現在という最後の舞台を目指して~『プロポーズ大作戦』第9話
過去に戻ってくるたびに 俺はひたすら走り続けた
何が正しい道かは分からないけど ただただ走り続けることしかできなかった
礼 君の心に何か届いているんだろうか
離れて行こうとしている君との距離を 少しでも変えることができたんだろうか
でも 一つだけ確かなことがある
今でも礼のことが好きだ
どんなに離れてしまったとしても この気持ちだけは変わらない
礼 お前のことが 世界で一番好きだ
☆ ☆ ☆
上手い♪ 第1話をとりあえず別扱いとして、その後を総合評価するなら、今
回の4人の「プロポーズ合戦」がベストだ☆ 最後に近づいて、ようやく底力を
見せ付けてくれたって感じかな。素晴らしいとか絶賛するにはイマイチ欠点が
気になるし、好きだなぁって感じも特に強くはない。でも、この回全体を振り返っ
て上手かったし、最終回に向かうドラマ全体の流れをきっちり組み立ててる点
が大きかった。上に引用したモノローグだけでも、ここまでの全てを凝縮した
巧みなまとめになってる。
これに似た「上手いな」って印象は第7話にも感じて、その時はP.S.で、この
回担当の演出家・加藤裕将に言及しといた。今回の演出は、公式サイトやコミッ
ク・ノベライズ本に書かれてる加藤と成田岳のどちらでもなく、初山恭洋(はつや
まやすひろ)。竹内結子主演による05年冬の月9『不機嫌なジーン』の演出、
安田美沙子主演による映画『ルナハイツ』『ルナハイツ2』の監督をした人で、
よく見ると各回のエンドロールの「スケジュール」担当に名前が出てる。
ただ、各回の評価の違いを演出家の違いで説明するのは、やっぱり乱暴すぎ
るだろう。気になったので、いいと思った1,3,6,7,9回の演出家をチェックし
てみると、成田・成田・成田・加藤・初山で、バラバラだ。成田が多いのは、9回
中の5回を演出してるわけだから、さほど特別なことじゃないだろう。
もちろん演出家以外にもスタッフは大勢いるわけだけど、やっぱり脚本の金子
茂樹が一番のポイントなのかな。その辺り、今後はこっちの目線をもっと鍛えな
きゃね。他人事みたいにあれこれ一方的に素人批評して、自己満足してる場合
じゃないでしょ。。
☆ ☆ ☆
な~んてマニアックな事ばっかり書いてちゃ、読者がいなくなるから、笑いのポ
イントへと話を移そうかな♪ 今回一番笑えたのが、株式会社ハッピィボード営
業部で健(山下智久)の上司になってる安田係長(小倉久寛)が、「実はね、ウ
チの女房、昔ミス・ユニバーシアード日本代表だったんだ」と言って笑った箇所。
これだけでも腹抱えて爆笑したのに、それに続けて健が「マジっすか?」なんて
マジな応答したから余計に笑えた。まさか「ミス・ユニバース」と聞き間違えてス
ルーした読者なんて、ウチの常連さんにはいないよネ?♪
ユニバーシアードってのは、大学オリンピック(University Olympiade)のこと。
オリンピックの前年と翌年に行われる2年に1回のスポーツ大会だから、それ
の日本代表ってのは、ミス・ユニバース日本代表とは程遠い(?)女性アスリー
トだ。だから、半ばギャグで言った安田はすぐ自分で笑ったのに、健はまるで
ミス・ユニバースと聞き間違えたような驚き方。こうゆうトボけた演技は、山P
にピッタリだ♪ ちなみに係長の言葉は、他もかなり面白かった。「健一、健二、
そうたろう」とか、「私たち家族の屍を乗り越えて行けばいいじゃないか」とか。
2番目に笑えたのは、第6話以来の登場となった「メリーゴーランド」。ケンカ
別れかと思った瞬間、一転して「アハハハ・・♪」とバカカップルっぽく笑いなが
ら、幹雄(平岡祐太)が優子(原史奈)を抱えてクルクル回す。バックには前と
同じ(?)能天気の妙な音楽。それを羨ましそうに見てたツル(濱田岳)を、後
ろから監督がメガホンでポカッ! バラエティや漫才のノリで、ヒネリが効いて
