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大隅良典教授のノーベル医学生理学賞2016、受賞理由(英語原文と和訳)

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今年もまた、日本人がノーベル賞を受賞した。しかも今回は単独受賞

だから、自然科学系だと1987年の利根川進教授以来、29年ぶりの

快挙☆ 名前が1人だけだから、輝きが一際目立ってる。

  

そこで、いつものように、英語の公式HPからコピペ&翻訳させて頂こう。

世界レベルの公的発表でもあるし、著作権の問題は生じないと考える。

     

下は、細胞内で自分自身の要素を食べる「自食作用」(オートファジー)

のメカニズム。左から右へと、まず膜で包んで袋にして、他のもの(リソ

ソーム)と融合して自食するプロセスを単純化して描いてる。

      

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      ☆        ☆        ☆

では、プレス・リリースの最初から和訳して行こう。基本的には直訳に近い

ので、堅苦しい日本語だが、英語原文との対応関係は分かりやすいはず。

          

2つの固有名詞(ノーベル会議、カロリンスカ研究所 or 医科大)

には、スウェーデン語が使われてる箇所もある。文字化け防止のため、

アクセント記号は省略。複数形は、訳した所と無視した所がある。人名

の漢字は「大隅」が正しくて、「大隈」は誤字なので、要注意。

            

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Nobelforsamlingen

The Nobel Assembly at Karolinska 

Institutet

      

Press Release

 2016・10・03

   

ノーベル会議

カロリンスカ研究所・ノーベル会議

  

プレス・リリース

2016年10月3日

  

The Nobel Assembly at Karolinska 

Institutet has today decided to 

award the 2016 Nobel Prize in 

Phisiology or Medicine

   to

Yoshinori Ohsumi

for his discoveries of mechanisms

for autophagy

  

カロリンスカ研究所のノーベル会議は今日、2016年

のノーベル生理学・医学賞を、ヨシノリ・オオスミ(大隅

良典氏)に贈ることを決定した。

オートファジーの様々なメカニズムを彼が発見した

ことに対して。

    

   

      ☆        ☆        ☆

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Summary

This year’s Nobel Laureate

discoverd and elucidated mechanisms

underlying “autophagy”,a  fundamental

process for degrading and recycling

cellular components.

          

要旨

今年のノーベル賞受賞者は、細胞の要素を分解して

リサイクルする基本的なプロセスである、「オートファジー」

の下にあるメカニズムを発見し、解明した。

   

  

The word “autophagy” originates from 

the Greek words “auto-”,meaning

“self”,and “phagein”,meaning “to eat”.

Thus,autophagy denotes “self eating”.

   

「オートファジー」という単語は、ギリシャ語で自分を

意味する「オート」と、食べることを意味する「ファゲ

イン」に由来する。よって、オートファジーは自分を

食べることを示す。

  

This concept emerged during the 

1960’s,when researchers first

observed that cell could destroy

its own contents by enclosing it

in membranes,forming sack-like

vesicles that were transported to

a recycling compartment,called

the “lysosome”,for degradation.

   

この概念は1960年代を通じて登場した。当時、研究者

達は、細胞が自らの中身を破壊しうることを初めて観察

していた。中身を膜で包み、袋のような小胞(液胞)を形

成し、「リソソーム」と呼ばれる分解器官へと運ぶ。

   

  

       ☆        ☆        ☆

Difficulties in studying the

phenomenon meant that little was

known until,in a series of brilliant

experiments in the early 1990’s,

Yoshinori Ohsumi used baker’s

yeast to identify genes essential

for autophasy.

   

その現象の研究における数々の困難によって、1990

年代初頭の輝かしい実験の数々までは、ほとんどの事

が分からないままであった。この頃、大隅良典氏がパン

酵母を使い、オートファジーにとって本質的な遺伝子を

発見したのだ。

         

He then went on to elucidate the

underlying mechanisms for autophagy

in yeast and showed that similar

sophisticated machinery is used

in our cells.

           

彼はさらに、酵母のオートファジーの下にあるメカニズムを

解明し、より洗練された同種の仕組みが我々の細胞で使わ

れていることも示した。

   

   

       ☆        ☆        ☆

Ohsumi’s discoveries led to a new

paradigm in our understanding of

how the cell recycles its content.

   

大隅氏の諸発見は、細胞がどのように中身をリサイクル

するのか、我々が理解する際の新たなパラダイム(枠組み)

をもたらした。

   

His discoveries opened the path to 

understanding the fundamental

importance of autophagy in many

phisiological processes,such as

in the adaptation to starvation or

response to infection.

   

彼の諸発見は、多数の生理学的プロセスにおけるオート

ファジーの根本的重要性の理解へと、道を切り開いた。

例えば、飢餓への適応、あるいは、感染への反応。

  

Mutations in autophagy genes can

cause disease,and the autophagic

process is involved in several

conditions including cancer and

neurological disease.

        

オートファジー遺伝子における突然変異は、病気を

引き起こすことがある。また、オートファジーのプロセ

スは、ガンや神経学的病気も含め、いくつかなの条件

に含まれている。

    

    

       ☆        ☆        ☆      

ちなみに、オートファジー。洗濯機でお馴染みの「ファジー」と似て

るとか言われたこともあるそうだが、あれは「fuzzy」で、英語の綴り

も発音もハッキリ違ってる。

    

とにかく、同じ日本人として、本当に嬉しいし、誇らしい。

それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

   

    

cf. 大村智教授のノーベル医学生理学賞2015、

      受賞理由(英語原文と和訳)&休養ジョグ

    

                       (計 2839字)

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