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『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較4

(☆10年7月追記: 『

  18km走まで回復&『ホタルノヒカリ2』第1話

  サッカーのみが「運動する知性」(蓮實重彦)&『ホタルノヒカリ2』第2話

         

(☆08年5月1日追記:『ラスト・フレンズ』の記事を求めて検索してきた方は、

          右側「最近の記事」かトップページ「全記事一覧」からどうぞ♪)

        

        

いよいよ今晩が最終回!☆ ドラマの終盤になると、記事が増えてるからアク

070912b_2 セス数(ページビュー)

 が増えるのは当然だけ

 ど、今回の『ホタルノヒカ

 リ』の場合は訪問者数も

 急激に増えてる。やっぱ

 りみんな、三角関係の結

 末が気になるんだろうな♪

         

                                干物女=アホ宮=雨宮

070912_2 蛍(綾瀬はるか)ぶちょお

 =高野部長(藤木直人)と、

 手嶋マコト(加藤和樹)の間

 がどうなるのか。ひうらさとる

 の原作マンガ(『Kiss』連載,

 講談社)と水橋文美江の脚

 本は相当違うから、原作

 の最新状況を知ってるファ

ンでさえ結末は読みにくいでしょ。

                  

常連さんは聞き飽きてるように、ウチの結末予想は基本的に初回から全く変

わってない。典型的なハッピーエンドはなくて、まったりした曖昧で中途半端な

結末。最新の状況を加味すると、三角関係の高野寄りに蛍が位置したまま

了ってことだ。ホタルの光のように、ささやかだけど温かくて懐かしい心地良さ

に蛍が包まれて、おしまいってこと。予想と言っても、単なる直感とか願望で

はない。あくまで、しっかりした解釈や考察に基づく予想だ。もしハズれても、

よほど納得できる脚本じゃない限り、ドラマの方がおかしいと言うだろう。ま、

読者がどう思うか知らないけどネ♪

    

さて、ネタバレに注意しながら少しずつ慎重に読み進めて来た原作。最終回

直前の時点でどこまで読んだかと言うと、7巻最初の第37章(Light37、以下

L37と略記)までだ。正確に言うと、7巻の目次は全部読んでるし、巻末にあっ

た8巻予告(1ページだけの簡単な宣伝)も目に入った。この時点で、ドラマ

に(まだ)出てない情報があれこれインプットされてるけど、原作とドラマの違

いの大きさを考えれば、ネタバレと騒ぐほどのものでもないだろう。ずいぶん

気を使うのは確かだけどね。。

    

         ☆          ☆          ☆

前回の原作記事では、ドラマの第8話くらいまでと大まかに比較したから、今

回はドラマの第9話と原作を簡単に比較してみる。第9話で起きた主な出来

事は、蛍&マコトのトラブル、蛍に対する高野の恋心の伝達、高野&マコトの

激突、蛍&高野の同居解消、蛍&マコトの同居開始だ。以下、この5つを順

に見て行こう。

     

1番目に、蛍&マコトのトラブル。ドラマでは、家のカギを無くした蛍が干物姿

で会社に行き、高野と会ってる所をマコトに見られる。その後のマコトの冷た

い態度を見た蛍は、干物姿を見られたからだろうと勘違い。ピント外れの反

省をして「ちょっと頑張る蛍さん」になってた。

原作では、まず神宮司要(武田真治)が干物姿を目撃して、仕事絡みで写メ

まで撮影。その後、マコトが蛍に、「コンビニの写真は見た。しばらく会えない」

とか告げて、蛍がショックを受ける(5巻・L22)。でも、実は写真は無関係で、

マコトは一人で仕事に打ち込んでただけ。要の配慮で2人は仲直りした(L23)。

    

ドラマでは、マコトからホントの理由(高野との親密さの目撃)を聞いた要が、

バイクに乗せて蛍の家まで連れて行くなんていうかなり不自然なシーンがあっ

たけど、要するに原作における要の温かい配慮をアレンジした形になってる

わけだ。あと、蛍がカギを失くすって話は、原作だと全く別の所で出てくるエピ

ソード(6巻・L31)。

    