テンポのいい笑いの演出だった。
3番目は、礼(長澤まさみ)のもとへと激走する健をマラソン選手・ゲルグーグ
(トラオレ・イッサ)が追い越したシーン。油断してた所を狙われた感じで、つい
プッと吹き出してしまった♪ この2人が並んで競走するってのは、第1話冒頭
以来かな。ここまで来たら、最終回も競走するしかないだろう。
4番目は、映像制作現場で桜をふらしてた幹雄が、監督に「何、桜ヒラヒラふら
してんだよ。ハラリハラリって台本に書いてんだろ」と怒られたシーン。どう違う
のか聞いた途端、口を出すなとまた怒鳴られた幹雄が、すみませんと謝ったの
も、古典的なお約束で良かった♪
5番目も監督。ツルから受け取ったコーヒーが熱すぎてポカリとやった所も、紋
切り型すぎて笑えた。監督が首から落としたバンダナ(ネッカチーフ?)で、ツル
が床を拭いたのも、お笑いっぽくてイイ♪
残念ながら、インチキ陶芸家・伊藤先生(松重豊)の「ヒゲ・嫁さん・ろくろだろ」
は笑えなかったし、ソクラテス=根津重人(渡部豪太)の「何じゃ、こりゃ!」や
「おぉ、ホワイトボードよ・・」もイマイチだけど、上の5つの笑いで十分満足だ☆
☆ ☆ ☆
前置きはこのくらいにして、いよいよ本題。今回は「いきなり最終回」で行こう♪
と言っても、昔流行った企画物のマンガやTV番組の話じゃない。今まで記事の
末尾に書いてた最終回予想の話を、記事のメインに置こうってこと。「本論飛ば
してラクしてるだけだろ!」っていう突っ込みは、歓迎はしないけど大ハズレでも
ない。こっちも色々と大変なもんでネ。。
ちなみに、先日の記事に書いたように、ノベライズ本は発売日前日に早くも入手
してるけど、結末部分(第10章&エピローグ)は読んでない。それどころか、今
回のドラマが終わるまでは第9章も読んでなかった。この辺りのネタバレ禁止
主義については、昔から今に至るまで終始一貫している。もちろん、ネットでそ
の手の裏情報を手に入れることもないし、テレビ情報誌の予告も読んでない。
これは別に、禁欲主義的な我慢なんかじゃなくて、読みたくないだけだ。自分
の目で作品を味わい、自分の頭で考え、自分の手で書く。ドラマを見るとは、
こうゆうことだ。結末を予想するとは、当たり外れを競うゲームではなく、全体
の流れを自分で理論的に把握するということだ。。
さて、今まであちこちに書いてきた予想のポイントを、重要な順にまとめると、
以下のようになる。
①タイムスリップは失敗する。
②ポジティブな結末、おそらくハッピーエンドになる。 健と礼が結ばれる
ミラクルが有力。
③最後は現実の世界、つまり現在。
④タイムスリップを単なる夢として全否定することはない。
夢に見せかけた本物のタイムスリップのはず。
⑤多田(藤木直人)は悪人じゃないし、タイムスリップもしない。
⑥最終回のエンディングは、初回の冒頭と同じく妖精(三上博史)にして、
形式美を作る。
⑦最後も今まで同様、健は水をかけられる。
この7つに関しては、今回終了後も依然として変更なし。って言うか、ますます
確信を持った♪ もし半分以上違ってたら、ドラマの方がおかしいといいたい。
実際、以前ウチの予想とはかけ離れた終わり方をした『クロサギ』は、先日の
記事に書いたように、結局映画で続編を作ることになった。つまり、ドラマは
「終わってなかった」のだ。『クロサギ』の場合は、原作がまだ連載中のマンガっ
て事情があったけど、『プロポーズ大作戦』はオリジナル脚本。ちゃんと終わる
と信じてる。
上の予想について、まず一番些細だけれどウチらしい着眼点、⑦を確認してみ
よう。常連さん、今回もまた健は水をかけられたことにちゃんと気付いたかな♪
告白&抱きしめ攻撃が「失敗」に終わった直後、座り込んだ健の後ろに噴水が
映されてた。すごくキレイな水のかけ方に、思わずニッコリした瞬間だ☆
