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Wolfram Alpha(ウルフラム・アルファ)日本語版、高校数学の質問にすぐ応答

数学の簡単な問題を解くフリーソフト、システム、プログラムといった

ものは、5年以上前に何か(Maxima=マキシマ?)を少し

オンラインで使って以来、ご無沙汰になってた。

 

英語だし、数式の入力の仕方も分かりにくかったし、出て来た結果

の表示も無味乾燥。慣れれば役に立つだろうけど、慣れるまで使い

続ける気がしないというか、1回試しただけで満足してしまった。

 

それに対して、先日たまたまネットで知った Wolfram Alpha

という質問応答システムは、数学以外もカバーする高性能に加えて、

見やすいデザイン。おまけに2018年6月18日には、数学関連

だけ日本語版が公開されたようだ。公式ツイッターでいきなり、直線

と放物線が囲む面積(高校2年、数学Ⅱ)を解いてみせてる。

 

180708l

 

というわけで、3週間遅れながらちょっと試してみた。以下、簡単に

紹介してみよう。ウルフラムというのは開発者の名前で、英語版

は2009年に開始。ウルフラム言語というものを使うらしい。

 

 

     ☆       ☆       ☆

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上図がトップページ上段で、既に言語を英語から日本語に変更

した後。私は基本的にPCを使ってるけど、iPadでモバイル用

ページを見た時には言語を変更する場所が見当たらなかった。

「クエリ」という IT用語は、「質問」と書く方が分かりやすい。

 

180708b

 

わざわざ「高等学校 数学」という項目を作ってるのは、現在の性能

のレベルも関係してそうだけど、有料契約の勧誘もあるだろう。

 

180708k

 

普通の契約(Pro)だと、1ヶ月630円。答を出すまでの、

「ステップごとの解説」とかが加わるそうだ。手軽な家庭教師としては

良さそうだけど、高校生が使うスマホでの使いやすさが問題か。

 

 

    ☆       ☆       ☆

180708m

 

まずは元々サンプルとして挙げられてた、数学Ⅰの因数分解。

「既約因数分解」というのは、この問題では意味がないけど、

複素数範囲で(無理やり)1次式の積まで分解したものらしい。

 

180708c

 

驚いたのが、3Dプロットとか等高線プロット。要するに、元の

x,yの式をzとおいて、3次元の曲面を描いてるのだ。0.1秒♪

因数分解された式から考えて、y=xとかy=-xの時は

z=0となるから、等高線のバツ印の2直線はすぐ納得できる。

等しい高さz=0になるような、点(x,y)の集合ということだ。

 

180708f

 

続いて、分母の有理化。ご丁寧に、小数の近似値とか、最小多項式

まで一瞬で表示してくれる。最小多項式とは要するに、与えられた

数を解として持つn次方程式(右辺は0)の左辺の内、次数が

最低で、最高次の係数が1である式。たまに出題されるものだ。

 

 

     ☆       ☆       ☆

180708g

 

これも凄い。サイコロ5個の目の合計に関する、確率分布と期待値。

1個だったら、

 (1×1/6)+(2×1/6)+・・・+(6×1/6)

=3.5

5個なら5倍で、17.5。

 

180708h

 

ただ、日本語入力の解釈はまだ苦手なようで、「サイコロ5個の

和」とか、「・・・目の合計」とか入力すると処理不能。

「サイコロ5個の和」は、「サイコロ1個の目と、数5、との和」

と解釈してる。だから期待値は3.5+5=8.5なのだ♪

 

180708i

 

とはいえ、放物線の式の頂点やグラフも軽くこなすし、

数学Ⅲの定積分も可能。

 

下は、本来は有料の「ステップごとの解説」を、無料でサンプル表示

したもの。「微積分の基本定理を適用」という説明は余計というか、

書かない方が親切だ。「極限で評価」というのも、「上端のπと下端

の0でそれぞれ計算し」と書くところだろう。どうも、発想が大学以上

の数学になってる。答を枠で囲んで色を付けてるのは、親切。

 

180708j

 

 

     ☆       ☆       ☆

他に、論理学の真理値計算とか真理値表作成もやってくれる優れ

モノで、私が時々使ってるカシオの高精度計算サイトと比べても、

遥か上。とはいえ予想通り、まだまだ一般には普及してない。

 

「ウルフラム」でツイッター検索すると、もっぱら北海道すすきのの

新しいSFバーが話題になってた♪ やはり、理数系マニアよりサブ

カルチャー好きの方が遥かに多いということか。まあ、一部は重複

してるだろうけど。私も含めて♪

 

なお、今週はちょっと少なめ、計13395字で終了。

ではまた来週。。☆彡

 

             (計 1768字)

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コメント

このソフト、多用しています。感覚的に教えてほしいことがあります。このソフトを利用すると、入力により処理時間オーバーと出てきます。フリーソフトなので当然です。そのとき、「混んでいない時にもう一度トライを」と言うメッセージが出ます。ここから質問です。地球規模で人類が一番多く眠っている時間帯は日本時間で何時ころだと思いますか?

投稿: gauss | 2018年7月 9日 (月) 01時28分

> gauss さん
  
こんばんは。毎度コメントどうもです。
  
多用してましたか。流石、数学と情報の専門家ですね。
僕も何度かクリックの反応が無くて、諦めました。
まあ、無料だとこんなもんでしょう。
  
「地球規模で人類が一番多く眠っている時間帯」を
「感覚的に」と言われても、理性的に考えてしまいますね♪
   
第一感はインドの西側、ニューデリー辺りの早朝。
世界の人口分布から大まかに考えるとそんな感じでしょう。
ウチのブログのアクセス解析では、日本時間で朝4時台が
一番少ない時間帯で、ほぼ一定してます。
    
ただ、ウルフラム・アルファのウィキペディアを見ると、
ヒンディー語版は貧弱で、中国語版はわりとマトモです。
インドはあまりウルフラム・アルファを使ってないと
推測すると、インドの東側の早朝。
  
インドの朝は遅めという情報もあるので、結論としては、
現在だと日本時間で8時~9時くらいでしょうか。
秋冬だと9時~10時とか。
   
もちろん、ほとんど自信はないので、悪しからずご了承を♪shine

投稿: テンメイ | 2018年7月 9日 (月) 23時27分

理性的な解答、ありがとう!!
日本時間の春夏朝8~9時、秋冬朝9~10時ですね。。
今度、この時間帯にトライしてみます。今まで、同じ処理で、ある時間は出来たが、この時間は出来なかった。またはその逆、という経験は殆どありません。
では、どのように逃げているかと言うと、人間ができるところまではなんとか人間がやって、その後をお願いすると言う利用の仕方です。

投稿: gauss | 2018年7月10日 (火) 00時23分

> gauss さん
   
こんばんは。ご丁寧にどうもです。
  
「理性的ではなく、感覚的にです」とか
ダメ出しされなくて安心しました。
現実的な利用の仕方、参考にさせて頂きます。  
   
AI&ネットと人間との共存は巨大なテーマですが、
僕の場合はもっとデジタルの力を利用すべきなんでしょう。
知のあり方を全面的に考え直すべき時期ですね。
個人も、社会も。。shine

投稿: テンメイ | 2018年7月11日 (水) 23時24分

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