« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

政策の「事後的」評価としての選挙~東浩紀&香山リカ「論壇時評」(朝日新聞・7月)

(☆2012年2月25日追記: 最新記事をアップ

    現在の中に過去を見ること

      ~高橋源一郎&小阪淳&菅原琢「論壇時評」(朝日新聞・2月) )

           

        

         ☆          ☆          ☆

一昨日の木曜日(7月29日)は、4月の初回の時に匹敵するくらいの検索

アクセスが入ってたが、今日はもう激減している♪ 何とも、情報のサイク

ルが短いわけで、木曜の朝刊配達から既に2日半以上経過した土曜夜に、

朝日新聞「論壇時評」のブログ記事を書く意味があるのかどうか、ちょっと

疑問だが、悩んでるヒマがあったら書いた方が早いだろう。

    

さて、この春、東浩紀をメインの論者に迎えて拡大リニューアルした論壇

時評。第4回は、中央から右に東、そして左側に香山リカの「あすを探る」

が配置されている。そして下側に、編集部が選ぶ注目の論考。何度も書

いてるように、論壇時評とは3本の記事の複合企画なのだが、検索アクセ

を見ると、「論壇時評 東浩紀」といった感じのものがほとんど。たまに

入る別の名前も、ひろゆきとか、小林よしのり硬派な学者の名前の検索

は、東が論評した人間でさえ、ほぼゼロの状態だ。

            

私は初回の記事で、東の人気とジャニーズ人気を軽く比較したが、その

視点はやはり正しかったと思ってる。と言うのも、論壇時評のアクセスの

入り方と、ジャニーズドラマのアクセスの入り方は非常に似てるからだ。

         

ジャニーズドラマの検索も、ほとんどジャニーズの固有名詞で入って来る。

そして、他の記事には見向きもしないことが多い。ひたすら、お気に入りの

人物の情報だけを追い求め続ける。一方、「ドラマファン」のアクセスや理

数系の検索アクセスは違ってる。一人で2時間以上、色々読む人はザラ

にいるわけだ。スポーツファンその他のアクセスも違ってる。

                             

ごく一部の有名人や芸能人の活動に注目が集中するこうした傾向、実は

今回の香山リカの論評「多数派ゲーム もうやめようと間接的に関係

る話でもある(直接的にはズレがある)。ただ、今夜は時間もないし、中心

人物の東の文章とは直接関係ないから、また別の機会に回すとしよう。東

自身がそうした問題を自分で扱えば面白いのに、と密かに期待している。

         

                    

        ☆          ☆          ☆

さて、東の文章には、「空転する政治 選挙は機能しているのか」というタ

イトルがつけられている(本人によるものかどうかは不明)。参院選で民

主党惨敗、衆参はねじれ状態に突入、菅政権の支持率急落、民主党へ

の期待は冷めきった。だからといって、自民党が選ばれたわけでもなく、

「二大政党制」は上手く機能してない(or そもそも出来てない)。国民はど

ちらも選べない。

     

「今月の論壇誌には、参院選前の出版にもかかわらず、すでにその袋小

路を分析している論考が目立った」という東が、数ある論文の中で特に興

味を示してるのが、空井護『理念なき政党政治』の理念型」(『世界』8月

号,岩波書店)だ。

     

空井によると、理念が機能しない現代社会では、「理念なき政党政治」は

不可避で、だからこそ政策の変化が大きくなり、選挙で政策を選ぶこと

は難しくなる。「選挙の機能は、政治家に『事後的に』審判を下すことに限

定されざるをえない。つまり、政策については政治家に丸投げし、国民は

それを監視することしかできないというのである」。

      

東は空井の議論をこのようにまとめ、説得力を認めた上で、それでいい

のか」と疑問を呈する。例えば、みんなの党や若年層の動きを見てみよう、

まだ可能性はある、という流れに持ち込むわけだ。

          

    

          ☆          ☆          ☆

私は、東がまとめた空井の議論を読んだ時点で、フロイト=ラカン的な

「事後的」という概念の使い方などが面白いと思いつつも、かなりの違和

感を持った。そこで早速、あちこちの本屋を回って、ようやく『世界』を発

見(時期的な問題か・・)。空井自身の論文を読むと、疑問が氷解した。

やはり東のまとめ方は、独自の読みなのだ。元の論文はかなり違う。

      

まず始めに、細かい点から指摘すると、「事後的に」と東が書いた部分は、

原文だと「事後」となってるだけだ。東の書き換えはもちろん、ラカンやデ

リダが注目した時間概念を連想したからだろう。「後になって」初めて意味

をもつ現象とか体験というものがある。すると、「点時刻」が直線上に連な

る通常の時間概念が揺らぐというわけだ。実際、その現象を時間軸上の

どの点に位置付けていいのか、考え出すと難しい。

       

政治家が既に実現した政策を、次の選挙で「事後」的に評価するという話

は、確かに空井自身の主張である。ただ、微妙ながらも、東と決定的に

違うのは、事後的な評価に対する姿勢だ。は、「・・・しかできない」とい

う書き方を二度繰り返して、明らかにネガティブなものとして扱っている。

     

ところが、空井は微妙なのだ。そこに問題があることは認めてるものの、

事後的評価としての選挙に、ポジティブな価値も認めてる。要するに、

挙というものを、ある一定の短期間に行われるお祭り的な政治活動では

なく、長期の持続的で地道な活動とみればいいのだ。これこそ、フロイト=

ラカン的な意味の「事後性」でもあるだろう(症例『狼男』なら4~5年間)。

                   

普通の意味での「参院選」では、世論が民主党にノーという評価を下した。

これを受けて、今後の政治がまた動く。その様子を有権者は注視し続け

る。そして、明らかになった事実から、再び評価を下す。

     

一連のサイクルが繰り返される中で、有権者は無力感に浸る必要もない

し、政治家が好き勝手な行動を取れるわけでもない。それどころか、有

権者は公約だのマニフェストだのといった、絵に描いた餅のような政策の

みを参考にせず、実際に作られた餅を見る機会を与えられた上で投票

できる。こうした投票行動は、決して「・・・しかできない」と卑下するほどの

ものではない。

    

それどころか、東が名前だけ挙げた座談会「日本に二大政党制は無理」

(『中央公論』8月号,中央公論新社)では、むしろ世論が政治を動かして

るという側面が強調されている(半藤一利、保阪正康、松本健一)。そこ

で特に注目されてるのが、最近増えたと言われる世論調査だ。選挙以外

にも、政治家は常に世論調査という事後的評価を受けながら、次の意思

決定へと進み続ける

                  

普通の選挙のみに目をとらわれることなく、全体を見るなら、世論による

政策評価は十分な力を持ってるだろう。実はむしろ、その力のあり方や、

それが強過ぎることの方が問題であって、それこそが中高公論の座談会

の話題だったし、かつて佐伯啓思が国民の「情緒性」として問題視したこ

とでもあるのだ。

         

     

          ☆          ☆          ☆

なお、事後的評価しかできない状況を抜け出す可能性として東が挙げた、

みんなの党や若年層の議論については、一番注目されている菅原琢

論文だけ自分で読んでみた。「みんなの党は本当に〝みんな〟の党?

(『SIGHT』vol.44、ロッキング・オン)。これも確かに緻密な論文だが、

東のまとめから受けた印象とは微妙に異なる内容だった。

        

東は、今後は若年層の取り込みが鍵となるという菅原の指摘と、みんな

の党はもっと若い世代に支持されてよいという含みを取り上げて、その後

の比較的若い論者の話につなげてる。しかし、実は菅原の論文の前半に

は、もう一つ重要なことが書かれてる。みんなの党は、データを分析した

時点において中高年層の党」、「50代中心・自営業者の党」ということだ。

           

つまり、今は若年層が取り込まれてない(特に20代は少ない)から、今後

はそこがポイントだという内容なのに、東はなぜか中高年層支持の話は

省いて、若年層の話ばかりを持ち出している。まるで彼自身が、みんなの

党を「若年層向けリベラル」の有力候補とみなして支持してるかのようにも

聞こえるのだ。

                 

最後に冒頭の空井の論文に戻ると、そもそも理念がないと政策の幅が大

きくなるという点は、決して説得的な話ではない。理念の交代の方が遥か

に政策の幅が大きくなるのではないか、という疑問が当然湧いてくるわけ

だ。もちろん、空井はかなり広い視野で精密に分析してるから、別に「批

判」するつもりはないが、理念をイデオロギーとも言い換えてる点などを

見ても、やや「観念」的すぎる感があったことは書き記しとこう。

              

    

           

         ☆          ☆          ☆

香山リカの文章についてもコメントしようと思ったのに、時間が無くなって

しまった。また後で、機会があれば書くことにしよう。月刊『創』8月号のコ

ラムと、主題的に重なってるけど、よく言えば補完的な文章だ。私の考え

とはズレがあるが、頷ける部分もあるし、いかにも朝日新聞的に上手くま

とめた主張だったと思う。『創』の方は、相対的に、ややマニアックな各論

といった感じだった。

     

・・・と書いて、以上の文章を31日に一旦アップしたけれど、翌日に少しだ

け追記することにした。まずは、香山自身の考えをまとめとこう。

         

W杯・日本代表にせよ、民主党にせよ、最近は「多数派」の側に爆発的に

向かう動きが目立ってる。これは、時代状況の難しさの反映でもある。普

天間、消費税、大相撲テレビ中継など、態度や答を決められない難問が

目白押しだ。

                

こうゆう時、我々はつい世間の動きを見て、「多数派当てゲーム」を行うこ

とになる。社会的に生きることは、多数派当てのゲームなのだ、ということ

を精神分析の立場から明らかにしようとしたのは、フランスの精神医学者

ジャック・ラカンだ」。ところが今は、そのゲームが難しい状況なので、「こ

れだ」という対象が見つかるとなだれを打ってそこに集約されていく。日本

代表や菅内閣誕生は、ポジティブな集約の例。特定のタレントやスポーツ

選手のバッシングはネガティブな例だ(『創』によると、酒井法子や国母和

宏のことらしい)。

       

この多数派へのなだれ現象は、それ自体が「全面肯定か全面否定か」と

いう「スプリッティング」(=分裂)であって、病理的状態と言えるし、熱狂や

攻撃のような爆発も長くは続かない。そして再び、不安定な多数派探しゲー

ムが始まる。スポーツなどに留まるのならまだしも、強いリーダーシップを

持つ政治家が扇動する場合を考えると危険だ。実際、事業仕分けやみん

なの党の人気、公務員や特定法人への非難に、そうした兆候が表れてる。

    

大切なのは、中途半端な所で判断を保留にし、世間の多数派につこうと

せずに、時間をかけて逡巡し続けることだ」。不安は自分の心の中から生

まれるのだから、即断即決しなくていいと考えて、まず落ち着いてみる。そ

れから答えを出して行けばいい。。

      

        

・・・かなり省略した要約だが、それでもこの長さになるということは、中身

が凝縮された一貫性のある論理的文章だということだ。特に、分かりやす

い具体例を常に示してる点は、香山の大きな特徴であり、長所でもある。

     

私はこの文章を読んで、かなり頷く部分があったが、結論や方向性は同じ

ではない。一番のポイントは、非現実的な目標の提示だ。判断を保留し、

時間をかけて逡巡することがもし現実的に可能なら、それは確かにいい

ことだと思う。でも、それは出来ないことであって、その点は少なくとも今

後10年程度は変わらないだろう。教育、しつけ、社会環境、個人の資質

・・・何が原因かはともかく、今の人間には、自分でじっくり考えるというこ

とはなかなか出来ないし、問題によっては、そうした時間的猶予が無い

ともある。

       

さらに言うなら、自分でじっくり考えて、多数派に従うよりもいい答が見つ

かるかどうか、その保証や根拠は見当たらない。簡単な例は、数学だ。

この世界では、自分でじっくり考えた結果が、誰もが習ってる理論体系、

どの参考書にも載ってそうな解き方に比べて、遥かに劣ってしまうのが

日常茶飯事だ。それでも自分でじっくり考えることを勧めるのなら、それ

は数ある生き方の一つの「アドバイス」になるだろう。このアドバイスは、

精神科の治療室ならしばしば有効かもしれないが、社会的にどう機能す

るのかは定かでない。

     

とはいえ、私は香山のアドバイスなど関係なく個人的に、自分でじっくり考

える生き方を選択する。有名人や一般論も十分参考にはするが、判断す

るのは私であって、多数派でも有力集団でもない。実際、今回も、有名人・

東の論評を参考にして自分で元の論文を読むことで、独自の暫定的考え

に辿り着くことができたわけだ。今後もこの生き方を続けるだろう。

     

なお、「社会的に生きることは多数派当てのゲームなのだ、ということを

精神分析の立場から明らかにしようとしたのは、フランスの精神医学者

ジャック・ラカンだ」と香山は書いてるが、3日後のGoogle検索で、めぼ

しい情報は全くヒットしない。香山の文章の単純な引用か、無関係な外れ

検索しかないのだ。後で分かれば、追記することにしよう。

    

それでは、今月はこの辺で。。☆彡

       

    

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.東浩紀とネットが開く新たな言論空間~朝日新聞「論壇時評」 (4月)

  「新しい公共」と他者への理解~東浩紀「論壇時評」(朝日新聞・5月)

  理想を語り、現実を変えること~東浩紀「論壇時評」(朝日新聞・6月)

  建設的な哲学とネット共同体への「期待」

                    ~東浩紀「論壇時評」(朝日新聞・8月)

  よりどころの崩壊、新たに築く試み

             ~東浩紀&松井彰彦「論壇時評」(朝日新聞・9月)

  世論調査、ファスト政治、ポピュリズム

            ~東浩紀&福岡伸一「論壇時評」(朝日新聞・10月)

  中国の異質性、東アジアの同一性

             ~東浩紀&李鐘元「論壇時評」(朝日新聞・11月)

  情報公開の境界、資格付与の区切り

           ~東浩紀&松井彰彦「論壇時評」(朝日新聞・12月)

  新しい道具、使ってみるための条件

            ~東浩紀&広井良典「論壇時評」(朝日新聞・1月)

  各個人が独自メディアとして議論すべき時

              ~東浩紀&苅部直「論壇時評」(朝日新聞・3月)

     

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  震災後、身の丈超えぬ「ことば」に希望

         ~高橋源一郎&小熊英二「論壇時評」(朝日新聞) (4月)

  どの常識をどう疑い、何に立ち向かうのか

      ~高橋源一郎&平川秀幸&小阪淳「論壇時評」(朝日新聞・12月)

  対称的な関係の中にある前進

       ~高橋源一郎&小阪淳&森達也「論壇時評」(朝日新聞・1月)

  現在の中に過去を見ること

      ~高橋源一郎&小阪淳&菅原琢「論壇時評」(朝日新聞・2月)

| | コメント (0)

寝坊&パズル後の小雨ラン&『ホタルノヒカリ2』第4話

(29日) RUN 16km,1時間16分07秒,心拍154

「夏は終わったね」・・・って、まだ7月末か♪ そりゃ、乗鞍ヒルクライムの

後で言うセリフだわ。いやぁ、昨日・今日は涼しくて助かったな。気温35度

が続いた後の30度はすごく快適だ。ま、たまたま低気圧が頑張ってくれた

おかげであって、季節的にはまだこれからが夏の本番。来週の予報には

また晴れマークが並んで、最高気温も34~35度が続いてる。あと一ヶ月

の辛抱か。ではまた・・・

                        

と、「いきなり最終行」にするわけにもいかない。ブロガーの道は厳しいの

だ♪ 夏の低気圧にも長所と短所があって、涼しいのは嬉しいけど、雨は

鬱陶しい。昨日の朝はまたちょっと寝坊。おまけに走る前、軽く補給しなが

ら、ブログ関連で数字パズル「数独」をいじり始めたら止まらなくなってしまっ

た。ダメだね (^^ゞ 

      

失敗した・・・と反省しながら、あわてて日焼け止めを塗りまくって家を出た

ら、ちょうど曇り空から雨が降り出した所。これぞ、天罰か。どうしようかと

一瞬迷ったけど、折角準備したことだし、空は明るいし、気温は十分高い

試しに小雨ランを決行することにした。傘ランじゃないから、雨が強まった

ら早期撤退のつもりだ。

     

結果から言うと、ギリギリ大丈夫だった。最後まで小雨は止まなかったけ

ど、さほど強まることもなく、夏のマラソン中継でたまに見るシャワーを浴

びながら走るような感じ。ただ、このシャワーは途切れないし、風速1.5

mほどの微風があったから、顔に雫が吹きつけてわずらわしい。キャップ

をかぶって走ると、風で飛びそうになるのがイヤなのだ。文字通り「頭でっ

かち」のせいか、なかなか頭の形にしっくり来るキャップが見つからない

      

まあ、公園にはそれなりにランナーやウォーカーがいて、みんな濡れなが

ら周回してたから、心理的には結構ラクだった。流石に歩行者は傘さして

たけどね。日差しがない小雨の状況で、気温よりも体感温度が低かった

から、走りは意外とマトモ。時間さえあれば18km走ってたけど、一応16

kmで止めといた。パズルをやってなければ、ハーフ21.1kmでも走れ

てたかも (^^ゞ

      

トータルでは1km4分45秒ペース。ま、前日が酷暑のランニングだった

し、こんなもんかな。心拍計はこの日もほぼ正確に作動。ホント、気分屋

の機械だね♪ 今日は雨だし眠かったから、朝ランはなしで、夜も走らな

だろう。気分的には走りたいんだけど、やる事が溜まってるのだ。ま、

ブログとパズルのせいだな。では、ひとまずこの辺で。。

         

  往路(2.45km)   12分23秒  平均心拍134         

  1周(2.14km)    10分18秒        150       

  2周             10分15秒        154  

  3周            10分16秒        156

  4周             10分15秒        158

  5周            10分00秒        161

  6周(0.4km)        1分50秒         162

  復路              10分50秒        159     

計 16km  1時間16分07秒  心拍154(84%) 最大168(ゴール時)

    

     

        ☆          ☆          ☆

一方、綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ2』第4話視聴率はさらに

少し下がったものの、ここまで「16.2→17.4→15.1→14.9」と好調

を維持してる。『ホタル1』の第4話までの視聴率「17.3→15.2→10.6

→13.4」と比べても、『ホタル2』の人気の底堅さは明らかだろう。

            

それはいいとして、録画もなしに2日前のドラマのレビューとか感想を書くっ

ていうのは、なかなか難しい♪ 一応、簡単なメモは取ってるけど、どうして

も印象が薄れてるのだ。記憶は本質的に、知覚と比べて生き生きとしてな

い。フランスの哲学者アンリ・ベルクソンも『物質と記憶』の中で書いてたは

ずだ・・・って、教養ウンチクかよ! ま、『ホタル1』第1話には、フランスの

思想家・ジャック・ラカンが登場したんだから、一応の筋は通ってるのだ。

     

さて、その生き生きとしてないドラマの記憶を用いて、2日遅れで何を書く

か。昔一人で、焼き肉屋や居酒屋で食事したことがあるって話でもいいん

だけど、桜木美香(臼田あさ美)の検索アクセスはほとんど入らないから、

むしろ海老蔵&麻央の「ラブラブ」話で始めよう。今一番ホットなラブラブ

は、この2人しかないだろう。たまたま昨日と今日、涼しくて助かったわ♪

     

今回のサブタイトル(ドラマ内)は「干物女のラブラブメール」。もちろんこれ

は、お習字の「ラブラブ」を意識しつつ、『ホタル1』第2話の「干物女とラブ

メール」をもじったもので、内容的にも、引用というかオマージュ(敬意を込

めた模倣)というか、かなり重なってた。演出も同じ南雲聖一だ。『ホタル1』

を知ってる人には懐かしかったはずだけど、知らない人には話の展開が不

自然に感じたかも知れない。『2』の中だけでの展開の自然さを少し犠牲に

して、『1』との形式的類似を優先したわけだ。

                 

『1』の第2話の時点では、蛍(綾瀬)と高野(藤木)の関係はラブラブから程

遠かったけど、『2』では最初から結婚話が出て、ラブラブモードが漂ってる。

ただ、市川海老蔵&小林麻央の披露宴と比べると、影が薄いだろう。何し

ろ、前原国交相が民主党両院議員総会を欠席してまで出席した盛大な披

露宴だ。この模様が今晩、『ホタル』と同じ日テレ系列で放映されるのは偶

然ではない。ラブラブモードをサブリミナル(意識下=無意識)に埋め込む、

巧妙なメディア戦略なのだ♪

                  

私は明石家さんま『恋のから騒ぎ』(日テレ)で、まだ素人女子大生だった

麻央が、前列中央(ルックスNo.1の指定席)で無愛想な発言や表情を連

発してたのをよく覚えてるから、決して彼女に好意的ではない。ただ、これ

また日テレと同系列の読売新聞HPで昨日(7月29日)掲載された記事に

は、つい微笑んでしまった。そのまま引用してみよう。

           

    披露宴後の記者会見では、「おしどり夫婦ではなく、押しくら

    まんじゅう夫婦になろうと言われたことに愛を感じました」と

    麻央さん。。その意味を問われた海老蔵さんは、「そっぽを

    むいた時も触れ合っている。なるべく離れないでいる状態」

    と説明するなど、仲むつまじい様子を見せていた。

    

もちろんここで、押しくらまんじゅうは最後に押し出して「ゲーム終了」だろ、

なんて冷や水を浴びせてはいけない♪ 要するに、いつもピッタリ身体を

くっつけてる夫婦を目指すアツアツの姿勢が、私を微笑ませたのだ。

    

ここで、朝日新聞・朝刊(7月24日)に掲載された、作家・車谷長吉の人生

相談の応答(=好きという気持ちは「交わり」を求めること)に目を向けても

いいけど、先日ウチで3本目の記事を書いたばかりの、芥川龍之介の小

『河童』に触れてみる。河童=カッパ=雨合羽、『ホタル1』でも『2』でも、

アホ宮&ぶちょおの愛の象徴として使われてたものだ。これが単なる私

のダジャレではない点は、以前の原作記事にちゃんと示してある。ひうら

さとるの原作マンガには、「河童」と漢字で書かれてたのだ。

         

で、その芥川の『河童』(カッパ)には、海老蔵&麻央の押しくらまんじゅう

的ラブラブとは対照的な愛の形が紹介されている。無料の電子図書館「青

空文庫」から第六節を引用してみよう。著作権は当然、既に消滅している。

       

   河童の恋愛は我々人間の恋愛とはよほど趣を異《こと》にし

   ています。雌の河童はこれぞという雄の河童を見つけるが早

   いか、雄の河童をとらえるのにいかなる手段も顧みません、

   一番正直な雌の河童は遮二無二《しゃにむに》雄の河童を

   追いかけるのです。・・・雄の河童こそみじめです。なにしろ

   さんざん逃げまわったあげく、運よくつかまらずにすんだと

   しても、二三か月は床についてしまうのですから。

    

   (・・・中略・・・)

   時には雌の河童を一生懸命に追いかける雄の河童もないで

   はありません。しかしそれもほんとうのところは追いかけずに

   はいられないように雌の河童が仕向けるのです。

      

「追いかける=逃げる」という河童の恋愛関係は、海老蔵&麻央の「押し

くらまんじゅう」とは似て非なるものだ。これは単なる、恋愛初期と円熟期

の違いではなく、「趣を異にしています」。どちらも、要するに身体をくっつ

けようとするわけだが、海老蔵&麻央が常に直接くっつけるのに対し、河

童はまるで、くっつくのを避けるかのように行動しながらくっつけるのだ。

                      

う~ん、我ながら斬新なドラマレビューになった♪ では、今週はこの辺で

・・・って、説明が足りない? あっ、そう。いや、まさに、『ホタル』はカッパ

=河童の話だなと言いたいのだ。元々、カッコ悪い雨ガッパを着てまでも、

台風の中でやるべき事をやる、高野の素朴で包容力溢れる姿が、2人の

愛のキッカケとなった。高野がやった事の一つは、雨戸の準備。だから蛍

は今回、やたら雨戸にこだわってたし、ラストで合羽にもこだわってた。

         

合羽が取り持った蛍&高野。今回共にズブ濡れで活躍した二人の河童は、

まさに身体がくっつくのを避けるかのように行動しながらくっつける。『ホタ

ル1』第2話ラストでは、蛍が追いかけて高野が逃げる形のムードだった

が、今回の序盤には、高野が「今夜は一緒に寝よう」とまで言ったのに、

蛍が思い切り肩すかし

                                   

これは、芥川『河童』の中の言葉を使うなら、「誘惑的遁走(とんそう)」とい

うべき行動だ。意識的か無意識的かはともかく、結果的に相手を誘惑す

るような遁走=逃走。わりと最近の言葉なら、小悪魔的誘惑と言ってもい

い。こうされると、年齢もあるのか、蛍に何もできなかった高野でさえ、動

物的に襲いかかりたくなるだろう。捕まえた後、可能かどうかはともかく♪

     

         ☆          ☆          ☆

一方、小夏(木村多江)も河童仲間の一人といっていい。彼女は最初から、

蛍に気を使って身を遠ざけるような態度を示し続けてるが、実質的にはど

んどん接近して、とうとう山小屋で本当に身体をくっつけた。もちろん、部

屋の隅のゴミ箱をあされば証拠物件も発見できたはずだが、山登りで疲

れた蛍はそこまで気が回らなかったようだ♪ 

      

昔さんざん「あんな事」をしてた恋人同士、今も仲良しの二人が、台風とケ

ガに苦しみながら、山小屋で2人一緒に手をつないで寝る。状況証拠と一

般論だけで、事態は十分明白だろう。台風だから、声も外にもれないのだ。

細かいわ! いや、身近で似た話を知ってるもんで♪

       

ただし、小夏との一夜は所詮「マチガイ」のレベルで、本当の問題は、千

夏(石井萌々果)の存在にあるはずだ。単なる元彼(モトカノ)の娘をこれ

ほど大きく扱うはずはない・・・と思いつつ、ウィキペディアで原作の設定

をチェックしてみると、作田葵(さくたあおい)という女性が見つかる。「

亡人。亡くなった夫は誠一の親友。蛍と誠一の関係を割って誠一にアプ

ローチをかけるが失敗する。すみれという娘がいる」。ひょっとすると、原

作のこの母子を無理やりドラマに導入しただけなのかも知れない。

        

無理やりといえば、瀬乃(向井理)の導入もおそろしく強引だが、ラブコメ

ディとはこうゆうもんだと言われれば、そんなもんかも知れないね。とにか

く、唐突に家まで押しかけて来るし、なぜかカッパを着て雨戸の準備もす

る。もちろん一応、高野&小夏、瀬乃&蛍という奇妙なWカップルのコント

ラストが鮮明に作られてるし、高野の代わりの存在であることを象徴する

存在がカッパだったのだ。

       

おまけにラスト、瀬乃は高野に対して、カッパの話をして、を見せ、「一

シャワー浴びて出直して来ます」なんて奇妙なセリフも口にした。要する

に、おそろしく分かりやすい宣戦布告で、こうゆうのがテレビドラマ的説明

過剰なわけだが、まあ『ホタル』は特に、子どもからお年寄りまで楽しめる

ように作ってるんだから、良しとしとこう。

   

カッパを着るとは、高野の代わりになること。を持ってるとは、蛍の身体

を「開く」力を持ってることの誇示。だからこそ、シャワーを浴びるのだ。こ

こから振り返ってみると、雨戸のシーンというのはなかなか複雑な構図

なってた。

        

『ホタル1』を反復しつつ、「外敵」の侵入を必死に防ぐ。ところが、その作

業を手伝ったのがまさに外敵=瀬乃で、まさに蛍自身が彼を家の「中に

入れた」のだ。ただし、縁側のぶちょおの場所は許さなかったから、やは

り色んな男に気を持たせる小悪魔的な河童なんだろう。だから余計な事

をして「失敗」しないように、綾瀬の事務所が殺人的スケジュールを組む

のだ。そりゃ、先週の『週刊新潮 7月29日号』の記事か♪

       

という訳で、雨にせよ、海やプールにせよ、夏の水は人間にも河童にも

恋をもたらすってお話だ。そして最後、蛍&高野は「水入らず」の夫婦に

なるのかどうか、ちょうど今頃、中心的スタッフが考えてる所だろう。『ホタ

ル』は映画化の話もあるから、最終回はとりあえずまた、「縁側と結ばれ

た少女」で終わることを期待している。実際、今回、高野の夜の誘いを断っ

た直後、蛍は縁側で気持ち良さそうに寝転んだのだった。

            

そろそろアップすべき時間だろう。それでは。。☆彡

     

    

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.18km走まで回復&『ホタルノヒカリ2』第1話

  サッカーのみが「運動する知性」(蓮實重彦)&『ホタルノヒカリ2』第2話

  猛暑で公園ランナーも減少&『ホタルノヒカリ2』第3話

  真夏の朝から熱いバトルラン♪&『ホタルノヒカリ2』第5話

  藤木直人主演・助演ドラマ、視聴率の推移&『ホタルノヒカリ2』第6話

  積極的休養ラン&『ホタルノヒカリ2』第7話

  『ホタルノヒカリ2』第8話、軽~い感想♪

  10年8月の全走行距離&『ホタルノヒカリ2』第9話

  台風と共にようやく秋&『ホタルノヒカリ2』第10話

  謎の左ふくらはぎ痛&『ホタルノヒカリ2』最終回

| | コメント (0) | トラックバック (3)

スイス職人の遊び心~オイラー生誕300年腕時計の「数独」文字盤

今日は朝から、綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ2』第4話記事目当

てのアクセスと、朝日新聞・東浩紀「論壇時評」&香山リカ「あすを探る」目

当ての検索アクセスがずっと続いてる。そんな中、あえてパズル関連のマ

ニアックな記事をアップするのは心苦しいけど、順番的にこっちが先なの

だ。3日前の記事のコメント欄で話題になった話の追究だから、アクセス数

が遥かに少ないとしても、筋を通すことにしよう。

           

その記事、「天才オイラーも苦戦したラテン方陣~ニコリ『数独』の源流」は、

世界的に人気の数字パズル・数独(すうどく)の源流を求めて、18世紀の

数学者レオンハルト・オイラーの研究へと遡るものだった。それに対して熱

心な読者の方から、オイラー生誕300年記念腕時計の文字盤が数独に

100729f

 なってるという情報を頂いたので、

 早速ネットで検索。文字盤の写

 真を入手して、ノートに写し取り、

 すぐ解き始めた(左は公式HPの

 写真を「引用」)。当然、ハイレベ

 ルなものを期待したのだ。

 時計を製造したのは、イラーと

 同じスイスのブランドOris(オリス)

私は知らなかったけど、1904年以来100年以上の歴史を誇る会社だ。

        

100729a_2

 さて、昨夜帰宅した後、

 ドラマが始まる前にサラッ

 と解いて済ませようと思っ

 たこの問題、予想以上に

 手強い。これまで、ニコリ

 作の2問しか解いた経験

 がないけど(難易度4と3、

 朝日新聞)、それらより遥

 かに場合分けがくて

数学好きの私でも顔をしかめるほどの面倒臭さだ。場合分けには昔から

自信を持ってるとはいえ、下手すると半日近くつぶれる感じもある。数式

変形と違って、大量の図を書くことになるのもダルイ。

                    

