星に願いを~『華麗なる一族』第7話
星に願いをかける時
あなたが誰でも同じこと
心が望んでいるのなら
どんな願いもかなうだろう・・・
(作詞:Ned Washington ; 訳:Tenmei)
☆ ☆ ☆
「When you wish upon a star・・・」で始まる名曲『星に願いを』。1音ずつ、ゆっ
たり流れる美しいメロディーは、たとえ曲名は知らなくても、誰もが耳にしたこと
があるはずだ。ディズニー映画『ピノキオ』で流れたこの曲は、1940年度のア
カデミー賞(作曲賞、主題歌賞)に輝いている。
エッ、どこが『華麗なる一族』なんだよって? まあまあ、焦らずに♪
この曲を意識したのは、ワースト番組として悪名高い『ロンドンハーツ』の2004
年春のスペシャルだ。キムタクとは正反対、「抱かれたくない男」No.1タレント
の出川哲朗が、交際中の元レースクイーン・阿部瑠璃子に番組でプロポーズす
る時、必死で練習したピアノで心を込めて弾いたのがこの曲。この回は珍しく好
評で、それ以降のロンハーとロンドンブーツの流れを変えた感さえあった。特に
淳は、悪ガキからいい人へと転向することになった。。
(08年10月1日追記: 正しい名前は「阿部瑠理子」だった。道理で検索が少な
かったはず。気付くの遅いわ・・)
さて今回、『華麗』第7話の記事を書くか書くまいか迷ってる時、ふとこの曲を思
い出したおかげで、書くことを決心した。スキー&スノボツアーの日程とぶつかっ
たせいで、既に1週間遅れ。数時間後には第8話の放映。おまけに旅先でサラッ
と見た第7話は、すごろくの1回休みみたいな感じの内容。サイコロ振る手間が
1回省けてラッキーって感じだ。ここまでをしっかり見てた視聴者なら、パスして
も次回にほとんど困らないだろう。
それでも貴重な時間を割いて記事を書くのなら、斬新な内容、刺激的な切り口
でないと意味がない。「悲劇の高炉爆発」なんてサブタイトルはどうでもいい。
そこで、「星に願いを」なのだ♪
☆ ☆ ☆
星とは何だろうか。それは遥か彼方の宇宙、決して手の届かない夜空できら
めく存在だ。そこから放たれる光は、人々をその方向へと導く招待状だ。同じ
く価値あるものでも、ダイヤとかお金ではなく、星に願いをかけるのは、それが
無限に遠く離れてるからだろう。そもそも、無限の時空を超えて我々のもとに
光が届いた時、既にその星は過去のものであり、現存しないかも知れない。
光の伝達にさえかなりの時間を必要とするほどの彼方にある、不可能な存在。
だからこそ、『星に願いを』の甘く優しいメロディは、どこか切なく哀しいのだ。。
さて、ここでイメージして欲しい。『華麗』においてここまでいい仕事をして来た
服部隆之の音楽の代わりに、Ned Washington 作詞・Leigh Harline 作曲の『星
に願いを』をBGMとして流したら、視界は一変するのではないか。妻妾同衾だ
の、嫁への性的暴行だの、異母兄妹だの異父兄弟だの、特殊な人間関係ば
かりを前面に押し出す皮相なドラマの向こうに、もっと普遍的な物語が見えてく
るのではないか。前回考察したイーグルスの名曲『デスペラード』よりも遥かに
本質的に、甘く切ない前衛的作品へと転化させてくれるのではなかろうか。。
☆ ☆ ☆
決して到達不可能な彼方から、至高の輝きを放ちつつ人々をひき付ける星。
『華麗なる一族』において、星とは愛だ。鉄平(木村拓哉)はなぜ、あれほどま
でに高炉を見上げ続けるのだろうか。それは、彼にとっての高炉が、本質的
には父の愛だからだ。存在しない父の愛には決して到達できないが、存在さ
せ得る高炉なら到達できる。日本の鉄鋼の世界進出なら実現できる。正確に
言うと、高炉とは父の愛の手近な代理物、星の代わりのダイヤなのだ。不可
能なものの、可能なものへの変化なのだ。
ここで、父の愛には到達可能なのではないか、と問うことで、さらに思考は深ま
る。将来の父の愛には手が届くかも知れない。たとえ今回、父の冷たい本心が
分かったにせよ、ひょっとしたらいつかは愛してもらえるかも知れない。憎しみ
が愛へと変わるのは、あまり数が多くないにせよ、十分あり得ることだろう。
ところが、やはり父の愛には到達不可能なのだ。なぜなら、重要なのは、過去
の父の愛だからだ。無力で不安で孤独な幼い頃、必死で求めたのに手に入ら
