大事なことは 過去を嘆く今ではなく
今を変えようとする未来への意志だ
・・・・・・・・・
求めよ さらば与えられん
尋ねよ さらば見出さん
扉を叩け さらば開かれん
・・・・・・・・・
さあ 胸を張って行け
☆ ☆ ☆
終わった~♪ さて、この『プロポーズ大作戦』最終回~涙の告白は奇跡を呼
びますか~、皆さんはどう受け止めたかな? ビミョーな人が結構いそうだネ ^^
特に、藤木ファンとか藤木派の方々の様子が気になる所。「元気ですか~!
現金があればミルクセーキも飲める」なんてアントニオ小猪木のギャグは通じ
ないか。。ま、そろそろ平静さを取り戻して来た頃だと思うし、頭を切り替えて
夏ドラマの『ホタルノヒカリ』のことでも考える方がいいかも♪ フジテレビへの
抗議くらい、多少はあっても不思議じゃないけど、事務所は止めといた方がい
いと思うな。。
さて私自身は、書きたい事、言いたい思いが多過ぎて困ってる。ホントは1週
間後くらいにちゃんとしたものを書き上げるか、前編・後編に分けてアップした
いところだけど、それだと世間一般の感覚とズレ過ぎなんだろうネ。ってことで、
2日遅れ程度でアップできる記事をボチボチ書いていこう。まずは、分かりや
すい話、ウチがさんざん書いてきた最終回(or結末)予想の件からスタート。
最初に、予想のポイントだけ再掲してみよう(以下、重要な順)。
①タイムスリップは失敗する。
②ポジティブな結末、おそらくハッピーエンドになる。
ケンゾー=岩瀬健(山下智久)とレイ=礼(長澤まさみ)が
結ばれるミラクルが有力。
③最後は現実の世界、つまり現在。
④タイムスリップを単なる夢として全否定することはない。
夢に見せかけた本物のタイムスリップのはず。
⑤多田哲也(藤木直人)は悪人じゃないし、タイムスリップもしない。
⑥最終回のエンディングは、初回の冒頭と同じく妖精(三上博史)にして、
形式美を作る。
⑦最後も今まで同様、健は水をかけられる。
①②③⑤は、完全な的中だ(^^)v 特に、一番重要でしかも強い主張の①を、
かなり早くから明言してたってことについては、あらためて胸を張りたい♪
今回強調されてた、過去の承認、現在の重視、未来への意志といったもの
は、遥か昔から見抜けたことなのだ。
続いて④は、的中と言ってもいいんだけど、控えめに7割的中としとこうか。
タイムスリップは全否定されておらず、本物として扱われてた。実際、礼が
最後に思い出した健のいろんな姿にも、タイムスリップ後のものが沢山含ま
れてた。ちょっとだけ引っかかるのは、夢に見せかけてたかどうか。一応、
健と礼が別々に見た夢が偶然一致してた(シンクロニシティ)と見れなくもな
いし、そもそも私の主張のポイントは、タイムスリップが本物だって点だ。と
いう訳で、謙虚に7割的中としとこう。
更に⑥。表面的に見るとハズレだ。でも、妖精は1回消えた後、22時前になっ
て礼の前に再登場。22時02分まで映ってる。また、第9話の記事終盤で、
⑥への補足を書いてある。「世間一般を見渡した時、そうゆうものを好む人
はさほど多くなさそうにも見える。だから、妖精で一旦締めくくった後、健や礼
を始めとするみんなのハッピーな姿を映しながら、桑田佳祐の主題歌『明日
晴れるかな』を流す方がベターだろう」。
すると、ギリギリまで妖精を映して、その後は2人のハッピーエンド(?)だっ
たんだから、大筋では違わない。さらに、初回冒頭との形式美も一応出来
ていた。初回冒頭は妖精が白いカーテンを開いて明るい世界に現れて、健
にウンチク。最終回エンディング直前では、妖精が礼にそっくりのウンチク、
礼が扉を開いて明るい世界に飛び出す。という訳で、⑥は3割的中としよう。
