『マリ・クレール』記事とコース・メニュー、フランス語の和訳など~『グランメゾン東京』第4話

「今までで見てきた中で、一番幸せです」♪ 古っ! プレ・オープンの女性客が美人揃いだったのだ ♡ そのおかげで、過去最高の視聴率13.3%となった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。関係ないだろ!

        

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華やかで目立ってたのは、左の「写真撮っていいですか」女性♪ あべまみって名前か・・と書くと、検索アクセスを5つほど稼げる(笑)。セコッ! レースクイーンは、あべみほネ。インスタで紹介してる台本もキレイ。汚さないように大切に扱って、別名でメルカリだと♪ コラコラ! 何と35歳。誘いやすいのは右の女性か。多分、好きだと思う ♡。何が?

  

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この外国人2人も目立ってたけど、名前が分からなくて夜も眠れない♪ またか!

  

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   ☆    ☆    ☆

一方、先週の眠れないネタは、ドラマ冒頭でいきなり解決♪ もう十分満足したから、チャンネル変えそうになったほど(笑)。ジビエ・コンクールの名前の三番目の単語。「CULINAIRE」(キュリネール:料理の)か。「フランス料理の国産ジビエ料理コンクール」ね。

 

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中央には小さめの文字で、「LE JURY A DESERNE LE 1ER PRIX」(ル・ジュリ・ア・デセルネ・ル・プルミエ・プリ:審査員は1位を授与した)。なるほど。審査員は5人くらいいたけど、集合名詞だから単数扱いだと。細かっ!

   

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プレ・オープンの張り紙に書いてたのは、「Pre-ouverture」(プレ・ウヴェルチュール:開く前)。そのまんまか!

   

台詞のフランス語はまた少なかったけど、みんな言ってたのが「Oui, chef」(ウイ・シェフ:はい、料理長)。尾花(木村拓哉)は萌絵(吉谷彩子)に、「Allez!, allez!」(アレ、アレ:さあ、早く)。

    

相沢(及川光博)は「D'accord」(ダコー:了解)と「Oh la la!」(オララー:オイオイ!、おやまあ、やれやれ)。フランス語学校Aの名物教師Pがよく大げさな身振りで叫んでた・・って、実名イニシャルか! 向こうも私のことを実名でさんざんネタにしてたらしいから、大丈夫だ。親切な奥様がちゃんと教えてくれた。「やっと最近おさまって来た」とか♪ それ以前は?!

            

そしてリンダ・真知子・リシャール(冨永愛:Linda Machiko Richard)は、栗のデザートに対して、「C'est magnific!」(セ・マニフィック:これは素晴らしい)。ちなみにウチのブログなら、「セ・マニアック」♪

    

5年前、美青年がアンジェリーナ・ジョリーへの英語インタビューで語った誉め言葉は、同語源の「magnificent」(マグニフィセント)だ・・っていうのは、一部読者へのご挨拶だったりする(笑)。エッ、読んでない? あっ、そう。

      

    

    ☆    ☆    ☆

今回、ストーリー的には、「素直に認める」ことが中心になってた。どんな相手でも、真剣に見定めて、認めるべきものは認める。

   

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おじさん、おばさん呼ばわりされた尾花と倫子(鈴木京香)は、生意気な小娘・萌絵の能力とセンスを認めてた。ホテル・インターコンチネンタル東京ベイの徳永純司と、服部学園の瀧澤努のデザート料理監修が素晴らしいと♪ モンブランも普通の栗も私の好物だけど、100円ショップの袋入りの栗はイマイチだね。レベル低っ!

   

一方、祥平(玉森裕太)も、高圧的な尾花に反発しつつ、料理の腕で負けてることは素直に認めてた。まあ、萌絵との接近については、美優(朝倉あき)に認めてなかったけど。男と女の関係には、秘密の香りが付きものなのだ♪

  

  

     ☆     ☆     ☆

そして、グランメゾン東京「の料理」は素直に絶賛したのが、真知子。『Marie Clair』(マリ・クレール:明るく澄んだマリー、小説名が語源)の記事の主要部分を引用して、日本語に訳してみよう。

   

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 Journal intime d'un voyage gastronomique(美食旅行のプライベート通信)

 Editeur-en-chef: Linda Machiko Richard(編集長:リンダ・真知子・リシャール)

 Grand Maison Tokyo Meguro(グランメゾン東京 目黒)

   

 Ce restaurant du cuisine francaise sait mettre parfaitement en valeur d'innombrables ingredients japonais.  (このフランス料理店は、日本の無数の素材を完全に活かしている。)

  

 Le Grand Maison Tokyo est peut-etre meme en train de batir un nouveau courant de gastronomie. (グランメゾン東京はもしかすると、ガストロノミー(美食)の新しい潮流さえ築き上げているのかも知れない。)

   

 A noter egalement que le sous-chef Natsuki Obana a ete, il y a 3 ans, a l'origine d'un incident ayant provoque une contamination et des coups et blessures a l'Escoffier de Paris. (スーシェフ(副料理長)・尾花夏樹が3年前、パリ・エスコフィユでの傷害と混入汚染による事件を引き起こしたことにも注意すべきだ。)

   

「エスコフィユ」(1話の看板画像で Escofille)の綴りを「Escoffier」(エスコフィエ)としてるのは美術さんの綴りの間違いだと思う。エスコフィエだと、実在したフランスの有名シェフと、実在する日本のお店の名前になってしまう。美術さん、反論あればどうぞ♪ ネットでは誰一人、気づいてないみたいだけど。

      

ちなみに尾花と京野(沢村一樹)が「豊富」と訳してた単語は「innombrables」(数えきれない)、「潮流」と訳してた単語は「courant」(流れ)だ。

   

   

   ☆     ☆     ☆

最後に、メニュー10品の画像と日・仏の名前も付け加えとこう。

  

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1品目 ~Amuse~ (アミューズ:軽いオードブル的なお楽しみ料理) ジロール茸とひもとうがらしのサブレ。Releau de jambon cru au piment doux et aux girollesジロール茸と甘いとうがらしを合わせた薄肉巻き)。

  

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2品目 ~Entree~ (アントレ:前菜、オードブル) 山羊乳のバヴァロア。Bavarois au lait de chevreそのままのフランス語)。

  

3品目 ~Entree~ アントレ 茄子と白レバーのプレッセ。Pressee d'aubergines茄子の圧搾)。写真は第2話レビューで既に掲載したから省略。

  

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4品目 ~Entree~ アントレ モンサンミシェルのムール貝 冷製スープSoupe froide aux moules du Mont Saint-Michel(そのままの仏語)。

  

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5品目 ~Entree~ アントレ きのことホッキ貝のヴォル・オ・ヴァン。Vol-au-vent aux palourdes japonaises日本のアサリのクリーム煮詰めパイ)。

  

  

    ☆     ☆     ☆

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6品目 ~Entree~ アントレ 牛の胃袋のグリエ。Estomac de boeuf grille牛の胃袋のグリル焼き)。 

  

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7品目 ~Poisson~ ポワソン(魚料理) 雲丹のグラティネ。Gratin aux oursins Viandeウニの身のグラタン)。Vが大文字になってるのは多分ミスだろう。最後に複数形のsが無いのは文法的にいいのかね? Vの前にスペースが入ってないし♪(細かっ・・)

   

ちなみに「oursins viande」という連語は、検索しても(ほとんど)出ないけど、料理監修の岸田周三(カンテサンス)&トーマス・フレベル(INUA)&服部栄養専門学校を信用すべきか。

      

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8品目 ~Viande~ ヴィアンド(肉料理) 本州鹿ロースのロティと血液を使ったコンソメ。Roti d'aloyau de cerf sika鹿の腰肉のロースト)。

   

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9品目 ~Dessert~ デセール(デザート) メレンゲのアイスクリーム。Meringue glacee凍らせたメレンゲ)。メレンゲとは、「泡立てた卵白に砂糖を加え軽く焼いたもの」(『ロワイヤル仏和中辞典』)。

   

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10品目 ~Dessert~ デセール モンブラン・アマファソン。Mont-blancモンブラン:白い山)。ちなみに、アマファソンとは、「a ma facon」(私のやり方で、私が作った)という意味。日本語だと、萌絵オリジナルとか。定番に独創的アレンジを加えた時に使う言葉かも。

   

   

    ☆     ☆     ☆

あぁ、疲れた。フランス料理の10品コースというのは、前菜6種、魚、肉、デザート2種なわけか。カロリー表示はなくていいのかね? ワインも足すと1500kcalくらい行きそう♪ 私は1食抜いてダイエットした後、一気に1500kcalくらい食べてる(笑)。逆効果だろ!

