『医龍』ひとまずリタイア・・
残念・・・やっぱ無理。。最終回はひょっとすると書けるかも知れないんだけ
ど、自信ないから、『医龍』の記事はひとまずリタイアってことで。。<(_ _)>
事情はすでに先週書いたけど、一つ追加しとくと、私に向いてるのは、複雑
で微妙な人間関係や心理を分析したり、潜在的なメッセージを解読したり、
分かりにくい細部に焦点を当てること。そのいずれの要素も少なくて、圧倒
的な手術シーンの迫力を中心に勝負する医龍は、正直書きにくかった。。
さて、最後(?)に簡単なコメント。まず、先日発表されたオリコンの「放送中
間ドラマ満足度ランキング」第1位、おめでとう!♪ 私からは、甘口・辛口
2つの言葉を送ることにしよう。
まず甘口。ドラマ全体を、スーパードクターの活躍物語というより、チームの
一人一人に光を当てつつその深い結びつきを描く方向に持って来たのは、
凄く良かったと思う。チーム以外も含めて、ホントにみんながいい持ち味を
発揮していた。個人的には、鬼頭が一番のお気に入り♪ 夏木マリは『野
ブタ』でも光ってたし、ホント存在感のある素晴らしい女優だ。
続いて、やや辛口の言葉も。まるで水戸黄門みたいな、スーパーヒーロー
による勧善懲悪物語にするのは回避してたものの、バチスタ・チームによ
る勧善懲悪物語に近づいてしまってるのは残念だ。ある種の刑事ドラマに
近いと言ってもいい。医療の問題ってのは、手術の判断にせよ、救急患者
受け入れの問題にせよ、薬や器具の開発や医療費の問題にせよ、善悪
が微妙な所に特色がある。ところが医龍では、チームを善の側に、それ以
外の特に野口と霧島を悪の側におく傾向が強い。こうした方が一般ウケ
するってことなんだろうけど、所詮は大衆娯楽としてのテレビドラマにすぎ
ないなっていう感じは持ってしまった。医療と向き合うメディア報道としては、
やっぱりNHKのドキュメンタリーや新聞の特集記事の方が遥かに上だ。。
ま、何はともあれ、総合的に見た時に『医龍』がすぐれたドラマだったのは
間違いない。スタッフ&キャストの皆さん、ありがとう♪ それでは。。
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