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10年8月の全走行距離&『ホタルノヒカリ2』第9話

9月に入ってもこの暑さが続くとは。。流石は気象庁も認める「30年に1度」

の異常気象だね。蒸し暑さが超苦手な私としては、あっと言う間に(表面上)

片付いた「100年に1度」の経済危機なんかより、よっぽどインパクトがあ

る。って言うか、来年の夏の記録更新が怖いんだけど。今度は「31年に1

度」の異常気象とか。。♪

       

追記: 日本全体の6~8月の平均気温は、統計開始の1898以降で

     最高との報道。113年に1度の猛暑。都心など、全国の多くの

     地点別でも最高らしい。気象庁、1日発表。)

         

とにかく暑いし疲れてるから、昨日はお休みで、今日も多分お休み。ま、8月

はきちんとノルマをこなして頑張ったから、良しとしよう。総決算の乗鞍ヒル

クライムだって、自転車のトラブルさえなければマトモなタイムになってたと

思ってる。夏の猛暑の間に足腰が鍛えられたことは、見た目でも明らか。ま、

その点は、これから再開するランニング・シーズンで徐々に実証しなきゃな

んないね。とりあえず、火曜の12日ぶりのランはヨロヨロで論外だった (^^ゞ

     

で、今日はその8月の頑張りをまとめるだけ。全走行距離

     RUN 93km ; BIKE 1005km

         

100902a

      

100902b

        

05年8月、去年8月に続いて、自転車の月間走行距離が1000kmに到

達☆ いや、自転車だけマジメに乗ってる人間にとってはフツーの距離だろ

うけど、私はランニングもあるし、ここ2年は自転車ゼロの月の方が多い

(上のグラフに青系の棒が少ない)。その状況で猛暑の1000kmを達成し

た点に意義があるのだ・・・と言っとこう。半ば自己満足の、ポジティブ・シン

キングで♪

                

って言うか、ブログの毎日更新とかマニアックな記事さえなきゃ、2000km

だって可能だと思うけどね。もし更新が途絶えたら、ホントにチャレンジして

みようかな。ちなみに私の最高は、真夏の単独サイクリング4日間840

km。200+200+200+240って感じだった。

         

テント無し、寝袋だけの野宿オンリーで、ツーリングというより、サイクリング

のノリ。つまり、自転車旅行。暑さや疲れはもちろん、寝る場所を探すのに

苦労した事とか、腹が減った事とか、いまだによく覚えてる。当時の写真を

見ると、今より遥かに太腿が盛り上がってて、美味しそうだ♪ アブナイわ!

いや、無性に肉が食べたいもんで。

            

話を戻すと、先月の心残りは、ランニングが惜しくも100kmに届かなかっ

こと。あと7kmで、当初の目標(RUN 100km,BIKE 1000km)を達

成できたのになぁ。ま、30年に1度の猛暑だから、オマケしとこう♪ 今月

の目標は、RUN 250km、BIKE 100kmくらいかな。残暑が厳し過ぎる

から、自信はない。とりあえず、2年連続で秋冬(9月~2月)の自転車が

ゼロだから、早めに悪癖を解消したい所。

     

そろそろ、大型台風が太平洋高気圧を吹き飛ばしてくれると嬉しいんだけ

どな。夕立ちさえ、全く無いもんね。。ひとまず、この辺で。。

          

       

         ☆          ☆          ☆

一方の、綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ2』第九夜。放送時のサブ

タイトルは「チューは突然やってくる!」だけど、「ぶちょおは遂に縁側にな

る!」って感じの方が強かった。「俺は一生、君の縁側になる」。遅すぎる

キスよりもインパクトのある、最終回みたいな決定的台詞を出して、さらに

あと2話(&映画)まで引っ張るわけね。

        