水をかけることには、2つの意味がある。第1話のタイムスリップ直後では覚醒
に使われたけど(やかんの水)、その後はダメ男や失敗やバカバカしさの強調
に使われて来た。今回もそうだ。すると、形式美の観点から、最後は再び覚醒
に使われるべきだと思うけど、そこはあまりこだわるつもりもない。
同様の形式美的観点から、⑥の予想も変えない。少なくとも私が演出か脚本
を担当するなら、エンディングは妖精にしたい。ただ、世間一般を見渡した時、
そうゆうものを好む人はさほど多くなさそうにも見える。だから、妖精で一旦締
めくくった後、健や礼を始めとするみんなのハッピーな姿を映しながら、桑田佳
祐の主題歌「明日晴れるかな」を流す方がベターだろう。ま、この程度なら、予
想を変えたと言うほどじゃない、単なるヴァリエーションの範囲でしょ。
続いて⑤について。もはや多田悪人説は地球上から完全に消滅したと思うけど、
まだ生き残ってるかな♪ 多田タイムスリップ説は、悪人説以上にあり得ないと
思ってたけど、今回ますますそれを確信した。と言うのも、幹雄でさえタイムスリッ
プしないままだからだ。これは、少しビミョーな部分もあるから、簡単に説明して
みよう。
前回、幹雄が健と一緒にタイムスリップして手助けするのかなと思ってたら、実
際にはしなかった。健がタイムスリップしていった過去の幹雄が、ちょっと気を
利かせて2人きりにさせただけ。今回も、幹雄のタイムスリップを思わせる部分
はずっと無かった。ラストで幹雄が新たにスライドショーの写真を1枚追加した
点だけは、ちょっと分かりづらかったかもしれない。でもあれは、健がタイムス
リップした先の過去(2006年春)で、幹雄に「最後がプロポーズの日の写真っ
て、センスないから」と抗議したのを受けて、その時代の幹雄が写真を追加した
にすぎない。センスないっていう言葉は、芸術系の人間にとっては殺し文句だ
もんネ。
あと、優子の妊娠がウソだってことを健が教えたことも大きいだろう。この情報
を聞いた幹雄は、優子に対して僅かに怒ったフリを見せたあと、すぐ大声でプ
ロポーズした。「子供いなくても、わがままで、贅沢な女一人養うだけでも大変
なんだよ!」。妊娠はウソだと健が教えたおかげで、優子が結婚したがってる
ことを幹雄は確信して、プロポーズすることができたわけだ。つまり、過去の幹
雄が、タイムスリップした健に恩返しする形で写真を1枚追加、そのまま2007
年春に至っただけのこと。結局、タイムスリップなんて奇妙な事をしてるのは健
だけで、基本的にはSF(サイエンス・フィクション)というより普通の恋愛コメディ。
多田のタイムスリップはあり得ない。
残りの①~④については、以前の説明の繰り返しになるし、そろそろ時間切れ
が近づいてきたので、新たな補足と共に簡単にまとめて終わりにしよう。
タイムスリップ、つまり過去への時間旅行は失敗する。でも、初回冒頭で妖精
は次のように語ってた。「運命を変えるほどの大きな奇跡は、そうそう訪れない。
変えたいと思う小さな一歩を重ねることで、いつの日か、奇跡の扉は開く」。
ここまで、健は「小さな一歩」を重ねて来たから、最終回には「大きな奇跡」が
訪れるはず。それは現在の現実におけるポジティブな出来事、おそらく健と礼
のハッピーエンドになるだろう。もはや、健と礼が離れる結末の可能性は僅か
になったと思う。記事冒頭に引用したように、「一つだけ確かなことがある 今
でも礼のことが好きだ・・・世界で一番好きだ」って話なんだから。
第7話で健が水風船をフレッシュ・サイダーに命中させた時、礼は奇妙な台詞
を口にした。「そうゆうミラクルはホントの告白の時に取っとかないと」。今回、
健は告白したけどダメだった。つまり、あれは「ホントの告白」じゃなかったんだ
ろう。予告編には、コーヒーの缶らしき物を健がゴミ箱に投げ入れてヨッシャ!