最後に⑦。これをハズレと見るような人は、少なくとも常連さんの中には一人
もいないと思いたい。ただ、これは思ってたよりも重要なポイントだったので、
後で別に扱うことにしよう。とりあえずここでは、謙虚に半分的中としとく。
以上トータルして、7コの内5.5コが的中って計算になる。先週、2つ以下の
ハズレなら想定内、許容範囲だと書いといたので、一応合格だ。私の予想は
かなり正しかった♪ つまり、与えられた作品を正確に認識した上で、その先
へと筋道立てて考えることがちゃんと出来てるわけだ。ご褒美として、大好物
のアイスを自分にプレゼントしとこう☆
主要な7つ以外の予想についても見ておくと、まず最初の頃からずっと引っ
張ってきた礼の台詞「なんにも分かってない」は、やっぱり見掛け倒しにすぎ
ず、全く重要じゃなかった。ウチでは第9話で大胆に切り捨ててる。
一方、指輪投げやビデオの予想は完全なハズレ。でも、私は自分が間違っ
たとは思ってない。ドラマが間違ってるんであって、逆に胸を張りたいほどだ。
今回の指輪の使い方に満足する人なんているんだろうか。REI×KENZOと
彫ってるのにエリ(榮倉奈々)と礼が気付いたってだけのピンボケの使い方に。
ブカブカって奇妙な設定は全く効いてないし、水風船投げや空き缶投げとも
無関係。「健は、いつも本気で投げ続けていた」なんて礼のモノローグを入れ
たのに、肝心な最後で投げない。ドント・ノック・ニューヨーク(DKNY)の看板
の王冠にささってたって設定も、さっぱり使いこなせてない。そもそも、エリが
礼に指輪を渡す必要がホントにあったのかってことさえ疑問に思えてくる。
そして、ビデオ。初回の結婚式以来、さんざん映してきたのに、最後まで結
局活躍せず。そのくせ、超ワンパターンの写真は相変わらずで、今さら同じ
スライドショーを繰り返すシーンなんてのは正直言ってウンザリした。健に代
わって、ウェディングドレス姿の礼がモノローグしながら涙を流す程度じゃ、
退屈さはカバー不能。そもそも、単なる写真なら誰でも取れるんであって、
ミキオ=幹雄(平岡祐太)の映像制作会社勤務っていう設定もボケボケに
なってしまった。これじゃ、2次会のサプライズビデオに出演してくれた礼パ
パ・貴礼(森本レオ)や礼ママ・礼奈(宮崎美子)にも失礼だろう。
最後に、第9話でお遊び気味に書いた具体的予想はほぼハズレ。個人的に
は、少なくとも元・大学職員のタクシー運転手(酒井敏也)より、マラソン選手・
ゲルグーグ(トラオレ・イッサ)か三輪車ペア(小野寺文哉&小野寺慶之)を
出して欲しかった。車に乗ることより自分の足で走ることの方が重要なはずだ。
ま、使いたい気持ちは分かるけどね。初回で健が礼のもとに行ったタクシー
だし、トボけたキャラが「どんだけ~!」とつなげやすいし。。
オマケとして、予想ってほどでもないけど、ツル=鶴見尚(濱田岳)の活躍が
足りないと指摘してた点について。結局、健の涙のスピーチが終了した後、
先頭を切って拍手したことくらいしか活躍らしきものは見当たらなかった。ま、
完全な脇役だから、こだわるつもりはない。そういえば、先週のエリ&ツル
のキスは何だったのかネ。ひょっとして、携帯に有料配信してる『プロポーズ
小作戦』と関連してるのかな。1話105円にパケット代までプラスしてチェック
する気にはなれないな。。優子(原史奈)&幹雄のメリーゴーランド・カップル
なら、1話21円くらい出してもいいけどネ。。
あとは、「ケンゾー」と「どんだけ~!」が使われたのは予想通り。って言うか、
当然だわな。出来ればメガホンも使って欲しかったのに、これは出なかった。
今までさんざん使って来たし、今回も使おうと思えばできたはずなのに、残念。。
