将棋の天才・藤井聡太四段(14歳)、28連勝0敗で歴代タイ記録☆&14km走

(21日) RUN 14km,1時間10分44秒,平均心拍 157  

  消費エネルギー  817kcal (脂肪 114kcal)

 

出来過ぎたドラマだね。名人がAIに負けた1ヶ月後、最年長棋士が

引退。その翌日、最年少棋士が歴代タイ記録の28連勝☆ しかも

負けなし。2017年はまさに劇的な時代の変化を感じる年になった。

 

正直、私は、佐藤天彦名人がAI(ポナンザ)に0勝2敗となったのが

将棋界にとって最大の出来事だと思ってるし、天才・藤井四段もAI

にはかなわないと思う。

 

しかも、その差は開くばかりというより、既にコンピューターにとって、

人間は敵と思われてない。遥かに変化が多い囲碁でさえ、もはや

人間は相手にされなくなってしまった。少なくとも、最高レベルでは。

 

ただ、人間社会としてはやっぱり、驚異の人間の誕生を素直に称賛

したくなるわけだろう。人は、人が好きだから♪ 広い意味で、自己愛

なのだ。。

 

 

      ☆        ☆        ☆

というわけで、昨日、加藤一二三九段で記事を書いたばかりなのに、

また今日も将棋で書かざるを得ない。「隠れ将棋ファン」と公言してる

のに、フツーの将棋好きブロガーになってしまってる (^^ゞ

 

まあでも、NHKテレビがトップニュースとして大きく扱うほどの偉業

だから、マニアック・ブログとしてもそれなりのリスペクトを示しとこう。

今回もデータベース・サイト「将棋DB2」で、棋譜を見させて頂いた。

藤井聡太四段 vs 澤田真吾六段の王将戦・予選。

 

以下の図は、柿木義一氏が開発した無料ソフト、「Kifu for

Windows」で棋譜を再現したもの。データにせよソフトにせよ、本当

にデジタルな時代になったのを感じる。ありがたいことだけど、急激

な変化に怖さを感じるのも事実。。

 

 

      ☆        ☆        ☆ 

さて、戦型は角交換・腰掛銀。昔からあるもので、序盤は普通の展開

だった。ただ、中盤が激しくて、一気に終盤になだれ込む。

 

170622a

 

手前の先手が藤井四段、向こう側の後手が澤田六段。この局面は

46手目。後手が7六歩と迫って来た所。アマチュアの初級者なら、

7筋や8筋の手前側に目が行くだろうけど、プロは全体を見る。

 

先手はまず、6三歩、7三歩と打って、相手の金を攻めて抑え込む。

さらに6筋で桂馬を取って、銀交換。下図になると、既に先手が有利

だろう。ということは、上図でも既に先手有利ということか。直前に

先手が自陣に打った4六角が、渋い好手だったのかも。

 

170622b

 

 

      ☆        ☆        ☆

この後、後手は先手陣の右下に3九銀、2九角と打ち込み、6五の

銀を取りつつ、馬を作って反撃。

 

170622c

 

先手は7二銀とか普通に攻めてもいいと思うけど、あまり駒を渡すと

7筋の玉頭への打ち込みが怖い。桂馬を取られると、6六に打たれる

筋も生じる。

 

そこで、好守のバランスが取れた先手・藤井四段は、5六銀から馬と

角の交換に持ち込む。いわゆる、負けない手。その後、右下に馬を

作られて、香車も取られたけど、69手目の6四角が攻防の決め手。

 

170622d

 

後手がアマチュアなら、ここはもう攻め合いに行く所。私なら多分、

4九銀と打って、先手陣の右の金や右の桂馬を狙う。いざとなったら

盤面の右側(自陣から見て左側)から王将を脱出させる、「入玉」も

考えに入れつつ。

 

 

      ☆        ☆        ☆

ところが澤田六段はいきなり3一玉と逃げ始めたから、4五歩から

先手の攻めを4筋・5筋に呼び込むことになって、一気に詰みまで

行ってしまった。

 

先手陣に打った7七銀は、昨日の記事で書いた「形作り」。3一玉の

早逃げが負けを決定した敗着か。ただ、他の手でも結果は同じだと

思う。

 

170622e     

 

詰将棋でもトップクラスの藤井四段が間違えるはずもなく、上図の

99手目、3二金を見て投了。同玉なら4三歩成。先手は、右側だと

2五桂もあるし、左側だと7三の歩や8六の歩も役立つから、簡単

に勝てる。

 

というわけで、やっぱり藤井四段は完成度が高いのだ。大きなミス

無しに、バランス良く、80点以上の手を指し続けてるようなイメージ。

本人は謙遜して「運がいい」とか言ってるようだし、確かに幸運もある

だろうけど、やっぱり総合的な実力が飛び抜けてる。

 

そもそもプロになったばかりの中学生が、これだけの注目を浴び

ながら平然と勝ち続けてるのが「驚嘆の一語」(羽生三冠)。

 

次はいよいよ、新記録の29連勝達成か。6月26日、増田康宏四段

(19歳)との十代対決(竜王戦)に注目しよう。。

 

 

      ☆        ☆        ☆

最後に、何の注目も浴びない一般市民の走りについても一言♪

週末は自転車で、月火とサボった後、3週間ぶりの距離になる

14kmラン。

 

本来なら単なる短距離走だけど、最近は自転車シーズンってことで

ランは10kmのみだったから、たかが14kmが長い、長い。。(^^ゞ

往路が速過ぎたのも失敗だったし、梅雨の雨上がりですごく蒸し

暑かったのも辛かった。

 

トータルでは1km5分03秒ペース。まさか、頑張って5分切れない

とは、ガックシ。。_| ̄|○ 気温22度、湿度95%、風速1.5m、

心拍は上がりまくりだった。ではまた明日。。☆彡

 

 

170622f

 

 

           時間  平均心拍  最大

往路(約2.4km)  12分02秒 143 155

LAP1(約2.1km) 10分51秒 153 157

  2        10分59秒 158 163

  3        10分58秒 160 167

  4        10分51秒 163 166

復路(約3km)  15分04秒 155 164

計 14km 1時間10分44秒 心拍平均157(87%) 最大173(96%)

 

                    (計 2226字)

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将棋界の伝説「ひふみん」、加藤一二三九段(77歳)の引退に涙・・

最近は単なる隠れ将棋ファンになってる私としても、思わずウルウル

してしまった。。 大盤解説の最後、カワイイ里見咲紀・女流初段が

交代してて見れなかったことに♪ ・・・ではなくて、「ひふみん」、加藤

一二三九段の最後の対局姿に。そして、終了前後の身ぶりに。。

 

現在77歳。約63年間の現役生活を経て、史上最年長棋士。最近

の将棋界は、14歳の天才中学生・藤井四段の連勝記録に注目が

集まってるけど、加藤九段も史上最年少(当時)の14歳でプロ入り

した、「神武以来の天才」。元・名人でもある。

 

極端な長考で持ち時間を使い果たした後の、秒読みの早指しその他、

以前から色々と話題になってた棋士だけど、今ではいつの間にか、

ゆるキャラの面白タレントみたいな活躍ぶり♪

 

そのポイントの一つは、ぷっくら膨らんだドラえもんっぽい姿だろう。

やっぱり人間、「見た目が数十%」なのだ。100%ではないにせよ。

見た目の問題は、今回の対局の最後、「形作り」にも響いてた。。

 

 

      ☆        ☆        ☆

加藤九段は、以前はそれほど目立つ外見でもなかったのに、最近

はホンワカ可愛い仏像みたいな雰囲気も醸し出してる♪ 年齢的に

基礎代謝が落ちてるのに、食欲が落ちてないからか。

 

昨日の朝日新聞HPのニュースでも、食事の話がやたら多かった♪

お昼は定番メニューのうな重。おやつはチーズ。そして「最後の晩餐」

となった夕食は、うな重ではなく、カキフライ定食を注文したらしい。   

1月に最年長勝利を記録した時の、ゲンのいいメニューとのこと

 

ところが、時期的にカキがメニューに無かったので、天ぷら定食

(1250円)+冷やしトマト(300円)に変更。朝日は「少し考えて」

と書いてるけど、実際にはまさかの誤算で大長考だったようだ(笑)

