「駅と電車内の迷惑行為ランキング」(2018)を見た感想(民営鉄道協会)

先日の朝日新聞は、

「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが泣いている」

のポスターでも有名な作家・橋本治の訃報の裏側(背中)に、

 「電車内 背中のリュックが泣いている」

と題する記事を掲載してた(19年1月30日・朝刊)。

 

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全国の私鉄73社が加盟する日本民営鉄道協会が毎年調査

してる「駅と電車内の迷惑行為ランキング」で2018年、

 「荷物の持ち方・置き方」

が初めてトップになったとのこと。元号変更の直前、平成30年度。

 

 

     ☆       ☆       ☆

特に、最近ビジネスでも増えてるリュックサックがやり玉と聞いて、

確かに・・と納得。

 

私も他人のリュックが気になってたし、自分のリュックは人混みだと

手で持つか網棚に上げてるから。本屋とか狭い場所だと、身体の

前側に抱いたり、横にぶら下げて持つ。

 

電車の車内放送でも、リュックは前に抱えるか網棚に上げるように

呼び掛けてるけど、網棚に上げる人間は私を除いてあまり見ない。

着脱や上げ下ろしが面倒だし、下に座ってる人にヒモとか当たる

恐れもあるし、妙に高くて狭くて短い網棚もあるからだ(経験あり)。

 

JRかな? 私でも背伸びして手を伸ばさないと届かない網棚も

あって、当然ほとんど使われてない。担当者さん、聞いてる?♪

多分、窓ガラスを大きくして明るさと開放感を狙ってるんだろうけど、

あの作りはやり過ぎ! まさか、身長が高い欧米の観光客への

おもてなしではないと思う。

 

 

     ☆       ☆       ☆

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話を戻して、それでは迷惑ランキングを鉄道協会HPで見てみよう

発表日が書いてないけど、正月明けらしい。

 

回答者は2700人弱いるけど、HP内のネットのアンケートだから、

全体的な世論調査としての信頼性は高くない。あくまで参考程度

の数字。いま話題の厚労省の統計不正よりも、回答者の集め方

の方が遥かに悪影響が大きいのだ。

 

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3つまでの複数選択だから、上位の差は僅か(37~34%)。

 

 1位 荷物の持ち方・置き方

 2位 騒々しい会話・はしゃぎまわり

 3位 座席の座り方

 4位 乗降時のマナー

 

個人的には、2位が意外。私はほとんど経験ない・・と思ったら、

わかりやすい理由が判明した。関東では3位なのに、関西では

1位なのだ♪ これで納得するのもビミョーかも(笑)

 

ちなみに私は瀬戸内海出身だから、地元は関東より関西に近い

けど、帰省してうるさいと思うことはほとんど無い。

 

 

     ☆       ☆       ☆

もう一つ、個人的に意外なのは、「スマートフォン等の使い方」

が6位に留まってること。

 

私はリュックより、満員電車のスマホの方が気になる。すし詰め

状態の車内で、どうしてスマホでスペースを取るのかね? 身体

が当たって落ちると面倒だから、こっちが気を使ってしまう。案外、

「パーソナルスペース」(個人空間)を数十cmキープするため

の小道具なのか。

 

リュックは触れても大丈夫だし、荷物だから仕方ないとも思うけど、

スマホはほとんど不要の遊びや連絡、暇つぶし。急ぎの連絡なら、

乗る前から降りた後にホームですればいい・・と思うのは少数派

なのか♪ 私は満員電車だと、かばん以外は手にせずに小さく

平たくなってる。スルメかヒラメみたいに(笑)

 

 

      ☆       ☆       ☆

まあでも、一番迷惑なのは、座席の座り方。最近は金属の棒とか

座席のくぼみで席が分けられてるけど、2人分つぶして座ってる

人間はまだ一部にいる。

 

身体が大きいとか、着ぶくれしてるとかならまだ分かるけど、単に

座り方の問題だと内心、オイオイ・・とかつぶやいてる。

 

まあ、注意とか要求までは滅多にしない。直近は1年前くらいかな。

座席に荷物置いてスマホに夢中の女子高生に、「空いてます?」

と聞いたくらい♪ 自分のためじゃなくて、隣に立ってた知らない

女性が座りたそうにジッと見てたから、しばらく待って様子を見た

後、代わりに声をかけたわけ。女性は恐縮して頭を下げてた(笑)

 

とはいえ、以前と比べると少しマナーがマシになった気はする。

アンケートでも、そんな感じの数字になってた。

 

 

      ☆       ☆       ☆

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なお、男女別の違いで注目すべき点は、騒々しい会話・はしゃぎ

まわりの順位。男性は1位なのに、女性は4位。まあ、パーセント

の数字はそれほど違わないけど、女の方がよく喋るからなのか、

あるいは子連れママに対する感覚の違いか。

 

私は、子どもがうるさかったり、はしゃいだりするのには寛容だけど、

混んでる電車で立ってる時に大きなベビーカーが入って来ると、

ちょっと顔が曇るかも (^^ゞ コラコラ! 少子化社会、子どもは宝

なのだ。いずれ年金財政を支えてもらわなきゃいけないし♪

 

というわけで、「人のふり見て我がふり直せ」。私も気を付けると

しよう。自分に厳しく、他人にやさしく。にらむのは心の中で(笑)。

あぁ、そう言えばまた鉄道ネタを書いてしまった(爆)・・とか

思いつつ、ではまた明日。。☆彡

 

         (計 1949字)

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平成天皇、最後のお誕生日とご会見

平成30年、2018年もいよいよ年末のカウントダウン開始。

そして、平成の終わりも近づいて来た。

 

正直、普段は元号と西暦の混在にとまどうこともあるが、日本と

いう国家や天皇制を一番身近に感じ取れるものの一つでもある。

いずれ一本化への動きが強まるにせよ、もうしばらくはこの混在

を味わいたい。むしろ先に、3月末までの「年度」制を止めて欲しい

と思う。

 

 

     ☆       ☆       ☆

さて、今日は12月23日の天皇誕生日。今回は「生前」退位

だから、来年から別名の祝日になることもないらしい。この日を

国民が盛大に祝うのも、これが最後。朝日新聞によると、午前

11時半時点で平成最多の57000人が一般参賀に訪れた。

 

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宮内庁発表だから多少割り引く必要があるかも知れないが、

動画を見ても大勢の人が訪れてるのは確か。上は宮内庁HPの

写真。多数の国民と国旗が強調されて、天皇家のお姿が遠く

写されてるのは、象徴天皇制を象徴する構図かも知れない。

 

これを朝日新聞が写すと、下のように、かなり違う様子に見える。

スマホその他の撮影を強調してるのか、あるいは日の丸をあまり

写したくなかったのか。

 