なかった父の愛を、今さら少し回復したところでむなしさに何の変わりもない。
たとえ、その根源的なむなしさを、表面的な喜びや部分的な幸せで覆い隠すこ
とこそが、人間にとって必須の生きる技術であるとしても。。
☆ ☆ ☆
一方、父・大介(北大路欣也)はなぜ、あれほどまでに爺さん=敬介の肖像画
を見つめるのだろうか。それは彼にとっての肖像画が、本質的にはやはり、愛
という名の星だからだ。ただし、この愛は鉄平の場合よりも遥かに複雑に構成
されたものだ。まず、敬介に対する愛と共に、逆向きの愛とも言うべき憎しみが
混在している。それだけなら鉄平と同様だけど、憎しみに具体的起源がある点
が決定的に違う。大介の憎しみは、主として妻・寧子(原田美枝子)に対する愛、
より限定するなら嫉妬から生じてるのだ。妻と敬介の肉体関係に対する疑惑が
大きく広がるのは、それなりに妻を愛してるからだ。
けれでも、この愛もまた憎しみと共存している。それは、そもそも妻との結びつ
きが、おそらく閨閥結婚だからだ。その当時、つまり遥か昔の万俵家にとって、
公家との閨閥は重要だっただろう。大介も、銀平(山本耕史)や一子(吹石一
恵)、二子(相武紗季)と同様に、複雑な思いで結婚したはずだ。自らの結婚
を憎んだはずだ。その憎しみは、主に敬介に向かっただろうが、一部は不条
理にも寧子に向かってしまっただろう。
そしてさらに、肖像画には、鉄平へのかなりネガティブな思いも込められている。
恐らくは敬介の子供なのに、自らの長男として育ち、外見も能力も敬介そっくり。
自分より敬介に愛されていて、今では余計な突貫工事で野望の邪魔をする、鉄
平へのかなりネガティブな思いには、もちろん無視できない程度の愛情も含まれ
ているだろう。
こうして、大介が肖像画を見つめる視線は、非常に複雑に構成されている。でも、
本質的にはやはり愛なのだ。過去に欠如していた愛、届かない星なのだ。その
不可能性は、敬介が実際に死んでしまってること、文字通りの届かない存在に
なってることで、さらに重く大介の心にのしかかっているだろう。。
☆ ☆ ☆
鉄平、大介に続いて、本来なら銀平についても触れるべきところだ。父の陰謀
を知りつつ兄には言わず、兄に嫉妬しつつも応援する銀平。父にはかなわない
と言いつつ、父に愛されつつ、それでも哀しい表情で父に逆らう銀平。妻・万樹
子(山田優)や自分の子供には徹底的に冷淡に振舞う一方で、母に叱られると
シニカルに喜ぶ銀平。ただ、本格的に扱うには難しく、またそろそろ時間もない。
ここではその代わりに、一言だけ、最も遠くにある星に触れておくことにしよう。
それは、大介の母、つまり敬介の妻だ。ストーリーから徹底的に排除されてい
るこの存在、あるいは不在こそが、本当は最も遠くから2人を導く光を放ってい
るのかも知れない。したがってまた、鉄平をもいざなっているのかも知れない。
不可能で切ない時空へと。。
☆ ☆ ☆
それにしても、なぜ星なのか。ここまで読んでも、やはり比喩としてあまりに唐
突だし、無理があると感じるかも知れない。最後にその点に触れて、このレ
ビューを終わることにしよう。
実は、このレビューの当初のタイトルは「不在による支配」だった。「星に願いを」
では乙女チック過ぎると思われる方は、そちらで考えて頂いても構わない。私の
願いとは異なるものの、内容的にはむしろ、その方が自然に見えるだろう。
ところが、調べてる内に面白いことが分かったのだ。不在による支配がなぜ可
能なのかというと、人が不在に対して愛を差し向けるからだ。また、愛を求める
からだ。この営みを、より広く「欲望」と呼んでみよう。
欲望の対象は本質的に欠如している。こうした心理学的・精神医学的主張を分
かりやすく物語っているのが、「欲」という漢字だ。小学館・新選漢和辞典・改定
新版を参照すると、左半分の「谷」は音を表す部分、「欠」は意味を表す部分の
ようだ。つまり、欲望とは本質的に欠如と関わる心理的プロセスなのだ。
さらに、毎度おなじみ小学館・ランダムハウス英和大辞典・第二版と、小学館・
プログレッシブ英和中辞典・第2版を参照すると、もっと面白い話が載っていた。
desire(欲望)という言葉の語源は、星なのだ。しかもdesireには、もともと無理
