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アラフィフの明るい切なさ~『続・最後から二番目の恋』第1話

1年半前、秋のSPの短い感想記事で、私はこう書いておいた。

 

   ・・・・・・このドラマは少なくともあと1回、おそらく2回作るはずだ。

   話が全然終わってないって言うか、終わらせる気がない。「最後から

   二番目」のまま、おあずけプレイ♪ ラブホテルも満員で、「まだ恋は

   始まらない」状態だったしね(笑)。・・・・・・

 

実際は2回どころか、続編がスタート。いいね♪ と言っても、私は元の連続

ドラマは終盤しか見てないし、今回もほとんど予習・復習してないから、7~8

割くらいしか理解できてないと思うけど。。(^^ゞ 

 

140418c2

 ま、折角見て面

 白かったから、

 感想記事を簡単

 にアップしとこ

 う。ここ最近、

 再放送のおかげ

 もあって、SP

 記事へのアクセ

 スもちょくちょ

く入ってたしね。エッフェル塔の写真はウイキメディア、Tognopop氏の作品。         

 

cf. 『最後から二番目の恋 2012秋』、一言だけ感想♪

 

 

          ☆          ☆          ☆

さて、このドラマは何と言っても、千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)の

絶妙なやり取りが魅力なんだけど、個人的にはどうしても、名作ドラマ『ビー

チボーイズ』の香りを探してしまう。脚本・岡田惠和、演出・宮本理江子が

共通なのだ。

 

140418h

 今回はタイトル

 バックから、ビー

 チ=波打ち際の

 香りが漂ってて

 満足♪ そして、

 南フランスの観

 光都市ニース☆

 流石に美しいね。

 写真はウィキペ

ディアで公開中、Kiyokun氏の作品。鎌倉から小田原にかけての湘南海岸

を美化した感じにも見える。箱根駅伝の往路で言うと、第2区~第4区。

 

今回までの物語的には、ニースに出かける必然性はほとんど無い(笑)。で

も一応、ニースは本当に鎌倉の姉妹都市だし、『ビーチボーイズ』コンビの作

品だから、いいのだ。あの海を見下ろすカフェのシーン。切り替わる直前に、

2人の横を飛んだカモメが素晴らしかった☆ 出来過ぎた映像だけど、CG

なのかな♪ あるいは、豆をまいてたとか。そりゃ、ハトだろ!

 

 

           ☆          ☆          ☆

一方、『ビーチボーイズ』と決定的に違うのは、このドラマが男と女の関係を

メインにしてる点。アラフォー女性の夢を描いた『ラスト・シンデレラ』に対して、

『最後から』は、アラフィフの日常に近い大人の恋愛を描いてる。一昨年の

SPは全編、「する」話になってて(笑)、今回の第1話はそれを遠回しに受け

たお遊び的構成にもなってた。

 

ニースのオープンカフェは、SPでも似たシーンがあったし、千明が和平をグ

イグイ引っ張って、建物の間をさまようシーンは、SPの終盤、ラブホテル街

140418b2

 をさまよう姿を思い出させる

 もの。このキレイな街で、酔っ

 ぱらって朝からするのか・・・

 と思わせて、本当にしたのだ。

 青春ごっこを♪

 

 写真はウィキメディア、My-

 rabella氏の作品。こうやっ

 て写真を組み込んでると、

 前の『最後から』と同時期にやっ

 てた美青年の米国一人旅番組、

ルート66』を思い出すね・・・っていうのは一部読者向けのご挨拶なのだ(笑)。

 

ちなみに同時期、『最後から』と同じく死の香りを漂わせた美青年ドラマ、『最高

の人生の終り方』もやってた。ひょっとすると、3・11から1年ってことも無意識

に影響してたのかも。。 

 

 

          ☆          ☆          ☆

話を戻すと、千明と和平の青春ごっことは、2人で仲良く海に行って、裸足で

水かけごっこをすること。

 

140418d_2

 これ、完璧『ビー

 チボーイズ』で、

 特にSPのラス

 トシーン、つま

 りドラマ全体の

 ラストなのだ。

 左は夜のニース

 だけど、『ビー

 チボーイズSP』

の雰囲気もある。ウィキメディア、W.M.Connolley氏の作品。熱海の温泉

街ではないので念のため(笑)

