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故郷の広島、東京から「500マイル」(800km)~『ラヴソング』第1話

 500マイルの 見知らぬ街へ 

 僕は出て行く 500マイル

       (原曲 『500 Miles』、歌詞 Hedy West

        日本語カバー『500マイル』、訳詞 忌野清志郎)

 

 

          ☆          ☆          ☆

素晴らしい! キャバ嬢、夏帆=真美のセリフが♪

 

  「硬いから。だってホントに硬いんだもん ♡ エッ 柔らかい? 

   だって私、飲み込めないよ。美味しいの?」

 

そこか! って言うか、イカか?(笑)。いや、オチの料理名か何かが聞き取

れなかったから検索かけたのに、見つからなくてイラついてるのだ。せっかく、

一昨年の第26回・ヤングシナリオ大賞に輝く新人脚本家、倉光泰子がサー

ビスしてくれてるのに、ほとんどツイートが無いね (^^ゞ 私は聴き逃さない。

 

って言うか、白衣の福山雅治=神代広平(新宿総合病院)の「実に面白い」、

「さっぱり分からない」を待ち構えてたのに、出なかったね♪ 大部分の数式

を解読して来た当サイトとしては当然、ダダダッと数式を書きなぐるお笑いシー

ンも待ってたのに、これも無し。新人脚本家としては、大ベテラン・福田靖に遠

慮して使えなかったってことか。

 

 

          ☆          ☆          ☆

実はこのドラマ、私は正直、ほとんど期待してなかった(失礼♪)。一応、ガリ

レオと月9に敬意を表して、初回だけ記事を書いてリタイアかな・・・と思って

たのに、「実に面白い」☆ もし、これが評価されないような世の中なら、「さっ

ぱり分からない」。とりあえず初回だけなら、驚くほど見事な出来だった。

 

ヒロイン・佐野さくら役の藤原さくら、やっぱ単なる大人の事情じゃないんだね

(笑)。福山と同じアミューズ所属ってだけではなかった。20歳の俳優デビュー

で、難しい役をこれだけ演じられるとは、実に素晴らしい! ちょっとビミョーな

広島弁を除けば♪ コラコラ! 吃音監修、全国言友会連絡協議会。吃音指導、

川端鈴笑。皆さん、いい仕事してるね。Good Job☆

 

と言っても、私が思い浮かべる吃音(きつおん、stuttering)のイメージは、主

に小学校時代の友人のものだから、一般的にどんな症状なのかは分からない。

今現在、差別用語とか放送禁止用語とみなされてるとウィキペディアは書いて

るけど、当時はみんな、「どもり」、「どもる」と言ってた。

 

ある生徒の吃音を、私の友人が真似してからかってたら、この友人の方がひ

どくなってしまったのだ。流石にもう、この友人を真似るヤツはいなかった。だ

から今回ドラマを見て、「藤原さくらは大丈夫なの?」と真面目に心配したほど。

 

ただ、今ネットで軽く調べた限りだと、他人の吃音の真似というのは、それほど

メジャーな原因、キッカケの一つではない感じだ。後でもう少し調べるかも。

 

下は広平が読んでた実在する学術書、バリー・ギター『吃音の基礎と臨床』。

学苑社の紹介ページより。言語聴覚士の「おばさん」、夏希(水野美紀)にとっ

ての教科書か。Amazonで英語原書の中身を検索すると、音楽療法の話は

僅かだった。

 

160412c

 

 

           ☆          ☆          ☆

藤原さくらの吃音以外には、バイクのシーンも良かった。さくらが桜街道をオ

フロード・バイクで走りながら、口に入った花びらをペッ、ペッ、ペッ、ペッ (^^ゞ

まさかの4連発。いやぁ、攻めてるね。先日、中止&謝罪に追い込まれた日

清カップヌードルCMの10倍くらい、過激に攻めてた。

 

新人女優のヒロインが、吃音、ペッ、ペッ、バイクのドリフト&ジャックナイフ♪

(前につんのめる技)、そして、たばこプカプカ。。逆風が続くフジテレビでこん

な挑戦をするなんて、マジで拍手したい。恐れを知らない勇者たち。

 

本来なら、マニアック・ブロガーとしても、もっと本格的なレビューで応えたい

所だけど、私は寝不足なのだ(笑)。あっ、ドラマのパロディね♪ 蛇足か!

いや、口の悪いOL軍団にディスられようと、眠いのは事実だし、そもそもこ

のドラマは期待してなかったから、長時間執筆の準備も出来てない。

 

 

           ☆          ☆          ☆

そこで、ドラマのタイトルにもなってる、ラヴソングの一つとして、『500マイル』

を簡単に解説してみよう。ネットの一部で、新山詩織の挿入歌『恋の中』との

混同があるようだが、詩もメロディーも別物だ。

 

「次の汽車が 駅に着いたら・・♫」。さくらが歌ってたお母さんの好きな曲とは、

米国を代表する古いフォークソングの一つ、『500miles』の日本語訳。その

訳詞は忌野清志郎によるもの。松たか子が歌ってるとは全くの意外。

 

