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風邪&かぜ症候群とは~各種情報のまとめと疑問点

日曜日からずっと風邪気味だったけど、昨日(木曜)から悪化。特に深夜

から、鼻水がひどくなって来たし、ノドもガラガラ。仕方なく、寝る前にとうと

パブロンを3錠飲んでしまった。今まで、長距離走の直前に2錠飲むだけ

で我慢して来たけど、グッスリ眠るためには仕方ない。

    

今日は、ノドがさらに悪化したけど、鼻水は寝る前ほどひどくもない。ただ、

頭がボーッとして、寒気もする。試しに、今年初めて体温を測定してみると、

何と36.4度! 平熱以下で、あり得ない。と言っても、今まではずっと水

銀体温計で測ってたから、測定器具による違いが大きい可能性はある。

大震災の時に水銀体温計が割れたから、オムロン電子体温計MC-170

(実測式)を買ったんだけど、今まで3回くらいしか測ったことが無いのだ。

    

「予測式」電子体温計と比べると低く出ることがあるらしいけど、私が以前

使ってたのは水銀だし、とにかく低過ぎるから、脇でのはさみ方を少し修

正して再度チェック。今回も、ピピッと鳴った後しばらく待って表示を見る

と、36度5分。思い切り平熱と言うか、水銀時代は36度6分か7分が多

かったから、ちょっと低めくらいだ。不思議なもんだね。まあ確かに、食欲

はそれほど落ちてもないんだけど。。 

       

    

        ☆          ☆          ☆

さて、今夜はもともと別の記事を書く予定だったけど、予定を変更した。

転車仲間の I さんへのメールで、風邪のことを伝えると、「ラジオで聞いた

賢そうな医者の話によると、風邪が1週間以上続くことはない」とか書い

た返信が届いたわけ。確かにフツーはそうだろうけど、私は昔から2週間

続くことが多いし、6日以内に治った経験は少ない。

   

そこで今夜は、ネットで風邪の情報をチェック。流石に情報が溢れ返って

て、勉強にはなったけど、肝心な風邪の期間の情報は曖昧なまま。一応

まず、私なりのまとめを書き記しとこう。

          

情報源(ソース)は、武田薬品、大正製薬、第一三共、allabout、gooヘル

スケア、セルフドクター、テルモ、ウィキペディア。国立感染症研究所やMy

Med(医療電子教科書)には、風邪とか感冒といった項目は無かった。

      

    

         ☆          ☆          ☆

手始めに、手元の『広辞苑』(第四版、岩波書店、1991)で「風邪」を引

くと、「感冒」とされてて、「感冒」を引くと、「身体を寒気にさらしたり濡れた

まま放置したりしたときに起る呼吸器系の炎症性疾患の総称。かぜ。風

邪とある。用例は、「流行性感冒」と書いてあって、これは「インフルエン

ザ」と同じこと。ということは、インフルエンザも感冒=風邪の一種という

ことになってしまうが、普通は別物として分ける所だろう。

    

よくある事だが、「かぜ」という言葉にも、広い意味(広義)と狭い意味(狭

義)を分けることが出来る。次のようにまとめれば、論理的にスッキリす

るだろう。

   

  「かぜ=感冒(広義): かぜ症候群

       =  「かぜ=感冒(狭義): 普通感冒

         +「インフルエンザ: 流行性感冒

         +その他(気管支炎、肺炎など)

     

西洋医学的には、広い意味の「かぜ」を「かぜ症候群」と呼んでることが

多くて、なぜかこの時には「かぜ」とひらがなを使ってることが目立つ。普

通は、鼻からノドにかけて(上気道)の急性炎症を示す病気の総称であっ

て、その意味では、次のようにまとめ治してもいいだろう。

     

  「かぜ=かぜ症候群(広義)

      =  「かぜ症候群」(狭義: 普通感冒+流行性感冒)

         その他

     

分かりにくいのは、風邪(かぜ)にせよ、かぜ症候群にせよ、広い意味と

狭い意味があって、医師の間でさえ使い方が統一されてないことだ。ま

あ、現在の私の場合は、狭い意味の「かぜ」、つまり普通感冒(common

 cold)という事になるだろう。現在また流行中のインフルエンザでない

のは、症状の変化が緩やかで発熱も軽いことから明らかだ。インフルは

急に来て、3、4日であっさり治るから、ある意味、対処しやすいと思う。

      

    

