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設計図というラブレター~『プロポーズ大作戦』第5話

  そうやって現場にいない私たちができないって決めつけるから、

  職人が育たなくて、昔の技術がどんどんすたれていく・・・

  あっ、さっきおじいちゃんが同じこと言ってました。

  以前、お世話になった親方に言われたことがあるんです。

  設計図は俺たち職人へのラブレターだって。

  俺達の心つかむような図面引いてくれって。

  図面引くたび、その言葉を思い出します・・・

 

 

           ☆           ☆           ☆

今回はまず「非常に残念なお知らせ」から始めよう。と言っても、妖精(三上

博史)の話とは違って、単なる凡ミスの告白だ。最初の13分間の録画に失

敗してしまったのだ。。(-_-メ)  放送開始直前に帰宅してPCをセットした時、

外付けHDの電源を入れ忘れてた。後で録画を見ればいいと思って、雑用

をこなしながら不真面目にチラチラ見てるうちに、録画中の表示が出てない

ことに気付いて大慌て。。結果的な良し悪しはともかく、今回の記事に大き

な影響を与えたミスだった。。

 

もし録画に成功してたら、今回の記事は、死と再生~『華麗なる一族』第8話

と似た、超マニアックな内容になってたかも知れないな♪ って言うのも、録画

し損ねた部分に大学の講義があって、そこでフロイトの精神分析理論の説明

が行われてたから。不真面目な学生が多い大教室の一般教養科目ってことで、

吉田礼(長澤まさみ)エリ(螢倉奈々)がおしゃべりに熱中してても、講師は全

く動じず。黙々と人格の構造を説明してて、最後は唐突に高校の伊藤先生(松

重豊)が学ラン姿で起立。「イドの快楽原則とは何ですか?」とか質問してた。

陶芸のために経営学部に入り直したとかいうお話。。

 

この辺り、録画してないしマジメに見てないから、間違ってるかも知れない。実

はたまたま私自身が、ドラマを見ながら心理学関連の文章を流し読みしてたか

ら、記憶がごちゃまぜになってる可能性もある ^^; 一応あちこちチェックしてみ

たけど、講義内容に関する情報は火曜夜の時点で全く見当たらなかった。ま、

『たったひとつの恋』のナオ先生(綾瀬はるか)の授業も見当たらなかったし、

多田哲也先生(藤木直人)の不評だった授業の数学的に正しい解説ってのも

見当たらなかったけど♪ とにかく、録画してる方がもし私の単純な勘違いに

気付いた時は、ぜひ遠慮なく訂正してくださいな☆

 

さて、仮に記憶が正しいとすると、今回のドラマは、少なくともこの辺りでは「イド

の快楽原則」をすごく俗っぽく表現してた。超簡単に通俗的説明をすると、イド

とは人間が無意識にもつ本能的欲求の領域。誰もが持ってる心のこの部分は

ただひたすら快楽を求めようとする、という法則が、イドの快楽原則だ。伊藤先

生、分かったかな? 分からなかったらもう1回手をあげてね。本気で説明して、

もっと分からなくしてあげるから♪ ちなみに、日本では「エスの快感原則」って

いう訳語の方がフツーだろう。ま、同じことだけど。

 

で、これがドラマとどう関係あるかって言うと、まず2人のおしゃべり内容。そこ

では、好き放題やってるエリについて、礼が疑問を投げかけていた。つまり、

「イドの快楽原則」にしたがって生きるエリは、他人に迷惑をかけてるかも知れ

ないし、とんでもない失敗をする可能性もある。だから普通の人間は、こういう

常識的意識のもとに、快楽を保留して現実生活を送る、という法則が「現実原

則」と呼ばれるもので、快楽原則よりハイレベルなものだ。実際、エリは商学部

で、礼は理工学部の建築学科。礼の方が知的にハイレベルだからこそ、現実

原則の語り手を引き受けていたわけだ。

 

一方この直後、アユタじゃなくて幹雄(平岡祐太)が年上の彼女・優子(原史奈)

