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ドラマ『昼顔』ノベライズ本、別の結末のあらすじ&感想♪

(☆17年6月25日の追記: 続編映画の記事をアップ。

  映画『昼顔』ノベライズ、軽~い感想(ネタバレ少なめ♪) )

 

 

      ☆        ☆        ☆

今日、10月15日、人妻悪女の利佳子を好演した吉瀬美智子が、初のエッ

セイ集『幸転力』(小学館)の発売記念イベントに登場。まるでドラマみたい

に、10歳も年上の男性と結婚。1歳の娘さんにも恵まれてるらしい。

 

仕事も家庭も順調、妖艶な美貌にも恵まれた39歳の彼女に、報道陣がお約

束の質問。不倫の可能性について、「吉瀬さんは大丈夫ですか?」とたずね

ると、「神様がいると思っている人間なので、バチが当たるのでウチは大丈夫

です」、「遠慮したい」とか答えたとの事。こうゆう優等生女子ほど、逆に危な

かったりする♪ 自らの「内なる劣等生」の不意打ちに脆いから。

 

ドラマのラストで紗和(上戸彩)も口にしたように、神様のバチを覚悟してでも、

人間は自らの欲望に忠実であろうとする。そして、その罪悪感が、また特殊な

快楽を生み出すこともあるわけだ。それこそ、ドラマがオマージュ(敬意を込め

た模倣)した映画『昼顔』(1967年、仏・伊)の核心だった。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

さて、ドラマのラストについては、既に最終回レビューと映画レビューで色々

と書いて来た。

 

   人妻蝶の炎、新たな束縛の快楽へ~『昼顔』最終回

   映画『昼顔』(Belle de Jour)~あらすじ、感想、ドラマとの比較

 

ただ、井上由美子の脚本とは「別の結末」(アナザー・エンド)を示した、百瀬 

しのぶによるノベライズ本については、今までずっと読めないままになってた。

昼顔~平日午後3時の恋人たち~Another End』(扶桑社)。

 

あちこちの書店で探しても見当たらなかったし、端末で調べても在庫なし。店

員その他にたずねるのも恥ずかしいし、ネットで内容の情報を探すのも気が

引けたのだ。北野先生(斎藤工)みたいにシャイな性格なもんで♪

 

ところが今夜、帰宅前に立ち寄った近所の本屋さんでようやく発見。「第2刷

10月20日」と書かれてたから、第1刷がすぐ完売して、増刷したんだろう。少

し先の日付けを記してるのは、単なる出版界の慣習だからスルーしとくとし

て、やっぱり評判がいいってことかね。少なくとも、ドラマのあのエンド=結末

より(笑)。

 

とにかく、「せっかく読んだから記事にしないと損」と考えてしまうのが、ブログ

依存症の怖い所♪ ごく簡単に、あらすじと感想をまとめとこう。当然ながら、

ネタバレ注意ってことで、「先に自分自身で読んでみよう」と思った方には、そ

ちらをお勧めしとこう。私自身も、今日までそう考えて来たんだから。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

ところで、そもそも「ノベライズ」とは何なのか。ウチでは今までも、『たったひと

つの恋』、『プロポーズ大作戦』、『ラスト・フレンズ』について記事にして来たけ

ど、念のために説明しとこう。

 

基本的には、脚本(ドラマ制作用の台本)とドラマに忠実に書いた簡単な小説

だと思えばいい。脚本の中の、演技や状況などの指示の代わりに、感情や

情景の描写を少し補ってるのだ。だから、内心の解釈がちょっと違うなと感じ

ることもあるし、音楽や効果音が無いから、そこも少し文章で補うことになる。

 

あと、脚本やドラマの前に、あらかじめ「原作」がある場合は、そちらも参照し

てると思う。原作としては、小説とマンガがほとんどだけど、『昼顔』の場合は

50年近く前の映画であって、当然、ノベライズとの距離はかなり遠くなる。た

だ、参照くらいはしてるだろうし、実際、映画との関係はあった。それどころか、

映画の元になった原作小説(1928年)とも関係してるのだ。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

では、アナザー・エンド=別の結末の部分だけ、ごく簡単なあらすじから。ま

ず、紗和と北野はペンションに行って、2人きりのエロい夏休みを思い切り楽

しむ(笑)。

 

いや、ホントにエロって言葉が強調されてるのだ。そのくせ、エロの具体的描

写が足りない辺りが、ノベライズ本の限界と言うべきか。まあ、そこは想像力

と心眼で補えばいい♪ 人妻や大人女子の場合は、経験や記憶も活用して。

 

その夏休みには、ドラマみたいな凄まじいドタバタは無し。2人は静かに別れ

ることになる。北野はやっぱり、乃里子(伊藤歩)との離婚はできないのだ。一

方、紗和の方は、俊介(鈴木浩介)と離婚。ただし、自宅やスニーカーに火を

つけたりはしない。俊介は、美鈴(木南晴夏)にも捨てられて、慶子(高畑淳

子)にお見合いを勧められたりする。相手はおそらく人間。ハムスターだと、

子ども(孫)ができないから♪

 

火事という、危険な火遊びの象徴は、紗和ではなく利佳子の側に生じる。絵

の盗作問題をキッカケに、元・妻の亜紀(高橋かおり)や滝川(木下ほうか)と

縁を切った加藤(北村一輝)が、利佳子と愛し合ってる所を、真菜(山口まゆ)

が見てしまう。自分も陽菜も大変な時なのに・・・とショックを受けた真菜は、

自宅で利佳子の洋服に火を付ける。

 