        ☆          ☆          ☆

したがって、当面の問題は「普通感冒」、いわゆるフツーの風邪であって、

その原因の80~90%がウイルス(virus)とのこと(ライノウイルス、コロ

ナウイルス、アデノウイルス、他200種以上)。残りは細菌(bacteria)な

ど。ちなみにウイルスは細菌よりかなり小さいし、細菌と違って細胞が無い。

    

ここでまた、紛らわしい問題が生じる。「普通感冒」の「ほとんど」がウイル

ス性で、抗生物質(antibiotics)の「ほとんど」がウイルスではなく細菌に

対するものだから、「かぜに抗生物質は効かない」というような話が出て来

てしまうのだ。ところが実際には、風邪で病院に行ったお年寄りに抗生物

質を使うことはあるらしい。

   

したがって、正確には「ほとんどのかぜに抗生物質は効かない」とか、「

、かぜに抗生物質は使わない」と言うべきだが、一般に世の中では、こ

ういった「ほとんど」「通常」の類の言葉は省略されてしまう。それでも多く

の場合は何とか間に合うけど、時々混乱が生じるわけだ。  

       

    

          ☆          ☆          ☆

一方、「風邪薬は対症療法にすぎない」とか、「風邪は薬では治らない」

といった言葉はどうだろう。あちこちに書いてあるが、そもそも「かぜ症候

」と言うくらいだから、問題は症状のはず。「症候群」は「symdrome」

(シンドローム)だが、その元にある「症候」は「symptom」(シンプトム)

であって、これは「症状」を示す英単語でもある。

   

要するに、風邪とは基本的に症状=症候で診断するのであって、原因と

なるウイルスや細菌を調べることはほとんどないし、人が普通、気にする

のも症状だ。それなら、「風邪薬は十分有効な対症療法だ」とでも言うべ

きではないか。事実、だからこそ売れてるのだろう。

   

ここで、ありがちな反論の一つは、薬の対症療法で熱を下げるとかえって

風邪が長引く、というものだ。しかし、医学的エビデンス(実験的データに

よる根拠)に基づいた話を見たことはない。私の場合、ひどい症状の時に

薬を飲むと、食欲が少し回復するし、心身共に元気も出る。そういった、プ

ラスの効果と、無理やり熱を下げたりするマイナスの効果と、全体的にと

らえて結局どうなのか。そこがどうもハッキリしないのだ。。

       

    

         ☆          ☆          ☆

最後に、もともと私が気になった、風邪の期間について。これも統一され

てないけど、大体1週間以内と考えられてるようで、第一三共HPだと「熱

が出ても3日以上続くことはほとんどありません」と書いてある。という事

は、2日しか続かないということだけど、私は逆に、2日しか続かなかった

熱なんて覚えがない。そもそも、仮に2日だと、熱が出た翌日に病院に行

く意味は薄れる。既に2日経過してるので、そのまた翌日には熱が下がる

ことになるからだ。

      

あと、風邪の病因ウイルスが200種以上もあるのなら、1つの種類にやら

れて身体の抵抗力(免疫力&回復力)が落ちてる間に、別の種類にもや

られることが考えられる。実際、ウイルス性の風邪から細菌感染といった

流れはあちこちに書いてあった。この場合は当然、期間が長引くはずだ

が、それは例外的なのだろうか。似た病原体が相手なら、期間はほとんど

長引かないだろうけど、種類が数多いのだから、似てない病原体に攻撃

される恐れはかなりあるはずだ。

    

結局、曖昧さの半分は、医師や医学研究者が風邪を軽く考えてることから

生じてるような気がするし、もう半分は、いまの西洋医学が風邪を直接治

せない(原因ウイルスなどに対処できない)ことから生じてるような気もす

る。そしてもちろん、我々も、「たかが風邪=普通感冒」と思ってるから、

インフルエンザ(=流行性感冒)と比べて適当に流してるのだろう。

    

結局、こだわるのはマニアック・ブロガーくらいになってしまうのだ♪ あぁ、

でも、理屈っぽい記事を書いてる内に、頭がスッキリした気がする。パブロ

ンも飲んでないから、これこそ論理療法と言うべきかも。

   

それでは、今日はこの辺で。。☆彡

       

    

   

P.S. 「風邪」とは「ふうじゃ」を示す漢字で、風(ふう)の邪気による病

     を表してる・・・といった感じの説明があちこちにあるが、いわゆる

     かぜ(普通感冒)風邪(ふうじゃ)同じではなく、微妙にズレた

     概念だ。『ベム』最終回レビュー年賀状「一陽来復」記事で扱っ

     た陰陽説とも関係ある話だから、いずれまた記事を書くかも。。  

      

                                 (計 3376文字)

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