沖縄オスプレイ不時着「感謝されるべき」、英語原文が無い中での混乱・・

在沖縄・米海兵隊トップとされるニコルソン(Nicholson)四

軍調整官が、オスプレイの不時着は「感謝されるべき」だと語っ

たというニュース。最初に聞いた時からすぐ、英語原文をチェック

したくなった。

    

He should be thanked (for)

みたいな直接的な表現は、露骨に恩着せがましくて、事故直後

の高官の発言としてはちょっと考えにくい。

   

その後の会見ビデオを見ると、かなり感情的な語り口だったから、

あり得ないとは言わないけど、むしろ、

 「should be appreciated for

ではないのか。それを、米軍側の通訳が「感謝されるべき」とか

翻訳してしまったのではないか。。

    

    

     ☆        ☆        ☆

そう思ってネットを飛び回ったところ、英語原文はどこにも無いし、

そもそも記録されてないようだ。沖縄の安慶田(あげだ)副知事の

証言があるだけ。本当は米軍側に録音があるのかも知れないけ

ど、私的・個人的な対談を公表する気はないらしい。

     

沖縄の突発的な事故だと、流石に外国メディアや通信社も対応で

きてなくて、英語で検索しても特にめぼしい情報は見当たらない。

せいぜい、ロイターの報道が目立つ程度。

    

一応、朝日新聞デジタルの英語版には、こう書かれてた。英語原

文ではなく、日本語からの英訳だろう

  

 the pilot’s efforts should be

 appreciated for preventing damage

 to houses and residents.

 (住宅や住民の損害を避けたパイロットの努力は

 評価されるべきだ。)

   

   

     ☆        ☆        ☆

もし、元の英語がこんな感じだったのなら、上司の言葉として、それ

ほど不自然ではないと思う。軍全体の士気や指揮、統制にも関わる

のだから、認めるべき部分はそれなりに認める。

     

実際、かつての日航ジャンボ機墜落に対して、最後まで必死に頑張

り続けたパイロットを責める声はほとんど無い。というより一般に、自

動車と違って、航空関連では飛行士を責める声は少ない気もする。

自動車より高度な技術で操縦されてるし、機体トラブルや悪天候に

よる不運の要素が大きいからだろうか。

    

もちろん、沖縄とか反・在日米軍の立場なら、旅客機や民間機と軍用

機とは全く違うし、オスプレイはそもそも認めてないということになる

のだろう。

   

ただ、在沖米軍としては非常に珍しく、「遺憾」(regret)

に加えて「謝罪」(apology)とまで口にしてるのだから、

記録に残ってない言葉をあげて批判し続けるのはどうかと思う。

     

むしろ、これでオスプレイの事故率が上がったのは確かだし、

給油システムの問題も浮上したのだから、冷静で理性的な根

拠で配備に反対するべきだろう。例えば、プロペラが大き過ぎて

給油コードと絡まるリスクが高い欠陥機だ、といった形で。

     

   

     ☆        ☆        ☆

それとは少し違う話として、報道の仕方の問題がある。今回、新聞

社のサイトは、「感謝されるべき」という言葉を元の発言であるか

のように強調したものが多かった。左・右の立場に関わらず、そう

なのだ。

     

まず、一番騒がれてる朝日新聞

  

161216a

  

続いて、同じく左派・リベラルの毎日新聞。

   

161216e

   

右派・保守の読売も同様

  

161216c  

     

さらに、産経新聞まで。WEST(西部)版だからなのかも。

   

161216f

    

これだと、わりと中立的な日経が同じなのも当然だろうか。

   

161216d

   

   

    ☆        ☆        ☆

これは困った報道姿勢だなと思ってたら、最後に見たNHK

ニュースだけは、政治的中立性をかなり保つ報道になっていた。

  

161216b

    

 沖縄副知事“米軍が「パイロットは感謝されるべきだ」と”

  

これがもっとも妥当な見出しだろう。あくまで、直接的には副知事

の証言だし、おそらく「真相は藪の中」のままになるのだから。

      

もちろん、ニュースの中身を見ると、どの記事もあまり変わらない

わけだが、見出しのインパクトは非常に大きい。ツイッターその他、

SNSではしばしば、短くて極端な目立つ言葉だけが拡散する

傾向もある。

   

    

     ☆        ☆        ☆

その意味で、惜しかったのは、かなり上手くまとめて報道してい

るネットメディア「BuzzFeed」(バズ・フィード)。記事

の見出しで、やや左に偏った印象になってる。

     

 「オスプレイ事故でデマ、『朝日新聞が意図的な誤訳」に

  ソースなし 米軍司令官『感謝されるべき』発言」

   

やはり、大きな事件・事故ではまず、NHKニュースということか。

あらためて、メディア・リテラシーや英語その他の原文の重要性

を感じつつ、それでは今日はこの辺で。。,☆彡

    

                  (計 1816字)

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なぜトランプ米大統領に驚くのか?♪&体調ごまかしハーフ走

(9日) RUN 21.1km,1時間43分35秒,平均心拍 161

   消費エネルギー 1100kcal (脂肪 132kcal)

    

ヒラリー・クリントン候補を支持してたレディー・ガガは、わざわざニュー

ヨークのトランプ・タワーの前まで車で行って、不満を訴えてた。

 「Love trumps hate.」

ラブ・トランプス・ヘイト。愛は憎しみに勝つ。

            

161110a

   

写真は英国メディアのテレグラフの記事より借用。ガガのインスタ

ラムだと、気持ちを表すかのように白黒になってた。彼女は自分で広く

アピールしてるのだから、肖像権を問われることはないはず。私は主張

拡散のお手伝いをしてるだけの、親切な小市民♪

       

日本人である私はこれを見て、「こんな時でさえ三人称・単数・現在のs

を付けるのか」と感心した(笑)。

   

トランプ(Trump)氏への抗議だから、単に「Love trump hate」と書

く方がシャープだし、「トランプは愛を憎む」とか、「愛はトランプを憎む」

という意味も出せると思う。文法をきっちり守ったのか、あるいは

「trump」が動詞だと示すためなのか。

   

        

      ☆        ☆        ☆

さて、当サイトでは、ブレグジット(英国のEU離脱)の時も、ビットコイ

騒動の時も、冷静に世界の情報を見渡してたわけで、今回も冷静

に状況をとらえてみよう。

  

まず、一番に指摘したいこと。米国もヨーロッパも、マーケット(市場)

は小動きに過ぎない。動揺して大きく値下がりしたのは、日本だけ。

   

ドル円の為替も、東京市場が揺れてる間は1ドル101円くらいまで

ドル安(=円高)に振れてたのに、夜になるとすぐ104円まで戻

して、今は元通りの105円だ。ドルの急落は数時間で回復。米国の

長期国債の値下がりが多少目立つ程度(長期金利は上昇)。

      

(☆追記: 結局、米株は1%以上の上昇。米国債は1割安、為替は

       0.5%ほどのドル高で終了。)

         

わざわざこんな事実を強調するのは、日本のメディアが相変わらず、

「市場が動揺してる」と言いたがってるからだ。世界の驚愕を表す数値

の代表として。

           

例えば、日テレの『ZERO』とか、NYダウがほんの僅か(0.2%)

しか下がってなかったのに、「やはり下がってるようです」といった感じ

の伝え方だった。正しくはむしろ、「今日のところは(意外なほど)落ち

着いているようです」とか報道すべきだろう。

                 

客観的事実と関係なく、自分の言いたいことを事実であるかのように

言おうとしてしまう。これはメディアでよくあることで、まさに今回の米国

大統領選がその典型だったわけだ。

   

確率は多少低いとしても、トランプが勝利してもそれほど不思議のない

情勢だったのに、ほとんどあり得ないことのように語る情報が溢れ返っ

てた(特に日本では)。起きた後は、「誰も予想してなかった」とかいう

金融関係者のコメントまで出てたほど。

   

    

       ☆        ☆        ☆

ところで、ガガは「trump」という単語を動詞として使ってたが、それは

あまり見ない用法で、普通は英語だと「切り札」という意味になる。た

だ、日本の場合、「トランプ」は、13枚×4種=52枚のカード

を指す。

           

