「人気」の問題
休み
仕事柄、いつも「人気」の問題と直接的に向かい合ってきた。
人気があるのはいい事で、人気がないのは悪い事。単純明快な尺度だ。
人気というのは、間接的には、あるいはある程度までは、誰でも向き合ってる問題だ。
例えば、工場で製品を作っている人なら、その製品の人気のあるなしと間接的に向き
合っていることになる。またスポーツ好きの人なら、好きなスポーツ全体の人気や、
ひいきのチーム・選手の人気の問題は重要で、それによってメディアへの露出度が
決定的に変わってしまう。実際、日本では自転車競技は人気がないので、主要な
レースを地上波のゴールデンタイムで見ることはできず、淋しい思いをする。もちろん
競技力の低さの問題もあるが、五輪でさえほとんど報道されないのは悲しかった。
けれども、以上は間接的な話で、自分の人気と直接的に向き合うというのは遥に
シビアな事だ。ミュージシャンなら、観客動員数・CD売り上げ・歓声の大きさなどの
形で人気と直面することになる。わずか数人の観客を前に地方のデパートの屋上で
歌う辛さは、容易に想像できるだろう。政治家なら、投票数の形で人気と直面し、
人気のなかった者は直ちに数年間の冷や飯生活へと追いやられる。
さて、やや前置きが長くなったが、ここで話したかったのは一般的な話でも自分の
仕事の話でもなく、このブログの話題の話である。この連休を通じて、大なり小なり
メジャーな話題に関する記事をアップしてきた。電車男、K1、多摩川サイクリング
ロード、ベルリンマラソンの4つだ。このうち、断トツにアクセスが多かったのは、
一番ラクして書いた電車男。単なる気分転換に書いた、わずかなドラマ感想文が
1位で、実質的には初めてのトラックバックまで3つ付いた。これは正直、複雑だ。
今までかなりの手間ヒマかけて100の記事を書いたのに、1つもトラックバックは
付かなかった(自分もほとんど付けてないけど)。それが、手抜きの電車男で3つ!
ちなみに、付いたトラックバックの中には、1つの電車男の記事だけで100以上の
コメントとトラックパックが付いてるものさえあった。もちろん、そのブログの出来や
労力や心配りの問題もあるが、やはりテーマ自体の圧倒的人気を感じてしまう。
続いて2位はK1。元々、RUNやBIKE以上に格闘技が好きだった者としては、
K1GPの短い感想を書くのはすごくお手軽なこと。にもかかわらず、相当なアクセス
が来てしまう。電車男には負けるものの、これまたメジャーなテーマだなぁと実感。
3位の多摩川サイクリングロードは、東京西部や神奈川東部に住んでる自転車好き
にとっては身近な存在。本やネットで既にさんざん紹介されてるのだが、多くのアクセ
スを頂いた。手間ヒマかかった記事なので素直にうれしいが、それでも電車男やK1
には全然かなわないという現実を突きつけられるのは、淋しいものがある。
そして、4位がベルリンマラソン。多摩川に負けただけでもやや意外だったが、相当
な大差の負けになったのには驚いた。地上波のゴールデンタイムで放送されて、
金メダル選手がアジア新記録を作ったマラソンだ。もちろん、記事の内容はベルリン
の感想と言うより練習日誌なのだが、それはアクセスして初めて分かる事のはず。
元陸上部で荒川マラソンを目指してる者としては、残念な結果だった。
と言う訳で、4つの記事を通じて、あらためて人気の問題を考えさせられた。別に
ブログのテーマを変えようとか言う話では全然ないけど、相互的なコミュニケーション
ということを考えると、もう少しメジャーなテーマの記事も書こうかな、と思わざるを
得ない。また、もっと大きく見ると、このブログ全体の人気というものについても考え
させられた。公開前の予想よりは遥かに多くのアクセスがあるものの、人気ブログ
と比較すると全くのマイナー。なぜかGoogleのロボット君達にはかなりの人気みたい
だが、以前書いた事情を考えると、今後数ヶ月でさらにマイナーになる可能性が高い。
もう少し、努力の仕方とか工夫について考えてみるべきかも知れないなぁ。
まあ基本は当然、走ること自体だし、他人の評価より自分が楽しむ事なんだけど。。
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