☆ ☆ ☆
予想のチェックについてはこのくらいにして、後回しにしておいた水の問題に
移るとしよう。初回から最終回まで、何らかの意味で「健がかけられた水」を
列挙してみた。関連が弱いものにはカッコをつけてある。
1話:やかんの水、スプリンクラー,水道での礼の台詞「どうせなら水でも
かぶってればいいのに」。
2話:(流し麺)、銭湯、(コーヒー牛乳)、ツルがバケツの水をかけるふり、
伊藤松憲先生(松重豊)の台詞「先生の心は土砂降りだ」
3話:水道の蛇口から吹き出る水
4話:礼&エリの涙,(優勝カップのラーメン「十割ソバ」)
5話:(ジイジ=太志=夏八木勲の涙)
6話:優子がかけたピッチャーの水
7話:水風船
8話:波打ち際の代わりに行ったゲーセンでのあふれる涙
9話:告白&あすなろ抱き攻撃失敗直後の噴水
10話:(パーティー会場の外の人口池)
11話:噴水
ここではまず、最近発見して驚いた初回のスプリンクラーの使い方について
触れとこう。スプリンクラー自体については、初回の記事で既に指摘してある。
ただ、スプリンクラーの水が健にかけられてたことまでは気付かなかった。録
画してるマニアックな方には、ぜひチェックをお勧めしたい。グラウンドに撒か
れてるかに見えた水が、実はフェンスの向こうで寝そべってる健に浴びせら
れてる(ように見える)のだ! 偶然ではあり得ない映像だから、最終回での
水の登場にますます確信をもった。
そして、一昨日。常連さん、オーッと感心してくれたかな♪ そう。驚いたこと
に、妖精自身が噴水だったのだ! もちろん、正確に言うなら、そう見えたっ
てことだけど、妖精が噴水なら、これまでの健と水の関わりも納得できるし、
イメージ的にも凄くキレイだ。妖精の目に浮かんだ涙だけじゃなく、健とガッ
チリ交わした握手さえもが、健と水との結びつきを示すことになる。妖精が
力強く差し出した右手自体が、噴水から流れ出る水だったのだ。
以前から、このドラマの妖精の使い方だけはほとんど100点だなと思ってた
けど、これで100点決定! ルックスだけなら、遠藤さや作画のコミック(扶
桑社)の方がそれっぽいけど、それは無いものねだりってやつだろう。とに
かく、私にとってこのドラマの主人公は、妖精=噴水だ。もし「W主演」と考え
るのなら、山下と並ぶのは長澤ではなく三上。『プロポーズ大作戦』は三上
博史の代表作の一つとして語り継がれるべき作品だろう。
しかし、マニアック・サイトたるもの、この程度の指摘では止まらない。更に
先へ進んでみよう。そもそもこのドラマの主題は、タイムスリップとプロポー
ズだ。ところで、時間とは何か。精密な議論は第2話でして不評だったけど、
イメージ的に言うなら「流れ」だ。直接的には誰の目にも見えない、永遠の
透明な全体的流れ。
すると、ドラマの他の部分も注目されて来る。今回、妖精が健の前から消
えた直後、健を包み込んだのは風だった。風と共に去りぬ♪ そしてさらに
初回の冒頭を振り返ると、妖精は白いカーテンを揺らす風と共に現れてる。
第2話と第6話の紙飛行機は、風に漂うと共に、自ら風を生み出すものだっ
た。水、時間、風。共通するものは何か。それは、透明な流れということだ。
ここまで来れば、もう一つ、大切なものを忘れてることに気付くだろう。それ
は、光だ。ハレルヤ~チャンスの時、いつも眩しい光が降り注がれた。最後
に礼が「奇跡の扉」を開いた時、あふれる光で画面がホワイトアウトした。そ
して本当のラスト、まばゆい太陽光線のもと、「ケンゾー!」という礼の呼び
かけに気付いて、健が微笑んだ瞬間、やはり画面はホワイトアウトした。結
局、妖精=噴水は、水・時間・風・光、美しく透明な流れを司る超自然的存