とキスしたらしい(私は見逃した)。どうもケンゾー=岩瀬健(山下智久)ツル

(濱田岳)の目の前で、優子のリードでやったらしい。これは、優子が快楽原則

にしたがって生きてることを示すもので、あまり知的に見えない容姿とも一致す

るものだ。幹雄は礼と同じく建築みたいで知的水準が高いから、筋が通ってる。

あっ、ちなみに原史奈は嫌いじゃないから念のため♪

 

こういった感じで見ていくと、制作スタッフに深い理解や意図はなかっただろう

けど、今回のドラマを「快楽原則への礼賛」と解釈することは一応可能だ。礼の

おじいちゃんの太志(夏八木勲)は、ひたすら思いのままに快楽を求めて生き

てる人間だし、それはポジティブなものとして描かれてる。太志の影響もあって、

突然強引に礼にキスした健の行動も、快楽原則にしたがったものと言えるし、

これまたポジティブなものとして描かれていた。ファンの反応はネガティブかも知

れないけどネ♪

 

という訳で、録画ミスにも関わらずこの程度はすぐ喋ってしまう。だから、もし録

画があったら講義内容もキレイに解読して、フロイトの論文『快楽原則を超えて』

(フツーの翻訳では、快感原則の彼岸)も引用しながら、『華麗』第8話以来の超

マニアック路線を突っ走ってたかも知れない。

ま、アクセス解析を見てると、どうもこのドラマは、『ひと恋』や『華麗』と比べて

マニアックな読者が遥かに少ない感じだから、止めといて良かったかな。。

 

 

          ☆          ☆         ☆

で、前置きに文字数を費やして残った時間で何を語るかって言うと「ラブレター」

だ。最初は、「明日やろう、今やろう、昔やろう」って題名で、じいじの言葉を大

胆に「改」釈しようかと思ったけど、もっと根本的に独自路線を突っ走ることにし

た。ラブレター、皆さん経験あるかな? 私は、いわゆるラブレター、つまり愛を

伝える手紙は出したことない。メールもないし、FAXもない♪

 

でも、愛のこもった手紙、つまり広い意味でのラブレターなら何度か出してる。

探せば多分、控えも出てくるんじゃないかな。どこにあるかはハッキリしないけ

ど、捨てた覚えもない。未練とか言うより、私にとってはそうした手紙も大切な

「作品」で、分身でもあるからだ。もちろん書く時には莫大なパワーを注いでる。

 

愛を伝える手紙にせよ、愛のこもった手紙にせよ、しつこくない限り、普通は相

手にポジティブな変化を与えるものだ。だからラブレターの本質は、愛とポジティ

ブな影響力。その意味で、ラブレターとは手紙である必要はないし、言葉である

必要さえない。建築士から職人への設計図、じいじから礼への大量の卵焼き、

礼からじいじへの「大切な人のための家」の設計図、礼から健へのバースのフィ

ギュア、健から礼への消しゴム、ツルがエリに向けた校庭の文字、エリがバレー

部の「仁王」のボールに書き込んだメアド、優子の来校&キス、これらは全て、ラ

ブレター。健から礼への「ファーストキス」なんてのも、言うまでもないことだ。

 

ここで、さらに先へ進んでみよう。では、ラブレターじゃないものとは何なのか

もちろん、道端の石ころとかいう話ではない。ラブレターに似て非なるものとは

何なのか、ラブレターの注意点とは何か、といった話だ。例えば、好きな人に大

量の手紙とか品の無い手紙を渡す人がいたとしよう。確かに愛はこもってるし、

喜ばせるとか自分と付き合ってハッピーにさせるとか、ポジティブな変化を相手

にもたらそうとするものだ。だからそれは、その人にとってはラブレターのつもり

かも知れない。

 

でも、大量の手紙や品の無い手紙は、相手にとってはネガティブなものでしかな

い。つまりそれは、ラブレターではないのだ。だから、じいじの卵焼きは1年に数

回、小皿に山盛り程度の量だし、健も優子もキス程度に留めてるわけだ。相手

や視聴者の期待はともかくとしてね♪

 

