方丈記「いかにいはむや、常に歩き」、『カネ恋』第3話に合わせた意味と現代語訳&プチジョグ

(28日) JOG 10km,53分44秒,平均心拍137

消費エネルギー 490 kcal(脂肪 98 kcal)

   

こうなって来るともう、松岡茉優とか長澤まさみは象徴的な女優として、みんなで応援するべきだと思う。

   

今週も本当は見るだけの予定だった、『おカネの切れ目が恋のはじまり』第3話。冒頭の方丈記だけ、ドラマとの関係に合わせて超訳しとこう。

  

方丈記の翻訳は既に多数あるけど、以下はあくまで『カネ恋』に合わせた意味と解釈だ。今回も、大島里美の脚本はキレイに方丈記に合わせてた感がある。

  

ただ、木村ひさしの演出のこだわりなのか、方丈記の文章を12の画面に分割してたから、トリミング(部分カット)して連結するのが大変だった。

     

   

     ☆     ☆     ☆

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いかにいはむや、常に歩き、常に働くは、養性なるべし

  

(・・・ましてや、常に歩き、常に働くことは、養生になるだろう。だから私、玲子(松岡茉優)は、健康のためにいつもウォーキングしてるし、会社でも家でも休まず働いてる)  

  

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なんぞいたづらに休みをらん 人を悩ます罪業なり。

  

(どうして、自分が無駄に休んでいるだろうか。他人に頼るのは罪なのだ。私は、会社でも同僚に頼らないし、家でもお母さんに頼らない。猿渡慶太(三浦春馬)さん、いつまで寝てるの?! )

  

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いかが他の力を借るべき

   

(どうして他人の力を借りるだろうか。借りるなんて事はしない。私は、親の力を借りて楽してる慶太さんとは違う。)

  

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衣食のたぐひ、またおなじ。藤の衣、麻のふすま。得るにしたがひて肌を隠し、野辺のおはぎ、峰の木の実、わづかに命をつぐばかりなり

  

(衣食などについても同じこと。藤の衣服、麻のふとん、手に入るもので肌を隠して、野の辺りの嫁菜(よめな)、峰の木の実は、何とか命を保てる程度の食事。贅沢は禁物。愛する早乙女さん(三浦翔平)の講座とプレゼントでお給料ほとんど使っちゃうから。その贅沢は「別腹」だからOK♪)

            

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人にまじらはざれば、姿を恥づる悔いもなし

   

(他人とのお付き合いをしなければ、自分の質素な姿を恥じることもない。でも、まさかの早乙女さんとのデートだから、やっぱりオシャレしなきゃ! あのウインドウの向こうのワンピースは「良き」デザインだから、目に焼き付けて、後で自分で作っちゃおっと♪ 袖口はちょっと可愛くフリフリにアレンジしたいな。)

      

って言うか、自分の姿が映ってるのを見たら、お腹まわりがちょっと緩んでるかも。お母さん(南果歩)がご飯作り過ぎだよ。デートの直前だけ、ご飯食べなきゃ大丈夫か♪)

  

   

    ☆     ☆     ☆

玲子の周囲の3人についても、方丈記と合わせて、心の動きを読み取っておこう。

  

(早乙女の妻の気持ち)

もう、この人のお世話になるのはおしまい。私は離婚して、自分の力でこの子と一緒に生きて行くことに決めた。でも、ちょっと寂しいし、経済的にも苦しいから、身近な男性をパートナーにして、第二の人生に歩み出そう。

     

(早乙女の思い)

もう、ほとんど誰にも相手にされなくなってしまった。俺自身には価値は無かったから、当然の報いか。でも、だからと言って、いまさら玲子の気持ちを受け止めるわけにはいかない。一人でさみしく生きて行くか。あるいは、裏切られたとはいえ、ずっと一緒にいてくれた瑠璃(大友花恋)と静かにやり直すべきか。

  

(慶太の心)

俺もいつまでも親に頼ってるわけにはいかないよな。お金の無駄遣いは止めて、生活でも仕事でも自立しなきゃ。ただ、俺より遥かに自立してる玲子さんとなら、仲良くやっていける気がして来た。やっぱ俺じゃ、相手にされないかな。。

     

あっ、雷だ。どさくさ紛れで、ギュッ♪ チュッ♡ えっ、俺、玲子さんにキスしちゃったの?

  

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なお、原文のくずし字は下の通り。例によって、国立国会図書館デジタルコレクション、『鴨長明方丈記』(鴨長明学会)より。慶長7年(1602年)の転写本(手で書き写してる)。かなり終盤に近い箇所になってたから、来週の最終回(第4話)は方丈記のラストの引用かも。

       

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cf. 鴨長明『方丈記』と座布団、三浦春馬にたむけるラブコメディー~『カネ恋』第1話

 方丈記「かむなは小さき貝を好む」、『カネ恋』第2話に合わせた意味と現代語訳&プチジョグ

   

   

     ☆     ☆     ☆

最後に、単なる小市民については、「常に走り、常にブログを書く」♪ 衣服はともかく、シューズには結構お金もかけて、一昨日も10kmだけジョギングして来た。トータルでは1km5分22秒ペース。まだ呼吸困難が完治せず。

  

気温19.5度、湿度74%、風速1.5m心拍はまた低めに出てたから大幅にプラス補正した。いよいよ9月もおしまいか。またギリギリでノルマ達成できそうだな・・とか思いつつ、ではまた明日。。☆彡

   

     

     時間  平均心拍  最大

往路(2.4km) 14分08秒 126 140

LAP 1(2.1) 11分45秒 135 144

 2   10分59秒 139 145

復路(3.3) 16分53秒 145 157

計 10km 53分44秒 137(78%) 157(90%)

   

       (計 2048字)

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方丈記「かむなは小さき貝を好む」、『カネ恋』第2話に合わせた意味と現代語訳&プチジョグ

(22日) JOG 8km,44分53秒,平均心拍130

消費エネルギー 389 kcal(脂肪 109kcal)

   

三浦春馬の遺作となった『おカネの切れ目が恋のはじまり』は、先週、第1話をレビューして、今週は見るだけにするつもりだった。

  

ところが、冒頭の『方丈記』がドラマの内容とピッタリ合ってて面白かったから、ブログに書いとこう。現代語訳は既に一杯あるけど、このドラマに合わせた翻訳は多分まだ無いはず。本邦、初の翻訳かも♪

   

もし一言で超訳するのなら、九鬼玲子(松岡茉優)が猿渡慶太(三浦春馬)にこう言ってたのだ。

   

 「私は今の片思いのままでいいの! 余計な事、しないで!

 

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    ☆     ☆     ☆

かむなは小さき貝を好む これ事知れるによりてなり

 (ヤドカリは小さい貝を好みます。私も小さな世界で生きるのが好き。自分がちっぽけな存在だって事が分かってるから。)

 

みさごは荒磯にいる すなはち人を恐るるがゆえなり

 (みさご(海の鷹)は荒磯にいます。人が怖いから。)

 

我またかくのごとし

 (私も同じで、殻(カラ)の中に閉じこもってます。あまり人に近づくのは怖いから。特に、早乙女さん(三浦翔平)には、近づき過ぎると傷つきそうで怖い。)

    

事を知り 世を知れれば 願はず わしらず

 (自分の身の程をわきまえて、世の中も知ってれば、大きな願いは持たず、急ぐこともありません。早乙女さんとデートとか、彼女として付き合うとか、それ以上とか、とんでもない。)

    

ただ静かなるを望みとし 憂へ無きを楽しみとす

 (ただ静かに暮らすのが望みです。憂(うれ)いが無いのが楽しい。早乙女さんにはたまに講座で会って、プレゼントを手渡すだけで十分。

  

先週と同じく、国立国会図書館デジタルコレクション、『鴨長明方丈記』(鴨長明学会)より。慶長7年(1602年)。かなり読みにくい崩し字で、たまたま次のページにまたがってたこともあって、該当箇所を探し出すのに苦労した。

     

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     ☆     ☆     ☆

これが玲子の本心なら、ストーカーとかいう程でもないし、悟りの境地で、いいね。ところが、やっぱり本心は違うのだ♪ 本当はもっと近づきたいのに、15年間も片思いのまま、自己防衛してるだけ。

   

ドラマを超えて、自分(私とか)に置き換えて考えると、結構グサッと突き刺さるかも (^^ゞ 別に、人を恐れてはないけど、匿名の趣味のマニアック・ブログなんてものを続けてるのは、小さい貝を好んでるってことかね。

  

じゃあ、大きい貝って何? リアルな仕事に打ち込んで勝負するってことか。いや、やっぱり、大きい貝も小さい貝も必要だと思うな・・とか書くと、ちょっと違う意味が出て来るね(笑)

  

なお、先週も書いたように、そもそも「方丈」とは、小さな庵=いおり、離れの小部屋という意味だから、方丈記とは、小さな貝の日記ということ。もちろん玲子の離れの部屋も、小さな貝。

    

ドラマに出た、別の小さい貝の例としては、慶太の手描きの小皿、ラケットがボールを空振りしてしまう思い出のオモチャ「モンキーサーブ」、そして、慶太が玲子の側に傾けて差しかけた相合傘などが印象的だった。小さい貝を共有するヤドカリ2匹の微笑ましいカップル♪

  

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cf. 鴨長明『方丈記』と座布団、三浦春馬にたむけるラブコメディー~『カネ恋』第1話

 方丈記「いかにいはむや、常に歩き」、『カネ恋』第3話に合わせた意味と現代語訳&プチジョグ

  

   

     ☆     ☆     ☆

小さな貝と言えば、一人でトロトロ走る近所の公園も、小さな貝かも♪ 小さな貝のものがたり(笑)。ダジャレか! 古っ!