在なのだ。
そして最後に、タイムスリップと並ぶもう一つのドラマの主題、プロポーズと
か恋愛を考えに入れると、ドラマ全体の統一された姿が浮かび上がる。恋
愛とは、ほとばしる透明な思いの流れ。それを具体化したものがプロポーズ
とか涙とか、走り回る姿なのだ。
こうして、今やこのドラマの本質が明らかとなった。それは、水、時間、風、
光、愛、さまざまな流れが奏でる交響曲だ。最後には小鳥たちのさえずりま
で加わった、美しく透明な流れのシンフォニーだったのだ。。。
☆ ☆ ☆
ところで、この妖精=噴水が健と別れたシーンが、私の一番のお気に入り
だけど、中でもこの記事の冒頭に引用した台詞は心に響いた。健だけじゃ
なく礼に対しても言ってた「大事なことは、過去を嘆く今ではなく、今を変えよ
うとする未来への意志だ」って台詞は、私自身もこれまで強調してきたことだ。
それ以上に良かったのは、妖精が特に力をこめてリズミカルに話した「求め
よ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。扉を叩け、さらば開かれん」っ
て台詞。どっかで聞いた言葉だよな、とは思ったけど、新約聖書が出典だと
は調べるまで分からなかった。ドラマの話とはちょっとハズれちゃうけど、折角
調べたし、妖精の言葉を求める検索ってのも入ってるから、ここに載せとこう。
ネットで検索すると、すぐあれこれ出て来るけど、先日のエイブラハム・リン
カーンの話からも分かるように、信頼できる情報はかなり少ない。伝言ゲー
ムっていう古い遊びが示すように、みんなが適当に言葉の請け売りを続け
てると、正確さはどんどん薄れてしまう。そこで、一番もとにある確かな資料
を探したら、これが大変な作業だった。。^^; 聖書の世界が超ややこしいっ
てのはある程度知ってるつもりだったけど、実際に調べ出して初めて、その
凄さを思い知らされた。イスラム教、ユダヤ教と並ぶ世界三大宗教の一つ、
キリスト教、恐るべし。。
「求めよ・・・」って台詞が、新約聖書の「ルカに
よる福音書」11章にあるらしいってことと、英語
では「Ask・・・」と続くらしいってことはすぐ出てく
る。ただ、それが本当なのかとか、新約聖書の
どの翻訳なのかといったことを調べ出すと、ズブ
ズブとハマってしまった。とりあえず、今現在の
調査結果によると、日本聖書教会が大正時代
に改訳した文語訳の新約聖書が出典のようだ。
著作権が放棄されてる(No rights reserved)の
で、PDFファイルからコピー&カットした画像を
左に添付しておいた。
ちなみに、私はキリスト教徒ではないけど、聖書は家に
2種類置いてて、たまに参照してる。このドラマもそうだけど、聖書の文章は
あちこちに顔を出してるのだ。
新改訳(いのちのことば社)では、「求めなさい。そうすれば与えられます。
捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます」。
新共同訳(日本聖書教会)だと、「求めなさい。そうすれば、与えられる。探し
なさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」。
やっぱり文語訳の方がカッコイイな☆ いずれにせよ、「扉」という言葉は使
われてないのだ。ネットで検索してもごく僅かしか出ないので、妖精の言葉は
「奇跡の扉」に関するウンチクと重ね合わされてるものだろう。
一方、新約聖書はもともと大部分がギリシア語だけど、世界的にメジャーな
のはやっぱり英訳だ。代表的な英訳の一つ、『New International Version』
