小保方晴子日記2、涙の逃避行にも笑いあり♪&リハビリ6・7、腰痛との闘い

(27日) JOG 10km,58分50秒,平均心拍 145

    消費エネルギー 576kcal (脂肪 127kcal)

   

(28日) JOG 10km,54分18秒,平均心拍 147

    消費エネルギー 552kcal (脂肪 116kcal)

      

「高校生の自作飛行機、初飛行 製作7年・・・」という見出しに

釣られて、朝日新聞デジタルの記事をクリック。文章を読まずに

すぐ動画を再生したら、苦笑してしまった (^^ゞ

   

ほんのちょっと宙に浮いた後、すぐ滑走路に降りて終わりなの

だ♪ やられた・・と思いながら文章を読むと、「約3秒間、

高さ1メートルほど飛行」。う~ん、さすが朝日、客観的デー

タは正確だね。

  

ちなみに私の走り高跳びの記録でさえ、確か1m50cmだっ

たと思う(笑)。鳥人間コンテストとの比較は止めとこうか。ともあ

れ、名古屋市立工業高校の皆さん、おめでとう。動画がウケて♪

そっちか!

      

    

     ☆        ☆        ☆

とうとう飛行した話の後は、逃避行の話だ♪ 寒っ! いや、小

保方さんの2年前も、心身ともに寒い状況だったらしい。 

   

『婦人公論』で連載が開始された「小保方晴子日記」。初回の特

別編(連載開始までの流れ)については先週、記事をアップした。

予想通り、地味な反応だが、今の彼女にはこれでいいと思う。

  

 「小保方晴子日記」(婦人公論)、初回・特別編の感想

    

今回は記事を書くつもりは無かったが、予想以上に面白かったの

で、もう1回プッシュしとこう。科学者としての才能や倫理はさてお

き、人間的には間違いなく、光るものを持ってる女性だ。淋しくて

哀しい逃避行の告白なのに、あちこちでクスッと笑えた♪

    

    

      ☆        ☆        ☆

『婦人公論』2017年2月24日号(1月24日発売)に掲

載された第2回は、見開き2ページで、「辞表、ぽんちゃん、

仲居さん」というサブタイトル。“「あの日」からの記録”として

は、これが実質的に初回ということになる。

  

理化学研究所に辞表を出した10日後の、2014年12

月31日。まだ自宅はずっと、記者に張り込みされてる状況だ

けど、「気まぐれ先生」のアドバイスに従って、車で脱出して逃

避行。大晦日の夜、記者も油断してる時を狙ったらしい。わざ

わざフジテレビのカメラが怖いと、局名まで書いてた。

      

心身ともにボロボロの状況でも、ペットのカメ「ぽんちゃん」の水槽

はしっかり両手で運んでる♪ 他の荷物は?! おまけに、本名

「ぽんすけ」まで書き添えてた(笑)。そこ、重要なわけね。あっ、

ひょっとして、お菓子の「ポンスケ」と重ねてるのかも。

   

   

      ☆        ☆        ☆   

その後は高速で西に向かって長距離移動したようで、運転は大

丈夫なの?と心配してしまったけど、しっかり途中のPAでカメの

えさを購入♪ ホントに1人きりだったのかな。そばで誰か1人、

密かに付き添ってるような雰囲気もある。

       

予約した宿(名古屋経由で関西か岐阜辺りか)に着いて、貸切の

露天風呂に入ってたら、大粒のひょうが降って来て、わざわざそれ

を浴び続けたらしい (^^ゞ。「全裸の受難」とまで自分で書くのなら、

写真が欲しかったかも。自撮り棒使うとか(笑)。キリストも天上界

でやさしく微笑んでるだろう。

     

その後は、折角のお正月の料理もノドを通らないし、何をすれば

いいのかも分からないまま1月3日まで過ごして、いざ宿を出

る時。仲居さんが「あなた綺麗ね。幸せになってね」と声をかけ

てくれたから、顔を見ると、泣いてたそうだ。

     

にも関わらず、何も言えなかった自分に、後で落ち込む小保方さ

ん。しかし、仲居さんは小保方さんだと分かったのかね? あるい

は単に、正月に一人で宿泊して食事もほとんど残してる女性を見

かねて、声をかけたのか。カメの水槽だけ持ってるし(笑)

      

   

     ☆        ☆        ☆

まだ発売されて5日目だから、あんましネタバレにならないように

配慮しとこう。

  

その後、宿を替えた後は、1月5日まで外国人客たちと妙なやり

取りが続く。じっくり読んでイメージすると、何とも味わい深いのだ。

たとえば、今回の本文ラストは、隣部屋の外国人客の会話♪ 盗

み聞きか! 

   

日本料理のおせちに驚いて、「さっぱりわからない」とか言ってる

のが聞こえたらしい(笑)。これ、人気ドラマ『ガリレオ』の有名な台

詞だから、意識して書いてるんじゃないかな♪ さすがリケジョ、

何気にガリレオ福山のファンだったのか。。

     

本文以外に、「最近の私」の状況もオマケしてて、これがまた、すっ

とぼけた味があるのだ。おみくじを楽しんでるらしい♪ 彼女、天然

ボケが7割、意図的お遊びが3割くらいか。是非、独特の文章で描

かれた珍道中を直接味わって頂きたい。

     

今後の日記も活躍も楽しみだね。作家としても、科学者としてもそ

うだけど、いずれはテレビのバラエティ進出かも。とにかく、お餅が

大好きなことだけはよく分かった(笑)。そこか!

  

   

cf. 小保方晴子日記3、わずか650字の感想

    

   

     ☆        ☆        ☆

一方、単なる一般市民ランナーの方は、インフルエンザの後遺症

に苦しみつつ、リハビリジョグを継続。

   

連続6日目となった1月27日は、腰の痛みと仕事の疲れで、

一気にスピードダウン。それでも、かなり痛くて、止めようかな

と悩むほどだった。トータルでは1km5分53秒。ものすごく

遅いのに、心拍は高め。気温7度、湿度55%

風速1mの適度な条件だから、言い訳不能。

  

ただ、連続7日目の28日は腰の痛みがちょっと和らいでくれ

たし、足の疲れもかなり消えて、わりとラクにスピードアップ。

厚着を止めてみたのも正解だったか。

   

トータルでは1km5分26秒で、後半はしばらく1km5分

ペースも維持してみた。ただ、まだまだ腰は痛いし、右胸の

痛みも「さっぱりなおらない」♪ 気温7度、湿度65%

風速1m。帰宅後のクールダウンは、汗が冷たかった。

   

なお、今週は計14778字で終了。ではまた来週。。☆彡

   

       

(27日)   

          時間  平均心拍  最大

 往路(2.4km) 14分51秒 138 148

LAP1(約2.1km) 12分36秒 142 149

  2         12分29秒 146 150

復路(約3.3km) 18分53秒 150 159

計 10km 58分50秒 心拍平均145(80%) 最大159(87%)

          

(28日)

           時間  平均心拍  最大

 往路(2.4km)  14分03秒 139 142

LAP1(約2.1km) 11分22秒 145 154

  2         10分54秒 153 160

復路(約3.3km) 17分58秒 149 156

計 10km 54分18秒 心拍平均147(81%) 最大160(88%) 

    

                     (計 2590字) 

         (追記 22字 ; 合計 2612字)

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「小保方晴子日記」(婦人公論)、初回・特別編の感想

このブログ記事はカテゴリー設定に迷う。「書籍・雑誌」はいい

として、芸能・アイドル、社会、科学、色々と候補がある中、一応、

文化・芸術としておいた。少なくとも初回の内容は有名人の日記

だったから、妥当だろう。

   

170122a

   

上の画像は雑誌『婦人公論』の公式HPより。右端だけ見ると、

“新連載 小保方晴子日記 「あの日」からの記録”の扱いは大

きいように見えるが、表紙を見ると、左下に微妙な大きさの文字

で名前が書かれてるだけ。

  

実際に雑誌の目次を見ても、計2ページの内の2ページ目に、

微妙な大きさで書かれてた。

   

    

     ☆        ☆        ☆

こうした、小保方さんの「扱い」の問題はどうでもいい事ではな

く、決定的に重要な事だ。

   

STAP騒動の核心は、自然科学のあり方などではない。科学的

な不手際や不正など、昔からどこにでもある話なのに、少し目立

つ若い女性研究者ということで、途方も無く大きな魔女狩りになっ

てしまい、非常に優秀な男性研究者まで失う結果になったわけだ。

         