とかむなしいとかいうネガティブな意味が込められていたらしい。
だから結局、根源的な愛=不在への欲望=星への願い、なのだ。
もちろん、本来の歌詞のポジティブな意味とは少しズレている。でも、あの曲が
なぜ物悲しさを含んでるのか、星に願いをかける行為がなぜ切ないのか、少し
分かった気がしないだろうか。また、『華麗なる一族』という大人のグロテスクな
悲劇が内包する、幼子のように可憐でいじらしい思いが浮かび上がってこない
だろうか。。。
☆ ☆ ☆
あ~、面白かった。これぞ自己満足の極致! 他者満足は知らないけどネ♪
遠い将来、著作権その他の問題が片付いた時点で、この文章をキッカケにし
て、誰かが『華麗なる一族』の前衛的パロディを映像化してくれたなら、これに
優る喜びはない。
あるいは、アイデアだけ利用して全く別のマイナーな作品を作った無名のアー
ティストが、エンドロールの片隅に「原案:テンメイ」とでも書いてくれれば、これ
こそ私にとってのオスカーだ。数百年、数千年の彼方の星に向かって、デスパ
リットな願いをかけるとしよう。絶望的な切望が届くことをかすかに夢見つつ。。
星に願いをかける時 あなたが誰でも同じこと
心が望んでいるのなら どんな願いもかなうだろう☆
創造の連鎖の可能性を開くこと。これこそレビューの力だ。ではまた。。☆☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.この記事は、第7話自体に関するものではなく、第7話までの全体、ある
いは最終回までの全編に関するものだ。でも、第7話を改めて思い出す
と、星という隠された主題と容易に結びつくイメージを幾つか見出せる。
遠くに輝いてた高炉とその爆発。溶鉱炉の鉄みたいに、あるいは高炉の
爆発のように赤く輝いていた太陽。そして、お星さまになった荒武玄(六
平直政)と、銀平&万樹子の赤ちゃん。。
高炉の爆発を遠くに眺めつつ、「天は我に味方したか」と大介がつぶやく
シーンは、文字通り「星に願いを」の世界を現していた。。
P.S.2 以前からの読者はお気付きだろう。この記事は、
を意識したものだ。『華麗』が星の切ない側面を描いてるのに対して、
『ギャルサー』ラストは星の輝かしい側面を描く見事な作品だった☆
P.S.3 女は時々ウソをつく。。四々彦(成宮寛貴)に対する二子の言葉に、
大きく頷いた男性、「時々じゃないだろ!」と突っ込んだ男性、様々
だろう。あそこの「ウソ」が、過去の言葉と現在の言葉、二重に掛かっ
てたのは言うまでもない。
来週問題になりそうなのは、女将(多岐川裕美)のウソ。芙佐子(稲
森いずみ)へのウソはケリがついたようだけど、鉄平に対する最後
の手紙の内容がホントなのかウソなのか、物語的には重要になりそ
うだ。ま、個人的には趣味じゃない話だけどネ。。
P.S.4 冒頭、玄が鉄平にジャンケンで負ける時の演出は、もし狙ったのなら
テクニカルだ。殴りかかると見せかけてジャンケンするって部分じゃな
くて、鉄平に銀平が手助けした部分。つまり、玄は銀平=阪神銀行の
裏工作によって、賭けに負けてしまったのだ。ジャンケンと共に、人生
においても。。
P.S.5 相子さま(鈴木京香)が珍しくスネた仕草は妙に可愛くて、ちょっとだけ
萌えてしまった。爆発という名の星の花火を見上げるシーンも良かった。
萌えない女優の代表格の良さが分かるようになったのもビミョーだけど、
早苗(長谷川京子)のサービスショットが少な過ぎるから仕方ないよな。。
P.S.6 ちなみに『星に願いを』の歌詞、「心が望んでいるのなら」の部分は、
もとの英語ではdesire だ。この英単語にとって、これほど適切な用例
もないだろう♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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コメント
いいなぁ!!スキー&スノボツアー!!雪はありました?
内容は哲学的過ぎて・・・。
早苗のサービスショットは・・・あの古臭い髪型がなんとも・・・。
投稿: お気楽 | 2007年3月 4日 (日) 18時22分
遅いよ!。。。忘れてた?。。。ちょっと(笑)
でも、ちゃんとレビューするからエライです♪
お疲れさまでしたー!