   

みつはしちかこの4コマ漫画『小さな恋のものがたり』は何と、今年で52年(!)続いてるらしい。それはもう『大きな恋のものがたり』でしょ♪

   

話を戻して、昨日は台風の雨雲が急激に関東に接近して、20時ごろから雨が降り出したけど、寒くはないから8kmだけジョギング。トータルでは1km5分37秒ペース。遅っ! まさに、「わしらず」(走らず・・笑)。

  

気温21度、湿度88%、風速2m。心拍計は珍しく合ってたと思うから、補正なし。せっかくの4連休も、歯痛に苦しむだけで終了か (^^ゞ 昨日は結局、ロキソニンSは我慢して飲まなかった。エライぞ、自分!

    

正月休みはまだか・・とか思いつつ、今日はあっさりこの辺で。。☆彡

        

   

     時間  平均心拍  最大

往路(1.2 km) 7分35秒 110 134

LAP 1(2.2) 13分00秒 125 141

 2   11分58秒 134 143

復路(2.4) 12分19秒 141 150

計 8km 44分53秒 130(74%) 150(86%)

   

     (計 1815字)

  (追記44字 ; 合計1859字)

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神・AIを目指す超速の読み、盤面イメージでなく符号で~『藤井聡太二冠 新たな盤上の物語』(NHKスペシャル)

NHKの看板番組の一つ、NHKスペシャルだけでも、これで早くも3作目。異例の扱いになってる藤井聡太二冠については、当サイトでも記事が増え過ぎてるけど、せっかく見たから軽くまとめて感想を書いとこう。

  

「新たな盤上の物語」という副題は地味だけど、本人の「あたらしい景色」を見たいという言葉や、AIと共存しつつも人間の物語を見せたいというような言葉を受けたものになってる。

   

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ちなみに過去の2回のNスペ記事(2017年、18年)は次の通り。

 藤井聡太四段の弱点、母の野菜入りラーメン♪~NHKスペシャル『“進化”する14歳』

 数学の問題と解答&『燃えよドラゴン』英語セリフ~NHKスペシャル『天才棋士15歳の苦闘 藤井聡太』

  

今回の最初の映像は、2010年、当時8歳の「泣き虫聡太」少年の可愛い姿だった。晴れ舞台の対局前に、「がんばります」。負けると、将棋盤の前でも舞台でも大泣き♪ うなだれる仕草は今でも残ってるけど、昔は肩をすくめるポーズもしてたわけか。

    

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     ☆     ☆     ☆

藤井二冠の主要な対局については、自分でブログ記事を書いてることもあって、今回のNスペで語られた内容の大部分は既に知ってるものだったし、番組の演出で「天才物語」を作り過ぎてる感もあった。

 

例えば、終盤の王手の連続を切り抜けた、渡辺明棋聖との棋聖戦・第1局(記事はこちら)。自分の玉が詰まないことを見抜いたのが凄いと強調してたけど、それはAbemaライブ動画の解説者も見抜いてたこと。長いけど、それほど難しくも複雑でもない変化だった。

   

ただ、奥さんの伊奈めぐみが連載中のマンガ『将棋の渡辺くん』を紹介してたのは、いいね。あれはコミック(単行本)ではなくて、9月に発売された別冊少年マガジン10月号の内容。

   

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怖いね(笑)。このマンガ、何気に絵が上手いと思う。藤井も渡辺も一目で頷けるし、ちょっと笑える。ちなみに「勝ちになってくるとぴたっと落ち着く」実際の映像はこちら。

  

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マンガよりはうつむき加減だけど、藤井が難しい場面で本気で手を読む時には、もっと腰と背中を曲げて顔を盤面に近づけてることが多いから、これでも彼としては「すーん」とした姿なのだ♪ それでいて、内心は『北斗の拳』だったと(笑)。「お前はもう死んでいる」。古っ!

  

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    ☆     ☆     ☆

第2局、伝説の受けの名手、後手3一銀も、対局中からネットでAI超えとか話題になってたこと(記事はこちら)。

  

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ただ、最強AI「水匠2」が6億手読んで初めて最善手にした手だとツイートしたご本人へのインタビュー映像は、さすがテレビ局。開発者の杉村達也がパソコンの画面を見せて説明してた。

  

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テレビでは27手先を読んだとしてたけど、Yahoo!の詳しい記事だと、読みの深さ(depth)は28手とされてる。

  

個人的には、テレビでもYahoo!でも語られてない本質的な事が気になった。なぜ6億手で止めるのか? まだAIやコンピューターの余力は限界に達してないわけで、7億手、8億手ならどうなのかといった話がされてない。

   

例えば、もし7億手読むと3一銀は最善ではないのなら、藤井はAIを超えたとか言いにくくなるはず(不可能ではないにせよ)。6億手で止めて凄いと感心するのは、あらかじめ藤井の3一銀を最善だと決めてるようなものだから、論理的にはビミョーなものがあるのだ。

  

厳密には、6億手「以上」読むと「常に」3一銀が最善手だったとか、そうゆう論証が必要になる。おそらく、AIの読みはそうなってないはずだ。

 

もちろん、他のAIの読みも問題で、テレビではherozのAIだと3一銀はイマイチだったというような映像を流してたけど、AIの形勢判断というのはabemaでも秒単位で刻々と変わるもの。だから、他の様々な強いAIで、色んな手数や時間において考える必要があるはず。もちろん、実際には人間がそうした考察を行うことは無理だけど。

  

ちなみに、3一銀に先手4四歩なら、同金、同角、後手1四角で、次の5七桂打の反撃狙いがキツイか。同角の代わりに同飛なら、同飛、同角、4九飛で、王手角取りとか。

   

  

     ☆     ☆     ☆

あと、私が非常に興味を持ってるのは、藤井が基本的に、盤面のイメージではなく、「符号」で読むということ。ちょっと信じられないから、本人に深く聞いてみたいほど。

  

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私もそうだけど、普通、将棋で先を読む時には、頭の中に盤面をイメージして、そこで駒を動かして行く。そろばんの暗算と同様。

  

ところが藤井は、手を表す「3一銀」(横3列目、縦一列目に銀を動かすという意味)とかの符号で読み進めてるらしい。それは前から、ネットで見かけてた話だったけど、なかなか納得しにくいのだ。

  

実際、藤井は目で盤面をじっと見てるし、たまに手で顔を覆う時には、相手の側から見た盤面をイメージしてるとも語ってる。やっぱり、盤面イメージを使ってるんじゃないのかね? 誰か、その辺りを深くインタビューして欲しいもの。

   

  

      ☆     ☆     ☆

もちろん、普通の視聴者にとっては、そんな事より、日本一の詰将棋の実力を発揮する時に左手で消しゴムを回す仕草とか、悪手を指して(?)膝を手でパン!と叩いて記録係が驚いてる様子の方が面白いはず♪

   

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藤井が将棋を始めた2007年(5歳)の映像で、「2017年 撮影」と間違えてた点を指摘するツイートも(ほとんど)無し♪ 細かっ! 数字にうるさい私は見逃さないのだ。NHKに電話しようか(笑)。クレーマーか、モンスター視聴者か!

            

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     ☆     ☆     ☆

なお、「弘法も筆の誤り」、去年の広瀬章人・竜王相手の王将戦、終盤での致命的なミス(敗着)は珍しいね。6九飛成の王手に、6八歩と合い駒して、頓死(突然、詰まされること)してしまった。まあ、疲れてるし秒読みに追われてたんだろうけど、確かにあれだと、その夜は眠れなかったはず。

     

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上図で私の第一感は、後手5六金だったけど、実際は7六金。同金に5六金ね。以下、手数はわりと長いけど、ピッタリ詰んでしまう。左上の桂馬や歩まで働くから、詰将棋みたいな感じ。

   

番組の最後は、私もお気に入りの言葉だった。もし神様がいたら、何を願うか? 「せっかく神様がいるのなら 一局お手合わせ願いたい」♪ いいね。神様も苦笑してるかも。

  

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そして最後は、番組冒頭の可愛い姿とは対照的な、鋭い目線で終了。神様やAIをも遠くに見据える、天才のまなざし。みんな、驚異の「八冠」に輝く日を待ってるはず♪ 神の領域に近づいても、人に愛されるキャラを大切に。

   

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王位戦の封じ手・8七同飛成については、こちらの解説記事を紹介しとこう。たまたま昨日、ヤフオクの入札が締め切られて、その時の封じ手(封筒入り、サイン付きの紙の書面)に1500万円(!)の値段が付いたらしい。九州豪雨被災地への支援金、提案者の木村一基・元王位も素晴らしいね。この大胆な攻めの手で、最年少二冠を決定した形。

  

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首都圏は今年、まだ台風が来てないな・・とか思いつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

       (計 2853字)

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鴨長明『方丈記』と座布団、三浦春馬にたむけるラブコメディー~『おカネの切れ目が恋のはじまり』第1話

ゆく河の流れは絶えずして しかも もとの水にあらず

淀みに浮かぶうたかたは かつ消え かつ結びて

久しくとどまりたるためしなし

世の中にある人とすみかと またかくのごとし

          (鴨長明 『方丈記』)

       

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     ☆     ☆     ☆

三浦春馬が急逝して、ほぼ2ヶ月。この間、ドラマのスタッフとキャストは大変だったと思う。撮影中の連続ドラマの主役級が自殺した時、どうすればいいのか。しかも、まさかのコロナウイルスの流行で非常に不自由な中で。