 

まあでも、最後に何を食べるかと聞かれると、私も少し考えて決める

かも。と言っても、本当の「最期」は、食べ物の選択もできないことが

多いんだろうけど。って言うか、食欲が消えてるのかも。。

 

 

      ☆        ☆        ☆

で、肝心の対局。東京・将棋会館で行われた竜王戦で、相手は高野

智史四段(23歳)。おじいちゃんと孫みたいな年齢差の戦い。

 

かなり早い段階で、形勢が傾いてしまったようで、夜7時半ごろ見る

と、加藤九段がすぐ投了しても不思議はない状況。メディアの取材陣

が大勢控えてるし、高野四段もすごくやりにくかったと思う。

 

私が彼なら、内心おそらくこんな事を考えてたはず。大先輩の最後

がこの将棋でいいのか。先輩の得意戦法を堂々と受けて「相矢倉」に

したのに、大差の終わり方でいいのか。わざと緩めるのは失礼だし、

プロとして論外だけど、できる限り美しい形にしたい。。

 

実際に高野四段が選んだのはなかなかの決め方で、最後は香車と

桂馬が上手く効いてる。abemaのライブ動画より。解説の阿久津

主税八段と、聞き手の藤井綾女流二段も神妙な面持ちで、コメント

しづらい感じだった。

 

170621a

 

 

      ☆        ☆        ☆

ある程度、将棋を知ってる人なら、上の終局図を見るだけで、かなり

前から加藤九段が劣勢だったのが分かるだろう。データベースの

「将棋DB2」で棋譜を見ると、52手目でもう不利。夕食を選ぶ頃には

既に負けを覚悟して、「最後の形作り」を思い描いてたかも。

 

170621d

 

 

形作りとは普通、負け将棋の最後に少しでも外見を整えようとする

指し方。一手違いでギリギリの勝負だったかのような形を目指す。

ただ、今回の加藤九段にとってはプロ棋士としての人生の最後でも

ある。どういった形にすべきか、夕食中も長考したはず。

 

そして選んだのが、誰も思いつかない妙手。終局後すぐの帰宅。これ

はアマチュアの遊びの将棋でさえ、ほとんど無いと思う。まして、プロ

だとしばらく「感想戦」をするのが当たり前だし、この日は大勢の記者

たちも詰めかけてる状況。

 

その中で加藤九段は投了後、観戦記者に「今日は感想戦はしません」

と告げた後、大急ぎで荷物を持ってエレベーターへ。フラッシュを浴び

ながら、振り切るようにタクシーに乗車。クラクションを鳴らしながら、

赤いテールランプは走り去って行った。まるで映画のラストシーン。。

 

170621b

 

 

       ☆        ☆        ☆   

午後8時10分頃のこと。リアルタイムで放送を見てた私は、目頭が

熱くなった。

 

これは要するに、投了の前からタクシーを手配して、すぐ帰宅する

準備をしてたということ。分かる気もするし、分かった気になっては

いけないような気もする。加藤九段らしい、独特の引退の形。

 

毎日新聞HPは、「加藤九段、最後の一局も伝説残す」という見出しの

記事をアップしてた。これぞ将棋界のレジェンドか。一応、帰宅後すぐ、

自らの公式ツイッターで挨拶してた。

 

 「幸せな棋士人生をありがとうございました。」

 

170621c

 

 

      ☆        ☆        ☆

ただ、私にとっては、あのタクシーの赤いテールランプがお別れの

挨拶だった。加藤九段がどう感じるかはともかく、あそこまで撮影

して生放送で伝説を創り上げた、アベマに拍手したい♪ 慌てて

追いかけることなく、あっさり離れて映したのも良かった。

 

もちろん、加藤九段の長年のご活躍にも、拍手、拍手。今後も別の

形で、将棋界を盛り上げて頂きたいと思う。今日は早速、藤井四段

の27連勝をかけた対局の解説を担当。あまりにキレイな形の新旧

交代ドラマ。

 

名作漫画『ホットロード』で「熱い道」を走る、バイクのテールランプ

を思い出しつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

                 (計 2204字)

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藤井聡太四段の26連勝、ちょっとライブ観戦(abema)&流しラン

(15日) RUN 10km,51分01秒,平均心拍 147

   消費エネルギー  515kcal (脂肪 98kcal)

 

abemaのアプリを削除した時に限って、見たい動画配信がある♪

またしてもマーフィーの法則、恐るべし。。

 

最近、iPad Proのアプリのアイコンが4面目に突入したから、

使ってないものを少し削除した。abemaは番組もアプリもいまいち

趣味じゃなくて、数ヶ月以上見てなかったから、あっさり削除。それ

どころか、削除したことさえ忘れてたから、探してしまった(笑)

 

ところが昨夜、ふと藤井四段の26連勝をかけた対局が気になって、

検索したら、アメーバ・・じゃなくてアベマだった。ちなみにこの変な

名前、芸能人ブログでお馴染みのアメーバをもじったものだけど、

サイバーエージェントの藤田社長もちょっと後悔してるらしい(笑)

 

 

      ☆        ☆        ☆

170616a

 

で、アプリをダウンロード&インストールし直してアクセスすると、

多少重い程度で、意外とフツーに見れてしまった。いや、ニコニコの

人気ライブ動画だと、無料会員はすぐ追い出されてしまうから、期待

してなかったのだ。

 

まあ、26連勝目っていうのが中途半端だし、将棋の順位戦(名人戦

の予選)の対局は持ち時間が長くて、ライブだと進行が遅すぎるのも

事実。 画面右下の数字は、リアルタイム視聴者数じゃなくて累計

のべ人数だと思うけど、数万人程度だった。

 

勝敗が決まった時で累計77000人だから、リアルタイムだと4万人

くらいか。メディアのニュースの扱いはかなり大きいけど、テレビ番組

の視聴率と比べれば、ゼロに近い人数に過ぎない。

 

 

     ☆        ☆        ☆

ライブだと、藤井四段の貧乏ゆすりが激しくて、気になるというか、

可愛いというか♪ ウチの親父の半分くらいかも(笑)。私も子ども

の頃、ちょっとやってたけど、親父を見てて止めたのだ。「人の振り

見て、我が振り直せ」。早めに止めて正解だった。

 

対局内容は、私がパソコンをいじりながらチラ見してた終盤だと、

基本的に藤井有利。ただ、サラリーマンから編入試験でプロに合格

した瀬川五段にもチャンスはあったし、序盤から中盤にかけては、

瀬川有利の局面もあったらしい(仕掛けた後しばらく)。本人も残念

そうにしてた。

 

藤井四段の将棋は、鋭いとか凄いというより、完成度が高い感じで、

とても14歳の中学生とは思えない。名人みたいな貫禄があって、

47歳の瀬川五段も「格上」に見てたと語ってた。

 

そもそも、大勢の報道陣に囲まれ続けてるだけで大変なプレッシャー。

義務教育との両立も大変だろう。案外、独特のヘアスタイルの維持

にも時間がかかってるかも(笑)。天然リーゼントって感じの髪型♪

 

 

     ☆        ☆        ☆

私自身、中学時代は色々と大変だった。勉強は難しくなったし、環境

も激変。身長が急激に伸びて身体が痛むこともあったし、女の子が

気になって気になって、他の事が頭に入らないほど (^^ゞ 

 

もちろん、人生について真面目に考え始めたのも中学の思春期。

今はもう不真面目で、半ば捨ててるけど♪ コラコラ!