100729b

 とりあえず4つか5つくらい

 の仮定を手掛かりに、推理

 していくと、答らしきものが

 一応出たけど、なぜか

 種類の答がペアになって

 出て来た。左図が答の1

 つ(青色は直接すぐ決定

 する数字で、赤色は仮定か

                           ら一応導いたもの)で、右側

の3つのブロックに含まれる3と8の位置をすべて交換すると、もう1つの

答になる。おかしいなと思ってチェックしても、間違いが見つからない。

        

100729c

 その後、さらに1つ答を見

 つけたし、コメントをくださっ

 た方も独自の答をお持ち

 なので、合計4つの答があ

 ることになる。しかも、場

 合分けはまだほとんど済

 んでないから、更に答が

 増える可能性が高い。

    

確かに、数独のルールをニコリのHPやウィキペディアで調べても、答が複

数あってはならないとは書かれてないから、問題が「間違ってる」とはいえ

ない。また、そもそもオイラーの研究対象は、解くべきパズルというより数

字の格子状の配置なのだから、パズルの答の数なんて話は枝葉の問題

と言えなくもない。

      

でも、朝日新聞の数独はいつも答が一つで、メーカーのHPにも「Sudoku」

と書かれている。問題はコンピューターで簡単に作ることも可能らしいから、

問題の作成ミスというのも考えにくい。何しろ、天才数学者の生誕記念で、

価格は128100円もするのだ(なぜかスイスでも円表示♪)。その貴重な

腕時計の文字盤で、問題の作成ミスなんてことがあるだろうか。

                 

100729d

 ちなみに、オイラーのイラ

 スト付きの付属品には別

 の数独があって、こちらは

 難易度2くらいの簡単さだ。

 場合分けは全く必要なく

 て、一直線に解けるので、

 各自お試しあれ♪ 解答

 はあえて省略する。

      

       ☆          ☆          ☆

さて、ここまでの話なら、前の記事のP.S.に追記して、コメント欄で「変

ですね」とか書いておしまいにしてたと思う。ところが、最後にようやく謎が

解けたのだ(多分♪) あの問題は、実は「数独」ではないのだ☆ 

       

購入者1707人(=オイラーの生誕年)の大部分は、流石に気付いてるん

だろうけど、昨夜はじめてネットで知った部外者の私には分からなかった。

そう言えば、メーカーHPの説明は「Sudoku themed dial」(数独をテーマに

した文字盤)だし、日本のショップの商品説明も「‘数独’をそのままモチー

にしたダイアル」と書いてた。つまり、数独はあくまで、時計の文字盤のデ

ザインに用いた素材にすぎないのだ。

      

100729e

 では、「唯一の答の存在」と

 いうフツーの条件を捨てて

 まで作った、あの文字盤は、

 何を重視してるのか。それ

 は、時刻の数字だ。時計の

 文字盤の周囲に通常配置

 されてる、1~12までの数

 字。それを数独の問題の形

 で表してるのだ。だからこそ、

余計な数字の記入は極力避けた。そのため、条件が緩くなって、複数の答

が生じた。よく見ると、数字の多くが端の方に配置されて、中央辺りが空い

てるのは、あくまで時刻の表示を重視してるからなのだ。

       

そう気付いて、あらためて文字盤を見直すと、洗練されたデザインに見え

るし、洒落た遊び心も感じ取れる。流石、スイスの老舗の時計メーカーだ。

ちゃんと理解して購入したマニアの方々(限定付き♪)も、センスがいい。

ま、実用的にはちょっと面倒だけど、オシャレとか美意識というものは、し

ばしば実用性に目をつむって成立するものだ。芸術的な建築を見ても、

女性の衣服や靴を見ても、明らかなことだろう。

            

というわけで、謎はほぼ解けたし、機知に富んだデザインも楽しめたし、結

果的には大満足となった。ま、ちょっと時間がかかり過ぎたけどね♪ やっ

ぱりテレビゲームの類を買うのは無理だなと、あらためて思い知らされた。

この種のことをやりだすと、ズブズブにハマって他の事が手に付かなくな

るのだ。マニアの哀しい性(さが)。ただし、その哀しさの中に、特有の喜

びも含まれてるわけだ。

     

それでは、また。今日の所はこの辺で。。☆彡

| | コメント (2)

早起き失敗、気温29度&紫外線の中で胃痛ラン・・

RUN 14km,1時間07分36秒,心拍148

ダメだ・・・夏バテと言うか、体力・気力の限界と言うか。。2日続けて早起き

に失敗するとは思わなかった。昨日は起きれなくてもいいかって感じも予め

少しあったけど、今日は全くダメだね。とにかく、生まれつき夏に極端に弱

い私にとって、今年は最悪の暑さ。その中で、冷夏の去年と同レベル以上

の長時間運動をしようって考えが、そもそも無理なのかも知れない。

      

元をたどると、早起きに2日連続失敗したのは、ブログが原因でもある。ど

ちらも前夜、本格的な記事をアップ。予想より遥かに時間を取られたので、

早寝出来なかったのだ。まあでも、私は以前から、ブログよりスポーツの

方が重要とは思ってないので、仕方ないとも言えるね。

          

スポーツで今更いくら頑張っても、平凡な市民アスリートのレベルにすぎな

いけど、ブログなら全く独自のものを出せるし、各種の検索ワードやフレー

ズで、GoogleやYahoo!の1位も度々取ってる。全国から24時間アクセ

スも入り続けるし、一度書いた記事は半永久的に残る。お喋りで理屈屋の

私にとって、スポーツより力が入ってしまうのは必然なのだ。

               

とはいえ、来月末には乗鞍ヒルクライムもあるし、スポーツ「も」頑張るしか

ない状況。寝坊したとはいえ、3日連続休むわけにはいかないから、あわ

ててポップコーン牛乳で補給、日焼け止めを塗りまくって公園にスタート。

往路は、2日の休養で超回復してたのか、ストライド(歩幅)が自然に伸び

て、意外なほどの好調。街路樹や建物の日陰を走ると、それほど暑くも感

じなかった。

    

ところが、気温が次第に上昇、日差しも強まって、早くも公園2周目で減速

開始。これはかなり珍しい。運悪く、途中で軽い胃痛まで起きたから、止め

て帰ろうかなとか考えたほど。珍しくポップコーンなんて食べた後に走った

からなのか、あるいは単に暑過ぎるランニングだったからか。それにして

も、アレッと思ったのは、遅くて暑い時間帯に意外なほど速い女性ランナー

が何人もいたこと。ひょっとして、わざと適度に暑い中で走るような、ストイッ

クなアスリートってことかな。なかなか抜けなくて、焦った女性もいたほど。

     

ともかく、キツイ条件の中でほどほどに頑張って、14kmを完走できた。ま、

ホントは早起きして、最低でも18kmと思ってたんだけどね (^^ゞ トータル

では1km4分50秒ペース。遅っ! ま、気温29度、快晴の胃痛ランだか

ら、こんなもんかな。

          

足腰は流石に、間違いなくしっかりして来た・・・って言うか、太腿が太くなっ

て来たね。ま、自転車をやると必然的にそうなるのだ。階段も一段飛ばし

で登り降りしてるし、「太」腿が「太」いのは論理的必然でもある♪ 心拍計

はかなり正確な値を示してたから、僅かなプラス補正だけで済んだ。

          

          ☆          ☆          ☆  

ちなみに、ホントは昨日早起きして、ランニング記事のオマケに『夏の恋は

虹色に輝く』第2話の感想を軽くオマケするつもりだった。もう今日は、時間

もないしピンボケ気味だから、止めとこう。視聴率は急落して、10.9%

ま、あの内容だと仕方ないね。

         

第1話は、試しに見る人も多いし、スカイダイビングのシーンとか映像的な

見せ場が色々あったけど、第2話はストーリーも映像も地味で、味わい深く

もない。「夏の虹」の使い方も弱いな。正直、来週の第3話はもうリタイアし

そうな感じだった。下手すると、10%割れもありそうな気がする。子持ち人

妻を、親の七光りの男兄弟が争う話じゃ、この先もかなり心配だ。

       

せめて萌えポイントが欲しい所なのに、人妻・竹内結子と少女・小林星蘭と

ビミョーな桐谷美玲じゃ、ちょっと苦しいな。女性視聴者なら嵐・松本潤オン

リーでいいんだろうけど。男の私としては、松坂慶子の美少女時代を想像

しながら見るしかないかも・・・って、失礼だろ♪

               

それにしても、あのコの父親は伊東四朗なの? 凄いパワーで、尊敬に値

するね♪ 竹内が超ファザコンとは知らなかった。祖父=グランドファーザー

のレベルだから、むしろ「グラコン」と言うべきか。

         

今夜は綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ2』第4話を見る予定だけど、

疲れて早寝しちゃうかも知れない。ドラマより体調の方が重要。この夏最

大のテーマはサバイバル=生き残りなのだ・・・って、ちょっと大げさかも♪

ではまた。。☆彡 

                           

 往路(2.45km)    11分48秒  平均心拍133        

  1周(2.14km)   10分31秒        146        

  2周            10分42秒        149  

  3周           10分49秒        150

  4周            10分25秒        154

  5周(0.54km)      2分37秒         159

  復路             10分46秒        160

計 14km  1時間07分36秒  心拍148(80%) 最大169(ゴール時)

| | コメント (0)

芥川龍之介『羅生門』と今昔物語『羅城門』

ここ1年半ほど、学問系記事はコンスタントに書き続けてるけど、最近は理

数系に偏ってしまってる。そこで今日は、久々に文学に触れてみよう。1年

前に書いた芥川龍之介『藪の中』の解説記事は、おかげ様でロングセラー

になってるし、『蜘蛛の糸』の記事もそれなりにマニアックな検索を集めて

る。今回は芥川シリーズ第3弾。教科書にも度々採用されてる有名な短編

『羅生門』と、その出典である『今昔物語』の比較だ。

    

『羅生門』については新潮文庫『羅生門・鼻』を参照した。1915年(大正

4年)の作品だから、著作権は消滅。無料の電子図書館「青空文庫」でも

簡単かつ合法的に読める。一方、今昔については、芥川自身が参照した

可能性のある『攷証(こうしょう)今昔物語集 上、下』(芳賀矢一編、富山

房)を、国立国会図書館・近代デジタルライブラリーのpdfファイルで無料

ダウンロード可能。以前はシステムが重かったけど、今回は軽かった。

         

100727a

 『羅生門』の出典は、文庫本の解説(吉田

 精一)に二つ挙げられている。そのまま引

 用すると──『今昔物語』巻二十九「羅城

 門登上層見死人盗人語第十八」をとし、

 同巻三十一「太刀帯陣売魚嫗語第三十一」

 を部分的に挿入──(p.192、漢文の返り

 点は省略)。読んでみるとその通りだった。

      

 主たる出典の方は、普通に訳すと、「羅城門

 の上の階に登って死人を見た盗人の語る話」

だろう。以下、『羅城門』などと略す。平安京の大きな門のことで、羅「生」

と書くのは、近世までよく使われた当て字らしい(ウィキペディア)。ちなみ

100727b

 にこの門の復元模型の写真がウィキ

 にある。要するに二階建ての立派な

 門(or 楼)で、この二階が舞台なの

 だ。一方、部分的に挿入される出典

 の方は、普通に訳すと、「太刀帯(=

 警護官)の詰め所で魚を売った老婆

 が語る話」。以下、『魚売』などと略す。

        

 大物作家の小説に明確な出典がある

 というのは、今の感覚だと珍しいだろ

う。ただ、小説にせよ、映画やドラマにせよ、部分的に見るなら、出典や

元ネタの類はいくらでも見出せる(原作は別扱いとしても)。更に視野を広

げるなら、理数系の世界では、ほとんどの議論が「出典」(=先行研究)を

持ってるわけだ。。

                                 

         ☆          ☆          ☆

芥川と今昔物語の共通のあらすじをごく簡単にまとめるなら、「羅生門で

若い女の髪を引き抜く老婆を見た男が、老婆から衣服を奪い取る話」と

なるだろう。相違点や詳細は、以下で明らかにする。

     

両者を比べた時、すぐ気付くのは長さの違いだ。今昔2本合わせても

2ページ弱、芥川8ページ強。分量だけ見ても、現在の著作権法でさえ

問題のない引用・参照と言える。もちろん内容的にも、芥川には十分過

ぎるオリジナリティーがあるわけだ。

        

先のあらすじ以外で、物語の大枠を比較した時、今昔「悪」の世界が中

なのに対して、芥川「善悪の間(はざま)」から「悪」に向かうプロセス

を描く。文庫本解説には、「善にも悪にも徹しきれない」と書かれてるが、

小説の流れを見れば、悪に向かってるのは明らかだ。実際そのプロセス

は、「夕方」から「夜」への時間的移行としても明確に表現されている。

      

さらに、プロセス=過程の場所、間(はざま)として、門の上(=「楼の内」)

が使われる。そこは、下界とは切り離され、死体がいくつも捨てられてる

ような場所だが、墓地ではなく都の立派な建物の中だし、主人公の「下人」

もそこで一夜を過ごそうと思ってたほど。まさに、対立する「二つの世界」

の中間領域になっている。それに対して、今昔の『羅城門』と『魚売』は、い

ずれも一つの厳しく哀しい現実が、生々しく描かれてる。

                     

一方、登場人物を見ると、今昔『羅城門』の主人公は始めから盗人で、最

後も徹底的に悪人らしく振る舞い、老婆と死体の双方から奪い取るのだ。

それに対して、若い女(生前は主人)の死体から長い髪を盗んで鬘(かず

ら:付け毛やかつら)にしようとする老婆は、それほど悪人らしくは書かれ

てない。つまり、対比からも、主人公=盗人の悪が際立ってる

       

ところが芥川では、主人公はクビになったばかりの下人で、冒頭では、生

き延びるために盗人になるかどうか迷ってる。最後も、老婆の衣服は奪う

ものの、それは悪行と言い訳の説明を聞いた後の判断だし、死体からは

奪わず、その後どうなったかも明示的には描かれない。それに対して老婆

の方は、最初から妖怪か生き霊のように奇怪な人間として扱われてるし、

下人に対する言い訳(後述)もやや聞き苦しい。つまり、トータルで見ると、

下人も老婆も同レベル小市民的な悪なのだ。

                 

さらに、芥川はもう一人、同レベルの小市民的な悪を組み込む。それが、

もう1つの出典である今昔『魚売』の話で、老婆の言い訳の中に登場する。

つまり、髪を引き抜かれてる女も、生きるために仕方なく、蛇を干魚だと

称して売るような悪人だったから、疫病で死んだ後、自分に髪を引き抜か

れても、大目に見てくれるだろう・・・という言い訳なのだ。

        

生きるために悪事をなす人間から、自分が生きるために物を奪い取る。

魚売り女と老婆のこの構図が、今度は老婆と下人の間で反復される。つ

まり、生きるために悪事をなす老婆から、下人が生きるために衣服を奪

い取るわけだ。何とも哀しく残酷な光景だが、その残酷さを少し和らげて

るのが、老婆のネガティブな描き方。

                  

つまり、物語の最初から、この老婆は「鴉」(カラス)と同一視されてるのだ。

今昔にはない、門の上にある死人の肉をついばみに来る鴉を登場させた

後、芥川は老婆の目を「肉食鳥のような」と書き、さらに「鴉の啼くような声」

とも書く。このおかげで、男だけが際立って悪人になることはない。たかが、

小動物たちの食物連鎖が淡々と続いてるだけなのだ。それが当時の時代

状況だし、現在とも通じ合う側面なのだろう。。

        

          ☆          ☆          ☆

『羅生門』は、芥川が学生時代(東京帝大)のデビュー作みたいな作品で、

優秀な若者らしい理屈っぽさはさておき、私には、人間の心理描写がや

や単純で平凡なようにも思われる。それは、3年後(1918年)の『蜘蛛の

糸』と比較してもそうだし、『藪の中』(1921)と比較してもそう感じる。淡々

と手短に語る『今昔』と比べるなら、過剰に「近代的」な自意識にも見える。

      

ただ、その単純さや平凡さは、芥川の描写というより、現実の人間そのも

に属するものかも知れないし、過剰な自意識も近代そのものに属する

ものかも知れない。いずれにせよ、1000年以上前、平安時代末期頃に

成立したと言われる今昔の僅かなテキストから、学生時代にこれだけの

小説を書き上げる筆力は、飛び抜けた才能と言えるだろう。

                 

もう時間なので、この簡単な評論=レビューは、芥川『羅生門』のラストの

引用で終わりとしたい。ちなみに、個人的にはこの小説、登場人物の心

理よりも、当時の社会の暗さや悲惨さが心に響いて来た。それはもちろ

ん、今の日本の閉塞感とある意味重なるからだろう。ではまた。。☆彡

     

        

   ・・・下人は、剥ぎとった檜皮色(ひわだいろ)の着物をわきに

   かかえて、またたく間に急な梯子を夜の底へかけ下りた。

    暫(しばらく)、死んだように倒れていた老婆が、死骸の中か

   ら、その裸の体を起こしたのは、それから間もなくの事である。

   老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ燃え

   ている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って行った。そう

   して、そこから、短い白髪を倒(さかさま)にして、門の下を覗

   きこんだ。外には、唯、黒洞々(こくとうとう)たる夜があるばか

   りである。 

    下人の行方は、誰も知らない。

      

       

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.蛇と魚については、聖書にも似たような話があるという指摘をネット

    で見かけた。芥川の発想は今昔から来たものだと思うが、今昔と聖

    書の間にひょっとすると何か秘められた(間接的)関係があるのか

    も知れない。。

      

P.S.2 ネットで公開されてる論文、甲斐睦朗「教材研究『羅生門』:

      教科書の注記を中心にして」(『国語教育研究』第20号,1973)

      は、37年も前の研究とはいえ、なかなか興味深い。羅生門とは、

      多くの日本人にとって、まず教材なのであって、その注記は読者

      の解釈に関わるし、教員の解釈や教育指導にも関わる訳だ。。 

              

        

cf.芥川龍之介『蜘蛛の糸』と鈴木大拙訳『因果の小車』

  芥川龍之介『藪の中』の真相

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  太宰治『人間失格』、軽~く再読♪

  谷崎潤一郎『春琴抄』とマゾヒズム

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  話題の電子書籍を無料体験~五木寛之『親鸞』上巻

  孤高の星+ i (愛)=一筋の流星~小川洋子『博士の愛した数式』

| | コメント (0)

天才オイラーも苦戦したラテン方陣~ニコリ「数独」の源流

先週、ニコリが世界に誇る数字パズル「数独」の記事を書いた所、地味に

アクセスが入ってる♪ 私自身が初体験でちゃんと難しめの問題を解き切っ

たことに意味があるわけで、別にヒット記事を狙ったわけじゃないからいい

んだけど、普段の理数系記事と比べても、マニアックさが全く物足りないの

は確かだろう。

                       

そこで今夜は、もっとマニアックな話題で、「数独」関連記事・第二弾をアッ

プしよう。実は今日の早朝アップの予定だったのに、ズブズブとはまり込ん

で、帰宅後の夜になってしまったのだ。それにしても、英語版ウィキペディア

の学問系記事は、マニアックなものが多いね☆ あらためて、日本版との

差を思い知らされた。本や雑誌記事より情報量が多いことも珍しくないん

じゃないかな。信頼性は問題だけど、数学の場合は自分で考えるだけでも

かなりチェックできるから、わりと安心なのだ。

                  

さて、私は先週の記事をアップした直後、本屋で一冊の本が平積みされ

てるのを見かけた。『別冊日経サイエンス169 数学は楽しい』(日経サ

イエンス社)。何気なく表紙を見ると、「数独の科学」と書いてある。数年

前に既に翻訳されてた論文だし、内容的にも、私の感覚だと、「数学的」

と言うより「雑誌的」。それでも予想通り、数独というパズルがかなり深く

数学と関わってるのは感じ取れた。単なる数合わせのお遊びではない。

    

そこでまず、日本版ウィキを見ると、例によって説明が物足りないから、英

語版に飛んでみると、今度は情報が多過ぎる♪ 時間もないことだし、以

下では天才数学者オイラーの研究の簡単な紹介に留めよう。数独と似て

非なるパズルを深く研究してたとは知らなかった。しかも、彼でさえ苦戦し

てたとは。。

              

        ☆          ☆          ☆

100726e

 話の導入として、再

 びニコリの数独を見

 ておこう。7月24

 日の朝日新聞・朝刊

 別刷beに載ってた

 のは、左の問題。応

 募に必要なのは、青

 い四角のマスに入る

 数の和で、青い☆印

 は私が記入したもの。

 前回同様、すぐに数字が分かるマスを表してる。例えば、左上の☆印

は、3しか入れられない(先週の記事の説明参照)。

      

縦、横、各ブロック(3×3)のそれぞれに、1~9の数字を1つずつ入れる

という、簡単なルールだけど、解くにはコツと根気が必要。初挑戦の前回

は、難易度4の問題に1時間ほどもかかってしまったが、2度目の今回は、

難易度3の問題を30分ほどで解くことができた。来週は15分だろう♪ 

脳トレだけじゃなく眼球トレって感じもある。目の動きの速さが問題なのだ。

            

この数独、名前はニコリが流行らせたものだけど、やり方自体はしばらく

前からあるようで、更に源流や元祖をたどって行くと、ラテン方陣とかラテ

ン方格(latin square)と呼ばれるパズルにたどりつく。昔から数字ゲーム

として一応知ってたものの、天才オイラーに由来する名とは知らなかった。

                     

100726a

 左の例題1が、ラテン方

 陣。それぞれの「行」(=

 横の並び)と「列」(=縦

 の並び)に、1、2、3の文

 字を1つずつ入れるルール

だ。3×3なら、小学生でもすぐに解けるだろうし、問題を自分で作るのも

難しくはない。数独との違いは、たとえ9マス×9マスのラテン方陣でも、

ブロック(3×3)は考えない点だ。縦と横だけが問題で、斜めも関係ない。

      

100726c

 数独にせよラテン方陣に

 せよ、別に数字自体には

 意味がないので、左の例

 題2のように、黒、青、赤

 の色分けで問題を作って

も同じことだ。ちなみに私がこれを書く時、まず1、2、3で問題を作って、

そこから「1→黒、2→青、3→赤」と変換した。もちろん、逆に色分けで問

題を作って、そこから数字へと変換してもいい。

      

以上、2つの例題は、どちらも「ラテン方陣」で、18世紀の大数学者レオ

ンハルト・オイラーLeonhard Euler)が、ラテン文字(普通のアルファベッ

ト)を使って書いたことに由来する。ところが、更に英語版ウィキで調べて

みると、オイラーの研究の中心は、もう少し難しい「ギリシャ・ラテン方陣

(またはグレコ・ラテン方陣: Graeco-Latin square)だったようだ。

                    

        ☆          ☆          ☆

この名前で検索しても、めぼしい記事は少ないから、多くの人はラテン

方陣(あるいは縦・横・斜めの和が等しい魔方陣)に留まるんだろう。私

も今日まで、全く知らなかった。細かい話を後回しにすると、これは2種

類のラテン方陣を組み合わせたものなのだ。

     

100726b_2

 さきほどの例題1(数字)

 と例題2(色)を組み合

 わせれば、左の例題3が

 作れることになる。つま

 り、数字と色、2種類の

ものに関してラテン方陣が出来てるのだ。ただし、同じ数字と色の組合

せ(pair)は一つ限りとする。

      

これをギリシャ・ラテン方陣と呼ぶのは、オイラーが、ギリシャ文字(α、

β、γ)とラテン文字(A、B、C)で書いてたから。例題3の答で、「1、

100726d

 2、3」→「A、B、C」と変換し、続

 いて「黒、青、赤」→「α、β、γ」

 と変換すれば、左のように、文字

 通りのギリシャ・ラテン方陣が完

 成する。

    

ところで、上では3×3=9マスのものを扱ったけど、2×2=4マスだと、

ギリシャ・ラテン方陣は作れない。これは、試してみればすぐに分かるこ

とで、証明というほどのものでもない。数字と色なら、それぞれ2種類の

100726f

 配置しかないから、2×2=4通り調

 べれば証明終了だ。一方、4×4=

 16マスなら、左図のように作れる。

   

 オイラーは、奇数×奇数のものと、

(4の倍数)×(4の倍数)(つまり4,8,12・・・)のものを作る方法を一般

的に示したらしい。ところが、他の場合が上手く行かなかった。そこで、(4

で割って2余る数)×(4で割って2余る数)のものは一般に作れないだろ

うと推測したそうだ。

                   

2×2はすぐにダメだと示せる。6×6は、証明ができないけど、作れなかっ

。6つの軍隊と6つの階級の組合せで、「thirty-six officers problem」

36人の将校の問題)とか呼ばれてるとのこと。それ以上の数の話はウィ

キに書いてないけど、試行錯誤の跡くらいはどこかに残ってるんだろう。

              

オイラーの推測1780年代のものだけど、1901年になってようやく、

×6が出来ないことが示された。ガストン・タリー(Gaston Tarry)の業績だ。

さらに1959年~60年の一連の研究で、オイラーの推測が10×10以上

ですべて間違いだと分かった。

                    

結局、大抵の場合は作れるわけで、ギリシャ・ラテン方陣が出来ないのは

2×2と6×6だけ。ちょっと奇妙な感じはある。天才数学者といえども推

測を間違えたほど、難しくて変則的な問題だということだろう。。

         

        ☆          ☆          ☆

この先、もうちょっと調べてあるんだけど、もう書く時間がないから、この

辺で終わりにしよう。そもそも、最初に私が自分で確かめたのは、4×4

の単純なラテン方陣が576種類あることなんだけど、その話はまた後

で、行列とか線形代数の記事を書く時に話題にしたいと思ってる。

     

要するに、一番上の「行」(横の並び)を「1、2、3、4」、一番左の「列」

(縦の並び)も「1、2、3、4」にして調べると、種類のラテン方陣が出来

る。一番上の行の並べ替えが、4×3×2×1=24通り。そのそれぞれ

に対して、一番左の列の並べ替え(一番上は既に決定済)が、3×2×1

6通り。トータルで、4×24×6=576通りとなるのだ。ただし、この考

えが正しいことをきっちり示すなら、行列の理論(置換など)が重要となる。

          

とりあえず、もう毎日更新のタイムリミットだ。なお、オイラー以前のギリ

シャ・ラテン方陣の研究は、トランプの「A、J、Q、K」と「スペード、クロー

バー、ダイヤ、ハート」を使ったものだったそうだ。やっぱり、「場合の数」

とか確率の話は、賭け事との関係が深いってことか♪

今日の所はこの辺で。。☆彡

    

    

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.コメント欄で面白い情報を頂いたので、別記事にしてみた。

   スイス職人の遊び心~オイラー生誕300年腕時計の「数独」文字盤

         

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.ニコリの数字パズル、「数独」に初挑戦(難易度4、朝日新聞)

| | コメント (6)

荒川の帰り、コンビニで美味しい「マグネット商品」購入♪

BIKE 81.0km,3時間10分,心拍 132

なるほど・・・「マグネット商品」と呼ばれてるのか。長年の疑問が氷解した

100725a_2

 わ。そりゃ、ちょっ

 と大げさか♪ 昨

 日(7月24日)の

 朝日新聞・朝刊経

 済面に、「猛暑商

 戦 熱気」と題す

 る記事が載ってた。

 (写真は勝どき橋

 から見た朝焼け)

    

エアコン・旅行・ビール・アイスなど、去年冷夏で苦戦した分を巻き返すよう

に、売れ行き好調とのこと。そりゃ、そうだわな。これほど暑い夏はちょっと

覚えがない。東京株式市場では、「猛暑銘柄」(江崎グリコ、アサヒビール、

キリン、ダイキン工業など)の株価が好調らしい。

     

私がなるほど!と思った箇所を引用すると、「コンビニ各社は、わざと入り

口から遠い棚に(ビール・ペットボトル飲料などを)陳列。客を店の奥まで

引き入れ、長い時間店内にとどめる『マグネット(磁石)商品』にしている」。

            

どうも前から、変な場所にあるよなと思ってたんだよな。自転車に乗る時

が典型だけど、私は冷たい飲み物とアイスが目当てのことが多いから、

奥まで行くのがダルイよなぁと思ってたのだ。ま、コンビニの冷房が涼し

かったりもするけどね。

     

100725b

 ちなみに今日は、

 帰り際にコンビニ

 で麦茶と明治エッ

 セル・スーパーカッ

 プを購入♪ 麦茶

 は、身体にいいっ

 て話を昨日耳にし

 たから。スーパー

カップは、ロッテの名作『爽』が無かったから、代わりに買ったわけ。で、

飲み物もアイスも、出来過ぎなくらい店の一番奥にあったのだ。

        

そうゆう事なら、奥のトイレでも借りようかね。あるいは、「マグネット」で本

棚にくっついたかのように、立ち読みし続けるとか♪ (上の写真は荒川

下流の朝焼け)

   

         ☆          ☆          ☆

さて、今日はまた朝から荒川に遠征して来た。暑いのは暑いけど、ここ1

週間だとちょっとマシだった気もする。特に、雨のおかげもあって、夜中が

ちょっとだけ涼しかった。いい機会だから、寝不足を解消しようかなとか思

いつつ、乗鞍ヒルクライムまで残り1ヶ月しかないから我慢、我慢。いや、

普段からマジメに走ってれば、こんな無理は必要ないんだけど♪

       

このクソ暑い中、これで5日連続の運動だから、流石に脚が重い。ただ、

少し自転車慣れして来た部分もあって、荒川の上り(=前半)は6日前よ

りもイイ感じで走れた。1台、かなり速いロードバイクに抜かれたけど、時

速38kmまでスピードアップして追走、向こうがスピードダウンした時に

スーッと余裕で抜き返したほど。この瞬間がたまらなく気持ちいい♪ 

        

100725c

 さんざん飛ばした

 直後、充実感にひ

 たってる相手を、

 のんびり追い抜い

 て、エッ・・・!っ

 て感じでこっちを

 見る瞬間。大抵の

 場合、相手はしば

らく後ろで様子見してくる。で、大した事ないなと見て、また抜き返すわけ♪

自転車なんて乗鞍前しか乗らなくなってるから、私の実力は知れてるのだ。

        

とにかく、このバトルでかなり無理したし、岩淵水門(上の写真)で折り返

した後の下り(=後半)も度々バトルごっこで遊んだから、終盤はもうバテ

バテ。荒川下流名物の向かい風(上流方向が多い)がやたらキツく感じ

て、一時はメーター(or サイコン=サイクルコンピューター)が時速22km

までダウン。それどころか葛西橋まで戻った頃には、すごく珍しいことに、

右脚にピクピクと軽い痙攣が来てた。ま、心地良い負荷って感じかも♪

     

100725d

 痙攣はアイスをの

 んびり食べてる間

 に治ったから、

 路は時々ダンシン

 グ(立ちこぎ)

 ながら走ってみた。

 都心は意外なほど

 坂(アップダウン)

が多い。だから、ギャルとかキムタク=木村拓哉、あるいは草なぎ剛がひ

たすら坂を駆け上がる、「全力坂」なんて番組も地味にヒットしてる。(写真

は岩淵水門から南を見た風景)

         

とにかく、この週末も暑い中、控え目に頑張ったってお話だ。明日は流石

にサボって寝ようかな。睡眠や休息もトレーニングの一部だしね。

ではまた。。☆彡

| | コメント (0)

