神(ゴッド)の逆転勝ちを待ちながら・・&雨の合間にプチジョグ連発

(8日)JOG 6km,33分26秒,平均心拍134

消費エネルギー 290kcal(脂肪 78kcal)

  

(9日)JOG 7km,38分21秒,平均心拍135

消費エネルギー 345kcal(脂肪 90kcal)

   

前からちょっと気になってる芸術作品に、ノーベル文学賞受賞者・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』がある。「ゴドー(Godot)って、何?」と思ってたら、「God」(ゴッド、神)をもじった名前だという説があるらしい。

  

もともとフランス語の戯曲で、フランス語の「神」は「Dieu」(デュ)だけど、ベケットは英語の使い手でもある。私なら、「God」+「robot」(ロボット)の圧縮説をプッシュしたい。

     

名前の由来はともかく、よく分からない存在のゴドー(神?)と待ち合わせをしたつもりなのに、いつまで経ってもゴドーが来ない状況を描く「不条理」(バカげたこと)の演劇。私も昨日、仕事の合間に「ゴッドを待ちながら」Abema動画をチラ見してたのに、神は来ないままだった♪

   

   

     ☆     ☆     ☆

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というわけで、まずは神の子・藤井聡太七段の昼食、冷豚しゃぶサラダ定食・ウーロン茶セット♪ これ、私の好みと一緒だな。私も神の子なのかも。ないだろ! いつまで待っても片鱗さえ現れないし。。_| ̄|○

   

昨日は将棋の棋聖戦の第3局。藤井が勝てば、史上最年少のタイトル獲得だから、どうしても途中経過をチラ見してしまう♪ 聞き手の室田伊緒・女流二段は藤井の「姉弟子」。ホンワカして、やたら明るいキャラだね。もう一人の中村桃子・女流初段も声と喋り方が可愛かった。最近ちょっと、声フェチかも(笑)。使わないけど・・って、コラッ!

   

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上の写真だと、藤井少年の方が年上にも見える♪ 何か、昭和のヤクザ映画とか任侠の世界も思い出すかも(笑)。刀で敵をバッサリ斬って、無言で立ち去るとか。和服がまた変わったせいもあるかな。あと、髪の毛も伸びてるし。師匠の杉本八段からの唯一のアドバイスは、髪をバッサリ切ることだった♪ そこか!

   

   

    ☆     ☆     ☆

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夕方、チラ見すると、局面は完全に終盤で、渡辺明・棋聖が有利だけど、まだそんなにAI形勢判断の差はついてない。解説者も、そんなに大差ではないと強調してたし、私は「神」を待ちながらチラ見してたのだ。

   

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ところが、わずか数手進んだ時にはもう大差。おまけに藤井は持ち時間を使い切って、1分将棋。それでも神の逆転勝利を待ってたのに、最後まで神は来なかった。不条理の将棋だ♪ 最後は入玉して詰まされた、珍しいパターン。8一歩成で飛車を取るヒマはなかった。

     

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まあ、わざわざ自分の玉のすぐそばに相手の角(馬)や飛車を呼び込む指し方は、やっぱり神の才能を感じた。第4局でのタイトル奪取に期待!

   

   

     ☆     ☆     ☆

一方、単なる「人の子」の小市民は、昨日も一昨日も仕事に追われて、雨の合間のプチジョグが精一杯。最近、寝不足が続いてて、頭が痛いから、一段と控えめの走り。

   

一昨日(8日)はホントの最低限、6kmジョグで、トータルでは1km5分34秒ペース。遅っ! 気温23度、湿度100%(!)、風速2m。心拍は低過ぎたから、プラス5くらいで補正。

   

昨日(9日)は1kmだけ増やして、7kmジョグ。トータルでは1km5分29秒ペース。かなり頭が痛かったから、脳梗塞が怖かったほど。珍しく、朝から全くコーヒーを飲んでなかったせいもあるかも♪ カフェイン中毒の禁断症状 (^^ゞ その分、今日、2倍摂取すれば大丈夫(笑)。コラコラ! 気温23.5度、湿度96%、風速2.5m

  

2日とも、雨天のおかげで気温はちょっとだけ低かったけど、湿度が高過ぎて、わずかな距離でも汗ビッショリ。「秋を待ちながら」って感じか。まだ、夏の前だけど♪

   

あっ、そうそう。女子3000mの田中希実選手、18年ぶりの日本新記録おめでとう! 8分41秒。1km2分54秒ペースか。高校陸上部時代の私より「多少」速いかも(笑)。まだ20歳の若さだから、将来は女子マラソンの記録も狙えそう。ではまた明日。。☆彡

   

    

(8日)

     時間  平均心拍  最大

往路(1.2 km) 7分19秒 115 135

LAP 1(2.2) 12分44秒 132 144

復路(2.6) 13分23秒 145 157

計 6km 33分26秒 134(77%) 157(90%)

  

(9日)

     時間  平均心拍  最大

往路(1.2 km) 7分17秒 119 130

LAP 1(2.2) 12分56秒 131 138

 2    11分14秒 142 149

復路(1.4) 6分54秒 149 157

計 7km 38分21秒 135(77%) 157(90%)

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王位戦・第1局、藤井聡太七段(17歳)が受け師・木村一基王位(47歳)を攻め切って勝利!

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やっぱり、将棋の棋譜の扱いが厳しくなってる気がするね。天才少年・藤井聡太七段が棋聖戦に続いて挑むタイトル、王位戦、第1局(2日制)。初日だった昨日(20年7月1日)は、仕事が超忙しくて全く見れなかったから、夜遅くになってあちこちのマスメディアで棋譜を探索。将棋db2やyoutubeは回避。

   

すると、棋譜どころか、単なる途中の局面図さえ、なかなか見つからなかったのだ。記事は色々あるのに、棋譜関連だけわざと掲載しないようにしてるとしか思えない。日本将棋連盟が公開してる公式サイトは、iPadだと見れなかった。ようやく探し出したのは、北海道新聞のHP。地方だから、昔の報道の習慣が残ってたのかも♪

  

先手と後手、全く同型の角換わり・腰掛け銀から、先手の藤井が4五歩と仕掛けて、後手の木村が5二玉と寄ったのが上図。あんまし良い手ではない気がするけど、珍しい「受け師」としての棋風で、受けに回ったのかも。「責め師」藤井は、ここから早くも猛攻開始。縄や鞭は使わず(笑)。ロウソクも♪ まだ言うか!

   

   

     ☆     ☆     ☆

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初日は上図で、後手・木村が「封じ手」。文字通り、自分の指し手を書いた紙を封筒に入れて、翌朝まで保管。夜の間、相手に考えられないようにっていう配慮だけど、9二角と自陣に打ったからには、流れからしておそらく、2九角成で飛車を取るはず。ただ、実際は7三金で、と金を取る方が良かったのかも。と言うより、そもそも9二角が悪手かな。   

     

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そんなお堅い話より、最近は食べ物ネタの方がウケが良かったりする♪ ホテル・アークリッシュ豊橋の「おやつタイム」で、藤井は「どうまい牛乳プリン」を注文。パフェだね。案外、サンプル写真だったりして(笑)。コラコラ!

  

チョコ(?)にも書かれてる「ARC RICHE」(アークリッシュ)は、フランス語で、「豊かな橋」を表したホテル名だろうね。アークは弓型のことだけど、橋の形でもよくある。ちなみに「豊橋」という地名は、ホントに橋の名前でもあるらしい。30ヘェ~~くらいか♪ 少なっ。。   

 

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木村が封じ手をした後、封筒に藤井が赤ペンでサインする時、初めての経験だからか、脇息(ひじかけ)の上で書いたのがちょっとだけ話題になってた。マナー違反なのかね? まあ、小市民は一生、する機会はないだろうけど♪ 「だろう」じゃないだろ!

