な七五調で青春の哀感と苦悩をロマンチシズムをもって描き出すが、それは

現実と交錯しない虚構世界の物語でもある」。ほほーっ、流石に上手いまとめ方

だね♪ ちなみに「七五調」とは、「まだあげそめし まえがみの りんごのもとに

みえしとき・・」のように、七音と五音の交替を繰返す形式のことだ。ちょっと蛇足か。

       

でも、前から何度か書いてるように、文章というのは意味とか内容だけじゅなく、

形式を持つものでもある。その例として詩の七五調を挙げとくのは適切な事だろ

う。「どうしてこう書いたのか」というような疑問に対しては、作者の感情や思考か

ら説明することもできるけど、音の数が合うからだと補足することもできるわけだ。

形式には、文系的なものと理系的なものがあって、私にとっては本質的に似たよ

うなものだけど、一般には別物としてとらえられてしまってるようだ。まあ、脳科学

的にはかなり違う箇所の活動かも知れない。

                   

話を戻すと、今回のドラマでは、藤村の『初恋』がいきなり「人生」と結び付けら

た。神咲雫(亀梨和也)は一応、含みを残した言い回しに留めてたのに、部長

(升毅)は露骨なウンチクを披露。「島崎藤村がこの詩で語った事はね、初恋そ

のものじゃなくて人生だと言われてるんだよ・・・君のおかげで人生が楽しくなっ

た。君に会うために何度も足を通わせた所は、やがて道になったと言われてる」。

            

ワインバー・モノポールのマスター・藤枝(辰巳琢郎)はヨイショしてたけど、私に

とっては正直、思い切り余計な説明だった。これが、最後に泣けなかった一つの

原因でもある。誰がどうゆう根拠で言ってるのか分からないし、ネットで調べた限

りでは、さほど定番の解釈でもなさそうだ。

                                  

別に間違ってるとは思わないけど、非常にミスリーディング、誤解を招きやすい説

明だとは思う。部長は大人しく、「ハイソックスの君のエツコちゃん」への初恋を語っ

てれば良かったのだ。と言うのも、部長の説明の仕方だと、「人生」が前面に出て

しまって、「初恋」が後ろに引っ込んでしまうだろうから。それは、相当な根拠を示

さない限り強引過ぎる解釈だし、このドラマにも合ってない。むしろ、教え子への

かなわぬ思いを描いてるという説明の方が説得的だろう。

                       

私が脚本家なら、部長の台詞はむしろこう書く。「島崎藤村はこの詩でね、初恋

そのものだけじゃなくて、人生についても語ったと言われてるんだよ」。これなら、

初恋と人生はほぼ並列の関係だから、元の詩の具体的記述も活きて来るし、ド

ラマにもピッタリ合う。そもそも人生を前面に出す解釈は、まるで大昔の道徳教

育とか精神主義のイメージだ。29歳の脚本家がそうゆうものを醸し出してしまう

のは、真面目な文学青年の特徴というべきか。ま、絶滅寸前の存在だから、貴

重で新鮮とも言えるけどね♪ 案外、プロデューサーの横やりだったのかも。。

        

         ☆          ☆          ☆

ところで、初恋と人生がほぼ並列、同格になるのは、その初恋が特殊なものだか

らだ。つまり、フツーの初恋みたいに短くて淡い短期間のものじゃなくて、人生同

様、長く深くずっと続く永遠のもの。それこそ雫に対する豊多香(古谷一行)の恋

だ。息子に対する父の愛。この場合、初恋とは「幼くて特別な相手へのピュアで

新鮮な恋」とでも定義し直せばよいだろう (「ピュア」を入れ忘れるとマズイ♪)。

                

ドラマでは、最初から部長の子育て話が出てたし、藤枝も子育ての苦労と喜びに

ついて同意してた。もちろん、終盤になって父から息子への恋心をハッキリ伝え

るのは筋が通ってるし、生前の親子関係の切なさを考えても話が合う。そして何

より、一青(田辺誠一)のいない「エア対決」の場で雫が見た幻想では、白い長袖

シャツを着た幼い雫が、父にぶどうを差し出したのだ。

    