今回、ツイッター検索もかけてみたが、小保方さんのこの日記を

めぐるツイートは意外なほど少なかった。リツイートを除くと、た

かが30程度。

  

おそらく今現在の彼女にとって、これは良いことだと思う。というの

も、そもそも日記連載の初回のタイトルが、「記者さん、引越し、

雪だるま」。相変わらずメディアに追いかけ回されて、引越しする

ハメになった話からスタートしてるのだから。。

    

   

      ☆        ☆        ☆

さて、1月6日の発売から半月が経過した、『婦人公論』2017

年1月24日号の記事。

     

初回は特別編として、連載が決定して最初の原稿を送るまでの

半月(11月10日~24日)の話であって、流し読みするなら

肩透かしの印象もある。料理中心の簡単な記録が15日間続く。

    

しかし、丁寧に読むと非凡なものも感じるのだ。繊細さ、思考力、

意志。どこまでライターや編集者の手が入ってるのかは分からな

いが、今回は元の日記に近いと思う。

     

170122b

   

本人撮影の小さな写真から推測すると、上の「TWO

 YEARS DIARY」のような2年用の日記帳に手書き

してるらしい。楽天の国際版ページより

   

   

      ☆        ☆        ☆

記者さん、引っ越し、雪だるま」と、4文字×3でまとめたタイ

トルは、「小雨、のち、晴れ」ということだ。冴えない状況から、

色々あって、明るく楽しい状況になって来たということ。

    

うつとPTSD(心的外傷後ストレス障害)の栄養療法を続ける

状況でも、記者たちは家まで来て、ドアを叩く。耐え切れず、

夜中に引っ越して、途中、何度も車を乗り換えた。

   

そんな中でも、支えてくれる友人・知人たちとのつながりはかなり

あるようで、その点だけならむしろ恵まれてる部類かも知れない。

  

去年、瀬戸内寂静との対談を掲載した『婦人公論』の横山編集長

から連絡があって、11月20日に久しぶりの外食(コース料理)を

楽しみながら、新連載K相談。出来事の見方が変わるかも、とい

う言葉に心を動かされ、友人たちの励ましも受けて、11月

24日に最初の原稿を送る。

     

最後に勇気を与えてくれたのは、白く美しい雪。「白」はここ数年、

彼女が最も好きな色かも知れない。雪だるまは本当に自分で作っ

たそうだ。

    

    

     ☆        ☆        ☆

料理とは、「日常的な実験」をも表すもの。だから、金目鯛に包

丁を入れる時、特別な思いも浮かび上がったわけだ。

  

お金も設備も試料も不要、厳しい批判を受けることなく、気晴らしに

もなる実験。頭と身体の適度な運動になるし、成功の喜びや失敗

の哀しさも適度にあるので、有意義な活動だ。

       

ここで今週も字数制限15000字に到達したから、唐突に終わりと

しよう♪ 次回以降、「あの日」からの日記も楽しみだ。

ではまた。。☆彡    

                     (計 1504字)

   

  

P.S. 日付け変更後、翌週の追記♪ 小保方さんが一気に

    読み終えた本は、澤田瞳子の芸術小説『若冲』。300

    年前、江戸時代の奇才の絵師・伊藤若冲(じゃくちゅう)

    を描いてるようで、彼女らしい読書かも。

   

  

cf. 小保方晴子日記2、涙の逃避行にも笑いあり♪

           &リハビリ6・7、腰痛との闘い

   小保方晴子日記3、わずか650字の感想

   

          (追記 154字 ; 合計 1658字)

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野上弥生子『秋の一日』2~センター試験の省略箇所も含めた全文を読んで

先日書いたセンター試験の国語記事は、予想通り、かなりのアクセ

スを頂いてるし、一部の方々は熟読してくださってるようだ。

   

 「春」の純粋さと郷愁が誘う涙、野上弥生子『秋の一日』

             ~2017センター試験・国語

   

今回は、先日のレビューを少し補う簡単な記事にすぎない。ただ、

私自身はかなりスッキリした。センターの問題文が省いてた部分

を読むことで、モヤモヤしてた思いがほぼ解消されたのだ。

     

    

     ☆        ☆        ☆

私が確認した小説全文は、岩波書店『野上弥生子全集』第1巻に

収録されていた(正確には、彌生子)。先日の記事の際、私は、初

出の雑誌のページ数とセンター試験のページ数を見比べて、試験

に出たのは半分くらいかと思ってたけど、実際は4分の3くらいだ。

     

正確に言うと、全文はp.315-326の12ページ。最後のペー

ジは3行しかないから、実質的には約11ページ。一方、センター

試験に出た部分は、全集で言うと、p.316の最終行から、

p.324の最後から3行目まで。つまり、ほぼ8ページだ。

   

ということは、センターに出たのは約4分の3。より正確に言うと、

7割ちょっとであって、残り3割弱が省略されてたわけだ。

   

  

      ☆        ☆        ☆     

私が一番気になってたのは、終盤の省略部分。当然、展覧会の

後はピクニックみたいな事をするのだろうと思ってたから、実際に

全集で確認できて納得した。そうでないと、『秋の一日』という題名

がしっくり来ないからだ。

    

ただ、実際に読んでみると、終盤以上に、序盤の省略部分が決定

的内容を含んでた。少しだけ引用してみよう。

   

ひらがなの「く」を伸ばしたような、反復表現の省略記号になってる

箇所は、< >で囲んである。ひらがなの繰り返し記号「ゝ」はその

まま引用。これらが、1912年の初出時(雑誌『ホトトギス』第15

巻・第4号)の仮名遣いと同じかどうかまでは調べてない。

   

   

      ☆        ☆        ☆

 ・・・と何か一つの事を思ひかけるといつまでも<いつまでも>

 その事に執着する癖のある直子は、暫時はその籠の事ばか

 り思ひ続けた。そして其聯想の中にはピクニツクと云ふ字が

 あつた。よく西洋の雑誌などで見るピクニツクの絵──打ち

 晴れた高い空、きらめく様な美しい日光、透明な空気、活き

 <活き>した緑色の植物、花の匂ひ、小鳥の歌、その階調

 に縺るゝほのかな水の響き、こんなものゝ想ひ浮ばれる森

 の蔭や、・・・・・・

                  (p.315-316)

   

長い一節なので、このくらいの引用に留めとく。要するにポイント

は、主人公(ヒロイン)の直子がこだわるピクニックが、外国の絵

のイメージだということだ。

  

下は、Thomas Cole作、『The Picnic』(1846)。

ウィキメディアより。

     

170120pic

        

仮に直子が海外の経験を持ってるとしても、ピクニックに関して

はほとんど幻想のはず。だからこそ、引用文の段落の最後は、

 「遠くの世界のやうに楽しんだ

という表現で終わってた。

   

    

      ☆        ☆        ☆

一方、センター試験の第2問の冒頭には、手提げ籠の短い説明

に続いて、「直子は病床からそれを眺め、快復したらその中に

好きな物を入れてピクニックに出掛けることを楽しみにしていた」

とだけ書いてあった。

  

これでは、直子にとってのピクニックという存在が分からない。だ

から、問2の問題と解答もちょっと妙な感じがあった。

   

つまり、展覧会の後でピクニックに出掛ける自分のアイデアにつ

いて、「誠に物珍しい楽しい事が急に湧いたような気がして」と書

いた箇所について、「それはどういうことか」と出題。選択肢の中

だと、確かに最も適当なものは一応選べるが、小説を普通にまと

めただけで、あまり理由の説明になってないなと思ってたのだ。

   

ところが、元々ピクニックが海外の絵のイメージなら、直子の嬉しさ

がよく分かる。展覧会の後でピクニックをするというのは、芸術の絵

を味わった後で「現実の絵」を味わうということだから。

  

おまけに、その現実の絵、つまり実際のピクニックでは、自分自身

が主人公なのだ。これほどアートに満ち溢れた一日もなかなか無い

だろう。

 

ちなみに下は、私の環境で、「picnic」を画像検索した結果の最上

位あたり。Googleが示したのは、まさに絵に描いたような結果だ。

小説の冒頭の説明と同じようなカゴまで映ってる。

     

170120b

  

   

     ☆        ☆        ☆

私は先日のレビューを書いた時、直子の感性はかなり遠くを見て

るものだなと思ってたが、やはり幻想への感受性やこだわりが強い

のだろう。

    