   

ちなみにさっき、将棋連盟の特設サイトにパソコンでアクセスしてみたら、立派な出来で驚いた。要するに、個人サイトや動画の類を吹き飛ばす戦略か♪ 解説までしっかり付いてるのにはビックリ。この同型は過去、先手23勝、後手11勝、千日手1だから、圧倒的に先手が勝ってるらしい。後手の反撃より、先手の先攻の方が強烈なわけか。

  

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藤井のライト・グレーの夏物(?)和服も、若々しくて爽やか。ホント、早くも大名人の風格さえ感じる。

   

   

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2日目は早めに藤井が勝っちゃうかも・・と思って、朝イチでAbemaにアクセス。初めて、封じ手の封筒をハサミで開けるシーンを拝見♪ 開けたのは谷川九段。2通を照らし合わせるわけね。違ってたら、どうするわけ?(笑)。赤い矢印で、駒の動きまで指定するのか。ちなみに予想通り、封じ手は2九角成。もう、一気に終盤戦突入の雰囲気。

      

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私なら、4四桂と打つけどな。玉が逃げた後、6二と。実際の藤井の指し手は、直ちに6二と。それでも木村は、と金を取れないようで、4三玉と逃げる。それはすぐ負けだろ・・と思ったけど、ここから結構粘るのだ。さすが、受け師の異名を取るだけあるね♪

       

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お昼ご飯は、藤井が、冷やしきしめん御膳。木村が、源氏和牛カレーセット。ご飯少なめって、よく書いてるけど、他の品物がちょっとプラスされるからかね? できるだけ誤解のないよう、正しい情報を公開しようと。

      

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印象深かったのは、解説と聞き手、4人の食事の紹介。4人まとめて小さい写真だし、お膳じゃなくて弁当。ま、当たり前だけど、対局者とはハッキリ格差がある。2500円vs1000円って感じかな♪ 意外と小さい差かも(笑)。

        

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今回の女流棋士もまったく知らなかったけど、上だと右から2人目(?)。長谷川優貴・女流二段がちょっとだけカワイイかも・・と思ったら、昨年末に結婚してた! 24歳、早っ。。 下の写真は、最高に盛れてるかも(笑)。コラッ! 結婚時のスポーツ報知の記事より。

         

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     ☆     ☆     ☆ 

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上の5三銀もちょっと変わった攻め方で、AIは確か5三角をベストにしてた気がする。私もそう思うけどな。終局後の感想を聞くと、実は藤井もそれほど読み切ってたわけじゃなかったらしい。まあでも、危ない感じはなかったから、直感的な大局観も抜群なのか。

       

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次にチラ見した時には、上の局面。もう、先手の勝ちだろうと思ったら、実はそんなに簡単でもないらしい。3三金なら、同桂、同とに、3二金と受けるとか。ホーーッ。。 私には全く思いつかないし、解説者も控室で教えてもらったらしい(笑)。正直で、いいね♪ もちろん(?)、詰将棋の天才でもある藤井にはすぐ分かったと。ここで確か、じっくり長考。

      

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上の局面ではさすがに、大差。AIの形勢判断は、95% vs 5%くらいで揺れ動いてた。まあでも、アマチュアならまだ逆転の可能性がありそう。特に、30秒の秒読みに追い込まれてたら。

         

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実際は、まもなく木村が投了。上の映像を見ると、藤井が「負けました」と言ってるようにも見える♪ 深々とお辞儀する姿は、武術の試合の前後にも見えるね。合気道とか。下が終局図。神の子、藤井少年、おめでとう☆ ではまた。。☆彡

   

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       (計 2283字)

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藤井七段、AIも驚く渋い手で、初タイトル・棋聖に王手!

ずっと「隠れ将棋ファン」を自称してたブロガーとしては、あんまし将棋の記事を書くのもどうかと思うけど、書かざるを得ないね。Abema動画の女流棋士に萌えたから(笑)。そこか!

       

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私は昨日(20年6月28日)も、日曜日なのにずーーっとお仕事してたんだけど、息抜きでちょっとだけ将棋の棋聖戦・第2局の様子を拝見。全く知らない聞き手の女の子の声と喋り方にキュンッとしてしまった♪ 顔も、作家の川上未映子を若くしたような感じでチョコッと可愛いけど、話し方が、いいね。

   

さっそく番組情報で名前をチェック。山根ことみ・女流二段。エッ、2級じゃなくて?(笑)。コラコラ! そうか、実力もあるのか。って言うか、経歴も結構長いんだね。丸7年近く、足かけ8年の女流プロ生活。ツイッターを見ると、振り飛車党だからなのか、本棚に大名人の『大山康晴全集』なんてものが入ってる。誰の本棚、写したんだろ?(笑)。コラコラ!

   

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動画の終盤、「藤井七段、詰まないですね」とか言ったのが、「藤井七段、つまんないですね」とか聞こえた(笑)。解説役の元祖・藤井(猛)も直ちにツッコミ♪ ちょうど、ホントにそんな話を藤井猛九段がしてた時だから、単なる聞き間違いとかじゃなくて、意味のある無意識の言い間違いだろう。天才少年の手の地味さ、枯れた味わいが解説されてたのだ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

さて、今回もあえて、無料公開のデータベース「将棋db2」は使わないことにする。棋譜の著作権その他、権利問題が生じてるらしいから。実際、このブログ記事に使わないどころか、アクセスもしてないほど。だから、断片的な局面しか分からない。

      

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この記事冒頭の画像は15時半過ぎのもので、まだ互角に見える中盤戦。次に動画をチラ見したのは18時15分くらいで、もう藤井七段の優勢というか、勝勢になってた。師匠の杉本昌隆八段に頂いた着物も、意外と様(さま)になってる。若き達人の風格。

        

形勢判断では、勝つ確率で82%vs18%。ちなみにアベマは、3つのAIから独自の「SHOGI AI」を構築してるとのこと。3つの合体だからなのか、秒単位でコロコロ数値が変化する。

   

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この局面。先手が現在最強とも言われる渡辺明・三冠だから、後手がアマチュアだとまだちょっと危ないかも。自陣の金が壁になってジャマしてるし、玉の守りは非常に薄い。先手の飛車と角も、遠くから後手の玉をにらんでる。

  

   

   

     ☆     ☆     ☆

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実は少し前の局面で、藤井が打った守りの手、「3一銀」というのが非常に渋い好手らしい。渡辺の昨夜のブログでも、この手に驚いたことを強調してた(上図)。

    

これは確かに思いつかないし、指せない手。現在、最強と言われるコンピューターソフトの1つ、「水匠2」でも、6億手(!)読ませて初めて急に最善手として浮上するほど、意外な手らしい。下は開発者・たややん氏のツイッター。3一銀は58手目なわけね。

    

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その後、少し進んだ辺りが、私が動画チェックした18時過ぎの局面。かなり急激に、後手が良くなってる。その後はもう、解説者もいつ投了かって感じの話を冗談まじりにする雰囲気で、藤井七段の勝利はもう確定。

  

  

    ☆     ☆     ☆

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途中、5四角なんていう渋い角打ちも、いかにも藤井らしい手だと思う。遠くから角のにらみを効かせるのが好きな棋風。まあ、大悪手を指さない限り、もう勝ちは確定。結局、最後まで、お互いの飛車が直接的な攻め駒になってないのも面白い。

     