 

そう言えば、誰も好きな女の子とかたずねる質問はしなかったね♪

私は記録係を務めてた里見香奈・女流五冠とか、地味に可愛いと

思う。藤井四段に出すお茶の位置を間違えたのも、いいね(笑)。

緊張してたってことか。下の写真の右上が里見五冠。妹も女流棋士

で、ルックスだけならお姉さんより目立つかも♪

 

170616c

 

とにかく、藤井四段の次の試合も楽しみだ。17日(土)、東大1年

の学生名人で、昔はプロを目指してた藤岡隼太(19歳)と対局。

朝日杯将棋オープン戦のプロ・アマ対局で、動画のライブ中継

があるらしい。

 

こうなったらもう、新記録の29連勝まで突っ走って欲しいね。。♪

 

 

      ☆        ☆        ☆

最後に一言、単なる一般市民の僅かな走りについて。今週も平日

に3日連続で10km。昨日はもう、心身ともに疲れてたから、途中

で歩きそうになったけど、膝を少し伸ばして、脚の裏で走るように

したら何とか我慢できた。

 

要するに、右膝をかばう走りだし、自転車に乗り始めた所だから、

太腿の前側だけ妙に疲れてるわけ。トータルでは1km5分06秒

ペース。中途半端な流しランになっちゃったけど、昨日は右膝が

痛まなかったし、良しとしとこう。

 

気温20度、湿度85%、風速1mの条件は、蒸し暑く感じた。

ま、梅雨にしてはマシな方かも。ではまた明日。。☆彡

 

 

          時間  平均心拍  最大

往路(1.2km)   6分54秒 121 135

LAP1(2.2km) 11分35秒 139 149

  2        10分59秒 149 159

  3        10分55秒 154 161

復路(2.2km) 10分38秒 159 166

計 10km 51分01秒 心拍平均147(82%) 最大166(92%)

 

                  (計 1930字)

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アニメ・映画の原作マンガ『3月のライオン』第1巻、軽い感想

なるほど! これは個人的にもツボだし、一般ウケもするだろうね♪

アニメ化、映画化されたのも納得。原作自体も、第4回マンガ大賞、

第35回講談社漫画賞一般部門、第18回手塚治虫文化賞マンガ

大賞授賞。

     

地味な将棋を題材にしたマンガで、読む層が限られてるだろうと思っ

てたけど、実際に読んでみると、普通に面白くて絵が可愛い「少女

マンガ」だった。

           

もちろん、青年誌『ヤングアニマル』連載で、主人公は少年。少なく

とも第1巻は恋愛の要素も少なめだから、少女マンガと呼ばない人

もいると思う。逆に、少年マンガとか青年マンガというジャンル分け

も出来なくはない。

    

ただ、人物の可愛い描き方や擬声語の多さ、背景によく出る花柄み

たいな模様、食べ物のコネタの多さ(笑)などから、私は少女漫画だ

と考える。ちなみに原作者・羽海野(うみの)チカの前作であり、代表

作でもある『ハチミツとクローバー』は、もっと少女漫画に近い感じだ。

      

とにかく、私も含めて、男性も女性も楽しめる作品で、将棋を知らな

くても、将棋自体に興味がなくても大丈夫。子どもから大人まで、軽

い読み手から重い読み手まで、広い層をターゲットにした漫画だ。

    

    

     ☆        ☆        ☆

さて今回、原作を読んでみようと思った直接のキッカケは、たまたま

大きな新聞広告が目に入ったから。映画公開に合わせた全面広告

が朝日の朝刊に出てたから(17年3月15日)、サラッと読み流すと、

可愛い有村架純の名前を発見♪ そうゆう理由か!

  

170327a

      

倉科カナもフツーに可愛いけど、週末の混んでる映画館へ新作を

見に行くのも大変だから、とりあえず無料の試し読みをネット検索。

  

出版社である白泉社の試し読みは、登録してないからなのか、私

のiPad Proだと読めなかったから、「ソク読み」というサイトを利用。

アプリ不要で動きも軽くて、登録も不要。まさに「即読み」だった♪

   

  

     ☆        ☆        ☆

まず、「3月のライオン」という奇妙な題名について。マンガのタイト

ルには、小文字の英語で、

 「March comes in like a lion」

と書いてる。「3月はライオンのようにやって来る」。

   

いつものように早速、英語版ウィキペディアで調べてみると、

 「March comes in like a lion

  and goes out like a lamb

という英国のお天気の諺がヒット。

   

エルの発音を揃えてるのが諺らしい特徴(like、lion、lamb)で、

普通に直訳するなら、

 「3月は、ライオンのようにやって来て、子羊のように去る」。

    

ということは、「3月の天気はまず荒々しくて、やがて春の穏やかさ

に変わって来る」という意味で、おそらく原作者も主にその意味で

使ったのだろう。つまり、主人公・桐山零(映画では神木隆之介)の

人生は荒々しく始まったけど、やがて安らぎが訪れるという意味だ。

ライオンから子羊への流れ。

   

  

      ☆        ☆        ☆    

ただ、英語版ウィキの説明を読むと、実際の3月の天気はあまりそ

うなってないという話も書かれてる♪ 逆に、子羊みたいな天気で

始まったらライオンみたいな天気に変わるとか、ウェールズならむ

しろ4月の天気に当てはまる諺だとか。

   

まあ、そこまでマニアックな細かい話は、フィクションの原作者には

おそらくないと思う。それは大ヒットしたドラマ『逃げ恥』のタイトル、

「逃げるは恥だが役に立つ」というハンガリー語の諺とされるもので

も同様。

   

こちらについては、ウチで去年、突っ込んだ話を書いてて、ハンガ

リーからのアクセスも頂いた。要するに、これが本当にハンガリー

の諺と言えるかどうかちょっと怪しいという記事で、現地からのク

レームは入ってない♪ ただ、日本のアクセスも多くない(笑)

  

ちなみに、『3月のライオン』は日用品の大手LIONとタイアップして

るようで、タイトル決定との関連は今のところ不明。有名な『魔女の

宅急便』とクロネコヤマトの関連も、登録商標とか特許庁とか、複雑

で微妙な大人の事情が絡んでるようで、真相はよく分からない。。

    

    

     ☆        ☆        ☆

話を戻すと、第1巻で語られた内容だけで考えると、不幸な運命

の中で必死に生きようとする男の子の切ないお話だ。天才少年

が大活躍しながら成長していく、典型的なヒーロー物ではない。

以下、まだ作品を知らない方は、ネタバレにご注意あれ。

    

零の子ども時代に、両親と妹が交通事故で他界。施設は嫌だと思っ

てた彼を救ってくれたのは、冴えないプロ棋士らしき男性・幸田だっ

た。亡き父の将棋仲間で、心温かい申し出でもあっただろうけど、

零の将棋の才能に目をつけた形にもなってる。

    

孤児(みなしご)の零には、将棋で強くなって、この義父に認めても

らう道しかなかった。将棋好きだとウソをつくことから始まった養子

(正確には内弟子かも)の生活では、義父の実の娘・香子(有村架

純)と実の息子・歩(あゆむ)に勝つことになる。

   

実の子2人は将棋の道から外れて遊びふけるようになってしまい、

零は辛い生活から目を背けるようにして将棋に没頭。中学2年の

終わりに、プロの一歩手前(奨励会・三段リーグ)まで到達。

   

一刻も早くプロになって自立するために、高校進学さえ諦めたはず

なのに、なぜか17歳・五段の時点だと高校生活を送ってる一方、

たまたま酔いつぶされてたところを助けてくれて、その後も親切にし

てくれる女性が、あかり(倉科カナ)。

  

妹のひなた、もも、おじいさんも交えて、下町の人情あふれる優しさ

で包んでくれるけど、実はこの明るい家庭にも陰の部分、哀しい過去

があるらしい。。

   

   

      ☆        ☆        ☆

このマンガは現在も連載中で、コミックは12巻まで刊行。2007年

から10年近くも続けてるわりに、巻数が少ないのは、時々休載して

るかららしい。作者の体調の問題が大きいのかも。

   

第1巻の冒頭は、いきなり『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公・碇

シンジが落ち込む時の暗い描写みたいになってる。黒字に白抜き

の文字も使って、

   

 「ゼロだって── ヘンな名前ぇ──

  ──でも、ぴったりよね アナタに ・・・・・・

  アナタの居場所なんて この世の何処にも無いじゃない?」

   

   

      ☆        ☆        ☆

この残酷な言葉を発してるのは、零に負けて将棋の道を諦めた

香子。ちなみにこの名前は、将棋の駒「香車」(きょうしゃ)の別名、

「香子」(きょうす)から付けられてる。ひたすら真っ直ぐ前に進む

だけの駒で、鋭いけど融通が利かない香子の性格に似てるのだ。

弟の名前・歩(あゆむ)は、地味な駒である歩(ふ)から来てる。

    

