« 五輪マスコット&フル翌日からジョグ3連発&18年2月の全走行距離 | トップページ | 「小保方晴子日記」の感想12~『あの日』出版、米誌『ニューヨーカー』記事、告発と事情聴取 »

誤差あり!、お互いのズレを埋める謝罪と行動~『BG~身辺警護人~』第7話

面白かった~! 島崎(木村拓哉)のセリフと合ってない、時計の

針が(笑)。そこか! いや、誰も指摘してないような感じだから、

私が指摘しとこう。例の誤差なし確認シーン。

 

島崎は「9時35分52秒」と口にして、「誤差ありありじゃないですか!

電池切れですか?」と沢口(間宮祥太朗)に突っ込まれてた。本当は

9時43分ごろ。朝イチの軽いミーティング後だから、そのくらいの

時刻になる。島崎は、村田(上川隆也)の腕時計を借りた。

 

ところが直後、机の警護員必携マニュアルの上に置いた自分の

腕時計は8時35分♪ ストーリー的に重要だからアップで映した

のに、誤差ありありなのだ。

 

180302a

 

非営利の個人サイトにおける限定的引用なので、著作権法の許容

範囲と考える。後の画像でも、肖像権には別に配慮しておいた。

 

スタッフがアナログ腕時計に慣れてなかったのかな。すぐ直せる

部分だし、BG・・じゃなくてBD(ブルーレイディスク)では修正

されるかも。

 

ちなみに、『FINAL CUT』初回タイトルバックで指摘した英単語

のミスは、第2話ですぐ修正されてた。連続ドラマの顔だし、当然

だろう。

 

 

     ☆        ☆        ☆

もちろん私はアンチじゃなくて、マニアだから、些細なミスの指摘以上

に、誉め言葉もちゃんと入れとく。あの腕時計はメジャーな高級品

だし、意味のある選択になってる。

 

スイスの高級腕時計メーカー、オメガ(OMEGA)の、シーマスター

(Seamaster)。つまり、「海の達人」という名前だから、

高性能の防水ということ。1995年以降、スパイ映画で有名な

『007』シリーズで、主人公ジェームズ・ボンドが使って来たらしい。

 

シーマスターの中でも、あれはアクアテラ(Aqua Terra)

という機種。つまり、水中でも陸上でも使える、という意味だ。

雨の中の仕事だけじゃなく、デートにもはめて来てね♪ってこと。

 

いかにもダイバーズ・ウォッチという感じの機能重視じゃなくて、

ビジネスや日常生活にも溶け込む洗練されたデザイン。レディース

の1つを見ても狙いが分かる。オメガの普通の街用よりはシンプル。

ただし女性の場合、水中での実用性より陸上でのキラキラを求める

から、他のアクアテラはもっとゴージャスだ。

 

180302b

 

拓哉ラブの貴女にお勧めしよう・・と書いとくと、何か貰えるかも♪

ステマか! ベルトだけ皮に替えるのもアリかな。上の機種だと、

価格コムで税込72万円。ロンバケの最初は96年の放送だから、

若いカップルの恋愛にバブルの余韻が残っててもいいのだ。

 

 

     ☆        ☆        ☆

で、その腕時計を仁美(山口智子)が島崎にプレゼントしてたのが、

昔の雪のクリスマスかな。受け取った島崎は、挙動不審でキョドった

後、あらたまった態度で、

 「俺、一生、守りたいんだけど」。

 

ベタなプロポーズに仁美は、

 「じゃあ、一生、私が守りたいんだけど

と、ひねったOKの返事。

 

 「守るのはこっち♪

 「じゃあ守って ♡

 

そして2人は、素敵な電飾の前でメリーゴーランド。フィギュアのペア

なら技術点(基礎点)ゼロだろうけど(笑)、視聴者的にはGOE

(出来栄え点)で満点。視聴率も高いのであった。

 

22年前の名作『ロングバケーション』の力、恐るべし♪ 第7話は

過去最高へと急上昇、15.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 

180302c

 

ちなみにウチでは8年半前、再放送の録画を使って、最初と最後だけ

レビューしてある。ロンバケとは、長いお休みを経て、元の人生の

流れに上手く戻る、リターンの物語だった。その象徴が、スーパー

ボールの見事なリターン(跳ね返り)なのだ。

 

 奇跡のリターンがもたらす輝き~『ロングバケーション』第1話   

 完璧な重層的リターンという奇跡~『ロングバケーション』最終回

 

 