ちなみにこれは、映画にあった要素。人妻カトリーヌ・ドヌーブが、自分の手

で、淫らな情事に使った下着を暖炉で燃やしたのだった。

 

 

          ☆          ☆          ☆

真菜の目撃と動揺に気付いた利佳子たちは、すぐ自宅に戻るけど、既に火が

燃え広がって、煙もまん延。立ちすくむ利佳子に代わって、加藤がすぐに真菜

と陽菜を助け出す。利佳子は無理か・・・と思った時、滝川が勇敢に救出。その

滝川は、その時の後遺症に苦しんで自宅勤務になってしまうので、利佳子は

家庭に戻るしかない。夫の意外に深い愛も実感できたのだから。

 

ちなみにこの滝川の行為&後遺症は、映画『昼顔』の夫にも似てるけど、映画

の原作となった同名小説にも似たものだ。おそらく、ノベライズ本の作者・百瀬

は、元の小説のあらすじまでチェックしたんだろう。

 

加藤自身には、ドラマのようなドタバタは無く、友達がいるパリに向かう。一応、

利佳子を誘うけど、利佳子は別れを選択。愛し合ったまま、それぞれの道を歩

むことに。ちなみにパリというのは、芸術の都でもあるし、映画の舞台でもある。

 

 

          ☆          ☆          ☆   

時は流れて、3年後。利佳子は紗和と再会。紗和のもとには、北野に似た息子・

一生(かずき)がいる。一生に一度の恋を忘れないための存在、一生に一度の

恋の証し。そんな紗和に、利佳子が告げたのは、北野と乃里子の別れ。

 

実は利佳子が、「あなた、無理して結婚生活続けて幸せなの?」とか乃里子に

たずねたのがキッカケだけど、その利佳子に話しかけたのは乃里子自身。と

いうことは、別れは、乃里子自身の無意識の思いにも沿ってたんだろう。

 

そしてラスト。一生(かずき)と一緒にいた紗和が、また靴ヒモを結び直してる

と、懐かしい姿を見かけて。。。(完) 完結の箇所は、あえて簡潔に♪

 

 

          ☆          ☆          ☆

と言う訳で、ノベライズの結末は、甘口のハッピーエンドらしきものになってる

のだ。ドラマのドタバタは省略。火事もヒロインではなく、利佳子の娘を原因に

して、しかも「災い転じて福となす」。逆に火事のおかげで、滝川一家は絆を

取り戻すことになる。利佳子=吉瀬の「幸転力」によるものだろう♪

 

このノベライズは確かに、基本的な要素を残しつつ、上手くまとめてある。た

だ男の私が読むと、やっぱり極端に女性向けのストーリーだなと感じるのも

事実。結局、ヒロインの人妻悪女2人は無事に幸せをつかんだのに、紗和の

夫は悲惨。利佳子の夫も微妙。加藤は1人きりで、一から出直し。

 

ドラマの場合、第1ヒロインである紗和の業(ごう)の深さ、罪と罰を強調して

るし、彼女は神とも距離をおいて、1人きりで不安な未来へと自転車をこぎ出

す。自分の脚が止まればすぐ転倒する、自転車操業の厳しい人生。まあ、テ

レビ的な正統派の倫理の反映でもあるけど、この核心部分だけ見るなら、ドラ

マの方が現実的だろう。ドタバタはあくまで、枝葉の問題。

 

ノベライズの甘い香りは、2年前に大人の女性のハートをつかんだNHK『は

つ恋』と同様。別世界のファンタジー=幻想に近いフィクション。少女マンガ

の王道と言うべきかも。そうした傾向は、『ラスト・シンデレラ』も同様なのだ。。

 

 

         ☆          ☆          ☆   

違う見方をするなら、ノベライズが物語をキレイに終わらせたのに対して、ド

ラマはあえて、今後の展開を保留してるわけだ。ドラマの続きや映画を射程

に入れた上で。飢餓商法とか炎上商法の類と考えると、ドラマの最終回は大

胆な内容で、おそらく成功だと思う。あの最終回に不満だからといって、今後

の続きはもう見ないと決意するファンはごく僅かのはずだから♪

 

もちろん私も、続編に期待する1人。次は意表を突いて、利佳子が北野と不

倫するとか。とにかく、吉瀬が家族と一緒に楽しむような内容じゃ、物足りな

いのだ。CMが放映中止になるくらいの、凄い人妻エロスに期待しよう♪

 

なお、真菜が火をつけたのは、母・利佳子の「女」の姿を通じて、自分の内な

る「女」の部分と不意に直面したからとも考えられる。ノベライズの真菜は、思

春期の恋する乙女。当然、彼の欲望、自らの欲望で揺れ動く日々なのだ。

 

人妻蝶もいいけど、制服少女もいい・・・とか書いてると、サイバーパトロール

の方々に誤解されそうだから止めとこう♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

 

 

cf. 僅かな自転車連発&人妻不倫のぞき見♪(『昼顔』第3話)

   豪州電車救出劇&人妻悪女不倫♪(『昼顔』第4話)&僅少自転車

   続・氷水挑戦&人妻悪女開花(『昼顔』第5話)&パンク回避走行

   人妻不倫中断~『昼顔』第6話、軽~い感想♪

   人や昆虫の痛み、命の長短~『昼顔』第8話 

   嫉妬と窃盗~『昼顔』第9話&ジョギング2日目

   夢か現実か、人妻蝶のピクニック~『昼顔』第10話

 

                   (計 3852字)

      (追記 57字 ; 合計 3909字)

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