トランプ遊びで、1枚めくった時、たとえばスペードだったとしよう。それ

でエェッ!と驚く人はほとんどいないはず。状況によるけど、たかが

確率1/4前後のことが起きたに過ぎない。

  

同じようなことは、柄(がら)だけではなく、数字についても言える。1枚

めくって、5が出た時、エェッ!と驚く人はやっぱり少ないはず。たかが

確率1/13前後のことが起きたに過ぎない。

   

この確率1/4とか1/13とか、要するに1/3~1/10程度の

確率が、トランプ当選の確率だったわけで、数学的には何も凄いこと

は起きてない。それに驚愕するということは、確率の分布が見えてな

かったか、見て見ぬフリをしてたか、どちらかだろう。

     

   

     ☆        ☆        ☆   

「トランプは政治経験のない素人の暴言男で、女性スキャンダルもある

から、当選はあり得ない」と思い込むこと。あるいは、「当選は許せない」

と感じること。

  

そうした思いが、冷静な確率の把握や情勢分析の妨げとなってるわけだ。

英国のブックメーカーの賭け率を見ても、要するに5対1前後で揺れ動い

てたわけで、別に100対1だったわけではない。サイコロを振って1の目

が出るかどうか、その程度の平凡な確率の賭けだったわけだ。

   

多くの世論調査でも、差は僅かだったけど、基本的にクリントン有利だっ

たのは確か。ところが実際の投票は違ってたわけで、要するに世論調査

が多少、間違ってたことになる(数%ほど)。最後の最後で意見が変

わったと言うより、今まで意見を隠してた、ウソをついてたと考える方が

自然だろう。

        

あまりにもメディアや論者がトランプを批判するから、トランプ支持と回

答できなかった隠れトランプ支持者、沈黙した(サイレント)支持者が

大勢いたことは、もはや明らか。

  

その意味でも、メディアや評論家、コメンテーターなどは自分の言動を振

り返る必要があるはず。自分たちが声高に自分の意見を押し出したか

らこそ、世論調査が客観的事実を映し出せなかったし、自らもそのズレ

に気付けなかったわけだ。

      

ともかく、かなりユニークな人物が世界の頂点に立ったことは確かで、今

現在のマーケットの動きが「結果的に正しい」かどうかは、まだ読めない。

とりあえず、当選確定後のトランプの会見はかなり普通のもので、拍子

抜けするほど♪ 来年1月の就任以降、政治のお手並みを拝見しよう。

米国以外の国、特に日本の対応も含めて。。

   

   

      ☆        ☆        ☆ 

最後に、今日・・・じゃなくて昨日の走りについて。相変わらず、風邪

の0.2歩手前か0.1歩手前くらいの体調で、止めとこうかと思い

つつ、寒い中でハーフ21.1km走って来た。パブロンは2錠♪

    

このくらいの距離を走るのは半月ぶりだし、自信は無かったけど、走り

出すと意外に足腰は平気。心肺はかなりキツくて、心拍数もレース並み

に上がったけど、最後まで崩れることは無し。終盤は完走重視で、わざと

控えめに走るだけの余裕も一応あった。一番心配してた右足裏のマメも、

5日間おとなしくしてたおかげで何とか回復。痛みなし♪

  

トータルでは1km4分54秒ペース。必死に頑張ったわりに遅いけ

ど、まあ体調と調整の遅れを考えればこんなもんかも。足の筋肉には

余力があった。気温9度、湿度45%、風速2m。ハーハー走ると、

寒いのは最初だけ。途中からは涼しさが気持ちよかったほど♪

    

それにしても、どうしてもトランプより、元モデルの奥さんや娘さんの美しさ

に目が行くね(笑)。羨ましいなと思いつつ、ではまた明日。。☆彡

   

     

 往路(約2.4km) 12分48秒  138 152

LAP1(約2.1km) 10分31秒 155 162

  2         10分01秒  161  165 

  3         10分20秒  163 166

  4         10分10秒  165 168

  5         10分22秒  165 167

  6         10分25秒  168  169

  7         10分30秒  167  170

復路(約3.7km) 18分28秒  167 172

計 21.1km 1時間43分35秒 心拍平均161(88%) 最大172(95%)

          

                   (計 2863字)

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大統領選トランプ候補、ビデオ発言の英文和訳(一部除く)&14kmラン

(10日) RUN 14km,1時間12分53秒,平均心拍 148

    消費エネルギー 740kcal (脂肪 148kcal)

   

日本人としては、ロシアのプーチン大統領来日に合わせた、北方領土

問題の進展とかいう噂が気になる。将来的な2島返還くらいが現実的

な妥協点か。

         

まあでも、とりあえず今日は、米国大統領選の話をトッピングしとこう。

半ば、英語記事ということで。ちょっとタイミングが遅い感もあるけど、

逆にほとぼりが冷めて、ちょうど良かったかも。。

    

    

      ☆        ☆        ☆

私が共和党のトランプ候補の性的暴言を知ったのは、Yahoo!

に配信されたAFP通信のニュースを通じてのことだった。

  

 トランプ氏の爆弾映像浮上、下品な言葉で女性経験を自慢

   

こんな隠し撮り的な暴露映像をマスメディアが(ほとんど)批判無しで

利用していいのかどうかがまず気になったが、米国大統領の候補と

もなると、個人的プライバシーよりも公の知る権利の方が遥かに優先

されるということか。

   

ただ、今回の大統領選では、1年前からマスメディアのトランプ批判

が目立つし、特にここ最近は報道の中立性を気にせず、ひたすらクリ

ントン当選を目指す論調が目立ってる。バランス的に違和感を持つの

も自然だろう。

    

誤解を避けるために書いておくと、私は個人的に、黒人大統領の次は

女性大統領でもいいと思ってる。リベラルだからではなく、ごく普通の

現実的なバランス感覚として。とはいえ、今回のトランプの暴言とされ

るものがどの程度のもので、今までと比べてどうなのか、元の英語を

自分で確認してみた。

         

AFPは一部の微妙な単語をそのまま載せてたけど、私は直接的には

書かない。ただ、元の映像にはすべてテロップが出てた。ワシントン・ポ

ストが10月11日現在、HPで動画を公開中。映像的に過激なものは無

いが、言葉の一部はかなり下品なので、閲覧の際は自己責任で。中盤

までのポイント部分は、約2分間。ポストの記事タイトルは次の通り。

       

 Trump recorded having extremely

 lewd conversation about women

 in 2005

 トランプが2005年に録音された、

 女性に関する極度にわいせつな会話 

  

161011a  

   

   

       ☆        ☆        ☆

では、実際の英文と私の日本語訳を示す。くだけた日常会話で、文脈も

正確には分からないので、和訳は参考程度のものだ。ワシントンポスト

による編集にも注意が必要。話し相手の言葉はすべて省略。

       

 Donald Trump

 (ドナルド トランプ)

  

 You know and I moved on 

 her actually.

 ・・・私は実際、彼女に言い寄ったんだ。

  

 You know She was down

 on Palm Beach.

 彼女はパームビーチにいたんだよ。

  

 I moved on her

 and I failed.I’ll admit it.

 私は彼女に迫って失敗したんだ。それは認めるよ。

   

 I did try and f・・・ her.

 She was married.

 私は彼女を・・・しようとした。彼女は結婚してたんだ。

  

 ・・・(中略)・・・

 And I moved on her 

 very heavily in fact ・・・

 私は実際、本気で彼女に迫ったんだ。

   

 ・・・I moved on her like a b・・・・,

 but I couldn’t get there.

 私は尻・・みたいな彼女に迫ったけど、ダメだった。

  

 Then all of a sudden I see her,

 she’s now got the big 

 phony tits and everything.

 その時ふと気付くと、いまや彼女は大きな

 偽物の胸とか全てを手に入れてる。

   

 She’s totally changed her look.

 彼女はすっかり外見が変わってた。

  

 Look at you.You are a p・・・・.

 あぁ、カワイイ子猫ちゃん。

   

 ・・・(中略)・・・

 And when you’re a star 

 they let you do it.

 スターなら、みんな、やらせてくれるんだ。

     

 You can do anything.

 何だって出来る。

  

 ・・・Grab them by the p・・・・.

