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売買できない心の声~『太陽と海の教室』第2話

 この音の値段 いくらだ?

 エッ?

 この声 いくらで買う?

   (ドアの外でドンドン叩く音 そして叫ぶ声 「灯里! 灯里!」)

 心や愛に値段つけられんだったら あいつらにも値段つけろよ

 100円か? 1000円か? 1万円か?

 違うだろ 人の心は売り物じゃない

 世界中の金かき集めたって あいつらの心を買うことはできない 

 人の心をさ 何かに替えるなんてこと できない ウサギのリンゴみたいにさ

 お前がホントに欲しいのは どっちだ 時計やバッグか ウサギのリンゴか?

 ・・・ウサギのリンゴ

 あいつらの声に あいつらの心に応えてやれ

 心に応えられるのは 心だけだ

 洋貴 凛久 大和 茂市 ハチ・・・♪

       

        ☆          ☆          ☆

素晴らしい! まるでダイヤモンドの原石みたいなドラマだ・・と言いつつ、ダイヤ

の原石なんて見たこと無いんだよな♪ 早速、検索でチェック。なるほど、カット

や研磨の前だと、いまいちパッとしない石だね。今回の『太陽と海』そっくりだ。

     

前回、一発で決定したように、ウチの今期のメインはこのドラマであって、もう変

更はない。残念ながら昔から特別扱いしてた山P=山下智久の『コード・ブルー』

は、二番手以下の存在になった。同じく特別扱いの藤木直人の『シバトラ』と比

べると、ローテーションの問題(藤木は前期レビューしたばかり)で山Pの方が優

先的だけど、妙に楽しめる『ヤスコとケンジ』とあんまし変わらない位置づけだ。

    

で、赤丸急上昇でメインに躍り出た『太陽と海』の第2話だけど、疲れた身体と

眠い頭でボーッと見たオンエア直後は、「あれ、ちょっと失敗しちゃったかな」って

気も多少あった。海は大好きだし、櫻井朔太郎(織田裕二)の暑苦しさもイイし、

凛久(りく=北乃きい)も可愛いんだけど、前回よりは出来が悪い。美しい映像

が少ないし(夜のプールくらいか)、榎戸若葉(北川景子)のギャグもほんの僅か。

何でホテルの従業員に連絡しなかったのか、なんて感じの突っ込みもあるけど、

それより大きいのは、期待した灯里(吉高由里子)がイマイチだったことだ。

    

吉高を知らない人は、単なる若手女優の一人として、こんなもんかと軽く流して

おしまいに出来るかも知れない。ただ私は、冬ドラマ『あしたの、喜多善男』で、

売れないアイドル・宵町しのぶを演じる吉高の光り輝く演技力と魅力に惚れこん

でたから、今度はどんな演技を見せてくれるのか、凄く楽しみにしてたのだ。そ

れなのに今回程度の出来じゃ、まったく満足できないね。これは、坂元裕二の

脚本若松節朗の演出のせいなのか、それとも吉高自身のせいなのか、まだ

分からないけど、正直ガッカリしたのは事実だ。

    

という訳で、放送終了直後は顔をしかめてたんだけど、録画をマジメに見直すと、

やっぱりこのドラマを選んだのは正解だと確信した☆ 前回もそうだけど、この

ドラマは欠点も目立つから、自分の側で長所を見出してやらないといけない。

カットと研磨に、時間とパワーを費やす必要のあるドラマで、まさにマニアック・

サイトのウチにピッタシだろう。

       

           ☆          ☆          ☆

それではまず、カットから。つまり、主題=テーマやモチーフの取り出しから行

こう。先日の『コード・ブルー』第4話では、「愛と嘘」が中心テーマだと主張した

けど、似たような短い言い回しを使うなら、『太陽と海』第2話の中心テーマは

「心の声」だ。ありがちな「心」ではなく、心の「声」。その重要さを分かりやすく示

すための道具立てが、株とかの売買や値段との比較。この構図が分からない

と、ポイントになる部分の意味が曖昧なままになってしまうだろう。

        

ではまず、心の売買(=金銭的やり取り)の話から研磨作業を始めてみる。愛

とか友情に、必ずしもお金は必要ないということは認めてもいいかも知れないけ

ど、お金とのつながりもかなりあるのは確かだ。恋人とデートするにせよ、友人

と遊ぶにせよ、ある程度のお金は当然かかる(極端な例外を除く)。特に最近

の若者だと、毎月数千円程度の携帯の費用が払えなくなったら、人間関係を保

つのに苦労するだろう。

    

