« アナン元・国連総長、「sing it all together」(セサミストリート)&最後の多摩川、快走♪ | トップページ | アジア競技大会(インドネシア・ジャカルタ)、バスケットボール選手の国外買春と刑法、『日本選手団としての行動規範』など »

生け花・華道の形と様式、天・山・海・心と流れ菱(京都・神宮流)~『高嶺の花』第6話

お盆の帰宅ラッシュと重なったからか、視聴率7.8%(ビデオ

リサーチ調べ、関東地区)まで落ち込んでしまった『高嶺の花』

第6話(8月15日)。

 

野島伸司の脚本が複雑すぎるし、直人(峯田和伸)のルックスで

離れる女性もいるだろうけど(失礼♪)、ドラマの作りとしては別に

メチャクチャになってる訳じゃない。

 

今回、新興流派の龍一(千葉雄大)の原点に、京都・神宮流(?)

の幾何学的な型・構図・様式があることがほのめかされた。今日は

もう放送から5日後の木曜だけど、マニアックな解説記事を書いて

みよう。今現在まだ、ネット上の以下のような説明は見当たらない

し、ツイッター検索でもヒットしない。

 

画像は基本的に、日テレの無料動画からのキャプチャー。非営利

の個人サイトのレビューにおける限定的で好意的な引用なので、

著作権の問題は生じないと考える。肖像権には別に配慮してある。

 

 

     ☆       ☆       ☆

180820a

 

一番わかりやすかったのは、このノートPCの画面。3分割の内、

左半分の大きな図面は、真正面ではなく少し上から見下ろす

角度で、ほんの少し右側から見てる感じもある。

 

真ん中の下に置かれた「心」(シン)という要素(例えば大きな花)

を除くと、「天」(テン)と「海」(カイ)の間に、「山」(サン)2つ

挟まって、斜めの四角形を構成してるのだ。タクシーの後部座席

でもも(石原さとみ)は「流れ菱」(ナガレビシ)と呼んでた。

 

180820c

 

上図は、モニター右下の図面だけカットしたもので、真上

(ABOVE)から見た様子。上から見ても、天・山・海・山の4点

が流れ菱(斜めの四角形)になってるのが分かる。

 

180820b

 

上図は、モニター右上の図面だけカットしたもので、真正面

(FRONT)から見た様子。少し歪んでるけど、やっぱり「心」を

除く4点で斜めの四辺形になってる。

 

私がネットで調べた限りだと、こうした幾何学的な図と説明を提示

してる本物の華道流派は、京都の専慶流(せんけいりゅう)のみ。

数学みたいな理論的説明で、興味深かった。池坊専慶とは無関係

な(?)、冨春軒仙渓が350年前(江戸時代)に創流とのこと。

 

専慶流の場合、天・海・山2つの代わりになる4つのポイントが、

「主・留・副・前副」などとされてた。当然、一つの流派の中でも、

複数の様式が定められてるし、かなり自由な現代的生け方もある。

 

 

      ☆       ☆       ☆

実際のドラマの生け花として、龍一が昔、神宮流(?)の対決で

ライバルに完敗した時の画面で確認してみよう。トラウマ的シーン

として、悪夢に出て来るようだった。

 

180820e

 

0-7の無残な敗北。うなだれる龍一の前を見ると、真横からでも、

上から下まで4つのポイントがあるのが分かる。

 

180820f

それに対して、圧勝したライバルの側は、上中下の3つのポイント

から構成されてるように見える。専慶流にたとえるなら、生花

(セイカ)の形の「天・人・地」みたいなものか。

 

ちなみに、なな(芳根京子)が龍一のマンションからこっそり持ち

出してた(?)図面だと、「天」が円グラフというかパックマン型、

「海」が十字キー型、「山」が半円、「心」が赤丸のアイコンで

描かれてた。高度に抽象化されてるのが分かる。

 

180820d

 

 

     ☆       ☆       ☆

なお、ももの月島流だと、もっと自由にいろんな形を使ってる

ような気がする。下は今回、みんなの前で実演してた、後ろ生け。

枯れた木(流木、しゃり木=シャリボク)は手に入れにくいとか

説明しつつ、全体的に大きく広がる生け花を創ってた。

 

180820g

 

ただ、公式サイトの生け花ギャラリーにある下の画像などは、

天・人・地の3ポイントのパターンに見える。大きく伸びる緑、

小さいピンクの花、大きな白い花。4ポイントの流れ菱には

なってない。

 

180820h

 

ちょっと生け花に興味が湧いて来たところで、今日はこの辺で。。☆彡

 

 

 

cf. 傷つけられた時に哀しむ人は、愛の人、いい女です

     ~『高嶺の花』第1話

  後ろ生けと鏡に映るもう一人の自分、力学の意味~第2話

  「犯罪者は外見で判断できる」、ロンブローゾ~第5話

  ハンナ・アレント『責任と判断』とゲイン・ロス効果~第7話

  エリアス『時間について』と、子どもの頃の自分~第9話

  黄色い高嶺の花は、純潔な太陽の光~最終回

 

             (計 1632字)

     (追記 74字 ; 合計 1706字)

|

« アナン元・国連総長、「sing it all together」(セサミストリート)&最後の多摩川、快走♪ | トップページ | アジア競技大会(インドネシア・ジャカルタ)、バスケットボール選手の国外買春と刑法、『日本選手団としての行動規範』など »

「文化・芸術」カテゴリの記事

「映画・テレビ」カテゴリの記事

「芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アナン元・国連総長、「sing it all together」(セサミストリート)&最後の多摩川、快走♪ | トップページ | アジア競技大会(インドネシア・ジャカルタ)、バスケットボール選手の国外買春と刑法、『日本選手団としての行動規範』など »