   「やさしく白き手をのべて 葡萄をわれにあたえしは 

    濃紫の秋の実に 人こひ初めしはじめなり」。

         

このシーンのCGが、泣けなかったもう一つの原因だ。キラキラがやり過ぎで、余

りに安っぽい。自然な光の道で陰影をつけるだけに留めてればウルッと出来た

のに、惜しかったね。

           

それはともかく、豊多香から雫への切なく甘い「初恋」は、他にも色んなものと重

ねられていた。雫や一青とワインとの出会い。イタリア長介(田口浩正)とヒロセ

アヤコ。皆本さおり(荻美香)と部長の初デート。雫とみやび(仲里依紗)

     

色々ある中で、注目すべきは2つの「初恋」だ。まず本人の意図としては、豊多香

から一青への思い。実は、先に生まれた一青の方が、豊多香の初恋相手にはふ

さわしいことになってしまうけど、上で私が示した再定義なら問題ない。ここまで考

えて書いてたわけだ。

                                            

一方、豊多香の意図かどうかは微妙だけど、雫と一青の初恋というものも見逃

せない。今回の序盤のシーンを思い出してみよう。あの時、2人は「樹の下」で、神

の雫に至る「細道」を一緒に「踏みそめ」ることを、改めて誓い合ったわけだ。2

人の頭上に枝を広げる「樹」が、父・豊多香を象徴してるのは言うまでもない。意

識を失った一青の病室を雫が訪れた際には、「やさしく白き手をのべて」た。お見

舞いだから、ブドウとリンゴの入った果物カゴを差し出すシーンくらい、あっても良

かったけどね。

               

            ☆          ☆          ☆

ところで私は前回のレビューの最後に、第六の使徒としてはロベール(竹中直人)

を表すワインがふさわしいと書いた。つまり、仲間とか友を表すものが欲しいとい

うことで、その意味では今回、豊多香とロベールの初恋の始まりを軽く重ねるシー

ンがあればもっと良かったと思う。明らかにこの2人は特別な関係なんだから、せ

めて最終回には説明が必要だろう。そのための伏線が、ロベールの「なぜだと思

う。豊多香がお前たち二人を闘わせる理由」という台詞かも知れない。

               

ま、個人的にはそんな理由の解説は蛇足だと思うけどね。「人間の力、団欒、愛

しき人、試練、感謝」なんていう、これまでの使徒の単純な説明も、大人のドラマ

にはふさわしくない。土9や火9ならともかく。。

        

いずれにせよ、霧生(戸田菜穂)の遠回しの配慮によって、ワインカーヴ(地下貯

蔵庫)の「細道」をたどった雫は、父から息子への「初恋」に気付くと共に、父が単

なる浮気男ではないことにも気付いたようだ。来週はいよいよ、遠峰ほのかと神

咲めぐみの特殊な関係が明かされるはず。籍を入れてたかどうかはともかく、前

妻がほのかってだけの話なら拍子抜けの最終回になるけど、そこをどう盛り上げ

てくれるのか。

                                   

あと、先週最後からすっかり可哀相な女になってしまったマキ(内田有紀)を、最

後にキレイに処理できるのか。今週、バー・カウンターで思い切り伏線を張っとい

て、もし来週ナイフで一青を刺したりしたら、温厚で寛容な私といえども卓袱台を

ひっくり返さざるを得ない。悪役としての行動は、今週の階段で一青から手を離

したのが頂点だろう。そこからはもう、感じが良くて愛情あふれる女性を目指すし

かないはずだ。マキもひょっとすると、永遠の初恋に近いのかも。

                 

最終回、有終の美に期待しよう。ではまた。。☆彡

    

     