猛暑&花火に負けずに多摩川&『文春』今井舞の夏虹・ホタル2批評

BIKE 60km,2時間23分,心拍133

熱中症の死者、この1週間で少なくとも52人! しかも、おそらく実際は遥

100724a

 かに多いと推定され

 るようだ(読売新聞

 HP,7月24日)。

 救急搬送された人は

 6000人近く。た

 ぶん、この週末とか、

 自転車のロングツー

 リングで倒れる人が

出るんじゃないかね。 (写真は多摩川大橋からゴルフ場辺りを撮影)

        

私は数年前の夏、奥多摩から柳沢峠を通って山梨に抜ける時、フラフラに

なったことがあるので、それ以降は気をつけてる。山奥で一人だったから、

ホントに危なかった。暑くて熱くて、自販機を見つける度に止まって給水す

る状態。ま、普段から太陽光線や紫外線に身体を慣らしてなかったって事

情もあったんだけどね。

    

で、今日も朝早くにスタートしようと思ってたのに、夜中の雨で予定が狂っ

てしまった。昨夜の予報だと、朝まで雨が残るっていうから、ランニングに

切り替えるか久々のジムにするか考えてたのに、朝起きると快晴 (^^; 

やってくれたよ、Yahoo!ピンポイント予報。。仕方ないから、念入りに日

焼け止めを塗ってスタート。

          

ただ、額にあんまし塗れないのが辛いんだよなぁ。汗で流れて、目に入っ

ちゃうのだ。特に、何らかの事情で一旦止まる時に、汗が噴き出して、日

焼け止めが流れてしまう。

         

ともかく、熱くて眠い中、トロトロと多摩川を上っていくと、出た! 調布市花

火大会で通行止め☆ この時期の週末、花火とぶつかるのは常識だから、

ネットで情報は見てたんだけど、通行止めの開始時間まで書いてなかった

から、朝は大丈夫だと思ってしまった。何となく多摩川サイクリングロードの

人の流れが変な気がしたんだよなぁ。。

                

100724b

 で、多摩水道橋の北

 辺りから引き返して、

 1年ぶりに南を目指

 したわけ。二子橋

 (or 二子玉川駅)

 より南側の道は、

 体的に狭くて舗装状

 況も悪いし、人も自

転車も多いから、気分転換以外には走らないようにしてる。ま、思ったより

は走りやすかったけど、北側の府中四谷橋辺りとか、あるいは荒川なんか

と比べると、全然走りにくいね。

                              

ま、半ば遅さの言い訳ではある♪ 一応、誰にも抜かれてないけど、平均

時速25.2kmだから、遅いのは確か。心拍計も平均で128なんていう低

い数値を示してて、低過ぎるからプラス5の補正をしといたけど、心肺的に

は全くの楽勝。バトルも一度も無かったしね。

            

途中、2回ウェアを水で濡らしたら、気持ち良かったな♪ やっぱ、真夏は

空冷エンジンより水冷エンジンなのだ。冷却効率に格段の差がある。F1の

レーサーのスーツが水冷って話を昔聞いたけど、今はどうなのかね。自転

車やランニングにも欲しいな。

       

とにかく、猛暑が続く中、今日も控え目に頑張ったってお話。明日がまた、

夜中の予報に傘マークがあるから、スタート時間に悩む所。ま、ダメならラ

ンに切り替えるってことで、一応チャレンジしよう。ひとまず、この辺で。。

        

       

         ☆          ☆          ☆

一方、今週22日発売の『週刊文春 7月29日号』。たぶん、結構売れた

んじゃないかな。木曜から妙に検索アクセスが入ってるし、確かに目を引

く記事が沢山ある。

    

蓮舫の疑惑、「大人たちの間で超難解な数学が密かなブームに」、小沢

一郎の疑惑、小中学生連続レイプ、北川景子&山P=山下智久、振興

銀・木村剛、石川遼&タイガーウッズ、金賢姫、AKB・大島優子&ウエン

ツ瑛士、etc。。でも、ウチとしてはやっぱり、ドラマに絞ることにしよう。

   

いつも、各クール(春夏秋冬)の第3週くらいに掲載される、ドラマ・ウォッ

チャー今井舞の「ブッタ斬り」。今回は、わざわざ「ジャニーズが帰ってき

た うぬぼれ『夏ドラマ』」なんてタイトルを付けてるくらいだから、トップバッ

ターはジャニーズのポストSMAP・第一候補、嵐の松本潤だ。主演ドラマ

夏の恋は虹色に輝く』は、松潤よりも脚本(大森美香)の方がけなされて

る感じで、竹内結子は男殺しって感じの扱い。ホメ言葉にも読めるね♪

       

続いて登場は、『ホタルノヒカリ2』。まず、『ホタル1』があんまし話題にな

らなかったのに『2』が登場したのは、綾瀬はるかの人気急上昇のせいだっ

て話で、『ホタル2』はひたすらその綾瀬の魅力を示す内容になってると指

摘。主演だから、ある意味当たり前なんだけど、これも脚本に不満がある

んだろう。その点はまあ、分からなくもない。脚本家の水橋文美江も、好き

嫌いが分かれるだろうとか、自分でツイッターに書いてた。

   

それ以外に、バッサリ切り捨てられたのが、助演の藤木直人(高野部長

役)。「田舎の理髪店のカットモデル」みたいで、ステキじゃないから、ステ

キ男子的な部分は向井理にまかせてると主張。それはどうかね。

      

私は藤木=ぶちょおの方がステキだと思うし、ウチのアクセス解析を見る

限り、ホタル2の検索アクセスの大部分は藤木目当てなのだ。綾瀬でも向

井でもない。ウチに藤木ファンの常連さんがわりと多い(or 残ってる)こと

を差し引くとしても、間違いなく藤木ファンの数はかなりのもの。視聴率か

ら考えても内容を見ても、おそらくみんな、ある程度以上満足してるんじゃ

ないかね。ま、蛍=綾瀬への嫉妬は別として♪ あ、今は大丈夫なのか。。

    

ちなみに、他に切られたジャニーズは、『GM~踊れドクター』の東山紀之

時代遅れのナルシストって感じのブッタ斬り。逆に、ドラマ『うぬぼれ刑事』

と共に絶賛されてるのが、長瀬智也。ま、クドカン=宮藤官九郎とのコンビ

が大好きみたいで、文句無しに今期のベストとのこと。逆にワーストは天海

祐希&長澤まさみ『GOLD』。全く意味不明らしい。あと吉高由里子『美丘』

は、ベタベタの難病ものだし無名の俳優が気に入らないそうだ。ま、4つと

も私は見てないから、コメントは控えよう。長澤は久々に見てみようかな♪

       

まあ、いつものことだけど、今井舞のドラマ批評というのは非常に浅くて断

片的、個人的なものにすぎない。面白いこともあるけど、まあ居酒屋のオ

ヤジの一口コメントか、ツイッターのつぶやきに近いものだ。たまには1本

に絞って、本格的にレビューしてみればいいのに。それなら、私が更にそ

の文章をレビューしてもいい。もちろん、本格的に辛口で♪

    

では、今日はこの辺で。。☆彡

| | コメント (0)

一雨降って一息ついて♪&地デジ完全移行まで1年

RUN 12km,57分40秒,心拍150

フーッ、猛暑の原因、太平洋高気圧が西に移動して、勢力もちょっと弱まっ

たのかな。代わって東の海上には低気圧が居座ってる。そのおかげか、

昨夜は一雨降って、気温も前夜より2度くらい下がった気がするね。逆に

湿度は100%近くまで上がったけど、トータルでは少しマシになったと思う。

    

ってことで、今朝も頑張って走って来た。折角、多少は涼しい夜になったん

だから、たっぷり寝て体力を回復させるって手もあったけど、迷った時はし

んどい方を☆ 月末が接近してるし、ちょっとでも距離稼ぎしとくことにした。

前にも書いたように、去年の夏の記録を見るとかなり頑張ってるから、負け

られないのだ。ま、去年はこれほどの猛暑じゃなかったけど。。

     

で、寝不足のボーッとした頭で走り出すと、明らかに前日より足が軽い。疲

れは増してるはずだから、気温が下がったおかげだ。今朝は27度だから、

昨日はやっぱり28~29度だね。27度ってデータは明らかに変だった。と

にかく、猛暑が少し弱まったおかげで、公園のランナーやウォーカーもか

なり復。普段より、ちょっと少ない程度だったかな。

        

走りの方は、真夏としてはフツーの遅さまで回復♪ タイムはともかく、感

触的にはわりと良くて、湿度が低ければ、もっと大幅にペースアップ出来

てたと思う。流石に、肉離れから1ヶ月ちょっと経過して、ふくらはぎの状態

ほとんど元通りになったようだ。もうちょっと力強くキックしてもいいのかも

知れない。まだ恐る恐るって感じなもんで。。

    

トータルでは1km4分48秒ペース。給水&水浴びを除くと、4分45秒。う

ん、このコンディションだと、こんなもんでしょ。過去の経験から考えて、疲

れと暑さが消えた秋には、一気に上昇するはずだ。心拍は少し高めに補

正しただけ。やっぱり、心臓や足腰より、呼吸がキツく感じるね。

     

ちなみに今朝は、走る前にほんの少し食事した後、さっき試しに焼きそば

なんて暑苦しいものを食べてみた♪ もう、冷たい物ばっか飲み食いして

胃腸が弱り切ってそうだから、余裕がある時は熱い物も食べなきゃね。

昼はまた36度まで上がるから冷たい物にして、夜は熱々のカレーなんて

いいかも。運動・休息・食事アスリートの3点セット夏は特に、食事の

努力が重要なのだ。欲しくなくても、我慢して食べる。

     

         ☆          ☆          ☆

ところで、2011年7月24日の地デジ完全移行まで1年なんだな。いまだ

未対応の世帯が2割もあるとのこと(朝日新聞・7月23日朝刊)。私も、

田舎の実家がまだで、完全移行の延期とか設置費用の無料化とか、甘

い期待をひそかに抱いてる所だ♪ 

        

自分で金を出すんなら、一番安上がりなのは工事費用が要らない室内ア

ンテナかな。今でも結構良さげな物があるけど、もう半年待てば、性能が

アップして価格はダウンしそうな気がする。最後、チューナーも含めて、投

げ売りなんて美味しいことにはなんないのかね♪

          

ともあれ、まずは最低限、電波の状態くらい改善しろよと言いたい。ウチ

は教育テレビが全く映らないから、W杯決勝戦を見れなかったのだ。デジ

タルの欠点だね。電波が少し弱いと、もう全くダメ。アナログは良かったなぁ

・・・としみじみ思う、今日この頃。PC録画の編集も簡単だったのに。。

ではまた。。☆彡

       

 往路(2.45km)   12分20秒  平均心拍134        

 1周(2.14km)   10分29秒        147 

 2周            10分06秒        153    

 3周           10分05秒        157

 4周(0.68km)     3分13秒       159                

 給水&水浴び        40秒       152

 復路           10分48秒        154  

計 12km 57分40秒 心拍150(80%) 最大164(ゴール時)

| | コメント (0)

猛暑で公園ランナーも減少&『ホタルノヒカリ2』第3話

RUN 12.1km,1時間00分39秒,心拍149

昨日は遂に37度☆ 気温が体温を超えてしまった。と言うことは、風も扇

風機も意味がないわけだ・・・とか書くと、突っ込まれるわけネ♪ 風は、汗

が気化熱を奪うのを手助けするから、体温より僅かに高いくらいなら意味

があるわけだ。身体の表面の湿度を下げることで、気化を促進させる。ち

なみにおそらく、以前記事を書いた福山雅治『ガリレオ』第8話の数式を用

いると、この時の発汗の変化(理論値)を計算できるんだと思う。

       

計算はともかく、まあ間寛平のアースマラソンなんて、最近は昼間40度を

軽く超える時もあるらしいから、そこまでいくと風は逆効果かも知れない。

最近コメントしてなかったけど、ホント凄いね、寛平☆ 20日は61歳の誕

生日で、ウズベキスタンのタシケントでバースデー・パーティーを楽しんだ

とのこと。中央アジアで飲んで騒いで、翌日は完全休養日。

             

本人も強調してるけど、いい人生だね♪ ある意味、うらやましい・・・とか

言いつつ、猛暑の超長距離マラソンなんて、絶対パスだけど。。はるな愛

の24時間マラソンの準備は順調なのかね。フルメイクで可愛い衣装来て、

ブリブリの笑顔で走り続けるのも大変だろう。

      

おっと、あまりの暑さに話がどんどん逸れていく♪ 夜中でも30度あった

から、ロクに寝れなくて頭がボーッとしてるのだ。それでも「我慢」して走る

のが結婚前のアホ宮蛍(綾瀬はるか)・・・じゃなくて、3流市民アスリート

ナイトランでも暑過ぎるから、朝走るしかない。昨夜はドラマも見なきゃな

んなかったしね。ブロガーとしての義務なのだ♪

               

で、夏バテ&寝不足の中、今朝は12kmだけランニング。あわよくば14

kmとか狙ってたんだけど、1kmほど走った時点で断念した。気象データ

的には、気温27度で湿度85%くらいだから、前日より僅かにマシなはず

なんだけど、実際は明らかに今朝の方がキツかった。公園の様子からも

一目瞭然。人が2~3割くらい減ってた気がするし、普段走ってる人が歩

いてたほど。実感としては、28度で95%くらいかな。

        

それでも、昨日16kmを走ったことだし、12kmくらい我慢しなきゃなんな

い。トータル1km5分ペースは切れるだろうと思ったのに、惜しくも5分01

だった (^^; ま、給水&水浴びの52秒がなければ4分56秒だったんだ

けど、それは「我慢」する気がしなかったな♪ 昨日1年ぶりにやってみて、

気持ち良かったもんね。おまけに、家の近くの「110円」自販機まで走っ

て炭酸ドリンクを買ったから、距離が12.1kmに伸びた。セコイわ!

                            

心拍の数値は少し高めに補正しただけ。やっぱり、呼吸の乱れを中心に、

心身が全体的にキツイ。明日は時間がないから休みかな。そうそう、昨日

全国で6人もの高齢者が、熱中症で死亡とのこと。合掌。。猛暑、恐る

べし。。では、ひとまずこの辺で。。☆彡

     

 往路(2.45km)   12分50秒  平均心拍130        

 1周(2.14km)   11分00秒        144 

 2周            10分44秒        150    

 3周           10分05秒        157

 4周(0.48km)     2分14秒       159                

 復路(2.75km)   10分18秒        158  

計 12.1km 1時間00分39秒 心拍149(80%) 最大163(ゴール時)

     

    

        ☆          ☆          ☆

一方、綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ2』第3夜。既に書いてるよう

に、私は『ホタル1』の方が良かったと思ってるから、正直あんまし書き続

ける意欲が湧かなかった。極端に甘口で単純なコメディーで、20代女性向

けの少女漫画誌『Kiss』と言うより、小中学生向けの『なかよし』や『りぼん』

みたいだ・・・って、中身知らずに書いてたりする♪

                 

まあでも、視聴率は奇妙なほど高いから、年齢に関わらず(女性の)一般

ウケはしてるようだし、私も面白くないわけではない。『ホタル1』はきっち

りレビューしてたし、しばらくスルー続きだった藤木を扱うのも筋が通って

る。おまけに実は、『ホタル2』に関する私の手抜き記事から3年前の記事

に飛んで読みふける藤木ファンの方が、そこそこいらっしゃるのだ。ありが

たいことだね♪ 特に、『1』の第1話最終回を読む方は少なくない。共

に、いかにもウチらしい分析や解釈を示したレビューだから、嬉しいのだ。

          

ってことで、暑いし眠いからもう寝ようかなぁとか思いつつ、「我慢」してドラ

マを見ると、まさに「我慢」がテーマの回。我慢した甲斐があって、これま

でで一番面白かった☆ 私は先週、ひょっとして毎週お習字が1枚登場す

るのかもと予想して、「忍耐」とか例に挙げてた。なるほど、大筋では読み

通りだけど、確かに「ガマン」の方がこのドラマに合ってるな。

     

今回、序盤ですぐ、演出家が違うなと感じた。このヒネリが入ってスピード

感のある笑いは、吉野洋ではなく、南雲聖一だ♪ 明らかに違ってる。想

像するしかない話だけど、脚本にも南雲が絡んでるかも知れない。あるい

は、脚本は水橋文美江でも、現場の演出で南雲が適当に変えたとか。

                 

全体的には甘口で単純なままとはいえ、過去2話になかったようなヒネリ

も入ってる。例えば、冒頭とラスト近くの、落語家・林家木久扇の使い方。

「我慢」という話のスタートで、テレビの落語を使うという発想自体にも遊び

心があるし、「最近はガマンができない人が多い」とか言ってたのに、後半

になって、自分がガマンできずに電撃離婚

       

しかも、我慢ができない妻に対して我慢できなくなったという言い分に、メ

タレベル(=1段階上のレベル)のヒネリがある。「妻が何かに我慢できな

い」ことに、自分が我慢できない。自分の堪忍袋が切れたのは、「高次」

(2次)の我慢に関わる現象なのだ。「妻の我慢」に関する、自分の我慢。

     

そう考えると、あの奇妙な高野(藤木)の台詞もキレイに分析できるのが

分かるだろう。録画なしで、メモから引用するので、正確ではないけど、

私が好きじゃないものを好きだと言うキミのことを好きでいられるかどう

か分からない」とかいう台詞は、更に高次、3次の我慢に関わるものだ。

    

その点は、カッコを二重に用いてレベルを区分し、次のように言い換える

とハッキリするだろう。「『私が我慢できないもの』を我慢しろというキミ」が、

私には我慢できない。つまり高野がゴーヤを我慢できないという話が1次、

それをアホ宮が我慢しろと強制するのが2次、そして更に、その強制を高

野が我慢できないというのが3次の話だ。

      

落語家が2次の我慢の難しさを語り、高野が3次の我慢の難しさを語る。

あの単純なドラマにどうしてそんな理屈をこねる必要があるのかと言われ

れば、その場で楽しむためだけなら必要ない、と答えよう♪ ただ、我慢

という問題の複雑さや無限性を理解するためなら必要だし、私はリアルタ

イムでこうした構成を読み取って、なるほど・・と面白がってた。そして、こ

こから更に、昔のドラマの名セリフへの連想も生じて来るのだ。

            

それは、藤木&天海祐希『Around40』の成功でもお馴染み、実力派の

ベテラン脚本家・橋部敦子が、4年前の秀作『僕の歩く道』第8話に挿入し

た台詞だ。「ありのままの息子さんを受け入れる事が出来なかった古賀さ

ん自身は、少なくともありのままだった訳でしょ」。「障害者であるという息

子のありのまま」を受け入れられないという父のありのまま。

       

興味深いことに、これまた我慢できないことに関する話だけど、それはさ

ておき、息子のありのままが1次、それに対する父のありのままが2次だ。

こうした構造の理解にはちょっと頭を使うわけで、実際『僕』のこのシーン

だと、古賀はこれを聞いて一瞬、意味が分からなかった。

        

でも、所詮はゲームの脳トレみたいな程度のもの。慣れてしまえば、少な

くとも2次(or 3次)までは簡単だろう。数学、論理学、哲学、言語学、コン

ピューター理論なら、n次の話にもなるけど、ドラマ・映画・小説でも、現実

の生活でも、2次(or 3次)までで十分間に合うから、反射的に拒絶反応

を示さない方がお得だと思う♪ 

   

ともかく、私が水橋や橋部といった脚本家たちをインテリ(=知識人)扱い

するのは、こうした所に注目するからなのだ。今回、視聴率が15.1%に

下がったのも、ある意味分かりやすいことかも知れない。。

     

         ☆          ☆          ☆

一方、「我慢」と関連する「じんましん」の扱いも脚本的にヒネリが効いてた。

心因性」じんましん(蕁麻疹)とは、心(特にストレス)が原因だという意味

で、「食物性」や「薬剤性」と区別する概念だ。ちなみに私は、ビタミン剤を

飲んだ途端、耳の下に発症した経験がある。2500円ほど出して買ったの

に、すぐパスして友人にプレゼント。喜んで服用して全然OKだったらしい。

       

ドラマでは最初、じんましんの原因は「我慢して食べた」ゴーヤかと思ったの

に、心因性と診断されて、何を我慢してストレスが溜まってるのかを探ること

になる。「チュー」(キス)を我慢してるのではなく、ぶちょおが「好きじゃない

もん」と毛嫌いするゴーヤを「我慢して食べず」にいるからだって話になるん

だけど、この時点で変な話だなと私は思ってた。

    

実は、じんましんが出たアホ宮のために部長が我慢して、ゴーヤを好きに

なるって話だったら、ブログでまた批判しようかなと身構えてた。いくら何で

も話が幼過ぎる。やっぱ子ども向けドラマか・・・と思ってたら、ちゃんとオチ

があったからホッとした♪ 

       

途中で意味ありげに登場してたネコのダニが直接の原因。でも、そのまた

原因を探っていくと、アホ宮が窓を開けっぱなし、フトン敷きっぱなしにして

たからであって、結局「我慢」ではなく、気ままなズボラさが問題となる。こ

れなら、干物女・アホ宮にピッタシのオチだし、女の食べ物の趣味に男が

必死で我慢して合わせて上手くいくなんていう、極端に女性向けの単純な

展開も避けられる。

        

というわけで、「我慢」も「じんましん」も巧みに扱ってたから、満足だったの

だ。もちろん、人生論的なマニュアル本じゃあるまいし、何をどこまで我慢

すべきかなんていう「答」など、提示しなくて正解だろう。。

              

        ☆          ☆          ☆

細かいことを補足すると、どうして沖縄の民族衣装を持ってたのかって話

は笑って流せばいいし、ボーリング場(Round1)でカワイイ女子社員たち

のサービスショットがさっぱり無かったことも、「我慢」できないほどではな

い。芸能人は歯が命、持久系アスリートは我慢が命なのだ。

      

でも、休んでる蛍が瀬乃(向井理)のために会社へ行くエピソードはちょっ

と苦しいし、その後、瀬乃が桜木(臼木あさ美)と一緒に蛍&高野の家に

行く流れはもっと苦しい。浅田小夏(木村多江)との関係もかなり無理があっ

て、要するに蛍&高野の結婚の障害を無理やり作ってる感じが強いのだ。

       

更に元をたどれば、この2人の結婚話そのものが無理やりだった。ずっと

会ってなかったし、『ホタル1』の最終回のラスト前にも空白期間があった

のだ。おまけに、いまだにチューもしてない「不健全」な仲が今回露呈。そ

れなのに結婚ね。。ま、私としては、やっぱり『ホタル1』の最終回で蛍が

結ばれたのは、部長じゃなくて縁側だったってことで、ヨシッ☆って感じな

んだけど♪ 

                                   

それにしても、高野は元・彼女の小夏となら、チューどころか「あんな事も

こんな事も」簡単に出来たんだから、小夏の「パパ」って台詞が今後のポ

イントになりそうだ。あんな事やこんな事を若い時に勢いでやっちゃうと、

そんな事になっちゃうのはフツーの話。すると、高野に対する小夏&千夏

の微妙な態度の意味も分かることになる。

       

ということは、千夏の実の父親は高野で、蛍とは結局お別れ小夏&高

、瀬乃&桜木が最終的なカップルだ。そしてもちろん、蛍は再び縁側と

結ばれて、ジャージで寝転がって煎餅を食べるシーンで最終回終了。そ

れなら、かなりシュールな(=ぶっ飛んだ)ラストで、私は爆笑して大満足

するけど、世間は激怒するのかね♪

         

おっと、流石にもう時間だ。マジメにお仕事しなきゃ! 熱くてもダルくて

も「ガマン、ガマン」。北京五輪・マラソン金メダルのワンジルの名セリフ

だ(日本語)。ま、納豆ととろろ芋だけは、アレルギーだから絶対我慢で

きないけど、ゴーヤカレーなら多分我慢できるだろう。

     

ひょっとすると、一番我慢の限界に達してるのは、多くの人間に冷たい

扱いを受けてるゴーヤ自身かも知れない。コンピューターやネコに心が

あるとされる世の中、ゴーヤの気持ちも多少考えてあげるべきなのだ♪

ここに、自然との共生とか、生物多様性の問題の複雑さが存在する。

それでは。。☆彡 

   

     

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.脚本家・水橋文美江のtwitter(ツイッター)は、プロにしては非常に

    丁寧に応答してて好感もてる☆ ゴーヤという食べ物へのこだわり

    は、「散々話し合ってあえて」決めたそうだ。日常の他愛ないことを

    真剣にやろうってことで。。

            

cf.18km走まで回復&『ホタルノヒカリ2』第1話

  サッカーのみが「運動する知性」(蓮實重彦)&『ホタルノヒカリ2』第2話

  寝坊&パズル後の小雨ラン&『ホタルノヒカリ2』第4話  

  真夏の朝から熱いバトルラン♪&『ホタルノヒカリ2』第5話

  藤木直人主演・助演ドラマ、視聴率の推移&『ホタルノヒカリ2』第6話

  積極的休養ラン&『ホタルノヒカリ2』第7話

  『ホタルノヒカリ2』第8話、軽~い感想♪

  10年8月の全走行距離&『ホタルノヒカリ2』第9話

  台風と共にようやく秋&『ホタルノヒカリ2』第10話

  謎の左ふくらはぎ痛&『ホタルノヒカリ2』最終回

| | コメント (2) | トラックバック (3)

朝ランで気温27度、湿度95%・・・今年初の給水&水浴び

RUN 16km,1時間18分44秒,心拍151

暑くて熱くてヘロヘロ、ブログが書けない。。いい加減にしろよな、太平洋

高気圧! 中心にミサイルでドライアイスでも打ち込んでやれ!とか、漫

画チックな事を考えてしまうくらい、ウンザリしてる。台風にミサイルって話

なら、昔どっかで聞いたよなぁ。

      

冷たい物を飲み食いし過ぎだから、そろそろお腹を壊しそうな気もするし、

夜もあんまし眠れない。窓開けて網戸にしても、深夜の屋外の最低気温が

27度で、おまけに風がほとんど無いから、涼しくも何ともないのだ。みん

な、冷房入れたまま寝てるのかね。それで、日本全体としては気温が上

がって、ウチが暑いってことか。おまけにエコカー減税延長で、トヨタと愛知

県が儲かって、道路周辺が温暖化する訳ね。ちょっと話が飛んでるか♪

                   

さっきから頭が回らなくて、なかなか記事が進まない。エーッと・・・とにかく

今日は、1日休んだ後だから、早朝18kmランの予定だったのだ。ところ

が、既に昨日までにかなり夏バテしてたし、今朝も気温27度、湿度95%

だったから、戦意喪失。涼しい自転車に変更しようかとも思ったけど、やっ

ぱり短くてもランってことで、最低12kmくらいでいいやと思って出発。いき

なり玄関の外でやぶ蚊に刺されて、激怒した。そりゃ、オーバーか♪ でも

撃退できないと余計かゆく感じるね。小さくて動きが素早い奴だったのだ。

    

太腿に自転車疲れが残ってたけど、問題はやっぱり、脚より蒸し暑さ。涼し

ければ一気にスピードを上げれそうな感触もあるんだけど、とてもそんな気

にはなれない。公園でも、みんなヘロヘロで、ついニヤけてしまった♪ で

もよく走るね。私がたまに朝ランをやると、必ず見かけるランナーが10人

くらいはいる。確率論的に考えると、向こうはほとんど毎日走ってるってこ

とだろう。スピードはゆっくりだけど、距離はかなり行ってそうだな。

     

とにかく、夏バテ&蒸し暑さで論外の朝ランだったから、スピードはかなり

意識的に抑えて、距離を一応16kmまで伸ばした。18kmも走れただろ

うけど、日差しが強くなり始めてたし、明日も走りたいから、ちょっと余裕

を残して周回終了。公園を出る前に、ガマン出来ずに給水&水浴びして

しまった。1年ぶりのことで、夏って感じがするね♪ 公園にランニングス

テーションみたいなシャワーが欲しいよなぁ。そりゃ、贅沢か。

          

復路もさっぱりスピードは上がらずに帰宅。そのままウォーキングでクー

ルダウンしながら、すぐ近所のちっぽけな公園に行って、また給水&水浴

び♪ ここは初めて使ったけど、なかなか使えるね。やぶ蚊が多めなのが

玉にキズではある。他人の3倍以上刺されやすい私にとって、蚊との闘い

は夏の最重要課題の一つなのだ。

    

トータルでは、1km4分56秒ペース。給水&水浴び52秒を除いても、

4分53秒ペースだから、かなり遅い。ま、このコンディションで16km走っ

ただけでも良しとしよう。心拍の数値はちょっと高めに補正しただけ。実際

心拍は、キツイわりにはあんまし上がってなかったようだ。でも、呼吸が

乱れるんだよな。犬と一緒で、体温コントロールの意味があるのかね。

     

さて、このくらい書けば十分でしょ。朝からアイスを食べたい気分かも♪ 

モスクワでも猛暑、南米は逆に大寒波とのこと。やっぱり世も末なのか、

あるいは気象統計学的に通常の変動範囲なのか。。ではまた。。☆彡

         

  往路(2.45km)   12分45秒  平均心拍131         

  1周(2.14km)    10分24秒        146       

  2周             10分27秒        151  

  3周            10分26秒        154

  4周             10分32秒        155

  5周            10分25秒        156

  6周(0.4km)        1分58秒         156

  水浴び             52秒        148

  復路              10分56秒        153 

計 16km  1時間18分44秒  心拍151(82%) 最大166(ゴール時)

| | コメント (0)

1年ぶりの荒川「聖地」遠征&『夏虹』第1話つぶやき♪

BIKE 80.6km,3時間09分,心拍138

猛暑! ウチの辺りは最高気温36度だった。夏の35度は珍しくないけど、

100720c

 36度は珍しい気が

 するな。体温に近い

 朝の予報だと34度

 になってたのに、ど

 うも平洋高気圧の

 勢力が非常に強いら

 しい。しかも36度

 に達したのは午後3

時だから、夜になってもしばらく暑かった。流石に夜中の今は気温が下がっ

たけどね(写真は荒川と葛西橋)。

     

気温も高いけど、それ以上に、日焼けで皮膚温度も高くなってる気がする。

とにかく、「暑さ」以上に「熱い」のだ。身体を触っても、軽い火傷みたいな

感触がある。夜型人間が、急に真夏の太陽の下で3日連続スポーツをした

から、皮膚が悲鳴を上げてるんだろう。特に初日の土曜日、日焼け止めを

顔しか塗ってなかったのが、今になって響いてるんじゃないかな。A波(UV

-A)の影響は、B波(UV-B)より遅れるのだ。

          

とにかく、今日(19日)もマジメに自転車に乗って来た。って言うか、今ま

でが不真面目過ぎたんだよな (^^ゞ 泥棒を捕まえて縄をなう。乗鞍が近づ

いて自転車に乗る♪ そりゃ、間に合わないね。でも、やらないよりはマシ

だろう。去年も、ほとんど直前の1ヶ月だけで、ボチボチのタイムまで持っ

て行ったのだ。今年はもうちょっとマシにしたいと思ってる。そろそろ来年

あたり、申込で落選しそうだから。。

     

100720a

 で、一昨日が定番の

 多摩川だったから、

 今日はほぼ1年ぶり

 に荒川まで遠征した。

 って言うか、自転車

 に乗ること自体が1

 年ぶりに近いのだ♪

 