一方、あかり、ひなた、モモという三姉妹の名前は明るいものばか

りで、名前の付け方はすごく分かりやすい。

  

ただ逆に言うと、今後、名前の由来とキャラが分かれて来るんだろ

うとも思う。零は無限の可能性に進むんだろうし、香子の人生は曲

がりくねって、多面性を持つ。あかり達は既に、名前に反した暗さも

表してた。あかりは夜の女のバイトもしてるし、下の2人はよく泣く。

    

    

      ☆        ☆        ☆

個人的には、東京の下町(足立区)出身の女性作者らしい、和風

文化のコネタ(お盆とか)が興味深かったし、将棋のコネタだけでも

楽しめた(監修・先崎学)。何度か書いてるように、私も田舎街の少

年時代、微かに将棋のプロを夢見てたのだ。

    

アマチュアの少年としては一応、全国大会の活躍もして、零の担任

の先生が愛読する雑誌『将棋世界』にも名前が載ったけど、プロの

世界はあまりに敷居が高いし、レベルも高い。もし本気で挑戦して

たら、おそらく挫折して、香子や歩みたいに屈折した人生になって

たと思う。まあ、事の良し悪しはともかく。。

      

話変わって、零みたいに居場所がない少年の物語としてすぐ思い

出すのは、『野ブタ。をプロデュース』。ウチのブログがドラマレビュー

を始めたキッカケになった作品だ。主演の2人は、まもなく春ドラマ

で再共演となる。

     

『3月のライオン』における必死の将棋に対応するのが、『野ブタ』

におけるゲームのプロデュース。最近の日本でも、子供の貧困や

格差問題がよく話題になるけど、必死に生きるしかない少年・少女

よりは、遊びで生きるしかない子供の方が遥かに多いだろう。

    

少し前まで、代表的な遊びはテレビゲームだったけど、今では完全

に、スマホやSNSというゲーム=戯れになってる。毎日楽しくて、み

んなとつながってて、いいね♪・・と本心から思ってる子供は少ない

はず。本人に、表面的な自覚があるかどうかはさておき。

    

その意味では、現代社会も『2010年代のライオン』だ。この先、子

羊がやって来るのか、あるいは更なる猛獣や恐竜がやって来るか。。

  

   

      ☆        ☆        ☆

私としては、将棋界どころか、遥かに複雑な囲碁の世界でも、人間

を上回る実力まで到達してしまった、AIやロボットというライオンが

最強だろうと考えてる。だから、この猛獣と上手く付き合えるかどう

かが最大のポイントだろう。特に、将棋や囲碁のプロ棋士達にとっ

ては死活問題になってるはず。

    

30年後には、AIがこうした人間味あふれるマンガも描けるようになっ

てるのかも・・とか、ロボットがマンガを読んで楽しんでるかも・・とか

思いつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡   

    

    

   

P.S. 最終章(10章)の「カッコーの巣の上で」というタイトルは、

  映画その他で有名な言葉を借用しただけで、本来ならむしろ

  「モズの巣の上のカッコー」と言うべきだと思う。

    

  要するに、よそ(モズ)の家に勝手に入り込んで、本来の住人を

  追い出してしまう存在(カッコー)のことで、零を表してる。「カッ

  コーの巣」という英単語は、「精神病院」を意味するネガティブ

  な隠語だから、零の悲惨な精神状態も表してるのかも。。

   

                    (計 3863字)

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将棋のスマホ不正騒動で注目の三浦九段vs羽生三冠、短い感想

今は深夜、2月17日の日付けに変わった後だが、私はまだ仕事

に追われてる状況。レース直前の土曜日まで、仕事に追われそう

なので、早め早めに軽い記事をアップしとこう。どうせ今週は、週

間字数制限15000字まで余裕がないので、金・土は1000字

ずつくらいしか書けない。

   

仕事に追われるハメになった原因の一つは、13日にニコニコ動画

で将棋中継をチラ見してしまったこと。将棋のスマホ不正疑惑によ

る休場で、約4ヶ月ぶりの対局となった、三浦弘行九段の復帰戦

で、単なる竜王戦の予選1回戦なのに、NHKニュースでも扱って

たほどの注目度。

   

相手はある意味、重要な当事者の一人でもある、トップレベルの

棋士、羽生善治三冠。去年の秋の週刊文春によると、羽生はス

マホ疑惑について、「限りなく“黒に近い灰色”だと思います」とい

う内容のメールを日本将棋連盟の島理事に送ったらしい。

   

これが報道されると、羽生は妻の理恵さんのツイッターを借りて、

「灰色に近いと発言をしたのは事実」、「今回の件は白の証明も

黒の証明も難しい」、「疑わしきは罰せずが大原則」と釈明した。

   

「黒に近い灰色」と「灰色に近い」では大違いだし、もし黒に近い

灰色なら、本物の裁判でも有罪、自然科学でも証明成功とされる

可能性が十分あるわけだが、文春も決定的な証拠を示してるわ

けではないので、あまり追及する気もない。

     

    

      ☆        ☆        ☆    

で、肝心の対局について。私はたまたまその日の晩、LIVE中

継をやってるのを知って、運良くスッと「立ち見席」を確保できたか

ら様子をチェック。先手の羽生がやや不利のように見える。1枚

だけキャプチャーを入れさせて頂こう。ニコニコ生放送より。

     

170217a

   

先手がわざわざ、後手・三浦の桂馬を自陣に呼び込むようにして、

中央で銀と交換になった直後。19時過ぎの盤面だ。対局者の夕

食休憩か、大盤解説の休憩だったかも。

   

対局者が席を外した時も、コメント欄は別に荒れてなかった。特

に、冤罪を確信してる、みうみう(三浦)ファンの好意的書き込み

が多かったような気がする(人数や割合は別)。

    

普通のアマチュアならすぐ、と金の横に銀を打ち込んで金と交換。

さらに、飛車がにらむ中央に歩を打って、もし金が逃げたら金を打

ち込んで優勢・・とか思う所だろう。

     

この辺りで、疑惑でもお馴染み、将棋ソフト「ボナンザ」や「激指」は、

後手が数百ポイント有利と形勢判断してたらしい(コメント欄より)。

    

三浦の実際の指し手は、王の上に歩を1回打って、取らせて、角

の上に銀打ち。先手に角を引かせて、目障りな歩を払うという、安

全策だった。読みや変化がどうなってたのか、私にはまだ不明。

    

    

     ☆        ☆        ☆

これで戦いが長引くことになって、終わったのは22時45分。ちょう

ど私が観覧席から追い出されてる時♪ 下は無料ソフト「Kifu

for Windows」で再現した投了局面。

   

170217b

       

持ち時間が切れて1分将棋になった後で、もう5分くらいは続くなと

思って油断したら、あっさり三浦が投了。先手・羽生の勝利(131手)

で、数十人の取材記者のカメラがパシャパシャ鳴ってた。

    

人気番組で回線が混んでるから、有料会員が入ってくると無料会

員は追い出されてしまう。1人の視聴者に何度も入り直させて、の

べ人数を増やすための策略のようにも見えるのは考え過ぎか。実

際の人数に近い情報が分かるのは、チャンネル開設者だけらしい。

    

まあ、すぐに再チャレンジすれば5回以内に入れたから、それほど

の混み方でもない。最終的な累計視聴者数は約35万人だから、

実数で数万人だろう。私だけでも10回以上カウントされてるかも。

  

   

      ☆        ☆        ☆     

ソフト(激指)は終盤ずっと、羽生の優勢、勝勢としてたようだけど、

人間にとっては最後までどちらが勝つのか分かりにくい、難しくて

面白い勝負だったのは確か。負けた三浦九段はかなり悔しそうな

表情だった。

   

汚名をはらすためにも、金属探知機その他、厳しいチェックを受け

た上で、堂々と勝利を積み重ねて行くことが必要だろう。

   