2番目に、蛍に対する高野の恋心の伝達。ドラマの二ツ木(安田顕)山田

姐さん(板谷友夏)によるお節介だけど、原作のL37までにはそうゆう話は

見当たらない。ドラマにおける、高野のお節介な友人役・二ツ木は、原作だ

と六郎に少し似てるけど、今のところ六郎は高野に軽いアドバイスをしてる

だけだ。ただし、高野自身が蛍に、特別な感情を持ってることを告げる。下

の4番目の項目を参照。

    

3番目、高野&マコトの激突は、原作ではまだない。ただ、8巻の予告による

と、同居がバレるらしいから、8巻か最新の9巻で何かあるのかも知れない。

     

4番目、蛍&高野の同居解消は、原作だと微妙で長い話になってる。たまた

まマコトが蛍の家に泊まりに来て、その際に高野は自宅に戻れず(L27)。

翌日に有休を取った高野は、別居中の奥さん・深雪(黒谷友香)との別れを

ハッキリさせるものの、蛍には話さず。一方、蛍は要のアドバイスに従って

高野から自立しようと奇妙な行動を取るけど(バイト、庭のテント生活など)、

結局失敗。やがて高野が、まるで奥さんとよりを戻したかのように、マンショ

ンに時々泊まるようになったから、蛍は動揺。1度は高野を完全に追い出そ

うとしたくせに、高野から嫉妬に近い特別な感情を持ってることを告白されて、

結局は蛍が高野に戻ってきてくれと頼む。たまたまマンションの水漏れもあっ

たから、高野は一時的に家に戻り、蛍といると安らぐって気持ちを告白(L37)。

     

最後に5番目、蛍&マコトの同居開始。原作では今のところ実現してないけど、

同居しようって話は一応ある。まずマコトが蛍に提案して(L27)、動揺した蛍

は聞こえないフリ(L28)。結局、もう少し考えさせてくれってことになる(L29)。

これとは別に、同居と関係ある、まだドラマに出てない話が出て来るんだけど、

ネタバレの可能性があるから書かないでおこう。

    

          ☆           ☆          ☆ 

という訳で、今回はこのくらいってことで。7巻最初までに、上に書かなかった

重要な話と意外な話が1つずつ出て来てるし、ステキ女子=三枝優華(国仲

涼子)と要の新たな展開もある。それらがネタバレになるのかどうかは分か

らないけど、安全のためにわざと触れないでおいた。ただ、ますますハッキリ

して来たのは、ドラマの最終回が予想通りになりそうだってこと♪ 

    

だから私の興味は、早くもSPでの続編に向かってる。そのためにも、今晩は

最低15%の視聴率が欲しい所だ。もちろん、ネットでの反響も大切だから、

読者の皆さん、温かい言葉をあちこちに書きまくってネ! あちこちが面倒な

ら、ウチだけでもOK♪ 私も最終回記事と原作記事1本追加で、微力ながら

援護射撃するつもりだ。

        

ともかく、ステキな最終回SPになることを期待しよう。

ではまた。。☆彡

    

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.女というものは存在しない~『ホタルノヒカリ』第1話

   ネガティブからポジティブへの反転~『ホタルノヒカリ』第2話

   愛の道化の温かさ~『ホタルノヒカリ』第3話

   安らぎへと回帰する緊張~『ホタルノヒカリ』第4話

   本を読むこと、本を書くこと~『ホタルノヒカリ』第5話

   閉じられた空間での静寂なる接近~『ホタルノヒカリ』第6話

   乗り越えられないものは存在する~『ホタルノヒカリ』第7話

   『ホタルノヒカリ』第7話の『猿蟹合戦』をめぐる解釈

   終わった夏、終わらない夏~『ホタルノヒカリ』第8話

   ありのままという縁側の難しさ~『ホタルノヒカリ』第9話

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較1

   『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較2

   『ホタルノヒカリ』、ドラマと原作コミックの比較3

   『ホタルノヒカリ』最終回予告から予想される結末☆

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回 

   感謝すべき遭遇、時空を超えた銀河~『ギャルサー』最終回

   救われない生の存続と終焉~『白夜行』最終回

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