毎回書いてるように、荒川サイクリングロード(河川敷)は都内で一番走り

やすいけど、行くまでに都心を抜けなきゃなんないから、法令遵守の私と

しては、信号に引っ掛かりまくるのが鬱陶しい。今日も、道は空いてるの

に、都心は300mおきに赤信号で止められるような感じ。片道でやっぱり

30回前後は引っ掛かる。ま、ダッシュする力はつくし、それ以上に精神力

とか忍耐力が鍛えられるんだけど、何とも時間が勿体ない。。

        

で、荒川をどこまで上ったかって言うと、短めに「聖地」岩淵水門まで。こ

の先にある小さな浮島公園(旧岩淵水門脇の岩淵関緑地)は、ドラマ『ク

ロサギ』で重要なロケ地になってたから、山P=山下智久ファンにとって

は聖地らしい。私はもちろんファンではないけど、ウチの読者の方々に

Pファンが多いから、去年2回写真を掲載。今回で3回目だ。上の写真は

川を挟んだ南側の芝生からズームで取ったものだけど、ドラマの撮影は

北側が中心だった気がする。堀北真希と、微妙な「距離感」で映ってた。

     

100720b

 左の写真が、その公

 園の脇の土手を通る

 サイクリングロード

 で、自転車に乗った

 まま撮影現場にも行

 ける。写真の朱色の

 橋を通ればいい。た

 だ今回は、やたら

く感じたので、岩淵水門の柵(オートバイ対策か・・)を抜けるのがダルくて、

柵の手前で引き返した。これは結果的に大正解☆ 早めの撤退でも、こ

れだけ身体が熱いもんな。

   

ちなみに走りの方はまだまだ全然の段階。ほとんど抜かれることはない

ど、ビュンビュン(死語か♪)追い抜く感じでもなくて、復路では一度抜いた

ロードバイクに追走されて、最後は逃げられてしまった。ま、あの程度な

ら、1ヶ月も経てば軽く引き離せるでしょ・・・とか強がりつつ、ちょっと悔し

かったりもする♪

    

復路はもう、暑さと疲れでかなりバテバテ。得意なはずの目黒通りの急坂

もイマイチのダンシング(立ちこぎ)だった。それでも、この日の最大心拍

167はこの時かな。心拍と言えば、やっぱり自転車だと低めになり過ぎる

この日も、表示された値は平均心拍128。荒川でハーハー言ってる時で

も140台後半だったから、プラス10の補正をしといた。大体合ってると思

う。次の自転車は、また週末かな。では、ひとまずこの辺で。。

      

     

        ☆          ☆          ☆

一方、オマケのつぶやき的感想は、月9の夏ドラマ『夏の恋は虹色に輝く

だ。まるで80年代か90年代を思わせるようなタイトルに聞こえるけど、考

えてみると、去年の山P&北川景子『ブザー・ビート』も、96年のキムタク

=木村拓哉&山下智子『ロングバケーション』を意識したものだった。

   

の虹って発想は、今回の2人みたいに大泣きして流れ落ちた後で笑顔に

つながる、美しい涙をイメージしてるんだろう。あと、シチュエーションによっ

虹の色が変わったりするのかな。ウィキペディアによると、キャッチコピー

は「その恋は、何色なんだろう。人を好きになるとき、世界は初めて色を持

つ」。ケンカすると、虹の紫色が強まるとか。

      

今年の主演は、いまや飛ぶ鳥落とす勢いらしいジャニーズ「」の松本潤

&できちゃった結婚して離婚しても人気があるらしい竹内結子脚本は、

『ブザー』の大森美香。私の宿敵だ♪ 竹内とのつながりが強いわけか。

          

まあ、大森の脚本だから、どうせヒロインは好き放題やって、最後は素敵

な王子様と結ばれて終了。現代版コンサバ(=保守的)に決まってるから、

見なくてもいいだろう・・・などとブログでいきなり叩くほど、私は心の狭い

人間ではない。一応、しっかり見たフリをした上で、思い切り叩くのだ♪

      

ただ、ハッキリ言って『夏虹』初回の印象は、脚本とはほとんど関係なかっ

た。映像がイイ☆ 撮影&ロケと言ってもいいね。決してストーリーじゃない。

しつこい? あっ、そう♪ いや、まあ、私の大森批判を楽しみにしてる趣

味のいい読者の方もいらっしゃるかと思ってネ。心優しいブロガーとしての

サービス精神なのだ。

       

冒頭の授賞式も気合入ってたけど、その後のスカイダイビングの映像

ツカミとして素晴らしい☆ パソコンいじりながら、冷たい視線で流し見して

た私の指先が止まってしまった。ずいぶん長い時間回してたから、スタッ

フもかなりの自信作だったんだろうね。スタントとかCGとか、よく分からな

いけど、金も手間もかかるしリスクもあるから、今時ドラマであんな事が出

来るのはフジテレビだけかも知れない。サングラスは風で飛ばないのか。

         

ま、『コード・ブルー』が当たったから、ヘリコプターの次は小型飛行機(セ

スナ)ってことか。宙ぶらりんで背中から(親の)光を浴びてる金持ちのド

ラ息子の状態を、上手く象徴表現してた。

        

パラシュートの着地点の林はまあまあとして、海がまたキレイだね☆ 

岸線の広がりもいいけど、が素晴らしい♪ 海辺のテラスも爽快。2回

目の波打ち際で、楠大雅(松潤)が風で飛ばされそうな帽子(ハット)をか

ぶってるのを見て、ふと『月の恋人』最終回ラストシーン(海際)を思い出し

た。あの時のキムタクの謎のハットは、こうゆうつながりを暗示してたのか

も。大きな虹は本物かも知れないけど、CGっぽく見えちゃったから、むし

ろ広大な墓地の緑の美しさの方が目立ってた。

               

一方、ラブ・コメディーとして、笑いの要素も散りばめられてて、話の筋道

よりも、俳優自体の面白さが光ってたね。話の筋道じゃなく。しつこいか♪

松坂慶子なんて、出演してるだけで笑える。顔は相変わらず華やかだけ

ど、視聴者を笑わすためにダイエットもせず、あの体型をしっかり維持し

てるんだろう。そりゃ、失礼か。

              

一番印象に残ってる笑いは、子持ちの30女・北村詩織(竹内結子)が

マチャリ(?)でふっ飛ばしてたカット。あれもひょっとして、『ブザー』の山P

の自転車とか意識してたのかね。ほとんど意味のない面白映像(CGか・・)

だったけど、あの面白さが分かるのは自転車好きのドラマファンだろうか

ら、私以外にはほとんどウケなかったかも♪

              

タイトルバックはいかにもって感じの白くてキレイなイメージで、若い美青

と年上女の恋を美しく描いてた。嵐が歌う主題歌「Love Rainbow」、ジャ

ニーズとしては98年のSMAP以来、12年ぶり。これはもう、30代以上

の女性だけなら視聴率30%近いだろう♪ 海と空、白い波と雲、そして恋、

と言えば、ウチのブログトップにも示してる定番だから、映像とか大まかな

イメージだけ目当てにまた見るかも知れない。ストーリーなんて気にせずに

・・・って、ダメ押しかよ!

                     

という訳で、見る気もなしに見てしまった『夏の恋は虹色に輝く』の第一話、

意外なほど好印象だった。映像&イメージと、俳優の存在感が♪ 松潤

のドラマは初めてだけど、最近のジャニーズだと飛び抜けて男っぽい、濃

い顔だね。山Pが女性的な美形なのと対照的。演技はまだ何とも言えない。

「演技下手だけど才能はある役」を演じてるから、余計わかりにくいのだ。。

それでは、この辺で。。☆彡

        

    

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.竹内は、米国ドラマ『フラッシュフォワード』(FLASHFORWARD)にも

    出演してるとのこと。「フラッシュバック」をもじった造語だから、過去

    (=後ろ=バック)ではなく、未来(=前=フォワード)が瞬間的に見

    えるタイムスリップ物の一種だ。

        

    原作は99年、ドラマは09年の作品で、世界で100を超える国と地

    域での放映決定。日本ではAXN(スカパーorケーブルTV)で、まも

    な公開☆

   

P.S.2 『夏の恋は虹色に輝く』、注目の第1話視聴率15.7%意外

      に低めだね。3連休が影響したのか、あるいは男性視聴者が極

      端なジャニーズ恋愛ドラマを回避したのか。『ホタルノヒカリ2』や、

      『科捜研の女』に惜敗してしまった。。

| | コメント (2) | トラックバック (4)

ニコリの数字パズル、「数独」に初挑戦♪(難易度4、朝日新聞)

3連休最終日のお昼。まったり気分のラストってことで、脳トレにもなる

名な算数パズルを解説しよう。制作会社ニコリが誇る、「数独」(すうどく)

縦9マス×横9マス、全部で81マスの中に、あらかじめ幾つかの数字

書かれてて、他の部分を埋める遊びだ。日本人なら、おそらく一度はどこ

かで見たことがあるだろう。私もかなり前から一応知ってた。小学生でも、

親子でも、十分楽しめる知的ゲームだと思う。

         

ウィキペディアによると、海外でも「Sudoku」「Number Place」という名

前で人気だそうで、世界パズル選手権にも出題されてるし、専門雑誌も複

数あるとのこと。解答プログラムはフリーウェアとして公開されてて、問題作

成プログラムもあるらしい。ただし、ウィキの説明が曖昧だからハッキリし

ないが、ニコリは手作業で作ってるような感じだ。

       

今回、私が初挑戦したのは、朝日新聞・朝刊(7月17日)別刷・beに掲

載されてたもので、難易度星4つ(レベル4)。5つが最高だから、難し

めの問題だ。実際、初めてだったとはいえ、ちょっと解くのに時間がかかっ

てしまった。15分+45分=1時間って感じだったかな。遅っ!♪ 途中、

一回バカバカしくなって止めたのだ (^^ゞ まあでも、普段かなり専門的な

理数系記事を書いてるからには、投げたらアカン、と思い返したわけ。

          

単純な場合分けを繰り返すだけなのに、イチイチその経過をノートに書くの

がダルイ。かと言って、流石に初挑戦の今回は、暗算では無理。まあ、ウィ

キに「ペンシルパズル」の一つと書かれてるくらいだから、書きながら解くの

が普通なんだろう。ちなみに私は、ペンシル(鉛筆)ではなくボールペン派

だ♪ 消しゴムで消せないから、自分が書いたことが基本的にそのまま残

る。これは、短所というより長所だろう。ま、鉛筆なんて家に1本しかないん

だけどネ。

     

         ☆          ☆          ☆

100719a2

 では、実際に問題

 を見てみよう。賞

 品目当ての応募に

 必要なのは、右上

 と左下の太く塗り

 つぶしたマスの数

 の合計。元の問題

 では二重枠だ。要

 するに、全部チェッ

 クするのは担当者

 も大変だってこと

だろうけど、当然私は全部のマスを埋めた。図の青い☆や◎は、私が説

明のために書きこんだもので、元の問題には無い。

     

ルールは簡単で、マスに入るのは1~9の数字。縦の列、横の列、赤い線

で囲まれた3×3のブロック、いずれも、1~9の数字が1つずつ入る。この

「一つずつ」というルールを、「数字は独身に限る」と言い直して、更に縮め

たのが「数独」という名前の由来のようだ。

     

私が最初に注目したのは、ど真ん中のマスだ。と言うのも、数学の問題を

解く時の鉄則の一つとして、強い条件に着目する、あるいは、分かりやす

い部分から扱う、というものがある。この問題だと、ど真ん中のマスが入っ

てる縦の列には4つの数字があり、横の列、ブロックにも4つの数字があ

る。全てのマスの中で、これほど条件が強い(=分かりやすい)マスは他

にない。

     

という訳で、実際には中央のマスを場合分けしてまず求めたんだけど、やっ

てる間にだんだんとコツが分かって来た。場合分けなんてしなくても、すぐ

に分かるマス(図の青い☆印)が色々あるのだ。その話から先にしよう。

      

100719b

 例として、左上の3×3のブロッ

 クを見てみよう。☆印は、直ち

 に「1」だと分かるのだ。という

 のも、横の2列目には、2つ右

 側のブロックに1があるから、

 もう1は使えない。横の3列目、

 縦の左から3列目も、1はダメ。

 そうすると、1が入るのは☆印

のマスしか残ってない。

              

全く同様に、元の大きな図で、上から3列目の☆印は7、6列目は7、9列目

(一番下)は左から順に1、7だ。これだけ分かると、さらにこれを用いてす

ぐ分かるマスも幾つかある。ここでは説明に必要な1つだけ、書いとこう。

右下のブロックの7の右隣は、だ。

      

一方、元に戻って、中央のマスを考えてみよう。縦、横、ブロックに書かれ

た数字から考えると、残った数字は3か9。そこで、場合分けをしてみる。

        

中央が3の場合、横の列で9が入るマスを考えると、2つ右隣しかあり得な

い。なぜなら、中段・左側のブロックには既に9が入ってるし、中段・右側の

ブロックの真ん中には9が入れないからだ(下方に9がある)。更に、9の

右隣(中段・右側ブロックの真ん中)は1が入るはず(ここしか1を入れられ

ない)。すると、今見てる横の列(上から5列目)で、残る6と8を入れること

が出来ない。中段・左側のブロックの上方に書かれた6と8がジャマをする。

つまり、中央が3の場合はマズイのだ。

     

100719c2

 よって、ど真ん中のマス

 は3ではない。したがっ

 て、9である。この時、ま

 ず2つ左隣が6と分かり、

 簡単な流れで、横の列が

 すべて分かることになる。

 左から、2、3、6、7、9、

 5、8、1、4だ。念のため、

 図を追加しとこう。ここから

最後まで解くだけでも、手頃な練習(or 脳トレ)だろう。。

        

          ☆          ☆          ☆

ここまで分かれば、後はもう簡単。完全な答を書くのは無粋 or ヒンシュク

だから止めとく♪ 一通り解き終えて思ったことは、合ってることの確認作

業がまた面倒だってこと。縦9列、横9列、ブロック9個、全てで1~9が1

回ずつ書かれてることをチェックするのは、目が疲れるしダルイ。

           

折角解いたことだし、図書カード目当てで応募したいんだけど、住所・氏

名を教えるのが引っ掛かる。どうせ、こんなものの個人情報は適当に扱

われるでしょ。何しろ、保険会社でさえいい加減だってことがバレたくらい

なんだから。ま、気にしない方は、ハガキが火曜の消印、メールなら水曜

0時まで、1人1通とのこと。正解者から抽選で、図書カード5千円を10人

に、2千円分を50人に、ニコリのパズル本を10人にくれるそうだ。

   

なお、ひょっとすると私の勘違いで、この記事が間違ってるかも知れないの

で、あくまで自己責任ってことで、悪しからずご了承を♪

ではまた。。☆彡

    

       

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.天才オイラーも苦戦したラテン方陣~ニコリ「数独」の源流

| | コメント (0)

真夏のランニング、暑くても公園は盛況☆

RUN 16km,1時間16分33秒,心拍152

いきなり真夏かぁ・・・早くも夏バテ。。秋風が恋しいねって言うか、どんより

曇った梅雨空が懐かしい♪ あと1ヶ月半の辛抱か。長いね。。

      

今日は、超早起きして涼しい内に走ろうと思ってたのに、全く起きれなかっ

(^^ゞ まあ、かなり寝不足が溜まってたし、昨日の自転車の日焼け

効いてたな。身体が全体的に火照って、寝苦しかった。夜型人間がいきな

り真夏の強烈な太陽光線を浴びたんだから、こんなもんでしょ。ウェアは

UVカットだけど、やっぱり多少は紫外線が透過してるようだ。

   

で、起きた時にはもう快晴。走るの止めて、二度寝しようかとも思ったけど、

去年の記録を見ると、7月、8月は乗鞍ヒルクライム目指してかなり走り込

んでる。冬のフルマラソン前と、夏の乗鞍前一番頑張る時期なのだ。と

言う訳で、軽く卵ご飯(or 卵かけご飯)とトンカツと野菜ジュースで補給した

後、全身に日焼け止めを塗って公園に出発。朝、走る前にトンカツを食べ

たのは、たまたま家にあったから。美味しかったし、別に胃がもたれること

も無かった。多分、胃がんにはなってないネ・・・って、そりゃ甘いか♪

     

往路は街路樹や建物を利用して、日差しを避けながら、意外なほどマトモ

なペースで走れた。昨日の自転車の疲れで、太腿が重いんだけど、気温

がまだそれほど上がってないし、湿度が低くてちょっとだけ風があるのが

いい。秒速1mでも、乾いた風なら扇風機の弱風代わりになる。

    

で、公園へ着くと、この暑い=熱い中でも、やっぱりランナーが多い☆ 去

年もこの時期の休日はそうだったね。ちょっとしたレースでもやってるみた

いに、列が途切れない。グループが目立つのはいいとして、横1列に広がっ

て道をふさぐのは止めて欲しいな。横3人ならまだしも、横5人並ぶのはマ

ズイでしょ。リーダーがひと声かけるだけで、防げるはず。ちなみに、多摩

川を走ってる大学生の集団は、きっちりマナーを守ってるのだ。

       

ともあれ、沢山のランナーから刺激を受けて、公園でも快走した・・・とか書

きたい所なのに、実際は違った♪ やっぱり脚が重いし、木陰が途切れた

場所での強烈な太陽光線がスピードを奪う。14kmに下方修正しようかなぁ

とか思いつつも、何とか予定通り16km走破。トータルでは1km4分47秒

ペース。遅っ! ま、このコンディションだと、こんなもんかね。心拍計の数

値は少し高めに補正。ま、今日は心肺より太腿がキツかった。

       

明日は更に暑くなる予報で、どうしようかなぁと迷ってる所。3連休最後くら

い、まったり雑用でもこなしたいかも。ではまた。。☆彡  

                 

  往路(2.45km)   11分58秒  平均心拍134         

  1周(2.14km)    10分27秒        148       

  2周             10分27秒        151  

  3周            10分18秒        154

  4周             10分24秒        155

  5周            10分14秒        157

  6周(0.4km)        1分55秒         157

  復路              10分50秒        156 

計 16km  1時間16分33秒  心拍152(83%) 最大165(ゴール時)

| | コメント (0)

自転車シーズン開始☆まずは紫外線と日焼け止めの情報♪

BIKE 62km,2時間26分,心拍135

日焼けしてしまった。。午前中は曇りの予報だったのに、私が走ってる間

100717a

 ほとんど晴れ!

 日焼け止めは顔

 しか塗ってなかっ

 たから、特に首

 筋が熱い。ま、

 そういえば曇り

 でも紫外線は変

 わんないって話

 があったね♪

 (写真は府中四谷橋)

     

でも、晴れと曇りじゃ、晴れの方が「熱い」よなぁと思って、早速検索。わり

と信頼できそうな、「Infoseek 天気 きょうの豆知識」とロート製薬、ファン

ケルのHPその他を読むと、なるほどって感じの科学的説明があった。ま、

美容情報とか書いた方がしっくり来るかも♪

    

人体に影響がある紫外線ltraiolet ray)は、A波(UV-A)B波(UV

-B)。短時間で肌の表面に赤い炎症を引き起こすのはB波だけど、波長

が短いから雲などで遮られやすい。それに対して、A波は肌の奥までジワジ

ワとダメージを与え、シミやしわの原因になるし、波長が長いから雲や窓ガ

ラスも通過してしまう。おまけに、A波のダメージは、B波のダメージを増幅

させる効果もあるようだ。

       

100717b

 ちなみに、A波は肌

 を黒くさせるって話

 があちこちに書かれ

 てるけど、これはB

 波にも言えることら

 しい。どちらがより

 黒くさせるのかは、

 今のところ不明。

波は5月、B波は7~8月が一番強い。ま、要するに、いかにも夏って感じ

の紫外線がB波なわけね。

               

だからこそ、夏の日焼け止めには、昔からSPFSun Protection Factor

紫外線防御指数)の数値が書かれてた。これは、B波をブロックする効

を表してるわけで、標準的なSPF30なら、日焼けにかかる時間を30倍

に引き延ばす。大まかに言うなら、ダメージを30分の1にしてくれる。それ

に対して、やや遅れて強調され始めたのが、PAProtection grade of UV

AUV-A防御指数)。PA+より、PA+++の方が効果が高い。

                

ちなみに私が愛用してるのは、ビオレUVシリーズ。身体SPF28&PA

++SPF50+&PA+++。目の上側(額)は汗で流れ落ちるの

で、少し目から離して少なめに塗ってる。よく、SPF30と50は効果が変わ

らないとか言うけど、私の経験だとかなり違う。ま、お肌が弱いっていうか、

人間が繊細に出来てるからかも知れない♪ あと、50の方がネットリして

落ちにくいのもあるかも。50より上は、測定困難だから表示がないとのこ

と。どうせなら、100まで作ればキリがいいのにね。。

      

追記: この日の朝日新聞・別刷beで、日焼け止め特集があった。SPF

     とPAは、日本化粧品工業連合会のガイドラインに基づくもので、

     SPFは91年、PAは96年からの表示とのこと。でも、7年ほど前

     に買ったままになってた日焼け止めの容器を見ると、PAは書い

     てなかった。

     

     このPA、日本が世界の先駆けだそうで、EUでは06年からよう

     やく「UVA」マークを付け始めたらしい。あと、SPFは昔は100を

     超えるものまであったそうで、今は50超はすべて50+とだけ表

     示してるとの事だ。)

       

          ☆          ☆          ☆ 

100717c

 というわけで、あち

 こち調べてウンチク

 をまとめるのに時間

 がかかっちゃったか

 ら、走りについては

 簡単に。最近こればっ

 かだね♪ 色々と書

 くと、検索アクセス

を稼げるのよ・・・って、セコイわ!

                            

今朝はかなり迷った。3連休初日の土曜。2日で5時間しか寝てない状態

だったから、お昼くらいまで寝るのもアリだったけど、流石に乗鞍ヒルクラ

イムまで残り1ヶ月半を切ってくると、そろそろ身体を慣らさなきゃマズイだ

ろう。要するに、ランニングと比べると、腰と太腿(特に前側の付け根辺り)

を使うから、そこに焦点を絞って強化する必要がある。他の筋力や心肺

能力は、ランニングで十分だ。

      

100717d

 で、眠いけど久々

 に自転車で多摩

 川へ。まあ、い

 つものごとく、

 実際に乗ってみ

 ると気持ちいい♪

 やっぱり、軽く

 走ってる時の爽

 快感は、ランよ

り自転車の方が上だね。スピード、風、ラクさ、移動距離

                      

ただ、時間がかかるっていうか、自転車の場合、長時間走るのが当たり前っ

て気がしてしまう。これは身体への衝撃やダメージが少ないからでもあるし、

交通事情の問題でもある。自転車で短時間なら、私の場合、時速35~40

kmくらいで走らないとトレーニングにならないけど、そんなことは空いてる

荒川くらいでしか出来ないし、もちろん感心しない危険行為だろう。

      

とにかく多摩川で、定番の国立折返し60km強をこなしたわけ。毎度の事

ながら、ホント、流行ってるとか言うわりには自転車が少ないんだよなぁ。

都内の代表的コースで、週末の朝、こんなに空いてていいのかね。ま、混

むよりはマシだけど、もうちょっとバトル相手が欲しいんだよな♪

      

たかが時速28km前後で走ってても、ほとんど抜かれなかったけど、復路

で手頃なロードバイクが抜いてくれたから、これ幸いと追走♪ 時速34km

前後、心肺的にはまったくの余裕で、抜き返そうかと思ったけど、安全第一

危ないから止めといた。この彼、たぶん何度も会ってるな。仕草に特徴が

あるけど、個人情報保護の観点から書かないことにしよう。法令順守を公

言してるもんね。ま、道路の速度制限を10kmオーバーする程度の違反

は時々する。守ってると逆に危ないし・・・って、半ば言い訳かも♪

          

ま、紫外線のダメージはさておき、予報より天気が良かったおかげで、

の景色はキレイだった。暗い公園をランニングするのと比べると、格段の

差だわな。明日はどうするか、これから考えよう。心拍計は、平均125に

なってたけど、いくら何でも低過ぎるから135に修正した。自転車だと、胸

のトランスミッター(送信機)が乾いてしまうし、胸が下向きだからセンサー

の接触も弱いのだ(と解釈してる)。まあでも、やっぱ自転車はかなり本気

で走らないと心拍が上がらないね。

    

今日は珍しく、携帯の写メじゃなくてデジカメ写真を載せてみた。年末に

買った、高性能のSONY WX-1。画素数は携帯でも500万あるけど、

やっぱ、全然映りが違うよな。大幅に縮小しても、川や空がクッキリ鮮や

。天気も良かったしね。最後の写真は二子玉川駅辺り。ではまた☆彡

| | コメント (0)

斎藤環&香山リカのツイッター批判(in朝日新聞・夕刊)

RUN 14km,1時間05分26秒,心拍153

         

ツール・ド・フランス2010はどうもノリが良くない。帝王ランス・アームスト

ロングがズルズルと後退していく、引退間近の姿を見たくないっていうのも

あるけど、W杯サッカーの疲れもある気がするな。あの1ヶ月で、スポーツ

関連のエネルギーはかなり消耗してしまったようだ。ま、おかげ様で、サッ

カー記事は思ったより多くのアクセスを頂いて、いまだに途切れないから、

あのエネルギーは無駄ではなかった・・・と一応言っとこうか♪

       

ともかく、去年は画期的なニュースだった日本人のツール出場(新城&

別府)も、今年はもう驚きを感じないし、第11ステージのゴール前スプリ

ントで新城幸也が6位とか言われても、去年は5位だったよなぁとか思っ

てしまうのだ(バチ当たり・・♪)。実際、去年なら「新城」と記事に書くだ

けでも検索アクセスがすぐ入ったけど、今年はほとんど入らないわけだ。。

    

        ☆          ☆         ☆

という訳で、今日はスポーツと直接関係のない、twitter(ツイッター)につ

いて軽く触れてみよう。この春には、使用者数が約1000万人まで到達

したそうだし、メディアにもツイッター関連の話が溢れ返ってる。ウチのブ

ログにも、ツイッターに付けられたリンク経由のものがほんの少しずつ増

えて来た。私自身はまだまだ様子見だけど、気になってるのは確かだ。

    

もちろん、飛び付かずに様子見するってことは、今のところ私にとって、

あまり魅力的でないという事でもある。5000字以上の記事が珍しくない

ウチにとって、僅か140字のつぶやきの連発というのは余りにもむなし

。まあでも、ブログを知ってから自分で始めるまでにも、ちょっと時間が

かかった気がするから、ツイッターもこの先ハマるかも知れない。ブーム

が終わった頃、ようやく。。♪ 石橋は叩いて「割る」タイプの人間なのだ。

      

で、なぜツイッターに触れたかと言うと、昨日(7月15日)の朝日新聞・夕

文化欄のコラム「深層新層」に、「ツイッターに異論 続々」という見出し

の記事が載ってたからだ。続く見出しは、「閲覧数へのこだわり なぜ?」、

カラー写真は斎藤環香山リカ、人気者でわりと仲良しの精神科医2人だ。

記事執筆は藤夫京子記者。

          

そこで出て来た異論は、『週刊ポスト5月7、14日号』の「いま沸き上がる

『ツイッター亡国論』」、『SPA! 6月22日号』の「ツイッターに疲れた・・・

なう」、そして、『 7月号』の香山のコラムだ。前の2つは私も読んでた。

       

『週刊ポスト』の斎藤の批判は以前のウチの記事で触れたもので、「情報

量ゼロ」、「日本人の未熟化」と手厳しい。正確に言うと、著名人以外には

あまり意味のないメディアだという批判だった。今回、あらためて斎藤にイ

ンタビューしても、似た話が繰り返されてる。他には、少ない字数の瞬間

的応答ではまともな議論にならないという、もっともな指摘。ちなみに「ブロ

グは市井の人の潜在的な才能を知らせる効果があった」そうだ。ブロガー

としては、ちょっと気分いいかも♪

            

一方、斎藤もそうだけど、特に香山が批判してるのが、数の多さへのこだ

わり。ツイッターの世界で、フォロワー(読者)の数が多い人ほど勝ってる

と思いこむのは市場原理、新自由主義的な論理であって、うんざりとの事。

政治参加の促進は刹那的なものにすぎないだろうし、クリエーティブとも

思えない。。

   

数の多さへのこだわりというのは、ブログその他のHPでもあることだし、

私もアクセス数・訪問者数とか、ランキングを気にしてる人間の一人だ。

ただ、ツイッターだと、みんな非常に目立つ場所にフォロワーの数を示し

てるし、フォロワーが多いと自分のつぶやきが拡散していくわけだ。これ

はブログと比べて目立ってる点で、だからこそフォロワーを増やす努力が

大変だし、マニュアル本も色々と用意されてるわけだろう。

       

は、数も気にするけど、それよりも質を気にしてる。記事の質、読者の

質、閲覧の質。数だけなら、どうやれば増やせるか、かなり分かってるけ

ど、それよりも書きたいこと、レベルの高い内容をアップしたいと思ってる。

記事のレベルが上がれば、読者は急速に減るけど、検索サイトでの位置

さえ高くキープしてれば、大抵は良質なアクセスが入って来るのだ。ほぼ

完全に無視されてガッカリした記事は、過去5年でそれほど多くはない。

        

というわけで、少なくともあと数ヶ月は、ツイッターには手を出さず、ブログ

で頑張ろうと思ってる。毎日更新の中に、本格的な記事を時々入れるの

は大変だけど、疲れ切ったら休めばいい♪ 単なる趣味の世界だから、

いつでもサボってやるつもりだ。その時には、退屈しのぎにツイッターで

つぶやくのもいいかも知れないね。

    

ちなみに、斎藤&香山の批判の最大の弱みは、2人とも有名人だという

ことだ。有名人には、一般人がツイッターで有名人に近づきたい気持ち

の強さが理解しにくいだろう。ま、一般人の私も、ツイッターで有名人を

フォローしたいとはあんまし思わないけどな。検索アクセスを見てもすぐ

分かるけど、みんなホント、有名人が好きだね。。

    

          

(☆2011年2月4日追記: 東浩紀のツイッター礼賛については次を参照。

      新しい道具、使ってみるための条件

           ~東浩紀&広井良典「論壇時評」(朝日新聞・1月) )

     

    

(☆12年10月16日追記: 今頃ようやく、斎藤環がツイッターをやってる

                 ことに気付いた。3・11大震災後期間限定

                 だが、既に1年半継続。道理で、ウチに検索ア

                 クセスが入り続けてたわけだ。マイペースの頻

                 度、字数、内容で、好感もてる使い方だと思う。

                 一方の香山リカは、この記事執筆の少し前、

                 10年5月くらいから始めてたようだ。。)

        

      

         ☆          ☆          ☆

おっと、お昼が終わってしまった。仕事に戻るとしよう。時間が無くなった

から、昨日の走りについては記録のみ。トータルで1km4分40秒ペース。

ま、疲れてたから良しとしとこう。肉離れから1ヶ月、着実に回復してるしね。

心拍計は久々にかなり乱れてたから、適当に補正した。

いよいよ梅雨明け、自転車シーズン突入かな。ではまた。。☆彡

               

 往路(2.45km)    12分21秒  平均心拍134        

  1周(2.14km)   10分25秒        147        

  2周            10分06秒        153  

  3周            9分56秒        156

  4周             9分42秒        159

  5周(0.54km)      2分35秒         159

  復路             10分22秒        159

計 14km  1時間05分26秒  心拍153(83%) 最大165(ゴール時)

| | コメント (0)