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ただ、動画では普通に日の丸も写ってるし、産経や読売と比べても

朝日の方が報道が早くて豊富。やはりHPに限ると、朝日と日経が

それぞれ別路線で優れた出来になってる。

 

 

      ☆       ☆       ☆

ちなみに皇室の並び方を見ると、明仁天皇のすぐ左に次の天皇で

ある皇太子、その左に雅子さま。一方、皇后のすぐ右に秋篠宮、

紀子さまと並んでる。序列、身分を表してるということか。

 

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天皇から一番遠い右端が、秋篠宮家の次女・佳子さま。その左の

眞子さまと共に、私の好きなパステル・グリーン、パステル・ブルー

系の綺麗なドレスで身を包んでる。帽子の花飾りの位置も左右

対称。お二人の明るさと華やかさは、本当に貴重なものだ。

 

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にこやかに少し上を見て微笑む天皇陛下と、すぐ横で寄り添う

皇后陛下。今日の朝日新聞・朝刊の社会面でも大きく掲載された、

宮内庁提供の会心の写真で、12月10日撮影とのこと。

 

 

     ☆       ☆       ☆

天皇は事前の記者会見で、宮内記者会の代表質問に答える形で、

「現在のご心境」と「いま国民に伝えたい」ことを語った。独特の柔和

な声とゆったりしたテンポ。

 

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16分間のご様子は、私も朝日新聞デジタルの動画で拝見

 「天皇としての旅を終えようとしている今・・・」

(終盤のお言葉)。途中で何度も感情がこみ上げる様子がハッキリ

感じ取れた。

 

85歳というご高齢にも関わらず、手で持った原稿を棒読みすること

もなく、記者と国民の目を度々見るような仕草。一度、少し読み

飛ばしてすぐ元に戻ったのを除けば、読み間違いもほぼ無かった。

 

 

     ☆       ☆       ☆

全文は朝日でも宮内庁でも読めるが、宮内庁の文章をWord

で字数カウントすると、2706字(スペース含まず)。これには漢字

が多く含まれてるので、実は結構なスピードで読み続けてること

も分かる。よどんだり咳払いしたりすることもほとんど無し。

 

内容的には、まずこの1年多かった災害に触れた後、自分のこれ

までの人生と世界の歴史を重ねて振り返るお話。続いて、平成の

大災害を振り返った後、障がい者(スポーツ)、日本からの移民、

日本を訪れる外国人について語る流れで、多様性と共生の動き、

大切さを印象づけてた。

 

そして終盤は、自らと皇室のお話。皇后が「愛情深く3人の子供を

育てました」と語る中で、ご結婚で皇籍を離脱された黒田清子さん

にも触れてた。既に一般の国民だから、これが親としての精一杯の

言葉ということか。

 

それに対して、最後に近い段落では、「新しい時代において、天皇と

なる皇太子とそれを支える秋篠宮」と、名前を挙げて語ってる。当然

ながら完成度の高い構成で、助言と支援を行ったと思われる宮内庁

なども立派な仕事だと思う。

 

 

     ☆       ☆       ☆   

平成天皇の、象徴としての静かで温かい支え、働きもあって、日本

は戦争なしに平成を終えることができそうだ。

 

 「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、

  心から安堵しています」

 

直接的な戦争がないと言っても、外交的にも内政的にも問題は

山積。それでも、今後も平和な国を築いていきたいと改めて願う

1日となった。

 

なお、今週は計13555字で終了。今上天皇に感謝を捧げ

つつ、ではまた来週。。☆彡

 

         (計 1747字)

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東名あおり運転問題、被害者側の軽い落ち度の報道について

去年から急に報道が増えた「あおり運転」、危険運転。今もまた、

新たな逮捕のニュースがブログ執筆欄の右側に出てる。時事通信、

愛知の事件

 

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逮捕された男性会社員は容疑を認め、「(相手の車が)急に無理な

車線変更をしてきたので許せなかった」と供述・・とされる。もちろん、

高速道路で幅寄せして停車させ、ドアミラーを折るなんて暴行は論外

で、逮捕も処罰も当然のこと。

 

ただ、この供述や報道が正しいと仮定すると、動機やキッカケとなった

のは、被害者の側の軽い(?)落ち度ということになる。僅かなミスと

言ってもいい。ちなみに、加害者も被害者も男性。この種の車の事件

は、圧倒的に「男性的」なものだ。

 

 

    ☆       ☆       ☆

上の報道だと、いきなり被害者の側の落ち度に触れてるが、話題の

東名高速あおり事故では、基本的には触れられてない。

 

その点に具体的に少し触れてるのは、産経新聞、テレビ朝日、TBS

ニュースくらいか。後は、具体的には報道してないのだ。

 

トラブルを時系列に沿ってみると、

 ①加害者の問題行為、②被害者の注意、③加害者の逆ギレ、

 ④結果的に事故死

という流れになる。

 

私が気になるのは、②の被害者の注意で、もちろん裁判ではその点

に触れられてる。代表的なマスメディアの多くは、その点をほぼ

スルーしてるのだ。朝日、読売、日経、毎日、NHKなど。。

 

 

      ☆       ☆       ☆

朝日新聞では数回、遠回しに軽く問題点を示唆してる。たとえば

18年12月4日の朝刊記事では、妻=母(死亡)と長女が、夫=父

(死亡)の注意の仕方についてたしなめてた様子が描かれてる。

執筆は大西明梨、安藤仙一朗記者。

 

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  ・・・次女の調書によると、パーキングエリアを出発後、

  ワゴン車内では石橋被告を注意した嘉久(よしひさ)さんに、

  友香さんと長女が「何で言うの」などと言っていた。その直後

  に石橋被告の車が迫ってきて、「来ちゃったじゃない。どう

  するの」と焦る友香さんに、嘉久さんが「謝る。俺が言う」と

  答えたという。

 

 

この記事は明らかに、注意の仕方、言葉遣いが強かったことを暗に

ほのめかしてる。ただし見出しで大きく、加害者=被告側の悪質さ

を強調。被害者の落ち度が目立たない形に構成してあるのだ。

 

ここでも敢えて具体的には書かないが、被害者の注意の言葉は、

普通は口にしないフレーズだった。加害者は、それに激怒したと

法廷で語ったらしい。「けんか売ってんのか」とすごんだ事とも

整合的だ。。

 

 

      ☆       ☆       ☆

ここでふと思い出したのが、中学か高校時代に経験した自転車

の盗難。私が家から駅まで乗った自転車をとめた時、慌てて鍵を

かけ忘れて、盗まれたのだ。探し回ったけど、結局見つからず。

 

被害者だった私は、盗んだ人間のことを思い描いて激怒。ところが

ウチの母親は「あんたが悪い」と私を責めた。私「も」悪いという話

ならまだ分かるが、私「が」悪いというのだ。鍵をかければ盗まれ

なかったというある意味正しい理屈。

 