とガッツポーズ(死語?)するシーンがあった。明らかに第7話と似てたから、来
週「ホントの告白」があるのかも知れないし、再来週かも知れない。
それは細かい枝葉の話として、もっと重要な予想を追加しておこう。それは、今
週に続いて来週も、「最後の写真」にはならないだろうっこと。とにかく軽いドラ
マだから、「最後」なんて言葉にも重みがない。ただし、ギリギリで筋は通してる
(今回も、元々の世界では確かに「最後の写真」だった)から、ホントの「最後の
写真」は、写真に似た別物じゃないかと思ってる。
写真ってのは過去のもの。それに執着して、やり直すためにタイムスリップす
るなんてネガティブな行為を続けてる間は、現在の現実に奇跡なんて訪れない。
ところが、写真に似てるけど現在を映せる物がある。ビデオだ。そもそも第1話
では、健と幹雄とツルは結婚式のビデオ撮影をやってて、しかも知らないうち
にウヤムヤになってた。第7話では、幹雄が高価なビデオを手に入れて妙な使
い方をしてた。そして今回、映像制作の現場が大きくクローズアップされてたし、
多田のプロポーズもまるで演劇のように舞台で行われた。さらに、予告編でも
何かみんなで撮影してる。
これらを総合すると、最終回は具体的には次のように予想される。まずスクリー
ンに映像が映る。まだ写真があったのかと思ったら、それはビデオが映す現在
の披露宴会場。ポカーンとしてる健を、幹雄かツルがポカッとメガホンで叩く(cf.
1話&9話)。礼と多田も笑う中、健がわれに返ると、そこは撮影現場。『卒業』
みたいな映像を作ってたのだ(cf.来週の予告)。すなわち、現在という最後の
舞台で展開される「劇中劇」or「フィクションinリアリティ」。今までのクセで、うっ
かりハレルヤ~、チャンス!と呟きかけた健は、自分で突っ込んで否定する。
もうタイムスリップなんてやってる場合じゃない。現在の現実の中で、未来を目
指して行動すべき時だ。
そこで、礼に堂々と告白。礼は微笑んで、「~~~できたらいいよ♪」と無茶で
可愛いおねだり。水風船的な、物を投げるゲームとかかな。ベストは、今回ド
ント・ノック・ニューヨークの自由の女神の王冠にかぶせて捨ててきた、ブカブカ
の指輪を遠くから礼に向けて投げること。このゲームに、健はミラクルで成功。
「よっしゃ!オレと結婚しよう」「ウン♪」。多田も含めてみんな祝福。伊藤先生
もソクラテスもニッコリ。この辺りで、「どんだけ~!」も登場。そして、『卒業』
ラストの「エレイン!」、「ベン!」をパロって、「レイ!」、「ケン!」と言い合いな
がら、手をつないだ二人が外へ駆け出していく。あまりの勢いに、マラソン世
界記録のゲルグーグも置いてけぼり。空からは、二人を祝福するスコールみ
たいなお天気雨。
「ねぇ、ケンゾー。明日晴れるかな?」
「俺たちの力で晴れにしちゃえばいいんだよ。
奇跡の扉を開ける鍵は、誰の手にも握られているってこと」
「ウン、そうだね」
「求めよ」
「さらば与えられん!♪」
幸せそうに走り去る2人を妖精が優しく上から見守って、ウンチクと共に白い
カーテンを閉じて、「The end」。桑田の主題歌と共に、登場人物みんなの
ハッピーな姿。。。おしまい。パチパチパチ!☆
☆ ☆ ☆
ちょっと遊び過ぎたかな♪ いくら何でも、これが的中したらミラクルだ。ま、も
ともと眠いし、コーラのカフェインを大量摂取してるから、気分的にハイなわけ
よ。最後は手が勝手にキーを叩いてたって感じで、理屈こねてる普段とは全然