サッカーのみが「運動する知性」(蓮實重彦)&『ホタルノヒカリ2』第2話

(☆2014年7月21日追記: 最新の関連記事をアップ。

   蓮實重彦のサッカー批評、「W杯の限界」(朝日新聞)&5日連続ラン )

 

 

(☆2011年7月26日追記: 蓮實のなでしこ批評に関する記事をアップ。

     蓮實重彦のなでしこ&女子サッカー批評(in朝日新聞・耕論) )

 

 

 

           ☆         ☆         ☆

RUN 12km,55分12秒,心拍152

 

昨日(7月14日)の朝日新聞・朝刊オピニオン面には、「耕論」シリーズの

企画として、「2010年のフットボール」と題する2つの主張(インタビュー

の再構成)が大きく掲載された。題名は当然、ノーベル文学賞作家・大江

健三郎の代表作『万延元年のフットボール』のパロディーだろう。小説同

様、大きな変化をもたらすものだと、編集者が思ったのかも知れない。

 

紙面の右側が、東京大名誉教授・蓮實重彦(はすみしげひこ)。文系で

大総長まで登りつめた、泣く子も黙る辛口の大御所批評家で、映画・小説・

フランス現代思想の他に、スポーツについても造詣が深い。左側はテレビ

でもお馴染み、政治学が専門の東大教授・姜尚中(カン・サンジュン)だ。

 

この2人の写真だけを見比べると、明らかに姜の方が賢そうに「見える」♪

流石は、中高年女性のアイドル的存在だ。韓国ドラマファンとも重なって

るのかも知れないね。ただ、姜の民族論や国家論はあちこちで見聞きす

るものでもあるし、ここでは蓮實のサッカー批評を見てみよう。もちろん、

「知性」では姜以上のものを持ってる、玄人受けのいい大物なのだ。そも

そも彼の批評の多くは、素人には読めない難解な文体だ♪ ただし今回

のインタビュー記事は、流石に誰でも読める易しい=優しい内容だった。

 

         ☆          ☆          ☆

蓮實のインタビューの見出しは、「国を背負い サッカーに背く」。つまり、

W杯というのは国を背負ってるけど、寄せ集めチームの「反サッカー的

祭典」であって、欧州チャンピオンズリーグのようなクラブチームのプレー

の方が優れてる、という主張だ。正直、蓮實が僅かに流行らせた言葉を

使うなら「凡庸」な主張であって、やはり現代は凡庸さの時代なんだろう♪

 

むしろ蓮實らしさが出てるのは、サッカーのみが「運動する知性」をピッチ

で表現するという主張。これは朝刊1面右端の目次みたいな欄で強調さ

れてた言葉で、試合中に色々と知性を使いながら動き回るという意味だけ

じゃなく、もう少し広い意味で使われてる。例えば、彼が今回の日本チーム

にひかれたのは、短期間での戦術変更に対応した選手の聡明さが驚くべ

き水準だったから。こうした能力も、運動する知性なのだ。もちろん、知性

自体が運動(or 変化)するという意味も含めてるだろう。

 

サッカーだけが運動する知性を示すと言われると、ランニングや自転車、

あるいは格闘技を愛する私としては引っ掛かるんだけど、考えてみると、

蓮實の好きな野球も除外されている。野球の場合は、運動&静止の知

ってことかな。アメフトもその部類だね。テニス卓球もそうか。

 

バスケットボールやアイスホッケーだと、今度は運動が速過ぎて、あまり

知性を発揮できないのかも知れない。格闘技だと、瞬間的で範囲が狭す

ぎるから、いま一つ知性を感じないのかも。まあ、走りながら鳩のように

周りをキョロキョロ見渡してた、文字通り「頭の回る」中田英寿とかが、運

動する知性の日本代表なんだろう。            

 

ただし、蓮實は必ずしも日本サッカーを褒めてるわけではない。パラグア

イ戦は、遠回しながらレベルが低いと言ってるし、日本代表への国民的

熱狂も、たかが「プチ・ナショナリズム」程度で、サッカー自体への高揚と

はみなしてない。やる側にも見る側にも、より高いものを要求してるのだ。

 

それを端的に表すのが、日本代表の知性を褒めた直後の言葉。「ただし、

私は知性万能主義ではありません。決勝トーナメントを勝ち上がるには

もっと動物的なものが必要です」。

 

一流サッカー選手に不可欠な本質としての「動物的な獰猛さ」とは、キー

パー・川島の手もはじいたオランダの得点王・スナイダーとか、ガーナの

ジャンに見られるものだ。美しさや信じがたい驚きの瞬間を蓮實に与え

たらしい、スペインサッカーも、獰猛ではないけど、動物的な身体の動き

と言えるだろう。

 

追記: コメント欄のレスにて、かなりの文章を加筆した。)

 

         ☆          ☆          ☆  

私の身内でさえほとんど知らないだろうけど、実は私も草サッカーで優勝

経験がある♪ 早起きしてトーナメントを勝ち上がって、優勝賞品はビー

ル券。おそらく、引き出しの中にそのまま残ってるはずだ。サッカー、また

やりたいね。一人で走り回るだけじゃないから、知性や技術も必要だし、

人間関係も重要。W杯を機に、大人のサッカー教室も地味に流行ってる

らしい。

 

まあでも、今はランニングと自転車の中で、それなりの「知性」を体現する

ことの方が重要だろう。走ること自体の周辺まで広く含めれば、単純な有

酸素運動とはいえ、絶えず頭は使うわけだ。

 

時間が無くなったから、今日はこれでひとまず終了。走りの方は、例によっ

て雨が上がった瞬間に、速攻で12km。1時間弱だから、手頃な気分転

換にもなるのだ。トータルでは1km4分36秒ペース。うん、地道に回復の

道をたどってるね・・と言っとこう♪ 心拍は少し高めに補正。それでは☆彡

 

 往路(2.45km)   12分34秒  平均心拍132        

 1周(2.14km)   10分11秒        148 

 2周             9分46秒        155    

 3周            9分17秒        162

 4周(0.68km)     3分07秒       160                

 復路           10分18秒       158  

計 12km  55分12秒 心拍152(83%) 最大165(ゴール時)

 

 

          ☆          ☆          ☆

一方、綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ』第二夜。藤木のドラマで2

回続けてレビュー=批評するのは久々のような気がするね。まず、単刀

直入に一言で感想を書こう。前回は、3年ぶりの続編の初回ってことで、

かなり期待してたから、最初から最後まで「アレッ・・」って感じだった。今

回はもう期待してなかったから、「まずまずかな」って感じだ。JUNAIDA

の新しいタイトルバックと、綾瀬の新しいナレーションもまずまずだね♪

 

期待とか先入観の影響は強くて、逆に作用したのが、女の子たちの印象。

先週は、全く期待してない所に、臼田あさ美・佐藤千亜妃・中別府葵・真

下玲奈が登場したから、可愛い!と思ったけど、今回はもうフツーに見え

ちゃったな。そりゃ、言い過ぎか♪ でも、綾瀬はるかのPV(プロモーショ

ン・ビデオ)みたいなドラマだから、他のコは影が薄くて。。

 

イチオシだった佐藤は、蛍の横って設定なのに、ほとんど映らないから、

私の好印象はほとんど公式HPのお嬢様系写真だけで作られてる。美香

役の臼田も、先週反省していいコになったのかと思ったらそうでもなくて、

ドラマだと嫉妬・不満・無気力のネガティブな表情を強調。ただHPのファッ

ション・チェックで全身画像を見ると、やっぱりカワイイって言うか、様にな

るって言うか、長年モデルで活躍して来ただけのことはあるね。

 

こんなコが本当にオフィスビルにいたら、入社した途端、激しいバトルにな

るでしょ。私も元々格闘技好きだから、そうゆうバトルに参加してた熱い時

期もあるのだ。聞いてない? あっ、そう♪ 草食系なんてものが生存可

能なのは、たまたま肉食系が衰えて、食べ物が残ってるからに過ぎない。

話が逸れてるネ。

 

ま、男の私としては、どうしても女の子に目が行くわけだが、一見ウザくて

チャラそうに見える瀬乃(向井理)、結構いいね☆ どこにでもいそうな、

フツーッぽいカッコ良さの童顔と、適度に気持ちの入った語り口が、親し

みを醸し出してる。たまたま私が見て来たドラマにはほとんど出てないん

だけど(『白夜行』、『新参者』くらい)、ここ数年で着実にキャリアを積ん

でたわけか。NHK『ゲゲゲの女房』は主役級、来年の大河ドラマも決まっ

て、前途洋洋って感じ。

 

ブログのコメント欄も凄いね。1つの記事のコメント数が1000~2000☆

これって、キムタク=木村拓哉『月の恋人』の葉月蓮介ブログより多いな

・・・とか書くと、ファンに怒られるのか♪ でも、事実なのだ。激しい争い

が続くAmeba芸能人・有名人ブログでも、男性タレント部門で現在第7位、

俳優部門なら4位。名前さえ知らなかったけど、そんなに人気者なのか。

 

おまけに彼、ウィキペディアを見ると、明治大学・農学部で遺伝子工学専

攻。渋い! 渋谷と祐天寺でずっとバーテンダーのアルバイトをしてたっ

て所も、味があるね。ちなみに私も、半ば理系だし、都内のバーでずっと

バイトしてたのだ。聞いてない? ハイハイ♪ 

 

       ☆          ☆          ☆

という訳で、中心の2人以外の話を長めに書いたから、今週はこれでも

うおしまいだ・・・って訳にはいかないわけネ。まあ、実際問題、『ホタル

ノヒカリ』関連で最近どんな検索アクセスが入ってるかを見ると、批評と

かレビューもあるけど、藤木直人、嵐山のどきゅんこ(アザラシ)、原作

マンガ&ネタバレが大部分。特に、原作が既に終了してるし、ウチが

『ホタル 1』で原作記事を5本書いてることもあって、ネタバレ情報(特

に結末)の要求はかなり強い。

 

一方、不思議なほど検索が入らないのが綾瀬はるか。圧倒的な主役だ

し、女優としての人気もかなりあるはずなのに、「綾瀬 パンスト」とかい

う検索が以前のストッキング記事に入る程度。もちろん「綾瀬 ジャージ」

や「アホ宮 47円」の検索は皆無だ♪

 

人気を支える藤木と、主役を果たす綾瀬。この2人に最初から結婚話

出たことについて、前回かなり不満を書いたけど、今回はもう諦めの境

で、さほど驚きもない。前回オチが無かったし、かなり甘口で単純なド

ラマになってたから、もう『ホタル2』はその路線で行くんだろうと思ってた。

つまり、期待感があまり無かったから、大してガッカリもしないのだ。

 

でも、そうなると、例えば浅田小夏(木村多江)&千夏(石井萌々果)の

子は一体何?って気がして来る。私は、「3年前に夫を事故で失くし・・」と

かいう公式情報はフェイントで、実は高野の別居中(or 離婚後)の妻子

じゃないかと思ってたけど、今回の内容だと、どうも単なる片思い親子み

たいな感じだった。これだと蛍(綾瀬)の恋のライバルとしてはかなり弱い

 

ひょっとすると、高野に片思いをする中で、蛍にいろんな事を教える花嫁

修業係なのかね。結婚&出産経験があり、言葉や振舞いが上品で、美

味しいおはぎやヌカ漬けも作る、大人の節約美女。ということは、来週は

新妻として必須の、ボーリングを教えるわけか♪ いや、さっきHPの予

告動画でボーリングするシーンを見たもんでネ。深読みすると「球転がし」

の教育。上手い!と内心思った読者は、リアルな夫婦や男女を理解して

る方だ♪ 上達目指して、頑張って頂きたい。こうやって、時々無意味に

女性読者を減らすのだ。

 

話を戻すと、『ホタル2』が結婚直前ラブラブ路線のまま行くのなら、瀬乃

(向井)の存在もかなり弱いものになる。どう見ても高野誠一(藤木)のラ

イバルにはなってないし、そもそも蛍がなぜ今回みたいに瀬乃に好意的

なのか、よく分からない。いや、向井が旬の男だから、プロデューサーと

演出家と脚本家が決めたと言われりゃ、それまでなんだけどさ♪ やっ

ぱ、ひうらさとるの原作マンガの続きも読まなきゃダメなのか。。

 

       ☆          ☆          ☆

一方、今回の公式サブタイトルは「節約したい干物女」。この「節約」って

いうテーマは、「結婚とは」に続いて、蛍の部屋のお習字で書かれてる。

2話終了で2枚だから、ひょっとすると毎週1枚、結婚関連の言葉を増や

して行くのかね。たとえば「忍耐」とか「愛情」とか。で、最終回の1回前あ

たりで、「子作り」か♪ 実際、『ホタル1』でも終盤にその種の話題が出

たはずだ。

 

その種の話題でいうと、この表面的にはプラトニックな、家族向け安心ド

ラマ。その気になれば、それなりの要素は取り出せる。前回の「ベッドシー

ン」もどきや下着、パンストなどはそのまんまだけど、今回ならキッズフェ

アのはしごくぐりのシーンとか、象徴的なものだった。

 

ハチの着ぐるみはそれ自体が「子供」的だし、中に入る大人の蛍の身体

をカバーして、お尻に近づくものは刺されてしまう。ところが、それでは高

野の愛をゲットできない、つまり障害物競走で1位になって、「好きだもん」

のイベリコ豚をプレゼントできないから、下半身は外してお尻を露わにす

る。ゴール後に高野が見せた笑顔は、転んだ女の子を助けた優しさへの

評価のように見せかけてたが、実は蛍の行為=好意の意味が分かった

からなのだ。いいコだねっていう、大人の男の笑顔なのだ♪

 

あるいは、高度な象徴表現だったのは、蛍の口チャック。つまり、女性の

唇を閉じるという動作だ。蛍は、意味不明なまでに優しい態度で、瀬乃に

コーヒーか何かを淹れた後、自分で可愛く、口にチャックをした。これは、

「黙ってて」という言葉への反応でもあるけど、別の意味もあるわけだ。

 

大切なものを守るのだから、これも「節約」と言っていい。実際その後、今

度は眠ってる蛍の口を、高野が手で閉じてた。これは、矛盾する二重の

意味を含んでる。つまり接触も示してるし、禁止の宣言でもあるのだ。きっ

ちりしたセコイ性格だから、結婚式の後まで取っておくつもりなのかも知

れないし、ひょっとすると、小夏&千夏がいるから余裕があるのかも知れ

ない・・・って、コラコラ! 千夏はダメでしょ♪

 

ところで、この節約というテーマ。私には、ダイエットと似たテーマに感じら

れる。どちらも女性ウケのいい話で、努力して欲望をガマンする(or抑圧

する)のだけど、無理があるからすぐにリバウンドしてしまう。つまり、欲望

は回帰する。

 

飲みたいだけ、食べたいだけ買ってしまうアホ宮には、節約美女もダイエッ

トも無理だろう。要するに、節約美男のぶちょおがそのまま受け入れてく

れれば、何の問題もない。醤油を買い忘れて、代わりに9998円も無駄

遣いしても、デパートで数万円の洋服を買ってもらっても、僅か47円ずつ

の超長期分割返済で許されるわけだ♪ 一ヶ月47円だと1年で564円、

20年で11280円。やっとシャツかブラウスの値段だね・・・って細かいわ!

 

こう考えると、この物語が女性にウケるのがよく分かるし、テレビドラマの

基本を押さえてることも分かる。私はちょっと、1年前の山P=山下智久

『ブザー・ビート』を思い出してた。あの時も、菜月(相武紗季)に共感する

女性が少なくなかった。そして最後は、陰から見守ってくれてた素敵な王

子様が、唐突に目の前に出現、ちゃんと幸せにしてくれる。これぞテレビ

ドラマと言うべきか、あるいは少女マンガと言うべきか。。

 

        ☆          ☆          ☆

最後に、ラブコメ=恋愛コメディとして重要な、笑いについて。あちこち、

クスッと笑えそうな箇所は入ってるんだけど、あとちょっとの所で笑えな

のはどうしてかね。ほっぺたのブタの落書き、彦左衛門、アイロンの焦げ

跡、「予定はあるか」「昼寝をします」、etc。やっぱり、基本的にドラマ全

体に満足してないからなのか。演出がここまで2回とも吉野洋だけど、南

雲聖一なら笑わせてくれるんじゃないかな。ま、これも期待が大き過ぎる

とダメなのかも。

 

そんな中で、唯一ちょっとウケたのが、縁側の蛍&高野のシーン。蛍が、

遠くの小さい星の光に自分を重ねて、「あの星、ちっちゃくても頑張って

る」と言った途端に、高野が「あれはもう無い。とうに爆発して無くなって

」と、ボケツッコミ的な科学的理屈を語った所だ♪ おとめ座銀河団ま

での距離なら、5900万光年だから、星からの光は5900万年も前のも

のということになる。 

 

これは単なるお馴染みのお笑い的会話じゃなくて、「遠くの光」は届かな

い、間に合わないからダメだということも、暗示してるのだ。やはり、小さ

な光は近くになければならない。だからこそ、ホタルの光が発せられる

庭が縁側のすぐ前にあるし、蛍は部長のすぐそばにいる。そして、「生き

もの光」じゃなくて「いきものがかり」のテーマ曲も、ドラマにくっついてる

のだ。そりゃ、ちょっと無理があったか♪

 

とにかく、これで「どきゅんこ」、「イベリコ」と、蛍の代名詞となる妙なもの

が2つ続いたことになる。来週はどんな「○○○こ」が登場するか、ちょっ

とだけ楽しみだ。う~ん、色んな文字が入れられるな。そこのあなた! 

アレはだめよ♪ あと、ストーリーとは関係ないけど、スイカの種を縁側

から「ピュー」と飛ばした後に、ピューと逃げて行くような、言葉遊び的な

流れは、可愛くてユニークだと思う。

 

『ホタルノヒカリ2』第2話視聴率17.4%。初回の高い数字から更に

上げるとは、意外なほどの人気だ。なるほど、そうゆう事ね。。

それでは、この辺で。。☆彡

 

 

 

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.18km走まで回復&『ホタルノヒカリ2』第1話

  猛暑で公園ランナーも減少&『ホタルノヒカリ2』第3話

  寝坊&パズル後の小雨ラン&『ホタルノヒカリ2』第4話

  真夏の朝から熱いバトルラン♪&『ホタルノヒカリ2』第5話

  藤木直人主演・助演ドラマ、視聴率の推移&『ホタルノヒカリ2』第6話

  積極的休養ラン&『ホタルノヒカリ2』第7話

  『ホタルノヒカリ2』第8話、軽~い感想♪

  10年8月の全走行距離&『ホタルノヒカリ2』第9話

  台風と共にようやく秋&『ホタルノヒカリ2』第10話

  謎の左ふくらはぎ痛&『ホタルノヒカリ2』最終回

| | コメント (2) | トラックバック (3)

有理数の切断、無理数&連続性の創造~デデキント『数について』

先日の記事「デデキントの『切断』による実数の構成~対角線論法2」では、

有理数全体を大小2つの組へと「切断」する分割点が実数である、というデ

デキントの議論を援用しながら、カントールの対角線論法を見た。今回は、

デデキントの「切断」自体をメインにして、無理数の定義と存在証明につい

て考えてみよう。前回同様、参照するのはデデキントの論文「連続性と無

理数」(1872)。邦訳論文集『数について 連続性と数の本質』(河野伊三郎

訳,岩波書店)に収められた二篇の内の第一篇だ。

                  

有理数(整数÷整数で表される数)の全体は、任意の1つの有理数を用い

ると、大小2つの組への切断(=組分け)が可能になる。例えば0.5(=

1/2)という有理数なら、「0.5以下の有理数全体と、0.5より大きい有

理数全体」という切断がひき起こされるし、「0.5より小さい有理数全体と

0.5以上の有理数全体」という僅かに異なる切断もひき起こされる。前者

の切断では0.5がいわゆる「上限」、後者の切断では0.5が「下限」だ。

     

以下では、小さい有理数の組を「小組」、大きい有理数の組を「大組」と呼

ぶことにしよう。また、デデキント自身は「切断する」という動詞形の表現

を使ってないけど、簡単のため、切断(=組分け)を引き起こすことを「

断する」などと呼ぶことにしよう。動詞表現も認めるということだ。

     

          

         ☆          ☆          ☆

さて、有理数全体を2組に切断する数は、有理数だけではない。今、正の

整数であって、整数の平方ではない、Dという数を考えてみる。例えば、2,

3,5などだ。このDを使えば、「2乗するとDより大きくなる正の有理数全

体」(大組)と、「それ以外の有理数全体」(小組)とに切断できる。

       

ここでもし、2乗するとDに等しい正の有理数が存在するなら、その数は

小組の上限であって、上のような切断を引き起こすことが出来る。要す

るに、もし√2(ルート2)が正の有理数ならそれで切断できるという話だ。

    

しかし、2乗するとDに等しい有理数は、実際には正負に関わらず存在し

ない。この証明は、高校数学レベルだから省略してもいいのだけど、なぜ

デデキントがやや珍しい証明をしてるから、一応見ておこう。原文はか

なり省略されてるので、ここでは大幅に補足しておく。文字や式の書き方

は変えてないので、訳書のp.22~p.23と照らし合わせることも出来る。

「√D」(ルートD)という書き方は、最初から無理数をイメージさせてしまう

ので、デデキントの論文でもここでも避けてある

    

                      

今、仮に2乗するとDになる有理数が存在するとしよう。その内、正のも

のを t/u (t,uは正の整数,uはできる限り小さい数)と表せば、

   t²/u² = D   ∴ t²-Du² = 0

    

ところで前提より、Dは正の整数であって、整数の平方ではないから、

   λ² < D < (λ+1)²

となる正の整数λが存在する。D=2なら、1²<2<(1+1)²という事だ。

      

この不等式より、λ² < t²/u² < (λ+1)²

文字は全て正だから、λ < t/u < λ+1

           ∴ λu < t < (λ+1)u

           ∴ 0 < t-λu < u

よって、u´= t-λu とおけば、u´はuより小さい正の整数となる。

     

一方、λ < t/u の両辺に t/u をかけて、λt/u < t²/u²

           ∴ λt/u < D

           ∴ Du-λt > 0

ここで、t´=Du-λt とおくと、このt´も正の整数で、

   t´²-Du´² = (Du-λt)²-D(t-λu)²

         = ・・・

         = (λ²-D)(t²-Du²)

         = 0

  ∴ t´²/u´² = D

     

よって、t´/u´ も二乗してDになる有理数であり、t´もu´も正の整数で、

しかもu´はuより小さい。これは、t/uに関する条件、「uはできる限り小

さい数」と矛盾する。

したがって、2乗するとDになる有理数は存在しない

    

        

         ☆          ☆          ☆

という事は、どの有理数の平方も、Dより大きいか小さいか、どちらかとな

る。すると、「小組」には最大数がないし、「大組」には最小数がないことに

なる。例えば、小組の最大数の候補として、正の数 x を選んだとしよう。

       y = x(x²+3D)/(3x²+D) とおくと、

     y-x = 2x(D-x²)/(3x²+D)>0  (∵ x²<D)

  ∴ y > x

さらに、 y²-D = (x²-D)³/ (3x²+D)² < 0  (∵ x²<D)

   ∴ y² < D

よって y は x よりさらに大きい小組の有理数となる。結局、小組の最大

数は存在しない。

     

また、大組の最小数の候補として正の数xを選んだとしても、上と同じy

を用いれば、同様の流れで、yがxより小さい大組の有理数であることが

分かる。結局、大組の最小数も存在しない。

     

したがって、この小組・大組を切断(=組分け)した数は、有理数ではな

から、「無理数」と名付け、この切断によってただ一つ定義する。。

      

       

       ☆          ☆          ☆

残念ながら今現在、上の y の式をどう考えて導いたか、理解できてない

天才的な直感で思い付いたのかも知れないけど、おそらく近似式とか有

理解に関する理論を使えば導けるのだと思う。いずれその辺りも勉強し

て、なるべくロジカル(=論理的)に導出したいものだ。おそらく、符号が

確定してる数 D-x² を用いて、先に y-x の分数式を作り、そこから y

を出すんだろう。

         

ともかくこうして、例えば「2乗すると5より大きい正の有理数全体の集合」

と「それ以外の有理数全体の集合」という切断を引き起こす数として、√5

(ルート5)という無理数が定義される。

     

普通なら、ここは次のような流れで考える所だろう。

        2乗して5になる正の数は「有理数」ではない

         → 「有限小数か循環する無限小数」ではない

         → 「循環しない無限小数」である

         → 「無理数」である

    

そして、有理数と無理数を合わせた「実数」は連続性を持つ、ということに

したりする。実際、有理数(有限小数+循環する無限小数)と無理数(循

環しない無限小数)を合わせると、連続的な図形である「数直線」全体が

埋め尽くされるような気がするから、それ以上はみんな気にとめない。

     

それに対して、デデキントの発想は全然違うのだ。まず、全体を2つに切

断(=組分け)する時の分割点がただ一つ存在する、ということを、数の

連続性の本質として、有理数だけでは連続性が保てないことを示し、そ

の隙間を埋め合わせする数として無理数を定義する。

       

無理数を、循環しない無限小数として考えるのと、デデキント切断で考え

るのと、比べてみると、それぞれ長所・短所はあるだろう。何と言っても、

前者の方が単純明快だ。けれども何らかの事情で、無理数かどうか、あ

るいは実数かどうかが微妙な時(例えば前に対角線論法で作った数 a)、

切断が役立つことはあるだろう。

     

また、私の手元にある厳密な『解析入門Ⅰ』(杉浦光夫,東京大学出版

会)は、明らかにデデキントの発想を最初からとり入れて、実数その他を

体系づけている。そしてその方法だと、対角線論法に関する奇妙な疑問

(前に作った数bが自然数かどうか)が鮮やかに解決したわけなのだ。      

        

デデキント切断については、また触れると思うし、彼の自然数に関する考

察(論文集の第二篇)も扱いたいと思ってる。ただ、マニアックな話が続い

てるので、もう少し普通の話や、誰でも分かる簡単な話を、しばらく優先す

るかも知れない。例えば、小学校の算数や中学校の数学には、以前から

興味を持ってて、教科書も買ってるのだ。

     

とりあえず、今日の所はこの辺で。。☆彡

    

      

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.デデキントの『切断』による実数の構成~対角線論法2

  カントールの対角線論法と集合~無限、濃度、可付番(可算)

| | コメント (7)

走り出そうとした瞬間に大雨・・

RUN 7km,35分55秒,心拍143(推定)

雨! 止んでると思って飛び出しかけたら、突然の大雨が降って来た・・・

とまで書くと、ちょっと大げさかも♪ でも、完全に止んでる状態から、いき

なり普通の雨が降って来ると、音も大きく感じるし、心理的には大雨だ。

    

雨に濡れながら走るのは無理そうだし、傘ランにしようかとも思ったけど、

足元が悪そうだから素早く撤退。そもそも、今夜は大雨の恐れがあるって

ニュースも耳に入ってたのだ。こうゆう時、すごく困るのが、ブログの毎日

更新。今夜はランニング記事に自転車ネタ(ツール・ド・フランス2010)を

プラスしてアップするつもりだったのに、走れないんじゃ、他の記事を書く

必要がある。

    

そこであわてて、数学の本を開いて、難しい計算を始めた。先日書いた数

学記事の続編をアップしようと思ったんだけど、ポイントになる式の解説が

上手く行かない。書かれてる式の意味は一応分かるんだけど、それがど

こから導かれたのかが上手く説明できないのだ。それじゃあ、マニアック・

ブログとして物足りない。。う~ん・・締切の24時が刻々と迫る。。

    

とか、時計を見ながら焦ってたら、急に雨音が静まった。ランニングウェア

に着替えたままだったから、「行け!」って感じで外へダッシュ。心拍計の

トランスミッター(送信機)を胸に装着するのを忘れたけど、そんなの気にし

てる場合じゃない。小雨だからは要らないかとも思ったけど、また土砂

降りになるかも知れないから、閉じたまま手で持って公園へ。これは正解

だった。公園に着く直前に、また強く降って来たのだ。

                

早速、傘を開いて、1周だけお散歩気分で走る。ずっと降ってるわけじゃな

いから、私以外にもランナーが2人。ただ、どちらもビショ濡れだ。体育会

系男子のノリだね♪ ところが、傘無しで平然とウォーキングする女の子

1人いた。とても体育会系女子には見えない、可愛いウェアの女の子だけ

ど、全く雨を気にしてない様子。まあ、気温は23度くらいあるし、近所なら

濡れても平気ってことか。私は公園の近所ではないから、ビショ濡れにな

ると帰りがキツイのだ。

        

時間があれば2周走っても良かったけど、ブログの締切に間に合わなくな

るから、1周であっさり帰宅。ダルイのは最初だけで、後はわりと気持ち良

かったかな♪ 少なくとも、蒸し暑くて汗だくになるよりは、雨の方が涼しく

て気持ちいい。ま、スピードは流石に遅くて、トータル1km5分08秒ペー

ス。水溜りを気にしながらの短い傘ランだから、良しとしとこう。

        

今、この記事を書いてる間も、雨は断続的に強く降ってる状態で、すごく不

安定だ。いよいよ、梅雨も末期。断末魔の叫びって感じかも♪ 週末には

梅雨明けで、一気に夏らしくなるらしい。暑いのもキツイなぁ。ではまた ☆彡

        

  往路(2.45km)   13分03秒  推定心拍131         

  1周(2.14km)   11分01秒        147       

  復路 (2.41km)   11分52秒         149

計 7km   35分55秒  推定心拍143(78%) 最大152(ゴール時)

| | コメント (0)

W杯・スペイン初優勝☆参院選と地デジのせいでTV観戦できず・・

RUN 10km,47分25秒,心拍148

あ~、オランダが負けちゃった。。0-0のままなら、PK戦まで行けよなぁ。

よりによって、延長後半11分になって点取られるとは。。ま、直前にDF

(ディフェンダー)が1人退場になったから、分かりやすいタイミングではあ

るね。後半17分のオランダ・ロッベンのシュートが入ってればなぁ。勝負

にたら・ればは禁物とはいえ、飛び抜けたFW(フォワード)が、キーパーと

の1対1を外すなんてなぁ。。  

    

って感じの感想は、ネットラジオと僅かな「テレビニュース」から書いてる

のだ。何と、決勝戦がウチでは映らなかった (-_-メ 地デジの電波が弱く

て、教育テレビは映らないのだ。ガクッ。。。どうして教育テレビかっていう

と、参院選とぶつかったからって言うか、参院選番組をNHK総合が延々

夜通しやってるから。早朝くらい、W杯決勝戦を総合にしろよな! まあ、

ウチのチューナーにブースターつけて、電波を増幅すればいいだけなんだ

ろうけどさ♪ 勝手に地デジにしたんだから、無料で設置してくれぇ~。

       

最後のスペイン・イニエスタのシュートは、ネットの実況ページだとどこも

「ボレーシュート」って書いてるけど、さっきニュース映像を見たら、むしろ

浮き球シュート」だね。パスにワンタッチして、浮いた球を蹴り込んだキレ

イなシュート。ラストパスしたセスクも上手かった。予選リーグ初戦で負け

たチームの優勝は史上初ってお話。う~ん、公式戦25戦無敗だったオラ

ンダが、肝心の決勝で負けるとは。得点王は結局、スペイン・ビリャ、オラ

ンダ・スナイダー、ドイツ・ミュラー、ウルグアイ・フォルランの4人が獲得。

        