   

ちょうど2週間目の7月末に、ドラマ短縮放送の方針をした後も、全8話から4話完結へと変更だから、脚本(大島里美)の書き直しも編集も難しい。

   

それを考えると、昨日(20年9月15日)に放送された第1話は素晴らしい出来だったと思う。『おカネの切れ目が恋のはじまり」。流石は、「ドラマのTBS」。いずれ、元の脚本もどこかで公表されれば、比較してみたい。

   

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上は、最初の偶然の出会い、恋のはじまりのシーンより。雑貨屋か食器店みたいな所でお皿を手あたり次第に買いあさる場面だけど、子どもみたいなあどけない笑顔がまぶしい。

   

あくまで社長の息子、お金に無頓着だけど純粋な心の持ち主・慶太を演じ切ってて、プライベートの影みたいなものは全く感じなかった。演技力なのか、それとも、この瞬間の素顔なのか。

   

      

    ☆     ☆     ☆

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『方丈記』の冒頭と、方丈(小さな庵=いおり、離れの小部屋)の様子から始まった後、まもなく、九鬼玲子(松岡茉優)のお祈りシーンが映される。

    

あくまで、コメディの軽いツカミのエピソードとして、130円のくるみクッキー(九っ鬼ー)1個にお辞儀してるのだけど、訃報と方丈記の後だと、やはり三浦への祈りにも見える。

   

第1話の全体が、あくまで明るいコメディーとして描かれつつ、所々で、静かに色々と物思いにふけるようなシーンやカットが挿入されてるのだ。音楽も含めて、ちょっと石原さとみ主演の日テレOLドラマ『校閲ガール』に似た感じもあるけど、『カネ恋』の方が閑静な作りになってる。時折、コトンと響くししおどしの音が効果的。演出は平野俊一。

  

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     ☆     ☆     ☆

玲子の離れの部屋(=方丈)でバイブル的な扱いになってた方丈記は、1212年頃、京都に相次いだ災難を背景に、無常観を書き記した作品。下は国立国会図書館デジタルライブラリー、鴨長明学会の書籍より引用。原本ではないけど、慶長7年(1602年)の写本らしい。

  

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同じ鎌倉時代の『平家物語』と似てるのは、偶然じゃないとして、三浦の遺作の最初から大きく使われたのは、偶然なのか、スタッフの配慮なのか。私の言葉で現代語に「超訳」してみよう。

    

世の中は常に変化していて、その時々で生きてる人も、以前と同じではない。一見、変化しない淀み、水溜まりのように見える部分の物事を見ても、消えたり生じたり、そのままであり続けたことはない。世の中の人々も住まいも、同じようなものだ。

  

ここで「住まい」が出て来るのは、火事・竜巻・地震などで家が消えてしまった時代だし、自分が方丈という小さくて静かな住まいで書いてるからだろう。生、世の中といった言葉の代わりでもある。

   

   

     ☆     ☆     ☆

方丈記を少し読み進めると、今回のドラマでは出てないけど、次のような文章にも目が留まる。

  

 朝(あした)に死に 夕(ゆうべ)に生まるるならい

 ただ水の泡にぞ似たりける

 知らず 生れ死ぬる人 何方(いずかた)より来たりて

 何方へか去る

     

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朝には誰か、人が死に、夕べにはまた、別の人が生まれる。川の水の泡みたいに。生まれて死ぬ人は、どこから来たのか知らないし、どこへ去るのかも知らない。

   

人がどこから来たのかについては、生物学や日常の知識もあるし、あまり不思議に思われないけど、どこに去るのかは今でも人の心をとらえる話だ。

  

それはやっぱり、この世の人として死んだ後も、何らかの形でどこかに存在して欲しいからだろう。単なる骨や灰、水分、原子とかではない、もっと価値ある特別なものとして。愛する人にせよ、自分自身にせよ。。

   

       

     ☆     ☆     ☆

一方、映像的には、単なる演出なのか、あるいは台本に書き込まれてたのか、小さい座布団(飾り皿の敷物)の使い方も絶妙だった。

  

玲子が1年前から(?)ずっと欲しくて、やっと1300円くらい貯めて(笑)買いに行った時、目の前で見知らぬ軽薄そうな男子に買われて去ってしまった、猿(サル=去る)の絵柄の小皿。

   

わざわざ、部屋に小さな座布団まで用意してたのに、そこは空白のままになってしまった。空想、想像のイメージで埋めようとしても、現実の欠如は埋め切れない。下は私が、連続して流れる映像から2つの画面をキャプチャーして、合成したもの。

     

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もちろん、このドラマで猿は、慶太=三浦春馬の象徴。父・富彦(草刈正雄)の会社は「モンキーパス」。慶太のペットのロボットペットは猿彦(商品名はサルー)。「猿」の発音が、「去る」と同じ「サル」なのも、単なる偶然とは思えないほど。

  

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経理部のしっかり者に見える玲子は、慶太の上衣のボタンが1つ、取れそうなのが気になって、無理やり脱がせて繕う。綻びを繕うのが彼女の性(さが)。この映像の手前には、猿の小皿も何も座ってない座布団が飾られてて、その直前には三浦の笑顔が写されてた。

    

綻びとは、マイナスの変化も表す言葉だし、こらえきれず涙を流すという意味もある。このシーンはまさに、猿=三浦が去るという突然の出来事で綻びそうになってたドラマを、みんなで繕う努力のシンボルなのだ。

   

     

     ☆     ☆     ☆

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もちろん、あくまでコメディだから、公式サイトもポップでキュート、カラフル。初回の最後にはキレイなオチも用意してた。

       

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清く貧しく、静かな暮らしを真面目に送ってるように見えた玲子。実は陰で、愛する早乙女健先輩(三浦翔平)に無理やり貢いで、頭なでなでだけで満足してたのだ♪ 清貧女子に見えて、浪費女子。無駄遣いの多い母・サチ(南果歩)からの遺伝か。

     

『方丈記』にそんなオチは無いけど、作者の鴨長明は隠遁生活を始めるまで、わりと華やかな人生を送ってたようだから、元は浪費男子だったのかも♪

  

  

     ☆     ☆     ☆

とはいえ、結局ドラマの根本としては、単なる浪費なんてものはない、ということのはず。「ムダこそ宝」が社訓なのだ。会社が創ってるオモチャも、コロナ社会だと不要不急とか言われそうだけど、人間にとっては大切な宝物。

      

その意味で、作りかけてた作品を大切に生き返らせたこのドラマも、宝箱みたいなものだろう。天国で三浦春馬も喜んでるはずだ。むしろ、顔がほころんでると言うべきかも♪ ホラ、ほころんでるから、玲子さん、待ってるよ。

       

その笑顔をイメージしながら、今日はそろそろこの辺で。あらためて、合掌。どうぞ、安らかに。。☆彡

  

  

  

cf. 方丈記「かむなは小さき貝を好む」、『カネ恋』第2話に合わせた意味と現代語訳&プチジョグ

 方丈記「いかにいはむや、常に歩き」、『カネ恋』第3話に合わせた意味と現代語訳&プチジョグ

      

      (計 2740字)

  (追記90字 ; 合計2830字)

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人間に戻りたくなった椅子、屈折したSM的欲望~江戸川乱歩『人間椅子』(NHKドラマ&原作小説)

一瞬、乱歩の原作小説を模倣して、手紙形式の記事にしようかと思ったけど、分かりにくいし面倒だから止めとこう。過去15年間、ウチのブログでそうした形を使ったのは、木村拓哉のドラマ『CHANGE』の最終回レビューだけかも。既に12年が経過。

    

さて、仕事や出張にあおられて、ここ半月ほどはほとんどテレビを見てなかったから、昨日(20年9月10日・金曜)の夜、ふと夕刊のテレビ欄をチェック。日付け変更後の11日・1時から、江戸川乱歩の『人間椅子』のドラマがあるようだから、録画の準備をして待ってた。放送時間は30分、ブログ記事のネタにもちょうどいい。

   

乱歩というと、小学校時代に探偵・明智小五郎シリーズを何冊か読んだのが最初。多分、図書館というか、図書室の本が多かったと思う。

   

その後、中学1年ぐらいで、なぜかたまたま家にあった『パノラマ島奇談』という妖しい小説を読んだ。大人向けの文庫本で、言葉も話も難しく感じたから、流し読みみたいになったけど、読みながらムラムラ、モヤモヤ、変な気分になった。内容は覚えてないけど、それ以来、乱歩という文字を見るだけで、反射的にエッチ、エロという言葉が浮かんで来る。

  

大人になってからは多分、ほとんど読んでなくて、ブログの暗号記事を書くために、青空文庫で『二銭銅貨』を読んだくらいか。後は、ラジオ英語講座で英訳を聞いたり読んだりした程度だと思う。

   

    

     ☆     ☆     ☆

さて今回、ドラマを見ながら同時に小説も読んだ、『人間椅子』。名前は小学生の頃から頭に残ってて、読んだつもりになってたけど、内容は全く知らないものだった。というか、私はどうも、他の何かと混同したイメージを持ってただけらしい。

     

ということは、小説の題名の奇妙さだけが頭に残ってたわけか。そもそも「椅子」という漢字は、小学生にはなかなか「いす」と読めない。普通に読むと、「きこ」(奇子)だろう。奇妙な女の子。

   

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1時開始の予定が、災害情報で2分遅れになって、1時02分にスタート。このタイトルバックは、色使いも文字も私の好みに近くて、乱歩らしい。

   

