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不意打ちのように訪れる、本当の心~『野ブタ。をプロデュース』第4話(再放送)

今週も、思わずウルウル。。♪ 15年ぶりに見ると、当時は分からなかったことが色々と見えて来て、遥かに感動が増した。細部までよく作ってたんだな・・と感心☆

    

例えば、修二(亀梨和也)の立ったままのトイレシーン(笑)がちょっと長めに映されてる所とか。そこか! 亀ファンなら当然、ブルーレイから静止画キャプチャーして、明るさとコントラストを増して個人で楽しんでるだろうけど(細かっ・・)、2倍にキレイに拡大したければ無料アプリで可能。それでも見えないから、ますます萌えられるはず ♡

  

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正統派美少女、まりこ・・じゃなくてまり子(戸田恵梨香)が手作りしてたケーキの手描きロウソクも面白いね。手で火(の絵)を消せるから安全。修二に対する疑惑の炎は、終盤までメラメラ燃えてたけど♪

  

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ウソだらけがバレバレなのに、自分はウソが上手いと思ってる修二。同じ男としてちょっと切ないかも。女は20歳くらいまで成長が早いし、怖いのだ。まあ、20代後半くらいで男が追いつくから、私もあと少しの辛抱か(笑)

   

ロウソクにはちゃんと、17と書かれてた。戸田自身の実年齢ね♪ 亀梨は19歳だったから。彰(山下智久)は同学年だけど、先に20歳になってたわけか。堀北は17歳。みんな若いのにしっかり演技してる辺りも、実に素晴らしい。

   

  

    ☆     ☆     ☆

さて、今週はブログもGW(ゴールデンウィーク)だから、サラッと行こう。私が14年半前に書いたブログの感想記事は、こうゆうタイトルだった。

  

 本当の自分を見つめて生きること~野ブタ第4話

  

確かに、「本当の自分」の心を「見つめる」ことが最大のポイントだけど、物語の全体を今の視線で見直すと、ちょっと違う要素もすぐ目に留まる。

  

まず、「自分」だけじゃなくて、「他人の心」も大きな役割を果たしてること。例えば、修二がまり子に貰ったケーキを食べない姿を見て、信子は食べなきゃ!と言って来る。まり子が心をこめて手作りしてるのがよく分かるから。そして、そのケーキを食べないことによって、修二の心がひそかに痛んでるのが分かるから。

  

ちなみに、その場合の「他人の心」というのも、あくまで自分が想像する「他人の心」だ・・という話は昔からある。いわゆる「他我」認識と主観の問題。ただ、自分が想像する「他人の心」と、自分が直接自覚する「自分の心」はハッキリ違ってるし、それは誰でもすぐ分かる。

   

だからやっぱり、他人の心も大切。というわけで、今回のレビュータイトルでは、「自分」という言葉をはずして、「本当の心」としてある。

   

   

    ☆     ☆     ☆

もう一つ、15年前には分からなかったことがある。それは、本当の心との向き合いが、「不意打ち」のように、突然、外から訪れるということ。

   

それは驚きと共にまざまざと体験される「事件」、魂の運動なのだ・・という表現は、映画評論家・蓮實重彦のパロディのつもりだけど、似てない? あっ、そう♪ 今、たまたま手元に著作が見当たらないもんで。

    

まり子の場合、自分が本当に修二を好きなこと、だけど修二はそれほどでもなさそうなことは、前から(少しずつ)実感してたはず。

    

しかし、修二が、野ブタと彰を好きだという気持ちに気付いたのは、いきなり訪れた事件がキッカケだった。「114(いいよ)の日」、11月4日に、野ブタから告白されることになったという偶然。

  

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さらに元をたどると、野ブタと彰が校庭に描いた「HAPPY バースデー」のケーキを、謎の中肉中背の女生徒が足で蹴散らして、上側に「ノブコ シュージ」の相合傘をトッピング。それを見たバンドーグループが、勝手に114の日に応募したわけだ。偶然に偶然が重なって起きた、予測不能な出来事。知ってたのは脚本家・木皿泉と演出家・佐久間紀佳くらいか♪

  

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そして、114の前。どうするか迷いながら手帳にあみだくじを書いた時、自分の本当の思いに気付かされた。水、水、水、水、水。くじの結果が5回連続で水になっても、まだ新しくあみだくじを書いてしまうオレ。やっと花になった時、花に丸印をつけて終了。美術スタッフさんが疲れたのだ(笑)。いや、そうじゃなくて、修二が自分の無意識の心を直視したのだ。

  

あっ、3年前の『ボク、運命の人』第4話レビューも114を話題にしてたのか。完全に忘れてた・・っていうか、内容を思い出せないからスルーしとこ (^^ゞ

  

      

   ☆     ☆     ☆

彰の場合、本当の心と向き合ったのは、すべて一件落着で安心した夜の帰り道の偶然。「ホントおじさん」(ベンガル)に襲われたのがキッカケで、野ブタのことを好きなこと、恋してること(イエス!、フォール・イン・ラブ)に気付かされた。

  

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エッ?!って感じで、自分でも激しく動揺。オレ、修二を好きだと思ってたのに。。(笑) そっちか! 一部BLファンへのサービスってことで♪

      

まあ、第3話までのドラマをよく見てるだけで、視聴者的には、彰が野ブタにかなり親切なのは明らかなこと。お化け屋敷を作ったのもあの2人が中心だし、自転車2人乗りでススキを摘みに行ったのもオシャレなプチ・デート。

  

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第4話でも、野ブタ。プロデュース大作戦手帳と「野ブタ。パワー、注入!」のアクションを作ってたし、野ブタに水をかけさせないために正拳の瓦割りで修二を脅してる♪ 通販で宴会芸用の割れやすい瓦を買ってまで(笑)