 

南の海を彷徨(さまよ)ってた広海(反町隆史)&海都(竹野内豊)が、湘南み

たいな千葉のビーチ(笑)に戻って、広末涼子や稲森いずみらと水遊びでは

しゃぐ。大人として、囲いの中で小さくまとまりかけてた2人が、再び広い海の

前に戻って、再スタートを目指す形。あらためて、「自分の海」を探す旅、選び

直す旅を始める。。

 

 

         ☆          ☆          ☆

これが分かってると、今回の第1話の途中、千明のモノローグの含蓄もより

良く感じ取れるわけだ。 ── 人が大人になるということは、それだけ多くの

選択をするということ。選ぶということは、違う何かを失うことでもある。・・・だ

からこそ小さな世界を守る。間違ってたと認めたら、何も残らない ──。。

 

「間違ってたと認めたら、何も残らない」という状況。これこそアラフィフの特徴

だろう。30代ではまだ知らなかった感覚だと語ってたくらいだから、20代の

ビーチボーイズ達は全く知らないもの。間違ってたら、素直に認めて、やり直

せばいい。間違った年月も、たかが数年だろう。たとえ何も残らなくても、これ

から全て創り出せばいい。アラフォーでも、ギリギリ何とかなるような気はする。

 

ところが、50歳前後にもなると、やり直すのはほぼ無理。数十年も間違え

てると、もう「終わってる」。最近の表現なら、「詰んでる」♪ そこを無理して

やり直そうとすると、妙なリセット願望さえ生じてしまうことになる。

 

だから、自分が間違ってたとは認めず、小さな世界を守る。特に、小さな幸せ、

小さな成功を収めた人なら、守りやすいのだ。それこそ、千明と和平だろう。

人間関係に恵まれて、仕事、お金、居場所にも困らず、病気でもない。

 

それでもふと、この選択で良かったのかと思ってしまう。今までの人生で、他

の道、別の選択肢はいくらでもあったし、もっと大きな夢や希望もあった。私

の人生、こんなものなのか。。

 

 

           ☆          ☆          ☆

・・・といった話をしんみり描くのは、演出・宮本理江子の父である脚本家・山

田太一かも知れない。それに対して、岡田&宮本コンビは、明るく楽しいの

だ。少なくとも、表面的には。だからこそ、余計に切ない。

 

例えば、青春ごっこの「痛たたたっ!」シーン♪ あれは公式HPを見ると、裸

足ではしゃぐビーチの玉砂利が本当に痛かったらしい(笑)。でも、それが絶

140418e

 妙な自虐コント

 にもなってる。

 つまり、合わせ

 て100歳のカッ

 プルの水あそび

 が「痛い」わけ♪

 

 左はウィキペディ

 ア、Kiyokun

氏の作品。写ってる3人の方は、ちゃんと靴を履いてるから痛くないはず(笑)

 

独特の明るさは、今回の場合、パリで一人ファッションショーを楽しむ千明の

姿や、物語とあまり関係なく挿入されてた観光映像にも表れてた。キョンキョ

ンのミニスカ美脚は、まだ全然イケてたね ♡ 道理で、CMも次々に入るわけ

だわ。明治安田生命の茶髪ストレート・ロングヘアもOK。私の評価は、ストレー

トロングだと3割増になる。聞いてない? あっ、そう♪

 

140418f

  左はドラマとのコラボC

  Mの動画より。コーセー

  さん、お借りしましたよ。

  化粧品はELSIA(エル

  シア)、お肌も明るくっ

  てことで(笑)。おすまし

顔で気取ってるけど、酔うと凄いという評判だ♪

 

cf. 三谷幸喜のエッセイ「キョンキョン兄貴」、爆笑♪(朝日新聞)

 

 

          ☆          ☆          ☆

ところで、前のシリーズで死の雰囲気を漂わせてた「天使」、真平(坂口憲二)

は、知美(佐津川愛美)と結婚する流れになってた。

 