「妖しい愛の物語」というのは、第2シリーズ・3本のサブタイトルみたいで、最初は2016年12月末、NHK・BSプレミアムで放送(ウィキペディアより)。第3シリーズまで、合計9本はすべて、満島ひかりが主演。この名字、「まじま」と読むのかと思ってたけど、「みつしま」だった。有名な女優だけど、個人的には今までほとんど見てない。

  

  

     ☆     ☆     ☆

このシリーズは、気鋭の映像作家を演出家として起用したもので、今回は渋江修平。名前さえ知らなかったけど、検索すると、かなり活躍してるのが分かる。1985年生まれらしいから、制作時は31歳。

   

たまたまなのか、ある意味、関連があるのか、乱歩が『人間椅子』を発表したのも、31歳になる直前。1925年(大正14年)だった。文化・芸術の世界だと、強烈に自己アピールする年代。乱歩は奇抜な筋書(プロット)で才能を誇示。渋江も独特の映像作りを見せてる。

  

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上は渋江のtwitterより。衣装や髪型、お化粧も含めて、満島は若き美人作家として魅力的に撮影されてるし、イスの側から見た、お尻や背中の映像がユニーク。

  

お尻の下着(パンツ)映像は、連続的に多用し過ぎて、『タモリ倶楽部』になってしまってるけど、多分わざとだろう。要するに、シリアスとかホラーの路線ではなく、ほんのりコミカルな味付けなのだ。それは一番最初のシーンから、すぐ感じ取れた。

  

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上の映像、よく見ると、ヒロイン・佳子(よしこ)と肘掛け椅子の間に、男性が隠れてる。まさに、そのまんまのリアル人間椅子。映し方によっては、「座った位置」を性的に描くものになってただろうけど、渋江はむしろ軽い笑いを取りに行く。

   

夫らしき男性が、前が見えないまま、紅茶を飲もうとするけど、それを途中で佳子が奪い取って、男性の手が残念そうに震えるのだ。私が演出家なら、ここで佳子が読んでる本をひそかに『人間椅子』とか『江戸川乱歩全集』にして、ごく一部の視聴者のツッコミを誘うところか。

   

   

     ☆     ☆     ☆

このドラマ、最初の画面の左側にわざわざ、「ほぼ原作通り映像化」というテロップが出た。役者の台詞(セリフ)は無くて、小説の一部を朗読する形にもなってたから、私はすぐにタブレット端末で青空文庫にアクセス。正直、「ほぼ原作通り」とわざわざ最初に告知するほど似てるわけでもないから、これもパロディとか自虐の類か。

      

江戸川乱歩が亡くなったのは1965年だから、既に50年経過ということで、著作権が消滅して無料で読めるのだ。あと3年ほど後だったら、例のTPP関連で、保護期間が70年に延長されてたから、無料では読めなかった。

  

ただ、国立国会図書館は、民間の業者に配慮してるのか、デジタル資料はまだ一般公開してない。小説の初出の雑誌『苦楽』はそもそも保存されてないようだった。

   

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ドラマのスタートは、「美しい閨秀作家・・」。恥ずかしながら、「閨秀」(けいしゅう)の意味が分からなかったから直ちに検索。要するに、優秀な女流作家という意味らしい。

  

小説の冒頭では、「彼女は今、K雑誌の・・為の、長い創作にとりかかっている・・」と書かれてる。ドラマは省いてたけど、これは小説の構成的には重要な部分。

   

Kというのは『苦楽』の頭文字だから、ヒロイン佳子が今まさに、この『人間椅子』を書いてるという、複雑でテクニカルな構成なのだ。小説『人間椅子』が佳子を描いて、佳子が小説『人間椅子』を書く。エッシャーのだまし絵みたいな、無限の自己言及的構造。

   

    

     ☆     ☆     ☆

以下は、どうしてもネタバレ的な内容になるので、ご注意あれ。あらすじは次の通り。

    

名もなき見知らぬ男から突然、美人小説家のもとに、原稿みたいな「手紙」が送られる。自分は醜い家具職人で、椅子作りが専門。外国人向けのホテルの椅子を頼まれた時、その椅子に自分が入り込むことを思いつく。食べ物も中に備えてるから、二、三日、中にいても大丈夫。

      

最初は、隙を見て椅子から出て、金品を盗むのが目的だったけど、やがて薄い皮を隔てた人間との接触、特に若い女性との接触に快楽を覚えるようになった。

  

その後、椅子はホテルから、日本人の官吏のもとへと転売された。書斎で椅子を使うのは、若くて美しい肉体の夫人。自分は彼女に恋してしまったから、一目、顔を見て言葉をかわしたくなった。それこそ、奥様、あなたなのだ。。

   

   

     ☆     ☆     ☆

最後のオチは後回しとして、ここまでの話を、説得力のある映像やイメージにするのなら、ポイントは当然、椅子になる。ヒロインは女流作家としても、主役は椅子だ。

   

ところが、今回のドラマに限らず、本当にリアルな人間椅子を描いたイメージはほとんど見当たらない。Googleで画像検索をかけても、ピッタリ来るものは無いのだ。

   

ということは、おそらく、この小説の最後のオチを考慮して、人間椅子という物をあまり本気にしてないのだろう。ドラマの中だと、3つのひじ掛け椅子が映されたが、どれも成人男性がひそめるようには見えない。

  

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本当に、二、三日いられるような椅子なら、座る面はかなり高くして、背もたれも高くして、ひじ掛けも含め、全体的に分厚い作りにする必要がある。原作小説では、その点を考慮してるからこそ、わざわざ身体の大きな外国人向けの椅子とされてたわけだ。

  

ネットを見渡すと、アダルト系は除くなら、楽天の電子書籍coboのこの画像が一番リアルな部類かも。もちろん、これは椅子ではないけど、成人男性が座った形で、上に女性が座れるようにはなってる。

  

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     ☆     ☆     ☆

上の画像、作者は不明だけど、物語の本質もよくとらえてる。両手を後ろに回してるのは、表面的には肘掛け椅子だから、おかしい。ただ、本質の一つは、マゾヒスティックな拘束なのだ。自分を拷問する快楽。だから、後ろ手に縛られてるような姿勢で、首にも首枷があるように見える。男性の股間の象徴も、何かで封じ込められてる様子。

     

もちろん、椅子には「ある用途の為めに大きなゴムの袋を備えつけたり」してるから、物語的には、手で性的欲望を解放できるはず。排泄だけでなく、衝動の放出も一応、可能だろう。

  

ただ、「触覚と、聴覚と、そして僅の嗅覚のみの恋」と書かれてるから、音や臭いの伝達はある。ということは、少なくとも男が太腿や腰で女性を支えてる間、手で快楽の頂点を得ることは使えない。焦らし責めのような状態が数十分~数時間ほど続くことになる。だからこそ、手枷か手錠で男の両手が背中に縛られてるような画像が、インパクトを持つ。

   

それでいて、特殊な椅子の事情を知ってるのは男のみで、能動的・意識的に身体を使えるのも男のみ。普通の「座った位置」以上に、男性優位な性的ポジションになってるから、サディスティックでもある。

  

基本的には被虐的だけど、加虐的でもあり、リアルな透明人間を作るものでもある、夢のSM装置。それこそ、人間椅子なのだ。

    

    

     ☆     ☆     ☆

ただし、やはり人間は、椅子にはなり切れない。最後は、人間に戻りたくなってしまうのだ。椅子から出て、普通に女性と会って、お話してみたい。当時はまだ、ストーカー規制法どころか、ストーカーという言葉さえ無かった時期。

   

膨張した性的欲望は、椅子から飛び出すことになる。そして、「青い顔をして、お邸のまわりを、うろつき廻って」いるのだ。ハンカチで合図してもらえれば、「訪問者としてお邸の玄関を訪れる」ことが出来るように。

   

ところが最後、悪寒と身震いが止まらない彼女のもとに、別の封書が届く。「別封お送りしましたのは、私の拙い創作でございます。・・・如何でございましたでしょうか。・・・表題は『人間椅子』とつけたい考えでございます」。

  

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上の画像は、衝撃で腰を抜かした佳子が、這いつくばって恐る恐る手紙に向かうシーン。シースルーのドレスから透けて見えるお尻と太腿がセクシーでエロチック。NHK的には、このくらいのサービスショットが限界か。

      

その後のドラマでは、黒いドレスに着替えた女性が夫にすがりついて、夜の山道を車で逃げ出すような心象風景が描かれてた。顔を隠した男たちが複数、ゾンビのように取り巻く姿。女性にとっては、二通目の手紙でオチを読んでも、とても単なる創作とは思えない恐怖ということになる。

     

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     ☆     ☆     ☆

映画や演劇の世界では、劇の中に(別の)劇が挿入される「劇中劇」という形式がある。ここでは、「小説 中 小説」。乱歩の小説『人間椅子』の中に、男の同名小説『人間椅子』が入り込む。その様子を描くのが、女性が執筆する小説だろう。

   

乱歩の小説の中の、女性の小説の中に、男性の小説がある。「小説 中 小説 中 小説」。個人的には、ここまで複雑な構成は初めて見た気がする。あるいは単に、今まで気付かなかっただけかも。

   

とにかく、非常に興味深い小説&ドラマだった。せっかく無料公開されてることだし、乱歩の他の小説もいずれ読んでみたい。それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

         (計 4482字)

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日テレ24時間TV募金マラソン2020~高橋尚子116km+チームQ120km=470万円寄付

コロナで超変則的になった2020年の夏も、日本テレビは24時間テレビを放映。翌日(8月24日)の恒例マラソン特番も普通に放送されて、謎が解けた気がした。

  

