見せる私、見える世界~『太陽と海の教室』第6話
(「HAPPY BIRTHDAY MAYU」でお祝いした校庭から、教室へみんな移動)
誕生日なんて好きじゃなかった あの人達が勝手に決めた誕生日だし
私は祝福されて生まれて来たわけじゃないから
いいや 今日はお前の誕生日だよ 祝福される日だよ
でも・・・
今日は お前と ご両親が初めて出会った日なんだ
ヘッ?
(施設の回想 主題歌『君の瞳に恋してる』(UZ)の
センチメンタル・ヴァージョン開始 ♬)
ご両親はその日をお前の誕生日に決めた
誕生日は 何も 生まれた日だけを指すんじゃない
誕生日は 親と子が初めて出会った日でもあるんだ
お前とお前のご両親は 今日まで何度も
その出会いの日を 祝い続けて来たんじゃないのか
船木の誕生日はさ ご両親がお前のことを愛してるっていう 証明なんだよ
(両親が教室に入ってお辞儀)
見えるか? お父さんとお母さんの顔が
(ウン)
描けるか?
(ウン)
☆ ☆ ☆
全国数百人の、「テンメイの素晴らしい!」ファンの皆さん、お待たせお待たせ♪
それではご一緒に。せぇのぉ、「素晴らしい!!」。いやぁ、船木真由(前田敦子;
AKB48)の机の上歩きは素晴らしかった。あれは難しいし危ないのよ・・って話
ぢゃなくて、校庭シーンから教室シーンへの連続、船木の絵と両親(ダンカン&
美保純)の表情が抜群に良かった☆ 6月に他界した映画評論家・水野晴郎な
ら、間違いなく天国で「いやぁ、ドラマって、本当にいいもんですね~」と微笑んで
ることだろう。私にとっても、至福のひとときだった☆
今回、非常に盛り沢山の内容で、しかも「詩的言語」を駆使しつつ、ちゃんと一つ
のドラマ=物語(前編)になってる。脚本家の坂元裕二の才能、とくに言葉に対す
る愛の深さは、絶賛に値する独自のものだ。まさに、素晴らしい! 時間さえあ
れば、長い記事3本は書けそうな大盛の幕の内弁当だったけど、私は今レース
直前で、それどころじゃないのだ。
一昨年はこの時期、ドラマ記事(亀梨和也『サプリ』)を1回休んだし、去年は基
本的に1本しか書いてなかった(綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ』;最近
半減してる藤木ファンの皆さん、元気?♪)。ところが今年は、山P=山下智久
ファンの反応が怖いから、『コード・ブルー』を切れないまま、毎週2本書き続け
てる。冬に『1ポンドの福音』をアッサリ切った時のトラウマをまだ払拭できてないっ
てことだけど、仕事もスポーツもあるし、北京五輪もあったのに、これじゃあもう
身体がもたない。という訳で、軽く行こう。ただし、全くオリジナルな内容で♪
☆ ☆ ☆
前田敦子は、主要な生徒仲間には入ってなかったものの、このドラマの最初か
ら目立ってた子だ。アイドルには興味も知識もほとんどないし、私の好みの顔っ
てわけでもないけど、それでも一発で覚えたくらい存在感があった。先週8月21
日の朝日新聞・夕刊の特集によると、AKB48のプロデューサー・秋元康にとっ
ても、光る原石だったようで、審査員全員一致の合格だったらしい。
彼女は幼い頃、ご両親の実家がある福岡とか、今の実家近くの江戸川とかで、
父や姉と川遊びをして楽しく過ごしてたとのこと。だから今でも、川のせせらぎは、
元気をチャージしてくれる場になってるそうだ。前田のイメージに合ってるね。
このドラマで言うと、船木に元気をチャージしてくれる場は、「円=サークル」だっ
たのだ。彼女が体育館に作った奇妙な円(広義のミステリー・サークル)。もちろ
ん、常識的な大人の見方・言葉で言うなら、「SOS」だ。「淋しい! 助けて!」。
でも、いや、だからこそ、円の中で妄想してた39時間後の地球の滅亡は、彼女
にとっては至福の瞬間だ。なぜなら、UFOが迎えに来て、本当のお父さんとお母
さんが住んでる星に連れて帰ってくれるのだから。たとえ薄々、妄想にすぎない
と気付いていてもいいのだ。そもそも人間をチャージしてくれる希望なんてものは、
そうゆうものなんだから。
この体育館のシーンで、脚本家・坂元は技ありを1本決める。「何を見てるんだ」
「見てるんじゃないよ・・・見せてるの。本当のお父さんとお母さんに、私を見せて
るの」。このやり取り、船木の最初の「見てるんじゃない」から「見せてる」までの
数十秒のじらし感覚がたまらなくイイ♪ あの時間間隔が絶妙! ドラマ直後の
『SMAP×SMAP』で、ビストロSMAPにゲスト出演してた北島康介なら、超~
気持ちイイと言うはずだ。古いわ!