 ・・・・をつかんだり。

   

   

     ☆        ☆        ☆

移動のバスから降りた後、ドラマ撮影で共演するブロンド美人女優・

アリアンヌ・ズッカーとハグ(抱擁)して、笑顔でスタジオに向かった。

ズッカーは美脚を大胆に露出したドレスで、トランプ達も注目。ドラマ

の中では、ズッカーがトランプに接近するような台詞も入ってたらしい。

   

2005年9月だから、3度目の結婚の8ヶ月後ということになる。ただ、

話してる内容がいつのことなのかは不明。

       

おそらく会話の全体は、ある1人の既婚女性を苦労してくどき落とした

ということだと思う。最初は失敗したけど結局、成功。私はスターだから

何でも可能だという、大げさな軽口、ジョーク。

   

個人的感想としては、男性数人のバスの個人的会話より、公の場での

数々の暴言の方が遥かに問題だと思うが、これでどの程度の影響が

出るのかはまだ分からない。

   

ビデオ公開後の世論調査だと、クリントンとの差が開いたとも言われて

るけど、英国のEU離脱みたいな逆転劇も可能。注目の大統領選まで

は、残り1ヶ月。果たして、結果とその影響は。。

   

  

       ☆        ☆        ☆

一方、単なる一般市民アスリートは、3連休最後の昨日も14kmだけ

軽く流してみた。脚の疲れやダメージはあるけど、やっと秋らしい涼しさ

になってくれたから、一気に走りやすかくなった♪

    

気温17度、湿度75%、風速1.5m。トータルでは1km5分

12秒ペース。もうちょっと速くてもいいけど、右足をかばってる

し、良しとしとこう。一応、最終ラップだけは1km5分切り。妙に

人が少なかったのは、連休の最後だからかも。

     

さて、サッカー日本代表は、強敵オーストラリアに勝てるかな。今現在、

前半が終わって1-0のリード。ではまた明日。。☆彡

    

       

           時間  平均心拍  最大

 往路(約2.4km) 13分22秒  133  142

LAP1(約2.1km) 11分22秒  144  150

  2          11分17秒  148  151

  3          10分57秒  152  159

  4          10分38秒  156  162

復路(約3.0km)  15分18秒  155  164

計 14km 1時間12分53秒 心拍平均148(81%) 最大164(90%)

           

                        (計 2522字)

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フィトゥシ「街灯の定理」と、古いジョーク「街灯の下で鍵を探す」

今日は2016年9月11日。あの米国同時多発テロから15

周年ということで、朝日新聞の朝刊2面で特集を真面目に読んでたら、

ふと隣の3面のコラムが目に入って、思わず笑ってしまった。

  

「日曜に想う」シリーズで、今回のタイトルは、

    「暗闇になくした鍵をさがせ」。

   

執筆は編集委員の大野博人で、まださほどメジャーになってないフラン

ス語の経済学書を読んで、フランスの著者にインタビューして書いてる

らしい。その辺り、さすがに朝日と言うべき基本的な能力や知性を示し

てる。もちろん、執筆の控えめな政治的意図、反安部政権的な軽いバ

イアスはさておき。

       

ちなみにこの話の核心は、ある意味、その「バイアス」というものと言え

る。人間につきものの、偏り、偏見。まず、コラムの冒頭だけ引用させ

て頂こう。

   

  「街灯の定理」という風変わりなタイトルの経済書がある。

  夜、ある人が街灯の下でなにかを捜している。鍵を落とし

 たという。なくしたのはこのあたりかと問うと、そういうわけで

 はないが、ここは光があたって捜しやすいので、と答えた──。

  そんなジョークが由来になっている。・・・・・・

   

    

         ☆          ☆          ☆

私はここまで読んで、すぐにプッと吹き出してしまった。このジョーク自体

は知らなかったが、世界的に通じそうな滑稽さだし、奥行きとか深み、一

般性もある。

  

ジャン・ポール・フィトゥシ(74歳)によると、上のジョークみたいなちぐ

はぐが経済学や経済政策で実際に起きている、ということらしい。

  

もちろん私は、「なるほど、そうだよな」と素直に頷いたり、「いいね」と

共感して終わりにするような読者ではない。そもそもコラムは、何が定

理なのかも明示してないのだ。

   

そこで私は、自分自身で考え直すと共に、基本的なことをネットで調べ

てみた。フィトゥシの「街灯の定理」どころか、その元になった街灯ジョー

クも、実はそれほど話題になってない。日本はもちろん、英米やフランス

でも同様。

  

ただ、話が核心を突いてるのは確かだし、メジャーではないからこそ、

マニアック・ブログで紹介する価値がある。

    

    

        ☆          ☆          ☆ 

まず、元のジョークについて。日本語版ウィキペディアには、「古くはア

ラブに起源があるというたとえ話」と書いてるが、アラブの出典は示して

ない。おそらく、塩沢由典の文章をもとにしたのだろうが、ネットで見れる

塩沢の文章2本(数学系経済学系)を見る限り、やはりしっかりした根

拠や出典はない。

  

出典はともかく、小話とか寓話の中身についてなら、英語版ウィキに

Streetlight effect」(街灯効果という項目があった。

  

大切な場所ではなく、街灯に照らされた明るい場所だけに目を向けてし

まいがちな人間の観察バイアスが、街灯効果。少なくとも半世紀前には

話題になってたが、ここ20年ほどで地味な注目を集め始めた感じだ。

  

元になった話が、下にまとめられた「drunker’s search」。

酔っ払いの落し物探し)。

   

160911a

   

       ☆          ☆          ☆

朝日と違ってる点はまず、登場人物が酔っ払いと警官になってる点。

酔っ払いは当然、ボケ役として、突っ込むべき警官もボケみたいな行動

を見せてる。どこに落としたのかという、一番大事な点を最後まで聞い

てないから、ある意味、Wボケの漫才、コントなのだ。

      

もう一つの違いは、公園(park)で落としたのに、街路(street)

で捜すという、滑稽な対比がハッキリ出来てること。

  

日本語版ウィキは、何に基づいてるのか、「公園の街灯」と書いてる

が、それでは対比がハッキリしないから面白くない。そもそも、落とした

公園の中で明るい場所を探すのなら、正しい行動とも言える。懐中電灯

で捜す普通の行動と、大同小異。

       

だから、古いジョークに正解など無いにせよ、英語版の方が正しいジョー

クだろう。「暗い公園」と、「明るい街路」のコントラスト。だから、全く無意

味なおバカということになる。

  

ただし、公園で落として、公園内の明るい場所だけ探すとした方が、一般

性が出て来る。人間科学的、社会科学的、方法論的に使いやすいのは

確かだ。つまり、どこが大切なのか、大まかには分かるけど、場所が広

すぎるから、ごく一部分の分かりやすい所だけ探求してしまう

   

それが人間の習性であり、限界、短所でもある。一方、考え方によっては、

長所でもあるわけだ。たとえば数学のような一般的学問でも、分かりやす

い具体例からスタートするのはごく普通の戦略、ストラテジーなのだから。

   

   

        ☆          ☆         ☆  

一方、フィトゥシの本は2013年だからなのか、まだ邦訳どころか英訳

さえ見当たらない。本を検索すると、たどりつくのはフランス語の情報。

   

JEAN-PAUL FITOUSSI、

  『Le theoreme du lampadaire』

      

160911b

   

この表紙の絵でも、公園とか木は描かれてない。普通の街路をトボト

ボと帰宅する姿に見える。

    

出版社はLLL。「Les Lien qui Liberent」

(レ・リャン・キ・リベール)の略語だから、訳すと「解放してくれる絆」

といった感じか。名前から直ちに、リベラル=左派の出版社だろうと

想像がつく。そこに注目した朝日も左派だから、分かりやすい構図だ。 

   

では、「街灯の定理」とは何なのか。フランスのAmazon

中身紹介を使って、冒頭だけ軽く読み流した限りでは、次のように

まとめることが出来そうだ。

   

  街灯の定理 : 

 大きくて複雑な問題を扱う時、分かりやすい部分だけを

 扱っても、本当の全体的解決にはつながらない。

    

たとえば次の箇所を引用させていただこう。

   

160911c

   

   

      ☆          ☆          ☆   

上の定理自体は、「~できない」というネガティブな否定形になってる

が、フィトゥシはもう少し先のポジティブな方向まで見通してる。要約

すると、次の通り。

   