違うノリだったな。書き終えてみると、自分的にはちょっと新しいパターンの記事
で新鮮かも。一応、筋も通ってるでしょ♪
残る気がかりは、多田の扱い。健と幹雄とツルの3人だけがプロポーズに成
功して、もともと新郎だった王子様・多田だけが一人ぼっちになるのは、不公
平すぎるだろう。でも、相手がいないんだよなぁ。キャメロンくらいしかネ♪ 既
に結婚してて、会場に奥さんも来てるなんて感じかな。私なら、初回の三輪車ペ
アを多田の子供にして、パパのもとに駆けつけたって話にするかも。。
あと、礼の「こんなに一緒にいるのに、ケンゾーはなんにも分かってないよ。な
んにも分かってない」って台詞。ここまで触れてなかったけど、あれは極端に言
うと、ハッタリでしょ。もちろん、まだ残り2回に引き継がれてるわけだけど、本
質的には単なる見掛け倒し。重要じゃない言葉のような気がする。そもそも礼
自身が言ってたように、分かってないってことはそれほど悪いことじゃない。
分かってなければ、分かろうとすればいい。「何が正しい道かは分からないけ
ど、ただただ走り続けることしかできな」いのが人生ってもんだろう。
ブログを書き続けることも、RUN&BIKEで走り続けることもそう。
ブログを読み続けることや、ドラマを見続けることも、まったく同じことだ。
小さな一歩を重ねることで、いつの日か奇跡の扉は開くと信じよう。
ダメで元々。失敗しても当たり前。成功したら男前or女前♪
ではまた。。☆彡
☆ ☆ ☆
P.S.今回、幹雄がいい活躍を見せたから、今度はツルが活躍する番だろう。
エリと一緒に何かするのが自然かな。最終回でもいいけど、来週の方
が構成的にはキレイだ。
P.S.2 水と共に、コーヒーへの執着も明らかだけど、意図も今後の展開も
不明。スポンサーへの配慮でもなさそうだしね。ちなみに今回の缶
コーヒー(?)の名前は『TRY』。やってみろ!って意味で、超~気持
ちいい、いやいや、超~分かりやすい♪
P.S.3 ソクラテス、名演技or迷演技だったにも関わらず、来週の予告編を
見る限り、ハリウッドも大スターも夢に終わったようだ。アメリカ人は、
「何じゃ、こりゃ!」って松田優作の名言も知らないだろうしネ♪
P.S.4 再び登場したドント・ノック・ニューヨーク(DKNY)。わざわざダナキャ
ラン・ニューヨーク(DKNY)の許可まで取ったと公式サイトに書いて
たけど、相変わらず中途半端な使い方だな。ひょっとすると、まだ使
い続けるのかも。そうじゃないと、完全な失敗に思えてしまう。街角の
看板で、王冠に健が指輪をかぶせるくらいじゃ弱いな。指輪が健の
もとに戻る過程で、巧妙な仕掛けが用意されてるのかも知れない。
P.S.5 ツルのプロポーズ&告白のシーン。「じゃあ、オレと付き合ってくださ
い」 「いいよ」 焼肉、ジュー。「オレと付き合ってください」 「いいよ」
再び、ジュー。このリズミカルな演出はユニークで面白かった☆
P.S.6 前回の記事で折角怪しいと指摘しといたのに、またエイブラハム・
リンカーンって名前を挙げてたな。スタッフさん、ちゃんとチェックし
ないとダメよ♪
P.S.7 今回の山Pの抱きしめ方を「あすなろ抱き」と言うそうだ(by アンナ
diary)。Googleで検索すると約568しか出ないけど、Yahoo!だ
と約15200件ものヒット。ネット百科事典Wikipedia(ウィキペディ
ア)の『あすなろ白書』の項目にも、「ドラマ内で、木村拓哉が石田ひ