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最後は、即詰みまで指して、渡辺棋聖はしばらく考えた後、頭を下げて投了。藤井も深々とお辞儀して、いつものように、外してたマスクを直ちに着用♪ ドドッとメディア関係者らが室内に押し寄せて来た。まあ、29連勝フィーバーの時と比べると、4分の1くらいの人数かも。「密です」は禁止ってことで、マスクも全員着用。

      

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もっと派手なテロップを期待してたのに、意外と地味な小さいテロップのみ。「後手90手で藤井聡太七段勝利」。渡辺は藤井との相性が悪いのかも。去年の朝日杯・将棋オープン戦決勝でも、渡辺は藤井に大差で負けてた。

   

というわけで、妙な殺害予告にも微動だにせず。これでいよいよ、弱冠17歳の高校生がタイトルに王手! ホントに獲得したら、また将棋の記事を書くことになりそう (^^ゞ 王位戦もあるし困ったな・・とか思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

   

        (計 1777字)

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神の子・藤井、棋聖戦に続いて王位戦でも挑戦者決定☆&11kmラン

(23日)RUN 11km,56分37秒,平均心拍144

消費エネルギー 560kcal(脂肪112 kcal)

      

ホントに勝ったのか♪ まさに破竹の勢い! 神の子、藤井聡太・七段。これで同時に2つのタイトル戦を戦うことが決定。まだ17歳の高校生! お父さん、お母さん、笑いが止まらず♪ お兄さんはどうなんだろうね? ほとんど話を聞かないけど。

  

今日は、例のちょっとビミョーな感じになって来たデータベース・将棋db2は使わずに、Abema動画のキャプチャーで感想記事を書いてみよう。Abemaは結構、画像がボケるし、今回はアクセス数が多かったからなのか、終盤は何度も映像がフリーズしてしまった (^^ゞ ま、無料だからいいけど。もう時間が無いし、ちょっと将棋の話が多過ぎるから、高速で。

   

   

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私が最初にチラ見したのは、この辺りの局面。AIの形勢判断はしばらくの間、ほぼ互角だったけど、どっちかと言うと永瀬拓矢・二冠(叡王・王座)の方がやや有利のことが多かった。というか、同じ局面でも数値が刻々と変わるから分かりにくい。結構、AIも読みに時間がかかってるみたいだね。序盤、中盤は変化が多過ぎるからか。

  

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上の画像は、キレイに撮れた時。前の画像はボケてたのだ。ここでは先手の藤井七段がやや有利となってるけど、アマチュアだと後手を持ちたい局面じゃないかな。先手は右の銀と飛車がボケてるし、左側の端攻めはもう防げないし。

  

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上図は後手・永瀬が飛車を転回して、角と交換した場面。さて、4六飛車を銀で取るか、歩で取るか。解説は銀みたいな話だったと思うし、私も直観的に銀で取ると思う。どうせ右の銀は遊んでしまってるから、味良く自陣に引き付けて、相手の攻め駒の桂馬と交換するのなら、有効な活用だろう。

  

ところが天才・藤井は4六歩☆ う~ん。これは自陣の受けに自信がないと無理だね。というか、玉の逃げ道を右側に作る意味もある。実際、後で玉を早逃げしてた。

  

  

     ☆     ☆     ☆

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しかし、流石にAIも強いね♪ この局面、玉のそばで馬を作られてるのに、藤井がやや有利と判断してる。後手は2二銀が壁銀のままジャマになってるのが痛い。

  

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とはいえ、まだ藤井が飛車を打ち込んだ時点では、ほとんど互角の形勢判断だった。持ち時間は、藤井3分、永瀬22分。確か、この辺りでチョコッと可愛い山口恵梨子・女流二段がいなくなったから、しばらく見なくなった(笑)。そうゆう理由か! 喋り方とか話の中身とか、まだキャピキャピの女子大生(死語)っぽいけど、エリリンももう28歳なのか。

         

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で、次にチラ見すると、もう70%vs30%くらいで先手・藤井優勢になってて、これなら私が見ても先手がいいなと分かる。後手の持ち駒の飛車があんまし怖くないのは、8八歩の合い駒が効くし、遠くから2九飛車の守りが効いてるから。

   

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藤井は渋く、5七玉の早逃げ。もう、勝ちましたって感じ。この瞬間だと、形勢判断はそれほど開いてないけど、すぐ大差になった。やっぱ、意外とAIの計算は遅いかも♪ まだ変化が多くて、一瞬だと読み切れないわけね。

   

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ここでは大差。久々にキレイな画像が撮れた瞬間♪ 途中で、のべ100万人の視聴者になった後、ここではなぜか視聴者数が出てなかった。アクセス集中によるエラーかな? この辺で後手は投了してもいいはずだけど、多分、あきらめがつかなかったんだと思う。つい先日も、棋聖戦の挑戦者決定戦で藤井少年に負けたばっかだし。

   

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最後は後手が形作りをした後、127手で投了。結局、終盤は藤井の持ち時間は全く減ってない。ストップウォッチ(?)が55秒くらいになる度に指してたから、永瀬の持ち時間だけどんどん減って、最後は永瀬だけ秒読みに追い込まれてた。

  

終わった後、永瀬二冠は「力負け」という辛い表現を2回くらい使ってた。そもそも実力で負けてると。神の子、藤井聡太・七段。王位戦挑戦者決定、おめでとう! 30歳も年上の木村一基・王位との闘いが楽しみ♪

    

  

     ☆     ☆     ☆

一方、単なる一般市民ランナーは、昨日も眠い目をこすりつつ11kmだけ走って来た。13kmの予定だったけど、書類を1枚紛失してしまって、探すのに10分以上かかったから、11kmに下方修正(細かっ・・)。いや、そのくらいギリギリの時間で生活してるのだ。

   

もうそろそろ左ふくらはぎが治ってるかな・・と期待したのに、まだちょっと痛くて、本気でキックできず。ちょっと硬めのレース用シューズを履いたせいもあるかも。それでも、前回よりはマシな走りで、トータルでは1km5分09秒ペース。久々に「RUN」扱い出来るスピードになった。

  

気温22度、湿度94%、風速1mの気象条件はもう、蒸し暑くて最悪。早く秋になってくれないかね♪ 夏は?! 心拍計はちょっと低めの数字になってた気がするから、プラス3で補正。ではまた明日。。☆彡

   

      

往路(2.4km) 12分54秒 130 144

LAP1(2.1) 10分49秒 143 156

 2   10分55秒 147 154

 3(2) 10分13秒 151 158

復路(2.3) 11分48秒 151 163

計 11km 56分37秒 144(82%) 163(93%)

   

      (計 2106字)

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天才・藤井、着物姿の師匠も撃破&リハビリジョグ

(21日)JOG 9km,47分15秒,平均心拍140

消費エネルギー 430kcal(脂肪 86kcal)

   

天才少年、まさに破竹の勢い☆ まあ、竹を破る人は見たことないけど♪ 割れやすい瓦を割って相手をビビらせる少年なら知ってる・・っていうのは、一部読者へのご挨拶だ(笑)。こんな記事、読んでない? あっ、そう。

   

初のタイトル戦となった棋聖戦では、絶好調の渡辺明・棋聖に初戦勝利。王位戦では明日(6月23日)、タイトル挑戦者決定戦。そして土曜日(6月20日)は、将棋界で最高の賞金を誇る竜王戦の決勝トーナメント進出を決定。写真は主催の読売新聞HPより縮小して借用。

  

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その相手となったのは、師匠の杉本昌隆八段。最近、調子はいいけど、超天才の弟子と違って、名前の変換はできない(笑)。ちなみに私の名前は一発で変換可能。登録してるから♪ 寒いわ! いや、登録しててもなぜか、時々出ないのだ (^^ゞ ま、単なる小市民だからいいけど。