なお、「ピクニック」は外で食事すること、「ハイキング」は外で歩く

こと・・・といった話は、2年前、不倫の人気ドラマ『昼顔』の記事

で書いたことだ。

  

あの時、「picnic」の語源的意味(の1つ)として、「小さい

物(nic)を刺す(pic)」と説明しておいた。この場合の「刺す」

とは、味わうことだから、小説の別の見方も浮上する。

   

つまり、運動会の鑑賞にせよ、子連れの外出にせよ、「小さい

ものを味わう」体験という意味で、まさにそれ自体もピクニック

だったのだ。

   

   

      ☆        ☆        ☆    

したがって、この小説は副題を付けて、

  『秋の一日 ~ピクニック~ 』

と考えてもいいだろう。

    

ただし、春の明るいイメージのピクニックであっても、やはり「秋」。

小説の終盤は、少し淋しいイメージも漂ってた。意外な展開でも

ないがけ、短編小説のラストのネタバレは差し控えるとしよう。

    

それでは今日はこの辺で。。☆彡

        

                   (計 2183字)

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「春」の純粋さと郷愁が誘う涙、野上弥生子『秋の一日』~2017センター試験・国語

5年連続、6回目のセンター国語解説となる今回。10年ぶりの体

調の悪さに苦しみつつ発表を待ってた問題文は、20時45分

頃に河合塾が公表。その時点で東進はまだだった。

     

試験直後からツイッターで「おっぱい、おっぱい」という短い連呼

が賑やかに拡散してた、今回の第2問・小説。大御所の女流作家、

野上弥生子(やえこ)の『秋の一日』で、問題文には「(1912

年発表)の一節」とだけ書かれてたが、元の半分ほどらしい。

   

(☆追記: 原作の全文を読んだ後、補足記事を別にアップした。

  野上弥生子『秋の一日』2

      ~センター試験の省略箇所も含めた全文を読んで )

    

国立国会図書館の書誌情報と、文芸雑誌『ホトトギス』HPで出典

を調べた所、原作は1912年のホトトギス第15巻・第4号

で発表。p.34-38、p.40-44となってるから10ページ

構成だ。途中の空きページには挿絵があったのだろうか。

        

170115a

    

    

ちなみに、この記事を読む人の大半は受験生と大人だろうが、

大人の方々にたずねてみたい。

    

 ツイッターの無邪気な声に、涙がこみ上げましたか?

    

小説の主人公・直子の涙を誘うのは、女性の裸体の胸に歓声を上

げたりする現在の子どもたちと、多感でお転婆な過去の自分たち。

つまり、純粋で繊細な幼さ。「春」のような若さだった。そして、時の

流れも、小説の物語も、「春」から秋へと重層的に流れてるのだ。。

   

    

     ☆        ☆        ☆

100年前の文化や習慣はよく分からないが、ピクニックとか遠足

というもののイメージは春だろう。暑くも寒くもなく、日が長いし、新

緑も美しい。

    

ところが、直子はもともと秋が好きだし、今年の秋は珍しく体調もい

い。だから、「一昨年の秋、夫が旅行の土産に」買って来てくれた、

あけびの蔓(つる)で編んだ手提げ籠(かご)に、好きな食べ物を

入れて、どこかへ出かけたい。

  

そこでふと思いついたのが、展覧会&ピクニック。明日の天気が良さ

そうだから、朝早く展覧会に行って、そのあと田舎へ行けばいい。

  

「誠に物珍しい楽しい事が急に湧いたような気がして」と書かれた

部分の直子の心情は、病気や自分の子どもはあまり関係ないし、

展覧会とピクニックの組合せがポイント。だから、問2の正解は4。

     

   

    ☆        ☆        ☆ 

私はこの箇所を読んだ時、ふと個人的に胸を打たれてしまった。家

族で日帰り旅行に出かけた時、母親たちが一生懸命、食べ物や飲

み物をかごに詰め込んでた姿を思い出したからだ。

           

私はその時、あまりに準備が遅かったのでつい、「そんなの、向こう

で買えばいいだろ」と口にしてしまった。曖昧に返答しながら、準備

の手を止めない姿を見て、私はすぐに深く反省したのだ。

    

準備の楽しさは、お店では買えない。出発前の自宅だけに、しかも

一定の期間だけ存在するもの、「春」だった。ちなみに小説にも、

準備で頑張る直子に対して、「家の人々は笑った」と一言書いて

ある。

   

       

     ☆        ☆        ☆

話を小説自体に戻そう。美術館に向かう途中、大きく黒く異様な

烏の話が入ってる。深読みするなら、病気や死など、直子の不安

を象徴してるとも考えられるが、深読みの根拠は曖昧だし、セン

ター試験の解答では無視すべき所。

  

最初の注目点は、小学校の運動会のお遊戯。久々の光景を5分ほど

見てる内に、「ふと訳もない涙」がにじみ出す。

  

訳(わけ)もない涙でも、理由(わけ)を説明させるのが国語の試験だ。

しかも、間違えやすい設問になってる。子どもを見て、涙。子どもに

乳房を与えて、涙。さらに、じっと見てる自分の子どもへの微笑みの

底にも、「涙に変る或る物」。

  

すると、つい涙と自分の子どもを結びつけてしまいがちだが、そうとは

限らないことは小説の後半でハッキリする。もちろん、病弱な自分とも

直接的には無関係。よって、問3の答は5番となる。

   

    

     ☆        ☆        ☆

話が大きく展開するのは、「幸ある朝」という絵画の前に直子が立っ

た時。この画家(藤島武二か?)の義妹である淑子は、直子の二級

上で、親しく交流してたらしい。

  

その淑子が10年近く前の夏、こっそりモデルになって描かれた絵が、

その秋にサプライズの形でお披露目された。題名は、「造花」。

   

淑子が花を造る様子を示すタイトルが、今となっては別の意味も含

んでることになる。「生花」とは異なる、生きてない「造花」。絵から

少し離れてにこにこ笑ってた淑子は、既に亡くなってるのであった。

  

ここでまた設問がある。「こうした雲のような追懐に封じられてる」と

はどういうことか。自分自身とか、淑子さんを強調し過ぎるのは、

可能な見方ではあるけど、「最も適当な説明」ではない。

   

自分、淑子、仲間たち。。これらを抽象的にまとめると、私の言葉

なら、「自分たちの春」ということになる。もちろん、小説の題名『秋

の一日』を意識し、「子どもたちの春」との対比を考えてのこと。

  

センター試験の正解としては、2番。全員の昔話を出すと共に、

「抜け出すことができずにいる」と書いてる点がポイント。要する

に、「追懐に封じられてる」という古い文学的表現をそのまま分

かり易く書き換えた文章。

  

ちなみに、選択肢の5番は部分点をくれてもいいと思う。そのまま

説明したのが2番、少しだけ読み込んだのが5番だ。

   

    

      ☆        ☆        ☆

そして最後。追憶に封じ込められてる直子を助け出したのは、

現在の現実からの叫び声。「とや。とや。」

   

とら(虎)の絵(中村不折)が怖くて、直子の子どもが泣き出したらし

い。幼さとはもちろん、恥ずかしさ、可笑しさでもあるし、生きにくさ

でもある。

   

ただ、その感覚はあくまで大人から見た幼さ。秋から見た春の断

面かも知れない。いずれにせよ、この日の直子はここまで、春の

陽気から秋の物思いへと変遷した。

  

ちなみに、私がテレビのフィクションと現実社会を別物だとハッキリ

認識できたのは、小学校高学年だったと思う。それと同時に、ヒー

ローの活躍から興味を失い始めて、お化けや幽霊の怖さも消えて

行った。。

  

   

     ☆        ☆        ☆

なお、今年の国語第1問は、小林傳司「科学コミュニケーション」。

おそらく、2002年刊行の勁草書房『科学論の現在』に所収の論

文だろう。31ページ。

   

一部で有名な科学論の古典、コリンズ&ピンチ『ゴレム』を扱って

る内容で、その世界では普通の話だが、引用の一番最後にいき

なりこう批判して終わってるのは、少なくとも引用として感心しない。

     

  科学を正当に語る資格があるのは誰かという問いに

  対して、コリンズとピンチは「科学社会学である」と答え

  る構造の議論をしてしまっているのである。

   