かりを後ろから抱きしめるという名シーンから、後ろから抱きしめる
ことを『あすなろ抱き』と言って流行した」なんて説明があった。ま、こ
の項目の説明、かなり怪しいけどネ。。
ちなみに私も、『あすなろ白書』は半分以上見てると思うし、そのシー
ンを見たような気もするけど、この言葉は覚えてないなぁ。。
P.S.8 あっさり切り捨てるのも可哀想だから、ちょっとだけ礼の「分かって
ない」の相手をしようか。もちろん単なる推測だけど、フツーに考え
れば、「僅かに残る健への思いをキッパリ振り切るために必死で決
心したのに、どうして私をまた迷わせるようなこと言うの? 私の複
雑な思いがなんにも分かってない」って程度の意味でしょ。多田が
プロポーズした直後の礼の複雑な表情を思い出そう。ま、すぐCM
になったから、ピンボケ気味になっちゃってたけどネ。。
P.S.9 珍しくカメラに軽くダメ出ししとこう。幹雄が優子を捨て去ると見せか
けて、一転してプロポーズしたカット。あそこはズームレンズの焦点
を幹雄から優子にすばやく移さなきゃならなかったはず。一瞬だけど
かなり目立つ単純ミスだった。
P.S.10 公式サイトにひっそり隠れてるブログ『ドラマプロデューサー陣の告っ
ちゃおか?大作戦!!』によると、6月8日に最終回の脚本が入稿し
たとのこと。わずか半月前ってことで、かなり大変だったんだろうな。
「珠玉」の原稿を仕上げてくれたらしい脚本家・金子茂樹には、P1号
(瀧山麻土香かな)と共に、感謝の言葉を贈っとこう。
ホントにお疲れ様でした!☆
問題を選ぶこと、答えを求めること~『プロポーズ大作戦』第6話
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コメント
今までの結婚式は幹雄が撮ってた映画のワンシーンって事?三上さんにはギャラを払って帰ってもらって・・・。あと2回くらいは斬新な展開にして欲しいなぁ・・・。
投稿: お気楽 | 2007年6月13日 (水) 00時01分
お久しぶりぶり♪
2週間ぶりのドラマレビューで、どう感想書いていいのかわからなかったよ。って言うか、10時からのスマスマ見ててドラマレビューどころではなかった(笑)テンメイさん脚本家になれるかもよ(笑)そんな乙女ちっくな脚本書けるんだ(笑)
桑田さんの曲に合わせて、もしかしたらそれもありかな?って。。。とにかく気になるのが、多田さんの扱い。健と礼がハッピーエンドになったら多田さんファンは、おいおい結局刺身のツマですか?(苦笑)ラストをどう着地するか?こんなに最後が楽しみなドラマもないです。これもテンメイさんの妄想のおかげ?(プッ♪)
あすなろ抱きは、誰もが知ってますぅ。
木村君がひかりちゃんを後ろから抱きしめて
「俺じゃだめか?」みたいなセリフを言うのよ。
きゃ~また木村ワールドに戻ってしまう(笑)
やっぱり後ろから抱きしめられたら反則~!
後2回、欠席しないでレビューするからね~(笑)
投稿: アンナ | 2007年6月13日 (水) 00時06分
テンメイ様、おはようございます。
夏の気配が漂ってますね。
季節的にはこれから梅雨入りだけれど
湿ったラストは似合わないので
スカッとさわやかなラストが望ましいのです。
どんだけさわやかなラストが待っているのかしら。
ま、キッドとしては多田が
恋の極悪人であることを祈る気持ちで
いっぱいです。
だぁまぁしぃてぇたぁのぉかぁ~!