一方、お金があれば、友情はともかく、愛とか愛に少し似たものは手に入りやす

くなるだろう。服装、住居、プレゼント、車、化粧、整形、お見合いパーティー、結

婚相談所、等々。これらの価値を認めず、心と心のつながりばかり強調するの

は、空疎なキレイ事にすぎない。

    

すると、単純かつ大雑把にまとめるなら、愛や友情にはお金が必要だし、お金

があれば愛は買える。だから結局、心も金だと思ってしまいやすくなる。実際、

広義の風俗産業では、男と女(たまに同性)の間で、愛の類似物の売買が行わ

れている。そこまで行かなくても、女子高生の灯里が食事とかに付き合うだけ

で、高価なプレゼントが手に入る。それをオークションや質屋などで換金して、

さらに自分の魅力アップへの投資に使えば、愛も獲得しやすくなるだろう。光っ

てる女の子には、いくらでも男は寄って来る。その意味で、「愛は株と同じ。見返

りを求めて売り買いするもの」と言いたくなるのも無理はない。

       

ただ、証券会社で忙しいお母さんに代わって、ハチ=八朗(濱田岳)が灯里に

作ってくれたウサギのリンゴみたいに、売買できないものはいくらでもあるし、

それこそが人生で重要なものだったりもする。一般的かつ抽象的に言うなら、

その代表が、「今ここにある、唯一無二の特定の心」なのだ。

        

たとえば、灯里が愛と金の複雑なやり取りを通じて、しばらく後の八朗の愛を

「買う」ことは可能かも知れない。でも、「今このピンチに駆けつけてくれてる八

朗の愛」は、将来だともう売ってないし、今現在でさえ売ってはいない。それは、

冷たくラブレターを破り捨てた灯里に対してタダ(=無償)で与えられたものなの

だ。これに対して、バッグとかの物の場合だと、時間的変化が少ないし数も多

いから、たとえ今買えなくても、いずれほぼ同じ物を買える可能性が高いのだ

(反復可能)。

                       

「今ここにある、唯一無二の特定の心」を具体的に表すものこそ、オーシャン

パレス503号室の扉を叩く、や叫びだ。洋貴(岡田将生)、凛久、大和

(冨浦智嗣)、茂市(鍵本輝)、ハチ=八朗が、灯里の身を案じて出す音声。こ

れらは反復不可能(録音は無意味)で、この一瞬に感じ取った後には、ゆっく

り静かに流れ去るものだ。だからこそ櫻井は、窓ガラスをぶち割って灯里を助

けた後、奇妙な台詞を口にしたのだ。「この音の値段、いくらだ?・・この声、い

くらで買う?」。この重要な箇所で、「音」や「声」って言葉を出してるのが、文学

的な脚本家・坂本の特徴なんだろう。

         

こう考えると、あの国語の問題の意味も分かってくる。一見、羽菜(谷村美月)

らが内職したがってた数学の話にも見える、

   「八万三千八三六九三三四七一八二 四五十三二四六百四億四百」

の意味の解読だ。

    

櫻井は「に出して読むとわかりやすい」とヒントを出した後、正解の短歌を発

表した。「やまみちはさむくさみしなひとつやに よごとみにしむももよおくしも」

つまり、「山道は寒く寂しな一つ家に 夜毎身に凍む百夜置く霜」

    

元の文字(漢数字)を見ただけだと理解できないものが、声に出すと解読しや

すくなる。と同時に、文字とは違って反復不可能で、しかも刻々と流れ去る、そ

の場限りの詠み手の心の動きを、ある程度まで想像しやすくなるのだ。もちろ

ん、元の詠み手の気持ち自体を再現することなど出来ないし、それで構わない。

自分と他人は別の存在だし、一人一人が時間の流れに沿って移ろい行くわけ

だから。

     

したがって、少し難しい言い方をするなら、櫻井はまず国語の授業で、音声言語

通時性(時の流れに沿って順に生成消滅する性質)を用いて、心の通時性の

理解への道筋をつけた。その後さらに、ホテルの救出劇の際には、音と声を用

いて、心の単独性(ただ一つきりのものであること)と売買不可能性を教えたのだ。

要するに、売買できない心の声の貴重さってお話だ。自分の、相手の、そして

詠み手の、流れゆく交換不可能な思いの数々。

        

