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警察に絶望した男、絶望して警察に入った女、真逆のブルーマーダー(悲しい殺人者)~『ストロベリーナイト・サーガ』最終回

今夜は危険な賭けに初挑戦(?)してみよう。極度に疲れて眠い状況で、お酒を飲みながらドラマ・レビューを書いてみる♪ 途中で眠気をガマンできなくなるのが目に見えてるけど、1度くらい試してみてもいい。

   

『ストロベリーナイト・サーガ』11話の全話の単純平均視聴率は6.6%。第1話の延長を加味した加重平均だと6.7%。いずれにせよ、淋しい数字だけど、ドラマとしての出来は決して悪くなかったと思う。特に、個人的に初めて見た二階堂ふみの演技は、最後まで安心して見れた。見続けた人は結構満足してたんじゃないかな? まあ、私が見たのは3分の2くらいだったりする♪

    

   

     ☆       ☆       ☆

さて、私は第10話も見てないどころか、最終回(第11話)とつながってるのも知らずに、TVer(実際はFOD)の動画で最終回を視聴。エピソードタイトルも原作も知らないままだったけど、大体の流れは分かった気になれた。

   

見終わった後で、「ブルーマーダー」という言葉の意味を調べると、ウィキペディアに「ブルーマーダー」の項目があった。元警察官の殺し屋・木野(要潤)が、「青いベネチアンマスクをつけて出没することから」、ブルーマーダー(青い殺し屋)と呼ばれてるとだけ書いてる。仮面舞踏会や仮装パーティーで使うマスクを、ベネチアンマスクというわけか。

  

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ただ、小説のタイトルとしての「ブルーマーダー」は当然、「blue」(憂鬱な、悲観した)という英語を意識したもののはず。普通の犯罪者たちにも悲観してるし、警察内部の悪人にも絶望して憂鬱になってる元警察官。元は警官のままスパイになってたのに、警察の上司に裏切られ、見捨てられたらしい。

  

当然、生き地獄を体験した後、ひたすら暴力団員や半グレ達を(?)殺しまくる。ただ、最後は姫川玲子(二階堂)に発見されて、逮捕された。実は末期がんというオチまでついてて、ガンテツ(江口洋介)も拍子抜けした表情。もう裁判とか死刑とか、意味がない人生なのだ。末期がんだといつ知ったのか分からないけど、案外、それなりに充実した最期かも。。

   

    

     ☆       ☆       ☆

ここで、そのブルーマーダーの過去が気になって、原作を探してみたけど、最寄りの書店には無し。仕方ないから、またAMAZONの電子書籍の無料サンプルを読んでみた(セコッ・・)。すると、誉田哲也の他の小説よりも冒頭が分かりにくい。おそらくこれも意図的なものだと思う。ブルーマーダーの具体的な人物像をぼかして、広がりを持たせてるのだ。

  

まず若い感じの男が語り手になって、ヤクザ者2人にオレオレ詐欺の手伝いをやらされてる状況が描かれる。食べ物もロクに与えられず、免許、保険証、印鑑、カード、アパートの鍵とか、全て取り上げられてる状態。このヤクザ者2人(山口、浦田)も、まるで1人しかいないように曖昧に語られてる。

   

とにかく、ドラマから考えると、この悲惨な男が岩淵時生かな? もし間違いが分かったらすぐ訂正する(☆追記:原作で確認した)。あまりにひ弱だから、元警察官のブルーマーダーとは思えないのだ。   

   

その後、ヤクザ者2人がたまたまいない時に警察が乗り込んできて、残ってた男の人生が劇的に変わり始める。ここで急に場面が変わったらしくて、「オッサン」とか「ジジイ」と呼ばれてる男の話に移行。これがドラマの茅場元組長(相島一之)かな?(☆追記:原作で確認)

   

借金取りに追われて、排泄物をおもらししてまで追い返そうとする工場経営者というのは、最終回のキャラだと茅場しか思いつかない。これも後ほど、間違いが分かったら訂正する。

   

   

     ☆       ☆       ☆

とにかく、社会の最底辺でもがいてるような2人のもとに、1人の変わった男が登場するのだ。しっかりした身体つきだけど、物腰が柔らかい。その男が、オッサンに取引を持ち掛ける。機械を使った工作を手伝ってくれたら、借金を棒引きにしてくれるとのこと。

   

