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「ピーナッツオイルもセロリも大切に♪」(パルマンティエ尾花)~『グランメゾン東京』第5話

「アッシ・パルマンティエ」(Hachis parmantier)なんて長いフランス料理名を繰り返し強調してたから、フランス語ウィキペディアで調べてたら、見覚えのある画像が出て来た。そうそう。1年半前に、ウチのブログ記事で書いた話だ♪ 意外なつながり。実に面白い! 文才豊かな黒木瞳が、朝日新聞のエッセイでネタにしてたのがキッカケ。

     

 マリー・アントワネットとじゃがいもの花飾り、都市伝説かも&12km走

 

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パルマンティエ(A. A. Parmantier)は18世紀ごろに活躍した農学者・栄養学者で、家畜用のエサだったジャガイモを人が食べる習慣に貢献したことで知られてる。上の画像は、彼(右端)がルイ16世とマリー・アントワネットにジャガイモ(pomme de terreポム・ドゥ・テール:大地のりんご、恵み)の花を贈るイラスト。拡散してるけど、信頼できる根拠は見当たらない。実話か伝説か不明。

   

   

    ☆     ☆     ☆

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 「アッシ・パルマンティエはマッシュポテトと牛のひき肉をもとにした料理。このグラタンの名前は、薬剤師アントワーヌ・パルマンティエから来ているに違いない。彼は、塊茎(ジャガイモなど)によって食糧不足に上手く対処できると確信して、ルイ16世に食べてみるよう勧めた」。(フランス語ウィキの翻訳 by テンメイ)

   

ちなみに、日本語で検索すると「アッシェ」とか「アッシュ」という発音も出て来るけど、元のフランス語の発音は「アッシ」か「アッシュイ」。つまり、語尾の母音は「イ」だ。実際、祥平(玉森裕太)と尾花(木村拓哉)も、「アッシ」と言ってるように聞こえる。

  

「hachis」という綴りと発音は変則的。切り刻むという動詞の過去分詞なら「hache」のはずだけど、語源を調べても理由が分からなかった。方言とか他の言語の影響かな・・とか書いとくと、またどなたかが情報コメントをくれるかも♪

  

ただし、春の大幅リニューアル以降、システム障害で入力に失敗することが多いので、念のため。悪しからず。書き込みがどこかに消えてしまうエラーがいまだに直らない。

    

   

    ☆     ☆     ☆

さて、今回の物語、ストーリーの本質は、「どんなものでも大切に接する」ということだ。余り物でも、ハズレものでも。ちょうど、家畜用の食材を高く評価したパルマンティエみたいに

      

まず、パリ・エスコフィユ時代の祥平のまかない料理「Hachis parmentier aux marons et aux champignons」(アッシ・パルマンティエ・オ・マロン・エ・オ・シャンピニョン:栗ときのこのポテトグラタン)も、余り物を活かした工夫だった。ちなみに「マロン」の発音は、日本人の耳だと「マホー」に近く聞こえる。

    

それを、屋外にいた尾花に持って行ったのも、「余りもの」への温かい接し方だった。最新のミシュランで3つ星が取れず、2つ星。しかも、他の従業員が(無理やり)満足してる様子に激怒した尾花は、仲間はずれみたいな形で、一人さみしく屋外へ。そこに熱くて美味しいグラタンを持って来てくれたから、尾花は熱い涙を流してた。案外、猫舌の涙かも♪ ないだろ!

    

次に、尾花のフード・フェスティバル用のカレーも、余った食材の有効利用だし、余った従業員の労働力の活用でもある。

  

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その時、何気に挿入されてたのが、「セロリ」という嫌われものの野菜。2019年、大人が嫌いな野菜で堂々、第1位☆ 子どもでも4位(タキイ種苗のネット調査、全国20歳以上の男女600名)。そう言えば私も、意識的に避けてるつもりはないけど、滅多に食べない。カロリーなら取り過ぎだけど♪

   

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そのセロリが店の冷蔵庫にたっぷり余ってたのを、尾花はカレーの付け合わせに使ってた。相沢(及川光博)から受け取るカットも目立ってたから、SMAPの曲『セロリ』(1997年)の歌詞を読んでみた。「好き嫌いはイナメナイ 夏がだめだったり セロリが好きだったり」(山崎まさよし作詞)。

  

人の趣味や価値観はなかなか合わない。特に、男と女だと。それでも、「がんばってみるよ 少しだけ」。「君のこと 好き」だから。君が料理にセロリを入れたとしても、ちょっとなら我慢するのだ♪ 「セロリ」が多過ぎて「ケンカ」になっても、後で仲直りすると。。

   

   

     ☆     ☆     ☆

さて、ドラマで一番の余り物、ハズレものだったのはもちろん、祥平だ。眉だけ淀川長治・・じゃなくて(笑)彼女の父親には嫌われるし、3年前にはエスコフィユの料理にピーナッツ・オイルを混入してしまった(と思ってる)し。

   

ただ、ピーナッツ(落花生)というのは普通、アレルギー物質どころか、好まれる食べ物で、私もよくボリボリ噛んでる。でん六のポリッピーとか、定番の名作だろう♪ 商品名か! スヌーピーの漫画『ピーナッツ』も人気だ。あれは別の意味だろ!