   

   

    ☆     ☆     ☆

さて、将棋記事の使う棋譜(対局の記録)は、将棋db2というサイトを使うことが多いけど、このサイト、どうもちょっとビミョーになって来たようだ。著作権その他、法的に話題になってるようだし、たまに攻撃を受けてるのか、アクセスしにくいことがある。ブラウザが、IEもChromeも強い警告を発して来るのだ。危険だから引き返せと。

  

ただ、まだよく分からないから、とりあえず今日も使わせて頂こう。一応、危険防止のため、リンクは付けない。いざとなったら、例えばAbemaの動画(ライブ&録画)とかで調べる手もある。YouTubeの動画は怪しいから、基本的に使わないというか、そもそもほとんど見ない。

     

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では、師弟対決の簡単な感想。上の27手目くらいまでは、そんなに珍しくないと思うけど、そんなにフツーでもない♪ 個人的にはもう、この局面で、初めて見たかも。先手の構えも後手の構えも、昔ながらの居飛車vs四間飛車の定跡ではない。

     

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後手の師匠の角が、元の位置の反対側まで行ってる。先手の構えはますますグチャグチャ(失礼♪)。まあ、天才だから、これでいいのだ。これが素人の将棋なら、先手・藤井七段の構えは玉頭がスカスカに見えてしまう所。

   

   

    ☆     ☆     ☆

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角を交換して、お互いに左側を盛り上げた後、61手目の6六角がいかにも藤井らしい角打ち。遠くから、ぼんやり打つのだ。すぐには役に立たないし、逆に角の頭を狙われそうに見えるから、なかなか打てないどころか、思いつかない。好手なのかどうかも不明で、確かこの時点でAbema動画のAI形勢判断も解説者の判断も、それほど差がついてなかったはず。

           

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上の局面。プロ棋士の三枚堂達也・七段は、同歩より同角を主張してた気がするけど、天才少年は同歩。この後、後手の師匠の5四銀を、コンピューターは低く評価してた。後手の玉頭への反撃がキツイと読んでるわけか。

   

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この2五桂に、解説者と聞き手の中村真梨花・女流三段は感心してた。7四に打つ桂馬を取りに行ってるのだ。普通と言えば普通の手だけど、目線が盤面の左側に行ってる状況だし、ワンテンポ遅れるから、意外と指しにくい手かも。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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後手はまだ桂馬を持ってるし、この7七歩の叩きとかちょっと嫌だけど、先手はどうも見切ってるらしい。先手の攻めの方が速いと。

        

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藤井の飛車まで、意外と活躍し始める。縦と横、攻めと受け。おまけに、いざとなったら7五への転回もあり。

     

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ここではもう、完全に勝負がついてるけど、着物姿で気合いを入れてた師匠は最後まで指し続けた。動画配信の視聴者へのサービスかな。最近はもう、いちいち動画を意識する時代になってる。人間がAIに完全に負けてる時代に、意外な人気。

      

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最後は大差で投了。6四に合駒しても、8二銀で詰み。ちなみにこの対局も、いつものように、終盤は2人ともマスクを外してたけど、終局後はマスクで撮影に応じてた。動画のライブがあるから、途中の細部まですべて分かってしまうのだ。

  

さあ、これで明日がまた大勝負。藤井が勝つ方が盛り上がるけど、相手は永瀬拓矢・二冠だからトップ棋士。6月4日の対決は藤井の勝ちだけど、それ以外は永瀬も勝ちまくりの状態。明日も動画をチラ見しようかな。仕事中に♪ コラコラ!

   

   

    ☆     ☆     ☆

一方、単なる市民ランナーの端くれは、昨日も家で仕事に追われつつ、9kmだけ走って来た。ズーーッとパソコンに向かってるから、ちょっとした気分転換。他に、腹ごなし&免疫力アップ。

   

まだ左ふくらはぎ痛が直ってないから、軽くかばうようにして適度にコントロール。スピードが遅すぎると逆に、変な力が脚に加わってしまう。走ってる途中はそれほど痛みはなくて、トータルでは1km5分15秒ペース。まあ、距離が短いから、「JOG」扱い。

  

帰宅後、シャワーを浴びてしばらく経つと、また左ふくらはぎが痛くなって来た。ヤバイね。気を付けなきゃ! 座ったままの仕事が増えてる悪影響もあるはず。気温20.5度、湿度91%、風速2.5m。ジメッとした生ぬるい風が、わりと心地よかった♪ 心拍計は序盤、かなり低く出てたし、後半も低めだったから、大幅にプラス補正。ではまた明日。。☆彡

   

   

往路(2.4km) 13分23秒 130 144

LAP1(2.1) 11分01秒 141 152

 2(2)   10分25秒 146 158

復路     12分26秒 144 157

計 9km 47分15秒 140(80%) 158(90%)

    

     (計 2213字)

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天才高校生・藤井聡太、棋聖戦・第1局で渡辺明棋聖にも勝利!、棋譜と感想

ホントに凄い☆ そもそも連戦で疲れてるはずだけど、17歳の若さの天才高校生にとっては些細なことか。まだ表情も話し方や身振りもあどけない少年なのに、現在最強、絶好調の渡辺明・棋聖さえ退けた。2020年6月8日、19時44分、後手の渡辺棋聖が投了。まさに神の子、素直に驚嘆。。♪

  

私が見始めたのは夜の19時過ぎ。既に、Abema動画の画面上部のAI形勢判断では、藤井七段が圧倒的に優勢となってたけど、解説者2人はまだよく分からない感じで議論してた。もちろん、番組を見てもらうための盛り上げの部分もあったとは思うけど、それにしては2人とも明快な読み筋や結論を出せない。私も、先手も後手も危ない形で、よく分からなかった。

   

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持ち時間は4時間ずつの1日制。この時点で残り時間3分ずつ。藤井の勝率の可能性(?)81%。なぜか、iPadのブラウザSafariかアプリがエラーを起こしてるのか、「クリックでミュートを解除」の黒いバナーが消えなくて焦る (^^ゞ ツイッター検索かけても出なかったから、私の端末だけのトラブルか。でも再起動してもダメだったけどね。

   

両者、1分将棋になって、ようやく先手・藤井の勝ちがほぼ確定。私の端末の時計では19時44分、終局。藤井少年、相変わらず、深々と謙虚にお辞儀♪ たぶん、今まで何度も将棋盤に頭をぶつけてるはず(笑)。渡辺は坊主頭で一休さんみたいだね。

          

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それまで2人ともマスク無しだったけど、すぐにマスクをかけてた。ただし、挑戦者決定戦の時と同様、メディアは新型コロナ対策でごく少数のみに制限。赤いテロップ、先手157点で藤井聡太七段勝利。藤井は和服の準備が間に合わず(?)、スーツ姿で臨んでた。第2局は和服姿で、ますます神の子の風格を漂わせてくれるかも♪

     

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     ☆     ☆     ☆

では、例によって将棋DB2から棋譜をお借りしよう。ヒューリック杯棋聖戦・五番勝負、第1局。舞台は東京・将棋会館。今回はアクアマリンというか、薄いパステル青緑の盤面を選択。解説というより、軽めの感想。

  

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先手の藤井が意外なことに、最近人気が落ちてると言われる伝統の矢倉戦へと誘導。お互い、ガッチリと玉を矢倉囲いにした後、端歩も突き合った形で、角交換から後手・渡辺が角を打ち込んで、馬を作る。それに対して藤井は右から端歩攻め。上図までは全く普通。