ただしもちろん、法律上は盗むことが犯罪で、鍵をかけなかったのは

単なるミス、不注意。盗む方が遥かに悪だ。私は激怒しながら母親

に反論したが、まったく相手にされなかった。別に今現在、仲が悪い

わけでも何でもないが、その件はいまだに思い出すと腹が立つほど。

 

 

      ☆       ☆       ☆

私は数万円の自転車を盗まれただけで、自分の軽い落ち度を母に

激しく責められると激怒した。

 

東名あおり事故だと、2人の命が奪われてる。しかも、一番最初は

加害者側の問題行為(不適切な車のとめ方)だった。それを考えると、

被害者側の落ち度をメディアが伝えないのは自然な配慮かも。

 

ただ、結果的にこれほど大きな事件にならなければ、男性同士の

よくある些細なケンカといった扱いだったと想像する。男の私としては、

くれぐれも気を付けるとしよう。

 

ちなみに『SPA!』の道路交通ジャーナリスト・清水草一の記事

では、「アンガー・マネージメント(怒りのコントロール)」の重要性

伝えてた。ではまた明日。。☆彡

 

          (計 1618字)

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「WGIP」(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)と『真相はこうだ』、占領軍GHQによる日本人「洗脳」?~保守vsリベラル

元の文献を自分で調べた上で記事を書こうとしてる内に、早くも

1週間が経過。まだしばらく余裕がないから、とりあえず軽い感想

記事だけでもアップしとこう。

 

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「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」(WGIP)と

いう言葉や問題を初めて知ったのは、18年12月5日の朝日

新聞・夕刊を通じてのこと。最初は完全にスルーした記事だが、

新聞を処分する前にもう一度流し見してる時、目に留まった。

現在、朝日新聞デジタルにも掲載中

 

左派・リベラルの代表メディア、朝日の記事では、次のような議論

にまとめられてる。

 

 ──占領軍の教育計画が、保守の論壇では、日本人に

 自虐史観を植え付けた洗脳のように語られてる。

 しかし歴史研究者・賀茂道子が当時の史料を調べたところ、

 洗脳とは思えないし、体系的な施策でもなかった──。

 

ただ、賀茂も「それなりに影響はあった」とみるそうだから、洗脳と

見るかどうかは程度の問題、主観・立ち位置の問題とも言える。

 

あと、朝日は書いてないが、今回の著書はどうも博士論文がもと

になってるようで、非常勤講師の彼女はおそらく、4月に名古屋大学

大学院を出たばかりだろう。若手研究者の1人の見解ということだ。

 

 

     ☆       ☆       ☆

この種の話題は、右と左が全く違う主張をすることが多いので、

まず全体のバランスを考慮する必要がある。

 

「war guilt information program」という英語

が実際どの程度使われてたのか、ハッキリしない。ただ、言葉の

意味は、「戦争の罪・罪悪感・有罪性を知らせる計画」だと考える。

 

運営システムが違うので一概には比較できないが、朝日のサイト

で「WGIP」を検索すると、実質的には2件のみヒット(今回の記事

含む)。どちらも洗脳という見方に否定的な内容だ。

 

逆に、右派・保守の代表メディアである産経新聞のサイトで検索

すると、73件ヒット。見出しと冒頭の引用だけに目を通すと、

ほとんど(全て)が洗脳されたという見方のような感じだ。

 

さらに、相対的には中立に近い日経とNHKも検索すると、どちらも

ヒット数ゼロだった。何とも分かりやすいメディア全体の構図だ。

 

 

     ☆       ☆       ☆

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AMAZONの「本」カテゴリーで、「ウォー・ギルト」を検索

すると、6件のみヒット。上段の中央が、朝日の記事が扱ってる

『ウォー・ギルト・プログラム: GHQ情報教育制作の実像』

(法政大学出版局、2018年8月)。左右、ほぼ半々か。

 

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同じアマゾンでも、「WGIP」の検索だと45件ヒット。右寄り

の書籍が並ぶのは自然なことで、朝日によると、「WGIP」と

いう略語は保守陣営が使うことが多いようだ。上図の右側の

本『閉された言語空間』(江藤淳、文春文庫)が、議論の出発点

の一つらしい。

 

最後に、「war guilt information program」をグーグル

の「語順も含め完全一致」で検索すると、ほとんどの結果は日本

のページになる。英語版ウィキペディアにも項目なし。というより、

その項目は日本版ウィキにしか存在しないようだ。

 

というわけで、この話が日本の右派・保守の好むものだという

点は確かだと思う。

 

ただ、そこから「右翼の偏見」とか「虚構」、「間違い」だと直ちにいう

ことはできない。敗北して占領された日本の側の保守だけが正しく

歴史を見てる可能性もある。

 

被害というものは一般に、被害者のみが最初は声を上げるのだし、

被害者がしばらく声をあげないとか、気付かないこともある。イジメ

や体罰、セクハラ、パワハラの問題がその典型だろう。。

 

 

     ☆       ☆       ☆

いずれにせよ、占領軍によるある種の「教育」が行われたのは事実

らしい。代表は2つ。新聞の全国紙の連載『太平洋戦争史』と、その

ラジオ放送版のシリーズ番組『真相はこうだ』。

 

前者はその後、中屋健一が書籍化(高山書院、1946年)。

これは確認しにくいが、後者の『真相はこうだ』は「再録」本が国立

国会図書館デジタルコレクションで全文公開されてる

「真実こそ如何なる国家にとっても最も強い同盟国である」。

 

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聯合(=連合)国軍最高司令部民間情報教育局編、ラジオ放送

『質問箱』の再録、『眞相はかうだ』第一集(連合プレス社、

1946年)。

 

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     ☆       ☆       ☆

全体を軽く眺めると、戦争の細かい説明が多い。個々の戦闘・展開、

有名な戦艦、個別の軍人など。そのため、個人的にはそれほど

「洗脳」というイメージは受けなかった。

 

原子爆弾に関する説明は、日本の被爆者らへの配慮もあるのか、

かなり中立的なものに感じられる。つまり、原爆投下の負の側面が

少なからず記されてるのだ。天皇への言及も慎重。「侵略」という

言葉の説明も、英語の辞書を用いて淡々と短く行われてる。

 

ただ、アジアの各国・地域との関係、いわゆる「南京大虐殺」問題

など、かなり論争になりそうな記述もあった。それについてここでは

引用しないので、原書とその後の膨大な歴史研究に任せよう。ここ

では1つだけ、引用する。日本が負けた理由。

 

 

      ☆       ☆       ☆

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本書の冒頭。「今次大戦で日本が鋭鋒をくじかれ、守勢に転じた