こうした学習が、テストで何点になるか、実社会で何円に相当するのかは分か

らない。でもまさに、そうした数字とは関係なく大切なものがあることを示そうとし

たのが、今回の「太陽と海の教室」。その意味で「Homeroom on the Beachside」

という副題は適切なものだろう。これは普通の学科とは別扱いのホームルーム

なのだ。。

    

        ☆          ☆          ☆

今回、笑いが少ないのも気になったけど、最後のプールのシーンは、ヒネった

ギャグと見れなくもない。「太陽と海」と言いつつ、「月夜のプール」だったんだか

ら♪ まあ、実際はむしろ、最終回で「太陽の海」にみんなで入るシーンへの伏

なんだろうけどね。

     

個人的には、ヤキソバやもんじゃ焼きをめぐる櫻井と凛久のやり取りがクスクス

笑えたな。「海の家」じゃなくて「カフェ」だと凛久が言い張ってたあの店。「SEA-

LASS」って名前だから、「海の少女」ってこと。ここからも、最終回辺りで凛久が

海に入るのはほぼ間違いないだろう。おそらく、水着じゃなくて制服のまま入ると

予想している。って言うか、そう期待している☆ 若葉先生には女教師の制服と

してのスーツで海に入って欲しいもんだ。男子は何でもいい♪

     

最後に、2回見て思ったのは、やっぱりこのドラマは『水戸黄門』的な勧善懲悪

ストーリーではないってこと。前回もそうだけど、今回の悪役で、レインボーマン

じゃなくてレインボーメンの一人、イエローMAN・河端正吾(要潤)も、別に櫻井

に叩きのめされた感じにはなってない。むしろ、櫻井の授業の参考資料として

役に立ったって感じで、灯里も彼に対しては、怒るどころか最後に頭を下げて

謝ってた。あくまで、「教室」内での教師と生徒のホームルームが中心なのだ。

    

このドラマには、今後もこのまま行って欲しいと思う。間違っても、理事長・神谷

龍之介(小日向文世)英語教師・真山春佳(吉瀬美智子)教育指導・柴草

(八嶋智人)、音楽教師・赤木(池田鉄洋)を倒して、生徒と若葉と校長・長谷部

杏花(戸田恵子)と一緒に、大喜びするようなストーリーにはして欲しくない。

    

さて、今日も暑そうだから、お昼は焼きそばにしようかな。暑い夏こそ、熱いもの

をじっくり味わいたいもんじゃ♪ シ~ン・・・冷たいものまで味わえちゃったか。

どうも、ご馳走さま。ではまた。。☆彡

        

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.「軽井沢事典」というHPによると、例の短歌は、軽井沢の碓氷峠に近い

    「一つ家」という茶店の歌碑にあったもので、歌碑だけは現存してるらしい。

    ただし、それは再建後のもので、かつての石碑には少し違う次の短歌

    彫られてたとのことだ。弁慶の作という言い伝えを信じるかどうかはとも

    かく、少なくとも志賀直哉や太宰治や芥川龍之介とは関係なさそうだ。

    「八萬三千八 三六九三三四 一八二 四五十二四四億四百」

    (山道は 寒く寂し 一つ家に 夜毎に白く夜置く霜)。赤が違う箇所。

            

P.S.2 「通時性」の対立概念は、「共時性」だ。たとえば、一目で同時に見れ

      る黒板の文字の列は、共時性を持つと言っていい。短歌を詠むとは、

      ある短い時間での通時的な思いを、通時的な音声言語にすること

      それを文字言語にすると、共時性が強まると共に、もとの流れゆく思い

      とのギャップが広がることになる。そのギャップを縮めるのが音読だ。

                  

P.S.3 色分けされた5人ほどのメンバーが活躍する「スーパー戦隊シリーズ」

      というものは、一度も見たことがないんだけど、ウィキペディアによると、

      常に「レッド」が主役らしい。だからこそ、灯里の手帳にはレッドMAN

      だけ見当たらなかったわけだ。それは、ボタンまで頂いちゃってる一番

      大切な男性で、凛久の彼氏の洋貴だから。

      ちなみに「レインボーマン」には、レッドという色の優越性はないらしい。

        