       

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渡辺は端攻めの対応を手抜きして、攻め合いに出る。上図で、後手は端を受けるための歩が持ち駒に無い(歩切れ)。ただし、8五桂からの玉頭攻めは、飛車と馬が効いてるから、かなりの迫力。

          

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後手は守りの金をスルスルと前に繰り出して行って、強気の応戦。上図の4六金は、3六にあった金を横に寄って、自陣の馬を先手の飛車に当てると共に、金を角に当てて端への効きも防いでる。かなり派手な、珍しい手だ。いずれ、将棋の本の「次の一手」に使われるはず♪ 先手・藤井は飛車を成り捨てて、角で金を取る激しい攻撃。

   

  

    ☆     ☆     ☆

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先手の1四桂に、後手が2一玉としたのが良くなかったと解説者は説明してた(郷田真隆・九段と本田奎・五段か)。むしろ3一玉だったと。ただ、それだと1三角成の王手を呼び込んでしまうことになるし、後手としては1八飛打ちで端も守る筋があるから、何とかなると思ったのかも。

     

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結局、後手の8六香や、先手の7五香を経た後、3一玉、1三角成、2二銀の形に。途中、1八飛の王手に、6八金と下がって受けたのも強気で怖い受け。角か馬が無くなればすぐ、6八飛成が来て負けそうだから、普通は何か、合い駒とか受け駒の補充をしたくなる。

     

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私が見始めたのは上の後手122手目、6五香からだった気がする。ここは本当は、1八龍が正解かな? 1三歩、同玉。2二銀なら1四玉で、1五歩なら同龍、同銀、同玉で、後手が入玉か。遠くから馬も効いてる。だから、1八龍なら3八歩で龍をずらした後、7七玉? それは分かりにくいけど、後手の勝ちっぽい気はする。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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藤井の2二銀に対して、渡辺は上の7九角で即詰みだと勘違い(?)したのかも。これは、AIにとっては一瞬で詰まないと分かるらしいけど、人間には難しいし、怖い。少なくとも、さんざん王手が続いて、先手の玉は逃げ回ることになる。突然、詰まされて負ける、頓死のリスクが十分ある。

        

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上図で、7五のマス目が空いてるのが大きい。もともと、先手の銀で塞がってたのに、6六桂、同銀の交換で、7五からの逃げ道が出来てしまった。ズリズリと右上に逃げれる。後手は金が手に入らないから、ストップできない。ここに来て、途中で重たい手の感もあった先手3七桂まで守りに効いてる。

        

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渡辺棋聖も諦めきれなかったのか、それとも視聴者サービスなのか、最後の逆王手の合い駒、先手・2四桂まで続けて、負けましたか、参りましたか。聞き取れなかった。これはもう、同龍なら同歩、同歩なら1三歩で先手の勝ち。

   

しかし、渡辺も元・天才少年の大棋士だけど、ここまで来たら、藤井三連勝で史上最年少タイトル獲得の方が華やかかも♪ 第二局は約3週間後の6月28日。コロナで全国を回れないから、また東京・将棋会館にて。早くも、「藤井棋聖」がAIまで破る所を見たいな・・とか期待しつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

      (計 2150字)

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将棋の天才・藤井聡太七段、棋聖戦挑戦者決定!、タイトル挑戦最年少記録を作った対局の感想

最近、将棋の記事を書いてないよな・・と思って調べてみると、去年の末に詰将棋の記事を1本書いてるだけで、対局の記事は1年ぶり。NHKテレビ『逆転人生』の今泉健司四段特集で書いて以来になる。

   

というか、プロ棋士の将棋の対局を、ネットのLIVE動画で見たのも久しぶりのこと。なかなか手が進まないから、凄く重要な対局か、かなりヒマがある時しか見れない。今回は記録がかかる大一番だったから、仕事中にパソコンでチラ見してしまった♪ コラコラ!

   

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後半は仕事に追われて、ほとんど見れなかったんだけど(フツーのこと♪)、たまたま夜の19時45分頃に見たら、ちょうど終局の1分ほど前。私でも、一目でもう藤井七段の勝ちだなと分かった。まもなく永瀬二冠(叡王・王座)が頭を下げて、すぐ藤井七段も頭をペコリ。実に素晴らしい☆

       

思った通り・・・ではなかったね(笑)。中盤は正直、藤井七段がやや苦戦と判断してたもんで。プロ棋士の解説者もそう見てたし、コンピューターの形勢判断も少し永瀬有利となってた。

   

   

    ☆     ☆     ☆

100手で投了、後手・藤井七段の勝利で、マスメディアの記者がドカドカと対局室に入って来るのかと思ったら、そうそう。新型コロナウイルスの3密回避で、取材規制がかかってるわけか。わずか数人が入って来ただけで、歴史的な偉業達成なのに、まったく部屋が盛り上がらなかった(笑)。マスクに隠れて、藤井七段の控えめな笑顔も見れず。

      

実は、夕方チラッと見た時には、藤井七段だけマスクを外してたのだ。先輩相手に、距離50cmの「密です」。最後はしっかりマスクしてたのは、プロとしての配慮なのか、たまたまの幸運なのか♪ まあ、マスク無しなのは、普段の練習の将棋で付き合いがある仲だからかも。

       

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そもそも彼の愛されキャラだと、SNSのバッシングもほとんど無いと思う。天才少年なのに、みんな温かく応援するような独特の柔らかさと、可愛さ(笑)。その内、フィギュアスケートの本田真凛とのデートとか、写真週刊誌にすっぱ抜かれるんじゃないかと思ってたのに、なかなかスクープも出て来ない。ずっと将棋一筋なのかね? 年頃の男の子、大丈夫か♪

   

ちなみに、偉業を一番大きく扱ってた全国紙はもちろん、棋聖戦の主催社・産経新聞社。赤字と赤枠で、速報。正直、社員も藤井七段を応援してたはず。

   

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LIVE動画を放映してたAbemaのテロップも、明らかに藤井寄り♪ まだ中盤なのにもう、「歴史的記録へ! 藤井七段」。そうゆう意味では、永瀬二冠はやりにくかっただろうね。若手の大物タイトルホルダーなのに、明らかなヒール、悪役に回されて。

   

200605k

   

1989年以来キープしてたタイトル挑戦最年少記録、17歳10ヶ月24日を更新されてしまった屋敷伸之・九段も、むしろ話題になって嬉しそう。17歳10ヶ月20日の新記録を打ち立てた藤井七段に、「想像を超える大棋士にはなると思います」と賛辞を送ってた。新記録のために主催者が作った強行日程に従った棋士たちも、隠れた貢献者で立派♪

    

   

    ☆     ☆     ☆

では、ヒューリック杯・棋聖戦、第91期・挑戦者決定戦の棋譜を見てみよう。ちなみに「91期」というのは約100年前から続いてるという意味ではない。1962年スタートで、63年から94年までは1年に2回開催だったから、回数が増えてるのだ。

   

1+(94-62)×2+2020-1994=91

  

こうゆう計算を本当にすぐやるのが、マニアック・ブログ♪ では、対局へ向かおう。例によって、データベースとして将棋DB2を利用させて頂いた。盤面の色は、お祝いモードの桜色でピンクを選択。

   

200605a

  

先手・永瀬二冠の誘導で、序盤から相掛かりの激しい戦闘に。わざと8七歩と打たせて、9七角と上がる。もし、この後、9五歩の端歩攻めをされたら、同歩、同香の後、4五桂か5三角成の角捨てとか狙ってたのかな。ウチの親父とか好きそうな超急戦♪ 子どもの頃、ホントに泣かされてた(笑)。どんどん攻め込まれる一方で、受けられなかったもんで。