その後、別の鮮やかな円=サークルが登場する。怪物・櫻井朔太郎(織田裕二)
が作った「HAPPY BIRTHDAY MAYU」と祝う円。このおかげで真由は、妄
想的と言うよりは夢想的・ファンタジックなチャージを受けるし、生徒全員が一つ
のサークル=仲間へと一体化できたのだ。凛久(北乃きい)、洋貴(岡田将生)、
灯里(吉高由里子)、ハチ=八朗(濱田岳)、茂市(鍵本輝)、羽菜(谷村美月)、
大和(冨浦智嗣)。深夜まで夜遊びしてないで、勉強しろよ♪ 川辺(山本裕典)
だけ、家でマジメに頑張ってたわけか。
もちろん、日付けが変わる前に電球を見つけてシラけてしまうような生徒は、た
だの1人もいない。それは、彼らに電球が見えないからではなく、櫻井の意図が
見えないからでもなく、見たくないからだ。人間はある程度まで、見たいものを見
るように出来ている、複雑で高度な認知システムだ。みんなでサプライズ的祝福
を一緒に味わいたい。だから、余計なものは見ないのだ。
その後、みんなで向かった夜の教室。用務員さんも女子高生には甘いってこと
だろう♪ ここで3つ目の、究極の円が出たのに気付いたかな。それは、「大好
きな」育てのお父さん・お母さんの顔の輪郭だ。彼女は小学校から、顔のない、
つまり目・鼻・口のない、丸い輪郭だけの両親を描き続けてきた。それは、嫌い
だからじゃなくて、逆に、大好きだからだ。涙が出るほど感謝してるからだ。
このままだと、本当のお父さん・お母さんを忘れてしまうほど好きだから、目の前
の両親は無理やり消してしまう必要がある。だから、本当の両親へとつながる
円形の輪郭しか書かない。ブスとか汚いとか、精神的虐待を受けてるなんてい
う可愛いウソも、必死で育ての親から自分を引き離そうともがいてるのだ。ある
意味で、あの人騒がせっていうか、若葉(北川景子)騒がせのウソも、SOSだ。
ところが、櫻井のレトリック(修辞学)、言葉のアートによって、船木が自己防衛
のために周囲に張り巡らせていた壁は、もろくも崩れる。見えない円が壊された。
後に残るのは、見える円2つだ。育ての両親の顔の輪郭。その中心に、見える
「顔」を2つ書き込めば、究極の円が完成する。その時もはや、チャージは妄想
的ではなく、現実的になるのだ。目の前にいて、本当に愛してくれる両親を、そ
のまま受け入れて、本物の元気を素直にもらえるようになるのだから。
妄想的な両親に「見せる私」から、現実的に「見える両親」への移行。まさにスタ
イリッシュでエモーショナルなシーンだ。この時もちろん、私のつぶらな瞳には、
星屑のような涙が浮かぶことになる。まるで、きらめく宝石のようにきれいな2つ
の円だった。聞いてない? あっ、そう♪
☆ ☆ ☆
さて、この記事のタイトルを「見える両親」ではなく「見える世界」としたのは、もち
ろん今回のもう1人の主役・次原雪乃(大政絢)の台詞にも着目したからだ。映
画『卒業』の挿入曲として知られる、サイモン&ガーファンクルの名曲『サウンド・
オブ・サイレンス』が流れる部屋の中、雪乃は誘い込んだハチにこう言った。
「目に見える風景と、心の中の風景は違うよ。
私に見えるこの世界の風景は、焼け野原だよ」。
実在するティーン向け人気ファッション誌『Popteen』を上手くパロった『TOP