P.S.4 謎の文書「内秘 私立湘南学館高等学校 2008年度 学年別調査

      報告書」というのが、2年前に騒がれた「高校必修科目・単位未履修

      問題」と関係してる可能性は、少し高まった。と言うのも、再び内職(授

      業中こっそり別の科目を勉強すること)が話題になってたからだ。

      ただ、ドラマの予想は別として、私の考えとしては、やや古い話題だし、

      今さらそんなに大げさに扱うような問題でもないと思ってる。少なくとも、

      そんな話なら内部告発ですぐ発覚するから、理事長が頑張った所でど

      うにもならないし、櫻井が活躍する余地も少ないだろう。ま、代わりの

      ネタは思いつかないんだけどさ。。

          

P.S.5 吉高由里子と要潤は、『喜多善男』でも共演している。その時は、テー

      ブルを挟んでにらみ合う対決ムードだった。

    

P.S.6 第2話の視聴率は14.4%第1話の20.5%から急落した。まあ、

      1話は久々の織田の月9ってこともあったし、かなり下がるのは想定内

      だろう。ただ、2話は表面的には1話よりかなり出来が悪かったから、

      どこまで下がるかが心配だ。今のところ、ウチのアクセスは先週並み

      の健闘だけど、マジメに読んでない人がかなり多そうだし、来週以降

      がちょっと心配かも。。

       

P.S.7 来週は、川辺英二(山本裕典)と若葉の「禁断の愛」を軸に話が進む

      のかな。今週ラスト、キスはしてない可能性の方が高いと思うけど、

      赤ちゃんはもう出来てるらしい♪

    

P.S.8 例の短歌、内容的には、灯里の心の淋しさを表してると取れなくもな

      いけど、かなり隔たりが大きい。それよりは、数学の内職をしてる生徒

      たちを軽くからかうお遊びの中で、言語の持つ音声的側面の重要さに

      気付かせようとしたと考える方が自然だろう。。☆彡

        

cf.青い海に描く青春という名の絵~『太陽と海の教室』第1話

   世界に導く言葉と海~『太陽と海の教室』第3話

   恋に落ちて、線を越えて~『太陽と海の教室』第4話

   宝探しとしての無駄な努力~『太陽と海の教室』第5話

   見せる私、見える世界~『太陽と海の教室』第6話

   空高く舞う凧を夢見て~『太陽と海の教室』第7話

   全否定から部分肯定へ~『太陽と海の教室』第8話

   海の死を太陽にして~『太陽と海の教室』第9話

   夕陽の海辺を走るバトンリレー~『太陽と海の教室』最終回

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  パンドラの箱に残されたもの~『あしたの、喜多善男』第1話

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コメント

オンエア直後は失敗しちゃったかなって思ったのね。それを聞けただけで大満足でした♪
そこから思い直して評価できるのはさすがだと思いますが・・・。
一度ダメだと思っちゃったら受け付けない自分の性格を改善しないとだめかなぁ?
面白いとか感動できるとか、見続けたいポイントがないとキイツですよね・・・。

投稿: お気楽 | 2008年7月29日 (火) 17時53分

やっほ~!

挫折寸前な私を食い止めているのは
テンメイさんの大きな愛かもしれない

今回は、灯里=吉高由里子があまり光ってなかったのよね。喜多善男の時の吉高由里子が、あまりにも魅力的だったので、仕方ないけれど。。。
売れないアイドルを体張って頑張るアナタが好きだったのに、、、高校生になっちゃったのね(苦笑)
それでも、プールでのハチとのツーショットは好きだった。来週もレビューしようと思える唯一のシーンかも。

お気楽さんじゃないけれど、放送直後は私と同じ
気持ちだったことにホッとした(爆)
でも、違うところはそれでもいい所を捜して
大きな愛でドラマを楽しむ姿勢。
ここまで60分のドラマを楽しんだら、楽しんだもん
勝ちのような気がする。あっぱれ
ええ、付いていきますよ(爆)

投稿: アンナ | 2008年7月29日 (火) 21時16分

> お気楽さん
   
いやぁ、やっぱ『シバトラ』にしようかな、とか
チラッと考えちゃいましたよ
って言うか、僕のプチ後悔を聞いて大満足なのね
これまで、もっと追い詰められたことは何度も
あるから、この程度じゃ挫けません。
まだまだ行けますよ。あと2回くらいなら・・(^^)
   