という絶叫が欲しい季節なのです。
ま、冗談はさておき、
今回はプロポーズ特集でしたね。
もしも、健の一言で
メリーゴーランドペアも破局しなかった・・・
とすると
第1回と第9回の相違点は
カップル、多田と礼。
独身、ツル、エリ、ミキオ、健。
から
カップル、多田と礼。ツルエリ。メリーゴーランド。
独身、健になったことですか。
つまり、九話かけて
健は一人ぼっちになったのです。
このままだと妖精は
ある意味、
なかなかに悪魔的ですね。
さて、残るは礼の心。
テンメイ様の言うように
失恋を乗り越えて礼が大人の恋を
しているとすると
過去健と一体化してきた健・・・。
つまり、ほとんどやりなおせない健は
一人よがりが主張できるようになった・・・
だけということになります。
これ・・・主役としは問題ですよね。
スカッとさわやかじゃないもんな。
つまり、現在の健はちっとも
魅力的じゃないようですから・・・。
さあ、どうするのかなーっ。
とりあえず、今日は
この歌でしめておきますーっ。
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう
ま、健の場合、キャビアはものすごく
惜しかったみたいでしたが・・・。
投稿: キッド | 2007年6月13日 (水) 04時49分
>お気楽さん
そうそう。夢のヴァリエーションとして映画を使うわけ。
これまで撮影シーンはそこそこ映ってるから、自然でしょ。
三上さんまで考えてなかったけど、ギャラ払って帰って
もらったら、実は本物の妖精だったって感じかな。。
そちらに、ホワイトボードが何で売れたのか分からないとか
書いてたから、蛇足ながら説明を♪
係長が現場に強引に割り込んだ時、監督お気に入りの
ソクラテスが、「おぉ、ホワイトボードよ なぜお前は
人前にさらされながらもそれほどまでに無垢でいられるのか」
とアドリブで(?)台詞をしゃべったわけ。
それがまた監督の心に響いて、「幹雄~!何でウチの現場に
ホワイトボードがないんだよ!」と怒鳴って、
1台目が売れて、写真も1枚追加されたってお話。。☆彡
>アンナちゃん
お久しぶりぶり♪
2週間あいちゃうと、もうやりにくいかもネ。
1週間だと、ドラマの間隔と同じだしOKだよ♪
ま、ホントは3週間に1回くらいにしたいけど。。
オレ、脚本家になれるかな☆ やっぱ、そうか。。^^
「豚もおだてりゃ木に登る」。誰が豚や!!
フジテレビ・ヤングシナリオ大賞狙おうかな。
金子茂樹もそうだし、金子ありさ、野島伸司、
橋部敦子と揃ってるもんね。
テレビ業界に入れば、女優ともお友達になれそうだし。。
そう言えば、アンナちゃんも昔は脚本家志望だったっけ?
木皿泉みたいに、男女2人で組もうか♪
アンナ・テンメイ、ひねって、てんめぇ!あんなぁ!とか。
書類の名前だけで落ちるか。。
乙女ちっく。。バレた?
実は、乙女のように純情可憐な心の持ち主♪
多田はもう結婚してるってことにするしかないと思うな。
嫁さんはキャメロンかニュー・フェイスか。。
あすなろ抱き。。フツー知らんだろ!♪
木村君ワールドじゃ、誰でも知ってるわけね。
あと2回、欠席しないでレビューしたら、
ご褒美に後ろから抱きしめてあげよう(*^^)v
要らない? あっ、そう♪☆彡
>キッドさん
こんにちは♪ ホント、夏の気配が漂ってます。
って言うか、暑すぎ!