   

200605d

  

実際は、先手が8六飛と回って飛車交換。さらに、上図の見慣れない飛車打ち込み。私が最初に見たのが上の局面で、後手・藤井七段が2二金と逃げたら、4四飛、同歩、5三桂成、同銀、3一角と攻めるのかな。激しい、激しい。

  

  

    ☆     ☆     ☆

200605e

   

実際は後手、3三銀と上がったけど、結局は上図の3一角で似たような展開。

  

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6二の地点で、守りの金と銀を交換。4二角成で、先手好調に見えた。後手の反撃、2六桂には2九銀と引いて、先手は低く構えてるから、飛車打ちの隙もない(と見えた)。

  

そこで出た天才・藤井の好手が、上の54手目、3六銀。と言っても、私も解説者2人も、4八金打で守られた後は後手がやや指しにくいんじゃないかと見てたのだ。

   

それが間違いらしい。終わった後の感想戦では、4八金打には4五飛、4四飛打の「飛車二段打ち」で強行突破する筋を見てたらしい。中段の狭い場所に、飛車の二段打ち。う~ん、筋悪に見えて、全く考えもしない斬新な構想。実に素晴らしい☆ 先手はそれが分かって動揺したようで、ここで長考の末に、6九玉の早逃げを選択。一気に攻守逆転モード。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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その後、先手は自陣の左側の壁を解消して、玉の逃げ道を作ったけど、77手目の2六馬が負けを早めた敗着か。これ、4四の馬で2六の桂を取った手だけど、そのせいで左下に8九飛と打ち込まれてしまったのだ。もし馬が4四にいれば、9九の香車まで馬が守ってるから、この飛車打ちには7八玉で対処できてた。

    

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その後はもう、枝葉の問題。左から龍で攻められては、先手が苦しい。最後は形作りで、一応、詰めよになってる7四歩と進めて、後手の6八角を見て、投了。後はもう簡単な即詰みだ。

   

というわけで、この後、藤井七段は、最近絶好調の渡辺三冠(棋聖・棋王・王将)と五番勝負。当然、みんな藤井七段の応援に回るだろうから、やりにくいだろうね♪ 挑戦者として臨む名人戦も大変だろうけど、正直、私も藤井棋聖の誕生に期待。それでは、今日のところはこの辺で。。☆彡

   

      (計 2483字)

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2時間で解いた詰将棋(11手詰め、上級、朝日新聞be)、アプリだと30秒♪

しばらく将棋記事を書いてないな・・と思って、ブログ内検索をかけてみると、丸7ヶ月も間が空いてた。いくら「隠れ」将棋ファンといっても、そろそろ1本書いてもいいはず。

   

というか、詰将棋1題に2時間もかかってしまったから、せめてブログ記事にしないと気が収まらないのだ♪ 年末でバタバタする中、土曜日にちょっと気が緩んで上級の詰将棋を解き始めたら、ズブズブにハマってしまった (^^ゞ 大失敗。。

    

    

     ☆     ☆     ☆

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朝日新聞・朝刊、2019年12月14日の別刷beに掲載されてた詰将棋は上図の通り。先手の持ち駒は、金・金・銀・歩の4枚。出題者は豊川孝弘七段、上級・11手詰め。盤面は、無料アプリ「ただの将棋盤」を使用。

    

パッと見て、1二金か、1二銀か、1二歩のはず。2二銀とか2一金だと、金で取られるだけで、相手の守りが堅くなるだけ。同様に、3三馬のタダ捨てもあり得ない。

   

で、1二金か、1二銀だと、持ち駒というか、攻め駒が足りないのは明らかだ。盤上には、馬が1枚あるだけだから、技の使いようもない。

   

   

     ☆     ☆     ☆

というわけで、1二歩の筋を考えることになる。1二歩に対して、相手が同玉なら、1三銀、2一玉、1一金、3一玉、2二銀成、同玉、2一金とかの変化で詰み。(解答では1一金の代わりに1二金としてた。)

  

一方、1二歩に対して、相手が2一玉なら、1一金で詰む。その後は例えば、3一玉、2二銀、同玉、2一金までとか。

  

したがって、1二歩に対する最強の応手は、2二玉になる。

   

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     ☆     ☆     ☆

上の局面は、変化がそこそこ多くて、頭の中だけで読み通すのは大変。もちろん、将棋盤とかアプリを使って駒を動かすのは、解き方として邪道だ♪ 上図は単に、ブログ記事だから挿入しただけ。解く時は、頭の中だけで考えるのが、詰将棋という頭脳スポーツの醍醐味(と私は思ってる)。

   

で、私の第一感は、1一銀。すると、3一玉と逃げられて、どうしても駒が足りない。

  

次に、第二候補の1三銀を考えてみたけど、3一玉と逃げられて、いくら考えても詰まない。仕方ないから、2三銀とか2三金、あるいは2一金とか3一銀も考えてみたけど、ダメなのだ。3三銀や3三金は、わざわざ馬が効いてる筋を自分で消してしまうから、あり得ない。

    

    

     ☆     ☆     ☆

という訳で、延々と思考が堂々巡りし始めた。答はすぐ右のページにあるんだけど、朝日新聞社に電話で抗議しようかと思ったほど♪ クレーマーか!

  

実は数年前、難易度5の難しい「絵むすび」がどうしても解けなくて、電話してしまったことがある (^^ゞ 場合分けが多過ぎて、本来なら正解となる場合分けで間違えて「ダメ」としてたのだ。

   

その時は、返事が保留になってた1時間ほどの間に自分で解いて、すぐ謝罪の電話をかけるハメになった。「申し訳ありません。解けました」(笑)。自分の非を認める誠実な態度で、いいね♪ 恥ずかしい思い出だから、いい反省材料になった。

    

  

    ☆     ☆     ☆

とにかく、新聞の答を見るのはシャクにさわるから、試しに詰将棋解答アプリを使ってみた。いや、別に答が欲しいんじゃなくて、アプリだと何秒で解くのか、気分転換で調べたわけ。

  

以前、天才・藤井聡太の詰将棋を解く時に使って以来のことで、今年3月にパソコンのOSを再インストールするハメになったから、セッティングし直す必要がある。「将棋所」というアプリに、「脊尾詰(せおつめ)」というエンジン(詰将棋解決プログラム)を組み込むのだ。共にフリーソフト。やり方を忘れてたけど、PC内に保存してた情報だけで何とかなった。

   

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うっかり答を見ないように、他のウィンドウを開いて隠して解かせると、意外と手間取ってる♪ ホラ、AIでも苦労してるじゃないか・・とニンマリしてたら、「11手で詰みました」と表示。30秒で解かれてしまった (^^ゞ

   

   

     ☆     ☆     ☆

ただ、この一連の操作がいい気分転換になったようで、その後は数分くらいで無事解決♪ 1三銀、3一玉の後、2一金、同玉、1一歩成、3一玉、2二銀成、同玉、2一金まで。解答では最後、同金、4二金としてたけど、同玉、2一金の方がキレイだと思う。

   

1一歩成で逃げられた後の、2二銀成のタダ捨てが浮かばなかった。変化の筋としては分かってたのに。まあ、将棋なんて、人間相手の実戦の機会は全く無くなってて、弱いAI相手に全勝してるだけだから、こんなもんか♪ あんまし深入りしないように注意しよう。

  

問題のレベルにもよるけど、上級だと11手詰めか13手詰めくらいが今の「脳力」の限界らしい。藤井七段なら3秒くらいかな・・とか思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

   

     (計 1893字)