 街灯の定理は正しい。しかし、われわれは照らす場所を選択、

 決定することが出来る。街灯で照らす場所を適切に決めれば、

 問題は解決に向かうだろう。

   

    

        ☆          ☆          ☆

結局、人間は有限な存在であって、すべてを完全に見通すことは不可

能、だから、一部分だけを分かりやすく考えるしかない。分かることしか

分からないのだから。

  

フィトゥシが街灯ジョークを手がかりにするのも、朝日がフィトゥシに注

目するのも、私が朝日のコラムに注目するのも、似たようなこと。

      

その時々で、どの部分に光を投げかけるのが適切か。どの近似的な

考えが有効なのか。そこはよく分からないわけだ。

  

ただ、おそらく自然科学はかなり上手くやってる方だろう。たとえばニュー

トン力学は今に至るまで300年以上、十分に役立ってる近似理論。ある

いは言語の分野でも、辞書に書いてる意味というのは部分的で不完全

だが、意思伝達の上で十分役に立ってるわけだ。

  

フィトゥシは今、『21世紀の資本』のピケティや、ノーベル賞のクルーグ

マンらと共同作業を進めてる所で、来年には発表が予定されてる。彼ら

がどこに、どのような光を投げかけるのか。過度な期待をすることなく、

静かに注目しとこう。

    

私としては、「鍵を探さない」という選択肢があることを指摘しておく。つ

まり、あきらめて別の場所に住むという方法もあるのだ。

      

なお、今週はPCトラブルにもかかわらず、計17437字となっ

た。もう少し減らしたいところ。ではまた来週。。☆彡

    

                       (計 2934字)

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男らしい小池百合子、女性初の都知事に&山本圭壱テレビ復帰

応用数学というか確率統計学というか、強気の予想だね。私は20時

ちょうどからNHKの都知事選速報を見始めたけど、いきなり小池百合

子当選のテロップから番組スタート。投票締切の直後、開票率0%

で「当選確実」となってた。四捨五入なし、完全なゼロ・パーセント。

 

NHKは根拠として、出口調査(5000人強、30ヶ所弱、回

答率70%)を挙げてたけど、朝日新聞デジタルなんて何も根拠を

挙げずに、20時00分に「当選確実」。まあ、速報だからであっ

て、実際は各種の状況を総合的に分析したってことか。

 

160801a

 

 

数分遅れで会場に現れた小池は、目に涙を浮かべてキラキラさせながら、

演説で枯れたノドで勝利宣言。「まだハッキリした開票結果は出ておりませ

んが・・」とか、一度も言わなかった。進行係のナレーターも一切留保なし。

 

負けた増田寛也や鳥越俊太郎も、20時10分くらいにはあっさり

敗北宣言。最近の選挙は、「まだ分かりませんが・・」って感じの態度は

示さなくなってるのかね。ビッグデータ収集&解析による信頼性向上っ

てことか。

 

 

      ☆          ☆          ☆

ちなみにNHKが最初に映した開票状況(20時半頃)は、0.1%

(弱)で、小池が約1600、増田が約1400だったと思う。

20分ほど後、同じく0.1%で、小池1700弱、増田1400強。

0.1%とは、5000票前後という意味。

 

この程度の差で「確実」とする感覚や根拠がいま一つピンと来ない。私は

もともと小池だと思ってたから、別に予想結果に不満や驚きがあるわけ

じゃなく、率直な理論的感想だ。一度、そのデータと前提、仮定、数式処

理を詳しく見てみたい。

 

ちなみに、東京都の有権者数は1000万人超で、最終投票率

50%としても、投票総数は500万票。おまけに2位の増田は、

与党・自民党の推薦で強力な組織票を持ってる候補者だ。22時過

ぎでも、開票率が数%~20%の時点で、小池・増田・鳥越がほぼ

同数の激戦区がいくつもあった。。 

 

 

       ☆          ☆          ☆ 

さて、では勝因は何か。選んだ理由の一番目は、NHKの出口調査だ

と「政策」となってたけど、私はこの種のキレイ事や建前は信じない。不特

定多数を動かすのは常に、理屈ではなく、イメージだ。何となくの印象と、

すぐに感じ取れる外見。行動も含めて。

 

小池は長年の活動による知名度で、増田はもちろん、鳥越にも勝ってる。

不利とされてた「先出しジャンケン」や、「崖から飛び降りる覚悟」を見せる

男らしさ、潔さも好印象だった。党の推薦を別の男性候補者に奪われた状

況で闘い続ける、女性闘士。

 

小池は自分で、ジャンヌ・ダルクほど若くないと自嘲気味ジョークを飛ばし

てたけど、小池の35年ほど前の画像を見ると、アイドル顔負けの可愛さ

でキラキラ輝いてる。その後は美人議員として臨機応変、他方面の活躍。

 

長年のポジティブな外見イメージは、64歳になった今でも中高年の脳裏

に焼き付いてるはず。ほんわかしたタレ目のタヌキ顔も年齢にふさわしい

好印象。

 

 

         ☆          ☆          ☆   

都知事の経験が長い石原慎太郎から、「厚化粧」「大年増」「ウソつき」と

か暴言を浴びても、「慣れてるんですよ」と余裕の受け流し。これでは、

石原は、増田の応援どころか、足を引っ張った形になってしまった。

 

間違っても「セクハラ」などと女性的に反撃することなく、「これだから男は

ダメだ」とも言わず、器の大きさと長年の経験を笑顔で誇示した小池。S

NSや緑のイメージ・カラーの有効利用も含めて、見事な完勝となった。

流石は元・防衛大臣、男らしい。一部のリベラルに嫌われても、一般ウケ

で楽勝。

 

とはいえ、もちろん、ここまでは単なる予選。本当の真剣勝負はこれから

始まる。最大の強敵は、文春砲とか、メディアのスキャンダル攻撃か。リ

スク管理能力、金銭管理、都議会運営も含めて、真価を見せて頂こう。

なるべく長い間。。

 

 

☆追記: 最終的な獲得票数は、小池が約290万票、増田

       180万票、鳥越130万票。5:3:2の比率で、

       NHKの出口調査とほぼ同じになった。)

 

 

        ☆          ☆          ☆ 

一方、話のレベルはかなり違うけど、個人的にずっと気になってたお笑

いタレント、山本圭壱の「復活」についても一言、感想を書いとこう。

 

前に何度か書いたように、私は彼の才能や人望の厚さを評価してるし、

事件の謹慎期間があまりに長過ぎると思ってた。

 

そもそも、当事者間で示談・和解した後、告訴取り下げで不起訴処分。

逮捕もなく、任意の事情聴取と書類送検のみ。相手が当時17歳の少女

とはいえ、人気タレントにとって10年間もの謹慎は十分すぎるだろう。

 

16年7月30日の夜、『めちゃイケ』で地上波テレビ復帰と聞いた

ので、試しにワンセグで軽く流し見してみた。あらかじめ、収録でかなり

色々あったと伝えられてた通り、激しい内容のバラエティだった。ちなみ

に私が『めちゃイケ』を見るのは、ほとんど初めて。

 

 

        ☆          ☆          ☆

見始めたのは、山本が何も知らされないまま、地方のパチンコ店で営業

するシーンから。完全に仕込まれた仕事で、進行の女性も観客もわざと

山本を困らせる。ブタの物真似を要求されて、床を這い回る姿は、最近

まったくバラエティを見てない私には、ちょっとキツ過ぎるイジメの印象。

 

ただ、乱入した江頭2:50のおかげで、イベントの雰囲気が明るくなった。

お笑いバトルのような形だけど、正直、江頭の方が面白かったと思う。山

本が得意のはずのロボット系ブレイクダンスも、かつてのキレは無い。

 

その後、実はやらせ企画であって、『めちゃイケ』出演のオファーが来て

ると明かされる。夜のグラウンドでメンバー達が待つ中、山本が登場。

山本はポリシーを持って、わりと明るく振る舞うけど、メンバー達はそれ

が気に入らない様子で、その点がテロップでも強調される。。

 

 

         ☆          ☆          ☆   

結局、極楽とんぼ・加藤浩次や、ロンドンブーツ・田村淳の涙、ナイナイの

岡村のパンチ(ボクシング)に促される形で、山本があらためて深く謝罪。

一応、めでたしめでたしに近いエンディングにはなってたけど、山本復帰

を望んでた私が見ても、スッキリ感動する番組ではなかった。

 

