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シュルトを倒すのはシュルトだけか~『K1GP・2007決勝戦』

プロフィールの「興味のあること」の4番目に「格闘技」と書いてるのに、最近

まったく格闘技記事を書いてない。ランニング・自転車・ドラマの記事がほとん

どで、後は日記かつぶやきって感じ。でも、元々は格闘技が1番好きだったし、

今でも興味は十分ある。って事で昨晩の『K-1WORLD GP 2007FINAL』

は、記事を書こうと最初から決心してた。できれば、試合後すぐにアップ。

    
   
ところが、金曜くらいから風邪が悪化。土曜夜のK1を見た後は記事を書く元

気もなく、寝込むような形でフトンの中へ。今日はさらに風邪が悪化、おまけ

に不運なアクシデントもあって、結局は夜になってしまった。ブログ界じゃもう

流行遅れ気味だけど、ま、軽く書いとこうかな。去年の3日遅れアップよりは

マシだしね・・(^^ゞ

     

さて、その去年のK-1GP記事は『大巨人シュルトを倒せ!』って題名をつけ

てた。2連覇を達成した身長212cmのセーム・シュルト(オランダ)が余りに

も強いから、みんなどうにかしろよ!って感じだ。僅差の判定負けくらいは十

分ありそうな感じだし、流石に3連覇は難しいんじゃないかな、と思って見始め

たのが、今年のK-1GPだ。果たして、結果は。。

    
   
番組開始と同時にいきなり出てきたのは、去年と同じ三人娘♪ 藤原紀香、

東原亜希、西山茉希。全員、女性ファッション雑誌(JJ、JJ、CanCam)の

モデル出身で、ルックスもスタイルもそれなりとは言え、やっぱり大ベテラン・

紀香の存在感が圧倒的☆ 芸能界も格闘技界も長いし、知名度も人気もあ

るのに、36歳でいまだにあのドレスで堂々と胸をあらわにしてる所が凄い!

こんなサービス精神豊かな女性タレント、他になかなか見当たらないでしょ。

それでいて、イヤらしさはないんだよな。こんな大物を、お笑いの陣内智則が

よくぞ射止めたもんだと、あらためて感心する。。

    

ま、それはともかく、本題に入るとしよう。1回戦・第1試合、ジェロム・レ・バン

ナ(フランス) vsチェ・ホンマン(韓国)。ホンマンはシュルトさえ上回る218cm

の巨人だから、バンナの190cmがホントに小さく見えてしまう! ただ、小さ

いバンナは最初からいい動きをしてたのに対し、ホンマンはいつも通りに(?)

鈍い動き。後で分かったことだけど、ホンマンはかなり体重オーバーだったよ

うだ。ともかく、紀香も会場もバンナびいきだから、3R終わった時点では、イ

メージ的にバンナの勝ちで、バンナも早々と拳を突き上げる。実際、3-0の

判定勝ち。

   

でも、あれは実際には、かなり微妙な内容だろう。数は少ないけど、ホンマン

のパンチやキックは重くバンナに突き刺さってたし、プレッシャーも圧倒的。

延長戦に入ってたら、ホンマンがKO勝ちしててもおかしくなかったと思う。ホ

ンマンは、試合後のコメントも意外なほど気持ちのいいものだったから、見

た目でかなり損してるのかも知れない。ま、ともかく、負けは負け。疑惑の判

定ってほどでもないし、試合内容としてもなかなか面白かった♪

    

続いて、1回戦・第2試合、シュルト vs グラウベ・フェイトーザ(ブラジル)。

手の極真会館を代表するグラウベ、まだ続けてるんだな。。あれだけ負けま

くって大ヒンシュクだったのに、よく生き残ってきたもんだと素直に感心。最近

はわりと好調みたいだね。ただ、グラウベは最初から完全に守りに入ってて、

たまに変則的なブラジリアン・キックで反撃するだけ。1発当たって会場が沸

いたけど、その後もシュルトに押しまくられる展開。これじゃ、何回闘ってもシュ

ルトには勝てないでしょ。シュルトはあの大きさで、動きもホンマンより遥かに

俊敏だしね。実際、3-0でシュルトの判定勝ち。試合後のグラウベの強気の

コメントが、逆に淋しかった。。

    

さらに1回戦・第3試合、バダ・ハリ(モロッコ) vs レミー・ボンヤスキー(オラン

ダ)。若きバッド・ボーイ的存在のバダがしきりにレミーを挑発し続けてきたの

に対し、王者に2年君臨したこともある大人の知性派レミーが軽く受け流し。

さて実際はってことで、注目されたこの試合。第1ラウンドはバダがやたら元

気良くて、見てて楽しかった。これまでの2試合よりも、2人の動きが速かった

のもイイ。ところが、レミーのローキックが効いてくると、第2ラウンド以降はバ

ダの動きが止まっていく。逆に、レミーがいいコンビネーションを見せだして、

結局はレミーの順当勝ち。2-0の僅差の判定だったけど、流れから見て明

らかにレミーだった。バダは試合直後にレミーをハグしてたし、コメントも大人

しめ。23歳の誕生日ってことで、少しずつ大人になってきたってことかな。。

   