その一方、ドイツの予言タコ「パウル」君(or パオル)は何と、これで8試合

全て的中させてしまった☆ 1試合当てる確率1/2と仮定すると、8乗して

1/256の確率。僅か0.4%しか起きないはずのことが実現してしまった

計算になってしまう。ということはむしろ、1試合当てる確率が1/2よりか

なり高かったと推定するべきだろう。したがって、このタコはある程度の超

能力を持つタコだ。証明終了♪ このカキはよく客食うカキだ・・・意味なし。。

         

ちなみに、私のW杯観戦をジャマしてくれた参院選は、与党・民主党の敗

。ま、自業自得でしょ♪ それにしても、ここ1年の国内政治は混迷

極みだね。もちろん、これは政治家だけの問題じゃなくて、有権者全体の

問題だ。日本は大丈夫なのかね。これでまた財政再建が遠のくのなら、

いよいよギリシャに接近か、あるいは十数年前の韓国か。長期投資で、

金(ゴールド)と米ドルを買っとくべきか。安全保障も怪しいね。核シェル

ターは高いし信頼できないから、田舎に引っ越すべきか。。

        

        ☆          ☆          ☆

一方、昨夜の走り台風接近みたいな荒れ模様の天気で、予報では曇り

だったのに、実際は雨がシトシト。でも、例によって雨雲情報を細かくチェッ

ク。一瞬収まった時間帯に10kmだけ走って来た。気温27度、湿度90%

のわりに涼しかったのは、秒速3mの風が吹いてたから。やっぱ、風の冷

却効果って大きいね。夏はランニングより自転車ってことか♪

    

前日の16kmの疲れで、脚はちょっと重かったけど、両脚のふくらはぎは

痛みなしトータルでは1km4分44秒ペース。ま、5分でもいいやって感じ

だったから、OKでしょ。心拍計の数値はプラス3くらい高めに補正した。な

ぜか全体的に低めに出てたね。さあ、W杯も全英テニスも参院選も終わっ

たし、溜まってる仕事と雑用を片付けて行かなきゃ! ではまた。。☆彡

       

  往路(2.45km)   12分20秒  平均心拍133         

  1周(2.14km)   10分24秒        147        

  2周            10分00秒        152      

  復路            10分48秒         155 

  追加(0.82km)    3分54秒        157

計 10km    47分25秒  心拍148(80%) 最大161(ゴール時)

| | コメント (0)

PCトラブル&W杯・ドイツ3位、タコの神託また的中♪

RUN 16km,1時間14分31秒,心拍155

ビビった~。。突然キーボードもクリックもほとんどダメになって、再起動し

ても直らず。やってもうたかぁ・・・と思いつつ、一度完全に終了させて、再

び起動すると、ようやく回復。助かった♪ これでダメなら、一旦電源コード

とバッテリーを外して、それでもダメなら携帯で、「PC故障中・・」とかお知

らせ記事をアップしようかと思ったほど。

       

正直、マトモな記事を書かなくていいからラクかも・・・とかチョッピリ考えた

のも事実 (^^ゞ 最近ドラマ記事と学問系記事とで、かなり疲れてるもんな。

         

それにしても、原因が全く分からないし、何の予兆も無かったけどね。デス

クトップに散らかったファイルを、エクスプローラー(or マイコンピュータ)で

整理してたら、急にドラッグやクリックがほとんど効かなくなって、キーボー

ド入力も全く出来なくなった。別にPCが過熱してたわけでも、長時間使い

続けたわけでもないし、脇に置いてるコーラもこぼしてない♪ また1ヶ月

ほどバックアップしてないから、早速やっとかなきゃ! まだ買って1年だ

けど、去年HDDがクラッシュして以来、PCはあんまし信用してない。。

       

         ☆          ☆          ☆

一方、W杯・3位決定戦ドイツvsウルグアイ。ずるずると深夜3時過ぎま

で起きちゃったから、ついでに見ようかと思ったら、何とスカパーしかやらな

のか! 私は、何でも面白がって、すぐに凝るタイプだから、スカパーや

ゲームは禁止してるのだ♪ マージャンも父親に禁止された。子供の頃♪

     

でも、ニュース速報くらい見たいから探してみると、Yahoo!で実況もどき

の速報をやってるんだね。これがまた、何とも面白い展開なのだ。前半が

1-1。後半30分過ぎまで2-2。ドイツ先制、ウルグアイ逆転、ドイツ同点

こりゃ、ベストの展開でしょ。ページ右側のコメント欄にも、面白いとかいう

感想がズラッと並んでる。しかし、両チームとも、準決勝で負けたのに、

ジメに頑張ってる所がエライね。ま、当たり前だけどさ。

       

ドイツはやっぱ、W杯男のクローゼが出場してないのが大きかったかな。

とはいえ、話題のタコ、「パウル君」の神託では地元ドイツ3位だから、ビ

ミョーな所♪ ちなみにシンガポールでは、インコのマニ君の予言なんても

のまで出現してるそうで、余りのバカバカしさに笑ってしまう♪ あっ、マジ

メに受け取ってる人も一応いるのかね。。

    

おっと、書いてる間に試合終了。何とタコの神託通り、ドイツが3-2で再

逆転勝利。おめでとう☆ 面白い展開だったね。シーソーゲームって言葉

は死語か♪ 決勝戦のオランダvsスペインにも期待しよう。ま、月曜の未

明だから、見るのはキツイかも。ちなみにタコ、スペインの専門家によると、

目立つ色の国旗を選んでるんだろうとかいうお話だ。ドイツ国旗は目立つ

し、それ以上なのがスペインってことで、優勝もスペインとのこと。

       

得点王争いは、ドイツのミュラーとウルグアイのフォルランが1点ずつ加え

て、トップに並ぶ5得点。さあ、決勝戦で、現在同じく5得点のオランダ・スナ

イダー、スペイン・ビリャがどうなるか。個人的にはオランダを応援してるの

で、スナイダーに期待したい。日本戦でキーパー・川島の手をはじいたミド

ルシュートも強烈だったもんなぁ。。

             

         ☆          ☆          ☆

一方、今夜の走りについて。金曜の昼間に、左脚ふくらはぎの後ろ側が

ピリッと痛み出したこともあって、その日は休養、今夜も恐る恐るスター

。右脚ふくらはぎの肉離れがようやく治った所だから、細心の注意が必

要だ。なるべくふくらはぎを使わず、代わりに太腿を使うようにする。要す

るに、後ろへはあまり蹴らずに、前へ振り出す感じ。自転車のトレーニン

グとしても、ちょうどいい♪

     

相変わらず、心肺的にキツめだったけど、脚は意外に何ともなくて助かっ

た。トータルでは1km4分39秒ペース。うん、キックせずにこれなら、キッ

クすれば4分切れるね・・・って、そりゃ甘いわ♪ ま、気温25度、湿度78

%でこれなら、今の体調だとまずまずでしょ。心拍計の数値は少し高めに

補正。今日はちゃんと参院選の投票に出かけなきゃね。当然、「入れるの

はあそこ」でしょ・・・とか書くと、ちょっと意味深かも♪ ではまた。。☆彡    

                 

  往路(2.45km)   12分26秒  平均心拍134         

  1周(2.14km)    10分23秒        148       

  2周            10分04秒        154  

  3周            9分55秒        158

  4周             9分45秒        160

  5周            9分39秒        161

  6周(0.4km)       1分53秒         162

  復路             10分26秒        161 

計 16km  1時間14分31秒  心拍155(84%) 最大169(ゴール時)

| | コメント (0)

デデキントの「切断」による実数の構成~対角線論法2

この春、カントールの対角線論法に関する短い記事をアップ。地味ながら、

予想以上のアクセスを頂いてる。私はその記事で、ある奇妙な疑問を提

示して、それ以降もずっと考え続けて来た。未だにほとんど解決はしてな

いけれど、ほんの少し前進した気もするので、今日はそれを形にしとこう。

                 

以下の話では、対角線論法に関する基礎知識と、前の記事に書いたこと

は、すべて前提にする。・・・とだけ書くと不親切かも知れないから、最低

限の復習だけしとこう。

     

100427b まず、0~1の実

 数全体(0~1と

 簡単に表す)が可

 付番(or 可算)集

 合ではないことの

 証明。

 仮に可付番とする

 と、左図の右側の

                                 ように、上から順

にすべてを並べられる。ところがここで、左上から右下にかけて対角線上

に並ぶ数字を別の数字に変えて作ったa(0~1の数)を考えると、これは

番号付けできない。これは矛盾だから、0~1は可付番ではない。。

      

対角線論法を使った、この有名な証明に続いて、私は次のように書いて

おいた。これはどこにも見当たらない議論なので、そのまま引用しておく。

    

(引用開始)

・・・対角線論法というのは、騙されたような気がするから、その違和感を

具体的な形にする、奇妙な証明を考えたのだ。そこで対角線論法を用い

て示されるのは、「自然数全体の集合N自体は、可付番ではない」という、

明らかにおかしい命題だ♪

                   

100427c

 今、Nが可付番だと

 仮定して、上から1

 番、2番、・・・と並べ

 てみる。ただし、

 自然数の左には無

 限に0を並べておく。

 そして、n 番目の自

 然数とは n ケタ目

                                 が異なってる自然

数 b を考えてみるのだ。すると、0~1の実数全体の時と同様に、bを

自然数と対応づけること(=何番目と言うこと)はできない。これは矛盾

である。したがって、自然数全体は可付番ではない。。

                                   (引用終了)

     

改めて、何が「矛盾」なのかハッキリさせておこう。「この証明では」、bは

自然数だから、bは右側に並べられた自然数全体の集合に含まれる。と

ころが、bの作り方から、bはその集合のどの要素とも異なっている。要素

が無限にある(=無限集合である)こと、bが無限に大きくなることなどは

関係ない。したがって、bはその集合に含まれない。これは明白な矛盾だ。

                

全く同じ論法で、本来は可付番であるはずの0以上の偶数全体も、可付

番でない(=非可算である)ことになってしまうが、以下では簡単のため、

もっとも単純で奇妙な場合である、自然数全体に絞って考えよう。

       

もちろん、自然数全体が可付番でない(=非可算である)などと本気で信

じてるわけではないし、少なくとも差し当たり、対角線論法に問題があるな

どと言いたいわけでもない。ただ、どこかに本質的な問題点があるのに、

正確な論証がどこにも見当たらないし、ほとんど問題に気付かれてもいな

い、ということが気になるのだ。

                    

最初から書いてたように、左側に無限に数字が並ぶ不確定な「b」が本当

に自然数なのかどうかが、まず怪しい。ただ、自然数論で決まり文句のよ

うに引用される数学者ペアノの議論を、原論文『数の概念について』まで

遡って調べた時、自然数でないと論証するのも難しい。ペアノでなくても、

今現在このbが自然数ではないことを論証する文章を発見できてない。

    

  (☆注: 翌日追記。ペアノ以外で、bが自然数ではない根拠を発見

       した! 末尾のP.S.2参照)

              

簡単に言うと、0に1を順次加えて行って作れるのが自然数だが、その方

法でbが作れないことの証明がなかなか出来ないのだ。無限回加えては

ならないという話は、原論文にも、手元の杉浦光夫『解析入門Ⅰ』(東京大

学出版会)や『現代数学小事典』(講談社)などを見ても、書いてない

        

そこで逆に、なぜ0~1から作ったaは実数と言えるのかを考えてみよう。

お馴染みのこのaも、私が考案したbと同じく、無限に数字を並べて構成

される奇妙な数だけど、左側に続くbとは違って、右側に続いてる無限小

の1つである。もちろん、無限小数というものは通常、実数の表現とし

て広く認められてるが、このaのように作り上げた無限小数が本当に実数

かどうかは別問題だ。順番に並べられた無限個の無限小数から作られ

た、「新たな」無限小数なのだから。。

    

               

         ☆          ☆          ☆

という訳で、aが実数かどうかを考えるのなら、以前から名前を出しておい

た、デデキント『数について』(副題:連続性と数の本質; 岩波書店)が有

力な参考文献になる。デデキント(デーデキント:Richard Dedekind)はカン

トールと親しかった大物で、特に2つの収録論文の前者、『連続性と無理

数』(Stetigkeit und irrationale Zahlen,1872)がポイントだ。

                               

この中で、有名な「切断」(ドイツ語 Schnitt;英語 cut)という概念が提示

される。流れを簡単にまとめると、こうゆう話だ。有理数(整数÷整数)

全体の集合と、直線(左右に無限に並んだ点の列)を比べた時、有理数

は不連続で隙間があるが、直線(実数のイメージ)は連続で隙間がない

ところで、連続性とはどうゆうことか。デデキントは言う。

          

   「直線のあらゆる点を二た組に分けて、第一の組の一つ一つ

    の点は第二の組の一つ一つの点の左にあるようにするとき、

    このあらゆる点の二つの組への組分け、直線の二つの半直

    線への分割を引き起こすような点は一つそうしてただ一つだ

    け存在する」 (p.20)

      

大雑把にイメージだけまとめれば、直線を適当に右側と左側に分ける時、

切れ目は1ヶ所だけだという話だ(切れ目自体は、左右いずれかに適当に

入れる)。当たり前過ぎて、実数の連続性とのつながりが分かりにくいかも

知れないが、整数や有理数では話が違って来る。

        

例えば数直線上に並ぶ「整数」を右側と左側に分ける時には、切れ目は

無数に存在するし、それらのほとんどは整数ではない。。例えば{・・・-2,

-1,0}と{1,2,3・・・}に分ける時の切れ目は、0や1でもいいが、0.1

や0.5でもいい。だから、整数は連続ではない有理数についても、切れ

目が有理数でないこと、したがって連続ではないことが示されるが、ここで

は省略して、肝心の実数に向かうとしよう。

                                 

古典的な数論の大きな流れに立ち戻ると、まず自然数を考え、それに+

-(プラス・マイナス)の符号をつけて整数を作り、整数÷整数で有理数

作る。では有理数から無理数を作って、合わせて実数とするにはどうす

ればいいかという流れだ。

     

有理数全体の集合を、大小2つの組A₁,A₂に分ける。ただし、A₁の

中の数はどれも、A₂の中の数より小さい。こうした組分けを「切断」と呼

び、(A₁,A₂)と表すことにした後、結局デデキントは次のように語る。

     

   「一つの切断(A₁,A₂)が存在して、それが有理数によっ

    て引き起こされたものでないとすると、そのたびごとにわ

    れわれは一つの新たな数、一つの「無理数」αを創造し、

    われわれはこれをこの切断(A₁,A₂)によって余すとこ

    ろなく定義されるとみなすのである。・・・・・・今後は、確定

    した切断の一つ一つには、一つのそうしてただ一つの確

    定した有理数または無理数が対応する・・・」 (p.25)

      

有理数ならともかく、無理数αをただ一つとみなしていいかどうか(公理

or 定義としてよいかどうか)、あるいは以前からある無理数概念と整合

してるのかどうか、気になる部分はある。また、ここでの「確定」という言葉

に定義がないことも指摘しとこう。解釈によっては、対角線論法における

あのaと同様、問題のbでさえ「確定」してることになるだろう。

                  

ただ、今はごく普通にこの「切断」を受け止めて、例の奇妙な数aが実数

であることを簡単に示してみよう。非常に大まかな略証だが、イメージは

つかめるはずだ。

                        

上では仮に、a=0.1723・・・と書いておいた。まず、このaについて、小

数第3位まで(0.172)分かってたとしよう。すると、aによって、有理数全

体は、小さい数の組{・・・0.1,0.17,0.171・・・}と、大きい数の組

{・・・0.173,0.18,0.2,・・・}へと分割されることが、暫定的かつ大

まかに分かる。ここに書き記したのはどれも有限小数だから、当然有理

数だ。例えば 0.171=171/1000。整数÷整数で表すことが出来る。

                 

さらにaについて、小数第4位まで(0.1723)分かったとしよう。すると、

小さい組には0.1722以下の数が加わり、大きい組には0.1724以上

の数が加わる。こうして、aの値を小数第n位まで無限に決めていく(確定

していく)に連れて、有理数全体の切断が決まっていく。したがってaは、

実数である。。 

                                   (略証終了

      

         ☆          ☆          ☆

正確に示すには、まずaの決め方を確定する必要がある。例えば、元の

数字が0なら1へと変更、元の数字が0以外なら0へと変更し、0と1だけ

並んだ数(形式的には2進数)にするとか。ただ、上で示したかったのは、

aが有理数全体を切り分けていくこと、それゆえ実数と呼べることなのだ。

      

とはいえ、新たな問題も生じる。前に書いたことに加えて、デデキントの

切断を用いた実数論と、ペアノの自然数論との整合性。非常に大まかな

印象を語るなら、デデキントは1887年の論文『数とは何か、何であるべ

きか?』(前掲訳書の第二論文)において、ペアノの論文(1891)を先取

りするような自然数論を語ってるから、問題は無さそうに思われる。ただ、

もちろんそれは漠然とした印象に過ぎない。

       

ペアノだけでも、正確に論じた文章はネット上にごく僅かしか見当たらな

いので、ましてやデデキントとの正確な比較分析は非常に厄介な問題だ。

もちろん、この2人以外の議論も見る必要があるし、英語版ウィキペディ

アに短く載っていた、実数を「準可算」(subcountable)として扱う構成主義

(constructivism)の理論も興味をそそられる。とはいえ、一番先に片付け

たい作業は、例のbが自然数でないことの明確かつ妥当な根拠を見つけ

て、厳密な証明を作ることだ。

      

特に急ぐ理由もないので、回り道しながらじっくり考えて行こうと思ってる。

小数や集合に関する話も含めて、やはり「無限」という概念がポイントだ

ろう。この辺りを考え過ぎると、天才カントールの哀しい運命をたどるこ

とになりかねないので、あくまで気楽にお遊び気分で進みたい♪

とりあえず、今日はこの辺で。。☆彡

     

     

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.前掲『解析入門Ⅰ』冒頭においては、デデキント切断に対応する議

    論は、実数に関する「連続の公理実数列の極限を中心に再構

    成されている。

       「連続の公理 

        (R17) 実数体Rの、上に有界な任意の部分集合A≠∅

        に対して、Aの上限(最小上界)s=supAがRの中に存在

        する」 (p.7)

          

    ここではデデキントと違い、切断される対象は有理数に限らず、実

    数全体へと拡大されている。

    なお、「切断」そのものは、p.31の問題6で扱われている。

             

P.S.2 『解析入門Ⅰ』をよく読むと、例のbが自然数でないことが簡単

      に示せることが分かった。

      

      この書ではまず、加法、乗法、不等式の諸性質と、上の「連続の

      公理」、合わせて17個を満たすという条件で、「実数」を定める

      (定義という言葉は微妙に避けてるが、実質的には定義)。

      

      続いて、実数全体の集合Rの部分集合に対し、「継承的」と呼べ

      るものを、次の2点で定義する。

       (1) 0が含まれる

       (2) ある数nが含まれるなら、n+1も含まれる。

    

      そして、すべての継承的集合に含まれる実数を、「自然数」と定

      義する。自然数全体の集合Nは、最小の継承的集合である(証

      明は簡単だが省略)。   (cf. 同書 p.10)

             

      この時、例のbは「自然数」ではないことになる。というのも、

      側に並んだ「自然数全体の集合」は当然「継承的」だが、そこに

      bは含まれてないのだから。見た目が自然数に似てるものの、

      「すべての継承的集合に含まれる」という条件を満たしてないか

      ら、bは自然数ではないのだ。

      

      これで、少なくとも現代数学の1つの数論体系(集合論的)にお

      いては、対角線論法をめぐる違和感も差し当たり消えることに

      なる。ただし、この体系と、ペアノその他の関係、あるいはこの

      体系自体の妥当性などは別問題として残るわけだ。。

         

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.カントールの対角線論法と集合~無限、濃度、可付番(可算)

  有理数の切断、無理数&連続性の創造~デデキント『数について』

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  自然数に関するペアノの公理~論文『数の概念について』に即して

  「1+1=2」はなぜか?~ペアノの自然数論(足し算)

  「1×1=1」はなぜか?~ペアノの自然数論2(掛け算)

  集合論における自然数の表記と計算

  0、1、「次の数」に関する哲学的考察~フレーゲ『算術の基礎』

| | コメント (2)

今度は左ふくらはぎを痛めたか・・&『週刊文春』今井舞の『月恋』キムタク批評

(8日) RUN 12km,55分32秒,心拍153

かゆ~い! やぶ蚊に2ヶ所刺されてしまった。人3倍刺されやすいから、

部屋に侵入させないように十分気を付けてるんだけど、小型で動きの速

いやぶ蚊に突破されたようだ。2ヶ所目で見事に撃沈したとはいえ、勝っ

た気がしないね。この痒みを一瞬で止める薬が欲しいよなぁ。簡単に出来

そうな気がするけど。ムヒもウナも、いまいち効かないよなぁ。超久々に、

キンカンでも買ってみようか。古っ!♪

    

ってことで、土砂降りの雨の中を帰宅寝不足なのにブログの毎日更新

があるから、手抜きつぶやきモード満開なのだ♪ それにしても、ホント

に今年は梅雨っぽい梅雨だよなぁ。かなり細かくお天気情報を見てない

と、走るタイミングもつかめない。昨夜は、普通のピンポイント予報だと大

雨になってたのに、1時間おきくらいに更新する雨雲情報だと大丈夫そう。

チャンスだと思って、パッと走りに行った。

      

気温24度、湿度98%。最近こんなのばっかなのに、蒸し暑さに慣れるこ

とはない。前日の18km走の疲れがあったけど、変な痛みはなくて、ハー

ハー言いつつ徐々にペースアップ。肉離れ事件で縮んでたストライド(歩幅)

が少しずつ伸びてるようだ♪ 3周目は1km4分26秒まで到達。やっぱ、

4分半を切るとスピード感があるね。

             

復路はイマイチながらも、トータルでは1km4分38秒ペース。フーッ、やっ

と4分30秒台まで来たか。ただ、2日続けてちょっと頑張ったせいで、今日

左脚ふくらはぎに変な痛みがピリピリ。肉離れは右脚ふくらはぎだったの

に、変な話だな。故障の連鎖か。心拍の数値は少し高めに補正しただけ。

実際の心拍はまだまだ高過ぎる状態だ。全面復活はいつの日か。。

      

ちなみに今、ツール・ド・フランス2010は、第6ステージ中盤。逃げる3人

をプロトン(=大集団)が5分差で追ってる所だ。ひとまず、この辺で。。

             

 往路(2.45km)   12分29秒  平均心拍132        

 1周(2.14km)   10分10秒        149 

 2周             9分49秒        156    

 3周            9分29秒        161

 4周(0.68km)     3分10秒        162                

 復路           10分25秒        161  

計 12km  55分32秒 心拍153(83%) 最大169(ゴール時)

     

     

        ☆          ☆          ☆

話変わって、昨日7月8日発売の『週刊文春 7月15日号』。毎度お馴

染み、TVドラマ・ウォッチャーの今井舞が、木村拓哉を手短に「批判」し

ている。題して、「『月の恋人』に脱力 キムタク神話は月より早く欠けた」。

     

まず、全体を要約してみよう。ジャニーズ事務所との付き合いや、嵐の出

演欲しさで、フジはいまだにキムタクを使うんだけど、職業ものはやり尽く

してしまったから、恋愛物語に回帰。今更フツーの恋愛ものは無理だから、

台湾の大物タレント、リン・チーリンを使ったのはいいんだけど、脚本が彼

女を活かせてない。誰がヒロインかも不安定、全く感情移入できない作品。

    

ところがキムタクだけは、主人公・蓮介のカッコ良さに感情移入しまくって

る。その一方、スタッフが本人の嫌がる演技をさせて、遠回しにそろそろ

終わりだと伝えてるのに、全く気付いてない。こうして、今後も延々と、キム

タクの世界は続くのだ。。(要約終わり)

         

さて、この1ページ弱程度の「批判」。色々と気になる部分はある。まず、

今井舞は当初、別の雑誌で『月の恋人』をわりと評価してたはずなのに、

いつの間に、あるいはなぜ、態度が変わったのか。

     

まあ、考えが変わるのは別に構わないし、私の記憶違いの可能性もある

から、別の疑問を書くと、あの文章、一体いつ書いたのか? と言うのも、

最終回の3日後の雑誌なのに、最終回の内容にも視聴率にも触れてない

からだ。7話終了時点で書いたとすると、最終回は2回分以上の内容が

あったから、4分の3程度しか見ずに書いてることになる。

    

一番気になるのは、本人も気付いてなさそうだけど、ホントは結構キムタ

クが好きなんじゃないかっていうことだ♪ というのも、後半は「カッチョい

い~」って感じの妙な褒め言葉の連発で、にも関わらず「褒め殺し」の形に

も見えない。って言うか、そもそも褒め殺しなんてものは、相当古臭いけな

し方だ。文末も、結局キムタクはこのままだと言ってるんだから、まだまだ

あのカッコ良さは何とか通じると言ってることになる。

      

今井舞は、確か紅白歌合戦の批評でも、キムタクのルックスとかを具体

的に叩いてたはずだけど、一体あの大晦日の定番まったり番組で、大物

男性タレントの外見を細かくチェックする人間がどの程度いるだろう。こう

してみると、今井舞は昔のキムタクファンで、今はかなり心離れしてるけ

ど、なかなか忘れられないのだ・・・と見る方が自然だろう♪

     

ちなみに私は、今井舞が時々面白いことを書いてるのはちゃんと知って

る。だから逆に、今回の月恋評の平凡さと偏りを見ると、特別なものを感

じざるを得ないのだ。まあでも、親会社が原作本を出版した関係で何も語

れなくなってる(ように見える)週刊新潮よりは、多少マシなのかも知れない。

ではまた。。☆彡

| | コメント (0)

18km走まで回復&『ホタルノヒカリ2』第1話

RUN 18km,1時間24分54秒,心拍153

あ~昨日はちょっと涼しかったのに、また蒸し暑い一日か。早く秋になん

ないかなぁ。。♪ 夏って、海や山やプールで遊ぶのにはいいけど、仕事

やスポーツや勉強には全く向かないな。冬の方が全然イイね。     

    

って感じの緩~い出だしも、暑いからなのだ♪ 朝から強烈な日差しで、

お肌の弱い私は日焼け止めが欲しくなったほど。そりゃ、大げさか。ま、

こうゆう所はスクロールで飛ばす人が多そうだし、サラッと書いておしまい

にしよう。私としては、スポーツがメインで、ドラマはオマケなんだけどね。

       

昨夜はそのドラマを見た後、手抜きのつぶやき系記事を1本書いて、ダ

ルイなぁと思いつつ公園へスタート。ちょっとでも涼しい時に距離を稼ぎた

かったし、最近にしては珍しく眠気が無かったので、16kmくらい走るつ

もりだった。走り出してすぐ、これは18kmでも大丈夫だなと上方修正。

気温は前日までより1度か2度低いだけの23度だし、雨上がりで湿度も

95%なんだけど、明らかに涼しいのだ。私が走る時に暑いと感じる気温

は、24度以上ってことかね。

      

たかが18kmでも、6月2日以来の長さだし、肉離れ以降では最長の距

離。前半はかなり余裕を持って走って、後半は大きめのストライド(歩幅)

でやや飛ばし気味に。結局、ビルドアップ(加速走)気味に1km4分半ま

上げて、復路もそれなりに頑張ってみた。トータルでは1km4分43秒

ペース。遅っ! 回復が遅いなぁ~。ま、一応上向きではあるから、良し

としとこう。

     

真夏になる前に、ハーフ21.1km走れるまで回復させときたい。毎年、

夏に数本ハーフを走ってるし、自転車ヒルクライム用の練習にもちょうど

いいのだ。自転車と言えば、ツール・ド・フランス2010は、第4ステージ

を終わって早くもかなりバラけてる状況。1位はカンチェラーラのままで、

ランスは2分30秒差の18位と苦戦。日本の新城幸也は3分47秒差の

72位と健闘。

    

一方、サッカーW杯は、オランダに続いてスペインが決勝戦へ。好調の

ドイツが0点に終わるとは意外だね。私はアルゼンチン敗退以降、オラン

ダを応援中♪ 心拍は少し高めに補正。では、ひとまずこの辺で。。☆彡

                     

  往路(2.45km)   12分30秒  平均心拍134         

  1周(2.14km)   10分42秒        144        

  2周            10分28秒        149        

  3周           10分11秒        153

  4周             9分55秒        156 

  5周             9分51秒        158

  6周            9分36秒        162

  7周(0.26km)     1分18秒         163

  復路             10分24秒         162

計 18km  1時間24分54秒  心拍153(83%) 最大170(ゴール時)

    

      

         ☆          ☆          ☆

はい、スクロールお疲れ様♪ 久々にいらっしゃった藤木ファンの方々に

一応伝えとくと、ウチは去年の3月以降、ドラマは基本的にオマケ扱い

してる。目指すは、スポーツ&学問系の硬派マニアック・ブログ。去年の春

とか秋は、記事はもちろん、ドラマを見ることさえ少なかったくらいだから、

悪しからずご了承を。。

      

って感じのことは、ここ1年以上何度も書いて来たんだけど、なかなかドラ

マから足を洗えないのだ♪ ま、正直言って、検索サイトでのランク付けを

維持するためっていうセコイ目的もあるんだけど、昔レビューしたドラマの

続編とかスペシャルの類があると、以前の読者も帰ってくるし、なかなか

無視はしにくい。

            

この冬の、山P=山下智久『コード・ブルー2』なんてのもそうだし、年末の

福山雅治『ガリレオ 容疑者Xの献身』も、慌ただしい中で無理してレビュー

するハメになった。5月下旬の『シバトラSP』は、記事を書いてないけど、

流し見して面白かった♪ 奇妙なほど視聴率が低かったのが不思議なほ

ど、良質の「娯楽」作品だと思う。先日の『絶対泣かないと決めた日』は見

てない。時間の余裕が無かったし、初回の印象がイマイチだったから。

          

         ☆          ☆          ☆

で、昨夜は『ホタルノヒカリ 2』第一夜。これは、3年前にきっちりレビュー

した作品だし、内容も面白かったから、当然見たわけだ。既に先月辺りか

ら、『ホタル』や『ギャルサー』にブックマーク(お気に入り)で直接入って来

る、藤木ファンらしきアクセスが地味に増えてる。ま、あくまで地味な増え

方なのは、『アラフォー』以降2年もの間、あんまし藤木のドラマを扱って来

なかったから、自業自得なのだ♪ 

              

という訳で、ようやくドラマの感想を書くことにしよう。私が一番注目してた

のは、冒頭のぶちょお=高野部長(藤木直人)の台詞。何しろ『ホタルノ

ヒカリ 1』の初回は、いきなり難解なフランス現代思想家・ジャック・ラカン

の有名な台詞「女というものは存在しない」が引用されたのだ。当然、今

回もその辺りで来ると思ってたから、狙いを定めてた。『ガリレオ』の数式

解読が典型だけど、ウチにとってはネタが難しいほど、マニアックなほど、

検索アクセスを稼げるのだ。セコイわ♪

      

では、実際の冒頭はどうだったか。まず、干物女のレンタル延滞料金の

話(上地雄輔&矢沢心)からスタートして、二ツ木(安田顕)と山田姐さん

(板谷由夏)のナレーション的会話。続いて、高野も普通のナレーション。

で、雨宮蛍(綾瀬はるか)がお馴染みの「ずっと昔 遠い夏の記憶 おば

あちゃんの家の縁側で見つけた小さな蛍・・・」っていう台詞を語って、懐

かしの絵本みたいなタイトルバック(junaida)。あれ、難しいネタが無い!