   

そして、たとえ祥平が混入事件の主犯だったとしても、わざとではないだろうし、不注意のミスだと信じたい。そもそも、祥平が後悔と罪悪感に苦しみながら、仕事を手伝ってくれてるのは明らかなこと。

  

だから、尾花はまかないに、栗ときのこのアッシ・パルマンティエを選んで、祥平に食べさせた。わざわざ、レシピを変えて、ピーナッツオイルを加えて。セロリも(別の料理の?)食材に入ってた。ナッツオイルにもセロリにも、そして祥平にも、「誰にも」罪はない。俺はどれも大切にしたい。。

  

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     ☆     ☆     ☆

ところで、祥平が本当に犯人なのか。まだハッキリしてない。ここまでの黒岩勉の脚本を見ても、振れ幅が大きくて激しくて、まるでテレビドラマみたいな展開になってる♪

   

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今回の映像(演出・塚原あゆ子)を細かく見ても、事件発生直後に祥平は驚いた顔をしてるし、ピーナッツオイル自体を彼が料理に入れたとは断定できない作りになってた。他の犯人が入れたか、容器の中身をすり替えてた可能性は残ってる。

  

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連続ドラマの構成を考えても、話の発端がコンタミネーション(混入・汚染)事故だったのに、第5話で早くも犯人が確定するのは早過ぎる気がする。丹後(尾上菊之助)が「お前なのか?」とかいきなり問いただすシーンも、唐突で不自然な挿入に感じた。

   

そもそも、当時の尾花は完全にパワハラ的なキャラだから、他にうらみを持つ従業員がいたはず。案外、思わせぶりな様子を示してた栞奈(中村アン)の周囲の人物が絡んでるのかも。

   

   

     ☆     ☆     ☆

最後に、今回のフランス語のリスニング一覧。自信がある箇所だけ書くけど、聞き間違いもあるかも♪ エスコフィユの回想場面がほとんど。

  

 Merci beaucoup (メルシー・ボクー:どうもありがとうございます)

 C'etait Michelin (セ・テ・ミシュラン:ミシュランだった)

 On a deux etoiles (オン・ナ・ドゥ・ゼトワール:ウチは二つ星だ)

 Ca va (サ・ヴァ:OK、いいさ)

 Pourquoi・・・contents ? (プークワ・・・コンタン:なぜ喜んでるんだ)

 Qui est le responsable ici? (キ・エ・ル・レスポンサーブル・イシ:ここの責任者は誰だ)

 Bon, tres bien, ・・・reposer (ボン・トレ・ビアン・・・ルポゼ:よし、よく出来た。休んで)

 Bon appetit ♪ (ボ・ナペティ:どうぞ、たっぷり召し上がれ)

  

       

なお、リンダ・真知子・リシャール(冨永愛)の『マリ・クレール』記事については、半分以上、第4話レビューで映像解読&仏文和訳してある。今回、第5話で一瞬映った日本語訳は、ほとんどそのままだったけど、メニューの説明とその前の文が違ってた(細かっ・・)。あの画面で下側のメニューの箇所が入らないから、代わりに文章で補ったんだろう。

   

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    ☆     ☆     ☆

まかないというと、私もあちこちのバイト先で色んな経験をして来た。新橋かどこかの居酒屋みたいな店だと、洗い場で残飯みたいな余り物を渡されたけど、時給は高かった(1200円くらいか)。美味しかったのはやっぱり、一流ホテルだね。まあ、物々交換だったけど・・とだけ書いとこうか♪ コラコラ!

  

今回、男同士の熱い友情か何かがたっぷり描かれてたから、一部の特殊な女子もコンタント(喜んでる)はず(笑)。ちなみに語尾の「ト」は女性形だ。英語の「content」と同形なのは、同じラテン語が語源だからか。語学の勉強になって、いいね♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

   

   

cf. Allez!(さあ)Bon appetit♪(召し上がれ)~『グランメゾン東京』第1話

 女(ナス)に動かされる男たち~第2話

 ジビエ(狩猟)の基本はシルヴプレ、お気に入りになること~第3話

 『マリ・クレール』記事とコース・メニュー、フランス語の和訳など~第4話

 C’est super、最高のものとの出会い=衝突~第6話

 Promis!(プロミ:約束するよ、フィアンセ♪)~第7話

 Voila!(ほら、ここを見て)、男の浪漫(romantique)~第8話

 ワイン名「Brise.」(ブリーズ:そよ風よ、店をぶち壊せ)~第9話

 thons vagues(トン・ヴァーグ:ぼんやり彷徨う大物マグロ達)~第10話

 mariage de la diversite(マリアージュ・ドゥ・ラ・ディヴェルシテ)、多様性の結婚~最終回

   ・・・・・・・

 パリでキムタクが乗った電動キックボード、Lime-S(『グランメゾン』)&12km走

   

      (計 3582字)

  (追記219字 ; 合計3801字)

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コメント

hachisについて調べました。-isという接尾辞は、動詞の語幹にくっついて「(反復した)動作、動作の結果、状態」の意味になるそうです。hacherを繰り返した結果、「ひき肉」という意味になるとのことです。他にもsemerからsemis「種まき」roulerからroulis「横揺れ」という単語が派生するようです。

投稿: munabire | 2019年11月20日 (水) 18時19分

> munabire さん
   
再び、情報コメントありがとうございます。
マニアックな言語学で、いいですね。
というか、ウチに入力できる通信環境なんですね♪
   
なるほど。納得できる説明です。
私も接尾辞については、辞書2冊(ロワイヤル、クラウン)と
ネットで調べてましたが、その説明は発見できませんでした。
恐れ入りました <(_ _)> ☆

投稿: テンメイ | 2019年11月21日 (木) 21時56分

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