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『いだてん』金栗四三のストックホルム五輪マラソン、謎だらけ・・

記事の準備に手間ヒマかけて、上手くまとまらないことがたまにある。その多くは、(ネット上で)なかなか信頼できる根拠が見当たらない場合だ。今回の1912年ストックホルム夏季五輪・マラソンもその類。下は英語版ウィキペディアより。

  

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NHK大河ドラマ『いだてん』第12話「太陽がいっぱい」を受けて、英語の海外情報を探してみたけど、信頼できる有益な情報がなかなか無い。出典・根拠を示してない情報が多いし、内容的に怪しいものもある。日本語ウィキも同様(いつものように)。NHKがほんの少し挿入した公式動画(?)の金栗は、流石に信用していいかな♪

   

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     ☆       ☆       ☆

スタジアムからの往復コースで、折り返し地点の映像も多分、信用していい。金栗は映ってないけど。コース途中の応援風景も同様。

   

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ところで上の2枚を見ると、アレッ?と思うことがある。それほどの猛暑に見えないのだ。帽子はみんなかぶってるけど、薄着してる様子がないし、日陰に逃げる感じも見られない。当時の現地の習慣とか服装・文化が分からないけど、常識的に考えると、ホントに猛暑ならもうちょっとそれなりに対応・反応すると思う。

    

そもそも、優勝タイムは2時間36分台だから、距離がやや短かったことを考えても(40.2km)、当時としてはトップクラスの速さ。本当に気温が30度もあったのか?

  

単なる「予想外の気温の高さ」と「日差しの強さ」を表現するのに、曖昧で誇張した温度が使われてる可能性もある。実際、公式記録の書き方も、暑さに関してはあまり客観的ではない。

   

   

      ☆       ☆       ☆  

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上が、著作権が消えてパブリック・ドメイン(公的所有)になってる公式記録。文章10ページに加えて白黒写真も豊富だけど、詳細な気象条件は無い。まあ、その点は現在の報道でもあんまし変わらないけど♪ スタート地点の気象条件だけとか、何も書いてないとか、その程度がほとんどだ。

   

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金栗四三についても、名前だけは一応「Siso Kanakuri」と書いてるけど、本文には登場せず。もちろん、ゴールした選手34人のリストにも入ってない。

  

金栗が日射病(または熱射病・熱中症)になって途中で介抱されたというのは、色々な話を総合すると正しそうだけど、その後どうなったのかもよく分からない。意識不明で運ばれたのか、自分の意志で意識的に宿舎に帰ったのか。

   

   

     ☆       ☆       ☆

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スポーツ歴史家のワーシュ・ワールストローム氏が語る運命の分岐点も、想像なのか推測なのか事実なのか、ハッキリしないのだ。介抱した民家の場所と正式コースから、金栗が間違えた地点を推測したということか?

 

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「彼はここで伝説になった」。その右に間違えたとされる地点に、右向きの矢印の標識があるのは、偶然なのか、スタッフの過剰演出なのか♪ カメラと編集は明らかに青い標識を狙ってる。

  

  

     ☆       ☆       ☆

やっぱり、ネットの限界かもしれないから、金栗に関する研究書とか読む必要がありそうだね。まあ、なかなか図書館には置いてなさそうだし、わざわざ買うのもビミョーだし、大きい書店で立ち読みするしかないか(セコッ・・)。国立国会図書館のデジタルコレクションも、限定公開がほとんどであんまし役に立たない。

  

金栗の著書(共著)『ランニング』は公開されてるけど、五輪マラソンの話は少ないし、選手の人数さえ曖昧な記憶で「80名近かった」とされてる。実際は、出走者68人、エントリー100人くらいのようだ。本人の記憶や報告の正確さについて考える時、このズレは見落とせない。証言というものの不正確さは、心理学でも有名だ。

      

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というわけで、かなり調べまくったのに、さっぱりスッキリしないまま記事をアップするハメになった。非常時でも毎日更新をキープするには、妥協するしかない。でも、またいずれ調べると思う。とりあえず今日の所はこの辺で。。☆彡

  

         (計 1691字)

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