  

で、来週は京野が犯人として逮捕されると♪ 早過ぎだろ! なお、真知子の記事でグランメゾンと重ねられてた「El Bulli(エル・ブリ)は2011年閉店の超有名レストラン(スペイン)。「Noma」(ノーマ)は現存する超有名店(デンマーク)。つまり、本当に大絶賛した後、最後に事件のエピソードを加えてたから、一気に突き落とした形になってた。

  

というわけで、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

   

   

   

cf. Allez!(さあ)Bon appetit♪(召し上がれ)~『グランメゾン東京』第1話

 女(ナス)に動かされる男たち~第2話

 ジビエ(狩猟)の基本はシルヴプレ、お気に入りになること~第3話

   ・・・・・・・

 パリでキムタクが乗った電動キックボード、Lime-S(『グランメゾン』)&12km走

   

      (計 3913字)

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ジビエ(狩猟)の基本はシルヴプレ、お気に入りになること~『グランメゾン東京』第3話

寝不足で眠い。。 押しピンを関東で「画鋲」と呼ぶのが納得できなくて(笑)。そこか! いや、武蔵野調理師専門学校の玄関をロケ地にして開催された、第4回国産ジビエフランス料理コンクールのフランス語の3番目の単語が読み取れなくて、夜も眠れないのだ♪ 細かっ! クメール語もタガログ語もヒンディー語も解読に成功したのに(笑)。暇人か!

  

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その単語だけ抜かして、「LE CONCOURS DU GIBIER DOMESTIQUE DE LA CUISINE FRANCAISE」(ル・コンクール・デュ・ジビエ・ドメスティック・ドゥ・ラ・キュイジヌ・フランセーズ)でGoogle検索しても、ドラマ情報はヒットせず。CUISINIER(料理人)、第4の(QUATRIEME)とかだと思うけどな。TVerの無料動画じゃ読み取れないから、そのためだけに高精細のブルーレイ買おうか(笑)

     

「お分かりの方、情報コメントよろしく」とか書きたい所だけど、ウチは3月のココログ・リニューアル以来、なぜかコメント入力をしにくい状況で、書き込みがどこかに消えてしまうらしい (^^ゞ。多分、木村拓哉ファンの方々の中には一目で読み取れる女性が少なくないと思うけどね。あっ、自分のツイッターに書いてくれれば、ツイッター検索で発見できるかも♪

   

私がフランス語学校に通ってた頃、クラスの生徒はほとんど女性。だから最新のクラウン仏和辞典も、パステルピンクとパステルグリーン(小型)という色使いになってる。そんな女だらけの世界にも関わらず・・と経験談を書きかけたけど、すぐ削除(笑)。小市民ブロガーは細心の配慮で地雷原を生き延びてるのであった。そう言えば『ロンバケ』の瀬名はたまに地雷踏んでたね♪

   

   

    ☆     ☆     ☆

そんな事より尾花? ハイハイ。たまたまと言うか、必然と言うか、11月2日(土曜)の朝日新聞・朝刊別刷beのトップは、キムタクへのインタビューになってた。ネット記事なら、こちら。定塚遼記者、写真は村上健。わざと男性を選んだのかな?

     

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「勢いだけじゃない」。上手いタイトルで、いいね☆ 二つの意味を重ね合わせてるのだ。一つは、人間やタレントにとって重要なのは勢いだけじゃない、という彼の反省。もう一つは、若さという勢いが無くなっても他の勢いがあるし、木村拓哉はスターとして輝き続けてる、という取材サイドの思い。

       

発言もなかなか突っ込んだ内容になってる。「昔の自分に言いたい。なめないほうがいいよ、って。相当なめてた」。自分の演技については、「5段階の通知表なら『3』かな」。以下、記事終盤の引用。

  

 スターの宿命か、ネット上でたたかれることも多いが、自分でも評価を検索し、一喜一憂するという。「(批判を)消化はできないです。いちいち消化していたら、きっと胃薬が必要になる」。・・・「なんで俺だったんだろう・・・自分は全然その気がなかった。ジャニーさんが、そういう自分を人選したのは、なぜだったんだろう?」。。

   

   

    ☆     ☆     ☆

どれどれ。検索すると、デビューきっかけ情報が色々出るけど、親戚に勝手に写真撮られて事務所に履歴書送られたってことでいいのかな? で、肖像権の侵害で親戚を訴えたと(笑)。ないだろ! それは運命だね。「千年に一人」レベルの写真だったと♪ 橋本環奈か!

  

しかし、天下のキムタクがいまだにエゴサーチ(自分検索)してるのか。ネットの評判は見てるけど、消化はできないし、しない。大変だね。

   

実は私も、14年間・5000日の毎日更新の中で1回だけ、ネットで注目されたことがある。Yahoo!トップページのトピックスに、クリスマス恒例『明石家サンタ』の記事が載ったのだ。突然、アクセス解析が止まるほどの大量アクセスが押し寄せたから、ビビってパソコンの前に待機 (^^ゞ 当たり障りのないバラエティ記事とはいえ、当時は暴言対策システムも進んでなかったし。

     

あれは1時間だけだったと思うけど、キムタクはそれ以上の状況で30年間生き続けてると。強いね。心も、胃腸も♪ もう大ベテランの大御所になったからか、最近は何となく世間もやさしくなってる気がする。ここ半年とか。

   

   

    ☆     ☆     ☆

で、ようやく第3話のレビューに入ろうとしたら、もう時間がないと。一言でまとめれば、アメリー(マノン)はやっぱり可愛いということだ ♡ ロリか! 真面目な話、今回も私はフランス語を調べまくってた。タガログ語の半分くらい(笑)。まだ言うか! いや、かなり苦戦したもんで。

            

もちろん、台詞のフランス語は僅かで、相沢(及川光博)の「Oui」(ウイ:はい)と、「s’il vous plait」(シル・ヴ・プレ:どうぞ)、「Au revoir」(オ・ルヴワール:さよなら、ではまた)。あとは、尾花(木村)のラストの「Bien venue」(ビヤン・ヴニュ:ようこそ、よく来たね)くらいだった。

     

あっ、パソコンが突然フリーズして入力が4段落消えた! ガックシ。。_| ̄|○ 気を取り直して。。 キリッ!(`・ω・´)

   

他に料理法として、「コンフィ」(confit:漬けて保存した)、「フュメ」(この場合はfumetじゃなくてfume:燻製にした)とかも登場。フランス語の他動詞の過去分詞(受身形)だ。

   

しかし、物語の中心となる言葉はやっぱり、「ジビエ」(gibier)だった。

  

  

     ☆     ☆     ☆

鹿や猪とか、狩猟で獲った獣の肉がジビエと呼ばれて人気となったのは、日本だとここ10年くらいのような気がする。実は私の友人も仕事で扱ってるし、親戚はたまたま出没したイノシシを捕まえてさばいたらしい♪ 猪突猛進、街中で猪の突撃を受けてケガしたなんてニュースも時々見かける。

   

ジビエは今のフランス語でも、日本と同様の意味の名詞だけど、語源を数百年さかのぼると、「狩りに行く」という動詞、または「狩猟」という名詞だったらしい。下はフランス語版ウィキペディアより。そう言えば語尾が、普通の「er(ウーエル)動詞」の形になってる。

     

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そう考えると、実は今回のドラマは、「尾花が狩りをする」ストーリーになってた。真のハンターは、尾花だ。

   

例えば、伝説の「量子」、光子・・って、違うわ! いや、自分突っ込みじゃなくて、マイクロソフトの漢字変換MS-IMEに突っ込んだわけ♪ 『ガリレオ』湯川の素粒子物理学じゃなくて、伝説の「漁師」でもなくて、「猟師」峰岸(石丸幹二)のエピソードは、峰岸が獣を罠で捕まえるというより、尾花が峰岸を料理で捕まえたわけだ。

  

そこでの基本は、捕まえる相手が動物なら、好物のエサを用意して捕獲、命や肉・血は大切に扱うこと。相手が人間なら、相手に気に入ってもらえるような物事を準備して、好きになってもらうこと。「シル・ヴ・プレ」の文字通りの意味は、「それがあなたのお気に召すならば」。相手をリスペクトする、おもてなしの精神の挨拶だ。

    

  

     ☆     ☆     ☆

尾花の料理は、捨てられてた血液まで吸着に利用して、「世界一」のプライドを持つ頑固な峰岸に「うめぇ」と叫ばせた。ちょうど、捕まえた動物が「メェ」と叫ぶようなものだ♪ ヒツジか! 無理やりだろ。

  

その料理作りの合間に、早朝6時前から相沢の実家に出かけて、お母さんを悦ばせてたのだ(笑)。ないだろ! いや、孫娘のための可愛いキャラ弁を作ってもらって、おばあちゃんも興奮したと♪ ナルトは著作権が厳しそうだから、画像は小さくしとこう。尾花がこっそり海苔を切る伏線シーンは、10秒くらいしか挿入されてなかった。

        

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キャラ弁人気のおかげで、幼稚園で一人さみしく遊んでたアメリーちゃんも一躍、人気者に。そのおかげで、パパの相沢も、キャラ弁を学ぶためにグランメゾン東京に帰って来た。

    

ちなみに、契約が切れて出て行く時のフランス語「オ・ルヴワール」(前出、語尾のルは省略気味)は、文字通りには「再会にて(また)」という意味。だから、あの相沢のセリフも、再会を予言する伏線、フラッグとして機能してた。

 

   

     ☆     ☆     ☆

そしてもちろん、大きな流れとしては、尾花はあらためて倫子(鈴木京香)のハートを捕まえたのだ。本当は運転大好き、下手でも自分でやりたい性格をしっかり見極めた上で、コンクール本番の料理作りは倫子に任せてた。あの取って付けたような妙な運転シーンは、大切な行動を倫子に任せるための前振りだったのだ。演出は新たに山室大輔。脚本は黒岩勉のまま。