一番不思議だったのは、高橋尚子が募金ランの案を出したという宣伝文句。ちょっと唐突だから、本当は誰か、24時間テレビと関係の深い人間が計画したんじゃないの?・・と思ってたら、特番の最後のエンドロールで登場。

   

  「<募金ラン> コーディネイター 坂本雄次」

  

なるほど。毎年お馴染みの坂本トレーナー(72歳)が中心人物ね。まあ、彼一人というより、彼の会社Wellnessが関わってたわけか。

  

やっぱり大人の視聴者としては、「大人の事情」が気になるのだ。ウェアやシューズはいつの間にか、asics(アシックス)ブランドに変更されてるな・・とか、東京マラソンのスポンサーとしても有名な「STAARRTS」(スターツ)のロゴが胸で目立ってるな、とか♪

  

アシックスの担当者は冷や汗を流してるかも。高橋も野口も、途中でシューズを交換してたから。ちなみに私は、高校時代からアシックスのシューズを愛用してるけど、ナイキの超高速厚底シューズには浮気したいかも♪

  

  

     ☆     ☆     ☆

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私有地コースとして選ばれたのは、スポンサーの日産自動車のテストコース、日産GRANDRIVE(グランドライブ)。一昨日の記事で既に書いたように、東京湾の南西で、横浜に近い横須賀市の埋め立て地。

    

完全なへき地で特殊な場所だから、周囲の応援団も僅かみたいだった。1カットだけ、旗振る集団を撮影して、高橋は「ありがとう」と笑顔で応答。これぞ、ソーシャル・ディスタンスの時代のマラソン応援かも。

               

番組テロップで最初に場所名が出た時は、「GRNDRIVE」と間違ってた♪ グランド・ドライブを縮めた造語の綴りだから、ミスに気付きにくかったわけか。後のカタカナ表記は流石に合ってた。

      

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上図はRBBtodayの記事より。右下に、「一周3.77km」と書いてるから、これを5kmコースに変更するために折り返し地点を設けたはず。実際、映像でUターンする姿も映ってた。

   

土曜の夜には少なくとも一時、雷雨があったはずだけど、映像は無し。たぶん、批判対策だと想像する。お馴染みのナレーター、槇大輔の語りでも触れず。私はしっかり、現地のレーダー情報をチェックしてた♪ プロの高橋はともかく、売れっ子女優の土屋太鳳は無事かな・・とか心配しつつ。

  

   

     ☆     ☆     ☆     

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土曜の午後、高橋はキレイに髪をセットして、ボディコン部屋着で会場に到着。瞬間視聴率が上がったかも♪ マスクは結構フツー。

  

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「最低でも100km~150kmはいきたいなと思ってます」。そりゃ、そうだろうね。普通のタレントが一般道で毎年、100kmくらい走ってるんだから。今年は深夜帯がお休みになったとはいえ、超有名人の金メダリストがサーキットを周回するのなら、最低でも120kmとか思うはず。

   

ゲスト5人のチームQの当初設定が110kmになってたのは、高橋が140kmで、合わせて250km、募金500万円という計算だと思う。1周5kmで10万円寄付だから、1km2万円。ちなみに東京マラソンは10万円で42km走れるから、1km2000円ちょっと。お得かも♪

  

  

     ☆     ☆     ☆

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当日発表のチームQは、上の5人。5人目の野口みずきは大物過ぎるだろと思ったけど、後の高橋の言葉を聞いて納得。「何かあったら、みずきちゃん♪」

  

自分の足腰に故障が発生して走れなくなったら、後は仲良しの後輩・野口に任せると。ちなみに現役当時、高橋と野口はライバルみたいに語られてたけど、実際は野口にとって高橋は憧れの先輩。現役引退後はマブダチ級の仲良しになってる。

  

結果的には、高橋が116kmで、チームQが120km。何と、高橋が負けてるのだ。野口はともかく、吉田と松本は引退したレスリング選手だし、陣内は56歳の元バドミントン選手。土屋は若手女優。たぶん、高橋の内心は穏やかじゃないはず。この後は、例のパチンコか、あるいはラブラブ彼氏の手作り肉まんか♪  

   

    

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高橋のスタートは、8月22日(土曜)の夜、19時11分くらい。スクリーンにはシドニー五輪の金メダル映像。舞台のセットもテロップも、全体的に金色系♪ 金色のタスキには、「感謝!!たくさんの笑顔につながると信じて」の文字。

 

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高橋が20km走った所で、チームQの第1走者・土屋がスタート。ちょっとだけ一緒におしゃべりしながら走ってたけど、

その後は高橋がペースアップ。土屋を置き去りにしてた。

 

これ、当たり前のように見えて、実は番組の編集もある。実際、土屋は2日の合計30kmを、1km6分ペースくらいで走破してる。つまり、土屋は時速10km。

    

それに対して、高橋は15時間で116kmくらいだから、時速8km弱。大きな休憩時間を除くとしても、実は土屋と高橋の走るペースは同じくらいなのだ。

   

もちろんそれは、高橋の脚の故障によるもの。2週間前の右ふくらはぎの肉離れが影響したのか、22時半くらいまでの初日は35kmで終了。ホントは40kmの予定だったらしい。土屋は順調に10km走って、2人で合計45km。90万円で一旦、おやすみタイム。

  

ちなみにツイッターでもかなり驚かれてたのは、走ってる時でも土屋の顔がキレイだったこと。化粧が高性能なのか、途中でメイクさんが直してるのか、映像の加工なのか、スッピンの肌が綺麗なのか、あれは流石、女優だなと感心。

   

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翌朝は高橋と、チームQの第2走者・吉田沙保里がスタート。吉田は、長距離は苦手で10kmも走ったことないと言いつつ、かなり気合が入ったいい表情を見せてた。亡き父の故郷、東北への応援の意味合いもあるとのこと。

  

ちなみに、上の写真を見ても分かる通り、走ってる時に誰もマスクはしてないし、わりと近くでマスク無しで話すシーンもあった。スタッフはもちろん、フェイスシールドやマスクを付けてたし、消毒用アルコールも用意してたけど、この後、感染確認者が出ないことを祈ろう。

    

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吉田と高橋が10kmずつ走って、合計65km、130万円。さらに第3走者・陣内貴美子と高橋が10kmずつ走って、合計85km、170万円。細かっ! いや、途中経過を全部チェックして、スクリーンの数字とテロップとナレーションが合ってるのを確認した♪ 全く間違いはナシ。

  

陣内は熊本出身ってことで、災害が続く故郷への応援の意味合いもあるとのこと。確かに、熊本と聞くだけで災害をイメージするようになった気がする。陣内はかなり古傷の膝とか痛そうに見えた。彼女が結局10kmしか走れなかった分、吉田と土屋が5kmずつ追加で走った形か。

  

  

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松本は3日前(!)に高橋から電話を受けて、長々と難しい説明をされたけど、意味が分からなかったらしい♪ ただし、分からないから、やってみる、という辺りが非凡な所♪

  

試しに10km走って、気が付いたのは、トンビが空じゃなくて下に留まってることだけだったらしい(笑)。野獣だから、トンビを狙ってたのかも♪ 松本が10km、高橋が10km走って、合計105km、210万円に到達。

  

松本が差し入れしてた、自分たちで作ってるらしいアイスクリームは、なかなか良さげかも♪ ダシーズの「Guilt Free」。罪悪感を感じるような物が入ってないアイス。ま、値段に罪悪感を抱く人はさておき♪ 乳製品も白砂糖もグルテン(穀物タンパク)も不使用とのこと。

               

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そして真打ち登場。チームQの第5走者は金メダリストで、引退から4年しか経ってない野口みずき。最近はあんまし走ってないみたいだけど、3週間前に誘われてすぐ35kmをOKした辺りは流石。実際には5km延長して、40km走破。

  

タスキには、「気持ちをひとつに!!(^^)」。ニコちゃんマーク(古っ!)まで入れてたのは、コロナでギスギスしてる世の中を心配してるから。

    

走りのフォームは、昔のストライド走法の名残りがあって、背は低いのに歩幅は広め。ただ、野口も途中でちょっと止まったり休んだりしてた。背筋のトラブルから坐骨神経痛が発生してたらしい。まあ、強烈な走りだったから、背筋や腰も悲鳴を上げてると。日焼けは、慌てて走り込んだからなのか、あるいは岩谷産業での指導によるものか。

  

野口が40km走る間に、高橋は20km。合計165km、330万円に到達。この辺りから、高橋のペースが急激に落ちてる。既に85kmで、過去最長80kmを超えた未経験の距離への挑戦。

   

   

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高橋が歩いてる所に野口が追い付いた時も、ちょっと並んで走っただけで、高橋はすぐ休養。その後は、トボトボ下にうつむいて歩きながらの言葉なのか、あんましこんな所を映されたくないような事も語ってた。悲壮感よりも、楽しさや笑顔、元気をアピールしたいと。「前向きなマラソン」でも、途中でちょっと下を向くくらいは構わないのに。

      

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私は昔から書いてたけど、高橋のスマイルというのは、本気で走ってる時には見られない。あのシドニーも、サングラスを捨ててスパートした時もゴール直前も、真剣な表情だった。笑ったのはゴール後と表彰台。

   

ランニングにせよ、他のスポーツにせよ、別に笑いながらする必要はないし、本気でやってる最中なら笑わないはず。その前や後で笑えばいいのだ。実際、日曜日のゴール後にも、「とっても苦しい24時間でした」と正直に語ってた

   