のは何時頃ですか 又その理由は何でしたか お知らせ下さい」。

 

理由の第一は、想定外だったドイツ敗北。第二は生産力不足に

よる兵力逆転、優勢から劣勢への転落。第三は、科学力でアメリカ

に劣ってたこと。

 

大なり小なり反論・修正できなくもないだろうが、少なくとも洗脳と

いうほどの極論は書かれてない。書き方の点でも、感情的、扇動的

なものではない(南京などの項目は別)。

 

 

      ☆       ☆       ☆

大きく見た時に、『真相はこうだ』の分かりやすい欠点は、連合国

側の当時と過去の問題点が大幅に省かれてることだと思う。

 

日本にももちろん、様々な問題があっただろう。では戦勝国側は

どうだったか。それと日本と比べると、あるいは合わせて考えると、

相対的・総体的にどうなのか。別に問題のすり替えとか責任転嫁

などではなく、冷静な包括的議論が必要なのだ。実際、司法裁判

でも、法と共に過去の事例、判例というものが重視される。

 

とりあえず穏当な感想・意見を書くなら、当時こんな教育もあったと

いう事くらいは知る価値があるだろう、ということになる。その教育

の評価・吟味、他の施策との関係や、現在までの社会的影響に

ついては、また別の話だ。

 

真相はこうだ・・と語るのは、何時、誰にとっても非常に困難だろう

と痛感しつつ、今日のところはこの辺で。。☆彡

 

           (計 2632字)

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白田(シロだ)作の青春小説『府中 三億円事件を計画・実行したのは私です』、新人PRを計画・実行したのはポプラ社です♪

 「あり得ぬ話と知りながら もしやもしやに

  もしやもしやに 読まされて~♪」

 

『岸壁の母』か!(作詞・藤田まさと)。古っ。。 いや、そもそも

平成ブロガーは、岸壁とか昭和43年(1968年)三億円事件

とか言われても、それほどピンと来ない。モンタージュ写真と時効

&未解決くらいなら一応知ってる程度だ。

 

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ところが昨日(18年12月10日)の朝日新聞・夕刊をボーッと

流し読みしてると、50年目にして解決したような記事がデカデカと

載ってる♪ 本物の朝日の記事まで組み込んでるから、理解する

まで5秒くらいかかった(笑)。単なる全面広告か!

 

そう言えば、前日(12月9日)の朝日新聞・天声人語も、「あす

10日で発生から50年」と書いてた。朝日の広告部門と編集部門の

共犯か♪ タクシー会社が先月から5回開催してる現場探訪ツアー

には、定員の8倍の応募があったらしい。マニアックで、いいね。

 

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ただ、三億円事件がそれほど大きな未解決事件かというと、

ビミョーな部分もある。今の貨幣価値で10億~20億円としても、

被害や不安感に大きな社会的広がりがあるわけじゃない。試しに

NHK『未解決事件』のリストを見ても、最新7番目まで登場せず。

オウム真理教なんて、3回も登場してるのだ。

 

 

      ☆       ☆       ☆

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そんな感じで、冷めた思いも強かったけど、「もしやもしやに」と

思って、ネットの無料公開サイト「小説家になろう」にアクセス。

ところが、作者・白田の他の小説はあったけど、肝心の小説は

検索しても出ない。完全に削除済みか。恐るべき、資本の論理。。

 

違法な海賊版を探し回る気もしないし、個人のネタバレ系サイトも

あんまし役に立たなかったから、アマゾンの電子書籍の無料サンプル

を取得。iPadのkindleアプリを超久々に開いたら、勝手

にアップデートされてて、使い方が分かるまで2分かかった(笑)。

以下の感想は軽いネタバレなので、ご注意あれ。

 

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無料サンプルの内容量は少ないけど、目次だけでも雰囲気は

つかめる。少年S、一人の女性、省吾。。 このSと省吾は同一

人物で、作者・シロだ・・じゃなくて白田の親友&仲間。今も無料

公開されてる追加エピソードの小説にも書かれてた

 

男子としてはやっぱり、女が気になるね♪ 「高値」の花に大金を

貢いだとか。分かりやすっ! ただし、今の時代、不用意に「犯罪

の陰に女あり」とか口にすると、ごく一部の女子にMe Too

攻撃を浴びるから、ブログに書いたりはしない(笑)。書いとるわ!

 

・・っていうか、陰に女ってことは表に男だから、むしろ男性差別的な

言葉だったりする。まあ、男が圧倒的に多いのは統計的事実だけど♪

 

 

      ☆       ☆       ☆

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で、サンプルの本文。「府中三億円事件を計画・実行したのは

私です」・・。冒頭はまあいいとして、第二節「現在の私について」

を4行読んだところで、素人が書いた若者向けライトノベルか・・

と思ってしまった。まあ、ライトノベルなんて読んだことないけど♪

 

 ・・・私は現在、息子夫婦と暮らす一人の老人でございます。

 孫にも恵まれ、人並みではありますが慎ましい幸せを享受

 しております。昨年の十月に行われた孫の運動会では、

 年甲斐もなくはしゃいでしまい、息子夫婦には大変に

 恥ずかしい思いをさせてしまいまして・・・・・・。

 ・・・・・・申し訳ありません。話が逸れました。

 

やれやれ、偽物の素人小説には付き合いきれない・・と思い

つつも我慢して読み進めると、先日、69歳の妻が事故で他界した

のが告白のキッカケとの事。う~ん。。 作り話にしてはあまりに

ベタ過ぎるから、逆に本物に感じてしまうほど♪

 

息子に告白したら、「世の中に発表しよう」と言われて、普通の

メディアは「諸事情により断念」。インターネットサイトを見つけたと。

人生において最も大切だった親友を失った」から(?)、「罪の意識

が一切無いのです」。

 

この事件は、私の青春そのものなのです」。ユーミン『卒業写真』か♪

古っ! 「あなたは私の 青春そのもの」。。

 

女だけじゃなく、男にも強い愛があると。ゲイというか、バイなのか?