では、もっと微妙な場合だとどうだろうか。例えば、フジテレビのキャスト&スタッ

フが視聴者に向けて差し出した、『プロポーズ大作戦』という名のラブレターとか。

ここにも、十分な愛は込められてるだろう。制作サイドもそのつもりだろうし、視

聴者としてもそれは感じる。

 

でも、ドラマとは設計図というラブレターだ。それをもとに、視聴者が「職人」とし

て視聴体験を作り上げていくものだ。フツーに見て楽しむにせよ、あれこれ考え

るにせよ、ブログの記事を書くにせよ、最終的に「ドラマ」を創り上げるのは視聴

者という職人なのだ。

 

それゆえ、職人を育てなくてはならない。技術がすたれないようにしなくてはなら

ない。それなのに、このドラマはそうしたポジティブな影響を諦めてる感が強い。

深く解釈したり、独自に考えたり、つながりを付けたり、映像を注意深く見たり、

そうした方向へ誘う姿勢なしに、ただ延々と分かりやすくて簡単に楽しめそうな

断片的作品を流し続けてる。

 

単純な繰り返しのタイムスリップ、その場かぎりの時事ネタ、過剰なモノローグ、

紆余曲折のない恋愛関係、小物への表面的こだわり、滑りまくるツル、哲学者

の名前を付けたソクラテスの見掛け倒し、タクシー運転手、ガンダムの名前を

借用したマラソン選手ゲルグーグ、etc。。

 

だからこのドラマは、奇妙なほどスカスカした軽い感じを与えるのだ。太志なら、

ハリのない吹き抜けみたいだと怒るだろう。ひょっとすると、構造計算に偽装が

あったのかも知れない♪

 

テレビの前という「現場」にいないスタッフが、できないと決め付けるから、視聴

者という職人が育たなくて、視聴する技術がすたれてしまう。じいじや多田が世

話になった親方と共に、私も設計者に対して厳しい愛を差し向けよう。これで

は、ラブレターとして出来が悪いのだ。まるで合コンでその夜限りの快楽を得

るために男がコソコソ打つ、携帯メールのくどき文句みたいなもんだと言ったら、

たとえが悪すぎるかな♪

 

もちろん視聴者の側も、一時的・表面的・断片的なものばかり追い求める快楽

原則を超えて、持続的で奥行きのある全体的な視線を鍛えるべきだろう。こうし

た態度は、結果的により大きな現実的プラスをもたらすはずのものだ。社会的

現実を見る視力とか、客観的現実としての文章を書き上げる筆力とか。その意

味で、快楽原則を超えて現実原則へ!とスローガンをかかげてもいい。半ば、

パロディだけどネ♪

 

最後に、ドラマ・レビューももちろんラブレターだ。読者に向けてドラマという設計

図を補足する、追加の設計図としてのラブレター。これはまた、制作サイドがく

れたラブレターへの返信ラブレターでもある。だから、愛がなければならないし、

相手にとってポジティブでなければならない。

 

でも、やはり視聴者という職人の視聴技術をすたれさせないような設計図を書く

必要がある。例えば、今回のドラマのタイトルは「明日やろうは馬鹿野郎ですか」

で、太志のこの言葉に感心したっていうような感想を手短に書けば、共感は得

やすいだろう。私もこの言葉はわりと好きだし、そこそこ正しいとは思う。でも、

それはどんな職人でも可能だし、どんな設計者でも書けるものだ。だから私はむ

しろ、この言葉に対して次の言葉をぶつける。

「今やろうは単純野郎、昔やろうは逃避野郎」。

 

やりたい事を今すぐやろうとするのは、単純な快楽原則の行動であって、長い目

で考えれば、あるいは他人から見れば、途方もない失敗を招く可能性もある。だ

からこそ、しばしば「よく考えて行動しなさい」と言われるのだ。また、「やりたかっ

た事を昔に戻ってやろう」なんてのは、まるでテレビドラマみたいな話で、現実逃

避野郎以外の何者でもない。

 

したがって、明日やろうは馬鹿野郎とは限らず、優秀野郎かも知れない。にも関

わらず、太志の言葉が正しかったとするなら、このドラマにおけるじいじと健の関

係に限って正しかったのだ。だからこそ、じいじが健の何をどう見たのか、具体

的な細部が欲しかったのに、そういったものは抜きにして耳障りのいいフレーズ

だけで勝負する。夏八木勲がいい味を出してから助けられたものの、そうでなけ

れば内容空疎なスカスカの台詞で終わる所だった。

 

