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C’est super、最高のものとの出会い=衝突~『グランメゾン東京』第6話

C’est super!セ・シュペール:最高!)。『ガリレオ』的翻訳なら、「実に素晴らしい」♪ 女子高生的翻訳なら、「ヤバイ」(古い?・・笑)。

      

ドラマ終了後から、ウチには「グランメゾン東京 冨永愛 セリフ フランス語」って感じの検索アクセスが入ってる。5年くらい前から、GoogleやYahooの検索ワードは基本的には分からなくなってるんだけど、スマホの特殊なアクセスとか、一部の検索だけはワードが分かるのだ。割合的には、50分の1くらいかな。

    

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このセリフ。脚本・・と言うより台本に載ってるからなのか、あるいは短くて印象的な言葉だからか、珍しく字幕にフランス語で表示されてた。英語に直訳すると、「This is super」とか。

    

試しにGoogle翻訳を使うと「That's great」と出たけど、やっぱり「super」という同じ綴りの単語を使わなきゃ、味が出ない。『ロンバケ』でもスーパーボールが使われたし、私はコンビニよりスーパーの買い物が好きだし(笑)。英語には、1文字だけプラスしてフランス語に似た発音の「superb」という言葉もある。

   

いずれにせよ、元をたどるとラテン語の「super」で、単に「上」を表す普通の意味だった。それが数百年くらいの歴史の中で、最高という意味に変化してるわけだ。

    

トップレストラン50の「top」だと、順位の中での1位、一番上という意味になるけど、今のフランス語や英語のsuperは別に順位を想定してるわけじゃない。それ自体で最高、スゴイのだ。相沢(及川光博)が今の尾花(木村拓哉)を評して言ってた「最強」という言葉も同様。

   

   

    ☆     ☆     ☆

リンダ・真知子・リシャール(冨永)の絶賛は、gakuの魚料理に対するもの。丹後(尾上菊之助)と祥平(玉森裕太)が協力して創り上げた料理だった。

   

それをまるで、「グランメゾン東京」のパクリ料理のように見せかけてた脚本と映像は巧妙(演出・青山貴洋)。パクったレシピで普通の料理人・柿谷(大貫勇輔)が作っただけだと、折角の鰆(さわら)のローストが、単なる「焼き魚」になってしまうらしい♪

   

ふと思い出したのが、数年前の正月の帰省で、ウチの母親が出してくれた肉料理。牛肉だったと思うけど、「高い肉を買ってみた」とニコニコしながらすぐ横で見てる。私は一口食べて、焼き過ぎの焼肉じゃないか・・(笑)と内心思いつつ、「ホントだ、美味しいな」と小声で褒めたのであった。高級なお肉の調理法が分からない、庶民の悲哀もかみしめながら。

    

江藤(手塚とおる)と違って、心優しい息子の気遣い、いいね♪ 表情の演技までは出来なかったかも知れないけど(笑)。まあ、母親が心を込めた手料理というのは、失敗しようが素材が何だろうが、super、最高なのであった。母親が留守の時、父親が1回だけ作ってくれた素うどん(笑)も最高の思い出だ。『CHANGE』第1話か! 遅まきながら、どうもありがとう。。   

   

   

    ☆     ☆     ☆

ところで私は、実家にいた高校時代まで、親の料理を素直にほめた覚えがあんまし無い。オムライス&オムレツ(具がたっぷり)、コロッケ、水炊き(豚肉)、焼き飯(焦げ目付き)、ナポリタン・スパゲティ、お餅とたっぷり野菜にダシがしみ込んだお雑煮。。

   

どれも凄く美味しかったのに、素直に認めて感謝を伝えれるようになるまで、やっぱり時間がかかってしまったのだ。お子様だったわけね。まあ、今でも少年だけど♪

   

最高のものとの「出会い」(相沢の言葉)において、人がどのように反応するのか。これは、自分自身の「器」や状況にもよるし、相手との関係によっても違って来る。

   

    

    ☆     ☆     ☆

相沢の場合、尾花とはちょっと違う独自の能力と実績を持ってるし、尾花にはない最高の娘・アメリーちゃん(マノン・ディー)も一緒に暮らしてる。余裕のある笑顔で、いまの尾花は最強だと言えるのだ。

  

例のセロリと共に、相沢のアイデアの水晶分担・・じゃなくて「水晶文旦」。ブンタンの学名はラテン語で「citrus maxima」(キートゥルス・マクシマ)だから、最高の(or 最大の)柑橘類という意味だ。脚本家の黒岩勉の意図はともかく、今回のドラマ全体が、最高を表す言葉で統一されてるのが分かる。シュペール、最強、トップ、マクシマ。

  

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実は今回のレビュー。冒頭で、「大昔からある駄菓子が光ってた♪ ボンタンか!」とかボケようと思ってたんだけど(笑)、ボンタンとブンタンは同じ物らしい。簡単に言うとグレープフルーツね。で、水晶のような「あめ色に輝く」果実が高知の特産、水晶文旦。一方、九州産をあめにした超ロングセラーがボンタンアメ(セイカ食品)。最高同士の意外な出会い、いいね!