ところが、下のようなイメージがメディアと本人によって前面に押し出されて、スマイルQちゃんとか強調されることになる。楽しく笑って走ろう。現実には、公園を走ってても、笑いながら走るランナーなんて、ごく少数なのに。

       

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     ☆     ☆     ☆

もちろん、ゴール後とか、実質的なゴール後のクールダウンなら、楽しく女子会モードでやればいい♪

  

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結局、高橋は募金ランとしては115km。チームQは120km(野口40km、土屋30km、吉田25km、松本15km、陣内10km)。合計235kmで、470万円の寄付金。ギャラの総額がいくらだったかについては、今後の情報で分かるかも♪ 

 

上のシーンの後、残り8分ほどあったから、高橋はみんなを引き連れて走り出してしまう。日テレとしては喜んだだろうけど、私は陣内の脚が心配で、一番後ろで陣内を気遣ってる吉田の姿を感心しながら見てた。霊長類最強のレスラー、優しさもあって、いいね。先輩の金メダリスト2人に刺激を受けて、5km追加した辺りも。

   

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なお、募金総額は、24時間放送終了時点で5億5200万円。加山雄三と谷村新司の『サライ』を合唱しつつ、この夏もいよいよ終わりか。さて、来年の日本や世界はどうなってるのかな、東京五輪は苦しいかな・・とか思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

    

        (計 4390字)

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5ヶ月ぶりの16kmジョグ、鼻歌『サライ』の歌詞の季節は春じゃない♪

(23日) JOG 16km,1時間29分13秒,平均心拍140

消費エネルギー 897kcal(脂肪 188kcal)

  

あぁ、疲れた。高橋尚子の7分の1の距離で(笑)。たかが16kmでも久々の距離だよな・・と思って調べてみると、何と3月下旬以来 (^^ゞ そりゃ、ダメ過ぎるね。ほんの7年前なら、16km「しか」走らなかったって感じだったはず。

   

一応、今年特有の言い訳はある。コロナ自粛で、何となく公園をグルグル周回しにくい雰囲気があったし、運動不足解消や免疫力アップを考えるのなら、短い距離で日数をこなした方がいい気がする。そもそも慣れない生活が続いたから、あんまし長く走る余裕も無かったのだ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

さて、昨日も書いた、24時間テレビの募金ラン。ネットでもかなり賛否両論になってるけど、笑えたのがチームQのランナーの1人、女子柔道の「野獣」松本薫。

  

いきなり高橋尚子から誘いの連絡が入ったけど、話の内容が難し過ぎて分からなかったとか繰り返してた(笑)。さすが、体育会系のノリ。分からなくても承諾すると。いいね♪ まあ、特殊なリレー形式だし、そもそも自分が5km走るたびに10万円寄付「する」っていう発想がなかなか理解しにくいと思う。

  

多分、高橋尚子のキャラなら、「大丈夫だよ! ギャラの2割くらい寄付するだけだから」とか、ぶっちゃけた話をしてそう(笑)。それにしても、高橋の人脈は流石に凄いね。普段はあんまし走ってないらしい野口みずきまで誘い込んでた。女子マラソン、アジア記録をキープしてる金メダリスト☆ 野口の走りをしばらく見てないから、今夜の特番に期待しよう。

   

  

    ☆     ☆     ☆

新しい24時間テレビとか言いつつ、今年もまたラストは『サライ』の大合唱。加山雄三と谷村新司が健在なのはいいとして、コロナ対策は大丈夫なのか、ちょっと気にはなった。

   

試しにツイッター検索をかけてみると、『サライ』の歌詞は春の季節を歌ってるというつぶやきを発見。多分、夏の終わりに何で「サクラ吹雪」?、と思ってる人は少なくないだろうけど、検索しても、作詞の意図や背景に関する有力な情報はなかなか出て来ない。

       

そうなると、歌詞そのものを読んで解釈することになる。春に関する歌詞は2つだけ。「春の陽射し」と、サビの「サクラ吹雪のサライの空は」。

  

これらの歌詞は、過去の旅立ちの春の情景なのだ。ちゃんと歌詞の語尾も、過去形になってる。私もそうだけど、故郷を離れて都会とかに旅立つ時期は普通、春。

   

今現在は、季節も時期もいつだっていいのだ。 過去の旅立ちを思い出して「いつか帰る・・きっと帰る」と思ってるのだから。夏の終わりでも、番組のラストでも、マラソンのゴールでもOK♪

        

ちなみに、サライという言葉については先日の記事でもペルシア語の綴り付きで書いたけど、そもそものキッカケが何なのかは不明。サクラとサライの言葉の掛け合わせはあるとしても、サライなんて言葉は他に聞いたことはない。今後の研究課題としとこう♪ また、それか!

   

  

     ☆     ☆     ☆

とにかく、高橋尚子の116km完走とチームQの合計120km走破に刺激を受けて、私も昨夜は『サライ』を鼻歌に、11kmジョグに挑戦(笑)。蒸し暑さに極端に弱いこともあって、最近は7kmが多かったから、11kmでもちょっと不安だった (^^ゞ

  

ところが、湿度100%とはいえ、気温が23.5度まで下がってくれたから、意外とラクに走れてしまう。13km?、15km?って感じで、距離を徐々に延ばして、結局16km走破。

  

この時点で私は、土屋太鳳が2日目だけで20km走ってたことを知らなかったのだ。知ってたら、21km走ってたかも♪ 子どもか! いや、落ちぶれてるとはいえ、中・長距離ランナーが短距離走者に距離で負けるわけにはいかないでしょ。まあ、テレビカメラと声援とサポートの差だと思っとこう(笑)。負け惜しみか!

   

  

     ☆     ☆     ☆

とにかく、5ヶ月ぶりに16kmジョギングして、トータルでは1km5分35秒ペース。また右足首が痛くなったけど、それほど悪化はしてないと思う。風速1.5m。心拍はちょっと乱れてたから、異常に高い値を中心に補正した。まあ、適度な心拍だったと思う。

  

試しに土屋太鳳の20kmのタイムを調べてみたら、ツイッターのスタートつぶやきとゴールつぶやきの時間差から計算して、2時間18分前後。1km7分近いペースだから、ちょっと安心した(笑)。ライバル視か! ではまた明日。。☆彡

   

     

往路(2.4km) 14分18秒 126 143

LAP1(2.1)12分03秒 132 141

 2   11分55秒 135 141

 3   11分49秒 139 149

 4   11分53秒 145 152

 5   11分42秒 149 154

復路(2.9) 15分34秒 152 159

計16km 1時間29分13秒 140(80%) 159(91%)

    

         (計 1987字)

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横須賀と横浜の境界(追浜=おっぱま)を走るコースなら、初日(土曜)は雷雨だと思うけど・・

今日・・じゃなくて昨日の土曜日は、自宅でお仕事。夜の20時前だったか、日テレの24時間テレビを見てみると、高橋尚子が募金ランでスタスタ走ってた。

    

「チームQ」のメンバーはまだいないっていうか、もしいたら、ついて行けなかったはず♪ 速い、速い! 深夜帯を除いて、丸1日近く夏に走るのに、最初から1km4分39秒ペース? 私の前日の7kmジョグより、1割以上速い(笑)

   

まあ、気温に関しては、かなり恵まれた条件だね。走った私有地コースが、神奈川県の横浜市にせよ、東京都にせよ、昼間は35度くらいの猛暑だったのに、夜の23時だと一気に24度くらいまで下がってた。ここ最近だと、深夜でも28度か29度だったから、超ラッキー。

   

といっても、それは暑さに弱い市民ランナーの発想で、高橋は暑さに強いからあんまし関係ないのかも。

    

   

     ☆     ☆     ☆

例年の24時間マラソンだと、一般人のコース調査隊が、走り出す前から場所を特定して追跡してるし、沿道からもツイートが流れる。ところが、今年は私有地ってことで、ネットでも情報が少なめ。

  

といっても、首都圏で1周5kmの私有地コースなんて、そうそう作れないから、場所の候補地は限られる。直接見てないけど、番組の冒頭、「日産の協力」とかいう言葉があったらしい。

  

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そこまで限定されてるのなら、多分、横須賀市追浜の日産自動車追浜工場・テストコースだろうと思う。東京湾の南西部。上はGoogle Earthより。本来なら1周3.77kmだけど、クネクネ曲がってるから5kmに変更するのは簡単。どうせ誰も見てないから、変更せずに短いままでも問題なし(笑)。コラコラ!