        

そうなると、倫子はますます尾花と接近。倫子のことが気になる京野(沢村一樹)としても、動かざるを得ない。ハンティングのターゲットを祥平(玉森裕太)に変えて四角関係になるのだ♪ ないだろ! でも尾花・京野・倫子の三角関係に、リンダ・真知子・リシャール(冨永愛)が加わったから、やっぱり四角関係になる。

   

気になるね。リンダとリシャールの綴り字が(笑)。そこか! Linda と Richard でいいのかな? って言うか、名前、長っ! なお、3連休の中日の第3話視聴率は、11.8%となった。それでは今日はこの辺で。オ・ルヴワ♪☆彡

   

   

  

cf. Allez!(さあ)Bon appetit♪(召し上がれ)~『グランメゾン東京』第1話

 女(ナス)に動かされる男たち~第2話

 『マリ・クレール』記事とコース・メニュー、フランス語の和訳など~第4話

   ・・・・・・・

 パリでキムタクが乗った電動キックボード、Lime-S(『グランメゾン』)&12km走

   

      (計 3768字)

  (追記35字 ; 合計3803字)

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Allez!(さあ)Bon appetit♪(召し上がれ)~『グランメゾン東京』第1話

感動した! 「ぐらん・・」と入力しただけで、変換候補に「グランメゾン東京」が出る♪ そこか! いやぁ、フランス語とフランス料理が難しそうだから、たっぷり予習しとこうと思ったのに、全く予習ゼロ。番組タイトルまで、ドラマ初回を見ながら検索して知ったほど(笑)

   

ヒロインが鈴木京香ってことは知ってたけど、同じTBSの名作『華麗なる一族』以来、12年ぶりのタッグ?! あれは冬ドラマだったから、正確には12年半ぶり(細かっ・・)。あの頃はまだ、ネットのドラマの感想だと、ブログが主流だったのだ。ドラマ終了直後から、検索アクセスが入ってた。

    

そのブログは今、芸能人と商業情報ブログ以外は話題にもならないメディアまで「落ちぶれて」しまった (^^ゞ いまや、SNS全盛期。twitter、インスタ、etc。瞬間的な短い言葉や思いを大勢でシェアする時代。

      

現実社会だと、一旦落ちぶれたものは復活が難しいけど、ドラマなら可能♪ というわけで、ミステリアスな陰謀によって(?)一流シェフの座を奪われてしまったキムタク=尾花夏樹の逆襲を鑑賞したのであった。

   

ちなみに今、私はめまいに苦しんでる。珍しく、テレビの見過ぎで (^^ゞ ラグビーの日本vs南アフリカ戦からTBSに映って、しばらく日本シリーズを見ながらドラマを待って(意外と野球の終盤も面白かった)、いきなりフランス語だらけの序盤スタート。ちょ、待てよ♪ 古っ! とにかく、早めに切り上げて休むことにしよう。

   

   

     ☆     ☆     ☆

さて、既にあちこちで言われてそうなことだけど、「グランメゾン」というのは日本語だ♪ 正確には、和製フランス語で、和製英語の「バックミラー」や「ナイター」みたいなもの。

     

いつの間にか、グランメゾンは最高級フランス料理店を指す言葉になってるようだけど、メゾンは女性名詞だから、形容詞のグラン(grand)はグランド(grande)という女性形になる。だから、フランス語的には「グランド・メゾン」(grande maison)。

   

ただ、その文法的に正しい形に直したとしても、普通は「大きな(偉大な)家」とかいう普通の意味で、高級フランス料理店という意味にはならず。あくまで、日本における特殊なフランス語と考えた方がいい。

   

もちろん、制作サイド(脚本家・黒岩勉、演出・塚原あゆ子、他)も分かっててやってることだと思う。ドラマのストーリーにも表れてたように、「日本(人)の最高級フランス料理店」を目指してるのだから、グランメゾンでいい。他に、「グランド」と言ってしまうと、古めかしい英単語に聞こえてしまうという事情もあるかも。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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久しぶりに、朝日新聞・朝刊のコラムを見てみよう。19年10月20日のテレビ欄の右上には、カラーで『グランメゾン東京』の広告。「自分だけの星(エトワール:etoile)を掴め」。その少し下に、新聞記者が先に見た感想とあらすじを短く書いてる、「試写室」が載ってた。題して、「キムタク 年重ね自然体」(定塚遼記者)。

  

「落ちぶれて借金を背負う・・・。格好もきれいで、役柄の割に落ちぶれた感はなく・・・。過剰さはなくなり、年齢とともに自然体の良さが出てきた感がある。カットの切りかえの速さと凝った映像も、緊迫感やテンポの良さを生み出している」。

  

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確かに、綺麗なフランス・ロケ映像を織り込んだこともあって、落ちぶれた感は少なかった。台所のセピア色の映像も、貧乏くささは無く、美しいシーン。流し見だと、転落人生に気づかないかも。かつての同僚、京野(沢村和樹)との関係もこじれてたのに、1話終盤で早くもコンビ復活(一応)。

   

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同じキムタクの2012年のフジ月9『PRICELESS』第1話と比べても、反撃や逆転の前の落とし方がちょっと足りない感じはある。借金や女関連のドタバタシーンが、やんちゃ坊主の鬼ごっこに見えたほど♪ キックボード風の電動キックスクーター(?)をかっぱらって遊び廻る、痩せた少年。アマゾンで見ると、数万円くらいで色々あった。最高時速20km。

    

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☆10月25日の追記: 関連する別記事を新たにアップした。

  パリでキムタクが乗った電動キックボード、Lime-S(『グランメゾン東京』)&また12km走

   

   

    ☆     ☆     ☆ 

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むしろ、そこそこ金持ちらしい倫子(鈴木京香)の方が、料理人として落ちぶれた感を醸し出してた。尾花らと違って、才能も実績もフツーのレベルだし、パリの三ツ星レストラン・「L'AMBROISIE」(ランブロワジー、実在するお店)への応募も不合格。50歳前後の「おばちゃん」で、集団面接試験でもからかわれてたし♪

   

ただしもちろん、彼女にも光る才能がある。料理を口にしただけで、素材や作り方が分かってしまう舌の能力。「メインは牛テールの赤ワインソース煮だった。中身はフォアグラ、栗、クルトン。表面だけこんがり焼いて、うまみを閉じ込めてからオーブンで弱火でじっくり通す。ソースはマリナードにミニョネットでしょ」。早口言葉か!

   

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私の友人Kも、食べただけで素材が分かると豪語してたけど、私には牛乳と低脂肪乳の区別がつく程度か(笑)。豚肉と牛肉と鶏肉の区別もある程度なら可能♪ ある程度か!

      

ちなみにあの超高級店の名前(冠詞をのぞくと、アンブロワジ)は、特別な食べ物を意味する神話的なフランス語。別世界や別次元のメタファー(比喩)になってた。ドレスコード(服装の決まり)もお値段も厳しそう。。

   

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    ☆     ☆     ☆

さて、フランス語と言えば私が好きな言葉で、ブログ記事でもたまに扱ってる。ただ、英語でさえリスニングは苦手だから、仏語を聴き取るのは大変。単語の変化が多いし、単語同士のつながり方によって、同じ単語の発音や言葉の区切りが変わってしまうのだ。

   

何とか聞き取れたのは、以下のような短いセリフくらい。長い文には苦戦。

  

 Bonjour (ボン・ジュール:こんにちは、おはよう)

 Merci ♪ (メルシー:ありがとう)

 Allez, Allez! (アレ、アレ:さあ、さあ)

 Qu'est-ce qui se passe? (ケスキスパス:どうした?)

 Oui. D'accord! (ウイ、ダコー:はい、承知しました)

 On y va! (オニヴァ:行くよ)

 Vas-y! (ヴァジ:さあ、早く)

 Tiens! (ティアン:ほら、どうぞ)

 Exactement (エグザクトマン:その通り)

 Attendez! (アタンデ:待って)

 Excusez-moi (エクスキュゼ・ムワ:すみません)

 Monsieur, s'il vous plait (ムシュー・シルヴプレ:ムシュー、どうぞ(お願いします))

 Donnez-moi une autre chance (ドネ・ムワ・ユノートルシャンス:もう一度チャンスをください)

 Alors (アロー:さて、ところで)

 laisser-moi cuisiner (レセムワ・キュイジネ:私に料理させて)

 Bonne chance! (ボンシャンス:幸運を)

 Depechez-vous! (デペシェ・ヴ:急いで)

 utiliser votre cuisine (ユーティリゼ・ヴォートル・キュイジーヌ:あなたの厨房を使わせて)

  

     

キムタクが発音に苦労する様子が可愛かった(笑)、「他に頼りにできる人がいないんです」とかいうフランス語は、惜しくも聞き取れなかった。「当てにする」という動詞「comter」(コンテ)が最後だったと思うけど。ちなみに画面の字幕では、簡単な単語だけカタカナで表示されてて、後は日本語の意味とか、「フランス語」とだけ表示するとか(^^ゞ

  

まあでも、要するに一番のポイントは、

 Allez! Bon appetit♪ アレ、ボナペティ。さあ、たっぷり召し上がれ♪

   

木村拓哉を好きなように食べて、ということだ。「おいしい・・もっと・・♡」(笑)。もちろん、キムタクのアレを存分に味わうと。何? 映像と声ね♪

   

