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ラヴソングへのラヴソング~『ラヴソング』第9話

今日はいけないの

こどもに会う メールが来たの

何か楽しそうにやってんだって

ムカつく旦那と姑に引き取られた後に

今じゃすっかり向こうに馴染んじゃって

でもまあ あの子が幸せなのが一番なんだけどね

会えなくても 一緒にいられなくても

あの子がやりたい事が出来て

笑顔でいてくれたら それで私はいいやって

 

 

            ☆          ☆          ☆

折角、第5話に続いてメイン脚本家を神森万里江に替えたんなら、このシー

ンはもう一声、遊んで欲しかった。「今日はイケないの この前はイケたけど」

とか♪ コラコラ!

 

もう、ドラマの序盤で神森の脚本だと分かってしまった。良し悪しや好き嫌い

はともかく、ノリが軽いのだ。ざっくり言うなら、本来の脚本家である倉光泰

子は芸術系(マニア向け)、神森はエンタメ系(大衆向け)。

 

誤解が一部に広がってるかも知れないから、念のために書き添えると、ウィ

キペディアで数日間、第7話の脚本家が「野木亜紀子」と書き込まれてた。

私は録画してないけど、いま野木はTBSの連ドラ『重版出来!』で忙しくて、

ツイッターもその話だらけだから、ラヴソングの脚本担当はあり得ないだろ

う。ウィキでも現在は、第7話の脚本家も倉光へと修正されてた。

 

 

          ☆          ☆          ☆   

話を戻して、今回の第9話。脚本協力として倉光が関わってるから、どこが

誰という話はハッキリとは出来ないけど、神森特有のノリの軽さを感じるシー

ンは多々あった。

 

広平(福山雅治)と工場長(木下ほうか)のやり取り。広平がさくら(藤原さく

ら)に向けて紙飛行機を飛ばしたシーン。広平が部屋の鍵をガチャガチャ

やってたのにかけ忘れてた時の、空一(菅田将暉)の激しい突っ込み。そし

て、奇妙なほどこだわってた牛丼屋。

 

ちなみに広平の謎の注文「牛丼のとくとく てっぺんの大盛り 肉なかひや

盛り つゆジャブジャブ」♪ 

 

まだ完全な解読には成功してないが、とくとくセット(店のメニュー)で、具を

大盛りにして、冷たいご飯につゆをたっぷりかけるという意味か。「肉なか」

は不明だけど、肉の下側のご飯のことかね。肉の中盛という意味なら、てっ

ぺんの大盛りと矛盾するかも。ロケ地は茗荷谷の「丼(どんぶり)太郎」とい

う情報がある(注文はチケット制)。

 

 

         ☆          ☆          ☆

まあ、要するに、言葉のつながりと発音の面白さを出すと共に、「7秒の勇

気」で注文を言えるようになったさくらの遥か上を行く注文を口にすること

で、上の立場を保ったわけだ。

 

特に曲作りの実績では、広平が上。ヒネった形の、「オレに付いて来い」と

いう台詞。さくらはキュンっ ♡ としたはず。美味しそうなメニューだから♪ 

そっちか!

 

そう言えば、先日話題になったサッカー日本代表、「アモーレ」長友(笑)。カ

ラオケ店まで「俺について来て」と言うと、アモーレ(愛する人)の平愛梨は

勘違いして、胸キュン ♡ 一生ついて行くと決めたらしい。そんなにカラオケ

好きとは知らなかった♪

 

そこで妙な自立&対等意識、あるいは年上意識を出して、「私がスマホ

で調べます」とか言うようでは、大和撫子(ヤマトナデシコ)失格なのであっ

た。ま、一部のフェミニズム系にはウケるとしても。

 

 

         ☆          ☆          ☆ 

さて、今日はたまたま、唱歌『故郷』に関する記事にコメントを頂いてるが、

この誰でも知ってる曲はもちろん、ふるさとへの愛を歌ってるもの。つまり、

人間以外の存在へのラヴソングだ。

 