   

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なお、幅広のツッパリ用学生ズボン「ボンタン」の語源も、この果実から作ったボンタン漬けだとするウワサが流れてる。今後の研究に期待しよう。チコちゃんとか♪

    

    

    ☆     ☆     ☆

さて、余裕のある相沢に対して、複雑な思いを表情と態度に表してたのが、京野(沢村一樹)。仕事や能力は独自のものだからいいとしても、倫子(鈴木京香)の親密なパートナーの座は1人に限られる。

   

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京野が倫子の太腿と合わせてジッと見つめてた(笑)、朝の食卓に並ぶピザ・トースト。本当は尾花に、「どけよ!」と言いたいのに、言えないのであった。最高の女性の隣に座ってるのは、最高の男だから。倫子に繰り返しうながされて、ようやく末席についてニヤけるばかり。ぎこちない三角関係。

  

男の子はいくつになっても元気で、いいね♪ 京野の愛読書は、『週刊現代』と『週刊ポスト』のはず(断定)。お目当ては、袋とじ(笑)。数年前までのコンビニの奥の本棚も好きだったはず・・とか書いても、細か過ぎて伝わらないかも♪

   

   

     ☆     ☆     ☆

ところで、フランス語好きの相沢が厨房で口にしてた、「出会い」という言葉。フランス語だと、「rencontre」(ランコーントル)で、出会いの他に、「衝突」、「対戦」という意味も重なり合う。

  

このフランス語をイメージすると、料理が完成して倫子と手を合わせた時、尾花が「痛っ!」と叫んでた理由もよく分かるのだ。強烈な出会いは、衝突や痛みにもつながる。

  

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それに対して、度々映ってた拳や身体の軽い触れ合い(toucher=トゥシェ、タッチ)なら、ほのかな温かみだけが伝わる。多分これが、グンゼのブランド「Tuche」(トゥシェ)の語源だろう♪(細かっ・・)。広報部の方、違ってたら訂正コメントどうぞ♪ 入力が消えてしまうかも知れないけど。サッカーのトルシエ監督の綴りは全然違う(笑)。関係ないだろ!

       

最高のお店、最高の料理人たちと出会った後、認めてもらえなくて、衝突してしまったのが芹田(寛一郎)。金につられて裏切った後、土下座までする過激な演出を入れて、いい出会いへとドラマを丸くまとめてた。これが大人向けの番組枠・TBS日曜劇場のお約束(『華麗』は例外)。現実社会ならパワハラで民事訴訟かも♪ 芹田のまかないをみんな食べ残すシーンとか。

      

めぐり会いと衝突の融合みたいな、対戦の形へと進んでるのが、丹後と祥平。真知子リシャールも、対戦に近い関係性。フーディーとして、シェフと対戦してるのだ。料理自体も、素材とシェフとの対戦と言える。

    

フランス語目当てで見てる私としても、第6話は変則的ルールの対戦みたいなもの♪ フランス語がほとんど使われない回を、どうマニアックにさばくか。しばらく考えた後に思いついた概念が、rencontre、出会い=衝突だった。

   

英語ならmeetよりもencounterだなと思ってたら、フランス語のrencontreも英語のencounterも、同じラテン語から派生したものらしい。確かによく似てるね・・っていうか、細か過ぎるね(笑)

    

   

     ☆     ☆     ☆

最後に、栞奈(中村アン)の英語のセリフもオマケしとこう。あれは聞きやすかったし、字幕にも英文が出てた。

   

 Here's your Amuse (ヒアーズ・ユア・アミューズ:一口サイズのお楽しみ料理をどうぞ)

 Please eat directly by your hand (プリーズ・イート・ダイレクトリー・バイ・ユア・ハンド:どうぞ素手で直接お食べください)

  

 Take your time enjoy (テイク・ユア・タイム・エンジョイ:ごゆっくりお楽しみください)

  

 最後のフレーズは、そのまま検索しても(ほとんど)出て来ないから、Take your time と Enjoyを続けて言ったんだと思う。接続詞 and の省略かとも思ったけど、and入りのフレーズも用例が見当たらない。英語サイトweblioの用例検索でもヒットせず。

  

というわけで、実はオンエアを見た直後、今週は『まだ結婚できない男』のレビューに変えようかなと思ったんだけど、それなりに満足できる出逢いになった。たまにフランスからアクセスが入ってるというのも、裏の事情としてある♪

   

なお、第6話の視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。仏和・和仏・英和、4冊の辞書とネットで調べまくったところで、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

   

   

  

cf. Allez!(さあ)Bon appetit♪(召し上がれ)~『グランメゾン東京』第1話

 女(ナス)に動かされる男たち~第2話

 ジビエ(狩猟)の基本はシルヴプレ、お気に入りになること~第3話

 『マリ・クレール』記事とコース・メニュー、フランス語の和訳など~第4話

 「ピーナッツオイルもセロリも大切に♪」(パルマンティエ尾花)~第5話

 Promis!(プロミ:約束するよ、フィアンセ♪)~第7話

 Voila!(ほら、ここを見て)、男の浪漫(romantique)~第8話

 ワイン名「Brise.」(ブリーズ:そよ風よ、店をぶち壊せ)~第9話

 thons vagues(トン・ヴァーグ:ぼんやり彷徨う大物マグロ達)~第10話

 mariage de la diversite(マリアージュ・ドゥ・ラ・ディヴェルシテ)、多様性の結婚~最終回

   ・・・・・・・

 パリでキムタクが乗った電動キックボード、Lime-S(『グランメゾン』)&12km走

   

      (計 3915字)

  (追記191字 ; 合計4106字)

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