ファン以外は、超高級フランス料理をどうぞたっぷりと。映像だけでも、ご飯のおかずになるかも♪ 和食か! 私はフランス語の聴き取りの練習に使うとしよう。フランス文化も織り込んでもらえると、いいね。

      

尾花の店の名前「エスコフィユ」(Escofille)の綴りと意味が気になって眠れそうもないけど(笑)、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

  

  

  

P.S. 『グランメゾン東京』初回の平均視聴率12.4%となった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

  

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cf. 女(ナス)に動かされる男たち~『グランメゾン東京』第2話

 ジビエ(狩猟)の基本はシルヴプレ、お気に入りになること~第3話

 『マリ・クレール』記事とコース・メニュー、フランス語の和訳など~第4話
  

   ・・・・・・・・・・

奇跡のリターンがもたらす輝き~『ロングバケーション』第1話

 夢見る息子vs現実を見る父~『華麗なる一族』第1話

 『華麗なる一族』最終回、ドラマと原作の比較

 キムタクは素うどんかたぬきで♪~『CHANGE』第1話

 脳科学コメディーの綱渡り~『MR.BRAIN』第1話

 国際映画ドラマというチャレンジ~『月の恋人』第1話

 キムタク=木村拓哉主演ドラマ、視聴率の推移&『月の恋人』第4話   

 

 鉄の悲劇から、犬の感動物語へ~『南極大陸』第1話

 Jumpin’ Jack Flash、あやつり人形の閃き

      ~『Priceless』第1話

 制作費70分の1、SF映画に挑戦するドラマ~『安堂ロイド』第1話

 LIE STOPS HERE(嘘=夢はここにある)

      ~『HERO 2』最終回

 人生崩壊の原作から、復活ヒーローのドラマへ~『アイムホーム』第1話

 切ってつないで治す、心の穴、頭の影~『A LIFE~愛しき人~』第1話

 慢心=警護(security)は人間の最大の敵(『マクベス』第3幕)~『BG~身辺警護人~』第1話

      

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、軽~い感想♪

 『宮本武蔵』ドラマ第二夜と原作小説(by吉川英治)、感想と比較   

 

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 木村拓哉の『全力坂 完全版』、アスリートにもお勧め☆

 SMAP×SMAP『いま僕たちに何ができるだろう』、軽~い感想♪

 『スマスマ』通常最終回、タモリのモロッコ「マラケシュ」♪&休養ジョグ

 『SMAP×SMAP』(スマスマ)最終回、

   スタッフとFAXのお花畑でさよなら・・「じゃないよな」♪

 

     ・・・・・・・・・・・・・・・

 SMAP『世界に一つだけの花』、オンリーワンという歌詞の意味ほか

 『さんま&SMAP 美女と野獣2015』、45分だけ見た感想♪

  

      (計 4184字)

 (追記104字 ; 合計4288字)

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「ココリコ」と大声で鳴くフランスの雄鶏、騒音で訴えられる♪(仏語、英語)

あ~~っ、ごぼうサラダの繊維がノドに引っかかって取れない・・って話じゃなくて、「ココリコ」。お笑い芸人の名前としか思ってなかったけど、フランスのニワトリの鳴き声(cocorico)だったのか! 日本語の「コケコッコー」と比べると、ちょっとだけ本物の鳴き声に似てる気もする♪

     

試しに、芸人のココリコのウィキペディアを読むと、芸名の由来は「喫茶ココリコ」とされてた。ということは、その喫茶店は朝から営業してて、モーニングサービスが売りだったのかも。そんなの多分、高校の卒業式の翌朝以来、経験してないね。もう7年前か(笑)

   

あの夜の打ち上げは、人生で最高の思い出の一つなのだ。日付が変わるまで飲んだよなぁ・・「ドリンク」を♪☆

   

   

   ☆     ☆     ☆

で、本題は今日(19年7月9日)の朝日新聞・朝刊の記事。1面トップにデカデカと掲載してしまった誤報だ♪ そっちか! 「ハンセン病家族訴訟 控訴へ」。朝刊を読んだ安倍首相があわてて態度を変更したのかも知れないけど、実際は控訴断念。参院選の直前なのに、朝日はつまらないミスをやったね。よりによって、こだわり続けてる話で。

   

ただ、国際面の記事は面白くて、大声で笑ってしまった。「ココリコ」♪ 鶏か! 「フランス西部のリゾート地オレロン島で、隣家の雄鶏の鳴き声が「騒音」だとして、別荘に夏の間だけ暮らす夫婦が雄鶏と飼い主を相手取り、雄鶏を別の場所に移すよう求める訴えを裁判所に・・・って、一文が長いわ!(^^ゞ パリの疋田多揚記者、二つの文に切るように。

    

島の人口は22000人なのに、夏のバカンスシーズンだけ別荘に人が集まって、人口は20倍になるとか。どうもこの「バカンス」ってものがピンと来ないね。あちらは夏の休暇が長くて、遠くに出かけるとは聞いてるけど。

   

ちなみにウィキペディアの「恋のバカンス」(笑)の項目によると、この1963年のザ・ピーナッツのヒット曲で、バカンスという言葉が流行語になったとか。古っ! STAP細胞・小保方さんの指導教員はバカンティ教授だ♪ そう言えば小保方さん、著書がベストセラーになった後、どうしてんのかね? 小説書いてるのかな。。

   

   

   ☆     ☆     ☆

190709a

  

というわけで、マニアック・ブロガーは直ちに現地メディアのニュースをフランス語で読むのであった。「La Nouvelle Republique」(新しい共和国)より

  

Oleron : le coq Maurice se retrouve au tribunal pour avoir chante trop fort

  

オレロン:雄鶏のモーリス、あまりに大声で鳴き過ぎて裁判所へ

   

190709b

  

Une habitante de l'ile d'Oleron, proprietaire du coq Maurice, etait convoquee devant le tribunal de grande instance de Rochefort ce jeudi 4 juillet, pour "trouble anormal de voisinage".

  

雄鶏モーリスの飼い主であるオレロン島の一人の住民が、この7月4日・木曜日、「近所の異常な対立」のために、ロシュフォール大審裁判所に呼びだされた。

   

Ses voisins ne supportent pas le chant matinal de l'animal.

 

隣人たちは、その動物の朝の鳴き声を我慢できない。

   

   

   ☆     ☆     ☆

上のフランス・メディアの記事は、文体も語句も普通だけど、大西洋を挟んだ隣人・米国の高級紙は凝ってる。ハッキリ言って、これならフランス語の方が読みやすい (^^ゞ ニューヨークタイムズ(new york times)。

    

190709c

  

‘The Rooster Must Be Defended’: France's Culture Clash Reaches a Coop

  

「雄鶏は守らねば」:フランスの文化的対立は、鶏小屋みたいに狭苦しい所まで到達している

  

「Rooster」とは何か抽象的な概念を表す言葉かと思ったら、雄鶏のこと。どうして「cock」(コック)と書かないのかと思ったら、(米国で)性的な意味の連想を避けるためとかいうお話(Weblio、研究社・新英和中辞典の説明)。なるほど・・って言うか、「コック」って本当に「男性」の意味があるのか。ほとんど聞かないけど。由来は何だろう。雄鶏か、蛇口か。

      

それはともかく、「coop」も分かりにくい。「鶏小屋」という意味と、「狭苦しい所」という意味がある単語だから、掛け合わせて言葉遊びをやってるのだ。ちなみに「生協」は「co-op」だ(笑)。いや、本当にちょっと考えてしまった (^^ゞ

   

   

   ☆     ☆     ☆

190709d

  

He has become a symbol of a perennial French conflict ─ between those for whom France's countryside is merely a backdrop for pleasant vacations, and the people who actually inhabit it.

   

その雄鶏は、長年続くフランスの対立の象徴となった。── フランスの田舎が楽しいバケーションの背景でしかない人々と、そこに実際に住んでる人々との対立だ。

    

  

これ、民泊を続ける外国人と、近隣の日本住民とのトラブルにちょっと似てるね。いずれ、長期の外国人観光客が、「ゴミ捨てのルールが厳しすぎて、ひどいストレスになった」とか訴えて来るかも。あるいは、麺類やスープをズルズルすする音が非常に不愉快だとか。

  

そう言えば、「郷に入っては郷に従え」ということわざ、最近ほとんど聞かない。「郷に入っては、郷『が』従え」ってことか♪ おもてなしをしろと。

       

実は私も個人的に、騒音のトラブルは色々と経験してるんだけど、もう時間がないから、また今度にしとこう。要するに、たまにはローテーション的に、外国語の記事を入れたくなるわけ♪ それでは、また明日。。☆彡

    

  

   

P.S. 19年9月5日、無事、無罪判決が下された♪ 国営放送FRANCE24のニュース記事より。今後の控訴とかについては不明。

  

190906e

    

        (計 2407字)

  (追記62字 ; 合計2469字)

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フランスの保守系『figaro』(フィガロ紙)、是枝裕和監督のパルムドール賞に冷たい安倍内閣を批判(仏文和訳)

このニュースをネットで読んだ時、「フィガロは左派だったかな?」

と疑問に思ってすぐ検索したが、やはり保守系だ。ということは、

自国の代表的な賞を冷たく扱う外国を批判してるのか。あるいは、

芸術に関してはやはりリベラルな主張になるということか。

 