TEEN』で活躍する、「キレイだし、スタイルもいい」雪乃にとって、自分も含めた
世界の風景は、なぜか殺伐とした様子に見えるらしい。だから、ネットの掲示板
に、生徒手帳の詩をもじって自殺予告する。
絶望を胸に
わたしたちは逝こう
海原に死を
大空に死を
天国に向かって
弔いを捧げよう
それ以外にも、事故にあった悲惨な他人を写メで撮ってハチに見せたりもするし、
しおかぜ書店で(?)『自殺入門』(税込1521円)を買うし、涙を浮かべた瞳でハ
チを心中に誘ったりもするわけだ。
雪乃の「焼け野原」という言葉は、櫻井がUFOの秘密基地じゃなくて地下室に閉
じ込められた時、凛久に話したボランティア体験談にあったもの。そこでは人は、
涙さえ忘れて、「ただ呆然と立ち尽くす」。その意味では、ここで雪乃が涙を流した
のはちょっと引っかかる部分だ。今回初めて演出した村谷嘉則の小さなケアレス
ミス(不注意)のようにも思える。ただ、『コード・ブルー』第6話の結菜(大作空)に
よると、女は計算以外では泣かないとのこと♪ だから、単にハチを誘う計算で
涙を流したと見れば、ミスではなく、演出家という男の計算ってことになるだろう。
とにかく、今回は前編で、来週の後編を待つしかない。フツーに考えれば、死ぬ
のはハチじゃなく雪乃ただ1人だろうけど、重苦しい雰囲気の凛久のモノローグ
とか、映し方を見てると、「大切な友達」ハチがうっかり死んでしまう可能性もある。
うっかりハチ兵衛。そりゃ『水戸黄門』か♪ 「太陽と海の教室 死ぬのは誰?」
なんて検索が全国で入ってるんだろうけど、いずれにせよ、ドラマがこれを機に
暗転してしまうはずはない。短期的に見ても、凛久が実行委員となって開く文化
祭「日輪祭」で明るくなるはずだし、全体的に見ればドラマの最後は、教師と生徒
が海に入って楽しく遊ぶはずだ☆
ちなみに「日輪」とは円形の太陽。この至高の円が、学園をチャージし、海の上
で輝きながらビーチ全体をチャージするわけだ。円の力、恐るべし! したがって
取るべき戦略は、円買い・ドル売りだ。そりゃFX(Foreign Exchange=外国為替)
か♪ 主婦の皆さん、ハイリスクなネットゲームで家庭を壊さないようにね。NHK
の職員も、仕事中にやると職を失うよ。
いやぁ、本当に素晴らしいドラマで大満足だった。速攻で書いたこの記事も、結構
お気に入りかも♪ 見終えた後も、書き終えた後も、素晴らしく爽快だ。見る目、
書く力を与えてくれた両親に感謝。「中華一」の中華料理でもご馳走するかな。
ではまた。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.坂元らのテクニックについて、1つ補足しとこう。30年前の日輪祭の絵を
見て、その派手さに「これ、生徒たちだけで作ったのかな」と驚いた実行委
員・凛久が、櫻井に言う。「できたんですか?」「あぁ」。
直接的には、金属管を加工したドライバーが「できた」って話で、これで通
気口の空調カバーを取り外してエアダクトに入って脱出できるって意味だ。
でも、もちろん生徒たちだけで立派な文化祭が「できた」という掛詞になっ