梅雨入りのラストよりも、スカッと爽やか
コカコーラ的なラストが望まれます。
と言っても、キッドさんの場合は、多田悪人説で
スカッとするんでしょ♪
それに対して、大半の視聴者は、善人(&美形)の
ハッピーエンドで爽やかになるはずです☆
メリーゴーランドはもう完成でしょ。
あの円環構造は、永遠の象徴♪
つまり、あのペアだけがいち早く解脱してしまった。
それに続くのが、ツル・エリの凸凹焼肉ペア。
焼肉を一緒に食べる男女はもうできてると
言われてるから、なかなか早い進行ですネ。
頑張って、出生率向上に貢献して欲しいもの♪
妖精は別格として(?)、残ったのは、
多田、礼、健の三角関係。
ところで、根本的な問題として、健がホントに
ダメ男なのかどうかって話があります。
例えば、あれが単なる夢ならダメ男じゃないし、
映画の中の演技としてもダメ男ではない。
ここまで見てきた感じだと、健はダメ男のままで
終わることはなさそうな気がします。
ダメ男からゆっくり成長するって余裕ももうないので、
実はそれほどダメ男でもなかったとするのが有力。
だから、夢か映画か、フィクションとして処理すべき。
ただし、あくまでフィクションinリアリティ。
作り話に見せかけた本物のおとぎ話っていうファンタジー♪
ま、健の場合、たとえダメ男でもルックス的に
魅力があるから、何でもアリなんですけどね。
もう視聴率もそこそこ取っちゃったことだし。
それを言っちゃあ、おしまいか。。
とにかく、残り2話が楽しみです!
予想がそれなりに的中してたら、自分へのご褒美に、
キャビアの缶詰でも買おうかな。
20g入り、5000円。高いけど、お金なんて問題じゃない。
「僕は何を惜しむだろう」♪☆彡
投稿: テンメイ | 2007年6月13日 (水) 15時45分
テンメイさん、こんばんは。
最終回、予想ポイント、1から7までもうばっちりです。テンメイさんに言われると本当にそんな気がしてきましたわ。特に1,2,3、は絶対ですわ。ただね、そっから先がぜんぜん想像つかないんです。多田先生を悪者にせずに健と礼がくっつくなんてありえるのでしょうか。
健ってそんなにダメ男ですかー?けっこうあれで強いと思うけどなあ。私はこういうキャラって好きなんですけどね。まあ、あくまでドラマの中でですけど。
「あすなろ抱き」有名ですよ。最近はやりかも。ドキドキしながら見ていたんですけど、私はされるより、するほうが断然いいです。後ろから抱きしめてあげたいの。
でも、今回の1番は噴水のシーンです。泣きながら、うっとり見ていました。水のシーンはどれもきれいで好きですね。
>いいと思った1,3,6,7,9回
あらあ、めずらしい!私も同じだわ。私の場合は好き!ですけどね。9話の健はなんか大人っぽくってステキでした。
投稿: youko | 2007年6月13日 (水) 22時20分
>youkoさん
こんばんは♪
多田を悪者にしないことだけなら、わりと単純です。
多田と礼の結婚をフィクションにしてしまうだけ。
残り時間も少ないし、それしかないでしょう。
でも、多田を一人ぼっちにしないって問題は別の話。
そのためには、既に結婚してるとするしかないと思います。
と言うのも、単に恋人がいるだけなら他の3ペアに負けてるし、
『プロポーズ大作戦』って名前にもふさわしくない。
多田だけが一回り近く年上だから、既婚者って設定は自然です。
相手はキャメロンでもおかしくないと思うけど、
いかにもって感じの上品でキレイな若奥様でもOK。
健はいい所も色々ありますよ。顔とかネ ^^♪
でもダメ男ぶりが目立ちます。そこがまた可愛いんだろうけど。
あすなろ抱きを女性がしたら、あすなろ白書になんないでしょ!♪
別のドラマから、新しい名前を付けないと。
今回の噴水シーンは、決まったって感じですネ☆
これ以上ないって感じの水のかけ方。
こうなると、最終回はお天気雨くらいしかないでしょう。
シャンパンじゃ当たり前すぎるし、噴水に負けてます。
好きってことだと、僕の1番は第6話かなぁ。。
健のちゃんちゃんこ、礼のラブレター紙飛行機。
多田の大人の態度も含めて、後味のいい回でした。
第1話もキレイで面白くて、かなり好き♪
今回の健は、確かに大人っぽかったな。
社会人1年生ってことを自然に表現できてました☆彡
投稿: テンメイ | 2007年6月15日 (金) 03時11分