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告白のタイミング、返答のための時間~『好きな人がいること』第5話

言葉の解釈や受け止め方というのは、本当に難しい。そもそも、語った本

人の意識や意図が、言葉の「正しい意味」かどうかが難問だが、差し当た

りその点はおいとこう。

 

普通に問題になるのは、意味が複数絡み合ってて、相互に矛盾・対立し

てる部分もある場合。あるいは、語られた内容と現実世界の間にかなり

差がある場合とか。言葉の受け手、聞き手が複数いる場合も迷うはず。

 

たとえば昨日、平成28年8月8日に、天皇陛下がビデオメッセージで国

民に表明した「お気持ち」。この異例の率直な告白の冒頭では、次のよう

に語ってた。

 

  天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは

  控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話

  したいと思います。

 

 

         ☆          ☆          ☆

「個人として」と言っても、天皇は常に天皇、公人中の公人であって、私

人として生活することは可能でも、私人として社会とふれ合うのは困難。

 

象徴天皇のお気持ちが正式に広く公表された以上、無視することはで

きない。しかし、天皇が生前退位を望んでるとか、摂政をおくことは否定

してると普通に解釈するにせよ、天皇自身の明言までは無いし、「皇室

制度に具体的に触れることは控え」るとされてる。

 

仮に現行の制度や法を変更、生前退位を認めて摂政は認めないとする

と、実質的に象徴天皇が皇室制度を変えた形になってしまう。

 

また、「国民の理解を得られることを、切に願っています」と言われても、

直ちに国民投票や選挙を通して決定するのでは、むしろお気持ちに背

いてしまうはず。過半数とか多数派の意見で割りきるような性質の事か

どうかも不明。

 

とりあえず、ある程度のまとまった時間が必要なのだ。考え、議論し、対

処する時間。天皇の告白に、国民が返答するための時間が。長過ぎて

も短過ぎても無意味だから、どのくらいの時間をかけるかがまた微妙な

論争点となる。

 

それに対して、天皇陛下のお言葉のタイミング、話す時期の選び方につ

いては、当然ながら最善だったと思う。これより早いと唐突、遅いと意味

が薄れてた。本番に少し先立つ情報の伝え方も、巧みでお見事だった。。

 

 

         ☆          ☆          ☆

一方、話のレベルが変わり過ぎて恐縮だが、『スマスマ』の『好きな人が

いること』SPの放映タイミングはどうだったか。

 

普通、この種のビストロを通じた番宣は、連ドラの序盤でやるものだと思

うが、昨日は既に5話が終了した直後。内容から考えて、収録も最近の

はず。私はテレビの番組表を見てなかったし、気づいたのは単なる偶然

だった。別に、収録に長時間かかるような感じでもなかったから、諸事情

でスケジュールが後ろにズレ込んだということか。

 

中身を一言でまとめると、桐谷美玲も山﨑賢人も可愛くて、カツは美味し

そうだった♪ 勝ちはキムタク&稲垣吾郎ペアで、桐谷がキスしたと。

 

 

        ☆          ☆          ☆

桐谷に関するクイズの正解によると、彼女は山より海に行きたくて、花火

の最中にキスをしたくて、年上に甘えたいらしい。

 

50歳くらいと中居正広に言われて、ちょっと難しい顔をしてたから(笑)、

本音だと40歳くらいまでだろう。一回り上まで。もともと、このドラマは若

者をターゲットにしてるから、あの発言で男性視聴者が減ることもほとん

どないはず。

 

山﨑は、ドラマだと無愛想すぎて可愛い夏向を演じてるけど、実は天然

でイジラレ役らしい。

 

試食の際、熱いとか冷たいとか言うタイミングが早過ぎると、隣の三浦翔

平に突っ込まれてた♪ あれ、2回目はもっと極端に早く言ってボケた方

がウケてたね。バラエティ番組のお約束にも、まだ慣れてない訳か。

 

 

        ☆          ☆          ☆            

一番最後には、野村周平だけ・・・といった感じで、今後の展開もほの

めかしてた。ウチでも前から書いてたように、3兄弟の中で冬真だけが、

生まれや育ちが違うのかな。だから、家でも料理関連でも浮いてると。

本人の意識というより、周囲の雰囲気とか遺伝子のせいかも。

 

今回のドラマで再び映った戸籍謄本を見ても、父・柴崎春人の配偶者が

萩原涼子で、2人とも「除籍」になってることくらいしか分からない。

 

ただ、東村(吉田鋼太郎)にレストランの権利を譲渡する「最終契約予定」

は、ドラマ終盤というか、8月31日になってたから、もうしばらく千秋(三

浦)には余裕がある。それまでに、夏向や冬真に事実を告白して丸く収ま

れば、東村の脅迫は無意味になるはず。

 

タイミング的には、来週か再来週、つまり6話か7話がベストだろう。そも

そも、その話は恋愛ドラマにとってそれほど重要じゃないから、少し早め

に解決した方がいい。最後までハラハラさせるのは、あくまでヒロイン美

咲恋愛の行方なのだ。メインのスポンサーはメナード。女性向けの番組

なんだから。。

 

 

         ☆          ☆          ☆

では、そろそろドラマ第5話の中身に向かおう。新聞の番組欄のサブタイ

トルは「告白」。最近の連ドラとしては珍しいくらい、シンブルかつ核心を

つくものになってる。

 