ホタルノヒカリの「縁側」については、『ホタル1』の時からウチは非常にこ

だわって来た。例えばさっき、高野(藤木)に対する瀬乃(向井理)の言葉

の中で、「建築より空間」とかいうものがあったよなぁと思って、「ホタルノヒ

カリ 建築 空間」のGoogle検索を行うと、3位にウチの『ホタル1』第6話

記事、「閉じられた空間での静寂なる接近」がヒット。読んでみると、我なが

ら凄い分析を書いてるね・・・って、自画自賛かよ! マジメな話、3年前は

レビューに気合が入ってる。今はお休みモードだけど。。

          

で、そのレビューでは、縁側というものを、建築というより空間としてとらえ

て、「干物空間」と呼んでる。つまり縁側とは、物ではなく場所。より正確に

いうと、単独の「物」ではなく、様々な「もの」が配置された場所なのだ。

       

では、そこに配置された「もの」とは何なのか。障子、緑、ししおどし、オタカ

さんサンダル、蛍。。これらは全て、「物」であって、蛍も生き「物」だ。けれ

ども、日本の美を繊細に論じた文学的批評、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』を読

むと、もう少し視野が広がって来る。ま、正直に言うと、書評を先延ばしに

したまま、目の前に文庫本を置きっぱなしにしてたって話だけど♪

       

「陰翳礼讃」(いんえいらいさん)とは、陰(かげ)の翳り(かげり)に対する礼

賛のこと。別に難しい話じゃない。「薄暗さ、万歳!」ってことだ。中学の頃

だったか、私が生まれて初めて、美しさに感心した文章なんだけど、その

最初の辺りでは、意外にもいきなり厠(かわや=和風トイレ)が論じられる。

薄暗い日本のトイレは素晴らしい、と賞賛するわけで、この説明が、縁側

にも通じると私は言いたいのだ。    

        

やや長いけど、文豪・谷崎の代表作の一つを下に引用してみよう。1933

年、今から77年前の作品なのに、まったく古さを感じない。

     

   ・・・日本の厠は実に精神が安まるように出来ている。・・・その

   うすぐらい光線の中にうずくまって、ほんのり明るい障子の反射

   を受けながら瞑想に耽り、または窓外の庭のけしきを眺める気

   持ちは、何とも云えない。・・・閑寂な壁と、清楚な木目に囲まれ

   て、眼に青空や青葉の色を見ることの出来る日本の厠・・・。あ

   る程度の薄暗さと、徹底的に清潔であることと、蚊の呻り(うなり)

   さえ耳につくような静かさとが、必須の条件なのである。私はそ

   う云う厠にあって、しとしとと降る雨の音を聴くのを楽しむ・・・まこ

   とに厠は虫の音によく、鳥の声によく、月夜にもまたふさわしく、

   四季おりおりの物のあわれを味わうのに最も適した場所・・・。 

                        (中公文庫,p.10-11)

       

これで半ページほどの引用で、全体は46ページだから、こうゆう文章が

100倍の長さで展開されることになる。少なくともこの引用では、難しい理

屈や斬新な見方が示されてる訳ではない。ただ、日本家屋のトイレについ

て、こんな文章が書けるのは、やっぱり稀有の存在だろう。読めるけど、

書けない。ちなみに、そうした文学の最たるものが芥川の短編だし、音楽

なら、谷崎との関連は知らないけど、ユーミン=荒井由実『翳りゆく部屋』

の歌詞も美しい。「別れ」や「死」という翳りを詩(うた)にした古典的名曲だ。

        

話を戻すと、厠に対する谷崎の考察を参考にすれば、空間としての縁側

を織りなす様々な「もの」が見えて来る。薄暗さ、静けさ、閑寂な壁、清楚

な木目、雨の音、虫の音、青葉の色、月夜の光、蛍の光、等々。そして

何より、これら全てがもたらす、安らぎ。。

          

        ☆          ☆          ☆

それでは、こうした縁側の条件と、高野=藤木を比べてみよう。すると確

かに、高野には薄暗さ、静けさ、清楚さが備わってるし、声の質、立ち振

る舞い、社会的立場、落ち着いた思考からも、安らぎがもたらされるよう

な気がする。そうしたものが織りなす空間は、「蛍の光」に適してると言え

るかも知れない。

                 