最大の理由は、番組内でもさんざん突っ込まれてたように、山本に重みが

感じられないから。バラエティ的には、それは山本が「バカだから」と、加藤

の美人妻・カオリさんまで言ってたけど、私は違うと想像する。

 

おそらく、山本の謝罪にいま一つ重みが無いのは、彼が「我慢強いから」

だろう。真相を一番よく知ってる彼は、本当は世間が叩いてるような淫行

事件ではないと、内心思ってる。少なくとも、吉本を解雇されて10年も干

されるほどの犯罪を行ったわけではない。

 

ただ、それは決して口に出せない事だから、我慢し続けてる。淳や武井壮

らの山本軍団はもちろん、相方の加藤にも話してないだろう。和解条件が

崩れてしまうと、完全にやぶ蛇だから。かと言って、山本を叩いて来たメディ

アが、今さら擁護するようなスクープ記事を載せることも期待できない。。

 

 

         ☆          ☆          ☆  

結局、山本はこれから、自らの笑いの実力で復活して行くしかない。秋

からは、極楽とんぼのライブも再開されるそうだから、今後の活躍に期

待しよう。「動けるデブ」としては、ダンスやスポーツでの実力アピールが

効果的だと思ってる。見た目と違って、運動神経はかなりいいのだ。

 

山本と違って、吉本復帰の話も何度か出てる大物・島田紳助も、才能豊

かなタレントだが、彼はそもそも山本ほど復帰の意思を見せてないから、

ちょっと別の話になる。田代まさしは流石に限度を超えてるから、今後も

それなりの特殊な道を歩み続けるしかない。

 

それでは、元横綱・千代の富士の訃報に合掌しつつ、今日はそろそろ

この辺で。。☆彡

 

                     (計 3117字)

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ロッキード事件の真相(NHK『未解決事件』5)&湾岸自転車

(24日) BIKE 48.3km,2時間04分,平均心拍 121

     消費エネルギー 830kcal(脂肪 282kcal)

 

NHKの大型シリーズ『未解決事件』、File.05、「ロッキード事件」。

16年7月23日に放送された、実録ドラマ中心の第1部・第2部

に続いて、24日は核心となる第3部が放送された。

 

  「日米の巨大な闇 40年目のスクープ」

                     (公式サイトのサブタイトル)

 

朝日新聞・番組欄のサブタイトルはちょっと書き方が違ってたけど、要す

るに40年目にして真相=深層を明らかにしたというタイトルだ。1976年、

昭和51年に騒がれた大事件の再検証。

 

ちなみにシリーズ第1弾はグリコ・森永事件。第2弾、オウム真理教。第3

弾、尼崎殺人死体遺棄事件。第4弾、オウム真理教・地下鉄サリン事件。

私がたまたま今回、初めて見ることになった。

 

 

           ☆          ☆          ☆

実録ドラマでは、最近ブームの田中角栄元・首相がメインになってたが、

今回は田中というより、日米の政府が影の黒幕として扱われてる。一言

でまとめるなら、こんな感じだろう。

 

米国政府にとって、ロッキード社の軍用機P3Cを日本に売るのは、経済

的に重要だし、それ以上に、軍事的に重要だった。冷戦期、ソ連の原子

力潜水艦の情報を対潜哨戒機P3Cで探るには、同盟国・日本の経済力

と防衛力も利用したい。

 

そこで、日米首脳会談も含む密かなやり取りで、日本の国産機開発計画

を破棄させ、P3Cを売り込むことに成功。P3C関連の情報は隠蔽して、そ

れほど重要ではない民間機トライスターをめぐる事件の方へと、騒動全体

の流れを誘導した。検察はそうした事に薄々気付いてたが、決め手に欠

けてた。。

 

写真はウィキメディアより、P3C。2008年撮影。当時の価格で1機、

日本円で100億円弱だったと思われる(英語版ウィキペディア、87年

ドル価格からの推測)。現在までに1兆円とか、番組で語られてた。

 

160725a

 

もちろん、単なる「アメリカ陰謀説」的な番組ではない。自民党内の田中

派と三木派の対立、コストを重視する大蔵省(今の財務省)による国産軍

用機反対、日本独自の緊迫した防衛問題(北方領土側)にも触れてた。

 

録画もメモもとってないが、前日の放送では、右翼の児玉の思惑も推測

されてたと思う。金も欲しいが、早めに日本の軍事力も向上させたい。

お金も結局、お国のために活動するための資金なのだ。少なくとも、建

前的には。。

 

 

        ☆          ☆          ☆

私は、本質的に日米の政府レベル、国家レベルの軍事問題だという見

方は、おそらく正しいと思う。ただ、この程度の説明は、すぐに思い付く

ことであって、40年前の当時からあったはず。

 

そこで問題となるのは、新たなスクープ、新たなエビデンス(根拠)。これ

がどの程度、昨夜の番組に含まれてたのか、よく分からない。労作では

あるが、少なくとも、裁判の有罪立証に使えるほどの証拠には程遠いと

感じる。

 

最初に登場したのは、昭和の怪物・児玉誉士夫をよく知る人物、日吉

修二(81歳)。児玉の秘書に呼ばれて、ダンボール箱5つ分の書類を

捜査前に燃やしたとのこと。

 

ただ、中身をよく見てないし、ハッキリ覚えてもないから、証拠としては弱

い。おまけになぜか、取材後の7月11日に死去。。何とも後味の微妙な

話だ。死を予期したから、最期に遺言として真実を自ら語ったのか、それ

とも他の力が働いたのか。映像ではまだ、元気そうな笑顔を見せてたが。。

 

 

        ☆          ☆          ☆ 

続いて、児玉の通訳・福田太郎(事件発覚後に急死・・)の証言を挟ん

で、田中角栄に5億円を渡したとされる商社・丸紅の幹部、坂篁一(さか・

こういち)が登場。

 

自分の側から5億円の話をロッキード側(副会長コーチャン)に提案した

とのこと。軍用機を国産されると、丸紅に口銭(こうせん: 媒介手数料)が

入らないからだとか語ってた。輸入なら商社に巨額の口銭が入るという

点にも、商慣習的な問題があるわけだが。軍用機くらい、政府が直接輸

入することは出来ないのか。

 

さらに角栄の側近だった田中一は、角栄が金を受け取ったとは信じたく

ないが、もし受け取ったのならP3C関連ではないかと証言。

 

他に、米国の元・国防長官、メルリン・レアード。駐日米大使ホッジソン。

国家安全保障担当補佐官リチャード・アレンらも援用。三木首相の側の

メモも見せてたが、闇を光で満たすスクープとまでは思えない。

 

たとえば、田中がP3C導入の見返りとして金を受け取ったことを明確に

示す証拠書類とか、映像、音声の類が欲しい所。あるいは、日本政府の

三木派でないルートから、P3C関連の情報は出さないでくれと米国に

頼んだという話についての、決定的証拠とか。どうしてその政府高官か

誰かの名前は出ないのか。つかんでないのか、それとも。。

 

 

        ☆          ☆          ☆

もっと大きな目でこの事件を見ると、そもそも番組が語ってた推測が正し

いとして、それははたして、悪なのか? 私には、法的・常識的には悪い

ことだろうけど、日米双方の国益にかなうことだったようにも思われる。

あるいは、西側諸国全体の利益とか。

 

というのも、今より遥かに円安の当時、国産の軍用機を開発し続けてた

ら、武器輸出への圧力が加わってただろうし、日米同盟が不要だとする

考えも強まってたはず。もちろんその先には、アメリカの核の傘から出た

後の核武装という目標がある。するとまた、国内での対立が激化して、

混乱が続く。原発の比ではないはず。

 

もう少し細かい話もしとくと、日本の企業なら当然、日本の政治家や官

僚との結び付きが強まるだろうし、国内の代表的な防衛企業の一つは、

度々不祥事を起こしてる自動車会社と同系列なのだ。むしろ、米国政府

の目が近くでにらんでる、米国企業の製品を買う方が安全ではないか。

他の国でも使われてるし、20年近い開発の歴史も蓄積してたし。

 

 