同じような事は、「言いたいと思ったら言う。言わないでも伝わるなんて思ったら

大間違いだぞ」という台詞にもいえる。これまた、なるほどとすぐ感心して終わり

になりそうだけど、考えてみれば特に正しい言葉でもないのだ。言いたいと思っ

ても言うべきでないケースは多いし、言わないで伝わることも多い。ラブレターは

言葉じゃなくてもいいのだ。

「伝えるには言わなきゃなんて思ったら大間違いだぞ」♪

 

にも関わらず、太志の言葉が正しかったとするなら、やはり補足的な描写が欲

しいし、それがないなら視聴者の側で色々と考えるべきだ。ドラマではどうゆう

意味で正しいのか、現実ではどうだろうか、タイミングとか関係の問題はどう絡

むのか。。

 

ラブレターとは、特定の相手に送られるものだ。このマニアックなレビューも、

一部の熱心な読者、今ここまで読んできたあなたに向けられたラブレターだ。

真剣な愛が伝わり、新たな視聴経験を生み出すことができるなら、それこそ私

にとって、ホンモノの快楽だ。

目先の苦悩や労力を主体的に受け入れて、遠くにある真の快楽を目指すこと。

快楽原則を超えて。。これこそ、第5話というラブレターの奥底に秘められた、

解読に技術を要するメッセージなのだ。。

 

          ☆          ☆          ☆

ここまで読みきった人にだけ、本音をもらそう。ぶっちゃけた話、今回さっぱり

面白くなかったのだ。笑いなし、涙なし、感動なし、驚きなし、感心なし。。だから

全然レビューする気もしなかったけど、ちゃぶ台を放り投げると「真似するな」

とか怒られそうだし、思い切りけなしまくるのも大人げない。むしろこうゆう時こ

そ、ブロガーの腕の見せ所とも言える。

 

さんざん考えた末にふと目に留まったのが「ラブレター」って言葉。今回が良かっ

たという人もいるようだし、ここはやっぱりラブが大切だろう。ドラマにも、視聴者

や読者にも。。ってことでラブレターを軸に、独自路線を突っ走ったってわけ♪

 

ま、要するに、このドラマが私に向けられたラブレターじゃないってだけのことか

も知れない。ウチへのアクセスも、私じゃなくて、タレントや占い方法に向けられ

たラブレターにすぎないかも知れない。

相思相愛とは、いつの世でも難しいもんだ。だから相性占いが流行るのか・・♪

ではまた。。☆彡

 

 

 

          ☆         ☆          ☆

P.S.「非常に残念なお知らせ」は、非常に嬉しいお知らせだった。スライド

    ショーから健が消えて、多田と礼のラブラブ写真になったんだから、タ

    イムスリップのワンパターンもちょっとは変わるんだろう。来週に期待☆

 

P.S.2 健と礼のキスはラストに取っておくのかと思ったら、早くもやっちゃった。

      ってことは、ラストはもう超ディープなキスしかないね♪

 

P.S.3 健の学部がハッキリしない(建築は学科名)から、エンドロールの横浜

      市立大学のサイトにアクセスしたら、ドラマと同じ(?)掲示板が出てき

      てオォッて感じだった♪

      映像では建物に理工学部と書かれてたし、公式サイトの多田の説明

      にも理工学部と書かれてるけど、横浜市立大学にはないようだ。って

      ことは、あの建物の表示も美術さんの作品かCGなのか。。

 

P.S.4 バボちゃんは、フジテレビのドラマで背の高いキャラを出すためだけ

      のものなのか。ま、「仁王」って名前はちょっとだけウケたけどネ。それ

      にしても、ツルの背の低さをあそこまでバカにして、苦情がこないのか

      ちょっと心配。その辺りにも、スタッフの「若さ」を感じる。最後にエリに

      ツルの方をふり向かせてOKにするつもりなのか。。

 