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.『初恋』の初出媒体である『文学界』とは、島崎藤村と北村透谷が創刊し

    た雑誌だけど、現在の『文学界』とは直接関係ないとウィキペディアは書

    いている。でも、同じ名前で無関係のはずもないけどな。「間接的関係」

    は別だっていう論法か。。

         

P.S.2 何気に、ワイン監修の斉藤研一がバー・カウンターでウンチク語って

      た。真面目で素朴ないい人って印象だね。ま、台詞回しはセーラ(佐々

      木希)みたいだったけど♪ 彼の隣にいた女性はひょっとして、原作・

      亜樹直(姉弟共通ペンネーム)の姉の方かな。

            

P.S.3 部長の浮気相手役の荻美香って、2007年度のミス日本グランプリ

      なんだな。道理で、分かりやすい美人だと思ったわ。ディベート甲子園・

      全国5位っていう 妙な肩書きが、ちょっと笑えるかも♪

              

P.S.4 永遠の初恋と言えば、山P=山下智久&長澤まさみの『プロポーズ大

      作戦』は文字通りそうだったな。藤木直人から略奪してまで、初恋相手

      と結婚しちゃったんだから、早くSP第2弾を見せて欲しいもんだ。

    

P.S.5 『神の雫』第8話視聴率は4.9%。またしても5%未満となった。せめ

      て最後くらい、6%は取りたい所だろう。

    

P.S.6 ドラマと直接の関係はないけど、私は2年前に初恋の記事を書いてる。

       過去への思いを胸に生きること~NHK『初恋の人を探したい』  ☆彡

       

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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09年2月の全走行距離

RUN 13.3km,1時間10分52秒,心拍150

スキー&スノボの疲れが取れないなぁ。。こりゃ、ヤバイわ。3月15日の荒川の

フルまで、実質的に1週間しか残ってないのに、僅か13.3kmゆっくり走るだけ

でもキツかった。どうしよう・・・って感じだね。。

       

金曜夜から月曜夜までの丸3日間、ほぼ晴天の志賀高原ツアーでたっぷり滑っ

たおかげで、気分転換にはなったし足腰の筋肉もついたはず。ただ、それ以上

にまだ疲れや痛みが残ってるし、丸1週間ランニングから遠ざかるハメになった

から、差し引きで大幅なマイナスの状況だ。特に、横乗り系で転倒も多いスノー

ボードの余韻がかなり残ってる印象かな。まあ、スキーはスキーで、ゴンドラに乗

る度に重たい板(普通のより重い・・)を片手で運ぶことになるから、手や腕の疲

れが残るんだけどさ。ブーツも普通のより遥かに重い物を履いてるし。。

          

で、言い訳をたっぷりした後、昨夜の走りについて。まあ論外でしょ。平均心拍は

150だから低めだけど、僅か1時間ちょっとの走りが長いしキツイ。時々、膝や

ふくらはぎに変な痛みがピリピリ走るから、不自然に脚をかばう走りになったのも

悪影響になったと思う。雨上がりで寒い夜だったからか、近所の公園には私以外

に誰もランナーがいなかったのも淋しかった。

      

トータルでは1km5分20秒ペース。遅い・・・。何じゃ、こりゃ! ま、積極的休養っ

てことで、OKにしよう・・・とか言ってる場合じゃないよな (^^ゞ これはもう、丸1週

間休みなしで走るしかないね。他にも、ちょっと風邪気味になってきたのが気にな

る所だ。気をつけなきゃ!

