箱根駅伝往路の単独走~『DD-BOYS』
(はじめに──和田正人、有名人第1位で3時間切り、おめでとう☆ この記事
は2年前、和田の並外れた走力が初めてテレビで明らかにされた時のもの。今
回2008年の第2回東京のレースで一気に名前が売れたようなので、あらため
てココログの「瞬ワード」にTBしてみた。さすが、元・日本大学陸上競技部主将、
第78回箱根駅伝9区出場の実力はお見事!)
ここ数年、芸能人が本気で頑張るTV番組が増えてると思う。大好きなロン
ハーのスペシャル(出川、青木、青田)もそうだし、筋肉バトル、社交ダンス、
ミラクルシェイプ、各種お笑いコンテスト・・・等々。頑張る内容は色々だけど、
どれも見てて清々しいし、見終わった後も爽快で、感動することもある。
中でも、ランナー&サイクリストの端くれとしては、ランニング系や自転車系の
番組が気になる。自転車は、安全の問題か人気の問題なのか、番組が少な
い(少し前にランナーのそのまんま東が自転車に乗ってたのは見た)。でも、
ランニングの番組はかなり多い。24時間テレビやホノルルマラソン以外にも、
モンキッキー(旧おさる)や極楽とんぼ・加藤が頑張ってたのをすぐ思い出す。
さて、今回見たのは、月曜深夜・テレ朝の『DD-BOYS』。先週たまたま見
たら、いきなり箱根駅伝・往路を一人で走るって企画をやってたから、目が
釘付けになった。あの108kmを準備なしにいきなり走るとは・・・! 気に
なったので、今週の後編も見てしまった。
この番組、表参道のマンションの一室を拠点にする「D-BOYS」が短い
ドラマを与えられて、その後にドキュメンタリーをつないで行くっていう変わっ
た企画で、Drama&DocumentaryでDD。ただ、少なくとも今回は、芸能人
のチャレンジ企画と言った方が早い。
昔、箱根駅伝に出場したらしい和田正人(最年長26歳)が、突然箱根まで
走るハメになって、驚きながらも黙々と走り続ける。どの程度のサポート体
制だったのか分かりづらいけど、番組の中ではトレーナー1人が映るだけ。
24時間テレビの大掛かりなサポートとは大違い。それでも、さすが元トップ
ランナーだけあって、信号待ち以外は止まらないし、歩きもしない。途中で
雨に降られながらも、「本日の主役」と書かれたタスキをかけて頑張る。車で
同行の遠藤と城田も、最初はお笑い的な応援(例えば24時間テレビの「サラ
イ」)をしてたものの、途中からマジになって来る。余計なナレーションが全く
入らないのもいいし、沿道の応援なんてものがほとんど無いのもいい。
休憩らしい休憩は、明け方に2時間だけ。それもラブホテルでAVのあえぎ声
を聞きながらの仮眠で、「イクーッ・・・」って叫びを合図に、和田も再び「行く」。
ここだけが今週の笑いのポイントで、あとはひたすら真剣。箱根の登りに入っ
てからは、遠藤と城田も自転車やランニングで伴走。箱根は、ランニングの
経験こそないけど、自転車やバイクで何度も走った所だから、臨場感がある。
クネクネした登りで、路肩が狭いし葉っぱや石がゴロゴロしてて、おまけに交
通量も多い、かなり走りにくい道だ。伴走も大変だったはず。。
それでも最後は3人で無事ゴール。その少し前から既に、和田の目には涙。
スタッフ15人ほどの拍手に迎えられた後、箱根駅伝の石碑で記念写真を
取って終了。驚いたことに、108kmを走りきった後の和田は、ゴールしても
立ったままだった。荒川マラソンでヨタヨタとゴールした後、すぐ寝込んで係員
に注意された4流市民ランナーとは大違い。。(^^ゞ
結局、大手町→鶴見→戸塚→平塚→小田原→箱根の108kmを14時間。
止まってないって話をどの程度マジメに受け止めればいいのか分からないけ
ど、歩いてないっていうのはホントだろう。時速7.7kmって速度もホントっぽ
い数字。ウルトラマラソンのタイムとしてはパッとしないけど、準備なしのぶっ
つけ本番だし、最後はあの登り。さすが、箱根駅伝経験者の底力は凄い!
「やった・・・やった~~! 感動しました。・・・プライドに懸けて、歩きたくなかっ
たんで・・・。(走るとは)僕の人生です」。
箱根はやっぱり憧れだから、自分もいつかは挑戦してみたいと思うけど、ま
だまだ全然無理。サポートもないことだし、とりあえず5区の登りだけでも先に
挑戦してみようかな。それより、サブスリー(マラソン3時間切り)の方が先か。
いずれにせよ、凄くいい刺激になる番組だった♪
「こんなもの見てる暇あったら走れよ!」って? 確かに・・・・・・
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