もともと三浦の8勝30敗で迎えた対局だから、結果は羽生の順当

勝ち。内容的にもまずまずなので、この負けで「やっぱり・・」と疑

惑を深めた人はいないと思う。

    

それでは今日はあっさりこの辺で。。☆彡

   

                   (計 1737字)

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三浦九段の将棋ソフト不正疑惑、第三者委員会の報告その他を読んで

年末でバタバタと忙しい中、やっぱりこの騒動にはとりあえず一言、

感想を書いとこう。日本将棋連盟の三浦弘行九段のスマホ不正疑

惑の問題だ。まだ不明な点が数多く残されてるから、今まで同様、

「疑惑」という言葉を使っておく。過去の2本の記事は以下の通り。

       

 将棋と入学試験、スマホ・ソフト・ネット使用禁止の理由や見通し

                   (16年10月15日)   

 続・将棋のプロ棋士スマホ不正疑惑

   ~文春・新潮・朝日の短いまとめと感想(10月22日)

   

   

     ☆        ☆        ☆

余裕が無いので、ニュースの時系列に沿って軽くコメントして行く。

まず、一連の騒動の中心人物の一人、渡辺明・竜王が12月

22日にタイトル防衛。

  

その4日後、26日に第三者調査委員会が記者会見。2ヶ月近くも

経過した後、タイトル戦終了を待ってたようなタイミングだが、その

点はこだわらないことにしよう。

   

とにかく、

 「不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はないと判断した

とのこと(朝日新聞)。

      

この文章、「不正行為は無かった」とは書いてない。証拠が不十分

という説明だから、今後の展開で判断が変わる可能性もある。

   

実際、ネット関連の大きな事件が冤罪扱いされた後、一転して有

罪となって、担当弁護士が釈明に追い込まれたのは記憶に新し

い所。あの時の展開は、劇的で急激だった。

   

ちなみに、1本目の記事に詳しく書いたように、私は「将棋やテスト

は機械の手を借りず、人間が行うべき」とは必ずしも考えてないの

で、念のため。「規則にしたがって堂々と」使用するのなら、むしろ

時代の流れでポジティブだと思う。ただし規則には、文章で明示さ

れてない解釈や理解、常識のようなものも含まれる。。

       

   

     ☆        ☆        ☆    

委員会のメンバーは、まず委員長が但木敬一(弁護士、元検事総

長)。他に永井敏雄(弁護士、元大阪高等裁判所長官)、奈良道

博(弁護士、元第一東京弁護士会会長)の名前が発表されてる。

   

大物を集めてるのは確かだが、今現在の肩書きが3人とも「弁護

士」というのはどうだろう。弁護士とは、弁護する人。争い事だと、

クライアント(依頼者)や容疑者の罪を軽くする、あるいは否定す

る職業だ。

   

これも指摘に留めて、調査報告の内容。ソフトとの手の一致率は、

 「不正を認定する根拠に用いることは著しく困難」。

      

主として弁護士達の感覚ということか。元々、複数の棋士その他

が非常に怪しいと語ってたのだから、単に「将棋のアマチュアによる

別の見方」が示されたということになる。中立的に見れば、それ以上

でも以下でもないような話だ。

    

「多数」の棋士が、ソフトでなくても指せる手だと証言したとかいう

話は、別に驚きはない。一手一手を個別に見れば、人間でも指せ

るのは当たり前。特定の局面ごとの選択肢はさほど多くない。

     

問題は、対局の全体とか、終盤全体などの一致率のはずで、そ

この説明が具体性を欠いてる。「三浦さんよりも高い一致率を示す

棋士はたくさんいた」とされてるが、それは疑惑の否定どころか、逆

に疑惑の大幅拡大の要因にもなる。

     

もし、すべて不正行為でないのなら、それはそれで棋士の指す将

棋の価値が問われるはずだ。

   

スマホと似たような棋士がたくさんいる状態では、頭脳のトップ・ア

スリートとしての棋士の価値は少なからず下がるだろう。対局者の

地位から、コンピューター対局の解説者の位置へ。主役から脇役

へ、落ちて行っても不思議はない。。

   

    

     ☆        ☆        ☆   

対局中の約30分に及ぶ離席については、

 「そうした事実はなかった」。

   

ところが、将棋連盟の一昨日(12月27日)のニュース「第三者

委員会調査結果を受けて」を最後まで読むと、「7月の対久保戦

についての、トータルの離席時間は長かったと報告書に記載

れております」と書かれてる。

  

離席についての久保利明九段の指摘は、部分的には間違ってた

としても、全体的には合ってた可能性もあるわけだ。

  

そもそも調査委員会も、「処分当時、疑惑が強く存在」したから、

処分は「やむを得なかった」としている。それほど強い疑惑を否定

するのなら、もっと強い論証が必要なはず。

   

    

     ☆        ☆        ☆     

その後、27日には連盟側の記者会見。これも何とも腑に落ちない

もので、調査報告をあっさり認めてるわりに、責任はほとんど取って

ない。執行部の辞任どころか、僅かな減給のみ。

  

さらに、対局映像に目を通したのが12月中旬すぎ(島朗・常務理

事)とか、まだ調査書の全体には目を通してない(谷川浩司・会長)

とか。まだそんな段階なら、もっと調べて結論を出すべきだと思う。

執行部も内心、まだあまり納得してないようにも見える。

     

実際、青野照一専務理事は、「合計すると2時間40分という離席

は、普通の対局では考えられないこと」とも語ってた。一体、なぜそ

んなに長いのか。その間のビデオ映像や証言はどうなってるのか。

      

専門業者によるスマホやパソコンの解析で、不正の痕跡は確認さ

れなかったとあるけど、疑惑が発覚してかなりの時間が経った後の

解析にどの程度の信頼性があるのか。もっと説明が欲しい所。民

事だから、携帯会社やプロバイダーの通信記録は調べられなかっ

たのだろうか。

   

    

      ☆        ☆        ☆

とにかく、まだ分からない事だらけで、大掛かりな冤罪で一件落着

とは思えない。渡辺竜王や久保九段らの反応(あるいは反論)、調

査書の公表、週刊誌その他の報道もまだこれからだろうから、続報

を待つことにしよう。

  

いずれにせよ、将棋界のイメージがかなり悪化してしまったことだ

けは確か。ただ、これを機に、不正や疑惑が生じないような規則が

出てきたことはプラスだったと思う。やや遅すぎた感はあるが。

   

棋士の世界だけを聖域にして、性善説を唱えるのは無理がある。

全員かどうかはともかく、少なからずの人間の心に、悪の側へと

傾く本性が含まれてることは確かだ。

   

それでは今日はこの辺で。。☆彡

         

                       (計 2367字)

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続・将棋のプロ棋士スマホ不正疑惑~文春・新潮・朝日の短いまとめと感想

(☆16年12月29日追記: 関連する新記事をアップ。

 三浦九段の将棋ソフト不正疑惑、第三者委員会の報告その他を読んで

   

      

     ☆        ☆        ☆

月曜までバタバタ忙しくて、ブログどころじゃない状況だが、ちょっとだけ

スマホ不正疑惑の続編記事を書いとこう。鳥取の地震の方が遥かに大

きな問題だけど、スマホ不正疑惑も将棋界にとっては巨大地震だし、他

の世界にも相当な揺れをもたらす力を秘めてる。

      

前回は入学試験も含めて、広い視野で根本的に考える記事をアップし

た。そもそも、なぜスマホを使ってはいけないのか。むしろ公認して、全

員が堂々と使う方がいいのではないか。

     

今回は、将棋に絞った話で、わりと単純で分かりやすい話だ。大前提と

して、人間のプロ棋士が最近の対局中、スマホをこっそり参考にしたの

なら有罪、論外としとこう。

   

もちろん私は、いずれ将棋も入試も少しずつスマホ解禁、PC解禁の動き

が出て来ることを予想してるし、期待もしてるので、念のため。。

   

    

      ☆        ☆        ☆

まずは、『週刊文春 10月27日号』(20日発売)から。中吊り

広告の該当箇所を、公式サイトからコピペさせて頂こう。

  

161022a

  