生物学的な欲求は別として、人の愛=ラブというものは、最初は母親に向

けられる。幼児にとっての「ふるさと」、生まれ故郷であり、飲食物も抱擁も

与えてくれる偉大な存在。その後、父、その他へと範囲が拡大して、質的に

も進化していく。特に大きな愛の変化は、両親からそれ以外への、対象の

拡大。身近なものから外部への拡大と言ってもいい。

 

そしてもう一つは、生物への愛から非生物への愛への、質的な拡大だ。

例えば子どもは、(小さな)動物を好むし、オモチャとか一部の物体も好む

が、広大な風景や抽象芸術にはあまり興味を示さない。それに対して、大

人の愛の対象は、無限なのだ。愛への愛、メタレベル愛もありになる。

 

大人の愛は、対象を求めたり、直接的に触れるだけでもない。愛するがゆ

えに別れるということもあるし、間接的に愛するというパターンもある。例え

ば、愛する人が何かを愛してる時、それが残念ながら自分でなくても、大切

にするとか。。

 

一方、「ソング(song)」という英単語の語源をwiktionaryで色々探ると、

「歌う(sing)」という単語と同じく、元々は「話す」という意味のようだ。

 

ということは、「ラヴソング」とは、歌だけでなく、愛を語る言葉の全体を指す

もの。そうすると、この『ラヴソング』と題するドラマの見方も変わって来る。

 

 

          ☆          ☆          ☆

まず始めに、ドラマ自体が「ラヴソング」。つまり、愛を語る言葉の集まりだ。

 

続いて、さくらにとってのラヴソングとは、広平への愛の歌であると同時に、

歌への愛でもある。その意味では、ラヴソングは、「ソング・ラヴ」。だからこ

そ、声帯を失うかも知れない手術の前に、「もう一度 歌を作りたい」と書い

てた。もちろん、できれば広平と一緒に。

 

空一に気を使ったのか、消しゴムで消してたこのメッセージ自体が、歌への

愛を語る言葉。たとえ短くても、メロディーが無くても、本質的に「ラヴソング」

なのだ。ラヴソングへの、ラヴソング。

 

そして、この記事の冒頭で引用した涼子(山口紗弥加)の台詞も、ラヴソン

グだ。これから久々に会う、実の子どもへの愛を語ると共に、空一への愛も

遠回しに語ってる。正確には、「さくらに対する空一の愛」への愛。優しく包

みこむような、おばさん・・・じゃなくてお姉さんの思いやり。

 

涼子が、さくらと広平の関係を知ってるかどうかはそれほど関係ない。結果

的に、失恋気味の空一への応援歌となってる。広平に反発してた空一も、

その後、態度を改めたのだ。まるで、涼子の言葉をもじるようにして。

 

幼馴染の愛するさくらを、ムカつくおっさんに取られて、今じゃすっかり向こ

うに馴染んでる。でもまあ、あのコが幸せなのが一番。あのコがやりたい事

が出来て、笑顔でいてくれたら、それでオレはいいや。。

 

 

           ☆          ☆          ☆

この空一の、ちょっと哀しい成長には、別のキッカケもあった。涼子の言

葉をかみしめて、思い直し始めてた頃、牛丼屋で曲が流れ出す。

 

ストレートなラヴソング、『好きよ 好きよ 好きよ』は空一にとって、愛する

さくらの歌という意味でも、ラヴ・ソング。つまり、アモーレ・ソング♪

 

そして、人気歌手のCHERYL(シェリル : Leola)がインスタグラムに書い

てくれたらしい、この曲へのレコメンド(推奨)も、シェリルから広平への愛の

言葉、ラヴソングだ。正確には、「さくらに対する広平の愛」への愛を語る

レコメンド。広平が「老け」たと言っても、まだシェリルには、さくらへの嫉妬

や羨望もあったはず。

 