        ☆          ☆          ☆

その意味では、たとえば田中角栄や児玉誉士夫あたりの超大物が、

「国のためにやった、正しい事だ。司法の刑罰は素直に受け入れるが、

悪い事とは思ってない」とでも開き直ってれば、本質的で興味深い問題

提起になってたと思う。裁判所とか、国会中継とかで。

 

ただ、残念なのは、関連する死者が数人程度出てること。数年後のダグ

ラス・グラマン事件も含めて、ネガティブなイメージや疑惑を強めることに

なってしまった。

 

それでも、思想的な確信犯によるテロ、大量殺人などとは違うと考える。

意図的な違法行為にも、程度の差があるのだ。ロッキード事件と多少似

た問題は、民間レベルなら日常茶飯事だろう。物の売買の影で、密かに

金とパワーが働く。

 

人の命ということを考えると、むしろ医薬品の強引な販売の方が遥かに

深刻かも知れない。お金の側面だけ見ても、日本の防衛予算は年間5

兆円。一方、医療費の中の薬剤費だけで年間10兆円なのだから。

 

なお、児玉ルート21億円、丸紅ルート5億円に対して、全日空ルート2億

円がほとんど扱われなかったのは、金額の少なさに加えて、P3Cの話を

メインにするためだろう。下は「TriStar」と書かれてる、トライス

ター機の尾翼。ウィキメディアより。本当は3ルートに分かれてるのでな

く、複雑に錯綜した関係なのだと思う。。

 

160725b

 

 

         ☆           ☆          ☆

話変わって、最後に一言、昨日の走りについて。前日、多摩川でマジメに

走った直後なので、2年ぶりに湾岸へ出かけてみた。お散歩気分のポタ

リング。

 

出発直後、いきなりパンク修理道具を忘れたのを思い出して、一旦引き

返す。再出発後、今度はデジカメもAndroidケータイも持ってないことに

気づいたけど、そのまま湾岸へ。写真を撮れなくなってしまった。

 

覚悟してたとはいえ、やっぱり都心を通過すると、信号だらけでムダが多

い。ストップ&ゴーの繰返しで、ブレーキのパッドがかなり減ってしまった。

いや、交換が面倒なのだ。新品の分厚いパッドが、タイヤのリムと当たら

ないように調整するのが厄介。自転車が古いから、タイヤの回転がブレ

てるもんで。

 

 

          ☆          ☆          ☆

それでも、やっぱり湾岸・お台場のあたりは気持ちいいし、都心の小さな

登り坂が結構いいトレーニングになる。

 

信号待ちのせいで平均心拍はすごく低いのに、最大心拍は一応、151

まで上昇。ダンシング(立ちこぎ)で2回、一気に負荷をかけてみた。以前

なら160以上まで行ってたのに、心臓より先に足がもたなくなってる。

 

気温が20度で低かったのも、心拍低下につながった。湿度90%、風速 

1.5m。ほんと、関東は梅雨が長引いてて、涼しいまま。次は葛西臨海

公園の方まで行ってみたい。

 

なお、トータルでは平均時速23.4kmに留まってしまった。

それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

                       (計 3404字)

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投票券・・じゃなくて入場券をなくしても選挙に参加できた♪

私は基本的に、選挙の投票は当日する派であって、期日前投票とか不在

者投票はなるべくやらないようにしてる。理由は簡単。お祭りムードがしな

いから♪ 祭りか! 私は昔、お祭り人間と呼ばれてた時期がある(笑)

 

夜の期日前投票とか、知らない建物の一室でしんみりやってて、祭りの真

逆の営みみたいだった。言葉を慎重に選んでて、いいね♪ スタッフだけ

は大勢いるから、容疑者みたいな厳しい注目を浴びた覚えがある。

 

だから今回の参院選も当然、7月10日の投票日に行くつもりだったのに、

投票券とか景品引換券(笑)みたいな物が見当たらない。最近、大がかり

な荷物片付けを延々とやってるから、家の中が大混乱してるのだ。

 

30分ほど探し回っても発見できず。もう、選挙に行くのと同じくらいの労

力は使ったから、十分誠実な努力だろう♪ そう思って一旦、行くのを

諦めてしまった。

 

 

         ☆          ☆          ☆

ところが、気が変わったのだ。選挙に行かないと、ブログのコネタに使え

ないから(笑)。そうゆう理由か!

 

いや、日本国民の責務を果たせないから、試しにネットで検索。すると、

あちこちの自治体のHPがヒットして、「投票所入場券」が無くても大丈夫

らしい。選挙人名簿に登録されてれば、後は住所・氏名・生年月日の確

認だけでOKで、身分証明書さえ要らないとのこと。

 

そうは言っても、自治体とか投票所、選挙管理委員会によって細かい違

いがあるかも知れないから、念のために免許証を持って投票所に向かっ

た。いやぁ、高校生と言うか18歳と言うか、十代の女の子が来てるのは、

いいね♪ 男の子は?! ほのぼのした家族連れも結構見かけた。

 

入口で、「すみません、券をなくしたんですけど・・」とか言うと、そ

ちらで再発行してくださいって感じの説明をされて、名簿との照合作業を

開始。確かに住所・氏名・生年月日だけでOKで、身分証明もサイン

も要らなかった。

 

試しに今度、他人のなりすましでもしてみようかな・・とか書くと怒られそう

だから、止めとこう♪ 書いとるわ!

 

いや、マジメな話、名簿には写真も付いてなかったから、簡単になりすま

しができちゃうと思うけど。もちろん、スタッフは全く面識のない人達だか

ら、顔パスとかでもない。防犯カメラがあったかどうかは未確認。。

 

 

         ☆          ☆          ☆

とにかく、再発行の手続きは一瞬で終わって、発行された券は、印刷さ

れた紙に私の名前をカタカナで手書きしただけ♪ プリントアウトしてく

れないわけネ。ま、いいけど。その後は普通の投票手続きをするだけ。

 

私が行った時には、人はわりと多かったから、投票率が上がったのかな

と思ってたけど、あんまし変わってないらしい。前回2013年の参院

選が52.61%、今回は55%弱かな。2ポイントほどの上昇。まあでも、

半数以上投票だからまずまずかも。

 

しかしまあ相変わらず、左派と右派のメディアは全く違うね。深夜1時過ぎ

の時点で、朝日新聞デジタルのトップは、「自民、27年ぶり参院単独過

半数には届かず」というネガティブな見出し。すぐ下に、元・テレビ朝日コメ

ンテーターで反原発派の三反園訓が鹿児島県知事に当選したことを伝え

る写真が出てる。ホント、左派=リベラルの朝日らしい報道姿勢♪

 

一方、右派=保守系の読売新聞HPを見ると、「与党大勝、改選

過半数...『アベノミクス』加速」という威勢のいい見出しがトップ。

すぐ下に、安倍首相の笑顔の写真が掲載されてるのだ♪ 

 

どんだけ分かりやすい対比や! メディア・リテラシーの教材としては最

適だろう。もちろん、両方を同じくらい見せないと、政治的な「中立性」を

保てないので要注意。ウチみたいな個人ブログでさえ、配慮してるほど。。

 

 

        ☆          ☆          ☆

テレビはあちこちハシゴして見るほど余裕が無いから、日テレ『ZERO』

で桐谷美玲の可愛い顔だけチラチラ見てた♪ そこか! 

 

いや、マジメな話、私は普段は朝日新聞の購読者だから、たまにテレビ

でニュースを見る時は、読売グループの日テレを見てバランスを取ってる。

 

例えば注目の18歳・19歳についての報道。新たな若い有権者が、実は

高齢者層よりも自民党を支持してるらしいというような興味深い調査報道

は、読売・日テレならではのものだろう。

 

朝日はひたすら、SEALDsとか、若手のリベラルの動きばかりを強調し

てるのだ。もちろん、月1回の「論壇時評」も、ひたすら左派の主張を前面

=全面に出し続けるのみで、論者も論拠も左だらけ。社内からの内部批

判とか、ほとんど無いのかね? 採用面接の時点で選別してるから大丈

夫なのか。朝日には一応、両論併記の姿勢もあるはずなのに。。

 

 

         ☆          ☆          ☆

で、その日テレのZERO。何と言っても目立ってたのが、超人気の若手

政治家、小泉進次郎。たまにテレビで見ると、やっぱ美味いね。演説、表

情、パフォーマンス。もちろん、顔がイケメンだし、声もいい。まだ衆議院

議員の当選回数3回の35歳なのに、おそろしく場馴れしてる。

 

20年後は首相かな。自民党じゃなくて、リベラルな小泉新党を率いて♪

で、幹事長は同学年の桜井翔・・じゃなくて、石田純一。応援演説は安倍

昭恵夫人とか(笑)。「自民党政治を許さない」とか書いたポスターの横で

ニッコリ、手を振りつつ。家庭内野党。その後、保守雑誌『週刊新潮』に

スキャンダルを暴かれて、党が消滅するとか。政治は永久の闘いなのだ。

 

さて、明日は仕事がきつい月曜日だし、そろそろ寝るとしよう。その前に、

「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」をネットでまとめて聞かなきゃ!