普通にGoogle検索すると、有名なPPM(Peter,Paul & Mary)が出るか

ら、彼らのオリジナル曲かという誤解も生じやすいが、ピーター・ポール&マ

リーは、カバーしてヒットさせたグループの一つにすぎない。詳しい情報は、

英語版ウィキペディアにあった。

 

曲の項目を読むと、一般にはHedy West(ヘディ・ウエスト)の曲とされる、

という微妙な書き方になってる。そこで、彼女の項目も調べると、おじが口ず 

さんでたメロディーの断片を集めて曲にまとめ、著作権を確保したとのこと。

だからおそらく、探せばもっと古い曲まで辿り着くんだろう。ちなみに「Hedy」

の英語の発音は、「ヒディ」に近いようだ。

 

160412a

 

 

          ☆          ☆          ☆ 

では最後に、原曲の歌詞とドラマの関係を見ておこう。清志郎の訳詞もいい

けど、原曲も非常にいいし、シンプルで上手いのだ。

 

  If you miss the train I’m on

  You will know that I am gone ・・・

 

普通に冒頭を訳すと、「もし、あなたが、私の乗った列車に乗り遅れたら、私が

去ってしまったとわかるでしょう」。ただ、ちょっと違う意味合いとして、「もし乗

り遅れた列車に思いをよせるなら、それは私への思いなのよ」と超訳すること

もできる。もっと言うなら、列車と私を忘れないでね、という願い。「miss」とい

う英単語の2つの意味を重ねて使用したもの。

 

その後、訳詞だと「500マイル」(約800km)の連呼に「ひとつ、ふたつ、みっ

つ、よっつ」という思い出のカウントが織り込まれてるけど、元の英語の歌詞

では最初、「100miles」なのだ。

 

100マイルなら、故郷まで汽笛が聞こえるかも・・と何とか思える。でも、100、

200、300、400、あぁ、500マイルも離れてしまった。もう、故郷にも、あな

たにも決して届かない距離なのね。。意訳するなら、そうゆう文脈。下の写真

はヘディ・ウエスト本人、ウィキペディアより。パブリック・ドメイン(公的所有)。

 

160412b

 

 

          ☆           ☆          ☆

ここでドラマを思い出してみると、さくらの故郷は広島(安芸川尻駅は呉市)で、

東京との距離は陸路(道路、鉄道)で大体、500マイル=800km程度。だか

らもう、思いが届かない。

 

ところが、「100マイル」=160kmくらいの距離なら、私の声が届くかも知れ

ない。それがまさに、このドラマの物語になってたのだ。微妙に遠い存在だっ

た広平に、さくらの歌声が遂に届く。しかし、やっぱり故郷への思いはどうに

もならないし、お母さんも遥か遠い存在、500マイル=800kmのまま。幼い

頃に傷ついたままの私の心も、今さらどうにもならない。。

 

したがって、歌詞に合わせるなら、このドラマは悲しいラストになるのが自然

だろう。でも月9だから、絶対にハッピーエンドなのだ(笑)。途中なんて見な

くても、何の心配もいらないんだけど、音楽のセッションのシーンも味があっ

たし、『人妻』・・・じゃなくて『昼顔』木下ほうかの怪しげな顔も嫌いじゃない♪

 

予定を変更して、来週も見ることにしよう。演出家・西谷弘にも拍手。さくらの

涙を洗車の水しぶきで表現したシーンは斬新だった。なお、駅と違って、「広

島第一高校」というのは実在しないようだ。「広島第一女子高等学校」は、97

年に桜ケ丘高校へと改名したらしい。

 

ラ「ブ」ソングではなく、ラヴソング。イノセント・ラ「ブ」ではなく、イノセント・ラヴ♪

それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

 

 

P.S. 初回の視聴率は10.6%。この低さに、福山の結婚や吃音がどの

     程度関係してるのかは、まだ不明。。

 

P.S.2 ドラマで聴いてた『500マイル』は、忌野清志郎・細野晴臣・坂本冬

      美によるユニット、HISのアルバム『日本の人』に収録されたものだ

      と、テック・インサイトが書いてる。その記事の出典は、twitter。

cf.  吃音(どもり)の多因子モデルCALMS~『ラブソング』第2話

   やさしさに包まれたなら、二重の陽性転移~第3話

   もっかい、もう1回!、音楽療法~第4話

   ブルーハーツ「終わらない歌」、終わる夢~第5話

   月夜に好きよ♪、ろくでなしのダメ男~第6話

   雨の彼方に虹、Leola(太陽の声)「Rainbow」~第7話

   過去の自分との幻想的ふれあい~第8話

   ラヴソングへのラヴソング~第9話

   さよなら、やさしい悪魔(DIABLO)~最終回

 

       ・・・・・・・・・・・・・・・   

   真解=深海の光を目指す水ロケット~『ガリレオ 真夏の方程式』

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   『ガリレオ』第1話、ドラマと原作の比較

   『ガリレオ』第1話の脚本チェック☆

 

                        (計 4059字)

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500マイルはざっと800キロメートルで・・・およそ東京と広島の間の距離くらいである。 回想シーンでヒロインは広島県出身であることがわかるのでそういう意味も含まれる。 ヒロインの歌う「500マイル」は米国のシンガー・ソング・ライターであるヘディ・ウェストの「500miles」(1961年)を忌野清志... [続きを読む]

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