50年前の日本だと、バイクは人気でも、バイはかなり珍しい存在だと

思うけど。

 

ちなみに、この小説を批判する別の情報を見ても、真犯人は白バイ

隊員の息子で男性同性愛者とされてる。その後、自殺に見せかけて

他殺されたとか。もちろん未確認、妖しいサイトTOCANA

の記事にすぎないので、念のため。

 

 

     ☆       ☆       ☆

それにしても、特設サイトでPR動画まで公開するとは、ポプラ社

も気合が入ってる。フラッシュの点滅、多過ぎ!(^^ゞ ますます

怪しい雰囲気。 人気アニメの『エヴァンゲリオン』か! 学生運動

って言葉が目新しいけど、高齢者向けキャッチフレーズかも。

 

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とにかく、限りなく怪しい小説だけど、どうもまだしばらく話が続く

らしい。続刊もポプラ社かな。現在6万部とか書いてたけど、その

程度の売り上げだと会社としては赤字かトントンかも。

 

作者の白田だけは、早くも

 1000円×10%×60000

  =600万円

程度の印税を手に入れたのであった。話の核心は、この平成の

「600万円事件」かも♪

 

というわけで、出版社の宣伝戦略に見事に踊らされたところで、

今日はそろそろこの辺で。。☆彡

 

          (計 2158字)

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「電話する前に一言連絡するのって常識じゃないの?」~はてな匿名ダイアリーの感想

昨日(18年11月29日)、たまたまネットで見て、気になったのが、

お仕事関連サイト「キャリコネ」の記事

 

「電話する前に一言連絡は常識?」 19歳の疑問に意見分かれる

 

記事冒頭はホリエモンの言葉の引用。「電話は時間泥棒だ」(笑)。    

この考えは、電話よりも有効な時間の使い方がある(と本人が

思ってる)時にだけ成り立つ。個人的にすぐ思い出したのは、電話

が大好きな女友達だ。

 

距離を取って、自分の好きな場所で声だけでおしゃべりするのが

いいようで、実際に会うと結構、無口だったりする♪ あれ、機嫌を

損ねたのかな・・と心配してたら、すぐに電話して来て、楽しそうに

また喋り続けるのであった(笑)。直接会ってる時間の立場は?♪

 

 

      ☆       ☆       ☆

さて、この種の記事が目に留まった時は必ず、元ネタを自分で

チェックすることにしてる。普段は全く見ることがない「はてな匿名

ダイアリー」のこの記事のことらしい。

 

 「電話する前に一言連絡するのって常識じゃないの?

 

181130a

 

「俺」と名乗る書き手が、本当に19歳の男性なのかどうかはともかく、

投稿主の感覚は分からなくもない。

 

今どき、メールさえほとんど使わずLINEとかのみの十代は少なく

ないようだから、「声でリアルタイムに触れ合う」のはしんどいこと。

日本語のリスニングとスピーキングのテストを受けるようなものか♪

集中力も必要だし、微妙な間(ま)や沈黙に耐える力も必要となる。

 

おまけにこの場合、どうも相手は年上で、個人的に親しいわけでも

なさそうだから、電話の前にテキスト(文字、絵文字、記号、スタンプ

など)の連絡が欲しいと思うのは自然だろう。「彼らの常識」では。

 

 

     ☆       ☆       ☆  

実は私も、何度かそれに似た要求を相手にしたことがある。まず、

身内の年長者が些細なことでよく電話して来るから、メールにして

欲しいと何度も伝えた。

 

すると相手は、打つのが面倒とのこと♪ 私の感覚だと電話する

方が面倒だし、場合によってはお金も時間もかかると思うけど、

文字入力がイヤだと言われれば、そんなもんかと思ってしまう。

 

もちろん私自身は、13年間も毎日ブログを書いてるくらいだから、

文字入力はほとんど苦にならない。今も風邪ひいて沈滞してる

昼休みに、わざわざこの記事を入力してるほど。だからこそ逆に、

文字入力がイヤな人の感覚も知っておいた方がいい。

 

あと、本当はここに詳しく書きたいけど、あえて遠回しに書いとこう。

少し前、電話をかけて来るようにと指示する相手に対して、私は

メールでのやり取りを強く要求。結局、物別れに終わってしまった。

 

私はこの時、電話だと証拠を示せないし記録も残せないから・・と

いう理由をくり返し説明したけど、相手はスルーして、ひたすら電話

を主張。まあ、この程度に留めとこう♪ これだけでも、もし相手が

この文章を読めば、自分のことだと気付くかも。。

 

 

      ☆       ☆       ☆

というわけで、電話を避けようとする考えは一応、私にも分かる。

 

ただ、「電話する前にメールで連絡して」とか言い出すと当然、

「電話する前のメールの前にLINEで連絡」とかいう話になる(笑)。

「電話する前のメールの前のLINEの前に、直接会おう」とか(爆)。

ないだろ!

 

ちなみに、はてなの投稿への反応(ブックマークコメント)を見ると、

人気トップ3はこうなってた。

 

181130b

 

電話の方が早い場合は、確かにある。まず、相手とのやり取りの

往復が数回必要な場合。例えば、会社内と外の現場との細かい

やり取りもそうだし、スーパーで買い物中の人が家の家族と相談

する場合もそう。

 

先日お店で聞いたのは、「188円の牛乳が売り切れで248円しか

ないけど、どうする?」とかいう電話♪ 「今、品薄なんだって」とか

お喋りしてたから、内心ウケた。北海道の地震の少し後のこと。

 

 

      ☆       ☆       ☆

他には、前からよく言われてるように、微妙な気持ちのニュアンス

が重要な場合。

 

絵文字、顔文字、スタンプの類でもある程度はカバーできるけど、

やっぱりリアルな声のトーン(調子)、声色の良さもある。

 

例えば、「いいよ」とだけ文字で伝えると、承諾なのか断ってるのか、

微妙な場合もあるけど、声なら色々と判断できる。あぁ、あんまし

気乗りしてないOKだな・・とか。

 

 

     ☆       ☆       ☆

とにかく、「電話の前に連絡するのが常識かどうか」という世論調査

はまだ(ほとんど)ないだろうけど、連絡で一番使うメディアは何かと

いう調査なら色々あるはず。何なら、調べてみればいいかも。

 

ただ、私は別に困ってない。仕事はメールが基本で、仮に特殊な

事情で電話しても、別に問題なし。プライベートなら何でもアリだろう。

 

といっても、夜22時~朝8時くらいの間の電話は「常識」的になるべく

避けてる。後は、相手の好みや状況に合わせて微調整。電話の前

に連絡するというより、「連絡の後に電話も追加で使う」ような感じか。

だから、「今、電話いい?」と一声かける必要もなし。

 

相手がかけて来るのなら、私が起きてれば何とも思わないし、寝てる

時ならサイレント(機内)モードにしてるから関係なし。たまにかかる

昼間の間違い電話は、番号を見てスルー。流石にほとんどの場合、

一度しかかかって来ない♪

 

これが実社会というものだろう。幅広い慣れと知識、臨機応変に対応

するキャパシティや寛容さが問われてるのだ。

それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

          (計 2177字)

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「性格悪い人限定飲み会」、実際は性格フツーの人たちか♪

無料エキサイトメールが終了して以来、exciteのサイトにアクセス

する機会は激減した。ただ、同じポータルサイトでも最大手の

Yahoo!とはかなり違うし、特に「Excite Bit コネタ」は

面白い。

 

