『an・an』好きな男ランキング2008を見て思うこと
今日、2008年9月24日は、女性雑誌『an・an』(マガジンハウス)の毎年恒例
の人気企画が発表される日だ。一般には「アンアン 好きな男ランキング」って感
じで省略されることが多いけど、今回1628号表紙に書かれた名称は「超最新版
’08年あなたが選ぶ好きな男・嫌いな男」。「好きな」以降だけが大文字だ。ただ
し、この名前は、この号の特集企画全体を指すもので、人気上位タレントの写真
&インタビューも含めたもの。その特集のメイン記事が「’08好きな男・嫌いな男
ランキング」なのだ。
そのランキングは各部門に分かれてて、一番メインが「好きな男」ランキング。ここ
で、キムタク=木村拓哉がV15という偉業を達成したことは、既に昨晩からネット
で流れてるから、少なからずの人が知ってるだろう。
私は男だけど、キムタクは外見も性格も演技も結構好きだ。また、3年以上毎日
更新してそこそこのアクセスを集めてるブロガーとしても、彼の名前で入って来
る検索の多さは実感してる。身近でも、熱狂的なファンの女性を数人知ってる。
でも、15年連続1位ってのは、いくら何でも妙な気がするよな。いや、何が妙なの
か、具体的には指摘しづらいけど、木村拓哉が好きって言うより、「1位の男」が好
きな女性がかなり混ざってるんじゃないだろうか。もっと正確に言うと、過去ずっと
1位を続けてる男に投票する女性。選挙用語で言うと、「勝ち馬に乗る」ってことだ。
この現象は、ドラマの視聴率でも見られること。最近だと、『ラスト・フレンズ』の終
盤の人気が典型的なものだろう。「好きなドラマを見る」んじゃなくて、「人気がある
ドラマを見る」人がかなりいるわけだ。そうとでも考えないと、木村個人の実力とか
ファンクラブの組織票なんてものじゃ到底説明できない、奇妙な現象だと思う。
とはいえ、そういった話を差し引いてもやっぱり凄いものは凄い。それは認めよう。
そもそも、アンアンのターゲットが20台女性ということもあるのか、好きな男ベスト
30の中で、24人(8割)は20台の男なのだ。その中で、35歳で既婚・子持ちの
キムタクが断トツの1位に君臨してるのは、いかに突出したタレントなのかをよく
表してるだろう。「好きな男」以外に、「抱かれたい男」、「恋人にしたい男」、「セク
シーな男」、「おしゃれな男」でも1位で、昨年に続く「5冠」を達成してる。ちょうど
アンケート実施時期が『CHANGE』終盤と重なったのもプラスになっただろう。去
年は『華麗なる一族』終了から3ヶ月経ってのアンケートだったもんね。
☆ ☆ ☆
さて、ベスト30に入ってる30台の男6人のうち、木村を含めて5人はSMAPの
メンバーだ。結成20年、ちょうど今日からは2年ぶりの全国ツアーがスタート。
東京ドームから全国5大ドームを巡って、16公演・80万人動員って話だから、
超人気だ。5位が中居正広(36歳)。7位、香取慎吾(31歳)。10位、草なぎ剛
(34歳)。12位、稲垣吾郎(34歳)。心優しい私としては、どうしてもゴローちゃん
を応援したくなっちゃうね♪
で、残る1人の30台男こそが、キムタクに続く2位をキープし続けてる福山雅治
だ。何と39歳で、30人中の断トツ最年長。さすがに40歳直前で勢いが衰えた
のか、去年よりもかなり得票数は減って、キムタクとの差は広がってた。福山の
場合はキムタクとちょっと違って、「結婚したい男」、「好きなミュージシャン」、「カッ
コ面白い男」で高く評価されてる。もうすぐ、『ガリレオ』の映画とSPも同時公開に
なるし、まだまだ頑張って欲しいもんだ。
木村、福山という飛びぬけた2人が、どの程度の「得票率」なのかについては、
去年の記事でも計算してみた。「好きな男」の場合、1位3票、2位2票、3位1票
だから、参加者1人あたり6票持ってる。今年の17457人全員だと、約10万票。
ここから計算すると、木村の得票率は約7.5%、福山は約6%。こう考えると、
彼らの独走ぶりがわりと納得しやすくなる。つまり、断トツの木村でさえ1割にも
達してないわけで、統計的に数字を見ると、それほど極端な集中でもないのだ。
他のタレントについても簡単に見とこう。「好きな男」ランキングだと、3位・赤西仁、
4位・松本潤、6位・山P=山下智久、8位・岡田准一、9位・小栗旬、11位・亀梨
和也、13位・妻夫木聡、14位・櫻井翔、15位・堂本光一、16位・二宮和也、
17位・瑛太、18位・長瀬智也、19位・玉木宏、20位・錦戸亮、21位・生田斗真、
22位・松山ケンイチ、23位・滝沢秀明、24位・大倉忠義、25位・速水もこみち、
26位・小池徹平、27位・市原隼人、28位・成宮寛貴、29位・小出恵介、30位・
三浦春馬。。あらためて感じるのは、恐るべきジャニーズ人気だ。。
私は、レビューするドラマ以外、テレビはあんまし見ないし、雑誌もあんましだけ
ど、一応名前だけは全員知ってるし、顔も大体なら分かるね。エッ、当たり前?
