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DVDの寿命、最短で数年!☆

臨時のプライベートの用事で、何だかんだと丸2日も時間を取られた関係で、

しばらく時間的に苦しくなってしまった。とりあえず今日の分の記事は、一番簡

単に書けることで済ませとこう。でも、多くの人が関心を持ちそうな内容。DVD

の寿命についてだ。

       

土曜(2008年2月9日)の朝日新聞社のニュースをネットで見てたら、1つの

記事に目が留まった。DVDディスク、寿命に格差 数年から「永遠まで」。その

後、夕刊をチェックすると、1面トップ記事に同じ内容の記事が掲載されていた。

要するに、経済産業省所管のデジタルコンテンツ協会が03年から4年かけて、

国内市販の18ブランドのDVDディスクで実験した結果、寿命に大きな差が出

とのこと。残念ながら、ブランド名は公表されてないものの、台湾ブランド製

品の結果は予想通り(?)かなり悪かったようだ。品質が低すぎて寿命の推定

が不能とされてるものさえ、台湾9ブランド中に6つもある。

      

劣化が早い高温の下で実験した結果から寿命を推定する方法で、実験をまと

めたのは渡部篤美・元日立マクセル技術顧問ら。ディスクは、DVD-Rが8ブ

ランド(国内4,台湾4)、DVD-RWが5(同3,2)、DVD-RAMが5(同2,3)。

3種類のいずれも、ブランドによっては100年以上の寿命になっている。「永

遠」の寿命というのは、DVD-Rの国内ブランド1つ。ただ、3種類を比較する

と、全体的に信頼性が高いのはDVD-RAMのようだ。これは昔から言われて

たことで、DVD-RAMは技術が高度だから台湾製でもまず大丈夫って話が

裏付けられた形になってる。ちなみに私も、RWじゃなくてRAM派だ。とはいえ、

細かくみると、DVD-RAMの中でも台湾製の寿命は短め、最短で10年だ。

      

一応、これは数年前のディスクの実験であって、今現在の台湾製は日本製と差

がなくなってるって感じで、台湾へのフォローもされてるんだけど、そもそも店頭

の値段の差が消費者の実感をハッキリ示してる。ウチの近所でも、台湾製は

今現在2割くらい安いのが実情。おまけに、数年前に初めて買った台湾製で、

すぐエラーが生じた経験もある。だからこの記事は、「やっぱりそうなのか!」っ

て印象だった。いや、台湾はアジアの中だと日本に対して友好的な国だし、急

激な発展も遂げてるし、別に偏見ってわけじゃない。あくまで事実の問題。

      

DVDに限らず、新しい技術ってものは耐久性のテストが不十分なわけだから、

あんまし信頼しないようにはしている。でも、実際にデータを保存するのに何を

使うかって言うと、現時点だとやっぱりDVDってことになってしまう。これはプロ

でも同じらしい。結局、信頼できるDVDを買って、保存は2枚以上して、保管状

況に気を配って、時々保存状況をチェックしてみるってことに尽きるようだ。そ

のためにもブランド名を公表してもらいたいけど、諸々の事情で難しいわけね。。

         

ま、実際に保存や確認を丁寧にやるのは大変だから、特別重要なデータだけ

でも注意するようにしよう。紙に印刷できるものはしとくってことも大切だろう。

デジカメ写真は、面倒だけどやっぱりプリントアウトした方がいいかもね。

ではまた。。☆彡

    

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.ちょっと気になるのは、この実験結果の発表時期。デジタルコンテンツ

    協会のHPで元の詳細な報告書を見ると、平成19年3月と書いてある。

    これが作成時期か発表時期かはともかく、去年の話なのだ。それがど

    うして、この時期に夕刊のトップに来たんだろうか。まさか朝日の記者

    (山口智久)がたまたま気付いたからって話じゃないとは思うけどね。。

    

P.S.2 次世代DVDについての研究も気になるところだ。もし、現在圧倒的

      に優勢のブルーレイディスク(BD)の寿命がHD-DVDより短いって

      ことが示されれば、多少は反撃の手段になるはずだけど。。

    

P.S.3 最短の寿命が数年っていう朝日の報道がどのデータによるものか、

      記事だけからだと分からない。実験による寿命が10年~20年となっ

      てるものが4ブランドある一方で、実験とは別の条件による劣化を考

      えると実際の寿命は3分の1って話もある。この2つの話を合わせて、

      10年~20年を3分の1にして数年ってことなんだろう。。

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コメント

BDは、ディスクの記録表面に硬質コートを施すことにより手軽に使えるようになってはいますが、やはり日常使用において、子供などは扱いがDVDのようになり、微細な傷がつくのが避けられません。コート層のつくりにもよりますが、やはりこのディスクは
シェルディスクとしたほうが良かったように思えてなりません。紫外線対策にもなりますし、埃等に伴う傷劣化の防止などなど。古いカセットテープがいまだに再生できるのは、二重構造の収納だからではないでしょうか。カビも条件が整うことで発生しますがそうでないと発生はしません。CDは、ビットが大きく波長が長いのが幸いしていることは確かのような気がします。ブルーレイにシェル構造はユーザーが選択できるアイテムがあったほうが良いように思えてなりません。
特に最近のACVHDカメラの保存としてBDは便利ですがHDVのようにマスターテープ保存はできません。
メディアカードに保存という手もありますが
HDDや内臓メモリーを使うカメラではそうは行きません。もし、BDに保存の場合には複数行うことを習慣づけた方が無難です。ある日突然、再生できなくなったりフリーズするディスクとなったときあわててもマスターや復元できることができる術がないので
一巻の終わりです。自分も昨日、似たことが起こりましたが、幸いマスターテープがありましたので事なきを得、おんなじディスクを作ることができました。

投稿: イースタン365歩 | 2011年10月11日 (火) 08時59分

> イースタン365歩さん
   
はじめまして。コメントありがとうございます。
   
この3年半前の記事は、基本的にDVDを扱ってるものですが、
ブルーレイの方に関心を持ってらっしゃるわけですね。
「シェルディスク」という言葉は、女性用アクセサリーの一種を
表すようですが、ここではカートリッジの事でしょう。
初期のDVD-RAMがそうでした。
     
私も最初、真面目にカートリッジ型RAMを使ってましたが、
値段が高いし、かさばるから、すぐにカートリッジ無しへと変更。
今まで、特に問題は生じてません。
    
まあ、便利さ・安さと、安全性・耐久性のどちらを
取るかってことでしょうね。
私は、重要な情報は複数のメディアに記録、大切に扱ってます。
シェル構造のブルーレイ・ディスクというのは、
選択肢としてはあってもいいと思いますが、
需要が少な過ぎて、メーカーとしても難しいのでしょう。
     
カセットテープというのは、ここ十年以上使ってませんが、
そう言えば気になりますね。
音楽は何とか大丈夫そうだけど、ビデオが見れるのか。
と言うよりまず、ビデオデッキが壊れたままなので、
そこから再スタートする必要がありそうです♪
  
ともあれ、詳しい情報どうもでした。。

投稿: テンメイ | 2011年10月12日 (水) 03時50分

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