すぐにフランス語で検索して、原文をチェック。日本の報道その他

だと「有力紙フィガロ」とかいう言葉ばかりが目立つが、実際に読むと、

自国のメディア仲間である『ル・ポワン』誌の後追い記事だと分かる。

 

ポワンは5月20日付け(最初)、フィガロ(LE FIGARO)は

22日付け。下はポワンHPで、実は日本人女性らしき特派員の

名前がある。もともと、フランス人記者の感想ではないのかも。

 

180605b

 

以下、フランス語の原文と和訳を最初の3分の1ほど書いてみる。

全訳は著作権の問題があるし、フランスは英語圏と比べてかなり

厳しい国なのだ・・・というのは言い訳が8割だ♪ それより、眠いし

時間もないもんで。

 

ちなみに私は是枝裕和監督の才能(映像、脚本)は認めるが、彼の

政治的姿勢には距離を置いてる。というより、彼の姿勢に限らず、

政治的なもの一般に対して、距離を保ってる。あくまで中立的な観点

から、フランスメディア2つの主張を具体的に確認するだけなので、

念のため。たまに書いてるフランス語記事の1本だ。

 

     ☆       ☆       ☆

180605a

 

 Une affaire de famille: la palme de l'embarras

  pour le gouvernement japonais

 

 『家族の問題』(邦題 万引き家族):

   パルムド困惑賞を日本政府に

 

 Alors que Hirokazu Kore-eda a reçu la

 prestigieuse récompense au Festival de

 Cannes, le Premier ministre nippon,

 d'ordinaire louangeur envers se

 ressortissants primés à l'étranger,

 est resté silencieux.

 

 ヒロカズ・コレエダがカンヌ映画祭の名高い賞を獲得。

 ところが日本の首相は、沈黙したままだった。いつもなら、

 自国民が外国で受賞すると称賛するのに。

 

 Et pour cause, le cinéaste ne cesse de

 dénoncer la politique de l'archipel dans

 ses films ou dans ses interviews.

 

 これでは、その映画人が作品やインタビューで日本列島の

 政治を告発し続けるのももっともだ。

 

 

     ☆       ☆       ☆

 Le gouvernement japonais n'a pas pour habitude

 d'être avare en éloges envers ses ressortissants

 récompensés par un prestigieux prix a l'étranger.

 

 日本政府には、外国で賞を獲った自国民への

 称賛を惜しむ慣習はない。

 

 Des Nobel de médicine 2016 Yoshinori Oshumi,

 (注.原文のミスのまま) et de littérature

 l'année suivante, Kazuo Ishiguro aux récents

 médaillés d'or de la délégation nippone aux

 Jeux olympiques de Pyeongchang, tous ont

 été félicités, puis reçus par le Premier

 ministre Shinzo Abe.

 

 2016年ノーベル医学賞ヨシノリ・オースミや翌年のノーベル

 文学賞カズオ・イシグロから、ピョンチャン五輪日本選手団

 が最近獲った金メダルまで、まず祝辞を受け、さらに招待も

 されてる。

 

 Hirokazu Kore-eda, lauréat de la palme d'or au

 71e Festival de Cannes pourrait bien passer

 outre la coutume d'après nos confrères du Point.

 

 ヒロカズ・コレエダは、第71回カンヌ映画祭のパルムドール

 受賞者だが、我々の同業者『ポワン』によると、これまでの

 慣習を破ってしまうことになるだろう。

 

 Et pour cause, Une affaire de famille, son

 long-métrage primé, se veut très critique

 vis-à-vis du gouvernement conservateur.

 

 彼が受賞した長編映画『家族の問題』(万引き家族)が、

 保守内閣に対して批判的であろうとするのももっともなこと。

 

 D'autant plus que le cinéaste s'est montré virulent

 à propos de la politique culturelle du pays du

 Soleil-Levant par le pasée.

 

 この映画監督は以前、日が昇る国の文化政策に関して

 辛辣な態度を示していたのだから。

 

 

     ☆       ☆       ☆

フィガロの記事は最後に、菅・官房長官のうわべだけの賛辞を

皮肉った後、外見の醜さにコメントして締めくくってる。

 

日本の大新聞なら、左派の朝日でも書かないし、毎日・東京でも

まず書かないだろう。もし書いたら、差別発言としてかなり批判を

浴びそうな文章だ。政治にうるさく、表現の自由を尊重するフランス

の感覚だと普通なのだろうか。

 

なお、フィガロの部数は2017年で30万部。日本の三大紙の

10分の1から30分の1程度で、日本の週刊誌くらいの数だ。

ここ5年で部数は急減。有力紙といっても、メディアとしてそれほど

の余裕はないはず。

 

だからこそ、大隅(Ohsumi)氏のつづりを「Oshumi」

と間違えてるし、英国在住のカズオ・イシグロ氏まで安倍首相

に招待されたような(間違った)記述になっているのではないか。

 

まあ、文脈的には招待を表してる動詞「recevoir」

は、意味が広いので、フランス語的に間違いとまでは言えない

のかも知れない。

 

ともあれ、そんな話より、映画の中身について語りたいものだ。

それでは今夜はこの辺で。。☆彡

 

            (計 2524字)

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リンちゃんに合掌・・&『旅するフランス語』第2章

今日は新年度の金曜で、もともと疲れのピークなのに加えて、睡眠

わずか2時間半! すぐに手抜きのブログ記事を書いて寝ようと思っ

てたけど、やっぱりニュースと新聞の夕刊でリンちゃん事件をハシゴ

してしまった。

     

逮捕された容疑者は、小学校の保護者会の会長?! 絶句。。

リンちゃんが全く疑わずに近づいたら、いきなり・・ってことかな?

 

下の画像はベトナム国営テレビHPより。ベトナム語の問題なのか、

システムの相性の問題なのか、私自身が表示に苦労したので、リン

クは付けない。「ベトナム人の9歳の少女を殺した容疑者」とかいう

意味の見出しみたいだ。画像はNHK WORLDから引用してた。

    

170414b

   

   

      ☆        ☆        ☆

今夜中に家宅捜索が始まるみたいで、捜査も真相解明もまだまだ

これからだけど、日本人としてベトナムの方々に謝罪したい。真犯

人が日本人じゃない可能性もまだ一応残ってるとしても。。 リンちゃ

んの父親が、抑えた口調で慎重に感想を語ってる様子を見ると、ま

すます申し訳ない。。

    

あと、心配なのが容疑者のお子さん2人。流石に、小学校に通い

続けるのは難しいだろうね。この後、父親が冤罪で釈放になったと

しても、この衝撃はなかなか消えないと思う。

   

運、不運ってものは、確かにある。こうしてみると、私はそれほど

不運でもないのかな。あんまし幸運とも思わないけど。。

     

     

      ☆        ☆        ☆ 

一方、リンちゃん以外に時間を取られたのは、カフェに関する文豪

バルザック(Balzac)の言葉(?)の検証♪ 毎度お馴染み、

マニアック・ブロガーならではの作業だ。何しろ、本国フランスでさえ

(ほとんど)出典情報が見当たらない。

    

要するに、今週も常盤貴子『旅するフランス語』(Eテレ)を見たわ

け。半ばと言うか、7割はヨーロッパ旅行の番組の感覚で♪ 問題

の言葉は次の通り。

  

 Le comptoir d’un cafe est

 le parlement du peuple.

 カフェのカウンターは 民衆の国民議会である。

   

このフレーズは、バルザックのものとして世界中に拡散してるけど、

フランス語や英語のウィキクォート(引用句のウィキ)には無いし、他

の場所でもまだ出典を発見できてない。おまけに、日本語の信頼で

きそうな情報もさっぱりヒットせず。

      

過去の経験から考えると、かなり怪しくなって来たけど、手紙とか

日記の類にチョコッと書かれてる可能性もあるし、知人が「バルザッ

クがこう語ってる」と書いてる可能性もある。差し当たり保留しとこう。

  

   

      ☆        ☆        ☆ 

それでは今日はこの辺で♪ コラコラ! 短すぎるわ! ハイハイ。

前回より常盤貴子がキレイに見えたかも。

  

マジメにフランス語の復習をしてみよう。初回に続いて、パリのカフェ

関連の言葉が並んでた。

  

 Le hasard reunit tout d’un coup

 dans ce cafe quelques amis:

 tout un paquet d’affects.

  

 急に何人かの友人たちが偶然このカフェに集まってくる。

 感情が極まっている。

  (ロラン・バルト『恋愛のディスクール・断章』 )

    

出典は、元のフランス語だとまだ確認できてないけど、英訳本

真ん中あたりに該当箇所があった。アマゾンより。

  

170414a

   

   

      ☆        ☆        ☆

 Bon appetit!

 どうぞお召し上がりください。

   

 L’addition,s’il vous plait.

 お勘定をお願いします。

   

 Je voudrais payer par carte.

 カードで払いたいのですが。 

  

 Ca sent bon.

 いい香り。

  

 C’est different.

 違う。

  

 La carte,s’il vous plait.

 メニューをお願いします。

   

 Les toilettes,s’il vous plait.

 トイレはどこか教えてください。

  

 Je voudrais payer en especes.

