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国立感染症研究所・エボラ大惨事のシミュレーション~『インハンド』第10話

驚くべき回だった。まさか、画面中央に食卓カバーがドーンと映るとは♪ そこか! 現在、フードカバーとか呼ばれてる食事用の網(小型の蚊帳)を平成ブロガーが最後に見たのは小学校低学年くらいだから、20年前か(笑)。高家(濱田岳)の母ちゃん(宮崎美子)が紐倉(山下智久)を意識して口紅を塗ってたことにも驚愕した。「いまのキミは ピカピカに光って~」。古っ!

     

・・・とか軽口を叩いてる場合じゃない。HULUオリジナルの国際英語ドラマ『THE HEAD』出演に狂喜乱舞したり、インスタグラムがなかなか更新されないとかボヤいたりしてる場合でもないのだ(笑)。僅か1ヶ月弱、投稿5件でフォロワー300万人! 美青年の拡散力、恐るべし。。 

    

   

      ☆       ☆       ☆

では、何に驚くべきか。ドラマ終盤の大きなエピソードになってる、エボラウイルス感染のお話だ。今の社会状況を考えると、マジで怖い。ガクガク、ブルブル。。

      

このストーリーは、主として脚本の吉田康弘が書いてるのかね? 朱戸アオの原作マンガの「ペルセポネの痘(あばた)編」にも、バイオテロによるウイルス感染の惨事が描かれてるようだけど、ドラマのこのストーリーはどう見ても、つい最近の世界と日本の状況を反映したものだ。

   

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まず、朝日新聞デジタルの19年6月15日の記事から(新聞も同日夕刊掲載)。アフリカ中部のコンゴで、エボラが流行して死者1400人。しかも乱立する武装勢力によって、医師や医療施設に対する襲撃があって、エボラの封じ込めが難航してるとのこと。上の写真は、肌に接触せずに体温を測ってる様子。

   

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上がWHO(世界保健機関)のサイトにある最近の発表(6月14日)。かたくて分かりにくい官僚的な表現で、コンゴ国内は緊急事態だけど世界的にはまだそこまで危険な状況ではない、という話が書いてある。

   

    

      ☆       ☆       ☆

ただ、日本には特殊なリスクが生じてるのだ。ドラマだと、山と田畑に囲まれた栃木県西芳賀郡相羽村が舞台になってたけど、リアルな問題は東京都で、人里離れた田舎というわけではない。

  

海外から大勢の観客が来日する東京五輪2020の前に、エボラ出血熱その他の研究を進めておこうということで、国立感染症研究所・村山庁舎に病原体が輸入されようとしてる。庁舎内にある、USB・・じゃなくてBSL(バイオ・セーフティー・レベル)4の施設。下は感染研HPより

   

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上の写真を見ると、施設の周辺との関係が全く分からない。まるで人里離れた田舎町のようなイメージにも見える。ところが、Google Earth Proで上空から周辺を見ると、完全な街中だと分かるのだ(データはZENRIN)。

  

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住宅も施設も道路も密集してて、すぐ近くには多摩モノレールまで通ってるから、封鎖するとなると大変だし、人の動きが激しいから多分手遅れになる。コウモリがいるかどうかはさておき、動物や鳥もいるから、すぐに都心にウイルスが運ばれて、日本中に拡散する恐れがある。

  

エボラウイルスの体外での生存期間データは少ないらしい。今のうちに日本地図を眺めて、ウイルスと感染症の伝播をイメージしとこう。たぶん、その時が来たら一瞬で大パニック。福島原発の放射能でもそうだけど、正しく怖がるのはなかなか難しいし、放射能・放射線みたいな物理的存在と違って、生物の方が複雑で厄介だ。

   

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      ☆       ☆       ☆

武蔵村山市HPには一応、「国立感染症研究所村山庁舎のBSL4施設」というページがあるけど、安全性とリスクに関する分かりやすい情報がなかなか見当たらない。単なる行政情報のお知らせに近いのだ。

  

エボラ輸入に関する朝日新聞の記事「エボラ病原体輸入 地元受け入れ了承」(5月31日・朝刊)も、第二社会面に小さめに載ってただけ。普通、目に留まらないだろう。すぐ上に福島第一原発の問題を載せてるのは、意図的な配置かも。

       

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試しに「インハンド 感染研」でツイッター検索すると、ツイートは僅か5つ(リツイート除く)。「インハンド 国立感染症研究所」だと1つしかヒットしない。ほとんどの視聴者は、ドラマと現実の社会状況が結びついてないのだろう。

     

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     ☆       ☆       ☆

そしてもちろん、番組の終わりには、お約束の言葉が映し出される。「このドラマはフィクションです 実在の人物・団体・出来事とは一切関係ありません 新型エボラウイルスは架空のものです」。

   

飛沫感染も空気感染も無くて、接触感染だけだから、マスク、手袋、防護服と隔離エリア・接触者病棟の設置で何とか対応できると。感染力と殺傷力を増幅させた米軍の生物兵器XMDP2なんて、虚構だと。

         

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ただ、牧野(菜々緒)がギリギリで脱出した道路封鎖の状況はよく覚えとこう。想定外の出来事が時々実際に起きるということは、想定しておく必要がある。

  

超イケメンの天才が助けてくれるから大丈夫? ハイハイ♪ アフリカのエボラ終息と抗ウイルス薬の開発に期待しつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

   

  

cf. 明るい未来は僕たちの手の中に~『インハンド』第1話

 失ったものを受け入れて生きていく~『インハンド』第3話

 右腕=助手で泣いて、笑って・・~『インハンド』第5話

 ドーピング・義肢・かもめのジョナサン、限界を超えた景色へ

   ~『インハンド』第6話

   

         (計 2138字)

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