P.S.5 ドラマにバスのシーンが目立つのは、撮影しやすいからなのかな。古

      典的には鉄道がメジャーなはずだけど。

 

P.S.6 礼と幹雄が受けてた、建築学科の「近代における建築の美意識の変

      化」とかいうテーマの授業。折角なら、こっちもドラマと絡ませてほしかっ

      たな。それなら、ちゃんと解読してあげたのに。ちなみに、みんなマジ

      メに授業受けてたのは正しい演出だ。これぞ建築☆

 

P.S.7 占い記事人気、いまだ継続中☆ みんな、他の記事には目もくれず。。

      夕方以降が多いから、学生さんが中心なんだろう。

              「テンメイの占い」なんて検索が入ってたのにはマジでウケたな (^^ゞ

 

P.S.8 お好み焼き。ウィキペディアによると、広島の特徴はそばを入れること

      じゃなくて、具と生地を分けて焼くことらしい。大阪では混ぜ合わせるよ

      うだ。「どっちでもいいじゃん!」(by幹雄)♪

      でも、やっぱイカリソースよりオタフクソースでしょ☆

 

P.S.9 麦茶に醤油でめんつゆとか、ヨーグルトに味噌かけたらウニとかは

      どうでもいいし、表示価格より20%引きでも50%引きでも別にいい。

      ただ、「やっぱ結婚できなくて良かったかな」なんて健の台詞を広げ

      ていく力があれば、遥かに深みが出るんだけどね。。 

 

 

cf.奇跡の扉を開ける鍵~『プロポーズ大作戦』第1話

   タイムスリップの理論的説明~『プロポーズ大作戦』第2話

   消せない消しゴム、燃やせない炎~『プロポーズ大作戦』第3話

   純粋さについて~『プロポーズ大作戦』第4話

   問題を選ぶこと、答えを求めること~『プロポーズ大作戦』第6話

   王様になった王子様~『プロポーズ大作戦』第7話

   涙の後には晴れるかな♪~『プロポーズ大作戦』第8話

   現在という最後の舞台を目指して~『プロポーズ大作戦』第9話

   女の子の左手にこめられた思い~『プロポーズ大作戦』第10話

   美しく透明な流れのシンフォニー~『プロポーズ大作戦』最終回

              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   タイムスリップの理論的説明2~質疑応答

   プロポーズ大作戦第3話で不評だった藤木直人(多田)の数学♪

   プロポーズ大作戦第3話の数字の相性占いを発展させると・・♪

   プロポーズ大作戦の相性占いを100%にする方法♪

   プロポーズ大作戦の相性占いを試してみると・・♪

   プロポーズ大作戦第5話のタイムスリップの説明について

   プロポーズ大作戦第6話の礼(長澤まさみ)のラブレター全文

   『プロポーズ大作戦』のノベライズ&コミック本について☆

   速報!『プロポーズ大作戦』ノベライズ本を早くも入手☆

   『プロポーズ大作戦』続編とノベライズ本の結末について

   『プロポーズ大作戦』コミックの結末はドラマよりいいかも☆

   『プロポーズ大作戦』続編、来春スペシャルで決定☆

   プロポーズ大作戦・続編スペシャル、3月25日に2時間放送決定との情報☆

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コメント

テンメイ様、おはようございます。
徹夜はほどほどにしてくださいね。

キッドの場合、かなりの番組数を
見るので
実際には早送りで処理してしまうときもあります。
それはかなり失礼な視聴の仕方ですが
失礼な番組が多いので
まあ、数をこなすと
最初の数秒ですべてが分かるようになる
という伝説を信用してください。

もちろん、気になったものは
再視聴もするし、止めて再生もしますけど。

キッドは最近は
記述は「自分へのラブレター」
だと思うことにしています。
実際、自分の書いたものを見て
「この人は面白いこと書くなあ」
と思うことがしばしばありますから。

ですから公開しているのは
「ほらほら、
オレってオレに
こんなに愛されてるの」
とひけらすという
不気味な行為です。
でも、人間って不気味なものも
好きですからね。