 

一応、記事タイトルには書かなかったけど、どうせ一般人は近づけない場所だし、首都圏の中だとちょっと田舎だから(失礼♪)騒動にはならないはず。海沿いで隔離されたような埋め立て地なのだ。双眼鏡とか持って行ってもほとんど分からないと思う。

  

☆追記: 特番で「日産GRNDRIVE」とテロップに出たが、正しくはGRANDRIVE。凄いドライブ、という意味の合成語。)

   

   

     ☆     ☆     ☆

注目のチームQの1番手、女優ランナーは、土屋太鳳。なるほどネ。2016年・秋の、TBS赤坂ミニマラソンで激走してる所をたまたま見て記事に書いたけど、マジな激走が印象的だった。

   

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派手なウェアは私の好きなasics(アシックス)で、MMS LONG TIGHT 2.5。モーション・マッスル・サポート・ロング・タイト。動く筋肉を支える長いタイツ♪ 直訳か! 色はローヤルアゼール×ラグーン。

  

元・陸上部と言われてるけど、短距離選手だったみたいだから、長距離の能力はあんまし高くないと思う。とはいえ、日本女子体育大学の「8年生」(笑)だから、身体的な運動には慣れてる。っていうか、卒業できるの?♪

      

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ツイッターを見ると、土屋太鳳の汗に萌える(笑)つぶやきも並んでたけど、実は22日・土曜の夜はずっと雷雨だったのだ。汗より、雨粒が多かったかも。上は23時半のレーダー(XRAIN)で、ちょうどコース辺りに雷雨が降ってる。ずいぶん長い間、ゴロゴロ鳴る音が聞こえてた。

     

まあ、詳しい状況は例年通り、月曜の夜のマラソン特番で見れるはず。高橋も22時半くらいの様子を見ると、かなりペースが落ちてたけど、自分1人の距離だけで100kmが目標とのこと。金メダリストのプライドにかけても、痛めてる脚を無理やり動かして達成するはず。

  

    

     ☆     ☆     ☆

結局、初日の土曜・夜は、高橋35km(7周)走って70万円土屋10km(2周)走って20万円合計90万円の募金となった。ギャラ(出演料)の何割かは不明♪

  

明日・・じゃなくて今日の天気は雨模様。気温が高くて、風は弱いから、むしろ走りやすいと思う。私も刺激を受けて、予定変更でちょっと走って来ようかなと思ったけど、やっぱりお仕事を優先させることにした。頑張って走っても、ギャラも応援も無いし(笑)。自虐か!

  

(☆翌朝の追記: 6時34分、2人目のメンバー、レスリングの吉田沙保里が、高橋と並んで元気にスタート。7時37分、3人目のバドミントン・陣内貴美子と交代。合計130万円。

     

そうそう。水卜アナが痩せてキレイに見えたから(笑)、またメンバーに入ってるんじゃないかな? 実績も人気も十分だし。あるいは、万が一に備えた補欠とか。なお、今週は計14998字で終了。ではまた来週。。☆彡

   

         (計 1773字)

   (追記62字 ; 合計1835字)

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NHKドラマ『太陽の子』の物理学、ウラン235濃縮(遠心分離)と核分裂反応式、熱中性子の断面積の数式

昨夜(20年8月15日)、NHKで放送された終戦記念のドラマ『太陽の子』(GIFT OF FIRE)。放送1ヶ月前に、主要な登場人物の1人、「石村裕之」を演じた俳優・三浦春馬の訃報が届いたこともあって、大きな話題になってる。

   

既に、実在人物としての三浦と裕之が重なるといった感想は、ネット上で無数に流れてるので、ここではほとんど誰も書かないような科学的な話を書くことにしよう。

  

このドラマのメイン・キャストである石村修(柳楽優弥)は、京都大学で核物理学を専攻する学生(実在モデルは不明)。実在した物理学者・荒勝文策(國村隼)の元で、原子爆弾(「太陽」、FIRE)の開発に取り組む様子を映す中で、多数の物理的な要素が入ってた。解読できた範囲だけでも、まとめとこう。

       

日本における原爆開発としては、大日本帝国陸軍の「二号研究」(理化学研究所・仁科芳雄ほか)の方が有名だと思うが、ドラマが扱ったのは、もう1つの研究。大日本帝国海軍の「F研究」。Fは、Fission(核分裂)の頭文字か、六フッ化ウランのフッ素の元素記号Fか、よく分からないようだ(日本語ウィキペディア)。

  

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上は、タイトルロールの取材協力3人の1人として名前が出てた、京大名誉教授・政池明の研究書『荒勝文策と原子核物理学の黎明』(京都大学学術出版会)。画像はamazonより。目次を見るだけでも、本格的な内容だと分かる。2018年だから最新レベルか。442ページ、5280円。

      

   

     ☆     ☆     ☆

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修が苦労して窯焼き工房から手に入れてたのが、上の「硝酸ウラン」。今だと普通は「硝酸ウラニル」と呼ばれてる物質で、化学式は、UO₂(NO₃)₂ 。これを修のために手に入れようとした、工房の和風美人の娘さんが亡くなったから、骨の灰のイメージにもなってる。だからこそ、仲間の失礼な発言に対して、修は激怒してた。

      

構成要素の原子記号は、ウラン(U)、酸素(O)、窒素(N)。簡単に言うと、ウラン以外は、空気みたいなもの。ここから、ウラン燃料の原料の代表である6フッ化ウランが作られる。下は原子力百科事典ATOMICAのサイトより

   

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第1式で、UO₃(三酸化ウラン)を作成。

第2式で、H₂(水素)と反応させて、UO₂(二酸化ウラン)を作成。

第3式で、HF(フッ化水素)と反応させて、UF₄(四フッ化ウラン)を作成。

第4式で、F₂(フッ素)と反応させて、UF₆(六フッ化ウラン)が完成。

  

   

     ☆     ☆     ☆

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同じ「ウラン」(原子番号92、陽子92コ)の中でも、中性子の数だけ違う「同位体」が色々ある。天然ウランの99.3%は、U238(陽子92コ+中性子146コ)。0.7%だけが、核分裂を起こすU235(陽子92コ+中性子143コ)

  

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ちなみに上図は私が作ったものだが、元素記号Uの左上に質量数(陽子数+中性子数)、左下に原子番号(陽子数)を書いた図は、専門的なサイトだとほとんど見ない。左下の92は省略されてるのだ。当たり前だからか、あるいは質量数だけに注目するということか。

  

  

     ☆     ☆     ☆

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天然では僅かなウラン235の割合を高めるのが「濃縮」。京大では、理研(理化学研究所)とは違う「遠心分離法」を選択。円筒の中で超高速回転させて、重いU238を外側に、軽いU235を内側に集める方法。

  

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ただ、計算上は毎分10万回転が必要で、戦時中には実現できなかったようだ。黒板で、毎分回転数をNとして、N=10⁵(=10万)を導いてたが、今のところ数式は解読できてない。最後の式だけは判読できた。

  

N=・・・=10×5×10⁴ / r₀ で、「r₀=5cmト仮定」すると、N=10⁵

     

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遠心分離機は、0(ゼロ)、A、Bと進化する様子が描かれてた。実在した物と対応してるのかどうかは不明。

   

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     ☆     ☆     ☆

荒勝が「Atomic Bomb」(原子核爆弾)と黒板に書いた時の左側には、核分裂反応式と図が書かれてた。

   

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団子みたいなウラン235に、左から中性子nを衝突(吸収)させると、一旦、ウラン236になった後、多数の核分裂反応が起きる。その内の代表的な2種類だけ書かれてた。

  

 235U92 + n → 236U92 → 核分裂

→ 144Ba56 +89Kr36 + 3n (バリウム144、クリプトン89、中性子3コ)

→ 95Y39 + 139 I 53+2n (イットリウム95、ヨウ素139、中性子2コ)

   

どちらの分裂でも、高速の中性子が2~3コ飛び出して、さらに次の核分裂が発生。これが続いて行くのが核分裂連鎖反応。下図はエネルギー総合工学研究所HPより引用。ちなみにこの連鎖反応を制御して、熱エネルギーを取り出すのが、平和利用の原子力発電

  

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    ☆     ☆     ☆

最後に、1945年8月6日の朝、広島に原爆が落とされた後、荒勝が鉛筆で書いてたメモ。化学反応式に見えるが、あれは数式。あそこだけ見るなら、数学・算数の足し算で、米国大統領トルーマンが英語で演説するのをラジオで聴きつつ、「廣島」と旧字の漢字で記してた。

        

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σ u c = σ u f  +σ u a

   = (4.0 ± 2.1)× 10 ⁻²⁴ cm²

σ u a =(1.1 ± 2.1)× 10 ⁻²⁴ cm²

廣島 one bomb(?)

   

この式は、例の政池氏のpdfファイルにそのまま載ってた。「熱中性子によるウラン原子核の分裂・吸収断面積の測定」という項目。

   

ご本人が作ったファイルではないかも知れないが、入力ミスらしきものが2つある。まず、α(アルファ)とa(エー)の混在。たぶん、aが正しい。あと、面積の単位cm²の「²」が抜けてる。科学者も簡単なミスがあるということだ。

   

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σ u c : シグマ・ウラン・キャプチャー。熱中性子のウランによる捕獲(capture)断面積

     遅い中性子が、どのくらいウラン原子に当たるかを表す量。

σ u f : シグマ・ウラン・フィッション。熱中性子によるウラんの核分裂(fission)断面積

     遅い中性子が、どのくらいウラン原子に当たって核分裂を起こすかを表す量。

σ u a : シグマ・ウラン・アブソープション。核分裂を伴わない熱中性子吸収(absorption)断面積

     遅い中性子が、どのくらいウラン原子に当たって核分裂を起こさないかを表す量。

  

意味を考えれば、σ u c = σ u f  +σ u a は当たり前だが、その後の数値を正確に求めたのが荒勝の功績らしい。この理論的な数値をどう利用するのかは不明。爆発の威力、速度、確率、爆弾の大きさなどの計算につながるのだろうと想像する。

   

  

     ☆     ☆     ☆

他にも、アインシュタインらの顔写真と共に、有名なE=mc²を変形した式などが登場してた(質量とエネルギーの等価性)。

   

とりあえず、今日はもう時間切れ。物理や数学など分からなくても、心にしみる感動的で印象的な作品だった。なお、今週は少なめ、計13523字で終了。また来週。。☆彡

   

      (計 2782字)

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GPS座標検索、日産がゴーンにKICKS(キック)、犯人隠避の不起訴~『BG~身辺警護人~2』最終回

素晴らしかった。静岡県警の婦警さんの右側が、ちょっとだけ ♪ そこか! 左は?! いや、メガネっ娘の趣味はないもんで。メガネ女教師ならさておき(笑)

     

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こんな僅かな画面に注目しなきゃいけないのは、一般男性にとって萌え要素がほとんど無いドラマだから (^^ゞ 他には、テレ朝夏祭りCMの弘中綾香アナの浴衣姿くらいか。

  

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菜々緒が、『Missデビル』みたいなミニスカ美脚ハイキックをサービスしてくれればいいのに♪ 社名が「キックス」で複数形なんだから、下段&上段の回し蹴りとか、煉獄(れんごく)とか(笑)。ヤンマガ『喧嘩稼業』の連続技か! 分かりにくっ!