これで終わりなら、直ちに反論が返って来るだろう。

   

  科学論を正当に語る資格があるのは誰かという問いに

  対して、小林は「私である」と答える構造の議論をして

  しまっているのである。

    

170115b

  

写真は第二版の英語原書。amazonからお借りした。

   

    

     ☆        ☆        ☆

もちろん、こう指摘されれば小林は直ちに反論するはずで、それ

はコリンズ&ピンチでも同じこと。彼らの科学批判をメタレベルで

小林が批判したものがメタ批判とすると、それを彼らがさらに批判

すればメタメタ批判となる。

   

この種の議論には、そこまで読み込んだ仕掛けや深みが必要だ

が、センター試験の問題文は、単純なメタレベルの唐突な終わり

方になってた。

      

直接関係はないが、「重力波の存在は明確に否定された」と言い

切ってしまってるのも微妙な所で、ここでもより慎重に、「現在では

否定する議論の方が有力だ」などと書くべき所だった。実際、小

林の論文の僅か15年後の去年、明確に肯定された。

  

私の物理系の知人は当然だといった感じで喜んでた。つまり、

昔から重力波を確信してたのだ。批判に屈することなく。    

     

ちなみに『Golem』には、福岡伸一による邦訳『七つの科学実験

ファイル』(化学同人)がある(確か部分訳)。当サイトでも以前、

一般相対論の再検討の記事で触れておいた。。

   

    

     ☆        ☆        ☆

科学というのも、もちろん昔は今以上に称賛されてた営みだし、

今でも理系の子どもなら無邪気に愛し、信頼してるのかも知れ

ない。したがって、数少ない理系の国語受験者の一部にとっては、

第1問はあまり心地よい問題文ではなかったかも知れない。

  

とはいえ、今は科学にとっても「秋」の時代。実用的な収穫は多い

ようにも見えるが、冬が近づいてる感もある。

   

冬を経て、また春が来るのか。いきなり次の春になるのか。あるい

は、冬のままなのか。考え始めると、現在の社会と自分への複雑な

思いに、「封じられて」しまうのであった。

   

なお、今週は計15000字で終了。

それでは今日は、早めにこの辺で ☆彡

   

                  (計 3384字)

        (追記 64字 ; 合計 3448字)

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パズル「漢字抜け熟語」(三字・四字・五字)の解き方~ニコリ作、朝日新聞be

正月明けから、まさかのインフルエンザ(?)発症で沈滞中の三連

休。ウイルス性らしき口内炎までできて、飲食もしにくくなったから、

ほとんど何もする気がしない。

     

と言っても、ブログの毎日更新は義務(笑)だし、寝るだけとかテレビ

見るだけだと退屈だから、朝日新聞・朝刊(17年1月7日)の別

刷beを開いてみた。ここはパズルその他、ネタの宝庫なのだ♪

     

今回は「新春特集」として、ニコリ制作のパズル面は「漢字抜け熟語」

のみ。3文字~5文字の漢字熟語の文字が一部、数字になってて、

別の熟語との関係が作られてる。

   

例えば、「優 5 者」、「逆転 5 利」となってれば、数字の5は漢字の

「勝」だと分かる。別の数字は、別の漢字を表す。

    

全部で63もの熟語が複雑に絡んでるので、病人の脳トレ&ひまつ

ぶしには丁度良かった♪ アクセスは期待できないけど、たまには

こんな記事もあり。さらっとアップして、早めに寝るとしよう。最近、

パズル専門サイトに近くなってる感があるかも。。(^^ゞ

     

   

      ☆        ☆        ☆

さて、ウチは非営利の個人ブログだけど、著作権にはそれなりに

配慮してるし、営業妨害するつもりもない。既に掲載から2日経って

るものの、応募締切の11日(水曜)0時まで丸2日残ってるから、

3分の1(21個)だけ解くことにしよう。ネタバレにご注意あれ。

      

以下、私が実際に解いた順に、考え方を示して行く。パズルに限ら

ず、学校その他の試験でも使えるコツは、分かりやすい所から攻略

することだ。人生訓なら、できることからやる。

   

先に番号抜きで21個の熟語だけ並べとくので、実力試しにどうぞ♪

丸1個で漢字1つと対応。

      

謹賀〇〇  〇〇〇鋭  〇〇序〇  厚〇〇〇

〇科玉〇  学〇検〇  惑〇探〇〇  

蒸〇〇〇〇  〇防自〇〇  〇八〇  携〇〇話

〇世〇〇宅  唯〇〇〇  職〇〇体  〇可侵〇〇

〇働〇人〇  〇〇産〇融  〇在〇〇形

〇〇〇合物  〇〇〇良  〇株〇〇〇  

 

    

     ☆        ☆        ☆

一番わかりやすいのは、

  「謹賀 6 49」。

  

明らかに、謹賀新年だから、6は「新」、49は「年」。

すると、次に分かるのは

  「6 35 5 鋭

   

6に「新」を入れると、「新 35 5 鋭」。よって、新進気鋭で、

35は「進」、5は「気」。

  

49 31 序 18」は、「年 31 序 18」となるから、年功序列

31は「功」、18は「列」。

  

厚 56 49 51」は、「厚 56 年 51」となるから、厚生年金

56は「生」、51は「金」。

   

すると、「51 科玉 17」は「金科玉 17」となるから、金科玉条

17は「条」。これで熟語5つ終了。

   

   

     ☆        ☆        ☆

続いて、「学 45 検 47」と、「惑 7 探 47 27」を見比べて、

学力検査惑星探査機だろうと分かる。

45は「力」、47は「査」、7は「星」、27は「機」。

   

すると、「蒸 5 27 13 19」は「蒸気機 13 19」となるから、

蒸気機関車。つまり、13は「関」、19は「車」。

   

さらに、「55 防自 41 19」は「55 防自 41 車」となるから、

消防自動車。55は「消」、41は「動」。

   

12 八 19」は「12 八車」となるから大八車。12は「大」。

  

   

     ☆        ☆        ☆

これだけ書いて、まだ半分か。入力がダルイ。。(^^ゞ   

携 54 26 話」は携帯電話で、54は「帯」、26は「電」。

  

よって、「48 世 54 22 宅」は「48 世帯 22 宅」となるから、

唯 38 42 48」と見比べて、それぞれ

二世帯住宅唯一無二

48は「二」、22は「住」、38は「一」、42は「無」。

    

すると自動的に、「職 22 38 体」は職住一体と決定。

   

一方、「40 可侵 17 16」は「40 可侵条 16」だから、

不可侵条約。40は「不」、16は「約」

  

   

    ☆        ☆        ☆

あとちょっと。。「40 41 産 51 融」は自動的に、

不動産金融と決まる。

  

30 働 45 人 50」は「30 働力人 50

だから、労働力人口。30は「労」、50は「口」。

  

32 在 35 33 形」は「32 在進 33 形」だから、

現在進行形。32は「現」、33は「行」。

  

20 27 25 合物」は「20 機 25 合物」で、漢字の「無」は

既に使ったから、無機化合物ではなく、有機化合物

20は「有」、25は「化」。

   

55 25 40 良」は自動的に、消化不良と決定。

    

最後に、「6 株 53 16 24」は「新株 53 約 24」だから、

新株予約権。53は「予」、24は「権」。。

   

   

     ☆        ☆        ☆

という訳で、63個解くのは大変だし、21個の説明を入力する

のも大変だと思い知らされた (^^ゞ

   

なお、全部解き終えた後、私が念のために国語辞典で調べた熟語が

5つある。その内の2つは、

  「4 往邁 35」、「尼 29 十 4 士

だった・・・とだけ書いとこうか♪ 特に後者は全く知らなかった。

     

何度か書いてるように、私は漢字の熟語というのは勉強したこと

がないので、あんまし得意じゃないのだ。勉強して、漢字検定でも

受けようかな。ブログのネタにも出来るし(笑)

   

ちなみに、応募用の答の漢字3文字は古い言葉で、死語かも♪

それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

                   (計 1994字)

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海猫沢めろんのエッセイ「メロンが嫌いです」(朝日be)を読んで思うこと♪

エッ、男なの?!(^^ゞ そうと分かってれば、ブログのネタにするん

じゃなかった(笑)。てっきり、アラフォーの可愛い美魔女作家、めろん

さんだと思ってたのに、今検索して驚愕。。まあ、今夜は時間も無いし、

このまま押し通して1本書き上げよう。

     

1ヶ月に1回くらいしか読まないけど、朝日新聞・土曜朝刊の別刷

beの長期リレー連載、「作家の口福」は面白い♪ 口の幸福、つま

り、好きな食べ物ネタのエッセイで、全く知らないし興味もない食べ物

でも、やっぱり作家の文章は「上手い」のだ。上手い!

