『ガリレオ』第4話、ドラマと原作の比較
時間がない。でも、記事は書きたい。ウ~~ン、かなり迷ったけど、すごく簡単
にドラマ第4話の原作記事も書いとこう。先週、1本目の原作記事をドラマ第1
話で書いたことだし、折角ならいずれ全10話(原作2冊・全10章)すべて書き
たいわけよ。多少、中身が薄くてもね。だって、ドラマ自体のレビューはかなり
濃いから、両方合わせて丁度いい味になるでしょ♪
ま、第2話と第3話よりも先に第4話を書くのも迷ったけど、とりあえずここでド
ラマの進行に追いつきたいってこと。飛ばした2つは、後で時間を見つけて書
き足すつもり。
という訳で、言い訳はともかく、サラッと形だけドラマ第4話の原作記事を書き
上げよう。広い意味ではネタバレの一種と言えなくもないから、くれぐれもご注
意を☆ 私自身、ドラマを見終わるまでは、原作の対応箇所は読まない。
☆ ☆ ☆
既に知ってる方も少なくないだろうけど、第4話はこれまでの話と違って、ほと
んどオリジナル脚本に近い内容だ。3つのポイントは重なってる。犯人(原作
では犯人の1人)が田上昇一(香取慎吾)ってこと。凶器が超音波加工機(or
発信機)ってこと。田上が超音波で加工したブローチを女性(ドラマは内海薫
=柴咲コウ、原作は内藤聡美)にプレゼントしたことから、湯川学(福山雅治)
が解明したってこと。
でも、そこからの肉付けはほとんど別物で、要するにドラマは、SMAPで活躍
する人気タレント・慎吾ちゃんを前面に押し出し、これまた超人気の福山と対
決させて、慎吾ちゃんヌードや女性の水着まで加えて高視聴率を取りに行っ
たってことだ。25%には届かなかったけど、23.6%なら成功だろう。脚本家
の福田靖、演出の澤田鎌作ほか、スタッフ&キャストの皆さん、おめでとう☆
さて、この記事を読む人の大半は、ドラマを見てるだろうから、ドラマのあらす
じは超簡単でいいだろう。優秀で野心を持つ若き科学者・田上が、超音波研
究を殺人兵器に応用して軍事産業関連に売り込むために、人体実験をする。
完全犯罪のつもりだったが、内海が怪しみ、湯川が謎解きして、田上の犯行
がバレる。最後は、田上のものを上回る兵器の設計図を湯川が見せ付けて、
田上が白旗。これが表面的なストーリーだった。深層の重いストーリーについ
ては、第4話のドラマレビューを参照のこと。
それに対して、原作(東野圭吾『探偵ガリレオ』文芸春秋・第三章「壊死る」)
は、以下のような話だ。工場の事務員として働く内藤聡美は、ブランド品を買
いあさって金に困る。夜の店(おそらくキャバクラ)のバイトでも追いつかない
から、肉体関係のある2人の男(年配&同年代)から借金してしまう。店の客
である年配の男がしつこいから困ってた時、工場で働く同年代の男・田上昇
一に冗談まじりで「殺してくれる?」と言うと、超音波加工機を紹介してくれた。
聡美は年配男を殺害、すぐに田上もそれを知る。
一方、被害者と店の関係から、草薙(北村一輝)と湯川が店に潜入捜査。湯
川が聡美の外見から工場の事務員だと推理し、草薙は犯行現場に作業用
の軍手が落ちてたことを思い出す。店のママの情報で、聡美の工場への聞
き込み開始。田上も含めて、周りの従業員にも噂が伝わった。マズイと思っ
た聡美は、田上の部屋で、例の超音波加工機を使って殺そうとするが、気付
いた田上に逆に殺されかけてしまう。その醜い争いの場面へ、湯川&草薙
が駆けつける。最後の3行はなかなか文学的だから、わざと書かないことに
しよう♪
☆ ☆ ☆
さて、あらためてドラマと原作を見比べた時、2つの共通点に気付く。まず物
理的な小ネタ。ドラマは、ドライアイスに浮かぶシャボン玉と、円端具流(えん
たんぐる=エンタングル=entanglement=もつれ,絡み合い)。原作は、磁石
に浮かぶ超伝導体(磁石を逆さまにすると超伝導体はピン止め効果で下に
浮かぶ!)。要するに、ドラマも原作も、2つのものの強固な関係を描いてる
わけだ。
一方、ストーリー(特に動機)の共通点を見ると、ドラマは金と名声、原作は
金と男女。要するに、金と対人関係っていう、古今東西共通の厄介な話をめ
ぐって犯罪が行われたわけだ。
こうしてみると、結局ドラマと原作は、ただ一つの大きな共通点を描くものと
見れなくもない。つまり、人間と金&他人との結びつきの強固さ・醜さ・悲しさ
を描くものだったわけだ。ここまで行くと、ちょっと一般化しすぎかな。。♪
という訳で、この程度書けば十分でしょ。ではまた次回をお楽しみに。。☆彡
cf.天才・湯川が示した物理学の解読と検証~『ガリレオ』第1話
・・・・・・・・・・・・・・・・
『ガリレオ』第5話、キューピッドの黄金と鉛の矢は流行るかな♪
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コメント
おこんばんは、
力作のドラマレビュー、そして原作記事まで!