・・・とか書くような常識的ブロガーは、今回の飲み会には参加

できないらしい♪ 悪口しか言っちゃダメ! ちょっとでも良い事を

言うと、警告や退場なのだ。

 

トランプ大統領とかホリエモンとか、暴言や極論が売りの有名人

が参加すれば面白いかも。いきなり、「こんな平凡なイベント、

アメリカじゃ、とっくに流行遅れだよ!」とか(笑)。

 

181031c

 

 

     ☆       ☆       ☆   

私がこの話に食いついた理由は2つある。1つは、最近の世界

を見てると、どうも暴言や極論がかなり受け入れられつつある

ように感じるから。遂にお遊びイベントまで登場したかって感じ。

 

もう1つの理由は、私が普段、仕事でもブログでも思いきり我慢

してるから♪ おそろしく温厚で寛容な人間を好演し続けてる。

 

「どこがだよ! トゲだらけなのが見え見えだろ!」とか突っ込み

を入れた常連読者の方には、第2回の参加をお勧めしとう(笑)。

そもそも記事の誤解、誤読だし♪

 

 

     ☆       ☆       ☆

181031d

 

で、「性格悪い人限定飲み会」。10月18日の夜(20時~22時)、

池袋にて、参加費500円で開催。飲み物、食べ物は持ち込み。

 

エキサイトのライター、おぜきめぐみは記事冒頭、「募集開始から

1週間足らずで、Facebookイベントページの『興味がある』

が3000人を超えたイベント」とかヨイショしてる(死語だろ!♪)。

 

本文では「スタッフ含め約80人の性格悪い人が一同に集合!」

と書いてたけど、「一同じゃなくて一堂だろ!」と突っ込まれてる

はず♪ 「一同」はみんな、「一堂」は一つの場所という意味。

 

っていうか、そもそも客は100人申し込んでたのに、70人しか

来なかったらしい。企画者・堀元見(ホリモト・ケン)のブログには

「ぶっちぎりで一番性格悪いのはドタキャン者」だと書かれてた♪

 

ということは、ドタキャン者こそ最高の参加者ということだから、

30人みんな大満足のはず。「褒めてんじゃねーよ!」とか(笑)。

 

 

     ☆       ☆       ☆

基本的なルールは次の7つ。「全部コピペかよ!」♪

 

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一番ヒネリが効いてるのは4番。

「退場を命じられたものは、審判に抗議したり悪態をついたり

することができます。また、特に悪質な抗議の場合は、レッド

カードが取り消しとなります」(爆)。

 

これ、W杯サッカーや全米オープンテニスに導入すれぱ面白い♪

卓球も、マジメで大人し過ぎる競技だからいいかも。

 

181031e

 

MVP・・じゃなくてMBP(Most Bad Personality=最も

悪い性格)は「からっぽ」さん。この笑顔と雰囲気、「雑誌で1年も

騒がれてるんじゃねーよ!」とかベタ褒めしてもらってるかも♪

小市民の私はそんなアブナイ事、言わない。仕事とブログでは(笑)。

 

 

     ☆       ☆       ☆ 

181031f

 

一番気になってたのが、そんなイベントを開くとすぐ本当のケンカに

なるんじゃないの?という事。

 

流石にスタッフも分かってて、最初のスライド説明で上のように注意

を出してたらしい。「流血沙汰を避ける」(笑)。ただ、「ケンカになる

ほどディスらないでね!」だから、ちょっとくらいは目の前の人を

けなしてもOK♪

 

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それでも最後は皆さん揃って、笑顔で記念撮影。流血やアザ、包帯

も写ってない♪ 「そんなフツーの奴らが性格悪いとか言ってんじゃ

ねーよ!」と悪態をついて終わりにしよう(笑)。ホワイトボードの

罵詈雑言も、よく読むとカワイイのだ。

 

181031h

 

 

     ☆       ☆       ☆   

実は本当に過激な悪口を言ってる人達も、個人的に話すとそうでも

ないと言われてる。私の経験でも、1対1で面と向かって話すと、

ほとんどの人はかなり大人しい。トランプと金正恩も同様。だから

こそ、世界は破綻しないのであった。いいね♪

 

性格良い人のブログでは当然、穏やかにまとめるのであった。

でもちょっと、酒飲んで言いたい放題やりたいな・・とか思いつつ、

今日はあっさりこの辺で。。☆彡

 

           (計 1640字)

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同調圧力、大勢順応の社会実験(朝日新聞)~心理学者ソロモン・アッシュ、英語原論文

個人とか少数派が、多数派に対して自立・独立を保つのは非常に

難しい。

 

「みんなに合わせるた方がいい」といった感じの無言の「同調圧力

が重くのしかかるからだ。今の普通の英語は peer pressure

(仲間圧力)だけど、日本語の「同調」と綺麗に対応するのはむしろ

conformity pressure。子どもはもちろん、大人でも、逆らう

と孤独を感じるし、仲間外れやイジメの候補者にもなる。

 

ここ5年で一気に少数派となってしまった一般人ブロガーの私も

常に、プレッシャーを感じてる。ツイッターその他、SNSで大勢の

人と短い言葉を素早くやり取りする方がいいかな・・とか思って

しまうのだ。

 

実際、長くて難しい文章は確実に読まれなくなってる気がする。

逆に、芸能人の人気ブログは、写真、絵文字、行間の空白だらけ

なのだ。よく行く書店の客がどんどん減って来たのも、そうした

状況と関連するものだと思う。

 

新聞というメディアも、電子媒体はともかく、紙媒体だと着実に

少数派に向かってる。だから、新聞記事についてブログで記事を

書くのも流行遅れだけど、今回の話は世界的・歴史的に有名で

分かりやすいものだから、あえて長めに書いてみよう。

 

簡単には同調圧力に屈しない姿勢を、執筆自体で示すためにも。。

 

 

     ☆       ☆       ☆

さて、朝日新聞が最近、心理学者ソロモン・アッシュの実験を扱う

記事を2本載せたのは、リベラル・メディアとしての姿勢が反映

したものだろう。反安倍、反自民、反多数派という政治的ポリシー。

少なくとも2本目は、記事タイトルも内容もハッキリそうなってる。

 

1本目は18年10月11日の朝刊・科学欄ミニコラム「ユリイカ!」。

アルキメデスみたいに、面白いことを「発見した!」という意味で、

コネタとはいえ、確かに面白いことが多い。

 

181023a

 

今回のタイトルは、「子がロボットに同調?」。執筆は浜田祥太郎

記者。子どもが人型ロボットに同調しやすいという研究結果が世界

でニュースになったのは、今年の夏(8月)。Digital Trends と

いう米国ネットメディアは、こんな記事を9月2日にアップしてた

 

181023b

 

「ロボットは子どもに同調圧力を加えることができる。ただし、

 我々(大人)は影響を受けないとすぐに考えてはならない」。

 

モニターの左に線が1本、右に3本映ってる。右の3本の内、

左の1本と同じ長さの線はどれか?

