迷いと答の現場で~『コード・ブルー』第10話
どうした~?
昨日・・・判断に迷いました
今までのオレなら 何も考えずに母体を優先させてました
でも 昨日は両方救おうとした
救えたじゃないか
結果論です 両方死んでたかも知れない
何が言いたい?
この病院に来るまでのオレは 迷いなんてありませんでした
でも 今は迷いだらけです
先生の腕も 今までのオレなら 単なる処置の一つでしかなかった
心が痛むこともなかった 今は 直視できません
先生 名医ってなんですか
・・・その答えは たぶん現場にしかない・・・
☆ ☆ ☆
「素晴らしい!」と、たまには絶賛したいんだけど、そうゆう出来でもないよな。ま、
それなりに面白くて満足したし、色々と惜しかった部分もあったけどね。一番惜し
いのは、何と言っても絹枝ばあちゃん(島かおり)の「ボケ」のシーンだろう♪ な
かなか良く出来てて、あと一歩で笑えたんだけどな。
(追記: これが「笑い」かどうかについては、コメント欄のエリさんへの応答を参照)
まず、「電気の配線工事」中に転落した救急患者で、最初の伏線を張る。続いて、
ウチに帰してくれって言う時の「ウチ」の正体で、「病室かよ!」と軽く突っ込ませ
る。さらに「外に出ると鉢植えが気になっちゃって」と言わせて「鉢植え、ねぇよ!」
と再び突っ込ませる。そして、いよいよフィニッシュ。藍沢(山P=山下智久)の胸
の名札を映して、ばあちゃんの笑顔を映して、「耕作なの?♪」と気付くかに見せ
た瞬間、「あなた、工事の方?」。 。ここは、「あなた」っていう余所余所しい言葉
から入ると、「工事の方」っていうオチの言葉のインパクトが薄れるから、「あぁ・・」
とか、「もしかして・・」の方が良かったのになぁ。。
たとえ笑えなくても、藍沢のほんの微かな突っ込みつぶやきとか、僅かにのけぞ
る仕草、あるいは笑いをかみ殺すナースの引きつった顔を1秒だけとか、ほんの
ちょっと味付けが欲しかった。そもそも、このドラマ、最初からチョコチョコと笑い
を入れようと頑張ってるんだし、私が藍沢なら実際に「そっちかよ!」と小声で突っ
込むだろう。
☆ ☆ ☆
ずいぶん細かい話から入ったのは、レビューしにくい内容だったからだ。何を書く
べきか、「迷う」ドラマだった。今回はそもそも、記事のタイトルに困ってしまう。ドラ
マのサブタイトル「揺れる心」そのものだったから、独自のものを出しにくいし、深
い解釈の余地も少ない。
それに対して、前回のサブタイトル「壊れた絆」なんてのは、完全なピント外れだ
から、ウチの側で無視して、逆に「疑似家族・田所一家」という大きな絆を提示で
きたわけだ。黒田(柳葉敏郎)と妻・有里子(奥貫薫)の元・夫婦に対して、「壊れ
た絆」なんて見方は全くピント外れで、むしろ逆に「壊れてた絆の修復へ」とでも言
うべき流れなのは明らかなこと。あるいは前回ラスト、黒田が白石(新垣結衣)に
言った「お前らに会わなければ良かった」とかいうセリフも、「壊れた絆」と言うより