(NIV)だと、「Ask and it will be given to you;seek and you will find;knock
and the door will be opened to you」。文語訳と同じく、韻をふんでるリズミカ
ルな言葉なのがよく分かる。400年の歴史を誇る有名な欽定訳(King James
Version:KJV)も同様だ。英訳を見ると実は文語訳の「gate(門)」ではなく、
「door(扉)」が使われてるわけだ。
で、結局何なのかって? いや、時間がかかって悔しかったから、記事に加
えただけよ ^^ あと、ウチはここまで調べるサイトだってことね。こうゆうもの
を示しとくと、たとえ今回の聖書には興味なくても、他の話を読む際に信頼感
が増すでしょ。エッ、どうでもいい? あっ、そう♪
☆ ☆ ☆
読者を20分の1まで減らしたところで、最後の話に向かおう。多分、ブログと
しては一番フツーの内容。つまり、率直な感想をめぐる話だ。
正直言って私は、終了直後には顔をしかめてた。今回の記事のスタートは、
「やり直し!」とか「不合格!」とか「台無し!」とか書いてやろうかな、なんて
思ったほどだ。1年10ヶ月前にブログを始めて以降、NHK『氷壁』が断トツ
のワーストとして、2番目くらいにガッカリした最終回。もちろんそれは、期待
の裏返しでもあるんだけど、少なくとも、多田哲也役の藤木直人がシンノスケ
として主演した『ギャルサー』最終回の感激とは程遠い出来だった。。
最後だし、もうちょっと細かくリアルタイムの感想を書いてみよう。出だしは
まずまず良かった。小金井市立花岡小学校でのセピア色の映像も、礼が
久々に見せた甘ったるいフニャフニャ喋りもいいし、「現在という最後の舞
台を目指して」る流れもいい。掃除用具入れを開けた途端に、ホウキかモッ
プの棒が健の頭に当たったのも、お約束すぎて笑えた♪ こうゆうのはホン
ト、山Pにピッタリ。ただ、時間の使い方が気になってた。「グライダー」(飛
行機とび)を中心とする鉄棒のシーンも、悪くはないけどずいぶん緩い。ど
うも先週から、時間の使い方が贅沢になってる。むしろ時間は足りないはず
なのに。。
その後、健がスピーチを始める辺りまではまあ良かった。ところが、スピーチ
終了がもう9時43分頃。残り時間は実質的に20分もないし、スピーチに対
する拍手も「何じゃ、こりゃ!」って感じ。健のスピーチ自体は悪くないし、山
下の演技もいい。でも、少なくとも私が新郎なら、かつての教え子によるあん
なスピーチに、あれほど神妙に御礼のお辞儀をすることはあり得ないし、私
がご両親なら、新郎に気を使って形式的に軽く拍手するだけだろう。その意
味で、あの時点でかなりシラけてしまった。伊藤先生やタモツ=西尾保(菊池
健一郎)や司会者・御法川潤蔵(山崎樹範)の拍手を見ても、寒さが増すだけ。
さらに、ワンパターンで見飽きてるスライドショーに礼が涙。その姿を見て、多
田がカフスボタンの賭けを持ち出した時には、ほぼ絶望した。残り時間はもう
実質10分もない。もちろん、賭けが多田の「優しさ」なのは最初から分かりきっ
たこと。それにすっかり甘えて、勝ったつもりで駆け出すドタキャン花嫁にはも
うウンザリ。妖精が再登場した時はちょっと気を良くしたけど、桑田の主題歌
『明日晴れるかな』を流す時の映像がいつもと同じなのを見て、顔が歪んで来
た。この時点で、主人公2人以外は捨てられたことになる。
そしてあのラスト。まさに「どんだけ~!」って感じで、終了直後から続編に関
する検索が入って来たし、私もすぐ続編記事を簡単に書くことになった。最後
だから甘めに採点したいところだけど、どう見ても拍手や絶賛はできない。前