       

 往路(1.15km)  7分22秒    平均心拍118

  1周(1.1km)   6分31秒          130

  2周         6分12秒          136

  3周         5分59秒          144

  4周         5分52秒          151

  5周         5分47秒          155

  6周         5分49秒          154

  7周         5分38秒          157

  8周         5分34秒          159

  9周         5分32秒          163

 10周         5分06秒          170

 復路          5分30秒          168

 計13.3km  1時間10分52秒        150  (最大175,周回ラスト)

       

          ☆          ☆          ☆

さて、話変わって、遅まきながら先月の全走行距離

       RUN 211km ; BIKE 0km

       

何じゃ、こりゃ~~! 荒川の前の月、一番大切な時にこの程度しか走ってない

なんて、どうゆうこっちゃ! 25km以上の長距離を4回走ってるから、気分的に

は頑張った感じがあるのに、走行距離はさっぱり伸びてない。やっぱ、時間的に

苦しいんだよなぁ。私の場合はブログの毎日更新(特にドラマ関連)で莫大な時

間を取られるので、どうしても走る時間は残らない。自転車はまたしても0km。。

    

亀梨和也のアジアでの人気のせいで、中国語や韓国語を勉強することになった

し、『神の雫』はワインのドラマだから、フランス語とイタリア語を読むハメにもなっ

た。もちろん、英語の資料を読むのは当然のこと。なかなか大変なわけよ・・・って

言い訳をしてるヒマがあったら、走ろっと♪ ではまた。。☆彡

       

090305a    

   

   

   

   

   

   

   

   

    

090305b

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志賀高原スキー&スノボ旅行♪

090302 痛たた・・・。まだ筋肉

 痛が残ってる。2月

 28日から2泊3日で

 行ってきた毎年恒例

 スキー&スノボツアー

 一昨年と去年は東北

 を代表する安比(あっ

 ぴ)スキー場へ行った

 んだけど、今年は信州

090304h を代表する志賀高原へ。

 一ノ瀬に泊まって、焼額

 山を中心にあちこちを滑

 りまくって来た。写真は、

 1枚目が先日掲載した

 焼額山(やけびたいや

 ま)スキー場。バブル期の

 映画『私をスキーに連れてっ

090304b  て』で、スキーブームを

 生み出したとされる西武

 系のスキー場で、ゲレン

 デの下がプリンスホテル

 になってる。2枚目が一

 ノ瀬ファミリーゲレンデ

 で、ファミリーと名前が付

 いてるけど上部はかなり

090304d の急斜面。左側の迂回路

 を滑る人の方が多い。3

 枚目は、焼額から一ノ瀬

 を見た景色で、向こう側

 の右端に見えるのが高天

 ヶ原(たかまがはら)スキー

 場。一ノ瀬ファミリーとよ

 く似てるけど、上部にコ

090304n ブ斜面をわざと残してる

 のが特徴だ。4枚目は一

 ノ瀬と高天原の間にある

 タンネの森。ここはゲレ

 ンデに樹を残してあって、

 のんびりとした空間を作っ

 てる。空いてるし、家族連

 れや初級者カップルには

最適だろう。5枚目は高天ヶ原のさらに向こうにある東館山(ひがしたてやま)ス

キー場のゴンドラ。卵型の古くて狭いゴンドラで、「駅」もかなり旧式だけど、それ

がレトロの味わいを醸し出してる。この発哺(ほっぽ)温泉山麓駅は、なかなか

分かりづらいし行きにくい場所にあるんだけど、それもまたレトロでいいのだ♪

         

090304i 一ノ瀬から焼額山に向かう入

 り口になるのが、左の一ノ瀬

 ダイヤモンド。ここも初級者の

 練習用に持って来いの場所。

 短い1枚バーンで、左側は圧雪

 せずに深雪を残してたから、気

 持ち良かった♪ そこから焼額

 に行って、山頂から更に向こう

 へ行った先にあるのが、奥志賀スキー

 場。ここは今どき珍しく、スノーボード

                         禁止を守り続けてる。私は初日と2日

090304k 目にスキーをしたので、

 その時に行っておいたわ

 け。皇室の静養地として

 も有名で、ニュースの映

 像でも何度か映ってた。

 左が一番上で、焼額との

 連絡箇所から見た風景。

 素晴らしく雄大だね♪

090304l そして左は、奥志賀ゴン

 ドラに乗って、下のダウ

 ンヒルコース辺りを映し

 たもの。スピードを出し

 て豪快に滑れる場所だ。

 左下は、奥志賀の一番

 奥の麓からの眺め。ここは、

 少しだけリッチなペンションと

090304m か別荘になってて、やっ

 ぱり志賀の中でも少し上

 品な場所だ。向こう側に

 急斜面が見えてるけど、

 ちゃんと迂回路が用意さ

 れてる。

     