 現金で払いたいのですが。

   

   

      ☆        ☆        ☆

ちなみに今回のテキストで強調されてた文法は、「エリズィヨン

(elision : 文字や音節の省略)。例えば、次の2つなど。

  

 「La + addition → L’addition」

 「se + il → s’il」

  

前の単語の末尾の母音字(a,e,i)が省略されて、アポストロフ

(apostrophe)になって、後ろの単語の最初の母音字

につながる。辞書を見ると、もっと詳しい説明が載ってるけど、もう

眠いから省略♪

  

ちなみにバルトの引用「Le hasard ・・」の場合、「有音のh」

とか「気音のh」と言われる子音字扱いのものだから、エリズィヨン

しない。母音字扱いの「無音のh」なら、エリズィヨンする。

   

番組では料理の名前も沢山出てたけど、単なる単語の話だから

これまた省略しとこう。これで2回見たから、次の3回目も見たいけ

ど、自信はない。時間帯が悪すぎるし、わざわざ録画してまで見る

ほどでもないし♪ 英語を聴き続けるだけでも大変なもんで。

    

あぁ、もう寝よっと! Bonne nuit. おやすみ。。☆彡

  

   

  

cf. 常盤貴子『旅するフランス語』(NHK)、

    女性向けのオシャレな旅行番組♪ (初回の記事)

   

                    (計 2012字)

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常盤貴子『旅するフランス語』(NHK)、女性向けのオシャレな旅行番組♪

自分で作っといて、ほとんど忘れてたけど、ウチのブログには「フラ

ンス語」っていうカテゴリーがあるのか (^^ゞ マニアックで、いいね♪ 

     

まあ、カテゴリーなんて気にする読者はごく少数だろうし、特にフラ

ンス語じゃスルーされるだろうけど、たまにはフランス語関連で記事

を書くのもいい。英語だけ多いんじゃ、バランス的にも問題がある。

  

ただ、最近は明らかに、英語と中国語が優勢な時代だろう。スペイ

ン語も健闘してるという情報がある。

   

昔は基礎的な教養として、大学の第二外国語でフランス語やドイツ

語を履修する人が多かったはずだけど、最近はそうゆう感覚が消

えてるし、そもそも第二外国語というものの影も薄い。

  

その辺りの事情はまたいずれ別記事にまとめるとして、今日はそ

の斜陽言語(笑)のフランス語をプッシュしてみる。

   

いや、実は単に、スマホにワンセグ機能が付いてるのをたまたま

発見して、使ってみたらちょうどEテレでこの番組をやってたって

いうことなんだけど♪ そうゆう理由か!

     

    

     ☆        ☆        ☆ 

170407a

    

さて、2016年度の秋冬シーズンに初めて放送された、NHK『旅す

るフランス語』。今年度は再放送で、放送日時は水曜日(火曜深夜)

の午前0時~0時25分。再放送は翌週月曜午前6時~6時25分。

明らかに、誰が見るの?って感じの時間帯だ♪ 学生と高齢者が

主たる視聴者層ってことかね。

       

NHKテレビの語学番組の番組表全体を見ても、普通の時間帯に放

送されてるのは英語だらけ。他は、早朝と深夜に回されてる。録画

予約すればいいんだけど、それを面倒だと感じる人も多いはず。私

も、手軽なスマホのワンセグじゃなかったら見なかった。

    

上品なベテラン美人女優、常盤貴子がフランスを旅しながら、フラン

ス語を勉強していく流れだけど、現地の人(パリジャン)の普通の喋

りを彼女が聞いて理解してるようなシーンもあった。実は、結構な

実力の持ち主なのに、素人の演技をしてるだけかも。

    

170407b

    

   

     ☆        ☆        ☆

ちなみに、常盤貴子って独身だっけ?・・とか思って調べてみると、

面白いことが分かった。

   

演劇関連で広く活躍してる長塚圭史と2009年に結婚してるんだ

けど、彼自身もかなりの高学歴だし、父親の俳優・長塚京三は早

稲田大学を中退して、パリ大学(ソルボンヌ)を卒業してた。

  

直接の関係はないだろうけど、要するにハイソ(死語?♪)なつな

がりや背景があってこそ、今回の常盤の番組も成立してるんだろう

と思う。過去の出演を調べると、ポルトガル、スペイン、ベルギーも

旅行してた(BS朝日)。

   

ヨーロッパ風の外見ってこともあるだろうけど、実際の常盤は米国

オレゴン州の混浴温泉ではしゃいでたりする(笑)。つい先日、17

年4月5日の『徹子の部屋』で打ち明けた豪快なエピソード♪

     

    

      ☆        ☆        ☆

話を戻して、『旅するフランス語』第1回は、「第1章 パリのカフェ

を極める 1」。

  

170407c

   

まずは100年の歴史を誇る「Cafe du metro」(カフェ・

デュ・メトロ)から。アクセント記号は省略。日本での活動歴も

あるフランス人男性・ドミニクの指導も受ける形で、フランス語の

日常会話にチャレンジしてた。

   

 Pardon. 

 (パードン

 (すみません。)

   

 Un cafe,s’il vous plait.

 (アン・カフェ・シル・ヴ・プレ

 (エスプレッソください)

   

 Je voudrais un cafe creme.

 (ジュ・ヴドゥヘ・アン・カフェ・クへーム

 (カフェ・オ・レをいただきたいのですが)

   

   

      ☆        ☆        ☆

あちらでカフェとだけ言うと、エスプレッソになるらしい。日本で普

通のもっと薄いものは、「cafe allonge」(カフェ・アロンジェ)。

       

ちなみに、上の発音や日本語訳は番組で使われてたもの。「r」の

発音はラリルレロで書く方がフツーかも。あと、直訳や私の翻訳

なら、不定冠詞の「アン」をきっちり「1杯」とか訳すところだ。

  

「ヴドゥヘ」は条件法の活用(1人称・現在)で、表現を和らげてるん

だけど、そうゆう細かい文法も番組では避けてた。お堅い語学番組

というより、オシャレな旅行番組のノリ。

   

試しにテキストの無料サンプルをネットで読むと、「cafe 

au lait」(カフェ・オ・レ)という表現は飲食店ではほとんど

使わないとも書いてあった。まあ、通じるとは思うけどね。日本で

外国人がちょっと変な日本語を使っても、フツーは通じるはず。

   

   

     ☆        ☆        ☆

続いて「Petit Palais」(プティ・パレ : 小さな宮殿)の

カフェへ、「On y va!」(オ・ニ・ヴァ : さあ行こう)。

   

170407d

    

ここでは、ドミニクの指導に従って、新しい表現で注文してた。

  

 Je prends un cafe,s’il vous plait.

 (ジュ・プハン・アン・カフェ・シル・ヴ・プレ

 (カフェ・オ・レにします)

   

一発で通じたのは、撮影スタッフの根回しだろう♪ コラコラ!

マジメな話、編集とか演出とか、テレビ番組では色々ある。飲んだ

後にはもちろん、「苦っ!」なんて感想は出ない(笑)。民放のバラ

エティ番組は別として。

    

 C’est tres bon.

 (セ・トヘ・ボン

 (とてもおいしいです。)

   

   

      ☆        ☆        ☆

正直、フランス語講座としては完全な初心者向けレベルで、ちょっ

と物足りないけど、旅行番組だと思えば、ためになる内容♪

   

常盤貴子は今でも十分キレイだし、声や喋り方も可愛いから、男

性にもお勧めだ。「あぁ、ヨーロッパだとこんなにお上品な女性が、

アメリカへ行くとスゴイのか」とか考えながら見るのもアリ♪

  

とりあえず私は、次回も見ようと思ってる。変な時間帯だから、忘れ

ないようにしなきゃ!

それでは、「Au revoir

オ・フヴワーフ : ではまた=さようなら)。。☆彡

        

                   (計 2302字)

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テロで妻を失ったレリスさん、「憎しみという贈り物はあげない」(フランス語・英語・日本語対訳)

2015年11月13日、パリ同時多発テロが発生して1週間。殺された罪なき人

達の人数だけを考えると、他にも似たような事は起きてるし、殺人・攻撃の応

酬はできる限り避けたい。だからと言って、テロを放置する訳にもいかないが、

空爆や無人爆撃機なら放置していいのか・・という問題もある。

 

151121  さて、具体的にどうする

  か。単なる日本の一市民

  として考える時、心を打た

  れるのが、アントワーヌ・

  レリス(Antoine Leiris)

  氏のメッセージだ(11月

  16日)。テロで妻を亡くし

  た仏人ジャーナリストの

  彼が、フェイスブックに載

  せた手紙形式の文章は、

  世界中に拡散している。

  ラジオ・ネットワークの

  「France Bleu」所属、

映画愛好家というプロフィールの持ち主だ。

 

先日、Yahoo!でも「元人質が語る『ISが空爆より怖がるもの』」という記事が

話題になってたが、このレリスさんの文章はそれと似て非なるものだ。決定的

な違いは3点。自らが遺族であること、個人的な思いの詩的表現に留めてるこ

と、国や政治への言及はほとんど避けてること。

 