 将棋「スマホ不正」全真相

 渡辺明竜王 独占告白 「放置すれば竜王戦がなくなる」

 羽生三冠 「限りなく黒に近い灰色」

 「私は三浦弘行九段にスマホ遠隔操作を教えた」 核心証言

   

ちなみに、羽生は直ちに奥さん(羽生理恵=畠田理恵)のツイッター

しきもので弁明してるようだ(なりすましにも見える)。「一部報道で誤解

を招くような表現」、「疑わしきは罰せずが大原則」。ただ、「限りなく黒

に近い灰色」という表現を否定してないので、あまり強い弁明にはなっ

てない。

        

前にも書いたが、裁判でも、「限りなく黒に近い」ものが有罪とされる

のだ。完全な黒ということは現実にはあり得ない。

  

文春には、日本将棋連盟の内部での議論がわりと細かく報告されて

て、相変わらずの「センテンス・スプリング砲」の取材力を示してる。

首脳会談のような場には、ソフトに詳しい千田翔太・五段も参加。

  

あと、最近、三浦九段に頼まれて、パソコンをスマホから遠隔操作す

る方法を教えたという棋士も実名で登場。三枚堂達也・四段が、

「Team Viewer」というソフトを教えたらしい。調べてみると、

メジャーなソフトみたいで、「家庭でのご利用は無料」と書いてるから、

後で私もダウンロードしてみるかも。不正カンニングではない♪

    

将棋用のプログラムとかソフトの名前として、「技巧」とか「Shogi

Droid」という名前も登場。さらに三浦の奥さんや家族の話も

あって、「そうゆう人間的背景があったのか・・」と思わせる内容

になってる。

  

ただし、決定的な証拠は示されてないので、まだ黒と決め付けること

はできないし、不正の全真相というのはちょっと大げさ。むしろ、「今

回の不正『騒動』の真相」だろう。

   

   

      ☆        ☆        ☆

一方、『週刊新潮 10月27日号』(20日発売)は、同じ問題

を少し違う角度で扱ってた。公式サイトより。

  

161022b

  

 次の一手をコンピューターに頼った?

 「三浦弘行」九段と93%一致した問題ソフト

   

こちらは、文春が名前だけ挙げてた強力ソフト「技巧」(2016世界

コンピュータ将棋選手権・準優勝)に焦点を絞った記事。なぜか具体

的な説明は省略してるけど、三浦とソフトの指し手一致率は93%

にも達したとのこと。他の棋士の対局は60%ぐらいらしい。

     

ここまで書くのなら、一致率の分析画像を数枚載せて、解説して欲し

かったと思う。もちろん、これまた、三浦が不正したという決定的な証

拠を示してる記事にはなってない。

    

ただ、方向性としては新潮の方が正攻法だろう。実際、渡辺竜王の主

張も、ソフトとの一致率が大きなポイントになってた。とはいえ、文春の

方が読み物としては面白くて、案外、人間関係から新証言が出て来る

可能性もある。 

    

    

      ☆        ☆        ☆

そして最後に、今夜というか、正確には昨夜(10月21日・21時)、

朝日新聞デジタルが掲載した記事

  

連盟は、調査は終了したという話だったのを撤回。棋士向けの説明

会を開いて、調査委員会が不正の有無を調べる方針を明らかにし

たとのこと。

   

来週以降、三浦にスマホの提出を求め、連盟と三浦が共に調査会社

を選定する予定。三浦は出場停止処分の撤回を求める新たな声明

を発表。

   

   

       ☆        ☆        ☆  

もしこれで、スマホにもパソコンにも全く痕跡が見つからなければ、それ

はそれで大変なことになる。連盟幹部と渡辺竜王はそれなりのけじめを

つけるしかない。もちろん、痕跡をどの程度の信頼度で確認できるのか

どうかが問題ではある。もし三浦が本当に不正を行ってるのなら、既に

相当な調査対策はとってるはず。通信記録までは調べにくいだろう。

       

ちなみに、本筋ではない話だけど、渡辺と三浦の間にはしばらく前から

因縁のような対立関係があるらしい。それが、双方のファンや支持者を

巻き込んで、また微妙な空気を作り出してる。

   

私自身は、そもそも一致率の分析も見てないし、三浦が対局中に度々

席を外してる様子もテレビでほんの少し見ただけだから、ハッキリした

ことは言えない。

    

ただ、ここ数年の様々なメディア報道や組織の対応を広く見渡した時、

いまさらこの件で、三浦だけが潔白で正しかったという結論が出るとは

考えにくいと思う。大逆転というのは滅多に起きない。あと、最近の一

致率だけでも、全棋士について調査して公表すればスッキリすると思

うが、大勢の同意を集めるのは困難か。

       

とりあえず、今後の本格的調査の様子を注視することにしよう。いずれ

にせよ、渡辺竜王も含めて、プロ棋士がソフトに負ける時代になったこ

とだけは明白。将棋連盟にとっても、人間全体にとっても、恐ろしい時代

に突入しつつある。それこそ、不正疑惑の数千倍も深刻な問題なのだ。

   

今日のところは、この辺で。。☆彡

        

                     (計 2310字)

          (追記 61字 ; 合計 2371字)

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将棋と入学試験、スマホ・ソフト・ネット使用禁止の理由や見通し

何度かチョコッと書いてるように、私は子どもの頃、将棋が大好きだった。

少ないお小遣いをはたいて本や雑誌を買って研究してたし、大きな大会

での実績も一応ある。今は全くやらなくなってるけど、ニュースは気にな

るから、隠れ将棋ファンと言っていい。

           

たまに新聞の詰め将棋が目に入ると、今でもつい挑戦してしまうことも

ある。ただし、時間がもったいないから、5分~10分ほどで解けなけれ

ばアッサリ終了。これだけでも、かなり敗北感に打ちのめされるから、

オンライン将棋で「機械みたいな」相手にボロ負けしたら大変だろう♪

     

まして将棋のプロ棋士が、「ソフトをこっそり使ってるような気がする」

相手に負けると、抗議したくなるのは自然なこと。生活がかかってるし、

倫理的・心理的にも許せない。実際、今回の読売新聞主催「竜王戦」

の挑戦者変更騒動だと、「5人前後」のプロが疑問を口にしたらしい。

   

   

       ☆        ☆        ☆  

さて、2016年10月12日に、日本将棋連盟から処分が発表された

棋士、三浦弘行・九段(42歳)。

   

数ヶ月前くらいから、対局中の不自然な休憩が目立ったらしくて、連

盟が調査。結局、「灰色」のまま、年末まで出場停止で、名人戦と並ぶ

ビッグタイトル・竜王戦の挑戦者という立場も取り消しとなった。彼の指し

手を後でチェックすると、コンピューター・ソフトの指し手との一致率が

高かったというような不確定情報も流れてる。

     

彼をトップ棋士と伝えてるメディアもあるが、客観的に見て、上位棋士

の一人。現役だけでも、タイトル保持者が7人、九段も22人い

るから、全棋士160人~170人中のベスト30くらい

だろう。これまでの実績や人気が特別凄いわけでもない。

      

   

     ☆        ☆        ☆

3日経った10月15日現在、三浦九段というより連盟の側に対

する不満もかなり伝えられてる。

  

典型的な論法は、「疑わしきは罰せず」、灰色でこの処分はやり過ぎ

というものだが、本物の裁判でも、十分疑わしい容疑者には有罪の

判決が出る。そもそも、人間の価値判断に絶対というものは無いし、

二分法でもない。

      

無罪と有罪が、白か黒かで分かれるのではなく、その疑わしさ、黒

さに応じて、罪の重さが変化するわけだ。無罪、執行猶予、懲役1年、

10年、死刑、etc。ほとんど白く見える人、真っ白と区別がつかない

人は、無罪どころか、そもそも立件されない。。

   

  

      ☆        ☆        ☆   

今回の件だと、席を立った回数・時間とかソフトとの一致率とか、具体

的で詳しい情報が公表されてないので、今後の報道を待つことになる。

   

ただ、「火の無い所に煙」が立つこともあるが、煙が立つにはそれなり

の理由があるわけで、連盟側も相当な根拠を用意した上での処分の

はず。三浦九段は弁護士と相談中らしいから、訴訟リスクも十分ある。

   