「絆が壊れたと見せかける視聴率稼ぎ」なのは明らかだった。
ところが、今回は確かに「揺れる心」、あるいは「迷い」の話だ。それも、最終回直
前に来て、主役の2人・藍沢&白石に焦点を絞り込んでる。あまりにそのまんま
過ぎて、特に異論はないし、かと言って、ホメるほどの感動を呼ぶインパクトも、
感心するほどの技もなかった。深読みを売りに、マニアック・サイトを自称するウチ
としては、困っちゃうわけよ♪ 小奇麗だけど、厚みがない。
今回も、ヘリの映し方だけでも葉山浩樹っぽい演出になってるんだけど、優秀な
彼でさえ、この脚本だとこんなものかも知れないな。脚本家の林宏司は、いい意
味でも悪い意味でも、彼らしい仕事を見せてくれた。麻酔を解いた、アウェイク
(awake=目覚めたまま)の手術なんて専門的な話を取り入れて、黒田と健一
(今井悠貴)の微妙なふれ合いを描いてるのは、流石の力量だ。
記憶にほとんど残らないような温かいふれ合いというのは、もちろん、離婚前の
親子関係をユニークな形で再現or反復したもので、斬新かつテクニカルなのは
認めよう。でも、台詞が過剰だし説明的すぎて、肝心の味わいが薄れてしまって
るのだ。せっかく今井クンが可愛くて抑えた演技を見せてくれてたし、柳葉も渋く
持ち味を出してたのに、惜しかったと言うしかない。
他にも、短いけど似たようなシーンがある。田所(児玉清)に辞表を出して辞めよ
うとしてる白石を、気配で察したんだろう。緋山(戸田恵梨香)と冴島(比嘉愛未)
が、引き止めようとしてわざと白石に仕事を押し付けた箇所。本来なら心温まる、
心安らぐシーンだ。
まず緋山が、薄いファイル2冊を白石に渡す。これ自体は、お約束的なヒネリの
入った愛情表現で、別に問題ない。ところが、その直後の緋山と白石の会話が
少しだけ長過ぎる。何度も言うように、過剰な情報は、無意味どころかマイナスな
のだ。その後、今度は冴島が白石に、分厚いファイルを4冊押し付けて、憎まれ
口を叩きながら引き止める。残念なのは、この後の緋山の台詞だ。「さすが、私
よりメチャクチャ」。省略というものを知らないのか、映像芸術と言語芸術の違い
を理解してないのか。余計な台詞に4秒使うくらいなら、最初に映像的に、薄い
2冊と厚い4冊のコントラストを作って、最後は緋山の微笑を映せばいいのだ。
そして、一番目立ってた惜しいシーンが、この記事冒頭に引用した箇所。主役の
山Pが、心の揺れ、迷いを素直に告白する、重要というより中心的なシーンだ。ド
ラマ全体を見渡しても、今回の中だけでも、形や流れはちゃんと作れてる。それ
は認めよう。
ドラマ全体だと藍沢も白石も、①迷い無し→②迷い(→③迷いつつ成長した段階)。
ある状態から、対立する2つ目の状態へと移行し、その後は両方の状態を踏まえ
てより高い3つ目の状態・段階へと上昇する。これは、近代哲学の「完成者」とも
言われるヘーゲルの言葉を借りるなら、精神の弁証法的運動と呼べる普遍的な
変化だ・・・とか書いたら読者が減るから止めとこ♪ 書いてるだろ!