でも、星に願いを・・・のタイトルに一瞬関係ない
TBがついたと思って削除モードになった(マジ・笑)
いや~すごいですね~星に願いをで1つのストーリーが
成り立つなんて。なんか読んでいるうちに、おとぎの国に迷い込んだようなファンタジックな気分になったよ。
出川のその番組私も見てました!!
でも、何で7話でこの曲をふと思い出したのか?
やっぱ他の人と思考回路が違うよね~絶対。
誰も考え付かないよ。
この音楽が使われたら、すごいよね。
スタッフここ見てるよ(ナイナイ?)
もう撮影はとっくに終了して、打ち上げも終わっているので
編集作業のスタッフのみが残って作業していると思うけど。
でも、デスペラードも著作権の問題とかで簡単に使用出来ないみたいで、当初流れるか?どうか定かじゃなかったんだよね。
さてさてもう数時間で8話です。
今回自分が一番好きなセリフが出てくるので
そこだけすごく楽しみです。
ラスト3話。。。楽しませてくれるといいけどね。
投稿: アンナ | 2007年3月 4日 (日) 19時17分
テンメイ様、こんばんは。
まあ、雪景色は人をロマンチックにさせますからね。
キッドの子守唄として
『星に願いを』はピーターパンの『ネバーランドの歌』と
ごっちゃになって
激しく郷愁を誘うタイトルなのですが・・・。
それにしても今回と『星に願いを』は
テンメイ様ならではでしたね。
もうキッドにとってこのドラマは
木村クンが父親に愛されない不運な男の子を
熱演する神話的物語になってきました。
そうなると一種のピノキオの物語でもあり
ピーターパンの物語でもあっておかしくないわけです。
ピノキオは父の愛を拒絶して放浪するし
ピーターパンは捨て子たちの物語ですから。
まあ、父親に愛されたいと願う子供の物語なんて
今の時代、泣かせる話ですからね。
ところで星は手の届かないもののシンボルでも
ありますが
星の中でもっとも重要な星の上に
自分が立っていると感じたときには
不思議な感じがするものです。
今や、空から、この星を見ることのできる時代。
人が死んで星になるのが幻想でも何でもなかったことが
実感できる時代です。
玄さんは死んで火葬されて塵芥になり
そしてこの星の一部になったわけですから・・・。
やがて鉄平もその運命をたどることになるのかどうか。
ここまで原作を逸脱した以上
キッドとしては興味深く見守るばかりです。
投稿: キッド | 2007年3月 5日 (月) 03時34分
テンメイさん、こんにちわ。
TBありがとうございました。
初見は
「うおっ、今回もまた突き抜けられている!」
とかなり驚きました(笑い)。
でも、読んでみると、納得するばかりです。
>重要なのは、過去の父の愛だからだ。
『子どもは親に愛されることで存在意義を見出す』
という主張の私にとって、
すごくしっくりくる言葉です。
過去の不安定さを揺り起こされるような言葉に、
鉄平自身も幼子のような表情でしたね。
そして大介の、敬介に対する複雑な愛憎も、
『不在の支配』という言葉で、一つ理解できた気がします。
大介も『弟より愛されたかった』人間なんですよね…。
面白い着眼点と、鋭い洞察に唸らせていただきました。
ありがとうございました。
投稿: Urara | 2007年3月 5日 (月) 08時33分
>お気楽さん
1週間遅れなのに、わざわざどうも♪
今回は文句なく最高でした!ドラマじゃなくてツアーね。
荷物転がして帰ってきたら、知らないおばちゃんに
「雪あったの?」とか声かけられましたよ(^^ゞ
「東北で、全然大丈夫でしたよ」と答えときました。
内容、ダメでしたか♪ 自分的には会心の作ですけどネ☆
早苗の髪型はホント萌えなくて。。
早苗のヘアとファッションは現代風にして欲しいもの。。
>アンナちゃん
コラコラ、本当に忘れてたのかよ!