ごく簡単に表面的なまとめを書くなら、今回、美咲(桐谷)は悪ガキ軍団

に邪魔されて告白できず。絶好のタイミングを奪われてしまったのだ。

逆に、絶好のタイミングを手に入れたのが夏向で、最後に、「俺がいんだ

ろ。俺がそばにいてやるよ」と告白してた。

 

ただ、深読みして解釈するなら、実は美咲は暗黙のうちに千秋に告白し

たとも言える。「今までありがとうございました。そして、さようなら。楓さ

んとお幸せに。私はこれから、夏向くんと付き合うかも知れません」。

 

 

         ☆          ☆          ☆    

もちろん、楓(菜々緒)のもとに千秋を行かせたのは、美咲の意識の上で

は、楓と千秋のために身を引いたことになってるはず。優しい千秋さんと

別れて、ムカつく夏向となんて、とんでもない♪

 

ただ、このドラマに限らず現実でも、女の側から別れを切りだす時には、

実は他に男の影があることが多い。本人が認めなくても、明らかなこと。

私の周囲でも度々、実例を見て来た。

 

美咲の心の奥深く、無意識の部分では、既に夏向の存在が大きくなって

たわけで、だからこそ千秋と花火に「行くな」と言ってた夏向の部屋へ、

自分から入って行ったのだ。夏向がビールを飲んでる夜に。何かあって

も、まったく言い訳できないシチュエーション。何しろ相手は、レストランで

さえ無理やりキスした若い男。

 

そう考えると、あの時、夏向がいつも以上に無愛想だったのは、身ぶり

で告白してたとも受け取れるわけだ。浴衣着て千秋と花火なんて、俺

は絶対に認めない! いい加減にしろ!

 

そしてダメ押しのように、再び夏向に絶好のタイミングが来る。千秋と別

れた美咲が1人ぼっちで海岸で泣いてる、夏の花火大会の夜。

 

どんだけ出来過ぎのタイミングだよ!とか、突っ込んでも仕方ない♪ 

これが月9なのは、本当は分かってたはず。その上で見続けるという

ことは、要するにこのベタベタな展開が大好きなのだ。大好きなものに

突っ込みを入れるのは、夏向的な幼くて可愛い行動ということだろう。

 

ただ、美咲としても急に夏向に切り替えるのは難しいから、返答にはしば

らく時間が必要になる。そうしてる間に、また別の問題が生じるはず。去

年の『恋仲』を考えても、やっぱり別れや恋敵が必要だろう。まだ残り5話

か6話あることだし。

 

意外なライバルとして期待してるのは、若葉(阿部純子)とか♪ 先輩を

カワイイと思う気持ちが、やがて深化して、夏向に立ち向かうのだ。ラス

トフレンズか! 

 

っていうか、前期も今期も、月9スタッフはどんだけ広島カープのファンな

んや! 今回のあの妙な応援団と盛り上がり、桑村さや香の台本には一

切無いので、念のため♪

 

 

         ☆          ☆         ☆  

最後に、その台本との違いについて。いまだに無料で読む方法が分か

らない視聴者がいらっしゃるようだけど、FOD(フジテレビ・オン・デマンド)

に最低限の登録さえすれば、0円でアプリにダウンロードできるし、クレ

ジットカードの入力も不要。今回なんて、放映の3分後にはもう読めた。

 

ただ、あちらも商売。有料契約が欲しいのだから、まぎらわしいシステム

にはなってる。当然、自己責任による注意は必要。

 

で、色々ある違いについて書く余裕はもう無いから、一つだけ書いとこう。

ドラマで、美咲の最後の台詞。「行っちゃった。千秋さん、いなくなっちゃっ

た」というのは、台本にない。

 

ドラマは、千秋がいなくなった代わりに俺=夏向がいるという、変化の

構図を分かりやすくしてるわけだ。それに対して台本の美咲の最後は、

「好きな人がいるって、こんなに苦しいんだね」。つまり、より一般的な

恋愛の切なさを語るものになってた。

 

 

        ☆          ☆          ☆  

演出の金井紘はテレビドラマを作り、脚本の桑村・LiLy・大北はるかは

小説とか文学を書いてる。連ドラとしては、金井の方がプロフェッショナ

ルなんだろう。

 

説明は分かりやすくして、代わりにラストの映像でアートしたのだ。2人

の足だけ映して、遠くに花火があるカット。この段階での2人の関係と

距離感も表してて、綺麗だった。

 

とか言いつつ、実は美咲のゲタが落ちそうで、ずっと気にしてたりする♪

ちなみにスマスマのNG集には、ゲタが落ちるシーンは無かった(笑)。

それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

 

 

cf. ケーキより甘い梅干し♪~『好きな人がいること』第1話

   ご褒美としての笑顔、言葉、台本~第2話

   自分の気持ちに嘘つく理由~第3話

    隠された想い、隠しきれないハート~第4話

   東京タワーから見えないもの、中心の欠如の補完~第6話

   母の欠如を補う、死んだ父~第7話

   希望(ESPOIR)の裏返しとしての嫉妬(RIOPSE)~第8話

   彼方の夢、夏向のガラス玉~第9話

   ノープラン、手ぶらのときめき旅行~最終回

 

                       (計 3780字)

             (追記 110字 ; 合計 3890字)

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» 好きな人がいること 第5話 [MAGI☆の日記]
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受信: 2016年8月 9日 (火) 12時11分

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