今回の中だと、藍沢&白石が二人とも迷ってる状態から、まず白石が少しだけ
抜け出しかかる。たまたまICUで難しい手術と直面して、そこから逃げずに、悲
惨な目に合わせてしまった黒田と協力しながら、見事に成功したわけだ。辞職
についてはともかく、手術については、迷いが消えた状態になってる。
こうして、迷いを抜け出す流れを1本作った後、一番の主役の山Pの方は、最終
回まで迷いを残すわけだ。その迷いの様子は、冒頭と終盤の手術で表現する。
それはいいんだけど、藍沢の告白がまた過剰で説明的すぎるのだ。母子共に救
うことへの迷いとか、成功が結果論でしかないことについては、手術自体で表現
されてた上に、その後の三井(りょう)との会話でも説明される。それでもう十分な
のに、さらに黒田にまで丁寧に説明してるのだ。
三井、黒田との会話は、トータルで半分に縮小できるし、それが大人のドラマって
もんだろう。その省略によって、直後のヘリでの藍沢の台詞「何も分からないって
ことですね」や、梶(寺島進)の「この先一体、どうなってんだ」が活きてくるわけだ。
明るい一本道の向こうに暗いトンネルが映った構図も活かされて来る。その意味
で、何とも惜しいシーンだった。。
☆ ☆ ☆
もう時間だ。最後に、迷いについて、簡単に。迷いとは、ある意味で、最も創造的
な知的営みだ。キッカケは様々だが、今までの状況、普通の考えに疑問を投げか
けて、新たにベストの道を探しだそうとする点では同じこと。紋切り型の青春ドラマ
や小説、人生論なら、「大いに迷うことだ」とでも言うところだろう。藍沢なら、目標
としてたはずの「名医」とは何なのか、つまり良い医者・良い医療とは何なのか、あ
らためて問い直すことで、新しい考え方や生き方に出会う可能性は広がっていく。
ただ、別の意味では、迷いはネガティブな営みでもある。さんざん迷った結果、悪
い選択をするというのはありがちな話だし、迷うヒマがない状況、例えば救急の現
場で、時間をかけてあれこれ考えるのは危険な行為だ。そこまで特殊な状況じゃ
なくても、迷うこと自体にのめり込んでしまうと、自分の生命も維持できないだろう。
誰かが強引に維持してくれない限りは。。
名医が何かと聞かれて、黒田は「答えはたぶん現場にしかない」と応じたけど、こ
れは医療とか救急だけじゃなく、生きること一般に言えること。ただし人生の場合
は、遠くの現場にヘリで飛ぶわけじゃない。今ここで生きてること、そうした日常自
体が現場なのだ。ドラマを見ること、ブログを書くこと、読むこと。こうした日常の中
で、迷いについて、答について、一人一人が考えるべきことだ。私で言うと、今回
はまず、何を書こうか悩んだし、今は、こんな記事で良かったのかとか、そもそも
ブログなんかに時間かけてていいのかとか、迷うわけだ。
もちろん、「答え」があるのかどうか分からないし、「答え」が言語的なものかどう
かも怪しい。迷いなどない、あるいは気にならない状況に到達すること自体が、
「答え」かも知れないし、迷いとか答という考え自体が消えた状態こそが「答え」
かも知れないわけだ。似たような話は、去年の『プロポーズ大作戦』第6話でも登
場した。多田先生(藤木直人)と礼(長澤まさみ)の、「問題」と「答」をめぐる会話
が懐かしく思い出される。。
昔話との比較はさておき、差し当たりは『コード・ブルー』が最終回でどこにたど
りつくのか、スタッフが迷った末に出した答は何なのか、じっくりと見守ることにし
よう。最終回15分拡大スペシャルは、大規模災害の回でもあるし、かなり慌しい
内容になるはずだ。
普通に予想するなら、絹枝ばあちゃんが微かに耕作を思い出し、健一も微かに
黒田パパを思い出す。元妻・有里子と黒田は、微妙に心を通じ合わせるに留ま
る。白石は、辞めるかどうかはともかく、どん底を脱出。藤川(浅利陽介)は、白
石の補助でも黒田が注目してたことだし、この病院か地元でヘリに乗る姿が映る。
緋山は外資系の合コンで成功して結婚退職・・はできないでしょ♪
そしてラストはもちろん、山Pと白石がスペインで熱い抱擁&キスをして、ファンを
絶叫させるはずだ。そりゃ、『プロポSP』続編の『ウェディング大作戦』か♪ いつ
やるのかね・・・って、決定事項かよ! 早く作らなきゃ、ツル(濱田岳)がいなくなっ
ちゃうよ。そりゃ、『太陽と海』のハチか。。
ともかく、第10話まで書いてしまったから、ついでに最終回もレビューするとしよう。