性格っていうか、僕の場合はポリシーですからね。
単なる簡単な感想やあらすじを書くくらいなら、
他にいくらでも書くべきネタはある。
わざわざドラマを扱うんなら、こんな記事じゃないと、
自分が満足できません。
    
とか言いつつ、単純に夏だから海のドラマを
見たいってのが大きいかも♪   
    
   
> アンナちゃん
    
やっほ~
確か先週、オレが書くんなら付き合うって
感じのことを書いてたよね。
出来の悪いこのドラマを大きな愛で受けとめ続けるから、
アンナちゃんも挫折しないように
ま、もし挫折しても、大きな愛で受けとめるけどさ
    
そうなんだよ。吉高が光ってないのがガックシだな。
喜多善男の第1話なんて、暗いジャズクラブの
中でもキラッと光ってたのに。
いきなり高校生になったから、ギャップを感じた
部分もあるだろうけど、それだけじゃないな。
    
プールは、映像的にそこそこキレイだったけど、
脚本&演出的にはイマイチ。
ま、第2話の中なら一番マシだった気はするけどさ。
   
アハハ またそこかい!
オレはウソを書かないって宣言したばっかだからさ。
ホントの事を書いたよ。素朴でフツーの第一印象。
ま、それだけで終わるようなら、ウチはおしまい。

今回、キッチリ読みこなした読者は僅かだろうけど、
それでこそマニアックサイト。
オレ的には、どこに出しても恥ずかしくないレビュー。
このプライドがあってこそ続けられるんだよな。。
   
で、結局オレに付いてくるのね。一生
いやいや、あと何回か。ほんじゃ、よろしく!

投稿: テンメイ | 2008年7月30日 (水) 03時20分

こんにちは
テンメイさんおススメ 月9
観てみました
単純に観ても 面白いですね
つい最近まで ルーキーズがお気に入りだったので
終わってしまって寂しく思っていました
それに 代えて楽しめそうです

織田裕二の教師役というのも興味深かったですが
さすが 上手いと思いました

<心の声>の<心>じゃなく<声>に注目したテンメイさん
うなりました(笑)
そうか・・・
なるほど そこには 気が付かなかったな

音 声
流れていくもの 消えていくもの
今 このときじゃないと
今 受け取らないと 感じないと
なくなってしまうもの

面白いですね

勧善懲悪じゃないところがいいですね
押し付けがましくない
GTOの路線じゃないかと思うんですが
どうでしょうか?

綺麗な若者が たくさん見られるだけで
元気が出そうなドラマですね(笑)


投稿: 彩花 | 2008年7月30日 (水) 10時33分

こんにちは!

原石を発掘して分析して磨いて・・。
すばらしいですね。
あのダイヤモンド公園に行きたくなりました。
原石は本当に茶色でよくわからないようなシロモノでしたね。
チャンスはチャレンジした人には平等に得られるということでした。
吉高さんは喜多さんのドラマに出演なされてたのね。
そちらは知らなかったですが今回も良かったと思いましたわ。
きっとこれからも光るでしょうね。

お金では買えない心の声。
ブランドバッグに対してウサギのリンゴ。
どっちが大事か分かってる灯里はすでに櫻井の授業では優等生ですね。
超進学校でこんなことをしていていいのかと
やや心配してもいますが
ひと夏の経験ですし、よろしいかと。
次回は微妙ですけどね。
そうそう、うちの近くにももんじゃ屋さんがあるのよ。
暑いときこそ熱く。。大賛成ですわ♪