1回戦最後、第4試合はピーター・アーツ(オランダ) vs 澤屋敷純一(日本)。

こうしてみると、オランダだらけだね。それに対して、日本はお情けで1人入

れてもらったって感じ。ま、昔からだけどさ。。澤屋敷は今年3月にバンナに

判定勝ち。おまけに2度もダウンを取った若きエースってことで、注目は浴

びてたけど、試合は哀しいほど一方的。優勝3回、準優勝1回のアーツが、

僅か1分29秒で2回ダウンを取って、KO勝ち。2ノックダウン制じゃなくても、

あれはフツーにKOだろう。実際、試合後の澤屋敷はまだダメージがあると

正直に答えてる。最初のダウンなんて、ガードの上からのキックだったから、

よほどの実力差ってことだ。ま、いつも通り、日本はダメってことね。。

   

ちなみに、いつも日本代表として出場してた武蔵は、今回は単なる顔見せ試

で登場。デビッド・ダンクレイド(フランス)に1R・KO勝ち。空手流のいい蹴

りで、つま先が相手の内臓をエグってたけど、今後どうなのかね。相手が格

下だったらまだまだ行けそうだけど、再び上を目指せるかどうか。。

    

ま、日本へのボヤきはこのくらいにして、準決勝・第1試合、バンナ vs シュル

。これは、闘う前から勝負あったでしょ。1dayトーナメントの場合、どれだけ

少ないダメージで勝ちあがるかが重要だけど、バンナは大巨人ホンマン戦で

かなりのダメージを受けてて、その後再び大巨人シュルト。これは気の毒だね。

1R終盤にシュルトの膝蹴りを受けたバンナは、2Rなんとかコーナーから立ち

上がったものの、結局はダウンしてタオル投入。バンナはにらんでたけど、む

しろタオルが遅すぎたほど。下手したら死んじゃう世界だから、負けは早めに

認めなきゃ。。試合後のバンナは元気良かったけど、そろそろ「無冠の帝王」っ

て称号はどうにかしないとね。。

    

続いて、準決勝・第2試合、レミー vs アーツ。同門の後輩と先輩の戦いは、

これまた闘う前から勝負あったに近かった。レミーはかなりダメージがあるの

に対して、アーツはほとんどノーダメージで来てる。後輩の闘いにくさもあった

ろうし、最初からレミーは守勢。途中、パンチで反撃して会場が沸いた場面も

あったけど、ローキックをガードされて脛を痛めたようで、足が止まる。お得意

のフライング・ニーキックも通じず、結局3-0の判定負け。正直、消化不良っ

て感じの試合だった。

   

そして、前述の武蔵の試合を挟んで、いよいよ決勝戦。シュルト vs アーツ。

実は、この時ちょっとだけ、よそ見してたんだけど、その間に試合が終わっ

ちゃってた (^^ゞ アーツが試合中に右膝を痛めてしまって、レフェリーの判断

でシュルトの1R・TKO勝ち。シュルトの攻撃でダウンしたようにも見えたけど、

立ち上がれなかったのは膝のせいだろう。録画で見直すと、確かにグニャッ

と曲がってた。試合後のアーツは、まだ数年やれると豪語。おまけに、192

cm、108kgの身体をもっと大きくしたいってお話。37歳なのに、凄いパワー

だな。15年のK1の歴史全体を通じて唯一人光り続ける大ベテラン。今後の

巻き返しにも注目しよう。

    

最後に、3連覇を果たしたシュルト。これはもう、文句なしに凄い選手だ☆ 

あの身体であれだけ動けるのも凄いし、心技体を非常に高いレベルでキー

プし続けてるのも大したもの! それでいて、試合後のコメントとか表情は、

一転して柔らかくて、可愛ささえ漂うほど♪ ホント感心するけど、彼が4連覇

するようじゃK1も終わったなって感じだから、来年は新しい動きが欲しいね。

ともかく、「シュルトを倒すのはシュルトしかいない」って感じのジョークを、深

夜の『すぽると!』で笑って口にしてたのが大言壮語に聞こえないほど、圧倒

的な優勝だった。このままじゃ、K1としてはマズイでしょ。。

           

正直今回も、興奮したのはバンナとホンマンの試合くらいかな。もっとワクワ

クするような試合内容や対戦カードがなきゃ、見続けるのは苦しいかも。折角

の立ち技格闘技。寝技中心の総合格闘技とは違う派手なKO、殴る蹴るの

壮絶なバトルをもっと見たいもんだ!

ではまた。。☆彡

   

cf.大巨人シュルトを倒せ~『K-1GP2006決勝』

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