ではまた、来週。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.前クールの『ラストフレンズ』もそうだったし、今の織田裕二&北乃きいの
月9『太陽と海の教室』もあからさまだけど、フジのドラマ(特に終盤)の視
聴率稼ぎっぽい作りは、どうにかなんないのかね。小手先の技で次週も見
させるあざとさ。トータルして、マイナスの効果だと思うけどな。少なくとも個
人的には止めて欲しいと、ここでハッキリ要望しとこう。
P.S.2 これだけ黒田を前面に出すってことは、藍沢の「師」だからってだけじゃ
なくて、緋山や藤川よりも視聴者ウケがいいのかな。もともとの構想が
欲張りすぎのような気はする。藍沢とドクターヘリに絞り込んでれば、もっ
と締まった硬派なドラマになってただろうし、アクセントとして恋話も軽く
できただろう。
P.S.3 第10話視聴率は14.9%。これで平均視聴率は15.26%。残すは
最終回スペシャルだけだから、合格点の平均15%確保はほぼ決定
だろう。美少年・山P恐るべしと言うべきか、あるいは、女性のジャニー
ズ熱、恐るべしと言うべきか。。♪☆彡
ドクターヘリ制度という疑似家族の揺らぎ~『コード・ブルー』第9話
ブルースカイに飛び立つドクターヘリ~『コード・ブルー』最終回
出会い、別れ、ありがとう♪~『コード・ブルー新春スペシャル』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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コメント
たしかに山ピーの悩みはくどかった。赤ちゃんを死なせちゃったら、そっちの方が後味悪いと思うけど・・・。(;ω;)
しかし最後まで色恋無しでしたね。先週雨の中で抱き合ってればな・・・。
最後の引っ張りは、何週もやった訳ではないので・・・太海教室みたいな怒りはありませんでした。
投稿: お気楽 | 2008年9月 5日 (金) 19時58分
やっほ~
ホントだ~うちと似たような感想で(笑)
山Pに甘い私です。。。だって、ジャニーズに
弱いんだもん(爆)
。。。ってのは冗談半分、本気半分
全然話違うけど、テンメイさん引退話が一部で
流れて・・・あっ、私が言ったんだ(苦笑)
うちの一部でエ~!?となってます。
代表してまりさんが、引きとめに行きましたが。
まあ、この話はまた別途。。。
いいシーンもあるのですが、全体的に今ひとつ。
ちょっと中途半端な感じがするのです。
藤川と緋山をもう少しうまく扱って欲しいね。
来週最終回だけど、どんな終わり方にするのか
注目しています。
投稿: アンナ | 2008年9月 5日 (金) 20時35分
テンメイさん、こんにちは~♪
今日も走ってる?
ふむふむ今回はくどかったのね。
冴島と緋山の引きとめのシーンはけっこう好きよ。
説明してもらえるとそのくどさの意味がわかるけど
これまで三人の結びつきがあっさりに見えたから
意外な成行にちょっと驚きましたね。
藍沢Pの悩みもくどかったですか。
これまで寡黙な藍沢だったから性格変ったか(笑
男のおしゃべりって気持ち悪いから寡黙は金ですが、
Pさまに限ってはもっとセリフがあってもよかったかも・・
悩みならいくらでも聞きますわ~ウフフ
うんうん大人のドラマねえ~。
私としてはパート2を期待してるんで
続編をにおわしてくれたら嬉しい。
ということで最終回「耕作」と呼んでくれることを
期待しつつ、また来週♪
投稿: エリ | 2008年9月 6日 (土) 13時32分
> お気楽さん











いやぁ、珍しくお気楽さんが甘口の記事書いてるから、
ウチの辛口が目立っちゃうでしょ
赤ちゃんを死なせるより、失敗して両方死んじゃう方が
後味悪いと思いますよ♪
来週、無意味に藍沢と白石が抱き合ってくれると
笑えるんだけどなぁ。たまたま顔と顔が接近したり。
あるいは、最後に唐突に、ハートの絵文字が入った
携帯メールをやり取りしてるとか
おっと、またお気楽さんらしくもない優しい言葉!(^^)
僕は、個々のドラマって言うより、
フジの露骨な商業主義が嫌なんですよ。
ま、最近の「太海教室」で特に目立つのは確かです
> アンナちゃん
やっほ~
ホント、似た感想がよくあるよなぁ!