そうした思いを乗せて、ラジオから流れ出した歌は、色んな意味でラヴソン

グになってた。さくらの反応がちょっとビミョーだったのは、ちょっと恥ずかし

さや照れくささも感じたし、シェリルへの嫉妬もあったからだろう。神代先生

とどんな仲なの?と思い始めると、心がかき乱されて、つい牛丼屋のタダの

紅しょうがを爆食いするのであった♪

 

 

         ☆          ☆          ☆

ちなみにシェリル役のレオラは、真美(夏帆)のサプライズで一番大泣きし

たとツイートしてた。ま、本当にあんな日取り変更があったら、新郎の両親

や式場スタッフが大泣きしそうだけど♪

 

160607a

 

 

          ☆          ☆          ☆

最後に残されてるのは、春乃(新山詩織)に対する広平の愛。来週の最終

回でもう少し描いて欲しい所だが、既に新曲『SOUP』の中に入れてるの

かも知れない。春乃への愛も、さくらへの愛も、音楽への愛も入れて、グツ

グツ煮込んだスープとしての、ラヴソング。

 

新山のツイッターを見ると、さくらとLeolaと3人でSpecial Liveを終えた

様子をつぶやいてるから、来週のどこかで登場するはず。本編か、単なる

エンドロールかはともかく。

 

160607b

 

 

藤原さくらの方は、池袋サンシャインシティのライブも大好評で終えた後、

『SOUP』がアルバム・ランキング1位に登場した嬉しさで、「ギャーー」と叫

んでた♪ 素直で可愛くて、いいね。

 

160607c

 

 

          ☆          ☆          ☆

このドラマ、色々と欠点もあるけど、愛に対する愛、「ラヴソングへのラヴソ

ング」であるのは確か。こうした作品は今、なかなか視聴率を取れなくなって

るからこそ、こだわりを持って作り続けるスタッフやキャストには、限りない

大人の愛が必要だ。

 

その意味で、私は遠くから、ドラマ・レビューの形でラヴソングを書き続ける。

それは、ドラマ『ラヴソング』へのラヴソングでもあるし、「ラヴソングへのラヴ

ソング」へのラヴソングでもあるのだ♪

 

 

          ☆          ☆          ☆  

やがてAIがドラマ・レビューを書き始めると、こうしたメタ・レベルの思考を

示す文章が増えるかも。人間知性も負けてはいられない。そのためには、

独自の解釈や発想、関連付け、遊び心がますます重要になってくるだろう。

 

あらゆる領域でコンピューターに追い越されつつある人間への、切ない愛

を語ることもまた、ラヴソングなのだ。このくらいヒネった所まで来ると、AI

どころか読者もついて来れないかも(笑)。

それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

 

 

cf. 故郷の広島、東京から「500マイル」(800km)~『ラヴソング』第1話

   吃音(どもり)の多因子モデルCALMS~第2話

   やさしさに包まれたなら、二重の陽性転移~第3話

   もっかい、もう1回!、音楽療法~第4話

   ブルーハーツ「終わらない歌」、終わる夢~第5話

   月夜に好きよ♪、ろくでなしのダメ男~第6話

   雨の彼方に虹、Leola(太陽の声)「Rainbow」~第7話

   過去の自分との幻想的ふれあい~第8話

   さよなら、やさしい悪魔(DIABLO)~最終回

 

                         (計 3933字)

              (追記 23字 ; 合計 3956字)

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「Soup」は英語である。 日本語の「スープ」は西洋料理の「汁物」を指すという見解があるが・・・それには異論もあるだろう。 たとえば・・・「カレー」はスープではないのだろうか。 「カレー・スープ」はカレー味のスープらしいが・・・どろっとしていたり、具が入っていたらスープでないとしたらコーン・スープの... [続きを読む]

受信: 2016年6月 8日 (水) 04時18分

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