    ☆        ☆        ☆   

ところで、2人の服装の色(黒と白)も含めて、こうした男女の役割

や外見・行動の違いの強調には、欧米中心に逆風が吹いてる。

 

自動車レースの最高峰F1でも先日、グリッドガール(コースで車と

レーサーのそばに立つレースクイーン)の廃止が話題になった。

性差別の解消という建前に加えて、大人の事情もあるというお話。

 

だからこそ今回のドラマの冒頭では、高梨(斎藤工)に

 「男尊女卑とでも何とでも言ってください」

と言わせてた。一部に批判や反感もあるだろうけど、女を男が

守らなければいけないのが現実だと。わざと、「女」という言い方で。

 

社会を守る警官の男女比だと、女性は13分の1。国を守る自衛官

だと、女性は20分の1。これが今の日本の現実だ。

 

将来的に女性を増やす方向はいいとして、どこまで増やすのか、

半分にするのか。今後も議論が続くはず。差別とか平等というものの

意味が問われる。

 

例えば、学校、会社、フィギュアスケートなど、服装の男女別規定は

性差別なのか。フィギュアのペアで、大きい男性が小さい女性を

持ち上げたり振り回したりするのはどうだろうか。映画やアニメで、

『美男と野獣』はアリか。。

 

 

    ☆        ☆        ☆

要するにこれらは、ズレを埋め合わせる問題なのだ。女と男、同じ

人間でも、多少の違い、ズレが色々とある。それをどこまで、どう

やって埋め合わせるのか。

 

そう考えると、今回のドラマで、謝罪というものが果たしてた役割に

気付く。政治家・五十嵐(堀内正美)は民事党幹事長として権力を

持ち、元秘書・植野(萩原聖人)は使い捨てにされて自殺を考える。

 

この2人の大きなズレ、違いをそれなりに埋め合わせるものこそ、

五十嵐の謝罪と思われた。しかし大物政治家は、非を認めて頭を

下げることができない。仕方なく、SPの落合(江口洋介)が土下座

したけど、植野は納得せず。不公平すぎて、死ぬに死ねない。

 

 

      ☆        ☆        ☆

島崎はこの場面で、時間を稼ぎながら植野に隙を作らせるために、

両手を上げて、仁美への最後の一言を語らせてもらう。

 

それこそ、離婚につながった過去の振舞いへの謝罪。純也(満島

真之介)のボディガードで起きたアクシデントの後、生活が荒れて

仁美に逃げられた頃のことを素直に謝ってた。

 

元妻への謝罪と、命がけで守ろうとする行為は、元夫婦のズレを

埋め合わせる。そこで南・・じゃなくて仁美も、言い返す形で愛を

示すのだ。

 

それじゃあ私が冷たい女みたいじゃない! 自分は距離をおいた

だけ・・とか強く言い返したのは、ロンバケへのオマージュ(敬意を

込めた模倣)だけじゃなくて、自分の側に植野の注意を集めるため。

島崎に向いてる銃口を、自分に向けるためだ。

 

島崎の命がけの行為に対する、仁美の命がけの応答(リターン)。

激しい口調のやり取りに気が緩んだ植野は結局、SPに取り押さえ

られる。

 

あの時、島崎の華やかな活躍が無かったのが、この作品の特徴だ。

キムタク・ドラマにありがちなヒーロー像とは違う、素朴で素うどん的な

描き方。まあ、唐沢寿明は山口智子にとってヒーローだったという

噂があるけど♪

 

 

      ☆        ☆        ☆

植野が持ってた、円筒形の銃身が4つつながってるピストルは、

散弾銃ではなく、一発ずつ4回発射する機種(の模造品)だと思う。

真正面からだと、漢字の「田」みたいな形に見える。

 

おそらく、COP.357 Derringer。デリンジャーとは、

似たタイプの銃を発明した昔の人の名前。この機種は、警官(コップ)

向けで直径0.357インチの大きな弾丸を撃つ小さな銃。その世界

で有名らしい。

 

下は英語版ウィキペディアより。銃身が4つあるのは、僅か14cm

の銃に3cmの長さの弾丸を4つ装填するためだと思う(下ではなく

上の中央から挿入)。手で握る部分は小さすぎて弾丸は入らない。

 

180302d

 

あの緊迫した場面で、落合は部下に、銃は最終手段だと言いつつ、

自分は銃を構えてた。一見おかしな行動だが、要するに部下が

処罰されるのを防いでる優しさなのだ。かつて、村田が自分を

かばってくれたのと同様の心配り。突っ込むどころか、ジーンと

感動する姿だった。。

 