真似しただろ・・って、オレの方が後だわ♪
山Pに特に甘いのは、木村君に似てきたとか
言われてることと関係あるのかも。
ま、オレにはどこが似てるのか分かんないけど。
ホント、日本はジャニーズの天下だね。
だから出生率も低いんだよ。天下の暴論♪
アハハ (^^) テンメイ事務所の広報係かよ!
ビックリしたわ。グルメ記事の途中にポツンと
あれじゃ、インパクトが薄れるでしょ。
ま、アンナちゃん、代表のまりさんを始めとして、
皆さんのお心遣いには感謝、感謝。。
ほんとねぇ、中途半端だよなぁ。
ここまで時間はたっぷりあったんだから、
藤川と緋山がこの扱いじゃ、変な感じだね。
スタッフに奥貫のファンがいるとか♪
ま、最終回でプロの技を見せて頂くとしよう
> エリさん
こんにちは~
今日は深夜、雨が上がった後に走る予定です
申し訳ないけど、今回は台詞がくどかったなぁ(^^ゞ
凄くくどいってわけでもないけど、あちこちで
いいシーンを妨害してたから、印象が悪くて。
冴島と緋山の引きとめシーンは、僕も好きなんですよ。
だからこそ、土9ならともかく、木10で何で
そこまで説明的セリフを入れるのかって感じ。
ちなみに、僕は意外感はないですね。
あっさりって言っても、他に結びつきがないから、
相対的には十分な結びつきがあったと思いますよ。
中盤から緋山と冴島が柔らかくなってたし。
藍沢Pね。あれ、ファンなら全然OKだろうな♪
アハハ(^^) 性格変わった。。よくお分かりで。
ちょっと急変すぎるだろって感じだけど、
救急ドラマだからOK・・って事もないでしょ。
男のおしゃべりは気持ち悪い。。
そう言えば、お喋り藤川には冷たかったですね♪
Pさまだけじゃなく、お喋りテンメイにも
特別に優しくしてください
パート2って、そんな期待が広まってるんだ!
って言うか、それほどこのクールな山Pに
惚れ込んじゃったわけネ。
録画のリピートで我慢してください♪
来週は、「耕作」と呼んでくれることでしょう。
白石が、呼び捨てで (^^)
P.S.珍しく、そちらのレスについて一言。
ばあちゃんの「ボケ」は、僕は軽く笑う
くらいの方がいいと思ってます。
その方が、周囲の人も明るくなれるし、
本人はバカにされたとは感じない。
本人の位置づけとしても、単に世話が大変な
人って言うより、ちょっとなごませてくれる人
の方が、いいんじゃないでしょうかね。
こうゆう考えはまだ少数派かも知れませんが、
僕以外にも静かに広がってる気がします。
今回のスタッフの姿勢もそんな感じでしょう ☆彡
投稿: テンメイ | 2008年9月 6日 (土) 15時22分
テンメイ様、こんばんは。
サッカー・アジア最終予選のハーフタイム
中村のフリーキックに
遠藤のPK・・・絵に描いたような
前半戦でバーレーンに2-0とリードです。
役者というのはこれが基本です。
認知症で笑いをとるというのは
かなりハードルの高いポイント。
どんなに秀逸な展開でも・・・。
絶望の一歩手前の看護をしている人が
かなりの数でいるので
危険なプレーです。
最初からコメディーなら
許されることも
ここまでシリアスに転調していると
チャレンジするべきではないと
キッドは考えます。
バカとかボケとか
言ってはいけないと思いつつ
精魂つきてバカって言ってしまう・・・
という状況がありますからね。
まあ・・・それでも狙いにいく人は
チャレンジャーだと考えます。
キッドは耕作の祖母は
耕作を認識しないことで
いかに耕作を愛しているかを
耕作に延々と伝え続けている存在と考えます。