日曜の夜の恒例行事と化してるのだ♪ もっと早めに聴けよ!

 

それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

                       (計 2291字)

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Brexit(英国のEU離脱)、一番の貧乏くじは日本経済・・

失敗した。。EU離脱に賭けとくべきだったかも♪ 世界の注目が集まった

Brexit=British exit=英国離脱問題。国民投票の直前の倍率

は、離脱に賭けるとオッズ(倍率)が高かったのだ。

 

160624a

 

上は、代表的なブックメーカー(賭け屋)、William hill(ウィリアムヒル)の

オッズ一覧表。離脱の得票のパーセンテージで細かく分かれてる。僅かな

差で離脱派が勝つ場合、50.01-55.00%ということだから、

賭けてれば5.00倍だった(左半分の中段)。

 

で、これで勝ってれば、次は3倍のお金を賭けて惨敗。差し引き大損で、

この世から離脱すると♪ オイオイ! 勝ってる時に賭け事から離脱する

のは難しいのだ。

 

 

         ☆          ☆          ☆

ところで、離脱がそんな倍率になってたのは、直前の各種の世論調査だ

と、ほぼ残留派がリードしてたから(一部を除く)。

 

ところが結果は大ハズレで、しかも思ったより差が広がってた。ハズレた

理由については、いずれ細かい分析が出て来るはず。離脱が約52%、

残留が約48%。四捨五入すると、1割くらいの大差になる。

 

投票率72%っていうのも高いね。まあ、それだけ身近な問題だったわけ

か。経済にせよ、移民問題にせよ。

 

日本は今、移民問題では厳しい態度で楽してるけど、いずれモメることに

なるはず。多様性とか共生とか、建前のキレイ事だけだと通用しなくなる。

妥協、交渉、我慢・・・、落とし所の模索が大変。。

 

 

         ☆          ☆          ☆

その前に、経済的な落とし所を探し始めたのが、今日の東京市場と円相

場。為替は滅多にない劇的な動きだった。

 

ニュースは7円の値幅とか語ってるけど、値幅より割合で考えるべき。た

またま今、1ドル100円前後だから、1日で7%もの値動きになる。普通、

大きく動く時でも3%くらいのはず。今現在はちょっと落ち着いて、1ドル

102円台半ばだけど、いずれまた99円まで円高になると思う。

 

ちなみに私は、今年2月の「失われた30年」記事で、もうしばらくは円高だ

ろうと予想してた。英国のEU離脱なんてことは想像してなかったけど、為

替の大きな流れを見れば、この動きは全く自然なものにすぎない。要する

に、行ったり来たり、固定的なレンジ(範囲)での繰返し。

 

 

         ☆          ☆          ☆

一方、日本株もまだ下がるだろうと予測。これはまだ的中とまでは言え

ないけど、流れとしては当たってる感じになって来た。

 

今日の日経平均株価は乱高下した末に約1300円の下落幅。これも、

むしろ8%の下落といった方がいい。まさにリーマンショック級であって、

結果的に(?)安倍首相が伊勢志摩サミットで強調した話が当たった形。

首相は密かに胸をなでおろしてるかも♪

 

下のチャート(=グラフ)は、米国Yahoo!からの引用。日本株と言うか、

日経平均は昨年末から、2割ほど下げてる。形としては、短期的に一瞬、

下げ止まりそうだけど、中期的には苦しい。

 

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        ☆          ☆          ☆

ところが、実は当の英国はほとんど下がってないのだ。下はFTSE株価

指数のここ半年。日本より全然マシなのだ。今日の下げも、急落とか言

われてるけど、最後はたかが2%の下落にすぎない。

 

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英国でさえ大して下がってないから、米国株(ダウ)も問題なし。今日の

下げも、たかが500ドル、2.5%程度で、日本より遥かに落ち着

いてるのだ。

 

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         ☆          ☆          ☆

結局、とりあえずは日本だけが貧乏くじを引いた形で、それは結局、ア

ベノミクスのテンメイ・・じゃなくて低迷(笑)と、円高=ドル安につきてる。

 

どうせ、輸入関連品の物価はあんまし下がらないと予想。円高は、値上

の理由には使われても、値下げの理由にはなかなか使われない。

 

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         ☆          ☆          ☆    

さて、それでは今後はどうか。英国が実際にEUを離脱するまで、2年く

らいの猶予期間はあるけど、その間に他の国でも離脱の動きが活発化

するはず。米国の大統領選でも、トランプにとって追い風になりそうな雰

囲気だし、少なくとも数年間は色々ゴタゴタが続きそう。

 

将来の世界史の本には、EUという欧州の壮大な統合実験が、過去形

で書かれるのかも。まあ、そんな事より、「昔、極東には『日本』という島

国が存在して、それなりに栄えてた」とか、過去形で書かれるのを心配

すべきだね♪

 

というわけで、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

 

                         (計 1741字)

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たまに良いモノを見せる「2位」民進党・蓮舫&真夏日の多摩川

BIKE 59.7km,2時間12分,平均心拍 139

消費エネルギー 1257kcal (脂肪 314kcal)

 

暑くて、熱くて、頭が回らない (^^ゞ 今日はまだ6月18日で、梅雨の序盤

のはずなのに、午後の気温は32度まで上昇。自転車の日焼けもあって、

ブログを書くのにも苦労する状況だ。家の冷房は、7月から9月半ばまで

しか使わないと決めてるもんで。今年はまだ例外はない♪

 

単なるつぶやきネタなら、今日は色々と溢れてるんだけど、7月10日の

参院選がらみの政治ネタをちょこっと書いてみよう。このクソ暑いのに誰

がそんなもの読むんだ!って突っ込み、どうもどうも(笑)。書いてる私自

身が熟読するからいいのだ♪

 

 

         ☆          ☆          ☆   

蓮舫という女性タレント政治家は、正直、あまり私の趣味ではない。ショー

ト・ヘアが短過ぎるから(笑)。でも、彼女はいいものも持ってる。例えば、

昔の水着グラビア写真の写りのいい物とか♪ そこか! 

 

いや、マジメな話、かの有名なスーパーコンピューターの仕分け発言、

「2位じゃダメなんでしょうか?」(2009年)は、少なくとも先端

科学、巨大科学への問題提起としては鋭かった。科学史的、国際的に

見ても、おかしな発言ではない。

 

そもそも、コンピューターのランキングは刻々と変化するし、評価や性能の

多様化の問題もある。いくら速度1位がちょっと目立つからと言っても、

コスト・パフォーマンスの考慮も必要。

 

あの時、ノーベル賞その他に輝く超有名科学者たち(野依、江崎、利根川、

鈴木ら)の言動も含めて、政治的・感情的に蓮舫の発言はほぼつぶされて、

予算の大部分は確保。本人も半ば、発言撤回のような感じになってしまっ

たが、逆にその事は、科学とか科学者の政治性という問題を浮き彫りにし

てくれた。

 

あの理化学研究所の「京」(けい)がランキング1位に輝いたのは短期間

であって、そもそもここ数年は、単純な速度ランキングが国際的にさほど

話題になってない。そして、「京」の後継機・ポスト京も、当初は1位を目指

したものの、今では撤回。省エネ性能(消費電力減少)や使い勝手を優先

させると、16年2月25日の朝日新聞・朝刊は伝えてた。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

一方、蓮舫の直近の地味な活躍は、自民党・麻生太郎財務相の暴言もど

き(?)に関する落ち着いた態度。

 