もちろんオッサンは信じないけど、「最初は・・信じてはいなかった」と書いて序章が終わるから、後で信じて行動を共にしたということになる。ということは、その変わった男がブルーマーダーだろうか? これまた間違いが分かったら訂正する予定。(☆追記:確認した)

   

どれが誰かはともかく、序章で闇に生きる3人の男が紹介されてて、しかも全員、名前が分からない。おそらくこれは、3人とも広い意味でのブルーマーダー(悲観的で憂鬱な殺し屋)であることを示してる。続いてもう一人、全く別の「殺し屋」が登場するのだ。

   

   

     ☆       ☆       ☆

第一章はガラッと舞台が変わって、警察内部のお話。主役であるヒロイン・姫川玲子が登場するのは当然と言えば当然だけど、無料サンプルの最後近くに興味深い台詞があるのだ。監察医の國奥(伊武雅刀)が「姫」とおしゃべりするシーン。

  

 「本当に姫は、殺しと聞くと嬉しそうな顔をするなぁ」

 ちょっと──。

 「そんな、人聞きの悪い言い方しないでよ。別に、嬉しそうになんてしてないでしょ」

 ただ自分の専門分野の仕事が回ってきて、自然と気合が入っているだけのことだ。

   

これが表面的な言い訳に過ぎないことは、ドラマを先に見てるのですぐ分かる。実は姫川は、ある意味、殺しが好きなのだ。殺したくて殺したくて、頭の中では何度も実行してるほど。

  

ただし、ブルーマーダーと違って、殺したい相手はたった1人と言うか、むしろ2人と言うべきか。まず第一に、自分をレイプした男を自分の手で殺したい。一方、レイプされる途中で抵抗を止めてしまった自分も殺したい。

  

玲子がその思いを、岩淵&茅場コンビと人質・菊田(亀梨和也)の前で告白した時、岩淵をレイプ犯の代わりに殺したい願望と、自分が殺されたい願望とが重なり合ってたはず。実際、菊田が鎖骨を折られた状態で岩淵を投げ飛ばさなければ、玲子はピストルで岩淵と相撃ちになってた可能性がある。その少し前にも、殺される可能性は十分あった。

   

    

     ☆       ☆       ☆

結局、姫川玲子も潜在的なブルーマーダーであって、現実に殺しが起きても不思議はない。犯人を撃ち殺すにせよ、犯人に撃たれるという形で自分自身を殺すにせよ。

   

極限状況で、愛する玲子からこれほど悲しい告白を聞かされた菊田は、とりあえず、きっぱりと思いを断ち切るしかない。自分の思いや支えなど、とても届かないほど深い悲しみだし、そもそも自分は結婚相手がいるし。いや、結婚がいつなのか、どうゆう経緯なのか、私は全く知らないけど♪ 第10話で唐突に出て来た展開かな?

   

事件解決後のラストシーンは悲しいほど綺麗だった。菊田の病室にお見舞いに来た玲子が、また姫川班を作ることになったら集まってくれるかとたずねると、菊田は絶対かけつけると約束する。ただしあくまで、職場の部下として。

   

   

     ☆       ☆       ☆

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玲子が病室を去るのを待ってたようなタイミングで、菊田の奥さんらしき女性(大塚千弘)がやって来る。玲子と妻と病室のドアの中央に「亀梨和也」のテロップを挿入した上のカットが決まってた。演出・石川淳一の狙いすましたショット。玲子を無言で見送った後、病室で明るく振舞う妻と、優しく振舞おうとする菊田の姿が涙を誘う。

   

これぞ、自分を隠して別人として振舞う仮面舞踏会=マスカレード。殺し屋ではないけど、菊田夫婦もベネチアンマスクをかけたまま新婚生活を過ごすのであった。少なくとも、しばらくの間は。。

   

あぁ、アルコールが入った状態で最後まで書けた! そうか、こんな事が出来るのか・・と思ってまた次に試したら、今度は途中で寝て毎日更新が途切れちゃうかも♪ ともあれ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

   

  

  

cf.不幸な精神疾患の患者の(犯罪的)行為をどう扱うか~第1話

『ストロベリーナイト・サーガ』第2・3話つぶやき&小雨ジョグ

「右では殴らない」理由、右手は愛と敬礼、殴るなら言葉で第4話

『ストロベリーナイト・サーガ』第8話、一言つぶやき

   

         (計 3217字)

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