耕作はせつないと同時に
予想以上に
自分が
「愛されていた」ことにとまどっているのでしょう。
貧しい家庭の祖母と孫は
お互いにいい顔ばかりはしていられなかったはずですから。
それが・・・耕作の感情移入力を増幅し・・・
必要以上に「バカの壁」を
超えてしまっているのが
現在の耕作の迷いを形成していると考えられます。
まあ・・・人間らしいということです。
黒田は「いざとなったら自分がカバーできる」
指導医から・・・
指導ミスが許されない指導医に
転落/上昇
しているわけです。
その凄みが今回は強く感じられました。
特技を持ち寄ったスペシャリストの集団である
医龍チームとは違う
ある意味・・・泥臭い・・・
チームの誕生・・・
その点で
最終回はなかなかに
泣かせる展開になるのでは
と予想しています。
主役が活躍するのは当然ですが・・・
キッドは緋山が大活躍すると予想しています。
・・・希望だろがっ。
投稿: キッド | 2008年9月 7日 (日) 04時44分
お久しぶりです
コードブルー 1週見逃して
ちょっと離れてしまってました
(その程度の関心ってことかしら? 笑)
ここに来て 耕作の<人間らしさ>が出てきたのはいいと思います
<迷う>というのは 必要なことかどうか
以前は迷えば迷うほど
導き出されるべき答えに近づくと思っていたのですが
考えるほど 答えから離れていくこともありますものね
むしろ その方が多いかも
最近は 迷わず進めるなら その方が楽じゃない
なんて 思うようになってきました(笑)
過剰な台詞は ドラマを陳腐にしてしまいますよね
<ひと恋>でも それが気になっていました
一番 顕著な場面はここです
お祭り
菜緒のためにイガイガを取ろうとするシーン
ゆうこが邪魔をしたため イガイガを落としてしまう弘人
ゆうこに馴れ馴れしい態度の弘人に嫉妬のようなものを感じてしまう菜緒
「お前って 言った 心が凍った・・・」
この菜緒の台詞
丁寧すぎるって 自分だけの心の動きを妨げるもの
「分かってるって」って 心に抵抗が生じる
少ない台詞でいかに伝えるかが 描く側の腕の見せ所
コードブルーの最終回
耕作の迷いは どうなっていくのでしょうか
投稿: 彩花 | 2008年9月 7日 (日) 09時18分
> キッドさん

びいきに加えて、別の背景もある。

1ヶ月が過ぎるのが早い。。

こんばんは
このコメントが入った時、僕もサッカー見ながら
ブログに試合経過を追記してました。
2-0のハーフタイムでリラックスしてる
最中なんだなと思いましたよ ^^
中村のフリーキックが決まった後に、中村のCM。
大人の社会の複雑なシステムを垣間見た気がします。
そりゃ、考えすぎか♪
認知症の件に関するコメントは、なかなか
僕としても応答しづらいんですよね。
キッドさんの場合、『コードブルー』&「山P」全肯定、
『ER』&緋山
「チャレンジするべきではない」という言葉の含みが
ビミョーなんですが、僕が言ってるのは3点です。
①今回のドラマはチャレンジした(過去形)。
②現実社会も少しずつチャレンジしている(進行形)。
③そうしたチャレンジは大筋として正しい(無時間)。
まず①は、ばあちゃんの「症状」の映し方から明らか。
今まではシリアスな映し方だったけど、今回は違います。
②は、残念ながら手元に適当な証拠がありませんが、
僕自身、「似た」経験を複数、長年持ってます。
ほとんど問題もなく、それなりに楽しくやってました。
他に、障害者たちの色んな動き(五体不満足とか