ている。凛久の表情、主題歌の変奏のスタートからも明らかだし、わざわ
ざ日輪祭の絵をエアダクトの下に運んで、カメラで上から写して強調してる
のだ。制作サイドの意図が非常によく「見える」、細かい芸だった☆
P.S.2 ウチで何度も書いてるように、あの理事長(小日向文世)は単なる悪で
はない。実際、櫻井は教室でたった一人、理事長との激しいやり取りを
思い出していた。もちろん、理事長に投げつけた「生徒たちの幸せが
何かなんて、誰にも決められない」という言葉が、自分に跳ね返るから
だ。生徒のために教育委員会に進言して握り潰された校長(戸田恵子)
も、単純に怒るだけではすまず、自分への問い直しが続くだろう。
P.S.3 第6話視聴率は14.0%。ま、こんなもんだろうね。。
P.S.4 真由に言わせれば、「人間が泣きながら生まれてくるのは・・・生まれて
来るのが嫌だから」。朔太郎に言わせれば、「人間がさぁ、泣きながら
生まれるのは、叫んでるからだよ 僕はここにいるぞ ここに生きてるぞ」。
どちらも、詩的表現だ。短めの言葉で、珍しいつながりを作って、インパ
クトを生み出す一方、細かい説明や根拠はない。
こういった詩的言語に対して、「何の根拠もない」と切り捨てるのは、私
で言うと高校生までだ。人間は根拠で動くんじゃないし、根拠があるよ
うに見えて非常に曖昧なものに囲まれた状況で生きている。
これが大人の現実認識だ。。☆彡
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コメント
はじめまして。深い読みですね。
私は今まで一応見続けてはきましたが、今回でいきなり作風が変わった気がして脱落しちゃいました。
死のテーマの扱いはモチーフとしてはわかるんですが、ここまできた太陽と海の教室でいきなりやることかなと思ってしまって。
唐突にいきなりの展開が来たという印象でした。
この手のモチーフ使うなら最初からそういったことを匂わせてくれればよかったのに~と思ってしまって。
確かに予告は予告で感じられましたが、え??そうなっちゃうの?!と。
なんていうか、お菓子を頼んでいたはずでお菓子を食べていたつもりだったのに、いきなりディープなオードブルに変わったみたいな。
家族でみていて、うちの家族はみんなそんな印象を受けたのでうーんという感じでした。
でもこういった見方もあるんですね。
参考になりました。
投稿: ナナコ | 2008年8月26日 (火) 17時15分
どうも無理矢理入ってきた雪乃が違和感だよね。
誰一人として死なせたくないのが物語のテーマだったような感じ・・・。
これから暗い話にならないといいけど・・・。
投稿: お気楽 | 2008年8月26日 (火) 18時05分
残暑見舞いありがとうございました。
さてさて、このドラマにこんなにポエジーに切り込んでいて、それだけで尊敬します。
「うっかりハチ兵衛」に微笑。雪乃だけ没、というのがオーソドックスだし傷も最小限に留まるけれど、どんなものでしょうね。モノローグが長くて長くて、誰が死んでもおかしくないみたいになってて(途中まで櫻井氏の可能性まで考えた)ものすごく「来週はどうなってしまうのかー!」でした。
とか言って来週も見てしまうのか?
投稿: piyomarimo | 2008年8月26日 (火) 22時11分
> ナナコさん
はじめまして コメントありがとうございます☆
お褒めの言葉、どうもです。褒めてないかな (^^ゞ
一応ウチは、深読みが売りのマニアックサイトなもんで。
脱落ってのは、今後は見るのを止めるって意味ですかね。
作風が変わったという見方は分かりますが、
変わってないという見方も十分可能でしょう。
今回は、オーソドックスな「生と死」がテーマのお話。
高校時代にありがちな悩みだし、最重要でもある。
特に進学校の生徒の一部がのめり込みやすいのも事実。
「太陽」が眩しかったから人を殺した小説『異邦人』は
有名だし、「海」は自殺の名所でもあります。
お菓子を頼んで、お菓子を食べてたつもりなんですか。
それは基本的に正しいと思いますよ。
僕的には、甘くて軽いキャラメルコーンを食べてたら
底に堅いピーナッツが入っててラッキーって感じ♪
どちらも美味しいし、取り合わせも絶妙です。
でも、基本はキャラメルコーンのはず。
ディープは一時的で、やがてライトに戻るでしょう。
そこから生じる爽やかさは、別な意味で
ディープかも知れませんけどね。
僕は最後まで見るし、レビューも続けます。
宜しければまた気軽に立ち寄ってください。。
> お気楽さん
雪乃の入れ方は確かに変則的だけど、
僕は逆に面白いヒネリだと思いますよ
船木と見せかけて、雪乃が自殺願望。
一方は生、他方は死に執着する。
キレイなコントラストでしょ
前編・後編にしたのも、アクセントとしてOK。
もしここから急に暗い話になったら、僕も批判します。
ただ、それはあり得ないでしょう。
明るい夏の太陽と海の物語なんだから。。
> piyomarimo さん
いえいえ、こちらこそご訪問どうもです
そちらは脱力系の内容と文体が妙に笑えるから、
度々のぞかせてもらってますよ
さてさて、熱い織田が苦手らしい piyomarimo さんに
こんなにマジメにコメント頂いて、恐縮します。
オッ、「うっかりハチ兵衛」、ちょっとウケましたか♪
雪乃だけだと、オーソドックスすぎるんですよね。
モノローグ、長すぎるから、時間の関係で省略しましたが、
あれだと確かに、死ぬ候補者の範囲がかなり広い。
アハハ(^^) 櫻井が死ぬ! そりゃ、シュール♪
ま、それを言うなら、凛久が死ぬ方がシュールかも。
ってことで、気になるでしょ?
来週もぜひ見てくださいね。記事も期待してます
投稿: テンメイ | 2008年8月26日 (火) 22時39分
テンメイさん、こんにちは~♪
次原の目に見える光景は焼け野原だったのね。
なんとぉ~櫻井がボラしたのも一面焼け野原。
これは偶然なの?
櫻井は次原の見える世界に入ってもう一度ボラしなくてはならなくなったわねえ~。
そのお祭りは日輪祭でしょうか?
この日に次原が忘れていた(もしくは計算の?)涙や笑顔の感情を思い出せれば、
櫻井もかつて失った教え子を取り戻せるのかも。
死を予感させてますが明るさの可能性も残ってる気がするんですが・・。
今週メインだった真由の描く似顔絵があんまり上手なんで驚いたわ~。
こういう才能がある子って割と超然と物事を見ることができる(子が多い)のに不思議な設定でしたねえ~。
若いってことは青いですからそれだけで傷つくものだしそれでいいのね。
何しろ眼前は海ですしね。
私もまた海に行きたくなったわ。
夏も終わるというのに。
ということでまた来週♪
投稿: エリ | 2008年8月27日 (水) 15時45分
> エリさん
こんにちは~
そうそう。次原の目に見えるハチのヘアスタイルは
焼け野原だったんですよ・・ってことじゃなくて、
見える風景全体が焼け野原ね♪ 何も無い空疎な空間。
生きてるのがむなしい、無意味な世界。
櫻井がボラしたのは、同じ焼け野原って言っても
戦場だから、無意味じゃなくて悲惨な世界ですね。
偶然じゃないですよ。脚本家による必然です♪
今回の櫻井は、ボラって言っても給料が出てますからね。
むしろ、残業代がもらえないって感じかな。
お祝いの電飾は、商社の退職金を崩したんでしょう
日輪祭で誰か死ぬっていうのも悲惨な話だから、
やらないとは思うけど、昔の絵が火達磨の人間に
見えたのはちょっと気になりますね。
祭りの前に誰か死んで、みんなの心が焼け野原に
なってる所を、櫻井と凛久が頑張るんじゃないかなぁ。
記事にも書いてる通り、暗さは単なる一時的なもの。
第7話でも最終回でも、あくまで
明るさ=太陽を目指すドラマのはずです
心の病を抱えてる人には、しばしば特殊な能力を
発揮する人がいるから、真由の設定は普通でしょう。
精神医学の世界では、昔からよく言われてきたことで、
有名人に関してはかなり研究もされてます。
あぁ、上手いこと言いますね!
若ければ青い。青ければ海
若いエリさんもまた海に行って、
砂浜にピンヒールをズブズブ突き刺してください
ヒールが脱げたら、プロポSPの健みたいな美少年が
優しく履かせてくれるでしょう
ではまた。。
投稿: テンメイ | 2008年8月28日 (木) 13時12分
こんにちは~。
バタバタしてますが…
ちょいと水泳も始めたもんですから~。(週3目標)
ちょ~気持ち~!くて何も言えね~o(≧∇≦)o
ストレス解消になりますね~♪
記事が遅れるのは少々ストレスですが(笑)
テンメイさんの優しい心遣い、嬉しかったですよん(^_-)
でもコメント貰える方が嬉しいに決まってる(笑)
サークルはそんな流れもあったんですね…仲間、円。
あの電飾ケーキは良かったです。
テンメイさんは敢えて「ケーキ」とは書いてないんですね。フフ
ちゃんとロウソクも18本でお祝い、ハートなんかも入れちゃって、
クサイどころか感動シーンに仕上がってたのは流石でしたよ。
毎度ツッコミなんて入れたくないのは、テンメイさんの言ってた
脚本家の「言葉使い」なんですかね。
当たり前の言葉も、心に響く入り方ってありますね。
そういう「聞く時のタイミング」も重要ですが。
てな訳で、そのタイミングも上手い流れで持ってってると思います。
初回で拒否してしまった人は、そこまで心に響いて来ないのかもしれない。
初回が本当に残念。(まだ言うか)
テンメイさんエライわぁ、御両親への感謝の気持ち♪
私はテンメイさんに…
気付かなかった細かい演出の解説に感謝(-人-)
死んでしまう以上、どう納得させて貰えるのかワクワクです。
きっと初回では想像出来なかったスゴイことが待っていそうで。。。
だから敢えてあの初回だったとか?(^▽^;)ヾ(゚∇゚*)ナイナイ(笑)
ハチの頭が焼け野原…には笑ったわ(ノ∇≦*)キャハッッッ♪
投稿: mana | 2008年8月28日 (木) 14時37分
テンメイ様、こんばんは。
ダイジェストという意味では
「遺棄された真由の傷心」
という部分が
養父母の呼ぶ声に反応した
幼い真由の表情だけ・・・
というのは不親切なのですが・・・。
真由の「遊び」と「病い」の
中間にある「私の両親宇宙人ごっこ」が
真由が感じる「世界の過剰な敵意」によるものだ
というのは結構曖昧になってしまいましたね。
一歩間違えると
「自分の立場を受け入れられないワガママな子」
という印象をお茶の間に与えてしまうような演出。
このあたりの匙加減は難しいところでございます。
まあ・・・自己憐憫は
愚か者の感傷という立場に立てば
与えられた「愛」を
受け入れて
「現実」に立ち向かうことが
「美徳」というオーソドックスな流れで
ございます。
捨てられたことも是。
拾われたことも是。
すべては是でございますから。
そうすると
子供を捨てたことも是となるのが
この世の玄妙なところです。
さあ・・・そうなると
もちろん・・・自殺も是でございます。
正しさというものにまつわる
このいかがわしさを
飲み込むことが
大人になることであり
子供を大人に変換する作業である
「教育」の根幹にあるとキッドは考えます。
さて・・・次回・・・火達磨になるのは
ハチか銭形海なのか・・・
楽しみでございますね。
大学時代の親友に焼身自殺されたことのある
キッドにはまたもや特別な回になりそうです。
それでは八月最後の日曜日
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に
挑む天使テンメイ様に
栄光あれとお祈り申し上げます。
ま・・・悪魔が・・・ですけど。
投稿: キッド | 2008年8月28日 (木) 16時34分
> mana さん
こんばんは~
バタバタと水泳でキックしてるわけですネ。
バタ足はいいけどバタフライは禁止。バターは太る。
週3?! そりゃ、生活も体型も一気に変わりそう♪
水泳とランニングと自転車を週1日ずつに
すれば、あっと言う間に女性トライアスリートです。
「美容師 mana のRUN&BIKE&SWIM」
にブログ名変更。長いわ!
「美容師は泳いだ・・・」の方がいいかも♪
あっ、コメントは貰える方が嬉しいに決まってましたか。
ほんじゃ、なるべく付けましょう♪
僕がドラマを見る時には、話の流れを追ったり、意味や
心理を考えたりするだけじゃなくて、形にも注目してます。
単なる物語としてじゃなく、芸術作品として見る。
今回だと、円の形に目が行くわけです。
もちろん、作り手の意識にもあったはず。
かなり考えて作ってる、高度なドラマですからね。
ケーキって言葉自体を、僕はあんまし使わないのかも。
と言うのも、子供の頃の我が家では、「ケーキ」って
言うと「アイスケーキ」だったんですよ。アイス。
それはともかく、ああゆう事をする人間は好きですよ。
僕自身も、似たような事をホントにやります
この脚本家、言葉はかなり選んでますね
だから、そこに耳が行かないとベタすぎて味わえないし、
要約してしまうと価値が半減する。
例えば、「見てる」と「見せてる」。
あるいは、「見えるか?」と「描けるか?」。
もう、これしかないって感じの言葉遣いです。
全体的に、詩的表現が際立ってる珍しい作品。
アハハ (^^) 初回にこだわってるわけね。
まあ、僕自身は十分面白かったけど、一般ウケしにくい
作りだったとは言えるでしょう。
わざと暑苦しく作ったとはいえ、熱すぎた。。
両親には、もちろん不満も色々あるんですが、
色んな事が見えてくると、やっぱり感謝しますよね。
まさに「ありがたい=有り難い」、稀有の存在。
って言うか、「中華一」っていう実在する店の名前を
強引に入れたんだけど、誰も検索してくれなくて (^^ゞ
アハハ (^^) また初回! まだ言うか♪
とにかく、来週は見ものです。
日輪祭の絵みたいに、ハチが焼身自殺。
その頭を見た仲間が、「頭は前と同じなのに」と
つぶやいて、周りの数人がクスッと笑う。
テレビ局には、不謹慎だとクレームつける電話が数本。
そんな展開を期待してます。ナイナイ♪
> キッドさん
こんばんは
いやぁ、今回は予想以上に別人格になってますね♪
記事、レス、コメント。すべてが違ってます。
このコメントだけでも、非常に特徴的な内容。
僕の見方とは違うんだけど、分かると言えば
分かるような気もします。
真由の傷心、世界の敵意に対するこだわりが突出してる。
ただ僕的には、不親切でも曖昧でもないんですよ。
傷心は、今の真由の表情にも、親の絵にも、
迫害されてるっていう可愛いウソにも現れてる。
敵意は、そのウソにも、地球滅亡話にも現れてます。
ワガママな子っていう見方は、ごく一部でしょう。
自己憐憫と現実受容は、どちらかを選ぶってものじゃなく、
両方とも抱いて生きていけばいいわけです。
真由は、今まで通り、自己憐憫を持ち続ければいい。
ただ、同時に今の親の愛を受け入れて、現実を生きていく。
これまでは、自己憐憫だけだったのです。
あれもこれも「是」っていう、究極の現実受容は一応
わかりますが、そこにはニュアンスの違いがあります。
実際、子供を捨てると犯罪ですが、自殺は犯罪じゃない。
子供を捨てるのをよしとする考えを目にすることは稀
ですが、自殺を消極的によしとする考えは珍しくない。
ま、火達磨は、月9的にはあの絵が限界でしょうが、
花火を媒介にして、火達磨-花火-自殺と、象徴的に
繋ぐ可能性はありますね。僕ならそれを狙います。
焼身自殺というのは、遺書とか日記とか、かなりの
メッセージが残されてるのが普通でしょうが、
来週の死はどのように意味づけされるのか、そして、
どのように受容されるのか、興味深いですね。
アハハ(^^) 3流市民アスリートへのご声援どうも♪
栄光はあり得ませんが、夏の思い出にはなるでしょう
そして季節は、秋に向かうのです。。
投稿: テンメイ | 2008年8月28日 (木) 19時33分
おはよございます。
テンメイさんのレスに笑えて声に出たよ(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
昨晩はこちらを読まずにレスしてしまったのが心残りで…
思わず書き込んじゃいましたがな(笑)
>バタ足はいいけどバタフライは禁止。バターは太る。
ウケるぅ~(ノ∇≦*)キャハッッッ♪
>「美容師 mana のRUN&BIKE&SWIM」
>にブログ名変更。長いわ!
いやいや嬉しいですよ~(人´∀`)アリガト
熱しやすく冷めやすい私のことなので、
ここまで言って貰えるとパワーを貰えますわぁ。
>「美容師は泳いだ・・・」の方がいいかも♪
本当だぁ、これいいかも~(≧∇≦)ノ彡 ウケル
それではその日を夢見て、バタバタバタ…
バターは太るね(* ̄m ̄)プッ
思い出作りの乗鞍♪頑張って&楽しんで来て下さい。
そこへはキャンプに行ったことあるんですが、
星空に感動でしたわぁ☆
それも夏の思い出です♪
投稿: mana | 2008年8月29日 (金) 10時08分
> mana さん
こんばんは
おっと、コメント連発したくなるほどウケましたか
そうか、バタ足の行がウケるとは、読みにくい。。
あれ、消しかけてギリギリ試しに残した文なのに
水泳週3回をキープしたら、そこからトライアスロンは
簡単だと思いますよ。人生、激変するかも
「テンメイさん、最近走りこみが足りないよ」とか
「ペースが遅い!」とか書き込み始めたりして (^^)
あっ、熱しやすく冷めやすいんだ。
僕は熱しやすく冷めにくいから、やる事が増えすぎて
すべて中途半端になっちゃうんですよ。
人生すべて、人間そのものが中途半端。
あ~、書いててマジで落ち込む。。
「美容師は泳いだ・・・」って、イイでしょ♪
スポーツ記事用の別館の名前に如何?
女性のスポーツサイトは少ないし、男性読者が
一気に増えますよ。目指せ、ネットアイドル!
その日のためにも、太るバターは禁止♪
あっ、乗鞍高原でキャンプね。へぇ~。。
いい所でしょ。そうそう。星空が素晴らしい!
あそこからずぅ~っと一番上まで自転車で
登るんですよ。楽しそうでしょ♪
雨天中止にならないように祈っててください。
って言うか、無事生還できるか怪しいかも。。
投稿: テンメイ | 2008年8月29日 (金) 22時29分