あっ、そう♪ いやぁ、社会人の男だと、かなり怪しいと思うな。そもそも、こんな
名前、ほとんど話題にもならないしね。代わりにどこかの「好きな女」ランキング
が話題になるかっていうと、それも聞いたことがない。全く女性的な話題なのだ。
ウチのドラマ・レビューと比較した時、やっぱり目立つのが山下の飛躍だろう。
去年は人気ドラマ『プロポーズ大作戦』直後の投票でも14位だったのに、今年
は視聴率で劣る『コード・ブルー』の開始時期の投票で6位。映画『クロサギ』も
影響したのかな。ウチへの検索もかなり増えてるから、人気がかなり上がって
るのは確かだろう。山Pの顔がキムタクに似てるなんて話もあるし、来年はもっ
と上に行くかも知れないな。
『1ポンドの福音』の亀梨は、一つランクを下げて11位。KAT-TUNの中で、
赤西との差が広がった形だし、野ブタの彰(=山P)にも大きく逆転された形に
なってる。ファンの皆さん、来年は頑張らなきゃね。ただ、「抱きたい男」や「セク
シーな男」では上位になってたから、強くひき付ける何かを持ってるんだう。
『ラスフレ』で活躍した瑛太と錦戸亮も、なかなか好位置につけてるね。
個人的に一番凄いと思ったのは、ウチで扱ったドラマの中で目立った活躍をして
たのに、ランクインしてないタレントたちだ。『あしたの、喜多善男』の松田龍平、
『Around40』の藤木直人、『太陽と海の教室』の織田裕二。若い女性の人気が
それほどでもないのに、藤木や織田はそれなりの視聴率を残したし、松田は演技
で素晴らしい魅力を放ってた。やっぱりブロガーとしては、こういった俳優たちを
自分の手で少しでもプッシュしたいと思うな。。
☆ ☆ ☆
という訳で、この程度書けば十分でしょ。いや、こんな記事書く気はなかったんだ
けど、今週に入って、去年のアンアンの記事に結構アクセスが入って来たから、
ついフラフラッと書いちゃったわけ♪ ま、ドラマのキャスティングと関係する話だ
し、常連読者さんへの軽いサービス記事って意味も含めてね。
ちなみに、「嫌いな男」は1位・江頭、2位・みのもんた、3位・島田紳助。分かりや
すい結果だけど、江頭はともかく、みのと島田はこれでも圧倒的人気を誇ってる
んだから、逆に凄いタレントだと思うな。あと、ランキングの調査方法については
下のリンクを参照あれ。ウチらしい、希少価値のある記事だと思ってる。女の子
はほとんど関心を持ちそうにない話だけど、それを語る所に意義があるわけよ♪
それでは。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
cf.『an・an』好きな男ランキングを見て思うこと (2007年)
P.S.この記事は、かなり久し振りにココログ(ニフティのブログ)が紹介してくれ
たこともあって、ラスフレバブル以来の大量アクセスとなった。以前はもっ
と頻繁に紹介してくれたのに、担当者が変わったんだろうな。今の担当者
は、30台タレントの頑張りって部分に注目してくださったようだ。
ともかく、ご紹介に感謝、感謝。。♪
| 固定リンク | 0
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 青山学院大・駅伝選手5人vs富士急行線・山登り電車♪(日テレ『ウルトラマンDASH』)&通勤ジョグ・傘ウォーク(2025.01.07)
- 『とんねるずのスポーツ王2025』、柔道・角田夏実が男性格闘家芸人を巴投げ♪&新春仕事の合間に10km走、好調(2025.01.05)
- NHK『紅白歌合戦 2024』(第75回、あなたへの歌)~世界は「ばらばら 本物はあなた わたしも本物」(星野源)(2025.01.02)
- 放物線で囲まれた三角形の面積の1/4公式(アルキメデス)&べき乗和公式の計算の説明~NHK『笑わない数学 SP』微分・積分(2024.12.30)
- 『明石家サンタ 2024』~産婦人科に来る前に1回、建築関係トントントン復活、山形弁に翻訳アプリ、玉子が流しに落ちた♪(2024.12.25)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 蜂飼耳の小説「繭の遊戯」(25共通テスト国語)全文レビュー・書評 ~ 家畜として玉繭で糸を出した蚕の幼虫、成虫で飛び立てたのか(2025.01.19)
- 谷川俊太郎追悼、生と性と死の詩「なんでもおまんこ」(詩集『夜のミッキー・マウス』)を読んだ感想、意味の解釈(2024.11.21)
- 牧田真有子『桟橋』(24共通テスト国語)、全文レビュー・書評 ~ 漁師に拾われた魚、捻じ切れた血の橋を自分で生き始める(2024.01.23)
- 梅崎春生『飢えの季節』(23共通テスト)、全文レビュー~戦後の日常・欲望・幻想をユーモラスに描くエッセイ私小説(2023.01.21)
- 誰が、何に、どれほど飢えているのか?~梅崎春生『飢えの季節』(初出『文壇』2巻1号、2023年・共通テスト・国語)(2023.01.15)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- フジテレビ社長の記者会見より、元女子アナのフォトエッセイ発売予告が話題か&「限界超え」警告で短めに7km走(2025.01.18)
- NHK『紅白歌合戦 2024』(第75回、あなたへの歌)~世界は「ばらばら 本物はあなた わたしも本物」(星野源)(2025.01.02)
- 『明石家サンタ 2024』~産婦人科に来る前に1回、建築関係トントントン復活、山形弁に翻訳アプリ、玉子が流しに落ちた♪(2024.12.25)
- 中山美穂54歳急死、浴槽の溺死(ヒートショック)の年齢別死亡者数(厚労省・人口動態調査と消費者庁の分析)&休養7km(2024.12.07)
- 紅白の初出場アーティスト、紅組だけ予習♪&レース後も休みなしで好調、14km走(2024.11.20)
コメント