 最近はナイターを滑るこ

                                 とが無くなってるけど、夜

090304j のゲレンデのライトを見

 るだけでもなかなかいい

 もんだ♪ ガラ空き状態

 で、締まった雪面をガン

 ガン滑るのは、体育会系

 のスキーヤーやボーダー

 には持って来いだろう。

 ちなみに一時期はボーダー

090304c の方が多くなってたけど、

 今回は半々だったような

 気がする。おそらくボー

 ドの人気が静まって来た

 からだろう。スキーヤー

 は、意外に粘り強く残っ

 てる感じで、かなり高齢

 の方を何人も見かけた。

      

090304g という訳で、スキーを2

 日、スノボを1日楽しん

 だら、2日後まで筋肉痛

 が残ってるわけ。でも、

 最高の休日を過ごすこ

 とができた♪ それにし

 ても志賀は晴天率が高い

 私は過去合計で20日間

090304e 以上滑ってると思うけど、たと

 え雪の日でも昼間には必ず晴

 れ間があった。これはスキー場

 選びには大きなポイントだと思

 う。視界が開けてるのと開けて

 ないのとでは、イメージも滑りも

 大違いだ。

 ちなみに最後の写真は焼額山

 で、プリンスホテル南館に向かって

 滑る代表的コース。映画でも印象

                           的に映されてた気がする。

              

さて、たっぷり雪上トレーニングを楽しんだ後は、荒川を目指して最後の走りこみ

をやらなきゃマズイよな。おっと、その前に亀梨和也&田辺誠一『神の雫』の本格

的レビューも仕上げなきゃ! って言うか、先に仕事と雑用を済ませきゃいけない

ね。ま、ドラマファンの方はもうしばらくの辛抱ってことで♪

ではまた。。☆彡     

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『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

『神の雫』第8話終了。「第六の使徒」では、いよいよドラマ独自のワインが登場す

るのかと思ったら、原作マンガの「第四の使徒」を使ったようだ。語り口は全然違

うんだろうけど、どうしても原作から離れることはできないわけか。この辺り、原作

もの特有の微妙な難しさがある。原作と同じでもダメ、違ってもダメというジレンマ。

      

で、ドラマの「第六の使徒」として神咲雫(亀梨和也)が用意した赤ワインは、テロッ

プによると、「ボルドーの中でも異彩を放つワイン フランス シャトー・ラフルール

(’94)」。失明&大ケガ(?)で入院中のため、対決の場に来れなかった遠峰一青

(田辺誠一)も、ちゃんとこのワインを選んでて、途中の画面で映ってた。例の決め

台詞「オォ~~~!」の直後だ♪

    

それでは、恒例のワインラベル・チェックを行おう。今回は時間も無いし、いつも

よりネットの情報も少なくて、ラベルの左下が判読できなかった。最初がラベル表

次が日本語の訳 or 意味。フランス語の発音(アクセント)記号は省略

        

     

             1994

          Ch au Lafleur 

           Pomerol

        MIS EN BOUTEILLES AU CHATEAU

                     M Robin

          PROPRIETAIRE

        APPELLATION POMEROL CONTROLEE

       ? Viciculteurs a Pomerol France

      

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

            1994年

         シャトー・ラフルール

           ポムロール

        シャトーにてボトル詰め

          マリー・ロビン

            所有者

        原産地統制名称 ポムロール

      フランス・ポムロール地区のブドウ栽培者

           