         

今回16年12月3日は、海猫沢めろんという女性作家・・じゃ

なくて男性作家が書いた、「メロンが嫌いです」♪ 自己矛盾とか

自己否定で、題名だけで1ポイントだね。

  

実は私も、メロンという高価な(?)フルーツには複雑な思いを持っ

てるので、ついでに書き記しとこう。。

   

   

     ☆        ☆        ☆

この作家、ペンネームに付けてるくせに、いきなり「メロンが嫌い」と

書き始めてる。真に受けるべきか、単なるギャグのツカミと見るか♪

   

 「フルーツのくせにちょっと青臭くてキュウリっぽいところが

 許せない。・・・世の中のメロンに対する信仰心もどうか

 と思う。病院の御見舞にメロン・・・メロン=高級という、

 忌むべき思考停止。」

   

ただし、悪いのはあくまでメロンであって、信者の人間ではないら

しい。「メロンを憎んで人を憎まず」(笑)

   

これ、実は、本人も後で気付いてるように、自己弁護にもなってる。

というのも、彼自身がメロン=高級という思考停止に陥ってるからだ♪

彼に罪は無く、メロンに罪があるらしい。

           

 「・・・初対面のひとに必ずペンネームの由来を聞かれる・・・

 『好きなアーティストが吉本ばななと椎名林檎だったんで、

 彼女たちよりも高そうなフルーツということでメロンにしました!』

 ・・・もちろん嘘(うそ)だ・・・」。

   

たとえウソでも、そんな事を口にしてしまうあたり、「メロン=高級」

という観念の呪縛は恐ろしい威力なのであった。。

   

   

     ☆        ☆        ☆

その観念は別に間違いでもなくて、実際、マスクメロンの高い物だ

と、アマゾンで1玉5000円(!)くらいになってる。田舎のスイカが

10玉買える値段♪

   

ただ、私が子供の頃、たまに給食で無理やり食べさせられてた(笑)

のは、プリンスメロンだったかな? キュウリとまでは言わないにせ

よ、瓜(ウリ)であって、メロンとは呼びたくない。

   

今ネットで調べると、プリンスメロンってなかなか売ってないんだね。

自家栽培用の種(タネ)ばっか♪ ようやく山形の通販を発見すると、

10玉前後で税込5500円だから、田舎のスイカと同等か。

   

少なくとも、私にとっては、スイカの方が遥かに美味しかったから、

給食に出るたびにウンザリしてた。残すと怒られるどころか、家に

帰れないのだ。今なら、「メロハラ」として訴える所(笑)

   

    

     ☆        ☆        ☆

その後、田舎から首都圏に出てくると、バイト先でわりと簡単に

マスクメロン(の余り)を食べれるようになったから、メロンの美味し

さは分かったけど、値段の高さ、敷居の高さを考えると、コストパ

フォーマンスは低い。

  

それならむしろ、定番アイスの井村屋「メロンボール」シャーベットの方

がお得なのだ♪ 今でもコンビニやスーパーで売ってるの? 私は見

たことないけど、まあ、長期ダイエット中で、アイスの冷凍庫を見ない

ようにしてるからかも。これも子供にとっては半年に1度の高級品(笑)

      

161205a

  

18コ入り(笑)で税込2520円だから、1個140円。

冷凍食品の送料が1080円だから、1個60円。合わせ

て、1個200円で食べれるのか。まあ、18個じゃ、ウチの

冷蔵庫に入らないけど♪ どうゆう家庭に売るんだよ!

  

161205b

  

まあ、案外、このサービスの袋目当てで買う人がいるのかも♪

スイカボールとモモボールもあるのか! 初めて知ったわ。しかし、

井村屋って完全に独自路線まっしぐらだね。定番アイス「あずきバー」

の、歯が折れるほどの固さとか(笑)

    

ちなみに、ゴム容器の感触と食べにくさが楽しかった、「たまごアイス」

もあちこちで生き残ってるみたいだ。アイスクリンもそうだけど、しぶと

くて、いいね♪ ウエストが70cmを切ったら食べるぞ!(笑)。

74cmのまま、1年半ほどシェイプアップ停滞中。。

     

     

     ☆        ☆        ☆   

最後に話を戻すと、海猫沢めろんの最新の(?)単行本『ディスク

ロニアの鳩時計 午前の部』は、思想家・東浩紀の出版社「ゲンロン」

から出てるらしい。

  

「メロンは嫌いだけど、ゲンロンは好きです」ってことネ♪ トーク

ショーとかのネタに使ってるかも(笑) まあ、「海猫沢げんろん」

に改名したら人気ガタ落ちだろうから、めろんの方が正解。

  

ちなみに私は、「マロン」なら大好きだ。栗のままでも、ケーキでも♪

ココログが終了になったら、どっかのブログで、「マロンちゃんの

RUN&BIKE」を開設しようかな(笑)。寒っ!

   

それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

                      (計 2008字)

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「青の洞窟 SHIBUYA」、冬の素敵なイルミネーション☆

161122p

   

「感想」という文字を記事タイトルに入れた方がアクセスが増えるんだ

ろうな・・とか、ブロガーとしてはつい考えてしまうが(笑)、止めとこ♪

   

161122

   

2年前の初回、中目黒の「青の洞窟」には行けなかったから、2回目

の今年は初日から渋谷に出かけてみた(昨日はお披露目)。まだ、

日曜の上出来レースのおかげで浮かれ気分、お祭りモードなのだ♪

「暮れと正月が一緒に来た感じ」と書くと、突っ込みが釣れるかも(笑)

  

ちなみに去年は中止で、中目黒の地域住民と話し合いがつかなかっ

たんじゃないかとか、ウワサが流れてる。まあ、あの辺りは開発や変

化が激しい場所だし、長く住んでる人達はとまどうだろうね。先日は、

微妙なニュースも流れたし。。私自身は好きなので、念のため♪

    

    

     ☆        ☆        ☆

161122a

   

今日はたまたま東日本大震災の余震と津波が話題になってたから、

まさか中止じゃないよなと思って、まず公式サイトとツイッター検索で

チェック。中止情報が無いどころか、単なる評判ツイートも僅か (^^ゞ

     

161122d

    

そこで、夜8時頃に渋谷スクランブル交差点へ。T-フロント

と109-2の間の道・・・じゃないね♪ Q-FRONTと

109MEN’Sの間の道を通って、SEIBUの虹色の電飾を

楽しんだ後、丸井渋谷店・・・じゃなくて渋谷モディの前のスクラ

ンブル交差点に到着。コロコロ、名前が変わり過ぎ!

   

161122f

  

一昨年の中目黒がかなり混んでたらしいから、公園通りの坂も混ん

でるかと思ったら、休日前なのに(だから?)スカスカだった。スポン

サーの日清フーズが気の毒だから、今度タイアップしてるパスタで

も買おうかな♪

      

161122v

   

   

      ☆        ☆        ☆

161122w

  

今回のライトアップの場所は、渋谷・公園通りから代々木公園ケヤキ

並木まで、全長約750mとのこと。実際、写真を撮りながら歩くと、

1kmくらいには感じる長さだった。

   

161122g

   

で、あちこちのカップルの会話をチェックしながら坂を登って(笑)、

いよいよメイン会場のケヤキ並木。適度な混み方で、丁度いいかも。

この記事の最初に載せたプレートの所だけ、軽く順番待ちみたいな

感じになってたけど、別に行列が出来るほどでもない。

   

161122k

    

あと、意外なことに、自撮り棒もほとんど見なかった。カップルはかな

り来てたけど、みんな腕を伸ばして撮ってるだけ。20代、30代がほと

んどだったと思う。ちなみに、ランナーは女の子が1人だけ(笑)。定番

コースなのか、あるいはSNS用撮影ジョギングか♪ 私は見逃さない。

   

161122l

   

上の写真の撮影場所が、適度なカーブがあってベストかな・・と思っ

てパシャパシャやってたら、後ろのカップルが同じことを喋ってた。

って言うか、要するに、私が撮影のジャマだったらしい(笑) 道理

で、やたら女の子の視線を感じると思ったわ♪

   