毎日新聞は6月17日、「麻生氏 いつまで生きるつもりだ・・・

高齢者について講演会で」と題する記事をアップ(一條優太記者)。ごく短

い記事の冒頭を引用してみよう。

 

 「「90になって老後が心配とか、訳の分からないことを言って

  いる人がテレビに出ていたけど、『お前いつまで生きている

  つもりだ』と思いながら見ていました」と述べた。高齢者らの

  反発も予想される。」

 

反発も予想されるなどと中立を装って語るより、反発を煽りたいと正直に

書くべきだろう♪ 毎日新聞社系のTBS、スポーツニッポンなどが同様

の批判記事を掲載。共同通信も配信、朝日系の日刊スポーツも書いて

るが、朝日新聞は今の所スルーしてるようだ(☆追記: 後追い記事

アップしてた)。

 

まあ、大きく見て、左派メディアの一部が、細かすぎて伝わりにくい与党批

判を展開してると言っていい。新聞は、テレビほどには政治的中立性を求

められてないから、こういった記事も可能になるんだろう。

 

 

         ☆          ☆          ☆

麻生発言のあの個所だけ、批判記事の文字で読むと軽い失言だろうが、

彼のこの種の発言は、タレントの毒蝮三太夫みたいなもの♪ 毒舌ギャグ、

ブラックジョークの類だ。麻生自身が75歳の高齢者、毒蝮も80歳で、自虐

ネタとかボケにもなってる。笑いながら突っ込む程度のものに過ぎない。

 

現在、「2位」の民進党で活躍する蓮舫も、この妙な自民党批判に対して

は、次のようにツイートしてた。

 

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 言葉は乱暴。が、見出しにする報道はいかがか。1700兆円

 もの個人金融資産の多くを保有する高齢者に「消費」に使って

 もらいたいという趣旨は共鳴。問題は、どうして「使わない」の

 か。消費税増税先送りでも社会保障の充実は先送りすべきで

 はない。

 

 

         ☆          ☆          ☆

最後の一文はキレイ事すぎてビミョーだが、それを除けば、バランスの

取れた冷静な見方になってる。これなら、「1位・自民党じゃダメなん

ですか?」と声がかかっても不思議はない♪ 

 

民進党は英語で「Democratic Party」。

自民は「Liberal Democratic Party」だから、

大した差が無いと言うより、実は自民の方が左寄りの英語名なのだ。

 

ただ、蓮舫がそのツイートで、日経新聞を批判してるのはちょっと的外れ

だ。日経は、共同通信の配信記事を機械的に掲載しただけ。もちろん、責

任はあるが、執筆者を明記した左派新聞・毎日を槍玉にあげるべきだった。

それが出来ない辺りが、2位の政党の限界かも。

 

なお、蓮舫は都知事選を見送って、参院選を目指すと言われてる。2位

政党で1位を狙うってことか。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

もう暑くて疲れたから、最後は今日の走りについて一言だけ。快晴で気温

が急上昇するのは分かってたけど、まだ6月半ばだからいいやってことで、

日焼け止めを塗らずに多摩川上流へ。失敗だった (^^ゞ  

 

上下とも、紫外線防止の長いウェアだったけど、何割かは浴びるし、顔は

紫外線の長時間シャワー。鼻が痛い! これで今夜は余計に寝苦しいか

ら、一段と夏バテが進むことになる。とりあえず、水分補給、塩分補給は

しっかりと!

 

トータルでは時速27.1km。結構、マジメに走ってる。途中、

またプチバトルで、最大心拍は171に上昇した。ま、空いてる

車道で、左側は単なるコンクリートの壁だから、ほとんどリスクの無い

お遊び♪ バトル時の心拍グラフを添付しとこう。一気にレッドゾーン。

 

160618a

 

私が走った時は、気温23度、湿度60%、風速2.5m

だけど、今シーズン初めてボトルで給水した。まだ水浴び休憩とかは

無し。それでは今日はこの辺で。。☆彡

 

                        (計 2405字)

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急成長する赤字の(韓国系)新興企業、LINE

毎日更新ブロガーとしては、ネットとかデジタルの世界は毎日、長く触れて

るわけだが、いまだに得体の知れない印象は変わってない。

 

僅か5年ほどの歴史で、知らないとか使ってないとか言いにくい雰囲気が出

来上がったLINEも、その典型だ。普通の人は、「ライン」と言うと、便利なコ

ミュニケーション・サービスを思い浮かべるだろうが、「LINE」は株式会社の

企業名でもある。

 

つい先日、2016年6月10日には、東京証券取引所から上場承認

され、7月15日に上場する予定。ほぼ同じ時期、7月14日には、

ニューヨーク証券取引所にも上場予定とされてる。

 

これで大量の資金を集めると共に、国際的信用を得て、さらにアジア中

心に飛躍する狙いだろうが、上場の際には、詳しい企業情報の公開が必

要になる。素人の目でまず気になったのは、急成長の中での赤字という

経営状況だった。。

 

 

        ☆          ☆          ☆

急成長で赤字と言うと、実体がつかみにくい巨大企業amazonを

思い出す。多角化という点でも同様。

 

ただ、アマゾンの場合、元々は物体としての商品の通販で成長したから、

まだイメージをつかみやすい。

 

それに対して、LINEは基本的にサービスだし、アプリも含めて無料とい

う言葉が並んでるから、どうしても雲をつかむような企業という感じがある。

あのライブドアを子会社にしてる点も、ちょっと身構えてしまうポイントだ。

 

 

         ☆          ☆          ☆

おまけに、韓国系という点の扱いが分かれてる点も、奇妙でわかりにくい。

 

私は最初、韓国系という情報と日本という情報を別々に目にして、メディ

アに軽い不信感を持ったが、企業としては現在、韓国系のはず。まとめサ

イトでも有名な韓国のIT企業、NAVER(ネイバー)の子会社だ。

 

ところが、LINEサービスの報道についてはなぜか見解が分かれてるよう

で、ウィキペディアの「開発元に関する報道」という一節を読むと、要する

に経済中心メディア(日経、産経、ウォール・ストリート・ジャーナル、テレビ

東京)が日本製と伝えてることになってる。それ以外や、海外では、韓国製

とされてるようだ。

 

日本版ウィキの説明自体も信頼性が低いから、上の話を直ちに真に受け

るわけにもいかないが、韓国と日本の間で揺れ動いてるサービスだと思っ

とけばいいだろう。

 

企業としては、朝日新聞の記述を引用すると、

 

 役員11人のうち親会社である韓国ネイバー社出身は4人、執

 行役員17人のうち7人が韓国系だ。役員報酬は慎ジュンホ取

 締役(44)がストックオプションを含めて52億円。出沢剛社長

 の同1億3千万円、舛田淳取締役の同1億円を大きく上回った。

 

全体的に見て、やはり韓国系の色が濃いと考えて良さそうだ。

 

 

        ☆          ☆          ☆

新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)を、東証HPのpdf

ファイルで見ると、344ページもの記述の冒頭で、連結の経営指標

が示されてる。

 

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3段目が売上収益、5段目が純利益。単位は千円で、赤字は三角

マーク。確かに、ここ3年は儲からないまま急成長してるのが分かる。

大まかに見ると、前期(15年12月)で売上1200億円、赤字80

億円。

 

一方、書類の「提出会社」(おそらくLINE株式会社の単体)だけの経営

状況は過去5年分掲載されてるが、これも全体的に見るなら、急成長の

赤字企業とまとめていいと思う。

 

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        ☆          ☆          ☆  

前期だけなら、15年3月に買収した音楽ストリーミング事業の失敗

&撤退という説明のようだし、11年12月期はライン事業の立ち上げ

ということになるんだろう。

 

また、サービスが日本やアジアで拡大してるのは事実だろうし、周囲の

ユーザーからも、別に不満の声は聞いてない。逆に、便利とか、スタンプ

が可愛いとか、ポジティブ評価ならしばしば聞こえて来る。

 

日米で6000億円とか7000億円の資金が集まるという話だし、そ

れだけの企業価値があると思われてるんだろう。今の所は。まあ、私と

しては、半身の構えで、恐る恐る接したいと思ってる。メディアによる報

道の違いにも注意が必要だろう。

 

なお、今週は計15678字となった。ではまた来週。。☆彡

 

                        (計 1672字)

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