プロレス巡業とか)も、明るさや笑いへと向かってます。
③は、基本的な価値判断だから、説明するよりも、
むしろ各自がじっくりと考えて欲しいってこと。
数年、数十年のスパンで、大局的に。。
バカって言葉は、僕は普段から避けてます。
このブログでも、けなす意味で投げつけた
ことは一度もない。軽い「おバカ」程度。
当然(?)、僕も日常茶飯事として「バカ!」と
内心思ってるわけですが、それを表に出さないくらい、
簡単な努力のレベルでしょう。
自制できるし、特別な場で吐き出してもいい。
「王様の耳は・・」みたいな感じで。
祖母の愛の受け取り方は、難しいですね。
耕作にとっても、視聴者にとっても、介護の現実でも。
素朴な見方では、心の奥の本当の愛が素直に
出て来てるってことになるんでしょう。
それで多分、問題ないとは思いますが、よく考えると
そんなキレイ事でもないはずです。
たまたま症状の中で愛が前面に出て来たとも見れるし、
実際の過去の生活も愛情べったりだったとは思えない。
まあでも、こうゆう考えは、持たない方が幸せかも
知れませんね。たとえ、「持てない」のであっても。
指導ミスが許されない指導医。。
緊迫感あるシーンでしたが、僕は正直、
制度的にピンと来なかったんですよ。
医龍2でもありましたが、自分がカバーできない状態で、
言葉だけの重要な指導で手術させるっていうのがね。
現実性や有効性だけじゃなく、責任問題も気になります。
あぁ、チームの誕生っていうのは、このドラマが
このまま続編やSPに続くとみる発想でしょ。
あり得るとは思うし、キッドさんにとっては嬉しい
ことなんでしょうが、僕はもう終わりにして欲しいな♪
研修を終えて、それぞれが地元に帰って活躍。
めでたし、めでたし☆
最終回は、そちらのレスにあったように、
藤川と黒田の妻の結婚でハッピーエンドでしょ。
ナイナイ♪
> 彩花さん
お久しぶりです
1週って、第9話を見逃したんですかね。
今回の第10話は見たってことかな。
ま、『1ポンド』ならあり得ないことでしょう (o^-^o)
僕も、耕作の人間らしさの出現についてはOKです。
最初に極端に非・人間的にしてたのもまあいい。
クールな山Pが好きなファンも多いみたいだし♪
ただ、人間らしさの具体的な「出し方」が問題。
今回みたいな過剰な台詞はもちろん、ここ最近の
急激な変化にも、ちょっと違和感があります。
そうそう。迷うことは、必ずしもいいことじゃない。
これは、あんまし強調されないことだからこそ、
僕がわざわざ簡単に書いたわけです。
迷うのも、迷わないのも、生き方のヴァリエーション。
楽かどうかだけ考えれば、迷わない方がいいし、
本当に必要な時だけ迷えばいいとも言えます。
アハハ(^^) で、急に『ひと恋』の話になるわけね♪
北川の台詞も、ちょっと過剰でした。
僕も当時、何度か指摘したと思います。
イガイガのシーンなら、菜緒の表情と効果音で十分なはず。
ただ、『ひと恋』の場合は土9ですからね。
つまり、家族そろって気軽に楽しむ時間帯。
商業的には、あれくらいが適度なのかも知れません。
それに対して、『コード・ブルー』は木10。
大人の時間帯ですから、それなりの仕上げ方を
見せて欲しいものです。
最終回、簡単に予想すると、耕作の迷いは
少しだけ残すことになるでしょう。
時々迷いながらも前へ進むしかないっていう、
ごく当たり前の結論。
それを具体的にどう描くか、スタッフ&キャストの
お手並み拝見ってところですね。。
投稿: テンメイ | 2008年9月 7日 (日) 21時30分