 

      ☆        ☆        ☆

結局、仁美は島崎に二度守られたことになる。最初は、子持ちで

年上の仁美に恋人を奪われてストーカーになった女(遊井亮子)に

対する警護。

 

走って逃げる直前、仁美は学生時代に陸上1000m・・じゃなくて

800mで県大会2位とか言ってたけど、これが山口智子の実話か

どうかは確認できない。栃木県の陸上大会の記録を調べてもダメ。

 

たぶん、800mという種目名は本当だろうと思う。脚本上の作り話

なら、100mとか短距離とする所だから。私の得意種目(1500m)

と同じ、中距離走。だから何? 日常的に役立つのだ。鬼ごっことか、

駅までダッシュとか♪

 

単に山口が陸上部だったという点だけなら、私も前から聞いてたし、

今でも女性誌『FRAU』のインタビューに掲載されてる。フォームも

様になってるし、「たくましい骨格」のスタイルもアスリート体型だし、

マラソンでも始めればいいのに。大きなバッグは、ロンバケの象徴

にもなってたね。長いお休みだから。

 

180302e

 

ちなみに陸上の実績が事実なら、35~40年前の女子だから、

800mのタイムは2分20秒前後だろう(細かっ!)。このペースで

53本続けると、先日の設楽悠太のマラソン日本新記録になる。

2.5本連続なら、高校時代の私だ。聞いてない? あっ、そう♪

 

 

     ☆        ☆        ☆

最後に、監督の常廣丈太のこだわり映像にも注目しとこう。かなり

カメラの撮影方法にこだわってる。今回だと、非常に近くからの

アップ映像が多いし、鏡の類を多用してた。

 

鏡とは、もう一つの自分を映し出す装置。つまり、ある存在の誤差や

ズレを表現する道具で、非現実感や幻想性も生じる。

 

元夫婦が昔みたいに会う場面とか、立原愛子(石田ゆり子)がお飾り

役の自分をトイレの鏡で見つめる場面とか。下は、島崎&仁美が天井

の鏡に映ったカットと、2個のグラス(?)を通したようなカット。

 

180302f

 

180302g

 

他に、植野がビルの屋上に上がって飛び降り自殺しかけたシーンは、

階段でヒッチコック監督の名作の1つ『めまい』を意識。網の外に

出た時は、わざとカメラを20度くらい斜めに傾けて、視聴者の視線も

揺さぶってた。プロらしいこだわりで、いいね♪

 

村田の死亡フラッグ(死を予告するもの)は、最終章に引き付ける

ためのフェイク(偽物)だと思うけど、果たしてどうか。

それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

 

 

P.S. 拓哉ラブ ♡ の同期の桜ブロガー、アンナちゃん。今週は

   ラジオ『ワッツ』の感想で綺麗なボケ・ツッコミ(笑)。いいね♪

 

  「あっ、そうそう、フォロワーさんが読まれてましたね。

  知った人が読まれるって、他人事に思えなくて嬉しいよね confident note

  私も読まれる日が来るかな?

  メール出してないけど smile

 

 

cf.慢心=警護(security)は人間の最大の敵

   (『マクベス』第3幕)~『BG~身辺警護人~』第1話

 旧靴=窮屈からの自由、オーダーメイドのフットガード~第2話

 緊縛かのん、谷底へのバンジージャンプ~第3話

 ウェディング・イブ、涙は夜更け過ぎに雪へと・・♪~第4話

 捨てるな!、新たなマイウェイへの出発~第5話

 安全が一番と言いつつ、危険に向かう人間~第6話

 無駄死にさせてはいけません!、人も組織も~第8話

 他にもあった、大切なもの~最終回

 

                (計 4497字)

    (追記 40字 ; 合計 4537字)

|

« 五輪マスコット&フル翌日からジョグ3連発&18年2月の全走行距離 | トップページ | 「小保方晴子日記」の感想12~『あの日』出版、米誌『ニューヨーカー』記事、告発と事情聴取 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

「芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/123750/66452231

この記事へのトラックバック一覧です: 誤差あり!、お互いのズレを埋める謝罪と行動~『BG~身辺警護人~』第7話:

« 五輪マスコット&フル翌日からジョグ3連発&18年2月の全走行距離 | トップページ | 「小保方晴子日記」の感想12~『あの日』出版、米誌『ニューヨーカー』記事、告発と事情聴取 »