    

春のコロナ再放送の『野ブタ』なんて、堀北真希も戸田恵梨香も水田芙美子も制服女子高生で可愛かったから、萌えまくり♪ ちょっとギャップが大き過ぎたかも。 

   

  

     ☆     ☆     ☆

まあ、そうは言っても、がっちり固定された女性ファンと(テレ朝系)事件ものファンの熱い支持を受けて、好成績だったね。テレビ朝日、『BG 身辺警護人2』。

   

木村拓哉ファンだけでも、やっぱり基礎票として10%前後取ってるような感はある。イクメン父親役でもOK。斎藤工で3%、「バディ」とかBL系の女子で2%くらいか♪ それらの重複が4%として、10+3+2-4=11%。いい線いってる計算かも。

    

コロナの影響で変則的なオンエア日程になったのに、7話の全話視聴率で15.6%。最終回の平均視聴率は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。『半沢直樹』続編の20%台には負けてるけど、今どき十分な成績を残してる。

  

これはもう、続編の続編、第3シリーズもいずれあるだろうね。また1つ、テレ朝のドル箱事件ものシリーズが確立されたわけか。個人的には、『ガリレオ』や『ハードナッツ』みたいな数学・物理ドラマの味付けが欲しい気はするけど、最終回は結構マニアックに楽しめた♪ 既に放送終了から4日経ったけど、細かすぎて伝わらないレベルの感想を書いてみよう。

  

ちなみに今シリーズはこれがまだ3本目の記事。過去の2本は次の通り。

  

 『BG~身辺警護人~2』第1話、超軽~い感想♪

 引きこもりニート、小学校同窓会、父の姿~『BG 2』第4話つぶやき感想

   

   

     ☆     ☆     ☆

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まずは、私が一番興奮した、GPS座標(笑)。数字フェチか! ハァー、ハァー。別に静岡県警の婦警バディの右側を追跡したかったわけではない♪

  

あっ、サイバーパトロールの皆さん、ドラマ関連の軽口だから、聞き流してすぐ他のサイトに飛んでね。

   

個人的に、スマホもiPadもGPS機能は使ってないから、「GPS座標」という特別なものがあって、この長い数字がその一例なのかと思ってた。ところが、Google Playのアプリとか、わざわざダウンロードして調べても、どうもそんな特殊な数値はない。座標変換の学術論文までチェックしたけど、やっぱりたかが、日本と世界標準との違いの話。

  

  

     ☆     ☆     ☆

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そこで、劉(仲村トオル)から、まゆ(菜々緒)に送られて来たメッセージ画面を見直すと、緯度と経度を暗号的に書いてるわけね。「6」を途中に挟んだり、検索する時に先頭に6を入力したりしてたのは、実在する場所に迷惑をかけないための配慮か。

  

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国土地理院の電子地図の使い方がなかなか分からなかったけど、緯度と経度を半角スペースで区切って、「35.1093015 138.503866」で検索して、ズームを調整すれば、上図の通り(十字型マークの地点)。簡単に言うと、富士山の西側。

   

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静岡県「静」岡市「清」水区の辺りになる。この住所を短縮して作ったのが、「静清」川、静清バスとかいう実在しない地名だ(上はドラマの画面)。清水興津「北」小学校も架空の名前で、実在するのは、清水興津小学校(北が入ってない)。

   

細かすぎて伝わらない話だから、つぶやいてる人はいないだろうと思ってツイッター検索かけたら、1人だけいらっしゃった♪ いいね。さすがに緯度、経度までは書いてないけど(笑)

   

  

     ☆     ☆     ☆

続いて、これまたほとんどツイートがない話。日産KICKS(キックス)のCMの件。私がTVerで見始めると、序盤で1回だけ、この車のCMが流れて、「アッ?!」と注目。キックスって、そうゆう意味もあったのか。

  

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ところが、何度も動画を再生し直したのに、その後このCMは出なかった。ほんのちょっとだけ流してるわけか。テレビのCM情報も、ツイートが1つ見つかっただけ。BGに触れてる日産大阪のブログでも、CMの話までは無し。

  

それどころか、「BG ゴーン」でツイッター検索かけても、リツイートを除くとたかが20件ほどしかヒットせず。ということは、ドラマの見方もストーリーの解釈も全然違って来る。

   

箱に入って国外に逃亡しようとした劉社長は、明らかに日産のカルロス・ゴーン被告とそっくり。ケースに隠れて、関西国際空港から(?)プライベートジェットでレバノンに逃亡。少なくとも日本では、評判は良くない。たとえ、日本の司法制度による人権無視とかを考え合わせても。

    

ゴーン逃亡との類似や日産キックスCMを理解してると、ドラマの序盤でもう、劉社長は逃亡を止めるだろうと予想できる。主人公キムタクのおかげでそのまま海外逃亡に成功なんて、あり得ない展開。

   

実際、ドラマの終盤、劉は逃亡を止めて、共犯の政治家を誘う形で警察へ。クライアントの人間性を信じる島崎の姿勢が正しかったという、ヒーローものの典型的結末になってた。日産が元社長・ゴーンの逃亡劇にキック(蹴り)を入れる形でもある。逃げたくても、逃げずに司法と向き合うのが正しい姿だと。

   

  

     ☆     ☆     ☆

ちなみに、「kick」の語源を英語版ウィクショナリーで調べると、面白い事が分かった。これは元々、キックする(蹴る)時に身体が後ろに反り返ることを指してたようで、「後方に曲がる」(bend over)というような意味だったらしい。

  

さらに追及すると、後方に向きを変えるといった意味も登場。単純にまとめると、

 kicks=引き返す

  

だから、引き返すのは最初から確定だったのかも♪ ベテラン脚本家の井上由美子は立命館大学の文学部出身者で、『BG1』初回でもシェークスピア『マクベス』の台詞なんて使ってたくらいだから、あり得ない話ではない。

  

まあ、たとえ作家が自分で認めなくても、作品の解釈は基本的に、受け手の自由。反射的なスピードと広い共感を争うSNSの普及以来、深い読みやレビューがほとんど無くなって来てるから、あえて誰一人として書かないようなこだわりを示しとこう。

   

   

    ☆     ☆     ☆

最後に、島崎と女医・笠松先生(市川実日子;いちかわみかこ)の犯人隠避容疑について。これまた、(ほとんど)ツイートが見当たらない。普通に検索するとゼロだ。

  

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ということは、ドラマの視聴者がほぼ完全に、主人公とヒロインに感情移入してたことを示してる。

  

私は、劉が逃亡を止めたとしても、島崎のボディガードとしての行動や、警察に対する笠松先生のウソはちょっとヤバイなと冷静に見てた。だから当然、物語の最後のけじめとしての新聞記事を細かくチェックすることになる。

  

  

    ☆     ☆     ☆

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「騒動の裏で活躍した民間警護会社」、「劉氏の逃走に関与した人物は不起訴処分に」。

  

 ・・・劉氏の自首を手助けするため警護をした島崎警備の四号警備員に関しては、犯人隠避の容疑で捜査が行われていたが、懇親会襲撃事件は桑田氏の自作自演であり、劉氏は関与しておらず、この事件に関する劉氏の嫌疑はえん罪であったという。

  

関係者によると、二名の四号警備員の犯人隠避容疑については、当時二人が認識していた劉氏の容疑が懇親会襲撃事件だけであり、それはえん罪であったことから、捜査当局もこれ以上捜査せず、不起訴処分とする方針とのこと。今回の行動が一連の事件の終息に繋がったとして不問とされた。

   

   

     ☆     ☆     ☆

なるほど。それは流石に筋が通った現実的な説明だね。ただ、そうした話は昔のドラマなら、誰かが口にするか新聞記事を読むような形で、視聴者に伝えてた気がする。今回、この新聞記事を本当に読んで納得した視聴者は、ツイッターを見る限り、ほとんどゼロに近いだろう。

  

ちなみに新聞は「毎朝新聞」。つまり、テレ朝とつながる朝日新聞と、毎日新聞の合体であって、リベラルな(左派の)マスメディアの象徴的な名前。それに対して、悪の象徴は民事(みんじ)党。もちろんこれは、朝日と毎日が批判し続けてる自民(じみん)党をもじった名前だ。

         

これが考えすぎではないということは、既に『BG1』の最終回でも具体的に示しておいた。あの時、テレビ画面に映った新聞記事は、本物の朝日新聞が自民党を批判するスクープ記事を元にして作られてたのだ。元の紙面とドラマの画面は、内容的にも外見的にも似たものになってた。

   

ドラマの一番最後、「今こそ、護る人間が求められている」というテロップは、初回にも映ったもの。これも、憲法を護るリベラルメディアの自己主張とも見れるだろう。現在の世論調査的には、求められているかどうか、ビミョーな立場だけど。

   

意外と長くなって来たので、そろそろ終了。運動と睡眠で、コロナから自分を「護る人間が求められている」ことだけは確かだ♪ ではまた。。☆彡

   

        (計 3753字)

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