 

もちろん、正しい答えは左端だけど、先にロボット達が間違った

線を選ぶと、素直な子ども達は悪影響を受けてしまうらしい・・

と私が書くと、つられる読者がいるかも♪ 本当の答は真ん中だ。 

 

 

     ☆       ☆       ☆

朝日新聞に戻ると、2本目の記事は堅い内容が多いシリーズ、

「日曜に想う」。今回は「大勢順応という時代のわな」。

 

執筆は、編集委員・大野博人。政治的な好みや評価はさておき、

左派の知識人としては優秀だと思う。記事の右下に一部分だけ

見えてる挿し絵は、皆川明「見送り」。大きなものはしばしば、

やさしい表情で影響を与えて来る。イラストレーターの意図は

ともかく、読み手としては、意味をそう解釈しても良さそうだ。

 

181023c

 

冒頭、「赤狩り」(共産主義者・社会主義者への弾圧)の批判は

軽く聞き流すとして、その後の実験のまとめはわりと正確だ。

おそらく、自分で元の英語論文を読んでるのだろう。

 

 1951年の米国・・・大学の教室に集めた7人から9人の学生

 に2枚のカードを見せる。1枚目には直線が1本、2枚目には

 長短の異なる3本が並んで描かれている。このうち1本だけが

 1枚目の直線と同じ長さだ。

 

  学生たちは、その1本が3本の中のどれかとたずねられる。

 長短はかなりはっきりしている。ふつうならまちがえる率は

 1%にとどかない。

 

  だが、グループの学生のほとんどが「サクラ」で本当の被験者

 が1人だけだとどうなるか。「サクラ」は事前に指示されたとおり

 同じ誤った答えを口にする。そのときただ1人事情を知らない

 学生の反応は?

 

  多数派に引きずられて答えを誤る率が36.8%にも上った。

 だれも同調を強要していないし、答えが違っても罰則はない

 にもかかわらず、である。

 

 

     ☆       ☆       ☆

さて、ここからが少数派ブロガーの頑張り所。朝日の記者が

読んだと思われる英語の原論文をネットで検索。サラッと読んで

みた。すると、上のまとめでも、まだ重要な点が色々と抜けてる

ことが分かった。

 

181023d

 

Googleが示してる「被引用数: 3065」という数字は、

有名な学術論文の中でも非常に多い。普通は3ケタ以下だ。

 

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Opinions and Social Pressure

  by Solomon E. Asch

 (意見と社会的圧力 ソロモン・E・アッシュ)

『SCIENTIFIC AMERICAN』、VOL.193、N0.5

所収。全体で5ページの短い雑誌論文

 

 

     ☆       ☆       ☆

心理学の論文は、図・表・写真がわりと親切なことが多い気が

するけど、この論文は特に親切で分かりやすい。本文を読まなく

ても、図と写真に添えられた説明だけで大まかに理解できる。

 

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181023g

 

半円形に男性が7人座って、右端に実験を行う1人が立ってる。

ハーバード大学・社会関係研究所。他の場所もあったらしい。左

から6人目の白シャツの男性のみが何も知らされてない本物の

被験者で、残りはサクラだ。

 

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孤独な本物の被験者が苛立って迷う様子が連続写真で分かる

・・と書きたい所だが、著者アッシュが編集してるものだから、

控えめに見とくべきだろう。私なら、かなり早い段階で笑い出す

と思う♪ 苦笑ではなく、あまりに奇妙な事態への素朴な笑いだ。

 

ただし一応、被験者に疑われないための配慮はあったらしい。

1セット18回の内、6回はサクラも正しく応答。それらは除いて、

残り12回を実験結果として分析したとの事。

 

 

     ☆       ☆       ☆

朝日が書いてた、「誤る率が36.8%」というのは、回数の

割合のようだ。本物の被験者の内、(つられて)一度でも間違えた

人の割合は75%と書いてる(上図の下)。

 

3本の線の内、1本はやや微妙な長さだから、単純に自分の

判断で間違えた場合も入ってるはず。与えられた考慮時間の

長さも気になる所。

 

それにしても、4分の3の大学生が間違えるというのは、なかなか

興味深いし、我々も注意すべきだろう。そもそも、123人もの

本物の被験者を実験してる間には、ネタバレ的な情報もれもあった

と考えるのが自然。余裕で多数派に逆らい続けた学生もいたと思う。

にも関わらず、大部分が間違えてるのだ。

 

 

     ☆       ☆       ☆

ちなみに、実際の世の中は遥かに微妙で、ハッキリした正解は無い

ことのが普通。ただ、周りが全員一致するという奇妙な状況も滅多に

ないから、同調圧力に負ける割合がどう変化するかは微妙だろう。

 

ハッキリした正解がない場合は、同調圧力に屈する、譲歩すること

こそ「社会行動的な正解に近いもの」だと言えなくもない。典型的

なのは株式投資の世界で、多数派の動きを僅かに先取りした者が

儲かる。同調の判断と速度がポイント。SNSでの人気獲得の

場合なら、同調を形成する能力や魅力も大切になる。

 

ともあれ、その辺りのレベルからは、単純な心理学実験を超えた

複雑な問題になるだろう。もっと残酷な行動を扱うミルグラムの実験

(アイヒマン実験)も気になりつつ、今日のところはこの辺で。。☆彡

 

 

 

cf. フィトゥシ「街灯の定理」と、

   古いジョーク「街灯の下で鍵を探す」

 

          (計 2984字)

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残り900字、NHK『未解決事件 File.07』国松警察庁長官狙撃事件について一言だけ

ホントに不思議な事件と「真相」だね。どこが最初に報道したのか、

分からない♪ そこか!

 

NHKテレビのスペシャル番組は、それなりに面白いし映像もよく

作ってる。ただ、新しい情報みたいに報じられる事のかなりの部分

(or 大半)が、実は数年~数十年くらい古い情報だというのは、

今までも書いて来たことだ。

 

今回の『未解決事件 File.07 警察庁長官狙撃事件』も、15年

くらい前から報じられてた内容に近いような気がする(未確定)。

2003年の秋に週刊新潮がスクープして、翌2004年『新潮45』

に真犯人(?)の中村泰(ひろし、以前はやすし)が手記を発表。  

それ以降、日テレもTBSもテレ朝も特集を組んでるらしい。

 

 

     ☆       ☆       ☆

とにかく警察・司法の公式発表以外の情報をまとめると、オウム

真理教の地下鉄サリン事件の10日後、1995年3月30日、

国松孝次・警察庁長官を銃撃したのは、筋金入りのテロリスト、

中村泰ということになる。動機は、早く警察にオウム強制捜査を

させるためとか。

 

彼は現在88歳、岐阜刑務所に服役中。重大な事件を繰り返してる

凶悪犯で、NHKには2013年に手紙を送って来たとのこと。それ

から取材班は5年かけて調査した後、先週のドキュメンタリーと

今週の実録ドラマの放送に至ったようだ(18年9月2日&9日)。

 

公式発表に近いオウム真理教犯行説、暴力団説、北朝鮮説などと

比較して、やはり彼が真犯人だという結論に到達(断定はせず)。

 

 

     ☆       ☆       ☆

事件の15年後、2010年の時効までに、警察もメディア以上の

情報をつかんでたはずだけど、オウム説に固執する公安部と、

刑事部の対立とか、オウムの犯行とした方が社会の治安維持の

ためにいいという考えのために、中村説は消し去られたとの事。

 

しかし、彼はかなり具体的な供述をしてるから、もし客観的証拠が

揃ってれば、流石に再逮捕&起訴に持ち込んでたと思うけどね?