これ、坂口の実生活とたまたま(?)リンクしてるけど、ドラマ的には逆に、い

わゆる死亡フラグにも見える。知美だけの天使になるとか言ってたから、尚

更そう感じるのだ。天使とは、天の存在であって、人間ではない。

 

ま、そういった重い展開の後だと、和平が「する」のは難しいから、その前に

して欲しいもんだね♪ SPで「できます!」と断言してたし、今回も雑誌を使っ

140418i

 て、50代から

 のセックス特集

 を強調してたく

 らいだから。も

 ちろん、相手は

 千明ね。市長(柴

 田理恵)じゃな

 くて(笑) 写真は

ウィキメディア、Myosotismail氏の作品。確かに、裸足だと痛そう。。

 

 

          ☆          ☆          ☆ 

このドラマ、物語の展開や映像も楽しめるけど、ユニークなのはやっぱり会

話♪ あれ、どの程度アドリブが入ってるのか考えながら見るのも面白いね。

 

冒頭、引き出物のくだらない論争が延々と続いて、かなり笑えた。そう言えば

私も、年末年始のお引越しで、押し入れの中の引き出物を発掘。確かに、大

きくて名前が入った、いかにもって感じの物は、使わないわな (^^ゞ だから

と言って捨てる訳にも行かず、ビミョーだったりする。

 

まあでも、考えてみると、身の回りの物でほとんど使わない物なんて、いくら

でもあるな。洋服、ガラクタ、本。。一番、使えないのが、自分とか(笑)。だけ

ど、使わないものにも使えないものにも価値がある。どうせみな、消えゆく命、

儚い存在だからこそ、すべて限りなく愛(いと)おしいのだ。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

140418g2

 そうゆう事の比

 喩だったのかも

 知れないね、あ

 の引き出物論争

 は♪ って感じ

 で強引にまとめ

 とこうか(笑)。

 

 最後は、夜のパ

リ。暗くて明るい、ドラマにピッタリの景観だ。闇夜の前の、切ない輝き。ウィキ

メディア、Benh LIEUSONG氏の作品。

 

ちなみに、ウィキの写真は発見できなかったけど、ニース(おそらくマセナ広

場)の観覧車は移動式で、冬限定らしい。オシャレだね♪ それでは今日は

この辺で。。☆彡

 

 

 

cf. 『続・最後から二番目の恋』第2話、超軽~い感想♪

   『続・最後から二番目の恋』第3話、超軽~い感想

   『続・最後から二番目の恋』第4話、軽~い感想

   『続・最後から二番目の恋』第5話、僅か1600字の感想

   『続・最後から二番目の恋』第6話、軽~い感想&雷雨後ラン

   『続・最後から二番目の恋』第7話、軽~い感想♪

   『続・最後から二番目の恋』第8話、軽~い感想♪

   『続・最後から二番目の恋』第9話、軽~い感想

   『続・最後から二番目の恋』第10話、2300字の感想

   純白の普段着、ファンキーな結婚~『続・最後から二番目の恋』最終回

 

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   レース後、初のリハビリ・ジョグ&『最後から二番目の恋』最終回

  『続・最後から二番目の恋』オフィシャル・ガイドブック&ブラジル・ネイマール

 

                                      (計 3991字)

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タイトル・・・これでいいのか。 典子(飯島直子)が洗濯ものをたたんでいたような気がする。 そうか・・・「BORDER」はいいのか。 凄く・・・迷う・・・二回目も良質なサスペンスに満ちていたし・・・脚本もよどみない・・・なんといっても美しすぎる監察医(波瑠)が素晴らしい・・・場合によっては「極楽がんぼ... [続きを読む]

受信: 2014年4月19日 (土) 19時37分

» 『続・最後から二番目の恋』 第1話 [美容師は見た…]
相変わらずの2人に会えた~♪成長してなくて良かった~o(≧∇≦)o柴田姉さん、ハセキョー、加瀬亮くんも、いい感じに入って来ましたしね。新人くんも…ね!はい!一条のおじいちゃんも元気で良かった~♪男は死ぬまで男(ノ∇≦*)キャハッッッ♪引き出物論争はリアルに考えさせられましたよ。... [続きを読む]

受信: 2014年4月20日 (日) 17時15分

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