もちろん、人間ですから
「心を通いあわせたい」
という欲望もあるのです。

ま、この場合は自他境界線は
かなり低くなるので
「キッドがテンメイ様でテンメイ様がキッド」
という日常生活では
かなり危険な状態になるのですが
ま、電脳空間の出来事ですから。

それにしても毎回
ラブコメではなくて
友人関係修復の手引きに
なっているような
このドラマ。
「よりいいヤツ」になっても
「性の快楽」は来ないという
キッドの信念からは失笑の連打です。

もちろん、女性の意思の尊重は
当然のことですが・・・。
キッドの経験によれば
男がひどいことをするのは
結ばれた後に決まっているのですからねぇ。

よく、ラブコメ禁止という
フレーズがラブコメ展開につきまとうのですが
本来それはラブコメを愛して止まず
あまりにも興奮するので
「ちょっと一息いれさせてくれ」
というニュアンスのものなのです。

ところが、頭の悪い未経験の臆病者が
「ラブコメ」を本気で禁止しようとしている
という勘違いをするわけです。

今、世の中はそういう空気で支配されているのかな
という気がするほどです。

キッドとしては
健も礼も多田も
みんな似たもの同志。

そんなにすくんでどうするという気持ち。

礼は二人ともに抱かれてしまい
ま、順番も問題かもしれませんが
「二人とも大好き」
で三人暮らしが始まりましたーっ。

でもいいくらいです。
イド、エゴ、スーパーエゴが
満場一致で承認しますよ。
もっとラブコメお願いします。

とキッドは毎回星に祈っておりますよ。

投稿: キッド | 2007年5月16日 (水) 10時13分

テンメイさん こんにちは。

業務連絡です。。。。
5話はレビューお休みします。
ごめんなさい。
テンメイさんのために頑張って書こうと
思ったのですが。。。今週はやっぱり気力が
なくて。。。次回頑張ります。
最初の方、録画失敗したのにもかかわらず
頑張ってレビューしたですね~♪
私、今回のツボはスーパーで買い物をする
健と礼♪ロンバケの瀬名と南を彷彿するシーン
でした(笑)知らない?って?あっ、そう(笑)

じゃ、遅くなったけどカフェオレ置いとくね!

投稿: アンナ | 2007年5月16日 (水) 13時35分

そっか、設計図は重要だったのね。面倒だったので一切カットしてしまいました。
やっぱり過去の健がその後を引き継ぐみたいですね。そうすると健が過去に行った時、元々いた健は・・・って最初の疑問に戻ってしまいます。ってちっとも理解してないと怒られそうなので退散します!!

投稿: お気楽 | 2007年5月16日 (水) 18時03分

>キッドさん

どうもどうも。哲也じゃなくて徹夜は心身に悪影響を
及ぼすし、能率がガタ落ちですね。
でも、終わった~って感じの達成感は好きなんですよ♪
今回なんてかなり苦労したから、内容よりも
努力に対する満足感ってのが大きいです☆

お~、これはまた正直なお話ですね。早送りですか。
僕は性格的に無理だな。本の斜め読みもダメ。
結局、あちこち気になって前に何度も戻ることに
なるから、余計に時間がかかるんですよね。
細かすぎると言われればその通りかも知れませんが・・^^;

失礼な番組ってのが笑えます♪
最初の数秒って、学生時代の先生を思い出すな。
「最初の数ページで全部分かっちゃうんだよ」とか
豪語してました。実際は単なる流し読みのようだけど。
僕は、去年の11月末からPCでテレビを見るようになって、
ずいぶんチェックが細かくなりましたよ。
操作性が高いし、画面が近いから細かい部分まで見えます。
黒板の解読なんてのは、明らかにPCのおかげ。
長い台詞の正確な聞き取りなんてのもそう。
ま、その代償として、目が悪くなった気はしますけど。。

僕の記事も「自分へのラブレター」って側面が大きいですよ。
普段から自己愛をあからさまに出してるから、
今回はあえて書きませんでした。
ただ、今回の記事のポイントでもありますけど、
ラブ=愛には決定的に違う2種類のものがあります。
ポジティブな変化をもたらすか、そうでないか。
やっぱり、上を目指すもの、自分にとっていい刺激を
与える記事じゃないとダメだと思います。
ま、下を目指す愛にも妖しい魅力があるし、
ひたすら下に向かうと実は上だったりもするわけですが。
もちろん、その逆もあるし♪