投稿: エリ | 2008年7月30日 (水) 14時48分

テンメイ様、こんにちは。

とにかく・・・若者のせつない恋心よりも
オヤジの説教を優先した時点で
ちょっとしくじった感じがする今回でした。
なにしろ・・・ここは月9ですからねえ。

一回目がチェーンソー
二回目がターザン
と・・・「娯楽映画」のパクリで来た
ヒーロー先生の見せ場造形。
こうなると毎回できるのかがポイントですね。

構成論で言うと

「起承転結」のような「分割」と
「一部始終」のような「全体」の
問題と関連する
通時性と共時性の問題。

まあ・・・論理的理解と
直感的理解と言ってもいいでしょう。

結局・・・人間はどちらかで
「認識を深める」というわけです。

もちろん・・・記憶の形式にも関係してきますよね。

たとえば人間は時間を
直感的には理解できない。
できるとなると現在過去未来は
存在しなくなるわけです。

このことを直感的に理解するタイプと
論理的に理解するタイプがいて
話はどんどんややこしくなっていきます。

脚本家が
「お金で買えないボクの愛」を
主張しようとするあまり
「あの別荘のセキュリティーはどうなってんだ」
とか
「あれだけ騒いだら・・・通報されるだろう」
とか
「ガラスの修理代は誰持ち?」
とか
「片思いの相手に修羅場へふみこまれた灯里のいたたまれなさ」
とか・・・
いろいろなことをなかったことにするのは・・・
かなり「ラブ・ミー・ドゥー」だったと
思います。

ま・・・ともかく・・・おつカレーさまでした。

投稿: キッド | 2008年7月30日 (水) 17時52分

> 彩花さん
   
おはようございます
「テンメイさんおススメ」って言うか、
強引にプッシュしてるだけですよ (^^ゞ
冷静に見ると、ここまでの2話通しての出来は
パッとしません。でも、これで押し通す
    
単純に観ても面白かったですか。。
それは差し当たり、いい事でしょうね。
ルーキーズは全く観てないから語れません。
ただ、前回はともかく、今回は単純に観ると
不満な人がかなり多いようです。
僕も理屈と深読みを使わないと辛かった。
    
演出・演技の面でも、単純に下手さが目立ちます。
灯里が握り締めてる手の映し方とか、洋貴に
対する切ない思いを表す表情・カットの不足とか。
簡単な部分は、すぐ修正して欲しいですね。。
   
アハハ(^^) うなりましたか♪
心に注目するんじゃフツーですよね。
声や音に注目すると、どこにもないレビューになる。
    
僕も「この音の値段、いくらだ」って台詞を
聞いて初めて、全体の構図が見えて来ました。
あの場面で、音や声の値段から入るってのは、
明らかに意図的で、ユニークな技。
聞き間違いかと思って、何回もリピートしたほど。
あの台詞で、短歌の音読みも活きて来ました。
          
お金でやり取りできるためには、やり取りの
時間を通じて持続可能、あるいは再現不能な
ものでなければならない。
この考えをあらかじめ持ってたからこそ、音と
声と心と金を結びつけることができたわけです。
    
ちょっと文章の切り方がよく分からないんだけど、
「押し付けがましくないGTO」ですかね。
それとも「押し付けがましくない。GTO」かな。
   
GTOって、かなり前だし、半分くらいしか見て
ないけど、反町=鬼塚を取り巻く生徒たちが
最初はほとんどワルだったでしょ。マンガ的設定。
太陽と海は、かなりフツーの生徒たちです。
ドラマ的にはGTOの方がわかりやすいけど、
「作品」としては太陽と海の方が意欲的チャレンジ
だから、多少苦しくても応援したくなるんですよ。
同じ「クリエイター」としてね。
    
アハハ(^^) 綺麗な若者がたくさん。。
もちろん僕も、綺麗な女子高生や可愛い制服は
大好きですが、ドラマだとありふれてる気がして。
むしろ綺麗な太陽と海を映して欲しいなぁ。。
    
    
> エリさん
   
おはようございます
あれ、すんなり「すばらしい」と言って
もらえるとは、嬉しいサプライズかも

ダイヤモンド公園って、知らなかったから検索すると、
あちこちにあるんですね。アメリカのものかな?
日本だけでも色々あるようで。
原石は、歴史上しばらくあんまし価値がなくて、
カット&研磨の技術の発達が必要だったみたい。
     
あれ、エリさんも『喜多善男』の第1話はレビュー
してたでしょ。妖しい輝きは印象に残ってませんか。
今回とじゃ、設定も全く違うけど、もうちょっと
吉高が光る映し方が欲しかったなぁ。
ま、今後の活躍に期待しましょう。
    
ブランドバッグ、そちらに「コーチ」と書かれてた
から、早速チェックし直しましたよ♪
アラフォーの時もそうだけど、ブランド品の
チェックが細かいですよね。大好きなのかな。
灯里、優等生なのはいいんだけど、どうしても
『喜多善男』の宵町しのぶと比べちゃって。
あの時は最後近くまでクセのあるキャラだったから。
    