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凡人・今泉健司四段、NHK杯で天才・藤井聡太七段に勝った対局と次のボロ負け♪~NHK『逆転人生』

ダメだ。杉浦友紀アナのパラパラが無かった(笑)。そこか! 晩ご飯を食べながらNHKニュースをチラ見した後、テレビを消そうかと思ったら、杉浦アナが出て来たから、また妙に長くてちょっとアンニュイな(死語♪)ダンスを期待してしまったのだ。

  

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初めて見た、NHK『逆転人生』。タイトルが大げさ過ぎるけど、人間らしい話は好きだし、杉浦アナは大好きだ♪ バラエティでは初めて見たゲストの潮田玲子も思ったより可愛いリアクション。将棋の対局の記事はここ1年書いてないし、たまには書いとこう。局面を作って画像処理するのが面倒だけど (^^ゞ

   

棋譜は将棋DB2を参照。将棋盤は、シンプルで自由度が高いiOSアプリ「ただの将棋盤」を使用した。

   

     ☆       ☆       ☆

さて、主役は遅咲きの将棋のプロ。自称「凡人」、今泉健司四段。実はパソコンでもGoogleでも一発変換できる有名人だ。プロ養成機関・奨励会で年齢制限に引っかかって退会。パチンコや麻雀で遊び過ぎたのか♪ その後、プロになれる特別なチャンスがあったのに、再び失敗。

   

まさかの三度目の挑戦で見事プロになった時の年齢は41歳で、史上最年長。直前まで介護施設で働いて心を鍛えたそうで、この人生だけでもただの凡人ではない。非凡な凡人と言うべきか。クールな棋士の中だと目立ってる、暑苦しいキャラだけど♪

   

講談社からは『介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました』という本を出版。アマゾンの5つ星評価で4.6だから、かなり好評らしい。ただし、実際は「介護士」(介護福祉士)ではなく、「介護ヘルパー」とかいう噂だ。ネット上の複数の情報より。ただ、資格の制度が途中で変わってるらしいし、正確な情報は保留しとこう。

   

   

     ☆       ☆       ☆

とにかく、プロになった今泉四段が再び脚光を浴びたのが去年、藤井聡太七段に勝った対局。テレビ中継される晴れ舞台のNHK杯で、見事に逆転勝利をおさめた・・という話になってた。当時44歳の中年が15歳の高校1年生に勝って、「ジャイアントキリング」(大物食い・・笑)

      

ただ、将棋とテレビ番組の特徴を理解してる人なら、おそらくドラマチックに脚色してるんだろうと想像するはず。持ち時間が極端に短い中で159手の長い対局だから、途中の形勢は本当はビミョーだったんだろう。。 そう思って直ちにデータベースで調べてみたら、やっぱり二転三転のビミョーな対局だった。

    

どのプログラムを使って判断してるのか不明だけど、将棋db2のコンピューター評価値はプラスとマイナスの間を揺れ動いてた。つまり、先手の今泉四段が有利な時もあれば、後手の藤井七段が有利な時もあって、数値(つまり有利さの度合い)もかなり変化し続けてるのだ。

   

   

      ☆       ☆       ☆

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上図は37手目。先手で得意の中飛車を選んだ今泉が、4五歩と攻撃開始。「まだ前例がいくらでもありそうな局面」と書こうとして、念のために「同一局面を探す」をクリックしてみたら、一つもヒットしなかった (^^ゞ まあ、データベースの詳しい説明が見当たらないんだけど、既に定跡も常識も外れた局面らしい。

     

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上図は先手の49手目、4五同銀。評価値は-225で、少し後手の藤井が有利とされてるけど、実際はほぼ互角だろう。私自身は先手をもちたい局面だ。

  

全局通して見てると、コンピューターの評価値も「読み筋」も、それほど正確ではないし、安定してない。例えば、当たり前の手とか、読み筋通りの手を1手指しただけで、大幅に数値が変わったりするのだ。

   

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上図は60手目。後手の藤井の7六歩。評価値は45でほぼイーブン。個人的にはここだと、後手がちょっとだけ指しやすい気もする。先手の左桂を攻めて、自陣の右桂を跳ねて行く筋が見えてるし、玉の構え(左美濃囲い)がしっかりしてるから。

  

  

      ☆       ☆       ☆

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上図は76手目。先手が4二同飛成で迫った時、後手の藤井は、5三の金を守りつつ今泉の龍を確保する5二金。これは悪手のようで、評価値は一気に先手優勢(788)になった。ちなみにコンピューターの読み筋は、5二金の代わりに、4一金。5三龍と金を取らせて、5九角成から7五角、3九銀と反撃する展開を読んでた。

  

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形勢が二転三転した後、後手の藤井が3二銀と合駒を打った96手目。ここではコンピューターは、1三玉と逃げる手を読んでた。3二銀のせいで評価値は先手優勢に傾く(1783)。ところがこの次、今泉が弱気になって悪手を打ってしまった。テレビでも紹介されてた、守りの5八金打。一気に-1042で逆転。4六角成で、藤井の馬が攻防に効く。

  

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ところが、誰でも打ちたくなる後手の120手目、3六桂が悪手らしくて、一気にほぼ互角になった。といっても、まだ評価値は-974から-140になっただけだから、大逆転したわけじゃない。実際、まだ数手はほぼ互角で揺れ動いてた。私も含めて、フツーのアマチュアなら、まだ後手をもちたい人の方が多いと思う。

   

ちなみにコンピューターの読み筋は、3六桂の代わりに、4五金。実は将棋DB2には「5五金」と表示されてるけど、そのすぐ下には4五金と書かれてるし、内容的に表示ミスだと思う。4五金は、先手に香車を打たれるのを防ぎつつ、3六の地点の攻めを強化する攻防の一手で、納得できる。

  

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先手が4五香から4四香で角を取ってからはもう大差。上の投了図は一方的になってて、形作りさえ出来てない。159手で先手勝利。藤井がガックシと頭を右下に降ろしたのは、テレビ向けのサービスに見えたほど♪

   

   

     ☆       ☆       ☆

番組の終盤にはちゃんと凡人らしい「オチ」もあって、次に藤井七段と戦った時には木端微塵(こっぱみじん・・死語♪)にボロ負けしたとのこと。こちらも早速、棋譜をチェックしてみた。まあ、囲碁でいう「中押し勝ち」みたいなもので、中盤で早めに投了してる。ただ、手数は107手だから、フツーの長さだ。

  

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先手の藤井が居飛車の穴熊(変型)で、後手の今泉が四間飛車の銀冠。先手から見て右側で小競り合いが続いた後、上図は93手目。先手が5七金と引いた局面。既に先手有利だけど、まだ勝負になってた。ここでコンピューターの読み筋としては、後手が3七歩成と5六歩を効かした後、3四飛と指すことになってる。

  

ところが今泉はすぐに3四飛と指してしまったから、5二角から馬を作られて、飛車の動きが不自由になったし、銀や金を狙われる形になった。この角打ちは、先に3七歩成、同桂の形にしてれば、指せなかった手だ(3七飛成が可能)。

  

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上が投了図。盤の左側は何事もないけど、右側をよく見ると、後手の収拾がつかない形。角を取られ、銀を取られ、飛車と歩成の5筋の攻めも押し寄せて来る。評価値は先手2292となってた。先手がたとえアマチュアでも、3級以上くらいなら勝ち切れると思う。分かりやすい将棋になってる。

   

   

     ☆       ☆       ☆

なお、今年度の今泉は1勝2敗。昨年度は22勝21敗。2017年度は18勝13敗。16年度は22勝14敗。15年度は12勝10敗。そのまま合計すると、通算成績は75勝60敗。勝率5割5分6厘。日本将棋連盟HPの数字もこう計算してるようだ。年齢を考えると、わりと健闘してるとも言える。