いつも心に置いときたまえ♪
ま、ちょっとアップが遅すぎたけどネ。。
このタイトル、超お気に入りなんだけど♪
すごいでしょ、この記事☆
他人の分まで、自分でホメまくろっと(^^)v
出川、見てたの?!良かったよネ♪
思考回路の流れは、単純化するとこうなのよ。
敬介→不在→欲望→星→星に願いを
英和辞典の手助けがないと無理だったな。
この音楽、使われたらマジですごいよね。
スタッフって言うか、たまにテレビ局のリモート
ホストからアクセス入ってるでしょ。
遊んでるのかチェックしてるのか知らないけど。
そうか、デスペラードも著作権とかが難航したのか。
ややこしい話だよね。変化が速過ぎるし。。
アンナちゃんが好きなセリフって、アレね。
大介の代わりにオレの笑顔を3つあげよう。
(^^)(#^.^#)(*^^)v
ウケた?つまんないって? あっ、そう♪
今回は面白かったわ。記事は水曜の夜くらいかな。。。
>キッドさん
毎度、刺激的なコメントどうもです♪
『ネバーランドの歌』って、
『右から2番目の星』のことでしょ。
原題『The Second Star To The Right』。
苦労して探して試聴したかいあって、笑えました^^
似てますネ! 最初の4つの音が全く同じ☆
ちょっとしか聴いてませんが、酔っ払いが
『星に願いを』を弾いてる感じかな♪(失礼かも)
ピノキオ、ピーターパン、なるほど。。
「鉄平と大介、2人のピノキオorピーターパン」って
記事でも書けそうですネ。半ばセルフ・パロディで。。
それにしても、どうして母の愛じゃなくて
父の愛が問題となってるののか、気になる所です。
とりわけ、現代日本の観点だとつかみ辛くて。。
星の上に立っている感じか。なかなか難しいかも。
宇宙からの映像見ても、水平線見ても、
「地球」が球って感じを持てなくて。
「地平」なら分かるんですけど♪(古代人かよ!)
「鉄平」には「鉄球」をウリ坊に打ち込んで欲しいもの。
自宅で大介と一緒に猪鍋つついて、仲直りで終了!
その様子を、お星さまになったウリ坊が微笑んで見てるとか。
前衛的すぎますか(^^♪☆☆
>Uraraさん
こんばんわ。TB返し&コメントどうもです♪
「今回もまた突き抜け」てるってのが笑えますネ^^
まあ、驚かれただけマシかな。
驚かれなかったら、単なる変な人みたいでヤバイかも。。
要するに、頭と言葉でマジメに遊んでるわけですが、
こうゆう遊びに慣れてない人は、ポカーンとしてるか
サッサとお帰りになったことでしょう♪
重要なのは、過去の父の愛。。
特にここで強調したいのは、過去ってことです。
つまり、過ぎ去って、取り返しがつかない時間。
現在形で生きてても大切な幼児期に、
過去形の空隙があると致命的ですね。
取り返しのつかない欠如としての父の愛に向かって
欲望せざるを得ないアダルト・チルドレン。
欲望を実現可能なものへと変形することで、
さらなる不幸を背負ってしまう、哀しい幼子。
鉄平も大介もまさに悲劇的存在ですが、
上と「下」の両方から攻撃される大介の方が悲惨でしょう。
いや、むしろ上と「横」と言うべきか。
父・敬介と「弟」鉄平に挟まれてる訳ですからね。。
投稿: テンメイ | 2007年3月 5日 (月) 21時00分
こんばんは☆^^
いやぁ~~。
今回の記事は今までのとはまた違って、読みごたえがありました。
7話の内容がイマイチで旅行も重なってたし、一回お休みとばかり思ってたら、
またまたこんな想像を絶する内容を・・・。
一体あなたは何者?(≧0≦)
『星に願いを』・・・かからないかなぁ。
この記事読むと、BGMはこの曲しかないじゃない?って感じなのにネ。
制作スタッフが読んでて、『オッなるほど~☆』なんて。
そんなことってないのかな?
(思いっきりパクリなんだけど)
よし!この曲が流れるように、願おう☆
もうドロドロなのヤダもん。
で、もしBGMで流れてドラマの感じが一変したとしても、
何でこの曲なのかは、ココにきたヒトしか知らないのであった・・・。ウフフ(^ー^)
投稿: まりこ | 2007年3月 6日 (火) 23時13分
>まりこちゃん
おはよう☆^^
斬新な発想がなかなかいいでしょ♪
何者? これぞ、テンメイ。
どうだ、参ったか(^^)v
『星に願いを』、ホントにかけてくれないかな。
エンドロールのBGMにするだけでもいいんだけど。
スタッフさん、パクっていいですよ♪
その代わり、ウチで記事にさせてもらいます。
タイトルは、『☆テンメイ、華麗にデビュー☆』
最終回のラストに流れたら、感激で涙がこぼれるかも。
まさに、星に願いを♪
だめだったら自分の頭で鳴らしてネ☆ ウフフ (^ー^)
投稿: テンメイ | 2007年3月 7日 (水) 07時02分