超進学校って行っても、まだ夏休み前ですしね。
最近は「受験戦争」って言葉も死語だし、夏が
終わって怪獣が消えてから頑張れば大丈夫♪
次回は微妙って、レビューのことかな。
ま、暑いときこそ熱いドラマで熱いレビュー。
一緒に鉄板で焼きましょう


> キッドさん
   
おはようございます
ま、主演は織田先生だから、説教を優先すること
自体は自然ですけど、灯里のせつない恋心の
描写が「しくじった感じ」でした。
         
せめて、あらかじめもっと伏線を張っとくとか、
屋上シーンの手や表情の映し方を工夫するとか
しとけば、もうちょっとマシだったでしょう。
なるほど。娯楽映画のパクリね。
それなら毎回頑張って欲しいものです。
    
ほほ~っ。。面白いズラし方だなぁ。。
通時性と共時性を、起承転結と一部始終、
さらに論理的理解と直感的理解ね☆
通時的な記憶と共時的な記憶の違いはあるかも。
ま、前者が僕で、後者がキッドさんとか♪
   
直感的な理解というのは鋭くて便利なんですが、
言語化の段階でちょっと面倒になります。
というのも、音声言語はもちろん、文字言語も、
順序立った通時的性格が基本にあるから。
   
ま、この脚本家は、細かいリアリティーはばっさり
切り落とすタイプなんでしょう。
僕は前回から既に感じ取ってたから、今回は
そうゆう目線で観てました。
脚本家が「ラブ・ミー・ドゥー」と頼まなくても、
僕の方で「アイ・ラブ・ユー・OK」って感じ♪
    
視聴者も、脚本家のキムチを大切にしなきゃ。
ともかく、暑い時には熱いものやカレーもので
食欲を掻き立てて頑張りましょう。
あ~、こんな文章じゃウチの品格が・・(^^ゞ

投稿: テンメイ | 2008年7月31日 (木) 05時09分

私は初回より楽しめましたよ。
テンメイさんは『喜多善男』を見てて良かったですよね。
見ててどころじゃなかったですけど(笑)
『モップガール』は未見でしょ?
あの北川景子ちゃんは弾けてて良かったですよ。
今回はまだまだ。このままだとちょっとガッカリ。
唯一「ハチ」が笑いでしょう。
でなかったら今回もガッカリだったかもしれないσ(^_^;

学校の謎よりも、朔太郎の過去が気になるかも~。
胸に手を…光に照らされる朔太郎…
ゴーストのようで。。。楽しみ♪フフ

なるほど~>「娯楽映画」のパクリ
3話目に期待しちゃうなぁ♪

またまたTBダメだったのね。
3回目GO!

投稿: mana | 2008年7月31日 (木) 12時42分

> mana さん
   
こんばんは ここにも一人、楽しんだ方が♪
テンメイさんは、冬ドラマのメインが『喜多善男』
だから、「見てて」どころじゃないですよ。
11回通してマニアックなレビューを執筆。
読む人少なかったけど。。(^^ゞ
    
『モップガール』は、ちょっと気になってたけど、
ドラマを見る時間帯じゃないこともあって、ゼロ。
あちこちで好意的な声は聞きますよね。
前回の北川は結構笑えたけど、今回はダメでした。
フツー、あのポジションだと、織田との恋愛話が
絡んで来るはずだけど、年齢の差が大きいしね。
    
ハチが笑い? ウ~ン。。
「癒し」とか「なごみ」なら分かるけど。
『プロポ』と同じく、濱田岳は笑えないなぁ。。
   
朔太郎の過去って、何かハズレの気がしてね。
まあ、学校の謎もハズレっぽいけど♪
ゴーストって映画かな。あれは名作ですよね
いまだに「ロマンス・ファンタジー映画の興行収入
では1位」とのこと☆(byウィキ)
    
娯楽映画のパクリを続けられると、僕じゃ
分からない可能性が高いから、悔しいなぁ。
個人的には止めて欲しいかも♪
   
エッ、またTBがなかなか入らないんですか?!
不思議なもんだなぁ。3回目以降に成功したわけか。
お疲れさまでした。旅行もネ♪

投稿: テンメイ | 2008年7月31日 (木) 23時38分

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