ネットだと、自他境界線って低いですね。
ハード的には、「自分のPC」と「他人のPC」。
ソフト的にも、「自分の知識」と「他人の知識」。
「自分のふところ」と「他人のふところ」も揺らいでますが、
「自分の胃袋」と「他人の胃袋」の差は今のところ明確です。
やっぱり最後は身体。ここさえ崩れるとヤバイでしょう。。

ラブコメって、性との結びつきが強いものでしたかね。
ちょっとこの言葉の使い方やジャンルが
僕には分かってないのかも知れません。
いずれにせよ、性の氾濫の一方で、性の抑制も強固。
この辺りの社会システムはどうなってるのか、
じっくり考えていきたいと思ってます。。☆彡


>アンナちゃん

おっと、って言うか、先週からある程度予期してたよ。
何か元気なかったから、ここでも指摘したしネ。

ま、5月病ならあと2週間だし、
「5話病」なら今週だけで終わりでしょ♪
「テンメイさんのために」って言葉が泣かせるネ☆
あちこちで同じこと書いてたりして。。^^

今週はオレも休みそうになったな。
何とか必死に頑張って書いたけど、もっと
力を抜かないと今にもポキッと折れそうだわ。
アンナちゃんの方が正解かも。。

スーパーの買い物がツボか。それは意外で面白い話だな☆
オレはあそこ、ほとんどスルーしちゃったわ。
女と男の違いか、あるいはアンナちゃんとテンメイの違いか。。
ロンバケはかなりマジメに見たと思うんだけど、
スーパーの瀬名と南は覚えてないな。
スーパーボールなら覚えてるよ♪

まぁ、のんびりボチボチやってよ。
しばらく木村君だけなんてのもアリかも。
それならパワーが湧くでしょ。^^ ☆彡


>お気楽さん

来た~! やっぱりそこを突いて来たか。。
さすがタイムスリップ好きのお気楽さん♪
おかげで、自分の考えが整理できましたよ。
睡眠時間は減りましたけど。。^^;
とにかく、また記事でキッチリ応答したのでよろしく☆彡

投稿: テンメイ | 2007年5月17日 (木) 05時21分

テンメイさん、こんばんは。

遅いですねえ、私って。なんとかやっと平静になってきたかなって感じです。

5話は辛くてねえ。じいちゃんにプリクラを渡したところでは、健の顔を見て泣いてしまいました。
健って、もしかしてあきらめているの?というような、どれだけ過去を変えても未来現在は変わらないと悟っているかのような感じを受けてしまって、ちょっと辛かったのです。
この恋は決して叶わない、この想いは決して叶う事はないってわかっていて、だったら礼のために、礼の笑顔のためにがんばろうって、そんな感じを受けちゃって、健が愛しくて、辛かったです。

うーん、少女マンガの世界ですね。

でもね、もしかしたら健って最初からあきらめてるのかななんて気はするんですよ。妖精さんも言ってましたよね。「そもそも結婚式には出席しない」って、。結婚式に出で、スピーチまでしたんだから2人のことを認めていて祝福したいんじゃないかと思うんです。本当に結婚したいんだったら高校時代に帰る必要なんかないですし、もっとせっぱつまっているというか、急かされる感じがあると思うんです。
もっと礼のためにいろいろしてあげたかったけど、これからは何かしてあげたくても、できない。それは多田さんの役目だから。未来ではできないからせめて過去で礼のために、礼を笑顔にしてあげよう!っていうのが健のタイムスリップの目的なんじゃないかな、なんて思うんですが。

5話の「大事なことを思い出していた」という健のモノローグはそもまま過去へきた目的を思い出したということではないでしょうか。この場合は礼ちゃんに後悔させないこと、じいじと会わせる事ですね。