ということは、連盟は訴訟に勝てる程度の証拠を持ってると考えるの

が自然だろう。竜王戦の頂点、タイトルを賭けた勝負の直前でもある

し、将棋界全体のイメージダウンをなるべく広げないために、現実的

な妥協点を探ったのだと思う。

   

   

      ☆        ☆        ☆   

私は、各種報道には見当たらない「法的」な論拠を求めて、日本将棋

連盟の対局規定をネットで探してみたが、全体はまだ発見できてない。

  

一部なら公式HPその他で読めるけど、全体は公式ガイドブックなどを

見るしかないようだ。かなり細かいルールが書かれてるようだが、アマ

ゾンでの扱いを見ても、ネット情報を見渡しても、ガイドブックで真面目

にルール確認してる人はごく僅かだと思う。周囲で聞いたことはない。

      

まあ、スマホなどの電子機器をロッカーに預けるとか、対局場である

将棋会館から外出禁止とか、10月5日に発表されたばかりだから、

それまでは、規則にハッキリとは書かれてなかったはず。不文法とか

常識的マナーとして、それなりに制限されてたということか。

   

プロ棋士の場合、人間同士が高度な戦いを繰り広げるから大きな

収入を得られるわけで、コンピューターなら今現在、総額で数億円レ

ベルの賞金や対局料は稼げない。人間の優勝が数千万円、コン

ピューターが数百万円といった感じで、ケタが1つ違ってる。ソフト販

売やサイト運営の収入は不明だし、遠い将来の逆転もあり得るけど。

    

結局、日本将棋連盟がソフトを禁止する理由は、常識、伝統、マナー

はもちろん、巨額の収入を保持するためだろう。

   

読売新聞社も、巨額のコストをかけてるから、自社の損得に関わるか

らこそ、主催する竜王戦のスキャンダルは小さく報じてるわけだ。野

球の巨人関連の時と似た感じで、と書くと言いすぎだろうか。

     

ちなみに私は、読売も巨人もそれほど嫌いではないので、念のため。

マスメディアに限らず、どんな組織でも、自分の不利益になりそうな事

はあまり報道しないもの。個人でも似たような振舞いはあるはずだ。。

   

            

      ☆        ☆       ☆

ところで、あちこちのニュースを読んで初めて知ったのが、「スマホ指し」

という言葉。オンライン将棋対局で、スマホのソフトを利用して指すこと

らしい。検索すると、かなりの情報がヒットする。

   

調べてみると、面白いことが分かって来た。趣味とか遊びの将棋だから、

スマホ指しもOKと考える人がそこそこいるのは分かるとして、意外だっ

たのが、公式に(一部)認めてる所もあること。

   

一番厳しそうなのは、「将棋倶楽部24」で、ソフト指し取締委員会

なるものが指し手一致率を調べて、黒と認定されたアカウントは削除

されるらしい。実際の運用状況は不明。

  

ただ、「将棋倶楽部24」でもソフト開発者は堂々と参加できるようだし、

「81道場」では専用アカウントを用意すればOK。「将棋ウォーズ」と

いうスマホ用アプリだと、「棋神召喚」という仕組みもあって、5手

だけ、最強レベルのソフト(2016Ponanzaクラス)が指

してくれるらしい。状況によっては「降臨」してくれないこともあるとか♪

   

私はソフトを使ってまで勝ちたいとは全く思わないけど、相手が堂々と

ソフトを使ってると分かってれば、負けても当然だし、勉強になるかも知

れない。ソフト同士の戦いもいずれじっくり見てみたいと思う。まあ、トッ

プ棋士の戦いとか、美人女性棋士の方が遥かに好みだけど。。♪

         

   

      ☆        ☆        ☆

ここまで、今話題の将棋について書いて来たけど、最後に遥かに重要

な問題にも触れとこう。それは、人間が受けるテスト、試験、審査だ。

特に、中学・高校・大学の入学試験。

   

5年半前、京都大その他で入試問題のネット投稿が発覚して以来、携

帯・スマホはもちろん、時計まで厳しく禁止されるようになってる。その

後もたまに不正が話題になるけど、ごく例外的だろう。

    

しかしホリエモン=堀江貴文は、以前ツイッターで、取締りの風潮を

批判してた。「あほくさ。検索前提の試験にすりゃええじゃん」。

    

いかにも彼らしい指摘で、一理ある大胆な提案だが、すぐに全面的

に実施するのはまず不可能で、あり得ない。社会的な同意が得られ

ないだけでなく、受験生の側に悪用の動きが出ることも予想される

からだ。

   

多少のお金を払ってでも、誰か非常に優秀な人や業者に頼んで、試

験中の質問に即答してもらう。ネットのアクセス先を制限するのも、

実際的には難しいはず。そうなると、なりふり構わない富裕層が有利

になる。

   

それでもいいじゃないか、と考える人は少数派だろう。そもそも、富裕

層自体が少数派で、他の人達からは不平等だと思われがちなのだ。

     

受験生4人くらいに1人の監視員を付ければ何とかなるとは思うけど、

そんな事をしてまでネットを解禁する学校はほとんど無いはず。セン

ター試験の類でも、少なくとも今後10年はあり得ない。

   

   

       ☆        ☆        ☆   

とはいえ、なぜ試験にスマホやウェアラブル端末(メガネ・時計)を使っ

てはダメなのか、その理由を根本的に考えると、微妙な話になって来る。

     

本人の実力ではないから、地頭(じあたま)の能力を見たいから、とい

うのが代表的な理由で、他には、スマホとか持ってない(or持てない)

受験生もいるから、といった所だろうか。

      

しかし、スマホやソフト、ネットを使いこなすのも、いまや立派な実力だ

し、実際、世の中を見渡すと、仕事中や授業中でさえ、スマホやPC

を使ってる人が大勢いる。優秀な地頭と、優秀なデジタルを比べても、

今でさえ、地頭の方が上とはいいにくいはず。まして今後は、デジタル

がますます地頭を圧倒して来る。故障やトラブルなら、人間でも多い。

          

電子機器ではなく紙媒体なら、大学の試験だと参考書・ノートの持ち込

み可という科目は普通にあるはずだし、先日の数学甲子園の全国大

会でも、高校生・中学生たちは参考書類を使ってた。ルールで認めら

れてるのだ。途中からは、チーム内での相談も可能。。

   

   

      ☆        ☆        ☆  

というわけで、私は今後、少数の私立校の一部から、スマホ・PC解

禁の動きが出てくることに期待する。紙の辞書・参考書の使用可あた

りから始めてもいい。

  

明らかに有用で、実社会で普通に使われてるものを、試験の時だけ

使わないのは、単なる固定観念とか悪しき伝統、偏見の類だと思う。

    

その内、ソフトやAIの側から、「差別反対」という声が上がるかも♪

機械やプログラムまで含めて、多様化や共存が問われる時代なのだ。

ただし、「人間のチーム受験」は困難だと思う。人間のグループは、し

ばしば解散されるものだから、「AIのチーム受験」の方が現実的か。

   

いずれにせよ、情報化社会の急速な進展の中で、人間がどう生きる

べきなのか、真剣に問われる時代となった。

それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

                       (計 3841字)

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将棋界も世代交代か、28歳の新名人・佐藤天彦

高校卒業以降、私は隠れ将棋ファンになってるから、なるべくブログに将棋

の話は書かないようにしてるんだけど、これは一言書きたくなった。

 

最強棋士・羽生(45歳)を4勝1敗であっさり倒した28歳、佐藤天彦・新名

人。若さだけじゃなく、色々と面白い人物だと思う。ここ数年、名人戦の進行

をチェックすることはなかったけど、今回は時々リアルタイムでネット観戦し

てたほど。何となく、佐藤が新名人になりそうな気もしてたのだ。

 

正直、まだ知名度は高くない棋士だし、どちらかと言えば羽生の防衛を期待

してたけど、佐藤新名人ならOK♪ 将棋界にとっても、わりと明るいニュー

スだろう。名人戦は過去20年間、ほとんど羽生世代が制して来たんだから、

そろそろネット育ちの新世代が活躍しないと、AIの新世代にも対抗しにくい

はず。。

 

 

         ☆          ☆          ☆   

さて、新名人の特徴はまず、名前。「天彦」(あまひこ)。いかにも天から降り

て来て、天下を取りそうな感じだ。

 

そして、外見。顔と髪型だけだと、まったく見た目を気にしない真面目なオタ

ク系のようにも感じるけど(失礼♪)、全然そうではないらしい。

 

朝日新聞やウィキペディアによると、高級ブランド愛用・愛称は貴族。ベル

ギー出身のデザイナーのブランド「アン・ドゥムルメステール」の服(2万円

~20万円くらい)を100着以上(!)持ってて、家具もイタリアから輸入。

和風の顔立ちだから、着物と卓袱台の方が似合いそうだけどね♪ たまに

激怒して、ガラガラ・ガッシャーンとやるとか(笑)。昭和か!