どうしたんだ、脚本家の水橋文美江。。

   

この時点で既にアレッて感じなのに、「第一夜 帰って来た干物女」という

タイトルの後も、「どきゅんこ どきゅんこ にゃんにゃん」って感じ。嵐山

水族館のアザラシを調べても何も出ないし、あれを繰り返されてもなぁ。。

高野の日本家屋ならまだ分かるんだけど、オフィスビルのエレベーターか。

ま、やってるのが天然ボケの綾瀬で、藤木が冷たく応じてるから、一応の

救いはあるけどね。

         

ともかく、私の期待は冒頭から思いっきし外れてしまったんだけど、女の

子達が可愛いのは嬉しい誤算♪ 桜木美香(臼田あさ美)、杉下真菜

(中別府葵)もいいけど、イチオシは椿春乃(佐藤千亜妃)。ショートヘア

はともかく、お嬢様系の清楚な雰囲気が萌えるのだ。これぞ、ステキ女子

単なる脇役とはいえ、そうゆうコが1人いるだけでも気分的なノリが違って

来る。木村拓哉『月の恋人』のレビューを完走したのも、美人社員・中村

ゆりの存在が大きかった・・・っていうのは大げさかも♪

         

その後、チャラくてウザイ感じの瀬乃(向井理)が結構マトモなことはすぐ

分かって、一安心。やる気のないOL・桜木(臼田あさ美)も早めにアッサ

リ反省して、ホッと一息。まったりした縁側みたいな緩さが売りのこのドラ

に、イヤな奴は要らないのだ。イヤな奴なら『泣かない』に、悪い奴なら

『夜光の階段』に任せとけばよろしい。トボけてるけどちょっとマトモなの

が『ギャルサー』の藤木シンノスケ、逆に、マトモだけどちょっとトボけてる

のが『ホタル』の高野ぶちょおだろう。

           

全体的に見ると、『ホタル 1』との話やキャラのつなぎ方(連続性)は問

題ないし、日本家屋&縁側&庭&ホタルの光も相変わらずでいい味出し

てる。蛍のゴロゴロとかは可愛いし、ぶちょおのノリツッコミやボケ(リオの

カーニバル)もいいんだけど、どうもかなり甘口で単純になってる気がした。

   

平日の就寝前、誰もが気楽に見れる内容と考えれば、テレビドラマの王

道とも言えるだろう。ただ、『ホタル 1』はもうちょっと大人向けの味付け

なってたし、私自身も辛口で複雑なドラマを好む傾向がわりと強い。そもそ

解釈の余地がないと、レビューする意味を感じないのだ。その点、『月恋』

のコインや月は、ウチにとって好都合な要素だった。まあ、本気で考えれ

ば、何だって解釈の余地はあるんだけど、少なくとも解釈する気になる作品

でないと困ってしまう。

                     

もちろん、私にとっての解釈とか分析は、蛍と部長がどうなるかとか、どう

思ってるかなんていうことではないのだ。以前からの読者なら、『ホタル1』

最終回レビューを思い出すだけで分かるはず。ウチではあの時、蛍が結

ばれたのは高野じゃなくて縁側だと論じた。「縁側と結ばれた少女」。これ

こそ斬新なレビューってもんだろう。。♪

                    

          ☆          ☆          ☆

とか言いつつも、フツーに見るなら、やっぱり最大の注目は、ダブル主役と

言ってもいい蛍&高野の関係。『ホタル1』の時と違って、既にひうらさとる

原作マンガが『Kiss』での連載を終えてるので、そちらでの展開がちょっ

と気にはなる。ウチへの検索アクセスを見ても、既に放送前から、『ホタル

ノヒカリ 原作 ネタバレ』といったフレーズが目立ち始めてる。

         

要するに、高野と結婚するかどうか、ハッピーエンドなのかって話だろう。

『ホタル1』の時は、手嶋マコト(加藤和樹)が強力なライバルだったし、神

宮寺要(武田真治)っていう穴馬的存在もいた。今回も一応、瀬乃ってい

う候補はいるけど、あのキャラで、『1』にも出てなかったとなると、今さら

瀬乃と結ばれることはあり得ない。似たような理由で、高野に寄り添う謎

の女・浅田小夏(木村多江)もあり得ない(娘の千夏=石井萌々果がパパ

とか言ってたから、元・妻かな)。

      

となると、周りの人間は結局無関係で、蛍&高野が結婚というゴールまで

辿り着くどうかという話になる。放映前から「結婚」という言葉が強調されて

たし、早くも初回から、高野は「結婚しよう。これからの2人は夫婦だ。キミ

は一生オレの女だ」なんて言ってた。これが『ホタル1』なら、すぐに蛍がの

けぞるようなオチがあったんだけど、今回は特に無かったし、最初からラ

ブラブ・モード&夫婦ゲンカモード

      

正直、今回これが一番不満だったのだ。最終回のラストならともかく、少な

くともそこに至るまでは、冒頭の会社帰りのシーンみたいに、ビミョーな距

をおいたまま、付かず離れずでいて欲しいもの。単なる結婚式までの苦

労話なんてものに興味はない・・・とまで言うつもりもないけど、このドラマ

でやって欲しくはない。

         

だから、第二話で早めに、「結婚しよう」という言葉が文字通りの意味じゃ

ないって流れにして欲しいのだ。何か特別な事情でそう言っただけってい

うオチ。ありがちなものだけど、このドラマに一番ふさわしいし、そうしてく

れないとこれから毎週見続けるのはキツイ。録画して、早回しで可愛い女

のコだけ見れば十分だろう♪

      

        ☆          ☆          ☆          

『ホタル1』の時は、その時点での原作を全て買って、ドラマと別扱いの記

事も4本書いたんだけど、今回そこまでする気はない。って言うか、来週

以降どうするかも決めてない。今週は吉野洋の演出だから、来週はお気

に入りの南雲聖一・演出の番だ。結婚話のオチも含めて、とにかくトボけ

た笑いを散りばめて欲しいと思う。ホモキャラの井崎(高橋努)は、使い方

次第で面白くなるだろう。ま、同じランナーとしてはビミョーなんだけど♪

       

通俗的な男性視聴者としては、萌えシーンももっと頑張って欲しいね。折

角の綾瀬のパンストかぶりシーンも、脚本・演出・演技、どれが問題なの

かはともかく、あんまし萌えないし、笑いも弱かった。ストッキングの脚の

部分を話題にしたんだから、足先の臭いをどちらかが嗅いで顔をしかめる

くらいの事はあっても良かったね。そこまでやると女性視聴者が引くのか♪

             

屋形船のバドガールもどきのウエスタン・ガールも、折角ブーツに時間を

かけたのに、美脚の映像を強調することさえ無かったし、ウォーキングも

光ってない。ま、高野がモデルのバストを測るシーンは斬新で良かったね。

ホントにやったらセクハラで懲戒免職だけど。ファンの方なら、あそこを繰

り返し再生して、妖しい世界にマインド・トリップして欲しい。帰って来れなく

なったら、「それも人生」だろう。フランス語なら、セ・ラ・ヴィだ♪

         

という訳で、今週は要するに「保留」って感じだ。期待が大き過ぎた側面

はあるかも知れないな。来週は、控え目に期待しとこう。エンディングの

『キミがいる』って、いきものがかりだったのか。聞き流しちゃったから、

次回はマジメに聴いてみよう。『ホタル1』のaiko『横顔』は、どことなくド

ラマにしっくり来る、いい曲だった。

       

なお、第1話の視聴率16.2%。『ホタル1』の17.3%には負けたけ

ど、なかなかの好発進だろう。それでは。。☆彡 

  

         

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.サッカーのみが「運動する知性」(蓮實重彦)&『ホタルノヒカリ2』第2話

  猛暑で公園ランナーも減少&『ホタルノヒカリ2』第3話

  寝坊&パズル後の小雨ラン&『ホタルノヒカリ2』第4話

  真夏の朝から熱いバトルラン♪&『ホタルノヒカリ2』第5話

  藤木直人主演・助演ドラマ、視聴率の推移&『ホタルノヒカリ2』第6話

  積極的休養ラン&『ホタルノヒカリ2』第7話

  『ホタルノヒカリ2』第8話、軽~い感想♪

  10年8月の全走行距離&『ホタルノヒカリ2』第9話

  台風と共にようやく秋&『ホタルノヒカリ2』第10話

  謎の左ふくらはぎ痛&『ホタルノヒカリ2』最終回

          

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  女というものは存在しない~『ホタルノヒカリ』第1話

  縁側と結ばれた少女~『ホタルノヒカリ』最終回

  『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較1

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  感謝すべき遭遇、時空を超えた銀河~『ギャルサー』最終回

  ブカブカの大きな愛に包まれて~『プロポーズ大作戦SP』

  再び駆け出したアリスたち~『Around40』最終回

  『シバトラ』第1話、軽~い感想♪

  『イケ麺そば屋探偵』第1話、軽~い感想♪

  『夜光の階段』第1話で寝不足の中、早朝ラン

  鼻呼吸ジョグ&『泣かないと決めた日』第1話

| | コメント (5) | トラックバック (5)

昨日は1年半ぶりの大量アクセスだったけど・・・

(6日) RUN 12km,56分53秒,心拍152?

フーッ・・今日は気温がちょっと下がってくれたおかげで、一息つけたね♪

天気は悪いけど、最高気温は28度止まり。最低気温は、ここ最近ずっと

24度か25度だったけど、今夜は23度まで下がるようだ・・・って、細かい

な (^^ゞ ただし、湿度は相変わらず100%(近く)のまま。 

    

さて、去年3月以降、ドラマは基本的にお休みと言いつつ、この半年はドラ

マに振り回され続けて、今週がそのピークというか、ラストというか。要する

に時間に追われてるのだ。という訳で、今夜はかなり手抜き気味の記事を

アップ。そのドラマに関する小市民ブロガー的なコネタ&ボヤキだ♪

       

キムタク=木村拓哉の『月の恋人』最終回をめぐって、月曜からアクセス

が増えてたけど、昨日の午後がそのピーク。検索サイトを通じて、1時間

に数百アクセス&訪問者のペースでドカドカ入って来て、まるで超人気サ

イトみたいだけど、その中身はかなり寒い。スキャンダルっぽいネタの情

報をひたすら探すアクセスが大部分のようで、おそらくロクに記事は読ん

でない。しかも、その情報はウチには無いから、「ハズレ検索」の嵐だ。

          

それでも、これだけの数が集まったのは1年7ヶ月ぶりのこと。08年末

に、明石屋サンタの記事がたまたまYahoo!トップページで紹介されて

以来のことだ。あの時は、最大で1時間に1000人以上がアクセスして来

て、翌日のココフラッシュ・全記事ランキングで第1位を獲得。ココログの

全ての記事の中で1位だから、これは希少価値がある。ま、何の賞品も

賞金もない、単なる自己満足なんだけど♪

      

で、今日の全記事ランキングでも、30位くらいには入ったかなと思って見

ると、100位にさえ入ってない。おかしいなと思って掲載記事のリストを見

ると、どうもまたランキングがトラブってるようで、古い記事ばかりが並んで

る。他のカテゴリーを見ても明らかにおかしいから、システムトラブルと鉢

合わせになったようだ (^^ゞ う~ん、運が悪いね。寒っ!♪

     

ま、要するに、久々の大量アクセスはあんまし意味が無かったってこと。

今日はもう、かなり落ち着いちゃったから、所詮その程度の一時的な波に

すぎない。諸行無常、色即是空・・・そりゃ、大げさか♪

      

           ☆          ☆          ☆

一方、昨夜の走りについて。わざわざ気象庁からアナウンスがあったくら

いで、かなり天気が不安定だった。公式には、雷注意報が出てただけな

んだけど、雨が不規則に降ったり止んだり。ネットの雨雲情報もあんまし

当てにならない状況。

    

それでも、タイミングを見計らってパッと公園に走り出すと、往路は全く降っ

てなかったのに、1周目からポツポツと小さい雨粒。それがだんだん強まっ

から、どうしようかなと思いつつも、周回継続。って言うか、実は蒸し暑さ

が雨で和らいで気持ち良かったわけ♪ ただ、足元の水溜りや泥はね

気にしてたから、その意味では走りにくかった。

       

結局、途中が一番強い雨で、終盤には小雨に戻る、不規則な空模様。トー

タルでは1km4分44秒ペース。遅っ! なかなか戻らないなぁ・・・って言う

か、今年の梅雨は蒸し暑過ぎて、個人的にキツ過ぎる。先月の気温も、平

年より2度ほど高かったようだし、湿度の高さもかなりのもんだろう。

     

ちなみに、心拍計がなぜか最初から異常に高い値で、珍しいから下にそ

のままの数値を書いてみた。右側に書き添えたのが、そこからの推測値。

どうしてこんなに狂うのか、よく分かんないね。今夜は走るかどうかビミョー

な所。さっきまで、綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ 2』第1話(or

第一夜)を見てた。ではまた。。☆彡

               

 往路(2.45km)   12分48秒  平均心拍172? (実は132?)        

 1周(2.14km)   10分30秒        184? (   149?) 

 2周            10分16秒        183? (   154?)    

 3周            9分50秒        176? (   158?)

 4周(0.68km)    3分15秒        185? (   159?)                

 復路           10分14秒        166? (   160?)  

計 12km  56分53秒 心拍152?(83%) 最大171?(ゴール時)

| | コメント (0)

2つの月が照らす太陽のハート~『月の恋人』最終回

先に、単刀直入に一言で感想を書いとこう。正直、意外なほど良かった☆

これまでの7話を受けた上での最終回としては、ベストの出来と言っても

いいと思う♪ 

        

前回で一気に別世界のラブストーリーに持ち込んで、今回は初回からの

トータルの統一感を作り上げる。これまでの華やかなヒーローとしてのキ

ムタク像をはみ出した上で、本人の魅力は保ち、しかも過去のキムタク主

演作品へのオマージュ(敬意を込めた模倣)を散りばめる。

         

こういった作品が、一般視聴者の間で商業的成功を収めるには、まだ時

間がかかるだろうし、結局いつまでも成功できないかも知れない。それで

も、あるいは、だからこそ、私は良かったとハッキリ褒めとこう。ラストシー

ンをもうちょっと工夫してれば、「素晴らしい!」と言っても良かったかな。

アイデアは良かっただけに、その点がちょっと惜しかった。

        

ひょっとすると、非常に変則的な放映スケジュールが影響したのかも知れ

ない。既に修正してあるけど、私は前回、ウィキペディアの69分延長とい

う情報は間違いで本当は75分だ、と書いてしまった。その時点で69分と

いう妙な時間の根拠が見当たらなかったからだけど、その後朝日新聞に

69分と書いてるのを発見。これだけでも、6分短縮となる。もしあと6分あ

れば、ラストのハネムーン・ドライブは遥かに素敵なものになっただろう。

       

ま、オープンカーの帽子(ハット)姿が笑えたからいいけどね♪ あれを見

て私は、『ギャルサー』初回にカウボーイハットをかぶってパラシュート降

下した藤木直人を思い出してしまった。風で吹っ飛ぶわ!

          

       ☆          ☆          ☆

このドラマ、ウチでは初回から、ずっと実験的作品として扱って来た。日

本の10倍、13億人の巨大市場・中国を中心に、東アジアをターゲット

に設定、日本では知名度の低かった台湾人女優をヒロインの一人とし

て起用。また、映画的な美しくてゆったりした映像を強調。さらに、ヒー

ローどころか、フツーに見れば嫌な奴としての、キムタク=木村拓哉の

キャラ設定。そして、注目の作家・道尾秀介によるドラマ用原作の導入。

            

これらの内、一番ハッキリと誤算だったのは、ドラマ用原作だったような気

がする。新潮社から出版したことで、辛口雑誌『週刊新潮』による『月恋』

批判を封じ込めることには成功したけど、それは枝葉の問題にすぎない。

アマゾンで書籍の評価を見ても、大々的なプロモーションのわりにはラン

キングが低いし、おすすめ度もかなり低い。

         

ドラマを途中まで見た後でサラッと目を通した私にとっても、決して引き付

けられる内容ではなく、ドラマとの違いの大きさや、著者のとまどいを強く

感じることになった。ドラマとのシナジー(相乗効果)を生み出すどころか、

間接的に、脚本やドラマ作りを難しくしてしまった側面がある気がする。も

ちろん、道尾の問題というよりは、むしろ企画と偶然=運の問題だろう。

以前、『週刊文春』が書いた不協和音がどこまで信用できるかはともかく、

内部の諸々の連携が決して上手く行かなかったのは本当だと思う。

         

一方、『月恋』の中国・台湾における評判はまだよく分からないけど、少な

くとも以前書いたように、中国語を喋るシュウメイ(リン・チーリン)を「ヒロ

イン」だと思わせることには成功したようだ。私も含めて、ドラマを見慣れ

た日本人にとっては、既に序盤から、真絵美(篠原涼子)がヒロインに見

えてしまうわけだが、中国人が台湾人女優をヒロインと思ってくれたのな

ら、とりあえず狙いは当たったと言っていい。中国系の風見(松田翔太)

やミン(阿部力)の導入も、真絵美の片言の中国語「味方だよ」も、一応

のプラスになってるはずだ。

          

ただし、「第二ヒロイン」とも言うべきシュウメイを無理して重視した分、物

語全体のバランスや流れはビミョーになってしまったわけだ。最終回のシュ

ウメイの使い方も、トータルのまとめ方としては十分頑張ってると思うけど、

今回だけだと唐突なオマケ的再登場のようなものに見えた。それは、最

終話の問題と言うより、初回からの全体的問題なのだ。

          

映像美については、一貫してセピアとかくすんだ色、暗めの色調を多用す

る中で、月明かりの効果を際立たせていた。また先週は、広大で透き通っ

(未知なる広大な世界の象徴)を映して最終話ラストへの伏線を張っ

てたし、今週はエコの21世紀を意識したのか、あるいは夏休みの林間学

校(季語or死語♪)のつもりなのか、意外なほどのの強調。葉月蓮介の

木や材木へのこだわりともつなげてた。自然の緑を中心にしながら、人工

的な緑(庭園)も上手く融和させてたと思う。

     

惜しかったのは、やはりラストの海が控え目な遠景になってたことと、小

川(渓流)の映像が僅かだったこと。あの蓮介&真絵美のシーン、アメン

ボという言葉を出すキッカケにすると共に、その後の雨へのイメージ的

なつながりも作ってる。川=水平な水の流れ、雨=垂直な水の流れ、と

いうコントラスト(対比)。その意味でも、もう少し川が欲しかった気はする。

ただし、アメンボを映さないのは筋が通ってた。アメンボはシュンメイの象

徴だからだ。

      
    
一方、蓮介の「嫌な奴キャラ」は、意味がないとまでは言わないけど、

要ではないし、マイナスがやや大き過ぎた。要するに、孤独さと暗さを醸

し出すと共に、自分で設立した会社レゴリス(REGOLITH=月の砂とい

う意味)を追い払われる流れを準備してるわけだ。でも、あそこまで感じ

の悪いワンマン社長を演じる必要はない。社員の大部分に嫌われる役

にしたために、私のお気に入りの美人社員・中村ゆりまで悪者のまま終

わってしまった。まあ、ミニ・スーツの後ろ姿を長めに映してくれたから、

良しとしとこう♪

       

視野を広げるなら、ここ10年でキムタクが演じた僅かなネガティブ・キャ

ラとの違いを出したという意味があるのかも知れない。『空から降る一億

の星』では、暗く哀しい雰囲気を怪しげに漂わせてたし、『華麗なる一族』

終盤では、一転して悲壮感あふれる自責の念を前面に出し、「なぜ明日

の太陽を見ないのか」という問いへとつなげてた。

           

これらはいずれも、ネガティブ=否定的なキャラではあっても、嫌われる

キャラとは言えない。そう考えると、キムタク人気がまだ多少の余裕を持っ

てる今、こうゆう冒険をするのは、タイミング的に理解できなくはない。冒

険とは甘く華やかな行為ではなく、危険を冒すこと。リスクがあるのは大

前提で、実際このドラマだけ見ると、低視聴率という結果の一因になって

しまったわけだ。ただ、木村拓哉という俳優のキャリア全体で見るなら、

重な経験になったと思う。

           

ちなみに、どうでもいいような話だけど、漢字を間違えた「木村拓也」とい

う検索アクセスが多過ぎる♪ 別にこの誤検索でウチが上位にランクされ

てるわけでもないから、かなり大勢のファンが入力ミスしてることになる。

人の名前を覚えられないのは、蓮介だけで十分だろう。どうせなら、継男

(濱田岳)のことは、「ハチ」(『太陽と海の教室)とか「ツル」(『プロポーズ

大作戦』)とか間違えて欲しかったかも。。♪

            

          ☆          ☆          ☆

話変わって、今度は過去のキムタク作品へのオマージュ(敬意を込めた

模倣)について。かなり早い段階から、真絵美の口調や仕草は『ロンバ

』の南(山口智子)に似てると思ってたし、今回の事務所の2人なんて、

まさにセナマン(瀬名のマンション)の瀬名&南だろう。

      

そう考えると、ラストの唐突な純白のウエディング・ドレスも納得できるの

だ。ロンバケ最終回ラストの、映画『卒業』を意識したような花嫁&花婿

シーンは、アメリカだったはず。今回は無国籍的な海岸の道路だけど、車

は古き良きアメリカンといった感じの、オープンカー・モードのレクサス。

微妙にズレながら重なることで、過去の作品への思いを蘇らせてプラス

することも出来る。

       

王子様の大成功というお姫様的ラストでない点だけなら、『月恋』の方が

だろう。会社を追われて、起死回生のチャンスだったコンペまで元の会

社に敗北した主人公と、諸々の事情に振り回されて仕事が減ったヒロイン

の結婚というラストは、月9としてもキムタクとしても斬新。何も持ってなかっ

た学生時代という原点に立ち戻って、家具職人カップルとして出直す形

もなってるのだ。

                    

『ロンバケ』の他には、柚月(北川景子)の「逆あすなろ抱き」攻撃の強調

で、遥か昔の『あすなろ白書』を思い出すし、プレゼンテーションで一般市

民の目線から主張して温かい拍手をもらう辺りは、『CHANGE』の朝倉総

理を思い出す。更に、全力を注いだ事業に失敗して一人さまよい続けると

いう筋書きは、『華麗』の裏返しとも言えるわけだ。

          

実は、今回のウチの記事、スポーツとの抱き合わせ記事じゃないから、ド

ラマレビューとして独自のタイトルが必要。その候補者の一つは、「明日

の太陽を見た蓮介」だった♪ 太陽とはもちろん、真絵美のことだ。。

          

       ☆          ☆          ☆

記事タイトルの話が出た所で、いよいよ最後に、「2つの月が照らす太陽

のハート」というタイトルの意味を説明しよう。これは「2つの月と太陽と地

球、4枚のコインが織りなすハート」というタイトルを短縮して詩的にまとめ

たものだ。

                    

私は第2話レビューで、ドラマの内容と一つの詩をもとに、シュンメイが月、

真絵美が太陽、蓮介が地球だと書いた。これは、ウチの記事の英訳でも

好意的に受け止められてたし、その後のドラマの展開もまさにそうなって

たと思う。色んな含みをあえて単純化するなら、月はシュンメイ、『月の恋

人』は「月が恋する人」=蓮介だ。英語の「Moon Lovers」は、単なるイ

メージ的なタイトルと見てもいいし、月を愛する蓮介&真絵美と、月に嫉妬

する柚月、計3人だと見てもいい。

      

ところで、このドラマは最初から、4枚のコインの意味を問題にしている。コ

インは丸い形だから、その内3枚は月と太陽と地球だろう。すると、残った

1枚は何なのか。これは、柚月という名の、別の月なのだ。

         

この点を読み解くカギは、4つある。まず、少し欠けた月が、蓮介と真絵美

の2人によって強調されてたこと。次に、蓮介が柚月に贈ったイスの背も

たれに、三日月形の穴(くぼみ)が開いてたこと。さらに、柚月はずっと3

番手のオマケ扱いで、今回ハッキリ、幼い妹とされてたこと。最後に、柚月

はラスト直前まで着ぐるみモデル扱いされてたことだ。着ぐるみモデルとは、

自分を隠した存在だ。

            

ここで、ラストシーンを思い出してみよう。左が少し欠けた月が、蓮介&真

絵美を見守ってた。直前のシーンでは、上海に戻って活躍する笑顔のシュ

ウメイが映ってる。明らかに、明るく輝く月はシュウメイなのだ。すると、ま

だ妹のように幼くて自分を隠した三日月、つまり、欠けた月を補う部分は

柚月ということになる。    

           

100706c

 こうして、4枚のコインの謎も解

 けるのだ。2枚を内側に含む「

 陽のハート」(太陽&地球の愛

 を、別の2枚(欠けた月と、補う

 三日月)が外側から支える。

 ちなみに、見た目の形によらず、

 月の実体が丸いのは当たり前

 のことだ。いまや、真絵美という奇

                        妙な名前の由来も明らかだろう。

「まえみ」とは、真円(まえん=真ん丸)の笑み(えみ)。まさに、最後に笑う

ヒロインの座を約束された名前だったのだ。

      

追記: ブロガーのそれいゆさんが、この図に彩色してくださった♪ 

    月の恋人~Moon Lovers~ 最終回 それいゆのルナマインド☆)

        

という訳で、最後の2話のおかげで後味のいいドラマとなった。注目の最

終回視聴率は16.2%。『ホタルノヒカリ2』主演、綾瀬はるかの裏番組

に数字を取られた格好だ。平均視聴率も結局16.8%で、ウチで最初か

ら言ってた実験作としての合格点18%には届かず。それでも私は満足だ。

        

一番最後に真絵美が豚キムチ丼の夢を話したことを考えても、やっぱり

前回が「いきなり最終回」。今回は、その唐突さを補う、まとめか後書きみ

たいなものだろう。脚本家・浅野妙子が底力を見せてくれた。

            

風見がコンペで勝ちながらも、蓮介に負けを認めたのも、上手いまとめ

方。雉畑(渡辺いっけい)はいい人路線をキープ、嶺岡(川平慈英)がW

杯の絶叫を終えて帰って来たのも笑えた。欲を言えば、北川景子がキ

ムタクに真正面から抱っこした赤ちゃん的萌えカットを、中村ゆりにやっ

て貰いたかったけど、そこは日頃鍛え抜いてる想像力で補うとしよう♪

            

思い切ったチャレンジをして、世間的には評価されなかったけど、自分た

ちも身近な人達も満足する。それがまた、明日のチャレンジへとつながる。

蓮介の姿はまさに、このドラマのキャスト&スタッフに重なってるのだ。

皆さん、どうもお疲れさま♪ それでは、この辺で。。

     

        

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S. ☆再び業務連絡☆

      昔からのFC2に加えて、ライブドアにもTB出来なくなってしまっ

      てるので、悪しからずご了承を。。

    

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.国際映画ドラマというチャレンジ~『月の恋人』第1話

  積極的休養ラン&『月の恋人』第2話

  雨降り前のお遊びラン&『月の恋人』第3話

  キムタク=木村拓哉主演ドラマ、視聴率の推移&『月の恋人』第4話

  軽~く5日連続ラン&『月の恋人』第5話(早くも最終章か・・)

  『月の恋人』第6話(最終章序幕)~W杯と視聴率急落、中国の動向など

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『月の恋人』第2話レビュー、英訳を通じてベトナム進出♪

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

  奇跡のリターンがもたらす輝き~『ロングバケーション』第1話

  なぜ明日の太陽を見ないのか~『華麗なる一族』最終回

  キムタクは素うどんかたぬきで♪~『CHANGE』第1話

  『MR.BRAIN』最終回、軽~い感想♪

  鉄の悲劇から、犬の感動物語へ~『南極大陸』第1話

  映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、軽~い感想♪

| | コメント (7) | トラックバック (10)

W杯サッカー、日本代表他の走行距離(90分間)

(4日) RUN 10km,48分31秒,心拍148

ツール・ド・フランス2010開幕ってことで、今日は自転車に乗って、ブログ

もツール関連で行こうかと思ったんだけど、残念ながら自転車に乗るヒマ

が無かった。折角、晴れ間も出たのにな。

     

で、その代わり・・・にはなってないけど、今日はW杯サッカーの走行距離

データを書いてみよう♪ ここ数日、日本代表の走行距離を問う検索が結

構入ってるのだ。例えば今、Google で「走行距離 パラグアイ」と検索する

と、ウチが1位でヒットするんだけど、その記事にあるのは私の6月の走行

距離♪ ちょっと申し訳ない気がするし、自分でも興味があったから、まず

朝日新聞HPに飛んでみた。先日、紙面で距離の記事を読んでたのだ。

      

7月1日の「16強の財産 上」と題する記事(中川文如記者)には、ベスト

16の90分間あたりのチーム走行距離の表が載ってた。同じものが、朝

日のサイトでも見れる。全部ここで引用するのは気が引けるから、一部だ

けにすると、1位・ポルトガル・110.2km、6位・日本・107.2km、16

位・アルゼンチン・98.4kmだ。

                 

これは11人のトータルだから、1人当たりだとそれぞれ90分で10km、

9.7km、8.9kmとなる(選手交代は人数変化なしだから無関係)。ストッ

プ&ダッシュと方向転換を繰り返してることを考えると、流石の運動量

と思う。ただし、距離が長ければいいって話でもないことは、アルゼンチ

ンの短さからも分かるし、朝日の記事でも指摘してあった。効率も問題

になるわけだ。

                  

この数値、FIFA(国際サッカー連盟)の英文サイトで、Statistics(統計)

の所に記載されてるデータ(随時更新)を使って、換算したらしい。例え

日本なら、4試合で464.52kmと書かれてる。パラグアイ戦は30分

延長だから、トータルの試合時間は390分(90分×4+30分)。よって、

   464.52×90÷390=107.2(km)

と計算したんだろう。ロスタイムは考慮しないらしい。細か過ぎるか♪

なお、残念ながら、各試合ごとのデータは発見できてない。本気で探せば

見つかるかも。。

                 

ちなみに、4日のツール・ド・フランス第1ステージは、223.5kmを5時

間09分(=309分)で走ってるから(全員同タイム)、90分換算だと、

   223.5×90÷309=65.1(km)

となる。ま、トップ選手が自転車の集団で空気抵抗を減らしながら真っ直

ぐ走るんだから、こんなもんだろう。いや、スゴイけどね。。

        

ツールの結果は、プロローグの個人タイムトライルアがカンセララ(カンチェ

ラーラ)優勝、第1ステージがペタッキ優勝。トータルの個人総合で、カンセ

ララが1位、今期でまた引退という話の帝王ランス・アームストロングは4位、

2年連続出場の新城幸也は170位となった。。

        

         ☆          ☆          ☆

一方、昨夜の走りについて。前日、久々に16km走った後だから、軽く

10km走っただけ。積極的休養っていうほどノンビリもしてないけど、ハー

ハー頑張ったわけじゃない。むしろ、肉離れその他で縮んでしまってる

トライド(歩幅)を伸ばすことを意識して、腰高のフォームを心がけながら

軽めに走った。

        

