『たったひとつの恋』ノベライズ本購入♪
最近、ドラマ関連の本を買い漁ってることについては前にも書いた。その後も目に
付いたものは次々と買ってるが、その中に北川悦吏子
の『愛していると言ってくれ』と『オレンジデイズ』のノベラ
イズ本も入ってる(共に角川書店)。『愛して』は再放送
で見てわりと面白かった記憶があるし、『オレンジ』はあ
ちこちで名前を聞いて気になってた。最近やたら北川に
こだわってるように見えるかも知れないけど、こだわって
るのは北川じゃなくてドラマ、もっと広く言えば映像作品だ。
たまたま秋ドラマでは北川作品の記事を書いてたし、人
気作家で簡単に本も手に入るからってだけの事。実際、橋部敦子が書いた
『僕の歩く道』の脚本も手に入れている。
さて、今回注目したのは、ドラマのノベライズ本とはどうゆう物なのか、という問題
だ。著者は脚本家になってるから、ドラマと脚本の間に位置するような小説だろう
という想像はつく。ただし、どちらとも微妙な距離があるだろうことは、ノベライズ本
の最後に小さく書かれた注からも分かる。例えば、『オレンジ』にはこう書かれてる。
「・・・ドラマ『オレンジデイズ』の脚本を基に小説化したものです。小説化にあたり、
放送とは若干異なることがありますことをご了承ください」。
『愛して』にも上と似た注があるし、昨日買ったノベライズ
本『たったひとつの恋』(発行:ヴィレッジブックス、発売:
ソニー・マガジンズ)の注はほとんど『オレンジ』と同じだ。
要するに、脚本ともドラマとも少し違ってる事を示してる。
それでも、実際に渋谷のBOOK1st(ブックファースト)
で手にとってみるまでは、どうせ脚本とほとんど一緒なん
だろうと思ってた。それなら、買わなくてもいいかって感じ
だ。ところが、出だしがいきなり脚本ともドラマともかなり
違ってて、急激に心がひきつけられて行った。これは面白そうだ♪ 北川だけじゃ
なく、ノベライズ担当・豊田美加って名前も出して語るべきだろう。
上の写メから分かる通り、宣伝用の帯を取った状態での『ひと恋』の表紙は、『愛
して』と非常に似ている。つまり、海の中(or プールの中)のイメージなのだ。両者
は別人によるもの(水戸部功、谷口広樹)だから、この類似は北川の趣味による
ものなのかも知れない。ちなみに、『ひと恋』のリングは、ドラマでヒロト=弘人(亀
梨和也)が海に捨てた指輪をイメージしたものだろうけど、同じではない。例えば、
自分とナオ=菜緒(綾瀬はるか)のイニシャルであるHNの刻印もない。星屑が作
る銀河のようにも見えるので、同じ北川の『空から降る一億の星』を思い出してし
まう。と言うことは、「海のきらめき=星の輝き」が北川の趣味なのかな。それなら
私も大好きだ♪
と言うわけで、いよいよ内容的な話に移るんだけど、今日のところはもう時間だ。
残念ながら、続きは数日中に書くことにしよう。脚本とドラマとノベライズ本を比較
する作業はもう済んでるので、乞うご期待♪
ではまた。。☆彡
☆ ☆ ☆
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コメント
テンメイさん、こんばんは。
1週間もたってからのコメントでもうしわけありません。
ドラマと脚本とノベライズ本の比較、楽しみにしていますので、よろしくね。
今年、最後にテンメイさんのブログで「ひと恋」とか楽しめたこと、とてもうれしいことでした。ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
投稿: youko | 2006年12月30日 (土) 22時13分
>youkoさん
こんばんは。思わず笑っちゃいましたよ♪
そろそろ誰か、「ひと恋、まだ?」って感じの
書き込みをしそうだなと思ってたもんで・・(^^ゞ
今日はもう年末だし、仕事もランニングも休みなので、
ちょっとだけでも書くつもりでした。
ホントにちょっとになりましたけど、
マニアックな記事をお楽しみください♪
時間さえあれば、分厚い本1冊くらい書けますけどネ。。
『ひと恋』を通じて新たな交流が出来たのは素敵なことでした。
その意味でも、ドラマの選択は正しかったと思います。
数々のコメント、ありがとうございました。
では、良いお年を♪
来年もよろしくお願いします☆
投稿: テンメイ | 2006年12月31日 (日) 01時40分