そうすると健がなかなか告白できないのも納得です。告白は二の次なんですから。健がそれを自覚しているかどうかはあやしいですし、もちろん健の表層意識では礼と結ばれたいというのはあるでしょうが、現実に多田先生を選んだ幸せそうな礼ちゃんが花嫁でいるわけですから、それをうちけすことが健にはできないのではないでしょうか。

だから5話は4話からの流れもありますし、かなり重要な回ではないかと思います。

まあ、そんなこんなを考えて今日に至ったわけですわ。

キスはね、衝動ですから。身体がかってに動いてしまったわけで、それだけ礼ちゃんが好きだけどどうにもならない、と。

実はキスシーンはけっこうショックでした。過去作品のキスシーンは平気だったし、健と礼ちゃんが結ばれて欲しいとも願っているので、自分でも不思議なんですけど。

>健と礼のキスはラストに取っておくのかと思ったら、早くもやっちゃった。ってことは、ラストはもう超ディープなキスしかないね♪

今やっちゃったからラストはもうないのではないかと思いますが、どうでしょう。要するに健にとってはバッドエンドということで。
ショックを受けるかもしれないけど、超ディープキスも見てみたい気もします。どうだろ。

>ツルの背の低さをあそこまでバカにして、苦情がこないのかちょっと心配。

笑いにしてますからね。私は逆にエリちゃんの背の高さのほうを心配しました。彼女につりあう男性って難しいと思うわ。もしかしてけっこう彼女も身長に対してコンプレックスを持っていたりしてね。ツルもだからエリちゃんに惹かれたのかも。2人は同じ思いを持っているのかもしれません。

今回は、テンメイさんの前回記事の「純粋さについて」とリンクしているようにも思えました。
「ラブレター」は次回かな。   

投稿: youko | 2007年5月19日 (土) 22時31分

>youko さん

なんとかやっと平静にって、まるでご家族に
不幸でもあったかのような出だしですネ ^^
大好きな人のキスシーンを見せられた? あっ、そう♪

申し訳ありませんが、今回の泣かせ所だったプリクラって
いうか身分証明書写真(?)、僕は冷めてました。
と言うのも、あれってじいじが死ぬことが分かって
なければごく普通のシーンだから、未来を知ってる
健の気持ちや配慮に泣けるかどうかでしょ。
そんな過去の変更までしてしまう健にもスタッフにも、
僕はついていけません。
妖精も複雑だったんじゃないかな。。

これはかなり本質的な問題です。
後悔を無くすことはいいことなのか?っていう問題。
後悔しないように精一杯生きるっていうのなら
分かりますが、過去に遡って色んな後悔を消すってのは、
アユタじゃなくて幹雄も「違う」と言うでしょう。
山下智久も言葉を濁しつつ「違う」と思うはず。
もしスタッフがそこまで考えたなら、このドラマの
今後の展開は大きく変わるはずです。
一方、健に諦めムードが出てるのも確か。
だから、僕が制作サイドならこうします。

まず、過去を変えて礼と結婚するなんてのは諦める。
次に、過去を変えて礼の笑顔を増やすのも違うと気付く。
そして、妖精に感謝しつつタイムスリップを止める。
その後、礼と多田が健の目の前で熱烈なキス。
それを見た健が、あわてて「やっぱやり直してぇ~!
妖精さん、もう1回だけチャンスをください」と叫ぶ。
周囲の連中は、何だこいつって感じの冷たい視線。
そんな光景を隣の建物の3階くらいから妖精が
見つめて、首をかしげながら苦笑する。
最後は妖精が、これが人間ってものかも、とかウンチク
を語って、カーテンを閉じて終了。☆彡

あと、冗談半分で書き添えると、キスは衝動じゃないでしょ♪
男の目から見ても、ドラマの流れから考えても。
あれは、しばらく前からずっと狙ってますよ。
色々と頭の中でシミュレーションしながら、ドキドキしてね。
思い切った行動ではあっても、あくまで計画的犯罪。
だから「ゴ~~ル!」なんですよ。つまり意図的な目標達成☆
したがって礼が訴えた場合、検察の求刑は重くなるでしょう。
ま、減刑嘆願の署名か差し入れでもしてあげて下さいな♪^^

投稿: テンメイ | 2007年5月20日 (日) 21時05分

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