国家の治安組織のトップが銃撃されて重体になった事件だから。

 

あぁ、もう今週15000字制限に到達したから、いきなり終了。

アマゾンから基本文献を2冊紹介して、ではまた来週。。☆彡

 

 

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           (計 910字)

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アジア競技大会(インドネシア・ジャカルタ)、バスケットボール選手の国外買春と刑法、『日本選手団としての行動規範』など

週末が信州遠征でつぶれるから、早め早めに色々済ませとく必要

がある。ブログも日付け変更直後に更新していこう(なるべく♪)。

 

時間に追われる中、マニアック・ブロガーがついハマったのが、

アジア競技大会のバスケットボール4選手の買春(かいしゅん)

問題。

 

インドネシア相場で1人120万ルピア(約9000円とか9090円)

という料金が高過ぎる・・って話じゃなくて、何が根拠で何の罪なのか

という点を調べてると、ズブズブとネットをさまようことになってしまう

(ちなみに日刊スポーツによると、現地の有名店なら3万円とか)。

 

いつもの事ながら、ある程度以上突っ込んだ内容になると、ネット

の情報は一気にゼロに近づくのだ。逆に言うと、ネットに溢れる

情報のほとんど全ては、かなり表面的なものに過ぎないし、間違い

や不正確なものも多い。

 

 

     ☆       ☆       ☆

まず、日本の刑法・第3条「国民の国外犯」を見わたすと、今回の

事例に適用されそうな規定は見当たらない。強制わいせつとか

強制性交とか、今回とは少し違うものばかり並んでる。第2条も

おそらく無関係。

 

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そもそも国内でも、買春自体を取り締まる法律がないという説明も

ある(弁護士ドットコム)。18歳未満の児童ならば処罰するとか、

あくまで条件・限定つきの取り締まりなのだ。

 

インドネシアの法・司法制度については、信頼できそうな情報・

サイトがほとんど見当たらないので、とりあえずスルー。弁護士の

岸郁子・法務委員長が「日本と同じく違法の可能性が高い」とだけ

語ってるけど、現地警察からの接触はないそうだし、なぜ日本で

違法と考えるのかも不明。18歳未満だろうと想定してるのか?

 

(☆朝の追記: 朝日新聞の18年8月21日朝刊によると、

     「ジャカルタ特別州の条例で買春などの行為は

      禁錮刑または罰金刑に相当するが、現地警察

      からの聴取は受けていないという」とのこと。)

 

インドネシアだと、法という建前と実際の処罰の違いが大きいのは

容易に予想できるから、法律だけ英語で検索してもあまり意味が

ないだろうし、ジャカルタの風俗・歓楽街、「ブロックM」(Blok M)

とかの実情を調べるのも大変だ。

 

下は公式HP(?)の「girl」紹介。リンクは付けないけど、地名と

街の名を英字でつないでドットコム。お勧めはしないし、あくまで

自己責任で。

 

180821d

 

 

      ☆       ☆       ☆

というわけで、マスメディアの報道が「公式ウェア」と「行動規範」

をポイントに挙げてる理由が分かる。公式ウェアを着たまま歓楽街

で遊んだのがルール違反だと。つまり、とりあえずはあくまで今回

のアジア大会の日本選手団行動規範がポイントなのだ。

 

ところが、ハッキリ決められてるらしいその行動規範を工夫して検索

しても、なかなか現物(pdfファイルなど)は発見できない。ようやく

昨年末の暫定版らしき「関係資料集/事前調査報告書」なら発掘

 

180821b

 

 日本代表選手団としての行動規範  

 第2条(または第2項)「責任ある行動」

   競技を離れた場でも社会の規範となる行動を心がける。

 第3条「規律ある行動」

   我々は全てに規律ある行動をとらなければならない。

 

上の条項はデイリースポーツが書いてる次の説明文と合ってる。   

“行動規範にある「アジア競技大会への派遣は国費で賄われる。

競技を離れた場でも社会の規範となる行動を心掛ける」に抵触した”。

ということは、大会まで変更されずに適用されたということか。

 

 

     ☆       ☆       ☆

それにしても、そもそも発覚の発端は何なのかね。朝日新聞の記者

のスクープみたいな書き方もされてるけど、他社だと(いつものように)

スクープ扱いしてない。

 

Me Too運動その他、最近の時代の雰囲気や一部流行が無ければ

ほとんどスルーされた行動だろうし、相手もお金目当てのプロで、

現地感覚なら普通に仕事しただけのはず。

 

もちろん私自身は全くその気はないし、誘惑されてもキッパリ断って、

空気が読めない人間扱いされると思う♪ 実際、多少似たケース

なら過去にあった。

 

法とか倫理・規範とかいうより、まず性病その他の病気や闇トラブル

が怖いし、そんな巨大なリスクをおかしてまでお金で買った女性と

ホテルに行く気は全然しない。ただ、これはあくまで個人的な生き方

の問題だ。

 

 

      ☆       ☆       ☆

永吉佑也(27歳、京都ハンナリーズ)、橋本拓哉(23歳、大阪

エヴェッサ)、佐藤卓磨(23歳、滋賀レイクスターズ)、今村佳太

(22歳、新潟アルビレックス)。Bリーグ4選手が今後どうなるのか、

冷静かつ中立的に見守りたいと思う。

 

帰国後の謝罪の記者会見は、日テレ『ZERO』で少し見た限りだと、

潔い態度に見えたし、空港でも顔も姿も隠してない。現地ですぐ行為

を認めたのも事後処理として正しかった。もちろん、事前の備えと

行動が一番問題ではあるけど。

 

あぁ、全然違う話の短い前置きとして書くだけのつもりだったのに、

もう時間が来てしまった。潔く、スパッと終わりにしよう。

ではまた明日。。☆彡

 

               (計 2039字)

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