ポムロールは、ボルドー地方のジロンド川&ドルドーニュ川右岸にある村。マリー・

ロビンは94年当時の所有者で、2001年に他界している。ラフルールというのは

例によって土地(畑)の名前で、語源的には「La fleur」、つまり花のこと。たまた

まその土地を受け継いだアンドレ・ロビン(マリーの父か?)は、その土地に自分

のモットーを刻印したそうだ。「Qualite passe Quantite」(質は量に優る)。高

品質で少量のワインにふさわしい言葉だろう。

          

年間生産量は1000ケースほどらしいから、1ケース12本として12000本とい

うことか。結構な本数のようにも思えるけど、ワインの世界では希少品扱いとな

る。「1200本」と書いてるサイトがあるけど、おそらく単純ミスだろう。ネットで見

ると、45000円(税別)という値段が一応あったけど、特に94年というのはほと

んど売ってないヴィンテージ(生産年)のようだ。ホントに甘く切ない初恋の味と香

りなのかどうか、試してみたい方はお早めに。

                   

さて、次回の第9話はいよいよ最終回。予告ではまるで一青が死ぬかのように

見せかけてたけど、おそらくフェイントだろう。マキ(内田有紀)のナイフなんて物

はほとんどギャグとしか思えない。それを言うなら、セーラ(佐々木希)の演技も

ずっとギャグに近いけど、ルックスとスタイルと人気に恵まれてるから許されるわ

けだ♪ 「質は演技に優る」とでも言うべきか。

           

本格的レビューはかなり遅れる予定で、丸2日後くらいになるかも知れない。今

週は雪山修行から帰って来たばかりだから、色々とあおられてるわけよ。

ではまた。。☆彡

         

                

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     

P.S.亀梨ファンなら、ワインやストーリーよりフォトブックの方が気になるかもネ。

    『亀梨和也主演 神の雫 Photo Book』(講談社,税別1700円)。本日、

    3月3日発売。中身はテロップによると、「出演者や原作者のインタビュー 

    ワインがもっと楽しくなる基礎講座 特典 亀梨和也オリジナルポストカード」。

    10名様へのプレゼントを狙うか、書店で買うか、お好きなように♪

        

P.S.2 島崎藤村の「初恋」は著作権が切れてるらしくて、ネットで簡単かつ合

      法的に全文を読むことができる。

       「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき・・・

      懐かしいねぇ。。初恋がって言うより、国語の授業が♪☆彡

             

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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志賀高原から無事に帰宅♪

090302  先ほど、ようやく帰宅☆

 疲れたけど楽しかった~

 ~♪ 写メは志賀高原・

 焼額山スキー場。バブル

 期の映画『私をスキーに

 連れてって』で有名なリ

 ゾートだ。この辺りを中

 心に志賀の色んな雪山

 を滑りまくって来たわけ。

とりあえず、今日はもう眠いからこの辺で失礼。ブログ正常化は明日か明後日かな。

さあ、白銀の世界から忙しい日常へと復帰だ。頑張ろっと。。☆彡    

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テンメイin雪山

090302b_2
    

   

    

    

    

    

         

         

疲れた・・丸2日近くもロクに更新せずに、テンメイは何をしてたか。
孤高を目指して雪山にこもってたわけよ。そりゃ『神の雫』の亀梨和也か♪とにかく昨日から快晴のゲレンデでガンガン滑ってるのだ。紫外線と寝不足で目が痛い。
こんな状況でもちゃんと毎日更新をキープする私は何とエライんだ!と自画自賛して、そろそろ寝るとしよう。違った。これからもう1時間くらい頑張らなきゃ寝れないか(^o^)何だよ、そりゃ。
ちなみに写メの場所はどこなのか、正確に当てた方にはサイン入り色紙をプレゼント☆要らんわ!
ではまた♪トップの全記事一覧は後でまとめて更新するので念のため。

P.S.写メが縦型で掲載されてたので、帰宅してから横向きに修正した。

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