もちろん、なかなか真似のできることではないし、「では、今後どうするのか」

という問いも残る。ただ、一市民としては、非常に参考になる考えの一つなの

で、早速もとのフランス語と英訳をチェックしてみた。私が最初に読んだのは、

11月20日の朝日新聞・朝刊の邦訳(渡辺志帆記者)だが、やはり微妙に違

いがあるわけで、仏文・英文と比較したのは正解だった。

 

(☆追記: 11月22日の朝日・朝刊では、レリスさんへのインタビューを掲載。

       朝日新聞デジタルでは、一問一答も掲載。)

 

 

         ☆          ☆          ☆  

既に世界中に拡散してるSNSの文章であるし、好意的な引用なので、著作権

の心配は不要だと考える。ただ、全文は避け、より重要だと思われる前半のみ

を引用させて頂こう。1文ごとに、フランス語、英語、日本語の順で掲載。英語

を載せるのは、日本語よりもフランス語に近いし、世界で読まれてる言語だか

らだ。

 

現在、レリス氏の facebook はアクセス不能になってるようだから、元のフラ

ンス語(赤い字)は、フランス・インフォ(france info)が掲載してるキャプチャー

画像を利用。アクセント記号は省略。Googleのキャッシュ・データでも確認した。

(☆12月8日追記: 該当ページのみ、アクセスできた。)

 

英訳(青い字)としては、テレグラフ(telegraph)を使用。日本語訳(黒い普通の

字)は基本的に朝日に従ったが、一部は私の判断で変更。なるべく直訳に近く

してある。ただし、ここでの引用の最後は訳しにくいフランス語で、相手を軽くか

らうようなニュアンスなんだろうと想像する。それでは以下、ご参照あれ。。

 

 

           ☆          ☆          ☆

  Vous n’aurez pas ma haine.

  You will not have my hatred.

  君たちは、私の憎しみを手にすることはない。

 

  Vendredi soir vous avez vole la vie d’un etre d’exception,

  l’amour de ma vie,la mere de mon fils mais vous n’aurez

  pas ma haine.

  On Friday evening you stole the life of an exceptional 

  person,the love of my life,the mother of my son,but

  you will not have my hatred.

  金曜の夜、君たちは素晴らしい人の命を奪った。私の最愛の人であり、

  私の息子の母親だ。しかし君たちは、私の憎しみを手にすることはない。

 

  Je ne sais pas qui vous etes et je ne veux pas le savoir,

  vous etes des ames mortes.

  I don’t know who you are and I don’t want to know,

  you are dead souls.

  君たちが誰かも知らないし、知りたくもない。君たちは死んだ魂だ。

 

  Si ce Dieu pour lequel vous tuez aveuglement nous a fait

  a son image,chaque balle dans le corps de ma femme

  aura ete une blessure dans son coeur.

  If this God for whom you kill blindly made us in his

  image,every bullet in the body of my wife is wound in

  his heart.

  もし神が自らの姿に似せて我々をつくったのなら、私の妻に撃ち込まれ

  た銃弾の一つ一つは、神の心の傷となっているだろう。

 

 

          ☆          ☆          ☆   

  Alors non je ne vous ferai pas ce cadeau de vous hair.

  So no,I will not give you the satisfaction of hating you.

  だから決して、君たちに憎しみという贈り物はあげない。

 

  Vous l’avez bien cherche pourtant mais repondre a la

  haine par la colere ce serait ceder a la meme ignorance

  qui a fait de vous ce que vous etes.

  You want it,but to respond to hatred with anger would

  be to give in to the same ignorance that made you what

  you are.

  君たちは憎しみをとても欲している。しかし、憎しみに怒りで応じることは、

  君たちと同じ無知に屈することになる。

 

  Vous voulez que j’ai peur,que je regarde mes concitoyens

  avec un oeil mefiant,que je sacrifie ma liberte pour la 

  securite.

  You would like me to be scared,for me to look at my

  fellow citizens with a suspicious eye,for me to sacrifice

  my liberty for my security.

  君たちは、私が恐れ、隣人たちを疑いの目で見つめ、安全のために自由を

  犠牲にすることを望んでいる。

 

  Perdu.Meme joueur joue encore.

  You have lost.

  君たちの負けだ。私というプレーヤーはまだ健在だ。 

                                (以下、後半省略)

 

 

 

P.S. 朝日の11月30日・朝刊、天声人語でも、「君たちに憎しみという贈

     り物はあげない」は、11月の言葉の一番目として引用された。人間

     の気高さに胸を打たれた、とのこと。

 

 

P.S.2 同時多発テロでテラス席が銃撃され、客5人が死亡したパリのカフェ

      バー「ボン・ビエール」(LA BONNE BIERE : いいビール)が12

151208a  月4日に営業再開。「

  はテラス席にいます

  (JE SUIS EN 

  TERRASSE)という

  横断幕を掲げた。写

  真はフィガロHPより

 

  前置詞「EN」は、否定

  を表す接頭辞「IN」と似

  た発音だから、「私は

  テロリストではない」

という意味を読み取ることも出来なくはない。つまり、以前拡散した「私は

シャルリーだ」の変形とも考えられる。店主の意識的な意図は別として。。

 

 

P.S. 16年6月、ポプラ社から、『ぼくは君を憎まないことにした』という

     翻訳本が出版され、レリス氏も来日。日テレ、テレビ朝日などの

     取材を受けてた。例の文章の他に、色々含めたドキュメントとの

     こと。訳者は土居佳代子、税込1296円。

 

                  (追記 522字 ; 合計 3092字)                    

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「私」とは一人の他者なのです~詩人ランボー「見者の手紙」(フランス語原文付き)

久々に休日の土曜日。記事ローテーション的にはそろそろ数学記事を書くべ

きだが、溜まった新聞を片付ける途中、人文的記事が目に留まってしまった。

と言うより、冒頭に掲げたわりと有名な言葉が目に入ったのだ。

 

2015年10月29日の朝日新聞・朝刊1面、シリーズ「折々のことば」。そ

の筆者については、今まで2本の記事を書いてる。

 

   哲学者・鷲田清一の自殺論(朝日新聞)  (2007年)

   鷲田清一の住宅&身体論「身ぶりの消失」~2011センター試験・国語

 

前にも書いたが、この人の文章は「なるほど」と納得したり、「素晴らしい」と

感心したりする対象と言うより、「面白い」と刺激を受ける対象だと思ってる。

刺激を受けた後は、自分で調べたり考察したりすればいいわけで、今回の

短い囲み記事もその類だ。

 

 

          ☆          ☆          ☆

僅か200字ほどの連載コラムだから、引用の仕方に気を使うが、前半だけ

引用させて頂こう。

 

     ≪私≫ってのは他者なんです。

                     アルチュール・ランボー

     私は自分のことを「私は」と語りだす。が、「私」は私だけが使う語

     ではない。だれもが自分のことを「私」と言う。そのかぎりで「私」は

     もう私に固有のものではない・・・・・・。  

                            (注. 末尾の点も元のまま)

 

 

151031a  18世紀のフランスの詩人、ランボー

  (A.Rimbaud ; 1854-1891)に

  ついては、翻訳本を昔サラッと流し読

  みした程度だが、この言葉だけはあち

  こちで見聞きしてた。写真はウィキメ

  ディアより。パブリック・ドメイン(公的

  所有)。作者はEtienne Carjat。

 

鷲田は鈴村和成訳『ランボー全集』から引用してるが、フランス語原文(後

述)をもっと普通の日本語で訳すなら、「『私』とは他者である」、「『私』とは

一人の他者なのです」となる。現代の口語体でも、「ってのは」とは言わない

から、「私って、他人なんです」とかだろう。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

鷲田の短い説明だけ読むと、次のような論旨だと感じられる。──「私」とい

う言葉は誰でも使うから、これだけを考えても、「私」は私に固有のものでは

ない。その意味で、「私」とは他者だ──。

 

これは「私」という単語の一般性、共通性に偏った説明で、元のランボーの

考えからズレてるような気がするし、もちろん鷲田自身も、ズレを分かってて

意識的に書いたのだと想像する。

 

そこで、フランス語の原文をチェックしてみた。著作権が消滅してる有名人の

文章は、ネットですぐ見つかることが多い。ただし、ネットでは多少間違った

情報の拡散も多いので、信頼性のあるソース(情報源)を使う必要がある。

今回は、ウィキペディアと同系列の「ウィキクォート」(引用集)、「ウィキソー

ス」(原資料集)で簡単に発見できた。

 

原文は2つの手紙で、ほぼ同じ時期に似た内容を書いてるから、「見者の

手紙」(letter du voyant)と呼ばれてる。「見者」とは「賢者」ではなく、文

字通り「見る者」のこと。最終的、理想的には賢者を目指すものの、差し当

たりは「見る者(を目指す詩人ランボー)が書いた手紙」という意味で、内容

的にも、見る者(=自分)についての告白だ。

 

それは「話者」でも「書者」でもないし、「聞者」でもない。言葉より、認識が中

心となってる。時代的制約もあってのことか、認識は言葉に応じて変わると

いうような、かなり20世紀的な思想もあまり感じない。少なくとも2通の手紙

を読む限りは。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

では、まず1通目。1871年5月13日、教師・イザンバール(Izambard)へ

の手紙の後半より。文字化けを避けるため、フランス語独特のアクセント記

号は省略。

 

   ・・・・・・C’est faux de dire : je pense : on devrait dire :

   On me pense.── Pardon du jeu de mots.──

     Je est un autre.Tant pis pour le bois qui se

   trouve violon,et Nargue aux inconscients,qui ergotent

   sur ce qu’ils ignorent tout a fait!