ただ、3年前から書いてるように、高野はもちろん「人間」であって、単なる

縁側ではない。人間は例えば、107万円で買った指輪を失くされると惜し

くなって、探せ!とか命令してくるわけだ♪ あるいは、別の縁側候補(瀬

乃)を見ると、心がざわめいてしまうし、台湾の子会社(?)への異動を命

じられたりもする。小夏(木村多江)の着付けを手伝ってると、内なる野獣

が目覚めることもある。本物の縁側と比べると、当然落ち着きが足りない

       

さらに、私が以前、干物「時空間」という言葉も使ったように、蛍(綾瀬)に

とっての縁側とは、「ずっと昔、遠い夏の記憶」にある過去の存在という側

面が強い。その意味で、現在を生きるぶちょおとは時間的隔たりもあるし、

未来のぶちょおのあり方もまた別問題だ。

        

したがって、「俺は一生、キミの縁側になる」というような決め台詞で感激

するのは、現在のひと時のこと。人間が縁側になるのは大変だし、ずっと

そのままでいるのは至難の業なのだ。まあ、だからこそ、映画とかSPとか、

更なる続編でのドタバタを期待できるとも言えるだろう。。

            

         ☆          ☆          ☆

更に、違う視点から縁側というものを見直してみよう。「文化」と「自然」とい

う根本的な対概念(or 二項対立)を考えた時、縁側というのは、その間に

位置する微妙な存在だ。つまり、人間が作った文化であると共に、人間を

離れた自然とも触れ合ってるから、「文化=自然」と書いてもいい。

          

それに対して今回、瀬乃と蛍が共有した場所は、渓流と車。つまり、単独

の「自然」と、単独の「文化」であって、本質的に縁側とは異なってる。「ト

リャー」とかいう戦闘ごっこ(or 怪獣ごっこ)も、悪しき意味での「文化」で

あって、蛍が本当に落ち着ける縁側、両義的な「文化=自然」とは程遠い。

     

最後に、『ホタルノヒカリ2』というドラマ全体を見た時、どうも「陰翳」が足り

ない気がする。谷崎が不満を述べた、やたら明るい洋風建築みたいで、自

然な薄暗さを持つ日本建築の味わい、あるいは『ホタル1』からは距離が

ある。まあ、『ホタル2』の方が視聴率が高いというのは、和から洋に向か

う日本の100年以上の歴史を考えると、不思議はないのかも知れない。

その動き、世の中の変化自体が、シニカルな意味で「自然な薄暗さ」とも言

えるだろう。

                      

ま、個人的にはそんな事より、公式HPのファッション・チェックに今週だけ

臼田あさ美の写真が無いことが不満だったりするわけだ♪ そこかよ!

それでは。。☆彡

      

        

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.18km走まで回復&『ホタルノヒカリ2』第1話

  サッカーのみが「運動する知性」(蓮實重彦)&『ホタルノヒカリ2』第2話

  猛暑で公園ランナーも減少&『ホタルノヒカリ2』第3話

  寝坊&パズル後の小雨ラン&『ホタルノヒカリ2』第4話

  真夏の朝から熱いバトルラン&『ホタルノヒカリ2』第5話

  藤木直人主演・助演ドラマ、視聴率の推移&『ホタルノヒカリ2』第6話

  積極的休養ラン&『ホタルノヒカリ2』第7話

  『ホタルノヒカリ2』第8話、軽~い感想♪

  台風と共にようやく秋&『ホタルノヒカリ2』第10話

  謎の左ふくらはぎ痛&『ホタルノヒカリ2』最終回  

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107万円ってどういう数字なんでしょうね…お給料3ケ月分?残高47円と言い、こういう中途半端が妙に気になるわぁ。102万円に消費税だと1,071,000円になりますしね。賢い節約美男は値切り上手?とか。。。そんなんもうどっちゃでもえぇか^^;家を出た高野が泊まるホテルも豪華... [続きを読む]

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