昼間、わりと天気が良かったのに、夜はまた湿度90%で、とにかく蒸し

暑い。ま、前日の湿度100%よりはラクだったかな。トータルでは1km

4分51秒ペース。失敗した・・・4分50秒か49秒の予定だったのに、

路が不思議なほど遅かったな。走りの感覚としては、結構なペースに感

じたけど、ピッチ(歩数)が少な過ぎたわけか。

      

心拍の数値は少し高めに補正しただけ。実際の心拍はかなり高かった

気がする。前途多難かも。走ってる間は右脚ふくらはぎが痛むことはな

いけど、走り終わった後にいつも軽く痛みを感じてしまう。肉離れ再発に

は注意しよう。今夜はいよいよキムタク=木村拓哉『月の恋人』最終回。

正直、連ドラのラストに2時間ちょっとはダルイかも♪ ブログが無けれ

ば別にいいんだけどな。ではまた。。☆彡

     

  往路(2.45km)   12分52秒  平均心拍129         

  1周(2.14km)   10分39秒        148        

  2周            10分13秒        154      

  3周(0.82km)      4分00秒         156

  復路             10分47秒        157 

計 10km    48分31秒  心拍148(80%) 最大162(ゴール時)

| | コメント (0)

雨続き、湿度100%ラン&W杯サッカー

RUN 16km,1時間15分22秒,心拍156

あぁ~、アルゼンチン撃沈。。まさかまさかの0-4でドイツに大敗。。密か

に応援してたのになぁ。ま、お騒がせ男のマラドーナ監督が優勝したら面

白いだろっていう、野次馬根性が強かったんだけど♪ おそらく日本国内

には、「アルゼンチンに勝ちやがったのは、どいつだよ?!」とオヤジギャ

グを飛ばして家族の冷たい視線を浴びてるお父さんが、100人はいるだ

ろう。もちろん私は、そんな事をブログに書きこんだりはしない♪

          

注目のメッシ、チョコチョコと流石の動きを見せてたけど、シュートやフリー

キックはパッとしなかったね。テレビ解説の金田喜稔は、体調が悪いのか

もとか言ってたけど、まあそれも含めて「バロンドールの呪」なのかも知

れないね。今日(7月4日)の朝日新聞・朝刊によると、前年に世界最優秀

選手「バロンドール」を受賞した選手は、W杯に優勝できないジンクスがあ

るそうだ。ま、調子の波とか疲れとか、色々あるんだろう。ピラミッドや剣が

峰の頂上は不安定。長くいられる地位ではないのだ。

                       

それにしても、ドイツは強いな。32歳のFWクローゼ、2得点加えてW杯

通算14得点。いよいよ上は、あのロナウドただ一人になった(15得点)。

1点目は「ごっつぁんゴール」って感じだけど、2点目は簡単そうに見えて

結構外しそうなシュートだね。あれをワンタッチでキレイに入れる決定力

は素晴らしい。まあでも、クローゼじゃないけど、ドイツの3点目が一番凄

かった。左サイドから深くゴール脇まで切れこんで、後ろに切り返すパス

で一瞬の得点。あの時、アルゼンチンの守備は人数足りてたから、油断

しながら見てて、ビックリした。って言うか、ガッカリした。

         

ともかく、こうなったら98年W杯以降お気に入りのオランダを応援するこ

とにしよう。ここまでイマイチの出来みたいだけど、ブラジル戦で追いつい

た後の猛攻は、見てて面白かった。アルゼンチンの攻撃も強烈だったけ

ど、オランダの方が点が入りそうな感じがあるし、実際に入ったのだ。

       

         ☆          ☆          ☆ 

ちなみに今朝の朝日には、日本代表の分析記事が2本載ってる。1本は

小田邦彦記者のパラグアイ戦分析。「消極+粗さ=無得点」、「つながり

悪くパックパス多用」って見出しで、4試合のパスのデータを表にまとめて、

パラグアイ戦の出来の悪さを実証してた。使ったのは、スカウティングデー

タを提供する「プロゾーン」の分析で、今検索すると、解析ソフトの名前ら

しい。10台のカメラで0.1秒ごとにデータを集めるそうだ。凄いね☆ た

だ、欲を言えば、「前方へのパスの成功率」とかも見たかったな。

        

もう1本の記事は、前回もここで触れた、忠鉢信一「21世紀のサムライ

 第4部 日本の「力」を問う」最終回。見出しは、「強化の道 多彩で

いい」。まず、「自分らしさ」とは現実とのかかわりの中で出来上がるもの

で、それが「成長」だという、筑波大教授・土井隆義の話を引く。岡田ジャ

パンも、単なる「思いこみのらしさ」と「現実」との違いに向き合って、戦い

方を変更。大変身して勝ち進んだ、と語ってる。

         

社会学者が社会との関わりを重視するのは立場上当たり前で、自らの

内面を探っただけのらしさは「思いこみ」、現実とかかわると「実体」とい

う二分法は単純過ぎるけど、記事では外的現実の重要性を語るための

手段として理論を援用しただけだろうから、良しとしよう。

       

本当は、「自らの内面を探っただけのらしさ」という考え自体が、理論的虚

構=思いこみにすぎない可能性が高い(あるいはその側面が大きい)。メ

ディアや世間が注目するのはおおむね、極端な議論や面白い話、あるい

は外見が華やかな主張ばかりなのだ。

             

話を戻すと、忠鉢の議論の流れは、変化の重要性を説く方向に進む。未

来の変化を生むには、まず過去と現在の冷静な分析が必要。不思議な

ほど温かい視線になった最近の日本の風潮とは、一線を画す必要がある。

ただし、進むべき方向は、日本サッカー協会に一任するのでなく、各地で

それぞれの方針で決めればいいだろう。つまり、中央集権型から地方分

権型への移行、統一性より多様性という話だ。

                  

私としては、多様性が強靭さを生むというような昨今流行りの考えが有

効なのは、特定の分野や状況だけだと考えてる。多様性が良くて統一性

が悪いと言えるほど、現実は単純ではない。それに、忠鉢は数週間前、

オランダのサッカーの統一性を好意的に書いてた気がするんだけど、手

元に記事が無いから、私の記憶違いか読み間違いかも知れない。まあ、

連載中に考えが多少変わるのは自然なことでもあるだろう。

                               

いずれにせよ、朝日新聞の論調は、W杯前の冷静さに戻って来たようだ。

ちょっと気になるのは、おそらく一番上あたりの地位にいる編集委員・潮

智史が、最近柔和な態度になってることだ。今日の「side change」を読

んでも、ブラジルが負けた試合を褒めている。オウンゴールで同点にされ

た後、逆転されて感情的になって、致命的なレッドカードをもらった試合を、

そんなに褒めていいのかね。西村雄一主審を褒めるんなら分かるけど。

         

少なくとも、以前はもっと辛口だった気がする。あるいは、単なる役割分担

として、辛口の批評は後輩たちに譲ったのかな♪ ブラジル戦は、柴田真

宏記者の記事の方がごもっともな辛口だった。大御所・潮としては、社内

や世間を見渡した上で、バランス感覚を働かせてるのかも知れない。。

           

ちなみに、データの分析は、自分でFIFAのサイトの統計(Statistics)

見るだけでも結構できてしまう。便利な時代というか、有難迷惑な時代と

いうか♪ あんなものを掲載されると、マニアック人間としてはつい見ちゃ

うから、疲れてしまうのだ。世の中が情報過多なのか、自分が選別能力

不足なのか、ビミョーな所ではあるね。。

       

             

         ☆          ☆          ☆   

という訳で、またサッカーについて語り過ぎてしまった (^^ゞ 時間かかって

困るよな。昨夜はずっと雨で、雑用をこなしたり、サッカーをちらちら見た

りしながら、雨雲情報の変化を細かくチェック。一瞬雨が収まりそうな時間

帯にパッと飛び出してみたら大当たりで、最後までほんの少ししか雨は降

らなかった。それにしても、妙に梅雨らしい梅雨で、気温もずっと高めだか

ら、蒸し暑さが大の苦手の私には凄くキツイ年になってる。

        

で、昨夜もまた湿度がやたら高くて、何と100%! って言うか、100%

が最近珍しくないんだよな。せめて風があればいいのに、1mの風速じゃ

扇風機やサーキュレーターの代わりにもならない♪ ま、自分の走りの速

度で風を作ればいいって話はあるけど、スピードを出すと余計に熱を発

散するから、差し引きマイナスなのだ。セコイわ!

      

ともかく、丸2日休んだ後だから、頑張って16km走り抜いて、トータルで

は1km4分43秒ペース。まだまだ走力は回復してないけど、脚は全く痛

まなかったし、16km走ったのは1ヶ月ぶりのことだから、良しとしとこう。

激甘かも♪ 心拍の数値は少し高めに補正しただけ。実際の心拍は、か

なり高かった。今晩もちょっとくらい走らなきゃマズイね。ではまた。。☆彡      

        

  往路(2.45km)   12分33秒  平均心拍133         

  1周(2.14km)    10分30秒        148       

  2周            10分10秒        156  

  3周           10分00秒        159

  4周            10分00秒        162

  5周            9分53秒        164

  6周(0.4km)       1分52秒         164

  復路             10分24秒        165 

計 16km  1時間15分22秒  心拍156(85%) 最大173(ゴール時)

| | コメント (0)

言葉の意味、口調、表情~「メラビアンの法則」をめぐって

勝間和代朝日新聞・土曜朝刊・別刷beに連載してるコラム、「人生を変

える『法則』」について、これまで4本の記事を書いて来た。

   セレンンディピティー(serendipity)という言葉の意味と由来

   数学的な経済理論の問題点~リカード「比較優位の法則」

                             &勝間和代(朝日新聞)

   「限界効用逓減の法則」というミクロ経済学の仮説について

   年を取ると時間が短くなる~ジャネの法則(仏語原書に即して)

    

いずれも自分でそれなりに調べた上で書いたもので、おかげ様で地味に

検索アクセスを集めてる。やや意外なことに、勝間和代とは直接関係な

いアクセスの方が多い。私はもちろん、人気の経済評論家からは独立し

た一般性のある内容を書いてるつもりなので、これは嬉しい傾向だ♪

     

これまでの経験で分かったことは、勝間がそれほど調べてない(ググっ

てない)し、正確さも深さも物足りないということだ。でも、2週間前に勝間

自身がそんな感じの事を書いてたけど、広く浅くというのは、本人のポリ

シーとか生き方でもあるんだろう(私とは少し違う)。そして、それは世間

一般の傾向(浅く、面白く)とも調和する。その上、肩書きも存在感もある

から、勝間の人気は一応理解できるわけだ。

                 

さて、今日(7月3日)の勝間のコラムは、「言葉と見た目と口調を一致さ

せよ──メラビアンの法則」。この法則自体も興味深いけど、それ以上

に面白かったのは、私が普段、勝間に対してやってる事を、勝間が他の

人達に対してやってる点だ。俗説を批判した後、文末にこう書かれてる。

    

   何かについて「こういうことだよ」という説明を人やメディアから

   聞いたときには鵜呑みにせず、自分でも違う方法で確かめる

   ことが重要・・・。

   インターネットで検索するなどして、本当にそうか、誇張はな

   いか、情報を批判的に見る癖をつけることをお勧めします。

     

という訳で、勝間自身もお勧めしてくれてるのだから、早速、今日の勝間

の主張自体に対して、批判的に考察してみよう♪ 勝間が行った批判に

対する私の批判だから、メタ批判ということだ。

      

        ☆          ☆          ☆

「メラビアンの法則」と呼ばれるものに関する俗説や誤解について、勝間

はこう語る。「言葉のメッセージの影響力に、言語そのものの意味は7%

しか役に立たず、残りの93%は話し手の見た目や口調で決まってしまう

『人は見た目が9割』という話・・・」。

   

話す内容だけではなく、話し手の見た目や口調も大切なのは、誰もが感

じてることだろう。ただ、そのパーセンテージ(割合)とか、メラビアンとい

うアルメニア系米国人の心理学者(Albert Mehrabian:マレービアンとも

表記)が実際にどんな実験をして、何を結論付けたのかという点について

は、調べてみなければ分からない。

        

勝間が挙げてる参考文献は、平野喜久『天使と悪魔のビジネス用語辞

典』(すばる舎)のみで、肝心のメラビアンの著作の邦訳『非言語的コミュ

ニケーション』(聖文社,1986)も原書『Silent Messages』(1971)も挙げて

ない。過去の勝間の話も含めて、普通に考えるなら、邦訳も原書も読ま

ず、ビジネス本の中の一節を読んだだけのように思われる。勝間に限ら

ず、おそらく日本語版ウィキも、元の本や論文を読まずに、英語版ウィキ

の翻訳と一般サイトの簡単な説明だけをもとにして書いてるだろう。    

       

平野のHPには、著書の内容を簡単化したものがあり、参考にはなるが、

気になる点も幾つかあるし、やはり英語版ウィキの方が内容豊富で客観

だ(あくまで相対的な評価)。そこで以下、勝間の書いた内容を英語版

ウィキと比較してみよう。勝間は次のように語る。

                   

   メラビアンが調べたかったのは、「言語の情報と、耳から来た

   情報と、目で見た情報が矛盾した場合に、人はどの情報を一

   番優先するか」・・・。結果は、言語7%、聴覚38%、視覚55%

   となり、視覚が最優先される・・・。

       

ここから、コラムのタイトルのように、「言葉と見た目と口調を一致させよ」

(=矛盾させるな)ということを「学べる」と言うのだ。優しい言葉を伝えるの

なら、優しい声色と優しい表情も重要だということ。実際、本を作る時、内

容・タイトル・表紙・装丁について、混乱がないように(一致するように)心

がけてるらしい。

               

Verbal(言語情報)、Vocal(聴覚or音声情報)、Visual(視覚情報)、こ

れら3Vを「一致させよ」という行動ルールを、「メラビアンの法則」とまで呼

んでいいかどうかは微妙だが、確かにメラビアン自身の主張の一つにそ

うゆうものがあるし、「言葉はコミュニケーションの中で7%しか意味をな

さない」と「誤解」するよりは多少ましだろう。

          

         ☆          ☆          ☆         

ただ、勝間の話には重要な点がいくつも抜け落ちてる可能性がある)。

まず、メラビアンの実験は、あくまで好き・嫌いなどの感情や態度に関す

コミュニケーションを扱うものであって、その点は本人のサイトでも強調

されている。客観的な事実伝達などは問題になってないのだ。根拠はと

もかく、普通に考えれば、感情の解釈に、表情や声色が大きく関係する

のは当たり前だし、事実の伝達ならあまり関係しないだろう。

         

次に、「7-38-55ルール」(7%-38%-55% Rule)と言うと、まる

で言葉と声音と表情の3要素を組み合わせた実験をしたような気がする

けど、実は2つの実験を組み合わせた結論らしい。1つは言葉と声音

もう1つは声音と表情の実験だ。それぞれで分かった比率を組み合わせ

たのが、7対38対55ということだけど、3つの要素を1つの実験で比較

するとどうなるかは、実際にやってみないと分からない。

      

さらに、実験は非常に人工的で制限されたものだし(短い言葉、白黒写

真など)、身体の動きなどの非言語的コミュニケーションは調べてない

いう批判がある(これは言い過ぎかも・・)。おまけに、かなり奇妙なのは、

実験に女性しか参加してないという点だ。これまた普通に考えれば、男

性と比べて、声音とか表情を重視しそうな気がしてしまうし、仮にこれが

言い過ぎとか偏見だとしても、実験には当然、様々な人間を参加させる

べきだろう。逆に言うと、もし限定された被験者で実験するのなら、その

点はハッキリ強調されるべきだ。

         

          ☆          ☆          ☆ 

とはいえ、こうした英語版ウィキの批判が本当に正しいのかどうか、あ

るいはどの程度妥当なのか、やっぱり元の本を読まないと何とも言え

ないだろう。その点で、私のこの記事も、勝間と似たような弱みを持つ。

機会があれば、図書館で実際に調べてみたいと思ってる。

        

まあ、自分でネットを調べるだけでも、それなりに視野は広がるし、問

題点らしきものも分かって来る。その事だけは示せただろう。これこそ

まさに、勝間が文末で語ってたことなのだ。

ではまた。。☆彡

| | コメント (2)

完全数、三角数、素数の関係~小川洋子『博士の愛した数式』

先日、小川洋子のベストセラー『博士の愛した数式』(新潮社)のレビュー

をアップしたので、話の中に出て来た数学的コネタに関して記事を書いて

みよう。今日はまず、博士の愛した3種類の数、三角数、素数、完全数の

関係について考えてみる。

    

100702a

 まず、一番親しみ

 やすい三角数につ

 いて。ルートと呼

 ばれる少年がケガ

 をした時、診療所

 の廊下で不安を鎮

 めるために博士が

 持ち出した「エレ

 ガントな数字」だ。

 左図(文庫では

 p.108)のよう

 に、黒丸を1コ、

 2コと上から三角

 形に並べた時の合

 計の数であって、

 小さい方から1,

3,6,10,15,21,28,・・・と続いていく。

    

n番目の三角数は、1+2+・・・+n、つまり1からnまで連続した自然数の

だから、n(n+1)/2となる。これは基本的なことだし、小説でも簡単に

説明してあった。厳密には、高校数学における等差数列の和の項目で習

う話だ(初項1、公差1、項数n)。

            

念のため、簡単に証明しとくと、和をSとして、

    S=1+2+・・・+n   の下に、逆順の

    S= n+・・・+2+1   を書き、上下足すと、n+1がn組出来るから、

   2S=n(n+1)

 ∴ S=n(n+1)/2

                           

         ☆          ☆          ☆

一方、完全数とは、約数の和がそれ自身になるような自然数のこと(ただ

し、それ自身は約数から除く)。主人公の「私」が発見して博士に話し、気

持ちを通じ合わせた数で(文庫 p.69)、一番小さいのが6(=1+2+3)

次が28(=1+2+4+7+14)。この28は、博士の愛した投手・江夏豊

の背番号でもあった。

        

さて、博士は小説で、「完全数は連続した自然数の和で表すことができる

と語ってるが(p.71)、先日のレビューに書いたように、これはまだ証明され

てないことだから、不正確だ。厳密には、「これまでに発見された完全数は

・・・自然数の和で表すことができる」とか、「偶数の完全数は・・・」と言う必要

がある(奇数の存在は現在不明)。この場合の自然数の和とは、1から順

に足し合わせた和だから、要するに三角数なのだ。

                

ところで、これまでに発見された完全数はすべて、メルセンヌ素数と呼ば

れる素数から作られるものだ。素数とは、1とそれ自身のみを約数とする

自然数(ただし1は素数としない)。メルセンヌ素数とは、(2のp乗)-1と

書ける素数で、小さい順に3(=2の2乗-1)、7(=2の3乗-1)、31

(=2の5乗-1)と続いて行く。ちなみにメルセンヌとは、17世紀前半に

活躍したフランスの学者の名前(Marin Mersenne)だ。

     

メルセンヌ素数(2のp乗-1)に、2のp-1乗を掛け合わせると、完全

が出来ることは、古代ギリシアの数学のバイブル、ユークリッド『原論』

で既に証明されている。第9巻・命題36で、手元にある抄訳(『ギリシアの

科学』所収,中央公論社)から引用してみよう。

    

   もし単位からはじまり順次に一対二の比をなす任意個の数が

   定められ、それらの総和が素数になるようにされ、そして全体

   を最後の数に掛けてある数を作るならば、その数は完全数で

   あろう。 (p.340)

      

「単位」とは1のことだから、「任意個の数」とは、1,2,4,8,・・・のこと。

「最後の数」が2のp-1乗なら、「それらの総和」は初項1、公比2、項数

pの等比数列の和だから、2のp乗-1となる(高校数学)。これが「素数

になるようにされ」るなら、要するにメルセンヌ素数が出来る。これに「最

後の数」、つまり2のp-1乗を掛けると、(2のp-1乗)×(2のp乗-1)

となる。

      

100702b

  これがメルセンヌ素数から作られ

  る完全数の式だ。

  実際、p=2なら完全数6、p=3

なら完全数28、p=5なら完全数496となる。

         

     

        ☆          ☆          ☆

この式が一般になぜ完全数になるのかユークリッドの証明は今のやり

方と全く違うので分かりにくい。手元の訳書では証明が省略されてるし、

英語版ウィキの Euclid の項目に付けられたリンクから、英訳の『原論』に

飛んでも、その「幾何的」証明の解読作業に手間がかかってしまう。

      

そこで以下、私が現在の数学を使って簡単に証明してみよう。まず、

100702b

  左の式は既にそのまま、素因数

  分解の形になってるのが分かる。

  つまり、素因数(=素数である約

数)2と、2のp乗-1との積に分解されている。28=2²×7 という例を考

えれば分かるだろう。

                   

ところで一般に、素因数分解が分かれば、約数すべての和は簡単な式

になる。28=2²×7の場合、(1+2+2²)(1+7)。これを展開すると、

約数(=素因数の積)すべてがズラッと並ぶのが分かるだろう。上の p

を使った完全数の場合なら、

  (2のべき乗の和)×{ (2のp乗-1)のべき乗の和 }

である。ちなみに、「べき乗」とは、ある数を何乗かしたもの(0乗も含む)。

より具体的には、次の式で表される。

       

100702c2   

           

左のカッコでは、等比数列の和の公式(初項1、公比2、項数p)を使い、

右の中カッコでは、+1と-1を消すと、上の式はさらにこうなる。

100702d

     

左右を入れ替え、先頭を2倍(つまり 2×)の形にすると、右側に元の数

が出て来る。

100702e

       

よって、約数すべての和は、元の数の2倍。したがって、約数すべての和

からそれ自身を除いたものは、この半分。つまり、元の数と一致する。

100702b_2     

                    Q.E.D. 証明終了。

     

    

           ☆          ☆          ☆

最後に、この完全数が三角数であることの証明。これは簡単だ。

          

n番目の三角数 n(n+1)/2 の形に合わせて変形すると、

(2のp乗-1){(2のp乗-1)+1} /2

よって、この完全数は、「2のp乗-1」番目の三角数である。

       

なお、素因数分解と約数の関係がピンと来ない場合は、大昔の勉強を

思い出すのが近道だろう。今の教育カリキュラムだと、中学3年の数学

で扱われる内容のようだ。ただし、上のように p乗 などと一般化すると、

高校数学のレベルになる。 いずれにせよ、高校卒業程度で十分対応

できる内容だから、小説の主人公「私」でも分かるはずた♪

              

以上、今回は三角数、完全数、素数の関係を考察したので、次回はいよ

いよハイレベルな「オイラーの公式」(or 等式)を扱うことにしよう。と言っ

ても、先延ばしにしてる話が沢山あるので、いつになるかは分からない♪

ではまた。。☆彡

    

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.孤高の星+i (愛)=一筋の流星~小川洋子『博士の愛した数式』

| | コメント (2)

10年6月の全走行距離&W杯・パラグアイ戦の評価など(in朝日)

追記: W杯の走行距離データについては、こちらの記事を参照。

       W杯サッカー、日本代表他の走行距離(90分間)  )

     

(30日) RUN 14km,1時間07分42秒,心拍151

最近ポツリポツリと、「サッカー 日本代表 評価」って感じの検索アクセス

が入ってる。罵声から絶賛へ、これだけ急激に変化すると、「ホントはどう

なの?」と冷静に考える人が出て来るのは当然だろう。

    

ウチでは以前、評価の乱高下をめぐる考察を書いてるし、日本戦の感想

もそれなりに書いてる。ただ、たかが一般ブロガーの記事とはいえ、不特

定多数の読者へと開かれてるのは間違いないし、検索サイトで上位になっ

たり、有名サイトで紹介されたりすると、一気にアクセスは増える。もちろ

ん、丸5年の毎日更新を通じて、常連読者さんもそれなりの数に達してる。

                

という訳で、記事を書く際にはどうしても、配慮とか抑制、あるいは婉曲表

を入れざるを得ない。時々、単刀直入な感情表現や極論を吐きたくも

なるんだけど、脳内シミュレーションだけで満足することになる♪ そこへ

突如現れたのが、今日(7月1日)の朝日新聞・朝刊スポーツ面の記事だ。

「W杯を語ろう」という企画で、今回のタイトルは「思った以上に悔しがれな

」、執筆は作家の馳星周だ。これは文句なく面白かった☆

     

          ☆          ☆          ☆

馳はノワール(暗黒)小説の第一人者とされる人気作家で、欧州で観戦す

るほどのサッカー通。それなりの地位と実力があるから書ける内容なんだ

ろう。もちろん、私自身の見方と同じではないけど、かゆい所に手が届く

文章でもあるし、唐突に現れた絶賛の嵐に水を差す勇敢な異論でもある。

     

では、その内容について。デンマーク戦の勝利の後、本田が「思った以

上に喜べない」とか発言したのを受けて、馳は「思った以上に悔しがれな

」と言う(本田自身の表現は「思ってたより・・」)。その理由を一言でまと

めるなら、パラグアイ戦の内容が悪かったから、言い換えると、あの試合

の日本代表が死力を尽くしてないからだ。

                     

大会前まで誰も期待しない状態だったのに、「強運を味方につけて」果敢

に戦い、決勝トーナメント進出。ここまでは、「選手たちの」偉業だ。でもパ

ラグアイ戦では、W杯直前の代表、リスクを冒せないひ弱な集団に「逆戻

り」してしまった。元々この弱気な選手たちを作ったのも、逆戻りした今回

鼓舞できなかったのも、岡田監督だ。オシム監督さえ倒れなければ、もっ

とクリエーティブな戦い方で魅了してくれたのに。。

     

こんな感じで、岡田批判とオシム礼賛というわりと普通の主張に、予選で

の幸運の強調、決勝トーナメントでの不出来を交えて、非常に分かりや

すく語ってる。

         

もちろん、岡田批判の部分がかなり感情的な書き方になってるのは気にな

るし、W杯で岡田&代表が戦い方を変えた側面に全く触れてないのも引っ

掛かる。でも、何よりもこの時期に、熱狂する日本列島全体に真っ向から

水をぶっかけるような視点を提示する「力」が素晴らしいと思う。これを読ん

で、ある意味羨ましく感じる記者や批評家は少なくないんじゃないかな。

       

ちなみに、朝刊の別記事では、オシム前監督も辛口のコメントを書いて

る。流石に、馳よりはパランスが取れた冷静な意見だけど、冒頭から、

勇気を少し欠いたのがとても残念だったと書いてる辺りは、馳と似てるし、

試合の中継直後の中田英寿のコメントとも相通じる。戦術の問題点とし

て指摘するのは、パスとシュートの選択ミスとか、中村憲の投入の遅さ。

技術の問題点は、パスミスの多さ。このパスミスは、テレビ解説の金田も

度々残念がってたものだ。

                        

ただ、冒頭で駒野をかばうのは別にいいんだけど、「PK戦はサッカーで

はない」という言葉はミスリーディングな(誤解を招く)ものだと思う。仮に

サッカーでないとしても、W杯の規則だし、今回の試合はまさにW杯なん

だから。もちろん、運の側面は強いけど、それだけではないのも明らか

なこと。だからこそ実際、試合前にPK戦の練習もしてたわけだ。むしろ、

PK戦の練習を増やすよう助言する方が生産的だろう。

       

他のサッカー記事としては、潮智史リーダー・長谷部の成長に注目し、

中川文如高地対策や体調管理の成功をレポート。ただ、一番目を引い

たのは、忠鉢信一の「見届けたい 俊輔の決断」という記事だ。中村俊輔

の身の振り方を「見届け」るというのは、選手を尊重するとも言えるけど、

記者としてはやや受動的・消極的とも言える。その点を遠回しに説明す

るかのように、忠鉢が持ち出すのが、02年の「中田さん」の引退報道。

         

結果的に誤報となったこの朝日の記事に、忠鉢がある程度以上関わって

るらしいのは、以前から一応知ってたけど、今日の記事にはかなり突っ込

んだ話まで書かれてる。中田サイドにとって、どう聞こえるのかは分からな

いし、批判的立場からは遠回しの自己弁護のように見えるかも知れない。

ただ私は、「中田さん」の側と、朝日新聞社と、記者である自分の間で、繊

細なバランスを取ってる記事だなと感心した。

        

         ☆          ☆          ☆

おっと、またサッカーの話に熱が入ってしまった。って言うか、私の感覚だ

と、「批評」の話ってこと。たまたま話題がサッカーになってるだけなのだ・・

とまで書くと、単純化し過ぎかな♪ ま、私は他人の批評を読むのも好き

だし、自分でもたくさん書いて来たわけだ。

      

で、昨夜の走りについて。珍しく、雨が長い時間止んでたから、自転車

乗ろうかなとも思ったけど、なぜかライトの固定器具が見当たらないこと

もあって断念。去年夏の乗鞍のレース前に外してから、そのままなんだよ

な (^^ゞ 全然乗ってないから、必要性も感じなかった。とにかく、またして

ランニングってことで、湿度95%の蒸し暑さの中をトボトボと公園へ。

温は24度しかないから、最初はわりと涼しく感じるんだけど、汗が蒸発し

ないから、すぐに蒸し暑さでしかめっ面になってしまう。超~苦手なのだ。。

     

言い訳はともかく、さっぱりスピードが乗らない中、何とか14kmを走破。

月末だから、あわよくば16kmとか思ったけど、暑過ぎて断念した。あん

まし頑張ると、その後で気軽に走れなくなるから、トータルでマイナスなの

だ。ま、レースを始めとして、たまにかなり頑張ってるからOKでしょ♪

    

トータルでは1km4分50秒ペース。遅っ! こればっか。。肉離れはほ

ぼ治ったけど、体力はまだ回復してないし、例年よりかなり湿度が高いか

ら仕方ないでしょ・・・ってことにしとこう♪ 心拍計は、昨夜もなかなか正

確に作動したから、ちょっと高めに補正しただけ。まあ、やっぱり心肺機

能が回復してないのは間違いない。結構、盛り返してるつもりなのにな。

今日は運動はお休みして、他の事をする予定。     

        

 往路(2.45km)   12分41秒  平均心拍131        

  1周(2.14km)   10分53秒        145        

  2周            10分39秒        149  

  3周           10分19秒        153

  4周            10分00秒        159

  5周(0.54km)      2分41秒         161

  復路             10分30秒        161

計 14km  1時間07分42秒  心拍151(82%) 最大168(ゴール時)

     

     

         ☆          ☆          ☆

一方、6月の全走行距離は、

    RUN 203km ; WALK 23.1km ; BIKE 21.1km

      

何と言っても、先月は右脚ふくらはぎの肉離れが大きかった。下のグラフ

を見れば分かる通り、丸1週間はウォーキングが精一杯で、ハッキリ言っ

ランニングよりキツかったから、距離に加えてある♪ 実際そのおかげ

で、足腰の筋肉をある程度維持出来たから、下旬のランニングはそこそ

こ順調だった。ただ、歩くのと走るのとでは、心肺の動きが全く違うから、

いまだに軽く走っただけでハーハーゼーゼーしてしまう。蒸し暑さだけの

せいじゃないだろう。ま、疲れもあるし、あと1週間くらいで肉離れ前の体

力に戻ると思うんだけどな。

     

今月はもう、自転車に乗らないとマズイんだけど、天気が問題なんだよな。

梅雨明けまでは、ランニング中心になっちゃいそうな感じだ。ま、やる気は

あるし、今月は仕事がわりとラクだから、何とかなるでしょ。ではまた ☆彡

          

100701

      

    

100701b

| | コメント (0)

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »