奇跡のリターンがもたらす輝き~『ロングバケーション』第1話

素晴らしい!☆ 感動で寒気がするほど良かった♪ これは文句なしの

傑作だな。キムタク=木村拓哉と山口智子の絶妙のカップルが生んだ、

月9の代表作。ひょっとすると、『Beachboys』と並んで最高傑作かも

れないね。わざわざ再放送の録画までして見たのは大正解だった。

            

ロンバケこと、『ロングバケーション~Long Vacation~』は、1996年

のフジ月9で、平均視聴率29.2%、最終回36.7%の大ヒットドラマ。

単に人気があるってだけじゃなくて、内容的な評価が高いのが特徴だ。

今回の唐突な再放送は、山口の夫・唐沢寿明が主演のドラマ、『不毛

地帯』の番宣っていうか、援護射撃の意味だろう。実際CMが入ってた。

                

キムタクが若い時期(23歳)でもあるし、山口智子が女優として最も輝

いてた時期でもある(この年と翌年、NHK好きなタレント調査1位)。お

まけに演出家・永山耕三も全盛期を迎えた頃だし、脚本家・北川悦吏子

の代表作でもあるだろう。北川がブログで、再放送を無邪気に喜んでる

のが可愛かった。永山がまだ枯れてないからなのか、萌えシーンも色々

入ってたね。モモちゃんのチャイナドレスなんてものもあったし・・・って言

うか、ミニチャイナの方が好きなんだけど♪

     

ロンバケ(長いお休み)と言えば、ウチも今、ドラマに関してだけロンバケ

に入ってるので、本格的レビューを書く余裕はない。でも、余りにも素晴

らしいドラマだったし、明らかにドラマ目当てのアクセスも続いてるので、

軽~い記事をアップすることにした。重~い本格的レビューが好みの木

村君ファンには、『華麗なる一族』の最終回記事(ドラマ1本、原作1本

でもお勧めしとこう。2年半後の今でも、熟読する方がいらっしゃるのよ♪

        

          ☆          ☆          ☆

さて、私がロンバケを見るのは13年ぶりで、それだけでも余りに懐かし

くて涙モノだったんだけど、実は初回は見てなかったのだ。終盤だけ見

たような気もするけど、ホントは後の回想シーンか総集編スペシャルで

見たんだろう。少なくとも初回の中盤までは全く知らない展開で、冒頭の

ツカミの上手さだけでも圧倒された。

                                    

アドリブがかなり入ってそうな瀬名(キムタク)&南(山口)の軽妙な会話

南がかつらの文金高島田&角隠しを外してタバコを吸う男勝りの姿、

「セナマン」(瀬名のマンション)の部屋中央の太い柱を軸にしたコミカル

な仕草(ポールダンスのパロディーか)等々、一気に視聴者を引き込む

だけのインパクトとテクニックがある。最近のフジテレビなら、さらに最初

のベッドでキムタクの上半身裸の姿をサービスしてるはずだけど、ここで

はTシャツ姿で十分だろう。

                                              

物語のスタートは1996年春、皇居の近くの神社から。花婿・朝倉にドタ

キャン逃亡されたらしい白無垢の花嫁・南が猛ダッシュ。花婿の部屋に

乗り込んで遭遇するのが、たまたま同居してた瀬名(朝倉は既に逃亡)。

ドタキャンの原因となる女(ゆかりちゃん)を朝倉に紹介してしまった負い

目を持ってるし、南の心の痛みを受け止める繊細さと優しさを持った男

でもある。

                                        

4年半後の月9、『やまとなでしこ』では、松嶋菜々子がウェディングドレ

スで病院の堤真一のもとへとドタキャン・ダッシュしたけど、ロンバケの花

嫁ダッシュはいきなりだから意外感が強いし、映像もかなり長い。あれは

かなり大変な撮影だったんじゃないかね。脚本家の北川がかなり前から

抱いてたアイデアというお話だ。

                      

その南のダッシュ、当時の山口智子に憧れてた私にとって、萌えカット

の発見にもつながった。どうせロンバケで書くブロガーのほとんどは、連

ドラ初主演のキムタク中心だろうから、私は逆に山口智子の魅力につ

いて語ろう。階段をかけ上がる時、着物から思い切り美脚をさらしてる

んだね♪ 元々、売れっ子モデルだし、結婚後とはいえ、まだ31歳だか

ら全然OK。全体的にかなり肌を露出してて、しかも決して下品じゃない。

健康的なお色気が輝いてた。流石は、自称「anan のモデル」だ。

          

事件の数日後、南が勝手に引っ越して来る時もミニスカートだし、カメラ

は一番下(ハイカットのスニーカー)から上にパン(or ティルト)していく。

その後、年下の瀬名(キムタク)に太腿を見せつけて大人の色気を誇示

するシーンもあるし、終盤にはパンツ姿でヘソ出し。何気に凄いのは、

柔らかめのソファーに深くゆったり腰かけても、お腹が全くたるんでない

こと。かなりウエストが絞られてないと無理だろう。ギクッとしたそこのあ

なた! 早速、RUN&BIKEでダイエットしなきゃね♪

                

山口は身長も170cmあるし、スタイルが良くて、とにかく衣装が全てサ

マになる☆ タイトルバック(作者不明)でも、ショートパンツ(or マイクロ

パンツ)かミニスカで、元陸上部のやや筋肉質な美脚を披露♪ 膝上が

太くて、膝下が細いのが特徴だ。ちょっと懐かしいロングヘアも、アッ

リ系の可愛いタヌキ顔に似合ってる。あのヘアスタイルはロングシャギー

でいいのかな。あるいはレイヤーと言うべきか。個人的にあの髪型が大

好きで、女の子に無理強いしてたほどだ。聞いてない? あっ、そう♪

         

山口智子からドラマへと話を戻すと、タイトルバックの出来がまた全体的

に素晴らしい☆ 大ヒットした主題歌、『LA・LA・LA LOVE SONG

(久保田利伸 with ナオミ・キャンベル)のキラキラしたイントロから始まっ

て、いかにも南の島のバケーションって感じの映像が続く。輝く海、青い

空、白い雲、熱帯植物、飛行機。。ヘソ出しの南が、瀬名の前で「エジプ

シャン」(両手広げてクネクネ)を踊る辺り、見入ってしまう。カッコ良すぎ!

          

物語性もちゃんとあって、一番ハッキリしてるのは、大きな旅行カバン

の使い方。瀬名、南に続いて、真二(竹野内豊)、桃子(稲森いずみ)、

涼子(松たか子)、ルミ子(りょう)もトランクケースを持って歩く。後ろ姿

で統一したのは、尻フェチへのサービスだ・・・って事じゃなくて、カバン

に目線を向けるためだろう。つまり、バケーションで遠出する格好なの

だ。けれども、最後には夕暮れ時の瀬名&南が映って、カバンは瀬名

だけが運んでる。と言うより、南が女王様で、瀬名をアッシー(死語?)

に使ってるようにも見えるほど。

                                                                

このシーンが物語全体のハッピーエンドを暗示してるのは言うまでもな

い。幸せを運んで来てくれるのは若くて才能溢れるカッコイイ王子様

けど、女の側もまったく対等な姿で付き合ってる。170cmの山口がヒー

ルの高い靴を履くと、176cmのキムタクとまさに肩を並べる関係にな

るのだ。この格好良さ、男勝りのサバサバ感と、女としての魅力とが共

してる点が、山口(あるいは南)の圧倒的人気を支えたポイントだろう。

男性以上に、女性ウケがすごく良かったのだ。。

        

      ☆         ☆         ☆

タイトルバックについてはこのくらいにして、ドラマの中身に戻って考える

と、ハッキリと中心的テーマが浮かび上がって来る。それは「リターン」だ。

回帰、戻ること。バケーションからリアルに、お休みから現実に戻って、

しかも前より幸せになること。アパート屋上の「JOCX DAIBA」の看板

も、応援してくれてるわけだ。「DON’T WORRY BE HAPPY」(心配

いらないよ。幸せになって!)。

                    

瀬名で言うなら、大学院に落ちて、憧れの後輩とも遠ざかって、ヤマハ

音楽教室でバイトしながらコンビニ弁当やカップ麺を食べるのが「お休

み」中の姿。でも、森本レオも認めるように、ピアノの実力はあるんだか

ら、後は自分の周りに張り巡らせた「壁」を取っ払えば、夢に向かってた

頃に戻れるし、幸せな光も新たに差し込んで来る。リターン&ハッピー

は、手の届く範囲にあるのだ。

                       

その瀬名のリターンを手助けするのが、突然侵入する南。侵入とは、

を越えて領域内に他者が入ることだ。朝倉がいなくなって一人で住んでた

瀬名のもとに、南が侵入する。この時点で既に、壁は1枚破れてる。その

後も、瀬名がコンテストに落ちたことを伝える電話を南が勝手に受けた後、

更に瀬名の部屋に侵入した時点で、また1枚壁が破れる。ただし、侵入

時にガラスが割れるとケガをするわけで、瀬名の心にヒビが入ってしまう

と、侵入者である南の側もケガをすることになる。

            

そのとき南に刺さったガラスの破片、言い換えると「核ミサイル」は、南

の無神経さに怒った瀬名の、「何で男に逃げられた30女と一緒にいな

きゃいけないのかわかんねぇよ」という言葉だ。「地雷を踏んだ」どころ

じゃない爆発力で、南はアパートの外まで吹っ飛ばされる。荷物を持っ

てスタスタ出て行く南。一方、ブスッと怒ったままタバコをくわえる瀬名。

             

ここで、2種類の伏線が集結して、奇跡のリターンが生まれることにな

る。まず、南の誕生日には朝倉が電話をくれてたという話。南が置き

忘れた履歴書には、誕生日が4月15日と書いてある。その前、音楽

教室で、メガネ&ワイシャツ&ネクタイ姿の可愛い瀬名先生が付けて

た日誌には、「4/15」という文字がハッキリ記されてた。そうか、逃げ

た恋人・朝倉からの連絡を待ってたから、南は勝手に電話に出てしまっ

たのか。。瀬名はその気持ちをようやく理解する。

           

そしてもう一種類の伏線は、かの有名なスーパーボール(私の田舎で

はピンポン or ピン球)。元々、朝倉と一緒に南がガチャガチャで手に

入れた思い出の品だから、朝倉との幸せへのリターン願望を象徴する

物でもある。この幸せ願望に別のリターンを与えたのが瀬名だった。

3階から下に投げたボールは、地面で跳ね返って奇跡的に瀬名の手

にリターン。南も大喜びしてマネをする。ところが、一回成功した後の

2回目にはボールが戻らなかったので、南は「諦めた」素振りだった。

         

そのボールが、南が出て行った直後の部屋で見つかったのだ。つまり、

南はあの後、下へ探しに行って拾って来てたわけで、そのくらい朝倉へ

の思いが残ってるということ。それなら誕生日である今日、この部屋で

電話を待つしかないと考えた瀬名は、他人のために弾いたことがない

というピアノを弾く。透き通ったスーパーボールの輝きを目の前にして。

         

まずは、「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」(ハッピー・バースデー・トゥー・

ユー)。続いてあの懐かしくて美しい、感傷的な曲「CLOSE TO YOU

 セナのピアノⅡ」。この「クロース・トゥー・ユー」とはサントラ盤CDにあ

る曲名で、「あなたのそばに」という意味だ。

           

曲を耳にした南は、屋上の看板と同じ、男女が寄り添う絵が描かれた

壁(バスケットゴールのある空き地の外側)にもたれて、しばらく耳をす

ませる。スタスタ歩いてた南がまだそんな近くにいたのか、なんて突っ

込みをしてはいけないのだ♪ この時、南がほんの微かな笑顔に留ま

る所がいい。部屋にリターンした後も、南も瀬名も決して笑顔を見せな

い。この辺りが渋い演出、あるいは演技で、暗い夜の映像の中で地味

に光ってる所なのだ。

                   

で、結局初回のラストは、部屋に電話がかかって来た所。普通に考える

と弟の真二(竹野内)だろうけど、覚えてないし、意表を突いて別人かも

知れないね。ま、パチンコで500円(とルミ子が足で拾った玉)を5万円

にして、競輪でさらに50万円にした真二が、3度目を狙ってスッカラカン

になって、姉キに泣きつくと考える方が自然かな♪

                                         

        ☆          ☆          ☆

第1話だと、まだ真二は単なるいい加減な遊び人だけど、この後ピアノ

才能を見せてくれることになる。これがまた、男の目で見てもカッコイイ

だ。ピアノと言えば、涼子役の松たか子はホントに上手いらしいね。さす

が、血筋のいいエリートは違う。俳優と歌手だけじゃなかったわけか。

       

とにかく、このドラマ。まだ見てない人は是非お勧めしたい名作だ。特に

山P=山下智久&北川景子『ブザー・ビート』を見てた人がロンバケを見

ると、アパート、バスケットゴール、看板以外にもかなり色々と類似点

発見できるだろう。いくつかは既にウチのブザー記事で指摘しておいた。

                    

竹野内豊のファンなら、ロンバケから翌97年夏の『Beachboys』(ビー

チボーイズ)への流れを考えてみるのも面白い。男女の恋愛が展開され

るお休みから、男の友情が育まれるお休みへ(with 反町隆史)。このド

ラマの成功で、山口に続いて反町がNHKの好感度No.1に輝いた。

           

こうしてみると、私はお休みの物語が好きなのかも知れない。流石にそ

ろそろ、スーパー・ロングバケーションからリターンしないと、そのまま永

遠のおやすみになってしまいそうだ♪   

                 

という訳で、ウチはまたドラマのロンバケへと戻るわけ。まあでも、一瞬

ドラマの世界に戻った今夜も、私にとって奇跡のリターンだったかもね。

ではまた、いつか。。☆彡 

            

         

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.脳科学コメディーの綱渡り~『MR.BRAIN』第1話

  『MR.BRAIN』最終回、軽~い感想♪

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  キムタクは素うどんかたぬきで♪~『CHANGE』第1話

  CHANGEはまだ始まってない~『CHANGE』最終回

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  なぜ明日の太陽を見ないのか~『華麗なる一族』最終回

  『華麗なる一族』最終回、ドラマと原作の比較

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  フジ「月9」視聴率グラフ2 (80年代後半~90年代)

  木村拓哉の『全力坂 完全版』、アスリートにもお勧め☆

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山P=山下智久主演ドラマ、視聴率の推移(野ブタ~ブザビ)

ドラマ長期お休みモードと言いつつ、最終回まで毎週記事を書き続けて

しまった『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー』。大型連休明けでやっと

視聴率が発表されたので、初回からの視聴率の推移を折れ線グラフに

まとめてみた。正直言って、ラクに1本更新って感じの手抜き記事なん

だけど、それなりに意味はあるでしょ。実際、推移を求める検索アクセス

が時々入ってるのだ。

     

流石にブザビだけだと平凡過ぎるから、山P=山下智久が主演して来た

他の連続ドラマと比較してみた。05年・日テレの『野ブタ。をプロデュース』

は、むしろ亀梨和也を主演とすべきだろうけど、「2人で1つだった」んだか

ら、山Pも主演としとこう♪ もしこの記事のアクセスが多いようなら、亀梨

とか藤木直人といった、ウチが特別扱いしてきた俳優についても似た記事

を書いてもいい。

        

090924  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

   

090924b  

  

  

  

  

   

エクセルのグラフの数値データ(上図)はウィキペディアのものを利用した。

『野ブタ』、『クロサギ』(06年・TBS)、『プロポーズ大作戦』(07年・フジ月

9)、『コード・ブルー』(08年・フジ)のいずれも、最終回では大きく数字を

上げてるのに、『ブザビ』だけが横這いで低迷しているのが分かるだろう。

逆に下降線にさえ見えてしまうのは、総選挙の翌日で第8話視聴率が高

過ぎたせいなのか、内容的な盛り下がりのせいなのか、微妙な所だ。

均視聴率でも、ブザビの14.4%が最下位となった(野ブタ16.9%、ク

ロサギ15.7%、プロポ17.3%、ブルー15.6%)。

                  

ファンなら、シルバーウイークという大型連休を言い訳の一つにしたくな

るだろうけど、その説明はデータ的にはやや苦しい。と言うのも、前の週

の月曜日、9月14日の21時~22時の時間帯で、主要6局の総視聴率

を単純計算すると71.5%。これに対して、21日は75.8%で、むしろ

連休でテレビを見る人が増えてる形なのだ。

            

そうなると、今度は裏番組の『おくりびと』(21.7%)に数字を取られたと

言いたくなるのは一応分かる。まあ、本当の所はともかく、結果的に『ブ

ザビ』が終盤で盛り上がる形になってない事だけは確かだ。

                                       

あと、注目すべきは『野ブタ』の視聴率の推移だろう。これだけがジワジワ

と右上がりになってるのだ。実際、私も徐々に引き付けられて、スポーツ系

ブログからドラマ中心ブログに移行してしまうキッカケとなった。ドラマの

容的には、『野ブタ』と『プロポ』がいい出来だったと思ってる。プロモーショ

ンビデオとしてなら、『クロサギ』と『ブルー』もいいだろう。そうするとやっぱ

り、『ブザビ』は懐ドラ、懐かしの月9と言うべきかな。。

               

それでは、今夜はこの辺で。。☆彡

      

      

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.胃もたれラン&『ブザー・ビート』最終回&『おくりびと』

   出会い、別れ、ありがとう♪~『コード・ブルー新春スペシャル』

   ブカブカの大きな愛に包まれて~『プロポーズ大作戦SP』

   遠い夜明け~『クロサギ』最終回

   生きる場所を求めて~野ブタ再考

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  週刊新潮のジャニーズ・ドラマ批判について

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フジ「月9」視聴率グラフ2 (80年代後半~90年代)

いやぁ、かなり面倒だ。。先日、ここ10年のフジテレビ月9の平均視聴率

をグラフにしてみた所、予想通りかなり読まれてたので、それ以前も追加

しようと思ったんだけど、データを一つ一つ集めて入力するのも面倒だし、

グラフの大きさの調整が厄介なのだ。ブログだから、画像の横幅の制限

があって、なかなか表計算ソフト・エクセルの調整が上手くいかない。他

にも、ドラマのタイトルの水平方向の位置もある程度揃えなきゃなんない。

           

あと、困ったのは、初期(80年代後半)の視聴率データが必ずしもウィキ

ペディアに載ってないことだ。時期とタイトルは分かっても、視聴率が分か

らないものについては、とりあえず飛ばしておいた。出来れば後で加筆し

て完成させたいと思ってる。

       

なお、フジの「月9」というドラマ枠がどこからスタートしたのかはちょっと

微妙な問題だけど、今と同じように1クール交替で人気俳優が活躍する

ドラマと考えるなら、87年春の『アナウンサーぷっつん物語』になるんだ

ろう。ただ、残念ながら視聴率データが無くて、2番目の『男が泣かない

夜はない』も無いから、仕方なく3番目の『ラジオびんびん物語』からデー

タを入力。主演が田原俊彦って言うのが凄いね♪ これがジャニーズ主

演の月9の始まりなのか。ま、彼はその後独立してるけど。

       

それにしても、全部調べてあらためて思ったのは、見てないものの方が

遥かに多いっていうこと。まあ、男にしては見てる方かも知れないけど、

前も知らないドラマが結構あった。意外だったのは和久井映見の視聴

率の高さ。中山美穂と同じくらい活躍してたとは知らなかった。安田成美

&中森明菜の『素顔のままで』も突出した数字なんだな。まあでも、やっ

ぱりキムタク=木村拓哉が視聴率男として飛び抜けてるね。SMAPの

中でも月9の中でも、断トツ人気だってことが改めてよく分かった。

                              

細かい分析は、また別の機会に回したい。もう疲れちゃったわ (^^ゞ ま、

90年代と00年代を大きく比較すると、視聴率が緩やかに下降してること

だけは分かるね。20%前後から10%台後半に落ちて来て、さらに15%

に接近してるって感じか。逆に言うと、昔の月9は凄かったってことだ♪

それでは。。☆彡

                

             

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.91年秋の『逢いたい時にあなたはいない・・・』は、グラフの横幅制

    限の関係でタイトルを省略してある。PCやブラウザの種類を問わ

    ずにきちんと表示されるよう、なるべく横幅を狭めてるわけだ。

               

cf. フジの看板ドラマ「月9」、過去10年の視聴率のグラフ

     

        

090905c   

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

     

      

   

090905b   

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

    

    

    

090905a

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フジの看板ドラマ「月9」、過去10年の視聴率のグラフ

レース前(全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍)と夏の終わりが重なっ

て、毎年この時期は忙しい。そんな中でも毎日更新を続けるのがブロガー

魂ってもんだ☆ ブログ症候群とかネット中毒とも言えなくはないけどね♪

     

今日のエントリー(=記事)は、前から気になってたフジテレビ・月9の視

聴率の推移を過去10年間分、エクセルで横棒グラフにしたものだ。意外

に、ありそうで無いもののような気がする。作るだけでも予想以上に時間

がかかったから、ここではもう分析する余裕はない。ちなみに月9とは、

月曜夜9時(=21時)からの連続ドラマね。そりゃ、蛇足か♪

            

ただ、今オンエア中でウチでも毎週コメントを書いてる、山P=山下智久

&北川景子『ブザー・ビート』が、この10年間で視聴率的にどうゆう位置

付けなのか、大まかに感じ取れるだろう。ほぼ同じ視聴率、僅か3年前

の亀梨和也『サプリ』や、去年の堀北真希『イノセント・ラヴ』、織田裕二

『太陽と海の教室』がどう言われてたか、思い出してみると興味深い。

                                                       

あと、全体について一言だけコメントすると、年々どんどん下がって来たっ

て感じの変化でもないね。むしろハッキリするのは、飛び抜けた高視聴

のドラマが無くなって松嶋菜々子&堤真一『やまとなでしこ』、木村拓哉

『HERO』・『プライド』など)、代わりに低視聴率が目立つドラマ(SMAP・

中居正弘『婚カツ!』など)が登場したことだろう。

                       

あと、ネット上で目立つ評判と実際の視聴率も結構ズレてる気がする。

なお、月9特有の変化を見出すためには、月9以外の連ドラや番組の変

化も当然見る必要があるけど、それはまたの機会にしよう。

                                            

ちなみにデータは、ウィキペディアに掲載されてる関東の視聴率。関西

も調べて比較すれば、さらに興味深いはずだ。あわてて作ったからミス

があるかも知れないけど、見つけ次第すぐ訂正するつもり。ともかく、

「ゼンブ」=全部を見るとは、例えばこうゆう事だ。もちろん視聴率は、

「イチブ」=一部の評価尺度にすぎないけどね。

ではまた。。☆彡

    

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S. フジ「月9」視聴率グラフ2 (80年代後半~90年代)

     山P=山下智久主演ドラマ、視聴率の推移(野ブタ~ブザビ)

                     

090829a   

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

   

090829b

  

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週刊新潮のジャニーズ・ドラマ批判について

今日(7月23日)発売の『週刊新潮』2009年7月30日号には、ドラマ

ファンとしてちょっと気になる記事が掲載されている。題して、「キムタク

復権」でも「ジャニーズ大惨敗」の「夏ドラマ」採点表。何とも新潮らしい

大げさでネガティヴなタイトルが苦笑を誘う所だ♪

           

子供の頃、マンガを立ち読みしたのを除けば、私は基本的に本も雑誌も

買ってじっくり読むタイプの人間で、図書館さえあんまし好きじゃない。た

だ、どうせこの記事は4ページ程度のすぐ読める簡単な内容に決まって

るから、コンビニの立ち読みで済ませた。他にもたくさんの記事があるか

ら、320円出す価値が無いとは言わないけど、私の目を引いたのはこ

の記事だけだったのだ。まあ、マイケル・ジャクソン暴露本の記事も一応

チラッと見たけどね♪

           

さて、問題の内容。まず冒頭で、素直にキムタクを褒めている。先日終

了した『MR.BRAIN』できっちり平均視聴率20%取ったのを評価して

るのだ。数年前までの連続ドラマは、20%超えると大ヒット、15%超え

るとヒットだったけど、最近は15%で大ヒット、2ケタなら合格点になって

いる。この状況で20%取ったのは流石だ・・・って感じの話だ。この視聴

率のとらえ方がホントに正しいのかどうかは、いずれチェックするとして、

木村拓哉がまた一つ実績を積み上げたのは確かだろう。

                                        

もちろん、甘口なのは記事の最初だけ。そこからは一気に辛口になる。

ただし、この種のまとめ記事でありがちなように、非常に浅いコメント

各ドラマごとに少しずつ載ってるだけだった。    

                

まず最初に叩かれるのが、ウチでも第1話だけ本格的にレビューしてる

『ブザー・ビート』月9史上2番目に悪い第1話視聴率に触れた後、コラ

ムニストの丸山タケシだったかな。山P=山下智久の肉体が貧弱で説

得力がないと突っ込んでる。

                

視聴率はその通りとして、肉体の話はピント外れだ。そもそも「説得力」

をもたせるための裸体じゃなくて、単なる女性ファン向けサービス。男の

私から見ればマッチョ・ギャグにすぎない。そもそもほとんどの視聴者は、

日本人のプロ・バスケットボール選手の肉体なんて知らないんだから、

説得も何もないのだ。韓国人俳優はもっと鍛えた身体を見せてるとか言

われても、だから何?って感じ。ペ・ヨンジュンの肉体鍛錬は確かにイン

パクトあったけど、山Pのシュート・フォームも柔らかくてキレイだろう☆

                                                  

続いて、あるスポーツ紙記者の話とされてたかな。山Pが主演してるのは、

来年の月9にキムタクを出したいフジテレビに、ジャニーズ事務所が押し

込んだから。ヒロインの北川景子は山Pと同じ明治大学だから、山Pファン

が不満を感じてる・・・こんな内容だ。

                           

ウチにも大勢いらっしゃるはずの山Pファンの皆さん、本当に北川に嫉妬

してるのかな。当然?あっ、そう♪ まあでも、それはドラマの出来とは別

の話にすぎない。山Pの主演も、一昨年の『プロポーズ大作戦』と去年の

『コード・ブルー』で成功してるんだから、別に不思議はないだろう。仮に、

押しつけた(or プッシュした)のが本当としても、不当な押しつけではない。           

                                        

ちなみに『ブザビ』の項目の最後で、なぜか相武紗季のチア姿だけホメら

てた。私はこの点でもあまり同意しない♪ むしろ逆に、第2話で一気

にチアリーダーの活躍場面が消えてしまった点こそが、大いに不満だった

のだ。あれは初回だけのサービスだったのか。残念。。無意味な裸があ

るんだから、無意味なチアやメイドがあってもいいけどネ。メイドはテレ朝

の福田沙紀だろ!

                                                                   

          ☆          ☆          ☆

他のドラマについては何と書かれてたか。ごく簡単に触れとこう。まず、

なぎ剛『任侠ヘルパー』は介護をコントにしてしまってる。香取慎吾『こち亀』

は、大人の事情で香取が主演を横取りしてる。『恋して悪魔』は15歳で主

演の中山優馬を始めとして幼すぎるし、視聴率も悲惨。長瀬智也『華麗な

るスパイ』は、深田恭子(のコスプレ)の方が目立ってる。。

                                

ま、こんな感じで、新潮の記事のレベルはかなり低い。ただ、今のドラマ界

にやたらジャニーズが目立つことに対しては、私も引っ掛かってるし、ジャ

ニーズ抜きで成功した『ROOKIES』を評価する点も同意する。もちろん、

ジャニーズ・ドラマ増加の問題は制作サイドだけの問題ではなく、視聴者

の問題でもあるわけだ・・・とだけ書いとこう♪ ま、その辺りはあちこちで

ボヤいてるしね。

             

ウチのドラマレビューが人気タレントの活躍以外の話をかなり書いてるこ

とや、テレビ芸能記事の割合を大幅に減らしたことなどは、私なりのアピー

ルの意味も含まれてる。一見関係なさそうなタイトルの記事に、テレビ芸

能関連の内容を入れたりしてるのも、意図的にやってる事だ。

          

世界は広い。もっと価値のあるものは無限にある。その大部分は、すぐに

は面白さが分からないもの、自分を磨いて初めて味わえるものなのだ。

       

週刊誌、ドラマ、視聴者、ブログ。自分も含めて、もうちょっとレベルを上

げたいものだ、とでもマトメとけばいいのかな。行間を読んでね♪

ではまた。。☆彡 

     

      

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.この記事もかなりのアクセスを集めてるのに、またココログのランキ

    ングから外されてる。何を基準にして排除してるのか、まったく意味

    不明だ。裸体、メイドがいけないとでも言うのか。。

            

    (追記: まるでこの不満が届いたかのように、1日遅れでランキング

         上位に登場した。これもまた、かなり珍しいパターンだ。時々

         ある事だけど、システムが不安定になってる気がする。)

              

cf.脳科学コメディーの綱渡り~『MR.BRAIN』第1話

  男のビート、女のメロディー~『ブザー・ビート』第1話

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『ブザー・ビート』の相武紗季(菜月)は肉食女子なのか♪

   (☆追記: 菜月に関してはその後、第8話記事へのコメント欄で

          突っ込んだやり取りが交わされてる。)

          

ヤバイ・・・今夜は雨が上がる予報だったから、ランニングの記事を書く

予定だったのに、雨が上がらなかった。こうゆう時、毎日更新中のブロ

ガーとしてはあわてるのだ。そもそも梅雨明けしたばっかだから、降って

も短時間だと思いこんでしまってた。

    

という訳で、あわててネタを探し回る。「困った時の朝日新聞」をチェック

すると、今朝は休刊だけど、昨日(2009年7月20日)の朝刊にちょっと

面白い記事を発見した。テレビ欄の「フォーカスオン」というコラムで、第

2話が終わったばかりの『ブザー・ビート』を扱ってる。見出しは、「若手

肉食女子」、「洗練されていて魅力的」。執筆者は竹田さをり。奇妙なほ

どミーハー系(死語?)のノリを装う、中堅女性記者だ。

              

いつも女性の視点で軽い感想を書いてる人だけど、流石に朝日新聞。

今回はいきなり、論文みたいにスタートしてる。「肉食女子とは、自分か

らデートやセックスに誘い、さわやかに求婚する、恋愛にリベラルな女

性と定義する」。ちなみに、ここで言うリベラルとは自由奔放って感じの

意味ね(蛇足か♪)。肉食・草食の定義というのは、細かく考えると面

倒な話だけど、差し当たりはこの執筆者本人の定義で構わないだろう。

                 

私は知らなかったけど、ドラマの制作会見で菜月役の相武紗季が「肉食

女子をガッツリ演じます」と宣言して話題になったらしい。そこで、「20年

前、上野千鶴子著『スカートの下の劇場』でその台頭を予感した私は、

脚本の大森美香のもとへ」。ちなみに上野は、フェミニズムの大御所の

東大教授。男を斬りまくる怖~い女性論客だ♪

                                                          

さて、記者が取材に行くと、意外にも大森は、肉食系ではなく普通の子

と応答。男子(ドラマでは山P=山下智久)があまりに消極的なので、彼が

いやすい状況をつくる。欲望を抑え込みはしないが、受け身でいたい。

                   

こう言われた記者は、肉食系という考えを一旦反省した後、巧みな議論を

展開して、やっぱりある意味で肉食系だという方向に戻して行く。おまけに、

大森に遠慮して議論をボカすのだ。流石はインテリ新聞所属、頭は回るネ。

                           

私が少し加筆修正すると、記者の結論はこうなる。一見、相武も「普通の

子」も、肉食系ではないように思えてしまうが、実はそうではない。相武

言う「肉食女子」とは、「従来の普通」と思わせておいて男子を食うという、

洗練された肉食のかたちなのだ。そして、それが「今の普通」なのだ。自

分を大事にしつつ恋愛をリードする彼女たちは魅力的で、安心した。。

                   

       ☆          ☆          ☆  

さて、実際のコラムだと更に『ロンドンハーツ』の肉食系・misonoに触れ

たり、30代未婚男性の意識調査もチェックしたりで、テレビ欄のコラムと

してはなかなかよく出来てるように「見える」。ただ、その実質が問題だ。

このコラムは本当に『ブザー・ビート』の菜月に適合してるのだろうか

             

ちょっと疑問を感じた私は、念のために第1話と第2話をサラッと見直し

てみた。すると、フツーっぽく見せかけて食うという記者の考えも、男子

が誘いやすい状況をつくるという脚本家の考えも、さほど顕著ではない

要するに裏表が極端なだけで、わざわざ肉食なんて言葉を使うほどの

キャラでもないし、誘いやすい状況をつくる側面も弱いだろう。

                           

具体的に見てみよう。たとえば、最初に賭けの形で結婚話を持ち出した

のは直輝の方だ。試合に負けて賭けが失敗した後、結婚話はうやむや

になってるけど、「肉食女子」ならそんな事は気にしないだろう。「負け

ちゃったけど、直輝の必死な思いは伝わったから♪」とか言って、結婚

の方向に持っていこうとするはずだ。

         

その場合、直輝の気持ちはしっくり来ないだろうけど、そんな事など気

にせず一応プッシュしてみるのが肉食系ってもんだろう。肉食動物のト

ライは、失敗して当然。たまに成功すれば、それで生活できるのだ♪

       

あるいは、第2話の菜月の部屋。ゲームが一段落ついた時、直輝は

帰ってマジメにシュート練習するという。私が直接知ってる範囲だけで

も、こうゆう状況ですぐには男を帰さない女性の顔が数人浮かんで来

る♪ もちろん、追い詰められてるマジメなプロ選手の直輝としては、

それでも帰る可能性が高いけど、1回甘えてみる価値は十分あるのだ。

そもそも菜月自身、代々木(金子ノブアキ)に強引にキスされただけで

朝帰りになったことを思い出そう。男女の肉体関係とは、そんなもんだ。

         

ちなみに、では代々木に対する菜月の態度が肉食系かというと、これも

違ってる。最初に会社で話しかけられた時も、自分から誘う様子は無かっ

たし、飲み会を抜け出して夜のベンチでタバコを吸うのが肉食系とも言え

ないだろう。「肉」は、飲み会の場の方がたくさんあるし、食べやすいんだ

から♪ 電話でも冷たくて、代々木が勝手に「マゾ心」をくすぐられただけ

だ。翌日の彼は、疲れて動きが悪かっただろう。コラコラ!

                                                     

代々木がストーカーっぽく部屋をたずねて来た時も、第2話の試合会場

の外でも、肉食とは程遠い態度だった。肉食女子なら、今とりあえず食

べたくない男でも、最低限キープする姿勢が見える方がフツーのはずだ。

後でお腹が減る可能性は高いんだから。

                        

時間が来たからもう止めるが、第2話までだと菜月の肉食キャラや積

極性はほとんど前面に出ていない。第3話の予告では「結婚しない?

と自分から言ってたけど、既に直輝が一度プロポーズらしき言葉を伝

えた後のことにすぎないし、話の脈絡もまだ分からないのだ。。

          

       ☆          ☆          ☆

という訳で、朝日のコラムはなかなか巧みな文章だけど、ドラマの第2話

までの内容には合ってないという話だ。せいぜい、直輝の妹(大政絢)に

贈ったチューベローズの花言葉に、「危険な快楽」とか「火遊び」が入って

たとか、2回目のキスをおねだりしたって程度のこと。

           

ちなみに、だから菜月がどうだとか、ドラマがどうだとか言ってる訳じゃな

いので念のため。個人的には、相武より北川景子や他のチアリーダーに

目が行くけどね♪

                                                       

ある程度予期してた通り、第2話視聴率も更に下がって13.5%になっ

てしまった。でも私はこのドラマが好きだし、(陰ながら)応援するだろう。

ではまた。。☆彡

               

              

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.この記事はかなりのアクセスを集めてるのに、ココログのアクセス

    ランキングから外されてしまった。「肉食女子」「マゾ」「快楽」って言

    葉の組合せや羅列がマズかったのかね。過去、外された時は大抵

    そんな感じの強い言葉が入ってたのだ。基準のヒントくらい、教え

    てくれてもいいけどなぁ。処罰より指導の方が大切なのに。。

       

    (追記: これまた、週刊新潮記事と同様、なぜか遅れてランクイン。

         3日か4日遅れだから、相当システムが不安定になってる。)

                      

cf.男のビート、女のメロディー~『ブザー・ビート』第1話

  『ブザー・ビート』第1話、山P=山下智久の自転車の車種

  自転車疲れジョグ&『ブザー・ビート』第3話

  太腿疲れジョグ&『ブザー・ビート』第4話

  自転車疲れジョグ&『ブザー・ビート』第5話

  疲労満腹ラン&『ブザー・ビート』第6話

  疲労ピークラン&『ブザー・ビート』第7話

  レース疲れ小雨ジョグ&『ブザー・ビート』第8話

  居眠りランちょっとだけ&『ブザー・ビート』第9話

  ブログ疲れ短距離ラン&『ブザー・ビート』第10話

  胃もたれラン&『ブザー・ビート』最終回&『おくりびと』

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  週刊新潮のジャニーズ・ドラマ批判について

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男のビート、女のメロディー~『ブザー・ビート』第1話

  ありがとうございました☆

  すっげぇ~嬉しかった オレのバスケ褒めてくれて

  まあ 嬉しいと言うか・・・嬉しかった ありがとう

  どういたしまして 私も嬉しかった♪

  エッ?

  さっきの拍手

  あぁ

  ねぇ バスケットボールの選手なんですか?

  まあ一応 でも全然ダメですよ ギャラ少ないし ファンとかもいないし

  そうなんですか

  上手く行かないことばっかだし

  そっか・・・(フーッ)・・・・・・・

  ・・・・・・アハハ

  ウフフ

  何か 笑えますね 

  まあ 色々あるけどさぁ 頑張ろうよ!

  私が あなたの最初のファンになってあげる ♡ (スタスタ・・)

  何だよ ファンって・・・♪

        

        ☆          ☆          ☆

いやぁ、良かったなぁ・・・JC ARCS(アークス)のチアリーダー☆ じゃな

くて、コスチューム♪ そこかよ! タイトルバックでも、数年前の武富士の

CMみたいなダンス・パフォーマンスで目を楽しませてくれた。さすが、去年

夏の月9、織田裕二&北乃きい『太陽と海の教室』で、『ガリバー旅行記』

を意識した面白いタイトルバックを創ってた、尾形竜太だ(小林一博との共

作)。白っぽい光の多用が彼の特徴の一つだろう。

             

CGの使い方も、全体の芸術性も、程良く抑制されている。驚くのが、タイ

トルバック序盤で早くも、笑わないアイドル代表の山P=山下智久が笑って

ること。彼が笑うのは『みなさんのおかげ』の「食わず嫌い」だけかと思って

たら、ちゃんと北川景子に微笑みかけてるのだ。タイトルバック終盤では、

残り時間0秒で山Pが「ブザー・ビート」(終了ブザーと同時のシュート)を決

めて、相手チーム・HARTSに逆転勝利。

           

チアガールの相武紗季もはしゃぐけど、最後に喜ぶのはやっぱり北川。そ

してラストは北京五輪の式典とかみたいに、P様が一人でジャンプして華

麗にシュート。上矢直輝だから、「上」に向かって「矢」のように真っ「直」ぐ

跳んで、ラストは「輝」くのだ。

         

と言う訳で、このタイトルバックだけから、早くもこのドラマの最後は決定

た。断定かよ。まるで『プロポーズ大作戦』のケンゾーみたいに、肝心の場

面で「ヘタレ」だった直輝が、見事にブザービーターとして大活躍して勝利。

そこからダッシュして、莉子のヴァイオリン演奏会場のドアを開けるのだ。

彼女も成功した後、2人は抱き合って素直に喜び合う。逆『ロンバケ』だ♪

              

        ☆          ☆          ☆

さて、レビューの最初から『太陽と海』、『ロンバケ』に触れたのは、もちろ

ん意図的なもの。『太陽と海』は北川景子も活躍してたし、実は『ブザビ』

放映中から、「ブザービート ロンバケ」という検索アクセスもウチに入って

来たのだ。私自身も、ブラザーミシンじゃなくてブザービートを見ながら、

キムタク=木村拓哉&山口智子の1996年の大ヒット作、『ロンバケ』を

懐かしんでた

         

追記: ロンバケの再放送を録画して、簡単にレビューした。

     奇跡のリターンがもたらす輝き~『ロングバケーション』第1話 )

                                      

13年前に見たきりだから、あんまし覚えてないんだけど、大きな看板や

バスケットゴールのある小さな公園か空き地があったような気がする。

看板にJOCX(=フジテレビ)と書いてあったかどうかまでは分からない。

あと、アパートの高層階に南(山口)が住んでて、窓から見下ろすシーン

もあった気がする。あちこち、既視感があるのだ。

             

さらにウィキペディアで調べると、正式タイトルは『ロングバケーション~

Long Vacation~』。これは、『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』

と似た形式だ。カタカナで2語のメインタイトル、波線に囲まれた2語のサ

ブタイトル。メインもサブも、2語の前の言葉が後を形容している。そう言

えば内容的にも、ロンバケの瀬名(木村)と南も崖っぷちの2人だった。

おまけに、男女の違いやピアノとバイオリンの違いはあるものの、ロンバ

ケもクラシック音楽が重要な役割を果たしてる。

                                       

一方、『太陽と海』で最も素晴らしかった第4話も、クラシック音楽が中心

になってたし、後半の自殺騒ぎで物語を急転させた大政絢は、『ブザー』で

山Pの妹役を演じてる。他に、織田&矢田亜希子の月9『ラストクリスマス』

(2004)を思わせる部分もあったような気がする。オルゴールっぽい可愛

いBGMは、月9のあちこちで使われて来たんじゃないかな。

                  

で、これらをまとめるキーワードが、フジテレビの大御所演出家、永山耕三

なのだ。上に挙げたドラマはすべて、今回と同じく永山が関わったもの。そ

の意味でも、パクリという表現はふさわしくない。引用、意識、文体、特徴、

オマージュ(敬意を込めた模倣)などと言うべきだろう。普通、ドラマを見る

時に気になるのは俳優と脚本だけど、『ブザビ』第1話に関しては大森美香

の脚本り永山の演出の方が目立ってた。もちろん正確に言うと、演出家

に代表されるような、ドラマスタッフの仕事全体が良かったということだ☆

                                                     

特に上手いと思ったのは、全体的な音の使い方。無音=沈黙も含めた話

だ。音声・吉田勉、選曲・志田博英、音響効果・亀森素子、MA・古跡奈歩

が中心となった仕事ってことでいいのかな。

         

一番重要なのは「タン タン タン」という、「ドの音」を刻むボールの静かな

ビート。強すぎず、弱すぎず。これが音に敏感な莉子に届き、やがて彼女

を部屋の外の公園へと導く。そして、莉子のバイオリンのメロディーが、今

度は直樹を導いて、2人の出会いを生む。お互いが認めあった後、この記

事冒頭に引用したやり取りを通じて、一気に接近するわけだ。

             

男のビートで、女がメロディーを奏でる。力の断続的な反復が生み出す、

続的な高低変化の魅力。これこそ男女の愛の具体的中心だろう。それ

を、スポーツと芸術の結びつきで変奏してるわけだ。そう言えば、直輝か

ら莉子への最初のプレゼントも、ボールの代わりに手を叩く、「拍」手とい

うビートだった。ここから考えても、やはり最終回は、先に直輝がブザー

ビートを決めて、その後で莉子の演奏が成功する方が形式的に美しい。

              

Love makes me strong」。愛はオレを強くする、という看板の言葉

を変形するなら、「Beat gives me string」。ビートは私に弦を与えてく

れる。冒頭で切れてしまった莉子の弦。代わりに本物の弦を、本物のメロ

ディーを、直輝のビートが与えてくれるのだ。

                                          

そして、2人の愛はやがて、より身体的なビート&メロディーへと場を変え

る。そこの部分は編集でカットされるから、心眼で見るしかない♪ 見える

かどうかは、脳力の問題だろう。常に本質を見極めようとする訓練が不可

欠なのだ。バスケのチアリーダーのダンスなんてのも、男のビートとつなが

るメロディーの一つと言えるだろう。

                       

別の音の使い方に目を向けると、冒頭に引用したやり取りで、「上手く行

かないことばっかだし・・」、「そっか・・フーッ・・・」、「アハハ♪」の間にあっ

長い沈黙。微妙な間。非常にリアルで生々しく感じた。あれは演出なの

か、偶然の賜物なのか、あるいは山P&北川のアドリブ的演技なのか。

細かい事だし、日常的には珍しくない事だけど、ドラマとしては意外性の

あるインパクトだった。

                               

さらに、山Pの自転車が走る音もかなり目立ってた。最近のドラマでは、エ

コブームを反映してるのか、元気の手軽な表現なのか、自転車がよく活躍

する。『僕の歩く道』では草なぎ剛のロードバイク、『Around40』では天海

祐希の街乗り自転車。いずれも私はすぐに記事でフォローして、後者では

ついでに『ラスト・フレンズ』の上野樹里の自転車にも触れておいた。『野ブ

タ』の亀梨和也の自転車を調べなかったことが、今となっては悔やまれる。

                

で、『ブザビ』の自転車についてもすぐ調べて記事をアップ、大量のアクセ

スを頂いてるけど、あの自転車に注目した方々、音が聞こえただろうか。

車輪の回転音と、ブレーキ音。まるでマンガに文字で書かれた「シャカシャ

カ」「キキィーッ」っていう効果音みたいにハッキリ表現されてた。ストーリー

と直接関係ない細かい話だけど、丁寧に音を使ってるな、きっちり自転車

を表現してるなと、職人魂に嬉しくなったのだ♪

             

         ☆          ☆         ☆  

その他の点についても、簡単に見ておこう。まず、ハートがいいコに見え

て実はイマイチの、直輝の彼女・菜月(相武)。裏表が極端で、陰でタバコ

を吸う嫌われ者として頑張ってたね♪ 協調性のない嫌味な代々木(金子

ノブアキ)とはピッタシの相性だ。

                                                   

実は先日ウチのコメント欄に、あえてカタカナを使って「アイブとキス」って

いう言葉を書き込んどいたけど、いきなりそこまで実現するとは思わなかっ

た。男が山Pなら、初回はせいぜいキスまでだったはず。第2話予告を見

ると「二回目」はしばらく無さそうだけど、お似合いのカップルだと思う。次

はちゃんと着替えを用意しとかないと、会社で朝帰りがバレちゃうだろう。

                                 

菜月という女は、要するに心に化粧をしてるのだ。化粧を取った素顔に、

まだ直輝は気付いてない。それに対して、莉子は最初からスッピンで直

輝と会って、一瞬で心を通わせた。化粧と素顔。菜月と莉子の勝負は、

その意味でも最初からついている。そもそも山Pも直輝も、素顔で勝負

する男だ。

           

この後、下に落とし過ぎた菜月を一旦フォローする展開になるだろうけど、

所詮は枝葉の問題にすぎない。たとえ川崎コーチ(伊藤英明)が莉子に

接近して話を複雑にしても、ムダなのだ。川崎と結ばれるのは、最後に

仲良くランニングしてた宇都宮(永井大)なんだから♪ コラコラ!

          

真面目な話、川崎が麻衣(貫地谷しほり)と接近するのは想像できるけど、

それにしては麻衣の川崎に対する態度にイマイチ伏線とかフラッグが見

当たらなかったな。ちなみに、麻衣の化粧は菜月と違って外見的なもの

だから問題はない。貫地谷は能天気な女のコの演技がホント上手いね☆

素には見えないけど、好感もてる「演技」だ。ちょうど、麻衣の「化粧」が微

笑ましいのと似た話かも知れない。

                 

最後に、このドラマ、あちこちに笑える部分もあった。まず、ストロベリー・

バス(ピンクの湯)に仲良く入ってた山P&川崎の妖しい姿。熱いからって

いう強引な前置きを入れて、2人でガバッと立ち上がった瞬間にCMが入っ

たのもニヤッとする所。あそこをスローで反復再生してる女性ファン、ある

いは小説やマンガの二次創作で補完する特殊な趣味の女性が、全国に

数百人ずついるはずだ。

                                                     

続いて、年俸の話のシーン。300万の秀治(溝畑淳平)が、10億円を超え

る松井やイチローと「2ケタ」違うと言った瞬間にプッと噴き出した♪ すぐ

突っ込まれてたように、もちろん「3ケタ」だ。4人でマヌケでマッチョな裸体

自慢合戦をした後、川崎コーチが呼びに来て、最後に何気に「服、着ろよ

と注意したのも味わい深いツッコミ。余計な事するな、と思った女性ファン

は数十万人いるだろう。しかし山P、胸が大きいね。まぎらわしい言い方♪

腹筋は私でも、力を入れればあのくらい割れる。聞いてない? あっ、そう。

               

あと、ナルシストの中西(鈴木一真)にひどい仕打ちを受けた後、ショック

で泣いてる莉子を麻衣が写メで撮って、莉子がしっかりポーズするのも笑

えた。ああゆうノリは、女のコの特権。男だと、お笑いで見るくらいか。。

         

         ☆          ☆          ☆

さて、『MR.BRAIN』第1話以来、1ヶ月半ぶりに真面目に書いたドラマ

レビューも、そろそろ終わりとしよう。やっぱり時間はかかるけど、単なる

感想と違って手ごたえは感じられるね。独自の内容をかなり織り込むこと

ができる。ま、アクセス的には、放映後にすぐアップした短い自転車記事

の方が遥かに多いんだろうけどさ♪

              

この後、ロンバケへのオマージュとしては、莉子の部屋の窓から直輝が

バスケットボールを落として、地面にバウンドさせてキャッチするシーンを

期待したいもんだ。一流ブランド・molten(モルテン)なら、スーパーボー

ル並みの弾力を持ったボールを特別に作ってくれるだろう。そりゃ無理か。

ほんじゃ、イマジネーションかCGで補うってことで。

             

ドラマの初回、政局のせいなのか、K1のせいなのか、15.5%の冴えな

い視聴率だったけど、個人的には期待以上の出来に満足した☆ 問題

はこの後。実は、永山耕三ではない方の演出家が問題なのだ♪

          

彼が『コード・ブルー』を演出したせいで、ウチの読者の山Pファンは半減

した。そりゃ、大げさか♪ まあ、また救急現場のドキュメンタリーみたい

なバタバタ落ち着かない映像を作るのなら、録画でチアリーダーのシーン

だけを飛ばし見しようかな。緩急・強弱のない情報は、ノイズにすぎない。

                

いずれにせよ、私はこのドラマを応援する。ドラマ長期お休みモードとは

いえ、たまにチョコチョコと書くつもりだ。ではまた。。☆彡

          

        

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.オレは強い オレは強い」っていう直輝の自己暗示的つぶやき。

     スポーツドリンク・Gatorade(ゲータレード)のCM、「キミは強い」

     を意識してるのかも知れない。強いと言えば、今回のサブタイトル

     は、「恋は人を強くする!!崖っぷちヒーロー始動!!」だった。

     「Love」の訳語は、月9的には「恋」になるんだろうけど、内容的

     には「愛」の方が近いと思う。

                          

P.S.2 終盤の夜の公園シーンが典型だけど、山Pは何気にオシャレだっ 

      たね。JCアークスのチームカラー、紫を基調にして、男ではなか

      なか見ない色遣いになってた。「凄い、キレイ」だ。ま、私は男だ

      から、女性のファッションをもうちょっと萌えるものにして欲しいん

      だけどさ。莉子のあのサバサバ感も、ロンバケの南をイメージし

      たものか。でも、南もバニーガールになってたよなぁ♪

                 

P.S.3 おばあさんに席を譲る時、運転手に一声かけるのには感心した

      けど、バスでそうゆう機会にあったことは一度もない。そもそも

      バスはシルバーシートに座りやすいし、電車と比べて座席が空

      いてることが多いからだ。特に地方はガラ空きが目立つと思う。

          

P.S.4 シールはともかく、バスケットシューズの携帯ストラップを売り出

      せば、売れるでしょ。山Pが履いてたシューズも良かったね☆彡

                

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・               

cf.『ブザー・ビート』第1話、山P=山下智久の自転車の車種

  『ブザー・ビート』の相武紗季(菜月)は肉食女子なのか♪

  自転車疲れジョグ&『ブザー・ビート』第3話

  太腿疲れジョグ&『ブザー・ビート』第4話

  自転車疲れジョグ&『ブザー・ビート』第5話

  疲労満腹ラン&『ブザー・ビート』第6話

  疲労ピークラン&『ブザー・ビート』第7話

  レース疲れ小雨ジョグ&『ブザー・ビート』第8話

  居眠りランちょっとだけ&『ブザー・ビート』第9話

  ブログ疲れ短距離ラン&『ブザー・ビート』第10話

  胃もたれラン&『ブザー・ビート』最終回&『おくりびと』

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  週刊新潮のジャニーズ・ドラマ批判について

  山P=山下智久主演ドラマ、視聴率の推移(野ブタ~ブザビ)

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   出会い、別れ、ありがとう♪~『コード・ブルー新春スペシャル』

   ブカブカの大きな愛に包まれて~『プロポーズ大作戦SP』

   遠い夜明け~『クロサギ』最終回

   生きる場所を求めて~野ブタ再考

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『ブザー・ビート』第1話、山P=山下智久の自転車の車種

いやぁ、苦笑してしまった (^^ゞ Yahoo!で「ブザービート 自転車」を検

索すると、ウチの荒川サイクリング記事が96000件中の1位でヒットする

のだ。Googleでも190000件中の2位(刻々と変化中)。フジテレビ月9

の新ドラマ放映途中から次々に検索が入って来た。

                   

まあ、完全なハズレ検索ではなくて、『クロサギ』のロケ地探訪レポート

から一応意味はあるんだけど、ちょっと申し訳ない気もするから、アタリ記

事をちゃんとアップしとこう♪ 自転車好き、ドラマ好きのマニアック・サイト

の責務ってもんだろう。大げさだわ!

                   

絶対の自信はないけど、確率80%くらいで、あれはイタリアの自転車メー

カーGIOS(ジオス)の小径車(=ミニベロ:タイヤの直径が小さい)。2009

モデルのPULMINO(プルミーノ=日本語のバスだろう。

         

一目でオシャレな街乗り自転車だったから、最初は女性向け自転車雑誌

『smile cycle』のVOL.1と2を探して、メーカーのロゴを発見。それを手

掛かりにネットで検索すると、楽天で税込み40000円ほどで見つかった。

ただし入荷待ちで、入荷量や生産量はかなり少ないだろう。

                                       

このメーカーの特徴は本来、ジオスブルーと呼ばれるハッキリした青色

レーム。ただ、このプルミーノに限ってはパステル系の淡い青にしてあるよ

うだ(他の色もあり)。他の特徴は、まずタイヤが20インチで適度な小ささ。

前ハンドルが高め、サドルは低めでしっかりした作り。ママチャリ同様の斜

めフレームもまたぎやすい。シマノの7段変速付きで坂道もラク。

                                                

前キャリアと前後のフェンダー(=泥よけ)、透明なチェーンカバー付き、軽

めの車重12kgなど、非常に実用的でもある。手頃な値段まで含めて、トー

タルで女性ユーザーを意識した自転車だ。女性的な「キレイ」さの山Pには

ピッタリだろう。ドラマでは更に、ホイール=車輪の反射板(夜間の安全用)、

ヘッドライト、ベル、サイドスタンドを取り付けてあった。そういった部分も、

人間的にキチンとしてる真面目な直輝(山P)をよく表してたのだ。   

                                                                   

と言う訳で、全国の女性ファンの皆さんは、これから争奪戦を頑張って頂

きたい。みんなで広げよう、自転車の輪♪ そして、関東の人は荒川の聖

地にお参りだ。上に書いた雑誌(スマイル・サイクル)も、可愛いファッション

誌みたいでお勧め。今、ランニングも自転車も、女性参加の大きな波が訪

れてるわけよ。ちなみに私の愛車メーカー・ビアンキも、パステルグリーン

がキレイなイタリアブランドでお勧めだ。聞いてない? あっ、そう♪

                                               

では、短いけどひとまずこの辺で。本格的レビューは夜アップの予定だか

ら、そちらもお楽しみに☆彡

      

           

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.第1話レビューをアップ。

      男のビート、女のメロディー~『ブザー・ビート』第1話

      

P.S.2 『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』、第1話視聴率は

      15.5%。う~ん、山P主演の月9初回としてはパッとしないね。

      月9のブランド価値が、『婚カツ』で完全に崩壊したってことか。。

      

                             

cf.『ブザー・ビート』の相武紗季(菜月)は肉食女子なのか♪

  自転車疲れジョグ&『ブザー・ビート』第3話

  太腿疲れジョグ&『ブザー・ビート』第4話

  自転車疲れジョグ&『ブザー・ビート』第5話

  疲労満腹ラン&『ブザー・ビート』第6話

  疲労ピークラン&『ブザー・ビート』第7話

  レース疲れ小雨ジョグ&『ブザー・ビート』第8話

  居眠りランちょっとだけ&『ブザー・ビート』第9話

  ブログ疲れ短距離ラン&『ブザー・ビート』第10話

  胃もたれラン&『ブザー・ビート』最終回&『おくりびと』

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  週刊新潮のジャニーズ・ドラマ批判について

  山P=山下智久主演ドラマ、視聴率の推移(野ブタ~ブザビ)

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   出会い、別れ、ありがとう♪~『コード・ブルー新春スペシャル』

   ブカブカの大きな愛に包まれて~『プロポーズ大作戦SP』

   遠い夜明け~『クロサギ』最終回

   生きる場所を求めて~野ブタ再考

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『MR.BRAIN』最終回、軽~い感想♪

いやぁ、最後まで見ちゃったな♪ ミスブレを最初から最後まで見たのは

何と第1話以来のこと。あんまし真面目に見たわけでもないし、本格的レ

ビューを書く気もないけど、ちょっとだけコメントしとこう。ウチは亀梨和也&

田辺誠一『神の雫』のレビューを20本以上、3月にきっちり書き終えて以

降は、ドラマ長期お休みモード中。悪しからずご了承を。。

        

さて、ミスターブレイン最終回。一言で感想を表すなら、「満足☆」だろう。

もう少し言葉を加えるなら、「予想以上に満足☆」だ。正直、今夜は溜まっ

た雑用でも片づけながらチラ見でいいかな、と思ってた。最近ほとんど見

てないから、個人的にストーリーの大きな流れがあんまし分かってないし、

根本的な問題として、脳科学ドラマの難しさもあるからだ。

                          

ウチは第1話だけ本格的レビューを書いてるけど、その時の題名は「

科学コメディーの綱渡り」としておいた。脳科学というのは一番勢いがあ

る興味深い分野だけど、だからこそ非常に危ない位置にある。本来、極

度に難しい心の分野を扱うのだから、それなりの配慮とか慎重さが不可

欠なはずなのに、脳科学者の発言やメディアの報道、一般社会での受

容には、それがほとんど感じられない。そのせいで逆に、一部の反感や

批判を招くことになる。疑似科学、トンデモ科学、等々。。この辺り、同じ

科学ドラマでも、物質を扱う福山雅治『ガリレオ』とはハッキリ違うのだ。

                

こういった状況で、「ミスター脳」というドラマの最後をどう締めくくるのか、

ちょっと不安に思ってた。何しろ主演は、キムタク=木村拓哉。『華麗なる

一族』を除けば、ここしばらくは極端なヒーロー役が目立つし、ミスブレの

プロデューサーもそれでいいと語ってた。つまり、「脳科学者」九十九龍介

(木村)が大活躍するんだから、「脳科学」も大活躍してしまうんじゃないか。

ここまで意外なほど控え目に見えたからこそ、最後にやってしまうんじゃな

いかと心配してたのだ。

                                             

ところが実際は、非常に優等生的なストーリー。しかもウソ臭く感じられな

い程度の絶妙なさじ加減で、私は途中から大きく頷いてた。番組スタート

時に大きな話題となった、「足利事件」を巧みに題材にしてたのだ。ウチ

ではかなり早く、第3話の軽いコメントの時点で既に言及しておいた、非

常に重い冤罪事件だ。

                                              

元の逮捕・有罪判決を始めとする、警察・検察・裁判所の立場を決定し

たのは当時のDNA鑑定で、これも科警研が絡んでた。ところが最新の

鑑定で、実はDNAが一致してなかったことが判明。逮捕から17年でよ

うやくDNA再鑑定が決定。18年目の今年、再審開始が決定して、

と検察は異例の謝罪を行った。でも、裁判所は謝罪してないのだ。

                                  

担当した裁判官が謝罪するというのは、法秩序や慣例を考えると、かなり

難しいのは理解できる。ただ、長年悲惨な扱いを受けて来た菅家さんとし

ては、怒りが収まらないだろう。それを代弁してたのが、今回のミスブレの

実行犯・北里(上川隆也)だった。最後に狙われたのが珍しく裁判長(セリ

フ、映像の肩書きでは裁判「官」)なのは、そうゆう意味だろう。権力の側

が卑怯な手口で被疑者=復讐実行犯を黙らせたのも、菅家さんに対する

自白の強要を変奏したわけだ。

                                                                                

けれども、忘れてはいけないのは、冤罪事件をもたらしたのも科学だけど、

解決したのも科学だということだ。古いDNA鑑定の間違いは、新しいDN

A鑑定によって判明した。その意味で、人間に対する科学的研究はやは

り意義深いし、進歩も大切なこと。したがってドラマの構成は必然的にこ

うなる訳だ。「科学」の大失敗、反省、前進。その間、主役の「脳科学者」

は人間大活躍、一方、「脳科学」は控え目なアピールに留める。

                                                                       

こう見ると、この脳科学ドラマがビミョーな「綱渡り」を上手く乗り切ったこと

が分かる。結果的に、たまたま足利事件と重なったのはラッキーだろう。

脚本家の蒔田光司森下佳子にとっては意外な展開だったろうけど、出

来栄えには満足してるんじゃないだろうか。個人的には、コメディーの側面

がやや物足りないものの、トータルの出来と意気込みで良しとしとこう♪

                                      

       ☆          ☆          ☆

足利事件、科学、脳科学といった点については、このくらいにして、他の面

にも簡単にコメントしよう。まず、ほとんど主役級と言っていいくらいの存在

感だった武井(市川海老蔵)。最後まで素性や狙いが曖昧なまま、不気味

な迫力を誇示してくれた。続きは映画館でってことかね。その際には当然、

クリームあんみつを食べて欲しいもんだ♪ 広末涼子の再登場も、映画ま

でお預けか。初回のハイヒールのエピソードも、ちゃんと回収しなきゃネ。

                  

林田(水嶋ヒロ)も、最初に爆弾でやられた後、最後の九十九のパクリま

で(「犯人は、あなたですね」)、若手の脇役としては大活躍だろう。このド

ラマで初めて見た水嶋、とても印象が良かった。これなら安心して、絢香

を任せられる。何様だよ! 丹原(香川照之)も全く安心して見れたね。

さすが実力派のベテランだ。

                      

そして、最後は和音(綾瀬はるか)。色んな意味で上手かったね☆ 爆弾

処理の前に九十九に抱きつかれて、自分(=和音)の死を案じてるのか

と思いきや、実は九十九自身が死ぬ覚悟で敵地に乗り込む。それを助け

るのは、九十九が抱きついた瞬間にこっそり奪い取ってた和音の携帯。

そして、それに和音がちゃんと気付いたこと。九十九もそれを信じてた。

                                                    

その後、お別れの言葉を交わす際の綾瀬の涙がまた絶妙だし、キムタ

クの口パクも憎い演出。「九十九は最後、和音に何と言ってたんですか」

とか、あちこちの質問サイトに書きこまれそうだな。おそらく、「アメリカ

おいで♪」だろう。言葉の長さを考えると、「アメリカで一緒に暮らそう♡

とか、「アメリカで待ってるから☆」かも。読唇術は知らないけど、最初は

「アメリカ」と言ってるように見える。とにかく、和音がしっかり脳科学の勉

強をして「進化」、その後アメリカへ九十九を追いかけて行く。

                                                        

この辺り、私は『やまとなでしこ』を思い出してた。優秀な男(堤真一)が

後にアメリカへ旅立って、魅力的な女(松嶋菜々子)が追いかけて、めで

たく結ばれるハッピーエンド。いまだに夢の頂点がアメリカって所が哀し

いけど、それに代わる場所が見つからないのだから仕方ないだろう。偉

大なるマンネリ、日本の恋愛物語の形式美だ。(ちょっとホメ過ぎか・・)

                                   

形式と言えば、バナナも当然のお約束。口パクで婚約した後は、和音が

バナナを繰り返し頬張るわけだ。これまで以上に美味しそうに♪ 飛行機

の中では、アグネス・ラム写真集のアイコラ(合成画像)で水着のサービス

までトッピング。今まで写真集に無反応だった九十九も思わず「アリかも」。

お遊びとしては、むしろ首から下だけ綾瀬に変えた方が面白かったかな。

それじゃ分からない? いや、だからそこを工夫するわけよ。胸の下辺り

に、「バレー」と書いとくとか♪

                                    

時間が無いからこのくらいにしとくけど、映像の使い方も非常に凝って

ね。科警研の科学的映像はもちろん、武井の映し方その他、ちょっと

やり過ぎくらいに頑張ってた。360度の回転映像やカットのつなぎ方、効

果音まで含めて、同じTBSの『輪舞曲』(竹野内豊、チェ・ジウ)と似た、

インパクトある撮影&編集だったと思う。

             

やり過ぎについては、努力点で相殺ってことでオマケしとこう。苦境に立

つTBS、今はとにかく頑張らなきゃマズイわけよ♪ 最後にハイジャック

犯として香取慎吾を強引に出したのも、遊び心以上に、視聴率対策と新

ドラマ『こち亀』PRだろう。必死なのだ。

                                                                              

気になる視聴率は、最終回でギリギリ、平均視聴率20%まで持って行

たかな。計算上は一応20.2%でOKだから、四捨五入とか端数の問題

があるとしても、20.5%あれば大丈夫だろう。天下のキムタクが20%

切ると大騒ぎだろうけど、最終話の視聴率は普通上がるから、その程度

は行ってるでしょ。実際、私も久々に見たしネ。春ドラマ2位、『BOSS』の

最終回が20.7%だから、断トツ1位としては負けてらんないはずだ。。

                                       

       ☆          ☆          ☆

という訳で、丹原への飴玉の「宿題」も含めて、今後は映画をお楽しみって

こと。DVD-BOXにも何かサービスがあるかもね。そして来週からは、キ

ムタクと同じくジャニーズの超人気者、山P=山下智久の『ブザー・ビート

~崖っぷちのヒーロー~』がスタートだ。この「崖っぷち」って副題は余計だ

と思うけど、何か意味があって付けたのかね。ま、いいや。私が気になっ

てるのはバスケのチアガールとコスチュームだから♪

                                                             

ともかくスタッフ&キャストの皆さん、そして全国の熱狂的ファンの皆さん、

二ヶ月間どうもお疲れ様! それでは、またどこかで。。☆彡

                   

           

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.アップした途端に、「口ぱく」「言葉」「ささやき」って感じの検索

    次々と入って来た。スタッフ、とりあえずニンマリって所か。でも問

    題は、週明けの朝。視聴率の速報でニンマリできるかどうか。。

    

       (追記: 『MR.BRAIN』最終回、視聴率20.7%、

             平均視聴率20.06%。おめでとう☆ )

            

P.S.2 『ミスブレ』が足利事件を最後に扱ったのは、『ガリレオ』が核兵

      器を終盤で扱ったのと同様だ。要するに、科学ドラマには科学

      批判が不可欠だってこと。私はその点、『ガリレオ』でも第4話

      時点で既に触れておいた。光の表現には、影が必要なのだ。

              

      扱い方は『ガリレオ』の方が上手く感じられるけど、足利より核の

      方がやりやすいだろう。その点を差し引けば、案外いい勝負の

      出来だったかも知れない。。☆彡

                        

cf.脳科学コメディーの綱渡り~『MR.BRAIN』第1話

  軽いスピード走&『MR.BRAIN』第3話

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寛平、ツール6日目、山P「食わず嫌い」、低速ラン

RUN 17km,1時間22分58秒,心拍155

間寛平アースマラソン、ニューヨーク到着おめでとう☆ 正直ここまでやる

とはあんまし思ってなかった。寛平の頑張りは当然として、やっぱり相当な

サポート体制があってのことだろう。チームのサポート以外にも、ファンの

個人的サポート(支え、励まし)があるし、ニューヨークのタイムズ・スクエア

では東芝ビジョンにお祝いコメントも映し出される。ブログには数百の応援

コメントがずらり。

      

ホント、幸せ者だね。心なしか、一段と引き締まった身体になったようにも

見える。ニューヨークのキレイな写真をブログで見てると羨ましくなるね。水

辺もいいし、セントラルパークも気持ち良さそう♪ 見事、北米大陸横断を

成功させて、今後はまたヨット。大西洋も無事横断して欲しいもんだ☆

    

          ☆          ☆          ☆ 

一方、ツール・ド・フランス第6日目は、雨との闘い。平坦コースだし、まだ

序盤だから、本来ならまたほとんど差がつかないはずなんだけど、雨のせ

いで意外に差が開いたようだ。それでも、トップクラスの選手たちは誰も落

車の影響を受けずに同タイムゴール。この辺り、やっぱ洗練されてるね。

                             

相変わらず個人総合は1位・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク所属)、

2位・アームストロング(0秒差、米国、アスタナ所属)、3位・コンタドール

(19秒差、スペイン、アスタナ所属)だ。果敢に逃げ続けたミラー(米国、

ガーミン・スリップストリーム所属)は、最後に集団につかまってしまった。

惜しかったね。。

            

注目の日本人は、新城幸也(Bboxブイグテレコム所属)が終盤に落車

したようで、第6ステージは6分55秒遅れの149位、個人総合は152

位。別府史之(スキルシマノ所属)は、第6ステージが10分14秒遅れの

173位、個人総合は166位。まあ、彼らの順位というのは、個人的なも

のと言うより、チームの順位と言った方が適切かも知れない。20チーム

中、スキルシマノが19位、Bboxブイグテレコムが20位なんだから。

      

ともあれ、明日からいよいよ山岳ステージの決戦が始まる。トップの死闘

も楽しみだし、日本人選手2人がどこまで戦えるか、期待しよう♪

       

        ☆          ☆          ☆

さて、もう時間が無くなったから終わりにしよう・・・って、オイオイ! 山P

ね♪ はいはい。「はい」は1回で宜しい! 夏の新ドラマ『ブザービート』

が接近中ってことで、Pファンのアクセスが増えてるから、番宣の『とんね

るずのみなさんのおかげでした』をサラッと流し見したのだ。ま、読者サー

ビスってことね。山下智久3度目の「食わず嫌い王決定戦」登場、相手は

やたら名前を入力しにくい倖田來未 (^^ゞ

                  

彼、ドラマの収録と番宣で追われてるせいか、ちょっと疲れた顔してたよ

よに見えたけど、気のせいかね。ドラマ以外で見たのは多分初めてで、あ

んなに笑顔を見せるとは思わなかった。倖田のアプローチを全て「大丈夫っ

す!」と断るマジメさが笑えたな♪ 石橋貴明も言ってたけど、フツーは「よ

ろしくお願いします」とか適当にお茶を濁す所だけどネ。

         

食わず嫌いの勝負は、どこまで本気でやってるのか知らないけど、番組と

しては当然、山Pが3連敗して、また罰ゲームをやってくれるのがいいに決

まってる。フジテレビの看板番組の一つ、月9の宣伝にもなるし、倖田も人

気あるけど山下の方が上だろうからね。で、予想通り、また1発で「馬刺し」

を当てられて、亀梨和也と山P2号・3号(過去の罰ゲーム映像)合わせて

4人で、「青春アミーゴ」を歌ってくれた。『野ブタ』の主題歌、懐かしい。。

          

これがまた、何とも脱力系の映像で、合成された4人があんまし合ってない

のも味わい深いし、終わった後に「帰ったらすぐ寝る」とかコメントしたのも

笑えた♪ 帰ったら彼女が優しく慰めてくれるだろ、と思ったのは私だけじゃ

ないはずだが、ファンが嫌がるから書くのは止めとこう♪ 書いとるわ! 

                      

           ☆          ☆          ☆

オーッ、長いランニング記事だなぁ・・・って、エンタメ記事って言う方が当

たってるかも♪ でも、今夜も重い脚でマジメに走ったのだ。いやぁ、今年

最高の蒸し暑さだったな。風がちょっとあったのが救いだけど、夜中なの

に気温27度で湿度90%近く。個人的には最悪のコンディションだ。基本

は14km、ガマンできれば17kmって感じでスタート。

      

最初から相当スピードを抑えたおかげで、重い脚でも何とか動き続けて、

序盤で早くも17km走ることに決定。後は、時計と心拍計をチェックしなが

ら、適当な結果が出るように調節して気楽に走った。汗があんまし噴き出

さないように調節したって言う方が当たってるかも♪ 帰宅後のコカコーラ

が超~美味しかった☆

         

トータルでは1km4分53秒ペース。ま、疲れてるし蒸し暑かったから、こん

なもんでしょ。何しろ、ここ10日間で115kmも走ってるのだ☆ 私としては

かなりのハイペースで、要するに本格的ドラマレビューをずっとお休みして

るおかげだろう。ドラマファンのアクセス減少と反比例するように、走力は

着実に増している。秋冬シーズンが今から楽しみだね♪ 

        

流石に明日は休養する予定。心拍はプラス10の補正。ではまた。。☆彡

                   

  往路(2.45km)    12分50秒  平均心拍138         

  1周(2.35km)    11分41秒        152       

  2周             11分45秒        155      

  3周            11分36秒        157

  4周             11分31秒        158 

  5周            11分19秒        160

  6周(0.35km)     1分48秒       162

  復路              10分29秒         160

計17km 1時間22分58秒 心拍155(84%) 最大172(ゴール時)

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帝王マイケル・ジャクソン、安らかに・・・

RUN 14.4km,1時間09分00秒,心拍153

世界中で凄い反響だな。。流石はかつて「ポップの帝王」と呼ばれたらしい

スーパースター。同じ日に他界した元「チャーリーズ・エンジェル」、ファラ・

フォーセットが気の毒になるほど、メディアでのマイケルの扱いは大きい。

今日(6月26日)の朝日新聞・夕刊でも、1面の左上と社会面の大半がマ

イケル関連で、カラー写真4枚入り。有名人の訃報の中でもトップクラスの

扱いだろう。全く予期してない50歳の死だっただけに、衝撃は大きかった。   

                      

世界最高、1億枚を超えると言われる売上を記録したアルバム『スリラー』

とか、そのドラマ仕立てのプロモーション・ビデオは多くの人が知ってるだろ

うし、晩年の度重なるスキャンダルも記憶に新しい所だけど、色々と報道を

見て感じるのは、ダンサーとしての評価の高さだ。朝日によると、安室奈美

恵や東山紀之(少年隊)らのマイケルの信奉者を通じて、日本のダンスを

変えたとまで言われてるらしい。

           

麻生首相が強調する、子役時代のタップダンスというのは流石に分からない

けど、スリラーとかムーンウォーク以降の切れのある斬新な動きは、自由な

ストリート系ダンスの原点の一つと言えるだろう。スリムな長身で脚も長いか

ら、余計に見栄えがした。

              

もちろん、その陰には「汗で床に水たまりができていた」(定宿のキャピトル

東急ホテルの逸話 by 朝日)ほどの練習があるわけだ。余りの身体の酷使

で痛み止めまで飲んでたとの事。才能と運に加えて、圧倒的な努力や鍛錬

がある点は、同世代のマドンナとか多くのトップスターに共通することだろう。

                                   

勢いを失った後は、金、性、整形などをめぐって、ますますメディアや世間に

叩かれるようになったけど、アフリカ系(黒人)の地位向上や誇りに貢献した

超大物スターだったのは確かだ。死因が何なのかはともかく、これから再始

動という話もあっただけに、まさかの急逝は不運としか言いようがない。記憶

にも記録にも残る天才エンターテイナー、今は安らかに眠って欲しい。。

      

         ☆          ☆          ☆

以上、訃報関連だから色付けせず、黒文字で統一しておいた。さて、天才と

違って凡人市民ランナーは、昨夜もキレのない走りで距離を稼いでおいた♪

火曜にかなり飛ばして、水曜もそこそこのスピードだったから、流石に3日目

は脚が疲れて動かない。って言うか、やっぱり個人的に大嫌いな蒸し暑さが

こたえてる感じだ。まだ身体が適応してないんだね。気温は24度程度にす

ぎないし、ゆっくり走ってるだけなのに、とにかく暑くて汗がダラダラ滲んで来

る。10kmで止めそうになったけど、何とか14.4kmまで粘ることができた。

                          

トータルでは1km4分48秒ペース。ここ最近だと、かなり遅い部類だな。ま、

走っただけでも良しとしよう。実際、近所の公園はランナーもウォーカーも少

なかった。みんな、早朝モードに変えてるのかも知れないね。私はどうしても

夜型から脱出できなくて困ってる所。朝型にしないと自転車も乗れないのだ。

     

さて、この後またちょっとだけ走ろうかな。4日連続なら3ヶ月ぶりだけど、眠

いから中止するかも♪ ちなみに心拍はまたプラス11の補正を行ってある。

ではまた☆彡 

     

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.陸上女子200m、福島千里が日本新記録更新! おめでとう♪

   

P.S.2 杉山愛、今年もウィンブルドン3回戦敗退。残念。。

                                       

 往路(1.15km)  6分19秒   平均心拍127 

  1周(1.1km)   5分25秒         142 

  2周         5分25秒         148 

  3周         5分23秒         150 

  4周         5分18秒         152 

  5周         5分11秒         154 

  6周         5分16秒         155 

  7周         5分11秒         157

  8周         5分09秒         159 

  9周         5分13秒         157 

 10周         5分06秒         159 

 11周         5分02秒         164 

 復路          5分04秒         159 

計 14.4km 1時間09分00秒 153(83%) 最大165(周回ラスト)

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脳科学コメディーの綱渡り~『MR.BRAIN』第1話

う~ん、書くことが多過ぎるぞ! 昨夜、一通り見終えた後から、さんざん考えた

りチェックしたりしてるから、脳が糖分を欲しがってる。こんな時には、ブラックコー

ヒーが最適だ。いやいや、甘いクラッカーなんて物をバリバリ食べるのが最適だ。

                

という訳で、私は今、バナナでもクリームあんみつでもなく、「レモンパック クリー

ムサンドクラッカー」をかじりながら、本文を書き始めた所だ。いつ食べてもサクサ

ク美味しいねぇ♪ エライぞ、ヤマザキナビスコ☆ ま、ホントはカフェでスイーツ

でも食べてた方が、SHIHO店長に話しかけてもらえそうだけどネ。科警研のマイ

ペースなお掃除おねえさん(木下優樹菜)に思索を妨害されることもないはずだ。

                

前置きはさておき、まずは誰でも書きそうな軽い切り口からスタートしようかな。

鳴り物入りでスタートした、木村拓哉主演の脳科学ドラマ『MR.BRAIN』第1話。

視聴率20%前後は間違いないだろう。全体のキャスティングや時間帯を考え

ても、スタッフやTBSの気合の入り方や派手な映像を見ても、その程度の数字

は確保し続けると思われる。コストがかかり過ぎてる気がするから、民放として

商業的にどうなのかは計算しにくいけど、最初から早くも、一応の成功は確保し

たと言っていいだろう。絶対に結果を残せる稀有な俳優、それがキムタクだ☆

   (☆25日朝の追記: 第1話の視聴率、24.8%! おめでとう♪)

                

ただ、ドラマの内容的にはどうなのか。木村ファンは萌えポイント満載だろうか

ら別にいいとして、それ以外のドラマ好きとか、科学に多少興味を持ってる人の

評価や感想はどうなるのか、ちょっと読みにくい。実は私自身、これをどう評価

していいのか、まだよく分からないのだ。あと2、3回見れば大筋が見えて来ると

思うけど、初回だけなら、面白くて危なっかしい「綱渡り」のような気がしてる。

                

このドラマの内容的成功のカギを握るのは、脳科学者・九十九龍介(木村拓哉)

は当然として、由里初音(綾瀬はるか)の使い方だと思う。多数のモニターや装

置に囲まれた華やかな科学的捜査・研究の中で、小動物・ムサシやレーザーポ

インターとかの小物に頼るだけじゃなく、中心の2人がどれだけボケをかますこ

とができるか♪ 特に綾瀬の天然ボケという長所を上手く使いこなせるかどうか。

そこが最大の分かれ目だ。

                 

今回、彼らがそこそこのボケを見せてくれたから救われた感がある。ただ、これ

を去年の『CHANGE』みたいなシリアス路線に持って行ってしまうと、いわゆる

「トンデモ科学」系の扱いになってしまう恐れはあるだろう。そのくらいの事は、ミ

ステリー・捜査系専門の脚本家・蒔田光治なら、十分分かってるはずだ。

                

おっと、科学の話はどうしても理屈っぽくなるから後回しにして、役者やストーリー

の話を先にしよう。今回、抜群に光ってたのは武井役の市川海老蔵だ☆ 表情

や存在感が圧倒的だし、映し方や使い方、ドン!ドン!という効果音も上手かっ

た。まだ31歳であの迫力を出せるってのは、さすが名門の歌舞伎役者だね。本

人の成長のおかげか演出のおかげか、6年前の大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』

の時よりもかなり良かったと思う。

                 

今回の感じだと、彼は最終回にも登場するんじゃないかな。最後に九十九に敗

北して、それでも不敵な笑いを続ける可能性もあるけど、九十九がペットのねず

み「ムサシ」(六三四)を可愛がってたことを考えると、最後まで好敵手として一緒

に遊び続けるのかも知れない。ちょっとそこは読めないな。 

注. ムサシは公式HPでねずみと書かれてたが、ハムスターかも・・)

                

市川に続いてホホーッと感心したのは、初めて見た林田警部補=水嶋ヒロ☆ 

単なるイケメン俳優の1人だろうと軽く考えてたけど、意外なほど印象が良かっ

た。若手としては上手いと言ってもいいかも知れないけど、むしろ一生懸命に

典型的なおバカ役を演じようとする素朴な姿勢が好印象だったのだ。

            

林田のキャラを演じるのは、見た目より難しい。少なくとも、実力派のベテラン・

香川照之が演じる昔ながらの刑事・丹原よりも、演じにくいと思う。水嶋本人の

才能に加えて、福澤克雄の演出も適切だったんだろう。試しにウィキペディアを

見ると、水嶋も綾瀬同様、天然ボケを指摘されてるんだね。そう考えると、ます

ます彼のキャスティングは正解だと思う。このドラマ、自然なボケが大切なのだ。

                 

法科学部長・佐々美春役のベテラン・大地真央も、流石は元・宝塚男役トップス

ター。キリッとした立ち振る舞いが気持ちよかった。年齢のわりには魅力もある。

ま、私の目線は、倍率の高いアケミさんの方に向けられてたけどね。その隣の

女性じゃなくて♪ ちなみに、昭和の香りが漂うアグネス・ラムの写真集には興

味ないけど、去年の綾瀬の『ハッピーフライト』写真集は立ち読みして制服に萌

えちゃったな。スッチーじゃなくてCAはやっぱりイイ。聞いてない? あっ、そう♪

                    

元に戻して、所長・瀬田役の小林克也は、洋楽解説者としては好きなんだけど、

役者としてはちょっとね。どうしても『コード・ブルー』の児玉清の包容力とかと比

べちゃうもんな。あと、化学担当・夏目(田中裕二)、生物学・難波(トータス松本

&大内(オグリン=山崎樹範)、画像解析・船木(平泉成)、音声解析・神田(

楽統;バナナマン)らは、役者本人よりも、脚本での設定が気になる所。

                     

初回の感じだと『CHANGE』のままで、最初は反発を覚えてた九十九を敬服し

ていく流れが見えるかのようだ。前から書いてるけど、そろそろ極端な「ヒーロー」

ドラマに対しては、キムタク自身が不満を示すべきだろう。超人気のジャニーズ

とかSMAP中心メンバーとしてじゃなく、名俳優として名前を残したいのならば。

『華麗なる一族』のデスペラード・鉄平なら、遥かに深みのある造形だったのだ。。

                

         ☆          ☆          ☆

一方、ストーリーの構成としてはどうか。今回のポイントは、「嘘」あるいは「ウソ」

だ。「うそ」という言葉は、狭い意味(狭義)なら「事実と異なることを言葉にするこ

と」だけど、広い意味(広義)なら「事実と異なることを示すこと」となる。以下では、

この二種類の大別を利用して、狭い意味を「嘘」広い意味を「ウソ」と呼ぶこと

にしよう(意図的なものかどうかは省略)。

              

たとえば九十九は「脳でウソをつくことはできない」と言い、難波研究員は「DNA

はウソをつきません」と言った。これらの「うそ」は、「事実と異なることを示すこ

と」を指してるだけで、言葉とは無関係だから、広い意味の「ウソ」なのだ。ウソ

をつかないということは、事実をそのまま示すということになる。

                

で、今回のモチーフとして度々変奏されたウソが「二重トラップ=二重の罠」だっ

た。見せ掛けの罠を仕掛けて、それを誰かが解除しようとした途端に、本物の

罠が作動するから二重の罠ってこと。夏目が由里をからかって、遊びで作った

映写装置も二重トラップ。時限装置という罠を解除するスイッチがあるかに見

せかけて、由里にいじらせる。その途端、本物の映写装置という罠が作動、由

里が笑い者にされるというお遊びの仕掛けだった。科警研、実はヒマみたいだ♪

               

土井(高嶋政伸)のたくらみも二重トラップを用いたウソ。金庫や奇妙なマーク、

証言などの仕掛けを作って、警察を巻き込み、彼らがそれを自分たちで解いた

と思った途端に本物の「仕掛け」が作動。つまり真犯人の土井が、罪無き被害

者と思われてしまうという話だった。他にも、秘書の小峰が引っ掛かったのも、

二重トラップだ。まず物音で誘い出し、ドアに小峰が触った途端に本物の起爆

装置が作動。

                 

そして最後。九十九が土井をハメたのも、二重トラップの形をした巧妙なウソだっ

た。まず、fMRI(機能的磁気共鳴画像装置)という仕掛けで、土井の脳から真実

を読み取るかのように装う。その仕掛けを土井が無難にクリアしたと思った瞬間、

自分自身の証言によってアリバイが崩れ、犯罪がバレてしまう。

               

fMRIで真実が分かるというのは差し当たりは間違い(or ウソ)だったと言えるし、

分かるかのように語ったのは九十九の嘘。もちろん、土井に見せた写真の場所

を九十九が間違ったのは、完全に意図的な嘘だったわけだ。

                  

実は、さらに大掛かりな二重トラップもある。武井を犯人だと表面的に見せかけ

て、そんなはずはないと視聴者に予想させる。そして、ホラやっぱり武井じゃな

かったと安心させておいて、最後に武井の怪しさを再び映し出す。視聴者にヒネっ

た形で示された二重トラップと言えるだろう。とりあえず、初回の段階では。

                     

こうしたトラップの使い方だけを見ても、ストーリーの構成は巧妙かつ緻密だし、

壁抜けとか武井の甘い物嫌い(=九十九との可愛い対立)とか、途中の様々な

小話もテクニカル。そうした意味では、脚本家・蒔田は流石の実力を見せ付けて

ると言えるだろう。

               

なお、うっかりミスでドラマ冒頭の3分ほどを見逃してしまった。。広末涼子と白服

ホスト・キムタクの間に重要なやり取りがあったんじゃないかな。「痩せよう」って

台詞から見たんだけど、ひょっとすると豊満ボディ好きと何か関係があるのかも

知れないね。できれば、近々あるはずの再放送でチェックしたい。。

                  

          ☆          ☆          ☆

では、最後にいよいよ本題。脳科学の扱いをめぐって。そもそも、茂木健一郎

(以前なら養老孟司)の人気も含め、どうしてメディアでこれほど脳科学が流行

るのか。そこには3つの理由があるだろう。1つは、最先端だから。2つ目の理

由は、人間の心という、誰もが興味を持ってる話と結びついてるから。そして3

つ目は、非常に簡単でインパクトのある結論を出すからだ。

               

脳科学というものが、しばしば批判されたり軽視されたりするのは、この3つ目

の理由による。地道な研究を続けてる分には別に問題ないのに、つい単純な

面白話を口にしてしまう。それをあくまで面白話として楽しめばいいのに、真に

受ける人やメディアが結構存在するし、商売その他に援用(or 悪用)する場合

もあるから、問題視されるわけだ。

               

その典型が、右脳・左脳の話。やたら強調して、しかも右脳の重要性に偏って

たのは、九十九の右脳が異常に発達してるという設定のせいだろう。大目に見

てもいいかなとも思うけど、これは『ミスター・脳』という題名のドラマだ。ちょっと

危ない橋あるいは細い綱に足を乗せてる感はある。仮に「脳はウソをつかない」

としても、「脳科学者はしばしば嘘に近いことを語る」のだ。

                

たとえば、左側の視界にあるものを認識するのも、男女を直感的に判断するの

も右脳だから、自分の性をアピールするには相手の左側の視界に入るように

すればいいなんて話を九十九がする。私はさっき、コンビニでanan(アンアン)

の別冊『美人脳エクササイズ』(マガジンハウス,税込780円)を立ち読みして

来たけど、医学博士・米山公啓の監修の箇所に、似た話が書かれてた。つま

り、ドラマの台詞は単なるお遊びではないのだ。

            

話としてはヘェ~ッて感じで、確かに面白いし理解もしやすい。一般ウケ狙いに

はピッタシだろう。でも、人間は左側の視界を右脳だけで処理するわけではない。

右左の脳の機能局在というのは、まだまだ研究が現在進行形の仮説にすぎない

し、簡単な思考実験をするだけでもその奇妙さは理解できる。

               

たとえば、右脳が支配するはずの左側の視界に黒板があって、そこに左脳的

とか言われる理屈が書かれてたら、右脳と左脳、どちらか一方を使うという訳に

はいかないはずだ。逆に、右側の視界に魅力的な異性を発見した際にも、右脳

と左脳の両方が関連することになってしまうだろう。そもそも、我々が男女を「直

感的に」のみ判断してるはずはないし、直感(or 直観)を右脳がどの程度支配し

てるのかも分からない。何が直観で何が論理的思考か、その区分さえ曖昧だと

いうことは、数学の図形問題・囲碁・将棋を考えるだけですぐ分かることだろう。

                   

ただ、このドラマの救いは、こういった「トンデモ科学」的な嘘に近いような話を笑

い飛ばす側面があることだ。上の例でいうと、由里は話を聞いた途端、腰を上げ

て九十九の左側の視界に無理やり入って行き、痔の疑惑をもたれてしまった♪ 

また、ウソをつくと左脳が働いて右上を見るなんて胡散臭い話を聞いた後も、由

里は無理やり左上を見ていた。

               

話を持ち出した脳科学者・九十九本人にも、自分を笑い飛ばすような部分があっ

た。お化粧も右側を念入りに、とかいう話は、意識的か無意識的かはともかく、

ギャグとしか思えない。また壁抜け男の話の箇所では、「脳のどの部分が働い

たら壁を通り抜けられるのか調べたい」なんてバカげた話をした直後に、透明な

壁に手をぶつけて、「無理だろう・・」と自分突っ込みみたいな言葉をちゃんと呟

いてた。おまけに結局ラストの fMRI は、土井を騙すハッタリ用のオモチャにし

かなってない。記憶に関わる「海馬」の部分が赤くなろうがなるまいが、実質的

には無関係だったのだ。

                 

逆説的、つまり一見矛盾してるような話だけど、ドラマ内で脳科学の奇妙な点を

笑い飛ばすようなコメディー感覚があって、初めてこのドラマは脳科学ドラマとし

て成立する。その点、1年半前の科学捜査ドラマ、福山雅治『ガリレオ』は、全く

事情が違ってたのだ。

             

『ガリレオ』が扱った科学は、伝統ある物理学で、基本的には物質を扱う完成度

の高い知識体系だ。人間の脳と比べると単純な対象だからこそ、理論は高度

に数式化され、時間的・場所的に僅かな違いでも精密に表現する。面白おかし

い簡単な結論などなかなか出ないし(相対論・量子論の一部は例外)、それどこ

ろかほとんどの人には数式や理屈の表面的意味さえ分からなかったのだ。その

代わり、面白い実験をやってみせることで、きっちり「実証」してくれた。だから、

たとえ実証が不十分でも、物理学を笑い飛ばす必要はない。変人の物理学者

を笑い飛ばしてれば良かったのだ。変なのは、学問ではなく人間だった。

                    

ところが『ミスブレ』は、妙な作業着の下にパジャマを着こんでネズミをポケット

に入れて出勤する科学者だけじゃなく、学問自体もちょっと変な部分が目立って

る。そこを上手く笑いで処理するのが、キムタク&綾瀬の俳優としての能力だし、

脚本家の技量だろう。ドアに隠れてる壁抜け男なんていう、昭和どころか明治の

香りが漂う古典的ギャグも、バカげた話を笑い飛ばす脳科学コメディーという枠

組みの中でこそ、初めて評価できるものなのだ。 

                

           ☆          ☆          ☆                       

という訳で、今後しばらく『ミスブレ』はビミョーな綱渡りが続くことになる。脳科学

監修の秦羅雅登・日大教授、科学捜査指導の山崎昭・法科学鑑定研究所所長

の責任も大きいから、頑張って頂きたい。先日の『週刊朝日』の報道では、大河

ドラマ『天地人』の内容がおかしいと指摘されてる件に関して、監修者もスタッフ

の方針には口を挟みにくいというような話が掲載されてた気がする(立ち読みの

うろ覚え)。また、『ガリレオ』の台詞や黒板にも小さな物理学的間違いがあって、

私がすぐに記事で指摘しておいた。つまり、監修者の実力はともかく、その目配

りは不足してるのだ。

                

高度に専門的な分野だと、間違いに気付く人は僅かだけど、親しみやすい分野

では監修者への当たりが強くなる。この冬ちょっとした話題になった、亀梨和也

『神の雫』のワイン論争なんてものもその典型なわけだ。プロデューサー・石丸

彰彦・伊與田英徳を中心としたスタッフ全体の努力も必要だけど、もちろん視聴

者の側の寛容さというのも重要だろう。

                 

ちなみに私は、『ガリレオ』のミスを正確に指摘しつつ、ドラマは全体として絶賛

してたわけだ。あれは間違いなく、科学ドラマの歴史に残るマニアックな傑作☆

いまだにウチの本格的レビュー群や数式解説を熟読する読者が途絶えない。

果たして、『ミスブレ』はどうなるのか。圧倒的多数のファンが支えてくれる数字

以外に、先端科学の扱い方で視聴者を引き付けられるだろうか。今後の微妙

なバランス感覚に期待しよう。あと、もう少し気の利いた会話があるといいね。

雷が鳴って来ちゃったから、急いで終わりにしよう。それでは。。☆彡

                    

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.『美人脳エクササイズ』は予想通り、キムタクの写真集に近いドラマ本だっ

    たけど、これを読んで初めて、なぜ終盤のfMRIの場面で九十九が病的

    に苛立つ仕草を見せてたのか納得出来た。単純な設定だけど、ネタバレ

    かも知れないから、一応ここには書かないことにしよう。私はあのカット、

    リアルタイムで見てた時、かなりビックリしたのだ。。

                

P.S.2 最後に、第2話の死刑囚・Gackt=ガクトのシーンを組み込んでるの

      は上手かった。単なる予告よりインパクトあるね。ま、死者は甦らない

      から、今度もドアの陰に隠れて生き延びるのかな♪

                  

P.S.3 私は最近ほとんど嘘をつかなくなってるつもりだけど、もちろん嘘をつ

      いたことはあるし、嘘は必ずしも悪いことではない。そもそも「人間とは

      嘘をつく動物だ」という出典不明の有名な言葉があるくらい、人間の本

      質に関わることだろう。「現実の認識」と「虚構の創造」の並立というこ

      とだ。ちなみに去年、山P=山下智久の『コード・ブルー』で、虚言癖に

      絡めてウソの考察を行ってる。

         ミュンヒハウゼン症候群の普遍性~『コード・ブルー』第4話

                     

P.S.4 「プライミング」(priming)、つまり先行する経験が後続する経験に影

      響することを示すのなら、「カエル、カエル・・・大きいオタマジャクシ」よ

      り、「ピザ、ピザ・・・ヒジ」の方が鮮明だと思うけどね♪ 大きいオタマ

      ジャクシだと、カエルと言えなくもないでしょ。

                 

P.S.5 fMRIの時の九十九の台詞は、「海馬ぼうかい」と聞こえたが、これは

      「海馬傍回」(hippocampal gyrus)のようだ。要するに海馬と呼ばれ

      る有名な箇所の周囲だ。

              

P.S.6 人間の心をfMRIで読み取ることに関しては、先月記事を書いている。

         人間の心のイメージ通りに動くロボット登場☆

            

P.S.7 去年の『CHANGE』みたいに7月半ばまであるのかと思ったら、6月

      27日終了で全6回の予定なんだね。情報源がどこか分からないけど、

      あちこちに書かれてるしウィキペディアでも訂正されてないから、確か

      なんだろう。ウィキの履歴を探ると、この情報が書き込まれたのは5月

      9日の夜(日本時間)。我ながら恐ろしく遅い情報入手だったな。。^^;

             

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.軽いスピード走&『MR.BRAIN』第3話

  『MR.BRAIN』最終回、軽~い感想♪

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  なぜ明日の太陽を見ないのか~『華麗なる一族』最終回

  『華麗なる一族』最終回、ドラマと原作の比較

  キムタクは素うどんかたぬきで♪~『CHANGE』第1話

  CHANGEはまだ始まってない~『CHANGE』最終回

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  天才・湯川が示した物理学の解読と検証~『ガリレオ』第1話

  『ガリレオ』第1話、レーザー光線の計算式

  サンタを信じた科学者へのプレゼント~『ガリレオ』最終回

  『ガリレオ』最終回、核爆弾処理シーンの数学的解説      

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中居は薄味のアクア豚カツで♪~『婚カツ!』第1話

とんかつ、トンカツ、豚カツ。今まで一度も入力したことはなかったけど、メインで

使ってるPCの日本語入力システム「Microsoft IME Standard 2003」で、「とんかつ」

とかな入力すると、この順で変換候補が上から並んでいた。これがデフォルト(初

期設定)ってことかな。Yahoo!で、表記の「ゆれを含めない」検索をしても、ヒット

数はこの順番になる。

                             

個人的感覚でも、「しっくり度」で並べると、やっぱりこの順番だろう。実際、ドラマ

雨宮邦夫(小日向文世)が経営する店の名前も「とんくに」であって、「とんかつ

by くにお」の略だと考えられる。ところがウィキペディアだと、項目名は「豚カツ」

になってた。

                      

これは、「豚肉のカツレツ」という本来の意味を重視してるからだろう。カツレツと

は、「食材を小麦粉、溶き卵、パン粉などの衣で包み、食用油脂を用いて加熱し

た料理の日本における呼称」との事。英語だと「cutlet」、さらにフランス語まで遡

ると「cotelette」(アクセント記号省略)だ。

             

したがって昨日スタートしたフジ月9のタイトル『婚カツ!』は、「結婚のカツレツ」

という意味だろう・・・って、違うわ! まあでも、結婚活動の略ならフツーは「婚活」

だから、「豚カツ」を意識してるのは間違いない。あと、「婚活」だと、語感が重くて

短すぎるから、カタカナとビックリマーク(感嘆符)を入れて、軽めにアレンジしたん

だろう。「結婚に勝つ」とか、パッとしない生活に「喝!」という意味も含まれてそうだ。

          

          ☆          ☆          ☆

さて、藤木直人『イケ麺そば屋探偵』第1話以来、半月ぶりのドラマ記事となる『婚

カツ!』第1話レビュー。食べ物関連の話からスタートしたのは、私がお遊びモード

で書いてるからだ。また、去年のキムタク=木村拓哉の月9『CHANGE』第1話レ

ビューをちょっと意識してるからでもある。

           

キムタクは素うどんかたぬきで♪」と題するあの記事は、ウチの数あるレビュー

の中でも技巧的な作品。木村ファンからも、意外なほど感触のいい反応が返って

来て、中国のジャニーズ掲示板でもホメてもらったけど、要するにドラマへの軽い

不満に衣をつけて油で揚げたような美味しい「料理」だったわけだ。

                        

今回も正直言って、ドラマには満足してない。元々それほど期待してなかったけど、

その低めの期待をも下回る内容だった。うっかり記事を書くと公約してたから、最

後まで見たものの、そうでなければ30分くらいでリタイアしてただろう。龍居由佳里

の脚本は、可もなく不可もなくって程度のもの。映像はボチボチ。音楽は、PUFFY

(パフィー)のカバーによる『ウエディング・ベル』(原曲はSugar=シュガー)は好き

だけど、ドラマの中の選曲はごく普通。納得できるものは、二つだけだった。初め

て見た中居正広の演技と、好物のとんかつだ♪ ロースもヒレも美味しいね☆

キャベツのお代わりも当然だ。

                   

中居の前に、まずヒロイン・上戸彩について触れとこう。 彼女のドラマを通しで見

たのは、5年前の『エースをねらえ!』が最初で最後だ。私には多少、体育会系の

ノリが入ってるし、テニス好きでもあるから、あの時は古典的名作のストーリーとテ

ニスウエアを味わうために見た。でもそれ以降は、スッチーじゃなくてCA(キャビン

アテンダント)の制服を着てても、すぐリタイアとなった。

            

一応フォローしとくと、上戸自身のビジュアルとかキャラは別に問題ない。超大物

タレントのキムタクと比べるのは無理があるけど、「素うどん」でも結構いけるタレ

ントだと思う。ただ、ドラマの演技&演出となると、どうも「天ぷらうどん」になってし

まってて、その天ぷらがいつも同じ濃い味付けなのだ。明るく可愛い元気な少女。

愛想が良くて情が厚いけど、感情の起伏が激しい。アイドル的な扱いがずっと続

いてるってことかね。

             

今回の『婚カツ!』は、コテコテってほどでもない薄めの味付けではあったけど、

9月でもう24歳の女優。同期の綾瀬はるかの多彩な活躍とか考えても、もうちょっ

と大人の味付けがあっていいと思う。素うどんでもたぬきでも、あるいは山菜うど

んでも。残念ながら、「とんかつの肉うどん」みたいになってたのは、決して偶然で

はないだろう。あくまで、毎度お馴染みの天ぷらうどんの延長線上にあるのだ。

           

それに対して、主演の中居正広の味の薄さは、笑ってしまうほど感動的だった。

演技を見るのは初めてだけど、バラエティの薄味のノリから見ても外れてない、

然で抑制された大人の演技だ。冴えない男を演じる、冴えたセルフコントロール

            

単なる1人の役者として見た時、上手い演技と言っていいのかどうかはまだ分か

らないけど、大御所ジャニーズ・SMAPのリーダー的存在としては十分だろう。流

石は2001年に、『白い影』で演じた主人公・直江を通じて、全国の女性に「NN病」

(中居・直江病)を流行らせただけのことはある。いまでも、「KT病」(木村・拓哉病)

や「KK病」(亀梨・和也病)と同じく、厚生労働省の指定伝染病だ♪

                    

その中居が演じる雨宮邦之豚カツが嫌いで婚カツにも積極的じゃない「草食系」

男子ってことで、キャベツやモロキューが好物らしい。そのまんまかよ! 草食系っ

て言葉は、婚活と同じくここ2年ほどで広まったもので、簡単に言うと、「若いのに

恋愛に積極的でない」タイプの男を指す言葉だ。実際、ドラマでもこの意味が前面

に出てるだけで、「優しい」とか「協調性が高い」という意味は軽く漂ってたにすぎな

い。むしろ、結構キツイこともサラッと口にしてた。

          

私自身は、茂(佐藤隆太)ほどじゃないにせよ、普通に肉食系男子だと思うけど、

婚活に積極的でない邦之の気持ちはよく分かる。特に彼が拒否反応を示してた、

2分交代のベルトコンベア式お見合いパーティー。工場の流れ作業みたいなことを、

一体どれだけ続けるのかね。プロフィールカードを渡した後に返してもらうっていう

のも、ちょっと引っ掛かった。個人情報保護に配慮しつつ、時間を節約するってこ

とだろうけど、まるで工場の機械のアームが、一つ部品を取り付けた後、すぐ次の

作業にとりかかる様子みたいに見えてしまう。

          

あれならむしろ、主催者かコンピューターが適当にマッチングして、少数の人と長

めに話す方がいいなと思ってたら、第二弾は新江ノ島水族館の「アクア合コン」。

ここで、周五郎(橋爪功)がボソッと「水合コン」と直訳したのは笑えた♪ 「お水」っ

て方向より、むしろ水のように薄い関わりを表す象徴的な台詞だろう。

           

草食系でも水くらいは口にするわけだし、薄味の豚カツくらいは食べられるだろう。

之が渋々やる婚活も、中居の抑制された違和感ない演技も、「アクア豚カツ」

みたいなものだ。お寺が精進料理で、うっかり豚カツを出したようなもんだと言っ

てもいい。閑静な日本庭園を眺めつつモグモグとまったり食べれば、ワビ・サビ

の境地を味わえるだろう。

                                           

細かい注文を入れるなら、あのシーン、演出的には、もうちょっと水族館の人工

的で非日常的な美しさを強調すべきだったと思う。それでこそ、商店街の素朴で

人情溢れる付き合いや、レトロなセットとのコントラストが効果的になるわけだ。

鈴木雅之は実績のあるベテラン演出家だけど、少なくとも今回は70点の映像の

連続って感じ。特に不満もないものの、インパクトのある80点以上の映像は一

つも見当たらなかった。まさか薄味の「アクア演出」ってわけでもないだろう。。

      

         ☆          ☆          ☆

最後に、ドラマ自体から少し離れて、より一般的な日本の結婚事情を見てみよう。

真琴(りょう)が経営するような、結婚情報サービスによる仕切りの中には、大きく

分けて3つの形式がある。この点は、去年の夏(2008年8月18日~)の朝日新

聞・夕刊の連載「ただいま婚活中」で読んでたことだ(全5回)。

           

まず、主催者側でピンポイントのマッチングをするお見合い形式。これはブティック

みたいなもので、敷居が高いけど素敵な一品を手に入れやすい。続いて、少人数

の合コンは福袋みたいなもの。いいモノが一つ入ってればラッキーって感じ。そし

て最後が、大人数のパーティーで、これは「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」って感

じだろう。

          

上のお見合い形式の場合なら、礼儀とかマナーとして、男の側から断ることは少

ないだろうけど、合コンやパーティーだと、人気のない女性は男より辛いだろうね。

その淋しい姿を表してたのが、ちょうど1年前の『Around40』の天海祐希だった。             

愛想の良さとかの問題もあるし、女性の場合は、40歳が近づくと商品価値(男に

よる需要)が急激に落ちるって話もあった。学歴の高さや収入の多さも、女性の

場合はマイナスに作用してしまう恐れがある。

          

ま、そうは言っても、女より男の方が売れ残りやすいのが現代日本の事実。静か

に草をモグモグ食べるだけじゃなく、薄味の肉に控え目にかぶりつくくらいのパワー

も必要なんだろう。少子化や年金問題の対策にもなるしね。

             

では、どうやって肉にしゃぶりつくのか。あるいは、どの豚カツ屋が流行りなのか。

朝日新聞も情報源として利用してた、国立社会保障・人口問題研究所の最新の

統計調査(第13回、2005年)によると、恋愛結婚と見合い結婚の比率は14対1

くらいで、圧倒的に恋愛結婚が優勢となってる。ちなみに、国の機関だし、下図の

引用に著作権の問題は生じないはずだ。実際、うるさい注意書きも見当たらない。

            

090421a_2    

   

   

   

   

   

   

   

   

    

   

     

                   

確かに、最近「お見合い」って言葉を聞かなくなってるけど、実は統計上、結婚情

報サービスでの出会いも「見合い」に入ってるのだ。ということは、メディアが大き

く騒ぎ立ててるほどには、結婚情報サービスはメジャーになってないという事になる。

                

さらに、恋愛結婚の出会いのキッカケはどこが主流かというと、1位が紹介で3割

強。2位が職場や仕事で、3割弱。3位が学校で1割強。幼馴染や隣人というの

は、僅か1%にすぎない。したがって、中居=邦之と上戸=春乃の結婚はあり得

ないのだ。断定かよ♪

                

結論としては、業者に頼るより、なるべく身近な出会いのチャンスを探す方がい

ってことかな。ま、それが難しい人は、オーネット(O-net,会員数5万人,撮

影協力)やツヴァイ(ZWEI=ドイツ語の2,会員数4万人)やノッツェ(Nozze=

イタリア語の結婚式,4万人)に登録するってことで。どれも1年で30万円ほど

だから、上手くいけば安い投資だろうし、上手く行かなくても海外旅行とか異文

化体験を楽しんだと思えばいいだろう。

                              

           ☆          ☆          ☆

いずれにせよ、男性がもう少しくらい頑張るべきなのはもちろん、女性の方も、

妄想の中でジャニーズと結ばれる「奇跡」の夢を追い続けてるようじゃマズイの

だ・・・とか書いたら怒られそうだから止めとこ♪ 書いとるわ! 

             

ではまた、機会があれば。亀梨和也『神の雫』をきっちりレビューし終えて以降、

テンメイはドラマお休みモードに入ってるので、悪しからずご了承を。。☆彡

          

          

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   

P.S.「婚活」という言葉は、2008年2月に出版された『「婚活」時代』という新書

     (ディスカヴァー・トゥエンティワン)から広まったものだ。著者は、「パラサ

    イト・シングル」とか「格差社会」で知られる家族社会学者・山田昌弘と、結

    婚・恋愛関連のジャーナリスト・白河桃子初出は、『AERA』2007年11

    月5日号における山田の言葉らしい。アマゾンの「著者からのコメント」で、

    本人が書いていた。

    いずれにせよ、僅か1年あまりの歴史しかない新しい言葉だから、「就活」

    (=就職活動)ほど定着するかどうかは分からない。何となく、いずれカタ

    カナ語に取って代わられそうな気もするけどね。。

                        

P.S.2 上の『「婚活」時代』を原案にしたドラマが、『婚カツ!』と同時期の放映

      となってるNHK『コンカツ・リカツ』だ。こちらは39歳のアラフォー女性

      2人(桜井幸子&清水美沙)を中心に、結婚&離婚を描くものだから、

      『Around40』に似た設定だね。私はまだ一度も見てないけど。

                  

P.S.3 匠って、谷原章介だったのか! 見てる間、分からなかったのは私だけ

      ?♪ 邦康を演じてる上田竜也って、いかにもジャニーズっぽいなとは

      思ったけど、亀梨と同じKAT-TUNとは知らなかった。個人的にはむし

      ろ、嫌味なエリート社員・伊藤(北村有起哉)が気になるね。コメディーな

      んだから、あのキャラを面白く使わない手はないでしょ。

      個人的趣味としては、優子(釈由美子)以外に、その他大勢でいいから

      誰か魅力的な女の子を入れてくれないと、ちょっと淋しいかも。まあ、制

      作サイドは、中居ファンをつかんで、次のスマスマ(SMAP×SMAP)

      につなげるだけでいいのかな。。

                      

P.S.4 『婚カツ!』第1話視聴率は16.3%。SMAP主演の月9初回としては、

      やや物足りない数字かな。ちなみに、同じ主演と脚本家で2004年冬

      に放映された、TBS『砂の器』初回は、26.3%という高視聴率だった。

       

P.S.5 「自然淘汰」なんて言葉が周五郎の口から出たのは面白かった。ウチ

      で先日記事にした、ダーウィンの進化論で使われる言葉で、元の英語

      は「natural selection」(ナチュラル・セレクション)。ドラマでは、ごくナチュ

      ラルに、周囲の女性によって男性がセレクトされ、冴えない3人だけが

      取り残されてしまう事態を指してた。生物の生存競争は厳しいのだ♪

              

P.S.6 公式サイトの中居のインタビューも、2回ともサラリと飾り気のない自

      然体で好印象☆ ただ、以前の記事にアクセスしにくい作りになってる

      のは直した方がいいね。「インタビュー」の項目にもバックナンバーを

      付ければいいだけの事だ。

      あと、上戸のインタビューのプロフィールカードに、中「井」さんと誤字が

      記入されてるのは直した方がいい・・・と書いた後でもう一度サイトにア

      クセスしたら、早速直してあった。4月21日夜に修正したようだ。元の

      カードは資料として画像保存してあるので、見間違いではない☆彡  

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『イケ麺そば屋探偵』第1話、軽~い感想♪

藤木直人、古田新太、生瀬勝久が共演するコメディと聞けば当然、3年前の伝説

の名作ドラマ、『ギャルサー』を思い出す♪ スタッフはほとんど違うし、今回は深

夜の30分番組だけど、ギャルサーを高く評価してる私としては当然見るしかない。

意外なほど面白かった裏番組、キムタク=木村拓哉『全力坂』の録画を中断して

まで録画した、日テレ『イケ麺そば屋探偵~いいんだぜ!~』第1話、はたしてどう

だったか。。

        

             ☆          ☆          ☆       

まず意表を突かれたのが、プロ野球中継延長による時間変更♪ ドラマの代わ

りに映ったのがNNNニュースで、北朝鮮のテポドン2(改良型)の報道がしばらく

続く。弾道ミサイルにせよ人工衛星打ち上げにせよ、誤報の連発も含めてイン

パクトがあり過ぎたニュースの後に、いきなり脚本のいとうせいこうと倉本美津留

が登場して、2分半の解説。新しい試みへのチャレンジはいいんだけど、解説の

中身がイマイチかイマニで、この時点でチャンネルを変えた人も少なくないだろう。

                    

携帯との連動のアピールなら、画面下のテロップで十分だし、『イケ麺』をスピン

オフとして生み出した元のドラマ&バラエティ『ホレゆけ!スタア☆大作戦』ホレ

スタ)を紹介したいのなら、もっと丁寧でなきゃ意味はない。脚本家2人を延々と

映すより、『ホレゆけ』の映像を振り返るとか、DVDのパッケージを大きく映すべ

きだったろう。

          

『シバトラ』第1話以来、久々に見たフジッキー=樋口潤太郎、やっぱ爽やかだ

ね。30代後半ってことで、ギャルサーの時よりは大人の顔になってるけど、ま

だ十分「イケ面」でイケるタレントだろう。今回は、いきなりスマートな自転車(ロー

ドバイクと言うよりシティーロードか)にまたがって、「RIDE IN STYLE」(スタ

イルに乗れ)なんて書かれたキャップをかぶってる。浮いてる感じを含めても、な

かなかスタイリッシュだ。

                     

そば屋のくせにウイリー(前輪を浮かせた曲芸走行)してる演出(中野裕之)

悪くないんだけど、それより笑えたのは自転車そのものだ♪ あの円盤型の車

輪(ディスクホイール)は、本来ならトップクラスの高速レース用で、しかも屋内で

使う方が普通。屋外だと横風の影響をモロに受けるし、長時間になってスピード

が落ちるからだ。

        

値段も高いし重たい車輪なのに、そば屋の出前に使っちゃってるし、ハンドルは

高速レース用じゃなくてフツーの街乗り用だったから、思わずプッと噴き出したわ

け。フェラーリとかブルドーザーで出前するような違和感がある。明らかに狙った

演出だと思うけど、自転車好きじゃないと笑えないだろう。

                          

私が次に笑ったのは、ドラマ終了直後のエンドロール。左上に「次回はきっと..」

という文字が出て、その下に小さく組み込まれた画面に来週の予告が映る。流れ

てるのは、藤木が歌う主題歌『いいんだぜ~君がいてくれれば~』。つまり、「次回

はきっと、いいんだぜ」ってことだから、裏を返せば「今回はイマイチだったけど」

と認めてる自虐ネタみたいに感じたのだ♪ そもそも、藤木が嘘を見抜く能力を

使って探偵をするはずなのに、今回は生瀬の誤解で追われてただけ。口笛男、

竹中直人の幻の忍法・オトダマ(音魂じゃなくて音弾=超音波攻撃)も、カツラの

リーゼントも、かなり浮いてただろう。。

                    

             ☆          ☆          ☆

この番組が視聴率何パーセント取れるのかちょっと興味あるけど、藤木ファン以

外で面白いと感じられる人は少ないと思う。実際、私はこれまで書いた記事2本

の中に、『イケ麺』という言葉を入れてるんだけど、そこに検索して来たアクセス

はほんの僅か。それに対して、「藤木直人」という検索ならかなり入ってる。つまり、

普通の人はもちろん、藤木ファンでさえ、『イケ麺』への注目は低いということだ。

              

いくら何でも、あまりに荒唐無稽、目茶苦茶、ハチャメチャな話で、そのくせ笑う

ポイントもほとんど無い。セーラー服姿の清純な美少女・彩香(武藤彩未)以外、

何を見ていいのか困ってしまった。でも私は、こうゆう時、ドラマをけなして終わり

にするブロガーではない♪ そこで、なぜ(私には)面白くなかったのか、楽しむ

には何が条件なの、そこを追求してみた。

                  

一番のポイントは、やっぱり元の番組を全く知らないことだろう。地方限定(24局)

で2007年4月~2008年3月の1年間放送した『ホレゆけ』を見てた人には、懐

かしさも含めて色んな場面で楽しめるのかも知れない。この『ホレゆけ』、毎回メ

ジャーな業界人をゲストに呼んで(ギャルサーのサキ=戸田恵梨香、『アラフォー』

の聡子=天海祐希など)、相談に乗る形で話を展開すると共に、古田新太の事

務所が「まりもみ」というアイドルグループを売り出す内容だったらしい。

                                      

「まりもみ」、つまり、まみ(中里真美)&りえ(加藤理恵)&ももこ(渋谷桃子)&

みづき(加藤みづき)は、藤木が歌うギャルサー主題歌『HEY!FRIENDS』のバッ

クダンサーとしてデビューした4人組で、写真だと確かにウエスタン・ファッションに

身を包んでる。せめて、この女の子たちが『イケ麺』にも登場して、『ギャルサー』

の香りを醸し出してくれれば嬉しいんだけどね。

                               

やっぱり、脇役のセーラー服美少女1人じゃ物足りない。青森弁だからなのか、

言葉さえ聞き取りにくい堀内敬子がメインの女優じゃ、深夜番組としてかなり淋

しいものがある。女性視聴者なら藤木以外にもイケ面店員の川原一馬姜暢雄

がいるからOKかも知れないけどね。ギャルサー・ファンの男としては、潤太郎に

も、懐かしのアリゾナなまりの変な日本語を喋って欲しいもの♪ 標準語を覚えた

ばかりっていう設定だし、姉の塀内は思い切りなまってるんだから、それほど不

自然でもないだろう。そもそも、元をたどると結局は、『ギャルサー』のスピンオフ・

ドラマと言える企画なんだから。

                 

            ☆          ☆          ☆

という訳で、一応来週も見るかも知れないけど、記事はこれで終わりかな。ま、

『夜光の階段』はちょっと気になってるので、ひょっとしたらそっちで記事を書くか

も知れない(簡単な感想だけ書いた)。ちなみに、藤木が色んな役柄に挑戦しな

がら活躍してる点は評価してるので、念のため♪ 『イケ麺』を何とかして楽しみ

たい藤木ファンは、DVDで『ホレゆけ』を見とくといいかも知れないね。亀梨和也

ファンや田辺誠一ファンだって、『神の雫』を楽しむのに苦労してた。愛には努力

が不可欠なのだ♪ それでは。。☆彡

    

      

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.『夜光の階段』第1話で寝不足の中、早朝ラン (複合的な内容の記事)

  『シバトラ』第1話、軽~い感想♪

   再び駆け出したアリスたち~『Around40』最終回

     ブカブカの大きな愛に包まれて~『プロポーズ大作戦SP』

   縁側と結ばれた少女~『ホタルノヒカリ』最終回

   感謝すべき遭遇、時空を超えた銀河~『ギャルサー』最終回

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脳科学者・木村拓哉の新ドラマ『MR.BRAIN』に期待☆

脳科学を応用したロボット制御の記事を書いた途端に、脳科学ドラマのビッグニュー

スが飛び込んで来た。キムタク=木村拓哉の1年ぶりの主演ドラマ『Mr.BRAIN』

( r は誤検索用)。高知県のパン屋さんの物語だ。そりゃ「ミスターブレッド」か・・・

って、寒いわ! 『ミスター・ブレイン』ね♪ 

             

     (追記: 第1話レビューを既にアップ。

          脳科学コメディーの綱渡り~『MR.BRAIN』第1話 )

               

TBSの土曜8時枠だから激戦区だけど、見やすい時間帯ではある。放送開始を

5月23日に遅らせたのは、去年のフジ『CHANGE』をパクッた視聴率対策に見

えてしまうな。そんな事しなくても、堂々たる勝負で楽勝だと思うけどね。最初の

大まかな情報は、3月25日の日刊ゲンダイってことか。続いて、やや具体的な話

を暴露したのが、共演者・酒居明弘の3月28日のブログ。気の毒なことに、直ち

に記事削除&ブログ休止に追い込まれちゃったようだ。自業自得とはいえ、大変

な世界だね。新人のうっかりミスかと思ったら、ベテランの役者なのか。本人によ

ると、冬ドラマ『メイちゃんの執事』にも出てたらしいけど、覚えてる人がほとんど

いないのがまた淋しい所。。

                                    

情報漏洩の話はこのくらいにして、ドラマ自体の話をしよう。キムタクが主役で演

じるのは、警察庁科学警察研究所(通称・科警研)の脳科学者・九十九(つくも)龍

。元ホストっていう情報もある。TBSのHPによると、「空気が読める人間とはお

よそかけ離れ、周囲の人間からはうとまれることすらある九十九という人物だが、

自らの興味があることにはとことんこだわり追求する」とのこと。半ば理系の私に

とっては、興味ある設定だけど、ありきたりのようにも感じられるね。一番近いの

は福山雅治『ガリレオ』(フジ)で、最近だと菅野美穂の『キイナ』(日テレ)を思い出

す所だ。一、二話完結方式っていうのも似た形。

                                

日刊ゲンダイの情報だと、『古畑任三郎』と『ガリレオ』を足して2で割ったような

感じという話。一方、発売されたばかりの『週刊文春』2009年4月9日号の記事

だと、「根クラ」とか「ひきこもり」という描写があった。まあ、要するに、キムタクが

1人で大活躍するドラマだろうから、男の私としては、脳科学の方に関心を向け

ることになる。『ガリレオ』みたいに、トボけたユーモアとか、大学レベルの数式の

演出があれば嬉しいんだけど、それだと真似しすぎかね。コミカルなドラマって話

のようではあるけど、中身はどうなるか。綾瀬がまた、すっとぼけた味を出してく

れるのかも♪

             

基本的には毎度お馴染み、ワンマンショーのドラマとはいえ、共演者もわりと豪華

だ。綾瀬はるか水嶋ヒロ(絢香と結婚へ)、大地真央平泉成、設楽統(バナナ

マン)、田中裕二(爆笑問題)、香川照之(『役者魂!』が笑えた♪)など。さらに、

SMAPのメンバーとかの豪華ゲストも加わるだろうって話で、『婚カツ!』主演の

中居正広はムリとして、TBSで活躍中の稲垣吾郎なら十分あり得るだろう。

                            

キムタクを筆頭とする豪華キャストで、もともと少ない番組制作費を取られてしまう

から、他の部分で「ケチケチ」路線になってる、というのが文春の記事の内容。とこ

ろが、実際に読んでみると、かなり物足りない情報だった。具体的な話はたった一

つ。主役が住む屋敷の決定で金銭的に苦労したって話で、あとは関係者がボヤい

てるとか、視聴率アップだけでなく制作費ダウンも重要だとか、大雑把な話しか載っ

てない。せめてもう一つくらいは具体的な情報を挙げないと、弱すぎる記事だね。

ま、亀梨和也&田辺誠一『神の雫』に対する週刊新潮や週刊女性の記事のレベル

を考えても、週刊誌の芸能情報はこんなもんか。。

          

話を戻すと、キャストだけでなく、スタッフも注目に値する。脚本は蒔田光治(『富

豪刑事』、『ブラッディマンデイ』)、脚本協力が森下佳子(『世界の中心で、愛をさ

けぶ』、『白夜行』)、演出が福澤克雄(『Good Luck!!』、『華麗なる一族』)、

プロデューサーが石丸彰彦(『セカチュー』、『白夜』、『華麗』)。個人的には、脳科

学監修の秦羅雅登(日大教授)の活躍にも注目。スタッフの構成からも、本格的

な科学ミステリーになるのはほぼ決定。視聴率20%も楽勝で、目標25%かな♪

                     

ともかく、久々に「これは見たい!」と思うドラマの登場で、しばらくドラマから遠ざ

かろうかと思ってた私の心は揺らいでる。『ガリレオ』はウチを代表する本格的レ

ビュー群(総数35本)へとつながったけど、『ミスブレ』はどうかな。ちょうど忙しい

時期だし、見通しは苦しいけど、とりあえず初回はレビューする予定だ。

ではまた。。☆彡

          

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.なぜ明日の太陽を見ないのか~『華麗なる一族』最終回

  『華麗なる一族』最終回、ドラマと原作の比較

  キムタクは素うどんかたぬきで♪~『CHANGE』第1話

  CHANGEはまだ始まってない~『CHANGE』最終回

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  サンタを信じた科学者へのプレゼント~『ガリレオ』最終回

  『ガリレオ』最終回、核爆弾処理シーンの数学的解説

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『神の雫』関連記事のアクセスランキングなど

2009年冬ドラマレビューの対象に選んだ、亀梨和也&田辺誠一『神の雫』が

終了してちょうど2週間が経過。視聴率とか世間の評判においては極端に低い

ドラマだったけど、何度も言うように、私は十分楽しめたし、この選択は大正解

だった。自分の手ごたえもズッシリあったし、読者の反応も良かった。3年半の

ドラマレビュー歴の中で、去年の春ドラマ『ラスト・フレンズ』に次ぐヒットなのだ。

(福山雅治『ガリレオ』と同じくらいかな・・・)

        

ちなみに『ラスフレ』は、上野樹里&長澤まさみ&錦戸亮の三角関係に瑛太が

絡み、おまけに性同一性障害(or 性別違和症候群or 女性同性愛)とDVも関心

を呼び込んで、平均視聴率17.7%を記録した人気ドラマだ。精神医学関連だ

から、私の得意分野の一つでもある。一方、『雫』の平均視聴率は6.1%で、僅

か3分の1。おまけに私にはワインの趣味も知識もない。こうした比較から考え

ても、『ラスフレ』に次ぐヒットになった『雫』の記事の健闘は、逆に光ってると思う。

検索サイト、特にGoogleの検索ランクの高さにも支えられた♪

                 

そこで今日は、『神の雫』関連記事のアクセスランキング(リンク付き)を発表しよ

う。この種の記事でいつも書いてることだけど、ウチの場合はトップページで1週

間分の記事が読めるので、本当の1位は断トツでトップページだ。でも、それは一

応別扱いにして、まとめてみよう。アクセス数(ページビュー)と訪問者数から、総

合的に判断して導いたランク付けだ。記事の内容や評価は考慮してないので念

のため。当然ながら、基本的には早くアップした記事の方が有利だ。

       

分かりやすさのため、普通のドラマレビューは青色ワイン記事はピンク色それ

以外はパステルグリーンにしてある・・・つもりだったのに、リンクを付けると消え

ちゃうのか! ほんじゃ、順位に色を付けとこ。。

            

     1位  『神の雫』打ち切り情報について

     2位  『神の雫』第1話、軽~い感想

     3位  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

     4位  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ルピュイ(神の雫)

     5位  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

     6位  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

     7位  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回

     8位  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

     9位  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

    10位  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

    11位  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

    12位  『ヴォイス』『神の雫』第1話を軽~く見終わった所♪

    13位  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の雫』第2話について

    14位  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

    15位  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

    16位  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

    17位  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

    18位  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

    19位  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

    20位  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

    21位  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

    22位  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

     

         ☆          ☆          ☆

こうしてまとめると、打ち切り記事は別格として、やっぱり全体的には、ドラマレ

ビューが人気なんだね。普段アクセス解析を見てると、やたらワイン記事へのア

クセスが目立ってたんだけど、それは検索が多いからかも知れない。特に、最

後の「ルピュイ」の検索は多くて、時期的に不利な最終回レビューがわりと上位

にあるのは、ルピュイのおかげでもあるのだ。

                     

ドラマレビューの中では、第8話の初恋記事がずいぶん下位になってしまってる。

これは、終盤だから不利だってこと以外に、志賀スキー&スノボツアーの影響で

アップが丸3日遅れになったことも関係してるだろう。あと、おそらく第7話以降は、

あちこちで紹介される機会に恵まれなかったこともあると思う。それは、終盤だか

ら今さらって部分が大きいんだろうと想像するけど、第7話以降のレビューはやや

辛口になった影響もあると思う。

        

やっぱり、HPや掲示板、あるいはメールで紹介してくれる人のほとんどはタレント

のファン(特に亀梨)だろうから、甘口の好意的な記事の方が有利になるわけだ。

もちろんウチは、そんなことに配慮して甘口の記事を書くようなサイトではない。

是々非々、いいものはいい、ダメなものはダメ。きっちり筋を通してるのだ。。とか

言いつつ、ちょっとは気を使ってるけどね♪

      

ついでに、『雫』の記事につけておいた亀梨関連ドラマレビューへのリンクの中で

のランキングも発表しとこう。もちろん、雫よりはかなり少ないアクセスだけど、そ

こそこ健闘してた。

     

     1位  生きる場所を求めて~野ブタ再考

     2位  何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

     3位  悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

     4位  現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

      

こうしてみると、3年も前の野ブタの健闘が輝いてるね。当時はまだブログにも

ドラマレビューにも慣れてない時期だから、書き方は下手だけど、記事の内容

と気合はかなりのものだと自負してる。終了してしばらく経ってから、わざわざ

全体を振り返って「再考」したのは、これまで野ブタだけなのだ。原作小説もドラ

マと違う魅力に溢れてたし、山P=山下智久、堀北真希、戸田恵梨香ら、若手

人気タレントも揃ってたし、あれはいいドラマだったと思う。野ブタの続編SPが

あれば、喜んでレビューするんだけどなぁ。。

    

            ☆          ☆          ☆

ちなみに、春ドラマのレビューは休もうかとも思ってたけど、先日のコメント欄で

うっかり口が滑っちゃったから、月9の第1話だけはレビューすることになってる。

SMAP・中居正広&上戸彩&佐藤隆太の『婚カツ!』だ。まあ、『華麗なる一族』

『CHANGE』をレビューしてることもあって、キムタク=木村拓哉ファンとのつな

がりも多少はあるから、一応ご挨拶ってことで。それ以外はまったくの未定で、ブ

ログの閉鎖や中止はしばらく延期するけど、毎日更新の継続はビミョーな所だ。

        

関係ないけど、今日はWBC・ワールドベースボールクラシックの決勝戦。おまけ

に、日本 vs 韓国の宿命のライバル対決ってことで、かなり盛り上がってるようだ。

ネットでBIGLOBEのLIVE中継を見ると、今現在(12時45分)、6回裏の韓国の

攻撃で、1対1の同点。いい試合だね♪

それでは、また。。☆彡

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神、自然、そして人間~『神の雫』最終回

           神の雫

      それは永遠なるもの。

      地上で何が起きても、揺らぐことは

      ない。そこは、果てしなく遠い扉の

      向こうにある。あらゆる使徒を

      従わせ、私は今、その扉を開く。

      神に続くその道は、様々な時を

      超えて、ただひたすらに遠く、そして

      深く大地へと続く。私は、その道を

      歩むことへ興奮を押えきれないでいる。

      人間も自然も、ただそこに永遠を紡ぐ。

      このワインはまさに、神が作り出した

      一滴である。

             

                     (テレビ画面の遺言状の完全な引用)

          

         ☆          ☆          ☆

上手い! お疲れさま♪ 最終章の放映終了後、とりあえずスタッフに贈る言葉

はそんな感じかな。正直、素晴らしいって印象はないし、第7話以降の終盤になっ

てからは問題点も色々と目についてる。でも、滅多にないような逆風の中で、上

手くまとめられた最終回なのは確かだし、ネタも深みも十分に含まれてた。その

努力には素直に敬意を表して、微笑みながら拍手を送っとこう。最後の視聴率

も僅か5.4%に低迷したとはいえ、私は面白かったし、ドラマとブログ全体で考

えると大満足だった☆ 脚本・渡辺雄介、演出・中島悟、その他スタッフ&キャス

トの皆さん、どうもありがとう☆

             

今回、書くべきことは非常に多いんだけど、限られた時間の中では妥協するしか

ない。ネット、辞書、新聞その他で、色々と調べるだけでも大変な時間を使ってし

まった。ま、面白かったし、勉強になったからいいけどネ。

       

最初は軽い突っ込みから入るとしよう。誰でも思うのは、神咲豊多香(古谷一行)

が遺した20億の遺産の争奪戦はどうなったのかっていう疑問。もちろん、そんな

事がこの人間ドラマにとって重要でないのは、最初から分かってる。放送後のブ

ログ検索の結果を見ても、意外なほど問題視されてないようだ。でも、遺産の話

はここまでかなり強調されてた分かりやすいポイントなんだから、最後に最低限

のけじめは付けるべき。

         

対決はトータルで引き分けだから、神咲雫(亀梨和也)遠峰一青(田辺誠一)

半々にするとか、しばらく保留にするとか。あるいはエコ系の団体や活動に寄付

してもいい。放送時間で1分もかからないし、制作費もかからない簡単な事なのだ。

       

あと、一青の失明&意識不明からの回復がワザとらし過ぎて、取ってつけたよう

な形になってる。似たような話が、前クールでさんざん叩かれた堀北真希『イノセ

ントラヴ』でもあったのは記憶に新しい所。ドラマ終盤、聖花(内田有紀)のダイビ

ング・アタックを受けた殉也(北川悠仁)が意識不明になるものの、奇跡的に回復。

最期は佳音(堀北)のもとへと猛ダッシュしたわけだ。

       

私はあの時、あまりにもネット界の攻撃が極端だし、別に全くあり得ない話でもな

いから、サラッと受け流しておいた。ただ、『イノセント』や『神の雫』に限らず、無

理やり話を「ドラマ」チックにする姿勢は、逆にドラマの価値を下げるものだろう。

          

異母兄弟とか異父姉妹という設定もちょっと多すぎるけど、現在の家族関係の多

様化を考えると、ギリギリ許容範囲かも知れない。でも、最後に遠峰ほのかと神

咲めぐみの特殊な関係を少し補足するくらいの事はあって良かったはずだ。手紙

1枚(下のP.S.2参照)で一青があっさり納得してしまう流れも違和感がある。

           

そして、型にハマり過ぎたハッピーエンド。一青&マキ(内田有紀)&ナオ(?)は

ともかく、雫&みやび(仲里依紗)の方。「好きだよ!」「私も好き♪」、「BYE-BYE

 孤独な日々よ♬」(KAT-TUN『ONE DROP』)がスタートして抱き合う2人。

この唐突さはどうよって感じだ。亀梨の過去のドラマ、『野ブタ。をプロデュース』

(相手は堀北)、『サプリ』(伊東美咲)、『たったひとつの恋』(綾瀬はるか)の描き

方と比べると「天」と「地」の差だし、あの『1ポンドの福音』(黒木メイサ)にさえ及

ばないだろう。ほとんど恋愛の描写になってない。

             

・・・というようなネガティヴな事を、好きなドラマに対してもちゃんと書くのが、ウチ

の特徴なのだ♪ 昔からの常連さんは聞き飽きただろうけど、ウチは過去の経

緯もあって、亀梨和也と山P=山下智久と藤木直人に関しては、かなり好意的に

接し続けてる。ただ、私は男だし、ここはファンサイトではない。単にドラマ自体を

レビューしてるだけだから、あくまで是々非々。いいものはいい、悪いものは悪い

という姿勢なのだ。ただし、ホメる時は強めに、けなす時は控えめに。これがネット

とか社会のマナー(やり方)というものだろう。。    

        

          ☆          ☆          ☆

さて、以上の控え目なネガティヴ描写はほんの前置きにすぎない。今度はポジ

ティヴな内容を書いてみよう。まず、原作マンガがまだ半分ほどの段階なのに、

ドラマがきちんと結末まで描いたのは評価できる。究極のワイン「神の雫」はボ

カすのかと思ってたけど、原作者の考えを尊重しながら、それなりの銘柄をハッ

キリと示して来た。こうゆう独自性は見ていて気持ちいいもんだ。

           

また、物語に全くブレがない。終始一貫して、兄弟の対決を通じた父と子の和解、

古典的な男の世界を軸に描き続けてた。女性ウケしない話を貫いたという意味で

は、『あしたの、喜多善男』と同様の潔さ。最後の対決で「受け継ぐ」ことを強調し

たのも筋が通ってるわけだ。父から子へ、あるいは、旧世代から新世代へ。「決

着!父から子へ」というサブタイトルの通りになってた。

        

より具体的に言うと、創業1610年、実に400年の歴史を誇る「シャトー・ル・ピュ

イ(chateau le puy)」を最後のワインに持って来たのは上手いし、雫ではなく一青

に子供を持たせたのも巧みだ。年齢的にもカップルの関係的にも納得できるし、

できちゃった結婚だらけの現代日本の反映にもなってる。豊多香から一青へ、一

青からナオへ。遺伝子DNAの継承。

            

ま、本当はみやびにも子供がいたんだけど、ジャニーズ事務所からクレームがつ

いて編集でカットされたんだろう・・・とか書くだけでファンの表情が曇りそうだから

止めとこ♪ 書いとるわ! 太陽ビールの美人社員・さおり(萩美香)の相手が、

年配の部長(升毅)から新人イケメン社員・木戸竜介(平方元基)へと代わったの

も、「受け継ぐ」という流れのコミカルな表現だ。

               

少し視点をズラして、一青&マキの丁寧な描写について、細かく分析してみよう。

事の発端は、第7話の最後だ。遺言状の2枚目を隠してたことを明かした霧生

(戸田菜穂)に対して、マキが当然のクレームを付けると、雫だけじゃなく一青ま

でがマキ1人を攻撃して排除。奇妙なほどの悪者扱い、除け者扱いで、ウチでは

おかしいとハッキリ批判しておいた。ただ、最終回までの流れのスタート地点を

作ったという意味では、ドラマの文法の上で、それなりの筋は通ったことになる。

                

つまり、最初から悪役だったマキを、終盤に来て更にハッキリ悪者にする。続い

て第8話で、可哀相な女へと少し移行させると共に、悪女との微妙な境界線上

置く。あの階段の転落シーン、マキの手の離し方(あるいは離れ方)は、わざ

と微妙な映し方になってたわけだ。マキが転落させたわけじゃないし、ハッキリ

した悪意を持って手を離したわけでもないけど、結果的には過失傷害のような

形になってた。

       

おまけに、その微妙さを前回ラストの予告でも利用。まるで悪女マキが、今度は

一青をナイフで刺すかのような映し方だった。ま、ウチでは、卓袱台放り投げレ

ベルで論外の展開だと書いといたけどネ♪ 階段シーンが悪女のピークなのだ。

             

そして今回冒頭、マキがナイフを手にするものの、それは一青じゃなく自分の左

手首へ。これが悪女終了宣言で、そのナイフをハッと止めたマキが洗面台へと急

ぎ、驚きの表情を一瞬見せる。妊娠の最初の表現として、繊細かつ巧みだった。

その後、一青の夢の中では、何か分からないけど温かい光が見える。マキは、

階段シーンを回想しながら「ゴメンね」と謝り、一青の手を取って言う。「今ね、あ

なたの代わりに、雫さんが闘ってるのよ。私達も、頑張るから」。

           

この「私達」という言葉は、直前の文から考えると「雫さんと私」とも受け取れる仕

掛けになってるものの、マキはすぐさま一青と手をつないで、自分のお腹に当て

る。この一瞬の微妙な仕草が、妊娠の第二の表現だ。この時、一青を測定する

医療機器のモニターが、まるで妊婦の検査に見えるように映されてた。

         

そこへセーラ(佐々木希)がタイミング良く登場、「マキさん、もしかして・・・」、「彼

には、この事言わないで」。これが第三の表現だ。その後、快復した一青が一人

でつぶやく。「あの温かなる光は、間違いない、生命の光」。これが妊娠の第四

の表現。そしておそらく対決の日。マキをどこかへ強引に連れて行こうとする一青。

これが第五の表現。もちろん、連れて行く場所として、病院と対決を重ねてある。

                 

どうだろう。一青&マキに関しては、対決の場でのプロポーズに至るまで、非常

に丁寧に描かれてることが分かる。それに対して、主役であるはずの雫とみやび

に関しては、最後の告白に至る流れがほとんど無いのだ。この辺りを見ても、やっ

ぱりこのドラマの主役は実質的に一青のような気がしてしまう。一番最後に雫の

アップを映されても、まったく表面的な帳尻合わせに見えてしまうわけだ。

              

一青&マキに続いて、雫&一青の描写も見てみよう。まず、フランス食品工業会

のレセプションの件で、雫が一青を助ける。「一青さんの気持ちを引き継ぎます」。

得意のデキャンタージュも久々に披露。ところが、アモロ会長も只者じゃなくて、

雫がピンチに陥る。仕事をサボって覗き見に来たイタリア長介(田口浩正)ら4人

じゃ役に立たないし、雫のサポート役のソムリエ(ワイン監修の斉藤研一か)に助

けを求めるんじゃドラマにならない。そこで雫を助けるのが、復活した一青。横に

付き添うセーラの赤紫色のドレスも華やかでいい。木箱に入ったワインも、重み

があって、視聴者の興味を呼び込む。
     
          

箱から出てきたのは、日本を代表する酒造メーカー、サントリーの逸品「登美

(’97)」。スポンサーにキリンやアサヒや宝酒造が入ってないから大丈夫ってこと

か。山梨という場所も、『サプリ』のワイン・エピソードを思い出させて懐かしい。気

難しそうに見えた会長が一転して、「super!」(シュペール=すばらしい!)と驚

きの笑顔を見せるのもお約束のドラマ的展開だ。結局、今度は一青が雫の仕事

を「受け継ぐ」形になってる。

                 

その後、お墓のある大きな木の丘で、雫がほのかの手紙を一青に見せて、一青

の頑なな心を和らげる。すると今度は一青が、「神の雫」の銘柄で困ってる雫に

かすかなヒントを与える。「素晴らしきテロワール。受け継いでいるんじゃないかな、

我々も」。

          

こうして、交互に助け合った末に、勝負は両者正解で引き分け。対決はトータル

で、雫から見ると「勝ち、負け、引き分け、負け、引き分け、勝ち、引き分け」の

2勝2敗3分。まったくの互角だけど、雫は単なる素人だったんだから、主役の大

健闘とも言える形。一応、終盤に盛り返す流れにもなってる。そして最後はキレ

イに、「兄さん」、「」と呼び合って、兄弟の絆も堅く結ばれる。一青はロベール

(竹中直人)に促され、豊多香を許す言葉も口にした。これで、天国の豊多香も

含めて、みんな笑顔、めでたし、めでたし♪こうして、雫&一青もそれなりにきっ

ちり描かれてると言っていいだろう。

                                     

以上、4つのポジティヴな部分を明らかにした。ドラマ独自の結末。ストーリーの

一貫性。一青&マキの描写の繊細な流れ。そして、一青&雫、闘う男の絆のしっ

かりした形式

            

という訳で、良かったね、最終回・・・と終わりにするようじゃ、マニアック・サイト

とは言えないわけよ♪ ここまでは、普通のレベルの話を長めにしただけのこと。

ここからいよいよ、マニアックな水準に突入しよう。読む方も大変だろうけど、書

く方はその50倍は大変。もう疲れて眠いし、レース前だから走らなきゃなんない

んだけどなぁ。何やってんだか。ブツブツ。。

            

        ☆          ☆          ☆

『神の雫』レビューの最後はやっぱり、「神の雫」と呼ばれたワインについての深

い考察にすべきだろう。シャトー・ル・ピュイについては、先行するワイン記事で

既に色々と書いておいたけど、ここでは一歩踏み込んだ考察を行う。それでは

皆さん。スクロールの準備・・・じゃなくて、精読&熟考の準備をよろしくネ♪

              

今回、ル・ピュイが選ばれた理由は、基本的には味とか香りの問題ではない。

伝統の長さとエコロジカルな性格だ。伝統の長さ、あるいは古さというのは、一

般的には必ずしも長所ではない。「古い」という言葉は、ウチの『神の雫』レビュー

でもネガティヴな意味合いで使ってきたし、実際の世の中でもしばしば「新しい」

物の方が喜ばれるわけだ。女房とか畳とか・・・って、古いわ! 

    

ホラ、これこそ「古い」って言葉のネガティヴな用法の一つなわけよ♪ 他にも、

例えば日本の政治家の年齢の高さや世襲が批判されたりしている。それに対し

て、キムタク=木村拓哉主演で人気だった政治ドラマのタイトルは『CHANGE』

つまり「変化」だった。

                

それなのに、どうして伝統の長さ、あるいは古さが重視されるのか。それはまず、

ワイン醸造の特性が関係してるだろう。ブドウの樹にせよ、テロワール(terroir:

大地を始めとする自然環境)にせよ、育むためには数十年、数百年レベルの時

間が必要ということなのだ。本当にそうなのか、個人的には疑問も残るけど、そ

う考えられがちなのは確かだろうし、少なくとも「団欒」的な安心感はある。

      

また、「神の雫」という名前(あるいは概念)も、伝統の長さに関係してくる。古来、

神の本質とされて来たものを3つに単純化するなら、「無限」と「創造」と「超越性」

だ。この内、創造の方はキリスト教や聖書などを通じてよく知られてるだろうけど、

無限や超越性の方はまだまだ理解されてないと思う。

        

「無限」とは「限」界が「無」いこと、あるいはそうゆう存在のことだ。神の能力に

は本来、限界など無いし、空間的な存在場所も限定されてないし、時間的な存

在範囲も限定されてない。ただし、それは理想的な神であって、神話などに登

場する「人間のような神」の場合には、多少の限定があるわけだ。もちろん、両

手を広げて宙に浮かぶ姿なんてのは、擬人法の最たるもの。つまり、半ば人間

のイメージにすぎない。

                 

さて、神に時間的な限定がないということは、いつでも存在するということ。すな

わち、永遠だ。それゆえ伝統が長いものの方が、イメージ的に神の無限性や永

遠性に近いと言えるのだ。そして、個々は有限の存在にすぎない人間が、永遠

のイメージに近づくための技が、「受け継ぐ」という営みになる。たとえば、数十年

単位で行われる世代間の継承。あるいはDNAの保存とも言われる、生殖という

名の自己複製。

             

一方、神の無限性を空間的にとらえるなら、世界全体、あるいは自然と人間の

一体化というイメージに近づくことになる。それを言い換える言葉が、「天地人

という単語だ。ここから、「神の雫」と呼ばれるワインの持つべき特徴の2つ目で

あるエコ的性格も出て来る。人間による自然の支配ではなく、(神の下での)自然

と人間の共生。あるいは、天地人をもじって、「神-自然-人間」。

                 

こうした言葉は、環境重視の流れにも乗って非常に耳ざわりが良くなってるもの

の、よく考えると非常に難しい問題を含んでいる。例えば、「自然とは何か」とい

う問題だ。我々は普通、自然という言葉で大地、海、川、植物などを想像するけ

ど、広い意味では人間も自然の一部のはず。そもそも、人間の本性を表す英語

も「nature」=自然だ。それなら、人間の欲望や能力を活かすことだって自然

ということになる。

                     

すると、人間が作った化学肥料を自己責任で使うのがどうしていけないのか。

実際、ル・ピュイのように徹底的な有機農法を取る生産者は、フランスでさえ稀

だし、ル・ピュイの味や香りに対する一般的評価も特に高いわけじゃないのだ。

他のワインの有害性が大騒ぎになってるわけでもない。

                   

ここで、視野を広げるために、最終回放送日の2009年3月10日の朝日新聞・

朝刊を見てみよう。3面の下側に、「ES細胞研究 再建へ米転換 オバマ大統

領、支出解禁」という見出しがある。解禁ということは、これまでブッシュ政権で

は、この万能細胞の研究への支出は禁じられてたということだ。

                       

その理由を一言でまとめると、「超越的存在である神が創造した自然への冒涜

という考えが根強くあるからだろう。遥か上の次元に人間が手を加えてはいけな

いという思想。宗教と無関係でも、この思想は世界で広く見られるものだ。にも関

わらず、新大統領オバマが解禁したのは、要するに人間にとって実利があるか

らだ(政治力学は別)。例えば、新型で倫理的問題の少ない万能細胞として話題

の「iPS細胞」の研究に役立つという話だ。

                 

こうしてみると、天地人とかエコを重視する原作者・亜樹直(特に姉)の態度は、

一つの選択にすぎないような気もする(ウチのワイン記事や、原作者の「ノムリエ

日記」も参照)。ル・ピュイを神の雫として選ぶのは、有機栽培の野菜を食事に選

ぶのと大差ない話にも見える。実際の世の中では、そうゆう人間はまだまだ少数

だし、特に男には少ない。近所のオーガニック系の店は、客の大半が女性だ。

          

また、この原作者、特に姉の側に、生殖医療の是非の質問を投げかけたらどう

答えるのか、興味深いとも思う。顕微授精を始めとする不妊治療は、自然のイ

メージとはかけ離れたものだけど、自然な行為こそ「神の雫」ならぬ「神の行為」

だとは、社会的にも性別的にも言いにくいだろう。しかし、顕微授精や代理母の

ような重大な人為的営みを認めるのなら、化学肥料や農薬の使用くらい些細

ことではないだろうか。「神の」基準としてすぐ採用するのは、やや安直であって、

少なくともそれなりの考察を踏まえた上で採用すべきではないだろうか。

        

以上を簡単にまとめるなら、こうなる。・・・・・・「神の雫」選別の決め手は、伝統

の長さとエコ。伝統の長さは、ワインの特性と神の時間的無限性から来たもの

で、人間がそれを家系として実現するための技が親子の受け継ぎ。エコは神の

空間的無限性と超越性から来たものと一応言えるけど、それよりむしろ、人間

の一つの思想、あるいは原作者の個人的自然観の影響が強いと思われる。「神

の」レベルへの持ち上げ方が、やや性急で安直だろう・・・・・・。

        

ちなみに私は、現在の生殖医療とか生物学に対してはあまり好意的ではない

けど、エコ的発想に対しては単純に批判してるわけじゃないので念のため。どち

らかと言えば、やっぱり好意的だろう。ただ、慎重なだけだ。そもそもウチのサ

イト名は「RUN&BIKE」。私はランニング&自転車好きの人間だし、ウチのサ

イトのトップには自然の写真がよく使われてる。おまけに、ページの背景色も、

自転車の色も、パステルグリーンなんだから。。♪

               

        ☆          ☆          ☆

という訳で、そろそろ時間だ。繰返しになるけど、このドラマ、世間的評価は奇妙

なほど低かったけど、私は全体的には満足してるし、特にブログのレビュー対象

に選んだのは大正解だった。フランス語、英語はもちろん、イタリア語、中国語、

韓国語の勉強のキッカケにもなったし、ワインの知識も増えた。読者の反応(アク

セス、コメントなど)も、上野樹里&長澤まさみ&錦戸亮『ラスト・フレンズ』以来

の多さで、3年半のブログ歴の中でも2位の水準だ。昨夜遅くにアップしたワイン

記事へも大量のアクセスを頂いてる。Googleのロボット君、いつもありがとう♪

     

残念ながら、ウチは1クールに1本か2本しかドラマを扱わないので、読者の多

くはすぐに消えるのが常だ。しかも私は、春以降のブログ運営についてはまだ

悩んでる途中で、しばらくドラマレビューを中止する可能性もある。まあでも、1月

以降の常連さんには、『神の雫』で妙にマニアックなサイトがあったなぁって程度

には覚えておいてほしいもの♪ 人々の記憶の中で、あるいはネットのデータの

中で受け継がれることで、サイトの存在は永遠に近づけることになる。

               

このドラマでは、普段からお付き合いのあるブロガーさんや常連さんだけでなく、

多くのブロガーさんやファンの方々にもサポートして頂いた。リンク、掲示板、メー

ル。把握してるだけでも、ラスフレバブルの時を上回ってて、当分これを越えるこ

とはできそうにない。あらためて感謝しておこう。皆さん、どうもありがとう♪

            

それではまた、いつの日か。。☆彡       

    

           

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.『シャトー・ル・ピュイ』というワインは、98年のフジのドラマ『ソムリエ』で

    主演した稲垣吾郎へのプレゼントとして、SMAPのキムタク、中居正広、

    草彅剛、香取慎吾の4人がパリから買って来たらしい。2004年6月28日

    の『SMAP×SMAP』での企画で、誕生年のヴィンテージが贈られたとの

    こと。当然、放映後には人気が出たとかいう話だけど、ネットで見る限り、

    その人気の形跡はなかなか見当たらない。SMAPファンの皆さん、当時

    の事を覚えてたら教えてね♪

      

P.S.2 遠峰ほのかの手紙の全文は、画面で以下のように映ってた。

          

            神咲豊多香様

       突然の奥様の訃報、心よりお悔み

       申し上げます。

       豊多香さんが、奥様の最期に立ち会え

       なかった事、すべて私のせいです。

       ただ、これだけは言わせて下さい。

       一青の16才の誕生日であるあの日、

       私と豊多香さんが会う事を奥様が

       許してくれて、申し訳ないという気持ち

       以上に、感謝の気持ちで溢れました。

       直接お伝え出来なかった想いを

       ここに記します。

       めぐみさん、ありがとう。

           

P.S.3 一青が持参した国産ワイン「登美」は、1909年開設の「登美の丘ワ

      イナリー」(サントリー)の高級銘柄で、直営オンラインショップだと1本

      12600円(税込)。2003年の赤ワインならすぐ買えるようだ。ファン

      の方、お試しあれ♪ ドラマ(と原作)に登場した97年ものは、ネットに

      は見当たらない。

                      

      公式サイトはキレイで分かりやすく、ワインの勉強になる。数々の国際

      コンクールの受賞歴が誇らしげだった。登美(赤)は「最高峰」だという

      表現もあるけど、本当はもっと上があるからややミスリーディング(誤解

      を招く)。ただし、ブドウの品質が悪くて発売されない年も多いようだか

      ら、そのこだわり具合はかなりのものだろう。

       

P.S.4 レセプションでのフランス語の会話。画面のテロップと実際の発音は、

      少し違ってた。まあ、映画にせよ、字幕ってものはそうゆうものかも。

      実際の発音の方がより自然な言葉に聞こえたから、ひょっとするとキャ

      ストのフランス人がアドリブでマイナーチェンジしたのかも知れない。

    

P.S.5 平均視聴率は6.1%。DVDや再放送で盛り返して欲しいもんだ。

          

P.S.6 ヨン様が一青役で主演するとか噂されてる韓国版『神の雫』には、ちょっ

      と興味がある。そのためにも韓国語を勉強すべきかも。ま、韓国の漢字

      ブームがもっと広がってくれたらラクなんだけどね。ハングル文字を読む

      のは大変なことだ。音も意味も表す漢字こそ「神の文字」だろう・・・とか

      書くと怒られそうだから止めとこ♪

    

P.S.7 ワイン名の「ピュイ」(puy)というフランス語は、ロワイヤル仏和中辞典

      だと、「1 〔オーヴェルニュ地方で〕 山 (*主に山名・地名に残ってい

      る) 2 《文史》 ピュイ 〔中世,主に北フランス諸都市で教会を中心に

      開催された文芸の祭典〕」 と説明されている。

           

      ただ、ル・ピュイの位置はボルドー地方で、オーヴェルニュでも北フラ

      ンスでもない。一方、「ピュイ」という発音から想像される普通の単語は

      「puis」で、「それから」という意味だ。先行する話を受け継いで次の話

      につなげる接続詞だから、継承を表すにはピッタシの発音ではある。

      ま、普通に考えれば、地名か何かだろうけど、それでも語源を探ると

      継承とか永遠という意味に辿り着くかも知れない。。☆彡

                    

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

『神の雫』最終回(第9話)が終了。本格的レビューは丸1日ほど後にアップする

けど、その前に、最後のワイン「神の雫」に関する先行記事をアップしとこう。使徒

対決の頂点に位置する究極のワインは予想通り、神咲雫(亀梨和也)遠峰一青

(田辺誠一)の二人とも見事に的中だった。ちなみに、連載中の原作マンガには、

正解のワイン銘柄はまだどこにも登場してないようだ。

          

     (☆11日深夜追記: 本格的レビューをアップ。ワインの話もかなりある。

                    神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 )

                    

まず、画面のテロップをそのまま書くと、

    「ボルドー地方 コート・ド・フラン 400年間 昔ながらの手法で

     受けつがれてきたワイン シャトー・ル・ピュイ(’03) フランス」。

         

続いて、ロベール(竹中直人)に促されて一青が語った説明のデータ的部分だけ

をそのまま引用すると、

   「400年もの長きの間、一滴の農薬も使わずに、自然なままの製法で

    作られて来たもの。ゆえに、大地の上で何が起きようとも、たとえ、

    猛暑で、各地のブドウの樹が枯れた、2003年でさえも、このワインの

    ブドウの樹は、地中深く、70mにまで根を張り、見事な、エレガントな

    ワインを生み出した」。

    

なるほど。だから03年なわけね。さて、ここまでは誰でも書きそうな事だから、ウ

チ独特の内容に移ろう。恒例の、ワインラベル・チェックだ。今回は長くて文字も

小さいし、ネット上でもなかなか大きな画像が見当たらなくて、ちょっと判読に苦

労した。まずラベルの表記そのまま。続いて、その日本語訳or意味。フランス語

の発音記号は省略してある。

                          

          BORDEAUX COTES DE FRANCS

    APPELLATION BORDEAUX COTES DE FRANCS CONTROLEE

              Chateau le Puy

          Expression Originale du Terroir

              JP&P AMOREAU

        VIGNERON A SAINT-CIBARD-GIROND-FRANCE

                  Depuis 1610

           de pere en fils,ce vin est issu de cultures

             et de vinification naturelles

             Certifie Ecocert sas F32600

              Produit de France

              BORDEAUX     ECOCERT

            MIS EN BOUTEILLE AU CHATEAU

         

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           ボルドー コート・ド・フラン地区

        原産地統制名称 ボルドー コート・ド・フラン

              シャトー・ル・ピュイ

        テロワール(ブドウ産地)そのままの表現

          ジャン・ピエール&パスカル アモロー

      フランス・ジロンド県・サン=シバールのブドウ栽培者

                創業1610年

         父から息子へ、このワインは自然のままの

        農法とワイン製法によって作られ続けている

           エコセール認証 sas F32600

                フランス製

            ボルドー      エコセール

             シャトーにてボトル詰め

       

           ☆          ☆          ☆

まるでブルゴーニュ・ワインのように優雅で繊細と言われる、このボルドー・赤ワ

イン。物語的には、味や香りよりも、伝統の長さとエコの2点が特徴と言うべきだ

ろう。ずっとアモロー家が受け継いでるシャトー(ワイン醸造所)で、現在は父ジャ

ン・ピエールと息子パスカルが中心になっている。

         

エコセールとは、有機農法に関するフランスの認定団体、あるいはその認証のこ

とで、文字通り「エコのセール(認証)」という意味だ。特にシャトー・ル・ピュイの場

合は、有機栽培の特殊な形、「ビオディナミ(bio-dynamie;英語ならバイオダイナ

ミクス)」を使ってるらしい。哲学者&数学者として有名なルドルフ・シュタイナーが

1920年代に提唱したもので、動植物由来の肥料を月の周期(太陰暦)に合わ

せて少量使用、かき混ぜのタイミングも合わせる。フランスでも、ごく一部の農園

でしか使われてないそうだ。ちょっと趣味が分かれる部分かも知れないね。シュ

タイナーとは、やや神秘的な思想家でもあるのだ。

                               

もちろんル・ピュイには、普通の有機農法の部分もあって、酸化防止剤のSO2

(亜硫酸塩)、化学肥料や殺虫剤をほとんど使わず、温度や湿度など気象計測を

こまめに行いながら手入れしている。まあ、素人が聞いても大変そうな話だけど、

ワインの値段はお手頃で、ネットなら5000円程度のようだ(なかなか売ってない)。

ちなみに公式サイトのURLは、http://www.chateau-le-puy.com/ 。いかにも伝

統とエコを感じさせるHPだった。

                                               

という訳で、ワイン単独の記事はこの辺で終了。

それではまた、約1日後の本格的レビューにて。。☆彡

        

               

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   

P.S.記事アップの直後、朝日新聞のサイトに連載されてる「ノムリエ日記」(20

    08年12月16日)で絶賛されてるのを発見。要するに、原作の亜樹直・姉

    弟(の姉)が、エコとか有機とか自然系に興味を持ってて、たまたま生産者

    夫妻と姉弟で会食する機会があったって事情じゃないかな

             

    と言うのも、日本語とフランス語と英語でサラッと検索した範囲では、この

    ワインはエコ系としてだけ有名なもののようなのだ。そもそも、酸化防止剤

    が入ってないから一般の酒屋にはほとんど卸してなくて、なかなかネットで

    も売ってない。原作者も苦労して手に入れたようだ。姉の表現では、「甘く

    も濃くもなく、エレガントで、凪いだ海のように優しく、飲んでいて本当に気

    持ちよかった」。。

        

P.S.2 途中で話題になった、サントリーの国産ワイン「登美 (’97)」につい

      ては、本格的レビューの方で触れる予定。山梨だから、亀梨主演の

      2006年夏のフジ月9、『サプリ』第7話を思い出すね

                    

P.S.3 注目の、『神の雫』最終回視聴率。ここまでの流れだと、6%に到達す

      れば十分だと思うけど、果たしてどうなるか。ネットでは再び「打ち切り」

      が話題になってるようだから、5%は行くと思うけど、7%は無理かね。。

      (追記: 5.4%か。最後まで淋しい数字だなぁ。。)

           

P.S.4 「最後の使徒」とか「最終回 使」(笑)とか検索が入ってるけど、「神

      の雫」は「使徒」ではないので念のため。もっと神に近い存在だろう。

                 

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回

  

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

今期のレビューに選んだドラマ、亀梨和也&田辺誠一『神の雫』もいよいよ今夜

が最終回。そこで、原作コミック(亜樹直・作、オキモトシュウ・画)の「立ち読み」

記事をアップしとこう。Yahoo!コミックの無料立ち読みだから、誰でも今すぐ手

軽に実行可能。ネタバレの恐れはもうほとんどないと思うけど、あくまで自己責任っ

てことで♪

        

実はこの記事は、2月半ばにアップしようと思ってたものだ。その時はとりあえず、

19巻の内の6巻までを立ち読みして記事にしかけたんだけど、思ったよりもドラ

マと原作の内容が近いと感じたから、ネタバレを恐れて最終回当日まで延期した

わけ。とは言っても、両者にはもちろん相当な違いがある。

           

それを書く前に、立ち読みの方法をまとめとこう。一番簡単なのは、Yahoo!で

「神の雫 立ち読み」を検索して、Yahoo!コミックの1巻のページにアクセスす

る方法。専用のビューア(ちょっと重くてエラーもある閲覧ソフト)を自動的にイン

ストールするだけで見れるし、そこから他の巻にも飛べる。面倒な登録も不要だ。

              

ただし、立ち読み可能なのは14巻まで。また、1巻だけは51ページも読めちゃ

うけど、他は僅か15ページ(全体は200ページ以上)だから、ストーリーは断片

的にしか分からない。しかも、ドラマからの推測を交える必要がある。それでも、

登場人物の絵やキャラクターは多少つかめた気がする。ちなみに、ネットの立ち

読み以外には全く読んでないので念のため。

                  

     ☆          ☆          ☆

さて、1巻から立ち読みを開始してすぐ思ったのが、本格的ワイン漫画なんだな

ということ。私にはワインの趣味はないので、ドラマのウンチクくらいで十分なん

だけど、原作は遥かに細かいのだ。そもそも、一番最初の2ページがあのリシュ

ブールのウンチク。ドラマは雫と豊多香(古谷一行)が母の墓の前で衝突するシー

ンだったから、これだけでも大違いだろう。ドラマに対するワイン通の不満に目立っ

てたグラスの話も、最初から「リーデルグラス」なんてブランド名が登場している。

                 

リシュブールに続いて登場するのが、ひじ掛け椅子にドッカリと座って、ワイン片

手に不敵な笑みを浮かべるの姿。もうこれだけで、ドラマとかなり違うのは明白

だ。その後、例のデキャンタージュ(亀梨と大差ない)に驚いたみやびが自己紹

介すると、雫は「おう じゃ合コンでもする?」といやらしい笑顔になる。軽いノリの

やんちゃ坊主なのだ。一青に対する態度もかなりガキっぽくて、「偉ぶったこいつ

の鼻をあかす」とか、「ギャフンと言わしてやりたい」とか。良し悪しや好き嫌いは

ともかく、優しくてお坊ちゃま風の亀梨=雫とは全く違ってる

         

一方、ドラマの最初から原作ファンの不満が爆発してたみやび。どんなに違うの

かなと思ってたんだけど、キャラ的にはむしろ結構似てるなって印象だった。すご

く上品なソムリエ見習いなのかと思ったら、一番最初の台詞が「はあ~~ッ♡」。

その後もわりとフツーの、明るく元気でマジメな女の子。程度の差こそあるものの、

大まかな路線的には、仲里依紗とそんなに大差ないと感じた。

          

ただ、程度の差がガマンの限度を越えちゃった人が多いのかな。確かに、例の

「こんなの初めて~♪」と腰を抜かすシーン(ドラマ第1話冒頭)はないし、比較

すれば原作の方が上品だ。でも、やっぱり一番大きいのは容姿の違いじゃない

かね。原作の女性は、みやびに限らず全体的に、キレイで品のある絵で描かれ

てるのだ。それに対して仲=みやびは可愛いタイプだし、ちょっとウザく感じられ

るかも知れない部分もある。自慢の迫力ボディも、原作のスレンダーな姿を見慣

れてたファンには逆効果だったかも知れない。ドラマがタレント人気に左右される

ほどではないだろうけど、やっぱり漫画とは「画」、つまり絵なのだ。

         

続いて、一青。すぐ思ったのは、田辺やヨン様に似てるなってこと。キャラは立ち

読みだとほとんど分からないけど、少なくとも雫よりは、ドラマに近い気がする。例

の「オォ~~~ッ」は立ち読み部分には無かったけど、個人的には雫より一青の

方が趣味だな。大人の洗練と知性を感じられて、顔も一青の方がカッコイイ。メガ

ネも似合ってるしね♪

    

          ☆          ☆          ☆
     
おっと、早くも時間が来た。他には、豊多香はドラマの古谷一行とあんまし違わ

ないような気がするけど、立ち読み部分にはちょっとしか出てないから自信はな

い。霧生とマキは、ドラマの戸田菜穂と内田有紀の方がいいね。漫画はどっちも

かなり年配に見えて、特にマキは水商売のちーママって感じだ。そもそも、ドラマ

ほど一青に寄り添ってるわけでもなさそう。あと、ロベールは原作だとヨボヨボの

おじいちゃで、ワイルドな竹中直人とはルックス的にかけ離れてる。中身はほ

とんど分からないけど、ちょっと違う気がするな。

            

こう書いてくると、結局マンガとドラマはかなり違うのかと思われそうだけど、そう

じゃない。上ではわざと違う部分を強調して来ただけのことで、ストーリーとか設

定、要素(ワインその他)、あるいは台詞に関して言うなら、やっぱりドラマは原作

に十分似てる。つまり、原作の影響が強いのだ。もうちょっと独自路線を歩んで

も良かった気がするけどね。

                  

ちょっと細かい話も追加しとこう。第4話レビューで、週刊新潮や和田秀樹のドラ

マ批判に「応答」した際、ワイン監修の斉藤研一が語ったとされる「100万円」と

いうワイン価格は確かにおかしいと書いておいた。でも原作を見ると、言葉を交

わす中での単なる誤解だったんじゃないかという気もする。と言うのも、原作の一

番最初から、ロマネ・コンティの100万円という値段が強調されてたのだ。レビュー

で明らかにしたように、例のドラマ批判はよく読むと粗雑なものだから、両者のや

り取りの際もその短所が現れてしまった可能性はある。ま、正確には録音とか速

記でも無ければ分からないけど、専門家がそんな些細なミスをするとも思えない。

                       

ということで、最後にまとめると、やっぱり原作とドラマは似て非なるビミョーな関

だなということだ。レビューでも書いたけど、ハッキリしてるのは、テレビの方が

マンガより遥かに大勢の人間を相手にしてるということ。原作のまま、ワイン中心

にマニアックな番組を制作するのは無理がある。その意味で、人間ドラマを中心

に据えたのは商業的に正解だ。ただし、人間ドラマの中身がどうなのかについて

は別問題で、レビューやコメント&レスで既に色々と語っておいたから、そちらに

譲っておくとしよう。

ではまた。。☆彡

         

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

          初恋

      まだあげ初めし前髪の

      林檎のもとに見えしとき

      前にさしたる花櫛の

      花ある君と思ひけり

     

      やさしく白き手をのべて

      林檎をわれにあたへしは

      薄紅の秋の実に

      人こひ初めしはじめなり

     

      わがこゝろなきためいきの

      その髪の毛にかゝるとき

      たのしき恋の盃を

      君が情に酌みしかな

    

      林檎畑の樹の下に

      おのづからなる細道は

      誰が踏みそめしかたみぞと

      問ひたまふこそこひしけれ

    

        (注.「第六の使徒」に関する遺言状ではなく、島崎藤村『若菜集』の

            表記にしたがって引用した。著作権は既に消滅している)

         

          ☆          ☆          ☆

惜しかったなぁ。。もうちょっとで、私のつぶらな瞳に星屑のような涙が再び浮か

ぶ所だったのに、残念だった。まあ、狙いは良かったと思う。フランスとイタリア

だらけの物語の終盤に、誰でも知ってそうな国文学の古典の登場。さすが早稲

田大学・第一文学部出身の渡辺雄介の脚本だね。

     

・・・と書いた所で、念のために検索してみたら、これまた原作マンガ(作・亜樹直、

画・オキモトシュウ)に出てたのか! 結局、最後まで原作の枠をはみ出せなかっ

たわけね。ま、使い方はかなり違うんだろうから、いいけどさ。ともかく、今週は丸

3日間の雪山ツアーの影響で色々とあおられまくってるから、核心部分だけ簡単

に扱って終わりにしよう。当然、「初恋」について語ることになる。

               

島崎藤村の詩の『初恋』は、中学か高校の国語の授業で暗記させられたから、

今でもスッと耳に入って来た。これと般若心経と平家物語は全文暗記の対象で、

授業中に1人ずつチェックされた気がする。そのおかげで2年前には、キムタク

=木村拓哉の『華麗なる一族』最終回レビューを、平家物語の冒頭部分、「祇園

精舎の鐘の声・・」から始めることもできたわけだ♪ どこで何が役立つか、わか

んないもんだね。。

          

『初恋』は40年後に第三連がカットされて、第四連の「こひしけれ」が「うれしけれ」

と変更されたらしいけど、ここではドラマに即して元の形で扱おう。現代語訳は、

ネットでも色々とヒットするけど、私なら差し当たり次のように「超訳」する。

          

   まだ茶髪にしたばっかの幼い彼女が、リンゴの樹の下に見えた。

   花のヘアアクセサリーが輝いてる。彼女自身も花みたいにキレイ。

   白い手でそっとリンゴをくれた時が、初恋の始まりだった。

   リンゴも恋もまだ薄紅色。これから深まりそうな予感。

   何気に息が彼女の髪の毛にかかるほど接近した距離で、

   興奮してヤバイかも♪ 

   いつもこの樹の下で待ち合わせだから、リンゴ畑に細い道ができちゃってる。

   誰が踏み固めた道だろうね、とかイタズラっぽく聞く彼女。

   マジ可愛くて、萌えまくり ♡

       

こうして、萌えまくった彼は、彼女を別の場所に連れて行って、ファースト・ラヴに

なるわけよ・・・とか余計なこと書くと、お堅い女性読者が嫌がるから止めとこ♪ 

書いとるわ! ま、古今東西、男女の真実はただ一つなのだ。

   

さて、今サラッと検索すると、『初恋』は三省堂の中学三年用の教科書・『現代の

国語』3に採用されてるようで、そのHPで信頼できる簡単な紹介がすぐ手に入っ

た。初出は1896年の『文学界』で、翌年の第一詩集『若菜集』に収録。ほぼ100

年前の詩だ。「教師になるが、教え子であった佐藤輔子への恋情に苦しんで退職」

なんて話も書いてくれてる。初恋にしちゃ遅いけど、100年前だとそんなもんか。

輔子はその後、病死してしまったとの事。う~ん、女性週刊誌とか有閑マダム向

けワイドショーのノリだな。授業用のツカミってことか。ま、嫌いじゃないけど。

               

もちろん、いかにも国語の授業っぽい解説もある。「藤村の詩は典雅な文語と流

麗な七五調で青春の哀感と苦悩をロマンチシズムをもって描き出すが、それは

現実と交錯しない虚構世界の物語でもある」。ほほーっ、流石に上手いまとめ方

だね♪ ちなみに「七五調」とは、「まだあげそめし まえがみの りんごのもとに

みえしとき・・」のように、七音と五音の交替を繰返す形式のことだ。ちょっと蛇足か。

       

でも、前から何度か書いてるように、文章というのは意味とか内容だけじゅなく、

形式を持つものでもある。その例として詩の七五調を挙げとくのは適切な事だろ

う。「どうしてこう書いたのか」というような疑問に対しては、作者の感情や思考か

ら説明することもできるけど、音の数が合うからだと補足することもできるわけだ。

形式には、文系的なものと理系的なものがあって、私にとっては本質的に似たよ

うなものだけど、一般には別物としてとらえられてしまってるようだ。まあ、脳科学

的にはかなり違う箇所の活動かも知れない。

                   

話を戻すと、今回のドラマでは、藤村の『初恋』がいきなり「人生」と結び付けら

た。神咲雫(亀梨和也)は一応、含みを残した言い回しに留めてたのに、部長

(升毅)は露骨なウンチクを披露。「島崎藤村がこの詩で語った事はね、初恋そ

のものじゃなくて人生だと言われてるんだよ・・・君のおかげで人生が楽しくなっ

た。君に会うために何度も足を通わせた所は、やがて道になったと言われてる」。

            

ワインバー・モノポールのマスター・藤枝(辰巳琢郎)はヨイショしてたけど、私に

とっては正直、思い切り余計な説明だった。これが、最後に泣けなかった一つの

原因でもある。誰がどうゆう根拠で言ってるのか分からないし、ネットで調べた限

りでは、さほど定番の解釈でもなさそうだ。

                                  

別に間違ってるとは思わないけど、非常にミスリーディング、誤解を招きやすい説

明だとは思う。部長は大人しく、「ハイソックスの君のエツコちゃん」への初恋を語っ

てれば良かったのだ。と言うのも、部長の説明の仕方だと、「人生」が前面に出て

しまって、「初恋」が後ろに引っ込んでしまうだろうから。それは、相当な根拠を示

さない限り強引過ぎる解釈だし、このドラマにも合ってない。むしろ、教え子への

かなわぬ思いを描いてるという説明の方が説得的だろう。

                       

私が脚本家なら、部長の台詞はむしろこう書く。「島崎藤村はこの詩でね、初恋

そのものだけじゃなくて、人生についても語ったと言われてるんだよ」。これなら、

初恋と人生はほぼ並列の関係だから、元の詩の具体的記述も活きて来るし、ド

ラマにもピッタリ合う。そもそも人生を前面に出す解釈は、まるで大昔の道徳教

育とか精神主義のイメージだ。29歳の脚本家がそうゆうものを醸し出してしまう

のは、真面目な文学青年の特徴というべきか。ま、絶滅寸前の存在だから、貴

重で新鮮とも言えるけどね♪ 案外、プロデューサーの横やりだったのかも。。

        

         ☆          ☆          ☆

ところで、初恋と人生がほぼ並列、同格になるのは、その初恋が特殊なものだか

らだ。つまり、フツーの初恋みたいに短くて淡い短期間のものじゃなくて、人生同

様、長く深くずっと続く永遠のもの。それこそ雫に対する豊多香(古谷一行)の恋

だ。息子に対する父の愛。この場合、初恋とは「幼くて特別な相手へのピュアで

新鮮な恋」とでも定義し直せばよいだろう (「ピュア」を入れ忘れるとマズイ♪)。

                

ドラマでは、最初から部長の子育て話が出てたし、藤枝も子育ての苦労と喜びに

ついて同意してた。もちろん、終盤になって父から息子への恋心をハッキリ伝え

るのは筋が通ってるし、生前の親子関係の切なさを考えても話が合う。そして何

より、一青(田辺誠一)のいない「エア対決」の場で雫が見た幻想では、白い長袖

シャツを着た幼い雫が、父にぶどうを差し出したのだ。

    

   「やさしく白き手をのべて 葡萄をわれにあたえしは 

    濃紫の秋の実に 人こひ初めしはじめなり」。

         

このシーンのCGが、泣けなかったもう一つの原因だ。キラキラがやり過ぎで、余

りに安っぽい。自然な光の道で陰影をつけるだけに留めてればウルッと出来た

のに、惜しかったね。

           

それはともかく、豊多香から雫への切なく甘い「初恋」は、他にも色んなものと重

ねられていた。雫や一青とワインとの出会い。イタリア長介(田口浩正)とヒロセ

アヤコ。皆本さおり(荻美香)と部長の初デート。雫とみやび(仲里依紗)

     

色々ある中で、注目すべきは2つの「初恋」だ。まず本人の意図としては、豊多香

から一青への思い。実は、先に生まれた一青の方が、豊多香の初恋相手にはふ

さわしいことになってしまうけど、上で私が示した再定義なら問題ない。ここまで考

えて書いてたわけだ。

                                            

一方、豊多香の意図かどうかは微妙だけど、雫と一青の初恋というものも見逃

せない。今回の序盤のシーンを思い出してみよう。あの時、2人は「樹の下」で、神

の雫に至る「細道」を一緒に「踏みそめ」ることを、改めて誓い合ったわけだ。2

人の頭上に枝を広げる「樹」が、父・豊多香を象徴してるのは言うまでもない。意

識を失った一青の病室を雫が訪れた際には、「やさしく白き手をのべて」た。お見

舞いだから、ブドウとリンゴの入った果物カゴを差し出すシーンくらい、あっても良

かったけどね。

               

            ☆          ☆          ☆

ところで私は前回のレビューの最後に、第六の使徒としてはロベール(竹中直人)

を表すワインがふさわしいと書いた。つまり、仲間とか友を表すものが欲しいとい

うことで、その意味では今回、豊多香とロベールの初恋の始まりを軽く重ねるシー

ンがあればもっと良かったと思う。明らかにこの2人は特別な関係なんだから、せ

めて最終回には説明が必要だろう。そのための伏線が、ロベールの「なぜだと思

う。豊多香がお前たち二人を闘わせる理由」という台詞かも知れない。

               

ま、個人的にはそんな理由の解説は蛇足だと思うけどね。「人間の力、団欒、愛

しき人、試練、感謝」なんていう、これまでの使徒の単純な説明も、大人のドラマ

にはふさわしくない。土9や火9ならともかく。。

        

いずれにせよ、霧生(戸田菜穂)の遠回しの配慮によって、ワインカーヴ(地下貯

蔵庫)の「細道」をたどった雫は、父から息子への「初恋」に気付くと共に、父が単

なる浮気男ではないことにも気付いたようだ。来週はいよいよ、遠峰ほのかと神

咲めぐみの特殊な関係が明かされるはず。籍を入れてたかどうかはともかく、前

妻がほのかってだけの話なら拍子抜けの最終回になるけど、そこをどう盛り上げ

てくれるのか。

                                   

あと、先週最後からすっかり可哀相な女になってしまったマキ(内田有紀)を、最

後にキレイに処理できるのか。今週、バー・カウンターで思い切り伏線を張っとい

て、もし来週ナイフで一青を刺したりしたら、温厚で寛容な私といえども卓袱台を

ひっくり返さざるを得ない。悪役としての行動は、今週の階段で一青から手を離

したのが頂点だろう。そこからはもう、感じが良くて愛情あふれる女性を目指すし

かないはずだ。マキもひょっとすると、永遠の初恋に近いのかも。

                 

最終回、有終の美に期待しよう。ではまた。。☆彡

    

     

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.『初恋』の初出媒体である『文学界』とは、島崎藤村と北村透谷が創刊し

    た雑誌だけど、現在の『文学界』とは直接関係ないとウィキペディアは書

    いている。でも、同じ名前で無関係のはずもないけどな。「間接的関係」

    は別だっていう論法か。。

         

P.S.2 何気に、ワイン監修の斉藤研一がバー・カウンターでウンチク語って

      た。真面目で素朴ないい人って印象だね。ま、台詞回しはセーラ(佐々

      木希)みたいだったけど♪ 彼の隣にいた女性はひょっとして、原作・

      亜樹直(姉弟共通ペンネーム)の姉の方かな。

            

P.S.3 部長の浮気相手役の荻美香って、2007年度のミス日本グランプリ

      なんだな。道理で、分かりやすい美人だと思ったわ。ディベート甲子園・

      全国5位っていう 妙な肩書きが、ちょっと笑えるかも♪

              

P.S.4 永遠の初恋と言えば、山P=山下智久&長澤まさみの『プロポーズ大

      作戦』は文字通りそうだったな。藤木直人から略奪してまで、初恋相手

      と結婚しちゃったんだから、早くSP第2弾を見せて欲しいもんだ。

    

P.S.5 『神の雫』第8話視聴率は4.9%。またしても5%未満となった。せめ

      て最後くらい、6%は取りたい所だろう。

    

P.S.6 ドラマと直接の関係はないけど、私は2年前に初恋の記事を書いてる。

       過去への思いを胸に生きること~NHK『初恋の人を探したい』  ☆彡

       

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

『神の雫』第8話終了。「第六の使徒」では、いよいよドラマ独自のワインが登場す

るのかと思ったら、原作マンガの「第四の使徒」を使ったようだ。語り口は全然違

うんだろうけど、どうしても原作から離れることはできないわけか。この辺り、原作

もの特有の微妙な難しさがある。原作と同じでもダメ、違ってもダメというジレンマ。

      

で、ドラマの「第六の使徒」として神咲雫(亀梨和也)が用意した赤ワインは、テロッ

プによると、「ボルドーの中でも異彩を放つワイン フランス シャトー・ラフルール

(’94)」。失明&大ケガ(?)で入院中のため、対決の場に来れなかった遠峰一青

(田辺誠一)も、ちゃんとこのワインを選んでて、途中の画面で映ってた。例の決め

台詞「オォ~~~!」の直後だ♪

    

それでは、恒例のワインラベル・チェックを行おう。今回は時間も無いし、いつも

よりネットの情報も少なくて、ラベルの左下が判読できなかった。最初がラベル表

次が日本語の訳 or 意味。フランス語の発音(アクセント)記号は省略

        

     

             1994

          Ch au Lafleur 

           Pomerol

        MIS EN BOUTEILLES AU CHATEAU

                     M Robin

          PROPRIETAIRE

        APPELLATION POMEROL CONTROLEE

       ? Viciculteurs a Pomerol France

      

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

            1994年

         シャトー・ラフルール

           ポムロール

        シャトーにてボトル詰め

          マリー・ロビン

            所有者

        原産地統制名称 ポムロール

      フランス・ポムロール地区のブドウ栽培者

           

ポムロールは、ボルドー地方のジロンド川&ドルドーニュ川右岸にある村。マリー・

ロビンは94年当時の所有者で、2001年に他界している。ラフルールというのは

例によって土地(畑)の名前で、語源的には「La fleur」、つまり花のこと。たまた

まその土地を受け継いだアンドレ・ロビン(マリーの父か?)は、その土地に自分

のモットーを刻印したそうだ。「Qualite passe Quantite」(質は量に優る)。高

品質で少量のワインにふさわしい言葉だろう。

          

年間生産量は1000ケースほどらしいから、1ケース12本として12000本とい

うことか。結構な本数のようにも思えるけど、ワインの世界では希少品扱いとな

る。「1200本」と書いてるサイトがあるけど、おそらく単純ミスだろう。ネットで見

ると、45000円(税別)という値段が一応あったけど、特に94年というのはほと

んど売ってないヴィンテージ(生産年)のようだ。ホントに甘く切ない初恋の味と香

りなのかどうか、試してみたい方はお早めに。

                   

さて、次回の第9話はいよいよ最終回。予告ではまるで一青が死ぬかのように

見せかけてたけど、おそらくフェイントだろう。マキ(内田有紀)のナイフなんて物

はほとんどギャグとしか思えない。それを言うなら、セーラ(佐々木希)の演技も

ずっとギャグに近いけど、ルックスとスタイルと人気に恵まれてるから許されるわ

けだ♪ 「質は演技に優る」とでも言うべきか。

           

本格的レビューはかなり遅れる予定で、丸2日後くらいになるかも知れない。今

週は雪山修行から帰って来たばかりだから、色々とあおられてるわけよ。

ではまた。。☆彡

         

                

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     

P.S.亀梨ファンなら、ワインやストーリーよりフォトブックの方が気になるかもネ。

    『亀梨和也主演 神の雫 Photo Book』(講談社,税別1700円)。本日、

    3月3日発売。中身はテロップによると、「出演者や原作者のインタビュー 

    ワインがもっと楽しくなる基礎講座 特典 亀梨和也オリジナルポストカード」。

    10名様へのプレゼントを狙うか、書店で買うか、お好きなように♪

        

P.S.2 島崎藤村の「初恋」は著作権が切れてるらしくて、ネットで簡単かつ合

      法的に全文を読むことができる。

       「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき・・・

      懐かしいねぇ。。初恋がって言うより、国語の授業が♪☆彡

             

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

       第五の使徒

   このワインは悩める者に沈黙を持って

   応えてくれる。歩き疲れた私は、初めて

   味わう孤独に怯え、暗闇の中で

   動けないでいた。やがて闇の向こう側に

   柔らかで安堵に満ちた、藍色の光が

   佇んでいるのを見た。

   弥勒菩薩 半跏思惟像。光をまとった

   その姿は、厳かでありながら、慈愛に充ち

   溢れている。それは、夢に迷い、間違いを

   犯し躓いた私の前でさえも、語るでも

   なく、笑うでもなく、泣くのでもなく、

   ただ静かにそこにいるだけなのだ。

   ゆえに私は思う。その人への思いを

   愛という言葉では表せない。

                     (以上、1枚目)

        

   その佇まいは、人でありながら宇宙である。

   見返りを求めず、あなたは有りのままの

   私を受け入れる。

   家族 友人 恋人、愛と呼べる対象は

   数あれど、果てしなく広がる宇宙の中で、

   何ものにも代えがたい、かけがえのない、

   崇高で美しい存在。

   その人への思いは、感謝という言葉で

   表す。  

                    (以上、2枚目)

   (第五の使徒に関する遺言状より。1枚目前半と2枚目はテレビ映像のまま)

            

        ☆          ☆          ☆

次回の予告に最終回の表示は無かったし、読者の方の情報によると、テレビ雑

誌に3月10日が最終回と書いてあったとの事。ますます、『神の雫』は全9話

終了の可能性が高まったと言えるだろう。要するに、私が以前、「打ち切り情報

記事」で書いた予想と同じで、最初のワインの設定本数から十分予想できた回数

だから、打ち切りとか騒ぐほどのことではない。第7話までのストーリーを見ても、

全9話で終了なら自然なことだ。

 (☆26日夜の追記: 自分でも『月刊ザテレビジョン』4月号で確認した。)

        

あらためて強調しとくと、私があの記事を書いた時点では、ネット上には「打ち切

り決定」といった情報が乱れ飛んでた。検索した方ならよくご存知のはずで、一時

はウィキペディアにも書き込まれてた。それに対して私は、自分で『週刊女性』を

読み、ネット上の情報をあれこれ見渡した上で、反論に近い応答を提示したわけ

だ。総合的に考えて全9話が有力だし、それなら打ち切りとは言えないと。

    

別に、結果的に当たったらしいから急に胸を張るわけでもないし、たまたま当たっ

たわけでもない。前にも書いたように、私は去年の『ラストフレンズ』SPの時にも

似たような情報記事を書いて、去年のウチの最大ヒットになったのだ。受け売り

の怪しい情報ばかりが流れる中、私は自分で正確な情報を調べ上げて、内部関

係者の支持も得ることができた。

                      

他にも、例えばオバマの黒人扱いに関する記事を挙げてもいいだろう。短いなが

らも、その時点でネット上に見当たらなかった正確な情報を交えた独自の記事だっ

た。結局、ネットの情報やサイトにも色々あるわけで、選球眼が重要だって話だ・・

とだけ書いとこうかな。弥勒菩薩のように、慈愛に充ちた表情で♪ 

        

        ☆          ☆          ☆

ところで、サイトをそれなりのレベルに保とうとすると、見た目以上に大変な思いを

することになる。記事にしにくい努力が色々とあるわけだ。今回、予想外の時間を

使うハメになったのは、「弥勒菩薩・半跏思惟像」(みろくぼさつ・はんかしゆいぞう)

だった。

     

「弥勒(ミロク)」とは、音声的な語源をたどると、インド古来の神「ミトラ」に行き着く。

ミトラは友を表す言葉で、そこから「慈愛に充ちた」(マイトレーヤ=弥勒のサンスク

リット語とされる)という意味が出て来る。一方、「菩薩」とは、仏陀(ブッダ=悟りを

開いた人)になろうとして修行する者で、仏陀に近い存在だと思えばいい。

          

要するに弥勒菩薩とは、仏陀に近くて慈愛に充ちた存在で、遠い未来、お釈迦様

(唯一の仏陀)の救いから漏れた人々を救ってくれるのだ。「半跏」とは、片方の

足(普通は右足)だけをあぐらに組む姿勢。「思惟」とは考えること。そりゃ蛇足か。

ここまではすぐに情報も集まったし、理解も出来た。ところが、どうでもいいような

トリヴィア的情報にハマったわけよ。それは、弥勒菩薩・半伽思唯像(誤検索用♪)

の右手の指だ。

                                

事の発端は、バー・モノポール(monopole)のシーンで、紫野原みやび(仲里依紗)

のモノマネに笑ってしまったこと。あれがアドリブだったら大したもんだネ。神咲雫

(亀梨和也)の横で、唐突に弥勒の姿をマネしながら、元気を出してと念を送った

らしいけど、私には懐かしの「影絵」用に指で作った狐に見えたのだ♪ 右手の

親指と中指・薬指で輪を作って(狐の口元)、人差し指と小指は立たせてる(両耳)。

        

ところが、本物の弥勒の右手とどこが違ってるのか、ハッキリとは分からなかった。

ウィキでは、「中でも有名な京都府・・・広隆寺・・・右手の薬指を頬にあてて物思い

にふける姿」と書かれてるけど、そこにある写真をどう見ても、薬指を頬に当てて

るとは思えない。テレビ映像が正しいのか、いい加減なCGなのかもよく分からない。

       

結局、テレビの映像と、鮮明に映ったネット上の実物写真(ウィキとは別)をじっ

くり見て、個人サイトの詳しい描写も拝読。どうも本物の弥勒は、親指と薬指で輪

を作って、人差し指・中指・小指を立たせてるようだ(頬には当ててない)。これで、

みやびのモノマネのどこが変なのかハッキリした。中指だけが違ってるのだ(変顔

は別)。僅かなズレっていうのは、笑いの基本だろう。アドリブにせよ演出にせよ、

あのみやびは上手かったし、可愛かったと思う♪

    

         ☆          ☆          ☆

という訳で、マニアックサイトは書く方も読む方も妙に疲れるってことよ♪ ウィキ

の記述がそれほど信頼できないってことの更なる実証でもある。ではここから、ド

ラマの真面目なレビューに向かおう・・・って、遅いわ!

    

今現在、世界的に大きな問題となってるのは「救い」、あるいは「救済」だ。たとえ

ばアメリカなら、その対象はサブプライム問題の震源である住宅金融ローンで困っ

てる人々。巨大な自動車会社・GM(ゼネラル・モーターズ)とクライスラー。大手

銀行のシティグループ。保険のAIG。あるいは日本だと、格差社会の底辺であえ

ぐ人々。大手も含めて、資金繰りや不況に苦しむ多くの企業、自治体など。論点

がボケるから、他の救済については省略しておく。

       

これらをどのように救うのか。あるいは、そもそも救済すべきかどうか。これは非

常に重要かつ複雑な社会問題で、議論がかみ合わないために感情的な対立も

引き起こすし、落とし所とか妥協点も難しい。目の前で飢えや寒さに苦しんでる人

を、その場で少し助けることに関しては、あまり異論はないし、ボランティア(自発

的に行う人)も少なからず現れる。

    

ただ、無条件に救うのは能力的に無理があるし、自己責任とか法的責任をある

程度認めないと、いわゆるモラル・ハザード(倫理の欠如)の問題も生じる。つま

り、何をやっても救ってもらえるセーフティー・ネットがあるのなら、自分で困難を

回避する行動を取らなくなってしまうわけだ。これでは収拾がつかないし、反発

も生じてくる。もっと具体的に書いてもいいけど、そこは想像にお任せしよう。

      

私は今回のドラマも、基本的には高く評価してる。脚本・渡辺雄介、演出・石尾純

ほか、スタッフ&キャストの皆さん、お疲れさまって感じだ。ただ、ドラマでの救い

とか救済の扱いが、ちょっと気になってしまった。

         

まず、誰でもすぐ引っ掛かりそうなのは、神咲豊多香(古谷一行)が救いを求め

る態度だ。まだ詳細は不明だけど、ここまで普通に見るなら、妻と息子・雫がい

るにも関わらず、愛人・ほのかに遠峰一青(田辺誠一)を生ませたことになる。こ

の場合、浮気が雫にバレて孤独に陥るくらいのことは当たり前。ドラマで無けれ

ば、単なる自業自得だろう。

       

ところが、「夢に迷い、間違いを犯し躓いた私」でさえ救ってくれる、慈愛に充ちた

弥勒菩薩がいるというのだ。それが、第三の女、霧生涼子(戸田菜穂)。弥勒と

言えば聞こえがいいけど、世間的に見るなら、浮気男の「都合のいい女」ってこと

だろう。豊多香が霧生に、「またここで席を共にしてくれるか」と救いを求めるのは、

更なる罪を犯すリスクが高まることでもあり、モラル・ハザードと言っていい。

         

にも関わらず、その男のご都合主義的な態度に対する怒りが全く表現されてな

いのだ。雫は、ほのかへの浮気には激怒したのに、霧生への態度にはまったく

寛容なまま。一方、霧生もまったく怒りを見せないどころか、相変わらず今は亡

き豊多香に対する敬愛を見せ続けるだけ。何と悲しい女なんだ。。

           

私は男として、豊多香の気持ちも行動もよく分かるし、悲しい女という存在も結構

好きだったりする。非常に優れた人間の場合、多少の欠点はむしろ好意的に受

け止められがちだという事も知ってる(ドラマだと部長=升毅の態度)。ただ、一言

くらいは豊多香を責める台詞を雫に言わせるべきだったと思う。つまり、最低限

の筋を通すべきって事。それが無い辺りに、この古風なドラマの現代性とか時代の

空気を感じるのだ。

       

豊多香よりも判断が微妙なのは、霧生だ。私は前からちょっと「霧生萌え」してた

ので、髪を下ろした姿で豊多香と向き合って、飲めないワインの席に付き合って

る彼女の姿も気に入った。向かい合うのは、翳りある2つの妖しい光。豊多香と

お月様。ポーッと見とれた後は当然、色んな事が起きていいはずだけど、残念な

がら編集でカットされたらしい。そこを補完するのが、人間の想像力というものだ♪

         

前回、男同士の闘う絆のことを「古典的」と書いたけど、それはフィクション(特に

男性向け)の中で大昔から度々扱われて来たという意味であって、別に過去の遺

物という意味ではない。ところが今回の霧生は、いま現在、世界中探してもなかな

か見当たらないような「古典的」女性キャラだったと思う。こうした二重の古典的性

格(古くから&昔の)が、今回もまた記録更新となってしまった極端な低視聴率の

一因になってるようにも感じられる。前回は財務省辞任という言い訳(=救い)が

可能だったけど、今回はもう救いようがない。弥勒菩薩でさえ、不人気という事実

を「有りのまま・・受け入れ」なさいと仰るだろう♪ 私は好きだし面白いけどね。

             

で、その古典的な霧生。豊多香から見ると弥勒菩薩に見えるものの、本人自身

はもちろん、普通の人間だ。とても弥勒菩薩(=仏陀の次に偉い存在)などでは

ないし、「宇宙」のように広い心を持ってる「崇高」な女性でもない。だから、遺言

状の2枚目を隠してしまったのだ。それは、自分に対する豊多香の思いを率直に

書いた、最初で最後のラブレターだから。それを読むと、女として涙がこぼれてし

まうから、自分の胸だけにそっとしまっておこうとしたわけだ。

      

テレビでさえ透けて見えるあの便箋なら、「崇高」とか「感謝」という文字は見えた

だろうし、弁護士の国語能力なら、2枚目が愛と同格以上の真剣な告白になる事

くらい分かるはず。古風で切ない女にとって、人前で読めないのは自然だろう。

              

けれども、遺産相続を管理する弁護士としては、まったく論外のことをやってしまっ

てる。自分で分かってるからこそ、聞かれてもない事を自分から白状したのだ。こ

の時、マキ(内田有紀)が責任を追求したのは、ある意味で当然のこと。霧生も素

直に責任を認めてた。

          

ところが、雫は「どこが悪いんですか」と真っ向から反論する。誰もマキに同意しな

いどころか、行動を共にしてきた一青までが、「マキさん、この場にふさわしくない

のは・・」と非難する。非常に攻撃的なやり方で、罪人の霧生が救済されたのだ。

仏陀=主役による、菩薩=脇役の救済。せっかく私のつぶらな瞳に、先週に引

き続いて星屑のような涙が浮かびかけてたのに、このマキの扱いで一気に冷め

てしまった。マキのせいではなく、マキに対する総攻撃のせいで、子供のイジメに

近いものさえ感じたほどだ。

                      

大きな流れとしては問題ない。マキは最初からずっと悪役だし、霧生は可哀相な

女。雫は優しい男だし、一青はマキと距離を置いてる。その意味で、脚本は不自

然な展開ではなかった。

      

でも、私が脚本家なら少し違った書き方になるし、演出家とかプロデューサーなら

軽く口を挟んだだろう。雫の台詞は、「どこが悪いんですか」ではなく、「僕は霧生

さんを責めるつもりはありません」。一青の台詞は、「私も同じです」。何なら、立

会人のロベール(竹中直人)も加えていい。これなら、対決の当事者2人(または

3人)の個人的判断にすぎないから、最低限の筋は通ってる。

     

つまり、一般論としてマキは正しいけど、今回は特別に霧生の責任を問わないと

いう事にすればいいのだ。例外的で部分的な救済。直接の被害者がいないのだ

から、霧生の責任を追及する意味もないし、私の涙も引っ込むどころか更に勢い

を増してただろう。ところが実際のドラマは、責任追及するマキだけが明白に悪い

かのように描いてた。

             

この脚本家は頭がいいから、当然わざとやってるのだろう。ハッキリした悪役を

作って話にメリハリをつけてるわけで、その考えは分からなくもない。雫の台詞

に関しては、わかりやすさとインパクトを優先させたもの。まだ子供だからという

言い訳も不可能ではない。でも私は、こうゆう時代になってしまったのか、と思わ

ざるを得なかった。それほど追い詰められてる状況なのかとも思えるし、その意

味では、時代に即した脚本だと言えなくもないだろう。

         

多くの人々が、救いを求める。基本的には、救済する人間が善で、救済に反対

する人間は悪。このとき、善を完全に実現することは決してできない。と言うのも、

「救済に反対する人間」を救済してはいないのだから。あるいは、「救済が不利益

となる人間」を救ってはいないのだから。それが、現実の限界、人間の有限性と

いうものだ。

           

どんな人間でも、どんな罪でも救済してくれる弥勒菩薩など、この世にはいない。

にも関わらず、その心地良い幻想、甘美な誘惑をただ夢見てしまうそうした表

面的な思考は、フィクションの世界に留まるならともかく、いずれ必ずリアリティの

世界にも忍び込むだろう。実際のこの世でどんな救済をすべきで、どんな救済を

すべきでないのか、深く考えることもなく。あるいは現実社会で何が救済からもれ

てしまってるのか、救済の負の側面は何なのか、目配りすることもなく。

          

いまや、アメリカのアカデミー賞が『おくりびと』(英語タイトル:departures=旅立

ち)に与えられた理由も、正確に理解できるだろう。向こうでの配給担当者が、主

演の本木雅弘に「柔らかい救い」だと表現した意味も分かるだろう。この世では

不可能な、普遍的救済。それをこの世の最後で可能にする者の姿を描く、稀有

な作品なのだから。あの世への旅立ちの瞬間にだけ可能になる、現実の弥勒菩

薩こそが、おくりびと=納棺師なのだから。

        

          ☆          ☆          ☆

最後に、全く違う話を簡単に書いておこう。それぞれのワインが何を表してるの

、これまで私は記事やコメント欄に書いて来た。簡単にまとめると、第一の使

徒=雫。第二の使徒=父。第三の使徒の手がかり(アルタ・エゴ)=兄弟。第三

の使徒=母。第四の使徒=孤高 or 山 or 崇高 or 理想

    

そして第五の使徒に関しては、前回のコメント欄のレスにこう書いておいた。「次

は、ポジティブなものなら愛 or 光 or 海、ネガティブなら孤独 or 闇 or 深海 or

森って感じ」。どうだろう。ネガティブな選択肢まで含めて、自分ではなかなかい

い線だったと満足してる所だ♪

                   

先行するワイン記事に書いたように、来週の第六の使徒では、原作の枠組みか

ら離れる可能性が高い。単なるドラマ視聴者にとっては、今までよりも予想しや

すくなるわけで、私なら「友」とか「仲間」を持ってくる。最大の理由は、ロベール

出すためだ。対決にも豊多香にも関わる重要な人物なのに、これまでワインに

は表現されてない。今回、霧生を表現したのだから、私なら最後はロベールにす

る。友とか仲間という形でなら、失明の危機にある一青をも、一緒にポジティブな

形で表現できることになる。みやびや太陽ビール社員を入れてもいいだろう。

       

それが本命として、対抗(二番手候補)はナシ。穴馬(意外な候補)は、アルタ・エ

ゴに続いて一青を表現するものだ。別れ、恐怖、絶望、闇といったネガティブなも

の。ただし、これはかなり可能性が低いし、もしこれで行くのなら、最後の1本で

ある「神の雫」の扱いが難しくなる。当然、明るい話に転回するはずだけど、原作

はまだ進行中だから、具体的に書くのは難しい。第六の使途(誤検索用♪)の暗

さを払拭できない恐れがあるのだ。

     

さて、そろそろ時間が来た。残り2話もじっくりテイスティングして、深い表現を創

り上げるとしよう。ではまた。。☆彡

   

    

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.雫がみやびをワイン・オープナー(開栓用器具)にたとえてた。素敵な世

    界へと導いてくれる物で、必要不可欠だけど、身近すぎてうっかり忘れが

    ちな存在ということだろう。

    

P.S.2 先週書いた、闘う男たちの絆。そのちょうどいい例が、2月24日の朝

      日新聞・朝刊に大きく掲載されていた。共にベテラン俳優。芸名の名字

      は違うけど実の兄弟である2人の、インタビュー記事。タイトルも分かり

      やすくて、「張りあって、寄りそって 津川雅彦VS長門裕之」。ケンカみ

      たいに真っ向から顔を付き合わせつつも、仲良さそうに見える写真が

      印象的だった。

    

      おそらく雫VS一青も、最後までそう描かれるだろう。一青が失明して雫

      が思いやるという流れはまずあり得ない。そもそも、完全に失明するの

      なら、視力の衰えの原因を精神的ストレスとした意味が無くなってしまう。

      「精神的」とは「精神的なものによって回復可能な」という意味のはずだ。

        

P.S.3 一青と言えば、先週の最後に「待っていたよ、雫」と呼び捨てにしたよう

      に思った方が結構いらっしゃった。それに対して、私は先週の追記で、

      雫と聞こえるけど雫君だろうと書いた。今回の序盤、やっぱり一青の呼

      びかけは「雫君」だった。

      

P.S.4 霧生のことを、「昔の」という意味で「古典的」と書いた。実は先週「孤高」

      の例として挙げた二刀流の達人、『宮本武蔵』(吉川英治作,1939)の

      主要な登場人物になってるのだ。1人は、ひたすら孤高の武蔵を愛す

      る女性。もう1人は、ひたすらダメ息子を慈しむ女性。70年前の小説の

      2人を合わせると、見事に今回の霧生、慈愛あふれる弥勒菩薩になる。

    

      ちなみに、この小説は朝日新聞連載で、1954年の映画化(三船敏郎

      主演)ではアカデミー賞・外国語映画賞名誉賞に輝いてる。つまり、『お

      くりびと』の先駆け的作品なのだ。まあ、それよりも、実戦空手で有名な

      極真空手の創始者、大山倍達の愛読書って話の方が有名かな。

      聞いた事もない? あっ、そう♪☆彡

            

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

普段なら、ドラマ終了後の深夜の内にワイン記事を単独でアップしてるんだけど、

今回は翌朝になってしまった。原作情報はほとんど知らないものの、あちこちで

入って来た情報で、今回のワイン「第五の使徒」からは原作でもまだの物らしい

と思ってた。ところが今、ネットで検索すると、「神の雫 カンヌビ・ボスキス」があ

ちこちにヒットする。どうも、最近の原作マンガで「第六の使徒」として発表された

ばかりだったらしい。という事は、次のドラマ版・第六の使徒こそは完全に原作

を離れることになるのかね。あるいは、原作で既に出た他のワインを使うのか。

        

ドラマだけ見てる人間にとってはどうでもいいような話なんだけど、ブロガーとし

てはちょっと厄介なのだ。というのも、既に原作に出たワインだと、それをネット

で調べてる間にどうしても原作情報がちょっと目に入ってしまう。ま、大した事は

書いてないことが多いし、詳しく書いてあったら一瞬でパスするから、ほとんど実

害はないものの、なかなか気を使うわけよ。ネタバレ禁止を公言してるもんで。

          

さて、ともかく今回のドラマ版・第五の使徒は、神咲雫(亀梨和也)遠峰一青

(田辺誠一)も両者正解。テレビのテロップだと、「イタリアの王」バローロの最高

峰 ルチアーノ・サンドローネ バローロ・カンヌビ・ボスキス(’01)。やたらシン

プルなラベルなんだけど、一応恒例のワインラベル・チェックを掲載しよう。普段

は、ラベル表示、日本語の発音、日本語の意味の3段組で示す所を、今回はラ

ベル表示、日本語の2段組にまとめておく。意味って言っても、ほとんどそのまん

まだからネ。

     

             2001

        CANNUBI BOSCHIS

           SANDRONE

            BAROLO

   DENOMINATIONE DI ORIGINE CONTROLLATA E GARANTITA

   

      ☆          ☆          ☆

          ドゥーエミルーノ

         カンヌビ ボスキス

          サンドローネ

           バローロ

   デノミナチオン ディ オリジン コントロラータ エ ガランティータ

     (意味: 統制保証付きの原産地呼称)

   

       ☆          ☆          ☆

さて、バローロというのはイタリアの代表的なワイン産地名で、そこの最高級の

畑の名前がカンヌビ・ボスキス。そして、ルチアーノ・サンドローネ(LUCIANO 

SANDRONE)が生産者名だ。制度的な呼称が付いてることも含めて、フランス

ワインと非常によく似た表示になってる。サンドローネのHPはたまたま工事中で、

数日中にまた来てくれという表示があった。まあ、イタリアの話だから、数日が数ヶ

月だったりするのかも知れない(失礼♪)。

            

私にワインの趣味がないせいか、あちこちの説明を読んでもピンと来ないので、

味や香りや色については省略しよう。一言でまとめるなら、深みがあるってこと

かな。ネットでサラッと探した範囲では、2001年というヴィンテージに関しては、

完売が数箇所あるだけで、値段表示も無し。その前後の生産年から推測すると、

15000円~20000円だろう。富裕層の趣味としては、わりと手頃な感じがする。

やっぱり、ドラマのストーリーと同様、イタリアの方がフランスより身近ということか。

        

という訳で、ワインだけに関する先行記事はこれにて終了。本格的レビューは24

時間以内にアップする予定(追記: 既にアップ済み)。さて、注目の第7話視聴率、

流石に5%台へは回復するかな。あるいは、また4%台か。ま、もう打ち切り説は

消えたからいいけどね。

ではまた。。☆彡

      

     

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.第7話視聴率は4.7%! また最低記録更新ってことで、極端な不人気

    だね。こうなると、せめて4%台はキープして欲しいもんだ。。

        

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

 このワインは 巨大で険しい

 孤高の頂は神秘に包まれ 私を誘う

 高い理想を抱き はやる気持ちを抑えながら

 踏みしめるように私は頂を目指した

 困難な道のりは 荒ぶる魂となって牙をむき

 魔物に魅入られたかのような執念を駆り立てる

 どれだけの時が流れたのか

 私は気が付くと 頂に立っていた

 眼下の峰 全てはひれ伏すように美しく沈黙し

 岩肌に張り付く白銀は 絹のドレスをまとうかのように

 滑らかに輝いている

 何と言う至福 何という透明

 この頂から全てを鳥瞰できる喜び

 私は それを胸一杯に吸い込み 頂を後にした   

              (第四の使徒、シュヴァリエ・モンラッシェに関する遺言状)

          

          ☆          ☆          ☆

オォ~~~! 実に素晴らしい☆ 孤高の頂のようにそびえ立つ第6話の前には、

これまでの5話全てはひれ伏すように美しく沈黙するだろう。何という至福。何とい

う感動。私は、それを胸一杯に吸い込み、テレビを後にした。。♪     

     

という訳で、ようやく登場した「実に素晴らしい」♪ これまで、自分の側から「実

に楽しめる」という感覚はあったけど、作品の側が「実に素晴らしい」という思い

までは無かった。ところが今回は、遂に素晴らしいと思えたし、私のつぶらな瞳

に星屑のような涙さえ浮かんだのだ。

    

ここで、この表現に対して「また出た!」と突っ込めた人は、ウチの熱心な常連

さんと言えるだろう♪ 久々に書いたね。試しに「テンメイ つぶらな瞳」で検索す

ると、去年は5回登場したらしい。一番最近なのが、織田裕二&北乃きい『太陽

と海の教室』第6話。その前が山下智久&新垣結衣『コード・ブルー』第6話。そ

のまた前が、藤木直人&天海祐希『Around40』第10話。そしてちょうど1年前

が、小日向文世&松田龍平『あしたの、喜多善男』第7話第10話だ。

     

こうして見ると、低視聴率の『喜多善男』の健闘が光ってる。これは恐らく、偶然

ではないだろう。『神の雫』との共通点は、男の世界を描いてること、そして低視

聴率だ。ちなみに、高視聴率だけど同じ仲間のドラマは、『ビーチボーイズ』だろ

う。『ラスト・フレンズ』最終回レビューで書いて、恐ろしく冷淡な反応しか返って来

なかった話だけど、私が今こうやってマニアックなレビューを書き続けてるのは、

あのドラマの再々々々放送くらいをたまたま見たおかげが大きいのだ。

    

夏の太陽と海をバックに、反町隆史と竹野内豊の熱い絆を描いた切ない青春ス

トーリー。これについて一晩考え続けた内容を友達に話したら真面目に聞いてく

れて、面白いと言ってくれたこと。それが、テンメイのドラマレビューの原点だった。

         

          ☆          ☆          ☆        

男と男の関係というと、最近では一部の女性を中心に妙なものが流行ってるら

しいけど、それは脇に置いておこう。『喜多善男』は、「低さ」を極めようとする物

だった。ひたすら死のうとする冴えない中年男と、場末のキャバレー勤めの

怪しい青年が主人公なのだ。一方、『ビーチボーイズ』は、高さを極めようとして

挫折した男の物語だ(若者2人、年配1人)。そして『神の雫』は、高さを極め続

ける3人の男の物語だ。

                          

男が女の世界を理解しにくいように、女も男の世界を理解しにくい。しばしばお

互い、ネガティブな思いを抱くことになる。ただし、ドラマの視聴者の多くは女性

だ。すると当然、男の世界を描いたドラマは不利だろう。『ビーチボーイズ』の場

合、今より人気があった月9でたまたま当時の代表的イケメン2人を揃えたから、

例外的な人気を獲得できただけのこと。実際、知り合いの竹野内ファンの女性

も反町ファンの女性もさっぱり評価してなかったし、今も残る代表的ファンサイト

の運営者は歴代ずっと男、集まってる人間も男が中心なのだ。

        

男と男の関係に見られる大きな特徴は、闘いを含んだ絆(闘争的友愛)と、己の

道の探求だろう。まず、闘いを含んだ絆、もう少し広く言うなら、ぶつかり合いなが

らの友愛について考えてみよう。

            

『喜多善男』での2人の出会いは、タクシー乗り場での戦いだった。正義と悪の

小競り合いから、一転して深い仲へと変わったわけだ。その特殊な絆に対して、

女(栗山千明)は不満を抱くことになる。『ビーチボーイズ』での2人の出会いは、

車に乗った広海(ヒロミ=反町)と、電車に乗った海渡(カイト=竹野内)との、バ

カげた競争だった。ビーチの民宿の共同生活でも、事あるごとに子供じみた闘

いを繰り広げて、その度に女の広末涼子や稲森いずみはあきれてた。たとえば、

子供向けヒーロー番組のウンチクとか、砂浜のビール運び競争。ゲームと言って

もいい、子供のケンカみたいなバトルを通じて、男たちは友情を深めていくのだ。

               

そして『神の雫』では、最初から神咲雫(亀梨和也)父・豊多香(古谷一行)

女(=母)の墓の前でぶつかり合う。遠峰一青(田辺誠一)と雫は、いきなり遺産

相続を賭けて対決するゲームの場に立たされる。そして一青と豊多香も、初対

面から対決ムードだったことが今回示されてた。そうした男同士の関係に対して、

女の霧生(戸田菜穂)マキ(内田有紀)は冷めた視線を投げかけ続けている。

         

これだけ見ても、3つのドラマにシンプルな共通構造があるのが分かるだろう。

男の私が大好きなものの一つが、この闘争的友愛。ライバルと言うより、漢字で

「好敵手」と書くべき関係だ。それを、人間の発達段階の中に位置づけるなら、

一番メジャーなのが、先日も書いた幼児の争いということになる。とりわけ、母親

を取り合う兄弟の争いだ。でも、さすがに本物の子供のケンカを大好きにはなれ

なくて、もっぱら大人の男同士の(子供じみた)関係に引き付けられる。

                      

私が今回、ウルッと来てしまったのは、終盤の対決シーンの2人、特に一青を見

てのこと。まず、雫が来ないかとドアに目をやる。続いて、ドアの向こうの気配(or

足音)に気付き、ロベール&霧生に向かって「お待ちください。来た!」。みやび

(仲里依紗)と共に入って来た雫に対して、一青が微かに笑みを浮かべる。雫は、

さらに微かな笑みを含んだ好戦的な視線。

       

そして、「もう一度戦いたい。これが僕の答です。お願いします。もう一度チャンス

をください!」という、雫のヒネリの効いた解答=回答を聞いた一青は、優しい微

笑を浮かべながら、「待っていたよ。雫君」。オォ~~~、これこれ! これが男

同士の熱いバトル関係だ☆ この瞬間、男の私の瞳もキラリと輝くことになる♪

                

その直後、ロベールも嬉しさを滲ませて、「では、決まりだな」と言うものの、霧生

は硬くて複雑な表情で黙って頷くだけ。非常に鮮明な男女のコントラストだ。マキ

やみやびに至っては、映像さえ映ってない。女の目線は、男女の恋愛の方に向

かい、実生活では、女性同士の共感的な友情の方に向かう。そこには、絆や闘

いが別々にあるものの、「闘う絆」という一体のものが存在しない

           

この対決シーンは最後まで、細部まで、よく出来てた。「ありがとうございます」

と雫が頭を下げた後、2人が見つめあう。雫は僅かに見上げる挑戦的な視線。

一青は僅かに見下ろす視線で、優しさと不敵さが込められてる。別々に映した

カットだから、視線の角度差は171cmと182cmの身長差だけによるものでは

なく、演技 or 演出によるものでもあるのだ。そして、そのまま帰りかけた一青&

マキを、霧生が「お待ちください。答を」と呼び止めると、一青が軽く首をヒネった

だけの笑顔で、「聞かずとも分かります♪」。それを見送る雫の表情は、「流石

だな、兄貴。でも、俺は負けないよ!」と語ってた。冬ドラマでも熱いのだ。

            

そして、みんなが帰った後。ロベールは、対決した2人の男の才能を素直に讃え

た。ところが霧生は、豊多香の写真を振り返りながら、冷めた様子で呟くのだ。

あなたを、あの二人が越えることなど・・・出来ない」。霧生の目に映るものは、

「あなた」への思い、尊敬に満ちた愛だけだった。。

        

既にこの時点で、見事な出来栄えのドラマだ。脚本家・渡辺雄介、演出家・中島

悟、プロデューサー・桑原丈弥&秋元孝之、4人の男性は、プロとして反省すべ

き点はあるとしても、クリエイターとしては自信を持っていい。持ち直しかけた視

聴率が4.9%まで急反落したのは、突然の財務相辞任で報道ステーションの視

聴率が18.2%まで上昇したからだと内心思っとけばいいのだ。公の場で口に

出すとマズイけどね♪

     

         ☆          ☆          ☆

さて、実はここまで前置きのつもりだったのに、もう時間が無くなって来た。毎度

お馴染み、私が日常生活でもよくやる失敗だ♪ 今回、本当は、男と男の関係

に見られるもう一つの特徴、己の道の探求を主題にしようと思ってた。それは、

「孤高」の歩みと考えることもできるだろう。遺言状の冒頭に出て、山の映像で

イメージ化されてた、やや古めかしくて崇高な概念、孤高。最近の日本のスポー

ツ界だと、おそらく野球のイチローとサッカーの中田英寿が代表で、本当に孤立

してしまった結果だけ見るなら、中田の方が孤高の名にふさわしいかも知れない。

       

私個人としては、小説家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』がすぐ浮かんで来る。

たった一人、全国を渡り歩いて武者修行しながら、ひたすら己の道を究めてい

く二刀流の剣豪。大河ドラマや映画にもなってるし、井上雄彦の人気マンガ『バガ

ボンド』の原作としても有名。来月からは、井上ひさし・脚本、蜷川幸雄・演出、藤

原竜也&小栗旬&鈴木杏・出演の舞台『ムサシ』にもなるようだ(東京と大阪)。

もちろん、井上は極端な遅筆で有名だから、公演が予定通り行われると思ってる

人など皆無だろう♪ それでも、悪名高きマイペースを崩さない辺り、井上自身も

孤高の作家と言えそうだ。

         

それはともかく、「孤高」を三省堂『大辞林』(第二版,1988)で引くと、「ただひと

り、他とかけ離れて高い境地にいること」。一方、小学館『大辞泉』(1995)で引

くと、「俗世間から離れて、ひとり自分の志を守ること」とある。面白いのは、主要

な大辞典(他に岩波書店『広辞苑』,講談社『日本語大辞典』)の中で、企画的に

一番新しい『大辞泉』が、「孤高」の意味として「高」いという言葉を外してることだ。

これはなかなか斬新な解釈で、正しいと思う。この辞書は、知名度がイマイチだ

けど、もっと評価されていい仕事だろう。

             

「孤高」のイメージとしてよく使われるのは、険しく「孤」立した「高」い山で、今回

のドラマもその典型だ。でも、孤高とは必ずしも文字通り高く無くてもいいわけで、

実際『宮本武蔵』の有名なラストは「誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを」

だった。つまり、深さなのだ。更に「低さ」にまで拡大解釈するなら、孤高とは、死

を決意した『喜多善男』にまで適用されることになる。

             

にも関わらず、なぜ人は孤高に高さを求めがちなのか。もちろん、突き詰めた様

子をポジティヴに表現する際に、「高い」という言葉を使う習慣があるのは確かだ。

でも、なぜそうゆう言語的習慣が、古今東西に見られるのかまで考えた時、2つ

の理由が浮かんで来る。

                   

1つは、高さには限界が無いのに対して、低さには限界があるから。エベレスト

=チョモランマの高さ(標高8848 or 8844m)よりも、マリアナ海溝の低さ(水

深10911m)の方が優ってるけれど、山の高さには地殻変動による上昇の余

地が十分残されてるわけだ。そしてもう一つの理由は、多くの人にとって分かり

やすいからだ。山の高さは誰でも一目で分かるし、その価値も共有しやすいが、

海の深さはほとんど誰にも分からない。神秘の暗黒世界といったイメージだ。

低さというのも、その価値は非常に分かりにくい。

                 

ここで、面白い「矛盾」に気付くことになる。己の道の探求、すなわち「孤高」の

歩みとは、「高」さを目指す限り、つまり人々の感覚の共有に訴えかける限り、

「孤」立したものではないということだ。孤高とは、孤立してない。あるいは、「弧」

と「高」は相容れない。けれども、現実の世界には、本当の意味での矛盾などな

いはずだ。すると、思考のどこかが間違ってるのだろう。

         

そう。問題は、「孤」の概念にある。大辞林も大辞泉も、それを「ひとり」と受け取っ

てたけど、それが不十分でミスリーディングな(誤解を招きやすい)解釈だったのだ。

「弧」とは、実際の世の中だと、決してひとり(=単独)では成立しない。むしろ、周

囲の多数があって初めて成立する状態なのだ。

       

孤高とは、ほとんどの場合、周囲の人間が口にする言葉だ。また孤高の道を歩む

といっても、実はその道は、多くの人間にとって理解できるものだ。さらに、孤独と

いうのは、時間的・空間的に離れた場所に大勢の人がいて、初めて成立する状況

だ。そして、孤立した山とは、その周りを山でない土地が囲んでこそ存在しうるのだ。

           

こうして、己の道の探求、孤高の歩みとは、そもそも他者を前提としたものである

ことが分かる。だからこそ、男同士の闘う絆と自然に結びつくわけだ。ワインを分

かるもの同士が、闘う絆を作り上げ、その中でそれぞれが己の道を探求していく。

共通のものをめぐる争いを通じて、別々の生き方を深めていく。そうした姿は、そ

の他の人々からは、広い意味で、孤高の存在として認識される。

           

ただし、豊多香や一青が「孤立」の側にやや傾いてるのに対して、雫は仲間の温

かさとか、しっとりした母親的な「湿気」の側に傾いてるわけだ。それは時代がも

たらしたものかも知れないし、女性視聴者への配慮も関わってるのかも知れない。。

         

         ☆          ☆          ☆

ア~~~ッ!と、ここで私は叫ぶ。まるで、山の頂での雫のように。何と、ほとん

どの読者が付いて来てないのか♪ ま、これでいいのかも知れない。私は男。孤

高のマニアック・ブロガーだし(自称)、アマチュアだから視聴率も関係ないのだ。

分かる人はそのままOK、分からない人には「『神の雫』で分からないレビューを

書いてるブロガーがいる」とだけ認識してもらえればいいだろう。 

           

とにかくこれで、『神の雫』が極端に不人気な理由の一つが明らかとなったはず

だ。つまり、古典的な男と男の関係を描く大人の物語だから、ドラマ視聴者の多

くを占める女性が入り込む余地が非常に少ないし、子供にも味わえないのだ。

熱狂的な亀梨ファンやKAT-TUNファンの女性だけだと、東京ドームは連日一

杯に出来ても、視聴率を稼ぐのは難しい。ワイン通のドラマ理解者も数少ない。

             

こうしてみると、『巨人の星』とほぼ同時期、40年前の男と男の関係を描いたド

ラマ『華麗なる一族』の大成功が、いかに凄いことかがよく分かる。亀梨には、

キムタク=木村拓哉という巨大な山、あるいは「兄」を目指して、男の道を歩み

続けて欲しいもんだ。    

                         

「重い~コンダ~ラ、試練の~道を~♬」。

「そりゃ、ローラーだろ! 歌詞は『思いこんだら』!」と突っ込んでくれた方、ど

うもありがとう。ちなみにウィキペディアには、「コンダラ」という項目があるのだ。

「整地ローラー」を指す俗語・・・『巨人の星』の視聴者が・・・「・・重いコンダラ」と

勘違いしたことが由来、とのこと。ま、今ならコンダラを引っ張る鍛錬よりむしろ、

これまたキムタクの力でメジャーになった「全力坂」とたとえるべきかも。雫君、

全力のうさぎ跳びで坂を登りたまえ!

                     

という訳で、理屈で疲れて眠い時には、くだらない話を書きたくなるわけよ♪ こ

のレビューは私にとって、孤高の頂への厳しい歩みだった。何という至福。何と

いう透明。喜びを胸一杯に吸い込み、頂を後にするとしよう。。って、また朝かよ!

ではまた。。☆彡 

        

         

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S. ちょっと分かりにくい箇所について補足しておこう。雫がどうして対決から

     降りて、なぜそれが長介(田口浩正)の言うようなヘナチョコ野郎ではない

     のか。それは、みやびが気付いたように「一青さんが言ってた事は、ホン

     トは自身に向けられてた言葉じゃないか」と雫が思ったからだ。

        

     ホントは一青にも、血を分けた弟、数少ない家族と争いたくない気持ちが

     ある。だからこそ尚更、「神咲の名が聞いてあきれる・・・キミはもっと骨の

     ある男だと思っていた。神咲豊多香のした事がそんなに許せないか。血を

     分けた兄だという事が腹立たしいか。情けない」と声を荒げる必要があっ

     たのだ。つまりこれは、対決を止めたいと思う自分に対して一青が、自分

     はもっと骨のある男だと思っていた。・・・血を分けた弟だという事が腹立た

     しいかと叱咤激励してるわけだ。

    

     そこまでして、兄弟の対決を続けようとする一青の姿が寂し過ぎるから、

     雫は降りたかっただけであって、弱腰のヘナチョコ野郎なのではない。実

     際、周囲の応援もあって、寂しさを克服しようと決意した雫は、対決の場に

     戻って潔く頭を下げた。むしろ雫は、男らしい奴なのだ。

     頭を下げる辺り、『野ブタ』を思い出したりもするね。あの時も、頭を下げ

     たことへの巷の評価はなかなか見当たらなかった。これはドラマの不幸、

     あるいは男の不幸と言うべきだろう。

                       

P.S.2 会社で雫が使ったグラスは、第4話レビューで触れたテイスティング・グ

      ラスのように見えた。器の部分がやや長くて膨らんでて、脚が短いのが

      分かりやすい特徴だ。部屋の隅っこには、世界No.1のワイングラス

      会社、リーデル(RIEDEL)の紙袋もさり気なく置かれてた。

    

P.S.3 一青が失明の危機にあると分かれば、話はまた変わってくる。当然、

      差し当たり眼の治療に専念すべきと考えるのが常識だろう。でも、辰吉

      は海外でボクシングの試合を続けるし、世界では死をも恐れぬ戦争や

      紛争が絶えないわけだ。色んな意味で、恐るべし! 男の闘争本能。。

          

P.S.4 そういえば今、ウチのHPのトップページには、孤高じゃないけど、険し

      くて崇高な山々の写真が飾られてる。トップページを見る習慣のない方、

      たまにはどうぞ♪

       

P.S.5 雪山の映像はなかなか良かったと思う。素晴らしいって感じもないけど、

      あの程度でもロケ地探しや撮影は大変なはずだ。 

    

P.S.6 個人的に懐かしいエピソードを追加しとこう。昔、ウエイターのバイトを

      してた飲食店で、コックの1人ともの凄く仲が悪かった。私もまだ子供

      だったから、何度も「外へ出ろ!」って感じになって、ある日とうとう限界

      に到達。本当に2人で外に出そうになったんだけど、店長になだめられ

      て仕方なく我慢した。それにお互い、仕事は真面目にこなしてたのだ。

       

      翌日、私がまた「やる気」満々で店に行くと、そのコックが驚いて、こん

      な感じの事を言った。「てめぇ、どうせ休むだろうと思ったら、ちゃんと来

      たのか。結構、骨があるじゃねぇか♪」。この日を境にくだらないケンカ

      はパタッと収まった。男同士の闘う絆とは、たとえばこうゆうものだ☆

         

P.S.7 一青の台詞は、「待っていたよ、雫」と呼び捨てだったのではという指

      摘があったので、録画を見直してみた。確かに、音としては「シズ・・ク」

      と聞こえるけど、「シズ」と「ク」の間に0.1秒ほど間があるのだ。物語

      の流れを考えても、また社会習慣を考えても、これまで通り「シズ

      と言ったと考えるのが自然だと思う。呼び捨ては、もっと後だろう。

      Yahoo!とGoogleで、フレーズ検索を利用して調べてみると、「雫」より

      「雫君」がほんの少し多いかなって程度だった。ま、いずれにせよ、あと

      4日待てば結論が出る。意表を突く「雫ん」に期待しよう♪ ナイナイ!☆彡

                     

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

『神の雫』第6話終了。次回が最終回という表示は無かったから、少なくとも全8話

以上の放映であることは決定した。10日ほど前にアップした「打ち切り情報記事

では、全9話が有力であって、それなら打ち切りとかいう話ではないと書いといた。

物語の進行から考えて、全8話での打ち切りはますます考えにくくなってるし、それ

どころか全10話でもおかしくないと思う。遠峰一青(田辺誠一)の失明とかいう話

も飛び出したし、豊多香に対する霧生(戸田菜穂)の特別な思い(尊敬に満ちた愛

か)もようやくハッキリと表れて来た。

        

それはさておき、第3の使徒に続いて、第4の使徒(or 使途 ; 誤検索用♪)探し

もなかなかヒネリが効いた展開になってた。雫(亀梨和也)は対決を放棄して山登

り。一青は部屋に閉じこもって沈思黙考。そこで出た答が「ブルゴーニュ白ワイン

の最高峰のひとつ ミシェル・コラン・ドレジェ  シュヴァリエ・モンラッシェ(’00) 

フランス」(画面のテロップ)だ。

                  

という訳で、恒例のワインラベル・チェックを行おう。いつものように、上からラベル

の表示(ほぼフランス語、一行だけ英語)、発音日本語の訳または意味だ。仏語

のアクセント記号は省略してある。

          

          MICHEL COLIN-DELEGER ET FILS

          Grands Vins   2000 de Bourgogne

             Chavalier-Montrachet

               Grand Cru

     Appellation Chevalier-Montrachet Grand Cru Controlee

           WHITE BURGUNDY  WINE

               Mis en bouteille par

          MICHEL COLIN-DELEGER et Fils

     ?  A CHASSAGNE-MONTRACHET COTE-D'OR FRANCE

                 

        ☆          ☆          ☆

         ミシェル・コラン-ドレジェ エ フィス

       グラン ヴァン ドゥ・ミル ドゥ ブルゴーニュ

           シュヴァリエ-モンラッシェ

              グラン クリュ

     アペラシオン シュヴァリエ-モンラッシェ グラン クリュ コントロレ

          ホワイト バーガンディ ワイン

          ミ・ザン ブテイユ パー

       ミシェル コラン-ドレジェ エ フィス

   ? ア シャサーニュ-モンラッシェ コート・ドール フランス

      

       ☆          ☆          ☆

      ミシェル・コランとドレジェ家&息子たちによる製造

      最高級ワイン  2000年  ブルゴーニュ産

             モンラッシェの騎士

                特級畑

      原産地統制名称 シュヴァリエ-モンラッシェ 特級畑

            ブルゴーニュ白ワイン

       ミシェル・コランとドレジェ家&息子たちがボトル詰め

  ? シャサーニュ・モンラッシェ村にて コート・ドール県 フランス

       

         ☆          ☆          ☆

いつも思うけど、一般人にとっては、生産者と銘柄名の区別が分かりにくい。テロッ

プで「ミシェル・コラン・ドレジェ シュヴァリエ・モンラッシェ」と書かれたって、ゴチャ

ゴチャと長い名前だなという印象しか残らないのだ。遺言状のようにハッキリ分けて、

   

        ブルゴーニュ白ワインの最高峰のひとつ 

           ミシェル・コラン・ドレジェ作

        「シュヴァリエ・モンラッシェ (’00)」  フランス

    

とするだけで遥かに分かりやすくなるだろう。元のテロップも3段なのだから、出来

ないはずはない。色分けは要らないけど、「作」という漢字を1文字挟んで、改行し

て、カッコ等で強調する。まったく基本的なレイアウト方法だ。

   

生産者(ドメーヌ)の名前は、ミシェル・コランさんと、妻の側のドレジェ家を組み合

わせたものらしい。130年の歴史があるそうで、今は息子たちが受け継いでるか

ら、ラベルにも律儀にそう書かれてる。この辺りの家庭的感覚は、日本だとなか

なか見当たらないものだ。この辛口ワイン、ネットだと22000円~24000円(税

別)で、このドラマの中ではそれほど高くないけど、やっぱり2つの店で完売になっ

てた。サラッと探した範囲では、他でも見つからなかったから、値段以上に手に

入れにくい希少なワインということだろう。

               

ドラマのストーリーを考えた時に、気になるのは、「モンラッシェ」という村の名前。

これはフランス語だと「mont」+「rachez」で、ウィキペディアには「」+「かさぶた

ができた」という語源説明がある。ただ、「rachez」という単語は手元の中辞典を

見ても載ってないし、ネットでも実質的にはこのウィキのみ。おまけに出典も明記

してないし、かさぶたが意味するものも不明(山の形か・・)。したがって、差し当

たりは「モン」=「山」だけが物語に関わってると考えとこう。

             

本格的レビューは、24時間後くらいにアップする予定。ではまた。。☆彡

    

      

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.「シュヴァリエ」(騎士)という単語は、第1話でロベール(竹中直人)と雫が

    歌いながら踊ってた曲「シュヴァリエ・ドゥ・ラ・ターブル・ロンド」(円卓の騎士

    たち)と同じものだ。日本人の感覚だと「侍」みたいに古臭く感じるけど、

    向こうだとそうでもないのかね。。

        

P.S.2 注目の『神の雫』第6話視聴率は、4.9%! 先週もち直したかに思

      われたものの遂に5%割れ。中川財務相の辞任のせいだと思いたい。。

     

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使途の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

 優しき母が子を宿し 心の強さを備えた 

 女性の一生で 最も愛に溢れ 最も美しい瞬間 その微笑

 いつまでも母子のそばで 守ってあげたい

 心より思った父の愛が ここにある

 父は ワインで愛を伝えたかったんです  

     

 神咲先生の愛しき人は 雫君のお母様だと?

 ええ

 そうですか・・・

 一青よ 次はお前の番だ

      

 おぉ~~~~~ この世には 様々な愛の表現がある

 その人の愛しき人は とても強い女性だった

 だから たとえ遠くに離れて暮らしていても 

 思いはしっかり伝わってると 信じることができた

 このモナリザは 子を宿した母

 心強き女性が 子を宿し 優しさを兼ね備えた

 女性の一生の中で とても愛に溢れ とても輝く瞬間

 たとえ たとえ会えなくても 遠くから その母と子の幸せを 祈っていた

 その女性の名は 遠峰ほのか!

      

 ほのかって・・・

 神咲豊多香の愛しき人 それは私の母 遠峰ほのか!

         

         ☆          ☆          ☆

連続ドラマの記事を毎週書いた場合、記事別のアクセス数は当然、第1話のも

のが有利になる。ウチでも今のところ、第1話の「軽~い感想」のアクセス数&

訪問者数が一番多い。ところが、そこへ一気に追いついて来た記事が、ドラマ

打ち切り情報の記事。アップからまだ1週間なのに、まもなくトップに踊り出しそ

うな勢いだ。ドラマなんて見てない人まで、この話題に興味を持っている。

       

私があの打ち切り記事で示したのは、正確な情報と、冷静な総合的判断だ。

ちょうど去年、上野樹里&長澤まさみ&錦戸亮『ラスト・フレンズ』のSP(スペ

シャル)に関する記事を書いたのと同じ感覚で、単なる情報記事とはいえ、ウチ

の特徴をよく表してると思う。その後も8日と9日に、最新の情報を加えて更新

してあるので、噂が気になってる方はチェックしてみて欲しい。第5話を終わっ

た時点で、さらに噂の信憑性は下がったと見ている。

      

追記: おぉ~~~! 第5話視聴率6.0%に回復☆ 更に噂の信憑性は低下)

          

一方、第4話のレビューでは、『神の雫』のワイン薀蓄(うんちく)が間違いだらけ

だという批判に対して、真正面から「応答」しておいた。かなりのアクセスを頂い

たのに、反論の書き込みは無かったから、少なくともある程度のレベルの「応答」

にはなってるんだろう。ま、私にワインの趣味はないけどね♪

                   

そして今回、第5話のレビューでは、脚本の出来が悪いという世評に「応答」

る。必ずしも「反論」にはならないけど、脚本の技術を解説することで、「あぁ、そ

んなに良く出来てたのか」とか、「なるほど、わりと考えてあるんだな」と思う人が

出て来る可能性はあるだろう。あるいは、脚本への批判に対して不満があった

ファンが、「そうそう♪ 良く出来てる☆」と改めて頷いて安心できるかも知れない。

    

ただし、渡辺雄介の脚本そのものは見てないから、脚本と演出(石尾純)の区別

はやや曖昧だ。それに今の所、原作マンガ(原作・亜樹直,作画・オキモトシュウ

もほとんど知らないので、以下では原作とドラマの脚本とを区別せず、また演出

との境界もやや曖昧なまま、脚本とだけ呼んでおく。機会があれば、両者を区別

する記事も書いてみたい。

           

実際、ウチでは過去、亀梨和也&綾瀬はるか『たったひとつの恋』、キムタク=

木村拓哉『華麗なる一族』、藤木直人&綾瀬『ホタルノヒカリ』、福山雅治&柴咲

コウ『ガリレオ』、小日向文世&松田龍平『あしたの、喜多善男』で、原作とドラマ

を比較する記事や、ドラマの脚本記事を書いて来た。興味のある方は、そちらも

ご参照あれ♪

    

        ☆          ☆          ☆

ではまず、わりとフツーの話に着目する所から始めよう。前回のラスト、ロベール

(竹中直人)は謎の言葉を2つ残してた。一つは「セパージュの罠」。もう一つの

「愛とは求めるものではない。ただそこにあるものだ」については、後回しとしよう。

セパージュの罠を検索するとヒット数が少ないし、ドラマ記事ばかりだから、一般

的なワイン用語ではないのだろう。脚本(or 原作)の造語だと思う。

      

これについては、ワイン通の読者の方からの情報提供もあって、先週の時点で

ほぼ解明してある。つまり、同じ銘柄でもヴィンテージの年によって、セパージュ

cepage = ぶどう品種,アクセント記号省略)のブレンド比率が異なることから生

じる落とし穴(難しさor 複雑さ)のことだ。ブレンドとか組合せのことを、フランス語

でアッサンブラージュとかアサンブラージュ(assemblage)とも言う。

       

シャトー・パルメ(Chateau Palmer,アクセント記号省略)というボルドーワイン生

産者のHPの日本語の説明を引用してみよう(単純な誤記とか表記の揺れは修

正してある)。雫(亀梨和也)が先週選んだワインについては、「2000年のアサ

ンブラージュ カベルネ・ソーヴィニヨン種 53%メルロー種 47%」と書かれ

てる。一方、その選択の手がかりとしたセカンドワイン「アルタ・エゴ 2000」だと、

「ブレンド:メルロー種 67%カベルネ・ソーヴィニヨン種 33%」と書かれてる。

    

比べてみると、アルタ・エゴは非常にメルロー種(Merlot)の割合が高いから、

しい味になる。ところが、同じ2000年の本物(ファーストラベル)であるシャトー・

パルメの場合、カベルネ・ソーヴィニヨン種(Cabernet Sauvignon)の割合が高い

から、力強い味になる。雫は遠峰一青(田辺誠一)と張り合って、テイスティング

(試飲)をしなかったから、セパージュの罠にはまってしまった。つまり両者のブレ

ンド比率の違いを見落として間違えた訳だ。

                          

さて、ここからが脚本の技になる。上の細かくてマニアックなワイン情報をどのよ

うにアレンジしてあるのか。まず、「セパージュの罠」という謎の言葉(or造語)を

前回ラストに置いて、視聴者の気を引く。その説明として今回、ソムリエ見習いの

紫野原みやび(仲里依紗)を取り出すのだ。私ならこれだけで、「マニュアル

の受け売りかよ!」と突っ込んで楽しめる♪

       

その後、シャトー・パルメの2000年と95年のボトル2本を置き、さらにピンク

ブルーのメモ用紙(orポスト・イット)を取り出す。ピンクは、優しいメルロー種のぶ

どう。ブルーは、力強いカベルネ・ソーヴィニヨン種のぶどう。非常に分かりやす

い比喩になっている。

          

優しいのがピンクで力強いのがブルーという割り当てだけなら、大した事はない

と思われるかも知れない。でも、2つのぶどうを優しさと力強さで単純に区別する

発想そのものが、既に巧みなのだ。実際、パル