   

      ☆        ☆        ☆

161122j

  

そうそう。今回、目黒川の代わりに、並木の間の川みたいな感じを

演出してたのは、5mmくらいのアクリル系(?)の敷物だ。2つ上

の写真の道を参照。光が反射して、水面のように見える。

     

多分、これをめくって確認したのは、私が最初だと思う(笑)。いや、

靴が滑るかなとか、濡れるかなとか、ホイホイくっつくかなとか思っ

たもんで♪ 女性のパンプスやハイヒールの類でも滑らないような

素材だった。

        

公園の前まで並木を抜けると、フツーに(?)縄とびしてる少年たちと、

スケボー外国人が2人。あちら側にはプレートも何も無し。警備員も

少なかったし、話題の消火器も見なかった気がする。

   

161122r

  

まあ、青色のLEDランプはほとんど熱を発してなかったから、イベン

ト用の照明電球で火事になることもないだろうし、中に入る展示物じゃ

ないし、そばに燃えやすい物もないから安全。まあ、私は萌えやすい

けど(笑)。火事はまだない(たぶん♪)。

   

161122n

   

帰りはもう、あんまし撮影せずに、肉眼でCOOLなイルミネーション

を楽しんだ。情報が伝わってないのか、外国人もほとんどいなかった

し、三脚を使って撮影してる人もたった1人だけ。イチャイチャしてる

(死語?)カップルなら結構いたかも♪ 道の脇に座ったりして。。

  

161122q

   

その後は、アップル・ストアのiPad miniとiPHONE 7

で、「テンメイのRUN&BIKE」にアクセス♪ どちらも表示が

崩れてないことを確認。

  

161122s

  

渋谷モディのツリーを撮って、また西武のレインボー・イルミネーション

を撮って、渋谷駅を後にした。

  

161122t

   

さようなら、大看板の有村架純(笑)。そこか! また紅白で♪ 

なお、青の洞窟は1月9日まで開催。それではまた明日。。☆彡

                      (計 1810字)

  

161122u

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「ペンは剣よりも強し」~リットンの戯曲『リシュリュー』、英語原文と日本語訳

 The pen is mightier than the sword.

 ペンは剣よりも強し。

  

この有名な言葉は、英国の政治家・小説家、ブルワー・リットン

(Bulwar Lytton)の1839年の戯曲に登場する台詞だ。

語ったのは戯曲の主人公、リシュリューで、17世紀フランスの宰相。

ルイ13世に仕えた、カトリックの聖職者(枢機卿)だ。

      

戯曲の英語原題と和訳は、次の通り。

      

 『RICHELIEU ; or The CONSPIRACY』

  リシュリュー、または陰謀

     

200年近く前の本なので、著作権は存在せず、英語原文はあちこち

で転載されている。私がここで参照するのは、グーグル・ブックス

公開するヴァージョンの1つ。

   

161026b

   

1873年版の再現のようだが、英語版ウィキペディアの説明と一致し

ているので、信頼しておく。年や版による些細な違いは、専門家にお

任せしよう。日本では僅かの人数だと思うが。。

    

    

     ☆        ☆        ☆       

私がこの記事を書くきっかけになったのは、朝日新聞・朝刊の連載

コラム「折々のことば 558」での引用(2016年10月25日)。

筆者である哲学者・鷲田清一は、次のように手短に説明している。

   

 ・・・ただし「偉大なる人物の統治下では」との条件がつく。

 つまりそれは、いかなる抵抗勢力といえども統治者の

 一枚で潰せるという意味だった。

   

つまり、権力者の力を誇示する言葉だったのが、やがて権力に屈し

ない言論の精神を表す言葉へと反転した。ところが最近、また反転し

て元の意味に戻り、権力の強さを表す状況になってないだろうか。。

     

要するに、最近はジャーナリズムが権力に屈するような自粛の雰囲気

があるから、自己検証して言論を守ろうと言いたいわけで、リベラル的

立場をあらわにする鷲田らしい説明だし、朝日新聞的でもある。政権を

悪の束縛、言論を善なる自由の側におこうとする、お馴染みの図式だ。

     

ここではそうした左派の政治的主張や態度とは一線を画して、戯曲の

原書を確認してみよう。

   

よくある事だが、日本語ウィキペディアには間違いがあるので、注意

する必要がある。戯曲の確認が不十分で、英語版ウィキからの誤訳

が目立つのだ。。

    

    

     ☆        ☆        ☆

まず、日本語ウィキの誤解を正すところから始めよう。ポイントになる

台詞の紹介の直前に、こう書いてしまっているのだ。

        

 この作中で、17世紀フランス王国の宰相リシュリューは

 以下のような発言をする。

 「日付と仔細を書き込んだ許可書は・・・気前がいいわけでも、

 気ままだというわけでもないのだが、ここにあるのだ」

   

そもそもこれは、リシュリューの発言ではなく、著者リットンの序文

(PREFACE)の説明だし、英文和訳としても誤っている。戯曲の

序文の該当箇所は、以下の通り。

       

161026a

   

要するに、著者リットンは、多くの人が注目して来た許可書(ライセ

ンス:license)に、私も注目したと言いたいのだ。日本語ウィキ

は上の6行目、「has been」が「indulged」につなが

る構造もつかめていない。リシュリューの台詞だと誤解したからだろう。

      

一方、英語版ウィキの説明は、「劇はリシュリューに関するものだが、

著者はとりわけ、有名な許可書に焦点を当てたのかも知れない」とい

う感じの流れ。そして、許可書の強さが、ペンの強さという形で表現さ

れて来たということで、妥当な説明になっている。

      

    

     ☆        ☆        ☆

では本題に進もう。第二幕・第二場(ACT Ⅱ,SCENE Ⅱ)

での、リシュリューの台詞だ。陰謀=謀略に対抗するため、剣とは

別の武器として、ペンを手に取るシーン。

   

161026c

   

 Rich. (who has seated himself

 as to write,lifts the pen).

 リシュリュー (書くために座り、ペンを持ち上げる)。

   

 True,── This!

 まさにその通り。これこそ、剣とは別の武器だ!

  

 Beneath the rule of men entirely

 great The pen is mightier

 than the sword.

 完全に偉大な人々の統治のもとでは、

 ペンは剣よりも強い。

    

 Behold The arch-enchanter’s wand!

 ── itself is nothing! ──

 見よ、魔法使いの杖を! 

 それ自体は何でもないものにすぎない。

  

 But taking sorcery from 

 the master-hand

 しかし、達人の手から、魔法を手に入れるのだ。

  

 to paralyse the Caesars ──

 and to strike The loud

 earth breathless!

 独裁者たちの力を奪い取り、

 騒々しい大地をしずめるために!

  

 ── Take away the sword ──

 剣を捨てよ。

   

 States can be saved without it.

 国は、剣を使わずに救えるのだ。

   

   

     ☆        ☆        ☆

ちなみに「剣を捨てよ」の翻訳は、日本語の制約によるものであるし、

あいまいさの有効利用でもある。「敵の剣を奪い、自らの剣も捨てよ」、

という二重の意味を込めているのだ。

    

聖職者でもあるリシュリューは、ライセンスへの署名などだけで済む

のかも知れないが、そのライセンスが実効性を保つためには、どこか

で最終的に「剣」が必要になる。警察・軍隊その他、直接的な力が控え

ているからこそ、政権に関わる文字や言葉、紙が力を持ちうるわけだ。

   

一方、ジャーナリズムその他、政権以外の言論は、文字や言葉だけ

で勝負するのが本来の姿だが、最近は少し様子が変わって、半世紀

前の形を洗練させたものになって来た。つまり、穏やかな直接行動と

連動するようになっているわけだ。

  

朝日新聞が度々、学生主体の反政権デモを大きく写真入りで取り上

げているのが典型だろう。そこでは、イメージも大きな役割を果たす。

言葉とは一応別物としての、映像=心像。「カメラはペンよりも強し」

とでも言うべきか。。

   

  

     ☆        ☆        ☆   

なお、ペンの強さをエンブレム、シンボル・校章にしている学校として

有名なのが、慶應義塾と開成。この2校が、頭脳、地位、経済力とも

深く関わっているのは、興味深いことだろう。

  

ペンの強さとは何なのか。何であるべきなのか。それを探ることこそ、

思考の強さなのだ。

  

それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

                    (計 2506字)

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宮木あや子『校閲ガール』、『ア・ラ・モード』、サンプル本だけの感想♪

「こうえつ」と聞いて私が最初に思い出す漢字は、「光悦」だ♪ 江戸時

代の代表的な芸術家で、作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』でも

重要な役割を果たしてる。それが頭にあるから、「こうえつガール」と

聞くと、光悦と付き合いのある有名な芸者=芸妓(げいぎ)、吉野太夫

(よしのだゆう)を思い出すのだ。。

    

・・・っていう妙な書き出しは、実はもうすぐドラマになる宮木あや子の

小説、『校閲ガール』の内容と結び付いてる。画像はKADO

KAWAストアより。可愛いイラストは、茶谷怜花。これ、確かに、

主演女優・石原さとみのイメージに近いかも♪

      

161003a

   

校閲ガールのお仕事は色々あるけど、分かりやすいものの1つは、原

稿を素早く細かく見て、「校閲」と「光悦」のような漢字の間違いを発見、

訂正すること。ワープロ、パソコンの普及で変換ミスが増えてるから、そ

の作業の重要性は増してるはず。あと10年くらいは、機械だけだと無

理だと思う。柔軟で文系的・総合的な、人間の頭脳が必要だ。

     

私自身は、そばに派手で可愛い校閲ガールがいてくれるわけでもな

いから、ブログ記事の漢字で迷った時は、自分で変換候補の右側に

出る漢字の説明を読んだり、ネットで調べたりしてるのだ。

  

   

       ☆        ☆        ☆

さて、最近たまたま連続ドラマの情報が目に入ったから、アマゾンの

本の紹介ページで「なか身!検索」しようとしたのに、『校閲ガール』

にはその機能が設定されてない。

  

あきらめかけて、ふと思い出したのが、kindle読み放題の無料

体験で時々使ってた、「サンプル本」のダウンロード。不思議なこと

に、『校閲ガール』も『校閲ガール ア・ラ・モード』も、キンドル・

アプリ用のサンプル本だけは簡単に手に入る

    

下の画像は、iPad用アプリの端末画面。文字中心の本のサンプ

ルだと、ダウンロードも閲覧時の動きも軽い。逆に、キレイな写真

中心の雑誌とかだと重く感じる。通信&端末の環境もあるかも。

       

161003b

   

これって要するに、kindleを普及させたいアマゾンから出版社

(KADOKAWA)の側に代金が支払われてるのかね? 

   

事情はともかく、20ページほど無料で合法的に立ち読み・・・

じゃなくて座り読みできるんだから、有難いシステム♪ まあ、貴重

な時間というコストはかけることになるから、適度に賢く使う必要はあ

る。店員の冷たい視線を浴びるのが快感(笑)という方は、本屋の立

ち読みでどうぞ。

      

kindleにせよ、フツーの書店にせよ、やっぱり図書館よりは身近で便

利だと思う。特に、最近の人気小説とか雑誌の場合だと。。

    

   

       ☆        ☆        ☆

で、本題の小説。第1作は、角川・・・じゃなくてKADOKA

WAの雑誌『ダ・ヴィンチ』の公式サイトで2013年に連載。少し

補足して、2014年に発売したらしい。ということは、当時なら

大部分がネットで無料公開されてたわけだ。ただし、1章ごとに

1ヶ月限定って感じで。

  

小説の一番最初は、是永是之の小説『黒と赤』の原稿(初校)が

斜めにおかれた画像。校閲者の苗字のサインがひらがなで「こうの」

と書かれてる。この是永という小説家は、どうも後で登場するらしい

けど、サンプルの中では出てこなかった。

   

(☆追記: 第2章ですぐ登場、「ぜえいぜえ」と読まれてた♪)

      

画像で修正してる箇所が、いちいち笑える♪

   

 霞ヶ浦に「麺した」 → 「面した」

 村制が「排紙された」 → 「廃止された」

 村おこし事業を「健闘」 → 「検討」

  

かなりレベルが低い作家ってことね♪ この程度の作業なら、私もす

ぐに分かるから光悦ボーイになれるかも・・・とか書くと、「校閲

ボーイ」と直されてしまう(笑)。他人にやられると、ちょっとカチンと来

るかも。いや、そういった感情的な問題は、小説にも書かれてるのだ。

      

原稿の画像の最後に、「要再校」というハンコが目立ってるのは、「再

び校閲する必要あり」という意味。それだけ、ひどい原稿ということの

強調表現だ♪

   

    

      ☆        ☆        ☆

ストーリー的には非常に軽くて明るいノリだから、そうゆう作家なのか

と思ったら、実は宮木あや子には二面性があるらしい。重い「A面」

と、軽い「B面」。この小説はB面だと、自分でブログに書いてた♪

  

それを言うなら、ウチのこのブログにもA面、B面、エロ面(笑)、色々

ある。読者は多分、A面の方が多いから、B面その他の文章にとまどっ

てるかも♪ 「振れ幅が大きい」という表現は、読者に教えて頂いた。

   

話を戻すと、「悦子の研修メモ その1」の次、小説・第1話の冒

頭は、本郷大作(鹿賀丈史)の小説への突っ込み校閲からスタート。

   

同僚・米岡が横から、「エロミス。ムラムラしちゃったの?」とかセクハラ

して来たから、イライラしちゃった悦子は、「うるせえガラスルーペぶつ

けんぞ」と怒鳴る♪ 虫眼鏡、使ってるんだ。

  

この宮木が書いた台詞に、カドカワの校閲係が「うるせえ、ガラ

ス・・」と句読点を入れると、宮木はキレて小説のネタにするはず(笑)

      

「エロミス」という言葉(エロ・ミステリー)を説明抜きに書いてるのも、もち

ろん意図的なこと。この小説のあちこちに、意味がわかりにくい言葉が

入ってるから、読者は常に言葉に敏感になる。つまり、読者が自然に、

校閲者の視点に立てる仕掛けになってるのだ。

   

  

      ☆        ☆        ☆     

私も実は、校閲「する」ことも「される」ことも経験してる人間だから、言葉に

対して細かく配慮する感覚は分かる気がする。それは12年目に入っ

たブログ運営にも活かされてるのだ・・とかまとめちゃうと、キレイ事

すぎるかも。聞いてない? あっ、そう♪

    

ちなみに、この「する」と「される」の対比は、シリーズ2作目の小説

『ア・ラ・モード』で出て来るものだ。撮影する編集者と、撮影されるモ

デルの対比で、される側が上から目線で使う対比みたいな描き方。

   

これ、どうだろ? 私的にはいい勝負だと思うし、平均的な生涯収入

だと、する方が上だと思うけど♪ 女子目線だと違うのか。。

     

   

      ☆        ☆        ☆

ヒロインの河野悦子(こうのえつこ)が景凡社で校閲部に回された理

由は、「名前が校閲っぽいから」(笑)。完全にダジャレとか言葉遊び

の世界だけど、さすがに、「校野閲子」って名前は避けたわけね♪

   

でも、景凡社は明らかに、ケイブンシャのパロディ(笑)。違うわ!

怪獣百科辞典の老舗じゃなくて、光文社をもじってるわけね。

女子大生雑誌『JJ』でお馴染みの。

      

だから、悦子のお気に入りのファッション誌『Lassy』は、光文社

の『CLASSY』のこと・・・と書くと、「SSY.」と訂正されてしま

う(笑)。

   

最後の「.」は、デザインとして後から加えたものらしい(by ウィキペ

ディア)。って言うか、「モーニング娘。」の真似かも♪ 小説に出て

来る別の雑誌『C.C』は、『JJ』と小学館『CanCam』の融合。

       

とにかく、悦子としては、早くファッション誌の部署に移動したいか

ら、わざと乱暴な言動で反感を買うようにしてるらしい。で、これから

何か、作家・本郷との間で事件が起きそうな時に、サンプルは終了

してしまった (^^ゞ 

   

ここで購入すると私の負けだから、ガマンするしかない。本屋の立ち

読みまで♪ 買えよ! あぁ、悦子みたいな驚異的な記憶力さえあれ

ば、立ち読みだけでも済むのに。いや、速読力も必要か。店員のプレッ

シャーへの忍耐力も。。(笑)

   

   

        ☆        ☆        ☆      

残念ながら、ここでもう時間となった。まだニフティのシステムが不安定

だし、明日は月曜だから、強引に止めよう。

  

作者の宮木は、スピンオフ的な短編集らしい2作目、『ア・ラ・モード』

の方が面白いと力説してたけど、サンプルだけ読んだ私の感覚だと、

1作目の方が面白かった。まあ、その後の物語の展開がポイントって

ことだろう。3作目の『トルネード』はまもなく発売。

       

一応、『ア・ラ・モード』に登場するフランス語だけ解説しとこうか。

「redactrice en chef adjointe」。一語ずつ直訳すると、

「編集者 としての 長 補佐的」。つまり、「副編集長」。

「レダクトリス アン シェフ アジョイント」。

   

小説では、悦子の仲間・森尾登代子(ドラマでは後輩、本田翼)が

フランス語の名詞を受け取った後、フツーに会話の中で「副編集長」

と言い換えてる。この語学力に、相手が驚いて見直すのだ。水戸黄

門の印籠を見た時に♪

               

とりあえず、私にとって、『校閲ガール』の第一印象は良かった♪ 

後は、石原さとみが可愛く映されてるかどうか(笑)。結局そこか!

それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

   

   

P.S. ただちにドラマ・レビューをアップした。

   時は親切な友達、きのうを物語に・・

       ~『地味にスゴイ! 校閲ガール』第1話

  

cf. 補う技術、シール・付箋・ファッション、そして愛~第2話

   是永是之『犬っぽいっすね』内容&外見も大切~第3話

   

                      (計 3473字)

           (追記 55字 ; 合計 3528字)

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ライスカレーとカレーライスの違い(by井上靖)~全国学力調査2016中学・国語A

今日も相変わらず、ひどい風邪で沈滞中。走るどころか歩くのもしんどいほど。

そこで、ボーッとした頭でも書ける記事をサラッとアップして、終わりにしよう。

 

2016年4月19日に行われた、文科省の全国学力調査。今年は熊本地震の

影響で、被災地の辺りでは実施されなかったとの事。対象は小学6年生と中

学3年生。教科は2つで、国語と算数・数学。ただし、それぞれ、知識を問うA

問題と、応用力を見るB問題がある。と言っても、特に国語だと、A問題でも

かなり応用的な内容が入ってる。

 

実際、「ライスカレーとはどのようなものか」という設問とか、知識を問う問題

とは思えない。私が受験生なら、問い自体がジョークかギャクだと思うはず♪

そもそもライスカレーは死語に近いだろう。しばらく見聞きした覚えはない。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

中学・国語Aの第3問は、文豪・井上靖のエッセイ「ほんとうのライスカレー

より。この作品、かなりマイナーなようで、検索してもなかなか初出情報が

出て来ないが、おそらく雑誌『あまカラ』150号&151号、1964年2月& 

3月、甘辛社だと思う。3年前、『カレーライス!!アンソロジー』(パルコエン

タテインメント)に収録されて、ネットに多少の情報が流れてる。

 

あまカラ150号記念の寄稿だろうから、全文読めば、「あまく、カラいのが、

ほんとうのライスカレー」とか、書いてたのかも♪ 既に50年前の文章でも

あるし、朝日新聞に掲載されてるのだから、ここでは問題で引用してる部分

の一部分だけ、孫引き(引用の引用)させて頂こう。

 

  当時私は祖母に育てられていたが、ごちそうというと、ライスカレー

  か、とろろか、箱ずしに決まっていた。田舎の老婆が作ったライス

  カレーがいかなるものであったか見当はつかないが、併(しか)し、

  私はそれがカレーのはいった特別な料理であるということで充分

  満足もし、また実際においしく食べた。 (・・・中略・・・) その味は

  いまに到るも忘れないでいる。残念なことは、その幼い日のライス

  カレーの味を私以外のたれもが知らないことである。 

                         (注2 たれ=だれ)

 

  (・・・中略・・・) 私の場合は自分の幼少時代のライスカレーだけ

  がライスカレーの名に値するものであり、他はすべてイミテーション

  であるという思いをどうすることもできないのである。

 

  私はいまも祖母の作ってくれたものをライスカレーと呼び、他は

  カレーライスと呼んで、きびしく両者を区別している。

 

 

         ☆          ☆          ☆

これを今回読んで、富山新聞社のコラム「時鐘」は、「長年の、どうでもいい

ような難問が、やっと解けた」とまで書いてた♪ 自分の思い出に刻まれた

手作りの味が、ライスカレー。その意味では、最近、地震の被災地のあちこ

ちで炊き出しされたのも、本物のライスカレーというお話だ。

 

一方、学力調査の設問の一は、「ライスカレーの名に値する」の意味。もち

ろん答は1、「ライスカレーという名前で高値が付いている。」・・・ではなく、

4、「ライスカレーという名前にふさわしい価値がある。」となる。

 

多少、頭が回る中学生なら、「選択肢4よりも、むしろ、『本物の価値がある』

と書く方が最も適切」だと内心思うだろうが、そうした不満は心の奥に留めて、

出題者の意図に合わせて回答する。こうして、大人の階段を登るのだ♪

 

設問の二は、「『私』にとってライスカレーとは」という問い。最も適切なのは、

1、「祖母が作ってくれたものと同じ味になるように、娘が工夫をこらして再現

した大切なもの。」・・・ではなく、2、「幼い頃に祖母が作ってくれた忘れられ

ないものであり、カレーライスとは区別しているもの。」となる。

 

折角の家族のあまい心配りを理解できない、カラい人間ということか♪ あま

カラなのだ。全国の中学生にとっては、反面教師の大人ということだろう。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

ところで、ライスカレーとカレーライスの違い。もちろん、今現在のネットにも

各種の情報が流れてる。

 

私自身は、そもそもライスカレーという言葉と触れる機会がほとんど無かった

と思うけど、カレーとライスが別になったものとか、炊飯器に残ったご飯に直

接カレーを入れてかき回したもの(笑)とかを、ライスカレーと呼んでた気もす

る。要するに、変わったタイプのカレーにちょっと違う名前を付けたということ。

 

これに対して、ハウス食品の説明には、私と逆の意見も紹介されてた。ただ

し、正解はない。

 

  最近、ライスカレーという言葉はほとんど耳にしなくなりましたが、

  20年ほど前まではご飯にかかって出てくるのがライスカレーで

  別々なのがカレーライスだとか、どっちが正しいとか、何かという

  と話題になったものでした。

  時代的にはライスカレーの語が先ですが・・・・・・(以下、略)

 

 

ちなみに、昨日の東洋経済オンラインは、ライスカレーという言葉は札幌の

クラーク博士が考案したといわれる、と書いてた(執筆はモノ・マガジン編集

部)。

 

しかし、ハウス食品はこの説を否定。理由は明快で、クラーク博士の来日以

前に、陸軍でライスカレーという言葉が使われてたから。ウィキペディアも、

ハウス食品の説明を年表に引用してた。ただし、ハウスはこの説明の根拠

とか出典までは書いてない。 

 

 

          ☆          ☆          ☆ 

一方、S&Bエスビー食品の特設ページにも、ハウスと似たような説明が

書かれてた。要するに、正解は無い。先にあった言葉はライスカレー。ク

ラーク博士説に対しては、「確証があるわけではありません」。ハウスの

陸軍説には触れてない。

 

ちなみにロケットニュース24は、S&Bの説明を誤解したのか、あるいは昔

のS&Bの説明が少し違ってたのか、「明確な違いがある・・・エスビーによ

ると・・・」と書いてる。かなり簡単な記事だし、筆者名も無いから、おそらく

誤読だと想像する。意図的な釣りかどうかはさておき。 

 

最後にコトバンクの『デジタル大辞泉』、『大辞林 第三版』、『世界大百科事

典』で「ライスカレー」の説明を見ると、どれもカレーライスと同じ扱いになって

た。ライスカレーという特別な言葉に対して、辛口の姿勢とも言える。天国の

井上靖も激怒してるかも♪

 

 

          ☆          ☆          ☆   

私としては、田舎から首都圏に出て来て一番驚いたのは「オムレツ」だった。

田舎の母が作る、具がたっぷり入ったオムレツのみがオムレツの名に値す

る料理。他は、卵焼きと呼んで、きびしく両者を区別している♪ 店員にク

レームつけそうになったほど(実話)。

 

お雑煮の違いもかなり驚いたけど、長くなるので、今日はこの辺で。。☆彡

 

                      (計 2659字)

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