  

まあ、これからアラフィフになって来るとなかなか大変かも。いざとなったら、濃いキャラを活かしてタレント転身もあり♪ やっぱり非凡な凡人だなと、小市民は感心するばかりであった。

   

一方、天才・藤井の通算成績は119勝20敗、勝率8割5分6厘! それでもコンピューターには全然かなわないんだよな・・とか溜息をつきつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

   

      (計 3105字)

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16歳の天才、藤井聡太の将棋観など~憲法学者・木村草太との対談

今日はまだ正月明けの1月6日。仕事と雑用に追われる中、

短い感想記事を書いとこう。朝日新聞・朝刊(19年1月3日)

に大きく掲載された、インタビュー形式の対談。

 「藤井聡太七段に憲法学者・木村草太さんが聞く」。

 

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藤井はかなり率直でシンプルな言葉で語ってて、表面的には分かり

やすい内容。ただ、ちょっと突っ込んで考えると、どうゆう意味なのか、

どんな心境なのか、よく分からない点も色々ある。私ならもっと

掘り下げて質問したのに・・という思いもあった。

 

本当は木村も聞き返したけど、藤井の回答が曖昧

だから編集でカットされたのかも知れない。あるいは、まだ高校1年

の少年だから、問い詰めるような語り口はなるべく避けたのかも。

 

 

     ☆       ☆        ☆

まず興味深い藤井の発言は、

 

 「学校で学んだことが将棋に役立つことはありません。ただ、

  ずっと将棋のことを考えていても精神的に行き詰まって

  しまう。学校に行くことで、バランスが保たれるのかなと」。

 

バッサリ斬られて、名古屋大教育学部付属高校の先生方も苦笑

してるだろう♪ 学校は気分転換みたいなものか。まあ、たかが

気分転換、されど気分転換。後のひらめきにつながる、脳の大切

な休養とも言える。

 

私自身は高校時代、もうちょっとポジティブに学校生活を見てた。

担任の先生と面接した時、将棋について聞かれて、色んな事が

間接的に良い影響をもたらしてる気がすると答えたのを覚えてる。

ランニングや自転車と知的活動との関係も同様。

 

 

     ☆       ☆       ☆

続いて、一番不思議な会話の部分。

 

 木村 「・・・最近のインタビューに、将棋で考えている時に

    必ずしも盤面を頭に思い浮かべていない、とありました。」

 

 藤井 「詰将棋の場合・・・見た瞬間に解けることがあります。

    意識的な思考を始める前に、バックグラウンドというのか、

    そこで既に読んでいて、ひらめきにつながるのかなと。

    読む中で常に盤面が用意されていると、その処理が大変

    です。

 

見た瞬間といっても、高速で盤面が動いている感覚はあまりない

とのこと。前意識的、無意識的な思考(みたいなもの)ということか。

ただし、手を読む時に、

 

 「必ず言語は使います。読む前にその局面における目的設定や、

  ある程度の方針を決めます。

 

これは意識的なものだろうから、要するに意識的・言語的な思考と

無意識的・前言語的な思考の両方をミックスしてるということか。

そんな微妙な感覚をこの若さで抱いて、口にできる辺りが、やはり

天才的なのだ。

 

私が突っ込んでたずねたいのは、「見た瞬間」ではなく、じっくり時間

をかけて考える時にも、盤面が動かないことが多いのか?という点。

もしそうなら、その間の意識状態はどうなってるのだろう。目は閉じて

ないから、盤面や対局室の様子は一応、知覚してるはず。

 

私も含めて普通の人なら、こう指すと相手がああ指して来るから・・

といった感じで、盤面のイメージと言語を使いながら考えるはず。

凡人の凡人たる所以(ゆえん)か♪

 

 

     ☆       ☆       ☆

それと関連する次の指摘も面白い。初めて聞いたものだ。他の棋士

たちはどう思うのか、気になる所。口にするかどうかはともかく、異論・

反論が少なくないはず。

 

 「盤を頭の中に浮かべるのは結構大変なことで、棋士でも完全に

 浮かべている人はそんなにいないんじゃないでしょうか。

 

私は正直、9×9の盤面と手駒に40枚の駒があると、モヤモヤした

感じがある。そこを曖昧なままごまかしたり、盤面を目で見ることで

補ったりしながら、何とか考えるわけだ。簡単な詰将棋や数学の問題

なら、頭の中だけで脳トレすることもある。

 

一方、対戦ゲームの根本的問題である、先手と後手の損得について。

 

 「先手の勝率が高いという印象は受けるのですが、その原因が、

  初期配置におけるわずかな得によるものだとは、個人的には

  考えづらい・・・心理的な要因があるのかもしれません。

  ・・・神様に聞いてみないと。でもやはり、先手必勝か引き分け 

  である可能性が極めて高いと思います。

 

私は高校時代、相手の駒を飛び越えて前に進む「飛び将棋」が

流行った時、それが後手必勝だということを数学的に証明したこと

がある(完全な場合分けを利用、ルールによって違う)。もちろん

実戦でも後手必勝を示して、すぐに流行が終わってしまった。

 

ただ、AIが名人に勝つ今でも、先手必勝の理論的証明はされて

ないはず。コンピューター将棋の統計でも、先手必勝という話は

聞いたことがない。

 

まあでも、唯一の正解はたぶんあるだろう。それをAIが示した時、

人間が読解できるかどうかはさておき。。

 

 

     ☆       ☆       ☆

一方、全然違う話で、最近気になったこと。

 

 「安田純平さんが帰国されたニュースです。ジャーナリストが

  紛争地に取材に行くことの意義や、自己責任という声も

  上がったみたいで・・・・・・。その責任を問うのは、どうなのか

  と思っていました。

 

リベラルな学者の木村も、リベラル新聞・朝日の記者(構成・村瀬

信也、村上耕司)も喜んだはずだが、流石にこの対談では社会

批判、保守・右派批判の方には向かってない。

 

代わりに直後、「将棋は自由度の高いゲームなんだよということを伝え

たい」という言葉を掲載。取材も自由度の高い活動だという、編集サイド

の意図もあるのかも。

 

ちなみに私なら直ちに、「自己責任というのは安田氏自身が強調して

いたことですけど、その辺りはどうお考えですか?」と問いただす所。

それがあるからこそ、帰国後の記者会見でも控えめな態度を

示してたわけだ。

 

藤井は、「本人ならともかく、周囲が責任を問うべきではないと思い

ます」と答えるかも知れないが、過去の数々の発言や経緯を知らない

可能性もある。藤井がよく読む新聞の国際面にはほとんど載ってない

ことだから。

 

 

     ☆       ☆       ☆

案外、藤井のそうした感覚は、最後の言葉と関係してるのかも。

心に残っている、あるいは好きな棋士の言葉。

 

 「『感想戦は敗者のためにある』です。・・・厳しい勝負の世界

  だからこそ、生まれた文化なのかなという気がします。

 

勝ちまくってる人間がこの言葉を口にして、さほど嫌味に感じない

ところが、彼の人徳と若さ。ただ、10年後の彼ならもう、この

言葉を口にせず、自分の胸の内だけに秘めるかも。

 

ちなみに感想戦とは、勝負がついた後、「あそこでこうやってれば

違う展開になってた」といった議論を延々と続けること。

 

そろそろ時間が来たから終わりにしよう。今週は計14993字

終了。年末年始にしては多かった。ではまた来週。。☆彡

 

         (計 2633字)

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