         

本当おじさんのコネタにも、ちゃんと前振りの伏線が張られてた。豆腐屋のおいちゃん(高橋克実)が先に襲われてたのだ。あまりの恐怖で思わず、小市民的な夢を白状。新商品で一山当てて自社ビル建てたいとか、トイプードル飼いたいとか♪

       

セバスチャン=早乙女先生(木村祐一)が、自分の本当の心と向き合ったのも、お見合い相手の女性からの意外な質問がキッカケ。私とお母さん、どっちを選びますか? セバスチャンは、ずっと自分を見捨てずに愛してくれたお母ちゃんを選んで、フラれたらしい。先生の心と向き合った修二も、何も言えず。

  

ちなみに深層心理学的には、すべての男性の恋愛は、母への愛が原型となってる。その意味では全員、マザコン、マザー・コンプレックス(女性も含めて)。ただ実生活の中で、彼女や妻と、母親と、両者にどのように接するかが重要。少なくとも結婚までは、彼女を優先するフリをすることが戦略的に必要なのだ(笑)。腹黒か! ウチのブログトップ写真も今は花束。。

   

   

    ☆     ☆     ☆

そして、今回のドラマで一番ドラマチックだったのが、「114の日」の野ブタとバンドー(水田芙美子)。

  

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野ブタの場合、たまたま修二の誕生日を知った後、手帳の11月1日のスケジュールに「桐谷修二の誕生日」と書き込んだ時こそ、自分の本当の心との向き合いが始まった瞬間。木偏の縦棒の下をはねても文科省が認めてくれることも知ってると(細かっ・・)。

      

その後、落とした手帳を、修二の彼女(とされてる)まり子に見られてしまって、激しく動揺。修二は特別な存在なんだと、屋上で確信させられてしまった。前世は、岩と力持ちで、スーパー・ベストカップルだし♪

  

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その修二に、みんなが見てる114の舞台で頭から水をぶっかけられるのは辛い。それと同じくらいか、それ以上に辛いのは、修二をその悪役にしてしまうこと。

  

だから、「野ブタ。パワー、注入!」で勇気を振り絞って、バンドーに114の取り下げを依頼。この時、野ブタは、たまたま気付くことになる。あのバンドーも、自分が浮きまくってる存在だと昔から分かってて、本当は変わりたいのに今さら変われないんだと。

  

  

     ☆     ☆     ☆

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そうした色んな経験が、114の舞台での咄嗟の思いつきにつながった。相手を変えていいですか。私がホントに好きなのは、坂東梢さんです。バンドーは堂々と受けて立って、修二はバイバイシクルでさよなら。

  

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坂東が野ブタに降らせたのは、水じゃなくて花びら。「すっげぇ、ミラクル」(彰)。「間違えたんだよ!」とカワイイ言い訳しながら、足早に退室。私だってまだ変われると思いたかったのか、それとも、本当は心優しい少女なのか。案外、ホントに好きだったのか(笑)。その後、屋上から花びらをまく野ブタ。まるで、下を通るバンドーを祝福するように。。

    

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実はドラマ作りとしては、最後に花びらが舞うことは、途中でひそかに暗示されてたのだ。114の前、バンドーグループが野ブタを取り巻いて、花びらを降らせてたのだ。左右両側に伸び縮みする珍しいパーティーグッズ、「吹き戻し」(ピロピロ)までオマケして♪ バンドー、いじめてると言うより、フツーに面白がって遊んでた。

   

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     ☆     ☆     ☆

なお、キャサリン(夏木マリ)が歌ってた曲は、最初が昭和の日テレお色気深夜番組『11PM』のテーマ曲。「シャバダバ(サバダバ)」の代わりに、「シュラバダ(修羅場だ)」♪ 脚本家お得意の言葉遊び。

      

その後の曲は、ユーミン=松任谷由実『キャサリン』。別れの後もふと彼の残像を追ってしまう、変わり切れない女性を、「あなたは昔のままじゃない」と優しく励ます歌詞。

      

で、これでもう野ブタのレビューはおしまいかと思ったら、第5話と第6話の再放送も決定したの? ブロガーとしてはちょっと疲れるけど、アクセス数は新ドラマより多かったりするからいいか♪

   

で、そこまで引っ張った後、続きはHuluの有料配信とか♪ ま、2週間のお試し期間で見れるからいいか。セコッ! そう言えば、ファンはHDD録画かDVDかブルーレイ持ってるから、いつでも見れるわけね。地上波のゴーデンタイム再放送はあくまで、一般社会のお祭りイベントってことで。

    

今週はほぼ制限字数、計15236字で終了。ではまた来週。。☆彡

  

  

  

cf. 哲学者ニーチェ「神は死んだ。人間は仲間と創造のゲームで遊べ」~『野ブタ』第1話(再放送)

 どんな服着てても笑える、好きな服ならもっと~『野ブタ』第2話(再放送)

 真夜中に手をつなぐモグラ達、はかない奇跡の光~『野ブタ』第3話(再放送)

 「花の街」、七色の谷を越えて、リボンのキャッチボール~『野ブタ』第5話(再放送)

 ちゃんとした人間になっても、道端の十円玉のままで~『野ブタ』第6話(再放送)

 好きなものをあきらめて、自分という舟を好きになりたい・・~『野ブタ』第7話(再放送)

 信じたいから信じる、本当の友達を~『野ブタ。をプロデュース』第8話(再放送の前♪)

 闇夜に浮かぶ蒼い月、はるか遠い場所~『野ブタ。をプロデュース』第9話(再放送)

 「山崎と海亀」がヤバイ♪、修二と彰は2人で1つ~『野ブタ』最終回(再放送)

          

       (計 4010字)

   (追記237字 ; 合計4247字)

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