回までわりと好印象が続いてただけに、完全な肩透かしだった。
ただ、録画を見返す気にならないかっていうと、そうでもない。映像・音楽その
他を交えたトータルのイメージとしては、まあまあ良かった。要するに、キレイ
だったのだ。そのキレイさって何かな、と考えたら、透明な流れのシンフォニーっ
て見方に導かれたってわけ。ドラマを見るとは、こうゆうことだ。与えられたもの
をそのまま軽く受け止めることではなく、こちらから積極的に関わることによる
クリエーション、あるいはコラボレーション(協働)なのだ。
一方、もし通俗的な表現を使うのなら、要するにこの最終回は山下智久のイ
メージビデオだ。以前から、長澤まさみはW主演の一人じゃなく脇役にすぎない
と思ってたけど、今回でハッキリ決着がついた。最後のショットは、山下の笑顔
のアップ。ストーリー的にも、健が自分の思いを告げた上で多田&礼を潔く祝
福したのに対し、礼は多田の優しさに甘えた上で多田を捨てたワガママなドタ
キャン女だ。山下が花嫁を奪い取った罪は薄められ、長澤が花婿を捨てた罪
が強調されてるのは明らかなこと。山下ファンではなくドラマファンの私としては、
ハァーッ・・とため息をつくばかりだった。
もちろん一人の社会人としては、脚本家・金子茂樹を非難するよりも、プロデュー
サー・瀧山麻土香・三竿玲子あるいは演出家・成田岳・加藤裕将・初山恭洋を
批判するよりも、むしろ「色々と大変なんだね・・」って感じが強い。現実社会と
は、目に見えないものまで含めて、多様な力が交錯する戦場なのだから。そう
したリアリティが理解できるなら、ドラマの見方も変わらざるを得ない。
したがってやはり、このドラマはアイドルタレントのイメージビデオなんかじゃな
い。あくまで、美しく透明な流れのシンフォニーだ。その方が、本質的な意味で、
リアルな見方なのだ。。
あ~、やっと終わった。。しばらくラクしてやろっと♪ 夏ドラマなんて、まだ
考えたくもないわ。でも、ネタは大量にあるから、たまにはお遊びで何か書
こうかな。とにかく、ちょっとお休み。
あっ、そうそう。このドラマは熱心な読者が少ないって何度も書いてたけど、
最後はおかげさまでかなりの数に到達したみたい。感謝、感謝。
ではまた、いつか、どこかで。。☆彡
☆ ☆ ☆
P.S.ドタキャン花嫁・長澤まさみが走る姿を見て、また松嶋菜々子を思い
出した。私は昔からこの2人は似てると指摘し続けてる。去年検索し
た時には同意してくれる記事は少なかったのに、今調べると結構増
えてた。全てが似てるわけじゃないけど、時々そっくりの表情に見え
ることがある。
振り返ってみると、松嶋=神野桜子が『やまとなでしこ』でドタキャンし
た時には今回ほどには変に感じなかった。なんでかな~と考えると、
それは桜子が美人スッチーだからだろう♪ いやいや、そうじゃなくて、
まず新郎の東十条司(東幹久)のイメージが最終回まで悪かったこと
が挙げられる(最後のアッシー役で好感度アップ)。あと、桜子の場合
はもともとワガママだし新郎を愛してなかったから、何の驚きも無かっ
たのに対して、礼の場合は、あっさりドタキャンするようには見えなかっ
たことがあるだろう。そもそも桜子のワガママはギャグに近かったしネ♪
最後に、奪い取った男・中原欧介(堤真一)が、新郎に対して全然対抗
してなかった点も大きい。極端に言えば、棚からぼた餅って感じで、奪
い取ったと言うより、たまたま運良く手に入ったって感じだった。。
P.S.2 『子どもの伝記全集 エジソン』(野村兼嗣,ポプラ社)や『少年探偵
二十面相の呪い』(江戸川乱歩,ポプラ社)ってのは、涙ものの懐
かしさだった。あんな物が今でもあったとは。。江戸川乱歩を読んだ