ご苦労様です。
(私の脳は現在、脳内メーカーで覗くと、
きっと、 歌姫、歌姫、歌姫、歌姫、歌姫、その他ってなっていると思うので、
他のドラマはまったく観てないのですが・・・、
テンメイさんの記事はチェックしてます。
苦手な数式部分は相変わらず・・・ですが)
「ガリレオ」原作は、「ホームズ&ワトソン」の科学者版ですよね。
ホームズという天才&奇人変人と
ワトソンという超常識人のコンビは
やはり素晴らしい!ので
NHKが放送しているBBCの「ホームズ」みたいな浮世離れした感じか、
あるいは、ジョニー・デップとまでは言わないけれど
せめて、石坂=金田一耕介ぐらいの役造りをしてほしかった
と思うのは私だけでしょうかね。
福山萌えファンにはあれでいいんでしょうけどね。
できてるできてない問題も
なんか焦点がボケル感じが・・・。
投稿: azami | 2007年11月11日 (日) 22時23分
> azami さん
おこんばんは☆ 意外な記事へのコメントどうもです♪
力作のドラマレビュー、力が入り過ぎてる気がするので、
ちょっと緩めようかと考え始めたところです。
身体がもたないっていうか、時間がもたなくて。
ま、この原作記事はラクし過ぎてるかも♪
おっと、意外な人から「脳内メーカー」! 「歌歌・・・」って感じ?
僕は「姫姫・・・」の方がいいな。話がズレたか♪
歌姫しか見ないっていうのも徹底してますね、と書こうと
したけど、そう言えば僕も今週はガリレオだけでした(^^ゞ
ま、あの記事書くのに天文学的時間を費やしてますからね。。
数式ってのは、古今東西共通の究極の論理的文章。
ぜひ、苦手を克服して頂きたいものです☆
ガリレオ原作は、まさにホームズ&ワトソンの科学者版。
ホームズなんて子供の時に読んだだけだから、あんまし
覚えてないけど、やっぱし元祖の方がちょっと上かも。。
東野って、白夜行とガリレオ関連しか読んでませんが、
いかにも電気工学出身って感じで、理系のパズルって感じ。
ホームズはもっと人間くさいドラマじゃなかったかな。。
ま、僕自身は半ば理系だし、パズルも好きですけどネ。
役作り。。確かに、頑張って作った感じはありません。
スタッフが用意する実験、黒板、頭の中の数式とかで
かなりカバーしてもらってますね。
まあ、キムタク=木村拓哉にせよ福山にせよ、普通に
演技するだけで通じてしまう所が凄いんでしょ。
存在そのものが役作りって感じ。
もう中盤だから、このまま行っちゃうはずで、それでOKです。
もともと福山は印象いいし♪
できてるできてない問題ってのは、単なるお遊びでしょ。
空想、論争、からかい、いずれにしても、純粋なゲーム。
それに対して、例えば最後に2人がどうなるのかって話は
ちょっと違います。ドラマ全体の大きな筋道の把握だから。
ただガリレオは、ギャルサーやプロポーズ大作戦以上の
典型的な1回完結型だから、全体がとらえにくいんですよ。
その分、物理の謎解きや、できてるできてない問題で遊ぶ。
これはこれでアリだと思います。
ドラマは多面体。色んな楽しみ方があるってことでしょう♪☆彡
投稿: テンメイ | 2007年11月12日 (月) 03時11分