 

   「私は考える」と言うのは間違ってます。「私は考えられる」と言うべき

   です。── 言葉遊びですみません。──

      私とは一人の他者です。自分をヴァイオリンだと思ってる木材な

   んて、お気の毒さま。全く知らないことについて屁理屈を語るような無

   自覚な人達には、軽蔑を!

 

 

まず前半について。おそらく、哲学者デカルトの有名な言葉「je pense,

donc je suis」(我思う、ゆえに我あり)をもじって、「je pense,On me

pense」と遊んでるのだと思うが、ここだけだとハッキリしない。

 

いずれにせよ、色々と思う主体(デカルト『省察』に詳しい)、とりわけ考える

主体としての特権的な私の代わりに、(単なる)一人の他者として私(je)を

考えてるのだろう。次の手紙の内容も考慮して解釈すると、おそらく、見られ

る者としての「未知」なる私に対して、見る者、見ようとする者としての私は

一人の他者だと言いたいのだと思う。

 

だからこそ、大変なことなのだ。もう1人の深遠なる他者としての自分を見る

こと、見者になることは。そして、それに言葉を与える詩人になることは。

 

後半は、「Je」という一人称・単数の「私」に対して、3人称・単数の動詞「est」

を使ってる。一人の他者としての私だから、文法的に自然だ。その後は、単な

る木材のくせに楽器だと思いたがる人達への強烈な批判が続く。人文系で特

別な才能を持つ人によく見られる攻撃で、一般人の読み手としては、あっさり

受け止めるか、あるいは受け流す所だろう。ランボーのファンを除いて。。

 

 

        ☆          ☆          ☆

続いて、2通目。1871年5月15日、詩人である友人・ドゥムニー(Demeny)

への手紙。時間的にも余力が無いので、ほんの少しだけ。こちらは、先生で

はなく対等な相手への手紙だから、翻訳の文体は変えておいた。

 

     Car Je est un autre.Si le cuivre s’eveille clairon,

     il n’y a rien de sa faute.

 

     というのも、「私」とは一人の他者だから。もし銅が目覚めてラッパ

     になるとしても、銅に落ち度はない。

 

 

「というのも」が、直前の文章(ロマン主義とシャンソンの話)とどうつながって

るのかは分かりにくいので、とりあえず保留しとこう。後で分かったら補足する。

 

簡単な事実として、この2通目だと、文の途中なのに「Je」と大文字で始まっ

てるから、日本語訳でも「私」とか≪私≫と強調することになる。ただ、明治大

学の権藤南海子氏の論文だと、小文字で「je」とされてるので、ウィキソース

その他が間違ってる可能性も一応ある。この点もとりあえず保留。ちなみに、

1通目の「Je」は文頭だから、大文字で当たり前。ちなみに2通目の少し後で

は、大文字で「Moi」(私、自我)とも書かれてる。

 

ランボーは、1通目で、バイオリンだと思いたがる木材のような人達を軽蔑し

てたけど、2通目では自分を、ラッパを目指す銅だと見て、正当化してるよう

な感じだ。ラッパだと自称してるのだから、自嘲的に自負心を示してるのだろ

う。ラッパを動詞として使うと、甲高い声で言いふらすといったネガティブな意

味も入って来る。日本語と同様、バイオリンとラッパのイメージは違うのだ。

 

 

         ☆          ☆          ☆      

なお、2通目の少し後には、「詩人になりたい人が最初にする学習は、自分自

身の(sa propre)完全な認識だ」とも書いてる。

 

この辺りを読んでも、たとえば精神分析家ジャック・ラカンによる現代思想とは

かなり違ってるように感じる。ラカンなら、「自我とは他者なのです」という言葉

に加えて、自分の認識など誤解にすぎない、と笑い飛ばすわけだ。

 

主観=主体と、客観=客体との本質的断絶や、文法的な階層の違いを重視。

決して到達できない主語としての「Je」を、対象化してとらえようとする動きは、

本質的欠如に向かう欲望なのだ。不可能だからこそ、歪曲され、反復するこ

とになる。

 

長くなって来たので、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

 

                                  (計 3296字)

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Allez,je vais pas au travail aujourd’hui.~『きょうは会社休みます。』のフランス語訳

テレビ朝日、大げさ! 昨日の記事で触れた、「ペヤングやきそば」。自主回収

141212b  で店頭から消えたか

  ら、ネットで「1万円

  の高額取引も?」っ

  てことで、今日の夕

  方、大げさにテレビ

  &ネット報道。22時

  過ぎにヤフオクでチェッ

クしてみたら、1000円~1500円で一杯売れ残ってた (^^ゞ

 

ま、普段の5倍~8倍程度の高額取引なのは確かだし、1万円の表示の後に

「?」は入れてあるけど、マスメディアのニュース報道としてはミスリーディング

な(誤解を招きやすい)もので、全く感心しないね。とはいえ、店頭から消えてる

のは私も確認した。ペヤングの代わりに、鍋焼きうどんを置いてたのだ♪

 

それより、これを機に容器を変更するかも知れないってニュースの方が驚きか

も。あの四角い容器とレトロなデザインが良かったのに。湯切りも簡単だし。。

 

 

           ☆          ☆          ☆

・・・って話じゃないのだ♪ 『きょうは会社休みます。』のフランス語訳ね。これ、

コミックであちこち強調してるのに、ネットにほとんど情報が無いし、日テレの

ドラマ公式サイトでもスルーしてる。ここはマニアック・サイトの出番でしょ。

 

いや、ホントはドラマ記事の冒頭に書こうと思ってたのに、もう眠いから、そこ

だけで1本の記事にしちゃえって事なのだ。正直で、いいね♪ イソップ物語な

らご褒美に、金と銀のエンゼルを貰えるだろう・・・って、斧だろ!

 

とにかく、藤村真理の原作コミック(集英社)だと、表紙のタイトルの脇にいき

なりフランス語があるし、中身にも数ヶ所、同じ仏語訳が書かれてる。

 

141212a_2

 

 

   Allez,je vais pas au travail aujourd’hui.

  (アレ, ジュ ヴェ パ オ トゥラヴァーユ オジュルデュィ.)

 

くだけた会話の形だから、否定を表す「ne」(ヌ)は省略、「pas」だけになってる。

この近接未来を表す仏文を直訳すると、「さあ、きょうは仕事行きません」であっ

て、「きょうは会社休みます」という日本語とちょっとズレてるのだ。

 

一番フツーの仏訳なら、単純未来で「Je m’absenterai du bureau ・・・」

か、現在形で「Je m’absente ・・・」じゃないかね? 前置詞+冠詞は「du」

で合ってると思う。

 

要するに、コミックの仏語は、「会社=オフィス」を表すフランス語「bureau」

(ビュロ)の代わりに「travail」(トゥラヴァーユ)を使い、「休む」という動詞

「m’absenter」、あるいは「休んで」という形容詞「absent」の代わりに、「行

かない」(vais pas)を使用。さらに、「Allez」(さあ)なんて掛け声も入れてる。

 

 

           ☆          ☆          ☆

141212c  これらは、なぜなのか。理由を考え

  てみると、まず仕事を表す「トゥラ

  ヴァーユ」が半ば日本語になってる

  から、それを入れたかったのかも。

 

あと、冒頭の「Allez」は元々、「行け」という命令の意味で、自転車ロードレー

スの応援でも有名。だから、言葉遊びの自分ツッコミになってるのだ。

 

   「Allez,je vais pas ・・・」

    私は会社に行きません♪ 行けよ!

 

ちなみに、Allezとvaisは同じ基本単語「aller」の変化(活用)。二人称複数形

と一人称単数形なのだ。この言葉遊びに気付いたのは、Yahoo!翻訳

のおかげ。「行ってください、私は今日仕事に行きません」と、妙な日本語

に訳してくれたたから、アッ!と気付いたわけ。エキサイト翻訳も「行きなさい」

と誤訳。

 

こう説明しとくと作者か編集者がリツイートしてくれるかも♪ 大当たりでしょ?、

とブログで聞いてもリプライは来ないか(笑)。私もツイッター持ってるのにな。

「きょうもツイッター休みます。」なのだ。

 

 

            ☆          ☆          ☆

なお、元のままの仏文をGoogleで英語に訳すと、

   「Come on,I’m not at work today.」 

となって、近い未来の意味が消えてしまう。

 

でも、仏文で省略されてた「ne」を加えて、「・・・ je ne vais pas ・・・」で

英訳すると、見事に成功した。

 

   「Come on,I’m not going to work today.

 

この英文なら、「さあ、今日は仕事に行かないぞ」という日本語になるのはす

ぐ分かるはず。

 

さて、この「細かすぎて伝わらない」記事にどれだけアクセスが入るか、ある

いは、どれほど無視されるか(笑)、ちょっと楽しみだ♪ フランス在住の日本

人に期待しよう。ではまた。。☆彡

 

 

 

cf. 『きょうは会社休みます。』第9話まで、原作コミックとの比較

   『きょうは会社休みます。』最終回、軽~い感想♪

 

                                  (計 1883字)

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