夜はもちろん母親にトイレまで付き添ってもらってた。ガキかよ!(^^ゞ
P.S.3 ホウキのイタズラはもちろん先頭に立ってやってた。ただ、実際に
は上手く行かなくて、むしろ仕掛けてる途中で自分の頭に当たる方
が多かった気がするな♪
あと、鉄棒よりもブランコをさんざんやってた。一番多かったのが
「靴飛ばし」。懐かしい~! 誰が一番遠くまで靴を飛ばせるかっ
て競争で、私は強かったから、いつも一番遠くまで片足跳びして靴
を拾いに行くハメになった。マヌケかよ! ま、そのおかげで足腰
が鍛えられて、今の『テンメイのRUN&BIKE』があるってわけ。
P.S.4 タカアンドトシの「欧米か!」をパロった「妖精か!」はウケたな♪
まあでも、あれもすぐテツ&トモの「なんでだろう」みたいな扱いに
なるんだろうな。。
P.S.5 ソクラテス=根津重人(渡部豪太)のテレビショッピング、「名匠の
逸品 本格包丁10本セット」、ソクラテス価格の2290円ってのも、
余りの無意味さに笑ってしまった。でも、ああゆうの買う人間が大勢
いるんだよな。なんでだろう~♪ とか言いつつ、私も時々ダイエット
とかトレーニングの商品見てて欲しくなるけどネ。
P.S.6 視聴率20%達成(関東地区20.9%)、おめでとう~☆☆
P.S.7 続編はSP(スペシャル)の形で『ウェディング大作戦』とでも名付け
てやればいいと思う。やっぱり、最終回で完結したと感じない人が
少なくないようだから、早目の方がいいだろう。
cf.奇跡の扉を開ける鍵~『プロポーズ大作戦』第1話
タイムスリップの理論的説明~『プロポーズ大作戦』第2話
消せない消しゴム、燃やせない炎~『プロポーズ大作戦』第3話
純粋さについて~『プロポーズ大作戦』第4話
設計図というラブレター~『プロポーズ大作戦』第5話
問題を選ぶこと、答えを求めること~『プロポーズ大作戦』第6話
王様になった王子様~『プロポーズ大作戦』第7話
涙の後には晴れるかな♪~『プロポーズ大作戦』第8話
現在という最後の舞台を目指して~『プロポーズ大作戦』第9話
女の子の左手にこめられた思い~『プロポーズ大作戦』第10話
ブカブカの大きな愛に包まれて~『プロポーズ大作戦SP』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タイムスリップの理論的説明2~質疑応答
プロポーズ大作戦第3話で不評だった藤木直人(多田)の数学♪
プロポーズ大作戦第3話の数字の相性占いを発展させると・・♪
プロポーズ大作戦の相性占いを100%にする方法♪
プロポーズ大作戦の相性占いを試してみると・・♪
プロポーズ大作戦第5話のタイムスリップの説明について
プロポーズ大作戦第6話の礼(長澤まさみ)のラブレター全文
『プロポーズ大作戦』のノベライズ&コミック本について☆
速報!『プロポーズ大作戦』ノベライズ本を早くも入手☆
『プロポーズ大作戦』続編とノベライズ本の結末について
『プロポーズ大作戦』コミックの結末はドラマよりいいかも☆
『プロポーズ大作戦』続編、来春スペシャルで決定☆
プロポーズ大作戦・続編スペシャル、3月25日に2時間放送決定との情報☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手作業TB:そうですか。結局、わかっていなかったのは健(山下智久)じゃなく
て私ってことですか・・・しょうがないなあ・・・私が悪者ってことで
ケンゾーッ。(長澤まさみ)
(キッドのブログinココログ)
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