 

クラシック音楽も好きだから、文化・芸術系の人間かと思ったら、実は2年ほ

ど前から棋士仲間とフットサルを楽しんでるらしい。あっ、そう言えばツイッ

ターにも、欧州サッカーの話を書いてたね。少年時代から親しい渡辺明・竜

王(32歳)によると、プレーはアグレッシブでパワーがあるそうだ。ま、皆さ

ん、骨折や捻挫に気を付けて♪ 私がサッカーで骨折したもんで (^^ゞ

 

彼、対局する姿も面白くて、将棋盤に上体をかぶせるように大きく揺らして

た。貴族って言うより、ウチの親父かも(笑)。親父は貧乏ゆすりのクセもあっ

たから、対局相手が嫌そうな素振りを見せることもあった♪ 流石に羽生は、

佐藤の妙な動作には動じず。扇子をパチンと閉じる音も大きかったのにね。

 

 

          ☆          ☆          ☆

日本将棋連盟の記録によると、佐藤の通算成績は276勝118敗で、勝率

7割! 若くて断トツの強さの佐藤、態度も強気なのかと思ったら、少なくと

も表面的には非常に物腰やわらかだ。勝敗も内容も圧勝と言っていい感じ

だったのに、名人奪取の直後もまったく謙虚で落ち着いた応答だった。

 

まあ、メディア的、ネット的には、もっと若僧とか青二才っぽい方がウケるの

かも♪ 顔も、渡辺明の方がイジリやすいね(笑)。コラコラ! いや、いか

にも異次元の天才って感じの顔だから・・・とフォローしとこうか。頭の上半分

がすべて脳だし。

 

佐藤は動画でも丁寧で物静かだったけど、ツイッターの将棋ツイートでも同

様。ところがなぜか、将棋以外の話だと、普通の言葉遣いに切り替わる。た

とえば、こんな感じ。上から、将棋、クラシック音楽、ファッション。

 

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          ☆          ☆          ☆   

って言うか、このぬいぐるみは何?(笑)。画像検索しても出て来ないから

イラついてるのだ♪ プロフィールに、宇宙戦艦ヤマトが好きだと書いてる

から、アニメ系のキャラクターかね? 私はこの種のキャラも、画像認識も

苦手なもんで。

 

おっと、早くもタイムリミットか。とにかく、佐藤にはAIとの勝負を期待した

い。来年、羽生がAIと戦うかも知れないから、羽生が完敗した後、佐藤が

完勝するとか。世界的には、名人戦より注目されるかも。

 

いまや、人間の最大のライバルはコンピューターなのだ。私も仕事を奪わ

れないように頑張らなきゃ!・・・とかいう文章も、コンピューターで打ち込ん

でるのであった♪ これじゃ、勝敗は見えてるかも (^^ゞ

 

 

         ☆          ☆          ☆   

最後に、現在の7大タイトル保持者は次の通り。

 

  佐藤天彦 名人

  羽生善治 王位・王座・棋聖

  渡辺明  竜王・棋王

  郷田真隆 王将 45歳

 

まだタイトル数は、4つの羽生世代が、3つの佐藤世代をリードしてる。囲碁

は既に、27歳の天才・井山裕太が7冠だから、羽生世代にはもうちょっと踏

ん張って欲しい気もするね。

 

それでは、また明日。。☆彡

 

                        (計 1766字)

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将棋・囲碁人口、20年間の推移~『レジャー白書 2015』他

当サイトでは、日本生産性本部による統計調査の報告『レジャー白書』などに

基づく記事を4種類アップ。どれも私が好きなスポーツの人口推移を扱うもの

で、毎年更新し続けてる。

  

   バブル崩壊以降、スキー&スノーボード人口の推移

   ランニング人口の意外な推移

   日米のテニス人口推移など

   サイクリング(自転車)人口の推移

 

今年も、夏に『レジャー白書 2015』が出版されてるので、それぞれの最新

データ(2014年まで)を調べると共に、新たに将棋と囲碁の人口も調べて来

た。私は高校卒業以来、どちらもほとんどやらなくなってるが、元々はかなり

の将棋好きだし、囲碁も少しだけやってたのだ。

 

遠い将来、高齢者になって時間的余裕も出来たら、また楽しみたいとは思っ

てる。それまでは、隠れファンとして密かに見守るだけにしとこう♪ まだしば

らくは、仕事とスポーツとブログに専念するってことで。。

 

 

          ☆          ☆          ☆   

さて、最近のニュース(クラブ閉店、雑誌・新聞休刊)とか見てると、将棋がじ

わじわ衰退、囲碁は健在といったイメージを持ってたが、レジャー白書のデー

タを見る限り、実際は多少違うらしい。

  

ただし、レジャー白書の場合、1年に1回行っただけでも人口としてカウント

するので、日頃どのくらい熱心に活動してるのかは分からない。スキーやス

ノーボードならともかく、ごく手軽な娯楽である将棋や囲碁を1年に1回しか

やらない人をカウントすべきかどうか、ちょっと疑問は感じる。

 

まあでも、他に同種の継続的調査は見当たらないし、貴重な参考資料であ

るのは確かだ。それでは、『白書 2015』と『白書 2005』に基づいて、過去

20年間の人口推移をグラフにまとめてみよう。2009年から、調査方法が

インターネットへと変更されたので、急激な変化が起きてるが、なぜかその

後は元の流れに戻ってる。

 

151123

 

 

           ☆          ☆          ☆

意外なことに、将棋の方が遥かに人口が多いし、今でも囲碁の2倍以上な

のだ。将棋の人口の方が急激に減ってるのは確かだが、どちらもここ10年

は底堅い動きになってる。

 

高齢者の人口が増えてるという事情もあるだろうけど、白書で細かいデータ

を見ると、20代や30代でもまずまずの健闘になってた。これは主に、イン

ターネット対局が手軽になったおかげだろう。

 

ちなみに、エクセルのファイルに入力したデータは次の通り。単位は万人。

 

        95    96    97    98    99    00    01    02    03    04

  将棋 1180 1240 1150 1100  970 1020 1030  910  900  840

  囲碁   540  440  500    400  390   460  450   480  420  450

 

       05    06    07    08    09    10    11    12    13    14

  将棋  710  770   660  690 1270 1200  830  850   670  850

  囲碁   350  360   240  250   640  610  380  400   280  310

    

   

(☆追記: 『レジャー白書 2016』によると、2015年の将棋は

       530万人、囲碁は250万人へと激減。データの信頼

       性に疑問がある。PC故障で、グラフの更新は不能。)

   

   

           ☆          ☆          ☆ 

なお、個人的に将棋の方が遥かに好きだから、「将棋 囲碁」という順番で

書いてるが、将棋は既にコンピューターに追いつかれてしまったので、ちょっ

と興味が薄れてる。まあでも、囲碁もあと10年くらいで追いつかれるのかも。

その後、数十年くらいで、「正解」のようなものも示されてしまう可能性がある。

そうなると、思考力というより、単なる記憶力の勝負になってしまうだろう。

 

人間が何をどうすべきか。真剣に考えるべき時代が確実に近づいてる。人工

知能は全く別物だから気にしなくていい、人間は人間だ・・・というような人間

的考えが、いつまで通じるだろうか。。

 

それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

                     (計 1439字)

          (追記 81字 ; 合計 1520字)

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